JP2003230412A - 腕時計ケースの表面に装飾石を固定する方法 - Google Patents

腕時計ケースの表面に装飾石を固定する方法

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JP2003230412A JP2002034011A JP2002034011A JP2003230412A JP 2003230412 A JP2003230412 A JP 2003230412A JP 2002034011 A JP2002034011 A JP 2002034011A JP 2002034011 A JP2002034011 A JP 2002034011A JP 2003230412 A JP2003230412 A JP 2003230412A
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吉司 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾石の装着に関連する、腕時計ケースにお
けるガラス支持枠表面の凹凸模様加工を、金型を用いた
プレス加工技術で補ってコスト削減を図り、低価格で高
品質の商品を消費者に提供する。 【解決手段】 腕時計の文字盤を包囲するケースの一部
であるガラス支持枠40の表面に装飾石50を固定する
ための表面凹凸模様42を付与するプレス成形用雌型ダ
イに対する凹凸模様の刻設を第一原型体10と第二原型
体30を用いて行なう。第二原型体を用いずに、第一原
型体を用いた冷間打ち込み型加工による模様転写と、放
電加工法とを併用してダイに対する凹凸模様の刻設を行
なってもよい。ガラス支持枠の表面凹凸模様は、装飾石
用凹所群44と、凹条48と、装飾石固定用突片群46
から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計の文字盤を
包囲するケースの一部であるガラス支持枠の表面に装飾
石を固定するための技術に係わり、具体的に言えば、ガ
ラス支持枠の表面に凹凸模様を付与するためのプレス成
形用雌型ダイの製造方法、この方法によって得られるプ
レス成形用雌型ダイ、およびガラス支持枠の表面に装飾
石を固定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】腕時計のデザインは多種多様であるが、
時計ケース表面に宝石を取り付けて華飾し、高級品とし
て消費者に提供する商品カテゴリーがある。特に、20
00年以降に、金、銀、白金等の貴金属のみならず、切
削加工の難しいステンレス鋼材(18−8ステンレス
鋼)に宝石を取り付けるという需要がある。しかしなが
ら、微細加工技術としてもっぱら職人の手作業に依存す
る従来の石留め法では高コストを避けることはできず、
宝石取り付け(石留め)コスト低減化の必要性に迫られ
ている。ここで、添付図(図12〜図17)を見なが
ら、主として職人の手作業に依存する従来の石留め方法
の説明を行なう。図12、図13は、腕時計のガラス支
持枠01を一部のみ示す。なお、複数の微小宝石を取り
付けたガラス支持枠の完成品の外観が図11(本発明
例)に示されている。ガラス支持枠01には、平面視円
形の複数の凹所02と、各凹所02に隣接する浅い溝0
3が形成されている。このような表面凹模様を与えられ
たガラス支持枠01の凹所02に、宝石04が嵌め込ま
れ、図14、図15で示される方法で固定される。宝石
の台座である金属製ガラス支持枠01の表面部分を、凹
所02に向かって(すなわち、宝石04に向かって)、
手彫り用タガネ05で彫り起こし、凹条06を形成しつ
つ、突片07を立ち上がらせて四方から宝石04を固定
するものである(図面では、一つの突片07を形成する
場合のみを示している)。副次的に、凹所02を中心と
して放射状に四方に広がる凹条06が宝石04と共に装
飾効果を発揮することになる(図11参照)。このよう
な手作業は、熟練技術を必要とし、作業能率が低いこと
とも相俟って製造コストを押し上げる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、本
発明は、腕時計ケースにおけるガラス支持枠表面の微細
加工技術としてもっぱら職人の手作業に依存する従来の
石留め法を、金型を用いたプレス加工技術で補ってコス
ト削減を図り、低価格で高品質の商品を消費者に提供す
ることを、その目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、以下の、プ
レス成形用雌型ダイの製造方法、プレス成形用雌型ダ
イ、およびガラス支持枠の表面に装飾石を固定する方法
を提供することによって達成される。
【0005】1.腕時計の文字盤を包囲するケースの一
部であるガラス支持枠の表面に装飾石を固定するための
表面凹凸模様を付与するプレス成形用雌型ダイの製造方
法であり、(a)目標とするガラス支持枠の表面凹模様
を有する第一原型体と、目標とするガラス支持枠の表面
凸模様を有する第二原型体と、第一および第二原型体を
個別に受け入れる型穴を有するダイとを用意し、(b)
ダイの型穴内に第一原型体を装入し、冷間で加圧するこ
とにより、前記型穴の底面に、前記表面凹模様の反転模
様である凸模様を冷間打ち込み型加工にて付与し、
(c)次いで、ダイの型穴内に第二原型体を装入し、冷
間で加圧することにより、前記反転模様である凸模様を
付与した前記型穴底面に、前記表面凸模様の反転模様で
ある凹模様を冷間打ち込み型加工にて追加付与すること
を特徴とするプレス成形用雌型ダイの製造方法。具体的
には、ガラス支持枠の前記表面凹模様が装飾石用凹所群
であり、ガラス支持枠の前記表面凸模様が、前記各装飾
石用凹所内に装飾石を固定するための突片(例:ピン)
群である。
【0006】ダイの型穴底面に対する、ガラス支持枠表
面凹凸模様の反転模様付与は、凸凹模様の完全かつ正確
な付与を行なうために、凸模様付与と、凹模様付与とを
2段階に分けて行なう。反転模様である凸模様を型穴底
面に付与するために第一原型体を使用し、反転模様であ
る凹模様を型穴底面に付与するために第二原型体を使用
する。なお、ダイ、第一原型体および第二原型体は、い
ずれも工具鋼で形成され、凹凸模様の付された第一およ
び第二原型体は焼入れ処理材とし、第一および第二原型
体による凹凸模様付与加工時のダイは未焼入れ材であ
る。そして、凹凸模様付与加工後に、ダイの焼入れ処理
が行なわれる。
【0007】2.腕時計の文字盤を包囲するケースの一
部であるガラス支持枠の表面に装飾石を固定するための
表面凹凸模様を付与するプレス成形用雌型ダイの製造方
法にであり、(a)目標とするガラス支持枠の表面凹模
様を有する原型体と、原型体を受け入れる型穴を有する
ダイとを用意し、(b)ダイの型穴内に原型体を装入
し、冷間で加圧することにより、前記型穴の底面に、前
記表面凹模様の反転模様である凸模様を冷間打ち込み型
加工にて付与し、(c)次いで、放電加工によって、型
穴の底面に前記表面凸模様の反転模様である凹模様を追
加付与することを特徴とするプレス成形用雌型ダイの製
造方法。具体的には、ガラス支持枠の前記表面凹模様が
装飾石用凹所群であり、ガラス支持枠の前記表面凸模様
が、前記各装飾石用凹所内に装飾石を固定するための突
片(例:ピン)群である。
【0008】この製造方法の特徴は、前記項目1の製造
方法と、第二原型体を用いない点で相違する。本方法で
は、型穴の底面に表面凹模様の反転模様である凸模様を
付与した後、放電加工によって、型穴の底面に前記表面
凸模様の反転模様である凹模様を追加付与する。放電加
工によれば、前記反転模様である微細な凹模様をたやす
く加工することができ、凸模様破損の惧れがある第二原
型体を用いた場合に比して有利である。
【0009】3.腕時計の文字盤を包囲するケースの一
部であるガラス支持枠の表面に装飾石を固定するための
表面凹凸模様を付与するプレス成形用雌型ダイであり、
(a)加圧パンチを受け入れる型穴を有し、(b)型穴
の底面に、前記表面凹凸模様の反転模様である凹凸模様
が形成され、この反転模様である凹凸模様が、装飾石用
凹所を形成するための複数の中央隆起と、各中央隆起の
縁部分から外側に延びる複数の隆起条と、各中央隆起の
周囲に位置して各隆起条の尾根から内部に向かう装飾石
固定用突片形成穴とから成ることを特徴とするプレス成
形用雌型ダイ。
【0010】雌型ダイを使用するに際しては、型穴内に
金属板を装入した後、型穴内に加圧パンチを打ち込んで
金属板をプレス成形して中央開口を有するガラス支持枠
を形成する。型穴の底面に、前記表面凹凸模様の反転模
様である凹凸模様が形成されているため、プレス成形に
よって、装飾石を固定するための表面凹凸模様が付与さ
れたガラス支持枠が得られる。ガラス支持枠の表面凹模
様は、それぞれ装飾石を受け入れる複数の凹所と、各凹
所の縁部分から外側に延びる複数の凹条と、各凹所の周
囲に位置して各凹条の底から立ち上がる突片とから成
る。
【0011】4.腕時計の文字盤を包囲するケースの一
部であるガラス支持枠の表面に装飾石を固定する方法で
あり、(a)前記項目3で述べた雌型ダイの型穴内に金
属板を装入し、型穴内に加圧パンチを打ち込んで金属板
をプレス成形して中央開口を有する前記ガラス支持枠を
形成する作業を含み、(b)この作業によって、ガラス
支持枠の表面に、装飾石を固定するための表面凹凸模様
が付与され、この表面凹凸模様は、それぞれ装飾石を受
け入れる複数の凹所と、各凹所の縁部分から外側に延び
る複数の凹条と、各凹所の周囲に位置して各凹条の底か
ら立ち上がる突片とから成り、(c)ガラス支持枠に付
与された表面凹凸模様の複数の凹所にそれぞれ装飾石を
あてがい、各凹所の周囲に位置する複数の突片を、折曲
する態様で装飾石に向かって押し付け、もって複数の凹
所にそれぞれ装飾石を固定することを特徴とするガラス
支持枠の表面に装飾石を固定する方法。
【0012】従来の手作業による方法では、ガラス支持
枠の表面部分を、装飾石を固定するための凹所に向かっ
て、手彫り用タガネで彫り起こし、凹条を形成しつつ、
固定用突片を立ち上がらせて四方から宝石を固定してい
たが、前記項目4に記載した装飾石固定方法によれば、
従来の手作業による方法に比して極めて簡単な作業であ
り、また、装飾石を固定するための凹所とともに、高精
度で付与される星型の装飾用凹条がガラス支持枠の外観
性を著しく引き立てる。以下、図示された本発明の具体
例について説明する。
【0013】
【実施の形態】図11に、複数の微小宝石を取り付けた
腕時計のガラス支持枠40の完成品の外観を示す。先
ず、このガラス支持枠40を得るためのプレス成形用雌
型ダイの製造方法について述べる。 [プレス成形用雌型ダイの製造] (1)第一原型体:図1は、目的物であるガラス支持枠
40の表面凹模様を有する第一原型体10を示す。第一
原型体10は、工具鋼製であり、概略直方体形状に形成
され、その面取りした2つの斜面12に、それぞれ複数
の表面凹模様14が整然と刻設されている(表面凹模様
14の実際の数はもっと多いが、微細模様で判りにくく
なるため、省略して3つのみを示した)。表面凹模様1
4は、概ね円形の中央凹所16と、凹所16から対称形
状で放射状に広がる4つの凹条18から成る。凹条18
は、概略V字形状の横断面を有する。この状態で、第一
原型体10は焼入れ処理されている。 (2)雌型ダイの加工(第1段階):未焼入れ工具鋼製
のダイ20に対して、第一原型体10の表面凹模様14
が転写される(図2)。ダイ20には予め型穴22が形
成されており、この型穴22内に、表面凹模様14を有
する第一原型体10が打ち込まれる。これによって、型
穴22の底面に、表面凹模様14の反転模様である凸模
様24が付与される。なお、図2は、表面凹模様14が
型穴22の底面に転写された後の状態を示している。 (3)第二原型体:図3は、目的物であるガラス支持枠
40の表面凸模様を有する第二原型体30を示す。第二
原型体30は、工具鋼製であり、概略直方体形状に形成
され、その面取りした2つの斜面32に、それぞれ複数
の表面凸模様34が整然と刻設されている(表面凸模様
34の実際の数はもっと多いが、微細模様で判りにくく
なるため、省略して3つのみを示した)。表面凸模様3
4は、仮想円周上に並んだ4つの突片(ピン)36から
成る。これら突片36は、第一原型体10における4つ
の凹条18の溝底中心部に合致し、凹所16の縁に隣接
する位置に対応する。この状態で、第二原型体30は焼
入れ処理されている。 (4)雌型ダイの加工(第2段階):第一原型体10の
表面凹模様14が型穴22の底面に転写された後のダイ
20に対して、第二原型体30の表面凸模様34が転写
される(図4)。型穴22内に、表面凸模様34を有す
る第二原型体30が打ち込まれる。これによって、型穴
22の底面に、表面凸模様34の反転模様である凹模様
26が付与される。この後、ダイ20に対して焼入れ熱
処理が施される。なお、図4は、表面凸模様34が型穴
22の底面に転写された後の状態を示している。
【0014】[支持枠の成形]以上に説明した方法で製
造したダイ20を用いて、素材金属板(例:18−8ス
テンレス鋼製)から腕時計のガラス支持枠40をプレス
成形して得る。このプレス成形は、ダイ20の型穴22
内に金属板を装入し、型穴22内に加圧パンチを打ち込
むことによって行なわれる。型穴22内の金属板は、中
央部分を打ち抜かれるとともに、矩形枠形状の平行2辺
の表面に微細な表面凹凸模様42が付与される。
【0015】図5、図6(図5におけるVI−VI線断面
図)に、表面凹凸模様42の一つを拡大して示す。表面
凹凸模様42は、装飾石を受け入れる中央位置の円形凹
所44と、この凹所44の周辺に互いに間隔を置いて配
置された4つの突片(ピン)46と、凹所44から放射
状に延びる4つの凹条48とで構成されている。凹条4
8は、V字断面形状の溝であり、外端が尖った形状にな
され、その溝中心に整合して突片46が立ち上がってい
る。
【0016】[装飾石の装着]次に、ガラス支持枠40
に対する装飾石50の装着方法について説明する(図7
〜図10)。装飾石50を凹所44内に入れ(図7、図
8)、タガネ52を用いて各突片46を装飾石50側に
押し曲げる(折曲)。4つの突片46の折曲作業によっ
て、装飾石50が凹所44内に確実に固定される(図
9、図10)。かくして、装飾石50の装着された腕時
計ケースのガラス支持枠40が得られる(図11)。
【0017】「プレス成形用雌型ダイの製造」における
雌型ダイの加工を行なうために第二原型体を用いる方法
については既に説明したが、好適代替法として、放電加
工法がある。放電加工法によれば、ダイ20の型穴22
の底面に、突片(ピン)46に対応する微細な凹模様2
6を失敗なく正確に付与できる。
【発明の効果】本発明によれば、腕時計ケースのガラス
支持枠に対して、装飾石固定用凹凸模様およびこれに関
連する装飾模様を刻設するための熟練工による細かい手
作業を完全になくし、プレス成形法でガラス支持枠に対
する表面凹凸模様を付与することができるため、ガラス
支持枠に対する装飾石装着に伴なう作業の生産性を大幅
に向上できるとともに、表面凹凸模様の付与を失敗なく
正確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腕時計ケースにおけるガラス支持枠のプレス成
形用雌型ダイの製造に用いる第一原型体の斜視図。
【図2】第一原型体の表面凹模様を雌型ダイの型穴底面
に転写する状態を示す断面図。
【図3】腕時計ケースにおけるガラス支持枠のプレス成
形用雌型ダイの製造に用いる第二原型体の斜視図。
【図4】第二原型体の表面凸模様を雌型ダイの型穴底面
に転写する状態を示す断面図。
【図5】雌型ダイを用いたプレス成形によって表面凸模
様を与えられたガラス支持枠の一部を示す平面図。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿って截断したガラス
支持枠の断面図。
【図7】ガラス支持枠の凹所に装飾石を装着した状態
(未固定)を示す。
【図8】ガラス支持枠に対する装飾石固定作業の要領を
示す、図7におけるVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】ガラス支持枠の凹所に装飾石を固定した状態を
示す。
【図10】図9におけるX−X線に沿って截断したガラ
ス支持枠の断面図。
【図11】装飾石が装着された完成品としてのガラス支
持枠の平面図。
【図12】従来技術を説明するための、腕時計ケースに
おけるガラス支持枠の要部平面図であり、図5と同様な
図面。
【図13】図12におけるXIII−XIII線に沿って截断
したガラス支持枠の断面図。
【図14】従来方法によってガラス支持枠に装飾石を固
定する状態を示す概略図。
【図15】図14に対応する断面図。
【図16】従来技術によってガラス支持枠の凹所に装飾
石を固定した状態を示す要部平面図。
【図17】図16におけるXVII−XVII線に沿って截断
したガラス支持枠の断面図。
【符号の説明】
10 第一原型体 12 斜面 14 表面凹模様 16 凹所 18 凹条 20 ダイ 22 型穴 24 凸模様 30 第二原型体 32 斜面 34 表面凸模様 36 突片(ピン) 40 ガラス支持枠 42 表面凹凸模様 44 凹所 46 突片(ピン) 48 凹条 50 装飾石

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腕時計の文字盤を包囲するケースの一部
    であるガラス支持枠の表面に装飾石を固定するための表
    面凹凸模様を付与するプレス成形用雌型ダイの製造方法
    において、 目標とするガラス支持枠の表面凹模様を有する第一原型
    体と、目標とするガラス支持枠の表面凸模様を有する第
    二原型体と、前記第一および第二原型体を個別に受け入
    れる型穴を有するダイとを用意し、 前記ダイの型穴内に前記第一原型体を装入し、冷間で加
    圧することにより、前記型穴の底面に、前記表面凹模様
    の反転模様である凸模様を冷間打ち込み型加工にて付与
    し、 次いで、前記ダイの型穴内に前記第二原型体を装入し、
    冷間で加圧することにより、前記反転模様である凸模様
    を付与した前記型穴底面に、前記表面凸模様の反転模様
    である凹模様を冷間打ち込み型加工にて追加付与するこ
    とを特徴とするプレス成形用雌型ダイの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ガラス支持枠の前記表面凹模様が装
    飾石用凹所群であり、前記ガラス支持枠の前記表面凸模
    様が、前記各装飾石用凹所内に装飾石を固定するための
    突片群である請求項1に記載されたプレス成形用雌型ダ
    イの製造方法。
  3. 【請求項3】 腕時計の文字盤を包囲するケースの一部
    であるガラス支持枠の表面に装飾石を固定するための表
    面凹凸模様を付与するプレス成形用雌型ダイの製造方法
    において、 目標とするガラス支持枠の表面凹模様を有する原型体
    と、前記原型体を受け入れる型穴を有するダイとを用意
    し、 前記ダイの型穴内に前記原型体を装入し、冷間で加圧す
    ることにより、前記型穴の底面に、前記表面凹模様の反
    転模様である凸模様を冷間打ち込み型加工にて付与し、 次いで、放電加工によって、前記型穴の底面に前記表面
    凸模様の反転模様である凹模様を追加付与することを特
    徴とするプレス成形用雌型ダイの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ガラス支持枠の前記表面凹模様が装
    飾石用凹所群であり、前記ガラス支持枠の前記表面凸模
    様が、前記各装飾石用凹所内に装飾石を固定するための
    突片群である請求項1に記載されたプレス成形用雌型ダ
    イの製造方法。
  5. 【請求項5】 腕時計の文字盤を包囲するケースの一部
    であるガラス支持枠の表面に装飾石を固定するための表
    面凹凸模様を付与するプレス成形用雌型ダイにおいて、 加圧パンチを受け入れる型穴を有し、 前記型穴の底面に、前記表面凹凸模様の反転模様である
    凹凸模様が形成され、 前記凹凸模様が、装飾石用凹所を形成するための複数の
    中央隆起と、前記各中央隆起の縁部分から外側に延びる
    複数の隆起条と、前記各中央隆起の周囲に位置して前記
    各隆起条の尾根から内部に向かう装飾石固定用突片形成
    穴とから成ることを特徴とするプレス成形用雌型ダイ。
  6. 【請求項6】 腕時計の文字盤を包囲するケースの一部
    であるガラス支持枠の表面に装飾石を固定する方法であ
    り、 請求項3で定義される雌型ダイの型穴内に金属板を装入
    し、前記型穴内に加圧パンチを打ち込んで金属板をプレ
    ス成形して中央開口を有する前記ガラス支持枠を形成す
    る作業を含み、 この作業によって、前記ガラス支持枠の表面に、装飾石
    を固定するための表面凹凸模様が付与され、この表面凹
    凸模様は、それぞれ装飾石を受け入れる複数の凹所と、
    前記各凹所の縁部分から外側に延びる複数の凹条と、前
    記各凹所の周囲に位置して前記各凹条の底から立ち上が
    る突片とから成り、 前記ガラス支持枠に付与された表面凹凸模様の複数の凹
    所にそれぞれ装飾石をあてがい、前記各凹所の周囲に位
    置する複数のピンを、折曲する態様で前記装飾石に向か
    って押し付け、もって前記複数の凹所にそれぞれ装飾石
    を固定することを特徴とするガラス支持枠の表面に装飾
    石を固定する方法。
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