JP2008187440A - 撮像装置及び撮像装置の駆動方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影時に移動する目標を自動的に追尾できる機能を有する撮像装置及び撮像装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】被写体からの光を光電変換する撮像手段を有する撮像装置であって、撮像手段が、第1撮像素子13と、第1撮像素子13の撮像範囲F0の一部を光学的に同じ状態で撮像する第2撮像素子14とを有し、第1撮像素子13と第2撮像素子14とのそれぞれで生成される撮像信号に基づいて、被写体の移動量を検出する判定部21と、移動量に応じて、第2撮像素子14を光軸に対して垂直な2次元の方向に移動させる移動制御部17とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及び撮像装置の駆動方法に関し、特に、撮像対象の被写体が移動しても、該被写体を追いかけて撮像する撮像手段を備えた撮像装置及び撮像装置の駆動方法に関する。
一般に、動画の撮影には、CCD型やCMOS型撮像素子を備えたデジタルビデオカメラ等の撮像装置が用いられる。撮像装置を用いて望遠撮影を行う場合には、撮像範囲に含まれる被写体において目標とするものを撮影する際に、撮影者が撮像装置の撮像レンズを該被写体に向ける動作に伴って手ブレが生じるが、撮像装置の補正処理によって手ブレに起因する画質の劣化を抑制している。従来より望遠撮影時において、撮影者の意思によって目標の被写体を追尾したいという要望があるが、手ぶれの補正処理には限界があるため、三脚などの固定器具を使用せずに撮像すると画質が劣化してしまう。また、撮影者自身で撮像範囲に被写体が入るように撮影しなくてはいけないことが負担となる。このため、下記特許文献に示すように、被写体を追尾する機能を備えた撮像装置が提案されている。
特開2004−15516号公報 特開平8−29826号公報
しかし、特許文献1の複数のカメラを有する撮像システムでは、全体監視を行うカメラと、目標の被写体の方向に向かって回転するカメラとを別々に設けているため、カメラ同士を接続する必要があり、大規模なものとなってしまうことから放送事業用などの特殊な用途のみに制限されてしまう点で改善の余地があった。
また、特許文献2のように、振動補正時に光軸を変化させる制御ができるレンズシステムでは、被写体を追従できる範囲が小さいため、撮影者自身が被写体を撮影範囲に納めるように操作する必要がある点で改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、撮影時に移動する目標を自動的に追尾できる機能を有する撮像装置及び撮像装置の駆動方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
(1)被写体からの光を光電変換する撮像手段を有する撮像装置であって、
前記撮像手段が、第1撮像素子と、前記第1撮像素子の撮像範囲の一部を撮像する第2撮像素子とを有し、
前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とのそれぞれで生成される撮像信号に基づいて、被写体の移動量を検出する判定部と、
前記移動量に応じて、前記第2撮像素子を光軸に対して垂直な2次元の方向に移動させる移動制御部とを備えていることを特徴とする撮像装置。
(2)前記第1撮像素子及び前記第2撮像素子の撮影範囲を表示する表示部を備えていることを特徴とする上記(1)に記載の撮像装置。
(3)前記表示部が、表示される前記第1撮像素子の撮影範囲を操作することによって前記第1撮像素子の移動を指示することができる操作部を有していることを特徴とする上記(2)に記載の撮像装置。
(4)前記判定部が、前記第1撮像素子の画像信号から被写体の画像認識情報を取得し、前記画像認識情報に基づいて、前記第2撮像素子の前記移動量を検出することを特徴とする上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の撮像装置。
(5)前記判定部が、撮影時に撮影者の手ブレによるブレ量を判定し、前記ブレ量を含めて前記移動量を検出することを特徴とする上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の撮像装置。
(6)前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とが、同一の光学レンズ系に構成されていることを特徴とする上記(1)から(5)のいずれか1つに記載の撮像装置。
(7)前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とが、それぞれ別の光学レンズ系に構成され、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子との視差補正量に基づいて、前記移動量を検出することを特徴とする上記(1)から(5)のいずれか1つに記載の撮像装置。
(8)被写体からの光を光電変換する撮像手段を有する撮像装置の駆動方法であって、
前記撮像手段が、第1撮像素子と、前記第1撮像素子の撮像範囲の一部を撮像する第2撮像素子とを有し、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とのそれぞれで生成される撮像信号に基づいて、被写体の移動量を判定部で検出し、前記移動量に応じて、前記第2撮像素子を光軸に対して垂直な2次元の方向に移動制御部によって移動制御することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
(9)前記第1撮像素子及び前記第2撮像素子の撮影範囲を表示部に表示することを特徴とする上記(8)に記載の撮像装置の駆動方法。
(10)前記表示部が、表示される前記第1撮像素子の撮影範囲を操作することに前記第1撮像素子の移動を移動することができる操作部を有していることを特徴とする上記(9)に記載の撮像装置の駆動方法。
(11)前記判定部が、前記第1撮像素子の画像信号から被写体の画像認識情報を取得し、前記画像認識情報に基づいて、前記第2撮像素子の前記移動量を検出することを特徴とする上記(8)から(10)のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
(12)前記判定部が、撮影時に撮影者の手ブレによるブレ量を判定し、前記ブレ量を含めて前記移動量を検出することを特徴とする上記(8)から(11)のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
(13)前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とが、同一の光学レンズ系に構成されていることを特徴とする上記(8)から(12)のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
(14)前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とが、それぞれ別の光学レンズ系に構成され、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子との視差補正量に基づいて、前記移動量を検出することを特徴とする上記(8)から(12)のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
本発明は、撮像範囲の異なる2つの撮像素子それぞれで被写体を撮像する撮像装置であって、第1撮像素子により広角で撮像を行い、該第1撮像素子の撮影範囲内に存在する目標を第2撮像素子により望遠で撮像を行う構成である。ここで、目標が移動した場合に、判定部において第1撮像素子と第2撮像素子とのそれぞれ画像信号に基づいて目標の移動量を検出し、移動量に応じて移動制御部によって第2撮像素子を移動させ、目標を追尾しながら撮像を行うことができる。こうすれば、撮影者が、撮影範囲に目標となる被写体が入るように撮像装置を動かす作業を行うことなく、自動的に目標を追尾して撮像を行うことができる。
本発明によれば、撮影時に移動する目標を自動的に追尾できる機能を有する撮像装置及び撮像装置の駆動方法を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。本発明にかかる撮像装置は、特に、撮像したい目標を含む撮影範囲を有し、その目標の移動に応じて該目標を追いかけつつ撮像して撮像画像を得ることができるものである。本実施形態では、撮像装置として動画の撮像が可能なデジタルビデオカメラの構成を例に説明する。
図1は、本発明にかかる撮像装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。撮像装置は、撮像時に被写体から反射する光を入射させる撮像レンズ11と、撮像レンズ11によって集光された入射光を2つに分光する分光手段として機能するプリズム12とを備えている。プリズム12としては、例えば、ダイクロイックプリズムを使用することができる。入射光は、プリズムに形成された、該入射光の進行方向に対して垂直な2次元平面に対して45度の傾斜角度を有する反射面に入射し、入射光に対して90度の反射角で反射する反射光と、そのままプリズム12を透過して直進する透過光とに分光される。なお、分光手段としては、プリズム12に限定されず、例えばハーフミラーを使用してもよい。
撮像装置は、所定の撮像範囲を有する第1撮像素子13と、第1撮像素子の撮像範囲の一部を光学的に同じ状態で撮像する第2撮像素子14とを有する。第1撮像素子13の所定の撮像範囲とは、撮像レンズ11の形状及び位置によって規定されるイメージサークル内の少なくとも一部を含む範囲である。
第1撮像素子13及び第2撮像素子14としては、例えば、カラーフィルタ層を備えた固体撮像素子やCMOS型半導体素子を用いることができる。また、第1撮像素子13及び第2撮像素子14としては、無色又は単色のフィルタ層を備えた撮像素子を用いてもよい。
第1撮像素子13は、プリズム12によって反射された反射光の光軸に対して撮像面が垂直になるように配置されている。第1撮像素子13には信号処理部15が接続され、撮像時に第1撮像素子13で生成された撮像信号が信号処理部15に出力される。
第2撮像素子14は、プリズム12によって分光された透過光の光軸に対して撮像面が垂直になるように配置されている。第2撮像素子14には信号処理部16が接続され、撮像時に第2撮像素子14で生成された撮像信号が信号処理部16に出力される。
ここで、本実施形態の撮像装置は、撮像時に、移動する被写体を追いかけて撮像することを目的として、第2撮像素子14が透過光の光軸に対して垂直な2次元の方向に対して後述する移動制御部17による制御によって移動可能に構成されている。
なお、第1撮像素子13と第2撮像素子14と配置する位置を互いに入れ替えてもよい。この場合、第2撮像素子14を反射光の光軸に対して垂直な2次元の方向に対して移動可能に構成する。
撮像装置には、信号処理部15及び信号処理部16に接続され、第1撮像素子13と第2撮像素子14とのそれぞれで生成される撮像信号に基づいて、移動する被写体の移動量を検出する判定部21を備えている。
また、撮像装置には、信号処理部15及び信号処理部16で処理された第1撮像素子13及び第2撮像素子14の撮像画像を表示するための表示部18が設けられている。主に、第1撮像素子13の撮像画像が、表示部18に表示されることで、カメラのファインダーとして機能する。表示部18には、第1撮像素子13及び第2撮像素子14のそれぞれの撮影範囲を、同時に、又は、切り替えて表示することもできる。表示部18は、例えば、液晶ディスプレイとすることができる。また、表示部18には、撮影者が手指で直接画面に触れることで所定の操作を指示するためのタッチパネル部が形成されていてもよい。
判定部21には、撮像時に撮影者が手指で操作することができるボタンなどを有する操作部22が設けられている。操作部22は、通常の撮像動作及び撮像状態の設定や変更を指示するボタンなどと兼用することができる。なお、操作部22の一部又は全部を、表示部18のタッチパネル部に視覚的に表示させることでユーザインタフェースを規定し、タッチパネル部から撮影者が入力する構成とすることもできる。
信号処理部16には、該信号処理部16から出力された第2撮像素子14の撮像画像を記憶するメモリ等の記憶部19が接続されている。
本実施形態の撮像装置は、判定部21で検出された移動量に基づいて、第2撮像素子14の移動を制御する制御信号を出力する移動制御部17が設けられている。移動制御部17は、入射する光の光軸に対して垂直な2次元の方向に移動可能に第2撮像素子14を保持するガイドレール等のガイド部材と、制御信号に応じて第2撮像素子14をガイド部材に沿って2次元の方向に所定の移動量にスライド移動させるアクチュエータとを有する移動機構を備えている。
図2,図3は、本実施形態の撮像装置で生成された画像を模式的に示している。図2に示すように、撮像時には、第1撮像素子13で撮像された撮像範囲F0を有する撮像情報と、第1撮像素子13と光学的に同じ状態であって、第1撮像素子13の撮像範囲F0の一部を撮像した第2撮像素子14の撮像範囲F1を有する撮像情報とがそれぞれ生成される。ここで、第2撮像素子14の撮像範囲F1は、撮影者の撮像する対象となる目標(例えば、人や物、又はそれらの一部)Tが撮像されている。本実施形態では、図3に示すように、撮像時に、目標が移動した場合、つまり、第1撮像素子13の撮像範囲F0内において移動するTを第2撮像素子14の撮像範囲F1に入るように、目標Tの移動量に応じて撮像範囲F1を移動させて撮像を行う。
目標の移動量は、第1撮像素子13の撮像範囲F0の撮像情報を基準として、その撮像範囲F0に対する目標Tの位置によって判定することができる。具体的には、撮像範囲F0、撮像範囲F1、目標Tをx−y平面で規定された座標情報で表し、移動後の目標Tの位置の座標情報と移動前の座標情報とから移動量を算出することができる。
図4は、撮像時の目標の軌跡に対する移動量の設定の手順を簡略的に説明する図である。図4に示すように、撮像時に目標は所定の軌跡上を移動する。このとき、撮像装置は、所定の時間間隔で目標の座標情報を取得し、移動前の座標情報から移動量を逐次算出し、算出された移動量に基づいて第2撮像素子14の撮像範囲F1を移動させる。
なお、判定部が、第1撮像素子13の画像信号から手ブレ情報を取得し、撮影者による指示又は別途設けられた手ブレ認識機能が出力した手ブレの量を移動量から相殺することで、移動量を補正する機能を有していてもよい。例えば、撮像装置を移動する自動車内で使用する場合には、撮像装置自体が振動することが被写体全体が振動することがあるが、手ブレ認識機能によって振動量を検出し、目標の移動量を補正することで、振動量による誤差を除去することができる。
次に、本実施形態の撮像装置の駆動方法の手順を説明する。図5は、駆動方法の手順を示すフローチャートである。
撮像時には、第1撮像素子13及び第2撮像素子14をそれぞれ撮像状態に設定し、第2撮像素子14の撮像範囲F1を所定の初期位置に設定する。撮像範囲F1を所定の初期位置は、撮像範囲F0の所定の位置(例えば、中央)にデフォルトで設定されていてもよい。なお、撮像をする前に、撮影者が操作部22を操作することによって、撮像範囲F1を所定の初期位置を撮像範囲F0の所定の位置に設定してもよい。このとき、表示部18のタッチパネル上に表示された撮像範囲F0を視認しつつ、手指やタッチペンなどを使用して、撮像範囲F0に表示された目標Tの位置に撮像範囲F1を設定してもよい。
また、目標Tを、撮像範囲F0の他の被写体と識別するための画像識別情報と取得することで、この画像識別情報に基づいて、撮像範囲F0における目標Tの位置を判別し、移動量を算出してもよい。画像識別情報としては、例えば、人物像の顔や目標の形状又は色を判別する情報がある。さらに、撮影者が予め登録したオブジェクトに適合するものを目標として、自動的に追従するように設定してもよい。第1撮像素子13は、目標Tを含む広い範囲の被写体を撮像しているため、撮像装置自体の振動成分を正確に検出することができる。
撮影開始後、第1撮像素子13と第2撮像素子14とによってそれぞれ撮像画像を取得し、それぞれの撮像信号が信号処理部15,16に出力され、第1撮像素子13の撮像範囲F0と第2撮像素子14の撮像範囲F1の撮像信号が判定部21に出力される。
判定部21において、撮像範囲F0の撮像信号と撮像範囲F1の撮像信号とに基づいて移動量を判定する。移動量が移動制御部17は、判定部21から入力された移動量に基づいて第2撮像素子14の位置を移動させる。このように、撮像している間は、第1撮像素子及び第2撮像素子の画像信号を生成し、判定部において移動量を判定するフローを繰り返すことで、第2撮像素子14の撮像範囲F1に目標Tを撮像した状態を自動的に維持することができる。
本実施形態の撮像装置は、2つの撮像素子13,14が異なる撮像範囲F0,F1を有し、撮像時に、撮像素子13,14のそれぞれで被写体を撮像する。このとき、第1撮像素子13で望遠で撮像を行い、該第1撮像素子13の撮影範囲F0内に存在する目標Tを第2撮像素子14で撮像を行うことができる。ここで、撮像している間に目標Tが移動した場合に、判定部21において第1撮像素子13と第2撮像素子14とのそれぞれ画像信号に基づいて目標の移動量を検出し、移動量に応じて移動制御部17によって第2撮像素子14を移動させ、目標を追尾しながら撮像を行うことができる。こうすれば、撮影者が、撮影範囲F1に被写体の目標Tが入るように撮像装置を動かす作業を行うことなく、自動的に目標Tを追尾して撮像を行うことができる。
上記実施形態の撮像装置は、第1撮像素子13と第2撮像素子14とが、同一の光学レンズ系に構成されているものとしたが、次に説明する実施形態のように、第1撮像素子13と第2撮像素子14とが、それぞれ別の光学レンズ系に構成されていてもよい。
図6は、本発明にかかる撮像装置の第2実施形態の光学系を示す図である。なお、以下に説明する実施形態において、すでに説明した部材などと同等な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡略化或いは省略する。図6に示すように、本実施形態の撮像装置は、第1撮像素子33と、第2撮像素子44とを有し、第1撮像素子33及び第2撮像素子44には、図1に示す第1実施形態の撮像素子と同様に表示部18、記憶部19、判定部21、操作部22、移動制御部17が接続されている。なお、本実施形態は、図2及び図3に示す第1実施形態と同様に、第1撮像素子33の撮像範囲F0と第2撮像素子44の撮像範囲F1が設定されている。
本実施形態の撮像装置は、第1撮像素子33と、第2撮像素子44とがそれぞれ別の光学レンズ系で構成されており、第1撮像素子33に入射光が入射される撮像レンズ31と、第2撮像素子44に入射される入射光が入射される撮像レンズ41とがそれぞれ別途に設けられた構成を有している。第2撮像素子44は、第1撮像素子33の撮像範囲の一部を光学的に同じ状態で撮像するものである。
本実施形態の撮像装置では、第1撮像素子33と第2撮像素子44とでは、撮像画像に視差(パララックス)Aがあるため、撮像装置は、この視差を補正する機能を有している。なお、視差が生じる現象は、レンジファインダーカメラにおいては、一般的に生じるものであり、撮像位置と被写体との距離が近くなるほど顕著になる傾向がある。
本実施形態では、撮像位置と被写体との距離を示す距離情報に基づいて第2撮像素子44を移動させることで、視差Aを実質的に消去することによって、撮像画像を補正することができる。
視差の補正量を得る手段としては、(1)距離情報と光学系の焦点距離とから算出する方法と、(2)目標の特徴から補正量を算出する方法がある。(2)の方法の場合、具体的には、第1撮像素子の撮像範囲F0の内の画像信号と、第2撮像素子の撮像範囲F1の出力した画像信号を比較して、特徴のある被写体のズレを示すベクトルを計算する。
また、本実施形態では、第1撮像素子33を含む光学系の焦点距離と、第2撮像素子44を含む光学系の焦点距離とを異なるように設定することができる。こうすれば、上記第1実施形態のように撮像の望遠の倍率を撮像素子の大きさで設定する構成に限定されず、第2撮像素子44の光学系の焦点距離を長さを調整することでズーム及びワイドの切り替えが可能である。第2撮像素子44の光学系の焦点距離を長くすると、第1撮像素子に結像する撮像範囲が相対的に大きくなるため、第2撮像素子44の移動範囲をよりも大きくなってしまうことになり、第2撮像素子44で撮像できなくなる。このとき、表示部18に第2撮像素子44を移動させることができる範囲が表示されるように設定することができる。また、第1撮像素子の画像信号のうち、第2撮像素子が撮像できる範囲を電子ズームで拡大して表示することもできる。
本実施形態の撮像装置は、第1撮像素子33及び第2撮像素子44でそれぞれ撮像を行い、撮像している間に目標Tが移動した場合に、判定部21において第1撮像素子33と第2撮像素子44とのそれぞれ画像信号に基づいて目標の移動量を検出する。そして、移動量に視差Aの補正を行った後、移動量に応じて移動制御部17によって第2撮像素子44を移動させ、目標を追尾しながら撮像を行うことができる。こうすれば、撮影者が、撮影範囲F1に被写体の目標Tが入るように撮像装置を動かす作業を行うことなく、自動的に目標Tを追尾して撮像を行うことができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可能である。
本発明にかかる撮像装置は、例えば、運動会のグラウンド全体を広角側に設定された撮像素子で撮像するとともに、撮影の目的(例えば、グラウンドを走る子供)を自動で追尾するような動画撮像カメラとして適用することができる。なお、広角に設定する大きなサイズの撮像素子の一部を電子的に拡大可能とする監視カメラなどにも適用することができる。撮像画像を記録させる撮像素子の解像度や感度は個別に調整可能であり、電子的に生成した拡大画像に比べて撮像の目的を認識しやすい。
また、上記第2実施形態の撮像装置は、第1撮像素子と第2撮像素子とが互いに光学的に同じ状態としたが、さらに、第2撮像素子を複数備えていてもよい。こうすれば、例えば、スポーツの撮像時等の広いフィールドに複数の選手の動きを撮影する場合のように、複数の移動する選手を同時においかけて、それぞれの撮像画像を得ることができる。この場合、広角側の第1撮像素子の画像を記録し、または、放送の対象とすることができる。
さらに、学術用途等を目的として、予め決められた空間を不定期に通過する物体を撮像し、それぞれの物体の撮像画像を記録するシステムに適用することができる。この場合、物体を検知する複数のセンサを備え、センサが物体を検出した際の信号をトリガーとして撮像装置が起動し、望遠側の撮像素子がその撮像範囲に移動するように設定することができる。こうすれば、撮影するポイントごとにセンサと撮像装置とをセットで配置する必要がなく、一台の撮像装置によって、複数のポイントの撮像画像を記録することができる。
撮像装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 撮像装置で生成された画像を模式的に示す図である。 撮像装置で生成された画像を模式的に示す図である。 撮像時の目標の軌跡に対する移動量の設定の手順を示す図である。 撮像装置の駆動方法の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の撮像装置の光学系を示す図である。
符号の説明
13,33 第1撮像素子
14,44 第2撮像素子
17 移動制御部
21 判定部
22 操作部

Claims (14)

  1. 被写体からの光を光電変換する撮像手段を有する撮像装置であって、
    前記撮像手段が、第1撮像素子と、前記第1撮像素子の撮像範囲の一部を光学的に同じ状態で撮像する第2撮像素子とを有し、
    前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とのそれぞれで生成される撮像信号に基づいて、被写体の移動量を検出する判定部と、
    前記移動量に応じて、前記第2撮像素子を光軸に対して垂直な2次元の方向に移動させる移動制御部とを備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1撮像素子及び前記第2撮像素子の撮影範囲を表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示部が、表示される前記第1撮像素子の撮影範囲を操作することによって前記第1撮像素子の移動を指示することができる操作部を有していることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記判定部が、前記第1撮像素子の画像信号から被写体の画像認識情報を取得し、前記画像認識情報に基づいて、前記第2撮像素子の前記移動量を検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の撮像装置。
  5. 前記判定部が、撮影時に撮影者の手ブレによるブレ量を判定し、前記ブレ量を含めて前記移動量を検出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の撮像装置。
  6. 前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とが、同一の光学レンズ系に構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の撮像装置。
  7. 前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とが、それぞれ別の光学レンズ系に構成され、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子との視差補正量に基づいて、前記移動量を検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の撮像装置。
  8. 被写体からの光を光電変換する撮像手段を有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記撮像手段が、第1撮像素子と、前記第1撮像素子の撮像範囲の一部を撮像する第2撮像素子とを有し、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とのそれぞれで生成される撮像信号に基づいて、被写体の移動量を判定部で検出し、前記移動量に応じて、前記第2撮像素子を光軸に対して垂直な2次元の方向に移動制御部によって移動制御することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  9. 前記第1撮像素子及び前記第2撮像素子の撮影範囲を表示部に表示することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置の駆動方法。
  10. 前記表示部が、表示された前記第1撮像素子の撮影範囲を操作することによって前記第1撮像素子の移動を指示することができる操作部を有していることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置の駆動方法。
  11. 前記判定部が、前記第1撮像素子の画像信号から被写体の画像認識情報を取得し、前記画像認識情報に基づいて、前記第2撮像素子の前記移動量を検出することを特徴とする請求項8から10のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
  12. 前記判定部が、撮影時に撮影者の手ブレによるブレ量を判定し、前記ブレ量を含めて前記移動量を検出することを特徴とする請求項8から11のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
  13. 前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とが、同一の光学レンズ系に構成されていることを特徴とする請求項8から12のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
  14. 前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とが、それぞれ別の光学レンズ系に構成され、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子との視差補正量に基づいて、前記移動量を検出することを特徴とする請求項8から12のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
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