JP2003224472A - 発振器 - Google Patents
発振器Info
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- JP2003224472A JP2003224472A JP2002022503A JP2002022503A JP2003224472A JP 2003224472 A JP2003224472 A JP 2003224472A JP 2002022503 A JP2002022503 A JP 2002022503A JP 2002022503 A JP2002022503 A JP 2002022503A JP 2003224472 A JP2003224472 A JP 2003224472A
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- Japan
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
度を低下させることのない発振器を提供することを課題
とする。 【解決手段】PLLで構成された発振器において,基準
信号発振器と,基準信号の出力周波数を分周する分周器
と,電圧制御発振器と,発振信号の出力周波数を分周す
る分周器と,前記2つの分周器出力信号の位相を比較す
るための位相比較器と,ローパスフィルターと,ロック
検出器と,前記2つの分周器に各分周数を設定するため
の制御装置と,制御装置を動作させるためのクロック発
振器から成り,前記制御装置が,前記ロック検出器から
ロック状態を検知すると前記クロック発振器の動作を停
止させるようにした。
Description
用されるPLLで構成された発振器に関し,詳しくはそ
の発振信号の信号純度を向上させた発振器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のPLLで構成された発振器は制御
装置(マイコン等)により,基準信号の出力周波数を分
周する分周器と,発振信号の出力周波数を分周する分周
器に各分周数を設定するようになっている。また,前記
制御装置には制御装置を動作させるためのクロック発振
器が内蔵されている。前記制御装置は前記分周数を設定
した後も常時動作状態を維持するようにされており,P
LLロック後,クロック発振器の動作を停止する構成と
はなっていなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし,従来のPLL
で構成された発振器によると,PLLロック後クロック
発振器が動作しており,クロック発振器のクロック周波
数の基本波信号ならびに,高調波信号が上記発振信号に
回りこみ,発振信号の信号純度を低下させていた。こう
した問題点に鑑み,本発明は,PLLロック後,発振信
号の信号純度を低下させることのない発振器を提供する
ことを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1の発明は,PLLで構成された発振器にお
いて,基準信号発振器と,該基準信号発振器から出力さ
れる基準信号の出力周波数を分周する分周器と,発振信
号を出力する電圧制御発振器と,前記発振信号の出力周
波数を分周する分周器と,前記2つの分周器出力信号の
位相を比較するための位相比較器と,該位相比較器の出
力パルスから高調波成分を取り除いて,前記電圧制御発
振器に制御電圧を入力するためのローパスフィルター
と,前記位相比較器からの出力信号により,ロック状態
を検知するためのロック検出器と,前記2つの分周器に
各分周数を設定するための制御装置と,制御装置を動作
させるためのクロック発振器から成り,前記制御装置
が,前記ロック検出器からロック状態を検知すると前記
クロック発振器の動作を停止させるように構成される。 【0005】 【発明の実施の形態】以下に,本発明を具体化した実施
形態の1例を,図面を基に詳細に説明する。図1は本発
明に係るPLLで構成された発振器のブロック図を示
し,図2は発振器の制御装置が実行する分周数設定処理
のフローチャートである。10は発振器であり,11は
制御装置を動作させるためのクロック発振器であり,1
2は後述する分周器13に各分周数を設定するための制
御装置であり,13aは発振信号の出力周波数を分周す
る分周器であり,13bは基準信号発振器から出力され
る基準信号の出力周波数を分周する分周器であり,14
は基準信号発振器,15は出力端子,16は後述するロ
ーパスフィルターから出力される出力電圧に応じて周波
数が変化する発振信号を出力する電圧制御発振器,17
は後述する位相比較器の出力パルスから高調波成分を取
り除いて,前記電圧制御発振器16に制御電圧を入力す
るためのローパスフィルター(以下,LPFという),
18は分周器13aならびに分周器13bから出力され
る信号の位相差を検出するための位相比較器であり,1
9はロック状態を検知するためのロック検出器であり,
11乃至18により周知のPLL(Phase Loc
ked Loop)を構成している。 【0006】次に,発振器の動作について詳細に説明す
る。発振器に動作用電源が供給されると,クロック発振
器が動作し,所定のクロック信号が制御装置に入力され
る。制御装置はクロック発振器より出力されるクロック
信号に同期して,分周器13に各分周数を設定するため
の分周数設定処理が起動される。制御装置が実行する分
周数設定処理について図2を用いて詳細に説明する。分
周数設定処理が起動されると,ステップ(以下,Sとい
う)110にて,2つの分周器13a,13bに基準信
号の周波数と発振信号の周波数の関係から周知の方法で
求められる各分周数を設定する。その後,制御装置はロ
ック検出器からロック状態を表す信号が出力されるまで
S120で待機し,ロック検出器からロック状態を表す
信号が検出されるとS130に移行する。S130では
クロック発振器11の動作を停止させこの処理を終了す
る。なお,本実施例ではクロック発振器の動作停止処理
として,クロック発振器の動作電源の供給を遮断する方
法をとっている。 【0007】PLLがロック状態になると,所定の発振
周波数で且つ,信号純度の高い発振信号が出力端子から
出力される。次に,図3は従来のPLL構成による発振
器の発振信号の信号純度を表す図であり,図面中央にあ
る所定周波数の発振信号の近傍にクロック発振器から出
力されるクロック信号の基本波信号ならびに,高調波信
号が妨害波として現れていることがわかる。一方,図4
は本発明に係る発振器の発振信号の信号純度を表す図で
あり,図3に比べて,図面中央にある所定周波数の発振
信号の近傍にはクロック発振器からの妨害波の影響がな
いことがわかる。 【0008】尚,本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく,以下に例示するように,本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で適宜に変更して実施することも可能で
ある。本実施例では,クロック発振器と制御装置が別体
に設置されている場合について説明したが,制御装置に
クロック発振器が内蔵されていても良い。この場合,ク
ロック発振器の動作停止方法として,制御装置に準備さ
れていればスリープモードなどクロック発振器の動作を
停止するコマンドを実行しても良い。さらに,基準信号
発振器に基準信号の出力周波数を分周する分周器と,電
圧制御発振器と,発振信号の出力周波数を分周する分周
器と,位相比較器と,ロック検出器を内蔵しても良い。
この場合,回路を簡単に構成できるとともに,小型にで
きる効果がある。さらに,本発明を通信機器の周波数変
換装置の局部発振器として利用すると好適であることは
言うまでもない。また,分周器は分周数が変更できる可
変分周器として説明したが固定分周器でも良いし,基準
周波数ならびに,発振周波数が位相比較器の許容する周
波数範囲以内であればこれを省略しても良い。また,ク
ロック発振器の動作停止処理として,クロック発振器の
動作電源の供給を遮断する方法について説明したが,ク
ロック発振器と制御装置の間に周知のゲート回路を設
け,ゲート回路を制御することで,クロック信号を遮断
しても良い。 【0009】 【発明の効果】以上詳述したように,請求項1の発明に
よれば,ロック検出器からロック状態を検知すると前記
クロック発振器の動作を停止させるようにしたので,P
LLロック後,発振信号の信号純度の高い発振器を提供
することができる。
数設定処理のフローチャートである。 【図3】従来の発振信号の信号純度を表した図である。 【図4】本発明に係る発振信号の信号純度を表した図で
ある。 【符号の説明】 10・・発振器,11・・クロック発振器,12・・制
御装置,13a・・分周器,13b・・分周器,14・
・基準信号発振器,15・・出力端子,16・・電圧制
御発振器,17・・ローパスフィルター,18・・位相
比較器,19・・ロック検出器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】PLLで構成された発振器において,基準
信号発振器と,該基準信号発振器から出力される基準信
号の出力周波数を分周する分周器と,発振信号を出力す
る電圧制御発振器と,前記発振信号の出力周波数を分周
する分周器と,前記2つの分周器出力信号の位相を比較
するための位相比較器と,該位相比較器の出力パルスか
ら高調波成分を取り除いて,前記電圧制御発振器に制御
電圧を入力するためのローパスフィルターと,前記位相
比較器からの出力信号により,ロック状態を検知するた
めのロック検出器と,前記2つの分周器に各分周数を設
定するための制御装置と,制御装置を動作させるための
クロック発振器とにより構成され,前記制御装置が,前
記ロック検出器からロック状態を検知すると前記クロッ
ク発振器の動作を停止させるようにしたことを特徴とし
た発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002022503A JP2003224472A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002022503A JP2003224472A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003224472A true JP2003224472A (ja) | 2003-08-08 |
Family
ID=27745475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002022503A Pending JP2003224472A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003224472A (ja) |
-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002022503A patent/JP2003224472A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20041227 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050106 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060808 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061010 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070109 |