JP2003229470A - 予備位置決め機構およびその方法 - Google Patents

予備位置決め機構およびその方法

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JP2003229470A
JP2003229470A JP2002028977A JP2002028977A JP2003229470A JP 2003229470 A JP2003229470 A JP 2003229470A JP 2002028977 A JP2002028977 A JP 2002028977A JP 2002028977 A JP2002028977 A JP 2002028977A JP 2003229470 A JP2003229470 A JP 2003229470A
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pushing
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feed roller
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JP2002028977A
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Masaru Ise
伊勢  勝
Masaaki Matsuda
政昭 松田
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Orc Manufacturing Co Ltd
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Orc Manufacturing Co Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】基板の厚さに関係なく、超薄板から厚板の基板
まで適正な予備位置決め作業を行うことができる予備位
置決め機構およびその方法を提供する。 【解決手段】矩形の基板Wを導き入れる送りローラ2a
と、この送りローラ2aで支持された前記基板Wの3辺
を押動する押動部6a、7a、8aを有する第1ないし
第3移動機構部6、7、8と、この移動機構部の対向す
る一方に設けた前記基板Wの端部を検知するための検知
手段6h、8hと、この検知手段6h、8hからの前記
基板Wの検知信号と、あらかじめ入力される前記基板W
の大きさに対するサイズ情報信号とに基づいて前記各移
動機構部6、7、8を制御する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板や液
晶基板などの露光作業により所定のパターンを形成する
基板の位置を予備的に位置決めするための予備位置決め
機構に係り、特に基板の厚さに関係なく適正な予備位置
決め作業を行うことができる予備位置決め機構およびそ
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の基板の予備位置決め機構は、基板
を所定位置に導き入れると共に、基板を載置するための
送りローラと、基板の端面を押動し、基準位置にその基
板を予備位置決めする押動部を有する移動機構部とから
構成されていた。そして、その予備位置決め方式として
以下の方式が知られていた。
【0003】(1)センター位置合せ方式 図10(a)に示すように、予備位置決め機構10で
は、送りローラ(図示せず)上に載置された基板Wの四
辺に対面するように、4つの移動機構部11、12、1
3、14が設置板30上に離隔配置されていた。
【0004】移動機構部11は、基板Wの端部を押動す
る押動部11aと、この押動部11aを支持する支持躯
体11bと、この支持躯体11bを支持する基台11c
とを備え、図示しない駆動モータによって基板W中心方
向に移動する構成である。移動機構部12ないし14も
移動機構部11と同一の構造のものが使用されていた。
また、対面する移動機構部11と12、13と14は駆
動モータを共有し、同時に基板W中心方向に移動する構
成である。さらに、押動部11a、12a、13a、1
4aが基板Wの端面と当接した際の衝撃を吸収するため
に、押動部11a、12a、13a、14aの後方に弾
性部材(スプリング)11i、12i、13i、14i
が配置されていた。
【0005】基板Wの予備位置決めは、基板Wの投入方
向を移動機構部11、12の押動部11a、12aで、
基板の投入方向と直交する方向を移動機構部13、14
の押動部13a、14aで基板Wの中心に向って同時に
押動し、基板Wの両端を挟み込むようにして位置決めを
行っていた。
【0006】(2)端面位置合せ方式 図10(b)に示すように、予備位置決め機構20で
は、送りローラ(図示せず)上に載置された基板Wの四
辺に対面するように、4つの移動機構部21、22、2
3、24が設置板30上に離隔配置されていた。移動機
構部21ないし24の構造は移動機構部11ないし14
と同一のものが使用されていた。
【0007】前記予備位置決め機構10(センター位置
合せ方式)との相違点は、基板Wを設置板30の下面に
位置合せするために、移動機構部24(前記センター位
置合せ方式では移動機構部14)が設置板30の下面に
固定されていて、基板Wの中心に向って移動しない点で
ある。
【0008】この予備位置決め機構20でも、その予備
位置決め方法は、前記の予備位置決め機構10(センタ
ー位置合せ方式)と同様に、基板Wの両端を押動部21
aと22a、23aと24aで挟み込む機構であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板の
両端を挟み込んで予備位置決めする従来の予備位置決め
機構10、20には、以下のような問題点が存在した。
【0010】基板Wの厚みは、超薄板のものから厚板の
ものまで基板Wの用途により幅広く存在し、この基板W
の厚みにより、基板Wの重量も幅広く変化する。例え
ば、500mm×600mmの大きさの基板Wでは、厚
み0.06mmの場合には50g、厚み1.6mmの場
合には1kgと、超薄板と厚板では20倍の重量の相違
がある。
【0011】したがって、予備位置決めのために基板W
を移動機構部11ないし14、21ないし24の押動部
11aないし14a、21aないし24aで押動した
際、厚板の基板Wでは基板重量が重く、小さな押動力で
は基板Wが移動しないので、押動力を大きく設定してい
た。この押動力を大きく設定した厚板基板用の押動部1
1aないし14a、21aないし24aで超薄板の基板
Wを押動すると、従来の予備位置決め機構10、20で
は、押動部11aないし14a、21aないし24a間
に基板Wの両端を挟み込むために、基板自体の腰の無さ
から、押動部11aないし14a、21aないし24a
の押動力に基板Wが負けて、基板Wの端面が押し曲げら
れ(カール変形し)、その結果、基板Wが適切に予備位
置決めされなかった。したがって、従来の予備位置決め
機構10、20では、押動力の設定を基板Wの厚みによ
って変更しなければならないという問題があった。
【0012】そこで、本発明は、このような問題点を解
決すべく創案されたもので、その目的は、基板の厚さに
関係なく、超薄板から厚板の基板まで適正な予備位置決
め作業を行うことができる予備位置決め機構およびその
方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、矩形の基板を導き入れる
送りローラと、この送りローラで支持された前記基板の
3辺を押動する押動部を有する第1ないし第3移動機構
部と、この移動機構部の対向する一方に設けた前記基板
の端部を検知するための検知手段と、この検知手段から
の前記基板の検知信号と、あらかじめ入力される前記基
板の大きさに対するサイズ情報信号とに基づいて前記各
移動機構部を制御する制御手段とを備える予備位置決め
機構として構成したものである。
【0014】前記の構成により、予備位置決め機構は、
制御手段にあらかじめ基板の大きさに対するサイズ情報
信号が入力される。そして、予備位置決め機構は、送り
ローラにより所定位置まで基板を導き入れて停止させ、
第1移動機構部の押動部が基板の一辺を押動してその基
板の一辺に当接した状態で停止し、第2移動機構部の押
動部が基板の他辺を前記第1移動機構部の押動部をガイ
ドとして押動して、第3移動機構部に設けた検知手段が
前記基板を検知する信号を制御手段に送ることで第2移
動機構部の押動部の押動を停止させる。そして、この第
2移動機構部を待機位置に戻させると共に、第3移動機
構部の押動部により、かつ、第1移動機構部の押動部を
ガイドとして予備位置決め位置に押動する。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記送りローラ
の上部には、その送りローラの上端を突出させるための
貫通孔と、前記移動機構部の押動部を基板側に移動させ
るための貫通長孔と、前記基板を保持あるいは移動自在
とするためのエアの吸引排出部とを備える載置板と、こ
の載置板または送りローラの一方を昇降させる昇降機構
部とを備える予備位置決め機構として構成したものであ
る。
【0016】前記構成により、基板が例えば0.06m
mの厚み寸法等のシート状であっても、送りローラによ
り基板が所定位置まで導き入れられて停止すると、昇降
機構部により基板が載置板上に載置される。そして、基
板が載置板により載置された状態で各移動機構部の押動
部が時間差を持って、基板の3辺を順番に押動して、予
備位置決め作業を行うことができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、矩形の基板の端
面を、前記基板の3辺の近傍に配置された第1ないし第
3移動機構部の各押動部で押動することにより、前記基
板を予備位置決めする方法において、前記第1ないし第
3移動機構部を制御する制御手段に、あらかじめ基板の
大きさに対するサイズ情報信号を入力し、前記第1移動
機構部の押動部が、送りローラで所定位置に導き入れら
れた前記基板の1辺を押動してその基板の1辺に当接し
て停止する第1工程と、前記第2移動機構部の押動部
が、前記基板の他辺を前記第1移動機構部の押動部をガ
イドとして押動して停止する第2工程と、前記2移動機
構部の押動部が前記基板から離間するように待機位置に
戻ると共に、前記第3移動機構部の押動部が前記第1移
動機構部の押動部をガイドとして前記基板の端面を押動
して停止する第3工程と、前記第1移動機構部の押動部
および前記第3移動機構部の押動部が、前記基板から離
間するように待機位置に戻る第4工程とからなる予備位
置決め方法として構成したものである。
【0018】前記の構成により、第1ないし第3移動機
構部の押動部が、各押動部毎に基板の3辺を時間差をも
って順番に押動するため、基板の両端を第1ないし第3
移動機構部の押動部間に挟み込まずに予備位置決め作業
を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は移動機構部の平面図、図2は
予備位置決め機構の要部を示す側面図(図1のX方向矢
視図)、図3は移動機構部の斜視図(図1のA方向から
の見た斜視図)、図4は移動機構部の斜視図(図1のB
方向からの見た斜視図)、図5は送りローラおよび載置
板の平面図、図6は予備位置決め機構の要部を示す正面
図(図5のY方向矢視図)、図7は載置板昇降機構部の
断面図、図8は予備位置決め作業の第1、第2工程を示
す模式図、図9は予備位置決め作業の第3、第4工程を
示す模式図である。
【0020】本発明の予備位置決め機構1は、図1、図
2で示すように、送りローラ2aと、第1ないし第3移
動機構部6、7、8と、検知手段6h、8hと、制御手
段4から構成されている。
【0021】送りローラ2aは、図5、図6で示すよう
に、支持フレーム2fに複数列に配置された回転軸2b
に支持されており、その回転軸2bの両端に取り付けた
プーリ2dに掛け渡した無端ベルト2cを介して、駆動
モータ2eにより所定速度で回転するように構成されて
いる。
【0022】また、送りローラ2aは、駆動モータ2e
の回転により基板Wを所定位置に導き入れる。所定位置
は、あらかじめ決められた位置であれば、特に限定され
ない。好ましくは、後記で説明するように、第1移動機
構部6に検知手段6hを設け、この検知手段6hが基板
Wを検知すると停止するように構成されるのが好まし
い。
【0023】また、送りローラ2aは、列ごとに、ある
いは、所定の位置ごとに、それぞれが、独立した駆動源
(駆動モータ)を介して回転するように構成しても構わ
ない。そして、送りローラ2aの駆動源を異ならせる場
合は、所定位置の送りローラ2aに駆動源を設けないで
従動回転する従動送りローラ(図示せず)を設ける構成
としても良い。
【0024】第1ないし第3移動機構部6、7、8は、
図1ないし図4で示すように、送りローラ2aで所定位
置に支持された基板Wの3辺の近傍に配置され、基板W
の投入方向に第1移動機構部6が、基板Wの投入方向に
直交する方向に第2、第3移動機構部7、8が対面する
ように配置されている。
【0025】また、第1ないし第3移動機構部6、7、
8は、基板Wの端部を押動する押動部6a、7a、8a
と、この押動部6a、7a、8aを支持する支持躯体6
b、7b、8bと、この支持躯体6b、7b、8bを支
持する基台6c、7c、8c、この基台6c、7c、8
cを支持する架台6d、7d、8dとを備えている。そ
して、この架台6d、7d、8dは、支持躯体6b、7
b、8bの移動方向に沿って設けたガイド6e、7e、
8eを摺動自在に保持し、駆動モータ6f、7f、8f
によって駆動する駆動ベルト6g、7g、8gに接続さ
れている。
【0026】したがって、駆動モータ6f、7f、8f
の回転によって駆動ベルト6g、7g、8gが駆動する
と、架台6d、7d、8dがガイド6e、7e、8eに
沿って移動し、架台6d、7d、8dに支持されている
基台6c、7c、8c、支持躯体6b、7b、8b、押
動部6a、7a、8aが基板Wの中心方向に移動する。
また、駆動モータ6f、7f、8fの反転駆動により、
押動部6a、7a、8aは基板Wから離間する方向に移
動する。
【0027】また、基台6c、7c、8cは、押動部6
a、7a、8aを、基板Wの大きさ、予備位置決めする
基準位置に対応して1つ以上支持できるように構成され
ている。図1ないし図4では2本の押動部6a、7a、
8aが支持躯体6b、7b、8bを介して基台6c、7
c、8cに支持されている。
【0028】また、前記の駆動モータ6f、7f、8f
としては、交流(または直流)モータやパルスモータ等
が使用される。特に、パルスモータは動力制御をパルス
量で制御するので、前記支持躯体6b、7b、8bの移
動精度が高まり、押動部6a、7a、8aを数mm単位
で制御できる。したがって、移動距離精度が要求される
第1移動機構部6、第3移動機構部8の駆動モータ6
f、8fにパルスモータを使用し、比較的移動距離精度
が要求されない第2移動機構部7の駆動モータには交流
モータが使用される。
【0029】さらに、検知手段6h、8hは、第1、第
3移動機構部の押動部6a、8aの基端近傍の基板W側
(基台6c、8c上)に配置される。基板Wの端面を検
出できる位置であれば、第1ないし第3移動機構部6、
8上に限定されず、例えば、設置板30上に配置しても
良い。しかしながら、作業性と検出精度の点から第1、
第3移動機構部6、8に設けるのが好ましい。また、こ
の検知手段6h、8hには、光電センサや静電容量セン
サ等が使用される。また、検知手段6hについては、あ
らかじめ基板Wが送りローラ2a上の所定位置(検知手
段6hの位置に限らない)で支持されるように設定され
ている場合には、特に設ける必要はない。
【0030】制御手段4は、送りローラ2aの駆動モー
タ2e、第1ないし第3移動機構部6、7、8の駆動モ
ータ6f、7f、8fとに接続され、これらの駆動モー
タを、駆動モータ2e、6f、7f、8fの順序で、検
知手段6h、8hの基板Wの検知信号およびあらかじめ
入力された基板Wの大きさに対するサイズ情報信号に基
づいて駆動および停止するように制御している。
【0031】また、送りローラ2aと第2移動機構部7
は、検知手段6h、8hからの基板Wの検知信号によっ
て位置決めが制御され、第1移動機構部6と第3移動機
構部8は、あらかじめ入力された基板Wの大きさに対す
るサイズ情報信号に基づいて第1、第2所定距離だけ移
動するように制御される。さらに前記で述べたように、
あらかじめ基板Wが送りローラ2a上の所定位置(検知
手段6hの位置に限らない)で支持されるように設定さ
れている場合には、検知手段6hの検知信号で送りロー
ラ2aを制御する必要はない。
【0032】第1、第2所定距離は、図8(b)、図9
(b)に示すように、予備位置決め終了時の基板Wの中
心Sからの検知手段6hまでの距離L1(前記で述べた
ように検知手段6hを設けない場合には、押動部6aま
での距離となる)、検知手段8hまでの距離L2、基板
Wの投入方向の長さW1、投入方向と直交する方向の長
さW2とすると、 (第1所定距離)=L1−W1/2 (第2所定距離)=L2−W2/2 と設定される。
【0033】この制御により、第1ないし第3移動機構
部6、7、8、の押動部6a、7a、8aは、基板Wの
片端のみを押動し、基板Wを押動部間で挟み込むことが
ないので、押動部6a、7a、8aの押動力が大きく設
定された厚板基板用の設定で、超薄板の基板Wを押動し
ても、基板Wの端面が押し曲げられる(カール変形す
る)ことがなく、適切な予備位置決めができる。よっ
て、超薄板から厚板の基板Wまで適正な予備位置決め作
業を行うことができる。
【0034】上記の予備位置決め機構1では、送りロー
ラ2a上で基板Wを移動させて予備位置決めを行ってい
る。送りローラ2a上では、例えば0.06mmの超薄
板の基板Wは移動がスムーズでないので、基板Wの移動
をスムーズにして予備位置決め精度をより向上させるた
めに、載置板5を使用して、載置板5上で基板Wの予備
位置決めを行っても良い。
【0035】載置板5は、図5、図6に示すように、そ
の貫通穴5aが、送りローラ2aの回転の障害になら
ず、かつ、その送りローラ2aの上端が少なくとも載置
板5より上方に突出できるように構成されている。そし
て、予備位置決め用の貫通長穴5bを、移動機構部6、
7、8の押動部6a、7a、8aの基板W中心方向への
移動の障害にならないように、送りローラ2aの送り方
向と送りローラ2aの送り方向に直交する方向に沿って
2本づつ形成している。
【0036】また、貫通穴5aおよび貫通長穴5bは、
それぞれの開口周縁を面取りするように形成されてお
り、載置板5上の基板Wの移動がスムーズにできるよう
に構成されている。この貫通穴5aおよび貫通長穴5b
の面取りは基板Wが薄板である場合に重要であり、基板
Wの端部が貫通穴5aおよび貫通長穴5bに引っ掛かる
ことを防止し、移動をスムーズにしている。
【0037】また、載置板5に吸引排出部5c(図5で
は4箇所)が形成されている。吸引排出部5cは、基板
Wの予備位置決め時には空気を吹いて基板Wの移動をス
ムーズにし、また、予備位置決め終了時には真空吸引し
て載置板5上での基板Wの位置を保持する。
【0038】さらに、図5、図6に示す受渡機構部3
は、予備位置決めが終了した基板Wを、吸引排出部5c
で真空吸引して載置板5上に保持し、次ステージ(整合
ステージ等)へ受け渡すための機構である。受渡機構部
3は、載置板5の端面に接続された受渡腕3cと、この
受渡腕3cで載置板5を送りローラ2a上から垂直方向
に立ち上げるための回転軸3bと、この回転軸3bを回
転させる駆動モータ3aから構成されている。
【0039】載置板5上で基板Wの予備位置決めを行う
ために、送りローラ2aを載置板5より降下させて、基
板Wを載置板5上で支持させる機構部として、図1には
送りローラ昇降機構部2gが記載されている。送りロー
ラ昇降機構部2gは、送りローラ2aを昇降させる機能
を有するものであれば特に限定されず、例えば、シリン
ダ機構により送りローラ2aの支持フレーム2fに固定
された駆動モータ2eを降下させて、送りローラ2aの
上端が基板Wと接触しない状態にして、基板Wを載置板
5上で支持させるように構成されている。シリンダ機構
の代わりに、送りネジ機構、ラックアンドピニオン等に
より駆動モータ2eを上下動させ、送りローラ2aを昇
降移動させる構成であっても良い。
【0040】また、送りローラ2aを昇降させる代わり
に、載置板5を昇降させても良い。載置板5を昇降させ
る機構部としては、載置板5を昇降させる機能を有する
ものであれば特に限定されず、例えば、図7に示すよう
な載置板昇降機構部9が使用される。載置板昇降機構部
9は、載置板5を着脱自在に支持する支持脚10と、こ
の支持脚10の上部に設けた緩衝部11と、支持脚10
を上下動自在に保持する駆動部9Aとから構成されてい
る。また、図7では緩衝部11として、コイルスプリン
グを記載しているが、ゴム筒、板バネ、エアークッショ
ン等の弾性部材を使用しても良い。また、設置板30の
下方に設けられた駆動部9Aとして、送りねじ機構を記
載しているが、シリンダ機構、ラックアンドピニオン等
を使用しても良い。さらに、予備位置決めが終了した基
板Wは、図7に示すように、載置板5を予備位置決め時
の位置(送りローラ2a)よりさらに上昇させて、受取
機構12(例えばハンドラ等)に受け渡す。受取機構1
2により基板Wが次ステージ(整合ステージ等)に搬送
される。
【0041】つぎに、予備位置決め機構1の予備位置決
め方法は、下記の通りである。制御手段4に、あらかじ
め基板Wの大きさに対するサイズ情報信号を入力する。 (1)第1工程 図8(a)で示すように、制御手段4が送りローラ2a
を制御して、基板Wを所定位置(第1移動機構部6に設
けられた検知手段6hが基板Wを検知する位置)に導き
入れる。次に、基板Wの大きさに対するサイズ情報信号
に基づいて、制御手段4が第1移動機構部6を制御し
て、第1移動機構部6の押動部6aが基板Wの1辺を第
1所定距離だけ押動して、その基板Wに当接して停止す
る。また、検知手段6hを設けないで、あらかじめ基板
Wが送りローラ2a上の所定位置(検知手段6hの位置
に限られない)に導き入れられるように設定しておいて
も良い。
【0042】第1所定距離は、図9(b)に示すよう
に、予備位置決め終了時の基板Wの中心Sからの検知手
段6hまでの距離L1(前記で述べたように検知手段6
hを設けない場合には、押動部6aまでの距離とな
る)、基板Wの投入方向の長さW1とすると、 (第1所定距離)=L1−W1/2 と設定される。
【0043】(2)第2工程 図8(b)で示すように、制御手段4が第2移動機構部
7を制御して、第2移動機構部7の押動部7aが、基板
Wの他辺を第1移動機構部6の押動部6aをガイドとし
て、第3移動機構部8に設けられた検知手段8hが基板
Wを検知するまで、押動して停止する。
【0044】(3)第3工程 図9(a)で示すように、制御手段4が第2移動機構部
7を制御して、第2移動機構部7の押動部7aが基板W
から離間するように待機位置に戻ると共に、基板Wの大
きさに対するサイズ情報信号に基づいて、制御手段4が
第3移動機構部8を制御して、第3移動機構部8の押動
部8aが第1移動機構部6の押動部6aをガイドとして
基板の端面を第2所定距離だけ押動して停止する。
【0045】第2所定距離は、図9(b)に示すよう
に、予備位置決め終了時の基板Wの中心Sからの検知手
段8hまでの距離L2、基板Wの投入方向と直交する方
向の長さW2とすると、 (第2所定距離)=L2−W2/2 と設定される。
【0046】(4)第4工程 図9(b)で示すように、制御手段4が第1および第3
移動機構部6、8を制御して、第1移動機構部6の押動
部6aおよび第3移動機構部8の押動部8aが、基板W
から離間するように待機位置に戻り、基板Wが予備位置
決めされる。
【0047】前記の方法においては、基板Wの片端のみ
を押動して、基板Wの予備位置決めを行う。この方法で
は、基板Wを押動部間で挟み込むことがないので、厚板
の基板Wの設定で、超薄板の基板Wの予備位置決めを行
っても、基板Wの端面が押し曲げられる(カール変形す
る)ことがなくなり、超薄板から厚板の基板Wまで適正
な予備位置決め作業を行うことができる。
【0048】
【発明の効果】前記したように、本発明の予備位置決め
機構においては、第1ないし第3移動機構部の押動部
が、各押動部毎に基板の3辺を、時間差を持って順番に
押動するため、基板の厚さに関係なく、超薄板から厚板
の基板まで適正な予備位置決め作業を行うことができ
る。
【0049】また、本発明の予備位置決め方法において
は、第1ないし第3移動機構部の押動部が、各押動部毎
に基板の3辺を、時間差を持って順番に押動するため、
基板の厚さに関係なく、超薄板から厚板の基板まで適正
な予備位置決め作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動機構部の平面図である。
【図2】本発明の予備位置決め機構の要部を示す側面図
(図1のX方向矢視図)である。
【図3】本発明の移動機構部の斜視図(図1のA方向か
ら見た斜視図)である。
【図4】本発明の移動機構部の斜視図(図1のB方向か
ら見た斜視図)である。
【図5】本発明の送りローラおよび載置板の平面図であ
る。
【図6】本発明の予備位置決め機構の要部を示す正面図
(図5のY方向矢視図)。
【図7】本発明の載置板昇降機構部を示す平面図であ
る。
【図8】本発明の予備位置決め作業の第1、第2工程を
示す模式図である。
【図9】本発明の予備位置決め作業の第3、第4工程を
示す模式図である。
【図10】従来の予備位置決め作業を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 予備位置決め機構 2a 送りローラ 2b 回転軸 2c 無端ベルト 2d プーリ 2e 駆動モータ 2f 支持フレーム 2g 送りローラ昇降機構部 3 受渡機構部 3a 駆動モータ 3b 回転軸 3c 受渡腕 4 制御手段 5 載置板 5a 貫通穴 5b 貫通長穴 5c 吸引排出部 6、7、8 移動機構部 6a、7a、8a 押動部 6b、7b、8b 支持躯体 6c、7c、8c 基台 6d、7d、8d 架台 6e、7e、8e ガイド 6f、7f、8f 駆動モータ 6g、7g、8g 駆動ベルト 6h、8h 検知手段 9 載置板昇降機構部 9A 駆動部 10 支持脚 11 緩衝部 12 受取機構 30 設置板
フロントページの続き Fターム(参考) 2F078 CA02 CB02 CB05 CB09 CB10 CB12 CC16 2H097 BA10 KA01 KA28 KA38 LA09 LA12 5F031 CA05 FA02 FA07 FA12 FA18 GA25 GA30 GA53 JA09 JA29 JA32 JA36 KA02 KA11 LA07 LA09 LA12 LA13 LA14 LA15 MA27 PA13 PA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形の基板を導き入れる送りローラと、
    この送りローラで支持された前記基板の3辺を押動する
    押動部を有する第1ないし第3移動機構部と、この移動
    機構部の対向する一方に設けた前記基板の端部を検知す
    るための検知手段と、この検知手段からの前記基板の検
    知信号と、あらかじめ入力される前記基板の大きさに対
    するサイズ情報信号とに基づいて前記各移動機構部を制
    御する制御手段とを備えることを特徴とする予備位置決
    め機構。
  2. 【請求項2】 前記送りローラの上部には、その送りロ
    ーラの上端を突出させるための貫通孔と、前記移動機構
    部の押動部を基板側に移動させるための貫通長孔と、前
    記基板を保持あるいは移動自在とするためのエアの吸引
    排出部とを備える載置板と、この載置板または送りロー
    ラの一方を昇降させる昇降機構部とを備えることを特徴
    とする請求項1に記載の予備位置決め機構。
  3. 【請求項3】 矩形の基板の端面を、前記基板の3辺の
    近傍に配置された第1ないし第3移動機構部の各押動部
    で押動することにより、前記基板を予備位置決めする方
    法において、前記第1ないし第3移動機構部を制御する
    制御手段に、あらかじめ基板の大きさに対するサイズ情
    報信号を入力し、 前記第1移動機構部の押動部が、送りローラで所定位置
    に導き入れられた前記基板の1辺を押動してその基板の
    1辺に当接して停止する第1工程と、 前記第2移動機構部の押動部が、前記基板の他辺を前記
    第1移動機構部の押動部をガイドとして押動して停止す
    る第2工程と、 前記2移動機構部の押動部が前記基板から離間するよう
    に待機位置に戻ると共に、前記第3移動機構部の押動部
    が前記第1移動機構部の押動部をガイドとして前記基板
    の端面を押動して停止する第3工程と、 前記第1移動機構部の押動部および前記第3移動機構部
    の押動部が、前記基板から離間するように待機位置に戻
    る第4工程とからなることを特徴とする予備位置決め方
    法。
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