JP2003232192A - シールド掘進機のカッタビット交換方法および装置 - Google Patents

シールド掘進機のカッタビット交換方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部が少なく、小型化でき、低コストで、
短時間で安全かつ容易にビット交換できるようにする。 【解決手段】 回転カッタ7の中心に位置してこれに動
力を伝達する筒状の回転体3に、カッタビット供給孔3
aを周方向複数個所設け、各カッタビット供給孔3aに
連通して放射方向に延びるカッタビット装着溝6aを有
するカッタスポーク6を回転体3に一体化して設け、回
転体3内には、各カッタビット供給孔3aと選択的に連
通する単一のカッタビット収容室17を有する内筒16
を相対回動可能に設け、内筒16には、カッタビット押
出手段19を設ける。トンネル掘進時には、カッタビッ
ト収容室17を回転体3にて遮蔽し、カッタビット交換
時には、カッタビット収容室17とカッタビット供給孔
3aとを連通させて、カッタビット収容室17内の新カ
ッタビット8Aをカッタビット押出手段19によってカ
ッタビット装着溝8内に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシールド掘進機のカ
ッタビット交換方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シールドトンネル掘削工事の長距
離化に伴い、シールド掘進機のカッタビットの維持管理
が問題となっている。掘進途中におけるカッタビットの
交換方法としては、例えばトンネル掘進予定位置の途中
に、予めビット交換のための立坑を構築しておき、この
立坑内にシールド掘進機が到達したときに、該立坑内で
掘進機前端のトンネル掘削用カッタに固定されているカ
ッタビットの交換作業を行う中間立坑方式によるカッタ
ビット交換方法がある。
【0003】また、トンネル掘進予定位置の地盤中に、
地盤硬化剤の注入によって安定度の高い改良地盤層を形
成しておき、この改良地盤層内にシールド掘進機の先端
を進入させた状態で停止させ、チャンバーマンホールよ
りトンネル掘削用カッタの前面側の改良土を人力によっ
て排出し、形成されるトンネル掘削用カッタ前面側の空
間内でビット交換作業を行う事前前面部地盤改良方式に
よるカッタビット交換方法がある。
【0004】また、シールド掘進機がビット交換位置に
到達後、坑内よりシールド掘進機の前面および前端部周
囲の地盤を凍結工法によって安定度の高い地盤に改良
し、前述の方法と同様に、チャンバーマンホールよりト
ンネル掘削用カッタの前面側の改良土を人力によって排
出し、形成されるトンネル掘削用カッタ前面側の空間内
でビット交換作業を行う到達後前面部地盤改良方式によ
るカッタビット交換方法がある。
【0005】更に、シールド掘進機自体に、カッタビッ
トの交換作業が可能なドライ空間を機械的構造によって
形成したり、掘削用カッタを前後に旋回させたり、坑内
に引き込んだりしたりできるような機械的構造を予めシ
ールド掘進機に設置しておく等の機械構造方式によるカ
ッタビット交換方法がある。
【0006】しかし、これらのカッタビット交換方法に
は、次のような問題点がある。まず、中間立坑方式によ
るカッタビット交換方法では、交換位置で立坑を構築す
る必要があり、工程的に長期間を要し、かつコストが高
くなる。さらに、立坑構築に広い用地の確保が必要とな
り、場所的な制約も伴う。
【0007】また、事前前面部地盤改良方式によるカッ
タビット交換方法では、人力によって改良地盤の掘削、
掘削土砂の撤去等の作業を行う必要があること、及びシ
ールド掘進機と改良地盤との間の止水が必要であるこ
と、などから安全性に問題があり、さらに工程的に長期
間を要する。
【0008】また、到達後前面部地盤改良方式によるカ
ッタビット交換方法では、坑内から凍結工法によって地
盤改良を行うため、小口径のシールドトンネルでは施工
できず、凍結、解凍によって地盤変動の発生も予測され
る。さらに、工程的に長期間を要し、工費も高い。
【0009】また、機械構造方式によるカッタビット交
換方法では、トンネル掘削用カッタ部分の構造が複雑に
なるとともに、カッタ関係の製作条件としてビット交換
構造が支配的となり、シールド掘進機の製造コストが高
く、しかも構造的に小口径のシールドトンネルには利用
が困難である。
【0010】そこで、回転カッタの中心部より放射状に
延びる各カッタビット装着溝のカッタ回転中心側端部
に、カッタビット押し出しジャッキを備えた新カッタビ
ット挿入部を設けるとともに、この新カッタビット挿入
部の後方に、ビット交換ボックスを設置し、ビット交換
ボックスには、その前後にシャッタや蓋を装備させると
ともにビットスライド用ジャッキを設置し、カッタビッ
ト押し出しジャッキによってカッタビット装着溝に装着
したカッタビットを回転カッタ外周側に押出しできるよ
うにし、新カッタビット挿入部には、回転カッタの背面
側からビット交換ボックス内に設置した新カッタビット
をビットスライド用ジャッキにより挿入できるように
し、ビットスライド用ジャッキによって新カッタビット
挿入部に挿入した新カッタビットをさらにカッタビット
押し出しジャッキによってカッタビット装着溝に挿入で
きるようにして、前述の各種問題を解消したカッタビッ
ト交換方法が本出願人により既に提案されている(例え
ば特許文献1参照)。
【0011】
【特許文献1】特開2001−207786号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカッタビット交換方法においては、カッタビット装
着溝の軸線から外れた直交方向にビット交換ボックスが
設置されているため、ビット交換ボックス内の新カッタ
ビットを新カッタビット挿入部まで移動させるためのビ
ットスライド用ジャッキが必要となる。さらに、スライ
ダのガイドとなるスリットをビット交換ボックスの壁に
形成している。このため、小型化に限界がある上、必然
的に開口部が増え、水密対策が必要となるという難点が
あった。
【0013】本発明の技術的課題は、開口部が少なく、
小型化でき、低コストで、短時間で安全かつ容易にビッ
ト交換できるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
シールド掘進機のカッタビット交換方法は、シールド掘
進機前端の回転カッタの中心部に配置された筒状の回転
体に、カッタビット供給孔を周方向複数個所設け、これ
らカッタビット供給孔に連通して放射方向に延びるカッ
タビット装着溝を有するカッタスポークを前記回転体に
一体化して設け、かつ回転体内には、各カッタビット供
給孔と選択的に連通する単一のカッタビット収容室を有
する内筒を相対回動可能に設けるとともに、内筒にカッ
タビット押出手段を設けてなるシールド掘進機を用い
て、トンネル掘進時には、カッタビット収容室をカッタ
ビット供給孔との非連通位置に位置させて、該カッタビ
ット収容室を回転体にて遮蔽し、カッタビット交換時に
は、カッタビット収容室とカッタビット供給孔とを連通
させて、カッタビット収容室内に設置した新カッタビッ
トをカッタビット押出手段によってカッタビット装着溝
内に挿入するとともに、この挿入圧力によって旧カッタ
ビットをカッタビット装着溝における回転カッタ外周側
よりシールド掘進機外に押し出すことによって、順次新
しいカッタビットに交換することを特徴としている。
【0015】また、この方法に用いられる装置は、請求
項3のようにカッタビットを挿通可能なカッタビット供
給孔を周方向複数個所に有し、シールド掘進機前端の回
転カッタの中心部に配置された筒状の回転体と、カッタ
ビット供給孔に連通して放射方向に延びるカッタビット
装着溝を有し、回転体に固定されたカッタスポークと、
カッタスポークの背面側に設けられて、カッタビット装
着溝内のカッタビット列を解放可能に固定するカッタビ
ット固定手段と、各カッタビット供給孔と選択的に合致
する開口、及び新カッタビットを設置するためのカッタ
ビット設置用孔を備えた単一のカッタビット収容室を有
し、回転体内に相対回動可能に設けられた内筒と、内筒
のカッタビット設置用孔に設けられた蓋体と、カッタビ
ット収容室内に設置された新カッタビットを径方向外方
へ押出可能に、カッタビット収容室の底部に設けられた
カッタビット押出手段と、回転体と内筒との間に介在設
置され、内筒を回転体と一体化し、又は内筒を回転体に
対し相対的に回転駆動する内筒駆動装置と、を備えたも
のである。
【0016】本発明の請求項2に係るシールド掘進機の
カッタビット交換方法は、シールド掘進機前端の回転カ
ッタの中心部に配置された筒状の回転体に、カッタビッ
ト供給孔を周方向複数個所設け、これらカッタビット供
給孔に連通して放射方向に延びるカッタビット装着溝を
有するカッタスポークを回転体に一体化して設け、かつ
回転体内には、各カッタビット供給孔と選択的に連通す
る単一のカッタビット収容室を有する内筒を相対回動可
能に設けるとともに、内筒にカッタビット押出手段を設
け、カッタスポークには、そのカッタビット装着溝内の
カッタビット列をスライド可能に弾性支持または固定す
るカッタビット保持手段を設けてなるシールド掘進機を
用いて、トンネル掘進時には、カッタビット収容室をカ
ッタビット供給孔との非連通位置に位置させて、カッタ
ビット収容室を回転体にて遮蔽し、カッタビット交換時
には、カッタビット収容室とカッタビット供給孔とを連
通させ、カッタビット装着溝内のカッタビット列をカッ
タビット保持手段によって弾性支持させた状態下で、カ
ッタビット収容室内に設置した新カッタビットをカッタ
ビット押出手段によってカッタビット装着溝内に挿入す
るとともに、この挿入圧力によってカッタビット装着溝
内のカッタビット列をカッタビット保持手段の付勢力に
抗してスライドさせ、旧カッタビットをカッタビット装
着溝における回転カッタ外周側よりシールド掘進機外に
押し出すことによって、順次新しいカッタビットに交換
し、交換後のカッタビット列はカッタビット保持手段の
弾性力によって元の位置に復帰させることを特徴として
いる。
【0017】また、この方法に用いられる装置は、請求
項4のようにカッタビットを挿通可能なカッタビット供
給孔を周方向複数個所に有し、シールド掘進機前端の回
転カッタの中心部に配置された筒状の回転体と、カッタ
ビット供給孔に連通して放射方向に延びるカッタビット
装着溝を有し、回転体に固定されたカッタスポークと、
カッタスポークの背面側に設けられて、カッタビット装
着溝内のカッタビット列をスライド可能に弾性支持また
は固定するカッタビット保持手段と、各カッタビット供
給孔と選択的に合致する開口、及び新カッタビットを設
置するためのカッタビット設置用孔を備えた単一のカッ
タビット収容室を有し、回転体内に相対回動可能に設け
られた内筒と、内筒のカッタビット設置用孔に設けられ
た蓋体と、カッタビット収容室内に設置された新カッタ
ビットをカッタビット保持手段の付勢力に抗してカッタ
ビット列と共に径方向外方へ押出可能に、カッタビット
収容室の底部に設けられたカッタビット押出手段と、回
転体と内筒との間に介在設置され、内筒を回転体と一体
化し、又は内筒を回転体に対し相対的に回転駆動する内
筒駆動装置と、を備えたものである。
【0018】また、この装置において、カッタビット保
持手段を、請求項5のようにカッタスポークのカッタビ
ット装着溝内のカッタビット列背面側に配置した係止用
ブロックと、回転カッタの中心軸線からカッタビット装
着溝の軸線に沿って放射方向に延びる面内で揺動可能
に、ロッド側とボトム側が係止用ブロックとカッタスポ
ークとにそれぞれ枢着されて、係止用ブロックを前方へ
付勢するカッタビット固定用油圧シリンダと、回転カッ
タの中心軸線からカッタビット装着溝の軸線に沿って放
射方向に延びる面内で揺動可能に、ロッド側とボトム側
が係止用ブロックとカッタスポークとにそれぞれ枢着さ
れて、係止用ブロックを径方向へ付勢するカッタビット
復帰用油圧シリンダと、カッタビット固定用油圧シリン
ダとカッタビット復帰用油圧シリンダの油圧回路内に配
置されて、これら各油圧シリンダの発生圧力をカッタビ
ット押出手段の発生圧力よりも低圧に保持する第1のリ
リーフ弁と、油圧回路内に配置されて、各油圧シリンダ
の発生圧力を最大圧力に保持する第2のリリーフ弁と、
第1と第2のリリーフ弁間で油路を切り替える切替弁
と、係止用ブロックの径方向外方への移動量を規制する
ストッパと、から構成したものであり、又はカッタビッ
ト保持手段を、請求項6のようにカッタスポークのカッ
タビット装着溝内のカッタビット列背面側に配置された
係止用ブロックと、回転カッタの中心軸線からカッタビ
ット装着溝の軸線に沿って放射方向に延びる面内で揺動
可能に、ロッド側とボトム側が係止用ブロックとカッタ
スポークとにそれぞれ枢着されて、係止用ブロックを前
方かつ回転カッタ中心方向へ付勢するカッタビット固定
用油圧シリンダと、カッタビット固定用油圧シリンダの
油圧回路内に配置されて、油圧シリンダの発生圧力をカ
ッタビット押出手段の発生圧力よりも低圧に保持する第
1のリリーフ弁と、油圧回路内に配置されて、各油圧シ
リンダの発生圧力を最大圧力に保持する第2のリリーフ
弁と、第1と第2のリリーフ弁間で油路を切り替える切
替弁と、係止用ブロックの径方向外方への移動量を規制
するストッパと、から構成したものである。
【0019】また、以上の装置において、内筒駆動装置
を、請求項7のように内筒または回転体の一方に設けた
リングギヤと、他方に設けられてリングギヤと噛み合う
ピニオン及びこのピニオンを駆動する油圧モータと、か
ら構成したものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施形態1.以下、本発明の第1
の実施形態に係るシールド掘進機のカッタビット交換方
法および装置を図1乃至図7により説明する。図1は本
実施形態に係るシールド掘進機の前端中心部を拡大して
示す縦断面図、図2は図1のA−A線矢視断面図、図3
はシールド掘進機を進行方向前方から見た正面図、図4
はシールド掘進機の側面断面図、図5はカッタビット固
定手段の詳細を示す縦断面図、図6は図5のB−B線矢
視断面図、図7は内筒の背面図である。
【0021】シールド掘進機の前端部は、図3、図4の
ように円筒状のスキンプレート1と、スキンプレート1
の前端から少し後方内部に設けられた隔壁2を備えてい
る。隔壁2の中央部にはコーン状の回転体3が回転可能
に取り付けられ、この回転体3の先端側にスキンプレー
ト1の前端を覆うようにカッタヘッド4が設けられ、カ
ッタヘッド4と隔壁2の間に掘削チャンバ5が形成され
ている。そして、カッタヘッド4には、図3のように複
数のカッタスポーク6が放射状に形成されている。
【0022】また、回転体3の先端中心部にはフィッシ
ュテールと呼ばれる回転カッタ7が設置され、回転体3
と一体に回転できるようになっている。回転体3そのも
のは、図4のように隔壁2の内側に設置されているカッ
タヘッド駆動装置50のモータからリングギアを介して
動力が伝達され、回転できるようになっている。隔壁2
の内側には、さらにシールドジャッキ60と、掘削チャ
ンバ5内の掘削土を排出するためのスクリューコンベア
70が設けられている。
【0023】回転体3には、図2のようにその周方向複
数個所(ここでは4個所)に、カッタビット8を挿通可
能なカッタビット供給孔3aが設けられ、これらカッタ
ビット供給孔3aの位置に各カッタスポーク6が配置さ
れ固定されている。
【0024】カッタスポーク6は、図2、図6のように
前面が開口する断面リップ形状を呈し、回転体3のカッ
タビット供給孔3aに連通して放射方向に延びるカッタ
ビット装着溝6aが形成されている。カッタビット装着
溝6aは、その前面開口であるスリット6bよりカッタ
ビット8のビット部8aを突出させた状態でカッタビッ
ト装着溝6a内にカッタビット8のビット支持駒8bを
収容できるようになっていて、複数のカッタビット8を
スライド可能に一列に支持できるようになっている。
【0025】また、カッタスポーク6の背面側には、カ
ッタビット装着溝6a内のカッタビット列を解放可能に
固定するカッタビット固定装置11が設けられている。
カッタビット固定装置11は、図5、図6のように各カ
ッタビット8のビット支持駒8bの後面に形成した谷形
の係止用凹部8cに嵌入可能な波状面12aを前面に有
し、カッタビット装着溝6a内の各カッタビット8の背
面側に挿入配置された係止用ブロック12と、係止用ブ
ロック12の長手部を背面より支持して、係止用ブロッ
ク12をカッタビット列に対して進退駆動することで、
カッタビット装着溝6a内の各カッタビット8を、スリ
ット6bのエッジと波状面12aとで挟み付けて拘束、
あるいはこれらの係合を解くことで解放する一対の油圧
シリンダ13,14とから構成されている。
【0026】また、回転体3の内部には、図1、図2、
図7のようにシール材15により水密を保持されて回転
体3と相対回動可能な内筒16が設けられているととも
に、回転体内面における各カッタビット供給孔3aの周
りにもシール材15aが設けられている。内筒16に
は、回転体3の各カッタビット供給孔3aと選択的に合
致する単一の開口16aが形成されているとともに、開
口16aの内方に、新カッタビット8Aをセットするた
めの単一のカッタビット収容室17が設けられている。
さらにカッタビット収容室17の軸方向内端には、カッ
タビット設置用孔17aが形成され、カッタビット設置
用孔17aが蓋体18によって開放可能に密閉されてい
る。またカッタビット収容室17の底部には、このカッ
タビット収容室17内にセットされた新カッタビット8
Aを、内筒16の回動に影響を及ぼさない径方向外方ま
で押出可能なストロークを有するカッタビット押出手段
すなわち油圧シリンダ19が設けられている。油圧シリ
ンダ19は、カッタビット交換時に、新カッタビット8
Aと共にカッタビット列全体をカッタビット1個分、径
方向外方へ押し出し、カッタビット装着溝6aの終端に
位置する旧カッタビット8を外周方向に押し出して順次
新しいカッタビットに交換する機能を有するものである
が、カッタビット押出手段を必ずしも油圧シリンダ19
に限定する必要はなく、例えばボールねじ等を利用した
他の直動機構の採用も可能である。
【0027】また、内筒16は、図1、図4のように内
筒駆動装置21によって、シールド掘進機の掘進時には
回転体3と一体となって回動するように、さらにカッタ
ビット交換時には回転体3に対し相対的に回転駆動され
るようになっている。内筒駆動装置21は、内筒16の
内端に固定したリングギヤ22と、回転体3側に取り付
けられてリングギヤ22と噛み合うピニオン23及びこ
のピニオン23を駆動する油圧モータ24とから構成さ
れており、非駆動時には油圧モータ24によりロックさ
れ、内筒16と回転体3とが一体化されるようになって
いる。なお、リングギヤ22と、ピニオン23及び油圧
モータ24との取付位置関係は逆でもよいことは言うま
でもない。さらに、リングギヤとピニオンとの組合せに
よる回転方式以外に油圧ジャッキなどを使用した回転機
構とすることが可能であることも言うまでもない。
【0028】次に、本実施形態装置によるシールド掘進
機のカッタビット交換方法について図1乃至図7に基づ
き説明する。シールド掘進機の掘進時は、回転体3に対
する内筒16のカッタビット収容室17の位置が、各カ
ッタビット供給孔3a間の位置a,b,c,d(図2)
のいずれかの位置、すなわちカッタビット収容室17の
開口16aが回転体3の内周面で遮蔽されて、回転体3
と内筒16間の水密が保持されている位置にあり、この
状態で内筒駆動装置21の油圧モータ24が停止してい
て、内筒16と回転体3とが油圧モータ24によりロッ
クされて一体化し、これによって内筒16と回転体3が
一体回転するようになっている。
【0029】カッタビットを交換するには、まずカッタ
ヘッド4の回転を停止させ、次いでカッタビット収容室
17のカッタビット設置用孔17aを覆っている蓋体1
8を開放して、カッタビット設置用孔17aよりカッタ
ビット収容室17内に新カッタビット8Aをセットし、
その後、再び蓋体18によってカッタビット設置用孔1
7aを閉止する。
【0030】次に、前記状態から油圧モータ24を駆動
し、ピニオン23、リングギヤ22を介して内筒16を
回転体3に対し相対回動させ、カッタビット収容室17
の開口16aと、カッタビットを交換したいカッタスポ
ーク6に連なる回転体3のカッタビット供給孔3aとの
位置合わせを行う(図1乃至図7の状態)。
【0031】次いで、新カッタビット8Aが直上の旧カ
ッタビット8に当接するまでカッタビット押出手段であ
る油圧シリンダ19のピストンロッドを伸長させ、次に
カッタビット固定装置11の油圧シリンダ13,14の
保持圧を油圧シリンダ19の発生圧力よりも低圧に保持
して、係止用ブロック12の波状面12aとカッタビッ
ト列後面の各係止用凹部8cとの係合を緩める。
【0032】その後、油圧シリンダ19のピストンロッ
ドをさらに伸長させて、新カッタビット8Aを含むカッ
タビット列全体をカッタビット1個分、径方向外方へ押
し出し、カッタビット装着溝6aの終端に位置する旧カ
ッタビット8を外周方向に押し出す。そして、カッタビ
ット固定装置11の油圧シリンダ13,14を最大圧力
モードとし、各ピストンロッドを伸長させて、係止用ブ
ロック12の波状面12aと新カッタビット8Aを含む
カッタビット列後面の各係止用凹部8cとの係合状態を
強固なものとし、各カッタビットを拘束する。その後、
油圧シリンダ19のピストンロッドを元の位置まで縮退
させ、カッタビット収容室17内の空間を確保する。
【0033】さらに、同列において新旧カッタビットの
交換が必要があれば、前記状態からカッタビット収容室
17の蓋体18を開放して、カッタビット設置用孔17
aよりカッタビット収容室17内に新カッタビット8A
をセットし、再び蓋体18によってカッタビット設置用
孔17aを閉止した後、前述と同様の手順により新旧カ
ッタビットの交換を行う。以上の動作を、交換が必要な
カッタビットの個数分繰り返す。他のカッタスポーク6
の新旧カッタビットの交換も前述と同様の手順により行
う。
【0034】必要なカッタビットの交換を全て終えれ
ば、カッタビット収容室17の位置が、もよりの各カッ
タビット供給孔3a間の位置(図2のa,b,c,dの
いずれかの位置)にくるまで油圧モータ24を駆動し、
ピニオン23、リングギヤ22を介して内筒16を回転
体3に対し相対回動させ、カッタビット収容室17の開
口16aを回転体3の内周面にて遮蔽する。
【0035】このように、本実施形態においては、放射
方向に配置されているカッタビット列の中心部に交換用
の新カッタビット8Aを直接セットでき、かつ単一のカ
ッタビット収容室17を全てのカッタビット列に対応さ
せることができる。このため、さらなる小型化が図れ、
かつ必要とする駆動装置(シリンダ等)の数を従来に比
し大幅に減らすことができて、コストを大幅に低減する
ことができる。
【0036】また、カッタビット収容室17を二重管の
内側(内筒16)に設けて、カッタビット収容室17の
開口16aを外側の管(回転体3)の内周面にて遮蔽で
きるようにしているので、水密性が向上し、機内への掘
削汚泥等の侵入を防止することができた。
【0037】また、放射方向に配置されているカッタビ
ット列の中心部から押し出して、カッタヘッド4の最外
周のものから順に交換するようにしているので、最も摩
耗の激しいものから順次交換でき、合理的である。さら
に、交換のために掘進作業を停止させる時間が短時間で
済み、経済性も高い。
【0038】また、カッタビット列の全体を解放可能に
背面側より支持するカッタビット固定装置11を設けた
ので、各カッタビット相互間の連結手段が不要となり、
その分、カッタビットの小型・軽量化が図れた。
【0039】実施形態2.図8は本発明の第2の実施形
態に係るシールド掘進機のカッタビット固定手段の詳細
を示す縦断面図であり、図中、前述の第1実施形態のも
のと同一部分には同一符号を付してある。
【0040】この第2実施形態のシールド掘進機は、大
口径のシールド掘進機に適用したもので、カッタビット
80のビット支持駒の後面を係止用斜面80cに形成す
るとともに、カッタビット固定手段11Aの係止用ブロ
ック12Aの前面にカッタビット列の各係止用斜面80
cに嵌入可能なのこ刃状面12bを形成し、かつカッタ
ビット収容室17内にセットされた新カッタビット80
Aの押出手段として、前述の第1実施形態の油圧シリン
ダよりさらにカッタビット1個分、ストロークの長い油
圧シリンダ19Aを用いた点が前述の第1実施形態のも
のと異なっており、それ以外の構成および新旧カッタビ
ット交換の手順は前述の第1実施形態のものと基本的に
同じであり、第1実施形態の持つ機能を全て備えてい
る。
【0041】前述の第1実施形態のカッタビット8で
は、図5のように重量軽減化のためにビット支持駒部に
円孔を形成しているが、この場合には強度確保の観点か
ら小型化に限界がある上、係止用凹部8cを深くするこ
とができない。このため、カッタビット固定手段11の
油圧シリンダ13,14の押し付け力をある程度確保す
る必要がある。
【0042】この第2実施形態のシールド掘進機におい
ては、カッタビット後面の係止用斜面80cの長さの確
保が容易で、さらにカッタビット列が図8の如く上向き
に位置した場合には、カッタビット80と係止用ブロッ
ク12Aとの係合は基本的に上下の面で行われる。この
ため、カッタビット列拘束の信頼性が高く、カッタビッ
ト固定手段11Aの油圧シリンダ13,14の押し付け
力の軽減化が図れる。さらに、カッタビットの強度の確
保が容易となり、その小型化が図れる。
【0043】実施形態3.図9は本発明の第3の実施形
態に係るシールド掘進機のカッタビット保持手段の詳細
を示す縦断面図であり、図中、前述の第1実施形態のも
のと同一部分には同一符号を付してある。
【0044】図9に示すように各カッタビット8の外周
側端面と内周側端面にそれぞれ凹部30aと凸部30b
を設ければ、カッタビット列を整列させることができ
て、カッタビットの交換作業や固定作業が容易となる。
しかし、この場合は、カッタビットを交換する際に、油
圧シリンダ19のピストンロッドを伸長させて、新カッ
タビット8Aを含むカッタビット列全体をカッタビット
1個分、径方向外方へ押し出し、カッタビット装着溝6
a(図2参照)の終端に位置する旧カッタビット8を外
周方向に押し出したとしても、この状態では押し出され
た旧カッタビット(以下これを「排出カッタビット」と
いう)8とカッタビット装着溝終端に位置する次のカッ
タビット8とは互いの凹凸部30a,30bが係合した
状態にあり、排出カッタビット8と次のカッタビット8
との境界部からの分離(以下これを「縁切り」という)
が不十分な場合も想定される。
【0045】この第3実施形態のシールド掘進機は、カ
ッタスポーク6の背面側に、カッタビット装着溝6a内
のカッタビット列をスライド可能に弾性支持または固定
するカッタビット保持手段40Aを設けて、縁切りをス
ムーズに行えるようにしたものである。
【0046】これを更に詳述すると、カッタビット保持
手段40Aは、カッタスポーク6のカッタビット装着溝
6a内のカッタビット列背面側に配置した係止用ブロッ
ク12と、回転カッタの中心軸線からカッタビット装着
溝6aの軸線に沿って放射方向に延びる面(以下これを
「放射面」という)内で揺動可能となるように、ロッド
側が軸32aを介して係止用ブロック12に、ボトム側
がカバー31及びこれに取り付けられた軸32bを介し
てカッタスポーク6に、それぞれ枢着されて、係止用ブ
ロック12を前方へ付勢する一対のカッタビット固定用
油圧シリンダ13A,14Aと、カバー36に覆われて
前記放射面内で揺動可能となるようにカッタビット固定
用油圧シリンダ13A,14A間に配置され、ロッド側
がブラケット33及び軸37aを介して係止用ブロック
12に、ボトム側がブラケット34及び軸37bを介し
てカッタスポーク6に、それぞれ枢着されて、係止用ブ
ロック12を径方向すなわち回転カッタ中心側へ付勢す
るカッタビット復帰用油圧シリンダ35と、カッタビッ
ト固定用油圧シリンダ13A,14Aとカッタビット復
帰用油圧シリンダ35の図示しない油圧回路内に配置さ
れて、これら各油圧シリンダ13A,14A,35の発
生圧力をカッタビット押出手段である油圧シリンダ19
の発生圧力よりも低圧に保持する第1のリリーフ弁、各
油圧シリンダ13A,14A,35の発生圧力を最大圧
力に保持する第2のリリーフ弁、及びこれらリリーフ弁
間で油路を切り替える切替弁と、係止用ブロック12の
径方向外方への移動量を規制するストッパとなるカッタ
ヘッド外部枠4aと、この外部枠4aの先端部と径方向
で重畳するように係止用ブロック12の背面部における
径方向外端に形成した段部12cとから構成されてい
る。それ以外の構成は前述の第1実施形態のものと同様
である。
【0047】この第3実施形態のシールド掘進機におい
て、カッタビット復帰用油圧シリンダ35による係止用
ブロック12すなわちカッタビット列の復帰位置は、カ
ッタビット装着溝基端に位置するカッタビット8の凸部
30bが内筒16と干渉しない位置となっており、その
位置がカッタビット復帰用油圧シリンダ35のストロー
クエンドとなるように設定されている。
【0048】次に、本実施形態装置によるシールド掘進
機のカッタビット交換方法について図9に基づき前述の
図1乃至図4を参照しながら説明する。シールド掘進機
の掘進時は、回転体3に対する内筒16のカッタビット
収容室17の位置が、各カッタビット供給孔3a間の位
置a,b,c,d(図2)のいずれかの位置、すなわち
カッタビット収容室17の開口16aが回転体3の内周
面で遮蔽されて、回転体3と内筒16間の水密が保持さ
れている位置にあり、この状態で内筒駆動装置21の油
圧モータ24が停止していて、内筒16と回転体3とが
油圧モータ24によりロックされて一体化し、これによ
って内筒16と回転体3が一体回転する。
【0049】カッタビットを交換するには、まずカッタ
ヘッド4の回転を停止させ、次いでカッタビット収容室
17のカッタビット設置用孔17aを覆っている蓋体1
8を開放して、カッタビット設置用孔17aよりカッタ
ビット収容室17内に新カッタビット8Aをセットし、
その後、再び蓋体18によってカッタビット設置用孔1
7aを閉止する。
【0050】次に、前記状態から油圧モータ24を駆動
し、ピニオン23、リングギヤ22を介して内筒16を
回転体3に対し相対回動させ、カッタビット収容室17
の開口16aと、カッタビットを交換したいカッタスポ
ーク(例えば直下に位置するカッタスポーク)に連なる
回転体3のカッタビット供給孔3aとの位置合わせを行
う。
【0051】次いで、切替弁によりカッタビット固定用
油圧シリンダ13A,14Aとカッタビット復帰用油圧
シリンダ35の油圧回路を第1のリリーフ弁側に切り替
えて、これら各油圧シリンダ13A,14A,35の発
生圧力をカッタビット押出手段である油圧シリンダ19
の発生圧力よりも低圧となるように設定した後、カッタ
ビット押出手段である油圧シリンダ19のピストンロッ
ドを、各油圧シリンダ13A,14A,35の付勢力に
抗して伸長させ、新カッタビット8Aを含むカッタビッ
ト列全体をカッタビット1個分以上、径方向外方へ押し
出し、カッタビット装着溝6aの終端に位置する旧カッ
タビット8を外周方向に押し出す。その際、途中で係止
用ブロック12の段部12cが外部枠4aに係合して、
係止用ブロック12の径方向外方への移動が規制される
が、油圧シリンダ19の伸長動作は所定ストロークまで
継続される。このため、係止用ブロック12に対してカ
ッタビット列が相対移動し、そのカッタビット列後面に
形成される波状面によって係止用ブロック12がカッタ
ビット固定用油圧シリンダ13A,14Aの付勢力に抗
して後方へ押しやられ、互いの波状面の相対移動が一山
超えれば再び係止用ブロック12の波状面12aとカッ
タビット列後面に形成される波状面とが嵌り合って係合
する。この段階で油圧シリンダ19はストロークエンド
となり、続いて縮退動作を開始する。
【0052】その後、油圧シリンダ19の縮退動作に伴
って係止用ブロック12すなわちカッタビット列が、カ
ッタビット復帰用油圧シリンダ35の復帰力によりその
ストロークエンドまでカッタビット装着溝6a内を径方
向内方へスライドする。
【0053】さらに、同列において新旧カッタビットの
交換が必要があれば、前記状態からカッタビット収容室
17の蓋体18を開放して、カッタビット設置用孔17
aよりカッタビット収容室17内に新カッタビット8A
をセットし、再び蓋体18によってカッタビット設置用
孔17aを閉止した後、前述と同様の手順により新旧カ
ッタビットの交換を行う。以上の動作を、交換が必要な
カッタビットの個数分繰り返す。他のカッタスポーク6
の新旧カッタビットの交換も前述と同様の手順により行
う。
【0054】必要なカッタビットの交換を全て終えれ
ば、カッタビット収容室17の位置が、もよりの各カッ
タビット供給孔3a間の位置(図2のa,b,c,dの
いずれかの位置)にくるまで油圧モータ24を駆動し、
ピニオン23、リングギヤ22を介して内筒16を回転
体3に対し相対回動させ、カッタビット収容室17の開
口16aを回転体3の内周面にて遮蔽するとともに、カ
ッタビット固定用油圧シリンダ13A,14Aとカッタ
ビット復帰用油圧シリンダ35の油圧回路を第2のリリ
ーフ弁側に切り替えて、これら各油圧シリンダ13A,
14A,35の発生圧力が最大圧力に保持されるよう設
定してカッタビット列の位置を油圧により固定する。
【0055】このように、本実施形態においては、カッ
タビット保持手段40Aにより、カッタビット装着溝6
a内のカッタビット列をスライド可能に弾性支持または
固定するようにしているので、各カッタビット8の外周
側端面と内周側端面にそれぞれカッタビット整列用の凹
部30aと凸部30bを設けても、排出カッタビットと
の縁切りをスムーズに行うことができる。
【0056】実施形態4.図10は本発明の第4の実施
形態に係るシールド掘進機のカッタビット保持手段の詳
細を示す縦断面図であり、図中、前述の第3実施形態の
ものに相当する部分には同一符号を付してある。なお、
ここでも説明にあたっては前述の図1乃至図4を参照す
るものとする。
【0057】この第4実施形態のシールド掘進機は、カ
ッタスポーク6の背面側に設けられて、カッタビット装
着溝6a内のカッタビット列をスライド可能に弾性支持
または固定するカッタビット保持手段40Bの簡略化を
図ったもので、一方のカッタビット固定用油圧シリンダ
14Aの係止用ブロック12へのロッド枢着部とカッタ
ビット復帰用油圧シリンダ35の係止用ブロック12へ
のロッド枢着部が、共通のブラケット41により構成さ
れているとともに、これらを覆うカバー42も共通化さ
れ、カッタビット固定用油圧シリンダ14Aのボトム側
が前記共通カバー42及びこれに取り付けられた軸32
bを介してカッタスポーク6に枢着されるようにした点
が前述の第3実施形態のものと異なっており、設定圧力
の異なる第1及び第2のリリーフ弁を選択的に利用する
油圧回路を含むそれ以外の構成および新旧カッタビット
交換の手順は前述の第3実施形態のものと同じであり、
第3実施形態の持つ機能を全て備えている。
【0058】この第4実施形態のシールド掘進機におい
ても、カッタビット保持手段40Bにより、カッタビッ
ト装着溝6a内のカッタビット列をスライド可能に弾性
支持または固定することができるので、前述の第3実施
形態のものと同様、排出カッタビットとの縁切りをスム
ーズに行うことができるとともに、構成が簡略化された
分、製作が容易となる。
【0059】実施形態5.図11は本発明の第5の実施
形態に係るシールド掘進機のカッタビット保持手段の詳
細を示す縦断面図であり、図中、前述の第3実施形態の
ものに相当する部分には同一符号を付してある。なお、
ここでも説明にあたっては前述の図1乃至図4を参照す
るものとする。
【0060】この第5実施形態のシールド掘進機は、カ
ッタスポーク6の背面側に設けられて、カッタビット装
着溝6a内のカッタビット列をスライド可能に弾性支持
または固定するカッタビット保持手段40Cの更なる簡
略化を図ったもので、前述の第3及び第4実施形態で用
いたカッタビット復帰用油圧シリンダ35を削減し、カ
ッタビット固定用油圧シリンダ13A,14Aにカッタ
ビット復帰用油圧シリンダの機能をも持たせるようにし
たものである。
【0061】すなわち、カッタビット固定用油圧シリン
ダ13A,14Aおよびカバー31A,31Aは、いず
れも前方かつ回転カッタ中心方向を向くように斜めに配
置されている。そして、カッタビット固定用油圧シリン
ダ13A,14Aは、放射面内で揺動可能となるよう
に、ロッド側が軸32aを介して係止用ブロック12
に、ボトム側がカバー31A及びこれに取り付けられた
軸32bを介してカッタスポーク6に、それぞれ枢着さ
れて、係止用ブロック12すなわちカッタビット列を前
方かつ回転カッタ中心方向へ付勢するように構成されて
いる点が前述の第3及び第4実施形態のものと異なって
おり、設定圧力の異なる第1及び第2のリリーフ弁を選
択的に利用する油圧回路を含むそれ以外の構成および新
旧カッタビット交換の手順は前述の第3及び第4実施形
態のものと基本的に同じであり、第3実施形態の持つ機
能を全て備えている。
【0062】この第5実施形態のシールド掘進機におい
て、カッタビット固定用油圧シリンダ13A,14A
は、前方への所定の付勢力が確保されているのであれ
ば、可能な限り回転カッタ中心方向へ向けて配置するこ
とが望ましい。すなわち、係止用ブロック12の段部1
2cが外部枠4aに係合して、係止用ブロック12の径
方向外方への移動が規制された状態下で、係止用ブロッ
ク12に対して径方向内方への付勢力(復帰力)が作用
するように設置すればよい。
【0063】この第5実施形態においても、カッタビッ
ト保持手段40Cにより、カッタビット装着溝6a内の
カッタビット列をスライド可能に弾性支持または固定す
ることができるので、前述の第3実施形態のものと同
様、排出カッタビットとの縁切りをスムーズに行うこと
ができるとともに、カッタビット復帰用油圧シリンダを
削減できた分、コストを低減することができる。
【0064】なお、前述の各実施形態ではいずれも本発
明を土圧式シールド掘進機に用いたものを例に挙げて説
明したが、これに限るものでなく、本発明を他の方式、
例えば泥水式シールド掘進機にも適用できることは言う
までもない。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ト
ンネル掘進時には、カッタビット収容室をカッタビット
供給孔との非連通位置に位置させて、該カッタビット収
容室を回転体にて遮蔽し、カッタビット交換時には、カ
ッタビット収容室とカッタビット供給孔とを連通させ
て、カッタビット収容室内に設置した新カッタビットを
カッタビット押出手段によってカッタビット装着溝内に
挿入するとともに、この挿入圧力によって旧カッタビッ
トをカッタビット装着溝における回転カッタ外周側より
シールド掘進機外に押し出すことによって、順次新しい
カッタビットに交換するようにしたので、放射方向に配
置されているカッタビット列の中心部に交換用の新カッ
タビットを直接セットでき、かつ単一のカッタビット収
容室を全てのカッタビット列に対応させることができ
た。このため、小型化が図れ、かつ必要とする駆動装置
の数を従来に比し大幅に減らすことができて、コストを
大幅に低減することができた。また、カッタビット収容
室を二重管の内筒に設けて、カッタビット収容室の開口
を外側の回転体の内周面にて遮蔽できるようにしたの
で、水密性が向上し、機内への掘削汚泥等の侵入を防止
することができた。
【0066】また、本発明によれば、トンネル掘進時に
は、カッタビット収容室をカッタビット供給孔との非連
通位置に位置させて、該カッタビット収容室を回転体に
て遮蔽し、カッタビット交換時には、カッタビット収容
室とカッタビット供給孔とを連通させ、カッタビット装
着溝内のカッタビット列をカッタビット保持手段によっ
て弾性支持させた状態下で、カッタビット収容室内に設
置した新カッタビットをカッタビット押出手段によって
カッタビット装着溝内に挿入するとともに、この挿入圧
力によってカッタビット装着溝内のカッタビット列をカ
ッタビット保持手段の付勢力に抗してスライドさせ、旧
カッタビットをカッタビット装着溝における回転カッタ
外周側よりシールド掘進機外に押し出すことによって、
順次新しいカッタビットに交換し、交換後のカッタビッ
ト列はカッタビット保持手段の弾性力によって元の位置
に復帰させるようにしたので、排出するカッタビットと
の縁切りをスムーズに行うことができた。
【0067】また、内筒駆動装置を、内筒または回転体
の一方に設けたリングギヤと、他方に設けられてリング
ギヤと噛み合うピニオン及びこのピニオンを駆動する油
圧モータと、から構成したので、内筒を回転体と一体化
し、又は内筒を回転体に対し相対的に回転駆動する内筒
駆動装置を容易に得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るシールド掘進機の
前端中心部を拡大して示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】第1実施形態に係るシールド掘進機を進行方向
前方から見た正面図である。
【図4】第1実施形態に係るシールド掘進機の側面断面
図である。
【図5】第1実施形態に係るシールド掘進機のカッタビ
ット固定手段の詳細を示す縦断面図である。
【図6】図5のB−B線矢視断面図である。
【図7】第1実施形態に係るシールド掘進機の内筒の背
面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るシールド掘進機の
カッタビット固定手段の詳細を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るシールド掘進機
のカッタビット保持手段の詳細を示す縦断面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係るシールド掘進
機のカッタビット保持手段の詳細を示す縦断面図であ
る。
【図11】本発明の第5の実施形態に係るシールド掘進
機のカッタビット保持手段の詳細を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
3 回転体 3a カッタビット供給孔 4a カッタヘッド外部枠(ストッパ) 7 回転カッタ 6 カッタスポーク 6a カッタビット装着溝 8,80 カッタビット 8A,80A 新カッタビット 11,11A カッタビット固定手段 12 係止用ブロック 12c 段部 13A,14A カッタビット固定用油圧シリンダ 16 内筒 16a 開口 17 カッタビット収容室 17a カッタビット設置用孔 18 蓋体 19,19A 油圧シリンダ(カッタビット押出手段) 21 内筒駆動装置 22 リングギヤ 23 ピニオン 24 油圧モータ 35 カッタビット復帰用油圧シリンダ 40A,40B,40C カッタビット保持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 義治 栃木県那須郡西那須野町四区町1534番1号 五洋建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 高橋 春夫 栃木県那須郡西那須野町四区町1534番1号 五洋建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 野元 義一 栃木県那須郡西那須野町四区町1534番1号 五洋建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 林 友幸 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 小林 暁 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AC01 BA04 BB05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機前端の回転カッタの中心
    部に配置された筒状の回転体に、カッタビット供給孔を
    周方向複数個所設け、これらカッタビット供給孔に連通
    して放射方向に延びるカッタビット装着溝を有するカッ
    タスポークを前記回転体に一体化して設け、かつ該回転
    体内には、前記各カッタビット供給孔と選択的に連通す
    る単一のカッタビット収容室を有する内筒を相対回動可
    能に設けるとともに、内筒にカッタビット押出手段を設
    けてなるシールド掘進機を用いて、トンネル掘進途中で
    カッタビットを交換する方法であって、 トンネル掘進時には、カッタビット収容室をカッタビッ
    ト供給孔との非連通位置に位置させて、該カッタビット
    収容室を回転体にて遮蔽し、 カッタビット交換時には、カッタビット収容室とカッタ
    ビット供給孔とを連通させて、カッタビット収容室内に
    設置した新カッタビットをカッタビット押出手段によっ
    てカッタビット装着溝内に挿入するとともに、この挿入
    圧力によって旧カッタビットをカッタビット装着溝にお
    ける回転カッタ外周側よりシールド掘進機外に押し出す
    ことによって、順次新しいカッタビットに交換すること
    を特徴とするシールド掘進機のカッタビット交換方法。
  2. 【請求項2】 シールド掘進機前端の回転カッタの中心
    部に配置された筒状の回転体に、カッタビット供給孔を
    周方向複数個所設け、これらカッタビット供給孔に連通
    して放射方向に延びるカッタビット装着溝を有するカッ
    タスポークを前記回転体に一体化して設け、かつ該回転
    体内には、前記各カッタビット供給孔と選択的に連通す
    る単一のカッタビット収容室を有する内筒を相対回動可
    能に設けるとともに、内筒にカッタビット押出手段を設
    け、カッタスポークには、そのカッタビット装着溝内の
    カッタビット列をスライド可能に弾性支持または固定す
    るカッタビット保持手段を設けてなるシールド掘進機を
    用いて、トンネル掘進途中でカッタビットを交換する方
    法であって、 トンネル掘進時には、カッタビット収容室をカッタビッ
    ト供給孔との非連通位置に位置させて、該カッタビット
    収容室を回転体にて遮蔽し、 カッタビット交換時には、カッタビット収容室とカッタ
    ビット供給孔とを連通させ、カッタビット装着溝内のカ
    ッタビット列をカッタビット保持手段によって弾性支持
    させた状態下で、カッタビット収容室内に設置した新カ
    ッタビットをカッタビット押出手段によってカッタビッ
    ト装着溝内に挿入するとともに、この挿入圧力によって
    カッタビット装着溝内のカッタビット列をカッタビット
    保持手段の付勢力に抗してスライドさせ、旧カッタビッ
    トをカッタビット装着溝における回転カッタ外周側より
    シールド掘進機外に押し出すことによって、順次新しい
    カッタビットに交換し、交換後のカッタビット列はカッ
    タビット保持手段の弾性力によって元の位置に復帰させ
    ることを特徴とするシールド掘進機のカッタビット交換
    方法。
  3. 【請求項3】 カッタビットを挿通可能なカッタビット
    供給孔を周方向複数個所に有し、シールド掘進機前端の
    回転カッタの中心部に配置された筒状の回転体と、 前記カッタビット供給孔に連通して放射方向に延びるカ
    ッタビット装着溝を有し、前記回転体に固定されたカッ
    タスポークと、 前記カッタスポークの背面側に設けられて、前記カッタ
    ビット装着溝内のカッタビット列を解放可能に固定する
    カッタビット固定手段と、 前記各カッタビット供給孔と選択的に合致する開口、及
    び新カッタビットを設置するためのカッタビット設置用
    孔を備えた単一のカッタビット収容室を有し、前記回転
    体内に相対回動可能に設けられた内筒と、 前記内筒のカッタビット設置用孔に設けられた蓋体と、 前記カッタビット収容室内に設置された新カッタビット
    を径方向外方へ押出可能に、該カッタビット収容室の底
    部に設けられたカッタビット押出手段と、 前記回転体と前記内筒との間に介在設置され、前記内筒
    を前記回転体と一体化し、又は前記内筒を前記回転体に
    対し相対的に回転駆動する内筒駆動装置と、を備えたこ
    とを特徴とするシールド掘進機のカッタビット交換装
    置。
  4. 【請求項4】 カッタビットを挿通可能なカッタビット
    供給孔を周方向複数個所に有し、シールド掘進機前端の
    回転カッタの中心部に配置された筒状の回転体と、 前記カッタビット供給孔に連通して放射方向に延びるカ
    ッタビット装着溝を有し、前記回転体に固定されたカッ
    タスポークと、 前記カッタスポークの背面側に設けられて、前記カッタ
    ビット装着溝内のカッタビット列をスライド可能に弾性
    支持または固定するカッタビット保持手段と、 前記各カッタビット供給孔と選択的に合致する開口、及
    び新カッタビットを設置するためのカッタビット設置用
    孔を備えた単一のカッタビット収容室を有し、前記回転
    体内に相対回動可能に設けられた内筒と、 前記内筒のカッタビット設置用孔に設けられた蓋体と、 前記カッタビット収容室内に設置された新カッタビット
    を前記カッタビット保持手段の付勢力に抗して前記カッ
    タビット列と共に径方向外方へ押出可能に、該カッタビ
    ット収容室の底部に設けられたカッタビット押出手段
    と、 前記回転体と前記内筒との間に介在設置され、前記内筒
    を前記回転体と一体化し、又は前記内筒を前記回転体に
    対し相対的に回転駆動する内筒駆動装置と、を備えたこ
    とを特徴とするシールド掘進機のカッタビット交換装
    置。
  5. 【請求項5】 カッタビット保持手段を、 カッタスポークのカッタビット装着溝内のカッタビット
    列背面側に配置した係止用ブロックと、 回転カッタの中心軸線からカッタビット装着溝の軸線に
    沿って放射方向に延びる面内で揺動可能に、ロッド側と
    ボトム側が前記係止用ブロックとカッタスポークとにそ
    れぞれ枢着されて、係止用ブロックを前方へ付勢するカ
    ッタビット固定用油圧シリンダと、 回転カッタの中心軸線からカッタビット装着溝の軸線に
    沿って放射方向に延びる面内で揺動可能に、ロッド側と
    ボトム側が前記係止用ブロックとカッタスポークとにそ
    れぞれ枢着されて、係止用ブロックを径方向へ付勢する
    カッタビット復帰用油圧シリンダと、 カッタビット固定用油圧シリンダとカッタビット復帰用
    油圧シリンダの油圧回路内に配置されて、これら各油圧
    シリンダの発生圧力をカッタビット押出手段の発生圧力
    よりも低圧に保持する第1のリリーフ弁と、 前記油圧回路内に配置されて、前記各油圧シリンダの発
    生圧力を最大圧力に保持する第2のリリーフ弁と、 前記第1と第2のリリーフ弁間で油路を切り替える切替
    弁と、 前記係止用ブロックの径方向外方への移動量を規制する
    ストッパと、から構成したことを特徴とする請求項4記
    載のシールド掘進機のカッタビット交換装置。
  6. 【請求項6】 カッタビット保持手段を、 カッタスポークのカッタビット装着溝内のカッタビット
    列背面側に配置された係止用ブロックと、 回転カッタの中心軸線からカッタビット装着溝の軸線に
    沿って放射方向に延びる面内で揺動可能に、ロッド側と
    ボトム側が前記係止用ブロックとカッタスポークとにそ
    れぞれ枢着されて、係止用ブロックを前方かつ回転カッ
    タ中心方向へ付勢するカッタビット固定用油圧シリンダ
    と、 カッタビット固定用油圧シリンダの油圧回路内に配置さ
    れて、該油圧シリンダの発生圧力をカッタビット押出手
    段の発生圧力よりも低圧に保持する第1のリリーフ弁
    と、 前記油圧回路内に配置されて、前記各油圧シリンダの発
    生圧力を最大圧力に保持する第2のリリーフ弁と、 前記第1と第2のリリーフ弁間で油路を切り替える切替
    弁と、 前記係止用ブロックの径方向外方への移動量を規制する
    ストッパと、から構成したことを特徴とする請求項4記
    載のシールド掘進機のカッタビット交換装置。
  7. 【請求項7】 内筒駆動装置を、内筒または回転体の一
    方に設けたリングギヤと、他方に設けられて前記リング
    ギヤと噛み合うピニオン及び該ピニオンを駆動する油圧
    モータと、から構成したことを特徴とする請求項3乃至
    請求項6のいずれかに記載のシールド掘進機のカッタビ
    ット交換装置。
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