JP2011139123A - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】動画や連写画像などの画像群の特徴を良く表したサムネイル画像を生成する。
【解決手段】本発明に係る画像処理装置は、第1画像データ取得部が保持する複数の撮像画像データと第2画像データ取得部が取得した複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データのうちの1つに基づいて、一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成するサムネイル生成手段を備え、このサムネイル生成手段は、撮影開始タイミング以前に取得された撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成する。
【選択図】図4
【解決手段】本発明に係る画像処理装置は、第1画像データ取得部が保持する複数の撮像画像データと第2画像データ取得部が取得した複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データのうちの1つに基づいて、一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成するサムネイル生成手段を備え、このサムネイル生成手段は、撮影開始タイミング以前に取得された撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成する。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
動画撮影中におけるトリガ条件成立時(例えば、ズームイン後、一定時間以上画角が固定された場合や、フォーカスロックしてから一定時間が経過した場合)のフレーム画像から新たにサムネイル画像を生成する技術が、特許文献1において提案されている。
しかし、特許文献1の技術では、動画や連写画像などの画像群の特徴を良く表したサムネイル画像を生成するには、いまだ十分ではない。
本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、動画や連写画像などの画像群の特徴を良く表したサムネイル画像を生成する、画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の観点に係る画像処理装置は、
撮像部が行う撮像によって得られる撮像画像を表す撮像画像データを順次取得し、取得した前記撮像画像データを新しいものから複数保持する第1画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が順次取得する前記撮像画像データに基づいて、前記撮像画像における所定の被写体像の動きを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記被写体像の動きに基づいて、撮影開始タイミングを特定するタイミング特定手段と、
前記タイミング特定手段が特定した前記撮影開始タイミング以降に、前記撮像画像を表す撮像画像データを順次複数取得する第2画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が保持する前記複数の撮像画像データと前記第2画像データ取得手段が取得した前記複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データのうちの1つに基づいて、前記一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成するサムネイル生成手段と、を備え、
前記サムネイル生成手段は、前記撮影開始タイミング以前に取得された前記撮像画像データに基づいて前記サムネイル画像を生成する。
撮像部が行う撮像によって得られる撮像画像を表す撮像画像データを順次取得し、取得した前記撮像画像データを新しいものから複数保持する第1画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が順次取得する前記撮像画像データに基づいて、前記撮像画像における所定の被写体像の動きを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記被写体像の動きに基づいて、撮影開始タイミングを特定するタイミング特定手段と、
前記タイミング特定手段が特定した前記撮影開始タイミング以降に、前記撮像画像を表す撮像画像データを順次複数取得する第2画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が保持する前記複数の撮像画像データと前記第2画像データ取得手段が取得した前記複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データのうちの1つに基づいて、前記一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成するサムネイル生成手段と、を備え、
前記サムネイル生成手段は、前記撮影開始タイミング以前に取得された前記撮像画像データに基づいて前記サムネイル画像を生成する。
上記の課題を解決するために、本発明の第2の観点に係る画像処理プログラムは、
コンピュータを、
撮像部が行う撮像によって得られる撮像画像を表す撮像画像データを順次取得し、取得した前記撮像画像データを新しいものから複数保持する第1画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が順次取得する前記撮像画像データに基づいて、前記撮像画像における所定の被写体像の動きを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記被写体像の動きに基づいて、撮影開始タイミングを特定するタイミング特定手段と、
前記タイミング特定手段が特定した前記撮影開始タイミング以降に、前記撮像画像を表す撮像画像データを順次複数取得する第2画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が保持する前記複数の撮像画像データと前記第2画像データ取得手段が取得した前記複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データのうちの1つに基づいて、前記一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成するサムネイル生成手段と、として機能させ、
前記サムネイル生成手段は、前記撮影開始タイミング以前に取得された前記撮像画像データに基づいて前記サムネイル画像を生成する。
コンピュータを、
撮像部が行う撮像によって得られる撮像画像を表す撮像画像データを順次取得し、取得した前記撮像画像データを新しいものから複数保持する第1画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が順次取得する前記撮像画像データに基づいて、前記撮像画像における所定の被写体像の動きを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記被写体像の動きに基づいて、撮影開始タイミングを特定するタイミング特定手段と、
前記タイミング特定手段が特定した前記撮影開始タイミング以降に、前記撮像画像を表す撮像画像データを順次複数取得する第2画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が保持する前記複数の撮像画像データと前記第2画像データ取得手段が取得した前記複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データのうちの1つに基づいて、前記一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成するサムネイル生成手段と、として機能させ、
前記サムネイル生成手段は、前記撮影開始タイミング以前に取得された前記撮像画像データに基づいて前記サムネイル画像を生成する。
本発明に係る画像処理装置及び画像処理プログラムによれば、精度良く、動画や連写画像などの画像群の特徴を良く表したサムネイル画像が生成される。
本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は下記の実施形態及び図面によって限定されるものではない。下記の実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることができるのはもちろんである。また、以下の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略する。
(実施形態1)
まず、本実施形態に係る画像処理装置100の構成を、図1を参照して説明する。本実施形態に係る画像処理装置100は、デジタルカメラである。
まず、本実施形態に係る画像処理装置100の構成を、図1を参照して説明する。本実施形態に係る画像処理装置100は、デジタルカメラである。
画像処理装置100は、図1のように、制御部110と、I/F部120と、撮像部130と、操作部140と、表示部150と、信号処理部160と、を備える。
撮像部130は、制御部110の制御のもと、撮像する方向にある人物及び背景等の像(撮像画像)を取り込んで撮像信号を生成し、生成した撮像信号を信号処理部160に供給する。
信号処理部160は、制御部110の制御のもと、撮像部130から供給される撮像信号に基づいて撮像画像を表す画像元データを生成し、生成した画像元データを制御部110に供給する。
制御部110は、画像処理装置100全体(撮像部130等の各構成要素)を制御する。制御部110は、第1画像データ取得部110aと、検出部110bと、タイミング特定部110cと、第2画像データ取得部110dと、サムネイル生成部110eと、操作受付部110fとを備える。詳しくは後述するがこれらは、サムネイル生成処理(画像処理)を行う。
I/F部120は、外部とのインターフェース(I/F)である。I/F部120は、制御部110が記憶媒体50にデータを読み書きする場合に使用される。
操作部140は、制御部110の制御のもと、ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた操作入力に応じた操作信号を制御部110に対して供給する。制御部110は、供給された操作信号に応じて処理を行う。
表示部150は、制御部110の制御のもと、画像処理装置100を操作するために必要なメニュー画面、設定画面、ライブビュー画像等を表示する。
記憶媒体50は、画像処理装置100に接続される、画像処理装置100の外部記憶装置である。記憶媒体50は、例えば、フラッシュメモリを搭載したメモリーカードによって構成される。制御部110は、I/F部120を介して、撮像画像データ等を記憶媒体50に記録する。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成を説明する。
画像処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)114と、TG(Timing Generator)115と、ドライバ116と、メディアコントローラ121と、撮像素子131と、撮像レンズ群132と、撮像駆動部133と、操作キー群141と、ディスプレイ151と、AFE(Analog Front End)161と、バス199と、を備える。CPU111等は、適宜、バス199に接続される。
図1の撮像部130は、撮像素子131と、撮像レンズ群132と、撮像駆動部133と、によって構成される。
撮像レンズ群132は、フォーカスレンズ及びズームレンズ等から構成されるレンズ群からなる。
撮像レンズ群132を構成する複数のレンズは、それぞれ、撮像駆動部133が備えるレンズ駆動部によって駆動される。レンズ駆動部は、撮像レンズ群132を光軸方向にそれぞれ移動させるモータと、このモータを駆動するモータドライバとから構成される。レンズ駆動部は、CPU111の制御のもと、モータドライバによってモータを駆動させ、撮像レンズ群132を光軸方向にそれぞれ移動させる。
さらに、撮像駆動部133は、絞り兼用シャッター部を備える。この絞り兼用シャッター部は、絞り兼用シャッターと、駆動回路とを含む。駆動回路はCPU111の制御のもと、絞り兼用シャッターを動作させる。この絞り兼用シャッターは、絞りとシャッターとして機能する。絞りとは、撮像レンズ群132を介して入射する光の量を制御する機構のことをいい、シャッターとは、撮像素子131に光を当てる時間、つまり、受光素子が受光する時間を制御する機構のことをいう。
撮像素子131は、例えば、ベイヤー配列の色フィルタを有する各種CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)イメージセンサによって構成される。撮像素子131は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等、他のイメージセンサであってもよい。
撮像素子131は、ドライバ116から供給される駆動信号に従い、撮像レンズ群132を介して入射する光による画像を取り込んで画素毎に光電変換し、光電変換により発生した画素毎の電荷に基づく信号を撮像信号としてAFE161に供給する。このようにして、撮像素子131は、ドライバ116を介してCPU111によって制御され、撮像信号をAFE161に供給する。
図1の信号処理部160は、AFE161を含んで構成される。AFE161は、撮像素子131から供給される撮像信号に所定の処理(以下、処理Aという。)を行い、撮像素子131が撮像した撮像画像を表すデジタルデータ(元画像データ)を生成して出力する。処理Aは、OB(Optical Black)クランプ処理、CDS(Correlated Double Sampling)処理、AGC(Automatic Gain Control)処理、A/D(Analog/digital)処理等を含む処理である。AFE161は、生成した元画像データをRAM114に記録(供給)する。
ここで、元画像データは、撮像画像における画素値等によって表現される、1フレーム分の画像データである。元画像データは、例えば、ベイヤデータである。
図1の制御部110(第1画像データ取得部110a、検出部110b、タイミング特定部110c、第2画像データ取得部110d、サムネイル生成部110e、操作受付部110f)は、CPU111と、ROM112と、RAM114と、TG115と、ドライバ116と、によって構成される。
CPU111は、画像処理装置100の各構成要素を制御する。また、CPU111は、ROM112に記録されている画像処理プログラム113に従い、さらに、ROM112に記録されている各種データを用いる等して、また、ドライバ116、TG115、他の各構成要素等を制御することによって、サムネイル生成処理等、制御部110(第1画像データ取得部110a、検出部110b、タイミング特定部110c、第2画像データ取得部110d、サムネイル生成部110e、操作受付部110f)が行う処理を実行する。ROM112に記録されている画像処理プログラム113、データ等は、一度、RAM114に読み出されて使用されても良い。
CPU111の機能の少なくとも一部は、各種専用回路によって実現されてもよい。つまり、制御部110の少なくとも一部を各種専用回路によって構成してもよい。各種専用回路としては、例えば、DSP(Digital Signal Processor)、エンコーダ、デコーダ等がある。
ROM112は、適宜の半導体記憶装置によって構成される。ROM112には、画像処理プログラム113等の各種プログラム、及び、CPU111が使用するデータ等が記憶されている。
RAM114は、適宜の半導体記憶装置によって構成される。RAM114は、CPU111のワーキングメモリ等として機能し、CPU111が使用するデータ(テンプレート画像のデータ)、CPU111が生成したデータ(撮像画像データ等)、CPU111に供給されるデータ(元画像データ)等を一時記憶する。RAM114は、例えば、DRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を含む。
なお、画像処理プログラム113は、OS(Operation System)と協働してCPU111に撮像制御処理を行わせるものであってもよい。この場合、OSもROM112に記録される。また、画像処理プログラム113は、持ち運び可能な記憶媒体(例えば、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory))に記録され、画像処理装置100に供給されてもよい。また、画像処理プログラム113は、ネットワークを介して画像処理装置100に供給されてもよい。
画像処理プログラム113が記録されたROM112、RAM114、又は、持ち運び可能な記憶媒体は、コンピュータが読み取り可能なプログラム製品(プログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体)になる。画像処理プログラム113は、機能の少なくとも一部が専用回路によって実現されたコンピュータを動作させるものであってもよい。つまり、コンピュータは、全体として、撮像制御処理を行うものであればよく、画像処理プログラム113は、そのようなコンピュータを動作させるものであればよい。
CPU111は、AFE161から供給される元画像データに対して各種処理(以下、処理Bという)を行い、YUV(輝度・色差)形式の撮像画像データへの変換を行う。処理Bは、輪郭強調、オートホワイトバランス、オートアイリス等の画質を向上させる処理を含む。このように、CPU111は、AFE161から供給された元画像データに基づいて撮像画像データを生成することによって、撮像画像データを取得する。
なお、制御部110がDSPを含む場合、DSPは、AFE161から元画像データを受け取り、受け取った元画像データを前記の処理Bと同様の処理によって撮像画像データ(YUV形式)に変換する。これによって、制御部110は、撮像画像データを取得する。
CPU111は、適宜、前記で生成した撮像画像データを表示用データに変換し、ディスプレイ151に供給する。また、CPU111は、適宜、メニュー画面、設定画面等を表す表示用データ(これらのテンプレート画像のデータは、ROM112に記録されている。)を生成し、ディスプレイ151に供給する。表示用データは、例えば、RGBデータである。
CPU111は、適宜、RAM114に記録された撮像画像データを圧縮し、圧縮した圧縮画像データ(これも撮像画像データの一例である。)を生成する。制御部110がエンコーダを含む場合、このエンコーダが圧縮を行っても良い。CPU111は、適宜、圧縮画像データを、メディアコントローラ121を介して記憶媒体50に記録する。圧縮画像データは、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の撮像画像データである。
TG115は、CPU111によって制御され、ドライバ116を動作させるためのパルス信号を生成し、ドライバ116に供給する。つまり、撮像素子131から1フレーム分(つまり、1画像分)の撮像信号が供給される間隔(シャッタースピード)は、TG115からドライバ116に供給されるパルス信号等に依存する。また、TG115は、AFE161にも同様のパルス信号を供給する。TG115は、パルス信号の供給によって、AFE161とドライバ116との動作タイミングの同期を図る。このようにして、AFE161とドライバ116とは、TG115を介してCPU111によって制御される。
ドライバ116は、TG115からのパルス信号に従い、撮像素子131に駆動信号を供給する駆動回路である。撮像素子131は、TG115とドライバ116とを介してCPU111によって制御される。
CPU111は、ドライバ116、TG115等を制御する等して、撮像画像データを所定のフレームレートで順次取得し、順次取得した撮像画像データを用いて、サムネイル生成処理を行う。なお、このときに使用される撮像画像データは、データ形式がCPU111によって適宜変更されてもよい。つまり、撮像画像データは、所定の撮像画像を表すものであればよい。制御部110は、撮像制御処理において撮像画像データを使用するとき、撮像画像データを適宜のデータ形式(例えば、RGB(Red-Green-Blue)形式)に変換して使用できるものとする。
図1のI/F部120は、メディアコントローラ121によって構成される。メディアコントローラ121は、CPU111の制御のもと、CPU111からデータ(撮像画像データ、差分データ等)を受け取り、受け取ったデータを記憶媒体50に保存(記録)する等、CPU111と記憶媒体50とを仲立ちする。これによって、記憶部に撮像画像データが記録等される。
図1の操作部140は、操作キー群141によって構成される。操作キー群141は、半押し全押しの二段階操作可能なシャッターキー、モード切り替えキー、十字キー、ズームキー、及び、メニューキー、セットキー、電源キー等の複数の操作キーを含む。操作キー群141は、さらに、各キーの操作に対応した操作信号を出力する信号出力部(基板、接点等によって構成される。)を備える。操作キー群141は、CPU111に制御され、各キーの操作に応じた操作信号をCPU111に供給する。
図1の表示部150は、ディスプレイ151によって構成される。ディスプレイ151は、表示パネルと表示コントローラとを備える。表示コントローラには、CPU111の制御のもと、表示用データが供給される。表示コントローラは、CPU111の制御のもと、供給された表示用データをアナログ信号に変換し、変換したアナログ信号に基づいて表示パネルに画像を表示する。つまりディスプレイ151は、CPU111の制御のもと、供給された表示用データに基づいて、この表示用データが表す画像(メニュー画面、設定画面、ライブビュー画像等)を表示する。
次に、画像処理装置100が行うサムネイル生成処理(1)の詳細な一例を、図3及び図4を参照して説明する。この処理は、画像処理装置100の操作部140が操作されて、ムーブイン(MI)連写撮影モードが選択されたこと等を契機として開始されるものとする。このモードでは、ムーブイン検出機能、パスト撮影機能等が用いられて、ムーブイン検出後に、自動的に連写撮影が行われる。ムーブイン検出機能とは、所定の被写体像が画像内の所定領域(検出枠)に入ってきたタイミングを検出する公知の機能である。パスト撮影機能とは、撮影開始タイミングから所定期間遡った期間に撮像された画像を撮像画像データとして記憶しておく公知の機能である。また、撮影は、適宜、動画撮影であってもよい。
第1画像データ取得部110aは、撮像画像データを取得する(ステップS101)。第1画像データ取得部110aは、撮像部130、信号処理部160等を制御し、撮像と画像元データの供給とを行わせる。第1画像データ取得部110aは、信号処理部160から供給される画像元データに処理Bを行い、撮像画像データを生成(取得)する。なお、後述のムーブインが検出されるまで、第1画像データ取得部110aは、撮像画像データを所定のフレームレートで順次取得する。また、ここで取得された撮像画像データは、パスト撮影によって撮影され記録されたデータとして扱われる。
なお、第1画像データ取得部110aは、取得した撮像画像データに基づいて表示用データを生成し、表示部150に供給し、撮像画像データが表す撮像画像を表示部150に表示してもよい。これによって、ライブビュー画像が表示される。
なお、第1画像データ取得部110aは、取得した撮像画像データをRAM114の所定の記憶領域に時系列順に一時記録(保持)する。第1画像データ取得部110aは、撮像画像データを所定数記憶するまで蓄積して記憶し、その後、新しい撮像画像データを記憶するたびに、最も古い撮像画像データを削除する。これによって、第1画像データ取得部110aは、所定数の撮像画像データを循環記憶する。
第1画像データ取得部110aが撮像画像データを取得すると、検出部110bとタイミング特定部110cとがムーブインの検出を試みる(ステップS102等)。この検出は、被写体像の動き等によって成されるものであり、複数の撮像画像データを用いて行われるので、最初はムーブインが検出されない(ステップS103;NO)。ムーブインが検出されない場合(ステップS103;NO)、第1画像データ取得部110aは、予め設定されているフレームレートに応じた時間間隔で待機し(ステップS104)、その後にステップS101の処理を再び行う。フレームレートは、パスト撮影によって得たい撮像画像の間隔に応じて予め設定されているものとする。ステップS102等は、ムーブインの検出が検出されるまで繰り返し行われる。
繰り返し行われるステップS102において、検出部110bは、第1画像データ取得部110aが保持する連続する撮像画像データ(最新のものと前回のもの)を用いて、被写体像の位置の変化(つまり、被写体像の動き)の検出を試みる。検出出来なければムーブインも検出されないことになる(ステップS103;NO)。被写体像の動きの検出は、ムーブイン機能の技術を利用して行われる。この検出については、動きベクトル、テンプレートマッチング等が使用される。例えば、検出枠において、動きベクトルの大きさが閾値以上の、所定の大きさを有する領域が検出された場合、この領域が被写体像であるとしてこの位置を被写体像の位置として検出する。
そして、タイミング特定部110cは、検出部110bが被写体像の動きを検出すると、この検出した被写体の動きに基づいて、被写体像が画像上の検出枠(予め設定されたものである。図4も参照)内に位置するか(例えば、被写体像の一部が検出枠内に位置する)、つまり、ムーブインがあるかを判別する(ステップS103)。被写体像が検出枠に入っていない場合、ムーブインが検出されないとして(ステップS103;NO)、第1画像データ取得部110aは、ステップS104の処理を行う。
タイミング特定部110cは、被写体像が検出枠に入っていると判別すると、ムーブインを検出したとして(ステップS103;YES)、第2画像データ取得部110dに、第1画像データ取得部110aと同様の処理を行わせ、予め指定された枚数の撮像画像データを順次取得(連写撮影)させる(ステップS105)。これによって、連写撮影(フレームレートは予め設定される。)が開始され実行されることになる。このように、タイミング特定部110cは、ムーブインを検出したタイミングを連写撮影の開始タイミングとして特定し、このタイミングで連写撮影を第2画像データ取得部110dに開始させる。第2画像データ取得部110dは、RAM114に撮像画像データを順次記録していく(撮像画像データを保持する)。
連写撮影が終了すると、サムネイル生成部110eは、第1画像データ取得部110aが保持する複数の撮像画像データ(パスト撮影用の撮像画像データ)と第2画像データ取得部110dが取得した(ここでは、保持されている)複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データ(図4参照)のうちの1つに基づいて、一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成する。ここでは、撮影開始タイミングに第2画像データ取得部110dが取得した撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成する(ステップS106)。
ここで、一連の撮像画像データがそれぞれ表す一連の撮像画像について、図4を参照して説明すると、ムーブイン検出時点の画像に被写体像Xが入ってきている。この撮像画像は、連写撮影で得られる最初の画像であるとともに、被写体像が検出枠に入ってきたタイミングで撮影された画像である。このため、この画像は、一連の撮像画像の中で、これらの画像の特徴を良く表すものと考えられる。この画像をサムネイル化することによって、画像群の特徴を良く表したサムネイル画像が生成される。
サムネイル生成部110eは、サムネイル画像を表す画像データと、前記一連の撮像画像データとを関連づけ、また、必要に応じて各画像データを圧縮し、I/F部120を介して、記憶媒体50に記録する。これによって、サムネイル生成処理(1)は終了する。
サムネイル生成部110eは、適宜のタイミングで、記憶媒体50からサムネイル画像データを読み出し、このデータに基づいて表示用データを生成し、表示部150に供給する。これによって、サムネイル生成部110eは、サムネイル画像を表示部150に表示する。
次に、画像処理装置100が行うサムネイル生成処理(2)の詳細な一例を、図5及び図6を参照して説明する。この処理は、画像処理装置100の操作部140が操作されて、ムーブアウト(MO)連写撮影モードが選択されたこと等を契機として開始されるものとする。このモードでは、ムーブアウト検出機能、パスト撮影機能等が用いられて、ムーブアウト検出後に、自動的に連写撮影が行われる。ムーブアウト検出機能とは、所定の被写体像が画像内の所定領域(検出枠)から外に出たタイミングを検出する公知の機能である。また、撮影は、適宜、動画撮影であってもよい。なお、下記では、サムネイル生成処理(1)と同様の処理については説明を適宜省略する。
第1画像データ取得部110aは、撮像画像データを取得する(ステップS201)。この処理は、上記で説明したステップS101と同様の処理であるので説明を省略する。
第1画像データ取得部110aは、取得した撮像画像データに基づいて所定の被写体像の位置を検出する(ステップS202)。被写体像の位置の検出は、ムーブアウト機能の技術を利用して行われる。なお、この検出については、予め設定されている所定のテンプレート画像(ROM112に記録されているものとする。)を用いたテンプレートマッチング等による検出(例えば顔検出)が使用されてもよい。第1画像データ取得部110aは、検出した被写体像の位置を示すデータ(以下、位置データという。)を撮像画像データに対応付けて保持する。検出した被写体像の位置は、例えば被写体像の中心にある任意の点の位置であるものとする。
第1画像データ取得部110aが被写体像の位置を検出すると、検出部110bとタイミング特定部110cとは、ムーブアウトの検出を試みる(ステップS203等)。この検出は、被写体像の動き等によって成されるものであり、複数の撮像画像データを用いて行われるので、最初はムーブアウトが検出されない(ステップS204;NO)。ムーブアウトが検出されない場合(ステップS204;NO)、第1画像データ取得部110aは、予め設定されているフレームレートに応じた時間間隔で待機し(ステップS205)、その後にステップS201等の処理を再び行う。フレームレートは、パスト撮影によって得たい撮像画像の間隔に応じて予め設定されているものとする。
繰り返し行われるステップS203において、検出部110bは、第1画像データ取得部110aが保持する連続する撮像画像データ(最新のものと前回のもの、なお上記の位置データであってもよい)を用いて、被写体像の位置の変化(つまり、被写体像の動き)の検出を試みる。検出出来なければムーブアウトも検出されないことになる(ステップS204;NO)。被写体像の動きの検出は、ムーブアウト機能の技術を利用して行われる。被写体像の検出は、動きベクトル、テンプレートマッチング等が使用される。例えば、所定のテンプレート画像(例えば、顔画像のテンプレート画像)を用いたテンプレートマッチングによって被写体像を検出してもよい(例えば、顔検出)。また、被写体像の動きは、前回のフレームの被写体像をテンプレート画像として次のフレームの被写体像をテンプレートマッチングで探す方法、動きベクトルを用いた方法、第1画像データ取得部110aが検出した被写体像の位置等によって追跡しても良い。
そして、タイミング特定部110cは、検出部110bが被写体像の動きを検出すると、この検出した被写体の動きに基づいて、被写体像が画像上の検出枠内から外に移動したか(例えば、被写体像のうちの所定の閾値未満の大きさの部分しか検出枠内に残っていないか)、つまり、ムーブアウトがあるかを判別する(ステップS204)。被写体像が検出枠の外に移動していない場合、ムーブアウトが検出されないので(ステップS204;NO)、第1画像データ取得部110aは、ステップS205の処理を行う。
タイミング特定部110cは、被写体像が検出枠から外に移動したと判別すると、ムーブアウトが検出されたとして(ステップS204;YES)、第2画像データ取得部110dに、第1画像データ取得部110aと同様の処理を行わせ、予め指定された枚数の撮像画像データを順次取得(連写撮影)させる(ステップS206)。この処理は、上記ステップS105の処理と同様であるので説明を省略する。このように、タイミング特定部110cは、ムーブアウトを検出したタイミングを連写撮影の開始タイミングとして特定し、このタイミングで連写撮影を第2画像データ取得部110dに開始させる。第2画像データ取得部110dは、RAM114に撮像画像データを順次記録していく(撮像画像データを保持する)。
連写撮影が終了すると、サムネイル生成部110eは、RAM114に記録された(第1画像データ取得部110aが保持する)撮像画像データの中から連写撮影のトリガとなった画像の画像データを特定する(ステップS207)。トリガとなった画像データは、第1画像データ取得部110aが最後に取得保持している撮像画像データである。サムネイル生成部110eは、この撮像画像データを特定する。この撮像画像データは、位置情報が対応付けて記録されている最新の撮像画像データであるので、このようなデータをRAM114内から探せば、連写撮影のトリガとなった画像データを特定することが出来る。
次に、サムネイル生成部110eは、第1画像データが記録されたRAM114内を探し、前回特定した(ステップS207又は前回のステップS208で特定した)撮像画像データの1つ前のフレームの撮像画像データを特定する(ステップS208)。
続いて、サムネイル生成部110eは、前回特定した撮像画像データに対応付けて記録されている位置データと、今回ステップS208で特定した撮像画像データに対応付けて記録されている位置データと、をRAM114から読み出す(ステップS209)。
次に、サムネイル生成部110eは、RAM114から読み出した二つの位置データに基づいて、この位置データに対応する撮像画像データのフレームが、被写体像が動き出す直前のフレームであるかを判別する(S210)。この判別は、例えば、二つの位置データが特定する画像上の位置間の距離が、所定の閾値以下になっているかによって判別する。
サムネイル生成部110eは、前記の距離が所定の閾値を超えている場合に、判別対象の位置データに対応する撮像画像データのフレーム(特に後のフレーム)が、被写体像が動き出す直前のフレームでないと判別し(ステップS210;NO)、ステップS208の処理を再び行う。また、サムネイル生成部110eは、前記の距離が所定の閾値以下の場合に、判別対象の位置データに対応する撮像画像データのフレーム(特に後のフレーム)が、被写体像が動き出す直前のフレームであると判別する(ステップS210;YES)。
ここで、前記の距離が所定の閾値以下になっていれば、被写体像は、この二つの位置データに対応する撮像画像間において、同じ又は略同じ所に留まっていると考えることができる。一方で、前記の距離が所定の閾値を超えれば、被写体像は、この二つの位置データに対応する撮像画像間において、移動したと考えることができる。
サムネイル生成部110eがステップS210の処理でNOと繰り返し判別した場合、サムネイル生成部110eは、ステップS210等の処理を繰り返し行うので、連写撮影の開始タイミングから遡って、被写体像が同じ又は略同じ所に留まっているかを判別することになる。そして、ステップS210の処理で最初にYESと判別されたとき、この判別に係る撮像画像データが撮像された時期が、連写撮影の開始タイミングから遡って最初に被写体像が同じ又は略同じ所に留まっている時期と考えることができる。そして、このような時期は、撮影開始のタイミングにおいて動いていた被写体像が動き出す直前の時期であると考えることができる。このため、ステップS210の判別で、前記の距離が所定の閾値以下になっていると判別される場合、判別対象の位置データに対応する撮像画像データのフレーム(特に後のフレーム)が、被写体像が動き出す直前のフレームであると判別する事が出来る。
サムネイル生成部110eは、ステップS210の処理でYESと判別した場合、第1画像データ取得部110aが保持する複数の撮像画像データ(パスト撮影用の撮像画像データ)と第2画像データ取得部110dが取得した(ここでは、保持されている)複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データ(図6参照)のうちの1つに基づいて、一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成する。ここでは、撮影開始タイミング前に第1画像データ取得部110aが取得した撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成する(ステップS211)。
特にここでは、サムネイル生成部110eは、ステップS210の処理でYESと判別したときの判別対象である位置データに対応する撮像画像データ(ここでは、二つの撮像画像データのうちの後の方のフレームの撮像画像データとするが、前の方のフレームの撮像画像であってもよい。)を、RAM114から読み出し、読み出した撮像画像データに基づいて、サムネイル画像(サムネイル画像データ)を生成する(ステップS211)。上述のように、この読み出された撮像画像データは、被写体像が動き出す直前のフレームの撮像画像データとされるものである。
このようにして、サムネイル生成部110eは、第1画像データ取得部110aが保持する複数の撮像画像データのうちの1つの撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成する。特に、サムネイル生成部110eは、検出部110bが検出した被写体像の動きに基づいて、被写体像が検出枠内に位置しているときの撮像画像データを第1画像データ取得部110aが保持する複数の撮像画像データの中から特定し、特定した撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成する。
ここで、一連の撮像画像データがそれぞれ表す一連の撮像画像について、図6を参照して説明すると、ムーブアウト検出時点の画像では被写体像Xが検出枠の外に移動している。また、パスト撮影によって撮影された撮像画像には、被写体像Xが存在する。そして、被写体像Xが動き出す直前の撮像画像について、サムネイル化がされる。このような画像は、被写体像Xが存在する撮像画像になるので、この画像をサムネイル化することによって、画像群(一連の撮像画像)の特徴を良く表したサムネイル画像が生成される。
なお、サムネイル生成部110eは、ステップS211において、第1取得部110aが保持する撮像画像データのうちの新しい方から数えて、予め定められたフレーム数遡った、撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成してもよい。この場合、ステップS208乃至ステップS210の処理は不要になる。ムーブアウトの検出では、ムーブアウトの検出前に撮像された撮像画像に被写体像Xが存在する。このため、サムネイル生成部110eは、第1画像データ取得部110aが保持する複数の撮像画像データのうちの1つの撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成すれば、このサムネイル画像には、被写体像Xが存在する可能性が高いので、このサムネイル画像は、画像群(一連の撮像画像)の特徴を良く表した画像となる。
サムネイル生成部110eは、サムネイル画像を表す画像データと、前記一連の撮像画像データとを関連づけ、また、必要に応じて各画像データを圧縮し、I/F部120を介して、記憶媒体50に記録する。
サムネイル生成部110eは、適宜のタイミングで、記憶媒体50からサムネイル画像データを読み出し、このデータに基づいて表示用データを生成し、表示部150に供給する。これによって、サムネイル生成部110eは、サムネイル画像を表示部150に表示する。
次に、画像処理装置100が行うサムネイル生成処理(3)の詳細な一例を、図7及び図8を参照して説明する。この処理は、画像処理装置100の操作部140が操作されて、ムーブイン連写撮影モードが選択されたこと等を契機として開始されるものとする。このモードでは、ムーブイン検出機能、パスト撮影機能等が用いられて、ムーブイン検出後に、自動的に連写撮影が行われる。また、ここでは、画像処理装置100は、ユーザのシャッターキーの押圧操作(シャッター操作)を受け付けるものとする。また、撮影は、適宜、動画撮影であってもよい。また、サムネイル生成処理(3)は、サムネイル生成処理(1)にシャッタ操作に応じた処理を付加したものであるので、下記の説明では、サムネイル生成処理(1)と異なる部分について説明する。なお、両者のフローチャートで処理が同様のものについては、同じステップ符号とした。
第1画像データ取得部110aは、撮像画像データを取得する(ステップS101)。この処理は、サムネイル生成処理(1)における処理と同様であるので説明を省略する。
第1画像データ取得部110aが撮像画像データを取得すると、操作受付部110fは操作部140からシャッター操作の操作信号が供給されたかを判別する(ステップS301)。操作部140は、シャッターキー群141のシャッターキーが押圧操作(シャッター操作)された場合、このシャッター操作の操作信号を操作受付部110fに供給するものとする。
操作受付部110fがステップS301でシャッター操作の操作信号が供給されたと判別すると(ステップS301;YES)、第1画像データ取得部110aは、直近のステップS101で取得保持した撮像画像データに、シャッタフラグを付加する(ステップS302)。このステップによって、シャッター操作がされたときに、撮像された撮像画像が特定されることになる。
ステップS302の処理が終わると、又は、ステップS301で操作受付部110fがシャッター操作の操作信号が供給されていないと判別すると(ステップS301;NO)、ステップS102の処理が行われる。ここで、ステップS102、ステップS103、ステップS104の処理は、サムネイル生成処理(1)における処理と同様であるので説明を省略する。
タイミング特定部110cは、ステップS103の処理において、被写体像が検出枠に入っていると判別すると、ムーブインを検出したとして(ステップS103;YES)、第2画像データ取得部110dに、第1画像データ取得部110aと同様の処理を行わせ、撮像画像データを取得させる(ステップS303)。これによって、連写撮影(フレームレートは予め設定される。)が開始されることになる。このように、タイミング特定部110cは、ムーブインを検出したタイミングを連写撮影の開始タイミングとして特定し、このタイミングで連写撮影を第2画像データ取得部110dに開始させる。第2画像データ取得部110dは、RAM114に撮像画像データを記録していく(撮像画像データを保持する)。
第2画像データ取得部110dが1つの撮影画像を取得し保持すると、操作受付部110fは操作部140からシャッター操作の操作信号が供給されたかを判別する(ステップS304)。
操作受付部110fがステップS304でシャッター操作の操作信号が供給されたと判別すると(ステップS304;YES)、第1画像データ取得部110aは、直近のステップS303で取得保持した撮像画像データに、シャッターフラグを付加する(ステップS305)。このステップによって、シャッター操作がされたときに、撮像された撮像画像が特定されることになる。
ステップS305の処理が終わると、又は、ステップS304で操作受付部110fがシャッター操作の操作信号が供給されていないと判別すると(ステップS304;NO)、第2画像データ取得部110dは、指定枚数の撮影を行ったかを判別する(ステップS306)。例えば、第2画像データ取得部110dは、予め設定されている、連写撮影で撮影した枚数(指定枚数)の静止画像データを保持しているかを判別することによって上記の判別を行う。
第2画像データ取得部110dは、指定枚数の撮像画像データを保持していない場合に、指定枚数の撮影を行っていないと判別し(ステップS306;NO)、予め設定されているフレームレートに応じた時間間隔で待機し(ステップS307)、その後にステップS303の処理を再び行う。フレームレートは、ムーブイン検出後の連写撮影によって得たい撮像画像の間隔に応じて予め設定されているものとする。このような処理の繰り返しによって、第2画像データ取得部110dは、順次所定のフレームレートで撮像画像データを取得し、RAM114に保持する。
第2画像データ取得部110dは、指定枚数の撮像画像データを保持している場合に、指定枚数の撮影を行ったと判別し(ステップS306;YES)、連写撮影を終了し、サムネイル生成部110eは、第1画像データ取得部110aが保持する複数の撮像画像データ(パスト撮影用の撮像画像データ)と第2画像データ取得部110dが取得した(ここでは、保持されている)複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データ(図4参照)のうちの1つに基づいて、一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成する。ここでは、撮影開始タイミングに第2画像データ取得部110dが取得した撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成する(ステップS308)。
さらに、ステップS308において、サムネイル生成部110eは、第1画像データ取得部110a及び第2画像データ取得部110dが保持する撮像画像データの中で、シャッターフラグが付加された撮像画像データを特定し、特定した撮像画像データに基づいて、一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成する。このようにして、サムネイル生成部110eは、操作受付部110fがシャッター操作の操作信号を受け付けたタイミングで第1画像データ取得部110a又は第2画像取得部110dが取得した撮像画像データに基づいて新たなサムネイル画像をさらに生成する。シャッターフラグが付加されている撮像画像データが表す撮像画像は、ユーザがシャッター操作によって撮影した画像であり、ユーザが興味のある画像である可能が高い。このため、このようなサムネイル化で、一連の撮像画像の中で、ユーザの興味を引く画像がサムネイル化される。
ここで、一連の撮像画像データがそれぞれ表す一連の撮像画像について、図8を参照して説明すると、ムーブイン検出時点の画像に被写体像Xが入ってきている。この撮像画像は、連写撮影で得られる最初の画像であるとともに、被写体像が検出枠に入ってきたタイミングで撮影された画像である。このため、この画像は、一連の撮像画像の中で、これらの画像の特徴を良く表すものと考えられる。この画像をサムネイル化することによって、画像群の特徴を良く表したサムネイル画像が生成される。また、シャッター操作があったタイミングで撮影された撮像画像についてもサムネイル化されるので、ユーザの興味を引く画像がサムネイル化される。このような撮像画像は、被写体Xが写ったものでなくても、ユーザの興味を引く画像である可能が高い。
サムネイル生成部110eは、サムネイル画像を表す画像データと、前記一連の撮像画像データとを関連づけ、また、必要に応じて各画像データを圧縮し、I/F部120を介して、記憶媒体50に記録する。これによって、サムネイル生成処理(3)は終了する。
サムネイル生成部110eは、適宜のタイミングで、記憶媒体50からサムネイル画像データを読み出し、このデータに基づいて表示用データを生成し、表示部150に供給する。これによって、サムネイル生成部110eは、サムネイル画像を表示部150に表示する。ここで、サムネイル生成部110eは、シャッター操作のタイミングで撮像された撮像画像のサムネイル画像と、ムーブイン検出時点で撮像された撮像画像のサムネイル画像とを、表示部150に表示するときに、これらの画像を所定期間毎に切り替えて表示するか、並べて表示する。これによって、ユーザは、両画像を見比べることもできる。
サムネイル生成処理(3)におけるシャッター操作に応じた処理は、サムネイル生成処理(2)に付加することもできる。この場合、サムネイル生成処理(3)におけるステップS301及びS302の処理がステップS201とステップS202との間等に入る。また、ステップS206の処理をステップS303乃至ステップS307の処理に置き換える。また、ステップS211の処理で、さらに、ステップS311の、シャッターフラグが付加された撮像画像データに基づいて、サムネイル画像を生成する処理を行う。
ここで、このサムネイル生成処理によって得られる一連の撮像画像データがそれぞれ表す一連の撮像画像について、図9を参照して説明すると、ムーブアウト検出時点の画像では被写体像Xが検出枠の外に移動している。また、パスト撮影によって撮影された撮像画像には、被写体像Xが存在する。そして、被写体像Xが動き出す直前の撮像画像について、サムネイル化がされる。このような画像は、被写体像Xが存在する撮像画像になるので、この画像をサムネイル化することによって、画像群(一連の撮像画像)の特徴を良く表したサムネイル画像が生成される。また、シャッター操作があったタイミングで撮影された撮像画像についてもサムネイル化されるので、ユーザの興味を引く画像がサムネイル化される。このような撮像画像は、被写体Xが写ったものでなくても、ユーザの興味を引く画像である可能が高い。
本実施形態に係る撮像装置100は、上記サムネイル生成処理のいずれか1つを少なくとも行うものであってもよい。
以上で説明したように、本実施形態では、サムネイル生成部110eは、撮影開始タイミング以前に取得された撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成する。ムーブインやムーブアウトの検出をトリガとして連写撮影等を行う場合、被写体像の動きがトリガ条件になるので、撮影開始タイミング以前に取得された撮像画像に被写体像が存在する場合が多い。このため、サムネイル生成部110eが、撮影開始タイミング以前に取得された撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成することによって、画像群(一連の撮像画像)の特徴を良く表したサムネイル画像が生成されることになる。なお、撮影開始タイミング前後に被写体像が写っている可能性が高いので、サムネイル画像を生成するための元になる撮像画像データは、例えば、一連の静止画像データのうちの先頭付近(特に先頭)の静止画像データよりも後に取得された撮像画像データであった方がよい。また、サムネイル画像の生成に使用される撮像画像データは、一連の静止画像データのうちの第1画像所得部110aが取得する撮像画像データに基づいて決定される。連写撮影の撮影タイミングもこれらのデータに基づいて決定されているので、ムーブインにおける、サムネイル画像の生成に使用される撮像画像データも、第1画像取得部110aが取得する撮像画像データに基づいて決定されている。また、例えば、ムーブアウトにおける、第1画像取得部110aが保持する撮像画像データのうちの新しい方から数えて、予め定められたフレーム数遡った、撮像画像データに基づいてサムネイル画像を生成する場合も、撮影開始タイミングが第1画像取得部110aが取得する撮像画像データに基づいて決定されるため、サムネイル画像のもとになる、この撮像画像データは、第1画像所得部110aが取得する撮像画像データに基づいて決定されていることになる。
50・・・記憶媒体、100・・・画像処理装置、110・・・制御部、110a・・・第1画像データ取得部、110b・・・検出部、110c・・・タイミング特定部、110d・・・第2画像データ取得部、110e・・・サムネイル生成部、110f・・・操作受付部、111・・・CPU、112・・・ROM、113・・・画像処理プログラム、114・・・RAM、115・・・TG、116・・・ドライバ、120・・・I/F部、121・・・メディアコントローラ、130・・・撮像部、131・・・撮像素子、132・・・撮像レンズ群、133・・・撮像駆動部、140・・・操作部、141・・・操作キー群、150・・・表示部、151・・・ディスプレイ、160・・・信号処理部、161・・・AFE、X・・・被写体像
Claims (6)
- 撮像部が行う撮像によって得られる撮像画像を表す撮像画像データを順次取得し、取得した前記撮像画像データを新しいものから複数保持する第1画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が順次取得する前記撮像画像データに基づいて、前記撮像画像における所定の被写体像の動きを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記被写体像の動きに基づいて、撮影開始タイミングを特定するタイミング特定手段と、
前記タイミング特定手段が特定した前記撮影開始タイミング以降に、前記撮像画像を表す撮像画像データを順次複数取得する第2画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が保持する前記複数の撮像画像データと前記第2画像データ取得手段が取得した前記複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データのうちの1つに基づいて、前記一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成するサムネイル生成手段と、を備え、
前記サムネイル生成手段は、前記撮影開始タイミング以前に取得された前記撮像画像データに基づいて前記サムネイル画像を生成する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記タイミング特定手段は、前記被写体像の動きに基づいて前記被写体像が画像上の所定領域内に入ったタイミングを検出し、検出したタイミングを前記撮影開始タイミングとして特定し、
前記サムネイル生成手段は、前記一連の撮像画像データのうちの、前記撮影開始タイミングに前記第2画像データ取得手段が取得した前記撮像画像データに基づいて前記サムネイル画像を生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記タイミング特定手段は、前記被写体像の動きに基づいて前記被写体像が画像上の所定領域内から外に移動したタイミングを検出し、検出したタイミングを前記撮影開始タイミングとして特定し、
前記サムネイル生成手段は、前記第1画像データ取得手段が保持する前記複数の撮像画像データのうちの1つの撮像画像データに基づいて前記サムネイル画像を生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記サムネイル生成手段は、前記検出手段が検出した被写体像の動きに基づいて、前記被写体像が前記所定領域内に位置しているときの前記撮像画像データを前記第1画像データ取得手段が保持する前記複数の撮像画像データの中から特定し、特定した前記撮像画像データに基づいて前記サムネイル画像を生成する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 操作部からの操作信号を受け付ける操作受付手段をさらに備え、
前記サムネイル生成手段は、前記一連の撮像画像データのうちの、前記操作受付手段が前記操作信号を受け付けたタイミングで前記第1画像データ取得手段又は前記第1画像データ取得手段が取得した前記撮像画像データに基づいて新たなサムネイル画像をさらに生成する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
撮像部が行う撮像によって得られる撮像画像を表す撮像画像データを順次取得し、取得した前記撮像画像データを新しいものから複数保持する第1画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が順次取得する前記撮像画像データに基づいて、前記撮像画像における所定の被写体像の動きを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記被写体像の動きに基づいて、撮影開始タイミングを特定するタイミング特定手段と、
前記タイミング特定手段が特定した前記撮影開始タイミング以降に、前記撮像画像を表す撮像画像データを順次複数取得する第2画像データ取得手段と、
前記第1画像データ取得手段が保持する前記複数の撮像画像データと前記第2画像データ取得手段が取得した前記複数の撮像画像データとを含む一連の撮像画像データのうちの1つに基づいて、前記一連の撮像画像データについてのサムネイル画像を生成するサムネイル生成手段と、として機能させ、
前記サムネイル生成手段は、前記撮影開始タイミング以前に取得された前記撮像画像データに基づいて前記サムネイル画像を生成する、
ことを特徴とする画像処理プログラム。
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Cited By (2)
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JP2014059819A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Toshiba Corp | 表示装置 |
CN111624203A (zh) * | 2020-06-16 | 2020-09-04 | 河北工业大学 | 一种基于机器视觉的继电器接点齐度非接触式测量方法 |
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2009
- 2009-12-25 JP JP2009295921A patent/JP2011139123A/ja active Pending
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