JP2003230043A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JP2003230043A
JP2003230043A JP2002024879A JP2002024879A JP2003230043A JP 2003230043 A JP2003230043 A JP 2003230043A JP 2002024879 A JP2002024879 A JP 2002024879A JP 2002024879 A JP2002024879 A JP 2002024879A JP 2003230043 A JP2003230043 A JP 2003230043A
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Japan
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video camera
obstacle
information
imaging
malfunction prevention
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Application number
JP2002024879A
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English (en)
Inventor
Kohei Kubo
孝平 久保
Hidenobu Beppu
秀信 別府
Toshinori Ito
俊範 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者が撮像対象に注視している場合であっ
ても、オートフォーカス機能の誤作動や障害物がビデオ
カメラにぶつかる等して起こる撮像障害を防止すること
ができ、操作者が円滑な撮影を行うことができるビデオ
カメラを提供する。 【解決手段】 マイク部(受信器)102は発振器10
3の発振した超音波の反射波を受信し、信号処理部10
4はマイク部102からの信号を解析し、ドップラー効
果による位相の変化を基に障害物の当該ビデオカメラ1
11からの相対位置を計算し、誤動作防止処理部107
は、この信号処理部104からの相対位置の情報を基に
障害物の撮像領域への侵入を検知したとき、オートフォ
ーカス機能を停止させる処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラで撮影を行うときには、操
作者はビデオカメラの具備する表示装置に映し出された
撮像画像(撮像対象)のみを見ている場合が多い。この
ように撮像画像のみを見ていると、操作者は撮像時の周
囲の状況を知ることができず、周囲の障害物に気がつか
ないため、以下の問題が生じ、円滑な撮影の妨げとなる
おそれがある。
【0003】例えば、被写体とビデオカメラ間を横切る
障害物を操作者が事前に気付かずにいると、自動的に焦
点を合わせる自動焦点合わせ機能が誤作動を起こす。つ
まり、従来のビデオカメラでは、自動焦点合わせ機能を
使用して撮影を行っているとき、被写体とビデオカメラ
間を障害物が撮像領域を横切ると、焦点を障害物に合わ
せる動作をする。そのため、障害物が通過した後に、被
写体と焦点が合わなくなる。
【0004】また、操作者がビデオカメラに接近してく
る障害物を事前に気付かずにいると、障害物がビデオカ
メラや操作者にぶつかるなどして撮像障害が起こるおそ
れがある。つまり、障害物の接近を事前に気付かずにい
ると、操作者は障害物を上手く回避できず、当該ビデオ
カメラの安全を図ることができないおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するために、ビデオカメラ周囲の障害物を検知で
きるようにし、障害物を検知したときには、自動焦点合
わせ機能の誤作動や障害物がビデオカメラにぶつかる等
して起こる撮像障害を防止する誤動作防止処理を行うこ
とにより、操作者が撮像対象に注視している場合であっ
ても、自動焦点合わせ機能の誤作動や障害物がビデオカ
メラにぶつかる等して起こる撮像障害を防止することが
でき、操作者が円滑な撮影を行うことができるビデオカ
メラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載のビデオカメラは、光学系を介して撮像素子上に結
像された被写体の撮像画像およびマイク部にて集音され
た音声を信号処理して記録媒体に記録するビデオカメラ
であって、音波を発振する発振器と、前記発振器から発
振された音波の反射波を受信する受信器と、前記受信器
の受信した反射波を解析し、当該ビデオカメラ周囲の障
害物に関する情報を求める解析部と、前記解析部の求め
た障害物に関する情報を基に、障害物による当該ビデオ
カメラの誤作動や撮像障害を防止するための誤動作防止
処理を行う誤動作防止処理部とを備えることを特徴とす
る。
【0007】本発明における請求項2記載のビデオカメ
ラは、請求項1記載のビデオカメラであって、前記発振
器は、超音波を発振することを特徴とする。本発明にお
ける請求項3記載のビデオカメラは、請求項1もしくは
2のいずれかに記載のビデオカメラであって、前記受信
器として前記マイク部を用いることを特徴とする。
【0008】本発明における請求項4記載のビデオカメ
ラは、請求項1から3のいずれかに記載のビデオカメラ
であって、前記発振器の発振する音波の指向方向を特定
の範囲で変動させることを特徴とする。
【0009】本発明における請求項5記載のビデオカメ
ラは、請求項1から3のいずれかに記載のビデオカメラ
であって、前記発振器が複数あり、各発振器の発振する
音波の指向方向をそれぞれ特定の範囲で変動させること
を特徴とする。
【0010】本発明における請求項6記載のビデオカメ
ラは、請求項4記載のビデオカメラであって、前記発振
器の発振する音波の指向方向の変動に連動させ、前記受
信器の受信方向を前記特定の範囲で変動させることを特
徴とする。
【0011】本発明における請求項7記載のビデオカメ
ラは、請求項5記載のビデオカメラであって、前記受信
器が複数あり、前記各発振器の発振する音波の指向方向
の変動それぞれに連動させ、各受信器の受信方向を前記
特定の範囲でそれぞれ変動させることを特徴とする。
【0012】本発明における請求項8記載のビデオカメ
ラは、請求項1から7のいずれかに記載のビデオカメラ
であって、自動的に焦点合わせを行う自動焦点合わせ機
能を有し、前記解析部は、障害物に関する情報として、
前記受信器の受信した反射波のドップラー効果による位
相の変化を基に当該ビデオカメラ周囲を移動する障害物
の当該ビデオカメラに対する相対位置を求め、前記誤動
作防止処理部は、上記相対位置の情報を基に撮像領域内
に進入する障害物を検知したとき、自動焦点合わせ機能
が駆動していると、誤動作防止処理として、自動焦点合
わせ機能の駆動を停止する処理を行うことを特徴とす
る。
【0013】本発明における請求項9記載のビデオカメ
ラは、請求項8記載のビデオカメラであって、前記誤動
作防止処理部は、自動焦点合わせ機能の駆動を停止する
処理を行った後、上記相対位置の情報を基に同障害物を
監視し、撮像領域外への移動もしくは撮像領域内での移
動の停止を検知すると自動焦点合わせ機能を復帰する処
理を行うことを特徴とする。
【0014】本発明における請求項10記載のビデオカ
メラは、請求項1から7のいずれかに記載のビデオカメ
ラであって、自動的に焦点合わせを行う自動焦点合わせ
機能と、動きベクトルを用いて手ぶれ補正を行う機能と
を有し、前記解析部は、障害物に関する情報として、前
記受信器の受信した反射波のドップラー効果による位相
の変化を基に当該ビデオカメラ周囲を移動する障害物の
当該ビデオカメラに対する相対位置を求め、前記誤動作
防止処理部は、上記相対位置の情報および動きベクトル
の情報を基に手ぶれ補正領域への障害物の進入を検知し
たとき、自動焦点合わせ機能が駆動していると、誤動作
防止処理として、自動焦点合わせ機能の駆動を停止する
処理を行うことを特徴とする。
【0015】本発明における請求項11記載のビデオカ
メラは、請求項10記載のビデオカメラであって、前記
誤動作防止処理部は、自動焦点合わせ機能の駆動を停止
する処理を行った後、上記相対位置の情報および動きベ
クトルの情報を基に同障害物を監視し、撮像領域外への
移動もしくは撮像領域内での移動の停止を検知すると自
動焦点合わせ機能を復帰する処理を行うことを特徴とす
る。
【0016】本発明における請求項12記載のビデオカ
メラは、請求項1から7のいずれかに記載のビデオカメ
ラであって、光学ズーム倍率可変の撮像レンズによる広
角および望遠撮像機能を有し、前記解析部は、障害物に
関する情報として、前記受信器の受信した反射波のドッ
プラー効果による位相の変化を基に当該ビデオカメラ周
囲を移動する障害物の当該ビデオカメラに対する相対位
置および相対速度を求め、前記誤動作防止処理部は、上
記相対位置および相対速度の情報を基に障害物が当該ビ
デオカメラに接触することを予測したとき、誤動作防止
処理として、望遠撮像を広角撮像に切り替える処理を行
うことを特徴とする。
【0017】本発明における請求項13記載のビデオカ
メラは、請求項12記載のビデオカメラであって、前記
誤動作防止処理部は、望遠撮像を広角撮像に切り替える
処理を行った後、上記相対位置および相対速度の情報を
基に同障害物を監視し、障害物の当該ビデオカメラへの
接触の回避を検知したとき、広角撮像から元の望遠撮像
へ切り替える処理を行うことを特徴とする。
【0018】本発明における請求項14記載のビデオカ
メラは、請求項12記載のビデオカメラであって、前記
誤動作防止処理部は、上記相対位置および相対速度の情
報を基に障害物が当該ビデオカメラに接触することを予
測したとき、誤動作防止処理として、望遠撮像を広角撮
像に切り替える処理とともに、撮像画像および音声の記
録媒体への記録を停止する処理を行うことを特徴とす
る。
【0019】本発明における請求項15記載のビデオカ
メラは、請求項12記載のビデオカメラであって、撮像
画像を一時的に記憶し、この記憶した撮像画像を静止画
像にして記録媒体に記録する静止画像記録機能を有し、
前記誤動作防止処理部は、上記相対位置および相対速度
の情報を基に障害物が当該ビデオカメラに接触すること
を予測したとき、誤動作防止処理として、望遠撮像を広
角撮像に切り替える処理とともに、前記静止画像記録機
能を用いて広角撮像に切り替える前の望遠撮像画像を静
止画像にして記録媒体に記録し、その後撮像画像および
音声の記録媒体への記録を停止する処理を行うことを特
徴とする。
【0020】本発明における請求項16記載のビデオカ
メラは、請求項12記載のビデオカメラであって、撮像
画像を一時的に記憶し、この記憶した撮像画像に対して
電子的ズーム処理を施す電子ズーム機能を有し、前記誤
動作防止処理部は、上記相対位置および相対速度の情報
を基に障害物が当該ビデオカメラに接触することを予測
したとき、誤動作防止処理として、望遠撮像を広角撮像
に切り替える処理とともに、前記電子ズーム機能を用
い、この広角撮像画像に対して電子的ズーム処理を施
し、元の望遠撮像画像にして記録媒体に記録し、その後
撮像画像および音声の記録媒体への記録を停止する処理
を行うことを特徴とする。
【0021】本発明における請求項17記載のビデオカ
メラは請求項14から16のいずれかに記載のビデオカ
メラであって、前記誤動作防止処理部は、撮像画像およ
び音声の記録媒体への記録を停止する処理を行った後、
上記相対位置および相対速度の情報を基に同障害物を監
視し、障害物の当該ビデオカメラへの接触の回避を検知
したとき、広角撮像から元の望遠撮像へ切り替える処理
を行うことを特徴とする。
【0022】本発明における請求項18記載のビデオカ
メラは、請求項14から16のいずれかに記載のビデオ
カメラであって、前記誤動作防止処理部は、撮像画像お
よび音声の記録媒体への記録を停止する処理を行った
後、上記相対位置および相対速度の情報を基に同障害物
を監視し、障害物の当該ビデオカメラへの接触の回避を
検知したとき、広角撮像から元の望遠撮像へ切り替える
処理とともに、撮像画像および音声の記録媒体への記録
を開始する処理を行うことを特徴とする。
【0023】本発明における請求項19記載のビデオカ
メラは、請求項1から7のいずれかに記載のビデオカメ
ラであって、OSD機能を有する表示装置を備え、前記
解析部は、障害物に関する情報として、前記受信器の受
信した反射波のドップラー効果による位相の変化を基に
当該ビデオカメラ周囲を移動する障害物の当該ビデオカ
メラに対する相対位置および相対速度を求め、前記誤動
作防止処理部は、上記相対位置および相対速度の情報を
基に障害物の当該ビデオカメラへの接近を検知すると、
誤動作防止処理として、OSD機能により操作者に障害
物の接近を通知する処理を行うことを特徴とする。
【0024】本発明における請求項20記載のビデオカ
メラは、請求項1から7のいずれかに記載のビデオカメ
ラであって、操作者に障害物の接近を通知するための発
光ダイオードを備え、前記解析部は、障害物に関する情
報として、前記受信器の受信した反射波のドップラー効
果による位相の変化を基に当該ビデオカメラ周囲を移動
する障害物の当該ビデオカメラに対する相対位置および
相対速度を求め、前記誤動作防止処理部は、上記相対位
置および相対速度の情報を基に障害物の当該ビデオカメ
ラへの接近を検知すると、誤動作防止処理として、前記
発光ダイオードを駆動制御して操作者に障害物の接近を
通知する処理を行うことを特徴とする。
【0025】本発明における請求項21記載のビデオカ
メラは、請求項1から7のいずれかに記載のビデオカメ
ラであって、操作者に障害物の接近を通知するための音
声出力部を備え、前記解析部は、障害物に関する情報と
して、前記受信器の受信した反射波のドップラー効果に
よる位相の変化を基に当該ビデオカメラ周囲を移動する
障害物の当該ビデオカメラに対する相対位置および相対
速度を求め、前記誤動作防止処理部は、上記相対位置お
よび相対速度の情報を基に障害物の当該ビデオカメラへ
の接近を検知すると、誤動作防止処理として、前記音声
出力部を駆動制御して操作者に障害物の接近を通知する
処理を行うことを特徴とする。
【0026】本発明における請求項22記載のビデオカ
メラは、請求項19から21のいずれかに記載のビデオ
カメラであって、障害物の接近してくる方向を操作者に
通知することを特徴とする。
【0027】本発明における請求項23記載のビデオカ
メラは、請求項19から22のいずれかに記載のビデオ
カメラであって、障害物を回避できる方向を操作者に通
知することを特徴とする。
【0028】本発明における請求項24記載のビデオカ
メラは、請求項19から23のいずれかに記載のビデオ
カメラであって、前記誤動作防止処理部は、操作者に障
害物の接近を通知する処理を行っている間、上記相対位
置および相対速度の情報を基に同障害物を監視し、障害
物の当該ビデオカメラへの接触の回避を検知したとき、
操作者への通知を停止する処理を行うことを特徴とす
る。
【0029】本発明における請求項25記載のビデオカ
メラは、請求項1から24のいずれかに記載のビデオカ
メラであって、操作者が誤動作防止処理を任意に解除す
るための機能を有することを特徴とする。
【0030】以上のように、本発明のビデオカメラによ
れば、操作者が撮像対象に注視している場合であって
も、自動焦点合わせ機能の誤作動や障害物がビデオカメ
ラにぶつかる等して起こる撮像障害を防止することがで
き、操作者は円滑な撮影を行うことが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明における好ましい実
施の一形態について図面を交えて説明する。図1は本実
施の形態のビデオカメラの構成を示す図である。図1に
おいて、ビデオカメラ111は、光学系を介して撮像素
子上に結像された被写体の撮像画像およびマイク部にて
集音された音声を信号処理して記録媒体に記録するため
に、光学レンズや電荷結合素子で構成されたカメラ部1
01およびマイク部102から送信されるデジタル化さ
れた撮像画像信号および音声信号に対して信号処理部1
04で多重化、圧縮等の処理を行い、信号処理部104
より出力されるデータを記録媒体108に記録する。操
作装置105は操作者とのインターフェイスを取り扱
う。制御部106は当該ビデオカメラ111全体の制御
を司る。表示装置109は記録時の撮像画像や現在の状
況および再生画像を表示する。音声出力装置110は記
録媒体108に記録した撮像画像と音声を表示装置10
9上で再生するとき、記録した音声を出力する。ここで
は音声出力装置110をスピーカーとするが、これに限
るものではない。
【0032】発振器103は、人間の可聴域を超えた超
音波を発振する。このように人間の可聴域を超えた音波
を用いることにより、操作者や周囲の人に影響を与えず
に済む。マイク部102は記録媒体108に記録する音
声を集音する機能に加え、発振器103の発振した超音
波の反射波を受信するする受信器の機能を有する。この
ようにマイク部102を超音波受信可能とすることで、
超音波の反射波を受信するための受信器を新たに設けず
に済み、ビデオカメラの構成要素を削減することができ
る。信号処理部104は上記機能に加え、マイク部10
2からの信号を周波数変換し、ドップラー効果による位
相の変化を検知して当該ビデオカメラ111周囲の障害
物に関する情報を求める解析部の機能を有する。当該ビ
デオカメラ111では、超音波の反射波のドップラー効
果による周波数の位相変化を基に障害物のビデオカメラ
111に対する相対位置や相対速度を計算し、この計算
結果を誤動作防止処理部107に送信するものとする
(以下、この計算結果の情報をドップラー情報と呼称す
る)。誤動作防止処理部107は、このドップラー情報
などを基に当該ビデオカメラの誤作動や撮像障害を防止
する誤動作防止処理を行う。当該ビデオカメラでは、こ
のドップラー情報などを基にして撮影に障害を及ぼす可
能性のある障害物を検知した場合に誤動作防止処理を行
う。このように障害物のビデオカメラ111に対する相
対位置や相対速度を用いることにより、撮影に障害を及
ぼす可能性のある障害物を精度良く検知できる。なお、
発振器103を音声出力装置110に組み込むことによ
り、構成要素を削減することができる。
【0033】当該ビデオカメラは、以上のような構成と
することにより、撮影に障害を起こすことが予想される
障害物を検知し、当該ビデオカメラの誤作動や撮像障害
を防止する誤動作防止処理を行う。
【0034】以下、図1に示す構成のビデオカメラにお
ける誤作動や撮像障害を防止する誤動作防止処理につい
て説明する。まず、撮影に障害を起こすことが予想され
る障害物として、撮像領域に進入する障害物を検知する
方法を図2、3を用いて説明する。
【0035】図2は、ドップラー情報を基に撮像領域に
進入する障害物を検知する方法を説明するための図であ
る。当該ビデオカメラ111では、図2に示すように、
発振器103から発振する超音波の発振角を小さくして
おき、撮像対象(被写体)202のビデオカメラ111
からの距離を焦点距離により算出し、この算出した距離
に対応させて撮像領域外から撮像領域内に進入する障害
物201の検知および撮像領域内から撮像領域外へ移動
する障害物の検知を行えるように超音波の指向方向を制
御する。このようにして求めたドップラー情報を用いれ
ば、誤動作防止処理部107は、精度良く撮像領域に進
入する障害物および撮像領域外へ移動する障害物を検知
することができる。
【0036】なお、例えば超音波を全方向に発振してお
き、マイク部102の受信方向を制御しても、同様の機
能が実現できる。また、超音波の指向方向をスイング
(変動)させるとともに、この超音波の指向方向のスイ
ングに連動させてマイク部102の受信方向をスイング
(変動)させることにより、より広範囲を走査すること
ができ、より精度良く撮像領域に進入する障害物および
撮像領域外へ移動する障害物を検知することができる。
【0037】また、発振器および受信器(マイク部)を
複数設けるか、あるいは複数設けた上で各々特定の範囲
でスイングさせることにより、広範囲を走査できるよう
にしてもよい。但し、各発振器の発振する音波の指向方
向のスイングそれぞれに連動させ、各受信器(マイク
部)の受信方向をそれぞれスイングさせるものとする。
【0038】図3は、ビデオカメラが動きベクトルによ
る手ぶれ補正機能を有する場合に、手ぶれ補正機能を用
いて撮影を行うとともに、動きベクトルを用いて撮像領
域に進入する障害物を検知する方法を説明するための図
である。
【0039】図3において、撮像領域301は手ぶれ補
正領域302と記録領域304とにより構成されてい
る。障害物201が撮像領域301(手ぶれ補正領域3
02)内に進入すると、撮像領域301(手ぶれ補正領
域302)内に動きベクトル303が発生する。信号処
理部104は、動きベクトル303の情報を誤動作防止
処理部107に送信する(以下、この情報を動きベクト
ル情報と呼称する)。誤動作防止処理部107は、ドッ
プラー情報に加えて動きベクトル情報を用いることによ
り、より精度良く撮像領域に進入する障害物および撮像
領域外へ移動する障害物を検知することができる。
【0040】なお、手ぶれ補正領域を主として使用すれ
ば、記録領域に障害物が進入する前に撮影に障害を起こ
す可能性のある障害物を検知することができ、記録する
撮像画像に影響が及ぼされる前に当該ビデオカメラの誤
作動や撮像障害を防止する誤動作防止処理を実行するこ
とができ、操作者は円滑な撮影を行うことができる。
【0041】続いて、誤動作防止処理部107における
当該ビデオカメラの誤作動を防止する誤動作防止処理に
ついて説明する。ビデオカメラが自動的に焦点合わせを
行う機能であるオートフォーカス機能(自動焦点合わせ
機能)を有しており、このオートフォーカス機能がオン
になっている場合に(オートフォーカス機能が駆動して
いる場合に)、図4に示すように、障害物201がビデ
オカメラ111と撮像対象202の間を横切ると、障害
物に焦点を合わせようとするため、障害物が撮像領域を
通過後、撮像対象と焦点が合わなくなるという問題が生
じる。このような誤作動を防ぐため、誤動作防止処理部
107は、ドップラー情報や動きベクトル情報のいずれ
かまたは両方により撮像領域に進入する障害物201を
検知した場合に、オートフォーカス機能がオンになって
いれば、制御部106を通じてオートフォーカス機能を
オフにする(オートフォーカス機能の駆動を停止す
る)。そして、障害物が撮像領域外に出たことを検知す
ると、制御部106を通じてオートフォーカス機能をオ
ンにする(オートフォーカス機能を復帰する)。
【0042】なお、誤動作防止処理部107は、障害物
201が撮像領域内に進入したことを検知した後、ドッ
プラー情報や動きベクトル情報のいずれかまたは両方に
より撮像領域内の障害物201の動きを常に監視するこ
とにより、障害物201が撮像領域内に存在するか否か
を検知することができる。例えば、ドップラー情報と動
きベクトル情報の両方を用いる場合には、障害物の相対
位置もしくは相対速度、および動きベクトルが大きく変
化している間は、障害物201が撮像領域内で移動して
いると判断してオートフォーカス機能をオフにする。ま
た、障害物の相対位置もしくは相対速度、および動きベ
クトルが一定時間内に大きく変化しない場合には、障害
物201は撮像対象であると判断し、オートフォーカス
機能をオンにする。
【0043】このように、ドップラー情報や動きベクト
ル情報のいずれかまたは両方を基にして、上述した撮像
領域内の障害物の動きを捉えることができる。次に、障
害物が当該ビデオカメラにぶつかる等の重大な影響を及
ぼす場合に起こる撮像障害を防止する誤動作防止処理に
ついて説明する。
【0044】誤動作防止処理部107は、信号処理部1
04からのドップラー情報を基に、障害物が一定の速度
以上で当該ビデオカメラ111に接近しており、その接
近が一定の範囲内に入った場合に、障害物がビデオカメ
ラ111にぶつかる等の重大な影響を及ぼし、撮像障害
が発生すると判断し(障害物が当該ビデオカメラに接触
すると予測し)、操作者に対する警告や撮像中止などを
行う安全措置モードに移行し、ビデオカメラや操作者の
安全を図る。そして、上記の条件を満たさなくなった場
合(障害物の当該ビデオカメラへの接触の回避を検知し
た場合)に安全措置モードを解除する。
【0045】なお、障害物のビデオカメラに対する相対
位置および相対速度により、障害物が当該ビデオカメラ
111に到達するまでの時間を計算し、その到達時間が
一定時間以内(0〜2秒程度)になった場合に安全措置
モードに移行させてもよい。
【0046】以下、安全措置モードに移行した場合の誤
動作防止処理部107における撮像障害を防止する誤動
作防止処理について説明する。当該ビデオカメラが光学
ズーム倍率可変の撮像レンズによる広角撮像および望遠
撮像を行うことができるビデオカメラである場合、ズー
ムイン(望遠撮像)を行うと、操作者の視野は狭くなる
ので、操作者は、障害物が当該ビデオカメラ111にぶ
つかる等の重大な影響を及ぼすほど接近していても障害
物に気付かず、安全措置を取り難いという問題がある。
そこで、誤動作防止処理部107は、障害物が当該ビデ
オカメラ111にぶつかる等の重大な影響を及ぼし、撮
像障害が発生すると判断したとき、安全措置モードに移
行し、ズームインが行われている場合には制御部106
を通じてズームアウト(広角撮像)に切り替え、操作者
の視野を大きくする。その時の状態を図5に示す。
【0047】図5に示すように、誤動作防止処理部は、
障害物201を検知して安全措置モードに移行し、制御
部を通じて撮像領域501をズームアウト領域502ま
でズームアウトさせ、このズームアウト領域502を表
示装置により表示させるので、操作者の視界が確保さ
れ、操作者は障害物201の存在を確認することがで
き、速やかに安全措置を行うことができるようになる。
【0048】なお、障害物の記録画像への影響を最小限
に抑えるために、ズームアウトした後は、記録媒体への
記録を停止するようにしてもよい。当該ビデオカメラ
が、撮像画像を一時的に記憶し、この記憶した撮像画像
に対して電子的ズーム処理を行うデジタルズーム機能
(電子ズーム機能)を有している場合には、誤動作防止
処理部107は、制御部106を通じ、ズームアウト直
後の撮像画像(ズームアウト領域502)を一旦記憶さ
せ、この記憶した撮像画像(ズームアウト領域502)
に対してデジタルズーム機能を用い、ズームアウトに応
じた電子的ズーム処理を行って元の撮像画像(撮像領域
501)にし、この撮像画像(撮像領域501)を記録
撮像領域503として記録媒体108に記録させ、その
後記録媒体108への記録を停止するようにしてもよ
い。このようにすれば障害物の撮影を防止でき、操作者
の視界の確保を図りつつ記録画像への影響を最小限に抑
えることができる。なお、手ぶれ補正機能を用いて撮影
している場合には、上記撮像領域501は図3に示す記
録領域304であり、この記録領域304が記録撮像領
域503として記録媒体108に記録される。
【0049】当該ビデオカメラが、撮像画像を一時的に
記憶し、この記憶した撮像画像を静止画像にして記録媒
体に記録するフォトショット機能(静止画像記録機能)
を有している場合には、デジタルズーム機能の代わりに
フォトショット機能を用い、ズームアウト直前の撮像画
像(撮像領域501)を一旦記憶させ、この記憶した撮
像画像(撮像領域501)を記録撮像領域503として
記録媒体108に記録させ、その後記録媒体108への
記録を停止するようにしてもよい。このようにすれば障
害物の撮影を防止でき、操作者の視界の確保を図りつつ
記録画像への影響を最小限に抑えることができる。
【0050】なお、ズームアウト直後のズームアウト領
域を記録撮像領域503として記録媒体108に記録で
きるようにし、操作者が操作装置105により、ズーム
アウト直前の撮像領域とズームアウト直後のズームアウ
ト領域のいずれか一方を任意に選択できるようにしても
よい。このようにすれば、操作者の利便性を高めること
ができる。
【0051】また、デジタルズーム機能とフォトショッ
ト機能の両方を有するビデオカメラの場合は、操作者が
操作装置105により、いずれか一方を任意に選択でき
るようにしてもよい。このようにすれば、操作者の利便
性を高めることができる。
【0052】また、障害物の当該ビデオカメラへの接触
の回避を検知した場合、安全措置モードを解除し、ズー
ムアウト領域502から元の撮像領域501へ自動的に
ズームインを行うようにしてもよい。ズームアウト領域
502から元の撮像領域501へ自動的にズームインを
行うとともに、記録媒体108への記録を再開するよう
にしてもよい。このようにすれば、操作者の利便性を高
めることができる。
【0053】記録媒体108にデータを記録していると
きに障害物がビデオカメラにぶつかると、記録媒体10
8に重大な損害が発生する可能性がある。例えば、記録
媒体108がテープである場合にはテープが絡まるなど
のおそれがあり、またHD(ハードディスク)やDVD
などのディスク状記録媒体の場合にはディスクが筐体に
ぶつかって傷が入ったり、さらには割れるおそれなどが
ある。そこで、記録媒体108の安全を図るために、安
全措置モードに移行し、記録媒体への記録を停止してい
る間は、誤動作防止処理部107が制御部106を通じ
て記録媒体108の動作を停止(テープストップやスピ
ンダウンなど)させるようにしてもよい。このようにす
れば、記録媒体の安全が保たれるとともに、障害物の記
録画像への影響を最小限に抑えることができる。
【0054】なお、当該ビデオカメラでは、安全措置モ
ードに移行したときに上記処理(ズームアウト処理な
ど)を行うようにしているが、安全措置モード時に限ら
ず、障害物が撮像領域に進入したことを検知したとき、
上記処理を行うようにしてもよい。
【0055】また、ズームインを行っていなくても、操
作者は撮影中、撮像対象(当該ビデオカメラの場合は表
示装置109)を注視しているため、周囲の状況を把握
できず、障害物が当該ビデオカメラ111にぶつかる等
の重大な影響を及ぼすほど接近していても気付かず、安
全措置を取り難いという問題がある。そこで、障害物が
当該ビデオカメラ111にぶつかる等の重大な影響を及
ぼし、撮像障害が発生すると判断して安全措置モードに
移行したとき、操作者に障害物の接近を通知することに
より、ビデオカメラや操作者の安全を図るようにしても
よい。
【0056】図6は、当該ビデオカメラ111が、各種
設定を表示装置の画面の一部に表示しながら設定できる
OSD(creen isplay)機能を
有している場合に、誤動作防止処理部が表示装置のOS
D機能を用いて操作者に障害物201の接近を通知して
いる画面の一例を示している。誤動作防止処理部107
は障害物201を検知して安全措置モードに移行し、制
御部106を通じ、OSD機能を用いて、図6に示すよ
うに、障害物201の接近する方向に警告表示601を
表示することにより、操作者に障害物の接近を通知す
る。このようにすれば、操作者は障害物への適切な対処
を行うことが可能となり、当該ビデオカメラの安全性を
高めることができる。また、障害物201を回避できる
方向を求め、この方向を表示させてもよい。当該ビデオ
カメラでは、警告表示601に加え、障害物201を回
避できる方向として障害物の存在しない方向を表示し
(インストラクション表示602)、操作者に通知す
る。このようにすれば、操作者は障害物への適切な対処
を行うことがさらに可能となり、当該ビデオカメラの安
全性をより高めることができる。
【0057】なお、操作者に障害物の接近を通知するた
めの表示機能はOSD機能に限るものではなく、例えば
ビデオカメラに障害物の接近を通知するための発光ダイ
オード(ight mitting iode:
以下、LEDと呼称する)を具備させるようにしてもよ
い。この場合、誤動作防止処理部は、障害物が当該ビデ
オカメラに接近していることを検知すると、LEDを駆
動制御して操作者に障害物の接近を通知する処理を行
う。
【0058】また、音声によって操作者に障害物の接近
を通知するようにしてもよい。当該ビデオカメラでは、
音声出力装置と外部音声出力装置を接続する端子とによ
り、操作者に障害物の接近を通知するための音声出力部
を構成する。
【0059】図7は、外部音声出力装置としてイヤフォ
ンを備えるビデオカメラの外観の概略を示している。当
該ビデオカメラは、イヤフォン701を接続するための
端子を備えている。誤動作防止処理部は障害物を検知し
て安全措置モードに移行し、制御部106を通じ、音声
出力装置を駆動制御して障害物の接近する方向をイヤフ
ォン701より出力し、操作者に通知する。このように
すれば、操作者は障害物への適切な対処を行うことが可
能となり、当該ビデオカメラ111の安全性を高めるこ
とができる。
【0060】なお、障害物の存在しない方向を音声で通
知するようにしてもよい。また、外部音声出力装置を使
用しないで、音声出力装置から直接音声を出力すること
も考えられるが、撮影に影響を与える可能性があるた
め、外部音声出力装置を備えたほうがよい。
【0061】なお、障害物の当該ビデオカメラへの接触
の回避を検知したときに、上記通知を停止するようにし
てもよい。また、当該ビデオカメラでは、安全措置モー
ドに移行したときに障害物の接近を通知するようにして
いるが、安全措置モード時に限らず、例えば、障害物が
撮像領域に進入したことを検知したとき、障害物の接近
を通知するようにしてもよいし、ある所定の範囲内に障
害物が進入したことを検知したとき、障害物の接近を通
知するようにしてもよい。
【0062】以上のように、当該ビデオカメラは、操作
者が表示装置で撮像画像を見ながら撮影を行っている場
合(撮像対象に注視している場合)であっても、オート
フォーカス機能の誤作動や障害物がビデオカメラにぶつ
かる等して起こる撮像障害を防止することができ、操作
者は円滑な撮影ができる。
【0063】なお、上述してきた各機能を操作者が任意
に選択できるようにしてもよい。また、操作者が誤動作
防止処理部による当該ビデオカメラの誤作動や撮像障害
を防止する誤動作防止処理を操作装置を介して任意に終
了できるようにしてもよい。また、誤動作防止処理部に
よる装置の誤作動や撮像障害を防止する誤動作防止処理
が行われる直前の当該ビデオカメラ111の状態(オー
トフォーカス機能のオン/オフの状態、ズームイン/ア
ウトの状態、記録動作の状態、障害物接近の通知機能の
状態など)を記憶しておき、当該誤動作防止処理が終了
した場合に、当該誤動作防止処理を行う前の状態に戻す
ようにしてもよい。このようにすれば、操作者の利便性
を高めることができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、操作者
が撮像対象に注視している場合であっても、自動焦点合
わせ機能の誤作動や障害物がビデオカメラにぶつかる等
して起こる撮像障害を防止することができ、操作者は円
滑な撮影を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるビデオカメラの構
成図
【図2】本発明の実施の形態のビデオカメラにおいてド
ップラー情報を基に撮像領域に進入する障害物を検知す
る方法を説明するための図
【図3】本発明の実施の形態のビデオカメラにおいて動
きベクトルを用いて撮像領域に進入する障害物を検知す
る方法を説明するための図
【図4】障害物がビデオカメラと撮像対象の間を横切る
様子を示す図
【図5】本発明の実施の形態のビデオカメラにおける安
全措置モードの一例を説明するための図
【図6】本発明の実施の形態のビデオカメラにおける安
全措置モードの一例を説明するための図
【図7】本発明の実施の形態のビデオカメラにおける安
全措置モードの一例を説明するための図
【符号の説明】
101 カメラ部 102 マイク部(受信器) 103 発振器 104 信号処理部(解析部) 105 操作装置 106 制御部 107 誤動作防止処理部 108 記録媒体 109 表示装置 110 音声出力装置 111 ビデオカメラ 201 障害物 202 撮像対象 301 撮像領域 302 手ぶれ補正領域 303 動きベクトル 304 記録領域 501 撮像領域 502 ズームアウト領域 503 記録撮像領域 601 警告表示 602 インストラクション表示 701 イヤフォン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 5/00 G03B 17/18 Z 5J083 13/36 H04N 5/225 A 17/18 F H04N 5/225 5/91 L G02B 7/11 N 5/765 G03B 3/00 A (72)発明者 伊藤 俊範 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 Fターム(参考) 2H011 AA03 CA01 CA21 CA29 DA05 2H051 AA08 EA28 EA30 2H102 AA71 BB05 CA34 5C022 AB21 AB36 AB55 AC18 AC69 5C053 KA08 KA24 LA01 5J083 AA02 AB12 AC06 AC17 AD01 AD08 AF01 AG05 BB20 BC01 BD07 CA03 CA10 CA12 DA01 EB02 EB11

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学系を介して撮像素子上に結像された被
    写体の撮像画像およびマイク部にて集音された音声を信
    号処理して記録媒体に記録するビデオカメラであって、 音波を発振する発振器と、 前記発振器から発振された音波の反射波を受信する受信
    器と、 前記受信器の受信した反射波を解析し、当該ビデオカメ
    ラ周囲の障害物に関する情報を求める解析部と、 前記解析部の求めた障害物に関する情報を基に、障害物
    による当該ビデオカメラの誤作動や撮像障害を防止する
    ための誤動作防止処理を行う誤動作防止処理部とを備え
    ることを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】前記発振器は、超音波を発振することを特
    徴とする請求項1記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】前記受信器として前記マイク部を用いるこ
    とを特徴とする請求項1もしくは2のいずれかに記載の
    ビデオカメラ。
  4. 【請求項4】前記発振器の発振する音波の指向方向を特
    定の範囲で変動させることを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載のビデオカメラ。
  5. 【請求項5】前記発振器が複数あり、各発振器の発振す
    る音波の指向方向をそれぞれ特定の範囲で変動させるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のビデ
    オカメラ。
  6. 【請求項6】前記発振器の発振する音波の指向方向の変
    動に連動させ、前記受信器の受信方向を前記特定の範囲
    で変動させることを特徴とする請求項4記載のビデオカ
    メラ。
  7. 【請求項7】前記受信器が複数あり、前記各発振器の発
    振する音波の指向方向の変動それぞれに連動させ、各受
    信器の受信方向を前記特定の範囲でそれぞれ変動させる
    ことを特徴とする請求項5記載のビデオカメラ。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれかに記載のビデオ
    カメラであって、自動的に焦点合わせを行う自動焦点合
    わせ機能を有し、 前記解析部は、障害物に関する情報として、前記受信器
    の受信した反射波のドップラー効果による位相の変化を
    基に当該ビデオカメラ周囲を移動する障害物の当該ビデ
    オカメラに対する相対位置を求め、 前記誤動作防止処理部は、上記相対位置の情報を基に撮
    像領域内に進入する障害物を検知したとき、自動焦点合
    わせ機能が駆動していると、誤動作防止処理として、自
    動焦点合わせ機能の駆動を停止する処理を行うことを特
    徴とするビデオカメラ。
  9. 【請求項9】前記誤動作防止処理部は、自動焦点合わせ
    機能の駆動を停止する処理を行った後、上記相対位置の
    情報を基に同障害物を監視し、撮像領域外への移動もし
    くは撮像領域内での移動の停止を検知すると自動焦点合
    わせ機能を復帰する処理を行うことを特徴とする請求項
    8記載のビデオカメラ。
  10. 【請求項10】請求項1から7のいずれかに記載のビデ
    オカメラであって、自動的に焦点合わせを行う自動焦点
    合わせ機能と、動きベクトルを用いて手ぶれ補正を行う
    機能とを有し、 前記解析部は、障害物に関する情報として、前記受信器
    の受信した反射波のドップラー効果による位相の変化を
    基に当該ビデオカメラ周囲を移動する障害物の当該ビデ
    オカメラに対する相対位置を求め、 前記誤動作防止処理部は、上記相対位置の情報および動
    きベクトルの情報を基に手ぶれ補正領域への障害物の進
    入を検知したとき、自動焦点合わせ機能が駆動している
    と、誤動作防止処理として、自動焦点合わせ機能の駆動
    を停止する処理を行うことを特徴とするビデオカメラ。
  11. 【請求項11】前記誤動作防止処理部は、自動焦点合わ
    せ機能の駆動を停止する処理を行った後、上記相対位置
    の情報および動きベクトルの情報を基に同障害物を監視
    し、撮像領域外への移動もしくは撮像領域内での移動の
    停止を検知すると自動焦点合わせ機能を復帰する処理を
    行うことを特徴とする請求項10記載のビデオカメラ。
  12. 【請求項12】請求項1から7のいずれかに記載のビデ
    オカメラであって、光学ズーム倍率可変の撮像レンズに
    よる広角および望遠撮像機能を有し、 前記解析部は、障害物に関する情報として、前記受信器
    の受信した反射波のドップラー効果による位相の変化を
    基に当該ビデオカメラ周囲を移動する障害物の当該ビデ
    オカメラに対する相対位置および相対速度を求め、 前記誤動作防止処理部は、上記相対位置および相対速度
    の情報を基に障害物が当該ビデオカメラに接触すること
    を予測したとき、誤動作防止処理として、望遠撮像を広
    角撮像に切り替える処理を行うことを特徴とするビデオ
    カメラ。
  13. 【請求項13】前記誤動作防止処理部は、望遠撮像を広
    角撮像に切り替える処理を行った後、上記相対位置およ
    び相対速度の情報を基に同障害物を監視し、障害物の当
    該ビデオカメラへの接触の回避を検知したとき、広角撮
    像から元の望遠撮像へ切り替える処理を行うことを特徴
    とする請求項12記載のビデオカメラ。
  14. 【請求項14】前記誤動作防止処理部は、上記相対位置
    および相対速度の情報を基に障害物が当該ビデオカメラ
    に接触することを予測したとき、誤動作防止処理とし
    て、望遠撮像を広角撮像に切り替える処理とともに、撮
    像画像および音声の記録媒体への記録を停止する処理を
    行うことを特徴とする請求項12記載のビデオカメラ。
  15. 【請求項15】請求項12記載のビデオカメラであっ
    て、撮像画像を一時的に記憶し、この記憶した撮像画像
    を静止画像にして記録媒体に記録する静止画像記録機能
    を有し、 前記誤動作防止処理部は、上記相対位置および相対速度
    の情報を基に障害物が当該ビデオカメラに接触すること
    を予測したとき、誤動作防止処理として、望遠撮像を広
    角撮像に切り替える処理とともに、前記静止画像記録機
    能を用いて広角撮像に切り替える前の望遠撮像画像を静
    止画像にして記録媒体に記録し、その後撮像画像および
    音声の記録媒体への記録を停止する処理を行うことを特
    徴とするビデオカメラ。
  16. 【請求項16】請求項12記載のビデオカメラであっ
    て、撮像画像を一時的に記憶し、この記憶した撮像画像
    に対して電子的ズーム処理を施す電子ズーム機能を有
    し、 前記誤動作防止処理部は、上記相対位置および相対速度
    の情報を基に障害物が当該ビデオカメラに接触すること
    を予測したとき、誤動作防止処理として、望遠撮像を広
    角撮像に切り替える処理とともに、前記電子ズーム機能
    を用い、この広角撮像画像に対して電子的ズーム処理を
    施し、元の望遠撮像画像にして記録媒体に記録し、その
    後撮像画像および音声の記録媒体への記録を停止する処
    理を行うことを特徴とするビデオカメラ。
  17. 【請求項17】前記誤動作防止処理部は、撮像画像およ
    び音声の記録媒体への記録を停止する処理を行った後、
    上記相対位置および相対速度の情報を基に同障害物を監
    視し、障害物の当該ビデオカメラへの接触の回避を検知
    したとき、広角撮像から元の望遠撮像へ切り替える処理
    を行うことを特徴とする請求項14から16のいずれか
    に記載のビデオカメラ。
  18. 【請求項18】前記誤動作防止処理部は、撮像画像およ
    び音声の記録媒体への記録を停止する処理を行った後、
    上記相対位置および相対速度の情報を基に同障害物を監
    視し、障害物の当該ビデオカメラへの接触の回避を検知
    したとき、広角撮像から元の望遠撮像へ切り替える処理
    とともに、撮像画像および音声の記録媒体への記録を開
    始する処理を行うことを特徴とする請求項14から16
    のいずれかに記載のビデオカメラ。
  19. 【請求項19】請求項1から7のいずれかに記載のビデ
    オカメラであって、OSD機能を有する表示装置を備
    え、 前記解析部は、障害物に関する情報として、前記受信器
    の受信した反射波のドップラー効果による位相の変化を
    基に当該ビデオカメラ周囲を移動する障害物の当該ビデ
    オカメラに対する相対位置および相対速度を求め、 前記誤動作防止処理部は、上記相対位置および相対速度
    の情報を基に障害物の当該ビデオカメラへの接近を検知
    すると、誤動作防止処理として、OSD機能により操作
    者に障害物の接近を通知する処理を行うことを特徴とす
    るビデオカメラ。
  20. 【請求項20】請求項1から7のいずれかに記載のビデ
    オカメラであって、操作者に障害物の接近を通知するた
    めの発光ダイオードを備え、 前記解析部は、障害物に関する情報として、前記受信器
    の受信した反射波のドップラー効果による位相の変化を
    基に当該ビデオカメラ周囲を移動する障害物の当該ビデ
    オカメラに対する相対位置および相対速度を求め、 前記誤動作防止処理部は、上記相対位置および相対速度
    の情報を基に障害物の当該ビデオカメラへの接近を検知
    すると、誤動作防止処理として、前記発光ダイオードを
    駆動制御して操作者に障害物の接近を通知する処理を行
    うことを特徴とするビデオカメラ。
  21. 【請求項21】請求項1から7のいずれかに記載のビデ
    オカメラであって、操作者に障害物の接近を通知するた
    めの音声出力部を備え、 前記解析部は、障害物に関する情報として、前記受信器
    の受信した反射波のドップラー効果による位相の変化を
    基に当該ビデオカメラ周囲を移動する障害物の当該ビデ
    オカメラに対する相対位置および相対速度を求め、 前記誤動作防止処理部は、上記相対位置および相対速度
    の情報を基に障害物の当該ビデオカメラへの接近を検知
    すると、誤動作防止処理として、前記音声出力部を駆動
    制御して操作者に障害物の接近を通知する処理を行うこ
    とを特徴とするビデオカメラ。
  22. 【請求項22】障害物の接近してくる方向を操作者に通
    知することを特徴とする請求項19から21のいずれか
    に記載のビデオカメラ。
  23. 【請求項23】障害物を回避できる方向を操作者に通知
    することを特徴とする請求項19から22のいずれかに
    記載のビデオカメラ。
  24. 【請求項24】前記誤動作防止処理部は、操作者に障害
    物の接近を通知する処理を行っている間、上記相対位置
    および相対速度の情報を基に同障害物を監視し、障害物
    の当該ビデオカメラへの接触の回避を検知したとき、操
    作者への通知を停止する処理を行うことを特徴とする請
    求項19から23のいずれかに記載のビデオカメラ。
  25. 【請求項25】請求項1から24のいずれかに記載のビ
    デオカメラであって、操作者が誤動作防止処理を任意に
    解除するための機能を有することを特徴とするビデオカ
    メラ。
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