JP2003224886A - 通信システム及び移動通信端末 - Google Patents

通信システム及び移動通信端末

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JP2003224886A
JP2003224886A JP2002023923A JP2002023923A JP2003224886A JP 2003224886 A JP2003224886 A JP 2003224886A JP 2002023923 A JP2002023923 A JP 2002023923A JP 2002023923 A JP2002023923 A JP 2002023923A JP 2003224886 A JP2003224886 A JP 2003224886A
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mobile phone
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communication terminal
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JP2002023923A
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English (en)
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Makihito Ogura
牧人 小倉
Masashi Emura
真史 江村
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザが所有する移動通信端末を紛失した場合
に第三者による不正利用を防止し、その移動通信端末の
早期発見を可能とする。 【解決手段】ユーザが所有する携帯電話1を紛失した場
合に、ユーザ端末2から携帯電話1に対してロック要求
を送信して携帯電話1の操作をロックする。その際に、
携帯電話1側で自身の位置情報を通信事業者3に問い合
わせるなどして取得することにより、その位置情報をユ
ーザ端末2に送信する。ユーザ端末2では携帯電話1の
位置情報を受信すると、地図情報データベースから該当
する地域の地図情報を読み出して携帯電話1の現在位置
と関連付けて表示する。このように、遠隔地から携帯電
話1を操作ロックして第三者による不正利用を防止で
き、携帯電話1の位置情報を得て早期に探し出すことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話機
等の移動通信端末の不正利用を防止するための通信シス
テムと、同システムに用いられる移動通信端末に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機で代表される移動通信端末
は、ユーザが携帯しながら、どこでも自由に利用できる
といった利便性を有する反面、紛失や盗難される機会も
多く、所有者以外の者に悪用されてしまう危険性が非常
に高い。通常、この種の端末には、その端末に対する操
作をロックするためのロック機能が備えられており、操
作ロックした状態ではパスワードの入力なしには端末操
作を行うことができないようになっている。しかし、操
作ロックしていない状態で紛失あるいは盗難等により第
三者に渡ってしまう場合があり、このような問題を解決
するために、特開2000−181865号公報におい
て、電子メールを用いて端末の操作を遠隔地からロック
することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ユーザの所有する端末
を紛失した場合に、上記公報のように、遠隔地から端末
の操作をロックできたとしても、その端末がユーザの手
に戻ってくる可能性は極めて低く、しかも、いずれ何ら
かの方法によってロックが解除されてしまう危険性は残
る。今後、携帯電話機などでは、通話機能や電子メール
機能などの他に、電子財布としての決済機能やチケッ
ト、定期券などの購入機能を備えるようになり、紛失や
盗難などによって不正利用された場合にユーザが被る損
害も大きくなるため、不正に利用されないためのセキュ
リティ機能がさらに重要となり、紛失した場合には速や
かに発見する手だてが必要となる。
【0004】そこで、本発明は上記のような点に鑑みな
されたもので、ユーザが所有する移動通信端末を紛失し
た場合に第三者による不正利用を防止し、その移動通信
端末の早期発見を可能とする通信システム及び移動通信
端末を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の通信システム
は、特定の端末とこの特定の端末にネットワークを介し
て接続される移動通信端末とからなる通信システムであ
って、上記特定の端末から上記移動通信端末に対してロ
ック要求を送信することにより上記移動通信端末の操作
をロックする操作ロック手段と、この操作ロック手段に
よって上記移動通信端末が操作ロックされたときに、上
記移動通信端末の位置情報を取得する位置取得手段と、
この位置取得手段によって得られた上記移動通信端末の
位置情報を上記特定の端末に送信する情報送信手段とを
具備して構成される。
【0006】このような構成の通信システムによれば、
上記特定の端末から上記移動通信端末に対してロック要
求を送信することにより上記移動通信端末の操作がロッ
クされ、その際に上記移動通信端末の位置情報が取得さ
れて上記特定の端末に送信される。したがって、上記移
動通信端末を紛失した場合に、遠隔地から上記移動通信
端末を操作ロックした状態で、上記移動通信端末の位置
情報を得て早期に探し出すことができる。
【0007】また、本発明の通信システムは、上記特定
の端末から上記移動通信端末に対してロック要求を送信
することにより上記移動通信端末の操作をロックする操
作ロック手段と、この操作ロック手段によって上記移動
通信端末が操作ロックされたときに、所定の時間間隔で
上記移動通信端末の位置情報を定期的に取得する位置取
得手段と、この位置取得手段によって定期的に得られる
上記移動通信端末の各時間毎の位置情報を移動履歴とし
て上記特定の端末に送信する情報送信手段とを具備して
構成される。
【0008】このような構成の通信システムによれば、
上記移動通信端末が操作ロックされたときに、上記移動
通信端末の位置情報が所定の時間間隔で定期的に取得さ
れ、各時間毎の位置情報が移動履歴として上記特定の端
末に送信されるので、第三者が上記移動通信端末を携帯
しながら移動しているような場合に、その移動履歴から
上記移動通信端末を見つけ出すことができる。
【0009】また、本発明の通信システムは、上記移動
通信端末がカメラ付きであり、上記特定の端末から上記
移動通信端末に対してロック要求を送信することにより
上記移動通信端末の操作をロックする操作ロック手段
と、この操作ロック手段によって上記移動通信端末が操
作ロックされたときに、上記移動通信端末の位置情報と
共に上記カメラの起動により上記移動通信端末の周辺の
画像情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段
によって得られた上記移動通信端末の位置情報および画
像情報を上記特定の端末に送信する情報送信手段とを具
備して構成される。
【0010】このような構成の通信システムによれば、
上記移動通信端末が操作ロックされたときに、上記カメ
ラの起動により周辺の画像情報が取得され、そのときの
位置情報と共に上記特定の端末に送信されるので、上記
移動通信端末を紛失した場所をその場所で撮影された周
辺画像と合わせて確認することができる。
【0011】また、本発明の通信システムは、上記移動
通信端末がカメラ付きであり、上記特定の端末から上記
移動通信端末に対してロック要求を送信することにより
上記移動通信端末の操作をロックする操作ロック手段
と、この操作ロック手段によって上記移動通信端末が操
作ロックされた状態で、上記移動通信端末に備えられた
特定の機能に対する操作が行われたときに、上記移動通
信端末の位置情報と共に上記カメラの起動により上記移
動通信端末の周辺の画像情報を取得する情報取得手段
と、この情報取得手段によって得られた上記移動通信端
末の位置情報および画像情報を上記特定の端末に送信す
る情報送信手段とを具備して構成される。
【0012】このような構成の通信システムによれば、
上記移動通信端末が操作ロックされた状態で特定の機能
に対する操作が行われたときに上記カメラの起動により
周辺の画像情報が取得され、そのときの位置情報と共に
上記特定の端末に送信されるので、特定の機能が不正に
利用されている場所をその場所で撮影された周辺画像と
合わせて確認することができる。なお、上記特定の機能
とは、例えば電子決算により商品の購買を可能とする購
買機能である。
【0013】また、本発明の通信システムは、さらに、
上記移動通信端末の通信状態を監視し、上記移動通信端
末が通信不可の状態にあるときに上記特定の端末から送
信されたロック要求を保持するロック要求保持手段と、
上記移動通信端末が通信可能状態になったときに上記ロ
ック要求保持手段に保持されたロック要求を上記移動通
信端末に転送するロック要求転送手段とを具備して構成
される。
【0014】このような構成の通信システムによれば、
上記移動通信端末が通信不可の状態にあるときに上記特
定の端末から送信されたロック要求が保持され、上記移
動通信端末が通信可能状態になったときに上記移動通信
端末に転送されるので、上記移動通信端末が通信不可の
状態にある場合に上記特定の端末から何度もロック要求
を送信しなくとも、上記移動通信端末が通信可能状態に
なったときに確実に操作ロックすることができる。
【0015】また、上記特定の端末には、各地域の地図
情報が登録されたデータベースを備えることで、上記移
動通信端末の位置情報に基づいて上記データベースから
該当する地域の地図情報を読み出し、その地図情報に上
記移動通信端末の位置情報を関連付けて表示することが
できる。
【0016】また、ネットワーク上にサーバを設けて、
このサーバから上記移動通信端末の位置情報を関連付け
た地図情報を上記特定の端末に提供するような構成も可
能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0018】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。本
システムは、携帯電話1とユーザ端末2とで構成され
る。
【0019】携帯電話1は、例えばW−CDMA方式を
採用した移動通信システムにおいて使用される携帯用の
電話機であって、音声通信機能の他に、テレビジョン電
話通信等のマルチメディア通信機能、電子メール機能、
Web閲覧機能、電話帳機能、電子手帳機能などを備え
る。この携帯電話1は、通信事業者(キャリア)3が提
供するネットワーク(移動通信網)4を介してインター
ネット5に接続することができる。また、この携帯電話
1の図示せぬメモリには、ユーザが設定した暗証コード
などを含むユーザ情報が登録されている。
【0020】ネットワーク4は、各地域に設置された複
数の基地局4aを含み、これらの基地局4aはこの通信
事業者3と有線回線によって接続されている。各基地局
4aは所定の無線エリアを有し、この無線エリア内に入
った携帯電話機1と無線回線によって接続される。ユー
ザ端末2は、例えばパーソナルコンピュータなどのイン
ターネット5に接続可能な通信端末であって、携帯電話
1の所有者が家庭等にて使用するものである。
【0021】図2に第1の実施形態における携帯電話1
の機能構成を示す。
【0022】携帯電話1は、ユーザ情報データベース1
1を備えると共に、通信機能部12、メール解析部1
3、ロック機能部14、位置情報取得部15、位置情報
通知部16を備える。ユーザ情報データベース11に
は、携帯電話1が位置情報を取得した際に、その位置情
報の送信先を示すアドレスなどを含むユーザ情報が保持
される。ここでは、上記位置情報の送信先としてユーザ
端末2のアドレスが登録されているものとする。通信機
能部12は、通信事業者3のネットワーク4を介してイ
ンターネット5に接続されたユーザ端末2との間で電子
メールを含むデータの通信処理を行う。メール解析部1
3は、通信機能部12にて受信した電子メールが操作ロ
ック要求であるか否かを解析する。ロック機能部14
は、操作ロック要求を受け取った時に携帯電話1の操作
をロックする。このロック機能部14により携帯電話1
が操作ロックされた状態では、発信機能を含め携帯電話
1に備えられた各種機能の使用が禁止された状態とな
る。位置情報取得部15は、操作ロック時に携帯電話1
の現在の位置を示す位置情報を取得する。位置情報通知
部16は、位置情報取得部15にて取得された位置情報
を予めユーザ情報データベース11に登録された送信先
に通知するための処理を行う。
【0023】図3は携帯電話1に備えられたユーザ情報
データベース11の構成を示す図であり、位置情報の送
信先として「aaa@mail.ne.jp」といった
ユーザ端末2のアドレスが登録された例が示されてい
る。
【0024】図4は第1の実施形態におけるユーザ端末
2の機能構成を示す。
【0025】ユーザ端末2は、地図情報データベース2
1を備えると共に、通信機能部22、端末位置情報監視
部23、位置情報表示部24を備える。地図情報データ
ベース21には、予め各地域に対応した地図情報が登録
されている。通信機能部22は、インターネット5に接
続するための通信処理を行う。端末位置情報監視部23
は、携帯電話1の位置情報を監視するための処理を行
う。位置情報表示部24は、端末位置情報監視部23に
て得られた携帯電話1の位置情報を地図上のデータに変
換して表示するための処理を行う。
【0026】次に、第1の実施形態の動作を説明する。
【0027】ユーザが携帯電話1を紛失した際に、ユー
ザ端末2を用いて遠隔地から携帯電話1を操作ロックす
る。このとき、携帯電話1から現在の位置情報がユーザ
端末2に送られて来る。ユーザ端末2では、その位置情
報に基づいて端末位置を記した地図を表示する。このと
きの処理手順を図5に示す。
【0028】図5は第1の実施形態における処理手順を
示すシーケンス図であり、ユーザ端末2と通信事業者3
と携帯電話1との間のやり取りが示されている。
【0029】携帯電話1をユーザが紛失した場合におい
て、まず、ユーザ端末2から携帯電話1に対して特定の
フォーマットで記述された電子メールをロック要求とし
て送信することにより(ステップA11)、遠隔地から
携帯電話1を操作ロックする(ステップA12)。
【0030】ここで、図6および図7を参照して、電子
メールによって携帯電話1を操作ロックする方法につい
て詳しく説明する。図6は電子メールを用いた操作ロッ
ク処理を示すフローチャート、図7は操作ロック用の電
子メールのフォーマット構成を示す図であり、この電子
メールには表題(Subject)に予め決められたロックコ
ードが記述され、メッセージ欄にユーザの暗証コード
(パスワード)が記述されている。なお、電子メールの
宛先(Address)には携帯電話1のメールアドレス(0
9012345678@XXX.ne.jp)が記述さ
れる。
【0031】図6に示すように、携帯電話1は自分宛の
電子メールを受信すると(ステップB11)、メール解
析部13により当該電子メールの表題を解析し(ステッ
プB12)、ロックコードが記述されているか否かを判
定する(ステップB13)。表題にロックコードが記述
されてなければ(ステップB13のNo)、携帯電話1
はそのときの電子メールを通常メールとしてメモリに保
存する(ステップB17)。
【0032】一方、表題にロックコードが記述されてい
れば(ステップB13のYes)、携帯電話1はメール
解析部13により当該電子メールのメッセージ欄の内容
を解析し(ステップB14)、そのメッセージ欄に正し
い暗証コードが記述されているか否かを判定する(ステ
ップB15)。その結果、メッセージ欄に正しい暗証コ
ードが記述されていなかった場合、つまり、メッセージ
欄の内容が予め登録されたユーザの暗証コードと合致し
なかった場合には(ステップB15のNo)、携帯電話
1はそのときの電子メールを通常メールとしてメモリに
保存する(ステップB17)。また、暗証コードが正し
ければ(ステップB15のYes)、携帯電話1はロッ
ク機能部14により操作ロックを行う(ステップB1
6)。操作ロックとは、携帯電話1の発信機能を含む各
種機能に対する操作をロックすることを言い、その解除
には暗証コードの入力が必要となる。
【0033】なお、遠隔的に携帯電話1を操作ロックす
る方法は、上記特定フォーマットの電子メールを送信す
る以外に、例えば携帯電話1に電話をかけて特定のコー
ドを入力するなどの方法がある。また、通信事業者3に
依頼にして携帯電話1の使用を禁止するといった方法も
ある。
【0034】図5に戻って、上記特定フォーマットの電
子メールなどによってロック要求を受けた携帯電話1が
操作ロックされると、携帯電話1は位置情報取得部15
によって現在の位置情報を取得する。具体的には、携帯
電話1から基地局3aを介して通信事業者3に現在位置
を問い合わせることにより、通信事業者3から携帯電話
1の位置情報を通知してもらう(ステップA13、A1
4)。なお、携帯電話1の位置情報は、上記のように通
信事業者3に問い合わせる方法の他に、例えば携帯電話
1にGPS(global positioning system)等の位置検
出器を搭載しておくことにより、この位置検出器から取
得するようにしても良い。
【0035】次に、携帯電話1は、位置情報通知部16
によってユーザ情報データベース11から送信先のアド
レスを読み出し、そのアドレス宛に上記取得した位置情
報を送信する(ステップA15)。この場合、送信先は
ユーザ端末2であり、インターネット5経由で携帯電話
1の位置情報がユーザ端末2に送信されることになる。
【0036】ユーザ端末2では、通信機能部22を介し
て端末位置情報監視部23が携帯電話1の位置情報を受
信すると、位置情報表示部24により上記位置情報に基
づいて地図情報データベース21から該当する地域の地
図情報を読み出し、その地図情報上に携帯電話1の位置
を記した地図を作成して表示する(ステップA16、A
17)。このときの地図表示例を図8に示す。図中のP
で示すマークが現在の携帯電話1の位置を示している。
なお、携帯電話1の現在位置をユーザに知らせる方法と
しては、このような地図を表示する他に、例えば図9に
示すように、携帯電話1の現在位置を示す住所を表示す
ることでも良い。住所情報はユーザ端末2側の地図情報
データベース21の中に地図情報と共に登録されてお
り、ユーザ端末2では携帯電話1の現在位置に対応した
住所情報を地図情報データベース21から読み出して、
これを所定の形式で表示する。さらに、図8のような地
図表示と図9のような住所表示を組み合わせることも可
能である。
【0037】以上のように第1の実施形態によれば、携
帯電話1を紛失した際に、ユーザ端末2から遠隔的に携
帯電話1を操作ロックすることで、第三者による不正利
用を防止できる。また、その際に携帯電話1の位置情報
をユーザ端末2で受信することで、携帯電話1が現在ど
こにあるのかを把握することができ、携帯電話1を早期
に発見することができる。
【0038】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態
と同じ部分には同一符号を付して説明するものとする。
【0039】図10は本発明の第2の実施形態に係る通
信システムの構成を示す図である。本システムは、携帯
電話1とユーザ端末2、そして、位置情報通知サーバ6
とから構成される。上記第1の実施形態(図1)と異な
る点は位置情報通知サーバ6が追加された点である。
【0040】位置情報通知サーバ6は、通信事業者3の
ネットワーク4に接続されており、携帯電話1の位置情
報に対応した地図情報をユーザ端末2に提供するサービ
スを行う。
【0041】図11に第2の実施形態における携帯電話
1の機能構成を示す。
【0042】携帯電話1は、通信事業者3のネットワー
ク4に接続するための通信処理を行う通信機能部12
と、携帯電話1が受け取った電子メールが操作ロック要
求であるか否かを解析処理するメール解析部13と、携
帯電話1が操作ロック要求を受け取った時に携帯電話1
の操作をロックするロック機能部14と、操作ロック時
に位置情報を取得する位置情報取得部15と、この位置
情報取得部15により取得された位置情報を位置情報通
知サーバ6に送信する位置情報通知部16を備える。上
記第2の実施形態と異なる点は位置情報通知部16が位
置情報を位置情報通知サーバ6に送信する点である。
【0043】図12に第2の実施形態における位置情報
通知サーバ6の機能構成を示す。
【0044】位置情報通知サーバ6は、ユーザ情報デー
タベース31aと地図情報データベース31bを備え
る。また、この位置情報通知サーバ6は、通信事業者3
のネットワーク4やインターネット5に接続するための
通信処理を行う通信機能部31と、携帯電話1の位置情
報を監視する端末位置情報監視部33と、携帯電話1の
位置情報を地図上のデータに変換する位置情報変換部3
4と、携帯電話1の位置情報を含む地図情報をユーザ情
報データベース31aに予め登録されたユーザ宛てに送
信する位置情報通知部35を備える。
【0045】図13に位置情報通知サーバ6に備えられ
たユーザ情報データベース31aの構成を示す。
【0046】ユーザ情報データベース31aには、ユー
ザ情報として携帯電話1を含む各端末のIDと、これら
の端末の送信先を示すメールアドレスが保持される。図
13の例では、「09012345678」が携帯電話
1のID、「aaa@mail.ne.jp」がユーザ
端末2のメールアドレスである。
【0047】なお、ユーザ端末2は、インターネット5
に接続して電子メールを送受信できるものとする。
【0048】次に、第2の実施形態の動作を説明する。
【0049】ユーザが携帯電話1を紛失した際に、ユー
ザ端末2を用いて遠隔地から携帯電話1を操作ロックす
る。このとき、位置情報通知サーバ6から携帯電話1の
位置を記した地図情報がユーザ端末2に送られる。ユー
ザ端末2では、この地図情報の表示を行う。このときの
処理手順を図14に示す。
【0050】図14は第2の実施形態における処理手順
を示すシーケンス図であり、ユーザ端末2と位置情報通
知サーバ6と通信事業者3と携帯電話1との間のやり取
りが示されている。
【0051】まず、ユーザ端末2から携帯電話1に対
し、図6および図7で説明した特定のフォーマットで記
述された電子メールをロック要求として送信することに
より(ステップC11)、遠隔地から携帯電話1を操作
ロックする(ステップC12)。なお、遠隔的に携帯電
話1を操作ロックする方法は、上記特定フォーマットの
電子メールを送信する以外に、例えば携帯電話1に電話
をかけて特定のコードを入力するなどの方法がある。
【0052】上記特定フォーマットの電子メールなどに
よってロック要求を受けた携帯電話1が操作ロックされ
ると、携帯電話1は位置情報取得部15によって現在の
位置情報を取得する。具体的には、携帯電話1から基地
局3aを介して通信事業者3に現在位置を問い合わせる
ことにより、通信事業者3から携帯電話1の位置情報を
通知してもらう(ステップC13、C14)。なお、携
帯電話1の位置情報は、上記のように通信事業者3に問
い合わせる方法の他に、例えば携帯電話1にGPS(gl
obal positioning system)等の位置検出器を搭載して
おくことにより、この位置検出器から取得するようにし
ても良い。
【0053】ここで、第2の実施形態では、携帯電話1
は現在の位置情報を取得すると、位置情報通知部16に
よって当該位置情報に自身の端末IDを付加してネット
ワーク4上の位置情報通知サーバ6に送信する(ステッ
プC15)。
【0054】位置情報通知サーバ6では、通信機能部3
2を介して端末位置情報監視部33が携帯電話1の位置
情報と端末IDを受信すると、位置情報変換部34によ
り上記位置情報に基づいて地図情報データベース31b
から該当する地域の地図情報を読み出し、その地図情報
上に携帯電話1の位置を記した地図を作成する(ステッ
プC16)。そして、位置情報通知部35により上記端
末IDに基づいてユーザ情報データベース31aから該
当する送信先アドレスを読み出し、その送信先に上記携
帯電話1の位置が記された地図情報を通信機能部32を
通じて送信する(ステップC17)。この場合の送信先
はユーザ端末2であり、ユーザ端末2では、インターネ
ット5経由で地図情報を受信することにより、これを例
えば図8のように画面上に表示する(ステップC1
8)。なお、携帯電話1の現在位置をユーザに知らせる
方法としては、このような地図を表示する他に、例えば
図9に示すように、携帯電話1の現在位置を示す住所を
表示することでも良い。住所情報は位置情報通知サーバ
6側の地図情報データベース31bの中に地図情報と共
に登録されており、位置情報通知サーバ6は携帯電話1
の現在位置に対応した住所情報を地図情報データベース
31bから読み出してユーザ端末2に通知することにな
る。さらに、地図表示と住所表示を組み合わせることも
可能である。
【0055】以上のように第2の実施形態によれば、位
置情報通知サーバ6から端末位置を記した地図情報をユ
ーザ端末2に提供する構成としているので、ユーザ端末
2側では地図情報データベースを持つことなく、紛失し
た携帯電話1の位置を地図上で確認することができると
いった利点がある。
【0056】なお、上記第2の実施形態では、位置情報
通知サーバ6を通信事業者3のネットワーク4上に設け
たが、図15に示すように、インターネット5上に位置
情報通知サーバ6aを設けることも可能である。この場
合、ユーザは携帯電話1の操作を遠隔地からロックした
ときに、携帯電話1の現在位置が記された地図情報を位
置情報通知サーバ6aから取得する。このときの処理手
順は図14と同様である。このように、位置情報通知サ
ーバ6aをインターネット5内に構築することによっ
て、通信事業者3だけでなく一般のサービスプロバイダ
なども、ユーザが携帯電話1を紛失した際に、携帯電話
1の位置を地図情報としてユーザに提供するサービスを
実施することができるようになる。
【0057】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態
と同じ部分には同一符号を付して説明するものとする。
【0058】図16は本発明の第3の実施形態に係る通
信システムの構成を示す図である。本システムは、携帯
電話1とユーザ端末2、そして、位置情報通知サーバ6
とロック要求通知サーバ7とから構成される。上記第1
の実施形態(図1)と異なる点は位置情報通知サーバ6
およびロック要求通知サーバ7が追加された点である。
【0059】位置情報通知サーバ6は、上記第2の実施
形態(図10)と同様のもので、通信事業者3のネット
ワーク4に接続されており、携帯電話1の位置情報に対
応した地図情報をユーザ端末2に提供するサービスを行
う。ロック要求通知サーバ7は、通信事業者3のネット
ワーク4に接続されており、携帯電話1が通信できない
状態にあるときにユーザ端末2からのロック要求を保持
して、通信可能状態となったときに携帯電話1にロック
要求を転送する。
【0060】図17に第3の実施形態におけるロック要
求通知サーバ7の機能構成を示す。
【0061】ロック要求通知サーバ7は、ロック要求デ
ータベース41を備えると共に、通信事業者3のネット
ワーク4やインターネット5に接続するための通信処理
を行う通信機能部42と、ユーザからのロック要求を監
視するロック要求監視部43と、携帯電話1の通信状態
を監視する端末通信状態監視部44と、ロック要求デー
タベース41内に保持されているロック要求を携帯電話
1が通信可能状態になったときに携帯電話1に送信する
ロック要求通知部45を備える。
【0062】図18にロック要求通知サーバ7に備えら
れたロック要求データベース41の構成を示す。
【0063】ロック要求データベース41には、携帯電
話1を含む各端末の端末IDと、これらの端末から送信
されたロック要求が保持される。図18において、「0
9012345678」は携帯電話1のID、「ロック
要求1」はユーザ端末2から送られてきたロック要求で
ある。
【0064】なお、第3の実施形態において、位置情報
通知サーバ6は、上記第2の実施形態2の図12で示し
たものと同様の構成を有する。また、ユーザ端末2は、
インターネット5に接続して電子メールを送受信できる
ものとする。
【0065】次に、第3の実施形態の動作を説明する。
【0066】ユーザが携帯電話1を紛失した際に、ユー
ザ端末2を用いて遠隔地から携帯電話1を操作ロックす
る。このとき、携帯電話1が基地局3aからの無線電波
が届かない圏外にあるか、あるいは、電源が入っていな
いなどにより通信不可の状態にあるとき、ロック要求通
知サーバ7でロック要求を保持しておき、携帯電話1が
通信可能な状態になったときに携帯電話1に転送する。
このときの処理手順を図19に示す。
【0067】図19は第3の実施形態における処理手順
を示すシーケンス図であり、ユーザ端末2とロック要求
通知サーバ7と位置情報通知サーバ6と通信事業者3と
携帯電話1との間のやり取りが示されている。
【0068】まず、ユーザ端末2から携帯電話1に対
し、図6および図7で説明した特定のフォーマットで記
述された電子メールをロック要求として送信する(ステ
ップD11)。なお、遠隔的に携帯電話1を操作ロック
する方法は、上記特定フォーマットの電子メールを送信
する以外に、例えば携帯電話1に電話をかけて特定のコ
ードを入力するなどの方法がある。
【0069】ここで、第3の実施形態では、ロック要求
通知サーバ7が通信機能部42を通してユーザ端末2か
ら送信されたロック要求を受信し、ロック要求監視部4
3により当該ロック要求をその送信先である携帯電話1
の端末IDに対応付けて、図18のようにロック要求デ
ータベース41に保持する(ステップD12)。そし
て、端末通信状態監視部44により通信事業者3に携帯
電話1の通信状態を問い合わせ(ステップD13、D1
4)、携帯電話1が通信可能である旨の応答を受けたと
きに(ステップD15のYes)、ロック要求通知部4
5によりロック要求データベース41からロック要求お
よび端末IDを読み出し、そのロック要求に対応した端
末IDに基づいてユーザ端末2に転送する(ステップD
16)。その際に、ロック要求データベース41に保持
されていたロック要求および端末IDを削除する(ステ
ップD17)。
【0070】以後の処理は上記第2の実施形態と同じで
ある。すなわち、上記特定フォーマットの電子メールな
どによってロック要求を受けた携帯電話1が操作ロック
されると(ステップD18)、携帯電話1は位置情報取
得部15によって現在の位置情報を取得する。具体的に
は、携帯電話1から基地局3aを介して通信事業者3に
現在位置を問い合わせることにより、通信事業者3から
携帯電話1の位置情報を通知してもらう(ステップD1
9、D20)。なお、携帯電話1の位置情報はGPSな
どの位置検出器から取得することでも良い。携帯電話1
は現在の位置情報を取得すると、位置情報通知部16に
よって当該位置情報に自身の端末IDを付加してネット
ワーク4上の位置情報通知サーバ6に送信する(ステッ
プD21)。
【0071】位置情報通知サーバ6では、通信機能部3
2を介して端末位置情報監視部33が携帯電話1の位置
情報と端末IDを受信すると、位置情報変換部34によ
り上記位置情報に基づいて地図情報データベース31b
から該当する地域の地図情報を読み出し、その地図情報
上に携帯電話1の位置を記した地図を作成する(ステッ
プD22)。そして、位置情報通知部35により上記端
末IDに基づいてユーザ情報データベース31aから該
当する送信先アドレスを読み出し、その送信先に上記携
帯電話1の位置が記された地図情報を通信機能部32を
通じて送信する(ステップD23)。この場合の送信先
はユーザ端末2であり、ユーザ端末2では、インターネ
ット5経由で地図情報を受信して、例えば図8のように
画面上に表示する(ステップD24)。なお、携帯電話
1の現在位置をユーザに知らせる方法としては、このよ
うな地図を表示する他に、図9のように携帯電話1の現
在位置を示す住所を表示することでも良い。
【0072】以上のように第3の実施形態によれば、ユ
ーザ端末2から発信されたロック要求をロック要求通知
サーバ7に保持しておき、携帯電話1が通信可能な状態
になったときに自動的に転送する構成としているため、
携帯電話1に接続できない場合にユーザが何度も繰り替
えしロック要求を送信しなくとも、携帯電話1が通信可
能な状態になった時点でロック要求通知サーバ7からロ
ック要求を携帯電話1に送って確実に操作ロックするこ
とができる。
【0073】なお、上記第3の実施形態では、通信事業
者3のネットワーク4上に位置情報通知サーバ6とロッ
ク要求通知サーバ7を独立して設けたが、これらを1つ
のサーバで実現しても良く、また、位置情報通知サーバ
6とロック要求通知サーバ7をインターネット5上に設
けて通信事業者3以外の者が運営する構成であっても良
い。
【0074】また、上記第1の実施形態のように、位置
情報通知サーバ6を介さずにユーザ端末2が携帯電話1
の位置情報を直接受信して、その位置情報に基づいて地
図表示を行うような構成も可能である。
【0075】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態
と同じ部分には同一符号を付して説明するものとする。
【0076】図20は本発明の第4の実施形態に係る通
信システムの構成を示す図である。システム構成として
は上記第1の実施形態(図1)と同様であり、本システ
ムは携帯電話1とユーザ端末2とで構成される。上記第
1の実施形態と異なる点は携帯電話1が定期的に位置情
報を取得することにより移動履歴を作成する機能を備え
ている点である。
【0077】図21に第4の実施形態における携帯電話
1の機能構成を示す。
【0078】携帯電話1は、ユーザ情報データベース1
1と移動履歴データベース17を備える。また、この携
帯電話1は、ネットワーク4に接続するための通信処理
を行う通信機能部12と、携帯電話1が受け取った電子
メールが操作ロック要求であるか否かを解析するメール
解析部13と、操作ロック要求を受け取った時に携帯電
話1の操作をロックするロック機能部14と、携帯電話
1の位置情報を定期的に取得する位置情報取得部15
と、現在の時刻(日付けを含む)を取得する時刻取得部
18と、携帯電話1の操作ロック後に、移動履歴データ
ベース17の各時刻毎の位置情報を移動履歴としてユー
ザ端末2に送信する移動履歴通知部19を備える。
【0079】ユーザ情報データベース11の構成は図3
と同様であり、位置情報の送信先としてユーザ端末2の
アドレスが登録されている。移動履歴データベース17
の構成を図22に示す。移動履歴データベース17に
は、携帯電話1が定期的に取得した位置情報とその時刻
が対応付けられて保持される。図22の例では、「20
01/9/11の9:04」から1分間隔で位置情報を
取得した場合が示されている。
【0080】図23に第4の実施形態におけるユーザ端
末2の機能構成を示す。
【0081】ユーザ端末2は、地図情報データベース2
1を備えると共に、インターネット5に接続するための
通信処理を行う通信機能部22と、携帯電話1の各時刻
毎の位置情報を監視する端末位置情報監視部23と、上
記携帯電話1の各時刻毎の位置情報を地図上のデータに
変換して携帯電話1の移動履歴を表示する移動履歴表示
部25とを備える。
【0082】次に、第4の実施形態の動作を説明する。
【0083】ユーザが携帯電話1を紛失した際に、ユー
ザ端末2を用いて遠隔地から携帯電話1を操作ロックす
る。このとき、携帯電話1から各時刻毎の位置情報が移
動履歴としてユーザ端末2に送られて来る。ユーザ端末
2では、その移動履歴に基づいて携帯電話1の移動経路
を示す地図を表示する。このときの処理手順を図24に
示す。
【0084】図24は第4の実施形態における処理手順
を示すシーケンス図であり、ユーザ端末2と通信事業者
3と携帯電話1との間のやり取りが示されている。
【0085】携帯電話1は、位置情報取得部15により
現在の位置情報を定期的に取得すると共に、そのときの
時刻を時刻取得部18により取得して、図22に示すよ
うに移動履歴データベース17に登録する(ステップE
11〜E13)。なお、携帯電話1の位置情報は携帯電
話1から基地局3aを介して通信事業者3に現在位置を
問い合わせることにより取得することを前提としている
が、例えば携帯電話1に搭載されたGPSなどの位置検
出器から取得することでも良い。
【0086】ここで、携帯電話1をユーザが紛失した場
合、ユーザ端末2から携帯電話1に対し、図6および図
7で説明した特定のフォーマットで記述された電子メー
ルをロック要求として送信する(ステップE14)。な
お、遠隔的に携帯電話1を操作ロックする方法は、上記
特定フォーマットの電子メールを送信する以外に、例え
ば携帯電話1に電話をかけて特定のコードを入力するな
どの方法がある。携帯電話1は通信機能部12を通じて
ロック要求を受信すると、ロック機能部14によって操
作ロックを行う(ステップE15)。携帯電話1が操作
ロックされると、携帯電話1は移動履歴通知部19によ
り移動履歴データベース17から各時刻毎の位置情報を
読み出し、これらの位置情報を移動履歴としてユーザ情
報データベース11に登録された送信先に送信する(ス
テップE16)。この場合の送信先はユーザ端末2であ
る。
【0087】ユーザ端末2では、通信機能部22を介し
て端末位置情報監視部23が携帯電話1の各時刻毎の位
置情報を移動履歴として受信すると、移動履歴表示部2
5により上記各時刻毎の位置情報に基づいて地図情報デ
ータベース21から該当する地域の地図情報を読み出
し、その地図情報上に携帯電話1の位置および時刻を記
した地図を作成して表示する(ステップE17)。
【0088】一方、携帯電話1では、ロック操作が解除
されるまでの間、上記同様に定期的に位置情報を取得し
て移動履歴データベース17の内容を更新しており、そ
の更新後の各時刻毎の位置情報からなる移動履歴をユー
ザ端末2に送信している(ステップE18〜E23)。
ユーザ端末2では、携帯電話1から新たに送られて来た
移動履歴に基づいて地図を更新して表示する(ステップ
E24)。
【0089】ユーザ端末2の地図表示例を図25に示
す。図中のP1〜P4で示すマークが定期的に得られる
携帯電話1の位置を示しており、そこには各位置での時
刻が表示されるようになっている。なお、携帯電話1の
現在位置をユーザに知らせる方法としては、このような
地図を表示する他に、例えば図26に示すように、携帯
電話1の現在位置を示す住所を時刻と合わせて表示する
ことでも良い。
【0090】以上のように第4の実施形態によれば、携
帯電話1を遠隔的に操作ロックしたときに、その携帯電
話1の各時刻毎の位置情報を移動履歴としてユーザ端末
2で受信することができるため、例えば第三者がユーザ
の携帯電話1を携帯しながら移動している場合でも、そ
の移動経路を追って携帯電話1を早期に発見することが
できる。
【0091】なお、上記第4の実施形態では、ユーザ端
末2からロック要求が送られてくる前から携帯電話1に
て位置情報を定期的に取得するようにしたが、ロック要
求があったときに位置情報の取得を開始するような構成
であっても良い。
【0092】また、ユーザが操作ロックとは別に位置要
求用の特定の電子メールを送るなどによって、ユーザが
望む時に携帯電話1の位置情報を取得するようにしても
良い。
【0093】また、上記第2の実施形態のような位置情
報通知サーバ6を設けて、この位置情報通知サーバ6か
らユーザ端末2に対して各時刻毎の端末位置を記した地
図情報を提供するような構成も可能である。
【0094】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態
と同じ部分には同一符号を付して説明するものとする。
【0095】図27は本発明の第5の実施形態に係る通
信システムの構成を示す図である。本システムは、カメ
ラ付きの携帯電話1とユーザ端末2、そして、移動履歴
通知サーバ8とから構成される。上記第1の実施形態
(図1)と異なる点は携帯電話1にカメラ1aが設置さ
れている点と、移動履歴通知サーバ8が追加された点で
ある。
【0096】携帯電話1は、現在の位置情報を取得した
際にカメラ1aを自動的に起動して位置情報と共にカメ
ラ画像を移動履歴通知サーバ8に送信する機能を備え
る。移動履歴通知サーバ8は、通信事業者3のネットワ
ーク4に接続されており、携帯電話1から送られてくる
位置情報とカメラ画像をそのときの時刻に関連付けて管
理し、ユーザ端末2からクロック要求があったときに、
各時刻毎の位置情報とカメラ画像を携帯電話1の移動履
歴として地図情報と共にユーザ端末2に提供する。
【0097】図28に第5の実施形態における携帯電話
1の機能構成を示す。
【0098】携帯電話1は、カメラ機能を備えると共
に、通信事業者3のネットワーク4に接続するための通
信処理を行う通信機能部12と、携帯電話1の位置情報
を取得する位置情報取得部15と、カメラ機能を用いて
周辺の画像を取得するカメラ画像取得部100と、位置
情報とカメラ画像を取得したする度に移動履歴通知サー
バ8に送信する移動履歴通知部101と、受信した電子
メールが操作ロック要求であるかを否かを解析するメー
ル解析部13と、操作ロック要求を受け取った時に携帯
電話1の操作をロックするロック機能部14と、携帯電
話1の操作ロックの状態を移動履歴通知サーバ8に送信
する端末ロック状態通知部102を備える。
【0099】図29に第5の実施形態における移動履歴
通知サーバ8の機能構成を示す。
【0100】移動履歴通知サーバ8は、ユーザ情報デー
タベース51aと地図情報データベース51bと移動履
歴データベース51cとロック端末データベース51d
とを備える。また、この移動履歴通知サーバ8は、通信
事業者3のネットワーク4やインターネット5に接続す
るための通信処理を行う通信機能部52と、携帯電話1
からの位置情報とカメラ画像を監視する端末情報監視部
55と、現在の時刻(日付けを含む)を取得する時刻取
得部54と、携帯電話1の操作ロックの状態を監視する
端末ロック状態監視部55と、移動履歴データベース5
1cに保持された携帯電話1の各時刻毎の位置情報から
なる移動履歴を地図上のデータに変換する位置情報変換
部56と、カメラ画像と端末位置が記された地図情報を
予め登録されたユーザ宛てに送信する移動履歴通知部5
7とを備える。
【0101】図30に移動履歴通知サーバ8に備えられ
た移動履歴データベース51cの構成を示す。
【0102】移動履歴データベース51cには、携帯電
話1を含む各端末のID毎にこれらの端末から受信した
位置情報およびカメラ画像と、これらの情報を受信した
時刻とが対応付けられて保持されている。図30の例で
は、端末ID1が携帯電話1に相当し、「2001/9
/11の9:04」から1分間隔で携帯電話1の位置情
報およびカメラ画像を受信した場合が示されている。
【0103】図31に移動履歴通知サーバ8に備えられ
たロック端末データベース51dの構成を示す。
【0104】ロック端末データベース51dには、操作
ロックされた端末のIDが保持される。図31の例で
は、携帯電話1のIDが「09012345678」で
あり、携帯電話1が操作ロックされたことが示されてい
る。
【0105】なお、ユーザ情報データベース51aにつ
いては、上記第2の実施形態の図13と同様の構成であ
り、ユーザ情報として携帯電話1を含む各端末のID
と、これらの端末の送信先を示すメールアドレスが保持
される。地図情報データベース51bには、各地域の地
図情報が登録されている。
【0106】また、ユーザ端末2は、インターネット5
に接続して電子メールを送受信できるものとする。
【0107】次に、第5の実施形態の動作を説明する。
【0108】ユーザが携帯電話1を紛失した際に、ユー
ザ端末2を用いて遠隔地から携帯電話1を操作ロックす
る。このとき、移動履歴通知サーバ8から携帯電話1の
各時刻毎の位置情報が移動履歴としてカメラ画像と共に
ユーザ端末2に送られて来る。ユーザ端末2では、その
移動履歴に基づいてユーザ端末2の移動経路を示す地図
を表示すると共に、各位置で撮影されたカメラ画像を表
示する。このときの処理手順を図32に示す。
【0109】図32は第5の実施形態における処理手順
を示すシーケンス図であり、ユーザ端末2と移動履歴通
知サーバ8と通信事業者3と携帯電話1との間のやり取
りが示されている。
【0110】携帯電話1は、位置情報取得部15により
現在の位置情報を定期的に取得する(ステップF11、
F12)。なお、携帯電話1の位置情報は携帯電話1か
ら基地局3aを介して通信事業者3に現在位置を問い合
わせることにより取得することを前提としているが、例
えば携帯電話1に搭載されたGPSなどの位置検出器か
ら取得することでも良い。また、このときに、携帯電話
1はカメラ1aを起動し、カメラ画像取得部100によ
りカメラ1aで撮影された画像を定期的に取得する(ス
テップF13)。なお、このカメラ画像を定期的に取得
するかどうかは、ユーザが任意に設定できるものとす
る。位置情報およびカメラ画像が得られると、携帯電話
1は移動歴通知部101によりこれらの情報を端末ID
と共に移動履歴通知サーバ8に送信する(ステップF1
4)。
【0111】移動履歴通知サーバ8は、携帯電話1から
位置情報およびカメラ画像を携帯電話1の端末IDと共
に受信すると、時刻取得部54からそのときの時刻を取
得し、端末情報監視部53によりその時刻と共に位置情
報およびカメラ画像を端末IDに対応付けて図30のよ
うに移動履歴データベース51cに格納する(ステップ
F15)。
【0112】ここで、携帯電話1をユーザが紛失した場
合、ユーザ端末2から携帯電話1に対し、図6および図
7で説明した特定のフォーマットで記述された電子メー
ルをロック要求として送信する(ステップF16)。な
お、遠隔的に携帯電話1を操作ロックする方法は、上記
特定フォーマットの電子メールを送信する以外に、例え
ば携帯電話1に電話をかけて特定のコードを入力するな
どの方法がある。携帯電話1は通信機能部12を通じて
ロック要求を受信すると、ロック機能部14によって操
作ロックを行う(ステップF17)。携帯電話1が操作
ロックされると、携帯電話1は端末ロック状態通知部1
02によりロック完了信号を端末IDと共に移動履歴通
知サーバ8に送信する(ステップF18)。
【0113】移動履歴通知サーバ8では、通信機能部5
2を介して端末ロック状態監視部55がロック完了信号
を端末IDと共に受信すると、図31に示すようにロッ
ク端末データベース51dにその端末IDを格納する
(ステップF19)。また、移動履歴通知サーバ8は、
携帯電話1から通知された端末IDに基づいて携帯電話
1の各時刻毎の位置情報およびカメラ画像を移動履歴デ
ータベース51cから読み出すと共に、地図情報データ
ベース51bから該当する地域の地図情報を読み出すこ
とにより、その地図情報上に携帯電話1の位置および時
刻を記した地図を作成する(ステップF20)。そし
て、移動履歴通知部57により上記端末IDに基づいて
ユーザ情報データベース51aから該当する送信先アド
レスを読み出し、その送信先に上記携帯電話1の位置お
よび時刻が記された地図情報を各位置情報に対応したカ
メラ画像と共に通信機能部52を通じて送信する(ステ
ップF21)。この場合の送信先はユーザ端末2であ
り、ユーザ端末2では、インターネット5経由で地図情
報およびカメラ画像を受信して画面上に表示する(ステ
ップF22)。
【0114】一方、携帯電話1では、ロック操作が解除
されるまでの間、上記同様に定期的に位置情報およびカ
メラ画像を取得して移動履歴通知サーバ8に送信してい
る(ステップF23〜F26)。移動履歴通知サーバ8
では、携帯電話1から位置情報およびカメラ画像を受信
することにより、移動履歴データベース51cを更新
し、上記同様に携帯電話1の位置および時刻を記した地
図を作成してカメラ画像と共にユーザ端末2に送信する
(ステップF27〜F31)。ユーザ端末2では、携帯
電話1から新たに送られて来た地図情報およびカメラ画
像に基づいて地図およびカメラ画像を更新して表示する
(ステップF32)。
【0115】ユーザ端末2に表示される地図は図25と
同様のものであるが、ここでは各位置にカメラ画像が貼
り付けられており、例えば任意の端末位置をクリックす
ると、その位置に対応したカメラ画像が表示される構成
になっている。また、携帯電話1の現在位置をユーザに
知らせる方法としては、このような地図を表示する他
に、図26のように携帯電話1の現在位置を示す住所を
時刻と合わせて表示することでも良い。この場合も各位
置にカメラ画像が貼り付けられており、例えば任意の端
末位置をクリックすると、その位置に対応したカメラ画
像が表示される構成になっている。
【0116】また、紛失した携帯電話1が発見され、ユ
ーザが暗証コードを入力するなどして操作ロックを解除
すると(ステップF33)、携帯電話1からロック解除
信号と端末IDが移動履歴通知サーバ8に対して送られ
る(ステップF34)。移動履歴通知サーバ8では、こ
れを受けて移動履歴データベース51cから携帯電話1
に関する情報を削除する(ステップF35)。
【0117】以上のように第5の実施形態によれば、携
帯電話1を遠隔的に操作ロックしたときに、携帯電話1
のカメラ1aにて撮影された周辺の画像を位置情報と共
にユーザ端末2で受信することができるため、そのカメ
ラ画像と位置情報から現在の場所を特定して携帯電話1
をより早く発見することができ、また、携帯電話1が不
正利用されたときの証拠としてカメラ画像を提示するこ
ともできる。
【0118】なお、上記第5の実施形態では、ユーザ端
末2からロック要求が送られてくる前から携帯電話1に
て位置情報およびカメラ画像を定期的に取得するように
したが、ロック要求があったときに位置情報およびカメ
ラ画像の取得を開始するような構成であっても良い。
【0119】また、ユーザが移動履歴通知サーバ8に特
定の電子メールを送るなどによって、ユーザが望む時に
携帯電話1の各位置に対応した地図情報やカメラ画像を
移動履歴通知サーバ8から取得するようにしても良い。
【0120】また、上記第5の実施形態では、移動履歴
通知サーバ8を通信事業者3のネットワーク4上に設け
たが、同様のサーバをインターネット5上に設けること
で通信事業者3だけでなく一般のサービスプロバイダな
どが情報提供するような構成も可能である。
【0121】また、このような移動履歴通知サーバ8を
介在することなく、携帯電話1が操作ロックされた状態
で位置情報とカメラ画像を定期的に取得して直接ユーザ
端末2に送るような構成も可能である。
【0122】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態
と同じ部分には同一符号を付して説明するものとする。
【0123】図33は本発明の第6の実施形態に係る通
信システムの構成を示す図である。本システムは、購買
機能付きの携帯電話1とユーザ端末2、そして、購買履
歴通知サーバ9とから構成される。上記第1の実施形態
(図1)と異なる点は携帯電話1がカメラ1aが設置さ
れている点と、購買履歴通知サーバ9が追加された点で
ある。また、この携帯電話1には、電子決算により商品
を購買可能とする購買機能を備えている。
【0124】購買履歴通知サーバ9は、通信事業者3の
ネットワーク4に接続されており、携帯電話1から送ら
れてくる位置情報とカメラ画像をそのときの時刻に関連
付けて管理し、ユーザ端末2から購買機能のクロック要
求があったときに、各時刻毎の位置情報とカメラ画像を
携帯電話1の移動履歴として地図情報と共にユーザ端末
2に提供する。
【0125】図34に第6の実施形態における携帯電話
1の機能構成を示す。
【0126】携帯電話1は、カメラ機能と購買機能を備
えると共に、通信事業者3のネットワーク4に接続する
ための通信機能部12と、購買操作(携帯電話1の購買
機能を使用する操作)を監視する購買操作監視部103
と、購買機能が使用されたときに携帯電話1の位置情報
を取得する位置情報取得部15と、購買機能が使用され
たときにカメラ機能を用いて周辺の画像を取得するカメ
ラ画像取得部104と、位置情報とカメラ画像を取得す
る度に購買履歴通知サーバ9に送信する購買履歴通知部
105と、受信した電子メールが購買操作ロック要求で
あるか否かを解析するメール解析部13と、携帯電話1
が購買操作ロック要求を受け取った時に携帯電話1の購
買操作をロックする購買ロック機能部106と、携帯電
話1の購買機能のロック状態を購買履歴通知サーバ9に
送信する購買機能ロック状態通知部107を備える。
【0127】図35に第6の実施形態における購買履歴
通知サーバ9の機能構成を示す。
【0128】購買履歴通知サーバ9は、ユーザ情報デー
タベース61aと地図情報データベース61bと購買履
歴データベース61cと購買機能ロック端末データベー
ス61dとを備える。また、この購買履歴通知サーバ9
は、通信事業者3のネットワーク4やインターネット5
に接続するための通信処理を行う通信機能部62と、携
帯電話1からの位置情報とカメラ画像を監視する端末情
報監視部63と、現在の時刻(日付を含む)を取得する
時刻取得部64と、携帯電話1の購買機能ロックの状態
を監視する購買機能ロック状態監視部65と、購買履歴
通知サーバ9に保持された携帯電話1の各時刻毎の位置
情報からなる移動履歴を地図上のデータに変換する位置
情報変換部66と、カメラ画像と端末位置が記された地
図情報を予め登録されたユーザ宛てに送信する購買履歴
通知部67とを備える。
【0129】図36に購買履歴通知サーバ9に備えられ
た購買機能ロック端末データベース61dの構成を示
す。
【0130】購買機能ロック端末データベース61dに
は、購買機能がロックされた端末のIDが保持される。
図36の例では、携帯電話1のIDが「0901234
5678」であり、携帯電話1の購買機能がロックされ
たことが示されている。
【0131】なお、ユーザ情報データベース61aにつ
いては、上記第2の実施形態の図13と同様の構成であ
り、ユーザ情報として携帯電話1を含む各端末のID
と、これらの端末の送信先を示すメールアドレスが保持
される。地図情報データベース61bには、各地域の地
図情報が登録されている。購買履歴データベース61c
は、上記第5の実施形態の図30に示す移動履歴データ
ベース51cと同様の構成を有し、携帯電話1を含む各
端末のID毎にこれらの端末から受信した位置情報およ
びカメラ画像と、これらの情報を受信した時刻とが対応
付けられて保持されている。
【0132】また、ユーザ端末は、インターネットに接
続してメールの送受信ができるものとする。
【0133】ここで、第6の実施形態の動作を説明する
前に、図38および図39を参照して携帯電話1の購買
機能について説明する。
【0134】図38は携帯電話1の購買機能を説明する
ための図である。
【0135】販売店のレジ81には携帯電話1との間で
データの送受信を行うことのできる特定の無線機能が備
えられており、携帯電話1には同様の特定の無線機能と
購買機能が備えられているものとする。上記特定の無線
機能は、例えばBluetoothである。Bluet
oothとは、短距離の無線通信規格に準じた無線通信
システムであり、例えば2.45GHzのISM(Indu
strial Scientific Medical)帯の無線電波を用いて約
10mの無線通信を実現するものである。
【0136】ユーザAが商品82を購入する際に、ユー
ザはその商品82をレジ81に持っていく。レジ81の
店員Bは商品82を受け取り、その販売額をレジ81に
登録する。ここで、ユーザが携帯電話1のメニュー画面
83から「購買操作」の項目を選択すると、携帯電話1
の購買機能が起動され、携帯電話1は上記特定の無線機
能を用いてレジ81と通信して商品82の販売額分の決
済処理を行う。なお、図中の84〜86は決済中に携帯
電話1に表示されるメッセージ画面を示している。
【0137】携帯電話1による決済方法としては、例え
ば携帯電話1が金融機関と通信してユーザAの指定口座
から店の指定口座に上記販売額分の金額を振り込む方法
や、携帯電話1からの決済要求を受信したレジ81が金
融機関と通信し、ユーザAの指定口座から引き落とす方
法、予めユーザAの指定口座から携帯電話1に電子マネ
ーとして引き落とした金額を使用する方法などがある。
【0138】図38は携帯電話1における購買機能のロ
ック状態を説明するための図である。
【0139】今、所定の操作により携帯電話1の購買機
能がロックされているものとする。携帯電話1の購買機
能がロックされている状態では、携帯電話1のメニュー
画面83から「購買操作」の項目を選択した場合に、購
買機能がロックされている旨のメッセージ画面87が表
示され、レジ81との通信による決済を行うことができ
ない。
【0140】次に、このような購買機能付きの携帯電話
1を用いた場合の第5の実施形態としての動作を説明す
る。
【0141】ユーザが購買機能付きの携帯電話1を紛失
した際、ユーザ端末2を用いて遠隔地から携帯電話1の
購買機能をロックする。このとき、購買履歴通知サーバ
9から携帯電話1の各時刻毎の位置情報が移動履歴とし
てカメラ画像と共にユーザ端末2に送られて来る。ユー
ザ端末2では、その移動履歴に基づいてユーザ端末2の
移動経路を示す地図を表示すると共に、各位置で撮影さ
れたカメラ画像を表示する。このときの処理手順を図3
7に示す。
【0142】図37は第6の実施形態における処理手順
を示すシーケンス図であり、ユーザ端末2と購買履歴通
知サーバ9と通信事業者3と携帯電話1との間のやり取
りが示されている。
【0143】携帯電話1は、購買操作監視部103によ
り携帯電話1の購買操作を監視しており、上述した購買
操作が行われるたびに位置情報取得部15により現在の
位置情報を定期的に取得する(ステップG11、G1
2)。なお、携帯電話1の位置情報は携帯電話1から基
地局3aを介して通信事業者3に現在位置を問い合わせ
ることにより取得することを前提としているが、例えば
携帯電話1に搭載されたGPSなどの位置検出器から取
得することでも良い。また、このときに、携帯電話1は
カメラ1aを起動し、カメラ画像取得部104によりカ
メラ1aで撮影された周辺の画像を取得する(ステップ
G13)。なお、購買操作が行われたときにカメラ画像
を取得するかどうかは、ユーザが任意に設定できるもの
とする。位置情報およびカメラ画像が得られると、携帯
電話1は購買機能ロック状態通知部107によりこれら
の情報を端末IDと共に購買履歴通知サーバ9に送信す
る(ステップG14)。
【0144】購買履歴通知サーバ9は、携帯電話1から
位置情報およびカメラ画像を携帯電話1の端末IDと共
に受信すると、時刻取得部64からそのときの時刻を取
得し、端末情報監視部63によりその時刻と共に位置情
報およびカメラ画像を端末IDに対応付けて購買履歴デ
ータベース61cに格納する(ステップG15)。
【0145】携帯電話1をユーザが紛失した場合、ユー
ザ端末2から携帯電話1に対し、特定のフォーマットで
記述された電子メールをロック要求として送信すること
により(ステップG16)、遠隔地から携帯電話1の購
買機能をロックする(ステップG17)。
【0146】ここで、図40および図41を参照して、
電子メールによって携帯電話1の購買機能をロックする
方法について詳しく説明する。図40は電子メールを用
いた購買機能ロック処理を示すフローチャート、図41
は購買機能ロック用の電子メールのフォーマット構成を
示す図であり、この電子メールには表題(Subject)に
予め決められた購買機能ロックコードが記述され、メッ
セージ欄にユーザの暗証コード(パスワード)が記述さ
れている。なお、ここでは電子メールの宛先(Addres
s)にはユーザ端末2のメールアドレス(090123
45678@XXX.ne.jp)が記述される。
【0147】基本的には、図6および図7で説明した電
子メールによる操作ロックと同様であり、ここでは購買
機能用の識別コードを有する電子メールを用いる。
【0148】すなわち、図40に示すように、携帯電話
1は自分宛の電子メールを受信すると(ステップH1
1)、メール解析部13により当該電子メールの表題を
解析し(ステップH12)、購買機能ロックコードが記
述されているか否かを判定する(ステップH13)。表
題に購買機能ロックコードが記述されてなければ(ステ
ップH13のNo)、携帯電話1はそのときの電子メー
ルを通常メールとしてメモリに保存する(ステップH1
7)。
【0149】一方、表題に購買機能ロックコードが記述
されていれば(ステップH13のYes)、携帯電話1
はメール解析部13により当該電子メールのメッセージ
欄の内容を解析し(ステップH14)、そのメッセージ
欄に正しい暗証コードが記述されているか否かを判定す
る(ステップH15)。その結果、メッセージ欄に正し
い暗証コードが記述されていなかった場合、つまり、メ
ッセージ欄の内容が予め登録されたユーザの暗証コード
と合致しなかった場合には(ステップH15のNo)、
携帯電話1はそのときの電子メールを通常メールとして
メモリに保存する(ステップH17)。また、暗証コー
ドが正しければ(ステップH15のYes)、携帯電話
1は購買ロック機能部106により購買機能をロックす
る(ステップH16)。購買機能のロックとは、図39
で説明したように携帯電話1の購買機能に対する操作を
ロックすることを言い、その解除には暗証コードの入力
が必要となる。
【0150】なお、遠隔的に携帯電話1の購買操作をロ
ックする方法は、上記特定フォーマットの電子メールを
送信する以外に、例えば携帯電話1に電話をかけて特定
のコードを入力するなどの方法がある。また、通信事業
者3に依頼にして携帯電話1の購買機能の使用を禁止す
るといった方法もある。
【0151】図37に戻って、上記特定フォーマットの
電子メールなどによって携帯電話1の購買機能がロック
されると、携帯電話1は購買機能ロック状態通知部10
7により購買機能ロック完了信号を端末IDと共に購買
履歴通知サーバ9に送信する(ステップG18)。
【0152】購買履歴通知サーバ9では、通信機能部6
2を介して購買機能ロック状態監視部65が購買機能ロ
ック完了信号を端末IDと共に受信すると、図36に示
すように購買機能ロック端末データベース61dにその
端末IDを格納する(ステップG19)。また、購買履
歴通知サーバ9は、携帯電話1から通知された端末ID
に基づいて携帯電話1の各時刻毎の位置情報およびカメ
ラ画像を購買履歴データベース61cから読み出すと共
に、地図情報データベース61bから該当する地域の地
図情報を読み出すことにより、その地図情報上に携帯電
話1の位置および時刻を記した地図を作成する(ステッ
プG20)。そして、購買履歴通知部67により上記端
末IDに基づいてユーザ情報データベース61aから該
当する送信先アドレスを読み出し、その送信先に上記携
帯電話1の位置および時刻が記された地図情報を各位置
情報に対応したカメラ画像と共に通信機能部62を通じ
て送信する(ステップG21)。この場合の送信先はユ
ーザ端末2であり、ユーザ端末2では、インターネット
5経由で地図情報およびカメラ画像を受信して画面上に
表示する(ステップG22)。
【0153】一方、携帯電話1では、購買機能に対する
操作が行われるたびに(実際にはロック状態にあるた
め、図39で説明したように携帯電話1の購買機能は利
用できない)、上記同様に定期的に位置情報およびカメ
ラ画像を取得して購買履歴通知サーバ9に送信している
(ステップG23〜G26)。購買履歴通知サーバ9で
は、携帯電話1から位置情報およびカメラ画像を受信す
ることにより、移動履歴データベース51cを更新し、
上記同様に携帯電話1の位置および時刻を記した地図を
作成してカメラ画像と共にユーザ端末2に送信する(ス
テップG27〜G31)。ユーザ端末2では、携帯電話
1から新たに送られて来た地図情報およびカメラ画像に
基づいて地図およびカメラ画像を更新して表示する(ス
テップG32)。
【0154】ユーザ端末2に表示される地図は図25と
同様のものであるが、ここでは購買操作が行われた各位
置にカメラ画像が貼り付けられており、例えば任意の端
末位置をクリックすると、その位置に対応したカメラ画
像が表示される構成になっている。また、携帯電話1の
現在位置をユーザに知らせる方法としては、このような
地図を表示する他に、図26のように携帯電話1の現在
位置を示す住所を時刻と合わせて表示することでも良
い。この場合も購買操作が行われた各位置にカメラ画像
が貼り付けられており、例えば任意の端末位置をクリッ
クすると、その位置に対応したカメラ画像が表示される
構成になっている。
【0155】また、紛失した携帯電話1が発見され、ユ
ーザが暗証コードを入力するなどして購買機能のロック
状態を解除すると(ステップG33)、携帯電話1から
購買機能ロック解除信号と端末IDが購買履歴通知サー
バ9に対して送られる(ステップG34)。購買履歴通
知サーバ9では、これを受けて移動履歴データベース5
1cから携帯電話1に関する情報を削除する(ステップ
G35)。
【0156】以上のように第6の実施形態によれば、遠
隔的な操作により携帯電話1の購買機能をロックするこ
とで第三者による不正利用を防止できる。また、購買操
作が行われたときに、そのときの携帯電話1の位置情報
をカメラ画像と共にユーザ端末2で受信することができ
るため、その位置情報とカメラ画像から携帯電話1を早
期に発見することができ、カメラ画像を用いて第三者が
購買機能を不正に利用しようとしていることを証明する
ことができる。
【0157】なお、上記第6の実施形態では、ユーザ端
末2からロック要求が送られてくる前から携帯電話1に
て位置情報およびカメラ画像を定期的に取得するように
したが、ロック要求があったときに位置情報およびカメ
ラ画像の取得を開始するような構成であっても良い。
【0158】また、ユーザが購買履歴通知サーバ9に特
定の電子メールを送るなどによって、ユーザが望む時に
携帯電話1の各位置に対応した地図情報やカメラ画像を
購買履歴通知サーバ9から取得するようにしても良い。
【0159】また、上記第6の実施形態では、購買履歴
通知サーバ9を通信事業者3のネットワーク4上に設け
たが、同様のサーバをインターネット5上に設けること
で、通信事業者3だけでなく一般のサービスプロバイダ
などが情報提供するような構成も可能である。
【0160】また、このような購買履歴通知サーバ9を
介在することなく、携帯電話1の購買機能がロックされ
た状態で購買操作が行われたときの位置情報とカメラ画
像を直接ユーザ端末2に送るような構成も可能である。
【0161】また、上記第6の実施形態では、位置情報
とカメラ画像の両方を送るようにしたが、位置情報およ
びカメラ画像のうちの少なくとも一方を送るようにして
も良い。
【0162】さらに、上記各実施形態では、携帯電話を
例にして説明したが、本発明は携帯電話に限るものでは
なく、例えばPDA(Personal Digital Assistant)な
ど、通信機能を備えた通信移動端末であれば、その全て
に適用可能である。
【0163】要するに、本発明は上記各実施形態に限定
されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しな
い範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記
各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示
される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより
種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態で示され
る全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、
「発明が解決しようとする課題」で述べた効果が解決で
き、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られ
る場合には、この構成要件が削除された構成が発明とし
て抽出され得る。
【0164】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、特
定の端末から移動通信端末に対してロック要求を送信す
ることにより上記移動通信端末の操作をロックすると共
に、上記移動通信端末の位置情報を上記特定の端末に送
信するようにしたため、上記移動通信端末を紛失した場
合に、遠隔地から操作ロックすることで第三者による不
正利用を防止でき、さらに、上記移動通信端末の位置情
報を得ることで早期に見つけ出すことができる。
【0165】また、上記移動通信端末の位置情報を所定
の時間間隔で定期的に取得し、各時間毎の位置情報を移
動履歴として上記特定の端末に送信するようにしたた
め、第三者が上記移動通信端末を携帯しながら移動して
いるような場合でも、その移動履歴から上記移動通信端
末の現在位置を確認することができる。
【0166】また、上記移動通信端末にカメラが設けら
れている場合に、上記移動通信端末が操作ロックされた
ときに上記カメラの起動により周辺の画像情報を取得
し、そのときの位置情報と共に上記特定の端末に送信す
るようにしたため、上記移動通信端末のある場所をその
場所で撮影された周辺画像と合わせて確認することがで
きる。
【0167】また、上記移動通信端末にカメラが設けら
れている場合に、上記移動通信端末が操作ロックされた
状態で特定の機能に対する操作が行われたときに上記カ
メラの起動により周辺の画像情報を取得し、そのときの
位置情報と共に上記特定の端末に送信するようにした
め、例えば購買機能などの特定の機能が不正に利用され
ている場所をその場所で撮影された周辺画像と合わせて
確認することができる。
【0168】また、上記移動通信端末の通信状態を監視
し、上記移動通信端末が通信不可の状態にあるときに上
記特定の端末から送信されたロック要求を保持してお
き、上記移動通信端末が通信可能状態になったときに上
記移動通信端末に転送するようにしたため、上記移動通
信端末が通信不可の状態にある場合に上記特定の端末か
ら何度もロック要求を送信しなくとも、上記移動通信端
末が通信可能状態になったときに操作ロックすることが
できる。
【0169】また、上記特定の端末に各地域の地図情報
が登録されたデータベースを備えることで、上記移動通
信端末の位置情報に基づいて上記データベースから該当
する地域の地図情報を読み出し、その地図情報に上記移
動通信端末の位置情報を関連付けて表示することができ
る。
【0170】また、ネットワーク上にサーバを設けて、
このサーバから上記移動通信端末の位置情報を関連付け
た地図情報を上記特定の端末に提供することで、上記特
定の端末に地図情報のデータベースを必要とせずに、上
記移動通信端末の位置情報に対応した地図表示を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信システムの
構成を示す図。
【図2】第1の実施形態における携帯電話の機能構成を
示すブロック図。
【図3】第1の実施形態における携帯電話に備えられた
ユーザ情報データベースの構成を示す図。
【図4】第1の実施形態におけるユーザ端末の機能構成
を示すブロック図。
【図5】第1の実施形態における処理手順を示すシーケ
ンス図。
【図6】電子メールを用いた操作ロック処理を示すフロ
ーチャート。
【図7】操作ロック用の電子メールのフォーマット構成
を示す図。
【図8】第1の実施形態におけるユーザ端末の地図表示
例を示す図。
【図9】第1の実施形態におけるユーザ端末の住所表示
例を示す図。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る通信システム
の構成を示す図。
【図11】第2の実施形態における携帯電話の機能構成
を示すブロック図。
【図12】第2の実施形態における位置情報通知サーバ
の機能構成を示すブロック図。
【図13】第2の実施形態における位置情報通知サーバ
に備えられたユーザ情報データベースの構成を示す図。
【図14】第2の実施形態における処理手順を示すシー
ケンス図。
【図15】第2の実施形態における位置情報通知サーバ
をインターネット上に設けた場合のシステム構成図。
【図16】本発明の第3の実施形態に係る通信システム
の構成を示す図。
【図17】第3の実施形態におけるロック要求通知サー
バの機能構成を示すブロック図。
【図18】第3の実施形態におけるロック要求通知サー
バに備えられたロック要求データベースの構成を示す
図。
【図19】第3の実施形態における処理手順を示すシー
ケンス図。
【図20】本発明の第4の実施形態に係る通信システム
の構成を示す図。
【図21】第4の実施形態における携帯電話の機能構成
を示すブロック図。
【図22】第4の実施形態における携帯電話に備えられ
た移動履歴データベースの構成を示す図。
【図23】第4の実施形態におけるユーザ端末の機能構
成を示すブロック図。
【図24】第4の実施形態における処理手順を示すシー
ケンス図。
【図25】第4の実施形態におけるユーザ端末の地図表
示例を示す図。
【図26】第4の実施形態におけるユーザ端末の住所表
示例を示す図。
【図27】本発明の第5の実施形態に係る通信システム
の構成を示す図。
【図28】第5の実施形態における携帯電話の機能構成
を示すブロック図。
【図29】第5の実施形態における移動履歴通知サーバ
の機能構成を示すブロック図。
【図30】第5の実施形態における移動履歴通知サーバ
に備えられた移動履歴データベースの構成を示す図。
【図31】第5の実施形態における移動履歴通知サーバ
に備えられたロック端末データベースの構成を示す図。
【図32】第5の実施形態における処理手順を示すシー
ケンス図。
【図33】本発明の第6の実施形態に係る通信システム
の構成を示す図。
【図34】第6の実施形態における携帯電話の機能構成
を示すブロック図。
【図35】第6の実施形態における購買履歴通知サーバ
の機能構成を示すブロック図。
【図36】第6の実施形態における購買履歴通知サーバ
に備えられた購買機能ロック端末データベースの構成を
示す図。
【図37】第6の実施形態における購買履歴通知サーバ
に備えられた
【図38】第6の実施形態における処理手順を示すシー
ケンス図。
【図39】第6の実施形態における携帯電話の購買機能
を説明するための図
【図40】電子メールを用いた購買機能ロック処理を示
すフローチャート。
【図41】購買機能ロック用の電子メールのフォーマッ
ト構成を示す図。
【符号の説明】
1…携帯電話 2…ユーザ端末 3…通信事業者 4…ネットワーク 5…インターネット 6…位置情報通知サーバ 7…ロック要求通知サーバ 8…移動履歴通知サーバ 9…購買履歴通知サーバ 11…ユーザ情報データベース 12…通信機能部 13…メール解析部 14…ロック機能部 15…位置情報取得部 16…位置情報通知部 21…地図情報データベース 22…通信機能部 23…端末位置情報監視部 24…位置情報表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA71 AA78 CC11 DD01 DD02 GG10 5K027 AA11 BB09 HH13 5K067 AA32 BB04 CC10 DD19 DD30 DD52 EE02 FF03 FF05 FF23 JJ52

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の端末とこの特定の端末にネットワ
    ークを介して接続される移動通信端末とからなる通信シ
    ステムであって、 上記特定の端末から上記移動通信端末に対してロック要
    求を送信することにより上記移動通信端末の操作をロッ
    クする操作ロック手段と、 この操作ロック手段によって上記移動通信端末が操作ロ
    ックされたときに、上記移動通信端末の位置情報を取得
    する位置取得手段と、 この位置取得手段によって得られた上記移動通信端末の
    位置情報を上記特定の端末に送信する情報送信手段とを
    具備したことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 特定の端末とこの特定の端末にネットワ
    ークを介して接続される移動通信端末とからなる通信シ
    ステムであって、 上記特定の端末から上記移動通信端末に対してロック要
    求を送信することにより上記移動通信端末の操作をロッ
    クする操作ロック手段と、 この操作ロック手段によって上記移動通信端末が操作ロ
    ックされたときに、所定の時間間隔で上記移動通信端末
    の位置情報を定期的に取得する位置取得手段と、 この位置取得手段によって定期的に得られる上記移動通
    信端末の各時間毎の位置情報を移動履歴として上記特定
    の端末に送信する情報送信手段とを具備したことを特徴
    とする通信システム。
  3. 【請求項3】 特定の端末とこの特定の端末にネットワ
    ークを介して接続されるカメラ付きの移動通信端末とか
    らなる通信システムであって、 上記特定の端末から上記移動通信端末に対してロック要
    求を送信することにより上記移動通信端末の操作をロッ
    クする操作ロック手段と、 この操作ロック手段によって上記移動通信端末が操作ロ
    ックされたときに、上記移動通信端末の位置情報と共に
    上記カメラの起動により上記移動通信端末の周辺の画像
    情報を取得する情報取得手段と、 この情報取得手段によって得られた上記移動通信端末の
    位置情報および画像情報を上記特定の端末に送信する情
    報送信手段とを具備したことを特徴とする通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 特定の端末とこの特定の端末にネットワ
    ークを介して接続されるカメラ付きの移動通信端末とか
    らなる通信システムであって、 上記特定の端末から上記移動通信端末に対してロック要
    求を送信することにより上記移動通信端末の操作をロッ
    クする操作ロック手段と、 この操作ロック手段によって上記移動通信端末が操作ロ
    ックされた状態で、上記移動通信端末に備えられた特定
    の機能に対する操作が行われたときに、上記移動通信端
    末の位置情報と共に上記カメラの起動により上記移動通
    信端末の周辺の画像情報を取得する情報取得手段と、 この情報取得手段によって得られた上記移動通信端末の
    位置情報および画像情報を上記特定の端末に送信する情
    報送信手段とを具備したことを特徴とする通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記特定の機能は、電子決算により商品
    の購買を可能とする購買機能であることを特徴とする請
    求項4記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 上記移動通信端末の通信状態を監視し、
    上記移動通信端末が通信不可の状態にあるときに上記特
    定の端末から送信されたロック要求を保持するロック要
    求保持手段と、 上記移動通信端末が通信可能状態になったときに上記ロ
    ック要求保持手段に保持されたロック要求を上記移動通
    信端末に転送するロック要求転送手段とを具備したこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通信シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 上記特定の端末は、 各地域の地図情報が登録されたデータベースと、 上記移動通信端末の位置情報に基づいて上記データベー
    スから該当する地域の地図情報を読み出し、その地図情
    報に上記移動通信端末の位置情報を関連付けて表示する
    地図表示手段とを具備したことを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 上記特定の端末にネットワークを介して
    接続されるサーバを有し、 上記サーバは、 各地域の地図情報が登録されたデータベースと上記移動
    通信端末の位置情報に基づいて上記データベースから該
    当する地域の地図情報を読み出し、その地図情報に上記
    移動通信端末の位置情報を関連付けて上記特定の端末に
    提供する情報提供手段とを具備したことを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 特定の端末にネットワークを介して接続
    される移動通信端末であって、 上記特定の端末から送信されるロック要求を受けて操作
    ロックを行う操作ロック手段と、 この操作ロック手段によって操作ロックされたときに自
    端末の位置情報を取得する位置取得手段と、 この位置取得手段によって得られた位置情報を上記特定
    の端末に送信する情報送信手段とを具備したことを特徴
    とする移動通信端末。
  10. 【請求項10】 特定の端末にネットワークを介して接
    続される移動通信端末であって、 上記特定の端末から送信されるロック要求を受けて操作
    ロックを行う操作ロック手段と、 この操作ロック手段によって操作ロックされたときに、
    所定の時間間隔で位置情報を定期的に取得する位置取得
    手段と、 この位置取得手段によって定期的に得られる各時間毎の
    位置情報を移動履歴として上記特定の端末に送信する情
    報送信手段とを具備したことを特徴とする移動通信端
    末。
  11. 【請求項11】 特定の端末にネットワークを介して接
    続されたカメラ付きの移動通信端末であって、 上記特定の端末から送信されるロック要求を受けて操作
    ロックを行う操作ロック手段と、 この操作ロック手段によって操作ロックされたときに、
    位置情報と共に上記カメラの起動により周辺の画像情報
    を取得する情報取得手段と、 この情報取得手段によって得られた位置情報および画像
    情報を上記特定の端末に送信する情報送信手段とを具備
    したことを特徴とする移動通信端末。
  12. 【請求項12】 特定の端末にネットワークを介して接
    続されたカメラ付きの移動通信端末であって、 上記特定の端末から送信されるロック要求を受けて操作
    ロックを行う操作ロック手段と、 この操作ロック手段によって操作ロックされた状態で、
    特定の機能に対する操作が行われたときに、位置情報と
    共に上記カメラの起動により周辺の画像情報を取得する
    情報取得手段と、 この情報取得手段によって得られた位置情報および画像
    情報を上記特定の端末に送信する情報送信手段とを具備
    したことを特徴とする移動通信端末。
  13. 【請求項13】 上記特定の機能は、電子決算により商
    品の購買を可能とする購買機能であることを特徴とする
    請求項12記載の移動通信端末。
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