JP2003226574A - 圧電セラミックス - Google Patents

圧電セラミックス

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JP2003226574A
JP2003226574A JP2002027884A JP2002027884A JP2003226574A JP 2003226574 A JP2003226574 A JP 2003226574A JP 2002027884 A JP2002027884 A JP 2002027884A JP 2002027884 A JP2002027884 A JP 2002027884A JP 2003226574 A JP2003226574 A JP 2003226574A
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JP2002027884A
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Teruyuki Takahashi
輝行 高橋
Yutaka Umetsu
豊 梅津
Shigeo Fukuyasu
繁夫 福安
Takahisa Matsuyama
卓央 松山
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Dai Nippon Toryo KK
Original Assignee
Dai Nippon Toryo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PbOの蒸発を回避できる比較的低い温度での
焼成によって製造することができ、製造コストを低減化
でき、且つ高い電気機械結合係数Kp及び高いキュリー
温度Tcを有する圧電セラミックスを提供すること。 【解決手段】(a)ペロブスカイト型のPbZrO3
(b)ペロブスカイト型のPbTiO3 、(c)複合ペ
ロブスカイト型のPb(Nb1/2 Sb1/2 )O 3
(d)マンガン酸化物、及び(e)複合ペロブスカイト
型のPb(CuαW 1/2 )O3 、Ba(CuβW1/2
3 及びPb(ZnγW1/2 )O3 (ここで、α、β、
γは、0.50<α≦1.50、0.50<β≦1.5
0、0.50<γ≦1.50の条件を満足する数であ
る)からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む圧電
セラミックス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電セラミックスに
関し、より詳しくは、比較的低い温度での焼成によって
製造することができ、且つ高い電気機械結合係数Kp及
び高いキュリー温度Tc(二次相転移の転移温度)を有
する圧電セラミックスに関する。
【0002】
【従来の技術】圧電材料は、圧電トランスや、超音波振
動子、発音体、アクチュエーター等に使用されている。
これらの用途においては、圧電材料の特性を改善して装
置の小型化や、エネルギー変換効率の改善を図るため
に、機械的品質係数Qmを上げてエネルギー損失や昇圧
比を上げる一方、電気機械結合係数Kpを上げて昇圧比
を上げることが求められている。
【0003】従来、圧電材料としてはPbTiO3 及び
PbZrO3 を主成分として含む圧電セラミックス(以
下、PZT系圧電セラミックスと称する)が汎用的に用
いられている。一般的に、この種の圧電セラミックスで
は、その製造に要する焼成温度は上記の二成分系では約
1260℃である。また、圧電セラミックスの特性を改
善するために複合ペロブスカイト型化合物を第三成分、
第四成分として固溶させた多成分PZT系圧電セラミッ
クスでは、その製造に要する焼成温度は多少低下して1
200℃付近となっている。
【0004】ところで、PZT系圧電セラミックスを製
造する際の焼成過程において、PbOの蒸発が1000
℃付近から急激に増加することが知られている。従っ
て、上記の焼成温度では多量のPbOの蒸発が起こると
いう問題がある。PbOが蒸発すると、得られる焼結体
に組成ずれを引き起こし、電気機械結合係数Kpや機械
的品質係数Qm等の特性のばらつきや劣化を招く上、蒸
発したPb成分は環境汚染の原因となる。
【0005】上記したPZT系圧電セラミックスや多成
分PZT系圧電セラミックスを製造する場合には、焼成
温度は一般的に1200℃以上であるため、PbOの蒸
発を抑制(防止)したり、あるいは製造コストを低減さ
せたりすることが極めて困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それで、PZT系圧電
セラミックスの製造において、PbOの蒸発を抑制(防
止)することは非常に重要になっており、このためには
焼成温度を1000℃以下に低下させること、即ち、1
000℃以下の焼成温度で製造できる圧電セラミックス
を見いだすことが必要である。焼成温度の低下は省エネ
ルギーの点でも有益である上に、例えば一体焼成で製造
される積層型圧電素子の場合には、焼成温度を低下させ
ることができれば、内部電極の構成においてパラジウム
や白金等の高価な貴金属の比率を低下させ、銀や銀合金
等の比率を増大させることが可能であり、製造コスト面
で有利になると期待される。このように、PZT系圧電
セラミックスを製造する際の焼成温度を低下させること
は、得られるPZT系圧電セラミックスの特性、環境汚
染の防止の面で長所を奏するほか、省エネルギーを具現
化する点でも有益である。
【0007】本発明者等は、先に、上記のような問題点
を解決する技術として、PbZrO 3 −PbTiO3
Pb(Nb1/2 Sb1/2 )O3 系のセラミック組成物
に、更にPb(Cu1/2 1/2 )O3 、Ba(Cu1/2
1/2 )O3 及びPb(Zn1/ 2 1/2 )O3 からなる
群より選ばれる少なくとも1種を含有させた圧電セラミ
ックスを見いだし、特許出願を行っているが、そのよう
な圧電セラミックスは比較的低い温度での焼成によって
製造することができ、さらに高い電気機械結合係数Kp
を有していたが、Pb(Cu1/2 1/2 )O3 、Ba
(Cu1/2 1/2 )O3 及びPb(Zn1/2 1/2 )O
3 からなる群より選ばれる少なくとも1種の添加量が増
加するとキュウリー温度Tcが低くなるという欠点があ
った。
【0008】本発明者等は、それらの欠点を改良し、よ
り少量の添加で、同様の効果を上げるために、更なる研
究開発を行った。本発明は、上記のような問題点を解決
すべくなされたものであり、その技術的課題は、PbO
の蒸発を回避できる比較的低い温度(1000℃以下)
での焼成によって製造することができ、製造コストを低
減化でき、且つ高い電気機械結合係数Kp及び高いキュ
リー温度Tcを有する圧電セラミックスを提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するために鋭意検討した結果、PbZrO3
PbTiO3 −Pb(Nb1/2 Sb1/2 )O3 −MnO
3 系のセラミック組成物に、更にPb(CuαW1/2
3 、Ba(CuβW1/2 )O3 及びPb(ZnγW
1/2 )O3 (ここで、α、β、γは、0.50<α≦
1.50、0.50<β≦1.50、0.50<γ≦
1.50の条件を満足する数である)からなる群より選
ばれる少なくとも1種を含有させることにより、上記の
セラミック組成物の焼成が促進されて、Kpの低下が少
ない圧電セラミックが比較的低い焼成温度で製造できる
ことを見出し、本発明を完成した。
【0010】即ち、本発明の圧電セラミックスは、
(a)ペロブスカイト型のPbZrO3 、(b)ペロブ
スカイト型のPbTiO3 、(c)複合ペロブスカイト
型のPb(Nb1/2 Sb1/2 )O3 、(d)マンガン酸
化物、及び(e)複合ペロブスカイト型のPb(Cuα
1/2 )O3 、Ba(CuβW1/ 2 )O3 及びPb(Z
nγW1/2 )O3 (ここで、α、β、γは、0.50<
α≦1.50、0.50<β≦1.50、0.50<γ
≦1.50の条件を満足する数である)からなる群より
選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の圧電セラミックス
について更に詳細に説明する。本発明の圧電セラミック
スにおいては、その製造の際に焼成を促進させ且つ焼成
温度を低下させるために用いた(e)成分、即ち、複合
ペロブスカイト型のPb(CuαW1/2 )O3 、Ba
(CuβW1/2 )O3 及び/又はPb(ZnγW 1/2
3 は(ここで、α、β、γは、0.50<α≦1.5
0、0.50<β≦1.50、0.50<γ≦1.50
の条件を満足する数である)は焼成後の圧電セラミック
ス中にそのまま残る。
【0012】本発明の圧電セラミックスの製造におい
て、焼成前の組成物中の(e)成分の相対量が少ないと
焼成の促進及び焼成温度の低下が不十分となる。従っ
て、焼成前の組成物中に(e)成分を好ましくは1質量
%以上、より好ましくは3質量%以上存在させる。その
結果として、圧電セラミックス中の(e)成分の量は好
ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上に
なる。しかし、圧電セラミックス中の(e)成分の相対
量が多いと、圧電セラミックスの特性に悪影響を及ぼす
傾向があるので、圧電セラミックス中の(e)成分の量
は好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量
%以下である。
【0013】本発明の圧電セラミックスにおいては、
(a)成分、(b)成分及び(c)成分の各々の相対量
は、一般式 Pb[(Zry Ti(1-y) x (Nb1/2 Sb1/2
(1-x) ]O3 で表して、xが好ましくは0.92≦x<1.00、よ
り好ましくは0.93≦x≦0.98であり、一方yが
好ましくは0.50≦y≦0.55、より好ましくは
0.51≦y≦0.54である条件を満足する数であ
る。
【0014】(d)成分のマンガン酸化物は圧電セラミ
ックスの機械的品質係数Qmを改善する。この改善のた
めには、圧電セラミックス中の(d)成分の量はMnO
2 換算量で好ましくは0.03質量%以上であり、より
好ましくは0.1質量%以上である。しかし、圧電セラ
ミックス中の(d)成分の量が多いと、圧電セラミック
スの特性に悪影響を及ぼす傾向があるので、圧電セラミ
ックス中の(d)成分の量はMnO2 換算量で好ましく
は1.5質量%以下であり、より好ましくは1質量%以
下である。
【0015】本発明の圧電セラミックスは種々の方法で
製造することができ、例えば次のような方法によって製
造することができる。最初に、出発原料のZr成分、T
i成分、Nb成分及びSb成分をそれぞれ必要量秤量
し、それらの原料粉をボールミル等の粉砕装置中で粉砕
・混合する。この粉砕・混合は、均一な粉砕・混合を容
易にするために、水を配合した湿式で実施することが好
適である。この場合の水の量は、全質量の50〜75
%、好ましくは60〜70%が好適である。この粉砕・
混合時間は十分に均一な粉砕・混合が達成出来る時間で
あれば、特に限定されるものではない。例えば5〜30
時間、好ましくは10〜25時間粉砕・混合する。この
混合粉を乾燥させた後、一般的には700〜1000
℃、好ましくは800〜900℃の大気等の酸化性雰囲
気中で、一般的には1〜7時間、好ましくは1〜4時間
仮焼する。
【0016】上記のZr成分、Ti成分、Nb成分及び
Sb成分は、ペロブスカイト型複合酸化物ABO3 のB
サイトを構成するものである。上記の製造方法で用いる
ことのできるZr成分としては、焼成によりジルコニウ
ム酸化物を形成することの出来るZr成分であれば特に
は制限が無く、各種のZr成分を使用することができ
る。そのようなZr成分としては、好ましくは二酸化ジ
ルコニウム等のジルコニウム酸化物、さらには、水酸化
ジルコニウム等を挙げることができる。
【0017】上記の製造方法で用いることのできるTi
成分としては、焼成によりチタン酸化物を形成すること
の出来るTi成分であれば特には制限が無く、各種のT
i成分を使用することができる。そのようなTi成分と
しては、好ましくは二酸化チタン等のチタン酸化物、さ
らには、水酸化チタン等を挙げることができる。
【0018】上記の製造方法で用いることのできるNb
成分としては、焼成によりニオブ酸化物を形成すること
の出来るNb成分であれば特には制限が無く、各種のN
b成分を使用することができる。そのようなNb成分と
しては、好ましくは五酸化二ニオブ等のニオブ酸化物等
を挙げることができる。
【0019】上記の製造方法で用いることのできるSb
成分としては、焼成によりアンチモン酸化物を形成する
ことの出来るSb成分であれば特には制限が無く、各種
のSb成分を使用することができる。そのようなSb成
分としては、好ましくは三酸化二アンチモンや五酸化二
アンチモン等のアンチモン酸化物等を挙げることができ
る。
【0020】これらの金属成分の相対的な配合量につい
ては、Zr成分:Ti成分:Nb成分:Sb成分の金属
原子比として、一般式 Pb[(Zry Ti(1-y) x (Nb1/2 Sb1/2
(1-x) ]O3 で表して、xが好ましくは0.92≦x<1.00、よ
り好ましくは0.93≦x≦0.98であり、一方yが
好ましくは0.50≦y≦0.55、より好ましくは
0.51≦y≦0.54である条件を満足する配合量で
あることが好ましい。
【0021】上記のようにして得られた仮焼物をボール
ミル等の粉砕装置中で、通常0.1〜2.0μm、好ま
しくは0.1〜1.0μmの平均粒径の混合粉体が形成
されるように粉砕する。この粉砕は、均一な粉砕を容易
にするために、水を配合した湿式で実施することが好適
である。この場合の水の量は、全質量の50〜75%、
好ましくは60〜70%が好適である。この粉砕時間は
十分に均一な粉砕が達成出来る時間であれば、特に限定
されるものではない。例えば5〜30時間、好ましくは
10〜25時間粉砕する。その後乾燥させる。
【0022】その仮焼粉体をPb成分、Mn成分、並び
に上記の(e)成分又は焼成により(e)成分を形成す
ることの出来る成分とともにボールミル等の粉砕装置中
で粉砕・混合する。この粉砕・混合は、均一な粉砕・混
合を容易にするために、水を配合した湿式で実施するこ
とが好適である。この場合の水の量は、全質量の50〜
75%、好ましくは60〜70%が好適である。この粉
砕・混合時間は十分に均一な粉砕・混合が達成出来る時
間であれば、特に限定されるものではない。例えば5〜
30時間、好ましくは10〜25時間粉砕・混合する。
この混合粉を乾燥させた後、一般的には700〜100
0℃、好ましくは800〜900℃の大気等の酸化性雰
囲気中で、一般的には1〜7時間、好ましくは1〜4時
間仮焼する。
【0023】上記の製造方法で用いることのできるPb
成分としては、焼成により鉛酸化物を形成することの出
来るPb成分であれば特には制限が無く、各種のPb成
分を使用することができる。そのようなPb成分とし
て、例えば、Pb3 4 (鉛丹)やPbO等の酸化物を
挙げることができる。Pb成分は、既にPbと反応して
いる(e)成分を用いる場合には、上記の仮焼粉体の質
量に基づいて、PbO換算量で、通常、209〜220
質量%、好ましくは210〜219質量%、更に好まし
くは211〜217質量%の量で配合される。しかし、
焼成により(e)成分を形成することの出来る成分(P
bと反応する前の成分)を用いる場合には、(e)成分
を形成するのに必要な量のPb成分を余分に配合する必
要がある。
【0024】上記の製造方法で用いることのできるMn
成分としては、焼成によりマンガン酸化物を形成するこ
との出来るMn成分であれば特には制限が無く、各種の
マンガン成分を使用することができる。そのようなMn
成分としては、例えばマンガン酸化物又はマンガン複合
酸化物を挙げることができ、更に炭酸マンガンや硝酸マ
ンガンを挙げることができる。マンガン酸化物として
は、MnO2 を好ましいものとして挙げることができ
る。これらのMn成分は、MnO2 換算量で、圧電セラ
ミックス中に好ましくは0.03質量%以上、より好ま
しくは0.1質量%以上の量で存在するが、好ましくは
1.5質量%以下、より好ましくは1質量%以下の量で
存在するように配合する。
【0025】上記の製造方法においては、予め形成され
た(e)成分を用いても、あるいは焼成により(e)成
分を形成することの出来る諸成分を用いてもよい。
(e)成分の一種であるPb(CuαW1/2 )O3 (α
=1の場合)を形成するのに用いることができる材料に
ついて説明する。Pb成分としては上記のものと同一で
あり、Pb3 4 (鉛丹)やPbO等の酸化物を使用す
ることができる。Cu成分としては、焼成により銅酸化
物を形成することの出来るCu成分であれば特には制限
が無く、各種のCu成分を使用することができる。例え
ば、亜酸化銅、酸化銅、水酸化銅、硝酸銅、炭酸銅等を
使用することができる。好ましくは酸化銅を使用する。
W成分としては、焼成によりタングステン酸化物を形成
することの出来るW成分であれば特には制限が無く、各
種のW成分を使用することができる。例えば二酸化タン
グステン、三酸化タングステン、タングステン酸アンモ
ニウム等を使用することができる。好ましくは三酸化タ
ングステンを使用することができる。
【0026】Pb(CuαW1/2 )O3 (α=1の場
合)の形成について説明する。最初に、Pb成分、Cu
成分及びW成分をそれぞれ所定の量秤量し、混合する。
具体的にはPbO換算で53.3質量%のPb成分とC
uO換算で19.0質量%のCu成分とWO3 換算で2
7.7%のW成分とを秤量する。これらの原料粉をボー
ルミルに入れ20時間湿式混合する。この原料混合粉を
乾燥させた後、焼成鉢中で700℃〜850℃で2時間
仮焼する。この仮焼粉をボールミル中で20時間湿式粉
砕して目的の生成物を得る。
【0027】(e)成分の一種であるBa(CuβW
1/2 )O3 (β=1の場合)を形成するのに用いること
ができる材料について説明する。Ba成分としては、焼
成によりバリウム酸化物を形成することの出来るBa成
分であれば特には制限が無く、各種のBa成分を使用す
ることができる。例えば酸化バリウム、水酸化バリウ
ム、硝酸バリウム、炭酸バリウム等を使用することがで
きる。好ましくは炭酸バリウムを使用することができ
る。Cu成分としては、焼成により銅酸化物を形成する
ことの出来るCu成分であれば特には制限が無く、各種
のCu成分を使用することができる。例えば、亜酸化
銅、酸化銅、水酸化銅、硝酸銅、炭酸銅等を使用するこ
とができる。好ましくは酸化銅を使用する。W成分とし
ては、焼成によりタングステン酸化物を形成することの
出来るW成分であれば特には制限が無く、各種のW成分
を使用することができる。例えば二酸化タングステン、
三酸化タングステン、タングステン酸アンモニウム等を
使用することができる。好ましくは三酸化タングステン
を使用することができる。
【0028】Ba(CuβW1/2 )O3 (β=1の場
合)の形成について説明する。最初に、Ba成分、Cu
成分及びW成分をそれぞれ所定の量秤量し、混合する。
具体的には、BaCO3 換算で50.2質量%のBa成
分とCuO換算で20.3質量%のCu成分とWO3
算で29.5質量%のW成分を秤量し、混合する。これ
らの原料粉をボールミル中に入れ20時間湿式混合す
る。この原料混合粉を乾燥させた後、焼成鉢中で700
℃〜850℃で2時間仮焼する。この仮焼粉をボールミ
ル中で20時間湿式粉砕して目的の生成物を得る。
【0029】(e)成分の一種であるPb(ZnγW
1/2 )O3 (γ=1の場合)を形成するのに用いること
ができる材料について説明する。Pb成分としては上記
のものと同一であり、Pb3 4 (鉛丹)やPbO等の
酸化物を使用することができる。Zn成分としては、焼
成により亜鉛酸化物を形成することの出来るZn成分で
あれば特には制限が無く、各種のZn成分を使用するこ
とができる。例えば酸化亜鉛、水酸化亜鉛、硝酸亜鉛、
炭酸亜鉛等を使用することができる。好ましくは酸化亜
鉛を使用することができる。W成分としては、焼成によ
りタングステン酸化物を形成することの出来るW成分で
あれば特には制限が無く、各種のW成分を使用すること
ができる。例えば二酸化タングステン、三酸化タングス
テン、タングステン酸アンモニウム等を使用することが
できる。好ましくは三酸化タングステンを使用すること
ができる。
【0030】Pb(ZnγW1/2 )O3 (γ=1の場
合)の形成について説明する。最初に、Pb成分、Zn
成分及びW成分をそれぞれ所定の量秤量し、混合する。
具体的には,PbO換算で53.1質量%のPb成分と
ZnO換算で19.3質量%のZn成分とWO3 換算で
27.6%のW成分を秤量し,混合する。これらの原料
粉をボールミル中に入れ20時間湿式混合する。この原
料混合粉を乾燥させた後、焼成鉢中で700℃〜850
℃で2時間仮焼する。この仮焼粉をボールミル中で20
時間湿式粉砕して目的の生成物を得る。
【0031】上記したよう、Zr成分、Ti成分、Nb
成分及びSb成分からの仮焼粉体をPb成分、Mn成
分、並びに上記の(e)成分又は焼成により(e)成分
を形成することの出来る成分とともに粉砕・混合し、仮
焼することにより、(a)ペロブスカイト型のPbZr
3 、(b)ペロブスカイト型のPbTiO3 、(c)
複合ペロブスカイト型のPb(Nb1/2 Sb1/2
3 、(d)マンガン酸化物、及び(e)複合ペロブス
カイト型のPb(CuαW1/2 )O3 、Ba(CuβW
1/2 )O3 及びPb (ZnγW1/2 )O3 (ここで、
α、β、γは、0.50<α≦1.50、0.50<β
≦1.50、0.50<γ≦1.50の条件を満足する
数である)からなる群より選ばれる少なくとも1種、を
含む仮焼物が得られる。
【0032】上記のようにして得られた仮焼物をボール
ミル等の粉砕装置中で、通常0.1〜2.0μm、好ま
しくは0.1〜1.0μmの平均粒径の混合粉体が形成
されるように粉砕する。この粉砕は、均一な粉砕を容易
にするために、水を配合した湿式で実施することが好適
である。この場合の水の量は、全質量の50〜75%、
好ましくは60〜70%が好適である。この粉砕時間は
十分に均一な粉砕が達成出来る時間であれば、特に限定
されるものではない。例えば5〜30時間、好ましくは
10〜25時間粉砕する。
【0033】以上においては、最初に、出発原料のZr
成分、Ti成分、Nb成分及びSb成分を用いて仮焼粉
体を生成させ、次いでその仮焼粉体をPb成分、Mn成
分、並びに上記の(e)成分又は焼成により(e)成分
を形成することの出来る成分とともに粉砕・混合し、仮
焼し、粉砕する諸工程を含む製造方法について説明した
が、本発明の圧電セラミックスはZr成分、Ti成分、
Nb成分、Sb成分、Pb成分、Mn成分、及び焼成に
より(e)成分を形成することの出来る成分を同時に粉
砕・混合し、仮焼し、粉砕する諸工程を含む製造方法に
よっても得ることができる。この場合に用いる各成分、
各工程は前記で説明した通りである。
【0034】上記のようにして得られた粉砕物に、例え
ば、バインダーとしてポリビニルアルコール等の樹脂を
添加し、混合した後、加圧成形することによって、バル
ク体や、シート体等の形態に成形し、次いで焼成するこ
とによって本発明の圧電セラミックスを製造することが
出来る。またシート成形したものを積層し、層間に電極
を付け、焼成して圧電セラミックスを製造することもで
きる。
【0035】本発明の圧電セラミックスは、その組成に
起因して、800℃〜1000℃、好ましくは900〜
1000℃の比較的低温で1〜8時間、好ましくは2〜
5時間の焼成処理で製造することができる。比較的低温
で焼成出来るためPbOの蒸発が無く、組成の均一な焼
結体が得られ、特性のバラツキや劣化が少なく、且つP
bOの蒸発による環境汚染も無くなる。また、焼成温度
の低下は、省エネルギーの点でも有益である上に、一体
焼成で製造される積層型圧電素子の場合には、内部電極
の構成においてパラジウムや白金等の高価な貴金属の比
率を減らし、銀や銀合金等の比率を増大させることが可
能となる。
【0036】
【実施例】以下に、実施例及び比較例により本発明を更
に詳細に説明する。 実施例1 TiO2 11.14質量部、ZrO2 17.88質量
部、Sb2 3 0.86質量部及びNb2 5 0.79
質量部をそれぞれ秤量し、これらの原料粉をボールミル
中で20時間湿式混合した。この混合粉を乾燥させた
後、焼成鉢中で850℃で仮焼した。更に、この仮焼粉
をボールミル中で20時間湿式粉砕し、次いで乾燥させ
た。この粉砕仮焼粉にPbO66.15質量部、MnC
3 0.70質量部及びPb(Cu1 1/2 )O3 2.
48質量部を添加し、混合し、再度850℃で仮焼し、
その後ボールミル中で20時間湿式粉砕した。
【0037】得られた粉砕粉にバインダー(ポリビニル
アルコール)を添加し、混合し、次いでプレス機で10
0MPaで加圧成形した。この成形体を900℃で2時
間焼成して焼結体を作製した。この焼結体の密度は第1
表に示す通りであった。また、この焼結体に電極を焼き
付け、4KV/mmで分極処理を実施した。このように
して得られた圧電磁器のKp、Qm及びTcの測定を行
った。それらの値は第1表に示す通りであった。
【0038】実施例2 TiO2 11.19質量部、ZrO2 17.95質量
部、Sb2 3 0.87質量部及びNb2 5 0.79
質量部をそれぞれ秤量し、これらの原料粉をボールミル
中で20時間湿式混合した。この混合粉を乾燥させた
後、焼成鉢中で850℃で仮焼した。更に、この仮焼粉
をボールミル中で20時間湿式粉砕し、次いで乾燥させ
た。この粉砕仮焼粉にPbO66.42質量部、MnC
3 0.70質量部及びBa(Cu1 1/2 )O3 2.
08質量部を添加し、混合し、再度850℃で仮焼し、
その後ボールミル中で20時間湿式粉砕した。
【0039】得られた粉砕粉にバインダー(ポリビニル
アルコール)を添加し、混合し、次いでプレス機で10
0MPaで加圧成形した。この成形体を900℃で2時
間焼成して焼結体を作製した。この焼結体の密度は第1
表に示す通りであった。また、この焼結体に電極を焼き
付け、4KV/mmで分極処理を実施した。このように
して得られた圧電磁器のKp、Qm及びTcの測定を行
った。それらの値は第1表に示す通りであった。
【0040】実施例3 TiO2 11.00質量部、ZrO2 17.66質量
部、Sb2 3 0.85質量部及びNb2 5 0.78
質量部をそれぞれ秤量し、これらの原料粉をボールミル
中で20時間湿式混合した。この混合粉を乾燥させた
後、焼成鉢中で850℃で仮焼した。更に、この仮焼粉
をボールミル中で20時間湿式粉砕し、次いで乾燥させ
た。この粉砕仮焼粉にPbO65.33質量部、MnC
3 0.69質量部及びPb(Zn1 1/2 )O3 3.
69質量部を添加し、混合し、再度850℃で仮焼し、
その後ボールミル中で20時間湿式粉砕した。
【0041】得られた粉砕粉にバインダー(ポリビニル
アルコール)を添加し、混合し、次いでプレス機で10
0MPaで加圧成形した。この成形体を950℃で2時
間焼成して焼結体を作製した。この焼結体の密度は第1
表に示す通りであった。また、この焼結体に電極を焼き
付け、4KV/mmで分極処理を実施した。このように
して得られた圧電磁器のKp、Qm及びTcの測定を行
った。それらの値は第1表に示す通りであった。
【0042】実施例4 PbO67.47質量部、TiO2 11.14質量部、
ZrO2 17.88質量部、Sb2 3 0.86質量部
及びNb2 5 0.79質量部、MnCO3 0.70質
量部、WO3 0.69質量部及びCuO3 0.47質量
部をそれぞれ秤量し、これらの原料粉をボールミル中で
20時間湿式混合した。この混合粉を乾燥させた後、焼
成鉢中で850℃で仮焼した。更に、この仮焼粉をボー
ルミル中で20時間湿式粉砕した。
【0043】得られた粉砕粉にバインダー(ポリビニル
アルコール)を添加し、混合し、次いでプレス機で10
0MPaで加圧成形した。この成形体を900℃で2時
間焼成して焼結体を作製した。この焼結体の密度は第1
表に示す通りであった。また、この焼結体に電極を焼き
付け、4KV/mmで分極処理を実施した。このように
して得られた圧電磁器のKp、Qm及びTcの測定を行
った。それらの値は第1表に示す通りであった。
【0044】比較例1 TiO2 11.42質量部、ZrO2 18.34質量
部、Sb2 3 0.89質量部及びNb2 5 0.81
質量部をそれぞれ秤量し、これらの原料粉をボールミル
中で20時間湿式混合した。この混合粉を乾燥させた
後、焼成鉢中で850℃で仮焼した。更に、この仮焼粉
をボールミル中で20時間湿式粉砕し、次いで乾燥させ
た。この粉砕仮焼粉にPbO67.84質量部及びMn
CO3 0.70質量部を添加し、混合し、再度850℃
で仮焼し、その後ボールミル中で20時間湿式粉砕し
た。
【0045】得られた粉砕粉にバインダー(ポリビニル
アルコール)を添加し、混合し、次いでプレス機で10
0MPaで加圧成形した。この成形体を950℃で2時
間焼成して焼結体を作製した。この焼結体の密度は第1
表に示す通りであった。また、この焼結体に電極を焼き
付け、4KV/mmで分極処理を実施した。このように
して得られた圧電磁器のKp、Qm及びTcの測定を行
った。それらの値は第1表に示す通りであった。
【0046】比較例2 PbO67.84質量部、TiO2 11.42質量部、
ZrO2 18.34質量部、Sb2 3 0.89質量部
及びNb2 5 0.81質量部及びMnCO30.70
質量部をそれぞれ秤量し、これらの原料粉をボールミル
中で20時間湿式混合した。この混合粉を乾燥させた
後、焼成鉢中で850℃で仮焼した。更に、この仮焼粉
をボールミル中で20時間湿式粉砕した。
【0047】得られた粉砕粉にバインダー(ポリビニル
アルコール)を添加し、混合し、次いでプレス機で10
0MPaで加圧成形した。この成形体を1000℃で2
時間焼成して焼結体を作製した。この焼結体の密度は第
1表に示す通りであった。また、この焼結体に電極を焼
き付け、4KV/mmで分極処理を実施した。このよう
にして得られた圧電磁器のKp、Qm及びTcの測定を
行った。それらの値は第1表に示す通りであった。
【0048】比較例3 TiO2 10.68質量部、ZrO2 17.15質量
部、Sb2 3 0.83質量部及びNb2 5 0.76
質量部をそれぞれ秤量し、これらの原料粉をボールミル
中で20時間湿式混合した。この混合粉を乾燥させた
後、焼成鉢中で850℃で仮焼した。更に、この仮焼粉
をボールミル中で20時間湿式粉砕し、次いで乾燥させ
た。この粉砕仮焼粉にPbO63.43質量部、MnC
3 0.69質量部及びPb(Cu1 1/2 )O3 6.
46質量部を添加し、混合し、再度850℃で仮焼し、
その後ボールミル中で20時間湿式粉砕した。
【0049】得られた粉砕粉にバインダー(ポリビニル
アルコール)を添加し、混合し、次いでプレス機で10
0MPaで加圧成形した。この成形体を900℃で2時
間焼成して焼結体を作製した。この焼結体の密度は第1
表に示す通りであった。また、この焼結体に電極を焼き
付け、4KV/mmで分極処理を実施した。このように
して得られた圧電磁器のKp、Qm及びTcの測定を行
った。それらの値は第1表に示す通りであった。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明の圧電セラミックスは、その組成
に起因して、800℃〜1000℃の比較的低温で1〜
8時間の焼成処理で製造することができる。比較的低温
で焼成出来るためPbOの蒸発が無く、組成の均一な焼
結体が得られ、特性のバラツキや劣化が少なく、且つP
bOの蒸発による環境汚染も無くなる。また、焼成温度
の低下は、省エネルギーの点でも有益である上に、一体
焼成で製造される積層型圧電素子の場合には、内部電極
の構成においてパラジウムや白金等の高価な貴金属の比
率を減らし、銀や銀合金等の比率を増大させることが可
能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 卓央 大阪府大阪市此花区酉島4−1−16−607 Fターム(参考) 4G031 AA11 AA12 AA14 AA18 AA19 AA25 AA26 AA32 AA34 BA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ペロブスカイト型のPbZrO3 、 (b)ペロブスカイト型のPbTiO3 、 (c)複合ペロブスカイト型のPb(Nb1/2
    1/2 )O3 、 (d)マンガン酸化物、及び (e)複合ペロブスカイト型のPb(CuαW1/2 )O
    3 、Ba(CuβW1/ 2 )O3 及びPb(Znγ
    1/2 )O3 (ここで、α、β、γは、0.50<α≦
    1.50、0.50<β≦1.50、0.50<γ≦
    1.50の条件を満足する数である)からなる群より選
    ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする圧電セラ
    ミックス。
  2. 【請求項2】(e)成分の量が1〜20質量%であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の圧電セラミックス。
  3. 【請求項3】(a)成分、(b)成分及び(c)成分の
    各々の相対量が、一般式 Pb[(Zry Ti(1-y) x (Nb1/2 Sb1/2
    (1-x) ]O3 で表して、0.92≦x<1.00、且つ0.50≦y
    ≦0.55の条件を満足する数であり、(d)成分の量
    がMnO2 換算量で0.03〜1.5質量%であり、
    (e)成分の量が1〜20質量%であることを特徴とす
    る請求項1記載の圧電セラミックス。
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CN110078508B (zh) * 2019-05-07 2021-09-10 哈尔滨工业大学 一种锰掺杂铌铟锌酸铅-钛酸铅压电陶瓷、制备方法及其应用

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