JP2003229954A - 通信システム、通信端末装置及びその通信方法 - Google Patents

通信システム、通信端末装置及びその通信方法

Info

Publication number
JP2003229954A
JP2003229954A JP2002024767A JP2002024767A JP2003229954A JP 2003229954 A JP2003229954 A JP 2003229954A JP 2002024767 A JP2002024767 A JP 2002024767A JP 2002024767 A JP2002024767 A JP 2002024767A JP 2003229954 A JP2003229954 A JP 2003229954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
communication terminal
data
communication
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002024767A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Ota
賢 太田
Tomohiro Nakagawa
智尋 中川
Keitoku Isoda
佳徳 礒田
Toshiaki Sugimura
利明 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2002024767A priority Critical patent/JP2003229954A/ja
Publication of JP2003229954A publication Critical patent/JP2003229954A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エリア内の端末装置自身の通信に影響がない
範囲で、中継通信を行うようにして、通信エリア拡大を
図ることを目的とする。 【解決手段】 データ送受信の中継を行う通信端末装置
4は、通信エリア内にいる場合には、基地局2との間で
直接データの送受信を行う送受信部4a、4bと通信端
末装置4が有するリソースと、基地局2との間で直接デ
ータ送受信を行う際に必要な通信端末装置4のリソース
と、を比較する比較部4k等と、比較部4k等による比
較結果に基づいて、中継を行うか否か判断する中継判断
部4sとを有する。送受信部4a、4bは、判断結果に
基づいて、エリア外通信端末装置4と基地局2との間の
データ送受信の中継となる送受信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システム、通
信端末装置及びその通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 一般的に、携帯電話に代表される
従来の無線通信端末装置及びその無線通信方式において
は、移動局がいずれかの基地局のサービスエリア内に位
置し、基地局と直接通信を行う。しかし、この方式で
は、上記サービスエリア外の移動局は、基地局と通信す
ることができないという課題があった。この課題を基地
局増設によって、解決しようとすると、多くの投資が必
要となり、高コストになってしまう。
【0003】そこで、従来では、基地局を増設せず、サ
ービスエリア外にある移動局も、サービスエリア内の移
動局を中継して、基地局と通信を行うことができるよう
にすることで、通信可能エリアを拡大する通信方式が提
案されている(特開2000−31895号公報)。
【0004】この従来技術では、以下のような通信方法
が示されている。即ち、サービスエリア内の移動局は、
基地局に対して、データ通信の中継が可能であることを
通知する。基地局とフレーム同期をとった移動局は、中
継局として、受信待機状態に入る。そして、中継局が、
上記サービスエリア外の移動局とフレーム同期をとる。
これにより、上記サービスエリア外の移動局は、サービ
スエリア内の移動局を介して、基地局と通信ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術には、以下のような問題点があった。即ち、基地局
と通信可能なサービスエリア外にいる通信端末装置が、
エリア内にいる端末装置を介して、上記基地局と通信を
行うと、中継に関する通信を行うためにエリア内端末装
置自身に割り当てられている帯域幅が減少したり、バッ
テリ(電源量)が消費されてしまう。
【0006】このため、中継通信を行うために、エリア
内の端末装置自身と基地局との間の通信において、転送
速度を下げたり、場合によっては、上記自分のための通
信を行わないで、中継通信を行う事態も生じてしまう。
【0007】従って、中継による自分の端末装置の帯域
幅やバッテリが中継通信に消費されることで、自分の通
信が阻害することを懸念し、中継通信に参加しない端末
装置が増加することが予想され、結果として通信エリア
拡大が阻害されしまう場合も考えられる。
【0008】そこで、上記エリア内の通信端末装置自身
の通信に影響がない範囲で、中継通信を行うようにし
て、通信エリア拡大を図ることができる通信システム、
装置、方法の開発が望まれていた。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、上記エリア内の端末装置自身の通信に影響がな
い範囲で、中継通信を行うようにして、通信エリア拡大
を図ることができる通信システム、通信端末装置及びそ
の通信方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明は、基地局との間で直接、データの送受信
を行うとともに、前記基地局とデータの送受信を行う通
信エリアの外にいる通信端末装置であるエリア外通信端
末装置と、前記基地局との間におけるデータ送受信の中
継を行う際に、前記通信エリア内にいる場合には、前記
基地局との間で直接データの送受信を行い、前記通信端
末装置が有するリソースと、前記基地局との間で直接デ
ータ送受信を行う際に必要な前記通信端末装置のリソー
スと、を比較し、比較結果に基づいて、前記中継を行う
か否か判断し、判断結果に基づいて、前記エリア外通信
端末装置と前記基地局との間のデータ送受信の中継とな
る送受信を行うことを特徴とするものである。
【0011】本発明によれば、通信端末装置が有するリ
ソースと、通信端末装置4が基地局との間で直接データ
の送受信を行う処理等に必要な通信端末装置のリソース
を比較する。そして、この比較結果に基づいて、中継を
行うか否か判断される。そして、この判断結果に基づい
て、中継のためのデータの送受信が行われる。
【0012】このため、エリア内にいる通信端末装置
は、自分の通信のためのリソースを確保しながら、エリ
ア外にいる通信端末装置の中継に関するリソースを割り
当てることができる。従って、エリア内にいる通信端末
装置は、エリア外にいる通信端末装置のために中継を行
っても、自分の通信が妨げられることはない。これによ
り、通信エリアの拡大を図ることができる。
【0013】また、本発明は、前記通信エリア外にいる
場合には、前記通信エリア内にいる通信端末装置との間
で、直接データの送受信を行うことが好ましい。
【0014】これにより、通信端末装置が、通信エリア
内から通信エリア外に移動したような場合でも、エリア
内通信端末装置との間で直接データの送受信ができるの
で、エリア内通信端末装置にデータ送受信の中継をして
もらうことができる。
【0015】また、前記リソースとしては、例えば、電
源の残量、データ処理能力、データ転送速度がある。ま
た、本発明は、さらに、前記エリア外通信端末装置と前
記基地局との間において、データの送受信の中継を行う
際に、前記データを中継データ格納手段に一時的に格納
し、前記中継データ格納手段に格納されているデータ量
と、前記中継データ格納手段に格納できる最大のデータ
量と、を比較することができる。
【0016】また、本発明は、前記通信端末装置が有す
るリソースが複数ある場合、前記比較は、前記複数のリ
ソースのうち、いずれか2以上を考慮して行うこともで
きる。これにより、一層、エリア内にいる通信端末装置
は、自分の通信のためのリソースを確保しながら、エリ
ア外にいる通信端末装置の中継に関するリソースを割り
当てることができる。
【0017】また、本発明は、前記通信端末装置のユー
ザが、前記リソースを指定する旨を入力することもでき
る。これにより、ユーザの利便性を考慮して、通信エリ
アの拡大を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(1)通信システムの構成 図1は、本実施の形態である通信システムの構成を示す
図である。通信システムは、公衆網(図示せず)と回線
を介して接続される制御局1と、制御局1と回線を介し
て接続される複数の基地局2と、各基地局2と無線回線
を介して通信が行われるサービスエリア3範囲内の複数
の通信端末装置4(以下、エリア内通信端末装置4とい
う)と、各エリア内通信端末装置4と無線回線を介して
通信が行われる上記サービスエリア3範囲外の複数の通
信端末装置4(以下、エリア外通信端末装置4という)
とを有する。公衆網は、例えば、インターネットや電話
網である。
【0019】図2は、制御局1の構成を示す図である。
制御局1は、公衆網との間で、各種のデータの通信を行
う公衆網通信部1aと、各通信端末装置4のアドレス情
報や識別番号(例えば、電話番号)を格納する格納部1
bと、各基地局2との間で通信を行う基地局側通信部1
cと、各基地局2との間の通信の制御を行う通信制御部
1dと、各部を制御する制御部1eとを有する。
【0020】格納部1bには、基地局2を識別する情報
と、基地局2と通信を行う各通信端末装置4の識別情報
及びアドレス情報と、が各々対応づけられて格納されて
いる。また、制御局1は、基地局決定部(図示せず)を
有する。基地局決定部は、各基地局2から送信された電
波強度(通信端末装置4が発信した電波を各基地局2が
受信し、各基地局2は上記電波強度を測定し、制御局1
へ送る)に基づいて、通信端末装置4が通信する相手の
基地局2を決定する。これにより、決定された基地局2
と通信を行う通信端末装置4は、上記基地局2の通信サ
ービスエリア3の範囲内の通信端末装置4となる。
【0021】図3は、基地局2の構成を示す図である。
各基地局2は、制御局1との間で例えば、有線回線を介
して通信を行う制御局側通信部2aと、各通信端末装置
4との間で無線回線を介して通信を行う通信端末側通信
部2bと、エリア内通信端末装置4のアドレス情報や、
このエリア内通信端末装置4と通信を行うエリア外通信
端末装置4のアドレス情報等のデータを格納する格納部
2cと、各通信端末装置4との間の通信を制御する通信
制御部2dと、通信端末装置4から送信される電波の強
度を測定する測定部(図示せず)と、各部を制御する制
御部2eとを有する。
【0022】格納部2eに格納されているエリア外通信
端末装置4のアドレス情報は、上記エリア外通信端末装
置4が通信を行うエリア内通信端末装置4のアドレス情
報と対応づけられている。
【0023】通信制御部2dは、制御局側通信部2aか
らデータが送信された場合、格納部2cから、各通信端
末装置4のアドレス情報を読み出し、送信されてきたデ
ータの宛先アドレス情報と一致するアドレス情報がある
か否かを判断する。そして、通信制御部2dは、一致す
るアドレス情報があった場合には、送信されてきた宛先
アドレス情報のデータを回線を介して、宛先アドレス情
報のエリア内通信端末装置4へ送信するように通信端末
側通信部2bを制御する。
【0024】また、通信制御部2dは、制御局側通信部
2aから送信されたデータの宛先アドレス情報が、格納
部2cに格納されているエリア内通信端末装置4のアド
レス情報でない場合には、格納部2cに格納されている
エリア外通信端末装置4のアドレス情報を検索する。そ
して、通信制御部2dは、宛先アドレス情報と一致する
エリア外通信端末装置4のアドレス情報があった場合に
は、通信制御部2dは、送信されてきた宛先アドレス情
報のデータを回線を介して、上記エリア外通信端末装置
4に対応するエリア内通信端末装置4へ送信するように
通信端末側通信部2bを制御する。
【0025】図4は、通信端末装置4の構成を示す図で
ある。通信端末装置4は、携帯電話のような移動局でも
よいし、PC端末装置のようなものでもよい。通信端末
装置は、通信エリア内にいるときも通信エリア外にいる
ときも同じ構成であるが、機能が一部異なる。先ず、通
信端末装置が通信エリア内にいる場合の構成、機能につ
いて説明する。
【0026】(A)エリア内にいる場合 通信端末装置4は、他の通信端末装置4や基地局2から
送信される各種のデータを受信する受信部4aと、他の
通信端末装置4や基地局2に対して、各種のデータを送
信する送信部4bと、これらの受信部4aや送信部4b
を制御する通信制御部4cとを有する。
【0027】ここで、送信部4bは、エリア内通信端末
装置4が直接、基地局2や他の通信端末装置4にデータ
を送信する第1送信機能と、エリア外通信端末装置4か
ら送られたデータを基地局に中継送信したり、基地局2
から送られたデータをエリア外通信端末装置4に送信す
る第2送信機能とを有する。
【0028】また、受信部4aは、他の通信端末装置4
や基地局2から送信されたエリア内通信端末装置4宛の
データを直接受信する第1受信機能と、エリア外通信端
末装置4から送られた基地局2宛のデータを受信した
り、基地局から送られたエリア外通信端末装置4宛のデ
ータを受信する第2受信機能とを有する。
【0029】ここで、基地局2との通信可能なエリア範
囲内にいる場合には、送信部4b及び受信部4aは、そ
れぞれ、基地局2との間で直接データの送信(第1送信
機能)および受信(第1受信機能)を行う。なお、第1
送信機能には、自装置から他のエリア内の通信端末装置
に対して送信する機能が含まれる。また、第1受信機能
には、他のエリア内の通信端末装置から送られた自装置
宛のデータを受信する機能が含まれる。エリア内の通信
端末装置同士の通信には、例えば、Bluetooth
等の近距離通信が行われる。
【0030】また、エリア内の通信端末装置4から送信
されてきたデータを受信部4aは受信したり、エリア内
の通信端末装置4に対して送信部4bはデータを送信し
たりする。
【0031】通信制御部4cは、基地局2や他の通信端
末装置4とのデータの通信を行うための回線を設定した
り、通信方式を制御する。この通信方式の制御として
は、例えば、通信制御部4cは、基地局2と通信を行う
場合には、送信部4bや受信部4aに対して、無線LA
N、携帯電話の通信方式等の通信方式を行わせる。ま
た、通信制御部4cは、他の通信端末装置4と通信を行
う場合には、送信部4bや受信部4aに対して、例え
ば、無線LANやBluetooth等の通信方式を行
わせる。
【0032】このような通信方式に対応するために、通
信端末装置4に複数の送信部4b及び受信部4aを設け
てもよい。そして、各送信部4b及び受信部4aは、そ
れぞれ、対応する通信方式を行えるようにしてもよい。
また、複数の送信部4b及び受信部4aを設けないで、
1つの送信部4b及び1つの受信部4aを設けても良
い。
【0033】この場合には、通信制御部4cは、上記各
通信方式を実行できる通信プログラムを保持しており、
データの宛先アドレス情報や送信元アドレス情報を見
て、対応する通信プログラムを送信部4bや受信部4a
へ送り、通信方式を実行させるようにしてもよい。
【0034】通信端末装置4は、各部の処理を行わせる
のに必要な電源を供給する電源部4dと、この電源部4
dにアクセスして、現在利用可能な電源量である電源残
量を管理する電源残量管理部4eとを有する。
【0035】また、通信端末装置4は、基地局2から送
信されたエリア外通信端末装置4宛のデータや、エリア
外の通信端末装置4から送信された基地局宛のデータを
格納する中継データ格納部4fと、制御部4v等による
アプリケーションの実行により生成されたデータ等(自
分の通信端末装置の通信のためのデータ)を格納する送
信データ格納部4gと、基地局2やエリア外通信端末装
置4等から送られたエリア内通信端末装置4宛のデータ
を格納する受信データ格納部4hと、各データの宛先情
報や送信元情報に基づいて、各データを中継データ格納
部4f、送信データ格納部4g、受信データ格納部4h
のいずれに格納させるか制御する格納制御部4iと、各
格納部に格納されているデータ量等のデータに関する情
報や中継データ格納部4fの空き容量を管理する格納管
理部4jとを有する。
【0036】通信端末装置4は、通信端末装置4が有す
るリソース(帯域幅、電源残量、データ処理能力、メモ
リの容量等)と、基地局2との間で直接データの送受信
を行ったり、通信端末装置4が保持するアプリケーショ
ンの実行等の各処理を行うのに必要な通信端末装置4の
リソースとを比較する各比較部4k,4m,4o,4q
を有する。そして、通信端末装置4は、比較部による比
較結果に基づいて、エリア外通信端末装置4の中継のた
めのデータ送受信や格納処理等を行うリソースが存在す
るか判断する各判断部4l,4n,4p,4rを有す
る。
【0037】通信端末装置4は、帯域幅比較部4k及び
帯域幅判断部4lを有する。帯域幅比較部4kは、通信
端末装置4に割り当てられた帯域幅と、エリア内通信端
末装置4のデータ転送のための帯域幅とを比較する。帯
域幅判断部4lは、帯域幅比較部4kによる比較結果に
基づいて、エリア外通信端末装置4の中継データ通信の
ための帯域幅が存在するか否かを判断する。詳しい処理
は後述する。
【0038】通信端末装置4は、電源量比較部4m及び
電源量判断部4nを有する。電源量比較部4mは、電源
残量管理部4eにアクセスし、現在の利用可能な電源残
量を取得する。そして、電源量比較部4mは、後述する
ユーザにより入力された自分通信用電源量と、上記現在
利用可能な電源残量を比較する。電源量判断部4nは、
電源量比較部4mによる比較結果に基づいて、現在利用
可能な電源残量の方が大きいか否かを判断する。大きい
場合には、電源量判断部4nは、エリア外通信端末装置
4の中継データ通信のための電源量が存在すると判断す
る。
【0039】通信端末装置4は、処理能力比較部4o及
び処理能力判断部4pを有する。処理能力比較部4o
は、エリア内通信端末装置4が有する処理能力と、エリ
ア内通信端末装置4が基地局2等との間でデータの送受
信をしたり、格納処理をしたり、アプリケーションの実
行をしたり各種の処理を行うのに必要な処理能力と、を
比較する。そして、処理能力判断部4pは、処理能力比
較部4oによる比較結果に基づいて、エリア内の通信端
末装置4のデータの送信処理、受信処理、等の処理を行
いながら、エリア外通信端末装置4の中継データの格納
処理、送信処理、受信処理を行う処理能力があるか否か
を判断する。詳細な処理は後述する。
【0040】通信端末装置4は、データ量比較部4q及
びデータ量判断部4rを有する。データ量比較部4q
は、中継データ格納部4fにアクセスし、中継データ格
納部4fの空き容量を取得する。そして、データ量比較
部4qは、中継通信用のデータ量と、中継データ格納部
4fの空き容量とを比較する。データ量判断部4rは、
データ量比較部4qによる比較結果に基づいて、上記デ
ータ量の方が小さい場合には、中継通信のためのデータ
を格納する余裕があると判断する。
【0041】通信端末装置4は、中継判断部4sを有す
る。中継判断部4sは、帯域幅判断部4lによる判断結
果、電源量判断部4nによる判断結果、処理能力判断部
4pによる判断結果、データ量判断部4rによる判断結
果に基づいて、エリア外通信端末装置4から送られたデ
ータを基地局2に転送するか否か、基地局2から送られ
てきたデータをエリア外通信端末装置4に転送するか否
か、即ち、中継データ通信を行うか否かを判断する。
【0042】なお、中継判断部4sによる判断は、上記
4つの判断(帯域幅判断部4lによる判断、電源量判断
部4nによる判断、処理能力判断部4pによる判断、デ
ータ量判断部4rによる判断)のうち、いずれか1つの
判断を用いて行っても良いし、いずれか2つ以上の判断
を用いて行っても良い。
【0043】また、後述する入力部4tによりユーザが
指定入力したリソースに基づいて、中継判断部4sは判
断してもよい。例えば、ユーザが入力部4tにより帯域
幅及び電源量を指定入力した場合には、帯域幅比較部4
kによる比較、帯域幅判断部4lによる判断、電源量比
較部4mによる比較、電源量判断部4nによる判断に基
づいて、中継判断部4sによる判断が行われるようにし
てもよい。
【0044】本実施の形態では、一例として、4つの判
断を用いて、中継判断部4sによる判断が行われる場合
について説明する。
【0045】また、通信端末装置4は、ユーザが利用し
たい帯域幅(以下、自通信用帯域幅)や電源量(以下、
自通信用電源量)等各種のデータを入力するための入力
部4t(マイクやテンキー等で構成される)と、各種の
データを例えば、表示パネルやスピーカ等により出力す
る出力部4uと、各部を制御する制御部4vとを有す
る。
【0046】(B)エリア外にいる場合 エリア外にいる場合、通信端末装置4の機能は、以下の
点が異なる。
【0047】送信部4bの第1送信機能は、エリア内の
通信端末装置4に対して直接データを送信する。また、
受信部4aの第1受信機能は、エリア内の通信端末装置
4から送信されてきたデータを直接受信する。
【0048】(2)通信方法 上述の構成を有する通信システムを用いた通信方法につ
いて、以下に説明する。
【0049】(A)割り当てられる帯域幅の設定、回線
の設定、アドレス情報の登録等の処理 図5、図6は、本実施の形態の通信方法の一部を示すフ
ローチャート図である。先ず、ステップ10では、ユー
ザは、通信端末装置4の電源部4dの容量を全て満たす
ように、例えば、充電装置等を用いて、電源部4dに電
源を供給する。電源部4dの容量を全て満たすように、
電源が供給されると、その旨が電源残量管理部4eへ送
られる。
【0050】ステップS12では、上記その旨が送られ
た電源残量管理部4eは、一定時間タイミングで、電源
部4dの電源残量を取得することで管理する。
【0051】そして、ステップS14では、ユーザが入
力部4tにより電源オンの旨を入力すると、その旨が制
御部4vに通知される。制御部4vは、電源部4dに、
例えば、各部が各処理を行うのに必要な場合、電源を供
給するように指示すると、電源部4dは、上記指示を実
行する。
【0052】また、ステップS16では、通信端末装置
4の制御部4vは、送信部4b等を介して、各基地局2
に対して、通信相手の基地局決定要求、各基地局2が電
波強度を測定するための電波情報、通信端末装置4の識
別情報(例えば、携帯電話番号)、アドレス情報設定要
求を送信する。
【0053】ステップS18では、上記通信相手の基地
局決定要求等は、各基地局2の通信端末側通信部2b、
制御部2e等を介して、測定部へ送られる。測定部は、
電波情報に基づいて、電波強度を測定する。測定された
電波強度は、識別情報、アドレス情報設定要求ととも
に、制御部2e等を介して、制御局側通信部2aから制
御局1に送信される。
【0054】ステップS20では、各基地局2から送信
された測定電波強度等は、基地局側通信部1c等を介し
て、制御部1eへ送られる。制御局1の制御部1eは、
送信された各測定電波強度に基づいて、最も電波強度が
高い基地局2を上記通信端末装置4との間で通信を行う
相手先基地局2と判断する。そして、制御部1eは、通
信端末装置4の識別情報と、この通信端末装置4と通信
を行う基地局2の識別情報とを対応づけて保持する。
【0055】そして、ステップS22では、制御部1e
は、アドレス情報設定要求に基づいて、アドレス情報
(例えば、モバイルIPアドレス情報)を上記通信端末
装置4に対して与える。そして、制御部1eは、通信端
末装置4の識別情報及びIPアドレス情報と、この通信
端末装置4と通信を行う基地局2の識別情報とを対応づ
けて格納部1bに格納させる。
【0056】そして、ステップS24では、制御局1の
制御部1eは、通信端末装置4に対して予め割り当てら
れる帯域幅を示す情報、通信相手の基地局2の識別情
報、通信端末装置4のアドレス情報を基地局2を介し
て、通信端末装置4へ送る。上記予め割り当てられた帯
域幅を示す情報等は、通信端末装置4の受信部4aを介
して、制御部4vへ送られる。
【0057】制御部4vは、上記予め割り当てられた帯
域幅を示す情報を、帯域幅比較部4kへ送る。帯域幅比
較部4kは、上記予め割り当てられた帯域幅を示す情報
を保持する。また、通信相手の基地局2の識別情報、通
信端末装置4のアドレス情報、予め割り当てられた帯域
幅は、通信端末装置4の制御部4vが保持する。
【0058】帯域幅とは、通信端末装置4に与えられた
最大の転送速度(送信速度)をいうものとする。予め割
り当てられる帯域幅は、例えば、基地局2の処理能力
や、通信端末装置4の処理能力、サービスエリア3の大
きさ等を考慮して決められる。
【0059】ステップS26では、通信端末装置4の制
御部4vは、出力部4uに、予め割り当てられた帯域幅
(以下、割り当て帯域幅という)のうち、自分の通信端
末装置4のデータの転送のための帯域幅(以下、自分用
帯域幅)を入力するように指示する旨を出力する。ま
た、制御部4vは、出力部4uに、電源部4dの全ての
容量の電源量のうち、自分の通信端末装置4のデータ転
送や各種の処理のための電源量(以下、自分用電源量)
を入力するよう指示する旨を出力させる。
【0060】ステップS28では、ユーザは、自分用帯
域幅及び自分用電源量を入力部4tを用いて入力する。
【0061】入力部4tを用いて入力された上記自分用
帯域幅を示す情報が、制御部4vを介して、帯域幅比較
部4kへ送られる。帯域幅比較部4kは、送られた上記
自分用帯域幅を示す情報を保持する。同じく、入力部4
tを用いて入力された上記自分用電源量が、制御部4v
を介して、電源量比較部4mへ送られる。電源量比較部
4mは、送られた上記自分用電源量を保持する。この
際、制御部4vも自分用帯域幅を示す情報を保持する。
【0062】なお、上記自分用帯域幅及び自分用電源量
は、通信端末装置4のメーカ側が予め設定しておくこと
も可能である。また、自分用電源量として、例えば、電
源部4dの容量を全て満たす場合の電源量の70%とす
ることもできる。
【0063】ステップS30では、制御部4vは、割り
当て帯域幅及び自分用帯域幅を通信制御部4cへ送る。
通信制御部4cは、ユーザ自身の通信端末装置4のデー
タ送信においては、中継データ送信を行う必要がない場
合には、上記割り当て帯域幅に対応する送信速度で、送
信できるように送信部4bを制御する。
【0064】一方、通信制御部4cは、中継データ送信
を行う必要がある場合には、ユーザ自身の通信端末装置
4のデータ送信においては、自分用帯域幅に対応する送
信速度で、送信できるように送信部4bを制御する。
【0065】そして、ステップS32では、送信部4b
により送信されるデータを受信できるように要求する情
報が送信部4bを介して、基地局2に送られる。
【0066】そして、ステップS34では、上記要求情
報は、基地局2の通信端末側通信部2bを介して、通信
制御部2dへ送られる。
【0067】基地局2の通信制御部2dは、送られた要
求情報に基づいて、上記通信端末装置4から送信される
データを受信できるように通信端末側通信部2bを制御
する。以上の処理により、通信端末装置4から送信され
たデータが基地局2が受信するような回線が設定され
る。
【0068】なお、基地局2から上記エリア内通信端末
装置4へ所定の送信速度で、データを送信する旨がエリ
ア内通信端末装置4の通信制御部4cへ送られる。エリ
ア内通信端末装置4の通信制御部4cは、上記基地局2
から送信されるデータを受信できるように受信部4aを
制御する。以上の処理により、基地局2から送信された
データを通信端末装置4が受信できるような回線が設定
される。
【0069】(B)エリア外通信端末装置4がエリア内
通信端末装置4を中継として、データを基地局2、制御
局1を介して、公衆網に接続された所定の装置に転送す
る方法 (処理)について、以下に説明する。
【0070】ここで、エリア外通信端末装置4は、始め
エリア内にいて、アドレス情報を取得し(ステップS2
4)、その後エリア外に移動する場合と、アドレス情報
を取得していない状態で現在エリア外にいる場合があ
る。
【0071】ここでは、エリア外通信端末装置4は、ア
ドレス情報を取得していない場合について説明する。な
お、通信端末装置4が取得するアドレス情報には、種々
のものがあるが、本実施の形態では、その一例として、
モバイルIPアドレス情報を用いた場合について説明す
る。
【0072】図7〜図11は、上記方法を示すフローチ
ャート図である。
【0073】先ず、ステップS100では、通信端末装
置4において、アプリケーションの実行等により、送信
データ格納部4gにデータが格納された旨が制御部4v
に伝えられる。そして、エリア外通信端末装置4の制御
部4vは、自己の通信端末装置4が基地局2と通信でき
ないことを知ると、制御部4vは、上記エリア外通信端
末装置4のデータ(エリア内通信端末装置4以外の所定
の装置宛のデータ)を基地局2に送信するように要求す
る中継要求情報、送信要求対象のデータの量、転送速度
(又は帯域幅)に関する情報、アドレス情報取得要求を
送信部4bを介してエリア内の各通信端末装置4に送信
する。
【0074】ここで、データの量の情報は、格納管理部
4jにより制御部4vに通知される。また、転送速度に
関する情報は、データに付与されているとする。
【0075】ステップS110では、上記中継要求情報
等は、エリア内通信端末装置4の受信部4aを介して、
制御部4vへ送られる。制御部4vは、上記中継要求情
報に基づいて、中継判断部4sにエリア外通信端末装置
4の中継データ転送はできるか否かを判断させる。
【0076】ステップS115では、中継判断部4s
は、転送速度やデータ量等の情報を制御部4vから取得
し、帯域幅比較部4kへ送る。
【0077】ステップS120では、帯域幅比較部4k
は、保持している割り当て帯域幅と、自分用帯域幅とを
比較し、比較結果を帯域幅判断部4lに伝える。
【0078】ステップS122では、帯域幅判断部4l
は、割り当て帯域幅の方が大きいか否かを判断する。
【0079】割り当て帯域幅の方が大きい場合には、ス
テップS123で、帯域幅判断部4lは、エリア外通信
端末装置4の中継データ転送のための帯域幅(中継通信
用帯域幅)があると判断する。例えば、中継通信用帯域
幅は、割り当て帯域幅から、自分用帯域幅を差し引いた
値とすることができる。本実施の形態では、一例とし
て、中継通信用帯域幅は、上記差し引いた値とした場合
について説明する。
【0080】そして、ステップS128へ移行する。
【0081】割り当て帯域幅の方が小さい場合には、ス
テップS125で、帯域幅判断部4lは、中継通信用帯
域幅がないと判断する。その旨が中継判断部4sへ送ら
れると、ステップS126で、中継判断部4sは、上記
その旨に基づいて、中継データ転送はできないと判断す
る。そして、中継データ転送はできない旨を送信部4b
を介して、エリア外通信端末装置4へ送る。上記旨は、
エリア外通信端末装置4の受信部4a、制御部4vを介
して、出力部4uに出力される。
【0082】ステップS128で、帯域幅判断部4l
は、送られてきた転送速度情報に対応する帯域幅が、上
記中継通信用帯域幅より大きいか否かを判断する。大き
いと判断した場合には、ステップS125へ移行する。
小さいと判断した場合には、ステップS129で、帯域
幅判断部4lは、例えば、中継通信用帯域幅を中継デー
タ転送のために割り当てると判断する。その旨が中継判
断部4sへ送られ、ステップS130へ移行する。
【0083】なお、中継通信用帯域幅より小さい値を中
継データ転送のために割り当てるようにしてもよい。ま
た、転送速度に関する情報がない場合には、ステップS
123のあと、ステップS128を省略してステップS
129の処理を行うようにしてもよい。
【0084】ステップS130では、中継判断部4s
は、中継データ転送を行うための帯域幅は存在すると判
断する。そして、中継判断部4sは、データ量比較部4
qに、比較処理をする旨を通知する。
【0085】ステップS132では、データ量比較部4
qは、格納管理部4jにアクセスし、中継データ格納部
4fの空き容量を取得する。そして、データ量比較部4
qは、中継データ転送用のデータ量(エリア外通信端末
装置4から基地局2宛に送られたデータの量)と、中継
データ格納部4fの空き容量とを比較する。そして、比
較結果は、データ量判断部4rへ送られる。
【0086】ステップS135では、データ量判断部4
rは、上記データ量の方が大きいか否かを判断する。大
きい場合には、ステップS137で、データ量判断部4
rは、中継データ転送のためのデータを格納する余裕は
ないと判断する。そして、その旨が中継判断部4sへ送
られ、ステップS126へ移行する。
【0087】小さい場合には、ステップS139で、デ
ータ量判断部4rは、中継データ転送のためのデータを
格納する余裕があると判断する。そして、その旨が中継
判断部4sへ送られ、ステップS150へ移行する。
【0088】ステップS150では、中継判断部4s
は、中継データ転送を行うためのデータを格納する中継
データ格納部4fの容量は存在すると判断する。そし
て、中継判断部4sは、電源量比較部4mに、比較処理
をする旨を通知する。
【0089】ステップS152では、電源量比較部4m
は、電源残量管理部4eにアクセスし、現在の利用可能
な電源残量を取得する。そして、電源量比較部4mは、
ユーザにより入力された自分用電源量と、現在利用可能
な電源残量を比較する。比較結果は、電源量判断部4n
へ送られる。
【0090】ステップS154では、電源量判断部4n
は、現在利用可能な電源残量の方が大きいか否かを判断
する。小さい場合には、ステップS155で、電源量判
断部4nは、中継データ転送のための電源残量がないと
判断する。そして、その旨が中継判断部4sに送られ、
ステップS126へ移行する。大きい場合には、ステッ
プS157で、電源量判断部4nは、中継データ転送の
ための電源残量があると判断し、その旨が中継判断部4
sへ送られ、ステップS160へ移行する。
【0091】なお、ステップS152、S154の処理
は、例えば、所定のパラメータを考慮したアルゴリズム
に基づいて行われるようにしてもよい。この所定のパラ
メータは、は、ユーザが指定するか又は予め通信端末装
置4のメーカや管理者が設定するようにしてもよい。
【0092】ステップS160では、中継判断部4s
は、中継データ転送を行うための電源残量が存在すると
判断する。そして、中継判断部4sは、処理能力比較部
4oに対して、比較処理をする旨を通知する。
【0093】ステップS162では、処理能力比較部4
oは、エリア内通信端末装置4が有する処理能力と、エ
リア内通信端末装置4が基地局2との間で直接自分のデ
ータの送受信をしたり、格納処理をしたり、アプリケー
ションの実行をしたり、各種処理を行うのに必要な処理
能力と、を比較する。
【0094】具体的には、例えば、以下のようにして比
較する。処理能力比較部4oは、帯域幅のデータ転送を
行ったり、各部(制御部等)による各処理(制御部4v
が保持しているアプリケーションプログラムの実行、デ
ータ格納等各種の処理)を行うのに必要な単位時間当た
りの平均仕事量(この仕事量は、時間帯によって、変動
するため、平均としている)を帯域幅毎に保持してい
る。
【0095】そして、処理能力判断部4oは、帯域幅比
較部4kから取得した自分用帯域幅に対応する平均仕事
量を取得する。また、処理能力比較部4oは、エリア内
通信端末装置4の各部が行える最大の単位時間当たりの
仕事量(最大仕事量という)を保持している。
【0096】そして、処理能力比較部4oは、上記最大
仕事量(エリア内通信端末装置4が有する処理能力)
と、上記自分用帯域幅に対応する平均仕事量(エリア内
通信端末装置4が基地局2との間で直接自分のデータの
送受信等を行うのに必要な処理能力)と、を比較する。
そして、比較結果を処理能力判断部4pへ送る。
【0097】ステップS164では、処理能力判断部4
pは、エリア内通信端末装置4が有する処理能力の方が
大きいか否かを判断する。小さい場合には、ステップS
165で、処理能力判断部4pは、中継データ転送を行
う処理能力はないと判断する。そして、その旨が中継判
断部4sへ通知され、ステップS126へ移行する。
【0098】大きい場合には、ステップS166で、処
理能力判断部4pは、中継データ転送を行う処理能力が
あると判断する。そして、その旨が中継判断部4sへ通
知され、ステップS170へ移行する。
【0099】ステップS170では、中継判断部4s
は、エリア内通信端末装置4のデータの送信処理、受信
処理、等の各処理を行いながら、エリア外通信端末装置
4の中継データの格納処理、送信処理、受信処理を行う
処理能力があると判断する。
【0100】そして、中継判断部4sは、各判断部4
k、4m、4o,4pによる判断結果に基づいて、中継
データ転送のためのリソースに余裕があると判断し、エ
リア外通信端末装置4から送信されてくるデータを基地
局2へ転送(中継データ転送)することは可能であると
判断する。そして、その旨を制御部4vへ送る。制御部
4vは、上記旨を送信部4bを介して、エリア外通信端
末装置4に送信する。
【0101】なお、帯域幅の比較判断、電源量の比較判
断、データ量の比較判断、処理能力の比較判断の処理の
順序について、上述の例は、一例に過ぎず、リソースの
比較判断の順序は、特に限定しない。
【0102】ステップS175では、制御部4vは、通
信制御部4cに対して、エリア内通信端末装置4のデー
タ転送については、少なくとも自分用帯域幅に対応する
転送速度で送信できるように送信部4bを制御するとと
もに、エリア外通信端末装置4のための中継データ転送
については、少なくとも、中継通信用帯域幅に対応する
転送速度で送信できるように送信部4bを制御するよう
に指示する。通信制御部4cは、上記指示を実行する。
【0103】この際、通信制御部4cは、エリア内通信
端末装置4の送信データ格納部4gにデータがない場合
には、上記中継データ転送には、中継通信用帯域幅以上
の帯域幅に対応する送信速度で送信するように制御して
もよいし、中継データ格納部4fにデータがない場合に
は、エリア内通信端末装置4の自分用のデータ転送に
は、自分用帯域幅以上の帯域幅に対応する送信速度で送
信するように制御してもよい。
【0104】そして、ステップS180では、中継デー
タ転送が可能である旨は、受信部4aを介して、エリア
外通信端末装置4の制御部4vへ送られる。制御部4v
は、アドレス情報取得要求及びエリア内通信端末装置4
と中継通信を行う旨を送信部4b、基地局2を介して制
御局1に送る。
【0105】ステップS190では、制御局1の制御部
1eは、所定のアドレス情報(モバイルIPアドレス情
報)をエリア外通信端末装置4に与える。そして、制御
局1の制御部1eは、所定のアドレス情報(エリア外ア
ドレス情報という)を、上記エリア内通信端末装置4の
アドレス情報(エリア内アドレス情報という)や識別情
報及び基地局を識別する情報と対応づけて格納部1bに
格納させる。そして、上記エリア内アドレス情報と対応
づけられた上記エリア外アドレス情報は、基地局側通信
部1cを介して、基地局2へ送られる。
【0106】ステップS200では、基地局2の制御部
1eは、上記エリア外アドレス情報を、上記エリア内ア
ドレス情報と対応づけて、格納部2cに格納させる。そ
して、エリア外アドレス情報は、通信端末側通信部2b
を介して、エリア内通信端末装置4に送られる。
【0107】ステップS210では、エリア内通信端末
装置4の制御部4vは、エリア外アドレス情報を保持す
る。制御部4vは、送信部4b等を介して、エリア外ア
ドレス情報及び中継通信用帯域幅の値をエリア外通信端
末装置4に送る。ステップS230では、エリア外通信
端末装置4の制御部4vは、エリア外アドレス情報及び
中継通信用帯域幅の値を保持する。
【0108】ステップS240では、エリア外通信端末
装置4の制御部4vは、通信制御部4cを介して、上記
中継通信用帯域幅に対応する転送速度で、データを送信
するよう送信部4bに指示すると、送信部4bは、実行
する。そして、実行した旨が送信部4bを介してエリア
内通信端末装置4へ送られる。
【0109】ステップS250では、エリア内通信端末
装置4の制御部4vは、上記転送速度で送信されてくる
データを受信するように通信制御部4cに指示すると、
通信制御部4cは実行する。ステップS240、S25
0の処理により、エリア外通信端末装置4から送信され
たデータがエリア内通信端末装置4が受信するような回
線が設定される。
【0110】ステップS260では、エリア外通信端末
装置4の制御部4vは、送信データ格納部4gに格納さ
れたデータを読み出し、通信制御部4cへ送り、送信部
4bが上記転送速度で、データをエリア内通信端末装置
4へ送信するように指示する。この際、制御部4vは、
上記データに送信元アドレス情報(エリア外通信端末装
置4のアドレス情報)、宛先アドレス情報を与える。
【0111】通信制御部4cは、上記転送速度で、デー
タを送信するように送信部4bを制御する。すると、送
信部4bは、上記転送速度で、データをエリア内通信端
末装置4に送信する。
【0112】ステップS270では、エリア内通信端末
装置4の受信部4aは、送信されてきたデータを受信す
る。そして、受信部4aにより受信されたデータは、通
信制御部4cを介して、格納制御部4iへ送られる。
【0113】ステップS275では、格納制御部4i
は、データの宛先アドレス情報を参照して、エリア内通
信端末装置4宛のアドレス情報でないとき、データを中
継データ格納部4fに一時的に格納する。宛先アドレス
情報がエリア内通信端末装置4宛なら、格納制御部4i
は、データを、受信データ格納部4hに格納する。本ケ
ースでは、データは、中継データ格納部4fに格納され
る。そして、中継データ格納部4fにデータが格納され
た旨が、制御部4vに伝えられる。
【0114】ステップS278では、制御部4vは、格
納管理部4jにアクセスして、送信データ格納部4gに
データが格納されているか否かを判断する。格納されて
いる場合には、ステップS280へ移行する。格納され
ていない場合には、ステップS290へ移行する。
【0115】ステップS280では、制御部4vは、通
信制御部4cに対して、データの送信元アドレス情報が
エリア内通信端末装置4のアドレス情報である場合に
は、自分用帯域幅に対応する転送速度で、データの送信
元情報がエリア外通信端末装置4の場合には、中継通信
用帯域幅に対応する転送速度で、送信部4bにデータを
送信するように指示する。
【0116】送信部4bによる送信設定処理が終了した
場合には、制御部4vは、中継データ格納部4fや送信
データ格納部4gからデータを読み出し、送信部4bへ
送る。送信部4bは、各データを対応する転送速度で、
基地局2に送信する。
【0117】ステップS290では、制御部4vは、通
信制御部4cに対して、送信元アドレス情報がエリア外
通信端末装置4のアドレス情報であるデータについて、
割り当て帯域幅に対応する転送速度で、送信部4bに送
信設定するように指示する。送信部4bによる送信設定
処理が終了した場合には、制御部4vは、中継データ格
納部4fからデータを読み出し、送信部4bへ送る。送
信部4bは、データを対応する転送速度で、基地局2に
送信する。
【0118】なお、通信制御部4cは、中継データ転送
が終わった場合には、送信部4bによるステップS28
0、ステップS290の送信設定処理を解除するように
送信部4bに対して指示する。そして、通信制御部4c
は、送信部4bに対して、送信元がエリア内通信端末装
置4のデータを、割り当て帯域幅に対応する転送速度で
送信するように設定する。
【0119】ステップS300では、基地局2の通信端
末側通信部2bは、受信したデータを制御部2eへ送
る。制御部2eは、受信したデータを制御局側通信部2
aを介して制御局1へ送る。
【0120】ステップS305では、制御局1の基地局
側通信部1cを介して受信したデータは、制御局1の制
御部1eへ送られる。制御局1の制御部1eは、データ
の宛先アドレス情報に基づいて、公衆網通信部1a、公
衆網等を介して、対応するルータ装置等へ送る。
【0121】なお、エリア外通信端末装置4が既にアド
レス情報は取得している場合には、上述の処理(S10
0からS305)のうち、アドレス情報の取得要求は行
われない。そして、エリア外通信端末装置からアドレス
情報が制御局1に送られ、ステップS190のエリア内
アドレス情報との対応及び格納処理が行われる。また、
上記アドレス情報は、基地局2にも送られ、ステップS
200の処理が行われる。そして、上記アドレス情報は
エリア内通信端末装4置にも送られ、保持される(S2
10)。
【0122】(C)基地局2から送信されてくるデータ
をエリア内通信端末装置4を介して、エリア外通信端末
装置4へ送る処理 上述の(B)の処理の後、又はしばらくして、制御局1
にデータが送信されると、制御局1の制御部1eは、格
納部1bからアドレス情報を読み出す。そして、制御部
1eは、上記アドレス情報に対応する基地局2に上記デ
ータを基地局側通信部1cを介して送信する。
【0123】図12、図13は、基地局2がデータを受
信した後の通信方法を示すフローチャート図である。図
において、図7から図11に示す処理と同一処理につい
ては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0124】ステップS305では、データが基地局2
の制御局通信部2aを介して、基地局2の制御部2eに
送られる。基地局2の制御部2eは、データのアドレス
情報を取得する。そして、基地局2の制御部2eは、格
納部2cからアドレス情報を読み出し、上記データのア
ドレス情報が、基地局2が通信可能なエリア内通信端末
装置4又はこのエリア内通信端末装置4と通信可能なエ
リア外通信端末装置4のアドレス情報であるか否かを判
断する。そして、基地局2の制御部2eは、上記エリア
内通信端末装置4、エリア外通信端末装置4のアドレス
情報である場合には、データのうち、データ量、転送速
度に関する情報を通信端末側通信部2bを介して、エリ
ア内通信端末装置4へ送る。
【0125】ステップS310では、データ量、転送速
度に関する情報は、受信部4aを介して、エリア内通信
端末装置4の制御部4vへ送られる。制御部4vは、デ
ータ量、転送速度に関する情報を中継判断部4sへ送
る。
【0126】ステップS315では、中継判断部4s
は、エリア外通信端末装置4のための中継データ転送は
できるか否かを判断する。この際、(B)で説明したス
テップS115からS166までの処理が行われる。な
お、ステップS160からS166(処理能力比較部4
oによる比較、処理能力判断部4pによる判断)は、既
に行われている場合には、省略できる。
【0127】そして、中継データ転送ができないと判断
した場合には、ステップS318で、中継判断部4s
は、エリア外通信端末装置4への中継データ転送はでき
ない旨を制御部4v、送信部4bを介して、基地局2に
通知する。基地局2は、エリア外通信端末装置4宛のデ
ータをその送信元装置へ制御局1等を介して、送り返
す。中継データ転送ができると判断した場合には、ステ
ップS320へ移行する。
【0128】ステップS320では、中継判断部4s
は、制御部4v等を介して、エリア外通信端末装置4へ
の中継データ転送ができる旨を基地局2に送る。ステッ
プS340では、基地局2の制御部2eは、送信部4b
を介して、エリア外通信端末装置4宛のデータをエリア
内通信端末装置4へ送信する。エリア内通信端末装置4
の受信部4aを介して、上記データは、格納制御部4i
へ送られる。格納制御部4iは、データの宛先アドレス
情報に基づいて、データを中継データ格納部4fに格納
させる。
【0129】また、ステップS360では、エリア内通
信端末装置4の通信制御部4cによる送信部4bの制御
が行われる。この処理は、ステップS175と同じであ
る。
【0130】そして、ステップS370では、通信制御
部4cによる制御の旨がエリア外通信端末装置4へ送ら
れる。エリア外通信端末装置4の制御部4vは、中継通
信用帯域幅に対応する転送速度で、送信されてくるデー
タを受信するように通信制御部4cに指示すると、通信
制御部4cは受信部4aを制御する。以上の処理によ
り、エリア内通信端末装置4から送信されたデータを、
エリア外通信端末装置4が受信するような下り回線が設
定される。
【0131】そして、ステップS380では、エリア内
通信端末装置4の制御部4vは、送信データ格納部4g
にデータが格納されているか否かを判断する。
【0132】格納されている場合には、ステップS39
0へ移行する。格納されていない場合には、ステップS
400へ移行する。
【0133】ステップS390では、制御部4vは、通
信制御部4cに対して、送信元アドレス情報が自装置の
アドレス情報である場合には、自分用帯域幅に対応する
転送速度で、送信元アドレス情報が自装置のアドレス情
報でなく、宛先アドレス情報がエリア外通信端末装置4
の場合には、中継通信用帯域幅に対応する転送速度で、
送信部4bにデータを送信するように制御する。送信部
4bは、上記転送速度で、データをエリア外通信端末装
置4又は基地局2に送信する。
【0134】ステップS400では、制御部4vは、通
信制御部4cに対して、宛先アドレス情報がエリア外通
信端末装置4のアドレス情報であるデータについて、割
り当て帯域幅に対応する転送速度で、送信部4bに送信
するように指示する。送信部4bは、上記転送速度で、
データをエリア外通信端末装置4に送信する。
【0135】なお、通信制御部4cは、中継データ転送
が終わった場合には、送信部4bによるステップS39
0、ステップS400の送信処理を解除するように送信
部4bに対して指示する。そして、通信制御部4cは、
送信部4bに対して、送信元がエリア内通信端末装置4
のデータを、割り当て帯域幅に対応する転送速度で送信
するように設定する。
【0136】ステップS410では、エリア外通信端末
装置4の受信部4aは、受信したデータを制御部4vへ
送る。制御部4vは、受信したデータを格納制御部4i
へ送る。ステップS420では、格納制御部4iは、デ
ータを受信データ格納部4hに格納させる。そして、制
御部4vは、所定のアプリケーションの実行のために必
要に応じて、受信データ格納部4hに格納されたデータ
を読み出し、演算処理等を行う。
【0137】(作用効果)本実施の形態によれば、通信
端末装置4が有するリソース(帯域幅、電源残量、デー
タ処理能力、中継データ格納部4fの容量等)と、通信
端末装置4が自分の通信や処理のために行う処理(例え
ば、基地局2との間で直接データの送受信を行う処理
等)に必要なリソースを各比較部(帯域幅比較部4k、
電源量比較部4m、処理能力比較部4o、データ量比較
部4q)が比較する。
【0138】そして、中継判断部4sは、各比較部によ
る比較結果、各判断部(帯域幅判断部4l、電源量判断
部4n、処理能力判断部4p、データ量判断部4r)に
よる判断結果に基づいて、中継を行うか否か判断する。
そして、中継判断部4sによる判断結果に基づいて、送
信部4bや受信部4aは、中継のためのデータの送受信
を行う。
【0139】このため、エリア内にいる通信端末装置4
は、自分のデータ通信や各種処理のためのリソースは確
保しながら、エリア外にいる通信端末装置4の中継デー
タ転送に関するリソースを割り当てることができる。従
って、エリア内にいる通信端末装置4は、エリア外にい
る通信端末装置4のために中継を行っても、自分のデー
タ通信や各種処理を妨げられることはない。これによ
り、通信エリアの拡大を図ることができる。
【0140】また、通信端末装置4が、通信エリア内か
ら通信エリア外に移動したような場合でも、送信部4b
及び受信部4aは、エリア内通信端末装置4との間で直
接データの送受信ができるので、エリア内通信端末装置
4にデータ送受信の中継をしてもらうことができる。
【0141】なお、(B)、(C)では、エリア内通信
端末装置4は、エリア外通信端末装置4と基地局2との
間の中継通信を行う場合について説明したが、特にこれ
に限定されない。例えば、エリア外通信端末装置4と他
のエリア内通信端末装置4との間の中継通信を行うこと
も可能である。
【0142】(変形例1)実施の形態1では、エリア内
通信端末装置4が、中継データ転送に関するデータを受
信する前に、エリア外通信端末装置4や基地局2との間
でやりとりを行い、中継データ転送が可能か否かを中継
判断部4sに判断させてから、エリア外通信端末装置4
や基地局2との間でやりとりを行い、データを受信し、
中継データ転送を行っていた。
【0143】この方法では、中継データが確実にエリア
外通信端末装置4や基地局2に送られる一方、上記やり
とりが多いために、中継データ転送が遅れるという点が
ある。
【0144】そこで、本変形例では、上記やりとりを少
なくし、データサイズを小さくしてデータ通信を行うよ
うにしている。即ち、中継通信のデータをエリア内通信
端末装置4が先ず受信し、上記データを転送するための
エリア内通信端末装置4のリソースに余裕がある場合に
は、エリア内通信端末装置4は、中継データ転送を行
い、余裕がない場合には、データを廃棄するようにして
いる。
【0145】(構成)変形例2の通信システムも実施の
形態1と同じ構成を有する。但し、各部の機能が以下の
ように異なる。
【0146】エリア内通信端末装置4の制御部4vは、
中継判断部4sにより中継データ転送はできない旨が送
られた場合には、通信制御部4cを介して、受信部4a
により受信されたデータ(送信元がエリア外通信端末装
置4で宛先が上記エリア内通信端末装置4でない場合)
を廃棄するように指示する。そして、通信に用いられる
データは、パケット形式で構成される。
【0147】(処理)先ず、実施の形態1と同じく、ス
テップS10からステップS34の処理が行われる。そ
の後、以下の処理が行われる。
【0148】(A)エリア外通信端末装置4がエリア内
通信端末装置4を中継として、データを基地局2、制御
局1を介して、公衆網に接続された所定の装置に転送す
る方法 (処理)について、以下に説明する。図14,図15は
変形例2に係る通信システムを用いた上記方法を示すフ
ローチャート図である。なお、図7から図11までの処
理と同一処理については、同一符号を付してその説明を
省略する。
【0149】ステップS500では、エリア外通信端末
装置4が、エリア内通信端末装置4に対して、データの
通信要求、アドレス情報要求を送信する。すると、エリ
ア内通信端末装置4の制御部4vは、通信制御部4cを
介して、エリア外通信端末装置4から送信されるデータ
を受信部4aが受信するように設定させる。
【0150】そして、ステップS510では、エリア内
通信端末装置4の制御部4vは、エリア外通信端末装置
4のアドレス情報要求を基地局2を介して制御局1へ送
る。
【0151】そして、ステップS190(制御局1によ
るアドレス情報付与、格納)、S200(基地局2によ
るアドレス情報の格納処理)、S210(エリア内通信
端末装置4によるエリア外通信端末装置4のアドレス情
報保持)、S230(エリア外通信端末装置4によるア
ドレス情報の保持)までの処理が行われ、エリア外通信
端末装置4の制御部4vは、エリア外通信端末装置4の
アドレス情報を保持する。この際、中継通信用帯域幅値
のやりとりは行われない。
【0152】ステップS520では、エリア外通信端末
装置4の制御部4vは、送信データ格納部4gからデー
タを読み出し、送信部4bを介して、データをエリア内
通信端末装置4へ送る。この際、制御部4vは、データ
の送信元アドレス情報(エリア外通信端末装置4のアド
レス情報)、宛先アドレス情報をデータに与える。
【0153】ステップS525では、エリア内通信端末
装置4の受信部4aは、上記エリア外通信端末装置4か
ら送信されたデータを受信する。そして、上記データ
は、通信制御部4cへ送られる。この際、並行して、エ
リア内通信端末装置4の受信部4aは、基地局2や他の
通信端末装置4から送信されるデータも受信する。
【0154】ステップS530では、通信制御部4c
は、データの宛先アドレス情報を取得し、自分宛か否か
を判断する。自分宛である場合には、ステップS532
で、通信制御部4cは格納制御部4iを介して、上記デ
ータを受信データ格納部4hに格納させる。その後、受
信データは、制御部4v等により、アプリケーションの
実行等のために受信データ格納部4hから読み出され
る。自分宛でない場合には、ステップS540へ移行す
る。
【0155】ステップS540では、制御部4vは、中
継判断部4sに対して、エリア外通信端末装置4のため
の中継データ転送はできるか否かを判断させる。この
際、ステップS115からS166までの処理が行われ
る。また、転送速度に関する情報はエリア内通信端末装
置4に送られないので、ステップS128の処理は行わ
れない。
【0156】中継データ転送はできないと判断した場合
には、ステップS550で、中継判断部4sは制御部4
vに通知する。制御部4vは、通信制御部4cに受信部
4aにより受信しているデータ(送信元がエリア外通信
端末装置4、宛先がエリア内通信端末装置4(自装置)
以外の装置)を廃棄するように指示すると、受信部4a
は実行する。
【0157】できると判断した場合には、ステップS5
55で、中継判断部4sは、エリア外通信端末装置4か
ら送信されてくるデータを基地局2へ転送(中継データ
転送)することは可能であると判断する。そして、その
旨を制御部4vへ送る。
【0158】その後、S175の処理(通信制御部4c
による送信の制御)、ステップS270の処理(受信デ
ータは、格納制御部4iへ送られる) の後、ステップ
S275以降の処理が行われる。
【0159】(B)基地局2から送信されてくるデータ
をエリア内通信端末装置4を介して、エリア外通信端末
装置4へ送る方法 図16は、上記方法を示すフローチャート図である。図
12,図13、図14,図15と同一処理については、
同一符号を付してその説明を省略する。
【0160】ステップS700では、エリア内通信端末
装置4の受信部4aは、基地局2からデータを受信す
る。そして、受信したデータは、通信制御部4cへ送ら
れる。
【0161】そして、S710では、通信制御部4c
は、データの宛先アドレス情報に基づいて、自分宛か否
かを判断する。この処理は、ステップS530と同じで
ある。
【0162】自分宛である場合には、ステップS720
で、通信制御部4cは、格納制御部4iを介して、上記
データを受信データ格納部4hに格納させる。自分宛で
ない場合には、ステップS740へ移行する。
【0163】そして、ステップS740では、制御部4
vは、中継判断部4sに対して、エリア外通信端末装置
4のための中継データ転送はできるか否かを判断させ
る。この処理は、ステップS540と同じである。
【0164】できないと判断した場合には、ステップS
550へ移行する。できると判断した場合には、ステッ
プS750で、中継判断部4sは、基地局2から受信し
たデータをエリア外通信端末装置4へ転送(中継データ
転送)することは可能であると判断する。そして、中継
判断部4sは、その旨を制御部4vへ送る。
【0165】そして、ステップS760では、制御部4
vは、基地局2から送られてきたデータを宛先アドレス
情報とともに格納制御部4iへ送る。格納制御部4i
は、宛先アドレス情報に基づいて、基地局2から送られ
たデータを中継データ格納部4fに格納させる。
【0166】その後、ステップS360以降の処理が行
われる。
【0167】(変形例2)中継データ格納部4fに格納
されたデータをすぐに中継送信しないで、他の処理、例
えば、自分の通信端末装置4のデータの処理等を優先的
に行い、周期的に、割り込み処理を行うようにして、中
継送信するようにしてもよい。
【0168】(構成)図17は、変形例2の通信端末装
置の構成を示す図である。図において、図4の構成と同
一構成については同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0169】通信端末装置4は、通信状態算出部4xと
通信状態監視部4yと送信処理割り込み部4zを有す
る。通信状態算出部4xは、基地局2との間の実際の転
送速度や、エリア外通信端末装置4との間の実際の転送
速度等、各種の通信状態を算出する。通信状態監視部4
yは、通信状態算出部4xにより算出された通信状態を
定期的に監視する。送信処理割り込み部4zは、例え
ば、内蔵しているタイマーにより定期的に、中継判断部
4sに対して、中継データ転送が可能か否かを判断させ
る。
【0170】なお、送信処理割り込み部4zは、通信状
態監視部4yにより通信状態が変化したような場合、例
えば、基地局2や他の通信端末装置4との間で通信不能
であった(基地局2や通信端末装置4からの電波強度が
所定値以下であった)のが、通信可能となった(上記電
波強度が所定値以上になった)場合にも、中継判断部4
sに対して、中継データ転送が可能か否かを判断させ
る。
【0171】本変形例では、一定時間経過した場合と、
通信状態が変化した場合に、送信処理割り込み部は、割
り込み処理を行う場合について説明する。
【0172】(割り混み処理)図18は、送信処理割り
込み部4zによる割り込み処理を示すフローチャート図
である。
【0173】ステップS800では、送信処理割り込み
部4zは、内蔵しているタイマーにより、一定時間経過
したか判断する。経過しない場合には、ステップS81
0へ移行する。経過した場合には、ステップS820へ
移行する。
【0174】ステップS810では、送信処理割り込み
部4zは、通信状態監視部4yにより通信状態が変化し
たかを判断する。通信状態が変化した場合には、ステッ
プS820へ移行する。変化しない場合には、ステップ
S800へ移行する。
【0175】ステップS820では、送信処理割り込み
部4zは、制御部4vに対して、他の処理に優先して、
中継判断部4sによる判断処理させ、送信部4bによる
送信処理を行うように指示する。なお、本変形例は、実
施の形態の(B)の場合だけでなく、実施の形態の
(C)、変形例1の(A),(B)の場合も同様に適用
できる。
【0176】また、例えば、ステップS175のよう
に、通信制御部4cにより送信部4bは、割り当て帯域
幅に対応する転送速度や、自分用帯域幅に対応する転送
速度や、中継通信用帯域幅に対応する転送速度で転送す
るようにしているが、以下のようにすることも可能であ
る。即ち、通信状態算出部4xにより実際に算出された
基地局2とエリア内通信端末装置4との間の転送速度、
エリア内通信端末装置4とエリア外通信端末装置4との
間の転送速度を、制御部4v等が、通信制御部4cに送
る。
【0177】そして、通信制御部4cは、実際に算出さ
れた転送速度に基づいて、各データを各装置に対して送
信するように送信部4bを制御するようにしてもよい。
また、TCP等のウインドウ制御に基づいて、通信制御
部4cは、各データを各装置に対して送信するように送
信部4bを制御するようにしてもよい。
【0178】なお、本発明の実施の形態や各変形例にお
いて、エリア外通信端末装置4とエリア内通信端末装置
4との間のデータ通信の場合も上述の実施の形態や各変
形例が適用される。この場合には、エリア外通信端末装
置4からエリア内通信端末装置宛のデータは、エリア内
通信端末装置4の受信データ格納部4hに格納される。
また、エリア内通信端末装置4からエリア外通信端末装
置4宛のデータは、送信データ格納部4gから読み出さ
れて、送信部4bにより送信される。
【0179】また、本発明の実施の形態や各変形例にお
いて、エリア内通信端末装置4は、複数のエリア外通信
端末装置4のための中継データ転送を行う場合も、同様
に適用できる。また、エリア外の通信端末装置4が、エ
リア外の別の通信端末装置4を介した後、エリア内通信
端末装置4を介して基地局2と中継通信を行う場合にも
本実施の形態や各変形例の適用が可能である。
【0180】また、エリア内にある通信端末装置4と上
記エリア内にある通信端末装置4の通信が並行して行わ
れる場合でも、本実施の形態や各変形例の適用が可能で
ある。
【0181】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エリア内にいる通信端末装置は、自分の通信のためのリ
ソースは確保しながら、エリア外にいる通信端末装置4
の中継に関するリソースを割り当てることができる。従
って、エリア内にいる通信端末装置は、エリア外にいる
通信端末装置のために中継を行っても、自分の通信が妨
げられることはない。これにより、ユーザが他者の通信
の中継に協力するための心理的な障害を減らし、中継を
行う通信システムに参加させる通信端末装置の増加を促
進することが可能となり、通信エリアの拡大を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の通信システムの構成を示す図であ
る。
【図2】本実施の形態の制御局の構成を示す図である。
【図3】本実施の形態の基地局の構成を示す図である。
【図4】本実施の形態の通信端末装置の構成を示す図で
ある。
【図5】本実施の形態の通信方法の一部を示すフローチ
ャート図である。
【図6】本実施の形態の通信方法の一部を示すフローチ
ャート図である。
【図7】本実施の形態の通信方法の一部を示すフローチ
ャート図である。
【図8】本実施の形態の通信方法の一部を示すフローチ
ャート図である。
【図9】本実施の形態の通信方法の一部を示すフローチ
ャート図である。
【図10】本実施の形態の通信方法の一部を示すフロー
チャート図である。
【図11】本実施の形態の通信方法の一部を示すフロー
チャート図である。
【図12】本実施の形態の通信方法の一部を示すフロー
チャート図である。
【図13】本実施の形態の通信方法の一部を示すフロー
チャート図である。
【図14】変形例1の通信方法の一部を示すフローチャ
ート図である。
【図15】変形例1の通信方法の一部を示すフローチャ
ート図である。
【図16】変形例1の通信方法の一部を示すフローチャ
ート図である。
【図17】変形例2の通信端末装置の構成を示す図であ
る。
【図18】変形例2の割り込み処理の方法を示すフロー
チャート図である。
【符号の説明】
1 制御局、2 基地局、3 サービスエリア、4 通
信端末装置、1a 公衆網通信部、1b、2c 格納
部、1c 基地局側通信部、1d、2d、4c 通信制
御部、1e、2e 制御部、2a 制御局側通信部、2
b 通信端末側通信部、4a 受信部、4b 送信部、
4d 電源部、4e 電源残量管理部、4f中継データ
格納部、4g 送信データ格納部、4h 受信データ格
納部、4i格納制御部、4j 格納管理部、4k 帯域
幅比較部、4l 帯域幅判断部、4m 電源量比較部、
4n 電源量判断部、4o 処理能力比較部、4p 処
理能力判断部、4q データ量比較部、4r データ量
判断部、4s 中継判断部、4t 入力部、4u 出力
部、4x 通信状態算出部、4y 通信状態監視部、4
z 送信処理割り込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 礒田 佳徳 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 杉村 利明 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K051 AA05 BB02 CC07 DD15 EE02 FF04 HH15 HH27 5K067 AA22 BB04 DD43 EE02 EE06 EE10 GG01 GG11 HH22 KK05

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と、該基地局との間で直接、デー
    タの送受信を行う通信端末装置と、前記通信端末装置を
    介して、前記基地局とデータの送受信を行う通信エリア
    の外にいる通信端末装置であるエリア外通信端末装置と
    を有する通信システムであって、 前記通信端末装置は、 前記通信エリア内にいる場合には、前記基地局との間で
    直接データの送受信を行う第1送受信手段と、 前記通信端末装置が有するリソースと、前記基地局との
    間で直接データ送受信を行う際に必要な前記通信端末装
    置のリソースと、を比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果に基づいて、前記中継を行
    うか否か判断する中継判断手段と、 前記中継判断手段による判断結果に基づいて、前記エリ
    ア外通信端末装置と前記基地局との間のデータ送受信の
    中継となる送受信を行う第2送受信手段とを有すること
    を特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記通信エリア外にいる場合には、前記
    第1送受信手段は、前記通信エリア内にいる通信端末装
    置との間で、直接データの送受信を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記リソースは、電源の残量であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記リソースは、データ処理能力である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記リソースは、データ転送速度である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記通信端末装置は、 前記エリア外通信端末装置と前記基地局との間におい
    て、データの送受信の中継を行う際に、前記データを一
    時的に格納する中継データ格納手段を有し、 前記比較手段は、前記中継データ格納手段に格納されて
    いるデータ量と、前記中継データ格納手段に格納できる
    最大のデータ量と、を比較することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記通信端末装置が有するリソースが複
    数ある場合、前記比較手段による比較は、前記複数のリ
    ソースのうち、いずれか2以上を考慮して行うことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記通信端末装置は、前記通信端末装置
    のユーザが、前記リソースを指定する旨を入力する入力
    手段を有することを特徴とする請求項1,2,7のう
    ち、いずれか1の請求項に記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 基地局との間で直接、データの送受信を
    行うとともに、前記基地局とデータの送受信を行う通信
    エリアの外にいる通信端末装置であるエリア外通信端末
    装置と、前記基地局との間におけるデータ送受信の中継
    を行う通信端末装置であって、 前記通信エリア内にいる場合には、前記基地局との間で
    直接データの送受信を行う第1送受信手段と、 前記通信端末装置が有するリソースと、前記基地局との
    間で直接データ送受信を行う際に必要な前記通信端末装
    置のリソースと、を比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果に基づいて、前記中継を行
    うか否か判断する中継判断手段と、 前記中継判断手段による判断結果に基づいて、前記エリ
    ア外通信端末装置と前記基地局との間のデータ送受信の
    中継となる送受信を行う第2送受信手段とを有すること
    を特徴とする通信端末装置。
  10. 【請求項10】 前記通信エリア外にいる場合には、前
    記第1送受信手段は、前記通信エリア内にいる通信端末
    装置との間で、直接データの送受信を行うことを特徴と
    する請求項9に記載の通信端末装置。
  11. 【請求項11】 前記リソースは、電源の残量であるこ
    とを特徴とする請求項9又は10に記載の通信端末装
    置。
  12. 【請求項12】 前記リソースは、データ処理能力であ
    ることを特徴とする請求項9又は10に記載の通信端末
    装置。
  13. 【請求項13】 前記リソースは、データ転送速度であ
    ることを特徴とする請求項9又は10に記載の通信端末
    装置。
  14. 【請求項14】 前記エリア外通信端末装置と前記基地
    局との間において、データの送受信の中継を行う際に、
    前記データを一時的に格納する中継データ格納手段を有
    し、 前記比較手段は、前記中継データ格納手段に格納されて
    いるデータ量と、前記中継データ格納手段に格納できる
    最大のデータ量と、を比較することを特徴とする請求項
    9又は10に記載の通信端末装置。
  15. 【請求項15】 前記通信端末装置が有するリソースが
    複数ある場合、前記比較手段による比較は、前記複数の
    リソースのうち、いずれか2以上を考慮して行うことを
    特徴とする請求項9又は10に記載の通信端末装置。
  16. 【請求項16】 前記通信端末装置のユーザが、前記リ
    ソースを指定する旨を入力する入力手段を有することを
    特徴とする請求項9,10,15のうち、いずれか1の
    請求項に記載の通信端末装置。
  17. 【請求項17】 基地局との間で直接、データの送受信
    を行うとともに、前記基地局とデータの送受信を行う通
    信エリアの外にいる通信端末装置であるエリア外通信端
    末装置と、前記基地局との間におけるデータ送受信の中
    継を行う通信方法であって、 前記通信エリア内にいる場合には、前記基地局との間で
    直接データの送受信を行う第1送受信ステップと、 前記通信端末装置が有するリソースと、前記基地局との
    間で直接データ送受信を行う際に必要な前記通信端末装
    置のリソースと、を比較する比較ステップと、前記比較
    ステップによる比較結果に基づいて、前記中継を行うか
    否か判断するステップと、 前記判断結果に基づいて、前記エリア外通信端末装置と
    前記基地局との間のデータ送受信の中継となる送受信を
    行うステップとを有することを特徴とする通信方法。
  18. 【請求項18】 前記通信エリア外にいる場合には、前
    記第1送受信ステップは、前記通信エリア内にいる通信
    端末装置との間で、直接データの送受信を行うことを特
    徴とする請求項17に記載の通信方法。
  19. 【請求項19】 前記リソースは、電源の残量であるこ
    とを特徴とする請求項17又は18に記載の通信方法。
  20. 【請求項20】 前記リソースは、データ処理能力であ
    ることを特徴とする請求項17又は18に記載の通信方
    法。
  21. 【請求項21】 前記リソースは、データ転送速度であ
    ることを特徴とする請求項17又は18に記載の通信方
    法。
  22. 【請求項22】 前記エリア外通信端末装置と前記基地
    局との間において、データの送受信の中継を行う際に、
    前記データを中継データ格納手段に一時的に格納するス
    テップを有し、 前記比較ステップは、前記中継データ格納手段に格納さ
    れているデータ量と、前記中継データ格納手段に格納で
    きる最大のデータ量と、を比較することを特徴とする請
    求項17又は18に記載の通信方法。
  23. 【請求項23】 前記通信端末装置が有するリソースが
    複数ある場合、前記比較ステップによる比較は、前記複
    数のリソースのうち、いずれか2以上を考慮して行うこ
    とを特徴とする請求項17又は18に記載の通信方法。
  24. 【請求項24】 前記通信端末装置のユーザが、前記リ
    ソースを指定する旨を入力するステップを有することを
    特徴とする請求項17,18,23のうち、いずれか1
    の請求項に記載の通信方法。
JP2002024767A 2002-01-31 2002-01-31 通信システム、通信端末装置及びその通信方法 Pending JP2003229954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002024767A JP2003229954A (ja) 2002-01-31 2002-01-31 通信システム、通信端末装置及びその通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002024767A JP2003229954A (ja) 2002-01-31 2002-01-31 通信システム、通信端末装置及びその通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003229954A true JP2003229954A (ja) 2003-08-15

Family

ID=27747115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002024767A Pending JP2003229954A (ja) 2002-01-31 2002-01-31 通信システム、通信端末装置及びその通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003229954A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006148388A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
WO2007037402A1 (ja) * 2005-09-29 2007-04-05 Kyocera Corporation 通信端末、移動体通信システム、および通信方法
JP2007517460A (ja) * 2003-12-30 2007-06-28 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) バンド幅シグナリング
JP2008054160A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Kddi R & D Laboratories Inc Ieee802.16を適用した中継局選択方法、ネットワーク制御管理装置及びプログラム
JP2009246419A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Kyocera Corp 携帯無線端末装置
JP2011223560A (ja) * 2010-03-24 2011-11-04 Mitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V. 無線セルラー電気通信ネットワークにおいて送信元により転送される情報ワードを電気通信デバイスが中継しなければならないか否かを判断する方法及びデバイス、並びに該デバイスを備える基地局及び移動端末
WO2012063849A1 (ja) * 2010-11-09 2012-05-18 京セラ株式会社 通信システム、無線基地局及び通信制御方法
WO2013099466A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 無線通信装置
JP5329727B1 (ja) * 2013-02-19 2013-10-30 ソフトバンクモバイル株式会社 通信システム
JP5537714B1 (ja) * 2013-07-24 2014-07-02 ソフトバンクモバイル株式会社 通信システム及びプログラム
WO2015098666A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 ソニー株式会社 端末装置、データ送信方法およびデータ転送方法
WO2015098667A1 (ja) * 2013-12-26 2015-07-02 ソニー株式会社 端末装置、端末装置の中継転送参加方法および端末装置の中継転送招待方法
JP2016527824A (ja) * 2013-07-30 2016-09-08 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated カバレッジ外デバイスのための連続したマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
JP2016528825A (ja) * 2013-07-30 2016-09-15 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated Mbmsリレーデバイスを使用するマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスの管理

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4800971B2 (ja) * 2003-12-30 2011-10-26 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) バンド幅シグナリング
JP2007517460A (ja) * 2003-12-30 2007-06-28 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) バンド幅シグナリング
US11664953B2 (en) 2003-12-30 2023-05-30 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Bandwidth signalling
JP2006148388A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
WO2007037402A1 (ja) * 2005-09-29 2007-04-05 Kyocera Corporation 通信端末、移動体通信システム、および通信方法
JP2007096988A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Kyocera Corp 通信端末、移動体通信システム、および通信方法
US8565840B2 (en) 2005-09-29 2013-10-22 Kyocera Corporation Communication terminal, mobile communication system and communication method
JP4727371B2 (ja) * 2005-09-29 2011-07-20 京セラ株式会社 通信端末、移動体通信システム、および通信方法
JP4540646B2 (ja) * 2006-08-28 2010-09-08 株式会社Kddi研究所 Ieee802.16を適用した中継局選択方法、ネットワーク制御管理装置及びプログラム
JP2008054160A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Kddi R & D Laboratories Inc Ieee802.16を適用した中継局選択方法、ネットワーク制御管理装置及びプログラム
JP2009246419A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Kyocera Corp 携帯無線端末装置
JP2011223560A (ja) * 2010-03-24 2011-11-04 Mitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V. 無線セルラー電気通信ネットワークにおいて送信元により転送される情報ワードを電気通信デバイスが中継しなければならないか否かを判断する方法及びデバイス、並びに該デバイスを備える基地局及び移動端末
JP5869492B2 (ja) * 2010-11-09 2016-02-24 京セラ株式会社 通信システム、無線基地局及び通信制御方法
WO2012063849A1 (ja) * 2010-11-09 2012-05-18 京セラ株式会社 通信システム、無線基地局及び通信制御方法
WO2013099466A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 無線通信装置
US9961525B2 (en) 2013-02-19 2018-05-01 Softbank Corp. Communication system
WO2014128755A1 (ja) * 2013-02-19 2014-08-28 ソフトバンクモバイル株式会社 通信システム
JP5329727B1 (ja) * 2013-02-19 2013-10-30 ソフトバンクモバイル株式会社 通信システム
JP5537714B1 (ja) * 2013-07-24 2014-07-02 ソフトバンクモバイル株式会社 通信システム及びプログラム
JP2016527824A (ja) * 2013-07-30 2016-09-08 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated カバレッジ外デバイスのための連続したマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
JP2016528825A (ja) * 2013-07-30 2016-09-15 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated Mbmsリレーデバイスを使用するマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスの管理
US10171958B2 (en) 2013-07-30 2019-01-01 Qualcomm Incorporated Managing a multimedia broadcast multicast service using an MBMS relay device
US10285020B2 (en) 2013-07-30 2019-05-07 Qualcomm Incorporated Continuing multimedia broadcast multicast services for out-of-coverage devices
WO2015098667A1 (ja) * 2013-12-26 2015-07-02 ソニー株式会社 端末装置、端末装置の中継転送参加方法および端末装置の中継転送招待方法
US10243645B2 (en) 2013-12-26 2019-03-26 Sony Corporation Terminal device, method for allowing terminal device to participate in relay transfer, and method for inviting terminal device to relay transfer
WO2015098666A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 ソニー株式会社 端末装置、データ送信方法およびデータ転送方法
US10212575B2 (en) 2013-12-27 2019-02-19 Sony Corporation Terminal device, data transmission method, and data transfer method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003229954A (ja) 通信システム、通信端末装置及びその通信方法
JP5705415B2 (ja) 無線通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム
KR100389820B1 (ko) 블루투스 무선 통신을 이용한 블루투스 장치간 링크 설정방법
JP5010553B2 (ja) 無線装置
US8437320B2 (en) Wireless LAN access point
JP2001103570A (ja) 通信システム、この通信システムに用いられる通信装置及び通信方法
JP2004129042A5 (ja)
JP2008167149A (ja) 通信方法及び通信装置
JP2002300175A (ja) 無線通信システム
JP2019041309A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび情報処理装置の制御方法
EP3515122B1 (en) Communication device, communication method and program
JP2004104774A (ja) 無線通信システム
KR100726425B1 (ko) 무선 통신기기 및 이를 적용한 무선 통신시스템 및 그제어방법
JP2002330142A (ja) 無線通信装置
JP6516039B2 (ja) ゲートウェイ装置、通信システム、省電力制御方法および省電力制御プログラム
JP2003069580A (ja) 無線通信装置、その制御方法、無線通信システム、及び制御プログラム
US11606114B2 (en) Communication device
JP2002280925A (ja) 無線通信装置、記憶媒体およびプログラム
US20220095407A1 (en) Communication device and method of controlling state of communication unit
KR20050018860A (ko) 유비쿼터스를 이용한 유/무선통합 제어시스템 및 제어장치
US11943822B2 (en) Communication device, connection destination determination method, and wireless connection method
US11510255B2 (en) Communication device, electronic apparatus, and wireless connection method
US11849352B2 (en) Communication device, electronic apparatus, and wireless connection method
EP4131824A1 (en) Data transmission method and apparatus, communication device and storage medium
EP4120784A1 (en) Data transmission method and apparatus, communication device, and storage medium