JP2003222807A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JP2003222807A
JP2003222807A JP2002021699A JP2002021699A JP2003222807A JP 2003222807 A JP2003222807 A JP 2003222807A JP 2002021699 A JP2002021699 A JP 2002021699A JP 2002021699 A JP2002021699 A JP 2002021699A JP 2003222807 A JP2003222807 A JP 2003222807A
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Sunao Seto
直 瀬戸
Nagaharu Nakajima
長晴 中嶋
Nobuo Funabiki
伸夫 船引
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で機能性が高くかつコ
ンパクトな光スイッチを提供する。 【解決手段】 本発明の1×2型光スイッチは、
回転中心10aに取り付けられ位置PA1、PA2で固
定可能な基体10と、その当光面11aに波長λ1選択
透過フィルタ機能及び波長λ2選択反射ミラー機能を有
する第一多層膜11と、当光面12aに波長λ2選択透
過フィルタ機能及び波長λ1選択反射ミラー機能を有す
る第二多層膜12と、基体10の回転駆動手段13と、
光信号SG1を入射する第一入射光路14と、第一また
は第二多層膜の透過光信号TS1を導く第一透過光路1
5と、第一または第二多層膜の反射光信号RS1を導く
第一反射光路16とを備え、基体10を位置PA1から
位置PA2へ回動をさせて、波長λ1及び波長λ2の光
が合波した光信号SG1を第一透過光路15と第一反射
光路16の出射光路に切り替えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の波長が合波した
入力光信号を透過光信号と、反射光信号に分岐する光ス
イッチに関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムの高度化に伴い、低挿入
損失、低クロストーク及び種々の機能を有する空間分割
型の光スイッチのニーズが高まっている。
【0003】これに対して現在実用化されている光スイ
ッチは、光ファイバを機械的に移動させることにより光
路の切り替えを行う1×2型程度の単位スイッチが主で
ある。
【0004】しかし、この方式のスイッチはその駆動部
の大きさからマトリクス状スイッチ等の高機能スイッチ
を構成することは困難である。
【0005】これらの問題を解決する方法として特開平
8−271811号に示す提案がなされている。
【0006】図6は従来の光スイッチの例であり、図6
(A)は透過状態を示し、図6(B)は波長毎に分岐し
た状態を示している。
【0007】図6(A)において、基板4上には入力側
光ファイバ5aと透過出力側光ファイバ5bとが同軸上
に対向して配置されており、両光ファイバ5a、5bの
光軸と直交するように反射出力側光ファイバ5cが配置
されている。基板4上の各光ファイバ5a、5b、5c
には球レンズ6a、6b、6cがそれぞれ配置されてい
る。永久磁石板7には反射ミラー7mが設けられてい
る。反射ミラー7mは波長1310nmにおいて透過、
波長1550nm帯波長において全反射するように設計
されており、波長選択性を有している。永久磁石板7の
回動軸8は、入力側光ファイバ5aと透過出力側光ファ
イバ5bとの間の平行光L1 の光路の外側かつ、回動
時に平行光L1 を横断することができるような位置に
配置されている。
【0008】図6(A)では、入力側光ファイバ5aよ
り出力される波長1310nmの光信号LS1と波長1
550nmの光信号LS2とが波長多重された光信号を
球レンズ6aによって平行光L1 に変換する。透過状
態においては、平行光L1 は球レンズ6bに入射し、
透過出力側光ファイバ5bに結合する。このとき、ミラ
ー付永久磁石板7はそれ自身の磁力により電磁石9aに
引き寄せられた状態で位置P1に保持されている。
【0009】図6(B)では、電磁石9a及び電磁石9
bに通電し、電磁石9aにミラー付永久磁石板7の接触
部分の極性と同極を誘起させると共に、電磁石9bにミ
ラー付永久磁石板7の接触部分と反対極性を誘起させ、
ミラー付永久磁石板7を、回動軸8を中心にして透過位
置P1から波長分岐位置P2まで回動させる。ミラー付
永久磁石板7が波長分岐位置P2に回動すると、波長1
310nmの光信号LS1は透過出力側光ファイバ5b
へ、波長1550nmの光信号LS2のみが反射ミラー
7mで反射されて光路L2 を通って反射出力側光ファ
イバ5cへスイッチされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光スイッチは、波長1310nmの光信号LS1と
波長1550nmの光信号LS2とが波長多重された光
信号を全て透過出力側光ファイバ5bに結合するか、ま
たは、波長1310nmの光信号LS1と波長1550
nmの光信号LS2とに分岐する機能しか有さず、各光
ファイバ5b、5cの波長1310nmの光信号LS1
と波長1550nmの光信号LS2とを入れ替えること
ができず、一度の動作で回線の交換等の高度な処理を行
うことができず、回線の交換を行うためには同様な複数
のミラー付永久磁石板7を経由する必要があり、光スイ
ッチが大型化し、動作も遅くなる問題がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、製造が容易で機能性が高くかつコンパクトな光スイ
ッチを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る光スイッチは、回転中心に対して回動可
能に取り付けられ該回転中心に対して互いにほぼ回転対
称となる位置に光が当たる2面の当光面が回転方向に対
して略垂直に配設され第一の所定位置および第二の所定
位置で固定可能な基体と、該基体の一方の当光面に設け
られた第一波長選択透過機能及び第二波長選択反射機能
を有する第一多層膜と、該基体の他方の当光面に設けら
れた第二波長選択透過機能及び第一波長選択反射機能を
有する第二多層膜と、該基体を回転駆動する回転駆動手
段と、該第一の所定位置または該第二の所定位置に固定
された該基体の第一多層膜または第二多層膜に対して所
定の角度から光信号を入射する入射光路と、第一多層膜
または第二多層膜の透過光信号を導く透過光路及び/ま
たは第一多層膜または第二多層膜の反射光信号を導く反
射光路とを備えてなり、第一の所定位置に固定された前
記基体の第一多層膜に対して入射光路から複数波長が合
波した光信号を入射した際に、第一波長を有する透過光
信号と第二波長を有する反射光信号とに分岐し、かつ、
第二の所定位置に固定された前記基体の第二多層膜に対
して入射光路から複数波長が合波した光信号を入射した
際に、第二波長を有する透過光信号と第一波長を有する
反射光信号とに分岐することを特徴とする。
【0013】本発明に使用する基体としては、屈折率が
1.46の石英ガラス、屈折率が1.52のBK−7等
の光学ガラス、均質なホウ珪酸ガラス等の材質からなる
直角プリズムの長辺を対向させ貼り付けたもの、透明な
ガラス板、透明な半円柱を対向させ貼り付けたもの等が
使用可能である。
【0014】第一波長選択透過機能及び第二波長選択反
射機能を有する第一多層膜と、第二波長選択透過機能及
び第一波長選択反射機能を有する第二多層膜としては、
例えば、光通信に使用される波長1310nmの光信号
と、波長1550nmのそれぞれの光信号に対してそれ
ぞれ波長選択透過機能及び波長選択反射機能を有するよ
うなものであれば使用可能である。なお、第一波長、第
二波長は特定の単色レーザー光に限らず、フィルタによ
り選択可能な第一波長群、第二波長群でもよい。また、
多層膜の構成としては、ガラス材質上にTiO2、Ta2
5等の高屈折率材料の膜とMgF2、SiO2、Al2
3、ZrO2等の低屈折率材料の膜とが互いに所定の膜厚
で数十層程度積層されていれば波長選択透過機能及び波
長選択反射機能を有する多層膜を形成することが可能で
あり、例えば、BK−7からなる基体では、その当光面
上に高屈折率材料の膜としてTa25、低屈折率材料の
膜としてAl23を交互に5〜100層程度成膜したも
の等が適している。
【0015】基体を回転駆動する回転駆動手段として
は、手動によるもの、永久磁石や電磁石等の磁力を用い
たもの、小型ギアモーター等を使用したもの、リニアモ
ータと歯車を組み合わせたもの等が使用可能である。
【0016】入射光路としては、光ファイバ等の光導波
路からの光信号をほぼ平行光にして、基体の第一多層膜
または第二多層膜に対して約45°等所定の角度から光
信号を入射するものであれば使用可能である。接続効率
を考慮すると斜め研磨仕上げされ、かつ、反射防止膜が
形成された光ファイバと反射防止膜が形成されたGRI
Nレンズや球面レンズ等により構成されたコリメータ等
が適している。
【0017】出射光路である透過光路または反射光路と
しては、ほぼ平行光として出射される第一多層膜または
第二多層膜の透過光信号または第一多層膜または第二多
層膜の反射光信号を、集光して光ファイバ等の光導波路
へ導くものであれば使用可能である。接続効率を考慮す
ると斜め研磨仕上げされ、かつ、反射防止膜が形成され
た光ファイバと反射防止膜が形成されたGRINレンズ
や球面レンズ等により構成されたコリメータが適してい
る。
【0018】また、本発明の光スイッチは、回転中心に
対して回動可能に取り付けられ該回転中心に対して互い
にほぼ回転対称となる位置に光が当たる2面の当光面が
回転方向に対して略垂直に配設され第一の所定位置およ
び第二の所定位置で固定可能な基体と、該基体の一方の
当光面に設けられた第一及び第四波長選択透過機能およ
び第二及び第三波長選択反射機能を有する第一多層膜
と、該基体の他方の当光面に設けられた第二及び第三波
長選択透過機能および第一及び第四波長選択反射機能を
有する第二多層膜と、前記基体を回転駆動する回転駆動
手段と、該第一の所定位置または該第二の所定位置に固
定された前記基体の第一多層膜または第二多層膜に対し
て所定の角度から光信号を入射する第一入射光路と、該
第一の所定位置または該第二の所定位置に固定された前
記基体の第二多層膜または第一多層膜に対して所定の角
度から光信号を入射する第二入射光路と、第一入射光路
から入射され該第一の所定位置または該第二の所定位置
に固定された第一多層膜または第二多層膜の透過光信号
を導く第一透過光路と、第二入射光路から入射され該第
一の所定位置または該第二の所定位置に固定された第二
多層膜または第一多層膜の透過光信号を導く第二透過光
路と、及び/または第一多層膜または第二多層膜のそれ
ぞれの反射光信号を導く第一反射光路と第二反射光路と
を備えてなり、第一の所定位置に固定された前記基体の
第一多層膜に対して第一入射光路から複数波長が合波し
た光信号を入射した際に、第一波長を有する透過光信号
と第二波長を有する反射光信号とに分岐すると共に、第
一の所定位置に固定された前記基体の第二多層膜に対し
て第二入射光路から複数波長が合波した光信号を入射し
た際に、第三波長を有する透過光信号と第四波長を有す
る反射光信号とに分岐し、かつ、第二の所定位置に固定
された前記基体の第二多層膜に対して第一入射光路から
複数波長が合波した光信号を入射した際に、第二波長を
有する透過光信号と第一波長を有する反射光信号とに分
岐すると共に、第二の所定位置に固定された前記基体の
第一多層膜に対して第二入射光路から複数波長が合波し
た光信号を入射した際に、第四波長を有する透過光信号
と第三波長を有する反射光信号とに分岐することを特徴
とする。
【0019】第一入射光路としては、第一の所定位置ま
たは第二の所定位置に固定された基体の第一多層膜また
は第二多層膜に対して所定の角度から光信号を入射する
ことが可能であればよい。また、接続効率を考慮すると
第一入射光路には、斜め研磨仕上げされ、かつ、反射防
止膜が形成された光ファイバと反射防止膜が形成された
GRINレンズや球面レンズ等により構成されたコリメ
ータが適している。
【0020】第二入射光路としては、第一の所定位置ま
たは第二の所定位置に固定された基体の第二多層膜また
は第一多層膜に対して所定の角度から光信号を入射する
ことが可能であればよい。また、接続効率を考慮すると
第二入射光路には、斜め研磨仕上げされ、かつ、反射防
止膜が形成された光ファイバと反射防止膜が形成された
GRINレンズや球面レンズ等により構成されたコリメ
ータが適している。
【0021】第一波長または第二波長の出射光路である
第一透過光路または第一反射光路としては、ほぼ平行光
として出射される第一多層膜または第二多層膜の透過光
信号または第二多層膜または第一多層膜の反射光信号
を、集光して光ファイバ等の光導波路へ導くものであれ
ば使用可能である。接続効率を考慮すると斜め研磨仕上
げされ、かつ、反射防止膜が形成された光ファイバと反
射防止膜が形成されたGRINレンズや球面レンズ等に
より構成されたコリメータが適している。
【0022】第三波長または第四波長の出射光路である
第二透過光路または第二反射光路としては、ほぼ平行光
として出射される第二多層膜または第一多層膜の透過光
信号または第一多層膜または第二多層膜の反射光信号
を、集光して光ファイバ等の光導波路へ導くものであれ
ば使用可能である。接続効率を考慮すると斜め研磨仕上
げされ、かつ、反射防止膜が形成された光ファイバと反
射防止膜が形成されたGRINレンズや球面レンズ等に
より構成されたコリメータが適している。
【0023】
【作用】本発明に係る光スイッチは、回転中心に対して
回動可能に取り付けられ該回転中心に対して互いにほぼ
回転対称となる位置に光が当たる2面の当光面が回転方
向に対して略垂直に配設され第一の所定位置および第二
の所定位置で固定可能な基体と、該基体の一方の当光面
に設けられた第一波長選択透過機能及び第二波長選択反
射機能を有する第一多層膜と、該基体の他方の当光面に
設けられた第二波長選択透過機能及び第一波長選択反射
機能を有する第二多層膜と、該基体を回転駆動する回転
駆動手段と、該第一の所定位置または該第二の所定位置
に固定された該基体の第一多層膜または第二多層膜に対
して所定の角度から光信号を入射する入射光路と、第一
多層膜または第二多層膜の透過光信号を導く透過光路及
び/または第一多層膜または第二多層膜の反射光信号を
導く反射光路とを備えてなり、第一の所定位置に固定さ
れた前記基体の第一多層膜に対して入射光路から複数波
長が合波した光信号を入射した際に、第一波長を有する
透過光信号と第二波長を有する反射光信号とに分岐し、
かつ、第二の所定位置に固定された前記基体の第二多層
膜に対して入射光路から複数波長が合波した光信号を入
射した際に、第二波長を有する透過光信号と第一波長を
有する反射光信号とに分岐するので、1回の第一の位置
から第二の位置への回転作動により波長が多重された入
射光を二つの出射光路に切り替えることができる1×2
型光スイッチを構成することが可能となる。
【0024】本発明に係る光スイッチは、回転中心に対
して回動可能に取り付けられ該回転中心に対して互いに
ほぼ回転対称となる位置に光が当たる2面の当光面が回
転方向に対して略垂直に配設され第一の所定位置および
第二の所定位置で固定可能な基体と、該基体の一方の当
光面に設けられた第一及び第四波長選択透過機能および
第二及び第三波長選択反射機能を有する第一多層膜と、
該基体の他方の当光面に設けられた第二及び第三波長選
択透過機能および第一及び第四波長選択反射機能を有す
る第二多層膜と、前記基体を回転駆動する回転駆動手段
と、該第一の所定位置または該第二の所定位置に固定さ
れた前記基体の第一多層膜または第二多層膜に対して所
定の角度から光信号を入射する第一入射光路と、該第一
の所定位置または該第二の所定位置に固定された前記基
体の第二多層膜または第一多層膜に対して所定の角度か
ら光信号を入射する第二入射光路と、第一入射光路から
入射され該第一の所定位置または該第二の所定位置に固
定された第一多層膜または第二多層膜の透過光信号を導
く第一透過光路と、第二入射光路から入射され該第一の
所定位置または該第二の所定位置に固定された第二多層
膜または第一多層膜の透過光信号を導く第二透過光路
と、及び/または第一多層膜または第二多層膜のそれぞ
れの反射光信号を導く第一反射光路と第二反射光路とを
備えてなり、第一の所定位置に固定された前記基体の第
一多層膜に対して第一入射光路から複数波長が合波した
光信号を入射した際に、第一波長を有する透過光信号と
第二波長を有する反射光信号とに分岐すると共に、第一
の所定位置に固定された前記基体の第二多層膜に対して
第二入射光路から複数波長が合波した光信号を入射した
際に、第三波長を有する透過光信号と第四波長を有する
反射光信号とに分岐し、かつ、第二の所定位置に固定さ
れた前記基体の第二多層膜に対して第一入射光路から複
数波長が合波した光信号を入射した際に、第二波長を有
する透過光信号と第一波長を有する反射光信号とに分岐
すると共に、第二の所定位置に固定された前記基体の第
一多層膜に対して第二入射光路から複数波長が合波した
光信号を入射した際に、第四波長を有する透過光信号と
第三波長を有する反射光信号とに分岐するので、第一の
位置から第二の位置への1回の回転作動により、波長が
多重されたそれぞれ二つの入射光をそれぞれ二つの出射
光路に切り替えることができる2×2型光スイッチを構
成することが可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0026】図1は本発明に係る1×2型の光スイッチ
の一実施例であり、図1(A)は第一の位置PA1の状
態を示し、図1(B)は第二の位置PA2の状態をそれ
ぞれ示している。
【0027】図1(A)において、本発明の1×2型の
光スイッチは、対向配置された光学ガラスのBK−7か
らなる直角プリズムからなり、回転中心10aに対して
回動可能に取り付けられて2カ所の所定位置PA1、P
A2で固定可能な基体10と、基体10の回転中心10
aに対して互いにほぼ回転対称となる基体10の回転方
向に対して略垂直な直角プリズムの対向する表面に当光
面11a、12aが配設され、当光面11aに波長が1
310nmの波長λ1選択透過機能及び波長が1550
nmの波長λ2選択反射機能を有する第一多層膜11が
設けられ、当光面12aに波長が1550nmの波長λ
2選択透過機能及び波長が1310nmの波長λ1選択
反射機能を有する第二多層膜12が設けられており、基
体10を回転駆動する回転駆動手段13と、第一の位置
PA1または第二の位置PA2に固定された基体10の
第一多層膜11または第二多層膜12に対して45°の
角度から光信号SG1を入射する第一入射光路14と、
第一多層膜11または第二多層膜12の透過光信号TS
1を導く第一透過光路15と、第一多層膜11または第
二多層膜12の反射光信号RS1を導く第一反射光路1
6とを備えてなり、第一の位置PA1に固定された基体
10の第一多層膜11に対して第一入射光路14から波
長λ1及び波長λ2のレーザー光が合波した光信号SG
1を入射した際に、波長λ1を有する透過光信号TS1
aと波長λ2を有する反射光信号RS1aとに分岐し、
かつ、第二の位置PA2に固定された基体10の第二多
層膜12に対して第一入射光路14から波長λ1及び波
長λ2のレーザー光が合波した光信号SG1を入射した
際に、波長λ2を有する透過光信号TS1bと波長λ1
を有する反射光信号RS1bとに分岐する。即ち、基体
10を、図1(A)の第一の位置PA1から図1(B)
の第二の位置PA2へ1回の回転作動をさせることによ
り、波長λ1及び波長λ2のレーザー光が合波した光信
号SG1を第一透過光路15と第一反射光路16の二つ
の出射光路へ切り替えることができる。
【0028】図2に第一多層膜11の光透過率特性を、
また、図3に第二多層膜12の光透過率特性をそれぞれ
示す。図2の第一多層膜11は、波長が1310nmの
波長λ1の光を99%以上透過し、波長が1550nm
の波長λ2の光を1%以下透過、即ち、99%以上反射
するものであり、図3の第二多層膜12は、波長が15
50nmの波長λ2の光を99%以上透過し、波長が1
310nmの波長λ1の光を1%以下透過、即ち、99
%以上反射するものである。BK−7からなる基体10
では、その当光面上に高屈折率材料の膜としてTa
25、低屈折率材料の膜としてAl23を交互に100
層程度成膜することにより、このような光学特性が得ら
れる。
【0029】図4は、基体10を回転駆動する回転駆動
手段13の一例を示すものである。回転駆動手段13
は、基体10に付設されたギア10bに歯合する直線状
の歯13b及び駆動用のコイル13cとを備えた図示し
ない直動レール上に配置された直動部13aと、基体1
0が第一の位置PA1に位置するように直動部13aを
固定するストッパ13dと、直動部13aをストッパ1
3dに引きつける引きバネ13eと、駆動用のコイル1
3cにより発生ずる磁力に対して反発力または引力を生
じさせて直動部13aを動かす磁石13fと、基体10
が第二の位置PA2に位置するように直動部13aを固
定するストッパ13gとからなる。この回転駆動手段1
3は、第一の位置PA1に位置する基体10に付設され
たギア10bに歯合する直線状の歯13b及び駆動用の
コイル13cとを備えた図示しない直動レール上に配置
された直動部13aの駆動用のコイル13cに電流を流
すことにより、磁石13fの反発力で直動部13aがス
トッパ13gまで前進してストッパ13gに当接する
と、直線状の歯13bに歯合するギア10bにより基体
10が回転駆動されて、第二の位置PA2に至る。ま
た、電流を止めると引きバネ13eにより、直動部13
aが引き戻されて基体10は第一の位置PA1に戻るよ
うになっている。
【0030】図5は本発明に係る2×2型の光スイッチ
の一実施例であり、図5(A)は第一の位置PA1の状
態を示し、図5(B)は第二の位置PA2の状態をそれ
ぞれ示している。
【0031】図5(A)において、本発明の2×2型の
光スイッチは、対向配置された光学ガラスのBK−7か
らなる直角プリズムからなり、回転中心10aに対して
回動可能に取り付けられて2カ所の所定位置PA1、P
A2で固定可能な基体10と、基体10の回転中心10
aに対して互いにほぼ対称となる位置に基体10の回転
方向に対して略垂直な直角プリズムの対向する表面に当
光面11a、12aが配設され、当光面11aにλ1お
よびλ4波長選択透過機能及びλ2およびλ3波長選択
反射機能を有する第一多層膜11が設けられ、当光面1
2aにλ2およびλ3波長選択透過機能及びλ1および
λ4波長選択反射機能を有する第二多層膜12が設けら
れており、基体10を回転駆動する回転駆動手段13
と、第一の位置PA1または第二の位置PA2に固定さ
れた基体10の第一多層膜11または第二多層膜12に
対して45°の角度から光信号SG1を入射する第一入
射光路14と、第一の所定位置PA1または第二の位置
PA2に固定された基体10の第二多層膜11または第
一多層膜12に対して45°の角度から光信号SG2を
入射する第二入射光路17と、第一入射光路14から入
射され第一の位置PA1または第二の位置PA2に固定
された第一多層膜11または第二多層膜12の透過光信
号TS1を導く第一透過光路15と、第二入射光路17
から入射され第一の位置PA1または第二の位置PA2
に固定された第二多層膜12または第一多層膜11の透
過光信号TS2を導く第二透過光路18と、第一多層膜
11または第二多層膜12のそれぞれの反射光信号RS
1、RS2を導く第一反射光路16、第二反射光路19
とを備えてなり、第一の位置PA1に固定された基体1
0の第一多層膜11に対して第一入射光路14からλ1
波長及びλ2波長のレーザー光が合波した光信号SG1
を入射した際に、λ1波長を有する透過光信号TS1a
とλ2波長を有する反射光信号RS1aとに分岐すると
共に、第一の所定位置PA1に固定された基体10の第
二多層膜12に対して第二入射光路17から波長が13
10nmのλ3波長及び波長が1550nmのλ4波長
のレーザー光が合波した光信号SG2を入射した際に、
λ3波長を有する透過光信号TS2aとλ4波長を有す
る反射光信号RS2aとに分岐し、かつ、第二の所定位
置PA2に固定された基体10の第二多層膜12に対し
て第一入射光路14からλ1波長及びλ2波長のレーザ
ー光が合波した光信号SG1を入射した際に、λ2波長
を有する透過光信号TS1bとλ1波長を有する反射光
信号RS1bとに分岐すると共に、第二の位置PA2に
固定された基体10の第一多層膜11に対して第二入射
光路17からλ3波長及びλ4波長のレーザー光が合波
した光信号SG2を入射した際に、λ4波長を有する透
過光信号TS2bとλ3波長を有する反射光信号RS2
bとに分岐する。即ち、基体10を、図5(A)の第一
の位置PA1から図5(B)の第二の位置PA2へ1回
の回転作動をさせることにより、λ1波長及びλ2波長
のレーザー光が合波した光信号SG1及び、λ3波長及
びλ4波長のレーザー光が合波した光信号SG2を第一
透過光路15と第一反射光路16及び第二透過光路18
と第二反射光路19のそれぞれ二つの出射光路へ切り替
えることができる。
【0032】なお、上記実施の形態では説明を簡単にす
るためλ1とλ4、λ2とλ3を同じ波長としたが、こ
れに限らず、他の波長でもよい。
【0033】
【発明の効果】以上請求項1に記載の発明によれば、光
学系が簡潔でコンパクトであり、かつ1回の第一の位置
から第二の位置への回転作動により波長が多重された入
射光を二つの出射光路に切り替えることができる高速切
り替えが可能な1×2型光スイッチを実現することがで
きる。
【0034】また、請求項2に記載の発明によれば、二
つの入射光を四つの出射光路に切り替えることができる
高速切り替えが可能な2×2型光スイッチを実現するこ
とが可能となる光通信網を構築する上で優れた効果を発
揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に記載の光スイッチの動作原
理を説明する説明図。
【図2】第一多層膜の一例の光学特性を説明するグラ
フ。
【図3】第二多層膜の一例の光学特性を説明するグラ
フ。
【図4】基体を回転駆動する回転駆動手段の説明図。
【図5】本発明の請求項2に記載の光スイッチの動作原
理を説明する説明図。
【図6】従来の光スイッチの例を示す説明図。
【符号の説明】
10 基体 10a 回転中心 10b ギア 11 第一多層膜 11a、12a 当光面 12 第二多層膜 13 回転駆動手段 13a 直動部 13b 直線状の歯 13c 駆動用のコイル 13d ストッパ 13e 引きバネ 13f 磁石 13g ストッパ 14 第一入射光路 15 第一透過光路 16 第一反射光路 17 第二入射光路 18 第二透過光路 19 第二反射光路 PA1 第一の位置 PA2 第二の位置 SG1、SG2 光信号 TS1、TS2 透過光信号 RS1、RS2 反射光信号 λ1 第一波長 λ2 第二波長 λ3 第三波長 λ4 第四波長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船引 伸夫 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 Fターム(参考) 2H041 AA14 AA21 AB10 AC01 AZ02 AZ05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中心に対して回動可能に取り付けら
    れ該回転中心に対して互いにほぼ回転対称となる位置に
    光が当たる2面の当光面が回転方向に対して略垂直に配
    設され第一の所定位置および第二の所定位置で固定可能
    な基体と、該基体の一方の当光面に設けられた第一波長
    選択透過機能及び第二波長選択反射機能を有する第一多
    層膜と、該基体の他方の当光面に設けられた第二波長選
    択透過機能及び第一波長選択反射機能を有する第二多層
    膜と、該基体を回転駆動する回転駆動手段と、該第一の
    所定位置または該第二の所定位置に固定された該基体の
    第一多層膜または第二多層膜に対して所定の角度から光
    信号を入射する入射光路と、第一多層膜または第二多層
    膜の透過光信号を導く透過光路及び/または第一多層膜
    または第二多層膜の反射光信号を導く反射光路とを備え
    てなり、 第一の所定位置に固定された前記基体の第一多層膜に対
    して入射光路から複数波長が合波した光信号を入射した
    際に、第一波長を有する透過光信号と第二波長を有する
    反射光信号とに分岐し、かつ、第二の所定位置に固定さ
    れた前記基体の第二多層膜に対して入射光路から複数波
    長が合波した光信号を入射した際に、第二波長を有する
    透過光信号と第一波長を有する反射光信号とに分岐する
    ことを特徴とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】 回転中心に対して回動可能に取り付けら
    れ該回転中心に対して互いにほぼ回転対称となる位置に
    光が当たる2面の当光面が回転方向に対して略垂直に配
    設され第一の所定位置および第二の所定位置で固定可能
    な基体と、該基体の一方の当光面に設けられた第一及び
    第四波長選択透過機能および第二及び第三波長選択反射
    機能を有する第一多層膜と、該基体の他方の当光面に設
    けられた第二及び第三波長選択透過機能および第一及び
    第四波長選択反射機能を有する第二多層膜と、前記基体
    を回転駆動する回転駆動手段と、該第一の所定位置また
    は該第二の所定位置に固定された前記基体の第一多層膜
    または第二多層膜に対して所定の角度から光信号を入射
    する第一入射光路と、該第一の所定位置または該第二の
    所定位置に固定された前記基体の第二多層膜または第一
    多層膜に対して所定の角度から光信号を入射する第二入
    射光路と、第一入射光路から入射され該第一の所定位置
    または該第二の所定位置に固定された第一多層膜または
    第二多層膜の透過光信号を導く第一透過光路と、第二入
    射光路から入射され該第一の所定位置または該第二の所
    定位置に固定された第二多層膜または第一多層膜の透過
    光信号を導く第二透過光路と、及び/または第一多層膜
    または第二多層膜のそれぞれの反射光信号を導く第一反
    射光路と第二反射光路とを備えてなり、 第一の所定位置に固定された前記基体の第一多層膜に対
    して第一入射光路から複数波長が合波した光信号を入射
    した際に、第一波長を有する透過光信号と第二波長を有
    する反射光信号とに分岐すると共に、第一の所定位置に
    固定された前記基体の第二多層膜に対して第二入射光路
    から複数波長が合波した光信号を入射した際に、第三波
    長を有する透過光信号と第四波長を有する反射光信号と
    に分岐し、かつ、第二の所定位置に固定された前記基体
    の第二多層膜に対して第一入射光路から複数波長が合波
    した光信号を入射した際に、第二波長を有する透過光信
    号と第一波長を有する反射光信号とに分岐すると共に、
    第二の所定位置に固定された前記基体の第一多層膜に対
    して第二入射光路から複数波長が合波した光信号を入射
    した際に、第四波長を有する透過光信号と第三波長を有
    する反射光信号とに分岐することを特徴とする光スイッ
    チ。
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