JP2003231272A - スピット制御方法、インクジェット式印字装置、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

スピット制御方法、インクジェット式印字装置、コンピュータプログラム及び記録媒体

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JP2003231272A
JP2003231272A JP2002032444A JP2002032444A JP2003231272A JP 2003231272 A JP2003231272 A JP 2003231272A JP 2002032444 A JP2002032444 A JP 2002032444A JP 2002032444 A JP2002032444 A JP 2002032444A JP 2003231272 A JP2003231272 A JP 2003231272A
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JP
Japan
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color
spit
ink
computer
ink head
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JP2002032444A
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Naoyuki Kamei
直幸 亀井
Michiaki Nishimura
道明 西村
Soichi Yoshimura
創一 吉村
Hiroki Eto
弘樹 江藤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄なインクの消耗を防ぎ、本来のインクヘ
ッド中のインクの含有量から得られるべき印字枚数が得
られるスピット制御方法の提供。 【解決手段】 入力されたカラー画像データの各色印字
データ(S2)に基づく印字処理中に行われ、各色イン
クヘッドを清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出
するスピット動作(S10)を制御するインクジェット
式印字装置のスピット制御方法。各色インクヘッドの各
スピット動作の吐出量は、それぞれ前記各色印字データ
に基づき(S8)定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字動作中に定期
的に行われ、各色インクヘッドを清掃する為に、各色イ
ンクを所定箇所へ吐出するスピット動作を制御するイン
クジェット式印字装置のスピット制御方法、そのスピッ
ト制御方法を行うインクジェット式印字装置、そのスピ
ット制御方法をコンピュータに行わせる為のコンピュー
タプログラム、及びそのコンピュータプログラムを記録
してある記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式印字装置の印字機構に
は、黒(K)専用のインクを有するインクヘッド(ノズ
ル)と、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー
(Y)の各カラーインクを有するヘッド( ノズル) とが
設置されている。印字動作中のインクの乾燥、紙屑によ
るインクヘッドの目詰まり、及びインクヘッドの非正常
噴射等の問題を防ぐ為、従来のインクジェット式印字装
置では、印字動作中に定期的に、黒、シアン、マゼンタ
及びイエローの各カラーインクについて、印字対象部分
以外に設けられたワイプユニット上で、インクヘッドに
含まれるインクを吐出してクリーニングを行なってい
る。これにより、上述した問題の発生を防ぐことが出来
る。このように、インクを吐出し、インクヘッドのクリ
ーニングをする動作をスピット動作という。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のスピット動作では、印字に必要としないインクに対し
てもスピット動作が行われるという問題がある。例え
ば、赤色のみから成り立つデータに基づいて印字する場
合、イエロー及びマゼンタのインクのスピット動作が必
要であるが、その印字に必要ではない黒及びシアンのイ
ンクのスピット動作も行われる。
【0004】印字に必要でないインクのスピット動作が
行われることにより、インクヘッド(インクタンク)中
のインクの消耗が必要以上に促進されるという問題があ
る。また、スピット動作により、インクジェット式印字
装置には、吐出された無駄なインクが溜まってしまうと
いう問題がある。更に、本来のインクヘッド(インクタ
ンク)中のインクの含有量から得られるべき印字枚数が
得られないという問題が生じる。
【0005】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、無駄なインクの消耗を防ぎ、その結
果、本来のインクヘッド(インクタンク)中のインクの
含有量から得られるべき印字枚数が得られるスピット制
御方法、そのスピット制御方法を行うインクジェット式
印字装置、そのスピット制御方法をコンピュータに行わ
せる為のコンピュータプログラム、及びそのコンピュー
タプログラムを記録してある記録媒体を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスピット制
御方法は、入力されたカラー画像データの各色印字デー
タに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清
掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット
動作を制御するインクジェット式印字装置のスピット制
御方法において、前記各色インクヘッドの各スピット動
作の吐出量は、それぞれ前記各色印字データに基づき定
めることを特徴とする。
【0007】本発明に係るスピット制御方法は、前記各
色印字データの各色毎に、前回スピット動作から使用さ
れたか否かと爾後のスピット動作迄に使用されるか否か
とを判定し、その判定結果に基づき、前記各色インクヘ
ッドの各スピット動作の吐出量を定めることを特徴とす
る。
【0008】本発明に係るスピット制御方法は、コンピ
ュータから入力されたカラー画像データの各色印字デー
タに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清
掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット
動作を制御するインクジェット式印字装置のスピット制
御方法において、前記コンピュータが、所定の範囲毎に
前記各色印字データの各色毎に使用されるか否かを判定
するステップと、前記印字装置が、スピット動作の都度
その判定結果を受取るステップと、前記印字装置が、受
取った判定結果に基づき、前記各色インクヘッドの各ス
ピット動作の吐出量を定めるステップとを含むことを特
徴とする。
【0009】本発明に係るスピット制御方法は、入力さ
れたカラー画像データの各色印字データに基づく印字処
理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する為に、各色
インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を制御するイ
ンクジェット式印字装置のスピット制御方法において、
前記インクヘッドの温度を検出し、検出した温度に基づ
き、前記スピット動作の吐出量を定めることを特徴とす
る。
【0010】本発明に係るスピット制御方法は、入力さ
れたカラー画像データの各色印字データに基づく印字処
理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する為に、各色
インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を制御するイ
ンクジェット式印字装置のスピット制御方法において、
前記印字処理中に印字した頁数を認識し、認識した頁数
に基づき、前記スピット動作の吐出量を定めることを特
徴とする。
【0011】本発明に係るインクジェット式印字装置
は、入力されたカラー画像データの各色印字データに基
づく印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する
為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を
制御するインクジェット式印字装置において、前記各色
インクヘッドの各スピット動作の吐出量を、それぞれ前
記各色印字データに基づき定める手段を備えることを特
徴とする。
【0012】本発明に係るインクジェット式印字装置
は、前記各色印字データの各色毎に、前回スピット動作
から使用されたか否かと爾後のスピット動作迄に使用さ
れるか否かとを判定する手段を更に備え、その判定結果
に基づき、前記各色インクヘッドの各スピット動作の吐
出量を定むべくなしてあることを特徴とする。
【0013】本発明に係るインクジェット式印字装置
は、コンピュータから入力されたカラー画像データの各
色印字データに基づく印字処理中に行われ、各色インク
ヘッドを清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出す
るスピット動作を制御するインクジェット式印字装置に
おいて、前記コンピュータから、所定の範囲毎の前記各
色印字データの各色毎の使用されるか否かのデータを、
スピット動作の都度受取る手段を備え、該手段が受取っ
たデータに基づき、前記各色インクヘッドの各スピット
動作の吐出量を定むべくなしてあることを特徴とする。
【0014】本発明に係るインクジェット式印字装置
は、入力されたカラー画像データの各色印字データに基
づく印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する
為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を
制御するインクジェット式印字装置において、前記イン
クヘッドの温度を検出する手段と、該手段が検出した温
度に基づき、前記スピット動作の吐出量を定める手段と
を備えることを特徴とする。
【0015】本発明に係るインクジェット式印字装置
は、入力されたカラー画像データの各色印字データに基
づく印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する
為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を
制御するインクジェット式印字装置において、前記印字
処理中に印字した頁数を認識する手段と、該手段が認識
した頁数に基づき、前記スピット動作の吐出量を定める
手段とを備えることを特徴とする。
【0016】本発明に係るコンピュータプログラムは、
入力されたカラー画像データの各色印字データに基づく
印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する為
に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を、
インクジェット式印字装置に内蔵されたコンピュータに
制御させる為のコンピュータプログラムにおいて、前記
コンピュータに、前記各色インクヘッドの各スピット動
作の吐出量を、それぞれ前記各色印字データに基づき定
めさせる手順を含むことを特徴とする。
【0017】本発明に係るスピット制御方法、本発明に
係るインクジェット式印字装置、及び本発明に係るコン
ピュータプログラムを読取ったインクジェット式印字装
置では、入力されたカラー画像データの各色印字データ
に基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃
する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動
作を制御する。定める手段が、各色インクヘッドの各ス
ピット動作の吐出量を、それぞれ各色印字データに基づ
き定める。これにより、無駄なインクの消耗を防ぎ、本
来のインクヘッド(インクタンク)中のインクの含有量
から得られるべき印字枚数が得られるスピット制御方
法、及びそのスピット制御方法を行うインクジェット式
印字装置を実現することが出来る。
【0018】本発明に係るコンピュータプログラムは、
前記コンピュータに、前記各色印字データの各色毎に、
前回スピット動作から使用されたか否かと爾後のスピッ
ト動作迄に使用されるか否かとを判定させる手順と、前
記コンピュータに、その判定結果に基づき、前記各色イ
ンクヘッドの各スピット動作の吐出量を定めさせる手順
とを更に含むことを特徴とする。
【0019】本発明に係るスピット制御方法、本発明に
係るインクジェット式印字装置、及び本発明に係るコン
ピュータプログラムを読取ったインクジェット式印字装
置では、各色印字データの各色毎に、判定する手段が、
前回スピット動作から使用されたか否かと爾後のスピッ
ト動作迄に使用されるか否かとを判定し、その判定結果
に基づき、各色インクヘッドの各スピット動作の吐出量
を定めるように構成してある。これにより、印字データ
の各色使用を判定する手段を設けるだけで、無駄なイン
クの消耗を防ぎ、本来のインクヘッド(インクタンク)
中のインクの含有量から得られるべき印字枚数が得られ
るスピット制御方法、及びそのスピット制御方法を行う
コンパクトなインクジェット式印字装置を実現すること
が出来る。
【0020】本発明に係るコンピュータプログラムは、
他のコンピュータから入力されたカラー画像データの各
色印字データに基づく印字処理中に行われ、各色インク
ヘッドを清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出す
るスピット動作を、インクジェット式印字装置に内蔵さ
れたコンピュータ及び前記他のコンピュータに制御させ
る為のコンピュータプログラムにおいて、前記他のコン
ピュータに、所定の範囲毎に前記各色印字データの各色
毎に使用されるか否かを判定させる手順と、前記コンピ
ュータに、スピット動作の都度その判定結果を受取らせ
る手順と、前記コンピュータに、受取った判定結果に基
づき、前記各色インクヘッドの各スピット動作の吐出量
を定めさせる手順とを含むことを特徴とする。
【0021】本発明に係るスピット制御方法、本発明に
係るインクジェット式印字装置、本発明に係るコンピュ
ータプログラムを読取ったコンピュータ、及び本発明に
係るコンピュータプログラムを読取ったインクジェット
式印字装置では、コンピュータから入力されたカラー画
像データの各色印字データに基づく印字処理中に行わ
れ、各色インクヘッドを清掃する為に、各色インクを所
定箇所へ吐出するスピット動作をインクジェット式印字
装置が制御する。コンピュータが、所定の範囲毎の各色
印字データの各色毎に使用されるか否かを判定し、イン
クジェット式印字装置の受取る手段が、その判定結果を
スピット動作の都度受取る。インクジェット式印字装置
は、その受取った判定結果に基づき、前記各色インクヘ
ッドの各スピット動作の吐出量を定める。
【0022】これにより、大容量の印字データでもコン
ピューター側で判定処理され、インクジェット式印字装
置側には、判定する手段が不要となり、無駄なインクの
消耗を防ぎ、本来のインクヘッド(インクタンク)中の
インクの含有量から得られるべき印字枚数が得られるス
ピット制御方法、及びそのスピット制御方法を行うイン
クジェット式印字装置を実現することが出来る。
【0023】本発明に係るコンピュータプログラムは、
入力されたカラー画像データの各色印字データに基づく
印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する為
に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を、
インクジェット式印字装置に内蔵されたコンピュータに
制御させる為のコンピュータプログラムにおいて、前記
コンピュータに、前記インクヘッドの温度を読取らせる
手順と、前記コンピュータに、その読取らせた温度に基
づき、前記スピット動作の吐出量を定めさせる手順とを
含むことを特徴とする。
【0024】本発明に係るスピット制御方法、本発明に
係るインクジェット式印字装置、及び本発明に係るコン
ピュータプログラムを読取ったインクジェット式印字装
置では、入力されたカラー画像データの各色印字データ
に基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃
する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動
作を制御する。検出する手段が、インクヘッドの温度を
検出し、定める手段が、その検出し読取った温度に基づ
き、スピット動作の吐出量を定める。これにより、印字
データを複数枚分取り込んで印字する場合に、インクヘ
ッドの温度に応じて1回当たりのスピット量(吐出量)
を変化させることが出来、無駄なインクの消耗を防ぎ、
本来のインクヘッド(インクタンク)中のインクの含有
量から得られるべき印字枚数が得られるスピット制御方
法、及びそのスピット制御方法を行うインクジェット式
印字装置を実現することが出来る。
【0025】本発明に係るコンピュータプログラムは、
入力されたカラー画像データの各色印字データに基づく
印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する為
に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を、
インクジェット式印字装置に内蔵されたコンピュータに
制御させる為のコンピュータプログラムにおいて、前記
コンピュータに、前記印字処理中に印字した頁数を認識
させる手順と、前記コンピュータに、その認識させた頁
数に基づき、前記スピット動作の吐出量を定めさせる手
順とを含むことを特徴とする。
【0026】本発明に係るスピット制御方法、本発明に
係るインクジェット式印字装置、及び本発明に係るコン
ピュータプログラムを読取ったインクジェット式印字装
置では、入力されたカラー画像データの各色印字データ
に基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃
する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動
作を制御する。認識する手段が、印字処理中に印字した
頁数を認識し、定める手段が、その認識した頁数に基づ
き、スピット動作の吐出量を定める。これにより、一度
に印字データを複数枚分取り込んで印字する場合に、印
字した枚数(頁数)に応じて1回当たりのスピット量
(吐出量)を変化させることが出来、無駄なインクの消
耗を防ぎ、本来のインクヘッド(インクタンク)中のイ
ンクの含有量から得られるべき印字枚数が得られるスピ
ット制御方法、及びそのスピット制御方法を行うインク
ジェット式印字装置を実現することが出来る。
【0027】本発明に係る記録媒体は、入力されたカラ
ー画像データの各色印字データに基づく印字処理中に行
われ、各色インクヘッドを清掃する為に、各色インクを
所定箇所へ吐出するスピット動作を、インクジェット式
印字装置に内蔵されたコンピュータに制御させる為のコ
ンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの
読取りが可能な記録媒体において、前記コンピュータ
に、前記各色インクヘッドの各スピット動作の吐出量
を、それぞれ前記各色印字データに基づき定めさせる手
順を含むコンピュータプログラムを記録してあることを
特徴とする。
【0028】この記録媒体に記録してあるコンピュータ
プログラムを読取ったインクジェット式印字装置では、
入力されたカラー画像データの各色印字データに基づく
印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する為
に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を、
内蔵したコンピュータに制御させる。内蔵したコンピュ
ータに、各色インクヘッドの各スピット動作の吐出量
を、それぞれ各色印字データに基づき定めさせる。これ
により、無駄なインクの消耗を防ぎ、本来のインクヘッ
ド(インクタンク)中のインクの含有量から得られるべ
き印字枚数が得られるスピット制御方法を行うインクジ
ェット式印字装置を実現することが出来る。
【0029】本発明に係る記録媒体は、他のコンピュー
タから入力されたカラー画像データの各色印字データに
基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃す
る為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動作
を、インクジェット式印字装置に内蔵されたコンピュー
タ及び前記他のコンピュータに制御させる為のコンピュ
ータプログラムを記録してあるコンピュータでの読取り
が可能な記録媒体において、前記他のコンピュータに、
所定の範囲毎に前記各色印字データの各色毎に使用され
るか否かを判定させる手順と、前記コンピュータに、ス
ピット動作の都度その判定結果を受取らせる手順と、前
記コンピュータに、受取った判定結果に基づき、前記各
色インクヘッドの各スピット動作の吐出量を定めさせる
手順とを含むコンピュータプログラムを記録してあるこ
とを特徴とする。
【0030】この記録媒体に記録してあるコンピュータ
プログラムを読取ったインクジェット式印字装置及びコ
ンピュータでは、コンピュータから入力されたカラー画
像データの各色印字データに基づく印字処理中に行わ
れ、各色インクヘッドを清掃する為に、各色インクを所
定箇所へ吐出するスピット動作をインクジェット式印字
装置が制御する。コンピュータが、所定の範囲毎の各色
印字データの各色毎に使用されるか否かを判定し、イン
クジェット式印字装置の受取る手段が、その判定結果を
スピット動作の都度受取る。インクジェット式印字装置
は、その受取った判定結果に基づき、前記各色インクヘ
ッドの各スピット動作の吐出量を定める。
【0031】これにより、大容量の印字データでもコン
ピュータ側で判定処理され、インクジェット式印字装置
側には、判定する手段が不要となり、無駄なインクの消
耗を防ぎ、本来のインクヘッド(インクタンク)中のイ
ンクの含有量から得られるべき印字枚数が得られるスピ
ット制御方法、そのスピット制御方法を行うインクジェ
ット式印字装置、及びそのスピット制御方法を行うコン
ピュータを実現することが出来る。
【0032】本発明に係る記録媒体は、入力されたカラ
ー画像データの各色印字データに基づく印字処理中に行
われ、各色インクヘッドを清掃する為に、各色インクを
所定箇所へ吐出するスピット動作を、インクジェット式
印字装置に内蔵されたコンピュータに制御させる為のコ
ンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの
読取りが可能な記録媒体において、前記コンピュータ
に、前記インクヘッドの温度を読取らせる手順と、前記
コンピュータに、その読取らせた温度に基づき、前記ス
ピット動作の吐出量を定めさせる手順とを含むコンピュ
ータプログラムを記録してあることを特徴とする。
【0033】この記録媒体に記録してあるコンピュータ
プログラムを読取ったインクジェット式印字装置では、
入力されたカラー画像データの各色印字データに基づく
印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する為
に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を、
内蔵したコンピュータに制御させる。内蔵したコンピュ
ータに、インクヘッドの温度を読取らせ、内蔵したコン
ピュータに、その読取らせた温度に基づき、スピット動
作の吐出量を定めさせる。これにより、印字データを複
数枚分取り込んで印字する場合に、インクヘッドの温度
に応じて1回当たりのスピット量(吐出量)を変化させ
ることが出来、無駄なインクの消耗を防ぎ、本来のイン
クヘッド(インクタンク)中のインクの含有量から得ら
れるべき印字枚数が得られるスピット制御方法を行うイ
ンクジェット式印字装置を実現することが出来る。
【0034】本発明に係る記録媒体は、入力されたカラ
ー画像データの各色印字データに基づく印字処理中に行
われ、各色インクヘッドを清掃する為に、各色インクを
所定箇所へ吐出するスピット動作を、インクジェット式
印字装置に内蔵されたコンピュータに制御させる為のコ
ンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの
読取りが可能な記録媒体において、前記コンピュータ
に、前記印字処理中に印字した頁数を認識させる手順
と、前記コンピュータに、その認識させた頁数に基づ
き、前記スピット動作の吐出量を定めさせる手順とを含
むコンピュータプログラムを記録してあることを特徴と
する。
【0035】この記録媒体に記録してあるコンピュータ
プログラムを読取ったインクジェット式印字装置では、
入力されたカラー画像データの各色印字データに基づく
印字処理中に行われ、各色インクヘッドを清掃する為
に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピット動作を、
内蔵したコンピュータに制御させる。内蔵したコンピュ
ータに、印字処理中に印字した頁数を認識させ、内蔵し
たコンピュータに、その認識させた頁数に基づき、スピ
ット動作の吐出量を定めさせる。これにより、一度に印
字データを複数枚分取り込んで印字する場合に、印字し
た枚数(頁数)に応じて1回当たりのスピット量(吐出
量)を変化させることが出来、無駄なインクの消耗を防
ぎ、本来のインクヘッド(インクタンク)中のインクの
含有量から得られるべき印字枚数が得られるスピット制
御方法を行うインクジェット式印字装置を実現すること
が出来る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態を示す図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係るスピット制御方
法、インクジェット式印字装置、コンピュータプログラ
ム及び記録媒体の実施の形態1の構成を示す説明図であ
る。インクジェット式印字装置14については、内部を
示す為に、筐体の一部を透明にして示してある。このイ
ンクジェット式印字装置14は、パーソナルコンピュー
タ12からの要求により、パーソナルコンピュータ12
から印字データを受取り、受取った印字データを印字す
る。
【0037】この印字処理に必要なパーソナルコンピュ
ータ12及びインクジェット式印字装置14のコンピュ
ータプログラムは、CD−ROM、フレキシブルディス
ク又はDVD等の記録媒体13からパーソナルコンピュ
ータ12に読取られて記憶され、インクジェット式印字
装置14の制御部11を構成するマイクロコンピュータ
のコンピュータプログラムは、パーソナルコンピュータ
12経由で読取られて記憶される。インクジェット式印
字装置14の制御部11を構成するマイクロコンピュー
タのプログラムは、インクジェット式印字装置14に備
えられてあるROMからの実行も可能である。
【0038】このインクジェット式印字装置14は、筐
体内の後面側に、図示しない給紙機構から印刷用紙を搬
送する為の給紙ローラ3が設けられ、搬送された印刷用
紙が通過する上方を走査するように(主走査)、キャリ
ッジ4が設けられている。キャリッジ4は、駆動用ベル
トであるタイミングベルト1が往復移動することにより
駆動され、黒、シアン、マゼンタ、イエローの各インク
ヘッドの保持、およびスピット動作の切替えを行う。タ
イミングベルト1にはタイミングフェンス2が付加され
ており、タイミングフェンス2と図示しない光電素子と
の組合せにより、タイミング信号の作成及びキャリッジ
4の位置検出を行う。
【0039】移動範囲の右端にキャリッジ4が有る場合
に、その下方に位置するようにメンテナンスユニット5
が設けられている。メンテナンスユニット5は、キャリ
ッジ4が保持するインクヘッドのクリーニング及びイン
クヘッドの保護を行う。インクジェット式印字装置14
の筐体内の前面側には、印字した印刷用紙を排出する為
の排紙ローラ6が設けられている。給紙ローラ3及び排
紙ローラ6の中間位置には、印刷用紙を搬送する為のフ
ィールドローラ7が設けられている。移動範囲の左端に
キャリッジ4が有る場合に、その下方に位置するよう
に、ワイプユニット8が設けられている。ワイプユニッ
ト8は、インクヘッドのクリーニングおよびスピット動
作時にインクヘッドから吐出されるインクを受ける為の
皿である。
【0040】タイミングフェンス2は、例えば透明なフ
ィルムに150dpiの黒い縞模様を印刷したもので、
その両側に図示しない透過式のフォトセンサー(エンコ
ーダセンサー)が配置してある。そのエンコーダーセン
サーは、タイミングフェンス2を覆うかたちでキャリッ
ジ4に取り付けられており、タイミングフェンス2から
読取ったリニアーエンコーダー信号(150LPI)
を、インクジェット式印字装置14の筐体内の後端右側
に設けられた制御部11に与える。制御部11では、こ
のリニアーエンコーダー信号により600DPIの信号
及びキャリッジ進行方向の信号を生成している。
【0041】図2は、キャリッジ4が保持するインクヘ
ッドの構成を示す説明図である。インクヘッドは、図2
(a)に示すように、黒インクヘッド9と、シアン、マ
ゼンタ及びイエローの3色から成るカラーインクヘッド
10とから構成されている。黒インクヘッド9及びカラ
ーインクヘッド10共に、それぞれのヘッドには、図示
しない各ノズルが設けられており、各ノズルを通して黒
インク及びカラーインクが吐出する構造である。
【0042】キャリッジ4は、黒インクヘッド9の上方
に黒インクタンク9aを載置し、カラーインクヘッド1
0の上方にマゼンタインクタンク10a、イエローイン
クタンク10b及びシアンインクタンク10cを載置し
ている。黒インクヘッド9及びカラーインクヘッド10
共に、図中の矢印左方向がスキャン方向(走査方向)に
対応し、矢印右方向がリスキャン方向に対応する。黒イ
ンクヘッド9及びカラーインクヘッド10には、それぞ
れの温度を検出する為の温度センサ9b,10d(検出
する手段)が付加されている。
【0043】黒インクヘッド9及びカラーインクヘッド
10は、それぞれ帯状にインクを吐出することでスピッ
ト動作を行う。ヘッド構成は、図2(b)に示すよう
に、シアン、マゼンタ及びイエローの各ノズル数が、そ
れぞれ黒ノズル数の約1/3で吐出するようになってい
る。例えば、各色インクノズルについて、全てのノズル
よりインクが吐出される場合は、帯状に印字される。ま
た、スピット時には、図3に示すように、黒インクヘッ
ド9及びカラーインクヘッド10の下方にワイプユニッ
ト8が位置し、黒インクヘッド9及びカラーインクヘッ
ド10が吐出するインクを受けるようになっている。
【0044】図4は、黒インク及びカラーインクのスピ
ット動作を示す説明図である。図4(a)に示すよう
に、ワイプユニット8上に、キャリッジ4のインクの吐
出部であるスピット部があり、スピット動作時には、黒
インクヘッド9及びカラーインクヘッド10は、ワイプ
ユニット8の上方位置に移動する。カラーインクヘッド
10のみのスピット動作を行うときは、図4(b)に示
す位置に、また、黒インクヘッド9のみのスピット動作
を行うときは、図4(c)の位置にインクヘッドが移動
する。黒インクヘッド9及びカラーインクヘッド10が
共にスピット動作を行うときは、各インクヘッド9,1
0が図4(d)に示す位置に移動することで、同時にス
ピット動作を行う。
【0045】以下に、このような構成のインクジェット
式印字装置14のスピット動作を、それを示す図5,6
のフローチャートを参照しながら説明する。スピット動
作は、所定時間毎又は印字する用紙が切り替わる都度
等、一定間隔で定期的に行なわれるように制御される。
印字に必要なデータは、先ず初めに光の3原色であるレ
ッド(R)・グリーン(G)・ブルー(B)の情報とし
て、データ1ページ分に相当するデータをパーソナルコ
ンピュータ12が受信する。パーソナルコンピュータ1
2は、受信した後、1ページ分に相当するデータを、イ
エロー、マゼンタ、シアンの色の3原色に変換する。
【0046】インクジェット式印字装置14の制御部1
1は、印字データ形式として、パーソナルコンピュータ
12から送られて来た1ページ分のデータ中で使用され
ている黒、シアン、マゼンタ及びイエローのデータを受
取り(S2)、印字を開始する(S4)。制御部11
は、印字処理中にスピット(動作)を実行するときは
(S6)、受取った(S2)データ中の各色インクの使
用状況を判定し(S8)、その判定結果に基づき、各色
インクのスピット処理を実行する(S10)。
【0047】制御部11は、スピット処理を実行すると
き(S10)、前回のスピット時点から使用した黒、シ
アン、マゼンタ及びイエローの各色、及び爾後のスピッ
ト時点迄に使用する黒、シアン、マゼンタ及びイエロー
の各色を判定する為のメモリを装備し、前回スピット動
作を行った時点から爾後のスピット時点までに使用する
(使用した)カラーを判定することで、前回スピット動
作を行った時点から爾後のスピット時点迄に使用する
(使用した)インクと使用しない(使用しなかった)イ
ンクに対してスピット動作を異ならせる。
【0048】制御部11は、スピット処理を実行すると
き(S10)、シアンインクを、前回スピット動作を行
った時点から爾後のスピット時点迄に使用する(使用し
た)と判定したときは(図6S20)、シアンインクの
スピット動作を実行する(S22)。シアンインクを、
前回スピット動作を行った時点から爾後のスピット時点
迄に使用しない(使用しなかった)と判定したときは
(S20)、シアンインクのスピット動作は実行しな
い。
【0049】制御部11は、スピット処理を実行すると
き(S10)、マゼンタインクを、前回スピット動作を
行った時点から爾後のスピット時点迄に使用する(使用
した)と判定したときは(S24)、マゼンタインクの
スピット動作を実行する(S26)。マゼンタインク
を、前回スピット動作を行った時点から爾後のスピット
時点迄に使用しない(使用しなかった)と判定したとき
は(S24)、マゼンタインクのスピット動作は実行し
ない。
【0050】制御部11は、スピット処理を実行すると
き(S10)、イエローインクを、前回スピット動作を
行った時点から爾後のスピット時点迄に使用する(使用
した)と判定したときは(S28)、イエローインクの
スピット動作を実行する(S30)。イエローインク
を、前回スピット動作を行った時点から爾後のスピット
時点迄に使用しない(使用しなかった)と判定したとき
は(S28)、イエローインクのスピット動作は実行し
ない。
【0051】制御部11は、スピット処理を実行すると
き(S10)、黒インクを、前回スピット動作を行った
時点から爾後のスピット時点迄に使用する(使用した)
と判定したときは(S32)、黒インクのスピット動作
を実行する(S34)。黒インクを、前回スピット動作
を行った時点から爾後のスピット時点迄に使用しない
(使用しなかった)と判定したときは(S32)、黒イ
ンクのスピット動作は実行しない。制御部11は、上述
した各色インクについての判定及びスピット処理が終了
するとリターンする。
【0052】制御部11は、スピット処理を実行しない
ときは(図5S6)、印字処理が終了したか否かを判定
し(S12)、終了したときはリターンする。制御部1
1は、印字処理が終了しないときは(S12)、印字デ
ータが有るか否かを判定し(S14)、印字データが有
れば、スピット処理を実行するか否かを判定しながら
(S6)、印字処理を続行する。制御部11は、印字デ
ータが無いときは(S14)、印字処理を中断して(S
15)、印字データをパーソナルコンピュータ12に要
求する(S16)。制御部11は、印字データをパーソ
ナルコンピュータ12から受取ると(S2)、印字処理
を再開する(S4)。
【0053】実施の形態2.図7は、本発明に係るスピ
ット制御方法、インクジェット式印字装置、コンピュー
タプログラム及び記録媒体の実施の形態2の動作を示す
フローチャートである。このインクジェット式印字装置
の構成は、上述した実施の形態1のインクジェット式印
字装置の構成と同様であるので、同一箇所には同一符号
を付して、説明を省略する。
【0054】このインクジェット式印字装置14の制御
部11は、印字データ形式として、パーソナルコンピュ
ータ12から送られて来た1ページ分のデータ中で使用
されている黒、シアン、マゼンタ及びイエローのデータ
を受取り(S30)、印字を開始する(S32)。制御
部11は、印字処理中にスピット(動作)を実行すると
きは(S34)、受取った(S30)1ページ分のデー
タ中の各色インクの使用状況データを、パーソナルコン
ピュータ12に問い合わせ(S36)、その各色インク
の使用状況データを受取ったときに(S38)、その使
用状況データに基づき、各色インクのスピット処理を実
行する(S40)。
【0055】制御部11のスピット処理は(S40)、
上述した実施の形態1のスピット処理(図6S20〜S
34)と同様であるので、説明を省略する。制御部11
は、スピット処理を実行しないときは(S34)、又は
スピット処理(S40)の後、印字処理が終了したか否
かを判定し(S41)、終了したときはリターンする。
制御部11は、印字処理が終了しないときは(S4
1)、印字データが有るか否かを判定し(S42)、印
字データが有れば、スピット処理を実行するか否かを判
定しながら(S34)、印字処理を続行する。制御部1
1は、印字データが無いときは(S42)、印字処理を
中断して(S43)、印字データをパーソナルコンピュ
ータ12に要求する(S44)。制御部11は、印字デ
ータをパーソナルコンピュータ12から受取ると(S3
0)、印字処理を再開する(S32)。
【0056】一方、パーソナルコンピュータ12は、図
8のフローチャートに示すように、インクジェット式印
字装置14の制御部11から、印字データを要求される
と(S46)、1ページ分の印字データをインクジェッ
ト式印字装置14へ送出す(S48)。パーソナルコン
ピュータ12は、インクジェット式印字装置14から、
送出した(S48)1ページ分のデータ中の各色インク
の使用状況データの問い合わせがあると(S50)、そ
の1ページ分のデータ中の各色インクの使用状況を判定
し(S52)、その判定した使用状況データをインクジ
ェット式印字装置14へ送りだす(S54)。
【0057】パーソナルコンピュータ12は、インクジ
ェット式印字装置14の制御部11から、印字データを
要求が無いとき(S46)、送出した(S48)1ペー
ジ分のデータ中の各色インクの使用状況データの問い合
わせが有るか否かを判定し(S50)、問い合わせが無
ければ、印字処理を終了するか否かを判定する(S5
6)。パーソナルコンピュータ12は、印字処理を終了
しないときは(S56)リターンし、終了するときは、
印字処理を終了して(S58)リターンする。その他の
インクジェット式印字装置14及びパーソナルコンピュ
ータ12の動作は、上述した実施の形態1のインクジェ
ット式印字装置14及びパーソナルコンピュータ12の
動作と同様であるので、説明を省略する。
【0058】実施の形態3.図9は、本発明に係るスピ
ット制御方法、インクジェット式印字装置、コンピュー
タプログラム及び記録媒体の実施の形態3の動作を示す
フローチャートである。このインクジェット式印字装置
の構成は、上述した実施の形態1のインクジェット式印
字装置の構成と同様であるので、同一箇所には同一符号
を付して、説明を省略する。
【0059】このインクジェット式印字装置14の制御
部11は、印字データ形式として、パーソナルコンピュ
ータ12から送られて来た複数ページ分のデータ中で使
用されている黒、シアン、マゼンタ及びイエローのデー
タを受取り(S84)、印字を開始する(S86)。制
御部11は、印字処理中にスピット(動作)を実行する
ときは(S88)、黒インクヘッド9及びカラーインク
ヘッド10の温度センサ9b,10dからインクヘッド
の温度データを読込む(S90)。制御部11は、読込
んだ温度データ(S90)に基づき、内蔵する図10に
示すようなインクヘッド温度及びスピット量(ドット
数、吐出量)の対応表を参照して、黒インクヘッド9及
びカラーインクヘッド10のスピット量を決定する(S
92)。
【0060】制御部11は、決定したスピット量(S9
2)により、黒インクヘッド9及びカラーインクヘッド
10のスピット処理を実行する(S94)。制御部11
は、スピット処理を実行した後(S94)、又はスピッ
ト処理を実行しないときは(S88)、印字処理が終了
したか否かを判定し(S96)、終了したときはリター
ンする。
【0061】制御部11は、印字処理が終了しないとき
は(S96)、印字データが有るか否かを判定し(S9
8)、印字データが有れば、スピット処理を実行するか
否かを判定しながら(S88)、印字処理を続行する。
制御部11は、印字データが無いときは(S98)、印
字処理を中断して(S100)、印字データをパーソナ
ルコンピュータ12に要求する(S102)。制御部1
1は、印字データをパーソナルコンピュータ12から受
取ると(S84)、印字処理を再開する(S86)。
【0062】本発明で使用するインクヘッドはサーマル
インクヘッドである。サーマルインクヘッドは熱を利用
する為、使用時間の経過とともに温度が上昇し、インク
の吐出量が微妙に増加する。使用時間は電源投入後の時
間に略対応する。インクヘッドの温度の上昇につれて、
インクヘッドからインクが吐出し易くなる。インクヘッ
ドの温度に対して、インクヘッドのスピット時に設定す
るインクの量(以下、「 スピット量」 と称す)を、イン
クのドット数として換算し、これをインクヘッドの温度
と対応させると図10の表のようになる。
【0063】この表は、インクヘッドの温度が15℃〜
55℃の範囲内において、インクヘッドの温度を0.5
℃ずつ上昇させた時のスピット量(単位はインクのドッ
ト数)を示している。例えば、インクヘッドの温度が1
5℃のときは、スピット量は1,800(ドット数)で
あるが、インクヘッド温度が55℃のときは、スピット
量は100となり、インクヘッドの温度が高いときに比
べて、インクヘッドの温度が低いときほど、インクヘッ
ドからのインクのスピット量(ドット数)を増加させる
ようにしている。
【0064】従って、データに基づきインクジェット式
印字装置14が印字を行なう場合、印字を行う初期の状
態では、インクジェット式印字装置14に電源が投入さ
れてからの経過時間が短い為、インクヘッドの温度は低
い。データの印刷枚数(頁数)が多くなると、インクジ
ェット式印字装置14に電源を投入してからの時間が長
くなっている為、インクヘッドの温度は上昇し、インク
が吐出し易い。その為、インクヘッド温度の上昇にした
がい、インクヘッドの1回のスピット量を図10の表の
ように変化させる。インクヘッドのスピット量の変化
は、1回のスピット量(ドット数)を変化させることに
より行われる。即ち、印字枚数が少ないときは、インク
ヘッドの温度は低い為、1回のスピット量を増やし、印
字データの枚数が多いときは、インクヘッドの温度が上
昇しインクが吐出し易い為に、1回のスピット量を減ら
す。
【0065】以上のように、本発明に係るスピット制御
方法では、複数枚印字する場合は、インクヘッドの温度
により1回のスピット量を変化させる。これによって、
最適なインクヘッドのスピット動作を行うことが可能と
なる。その為、インクヘッドに必要なスピット量が得ら
れ、無駄にインクを消耗することはない。尚、以上では
サーマルインクヘッドを用いた場合の効果を説明した
が、圧電体インクヘッドを用いた場合でも、圧電体の動
作に伴う温度変化があるので、以上と同様の効果を得る
ことが出来る。
【0066】実施の形態4.図11は、本発明に係るス
ピット制御方法、インクジェット式印字装置、コンピュ
ータプログラム及び記録媒体の実施の形態4の動作を示
すフローチャートである。このインクジェット式印字装
置の構成は、上述した実施の形態1のインクジェット式
印字装置の構成と同様であるので、同一箇所には同一符
号を付して、説明を省略する。
【0067】このインクジェット式印字装置14の制御
部11は、印字データ形式として、パーソナルコンピュ
ータ12から送られて来た複数ページ分のデータ中で使
用されている黒、シアン、マゼンタ及びイエローのデー
タを受取り(S60)、印字を開始する(S62)。制
御部11は、印字処理中にスピット(動作)を実行する
ときは(S64)、計数し認識した印字処理済みの枚数
(頁数)(S72)に基づき、内蔵する図12に示すよ
うな印字枚数及びスピット量(ドット数、吐出量)の対
応表を参照して、黒インクヘッド9及びカラーインクヘ
ッド10のスピット量を決定する(S66)。尚、印字
処理済みの枚数は、パーソナルコンピュータ12から送
られることにしても良い。
【0068】制御部11は、決定したスピット量(S6
6)により、黒インクヘッド9及びカラーインクヘッド
10のスピット処理を実行する(S68)。制御部11
は、スピット処理を実行した後(S68)、又はスピッ
ト処理を実行しないときは(S64)、1枚分の印字処
理が終了したか否かを判定し(S70)、終了したとき
は、印字処理済みの枚数(頁数)に1を加算し(S7
2)、その加算した印字処理枚数を記憶する(S7
4)。制御部11は、1枚分の印字処理が終了していな
ければ(S70)、スピット処理を実行するか否か判定
しながら(S64)、印字処理を続行する。
【0069】制御部11は、加算した印字処理枚数を記
憶した後(S74)、印字処理を終了するか否かを判定
し(S76)、印字処理を終了しないときは(S7
6)、印字データが有るか否かを判定し(S78)、印
字データが有れば、スピット処理を実行するか否かを判
定しながら(S64)、印字処理を続行する。制御部1
1は、印字データが無いときは(S78)、印字処理を
中断して(S80)、印字データをパーソナルコンピュ
ータ12に要求する(S82)。制御部11は、印字デ
ータをパーソナルコンピュータ12から受取ると(S6
0)、印字処理を再開する(S62)。
【0070】実施の形態3では、インクヘッドの温度に
より1回のスピット量が変化するように設定した。イン
クヘッドの温度は、インクジェットプリンタの、連続印
字枚数の増加に従って上昇する。その為、ここでは、印
字枚数によって1回のスピット量を変化させている。イ
ンクジェット式印字装置14での印字枚数(p)と、1
回に必要なスピット量との関係を図12の表に示す。
【0071】この表に示すように、印字枚数が少ないと
きは1回のスピット量を多く設定し、印字枚数の増加に
伴い、1回のスピット量が減少していくように設定す
る。以上のように、本発明に係るスピット制御方法によ
り、データを複数枚取り込んで印字する場合には、印字
枚数の少ない場合と多い場合とで、1回のスピット量を
異ならせる。これにより、最適なインクヘッドのスピッ
ト動作を行うことが可能となる。その為、インクヘッド
に必要なスピット量を得ることが出来、無駄にインクを
消耗することはない。
【0072】
【発明の効果】本発明に係るスピット制御方法、本発明
に係るインクジェット式印字装置、及び本発明に係るコ
ンピュータプログラムを読取ったインクジェット式印字
装置によれば、無駄なインクの消耗を防ぎ、本来のイン
クヘッド(インクタンク)中のインクの含有量から得ら
れるべき印字枚数が得られるスピット制御方法、及びそ
のスピット制御方法を行うインクジェット式印字装置を
実現することが出来る。
【0073】本発明に係るスピット制御方法、本発明に
係るインクジェット式印字装置、及び本発明に係るコン
ピュータプログラムを読取ったインクジェット式印字装
置によれば、印字データの各色使用を判定する手段を設
けるだけで、無駄なインクの消耗を防ぎ、本来のインク
ヘッド(インクタンク)中のインクの含有量から得られ
るべき印字枚数が得られるスピット制御方法、及びその
スピット制御方法を行うコンパクトなインクジェット式
印字装置を実現することが出来る。
【0074】本発明に係るスピット制御方法、本発明に
係るインクジェット式印字装置、本発明に係るコンピュ
ータプログラムを読取ったコンピュータ、及び本発明に
係るコンピュータプログラムを読取ったインクジェット
式印字装置によれば、大容量の印字データでもコンピュ
ーター側で判定処理され、インクジェット式印字装置側
には、判定する手段が不要となり、無駄なインクの消耗
を防ぎ、本来のインクヘッド(インクタンク)中のイン
クの含有量から得られるべき印字枚数が得られるスピッ
ト制御方法、及びそのスピット制御方法を行うインクジ
ェット式印字装置を実現することが出来る。
【0075】本発明に係るスピット制御方法、本発明に
係るインクジェット式印字装置、及び本発明に係るコン
ピュータプログラムを読取ったインクジェット式印字装
置によれば、印字データを複数枚分取り込んで印字する
場合に、インクヘッドの温度に応じて1回当たりのスピ
ット量(吐出量)を変化させることが出来、無駄なイン
クの消耗を防ぎ、本来のインクヘッド(インクタンク)
中のインクの含有量から得られるべき印字枚数が得られ
るスピット制御方法、及びそのスピット制御方法を行う
インクジェット式印字装置を実現することが出来る。
【0076】本発明に係るスピット制御方法、本発明に
係るインクジェット式印字装置、及び本発明に係るコン
ピュータプログラムを読取ったインクジェット式印字装
置によれば、一度に印字データを複数枚分取り込んで印
字する場合に、印字した枚数に応じて1回当たりのスピ
ット量(吐出量)を変化させることが出来、無駄なイン
クの消耗を防ぎ、本来のインクヘッド(インクタンク)
中のインクの含有量から得られるべき印字枚数が得られ
るスピット制御方法、及びそのスピット制御方法を行う
インクジェット式印字装置を実現することが出来る。
【0077】本発明に係る記録媒体を読取ったインクジ
ェット式印字装置によれば、無駄なインクの消耗を防
ぎ、本来のインクヘッド(インクタンク)中のインクの
含有量から得られるべき印字枚数が得られるスピット制
御方法を行うインクジェット式印字装置を実現すること
が出来る。
【0078】本発明に係る記録媒体に記録してあるコン
ピュータプログラムを読取ったインクジェット式印字装
置及びコンピュータによれば、大容量の印字データでも
コンピュータ側で判定処理され、インクジェット式印字
装置側には、判定する手段が不要となり、無駄なインク
の消耗を防ぎ、本来のインクヘッド(インクタンク)中
のインクの含有量から得られるべき印字枚数が得られる
スピット制御方法、そのスピット制御方法を行うインク
ジェット式印字装置、及びそのスピット制御方法を行う
コンピュータを実現することが出来る。
【0079】本発明に係る記録媒体を読取ったインクジ
ェット式印字装置によれば、印字データを複数枚分取り
込んで印字する場合に、インクヘッドの温度に応じて1
回当たりのスピット量(吐出量)を変化させることが出
来、無駄なインクの消耗を防ぎ、本来のインクヘッド
(インクタンク)中のインクの含有量から得られるべき
印字枚数が得られるスピット制御方法を行うインクジェ
ット式印字装置を実現することが出来る。
【0080】本発明に係る記録媒体を読取ったインクジ
ェット式印字装置によれば、一度に印字データを複数枚
分取り込んで印字する場合に、印字した枚数に応じて1
回当たりのスピット量(吐出量)を変化させることが出
来、無駄なインクの消耗を防ぎ、本来のインクヘッド
(インクタンク)中のインクの含有量から得られるべき
印字枚数が得られるスピット制御方法を行うインクジェ
ット式印字装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスピット制御方法、インクジェッ
ト式印字装置、コンピュータプログラム及び記録媒体の
実施の形態の構成を示す説明図である。
【図2】キャリッジが保持するインクヘッドの構成を示
す説明図である。
【図3】スピット時の黒インクヘッド、カラーインクヘ
ッド及びワイプユニットの配置状況を示す説明図であ
る。
【図4】黒インク及びカラーインクのスピット動作を示
す説明図である。
【図5】本発明に係るインクジェット式印字装置のスピ
ット動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るインクジェット式印字装置のスピ
ット動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るインクジェット式印字装置のスピ
ット動作を示すフローチャートである。
【図8】インクジェット式印字装置のスピット動作に関
連するコンピュータの動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明に係るインクジェット式印字装置のスピ
ット動作を示すフローチャートである。
【図10】インクヘッド温度及びスピット量の対照表を
示す説明図である。
【図11】本発明に係るインクジェット式印字装置のス
ピット動作を示すフローチャートである。
【図12】印字枚数及びスピット量の対照表を示す説明
図である。
【符号の説明】
3 給紙ローラ 4 キャリッジ 5 メンテナンスユニット 6 排紙ローラ 8 ワイプユニット 9 黒インクヘッド 9a 黒インクタンク 9b,10d 温度センサ(検出する手段) 10 カラーインクヘッド 10a マゼンタインクタンク 10b イエローインクタンク 10c シアンインクタンク 11 制御部 12 パーソナルコンピュータ 13 記録媒体 14 インクジェット式印字装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 創一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 江藤 弘樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA14 EA25 EB07 EB29 EB30 EC24 EC41 EC54 FA10

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたカラー画像データの各色印字
    データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッド
    を清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピ
    ット動作を制御するインクジェット式印字装置のスピッ
    ト制御方法において、 前記各色インクヘッドの各スピット動作の吐出量は、そ
    れぞれ前記各色印字データに基づき定めることを特徴と
    するスピット制御方法。
  2. 【請求項2】 前記各色印字データの各色毎に、前回ス
    ピット動作から使用されたか否かと爾後のスピット動作
    迄に使用されるか否かとを判定し、その判定結果に基づ
    き、前記各色インクヘッドの各スピット動作の吐出量を
    定める請求項1記載のスピット制御方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータから入力されたカラー画像
    データの各色印字データに基づく印字処理中に行われ、
    各色インクヘッドを清掃する為に、各色インクを所定箇
    所へ吐出するスピット動作を制御するインクジェット式
    印字装置のスピット制御方法において、 前記コンピュータが、所定の範囲毎に前記各色印字デー
    タの各色毎に使用されるか否かを判定するステップと、
    前記印字装置が、スピット動作の都度その判定結果を受
    取るステップと、前記印字装置が、受取った判定結果に
    基づき、前記各色インクヘッドの各スピット動作の吐出
    量を定めるステップとを含むことを特徴とするスピット
    制御方法。
  4. 【請求項4】 入力されたカラー画像データの各色印字
    データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッド
    を清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピ
    ット動作を制御するインクジェット式印字装置のスピッ
    ト制御方法において、 前記インクヘッドの温度を検出し、検出した温度に基づ
    き、前記スピット動作の吐出量を定めることを特徴とす
    るスピット制御方法。
  5. 【請求項5】 入力されたカラー画像データの各色印字
    データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッド
    を清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピ
    ット動作を制御するインクジェット式印字装置のスピッ
    ト制御方法において、 前記印字処理中に印字した頁数を認識し、認識した頁数
    に基づき、前記スピット動作の吐出量を定めることを特
    徴とするスピット制御方法。
  6. 【請求項6】 入力されたカラー画像データの各色印字
    データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッド
    を清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピ
    ット動作を制御するインクジェット式印字装置におい
    て、 前記各色インクヘッドの各スピット動作の吐出量を、そ
    れぞれ前記各色印字データに基づき定める手段を備える
    ことを特徴とするインクジェット式印字装置。
  7. 【請求項7】 前記各色印字データの各色毎に、前回ス
    ピット動作から使用されたか否かと爾後のスピット動作
    迄に使用されるか否かとを判定する手段を更に備え、そ
    の判定結果に基づき、前記各色インクヘッドの各スピッ
    ト動作の吐出量を定むべくなしてある請求項6記載のイ
    ンクジェット式印字装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータから入力されたカラー画像
    データの各色印字データに基づく印字処理中に行われ、
    各色インクヘッドを清掃する為に、各色インクを所定箇
    所へ吐出するスピット動作を制御するインクジェット式
    印字装置において、 前記コンピュータから、所定の範囲毎の前記各色印字デ
    ータの各色毎の使用されるか否かのデータを、スピット
    動作の都度受取る手段を備え、該手段が受取ったデータ
    に基づき、前記各色インクヘッドの各スピット動作の吐
    出量を定むべくなしてあることを特徴とするインクジェ
    ット式印字装置。
  9. 【請求項9】 入力されたカラー画像データの各色印字
    データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッド
    を清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するスピ
    ット動作を制御するインクジェット式印字装置におい
    て、 前記インクヘッドの温度を検出する手段と、該手段が検
    出した温度に基づき、前記スピット動作の吐出量を定め
    る手段とを備えることを特徴とするインクジェット式印
    字装置。
  10. 【請求項10】 入力されたカラー画像データの各色印
    字データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッ
    ドを清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するス
    ピット動作を制御するインクジェット式印字装置におい
    て、 前記印字処理中に印字した頁数を認識する手段と、該手
    段が認識した頁数に基づき、前記スピット動作の吐出量
    を定める手段とを備えることを特徴とするインクジェッ
    ト式印字装置。
  11. 【請求項11】 入力されたカラー画像データの各色印
    字データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッ
    ドを清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するス
    ピット動作を、インクジェット式印字装置に内蔵された
    コンピュータに制御させる為のコンピュータプログラム
    において、 前記コンピュータに、前記各色インクヘッドの各スピッ
    ト動作の吐出量を、それぞれ前記各色印字データに基づ
    き定めさせる手順を含むことを特徴とするコンピュータ
    プログラム。
  12. 【請求項12】 前記コンピュータに、前記各色印字デ
    ータの各色毎に、前回スピット動作から使用されたか否
    かと爾後のスピット動作迄に使用されるか否かとを判定
    させる手順と、前記コンピュータに、その判定結果に基
    づき、前記各色インクヘッドの各スピット動作の吐出量
    を定めさせる手順とを更に含む請求項11記載のコンピ
    ュータプログラム。
  13. 【請求項13】 他のコンピュータから入力されたカラ
    ー画像データの各色印字データに基づく印字処理中に行
    われ、各色インクヘッドを清掃する為に、各色インクを
    所定箇所へ吐出するスピット動作を、インクジェット式
    印字装置に内蔵されたコンピュータ及び前記他のコンピ
    ュータに制御させる為のコンピュータプログラムにおい
    て、 前記他のコンピュータに、所定の範囲毎に前記各色印字
    データの各色毎に使用されるか否かを判定させる手順
    と、前記コンピュータに、スピット動作の都度その判定
    結果を受取らせる手順と、前記コンピュータに、受取っ
    た判定結果に基づき、前記各色インクヘッドの各スピッ
    ト動作の吐出量を定めさせる手順とを含むことを特徴と
    するコンピュータプログラム。
  14. 【請求項14】 入力されたカラー画像データの各色印
    字データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッ
    ドを清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するス
    ピット動作を、インクジェット式印字装置に内蔵された
    コンピュータに制御させる為のコンピュータプログラム
    において、 前記コンピュータに、前記インクヘッドの温度を読取ら
    せる手順と、前記コンピュータに、その読取らせた温度
    に基づき、前記スピット動作の吐出量を定めさせる手順
    とを含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  15. 【請求項15】 入力されたカラー画像データの各色印
    字データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッ
    ドを清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するス
    ピット動作を、インクジェット式印字装置に内蔵された
    コンピュータに制御させる為のコンピュータプログラム
    において、 前記コンピュータに、前記印字処理中に印字した頁数を
    認識させる手順と、前記コンピュータに、その認識させ
    た頁数に基づき、前記スピット動作の吐出量を定めさせ
    る手順とを含むことを特徴とするコンピュータプログラ
    ム。
  16. 【請求項16】 入力されたカラー画像データの各色印
    字データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッ
    ドを清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するス
    ピット動作を、インクジェット式印字装置に内蔵された
    コンピュータに制御させる為のコンピュータプログラム
    を記録してあるコンピュータでの読取りが可能な記録媒
    体において、 前記コンピュータに、前記各色インクヘッドの各スピッ
    ト動作の吐出量を、それぞれ前記各色印字データに基づ
    き定めさせる手順を含むコンピュータプログラムを記録
    してあることを特徴とする記録媒体。
  17. 【請求項17】 他のコンピュータから入力されたカラ
    ー画像データの各色印字データに基づく印字処理中に行
    われ、各色インクヘッドを清掃する為に、各色インクを
    所定箇所へ吐出するスピット動作を、インクジェット式
    印字装置に内蔵されたコンピュータ及び前記他のコンピ
    ュータに制御させる為のコンピュータプログラムを記録
    してあるコンピュータでの読取りが可能な記録媒体にお
    いて、 前記他のコンピュータに、所定の範囲毎に前記各色印字
    データの各色毎に使用されるか否かを判定させる手順
    と、前記コンピュータに、スピット動作の都度その判定
    結果を受取らせる手順と、前記コンピュータに、受取っ
    た判定結果に基づき、前記各色インクヘッドの各スピッ
    ト動作の吐出量を定めさせる手順とを含むコンピュータ
    プログラムを記録してあることを特徴とする記録媒体。
  18. 【請求項18】 入力されたカラー画像データの各色印
    字データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッ
    ドを清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するス
    ピット動作を、インクジェット式印字装置に内蔵された
    コンピュータに制御させる為のコンピュータプログラム
    を記録してあるコンピュータでの読取りが可能な記録媒
    体において、 前記コンピュータに、前記インクヘッドの温度を読取ら
    せる手順と、前記コンピュータに、その読取らせた温度
    に基づき、前記スピット動作の吐出量を定めさせる手順
    とを含むコンピュータプログラムを記録してあることを
    特徴とする記録媒体。
  19. 【請求項19】 入力されたカラー画像データの各色印
    字データに基づく印字処理中に行われ、各色インクヘッ
    ドを清掃する為に、各色インクを所定箇所へ吐出するス
    ピット動作を、インクジェット式印字装置に内蔵された
    コンピュータに制御させる為のコンピュータプログラム
    を記録してあるコンピュータでの読取りが可能な記録媒
    体において、 前記コンピュータに、前記印字処理中に印字した頁数を
    認識させる手順と、前記コンピュータに、その認識させ
    た頁数に基づき、前記スピット動作の吐出量を定めさせ
    る手順とを含むコンピュータプログラムを記録してある
    ことを特徴とする記録媒体。
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