JP2003230532A - 内視鏡用撮像装置 - Google Patents

内視鏡用撮像装置

Info

Publication number
JP2003230532A
JP2003230532A JP2002032786A JP2002032786A JP2003230532A JP 2003230532 A JP2003230532 A JP 2003230532A JP 2002032786 A JP2002032786 A JP 2002032786A JP 2002032786 A JP2002032786 A JP 2002032786A JP 2003230532 A JP2003230532 A JP 2003230532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens frame
frame
lens
unit
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002032786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003230532A5 (ja
JP4020652B2 (ja
Inventor
Seiji Sakai
誠二 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2002032786A priority Critical patent/JP4020652B2/ja
Publication of JP2003230532A publication Critical patent/JP2003230532A/ja
Publication of JP2003230532A5 publication Critical patent/JP2003230532A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4020652B2 publication Critical patent/JP4020652B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320016Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes
    • A61B17/32002Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes with continuously rotating, oscillating or reciprocating cutting instruments

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ枠の組み付け精度を向上させて光学性
能を向上可能で、且つ可動レンズ枠の摺動性能を向上可
能な内視鏡用撮像装置を実現する。 【解決部】 変倍機能又はフォーカシング機能を有する
対物光学系ユニット31は、前群レンズ34aを保持固
定する前群レンズ枠34と、この前群レンズ枠34の基
端側に連設して設け、後群レンズ35aを後方側に保持
固定し、且つこの後群レンズ35aと前記前群レンズ3
4aとの間で、光軸方向に摺動可能な可動レンズ枠36
を介装する後群レンズ枠35とで構成される。前群レン
ズ枠34は、後群レンズ枠35を長手方向に位置決めす
る突当面51と、可動レンズ枠36の先端側への摺動を
規制する突当面52とを形成している。また、後群レン
ズ枠35は、先端側に前群レンズ枠34を嵌合固定させ
る嵌合面53と、この嵌合面53とは段違いに可動レン
ズ枠36を摺動させる摺動面54とを形成している。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、変倍機能又はフォ
ーカシング機能を有する対物光学系ユニットを備えた内
視鏡用撮像装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、内視鏡は、広く用いられてい
る。内視鏡は、細長の挿入部を体腔内に挿入することに
よって体腔内の患部等を観察したり、必要に応じて処置
具を処置具チャンネル内に挿通して治療処置が行える。
上記内視鏡は、例えば、挿入部先端部から取り込んだ被
写体像を撮像する撮像装置を内蔵したものがある。 【0003】上記内視鏡用撮像装置は、上記内視鏡の挿
入部先端部から取り込んだ被写体像をCCD(電荷結合
素子)等の固体撮像素子の撮像面に伝達集光する対物光
学系ユニットを設けて構成される。上記内視鏡用撮像装
置は、上記対物光学系ユニットが変倍機能又はフォーカ
シング機能を有するものがある。 【0004】このような内視鏡用撮像装置は、例えば、
特公平5−12686号公報に記載されているように変
倍機能を有する対物光学系ユニットを備えたものが提案
されている。上記特公平5−12686号公報に記載の
内視鏡用撮像装置は、対物光学系ユニットの光路長が長
く、またレンズ外径が大きいため、可動レンズ枠の光軸
方向の摺動面を可動レンズよりも後方に伸ばし、摺動面
を長くとることができる。 【0005】しかしながら、上記特公平5−12686
号公報に記載の内視鏡用撮像装置は、撮像装置として光
軸方向の硬質長が長くなり、外形も大きくなってしま
う。また、上記特公平5−12686号公報に記載の内
視鏡用撮像装置は、レンズとレンズ枠の数が多いため、
レンズとレンズ枠及びレンズ枠とレンズ枠との組み付け
時のばらつきが多くなり、対物光学系ユニットの偏芯量
が大きくなってしまう。 【0006】一方、これに対してフォーカシング機能を
有する対物光学系ユニットを備えた従来の内視鏡用撮像
装置は、例えば、図18に示すように構成されている。
図18に示すように従来の内視鏡用撮像装置100は、
上記フォーカシング機能を有する対物光学系ユニット1
01と、この対物光学系ユニット101の後端側に連設
して設け、この対物光学系ユニット101の結像位置に
配置される撮像部102aを有する撮像素子ユニット1
02と、前記対物光学系ユニット101に設けた後述の
可動レンズ枠を光軸方向に進退動させるための移動機構
である移動体ユニット103とで構成されている。 【0007】上記対物光学系ユニット101は、前群レ
ンズ111aを保持固定する前群レンズ枠111と、こ
の前群レンズ枠111の基端側に連設して設け、後群レ
ンズ112aを後方側に保持固定し、且つこの後群レン
ズ112aと前記前群レンズ111aとの間で、光軸方
向に摺動可能な可動レンズ枠113を介装する後群レン
ズ枠112とで構成されている。 【0008】このため、上記従来の内視鏡用撮像装置1
00は、上記フォーカシング機能を有する対物光学系ユ
ニット101の光路長が短く、レンズ外径が小さいた
め、可動レンズ枠113の光軸方向の摺動面を可動レン
ズ113aよりも前方に伸ばすことができる。従って、
上記従来の内視鏡用撮像装置100は、光軸方向の硬質
長を短く、外径も小さくすることができる。また、上記
従来の内視鏡用撮像装置100は、上記フォーカシング
機能を有する対物光学系ユニット101のレンズ枠構成
も前群レンズ枠111と後群レンズ枠112との2体枠
であるので、偏芯量を小さく抑えることができる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の内視鏡用撮像装置100は、上記フォーカシング機
能を有する対物光学系ユニット101が上記前群レンズ
枠111と上記後群レンズ枠112とのレンズ枠間の嵌
合面が、上記可動レンズ枠113を摺動させる摺動面に
対して同じ面である。 【0010】このため、上記従来の内視鏡用撮像装置1
00は、上記フォーカシング機能を有する対物光学系ユ
ニット101の偏芯による光学性能と、上記可動レンズ
枠113の摺動性能とを両立させることができなかっ
た。 【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、レンズ枠の組み付け精度を向上させて光学性能を向
上可能で、且つ可動レンズ枠の摺動性能を向上可能な内
視鏡用撮像装置を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、変倍機能又はフォーカシング機能を有す
る対物光学系ユニットを備えた内視鏡用撮像装置におい
て、前記対物光学系ユニットは、前群レンズを保持固定
する前群レンズ枠と、この前群レンズ枠の基端側に連設
して設け、後群レンズを後方側に保持固定し、且つこの
後群レンズと前記前群レンズとの間で、光軸方向に摺動
可能な可動レンズ枠を介装する後群レンズ枠とで構成
し、前記後群レンズ枠を長手方向に位置決めする第1の
面と、前記可動レンズ枠の先端側への摺動を規制する第
2の面とを前記前群レンズ枠に形成すると共に、前記前
群レンズ枠を嵌合させる第3の面と、前記可動レンズ枠
を摺動させる第4の面とを前記後群レンズ枠に形成した
ことを特徴としている。この構成により、レンズ枠の組
み付け精度を向上させて光学性能を向上可能で、且つ可
動レンズ枠の摺動性能を向上可能な内視鏡用撮像装置を
実現する。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施の形態を説明する。図1ないし図16は、本発明の
1実施の形態に係り、図1は本発明の1実施の形態を備
えた内視鏡装置を示す全体構成図、図2は図1の内視鏡
の挿入部先端部を示す断面図、図3は図2の撮像装置を
示す断面図、図4は図3の対物光学ユニットの要部説明
図、図5から図7は図3の撮像装置の要部断面図を示
し、図5は対物光学系ユニットの可動レンズ枠付近を示
す要部断面図、図6は移動体ユニットのばねユニット付
近を示す要部断面図、図7は移動体ユニットのズーム用
ケーブルの装着付近を示す要部断面図、図8から図12
は可動レンズ枠の具体的な構成例を示し、図8(a)は
摺動面の全周において円柱状に形成した可動レンズ枠を
示す縦断面図、図8(b)は同図(a)の横断面図、図
9(a)は摺動面の光軸方向に溝部を形成した可動レン
ズ枠を示す縦断面図、図9(b)は同図(a)の横断面
図、図10(a)は柄部を太く形成した可動レンズ枠を
示す縦断面図、図10(b)は同図(a)の横断面図、
図11(a)は摺動面の先端部と後端部との加工形状の
Rを大きく形成した可動レンズ枠を示す縦断面図、図1
1(b)は同図(a)の横断面図、図12は柄部を複数
設け、移動体ユニットと連結したタイプを示す縦断面
図、図13は後群レンズ枠に装着されるリング部材を示
す展開図、図14及び図15は移動体ユニットの変形例
を示し、図14は変形例の移動体ユニットの斜視図、図
15は図14の移動体ユニットの縦断面図、図16は対
物光学系ユニットの変形例を示す要部断面図である。 【0014】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態を備えた内視鏡装置1は、電磁妨害対策手段を備え、
後述の撮像装置を内蔵した電子内視鏡2と、前記電子内
視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、前記電子内視
鏡2の撮像装置に対する信号処理を行うビデオプロセッ
サ4と、このビデオプロセッサ4から出力される映像信
号を入力し、内視鏡画像を表示するカラーモニタ(以
下、単にモニタ)5とから構成されている。尚、前記ビ
デオプロセッサ4は、図示しないVTRデッキ、ビデオ
プリンタ、ビデオディスク、画像ファイル装置等が接続
可能である。 【0015】前記電子内視鏡2は、細長な挿入部6と、
この挿入部6の基端側に連設され、把持部を兼ねる操作
部7とを有して構成される。前記電子内視鏡2は、この
操作部7に側部から延出した軟性のユニバーサルコード
8が設けられている。このユニバーサルコード8は、図
示しないライトガイドや信号ケーブルを内挿している。
このユニバーサルコード8は、この端部にコネクタ部9
が設けられている。前記コネクタ部9は、この先端に前
記光源装置3に接続されるライトガイドコネクタ(以
下、LGコネクタ)9aと、このLGコネクタ9aの側
部に前記ビデオプロセッサ4の接続ケーブル4aが接続
されるビデオコネクタ9bとが設けられている。 【0016】前記内視鏡挿入部6(電子内視鏡2の挿入
部6のこと)は、先端に設けられた先端部11と、この
先端部11の基端側に設けられた湾曲自在の湾曲部12
と、この湾曲部12の基端側に設けられた長尺で可撓性
を有する可撓管部13とが連設されて構成されている。 【0017】前記内視鏡操作部7(電子内視鏡2の操作
部7のこと)は、使用者が握って把持する部位である把
持部7aを基端側に有している。前記内視鏡操作部7
は、前記把持部7aの上部側に前記ビデオプロセッサ4
を遠隔操作するための複数のビデオスイッチ14aが配
置されるスイッチ部14を設けている。 【0018】また、前記内視鏡操作部7は、この側面に
送気操作、送水操作を操作するための送気送水操作部1
5と、吸引操作を操作するための吸引操作部16とが設
けられている。更に、前記内視鏡操作部7は、湾曲操作
ノブ17が設けられ、前記把持部7aを把持して前記湾
曲操作ノブ17を回動操作することにより前記湾曲部1
2を湾曲操作することができる。 【0019】また、前記内視鏡操作部7は、前記把持部
7aの前端付近に生検鉗子等の処置具を挿入する処置具
挿入口18が設けられている。また、前記内視鏡挿入部
6は、図示しない送気・送水管路が挿通配設されてい
る。この送気・送水管路は、前記操作部7内で前記送気
送水操作部15に接続され、更に前記ユニバーサルコー
ド8を挿通された送気・送水管路を介してその端部が前
記コネクタ部9に至り、前記光源装置3内の図示しない
送気・送水機構と接続される。 【0020】また、前記内視鏡挿入部6は、図示しない
吸引管路が挿通配設されている。この吸引管路は、前記
操作部7内の先端側付近で2つに分岐し、一方は前記処
置具挿入口18に連通し、他方は前記吸引制御部16を
介して前記ユニバーサルコード8内の吸引管路と連通
し、前記コネクタ部9の図示しない吸引口金に至る。ま
た、前記吸引管路は、前記挿入部先端部11に開口する
先端開口11aが吸引動作時には吸引口となり、前記処
置具挿入口18から鉗子等の処置具を挿入した場合に
は、鉗子等の処置具の先端側が突出される鉗子出口とな
る。 【0021】また、前記電子内視鏡2は、照明光を伝達
する図示しないライトガイドが前記挿入部6、前記操作
部7、前記ユニバーサルコード8に挿通配設されてい
る。このライトガイドは、基端側が前記操作部7を経て
前記ユニバーサルコード8の前記コネクタ部9に至り、
前記光源装置3内に設けた図示しない光源ランプからの
照明光を伝達するようになっている。前記ライトガイド
から伝達された照明光は、前記挿入部先端部11に固定
された照明窓11bの先端面から患部などの被写体を照
明するようになっている。 【0022】照明された被写体は、前記照明窓11bに
隣接して設けた観察窓11cから被写体像を取り込まれ
る。この取り込まれた被写体像は、後述する撮像装置に
より撮像されて光電変換され、撮像信号に変換されるよ
うになっている。そして、この撮像信号は、前記撮像装
置から延出する後述の信号ケーブルを伝達し、前記コネ
クタ部9内に収納した図示しないノイズ低減器を介して
前記ビデオプロセッサ4へ出力される。 【0023】前記ビデオプロセッサ4は、前記電子内視
鏡2の撮像装置からの撮像信号を信号処理して、標準的
な映像信号を生成し、この映像信号を前記モニタ5に出
力して、このモニタ5に内視鏡画像を表示させるように
なっている。 【0024】図2は、前記電子内視鏡2の挿入部先端側
の構造を示す。図2に示すように前記電子内視鏡2の挿
入部先端部11は、金属製の例えばステンレス等から形
成される略円柱上の先端部本体21と、この先端部本体
21の先端側に被嵌されて接着剤によって一体的に固定
された樹脂製の先端カバー22とで構成されている。 【0025】前記先端部本体21は、この基端部に前記
湾曲部12を構成する複数の湾曲駒12a,…を覆う湾
曲ゴムチューブ23の先端部が被覆され、糸巻き接着部
を設けて強固に固定されている。尚、前記先端部本体2
1の基端部には、前記湾曲部12を構成する最先端の湾
曲駒12aが固定されている。 【0026】前記先端部本体21は、撮像装置30を構
成する後述の対物光学系ユニット31を配置するための
貫通孔21aが形成されている。尚、この貫通孔21a
は、基端側より先端側が細径に形成され、前記対物光学
系ユニット31と前記先端部本体21との間に水密リン
グ21bが配置されるようになっている。 【0027】次に、図3ないし図13を用いて、前記撮
像装置30の詳細構成を説明する。図3に示すように前
記撮像装置30は、変倍機能又はフォーカシング機能を
有する対物光学系ユニット31と、この対物光学系ユニ
ット31の後端側に連設して設け、この対物光学系ユニ
ット31の結像位置に配置される撮像部32aを有する
撮像素子ユニット32と、前記対物光学系ユニット31
に設けた後述の可動レンズ枠を光軸方向に進退動させる
ための移動機構である移動体ユニット33とで構成され
ている。 【0028】前記対物光学系ユニット31は、前群レン
ズ34aを保持固定する前群レンズ枠34と、この前群
レンズ枠34の基端側に連設して設け、後群レンズ35
aを後方側に保持固定し、且つこの後群レンズ35aと
前記前群レンズ34aとの間で、光軸方向に摺動可能な
可動レンズ枠36を介装する後群レンズ枠35とで構成
されている。 【0029】前記可動レンズ枠36は、可動レンズ36
aを保持固定している。この可動レンズ枠36は、この
下部に延出している柄部36bが後述するように前記移
動体ユニット33に接続部36cで接着固定されてい
る。そして、前記移動体ユニット33により、前記可動
レンズ枠36が光軸方向に進退動することで、フォーカ
シングを行うように構成されている。 【0030】先ず、撮像素子ユニット32の詳細構成を
説明する。前記撮像素子ユニット32は、上述したよう
に前記撮像部32aを有して構成される。この撮像部3
2aは、固体撮像素子チップ37aと、この固体撮像素
子チップ37a上に接着剤で接合されたカバーガラス3
7bと、このカバーガラス37bの前面に接合された対
物光学系部品37cとを有している。尚、前記対物光学
系部品37cは、集光力が強ければ平行平板レンズでも
良い。 【0031】前記撮像部32aは、対物光学系部品37
cが素子枠38に嵌合固定されることで、この素子枠3
8に接着固定される。そして、前記撮像部32aは、前
記素子枠38が前記後群レンズ枠35の後端側に嵌合固
定して接着固定されることで、前記撮像素子ユニット3
2が前記対物光学系ユニット31の基端側に連設される
ようになっている。 【0032】前記固体撮像素子チップ37aは、撮像面
に所定面積のイメージエリアと、駆動信号及び出力信号
や駆動電源を伝達するための接続部(不図示)とが形成
されている。前記撮像部32aは、前記固体撮像素子チ
ップ37aの前記接続部にフレキシブル基板37dが接
続されている。このフレキシブル基板37dは、例え
ば、ポリイミドで形成されたポリイミド基材の両面に銅
で配線パターンが形成されている。このフレキシブル基
板37dは、この開口部に露出した図示しないインナー
リード部が積層基板部37eのランド部(不図示)と半
田で接続される。 【0033】前記積層基板部37eは、パルス信号のノ
イズを除去するための電子部品や前記固体撮像素子チッ
プ37aから出力される撮像信号を増幅するためのIC
が実装されている。これら電子部品とICの周辺及びフ
レキシブル基板37dの周辺は、封止樹脂37fで封止
されている。 【0034】また、前記積層基板部37eは、この基板
部側に信号ケーブル39を接続する接続端子37gが接
続されている。GND用の接続端子37gは、他の信号
線の接続端子37gよりも大きく或いは長いものが接続
されている。 【0035】前記信号ケーブル39は、複数の同軸信号
線39aと複数の単純線39bとが挿通配置されてい
る。前記複数の同軸信号線39aにより、前記撮像部3
2aは、前記ビデオプロセッサ4から駆動信号が伝達さ
れると共に、前記固体撮像素子チップ37aから出力さ
れる撮像信号が前記積層基板部37eに搭載されたIC
で増幅された後、前記ビデオプロセッサ4へ伝達される
ようになっている。 【0036】また、前記複数の単純線39bにより、前
記撮像部32aは、前記ビデオプロセッサ4から駆動電
源が供給される。また、同軸シールド線39cは、前記
接続端子37gに接続されるGND線に接続されてい
る。 【0037】前記信号ケーブル39は、総合シールド3
9dの先端面39eをケーブル抑え部材41のケーブル
位置出し面41aに合わせることで、信号ケーブル39
とケーブル抑え部材41との位置出しを行う。位置出し
後、信号ケーブル39とケーブル抑え部材41とは、例
えば、エポキシ系の接着剤で固定される。尚、この接着
は、シリコン系の接着剤を用いても良い。 【0038】前記接続端子37gは、信号ケーブル39
を構成する前記複数の同軸信号線39a及び単純線39
bが半田で接続されている。また、前記接続端子37g
は、前記撮像部32aのGNDに導通しており、各同軸
信号線39aの外部導体を一括した線、前記同軸シール
ド線39cが半田で接続されている。 【0039】前記接続端子37gと各接続端子37gに
接続された同軸信号線39a、単純線39b、同軸シー
ルド線39cの周辺は、例えばエポキシ系の接着剤42
が充填され、固定される。前記撮像部32aの周辺は、
接着剤43で封止されていて、更にその外周は前記素子
枠38に嵌合固定される補強枠44で覆われている。こ
の補強枠44は、この内部に例えばエポキシ系の接着剤
43が充填されて固定される。前記素子枠38から前記
ケーブル抑え部材41の外周は、被覆部材45で覆われ
ている。 【0040】次に、前記対物光学系ユニット31の詳細
構成を説明する。前記対物光学系ユニット31は、上述
したように前記前群レンズ枠34と、前記後群レンズ枠
35と、前記可動レンズ枠36とで構成されている。 【0041】図4に示すように前記前群レンズ枠34
は、前記後群レンズ枠35を長手方向に位置決めする突
当面51と、前記可動レンズ枠36の先端側への摺動を
規制する突当面52とを形成している。また、前記後群
レンズ枠35は、先端側に前記前群レンズ枠34を嵌合
固定させる嵌合面53と、この嵌合面53とは段違いに
前記可動レンズ枠36を摺動させる摺動面54とを形成
している。 【0042】このことにより、前記対物光学系ユニット
31は、前記後群レンズ枠35と前記前群レンズ枠34
との嵌合面53と、前記可動レンズ枠36が摺動する摺
動面54を別面とすることができる。従って、前記対物
光学系ユニット31は、前記嵌合面53の公差を厳しく
抑えて形成することができ、偏芯量を小さくすることが
できる。 【0043】一方、前記対物光学系ユニット31は、前
記摺動面54の公差を前記嵌合面53の公差に対して異
なる摺動性能上、最適な公差で形成することができ、可
動レンズ枠36の摺動性能も向上することができる。 【0044】また、前記前群レンズ枠34は、前記後群
レンズ枠35との嵌合面53の一部に接着だまり溝部5
5を形成している。このことにより、前記対物光学系ユ
ニット31は、確実に前記嵌合面53に接着剤を塗付す
ることが可能である。従って、前記対物光学系ユニット
31は、前記前群レンズ枠34と前記後群レンズ枠35
との嵌合をメカ耐性的な強度の向上が可能で、更にま
た、湿気等の蒸気の浸入防止効果も向上可能である。 【0045】前記可動レンズ枠36は、前記後群レンズ
枠35の摺動面54に摺動面36dが当接して摺動する
ようになっている。また、この可動レンズ枠36は、基
端部分に位置決めのための突当部56を形成している。
このことにより、前記対物光学系ユニット31は、前記
可動レンズ36aを前記可動レンズ枠36に先端側から
落とし込むだけで、前記可動レンズ36aの位置決めが
可能であるため、作業性を向上することができる。ま
た、この突当部56は、TELE(狭角)時のフレアを
防止可能な形状にしている。このため、前記可動レンズ
枠36は、光学性能についても向上させることができ
る。また、前記可動レンズ36aは、この先端側にフレ
ア防止用のフレア絞り57が保持固定されている。 【0046】ここで、前記可動レンズ枠36は、図8〜
図12に示すように構成されている。図8に示す可動レ
ンズ枠36Aは、前記摺動面36dの全周において円柱
状に形成したものである。これにより、可動レンズ枠3
6Aは、摺動面36dの前面で摺動するので、前記後群
レンズ枠35の摺動面54との引っ掛かりを抑えること
ができ、摺動性を向上させることが可能である。 【0047】図9に示す可動レンズ枠36Bは、前記摺
動面36dの光軸方向に溝部36eを少なくとも1箇所
形成したものである。これにより、可動レンズ枠36B
は、溝部36eを摺動方向に設けることで、前記後群レ
ンズ枠35の摺動面54との引っ掛かりを抑えることが
でき、摺動性を向上させることが可能である。 【0048】図10に示す可動レンズ枠36Cは、前記
柄部36bを太く形成したものである。これにより、可
動レンズ枠36Cは、柄部36bを太く形成すること
で、前記後群レンズ枠35の摺動面54に対する摺動時
のがたつきを抑えて安定して摺動させることができ、摺
動性を向上させることが可能である。 【0049】図11に示す可動レンズ枠36Dは、摺動
面36dの先端部36daと後端部36dbとの加工形
状のRを大きく形成したものである。これにより、可動
レンズ枠36Dは、可動部材と非可動部材との材質を相
違にして形成したものでも、相互の部材の噛み付きを抑
えることができ、前記後群レンズ枠35の摺動面54に
対する摺動性を向上させることが可能である。 【0050】図12に示す可動レンズ枠36Eは、柄部
36bを少なくとも2箇所設け、前記移動体ユニット3
3と連結したものである。これにより、可動レンズ枠3
6Eは、前記移動体ユニット33とバランスよく組み付
いて構成可能である。従って、可動レンズ枠36Eは、
前記移動体ユニット33との相互のがたつきがなく、前
記後群レンズ枠35の摺動面54に対する摺動時のがた
つきも抑えることができるので、摺動性を向上させるこ
とが可能である。 【0051】図4に戻り、前記後群レンズ枠35は、こ
の中央近傍の外周部にTELE(狭角)時における前記
可動レンズ枠36の位置を調整するためのリング部材5
8が装着されている。 【0052】このリング部材58は、図13の展開図に
示すように先端側に傾斜部58aが形成されている。こ
の傾斜部58aにより、前記リング部材58は、円周方
向に回動させることで、前記可動レンズ枠36のTEL
E(狭角)時の調整位置を変更可能である。このことに
より、前記対物光学系ユニット31は、所望の調整位置
で前記リング部材58を接着剤等で固定し、フォーカシ
ング調整を行うことが可能である。 【0053】また、前記後群レンズ枠35は、この基端
側に突出部59を設けている。前記後群レンズ枠35
は、この突出部59に前記移動体ユニット33を固定す
るための固定部分59aが設けられている。 【0054】また、前記後群レンズ枠35は、この先端
側外周部分に枠部材60が嵌合固定されている。この枠
部材60は、一端に突出部60aが延出して設けられて
いる。この突出部60aは、前記移動体ユニット33を
固定するための固定部分60bが設けられている。 【0055】図5に示すように前記対物光学系ユニット
31は、前記後群レンズ枠35の一部分に凸部35bが
設けられていると共に、前記枠部材60の一部分に凹部
60cが設けられていて、これら凸部35bと凹部60
cとを嵌合させている。このことにより、前記対物光学
系ユニット31は、前記後群レンズ枠35と前記枠部材
60とを嵌合するだけで、前記後群レンズ枠35の移動
体ユニット固定部分59aと前記枠部材60の移動体ユ
ニット固定部分60bとの移動体軸の位置出しを行うこ
とができる。従って、前記対物光学系ユニット31は、
組立作業性及び光学性能を向上可能である。 【0056】また、前記対物光学系ユニット31は、前
記前群レンズ枠34に形成した前記突当面51に前記後
群レンズ枠35を突き当てることで前記前群レンズ枠3
4と前記後群レンズ枠35との位置出しを行うようにな
っている。また、前記対物光学系ユニット31は、前記
前群レンズ枠34に形成した突当面52に前記可動レン
ズ枠36の先端面を突き当てることで、前記前群レンズ
枠34と前記可動レンズ枠36の位置出しを行うように
なっている。 【0057】次に、前記移動体ユニット33を説明す
る。前記移動体ユニット33は、前記可動レンズ枠36
を進退動させるための圧電素子61が内蔵されている。
この圧電素子61は、基端側にリード線62の一端が半
田で接続されており、パイプ63に接着剤等で固定され
ている。前記リード線62の他端は、固定部材64に接
着固定されている。前記パイプ63の先端側は、前記可
動レンズ枠36と接続されるための接続部65aを設け
たホルダ65が接着固定されている。 【0058】前記移動体ユニット33は、前記前群レン
ズ枠34の固定部分60bから前記後群レンズ枠35の
固定部分59aにかけての中央近傍に、ばねユニット6
6を装着したガイド部材67が挿入され、前記後群レン
ズ枠35の固定部分59aと前記前群レンズ枠34の固
定部分60bとに接着固定されるようになっている。
尚、前記ばねユニット66は、固定部材68に固定され
ている。 【0059】前記ガイド部材67は、基端側から前記移
動体ユニット33が挿入され、先端側の前記ホルダ65
に設けた接続部65aの穴部と前記可動レンズ枠36の
柄部36bに設けた接続部36cの穴部とを合わせ、結
合ピン69を装着させて接着剤にて固定している。 【0060】この際、前記ガイド部材67が前記ばねユ
ニット66の固定部材68に突き当たっていることを確
認するために、図6に示すように前記後群レンズ枠35
は、この側面の一部に切欠部35cが形成されている。
このことにより、前記移動体ユニット33は、確実に前
記ガイド部材67が前記ばねユニット66の固定部材6
8に突き当たっていることを確認できるため、作業性を
向上することが可能である。 【0061】また、前記ガイド部材67は、この基端側
に前記固定部材64を装着し、ビス70で固定されてい
る。前記固定部材64が前記ビス70で固定される前記
後群レンズ枠35の前記突出部59は、光軸と移動体中
心の延長上の位置にビス穴71を形成している。このこ
とにより、前記固定部材64が前記後群レンズ枠35の
突出部59の外形から突出することがないので、前記移
動体ユニット33は、この外形を小さくできる。従っ
て、撮像装置30は、この外形を小さくすることが可能
である。 【0062】また、図7に示すように前記固定部材64
は、この一部分に凹部72が形成されている。この凹部
72は、ズーム用ケーブル73が装着されるようになっ
ている。そして、これらズーム用ケーブル73を含む固
定部材64全体は、糸等で切欠部74を通して縛り固定
されている。このことにより、前記移動体ユニット33
は、前記ズーム用ケーブル73が前記固定部材64に確
実に固定されるので、ズーム用ケーブル73の抜けやズ
ーム用ケーブル73内の信号線73aの断線がなく、耐
性的に向上することが可能である。 【0063】ズーム用ケーブル73内の信号線73aと
前記移動体ユニット33のリード線62とは、半田で接
続されている。ズーム用ケーブル73は、基端側で図示
しない別ケーブルに接続され、前記ビデオプロセッサ4
に設けた図示しない制御用コントローラに接続されてい
る。この制御用コントローラは、前記移動体ユニット3
3の速度を制御する信号を出力し、この信号はズーム用
ケーブル73及びリード線62を伝送して前記圧電素子
61に伝達されるようになっている。 【0064】また、前記可動レンズ枠36のスピード調
整は、前記ばねユニット66のビス75を締緩すること
によって制御し、所望のスピードになるように前記ビス
75を接着固定している。また、前記枠部材60の突出
部60aから前記後群レンズ枠35の突出部59の範囲
の外周は、カバー76で覆っている。更に、前記後群レ
ンズ枠35の突出部59は、この基端側を接着剤78等
で固定している。 【0065】尚、前記移動体ユニット33は、図14及
び図15に示すように構成しても良い。図14及び図1
5に示すように前記移動体ユニット33Bは、この前後
の固定部分を全て枠部材77に配置し、後群レンズ枠3
5B基端部の突出部分をなくすように構成しても良い。
これにより、前記移動体ユニット33Bは、前記後群レ
ンズ枠35Bの加工性が向上し、なお且つ軸ずれも抑え
ることができるので、摺動性も向上することが可能であ
る。 【0066】このように構成された撮像装置30は、前
記対物光学系ユニット31において、前記後群レンズ枠
35と前記前群レンズ枠34との嵌合面53と、前記可
動レンズ枠36が摺動する摺動面54を別面としている
ので、前記嵌合面53の公差を厳しく抑えて形成するこ
とができ、偏芯量を小さくすることができると共に、前
記摺動面54の公差を前記嵌合面53の公差に対して異
なる摺動性能上、最適な公差で形成することができ、可
動レンズ枠36の摺動性能も向上することができる。 【0067】また、前記撮像装置30は、前記対物光学
系ユニット31において、前記後群レンズ枠35と前記
可動レンズ枠36との位置出し機能を前記前群レンズ枠
34に設けているので、前記前群レンズ34aと前記後
群レンズ35a及び前記可動レンズ36aの組み付け面
間隔の精度を向上させることができる。この結果、本実
施の形態の撮像装置30は、光学性能及び可動レンズ枠
36の摺動性を向上することができる。 【0068】また、対物光学系ユニットは、図16に示
すように構成しても良い。図16は、対物光学系ユニッ
トの変形例を示す要部断面図である。図16に示すよう
に対物光学系ユニット80は、前群レンズ枠81の基端
側内周面に後群レンズ枠82との嵌合面81aを形成す
ると共に、この前群レンズ枠81の嵌合面81aに嵌合
する嵌合面82aを後群レンズ枠82の先端側外周面に
形成して構成している。また、前記後群レンズ枠82
は、可動レンズ枠83の摺動面83aが摺動する摺動面
82bを先端側内周面に形成している。 【0069】また、前記前群レンズ枠81は、前記後群
レンズ枠82を長手方向に位置決めするための突当面8
1bを形成すると共に、前記可動レンズ枠83の摺動を
規制するための突当面81cを形成している。 【0070】このことにより、対物光学系ユニット80
は、前群レンズ枠81と後群レンズ枠82との嵌合面を
広く形成できるので、メカ強度耐性を向上することがで
きる。従って、本変形例の対物光学系ユニット80は、
上記第1の実施の形態と同様な効果を得ると共に、メカ
強度耐性を向上可能である。 【0071】ところで、従来の撮像装置は、変倍機能又
はフォーカシング機能を有する対物光学系ユニットを構
成する可動レンズ枠と、この可動レンズ枠を進退動させ
る移動体ユニットとの接続部のクリアランスが、上記可
動レンズ枠とこの可動レンズ枠の受け側である後群レン
ズ枠とのクリアランスよりも大きく形成されている。 【0072】このため、従来の撮像装置は、対物光学系
ユニットの可動レンズ枠と移動体ユニットとの接続を、
フレキシビリティな動きが可能なジョイントで固定され
ていた。従って、従来の撮像装置は、上記可動レンズ枠
の可動時(摺動時)に、上記移動体ユニットの動きによ
り生じたばらつきを上記ジョイント部で吸収可能であ
る。 【0073】しかしながら、従来の撮像装置は、上記移
動体ユニットの動きが直接上記可動レンズ枠に伝達され
るので、この可動レンズ枠の動きが不安定となる。従っ
て、上記従来の撮像装置は、変倍又はフォーカシングし
た際に撮像した場合、画像揺れ等が発生する虞れがあ
る。 【0074】そこで、変倍又はフォーカシングした際
に、可動レンズ枠をスムーズに可動させると共に、画像
揺れ等の不具合を防止可能な撮像装置の提供が望まれて
いた。図17は、撮像装置の変倍機能又はフォーカシン
グ機能を有する対物光学系ユニットの要部断面図であ
る。 【0075】図17に示すように撮像装置の対物光学系
ユニット90は、可動レンズ91aを保持固定した可動
レンズ枠91が、この可動レンズ枠91の受け側である
後群レンズ枠92の内周面を摺動するように組み付けら
れている。そして、前記対物光学系ユニット90は、前
記可動レンズ枠91の柄部91bに設けた接続部91c
が、移動体ユニット93の接続部93aに結合ピン94
で装着され、接着剤95で固定されている。 【0076】ここで、前記対物光学系ユニット90は、
前記可動レンズ枠91と前記後群レンズ枠92との間に
嵌合クリアランス96aを要する。これは、前記可動レ
ンズ枠91が前記後群レンズ枠92の摺動面に対しての
摺動時にスムーズ性が必要なためである。また、前記対
物光学系ユニット90は、前記可動レンズ枠91の摺動
がスムーズな動きになるために、前記可動レンズ枠91
の接続部91cと前記移動体ユニット93の接続部93
aとのクリアランス96bが必要となってくる。 【0077】そこで、本実施例では、前記対物光学系ユ
ニット90は、前記可動レンズ枠91と前記後群レンズ
枠92の内周面との嵌合クリアランス96aと、前記可
動レンズ枠91の接続部91cと前記移動体ユニット9
3の接続部93aとのクリアランス96bとが略同等に
なるように構成している。 【0078】更に、前記対物光学系ユニット90は、前
記可動レンズ枠91の接続部91cと前記移動体ユニッ
ト93の接続部93aとのクリアランス96bに弾性樹
脂97を封止し、前記可動レンズ枠91の可動時の不安
定な動きを吸収するように構成している。 【0079】これにより、本実施例の対物光学系ユニッ
ト90は、可動レンズ枠91、後群レンズ枠92、移動
体ユニット93の一連の不安定な動きを抑えることがで
き、画像揺れ等の不具合を防止することが可能である。 【0080】また、本発明は、以上述べた実施の形態の
みに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形実施可能である。 【0081】[付記] (付記項1) 変倍機能又はフォーカシング機能を有す
る対物光学系ユニットを備えた内視鏡用撮像装置におい
て、前記対物光学系ユニットは、前群レンズを保持固定
する前群レンズ枠と、この前群レンズ枠の基端側に連設
して設け、後群レンズを後方側に保持固定し、且つこの
後群レンズと前記前群レンズとの間で、光軸方向に摺動
可能な可動レンズ枠を介装する後群レンズ枠とで構成
し、前記後群レンズ枠を長手方向に位置決めする第1の
面と、前記可動レンズ枠の先端側への摺動を規制する第
2の面とを前記前群レンズ枠に形成すると共に、前記前
群レンズ枠を嵌合させる第3の面と、前記可動レンズ枠
を摺動させる第4の面とを前記後群レンズ枠に形成した
ことを特徴とする内視鏡用撮像装置。 【0082】(付記項2) 変倍機能又はフォーカシン
グ機能を有する対物光学系ユニットを備えた内視鏡用撮
像装置において、前記対物光学系ユニットは、前群レン
ズを保持固定する前群レンズ枠と、この前群レンズ枠の
基端側に連設して設け、後群レンズを後方側に保持固定
し、且つこの後群レンズと前記前群レンズとの間で、光
軸方向に摺動可能な可動レンズ枠を介装する後群レンズ
枠とで構成し、前記可動レンズ枠と前記移動体ユニット
との接続部のクリアランスを、前記可動レンズ枠と前記
後群レンズ枠とのクリアランスと略同等にすると共に、
前記接続部に弾性樹脂を封止したことを特徴とする内視
鏡用撮像装置。 【0083】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ンズ枠の組み付け精度を向上させて光学性能を向上可能
で、且つ可動レンズ枠の摺動性能を向上可能な内視鏡用
撮像装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の1実施の形態を備えた内視鏡装置を示
す全体構成図 【図2】図1の内視鏡の挿入部先端部を示す断面図 【図3】図2の撮像装置を示す断面図 【図4】図3の対物光学ユニットの要部説明図 【図5】対物光学系ユニットの可動レンズ枠付近を示す
要部断面図 【図6】移動体ユニットのばねユニット付近を示す要部
断面図 【図7】移動体ユニットのズーム用ケーブルの装着付近
を示す要部断面図 【図8】摺動面の全周において円柱状に形成した可動レ
ンズ枠を示す断面図 【図9】摺動面の光軸方向に溝部を形成した可動レンズ
枠を示す断面図 【図10】柄部を太く形成した可動レンズ枠を示す断面
図 【図11】摺動面の先端部と後端部との加工形状のRを
大きく形成した可動レンズ枠を示す断面図 【図12】柄部を複数設け、移動体ユニットと連結した
タイプを示す縦断面図 【図13】後群レンズ枠に装着されるリング部材を示す
展開図 【図14】変形例の移動体ユニットの斜視 【図15】図14の移動体ユニットの縦断面図 【図16】対物光学系ユニットの変形例を示す要部断面
図 【図17】撮像装置の変倍機能又はフォーカシング機能
を有する対物光学系ユニットの要部断面図 【図18】従来の撮像装置を示す断面図 【符号の説明】 1…内視鏡装置 2…電子内視鏡 6…挿入部 11…先端部 12…湾曲部 21…先端部本体 30…撮像装置(内視鏡用撮像装置) 31…対物光学系ユニット 32…撮像素子ユニット 32a…撮像部 33…移動体ユニット 34…前群レンズ枠 34a…前群レンズ 35…後群レンズ枠 35a…後群レンズ 36…可動レンズ枠 36a…可動レンズ 36b…柄部 51…突当面 52…突当面 53…嵌合面 54…摺動面
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 23/26 H04N 5/225 C H04N 5/225 5/232 A 5/232 G02B 7/04 D Fターム(参考) 2H040 BA03 BA05 CA07 CA11 CA23 DA03 DA12 DA14 DA15 DA17 DA22 DA41 DA56 DA57 GA02 GA10 GA11 2H044 AJ06 BD01 DA01 DA02 4C060 FF25 LL07 4C061 AA00 BB00 CC00 DD03 FF35 FF40 JJ11 5C022 AA09 AB44 AC54 AC78

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 変倍機能又はフォーカシング機能を有す
    る対物光学系ユニットを備えた内視鏡用撮像装置におい
    て、 前記対物光学系ユニットは、前群レンズを保持固定する
    前群レンズ枠と、この前群レンズ枠の基端側に連設して
    設け、後群レンズを後方側に保持固定し、且つこの後群
    レンズと前記前群レンズとの間で、光軸方向に摺動可能
    な可動レンズ枠を介装する後群レンズ枠とで構成し、 前記後群レンズ枠を長手方向に位置決めする第1の面
    と、前記可動レンズ枠の先端側への摺動を規制する第2
    の面とを前記前群レンズ枠に形成すると共に、前記前群
    レンズ枠を嵌合させる第3の面と、前記可動レンズ枠を
    摺動させる第4の面とを前記後群レンズ枠に形成したこ
    とを特徴とする内視鏡用撮像装置。
JP2002032786A 2002-02-08 2002-02-08 内視鏡用撮像装置 Expired - Lifetime JP4020652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002032786A JP4020652B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 内視鏡用撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002032786A JP4020652B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 内視鏡用撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003230532A true JP2003230532A (ja) 2003-08-19
JP2003230532A5 JP2003230532A5 (ja) 2005-08-18
JP4020652B2 JP4020652B2 (ja) 2007-12-12

Family

ID=27775803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002032786A Expired - Lifetime JP4020652B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 内視鏡用撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4020652B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007228A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Pentax Corp 電子内視鏡用撮像装置
CN100451713C (zh) * 2005-11-21 2009-01-14 阿尔卑斯电气株式会社 不使异物进入光学系的摄像机模块
EP2161606A1 (en) 2008-09-08 2010-03-10 Olympus Medical Systems Corporation Endoscopic image pickup unit
US7940296B2 (en) 2005-07-01 2011-05-10 Hoya Corporation Image capturing unit for endoscope
US9364137B2 (en) 2013-06-21 2016-06-14 Olympus Corporation Endoscope image-acquisition unit and endoscope apparatus
JP2016220945A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 オリンパス株式会社 撮像ユニット及び内視鏡
WO2017022279A1 (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 オリンパス株式会社 撮像ユニットおよび内視鏡
JP2018081270A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 オリンパス株式会社 光学装置及び内視鏡
JPWO2019235010A1 (ja) * 2018-06-05 2021-06-03 オリンパス株式会社 内視鏡

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7940296B2 (en) 2005-07-01 2011-05-10 Hoya Corporation Image capturing unit for endoscope
JP2007007228A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Pentax Corp 電子内視鏡用撮像装置
CN100451713C (zh) * 2005-11-21 2009-01-14 阿尔卑斯电气株式会社 不使异物进入光学系的摄像机模块
US8936546B2 (en) 2008-09-08 2015-01-20 Olympus Medical Systems Corp. Endoscopic image pickup unit
EP2296028A1 (en) 2008-09-08 2011-03-16 Olympus Medical Systems Corp. Endoscopic image pickup unit
JP2010063491A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用撮像ユニット
CN101672980B (zh) * 2008-09-08 2011-11-23 奥林巴斯医疗株式会社 内窥镜用摄像单元
US8360965B2 (en) 2008-09-08 2013-01-29 Olympus Medical Systems Corp. Endoscopic image pickup unit
EP2161606A1 (en) 2008-09-08 2010-03-10 Olympus Medical Systems Corporation Endoscopic image pickup unit
US9364137B2 (en) 2013-06-21 2016-06-14 Olympus Corporation Endoscope image-acquisition unit and endoscope apparatus
JP2016220945A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 オリンパス株式会社 撮像ユニット及び内視鏡
WO2017022279A1 (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 オリンパス株式会社 撮像ユニットおよび内視鏡
JP6115744B1 (ja) * 2015-08-05 2017-04-19 オリンパス株式会社 撮像ユニットおよび内視鏡
CN106999013A (zh) * 2015-08-05 2017-08-01 奥林巴斯株式会社 摄像单元和内窥镜
US9872611B2 (en) 2015-08-05 2018-01-23 Olympus Corporation Image pickup unit and endoscope
JP2018081270A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 オリンパス株式会社 光学装置及び内視鏡
JPWO2019235010A1 (ja) * 2018-06-05 2021-06-03 オリンパス株式会社 内視鏡

Also Published As

Publication number Publication date
JP4020652B2 (ja) 2007-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8936546B2 (en) Endoscopic image pickup unit
JP5054230B2 (ja) 撮像ユニット
WO2007026815A1 (ja) 電子内視鏡
US8031416B2 (en) Endoscope
JPH11313795A (ja) 内視鏡
JP2003230532A (ja) 内視鏡用撮像装置
JP2009066222A (ja) 内視鏡
JP2015112336A (ja) 内視鏡システム
JP5384906B2 (ja) 内視鏡装置
US7435215B2 (en) Endoscope
JP3360799B2 (ja) 内視鏡の対物駆動機構
JP5242041B2 (ja) 内視鏡
JP4160577B2 (ja) 撮像装置
JPH0785131B2 (ja) 内視鏡
JP3713293B2 (ja) 電子内視鏡
JP3958597B2 (ja) 撮像装置
JP2003310531A (ja) 内視鏡用撮像装置
CN112312820A (zh) 内窥镜
JP3406807B2 (ja) 内視鏡の対物駆動機構
JP3380140B2 (ja) 内視鏡の対物駆動機構
JP5412590B2 (ja) 内視鏡用撮像ユニット
US20210085166A1 (en) Endoscope
JP4042284B2 (ja) 内視鏡の観察ユニット装着機構
WO2022003799A1 (ja) 光学ユニット、撮像ユニット、及び内視鏡
JP4290808B2 (ja) 内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070925

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4020652

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term