JP2003224760A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2003224760A
JP2003224760A JP2002020450A JP2002020450A JP2003224760A JP 2003224760 A JP2003224760 A JP 2003224760A JP 2002020450 A JP2002020450 A JP 2002020450A JP 2002020450 A JP2002020450 A JP 2002020450A JP 2003224760 A JP2003224760 A JP 2003224760A
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JP2002020450A
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English (en)
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Yoshiharu Gotanda
芳治 五反田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信号処理部内で大容量のフレーム転送が行われ
ていても動被写体に追従することができかつ高画素撮像
素子からの大容量の画像データを連続画像として記憶す
ることができるデジタルカメラを提供する。 【解決手段】連写を行うときに被写体の時刻毎のスルー
画を画像装置から表示してその表示処理が終了したら、
全画素の読み出しを行ってYC変換処理と圧縮処理と記
録媒体への記録処理とを順次行う。その記録処理を行っ
ているときにCCDの露光処理を行う。全画素の読み出
しを行っているときにはスルー画の表示をフリーズさせ
ておいて、読み出しを終えたらスルー画の表示を再開さ
せる。高画素撮像素子で撮影される高フレームレートの
信号処理を他の信号処理と並行して行うことで、大容量
の連続画像の記録を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連写も行えてかつ
その連写された画像データを記録・再生可能なデジタル
カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より様々なタイプのデジタルカメラ
が知られているが、その中に連写モードと呼ばれる機能
を備えたデジタルカメラがある。また、このようなデジ
タルカメラの中には高速連写を行えるカメラもある。そ
の代表的なものとして特開平11−308560号明細
書に記載のものが開示されている。
【0003】この先行例のデジタルカメラでは連写を行
うときに連続して撮影を行える時間間隔を短縮化するた
めに,画素数の少ないスルー画像等の表示用画像データ
をフォーマット変換して記録する技術が紹介されてい
る。この技術はMotionJPEGやMPEGといっ
た動画記録に関して有効である。
【0004】撮像素子の高画素化とメモリの高容量化に
伴い、高画素撮像素子から撮像信号を読み出す時間が比
較的長く(200ms程度)かかるため、これを連続的
に表示して先行例の如く表示用データを連続的に記録し
ていくときにはカメラ内での信号処理を高速で行わなけ
ればならない。このときには記録処理や露光処理などに
も処理時間を要するため、フレームレートを5fps
(frame persecondの略)程度以上上げ
ることはなかなか難しい。したがって、高画素固体撮像
素子を用いて高速連写を行うときに、高画素固体撮像素
子から読み出された画像データを、フレームレートを下
げて処理しなければならないという問題がある。このよ
うにフレームレートを下げて表示用データを連続的に記
録するようなことを行うと、表示される画像が連続的に
推移しないでコマ送りのような画像として表示されてし
まうという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、高画素固
体撮像素子から読み出された画像データを、フレームレ
ートを下げて処理すると連写で撮影を行うときに表示さ
れる被写体の像の動きが繋がらないという問題がある。
【0006】本発明は、この点に着目してフレームレー
トを下げずに各コマの画像を連続画像として表示しなが
ら連写を行うことができるデジタルカメラを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のカメラは、被写体を固体撮像素子上に結像させて該
被写体を表わす画像データを得る写真撮影を行うデジタ
ルカメラであって、1回の写真撮影操作で1枚の写真撮
影を行う単写モードと1回の写真撮影操作で連続した複
数枚の写真撮影を行う連写モードとを有するデジタルカ
メラにおいて、記録用画像を表わす記録用画像データを
得る画像記録部と、画像を表示する表示画面を有し前記
記録用画像の画素数よりも少ない画素数の表示用画像を
表わす表示用画像データを得て、該表示画面上に表示用
画像を表示する動作を繰り返す画像表示部と、前記連写
モードにおいて、前記画像記録部による写真1枚分の記
録用画像データの取得と前記画像表示部による前記表示
画面上への所定フレーム数の表示用画像の表示とが交互
に繰り返されるように前記画像記録部と前記画像表示部
とを制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0008】上記発明のデジタルカメラによれば、上記
記録用画像の画素数よりも少ない画素数の少ない表示用
画像を表わす表示画像データを、所定フレーム数だけ動
被写体の動きに合わせて表示してから上記画像記録部に
よる記録用データの取得を行うので動く被写体について
その動きを確認しながら連写を行うことができる。
【0009】ここで前記画像記録部は、前記記録用画像
データとしてのRGBデータの取得を行うとともに、取
得したRGBデータのYCデータへの変換処理と、該Y
Cデータの圧縮処理と、圧縮後のデータの記録媒体への
記録処理とを行うものであって、前記制御部は、前記連
写モードにおいて、前記画像記録部による写真1枚分の
RGBデータの取得の後、前記画像表示部による前記表
示画面上への表示用画像の表示と、前記画像記録部によ
る前記変換処理とを並行して行わせ、双方の終了によ
り、前記画像表示部による前記表示画面上への所定フレ
ーム数の表示用画像の表示と前記画像記録部による次の
1枚分のRGBデータ取得のための露光処理に移行させ
るものであることが好ましい。
【0010】このように上記画像表示部による表示用画
像の表示と記録用画像データの変換処理とを並行して行
うと高速処理が可能となる。また、上記画像記録部によ
る上記変換処理と上記画像表示部による上記表示画面上
への所定フレーム数の表示用画像の表示の処理を並行し
て行わせて双方の処理の終了を以って次のRGBデータ
取得のための露光処理に移るので確実な高速連写が可能
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0012】図1に本発明の実施形態のデジタルカメラ
の外観図である。図1(a)は正面図、(b)は上面
図、(c)は側面図、(d)は背面図である。
【0013】図1(a)〜(c)に示すレンズ101か
らカメラ100内部に配備されているCCD固体撮像素
子まで被写体の像が導かれるようになっている。
【0014】図1(d)に示すように本実施形態のデジ
タルカメラの背面にはユーザがこのデジタルカメラを使
用するときにいろいろな操作を行うための操作部が設け
られている。
【0015】この操作部には操作用のスイッチ群と表示
器としてLCDパネル105aが設けられている。操作
スイッチ群にはデジタルカメラを作動させるための電源
投入用のパワースイッチ102、撮影と再生とを切替自
在にするモード選択レバー103などがある。
【0016】また、図1(b)に示すようにこのデジタ
ルカメラの上方にはレリーズ釦106が配備されてい
る。このレリーズ釦105によって撮影の開始指示がカ
メラ内部の信号処理部へと伝えられる。
【0017】このデジタルカメラ100ではモード選択
レバー103によって撮影と再生とが切替自在になって
いて、撮影を行うときにはユーザによってモード選択レ
バーが撮影側103aに切り替えられる。つまりこのデ
ジタルカメラではモード選択レバー103で撮影側10
3aが選択されているときにユーザがレリーズ釦106
を押しつづると連写が行えるようになっている。
【0018】図2はデジタルカメラ100の内部に配備
された信号処理部の構成ブロック図である。図2を参照
してデジタルカメラ100内にある信号処理部の構成を
説明する。
【0019】図2には図1に示すモード選択レバー10
3と、レリーズ釦106の押下に連動して作動するシャ
ッタースイッチ106aとが示されている。上述のごと
く、レリーズ釦106が押しつづけらてシャッタースイ
ッチ106aが接続されたままになると連写が行われ
る。
【0020】このデジタルカメラ100で連写撮影を行
うときに図1(a)〜図1(c)に示すレンズ101か
ら導かれてCCD110に結像される被写体の像がどの
ように処理されるかを説明する。
【0021】本実施形態のデジタルカメラ100ではす
べての処理がCPU111によって制御されていて、こ
のCPU111の入力部には図1(d)で示した操作部
の各種スイッチが接続されている。ここでは簡単のた
め、本発明に関連のあるモード選択レバー103とシャ
ッタースイッチ106だけを示してある。
【0022】これらのスイッチの状態が電気信号となっ
てCPU111に入力されて、CPU111ではこれら
の入力信号に基づいて処理を開始する。また、CPU1
11の出力部にはタイミングジェネレータ112とCD
SAMP113とが接続されていて、CPU111では
入力信号および後述するバス115からのデータに応じ
て適宜、タイミングジェネレータとCDSAMPへ制御
信号を出力する。
【0023】CPU111の入力部に接続されているモ
ード選択レバー103が撮影側103aになっていてレ
リーズ釦106が押下されるとシャッタースイッチ10
6aが接続されて、CPU111ではレリーズ釦106
の押下が検知される。このときレリーズ釦106が押下
されている時間がCPU111内にあるタイマなどによ
って検出されていてその長さに応じて単写であるか、連
写であるかの判別が行われる。
【0024】そして、ユーザがレリーズ釦105を押下
しつづけている場合にはCPU111からタイミングジ
ェネレータ112に対して連写の指示が行われる。この
連写の指示を受けたタイミングジェネレータ112では
CCD110に向けて所定の時間間隔ごとに撮像開始信
号を供給し続ける。このときの時間間隔はCPU111
からの指示に基づいてタイミングジェネレータ112が
作成する。
【0025】CCD110ではタイミングジェネレータ
112から撮像開始信号が供給されつづけるので所定の
時間間隔ごとに各画素に蓄積された電荷がRGB信号と
してCDSAMP113側へ読み出される。なお、CC
D110から撮像信号が読み出されるタイミングはタイ
ミングジェネレータ112によって決められていて、こ
こではCCD110の全画素の読み出しを行うタイミン
グ信号と、たとえば飛び越し走査を行って所定の画素数
よりも少ない画素数で読み出しを行うタイミング信号と
が供給可能になっている。CCD110には1画素を構
成する光電変換素子が縦横に複数配列されていて、それ
ぞれの光電変換素子により得られた撮像信号(RGB信
号)が順次、読み出される。RGB信号の読み出しはC
CD110内にある垂直・水平シフトレジスタによって
行われていて、タイミングジェネレータ112ではこの
垂直・水平シフトレジスタを駆動するためのタイミング
信号が生成される。
【0026】以上のように被写体からの光がCCD11
0に導かれてその光量に応じてCCD110では各光電
変換素子に電荷が蓄積される。そして各光電変換素子に
蓄積された電荷がCCD110から出力されるときには
タイミングジェネレータ112からのタイミング信号に
応じてRGB信号として出力される。
【0027】この読み出されたRGB信号はまずCDS
AMP113に供給されて、雑音低減の処理が行われ、
雑音が低減されたRGB信号がA/D変換部114へと
供給される。
【0028】A/D変換部114ではアナログのRGB
信号がA/D変換されてデジタル信号のRGB信号に変
換される。このデジタル信号に変換されたRGB信号が
画像入力コントローラ116によって後段の回路へと導
かれる。
【0029】CCD110からCDSAMP113まで
はアナログのRGB信号の処理が行われているのでCP
U111からはタイミング信号などが供給されているだ
けだったが、ここからはデジタル信号での処理が行われ
る。
【0030】CPU111と画像入力コントローラ11
6、メモリ(SDRAM)117、画像信号処理回路1
18、圧縮処理回路119、スルー画像信号処理回路1
22、メディアコントローラ120、VRAM123、
ビデオコントローラ124とはバス115によって接続
されていて、このバス115を介してアドレス、データ
などの授受が行われる。CPU111内にはバス115
を介してデータの授受を行うためのレジスタが各種用意
されていてこれらのレジスタの内容が各処理部の処理の
進行状況に応じて書き換えられる。CPU内111では
このレジスタの内容を判読して処理が行われる。
【0031】全画素読み出しを行ったときにはA/D変
換部114から入力されたRGB信号が画像入力コント
ローラ116を経由してメモリ(SDRAM)117へ
供給される。このメモリ117への書き込みはCPU1
11によって制御されていて、順序よくメモリ117へ
RGB信号が記憶されていく。そしてメモリ117に記
憶されたら、全画素に対応するRGB信号の取り込みの
完了がCPU111によって検知される。
【0032】そして全画素に対応するRGB信号の取り
込みが完了したら、メモリ117から全画素に対応する
RGB信号が読み出されてバスを経て画像信号処理回路
118に読み出されたRGB信号が供給される。画像信
号処理回路118ではRGB信号からYC信号への変換
を行う。この変換されたYC信号が今度はVRAMに記
憶される。そして、VRAMから読み出されて今度は圧
縮処理回路119へ供給される。圧縮処理回路119で
はJPEG圧縮処理が行われてこの圧縮処理回路119
でJPEG圧縮されたYC信号がメディアコントローラ
120を介して記録メディア121へ記録される。この
ときにはJPEGファイルとして記録される。
【0033】一方、全画素数よりも少ない画素数で読み
出しを行った時には入力画像コントローラ116を経由
してスルー画像信号処理回路122にRGB信号が供給
される。このスルー画像信号処理回路122ではRGB
信号をYC信号へ変換する処理が行われて、この変換処
理が行われたYC信号がバス115を経由してVRAM
123へ記憶される。
【0034】VRAM123には1フレームに対応する
記憶領域が複数設けられている。A面には全画素数より
も少ない画素数で読み出されたYC信号が1フレーム分
記憶可能になっていて、B面には次のフレームに対応す
るYC信号が記憶可能にになっている。このVRAM1
23のA面に1フレーム分のYC信号が記憶されたら今
度はVRAMから読み出しを行う。そしてこの読み出さ
れたYC信号を、ビデオエンコーダ124を経由させて
画像表示装置105へ供給する。YC信号が供給された
画像表示装置105では、画像表示装置105が備える
表示パネル105a上に画像の表示を行う。このときに
VRAM123のB面への記憶も並行して行う。さらに
B面に1フレーム分のYC信号が記憶されたら今度はB
面のYC信号に基づいて表示パネル105aに表示を行
う。そしてこのときにはA面の記憶内容が更新される。
このA面、B面の切替を交互に行って表示パネル105
a上に所定間隔ごとに画像を順次、表示する。
【0035】ここで本実施形態のデジタルカメラ100
の動作がCPU111によってどのように制御されるか
をフローチャートを用いて説明する。
【0036】図3は撮影動作から記録動作までの一連の
処理を示すフローチャートである。
【0037】本実施形態のデジタルカメラ100に配備
されているCPU111ではスルー画表示の処理、連写
プロセス処理、YC変換処理、JPEG圧縮処理、記録
処理が並行して行われるので、それぞれの処理に対応し
たフローチャートを示す。
【0038】図3(a)はスルー画表示の処理を行うタ
スクの処理手順を示すフローチャートである。また、図
3(b)は連写プロセスの処理を行うタスクの処理手順
を示すフローチャートである。また、図3(c)は静止
画取り込みおよびYC変換処理のタスクの処理手順を示
すフローチャートである。図3(d)はJEPG圧縮を
行うJPEG処理を行うタスクの処理手順を示すフロー
チャートである。図3(e)は記録メディアへのメディ
ア記録を行うタスクの処理手順を示すフローチャートで
ある。以下図3(a)のフローチャートに示す一連の処
理をスルー画表示タスク、図3(b)に示す一連の処理
を連写プロセスタスク、図3(c)に示す一連の処理を
信号処理タスク、図3(d)に示す一連の処理をJPE
G処理タスク、図3(e)に示す一連の処理を記録処理
タスクと記述する。
【0039】図3(a)に示すスルー画表示タスクには
前述したように全画素数よりも少ない画素数でCCD1
10から読み出されたRGB信号をYC信号に変換して
このYC信号に基づいて画像表示装置の表示パネルに表
示を行うときの処理の手順が示されている。
【0040】図3(b)に示す連写プロセスタスクに
は、図3(a)に示すスルー画処理タスクと図3(c)
に示す信号処理タスクと図3(d)に示すJPEG処理
タスクと図3(e)に示す記録処理タスクとで行われる
連写プロセス全体を管理する手順が示されている。
【0041】図3(c)に示す信号処理タスクでは連写
プロセスタスクから出される通知にしたがって全画素取
り込みを行い、全画素取り込みの終了を連写プロセスタ
スクへ通知することを行う。またこの全画素取り込みの
終了通知を出した後で連写プロセスタスクから出される
通知にしたがってYC変換を行うときの処理の手順が示
されている。
【0042】図3(d)に示すJPEGタスクでは連写
プロセスから出される通知を受けてJPEG圧縮処理を
行うときの処理の手順が示されている。
【0043】図3(e)に示す記録処理では連写プロセ
スから出される通知を受けてメディアへの記録処理を行
うときの処理の手順が示されている。
【0044】ここでは、撮影モードが選択されたら、図
3(a)〜図3(e)までのそれぞれのタスクが作動す
る。撮影モードが選択されたらLCDパネル105から
スルー画の表示を行うタスクが優先して実行されるの
で、まずスルー画表示タスクでの一連の処理を図3
(a)に示すフローチャートを参照して説明する。この
スルー画表示タスクには少ない画素数でCCD110か
ら読み出しを行ってその読み出されたRGB信号に基づ
いて表示を行うときの処理の手順が示されている。
【0045】このときには全画素数よりも少ない画素数
の撮像信号をCCD110から間引いて読み出さなけれ
ば成らないので、タイミングジェネレータからCCD1
10に全画素数よりも少ない画素数でCCD110から
読み出すためのタイミング信号などが供給される。そし
てCCD110から読み出されたRGB信号が画像入力
コントローラを経由してスルー画像処理回路122へと
導かれる。
【0046】そしてスルー画像処理回路122内に導か
れたRGB信号がYC信号に変換されてVRAM123
のA面に記憶されていく。この処理がステップS302
に示されている。なお、ステップS302の処理が行わ
れる前にステップS301カウンタのリセットが行われ
ている。このVRAM123への記憶動作が完了した時
点で次のステップS303の再生処理へと移行する。こ
のときCPU111では再生を行うことをビデオエンコ
ーダ124と画像表示装置105に通知するとともにV
RAM123からの読み出しを行う。そして所定の画素
数よりも少ない画素数からなるYC信号に基づいて表示
パネルにスルー画の表示を行う。このときには並行して
次の1フレーム分のYC信号がB面へ記憶される。そし
てVRAM123のA面に記憶されたYC信号の読み出
しが終わって、A面に記憶された1フレーム分のYC信
号に基づいた表示が完了したら処理フレーム数のカウン
トをインクリメントする。この処理はステップS304
で行われる。
【0047】次のステップS305では所定フレーム数
目の画像が表示パネルに表示されたかどうかが判定され
る。ここではまだ1フレーム目の画像の表示しか行って
いないのでステップがNo側へと進められてステップS
307の処理へ移行する。ステップS307では中断の
通知がまだ連写プロセスタスクから通知されていないの
でNo側へ進められてステップS302へと戻される。
そしてステップS302からステップS307までの処
理が繰り返される。この一連の処理が繰り返されている
ときにはLCDパネル上にVRAMのA面、B面、A面
…に記憶されたYC信号が交互に表示される。このとき
にA面・B面・A面…から交互に再生されるフレーム枚
数がカウントされている。
【0048】そしてVRAM123のA面・B面・A面
…から再生されるYC信号のフレーム枚数がステップS
304によって順次カウントされて、このカウント値が
所定のフレーム数Nより大きいとステップS305で判
定されたら、ステップS306へと進められて連写プロ
セスタスクへの通知が行われる。
【0049】スルー画はLCD105上に表示されるの
で、この表示されたスルー画を見ながらユーザはシャッ
ターチャンスを伺っている。このときにユーザによって
レリーズ釦106が押下されると、連写プロセスタスク
ではステップS311からステップS312へ移って処
理が行われる。このステップS312ではスルー画表示
タスクからの通知が送られているかが判定される。所定
のフレーム数のスルー表示数がスルー画表示タスクから
通知されていたら次のステップS313のスルー画中断
の処理へと進められる。このステップS313では連写
プロセスタスクからスルー画表示タスクに向けて中断の
通知が出される。このときにはスルー画表示タスクが一
旦中断される。
【0050】連写プロセスタスクとスルー画表示タスク
との間では制御データの授受が行われていて、連写プロ
セスタスクではスルー画表示タスクの進行状況に応じた
処理が行われる。ここからは連写プロセスタスクのフロ
ーチャートを参照して説明を行う。また、連写プロセス
タスクからスルー画表示タスクへスルー画表示の再開通
知が送られるときにはまたスルー画表示タスクのフロー
チャートを参照して説明する。
【0051】連写プロセスタスクでは、まずレリーズ釦
106と連動して作動するシャッタースイッチ106a
が作動しているかどうかが判別される。連写プロセスタ
スクでは、その手順を示すフローチャートのステップS
312からステップS318までの処理を行うかどうか
がレリーズ釦106の押下で決められる。
【0052】そしてレリーズ釦106が押下されて前述
したスルー画表示の処理を行うタスク側から表示数通知
が出されていた場合にはステップS313へと進められ
てスルー画中断処理が行なわれる。そしてステップS3
13ではスルー画を中断するという指示をスルー画表示
タスクへ向けて通知する。
【0053】ここからはまたスルー画表示タスクに戻っ
て説明する。
【0054】スルー画表示を中断するという通知が連写
プロセスタスクから出されたらスルー画表示タスクでは
スルー画表示の処理を中断する。このときには所定フレ
ームN枚目の画像がフリーズされて表示パネル105a
に表示されたままになる。
【0055】そして次のステップS308ではカウンタ
がクリアされる。そして次のステップS309で連写処
理プロセスタスクから通知される再開通知を待つ処理が
行われる。なお、このときにはN枚目の再生がスチール
画像として表示され続けている。
【0056】一方、連写プロセスタスクではスルー画表
示タスクが中断している間にステップS314へ進めら
れて静止画取り込みが行なわれる。ここでいう静止画取
り込みとは全画素の読み出しを行うことをいう。
【0057】このときには信号処理タスクへ静止画取り
込みの通知が出される。このときに連写プロセスタスク
では静止画取り込みが終わるまで処理が待機状態とな
る。
【0058】一方、信号処理タスクでは全画素の取り込
みがステップS321で開始されてステップS322で
取り込みが終了したことが検知されたら連写プロセスタ
スクへ全画素取り込みの終了の通知を返す。
【0059】連写プロセスタスクではこの終了通知を受
けて次のステップS315のスルー画再開処理を行う。
このステップS316では再開通知をスルー画表示タス
クへ向けて出す。
【0060】そしてこの再開通知を受けたスルー画表示
タスクでは判定ステップS309の処理が行われてYe
s側へ進められるのでS302へ戻ってスルー画表示の
処理が再開される。
【0061】またこのスルー画表示タスクが実行されて
いるときに連写プロセスタスクでは静止画信号処理ステ
ップS316へ移行して信号処理タスクへ向けてYC変
換処理開始通知を出す。信号処理タスク内の判定ステッ
プS331ではYC変換を行うことが通知されたのでス
テップS332でYC変換処理が行われる。このステッ
プS332ではYC変換処理が行われてYC変換処理が
終了したら終了通知を連写プロセスタスクへ向けて返
す。このときにもスルー画表示タスクは処理が続行され
ている。
【0062】そして連写プロセスタスクでは次のステッ
プS317へ移行してJPEG処理が行われる。そして
連写プロセスタスクからJPEG処理を行うタスクへJ
PEG処理の通知がでたらJPEG処理タスクではこの
通知をステップS331で受けて次のステップS332
へ進めて圧縮処理が行われる。そしてステップS332
で圧縮処理が終了したらJPEG処理タスクから連写プ
ロセスタスクへ向けて終了通知を返す。
【0063】そして連写プロセスタスクではJPEG処
理の終了通知を受けて次のステップS318へ移行して
記録処理を行う。このときには記録処理タスクが実行さ
れて記録メディアへの記録が行われる。そして記録メデ
ィアへの記録が終了したら連写プロセスへメディア記録
終了の通知を返す。
【0064】そして続行されているスルー画表示がま
た、所定フレーム数までの表示を終えてレリーズ釦が押
されつづけていたら、連写プロセスタスクのステップS
311〜S318までの処理が繰り返される。
【0065】以上説明したことをより明確にするため図
4のシーケンス図を用いて説明する。 図4は連写撮影
のシーケンスを示す図である。
【0066】図4のシーケンス図を参照して詳しく説明
する。
【0067】図中、図3のフローチャートに示した各タ
スクと対応するように項目が付してある。またCCD1
10で行われる撮像の処理と対応づけるためにCCD1
10の処理サイクルもあわせて示してある。さらに露出
機能とも対応付けるために図示しないAE&AWB検出
回路で行われる検出結果に基づいて行われるAEについ
ても示してある。
【0068】本露光というのは全画素の取り込みを行う
場合のCCDの露光時間を示していてこれはタイミング
ジェネレータで作成される電子シャッターの露光時間に
対応する。また、読み出しとはCCD110から全画素
に対応するRGB信号が読み出されることを示す。さら
にMV0〜MV8はCCD110から所定の画素数より
も少ない画素数でRGB信号が読み出されるときのサイ
クルに対応する。
【0069】またAE機能が行われるサイクルも併せて
示されている。図示はしていないが本実施形態のデジタ
ルカメラにはAE&AWB検出回路が配備されていてこ
のAE&AWB検出回路で行われる測光動作のサイクル
時間が連写プロセスとともに示されている。本実施形態
のデジタルカメラでは多分割TTLAFが行われていて
測光領域が分割されているので積算を行ってから新たな
測光を行うためのセット状態に至るまでのサイクルを示
してある。
【0070】図4に示すステップMV0〜MV8が図3
のスルー画表示の処理を行うタスクの手順を示すフロー
チャートのステップS301からS307までの処理に
対応する。これらのステップのうちMV0とMV1のス
テップではスルー画信号処理回路122内での処理が行
われる。スルー画表示タスクで行われるVRAM123
への記録処理はMV2のステップから行われる。そして
MV8のステップまで7フレーム分のYC信号がVRA
M123のA面、B面に交互に記憶される。さらにVR
AMに記憶されたYC信号の再生がステップMV3から
開始される。このときにはCPU111でフレーム数の
カウントが行われている。また所定フレーム枚数Nはこ
の図4では6枚としている。
【0071】スルー画の項目の中に本取り込み(200
ms)と示されている部分が、図3の連写プロセスタス
クの中の静止画取り込みのステップS316に対応す
る。この部分はスルー画表示タスクの中のステップS3
07で行われる中断処理に対応する。このときにはMV
7のステップで表示された画像がそのままフリーズされ
て表示される。図中にはB面フリーズと示されている。
【0072】また、記録処理と再生処理とは時間的に1
ステップ分ずれていてステップMV2でVRAMに記憶
されたYC信号は次のMV3で再生される。したがっ
て、再生されて表示される画面は6フレーム目までのY
C信号に基づいた画像になる。
【0073】一方、連写処理プロセスタスクの処理の手
順を示すフローチャートのステップに対応するのが次の
YC信号処理である。このときにはMV0〜MV8まで
のすべてのステップが行われるサイクルの時間が使われ
てYC処理が行われる。スルー画表示タスクは並行して
実行されているのでYC処理の終了とスルー画表示の処
理が双方、終了したら、CPUでは次の被写体をCCD
に結像させるための本露光の処理を行う。そして本露光
が完了したら次の本取り込み(全画素読み出し)が行わ
れる。このときには記録メディア121への記録処理が
並行して行われる。
【0074】以上のような処理が行われた場合にLCD
パネル105aに画像がどのように表示されるかを図5
を参照して説明する。図5は撮影イメージを示す図であ
る。
【0075】説明を明確にするため、シーケンス図の再
生サイクルと各コマの画像とを結びつけて説明する。
【0076】図4で示すシーケンス図中に記載されてい
る、「再生」の欄の一番左側のB面フリーズと示されてい
る部分の表示が一番上にある表示画像である。これは図
5の表示が行われる前のスルー画表示で最後に表示され
た画像がそのまま表示されていることを示している。
【0077】そして「再生」のMV3のところに書かれて
いるA面の再生がその下の画像表示になる。一番上で表
示されている撮影イメージが時間の経過とともに下の撮
影イメージへと変化している。小さな撮影イメージで示
されている6枚の撮影イメージがスルー画表示サイクル
の各ステップMV3・MV4・MV5・MV6・MV7
・MV8で行なわれる再生のステップに対応する。つま
り、A面とB面が交互にVRAM123に記憶されて交
互に再生される模様が図5には示されている。そして、
図5の下から3枚目の静止画が図4の中程に書かれてい
るでB面フリーズと示される部分に対応する。このとき
にはJPEG処理と本露光とが並行して行われる。
【0078】以上のように全画素の撮像信号を読み出し
てYC信号に変換して記録する処理とスルー画表示の処
理とを並行して行えるので、信号処理部でフレームレー
トを下げないで高画素CCDのすべての画素の信号処理
が行える。また、高フレームレートでの信号処理を行い
ながら並行して次の撮影タイミングにあわせた露光調整
が行えるのでいち早く撮影が行えて、その撮影された画
像データを連続画像として記録できる。
【0079】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のカメラ
によれば、信号処理内部での処理を行うときのフレーム
レートを下げずに各コマの画像を連続画像として表示す
るとともに高画素固体撮像素子で得られた全画素データ
を記録することができるデジタルカメラを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるデジタルカメラの外
観図である。
【図2】図1のデジタルカメラ内に配備される信号処理
部の構成ブロック図である。
【図3】図2のCPU内蔵のROM内に格納されるプロ
グラムを示すフローチャートである。
【図4】図2のフローチャートで行われる処理を示すシ
ーケンス図である。
【図5】図2のフローチャートで処理が行われた場合の
撮影イメージを示す図である。
【符号の説明】
100 デジタルカメラ 101 撮影レンズ 102 パワースイッチ 103 モード選択レバー 105 LCDパネル 106 レリーズ釦 110 CCD 111 CPU 112 タイミングジェネレータ 113 CDSAMP 114 A/D変換部 115 バス 116 画像入力コントローラ 117 メモリ 118 画像信号処理回路 119 圧縮処理回路 120 メディアコントローラ 121 記録メディア 122 スルー画信号処理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を固体撮像素子上に結像させて該
    被写体を表わす画像データを得る写真撮影を行うデジタ
    ルカメラであって、一回の写真撮影操作で一枚の写真撮
    影を行う単写モードと一回の写真撮影操作で連続した複
    数枚の写真撮影を行う連写モードとを有するデジタルカ
    メラにおいて、 記録用画像を表わす記録用画像データを得る画像記録部
    と、 画像を表示する表示画面を有し前記記録用画像の画素数
    よりも少ない画素数の表示用画像を表わす表示用画像デ
    ータを得て、該表示画面上に表示用画像を表示する動作
    を繰り返す画像表示部と、 前記連写モードにおいて、前記画像記録部による写真1
    枚分の記録用画像データの取得と前記画像表示部による
    前記表示画面上への所定フレーム数の表示用画像の表示
    とが交互に繰り返されるように前記画像記録部と前記画
    像表示部とを制御する制御部とを備えたことを特徴とす
    るデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記画像記録部は、前記記録用画像デー
    タとしてのRGBデータの取得を行うとともに、取得し
    たRGBデータのYCデータへの変換処理と、該YCデ
    ータの圧縮処理と、圧縮後のデータの記録媒体への記録
    処理とを行うものであって、 前記制御部は、前記連写モードにおいて、前記画像記録
    部による写真1枚分のRGBデータの取得の後、前記画
    像表示部による表示用画像の表示と、前記画像記録部に
    よる前記変換処理とを並行して行わせ、前記画像表示部
    による前記表示画面上への所定フレーム数の表示用画像
    の表示と前記画像記録部による前記変換処理との双方の
    終了により前記画像記録部による次の1枚分のRGBデ
    ータ取得のための露光処理に移行させるものであること
    を特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020054002A (ja) * 2017-03-28 2020-04-02 キヤノン株式会社 撮像装置、制御方法、およびプログラム
WO2022181087A1 (ja) * 2021-02-25 2022-09-01 ソニーグループ株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム

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