JP2003229761A - カウンタ回路およびこれを用いたpll回路 - Google Patents

カウンタ回路およびこれを用いたpll回路

Info

Publication number
JP2003229761A
JP2003229761A JP2002026250A JP2002026250A JP2003229761A JP 2003229761 A JP2003229761 A JP 2003229761A JP 2002026250 A JP2002026250 A JP 2002026250A JP 2002026250 A JP2002026250 A JP 2002026250A JP 2003229761 A JP2003229761 A JP 2003229761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
counter
output
flip
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002026250A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Harada
真吾 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002026250A priority Critical patent/JP2003229761A/ja
Publication of JP2003229761A publication Critical patent/JP2003229761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リプルカウンタの場合、アップ/ダウンカウ
ントしていく際のデータの最大遷移時に大きな貫通電流
が流れるため、これがノイズとなって周辺のアナログ回
路に悪影響を及ぼす。 【解決手段】 コード変換回路11でコード変換されて
与えられる3ビットのグレイコード(b2,b1,b
0)を各ビットごとにP入力とする3個のプログラム値
ロード機能付きD−FF121,122,123を並列
的に配置されてなるフリップフロップ回路12と、D−
FF121,122,123の各出力に対してグレイカ
ウンタを実現するための真理値表の論理演算を行い、そ
の演算結果をD−FF121,122,123にそのD
入力として与える論理回路13と、D−FF121,1
22,123の各出力の論理積をとってカウント出力と
する出力回路14とを設けることで、データ遷移時の貫
通電流および遅延を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カウンタ回路およ
びこれを用いたPLL(Phase Locked Loop;位相ロック
ループ)回路に関し、特にグレイコードを用いたカウン
タ回路およびこれを分周器として用いてなるPLL回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】カウンタ回路は、例えばPLL回路にお
いて、VCO(Voltage Controlled Oscillator;電圧制
御発振器)の発振クロックを分周して位相比較器に供給
する分周器として用いられる。このPLL回路で使用さ
れる分周器としては、外部から分周比をコントロール可
能にするために、分周比が固定ではなく可変なプログラ
マブルカウンタが使われることが多い。
【0003】また、近年の回路動作の高速化に連れてP
LL出力、即ちVCO発振出力の高周波数化が進み、こ
れに伴って外部から与えられる位相比較の基準となる基
準クロック周波数とVCOの発振クロック周波数との差
が大きくなってきている。ここで、基準クロックの周波
数をfo、分周器の分周比をNとすると、PLL出力周
波数(VCO発振周波数)はfo×Nであるので、高周
波数化は分周比Nの増大につながる。したがって、PL
L回路に用いられるプログラマブルカウンタのプムグラ
ム値も多ビット化の傾向にある。
【0004】プログラマブルカウンタとしては、従来、
D型フリップフロップ(以下、D−FFと略称する)を
縦続に接続してなるリプルカウンタが一般的に用いられ
ていた。このリプルカウンタは、図13に示すように、
例えば3個のプログラム値ロード機能付きD−FF10
1,102,103が縦続に接続されるとともに、それ
らの各Q出力の論理積(負論理)をNORゲート104
でとり、その論理積出力をカウント出力として導出する
とともに、D−FF101,102,103の各LD
(ロード)入力とする構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のリプルカウ
ンタは、非常に簡単な回路構成にて実現できるという利
点を有する反面、次のような問題点がある。先ず、カウ
ントアップ(または、カウントダウン)していく際のデ
ータの最大遷移時、即ちオール“1”からオール“0”
への変化時(または、オール“0”からオール“1”へ
の変化時)に、特に多ビット構成時においては回路に大
きな貫通電流が流れるため、これが電流ノイズとなって
周辺のアナログ回路に悪影響を及ぼす。また、この回路
のクリティカルパスはCK(クロック)端子〜LD端子
(設定プログラム値のロード端子)となるが、これが特
に多ビット構成時には非常に長くなるため、高速化には
向かないカウンタ回路となる。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、データ遷移時におけ
る電流ノイズの低減および回路動作の高速化を可能とし
たカウンタ回路およびこれを用いたPLL回路を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、グレイコードを用いたカウンタ(以
下、グレイカウンタと称す)の構成を採っている。ここ
で、グレイコードとは、図14に示すように、隣り合う
コード同士が常に1ビットだけ異なっているコード、換
言すれば、インクリメント(または、デクリメント)時
に常にデータの遷移が“1”ずつしか起こらないような
コードを言う。
【0008】そして、本発明に係るカウンタ回路、即ち
グレイカウンタは、入力されるグレイコードのプログラ
ム値のビット数に対応した数のフリップフロップが並列
的に配置されてなり、当該プログラム値がロードされる
フリップフロップ回路と、このフリップフロップ回路の
各フリップフロップ出力に対して、グレイカウンタを実
現するための真理値表の論理演算を行い、その演算結果
をフリップフロップの各々に与える論理回路と、フリッ
プフロップ回路の各フリップフロップ出力の論理積をと
ってカウント出力とする出力回路とを有する回路構成を
基本構成としている。このグレイカウンタは、RFシン
セサイザー、クロックシンセサイザーあるいはクロック
リカバリー回路等を構成するPLL回路において、その
分周器として用いられる。
【0009】上記構成のカウンタ回路またはこれを分周
器として用いてなるPLL回路において、グレイコード
はインクリメント(または、デクリメント)時に常にデ
ータの遷移が“1”ずつしか起こらないコードであるた
め、グレイカウンタでは、データ遷移の最大が常に
“1”となり、リプルカウンタのそれに比べて極めて小
さい。したがって、グレイカウンタにおいて、データ遷
移時に流れる貫通電流が小さく抑えられる。そして、プ
ログラム値のビット数に対応した数のフリップフロップ
が並列的に配置されており、これらフリップフロップの
各出力に対して、論理回路にてグレイカウンタを実現す
るための真理値表の論理演算を行う一方、出力回路にお
いてフリップフロップ出力の論理積をとることで、クリ
ティカルパスが例えば3ビットカウンタではフリップフ
ロップ1個+ゲート1段で済むため遅延を低減でき、回
路動作の高速化が可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0011】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態に係るカウンタ回路の構成例を示すブロック図で
あり、3ビットのプログラムグレイカウンタの場合を例
に挙げて示している。このカウンタ回路を分周器に使用
した場合、分周比設定値Nはプログラム値Pに1を足し
た値、即ちN=P+1になる。
【0012】本実施形態に係る3ビットのプログラムグ
レイカウンタは、コード変換回路11、フリップフロッ
プ回路12、論理回路13および出力回路14からな
り、クロック(CK)端子15、リセット(RST)端
子16、プログラム値入力端子17,18,19および
出力端子20を有する構成となっている。なお、リセッ
ト端子16は必要に応じて設けられる端子である。
【0013】コード変換回路11は、1個のインバータ
111および2個のエクシクルーシブ(以下、EXと略
記する)ORゲート112,113から構成されてお
り、3ビットの2進コードのプログラム値(P2,P
1,P0)を3ビットのグレイコード(b2,b1,b
0)に変換する。
【0014】具体的には、インバータ111は、プログ
ラム値(P2,P1,P0)の最上位ビットP2を反転
してグレイコードの最上位ビットb2として出力する。
これはグレイコードの対称性を利用して適切なプログラ
ム値に変換するためのものである。具体的には、例えば
分周比Nを“6”に指定したいときは(P2,P1,P
0)の2進入力値PをP=(N−1)=5から“101
b”に設定する。これをそのままグレイコードに変換す
ると“111b”になるが、図1で挙げたグレイカウン
タはアップカウンタであるため、カウンタそのものに与
えるプログラム値、即ちカウント開始時の値を3ビット
カウンタの最大分周設定値“8”から“5”を引いた値
である“3”に変換する必要がある。これはグレイコー
ドで“011b”にあたり、“111b”(=5)のM
SBを反転させるだけで良い。
【0015】EX−ORゲート112は、最上位ビット
P2と中位ビットP1との排他的論理和をとることでグ
レイコードの中位ビットb1として出力する。EX−O
Rゲート113は、中位ビットP1と最下位ビットP0
との排他的論理和をとることでグレイコードの最下位ビ
ットb0として出力する。
【0016】フリップフロップ回路12は、並列的に配
置された3個のプログラム値ロード機能付きD−FF1
21,122,123によって構成されている。これら
D−FF121,122,123は、グレイコード変換
回路11から与えられる3ビットのグレイコード(b
2,b1,b0)を各ビットごとにP(プログラム値)
入力とするとともに、クロック端子15から入力される
クロック信号CKをCK入力とし、リセット端子16か
ら入力されるリセット信号RSTをRST入力としてい
る。
【0017】図2に、プログラム値ロード機能付きD−
FF121,122,123の具体的な回路例を示す。
【0018】図2において、P入力はLD(ロード)信
号に同期してスイッチング動作を行うCMOSトランス
ミッションゲート21によって取り込まれ、D(デー
タ)入力はLD信号の逆相の信号に同期してスイッチン
グ動作を行うCMOSトランスミッションゲート22に
よって取り込まれる。この取り込まれたP入力またはD
入力は、クロック信号CKの逆相の信号に同期してスイ
ッチング動作を行うCMOSトランスミッションゲート
23を介してNANDゲート24の一方の入力となる。
【0019】一方、リセット信号RSTは、インバータ
25で反転されてNANDゲート24にその他方の入力
として与えられるとともに、NANDゲート26にその
一方の入力として与えられる。NANDゲート24の出
力は、インバータ27で反転された後、クロック信号C
Kに同期してスイッチング動作を行うCMOSトランス
ミッションゲート28を介してその一方の入力に戻され
るとともに、クロック信号CKに同期してスイッチング
動作を行うCMOSトランスミッションゲート29に供
給される。
【0020】CMOSトランスミッションゲート29を
通過したNANDゲート24の出力は、インバータ30
で反転されてD−FFの正相出力(以下、Q出力と記
す)として導出されるとともに、インバータ31,33
で2度反転されてD−FFの逆相出力(以下、XQ出力
と記す)として導出される。また、インバータ31の出
力はNANDゲート26の他方の入力ともなる。NAN
Dゲート33の出力は、クロック信号CKの逆相の信号
に同期してスイッチング動作を行うCMOSトランスミ
ッションゲート33を介してCMOSトランスミッショ
ンゲート29の出力側に戻される。
【0021】上述した説明から明らかなように、プログ
ラム値ロード機能付きD−FFは、一般的に、数個の論
理素子やゲート素子によって構成されている。
【0022】再び図1において、D−FF121,12
2,123の各Q出力および各XQ出力は論理回路13
に供給される。論理回路13は、図3に示す真理値表の
論理演算を実行するためのものであり、D−FF12
1,122,123にそれぞれ対応して設けられた3組
のゲート回路13A,13B,13Cによって構成され
ている。
【0023】ゲート回路13Aは、D−FF121のX
Q出力とD−FF123のXQ出力とを2入力とするO
Rゲート131と、D−FF122のXQ出力とD−F
F123のQ出力とを2入力とするORゲート132
と、ORゲート131,132の各出力を2入力とする
NANDゲート133とからなり、NANDゲート13
3の出力をD−FF121にそのD入力として与える構
成となっている。
【0024】ゲート回路13Bは、D−FF121のQ
出力とD−FF123のXQ出力とを2入力とするOR
ゲート134と、D−FF122のXQ出力とD−FF
123のQ出力とを2入力とするORゲート135と、
ORゲート134,135の各出力を2入力とするNA
NDゲート136とからなり、NANDゲート136の
出力をD−FF122にそのD入力として与える構成と
なっている。これら13A,13Bは、通常複合ゲート
を用いてトランジスタ回路を実現するため、信号パスと
してはゲート1段に相当する。
【0025】ゲート回路13Cは、D−FF121のQ
出力とD−FF122のQ出力とを2入力とするEX−
NORゲート137からなり、その出力をD−FF12
3にそのD入力として与える構成となっている。
【0026】出力回路14は、D−FF121のXQ出
力とD−FF122のQ出力とD−FF123のQ出力
とを3入力とするNORゲート141からなり、その出
力が本カウンタ回路のカウント出力として導出されると
ともに、D−FF121,122,123にそのLD入
力として与えられる。
【0027】上記構成の3ビットのグレイカウンタにお
いて、設定可能なプログラム値Pは“001b”から
“111b”であり、その分周比Nは(P+1)とな
る。
【0028】ここで、本実施形態に係るグレイカウンタ
の動作と従来例に係るリプルカウンタの動作とを、プロ
グラム値が最大(“111b”)入力時のタイミング関
係を示す図4のタイミングチャートを用いて対比する。
図4において、(A)はリプルカウンタ動作の場合を、
(B)はグレイカウンタ動作の場合をそれぞれ示してい
る。
【0029】先ず、グレイカウンタの場合は、最大デー
タ遷移が常に“1”であるので、状態が変化する回路と
しては、最大でD−FF1個、論理素子2個分である。
具体的には、D−FF121,122,123のうちど
れか1個、さらにゲート回路13A,13B,13Cの
うちどれか1個と出力回路のNORゲート141の併せ
て2個である。
【0030】一般的に、D−FFは、先述した図2にお
ける説明から明らかなように、数個の論理素子から構成
されている。したがって、従来技術で述べたように、最
大状態変化回路数がD−FF3個のリプルカウンタに比
べて、本実施形態に係るグレイカウンタの場合には、デ
ータの最大遷移時における貫通電流を低減できることが
わかる。
【0031】また、クリティカルパスについては、リプ
ルカウンタの場合には、従来技術で述べたように、D−
FF3個+ゲート1段(NORゲート104)であるの
に対して、本実施形態に係るグレイカウンタの場合に
は、D−FF1個+ゲート1段(NORゲート141、
またはゲート回路13A,13B,13C)である。通
常、単独のD−FFでは、ゲート2段以上の遅延が生じ
ることが知られている。したがって、リプルカウンタに
比べて本実施形態に係るグレイカウンタの方が、遅延を
大幅に低減できることがわかる。
【0032】上述したように、本実施形態に係る3ビッ
トのグレイカウンタにおいては、インクリメント(また
は、デクリメント)時に常にデータの遷移が“1”ずつ
しか起こらないことから、データ遷移時の貫通電流を減
らすことができるため、当該貫通電流に起因する電流ノ
イズを抑えることができる。しかも、プログラム値のビ
ット数に対応した数のD−FFが並列的に配置され、ク
リティカルパスがD−FF1個+ゲート1段であること
から、遅延を大幅に減らすことができるため、回路動作
のより高速化を図ることができる。
【0033】因みに、グレイコードを用いたカウンタ回
路は周知である(例えば、特開平3−83414号公報
や特開平4−219082号公報参照)。これら周知技
術に係るグレイカウンタでも前者の電流ノイズ低減の作
用効果を得ることはできるものの、基本的にビット数に
対応した数のフリップフロップを縦続に接続してなる回
路構成となっているため、従来のリプルカウンタと同様
に、後者の高速化の作用効果については期待することが
できない。
【0034】なお、本実施形態においては、3ビットの
グレイカウンタを例に挙げて説明したが、同様の基本構
成にて、2ビットあるいは4ビットのグレイカウンタを
実現することも可能である。ただし、2ビット構成を採
った場合には、電流ノイズの低減や回路動作の高速化の
観点からすると、2ビットリプルカウンタの場合と大差
なく、そのメリットは少ないと考えられる。
【0035】4ビットグレイカウンタの構成例を図5に
示す。同図から明らかなように、4ビットの場合には、
3ビットのグレイカウンタに対して1ビット増える分だ
け、コード変換回路11′においてEX−ORゲートを
1個、フリップフロップ回路12′においてD−FFを
1個それぞれ追加し、また論理回路13′において論理
ゲートを大幅に追加することで実現できる。
【0036】この4ビットグレイカウンタの場合には、
3ビットグレイカウンタに比べて論理回路13′の回路
構成が複雑になる分だけ、データの最大遷移時の貫通電
流に起因する電流ノイズの低減効果が少なくなるもの
の、クリティカルパスについては、3ビットグレイカウ
ンタにゲート1段を追加しただけのD−FF1個+ゲー
ト2段であることから、4ビットリプルカウンタのD−
FF4個+ゲート1段に対する優位性は、3ビットカウ
ンタでの比較の場合よりもさらに高まり、回路動作のさ
らなる高速化が可能となる。
【0037】このような観点からすると、グレイカウン
タはリプルカウンタのようにビット数を簡単に増やすこ
とはできず、電流ノイズの抑制と回路動作の高速化、さ
らに回路の簡便性を考慮したフィギュアオブメリット
は、3ビット構成または4ビット構成のグレイカウンタ
が最も高いと考えられる。
【0038】さらに、3ビット構成あるいは4ビット構
成の組み合わせによって6ビット以上の多ビットグレイ
カウンタを実現することも可能である。なお、2ビット
単独の構成ではメリットが少ないとしたが、2ビット構
成と3ビット構成とを組み合わせ、5ビットのグレイカ
ウンタ構成とすることで、5ビットリプルカウンタとの
比較において、電流ノイズの抑制や回路動作の高速化の
効果を十分に発揮することが可能となる。
【0039】図6に、7ビットグレイカウンタの構成例
を示す。この7ビットグレイカウンタは、3ビットグレ
イカウンタ40A+4ビットグレイカウンタ40Bの回
路構成となっており、図1(3ビット)、図5(4ビッ
ト)との対比から明らかなように、各々の回路に殆ど手
を加えることなく、両回路を簡単に接続するだけで7ビ
ットグレイカウンタの実現が可能である。
【0040】具体的には、3ビットグレイカウンタ40
Aのカウント出力が4ビットグレイカウンタ40Bの4
個のD−FFにそのCK入力として与えられるととも
に、3ビットグレイカウンタ40Aのカウント出力と4
ビットグレイカウンタ40Bのカウント出力とがNAN
Dゲート41で論理積がとられ、その論理積出力が3ビ
ットグレイカウンタ40Aの3個のD−FFにそのLD
入力として与えられる構成となっている。
【0041】同様にして、7ビット以外の多ビットの構
成も、基本の3ビット構成の回路と4ビット構成の回路
を用意するだけで簡単に実現可能である。
【0042】[第2実施形態]図7は、本発明の第2実
施形態に係るカウンタ回路の構成例を示すブロック図で
あり、3ビットのプログラムグレイカウンタの構成を例
に挙げ、図中、図1と同等部分には同一符号を付して示
している。
【0043】本実施形態に係る3ビットプログラムグレ
イカウンタは、第1実施形態に係る3ビットプログラム
グレイカウンタの場合と同様に、コード変換回路11、
フリップフロップ回路12、論理回路13および出力回
路14からなり、クロック端子15、リセット端子1
6、プログラム値入力端子17,18,19および出力
端子20を有する構成となっている。
【0044】コード変換回路11、フリップフロップ回
路12および論理回路13については、第1実施形態に
係る3ビットグレイカウンタの場合と全く同様の構成と
なっている。そして、出力回路14が4入力のNAND
ゲート142からなり、D−FF121のQ出力、D−
FF122のXQ出力およびD−FF123のXQ出力
の3入力に加え、クロック信号CKを残りの1入力とす
る構成となっており、回路構成上、この点において第1
実施形態に係る3ビットグレイカウンタと異なってい
る。
【0045】ただし、第1実施形態に係る3ビットグレ
イカウンタでは、出力回路14をNORゲート141で
構成し、D−FF121,122,123の出力値につ
いて当該NORゲート141にて負論理の論理積をとる
構成を採っているのに対し、本実施形態に係る3ビット
グレイカウンタでは、出力回路14をNANDゲート1
42で構成し、D−FF121,122,123の出力
値について当該NANDゲート142にて正論理の論理
積をとる構成を採っている。
【0046】この負論理と正論理との違いに伴い、本実
施形態に係る3ビットグレイカウンタにおいては、NA
NDゲート142に対してクロック信号CKをインバー
タ42で反転させて与えるとともに、NANDゲート1
42の出力をインバータ43で反転させてD−FF12
1,122,123にそれらのLD入力として供給する
ようになっている。
【0047】ここで、本実施形態に係る3ビットグレイ
カウンタの動作を、第1実施形態に係る3ビットグレイ
カウンタの動作と対比して説明する。
【0048】第1実施形態に係る3ビットグレイカウン
タでは、D−FF121,122,123の出力値があ
る一定条件、具体的には(b2,b1,b0)=(1,
0,0)になった際にそれらの論理積(負論理)をとっ
て高レベル(または、低レベル)を出力する動作を行
う。これに対して、第2実施形態に係る3ビットグレイ
カウンタでは、図8のタイミングチャートに示すよう
に、D−FF121,122,123の出力値が上記一
定条件になった際に、入力されるクロック信号CKをそ
の1周期のみ出力する動作を行う。
【0049】この回路動作上の違いにより、第2実施形
態に係る3ビットグレイカウンタの場合は、たとえ設定
分周比がオール“0”でも、入力されるクロック信号C
Kが本回路を通過するため、クロック信号CKを確実に
次段に伝えることができる。すなわち、本実施形態に係
る3ビットグレイカウンタの場合には、分周比としてオ
ール“0”、即ち入力されるクロック信号CKをそのま
ま通過させる1分周の設定が可能になる。
【0050】因みに、第1実施形態に係る3ビットグレ
イカウンタの場合には、分周比としてオール“0”(1
分周)の設定ができないため、3ビットあるいは4ビッ
トの基本構成を2つ以上組み合わせてなる多ビットのグ
レイカウンタでは、設定可能な分周比に制約が生じる。
例えば、図6に示した7ビットグレイカウンタでは、プ
ログラム値(P0〜P6)が、(P0+P1+P2)*
(P3+P4+P5+P6)=1という条件を満たす必
要がある。したがって、設定可能な分周比は、「P0〜
P2がオール“0”となる2の3乗の整数倍」「P3〜
P6がオール“0”となる1〜7」以外となる。
【0051】また、本実施形態の場合にも、上記構成の
3ビットの基本構成あるいはこれを基にした4ビットの
基本構成を組み合わせることにより、多ビットのグレイ
カウンタを実現することが可能である。3ビット構成を
3つ組み合わせてなる9ビットのグレイカウンタの回路
例を図9に示す。同図から明らかなように、本回路例に
係る9ビットグレイカウンタは、3個の3ビットグレイ
カウンタ44A,44B,44Cが縦続接続された構成
となっている。
【0052】この9ビットのグレイカウンタにおいて
も、オール“0”の分周比設定のときに、入力されるク
ロック信号CKをその1周期分通過させる基本構成の回
路の組み合わせからなることから、プログラム値(P0
〜P8)としてオール“0”を設定することで、入力さ
れるクロック信号CKをそのまま通過させる1分周の設
定が可能になる。
【0053】なお、本実施形態に係る基本構成の場合に
は、NANDゲート142で正論理の論理積をとる関係
上、D−FF121,122,123に入力するクロッ
ク信号CKを反転させる必要から、クリティカルパスの
許容時間がクロック信号CKの高レベル期間(または、
低レベル期間)しかなく、よってデューティにも依存す
ることになる。ただし、本実施形態に係る基本構成の場
合、クリティカルパスはD−FF121,122,12
3を通らず、インバータ42、NANDゲート142、
インバータ43の経路となり、D−FFを通る場合と比
較して短くなる。そのため、例えばデューティ50%の
クロック信号CKが入力された場合に、第1実施形態に
係る基本構成と比較して対応可能なクロック周波数が突
然半分になる、ということはない。
【0054】なお、上記各実施形態においては、2進コ
ードのプログラム値をグレイコードに変換するコード変
換回路を具備する構成を前提として説明したが、これに
限られるものではなく、当該コード変換回路としては、
2進コード以外のコードのプログラム値をグレイコード
に変換する構成のものであっても良く、またグレイコー
ドのプログラム値が直接入力される場合には不要とな
る。
【0055】以上説明した第1,第2実施形態に係るカ
ウンタ回路は、例えば、RFシンセサイザー、クロック
シンセサイザーあるいはクロックリカバリー回路等を構
成するPLL回路において、VCOの発振出力クロック
を分周して位相比較器に供給する分周器として用いて好
適なものである。
【0056】図5は、本発明に係るPLL回路の構成の
一例を示すブロック図である。図5から明らかなよう
に、本回路例に係るPLL回路は、位相周波数比較回路
(PhaseFrequency Detector;PFD)51、チャージポン
プ回路32、ローパスフィルタ(ループフィルタ)5
3、VCO(電圧制御発振器)54および分周器55を有
する構成となっている。
【0057】このPLL回路において、位相周波数比較
回路51は、外部から入力される基準クロックと、VC
O54で生成され、分周器55で分周されて得られる内
部クロックとの位相を比較し、その位相差信号としてU
P/DN信号を出力する。具体的には、基準クロックに
対して内部クロックの位相が遅れているときは、VCO
54の発振クロックの位相を進める制御をなすためのU
P信号を出力し、基準クロックに対して内部クロックの
位相が進んでいるときは、VCO54の発振クロックの
位相を遅らせる制御をなすためのDN信号を出力する。
【0058】チャージポンプ回路52は、UP/DN信
号が入力されている期間、任意の電流を出力ノードに対
して流し込んだり、引き込むことにより、その位相差を
電流に変換する。ローパスフィルタ53は、チャージポ
ンプ回路52の出力電流を積分して電圧信号に変換し、
VCO54にその制御電圧として与える。VCO54は
その制御電圧、即ちローパスフィルタ53の出力電圧に
応じて発振周波数が変化する。このVCO54の発振ク
ロックは外部に出力されるとともに、分周器55で分周
されて位相周波数比較回路51に供給される。この分周
器55として、先述した第1,第2実施形態に係るカウ
ンタ回路が用いられる。
【0059】ところで、PLL回路用の高速分周器とし
て使用されているカウンタ回路としては、パルススワロ
ーカウンタが良く知られている。このパルススワローカ
ウンタは一種の非同期カウンタであり、図11に示すよ
うに、非常に高速な少ビットのカウンタであるプリスケ
ーラ61と、その出力をカウントするスワローカウンタ
62およびメインカウンタ63とから構成されている。
【0060】このパルススワローカウンタの動作原理に
ついて、図12の波形図を用いて説明する。プリスケー
ラ61は、分周値を2つ選択できる同期カウンタであ
り、その2つの分周値にて分周する。2つの分周値の一
方は通常2のべき乗の整数Pであり、多の一方はP+1
若しくはP−1である。ここでは、P=4とP−1=3
を例に採っている。
【0061】スワローカウンタ62およびメインカウン
タ63は、減算式のプログラマブルカウンタであり、共
にプリスケーラ61の出力をカウントする。メインカウ
ンタ63はM分周動作を行い、カウントを終えると、自
らのプログラム値Mをロードするとともに、スワローカ
ウンタ62にもプログラム値Sをロードする。スワロー
カウンタ62は、メインカウンタ63のカウント中に0
になって止まるが、0になるまではプリスケーラ61に
対してP−1分周を、0になった後はP分周を促する。
【0062】その結果、プリスケーラ61の出力がMサ
イクルカウントされる間Sサイクルはプリスケーラ61
がP−1分周、M−Sサイクルはプリスケーラ61がP
分周するので、トータルP・(M−S)個の入力クロッ
クCLKでメインカウンタ63が1周することになる。
そして、プログラム値Sを2ビットで0,1,2,3の
いずれかに、プログラム値Mを4ビットで3〜17のい
ずれかに設定することで、分周値を9〜68の範囲で1
刻みでプログラムすることができる。
【0063】このパルススワローカウンタを分周器55
として用いてなるPLL回路において、当該パルススワ
ローカウンタのメインカウンタ63として、データ遷移
時のの電流ノイズを抑えることができ、かつ回路動作の
より高速化が可能な先述した第1,第2実施形態に係る
カウンタ回路を用いることで、分周器55のより高速化
を図ることが可能になり、特にメインカウンタ63の動
作スピードが問題となってくる多ビットの構成を構築す
る際に有用なものとなる。
【0064】なお、本適用例では、先述した第1,第2
実施形態に係るカウンタ回路を、分周器としてパルスス
ワローカウンタを用いてなるPLL回路において、パル
ススワローカウンタのメインカウンタとして用いる場合
を例に挙げたが、この適用例に限られるものではなく、
RFシンセサイザー、クロックシンセサイザーあるいは
クロックリカバリー回路等を構成するPLL回路の分周
器全般に適用し得るものである。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ遷移時に流れる貫通電流を小さく抑えることがで
きるため、当該貫通電流に起因する電流ノイズを低減で
き、しかもクリティカルパスがフリップフロップ1個+
ゲート1段または2段で済み、遅延を大幅に減らすこと
ができるため、回路動作のより高速化を図ることができ
る。また、多ビット構成のカウンタ回路についても、基
本3ビットまたは4ビットのカウンタ回路を、ほとんど
手を加えることなく縦続接続するだけで実現可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るカウンタ回路の構
成例を示すブロック図であり、3ビットのプログラムグ
レイカウンタの場合を例に挙げて示している。
【図2】プログラム値ロード機能付きD−FFの具体的
な回路例を示すブロック図である。
【図3】グレイカウンタを実現するための真理値表を示
す図である。
【図4】リプルカウンタ動作(A)およびグレイカウン
タ動作(B)の説明に供するタイミングチャートであ
る。
【図5】第1実施形態に係る3ビットのグレイカウンタ
の構成例を示すブロック図である。
【図6】第1実施形態に係る7ビットのグレイカウンタ
の構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るカウンタ回路の構
成例を示すブロック図であり、3ビットのプログラムグ
レイカウンタの場合を例に挙げて示している。
【図8】第2実施形態に係る3ビットグレイカウンタの
動作説明に供するタイミングチャートである。
【図9】第2実施形態に係る9ビットのグレイカウンタ
の構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明に係るPLL回路の構成例を示すブロ
ック図である。
【図11】パルススワローカウンタの構成例を示すブロ
ック図である。
【図12】パルススワローカウンタの動作説明に供する
波形図である。
【図13】従来例に係るリプルカウンタの回路例を示す
ブロック図である。
【図14】グレイコードを示す図である。
【符号の説明】
11,11′…コード変換回路、12,12′…フリッ
プフロップ回路、13,13′…論理回路、14,1
4′…出力回路、51…位相周波数比較回路、52…チ
ャージポンプ回路、54…VCO(電圧制御発振器)、
55…分周器、61…プリスケーラ、62…スワローカ
ウンタ、63…メインカウンタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるグレイコードのプログラム値
    のビット数に対応した数のフリップフロップが並列的に
    配置されてなり、当該プログラム値がロードされるフリ
    ップフロップ回路と、 前記フリップフロップ回路の各フリップフロップ出力に
    対して、グレイカウンタを実現するための真理値表の論
    理演算を行い、その演算結果を前記フリップフロップの
    各々に与える論理回路と、 前記フリップフロップ回路の各フリップフロップ出力の
    論理積をとってカウント出力とする出力回路とを有する
    回路構成を基本構成とすることを特徴とするカウンタ回
    路。
  2. 【請求項2】 前記基本構成は、3ビット構成または4
    ビット構成であることを特徴とする請求項1記載のカウ
    ンタ回路。
  3. 【請求項3】 前記基本構成の組み合わせからなること
    を特徴とする請求項2記載のカウンタ回路。
  4. 【請求項4】 制御電圧に応じた周波数のクロックを出
    力する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器の発振ク
    ロックを分周する分周器とを有し、基準クロックに対す
    る前記分周器の分周クロックの位相差に応じて前記電圧
    制御発振器の発振周波数を制御するPLL回路であっ
    て、 前記分周器は、 入力されるグレイコードのプログラム値のビット数に対
    応した数のフリップフロップが並列的に配置されてな
    り、当該プログラム値がロードされるフリップフロップ
    回路と、 前記フリップフロップ回路の各フリップフロップ出力に
    ついて、グレイカウンタを実現するための真理値表の論
    理演算を行い、その演算結果を前記フリップフロップの
    各々に与える論理回路と、 前記フリップフロップ回路の各フリップフロップ出力の
    論理積をとってカウント出力とする出力回路とを有する
    回路構成を基本構成とするカウンタ回路からなることを
    特徴とするPLL回路。
  5. 【請求項5】 前記基本構成は、3ビット構成または4
    ビット構成であることを特徴とする請求項4記載のPL
    L回路。
  6. 【請求項6】 前記基本構成の組み合わせからなること
    を特徴とする請求項5記載のPLL回路。
  7. 【請求項7】 前記分周器は、プリスケーラとその出力
    をカウントするスワローカウンタおよびメインカウンタ
    を有するパルススワローカウンタからなり、前記メイン
    カウンタとして前記カウンタ回路を用いたことを特徴と
    する請求項4記載のPLL回路。
JP2002026250A 2002-02-04 2002-02-04 カウンタ回路およびこれを用いたpll回路 Pending JP2003229761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002026250A JP2003229761A (ja) 2002-02-04 2002-02-04 カウンタ回路およびこれを用いたpll回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002026250A JP2003229761A (ja) 2002-02-04 2002-02-04 カウンタ回路およびこれを用いたpll回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003229761A true JP2003229761A (ja) 2003-08-15

Family

ID=27748141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002026250A Pending JP2003229761A (ja) 2002-02-04 2002-02-04 カウンタ回路およびこれを用いたpll回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003229761A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100595385B1 (ko) * 2004-05-22 2006-06-30 엠텍비젼 주식회사 그레이코드 카운터
JP2009124269A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Canon Inc デジタルカウンタ、タイミング生成装置、撮像システム、及び撮像装置
WO2022209539A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像素子、固体撮像装置及び撮像方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100595385B1 (ko) * 2004-05-22 2006-06-30 엠텍비젼 주식회사 그레이코드 카운터
JP2009124269A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Canon Inc デジタルカウンタ、タイミング生成装置、撮像システム、及び撮像装置
WO2022209539A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像素子、固体撮像装置及び撮像方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3388527B2 (ja) 分数n分周器およびこれを用いた分数n周波数シンセサイザ
US9438257B1 (en) Programmable frequency divider providing output with reduced duty-cycle variations over a range of divide ratios
US8299827B2 (en) High-speed frequency divider and a phase locked loop that uses the high-speed frequency divider
US8891725B2 (en) Frequency divider with improved linearity for a fractional-N synthesizer using a multi-modulus prescaler
JP2596313B2 (ja) 位相同期発振回路
US7822168B2 (en) Frequency divider circuit
US20040036513A1 (en) Co-prime division prescaler and frequency synthesizer
US7372340B2 (en) Precision frequency and phase synthesis with fewer voltage-controlled oscillator stages
US20050058236A1 (en) Multi-modulus programmable frequency divider
CN101908883A (zh) 可编程小数分频器
WO2012035941A1 (ja) 分周回路およびそれを備えたpll回路並びに半導体集積回路
US9543960B1 (en) Multi-stage frequency dividers having duty cycle correction circuits therein
US6466065B1 (en) Prescaler and PLL circuit
US6097782A (en) Multi-modulus frequency divider
US5892405A (en) PLL synthesizer apparatus
US10749531B1 (en) Multi-modulus frequency divider circuit
US8466720B2 (en) Frequency division of an input clock signal
JPH11234100A (ja) 位相比較器
US11632119B1 (en) Programmable fractional ripple divider
JP2003229761A (ja) カウンタ回路およびこれを用いたpll回路
CN210578497U (zh) 任意整数分频器及锁相环系统
CN107565964B (zh) 一种扩展分频比的可编程分频器
US6094100A (en) PLL synthesizer apparatus
KR101091488B1 (ko) 프리스케일러 및 이를 구비한 위상고정루프 주파수 합성기
US9948308B2 (en) Multi-modulus prescaler with improved noise performance