JP2003224699A - ネットワークファクシミリ装置および電子メール通信端末装置 - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置および電子メール通信端末装置

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JP2003224699A
JP2003224699A JP2002021743A JP2002021743A JP2003224699A JP 2003224699 A JP2003224699 A JP 2003224699A JP 2002021743 A JP2002021743 A JP 2002021743A JP 2002021743 A JP2002021743 A JP 2002021743A JP 2003224699 A JP2003224699 A JP 2003224699A
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mail
electronic mail
field
network facsimile
destination
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JP2002021743A
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English (en)
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Naoki Wakasugi
直樹 若杉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宛先別に電子メールの内容を制御することの
できるネットワークファクシミリ装置および電子メール
通信端末装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 主たる宛先のみに添付ファイルが送信さ
れることとなり、ネットワークのトラフィックを不当に
占有することが回避されるとともに、「Cc:」フィー
ルドおよび「Bcc:」フィールドに配置された宛先の
ユーザの通信端末装置の蓄積容量を不当に占有するよう
な事態を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ画情
報の処理機能を備えるとともに、ネットワークへ接続
し、電子メールを用いて画情報を送受信する機能を備え
たネットワークファクシミリ装置、および、電子メール
を用いて情報をやりとりする電子メール通信端末装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子メール送受信機能を有する
電子メール通信端末装置や、ネットワークファクシミリ
装置などでは、1回の宛先入力操作で複数の宛先を指定
し、その複数宛先へ電子メールを送信することが可能で
きる。
【0003】例えば、インターネットを利用する場合の
電子メールシステムにおいては、メールヘッダの宛先を
定義するフィールドである「To:」フィールド、「C
c:」フィールド、あるいは、「Bcc:」フィールド
に、1つ以上の宛先メールアドレスを記述することで実
現される。この場合、通常、「To:」フィールドには
主たる宛先が配置され、「Cc:」フィールドおよび
「Bcc:」フィールドには、それ以外の宛先(例え
ば、電子メールの送信動作があったことを通知したい管
理者等の電子メールアドレス)が配置される。
【0004】また、近年では、MIME(Multip
urpose InternetMail Exten
tion;後述)の定義により、いわゆるASCII文
字だけでなく、さまざまなフォーマットのデータも電子
メールを用いて送受信可能となっている。ネットワーク
ファクシミリ装置も、このMIMEの機能を利用して、
画情報を送受信する。
【0005】これらのデータは、通常、電子メールの添
付ファイルとして異なるMIMEパート(後述)を用
い、電子メールに埋め込まれる態様にて送信される。こ
の場合も、上記例と同様に、あるバイナリデータ(例え
ば、ファクシミリ画情報)を3人のユーザに送信する場
合、宛先を定義するメールヘッダフィールドに宛先メー
ルアドレスを記述することにより、全てのユーザに同一
のメールが送信されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、「T
o:」フィールド、「Cc:」フィールド、および、
「Bcc:」フィールドにそれぞれ配置されている電子
メールアドレスの宛先について、同一の本文情報を送信
していた。
【0007】そのために、例えば、Aさんには添付ファ
イルを含めた全文を送信したいが、BさんとCさんに
は、Aさんへ電子メールを送信したという事実のみを通
知したい場合でも、BさんとCさんには、添付ファイル
を含めた電子メールが送信されてしまう。
【0008】この場合、添付ファイルのデータサイズが
大きいと、不要にネットワークのトラフィックを優先し
てしまうとともに、BさんとCさんの受信端末側のメー
ルサーバや端末の蓄積容量を不当に占有してしまうとい
う事態を生じていた。
【0009】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、宛先別に電子メールの内容を制御することの
できるネットワークファクシミリ装置および電子メール
通信端末装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファクシミリ
画情報の処理機能を備えるとともに、ネットワークへ接
続し、電子メールを用いて情報を送受信する機能を備え
たネットワークファクシミリ装置において、画情報送信
時、複数の宛先が指定された際、特定の宛先には、電子
メールの添付ファイルとして画情報データを含めずに送
信するようにしたものである。
【0011】また、ファクシミリ画情報の処理機能を備
えるとともに、ネットワークへ接続し、電子メールを用
いて情報を送受信する機能を備えたネットワークファク
シミリ装置において、画情報送信時、複数の宛先が指定
された際、主たる宛先属性以外の宛先には、電子メール
の添付ファイルとして画情報データを含めずに送信する
ようにしたものである。
【0012】また、ファクシミリ画情報の処理機能を備
えるとともに、ネットワークへ接続し、電子メールを用
いて情報を送受信する機能を備えたネットワークファク
シミリ装置において、画情報受信時、受信した電子メー
ルにおける自端末宛の宛先属性が、主たる宛先属性以外
である場合には、当該電子メールの添付ファイルを受信
しないようにしたものである。
【0013】また、電子メールを用いて情報をやりとり
する電子メール通信端末装置において、電子メール送信
時、電子メールの添付ファイルが設定されており、か
つ、複数の宛先が指定された際、特定の宛先には、上記
添付ファイルを本文情報に含めない状態で電子メールを
送信するようにしたものである。
【0014】また、電子メールを用いて情報をやりとり
する電子メール通信端末装置において、電子メール送信
時、電子メールの添付ファイルが設定されており、か
つ、複数の宛先が指定された際、主たる宛先属性以外の
宛先には、上記添付ファイルを本文情報に含めない状態
で電子メールを送信するようにしたものである。
【0015】また、電子メールを用いて情報をやりとり
する電子メール通信端末装置において、電子メール受信
時、受信した電子メールにおける自端末宛の宛先属性
が、主たる宛先属性以外である場合には、当該電子メー
ルの添付ファイルを受信しないようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例にかかるネット
ワークシステムを示している。
【0018】同図において、ローカルエリアネットワー
クLANには、複数のワークステーション装置WS1〜
WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワーク
ファクシミリ装置FXが接続されているとともに、ルー
タ装置RTを介してインターネットへ接続されている。
したがって、ワークステーション装置WS1〜WSn、
メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシ
ミリ装置FXは、インターネットを介し、他の適宜な端
末装置との間でデータをやりとりすることができる。
【0019】ここで、メールサーバ装置SMは、ローカ
ルエリアネットワークLANに接続されているワークス
テーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、およ
び、ネットワークネットワークファクシミリ装置FXに
対して、周知の電子メールの収集および配布のサービス
を提供するものである。
【0020】また、ローカルエリアネットワークLAN
は、ルータ装置RTを介して、インターネットへと接続
され、それにより、ワークステーション装置WS1〜W
Sn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークフ
ァクシミリ装置FXは、他のローカルエリアネットワー
ク等に接続されているホスト装置等との間で種々のデー
タのやりとりが可能である。
【0021】また、ワークステーション装置WS1〜W
Snには、ファクシミリ画情報を作成および表示出力す
るファクシミリアプリケーションソフトウェア、およ
び、ローカルエリアネットワークLANを介して種々の
データのやりとりを行うための種々のソフトウェアなど
の種々のプログラムが導入されており、特定のユーザに
より使用されるものである。ここで、特定のユーザは、
一人または複数人のユーザであってよい。
【0022】また、ネットワークファクシミリ装置FX
は、画情報や各種レポートなどを電子メールとしてやり
とりするための電子メール処理機能、および、アナログ
公衆回線網PSTNに接続し、この公衆網を伝送路とし
て用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による画情報
伝送を行う伝送機能を備えている。
【0023】図2は、ネットワークファクシミリ装置F
Xの構成例を示している。
【0024】同図において、システム制御部1は、この
ネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、
および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御
処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構
成するものであり、パラメータメモリ3は、このネット
ワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶
するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を
出力するものである。
【0025】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作す
るためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示
器からなる。
【0026】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0027】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0028】網制御装置11は、このネットワークファ
クシミリ装置FXをアナログ公衆回線網PSTNに接続
するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0029】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路12は、このネットワークファクシミリ装置F
XをローカルエリアネットワークLANに接続するため
のものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部
13は、ローカルエリアネットワークLANを介して、
他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりす
るための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理
を実行するためのものである。
【0030】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網
制御装置11、および、ローカルエリアネットワーク伝
送制御部13は、内部バス14に接続されており、これ
らの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内
部バス14を介して行われている。
【0031】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0032】ここで、本実施例において、基本的には、
ローカルエリアネットワークLANに接続されている端
末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/I
Pと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコ
ルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み
合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行わ
れる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位
レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)と
いう通信プロトコルが適用される。
【0033】また、各端末がメールサーバ装置SMに対
して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求など
のために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP
(Post Office Protocol)などを
適用することができる。
【0034】また、TCP/IP,SMTP,POPな
どの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式
やデータ構造などについては、それぞれIETFから発
行されているRFC文書により規定されている。例え
ば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SM
TPはRFC821、電子メールの形式は、RFC82
2,RFC1521,RFC1522(MIME形式)
などでそれぞれ規定されている。
【0035】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、読み取った原稿画像をアナログ公衆回線網PST
Nを介して他のグループ3ファクシミリ装置へ、また
は、ローカルエリアネットワークLAN(さらには、イ
ンターネット)を介してワークステーション装置WS1
〜WSnのユーザや他のネットワークファクシミリ装置
FXへ送信するとともに、アナログ公衆回線網PSTN
を介して他のグループ3ファクシミリ装置より受信した
画情報を、そのときに指定されたサブアドレスに対応し
たユーザに対して、電子メールを用いて転送したり、あ
るいは、ローカルエリアネットワークLANのワークス
テーションWSより(電子メールで)受信した画情報
を、指定されたアナログ公衆回線網PSTNのグループ
3ファクシミリ装置へ転送する転送サービス機能等を備
えている。
【0036】また、自端末宛に受信した電子メールにつ
いては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記
録出力するようにしている。
【0037】ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデ
ータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含
ませることができないので、所定の変換方法(例えば、
Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビッ
トのキャラクタコード(ASCII文字コード))に変
換した状態で、電子メールに含められる。このような電
子メールの本文情報の形式をMIME形式という。ま
た、電子メールに含められたこのようなMIMEデータ
からなるデータファイルは、通常、添付ファイルとして
取り扱われる。
【0038】さて、本実施例において、ネットワークフ
ァクシミリ装置FXを用い、電子メールを用いて画情報
を送信する場合、例えば、図3に示したような画面を表
示して、ユーザに対し、宛先、送信文面、および、添付
ファイル(画情報)の指定を操作入力させる。なお、図
示した全ての入力欄を一度に表示できない場合には、そ
れぞれの項目を1つずつ表示して、操作入力させるよう
にすればよい。
【0039】この場合、一番上の欄に主たる宛先として
扱われる電子メールアドレスを指定するための「T
o:」フィールドの入力欄が配置され、二番目の欄にそ
れ以外の宛先として扱われる電子メールアドレスを指定
するための「Cc(Carbone Copy):」フ
ィールドの入力欄が配置され、三番目の欄にそれ以外の
宛先として扱われる電子メールアドレスを指定するため
の「Bcc(Blindcarbone cop
y):」フィールドの入力欄が配置される。
【0040】そして、四番目の欄に、送信文面を入力す
る入力欄が配置され、五番目の欄に、添付ファイルを指
定するための添付ファイル入力欄が配置される。
【0041】ここで、ネットワークファクシミリ装置F
Xの場合、添付ファイルは送信画情報であり、スキャナ
5にセットした送信原稿を読み取って作成されるか、あ
るいは、既に画像蓄積装置9に蓄積されている。そこ
で、スキャナ5にセットした送信原稿を読み取る場合に
は、添付ファイル入力欄には、添付ファイルのファイル
名として付与する名称等を入力できるようにし、画像蓄
積装置9に蓄積されている画情報ファイルを指定する場
合、当該画情報ファイルのファイル名を入力できるよう
にする。また、画像蓄積装置9に蓄積されている画情報
ファイルを指定する場合、蓄積されている画情報ファイ
ルの一覧情報から、目的の画情報ファイルのファイル名
を選択させるように構成することも可能である。
【0042】一般に、電子メールを処理するMUA(M
ail User Agent)では、「To:」フィ
ールドに配置された電子メールアドレスは、主たる宛先
として取り扱われ、「Cc:」フィールドおよび「Bc
c:」フィールドに配置された電子メールアドレスは、
それ以外の宛先として取り扱われる。また、「To:」
フィールド、「Cc:」フィールド、「Bcc:」フィ
ールドのそれぞれには、複数の電子メールアドレスを配
置することができる。なお、「Cc:」フィールドおよ
び「Bcc:」フィールドには、必要に応じて電子メー
ルアドレスが配置されるため、場合によっては、「C
c:」フィールドまたは「Bcc:」フィールドに、電
子メールアドレスが配置されないこともある。
【0043】また、MUAは、受信した電子メールの
「Cc:」フィールドに配置された電子メールアドレス
情報は表示するが、「Bcc:」フィールドに配置され
た電子メールアドレス情報は表示しないようにする等、
「Cc:」フィールドに配置された電子メールアドレス
と「Bcc:」フィールドに配置された電子メールアド
レスとの取り扱いを区別しており、それにより、「C
c:」フィールドと「Bcc:」フィールドの用途を別
なものとすることができるようにしている。
【0044】そこで、本実施例では、「To:」フィー
ルドに配置された電子メールアドレスについては、図4
に示すように、送信文面(テキストパート部に記述され
る)と添付ファイル(バイナリパート部に記述される)
の両方を運ぶ電子メールを送信し、「Cc:」フィール
ドおよび「Bcc:」フィールドに配置された電子メー
ルアドレスについては、図5に示すように、送信文面の
みを運ぶ電子メールを送信する。
【0045】それにより、主たる宛先のみに添付ファイ
ルが送信されることとなり、ネットワークのトラフィッ
クを不当に占有することが回避されるとともに、「C
c:」フィールドおよび「Bcc:」フィールドに配置
された宛先のユーザの通信端末装置の蓄積容量を不当に
占有するような事態を回避することができる。
【0046】また、複数の宛先へ、添付ファイル付きの
電子メールを送信したい場合には、「To:」フィール
ドに複数の電子メールアドレスを配置すればよい。
【0047】図6は、ネットワークファクシミリ装置F
Xが、電子メール送信時にメールサーバ装置SMのSM
TPサーバと通信するときの伝送手順の一例を示してい
る。この場合、図3に示した画面例のように、「T
o:」フィールドに、電子メールアドレス「wsb1@
xyz.co.jp」が、また、「Cc:」フィールド
にwsa2@xyz.co.jpとwsa3@xyz.
co.jpの2つが入力されている。また、ネットワー
クファクシミリ装置FXに登録されている電子メールア
ドレスはwsa1@abc.co.jpであり、メール
サーバ装置SMのホスト名は、wsa1.abc.c
o.jpである。なお、詳細な伝送手順のコマンド等に
ついては、RFC821を参照のこと。
【0048】ネットワークファクシミリ装置FXは、S
MTPサーバとの間で通信パスを確立し(接続;TCP
ポート番号「25」を使う)、次いで、SMTPサーバ
に対して、通信の開始を指令するためにコマンド「HE
LO wsa1.abc.co.jp」を送信する。S
MTPサーバは、その通信開始を受け付けることが可能
な場合、ネットワークファクシミリ装置FXに対して正
常応答「250(Requested mail ac
tion okay, completed)」を送出
する。
【0049】次に、ネットワークファクシミリ装置FX
は、送信ユーザの電子メールアドレス(wsa1@ab
c.co.jp)をコマンド「MAIL FROM:」
の文字列に続いて送信する。SMTPサーバは、そのコ
マンドを受け付けることが可能な場合、ネットワークフ
ァクシミリ装置FXに対して正常応答「250」を送出
する。
【0050】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、宛先ユーザの電子メールを通知するためのコマン
ド「RCPT TO:」の文字列と、「To:」フィー
ルドに指定された宛先ユーザの電子メールアドレス(w
sb1@xyz.co.jp)を、SMTPサーバへ送
信する。SMTPサーバは、そのコマンドを受け付ける
ことが可能な場合、ネットワークファクシミリ装置FX
に対して正常応答「250」を送出する。
【0051】このようにして、主たる宛先の指定を終了
すると、ネットワークファクシミリ装置FXは、電子メ
ールデータを送信するためのコマンド「DATA」をS
MTPサーバへ送信する。SMTPサーバは、そのコマ
ンドを受け付けることが可能な場合、電子メールデータ
の送信を要求する応答「345(Start mail
input; end with <CRLF>.<
CRLF>)」を送出する。
【0052】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、図4に示したように、添付ファイルが含まれてい
る電子メールデータをSMTPサーバへ送信し、その送
信を終了すると、データの終了をあらわす「<CRLF
>.(ピリオド)<CRLF>」を送信する。
【0053】次に、ネットワークファクシミリ装置FX
は、SMTPサーバとの接続を終了するためにコマンド
「QUIT」をSMTPサーバへ送信し、SMTPサー
バは、チャネルを終了することを受け付ける旨を通知す
る応答「221(<domain> Service
closing transmission chan
nel)」を送出する。
【0054】そして、この後は、ネットワークファクシ
ミリ装置FXとSMTPサーバとのTCPポート番号
「25」を使った接続が切断される。
【0055】ネットワークファクシミリ装置FXは、主
たる宛先に対する添付ファイル付きの電子メールの送信
を終了すると、次に、それ以外の宛先に対する添付ファ
イル無しの電子メールの送信を行う。
【0056】すなわち、ネットワークファクシミリ装置
FXは、上述と同様にして、まず、SMTPサーバとの
間でTCPポート番号「25」を使う通信パスを確立
し、次いで、SMTPサーバに対して、通信の開始を指
令するためにコマンド「HELO wsa1.abc.
co.jp」を送信する。SMTPサーバは、その通信
開始を受け付けることが可能な場合、ネットワークファ
クシミリ装置FXに対して正常応答「250」を送出す
る。
【0057】次に、ネットワークファクシミリ装置FX
は、送信ユーザの電子メールアドレス(wsa1@ab
c.co.jp)をコマンド「MAIL FROM:」
の文字列に続いて送信する。SMTPサーバは、そのコ
マンドを受け付けることが可能な場合、ネットワークフ
ァクシミリ装置FXに対して正常応答「250」を送出
する。
【0058】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、「Cc:」フィールドに設定されている1つ目の
宛先ユーザの電子メールを通知するためのコマンド「R
CPT TO:」の文字列と、「To:」フィールドに
指定された宛先ユーザの電子メールアドレス(wsa2
@xyz.co.jp)を、SMTPサーバへ送信す
る。SMTPサーバは、そのコマンドを受け付けること
が可能な場合、ネットワークファクシミリ装置FXに対
して正常応答「250」を送出する。
【0059】次いで、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、「Cc:」フィールドに設定されている2つ目の
宛先ユーザの電子メールを通知するためのコマンド「R
CPT TO:」の文字列と、「To:」フィールドに
指定された宛先ユーザの電子メールアドレス(wsa3
@xyz.co.jp)を、SMTPサーバへ送信す
る。SMTPサーバは、そのコマンドを受け付けること
が可能な場合、ネットワークファクシミリ装置FXに対
して正常応答「250」を送出する。
【0060】このようにして、「Cc:」フィールドに
設定されている宛先の指定を終了すると、ネットワーク
ファクシミリ装置FXは、電子メールデータを送信する
ためのコマンド「DATA」をSMTPサーバへ送信す
る。SMTPサーバは、そのコマンドを受け付けること
が可能な場合、電子メールデータの送信を要求する応答
「345」を送出する。
【0061】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、図5に示したように、添付ファイルが含まれてい
ない電子メールデータをSMTPサーバへ送信し、その
送信を終了すると、データの終了をあらわす「<CRL
F>.(ピリオド)<CRLF>」を送信する。
【0062】次に、ネットワークファクシミリ装置FX
は、SMTPサーバとの接続を終了するためにコマンド
「QUIT」をSMTPサーバへ送信し、SMTPサー
バは、チャネルを終了することを受け付ける旨を通知す
る応答「221」を送出する。
【0063】そして、この後は、ネットワークファクシ
ミリ装置FXとSMTPサーバとのTCPポート番号
「25」を使った接続が切断される。
【0064】図7は、ネットワークファクシミリ装置F
Xが行う電子メール送信時の処理の一例を示している。
【0065】まず、ユーザがスキャナ5に送信原稿をセ
ットし(処理101)、図3に示したような画面より宛
先とテキスト(送信文面の内容)を入力し(処理10
2,103)、スタートキー(図示略)を押して送信開
始を指示すると(判断104の結果がYES)、スキャ
ナ5にセットされた送信原稿の画像を読み取り、それに
よって得た画像データを符号化復号化部8で符号化圧縮
した後に、画像蓄積装置9に蓄積する(処理105)。
【0066】次いで、主たる宛先に送信する電子メール
を作成する(処理106)。この電子メールの本文情報
には、上述したように、添付ファイルとして送信画情報
が含まれる。
【0067】そして、処理106で作成した電子メール
を、「To:」フィールドに登録された全ての宛先につ
いて、メールサーバ装置SMのSMTPサーバへ送信す
る(処理107)。
【0068】次に、「Cc:」フィールドまたは「Bc
c:」フィールドに1つ以上の電子メールアドレスが登
録されているかどうかを調べ(判断108)、判断10
8の結果がYESになるときには、「Cc:」フィール
ドまたは「Bcc:」フィールドに登録された宛先に送
信する電子メールを作成する(処理109)。この電子
メールの本文情報には、上述したように、添付ファイル
は含まれない。
【0069】そして、処理109で作成した電子メール
を、「Cc:」フィールドと「Bcc:」フィールドに
登録された全ての宛先について、メールサーバ装置SM
のSMTPサーバへ送信し(処理110)、このときの
処理を終了する。
【0070】また、判断108の結果がNOになるとき
には、その時点でこのときの処理を終了する。
【0071】ところで、上述した実施例では、送信側の
ネットワークファクシミリ装置FXが、「To:」フィ
ールドに登録された宛先と、「Cc:」フィールドまた
は「Bcc:」フィールドに登録された宛先とで、送信
する電子メールの内容を変更するようにしているが、同
等の処理を受信側のネットワークファクシミリ装置FX
が行うこともできる。
【0072】その場合、受信した電子メールのヘッダ情
報を調べて、自端末アドレスが「To:」フィールドに
登録されている場合には、添付ファイルを含めた全ての
電子メールの本文情報を取得する一方、自端末アドレス
が「Cc:」フィールドまたは「Bcc:」フィールド
に登録されている場合には、添付ファイル以外の電子メ
ールの本文情報を取得する(あるいは、第1パートまた
はテキストパートのみを取得する)ようにすればよい。
【0073】それにより、主たる宛先のみに添付ファイ
ルが送信されることとなり、「Cc:」フィールドおよ
び「Bcc:」フィールドに配置された宛先のユーザの
通信端末装置の蓄積容量を不当に占有するような事態を
回避することができる。
【0074】図8は、この場合に、ネットワークファク
シミリ装置FXが、電子メール送信時にメールサーバ装
置SMのSMTPサーバと通信するときの伝送手順の一
例を示している。この場合、図3に示した画面例のよう
に、「To:」フィールドに、電子メールアドレス「w
sb1@xyz.co.jp」が、また、「Cc:」フ
ィールドにwsa2@xyz.co.jpとwsa3@
xyz.co.jpの2つが入力されている。また、ネ
ットワークファクシミリ装置FXに登録されている電子
メールアドレスはwsa1@abc.co.jpであ
り、メールサーバ装置SMのホスト名は、wsa1.a
bc.co.jpである。なお、詳細な伝送手順のコマ
ンド等については、RFC821を参照のこと。
【0075】ネットワークファクシミリ装置FXは、S
MTPサーバとの間で通信パスを確立し(接続;TCP
ポート番号「25」を使う)、次いで、SMTPサーバ
に対して、通信の開始を指令するためにコマンド「HE
LO wsa1.abc.co.jp」を送信する。S
MTPサーバは、その通信開始を受け付けることが可能
な場合、ネットワークファクシミリ装置FXに対して正
常応答「250」を送出する。
【0076】次に、ネットワークファクシミリ装置FX
は、送信ユーザの電子メールアドレス(wsa1@ab
c.co.jp)をコマンド「MAIL FROM:」
の文字列に続いて送信する。SMTPサーバは、そのコ
マンドを受け付けることが可能な場合、ネットワークフ
ァクシミリ装置FXに対して正常応答「250」を送出
する。
【0077】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、宛先ユーザの電子メールを通知するためのコマン
ド「RCPT TO:」の文字列と、「To:」フィー
ルドに指定された宛先ユーザの電子メールアドレス(w
sb1@xyz.co.jp)を、SMTPサーバへ送
信する。SMTPサーバは、そのコマンドを受け付ける
ことが可能な場合、ネットワークファクシミリ装置FX
に対して正常応答「250」を送出する。
【0078】次に、ネットワークファクシミリ装置FX
は、「Cc:」フィールドに登録された1つ目の宛先ユ
ーザの電子メールを通知するためのコマンド「RCPT
TO:」の文字列と、「To:」フィールドに指定さ
れた宛先ユーザの電子メールアドレス(wsa2@xy
z.co.jp)を、SMTPサーバへ送信する。SM
TPサーバは、そのコマンドを受け付けることが可能な
場合、ネットワークファクシミリ装置FXに対して正常
応答「250」を送出する。
【0079】次いで、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、「Cc:」フィールドに登録された2つ目の宛先
ユーザの電子メールを通知するためのコマンド「RCP
TTO:」の文字列と、「To:」フィールドに指定さ
れた宛先ユーザの電子メールアドレス(wsa3@xy
z.co.jp)を、SMTPサーバへ送信する。SM
TPサーバは、そのコマンドを受け付けることが可能な
場合、ネットワークファクシミリ装置FXに対して正常
応答「250」を送出する。
【0080】このようにして、全ての宛先の指定を終了
すると、ネットワークファクシミリ装置FXは、電子メ
ールデータを送信するためのコマンド「DATA」をS
MTPサーバへ送信する。SMTPサーバは、そのコマ
ンドを受け付けることが可能な場合、電子メールデータ
の送信を要求する応答「345」を送出する。
【0081】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、図4に示したように、添付ファイルが含まれてい
る電子メールデータをSMTPサーバへ送信し、その送
信を終了すると、データの終了をあらわす「<CRLF
>.(ピリオド)<CRLF>」を送信する。
【0082】次に、ネットワークファクシミリ装置FX
は、SMTPサーバとの接続を終了するためにコマンド
「QUIT」をSMTPサーバへ送信し、SMTPサー
バは、チャネルを終了することを受け付ける旨を通知す
る応答「221」を送出する。
【0083】そして、この後は、ネットワークファクシ
ミリ装置FXとSMTPサーバとのTCPポート番号
「25」を使った接続が切断される。
【0084】図9は、この場合に、ネットワークファク
シミリ装置FXが電子メールを送信するときの処理の一
例を示している。
【0085】まず、ユーザがスキャナ5に送信原稿をセ
ットし(処理201)、図3に示したような画面より宛
先とテキスト(送信文面の内容)を入力し(処理20
2,203)、スタートキー(図示略)を押して送信開
始を指示すると(判断204の結果がYES)、スキャ
ナ5にセットされた送信原稿の画像を読み取り、それに
よって得た画像データを符号化復号化部8で符号化圧縮
した後に、画像蓄積装置9に蓄積する(処理205)。
【0086】次いで、全宛先に送信する電子メールを作
成する(処理206)。この電子メールの本文情報に
は、上述したように、添付ファイルとして送信画情報が
含まれる。
【0087】そして、処理206で作成した電子メール
を、「To:」フィールド、「Cc:」フィールド、お
よび、「Bcc:」フィールドに登録された全ての宛先
について、メールサーバ装置SMのSMTPサーバへ送
信し(処理207)、このときの処理を終了する。
【0088】図10は、この場合に、ネットワークファ
クシミリ装置FXが電子メールを受信した際の処理の一
例を示している。
【0089】ネットワークファクシミリ装置FXは、メ
ールサーバ装置SMのPOPサーバより自端末宛の電子
メールを受信すると(処理301)、それぞれの宛先フ
ィールドについて、登録されている電子メールアドレス
と、自端末の電子メールアドレスとを照合し(処理30
2)、自端末の電子メールアドレスが「To:」フィー
ルドに登録されているかどうかを調べる(判断30
3)。
【0090】自端末の電子メールアドレスが「To:」
フィールドに登録されている場合で、判断303の結果
がYESになるときには、電子メールの本文情報の全て
のパートのデータを取得・格納し(処理304)、取得
した電子メールの本文情報の内容を記録出力する(処理
306)。
【0091】また、自端末の電子メールアドレスが「T
o:」フィールドに登録されていない場合(すなわち、
「Cc:」フィールドまたは「Bcc:」フィールドに
登録されている場合)で、判断303の結果がNOにな
るときには、電子メールの本文情報の第1パートのみの
データを取得・格納し、それ以外のパートのデータは読
み捨てる(処理305)。そして、処理306へ進み、
取得した電子メールの本文情報の内容を記録出力する。
【0092】ところで、上述した各実施例は、本発明を
ネットワークファクシミリ装置FXに適用した場合につ
いて説明したが、本発明は、それ以外の電子メール通信
端末装置(例えば、ワークステーション装置WS1〜W
Sn)についても同様にして適用することができる。
【0093】この場合のワークステーション装置WS1
〜WSnの電子メール送信時の処理の一例を図11に示
す。
【0094】まず、例えば、図3に示したような操作画
面を表示して、「To:」フィールド、「Cc:」フィ
ールド、および、「Bcc:」フィールドへの宛先を登
録させるとともに、テキスト本文を入力させ、さらに、
添付ファイルの指定の有無を入力させて、電子メールを
作成させる(処理401)。
【0095】次いで、そのときに添付ファイルが指定さ
れているかどうかを調べ(判断402)、判断402の
結果がNOになるときには、全ての宛先に送信する電子
メールを作成する(処理403)。そして、処理403
で作成した電子メールを、「To:」フィールド、「C
c:」フィールド、および、「Bcc:」フィールドに
登録された全ての宛先について、メールサーバ装置SM
のSMTPサーバへ送信し(処理404)、このときの
処理を終了する。
【0096】また、添付ファイルが指定されている場合
で、判断402の結果がYESになるときには、主たる
宛先に送信する電子メールを作成する(処理405)。
この電子メールの本文情報には、添付ファイルが含まれ
る。
【0097】そして、処理405で作成した電子メール
を、「To:」フィールドに登録された全ての宛先につ
いて、メールサーバ装置SMのSMTPサーバへ送信す
る(処理406)。
【0098】次に、「Cc:」フィールドまたは「Bc
c:」フィールドに1つ以上の電子メールアドレスが登
録されているかどうかを調べ(判断407)、判断40
7の結果がYESになるときには、「Cc:」フィール
ドまたは「Bcc:」フィールドに登録された宛先に送
信する電子メールを作成する(処理408)。この電子
メールの本文情報には、添付ファイルは含まれない。
【0099】そして、処理408で作成した電子メール
を、「Cc:」フィールドと「Bcc:」フィールドに
登録された全ての宛先について、メールサーバ装置SM
のSMTPサーバへ送信し(処理409)、このときの
処理を終了する。
【0100】また、判断407の結果がNOになるとき
には、その時点でこのときの処理を終了する。
【0101】このようにして、本実施例では、主たる宛
先のみに添付ファイルが送信されることとなり、ネット
ワークのトラフィックを不当に占有することが回避され
るとともに、「Cc:」フィールドおよび「Bcc:」
フィールドに配置された宛先のユーザの通信端末装置の
蓄積容量を不当に占有するような事態を回避することが
できる。
【0102】図12は、この場合のワークステーション
装置WS1〜WSnの電子メール受信時の処理の一例を
示している。
【0103】ワークステーション装置WS1〜WSn
は、メールサーバ装置SMのPOPサーバより自端末宛
の電子メールを受信すると(処理501)、それぞれの
宛先フィールドについて、登録されている電子メールア
ドレスと、自端末の電子メールアドレスとを照合し(処
理502)、自端末の電子メールアドレスが「To:」
フィールドに登録されているかどうかを調べる(判断3
03)。
【0104】自端末の電子メールアドレスが「To:」
フィールドに登録されている場合で、判断503の結果
がYESになるときには、電子メールの本文情報の全て
のパートのデータを取得・格納し(処理504)、取得
した電子メールの本文情報の内容を表示出力する(処理
506)。
【0105】また、自端末の電子メールアドレスが「T
o:」フィールドに登録されていない場合(すなわち、
「Cc:」フィールドまたは「Bcc:」フィールドに
登録されている場合)で、判断503の結果がNOにな
るときには、電子メールの本文情報の第1パートのみの
データを取得・格納し、それ以外のパートのデータは読
み捨てる(処理505)。そして、処理506へ進み、
取得した電子メールの本文情報の内容を記録出力する。
【0106】このようにして、本実施例では、主たる宛
先のみに添付ファイルが送信されることとなり、「C
c:」フィールドおよび「Bcc:」フィールドに配置
された宛先のユーザの通信端末装置の蓄積容量を不当に
占有するような事態を回避することができる。
【0107】なお、上述した実施例におけるMUA(M
ail User Agent;いわゆるメーラー機
能)としては、適宜なものを適用することができる。ま
た、MTA(Mail Transfer Agen
t;いわゆるメールサーバ機能)としては、SMTPサ
ーバ以外の同等のものを適用した場合についても、本発
明を同様にして適用することができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主たる宛先のみに添付ファイルが送信されることとな
り、ネットワークのトラフィックを不当に占有すること
が回避されるとともに、「Cc:」フィールドおよび
「Bcc:」フィールドに配置された宛先のユーザの通
信端末装置の蓄積容量を不当に占有するような事態を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステ
ムを示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を
示したブロック図。
【図3】電子メールの操作入力画面の一例を示した概略
図。
【図4】添付ファイル付きの電子メールの一例を示した
概略図。
【図5】添付ファイル無しの電子メールの一例を示した
概略図。
【図6】ネットワークファクシミリ装置FXが、電子メ
ール送信時にメールサーバ装置SMのSMTPサーバと
通信するときの伝送手順の一例を示したタイムチャー
ト。
【図7】ネットワークファクシミリ装置FXが行う電子
メール送信時の処理の一例を示したフローチャート。
【図8】ネットワークファクシミリ装置FXが、電子メ
ール送信時にメールサーバ装置SMのSMTPサーバと
通信するときの伝送手順の他の例を示したタイムチャー
ト。
【図9】ネットワークファクシミリ装置FXが電子メー
ルを送信するときの処理の他の例を示したフローチャー
ト。
【図10】ネットワークファクシミリ装置FXが電子メ
ールを受信した際の処理の一例を示したフローチャー
ト。
【図11】ワークステーション装置WS1〜WSnの電
子メール送信時の処理の一例を示したフローチャート。
【図12】ワークステーション装置WS1〜WSnの電
子メール受信時の処理の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
FX ネットワークファクシミリ装置 WS1〜WSn ワークステーション装置 SM メールサーバ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ画情報の処理機能を備える
    とともに、ネットワークへ接続し、電子メールを用いて
    情報を送受信する機能を備えたネットワークファクシミ
    リ装置において、 画情報送信時、複数の宛先が指定された際、特定の宛先
    には、電子メールの添付ファイルとして画情報データを
    含めずに送信することを特徴とするネットワークファク
    シミリ装置。
  2. 【請求項2】 ファクシミリ画情報の処理機能を備える
    とともに、ネットワークへ接続し、電子メールを用いて
    情報を送受信する機能を備えたネットワークファクシミ
    リ装置において、 画情報送信時、複数の宛先が指定された際、主たる宛先
    属性以外の宛先には、電子メールの添付ファイルとして
    画情報データを含めずに送信することを特徴とするネッ
    トワークファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 ファクシミリ画情報の処理機能を備える
    とともに、ネットワークへ接続し、電子メールを用いて
    情報を送受信する機能を備えたネットワークファクシミ
    リ装置において、 画情報受信時、受信した電子メールにおける自端末宛の
    宛先属性が、主たる宛先属性以外である場合には、当該
    電子メールの添付ファイルを受信しないことを特徴とす
    るネットワークファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 電子メールを用いて情報をやりとりする
    電子メール通信端末装置において、 電子メール送信時、電子メールの添付ファイルが設定さ
    れており、かつ、複数の宛先が指定された際、特定の宛
    先には、上記添付ファイルを本文情報に含めない状態で
    電子メールを送信することを特徴とする電子メール通信
    端末装置。
  5. 【請求項5】 電子メールを用いて情報をやりとりする
    電子メール通信端末装置において、 電子メール送信時、電子メールの添付ファイルが設定さ
    れており、かつ、複数の宛先が指定された際、主たる宛
    先属性以外の宛先には、上記添付ファイルを本文情報に
    含めない状態で電子メールを送信することを特徴とする
    電子メール通信端末装置。
  6. 【請求項6】 電子メールを用いて情報をやりとりする
    電子メール通信端末装置において、 電子メール受信時、受信した電子メールにおける自端末
    宛の宛先属性が、主たる宛先属性以外である場合には、
    当該電子メールの添付ファイルを受信しないことを特徴
    とする電子メール通信端末装置。
JP2002021743A 2002-01-30 2002-01-30 ネットワークファクシミリ装置および電子メール通信端末装置 Pending JP2003224699A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006033610A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Canon Inc 画像通信装置および画像通信方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US8400656B2 (en) 2006-06-06 2013-03-19 Sharp Kabushiki Kaisha Image communication apparatus
JP2018107634A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 ブラザー工業株式会社 画像読取装置および画像送信方法

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