JP2003222218A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JP2003222218A
JP2003222218A JP2002020026A JP2002020026A JP2003222218A JP 2003222218 A JP2003222218 A JP 2003222218A JP 2002020026 A JP2002020026 A JP 2002020026A JP 2002020026 A JP2002020026 A JP 2002020026A JP 2003222218 A JP2003222218 A JP 2003222218A
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trunnions
continuously variable
variable transmission
power roller
outer ring
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JP2002020026A
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Tomonobu Yoshikawa
朋伸 吉川
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた耐久性を有するトロイダル型無段変速
機を低コストで実現する。 【解決手段】 トラニオン7、7に対しパワーローラ9
を回転自在に支持する為のスラスト玉軸受14、14を
構成する、このパワーローラ9と外輪16とを構成する
鋼材の組成並びに性状を工夫する。即ち、この鋼材の組
成を、0.90〜1.20重量%のCと、0.3〜2.
0重量%のSiと、0.30〜1.5重量%のMnと、
0.030重量%以下のPと、0.030重量%以下の
Sと、1.0〜2.0重量%のCrと、0.05〜0.5
0重量%のTiと、0.03重量%以下のNとを含有し、
残部をFeと不可避不純物とする。又、表面並びに内部
に、平均粒径が5〜100nmであるTi炭化物及びTi炭窒
化物を分散させる。更に、内輪軌道18及び外輪軌道1
9の硬度を、焼き入れ及び焼き戻しを順次行なう熱処理
により、HRC59以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るトロイダル型無段
変速機は、例えば自動車の自動変速機用の変速ユニット
として、或は各種産業機械用の変速機として、それぞれ
利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用自動変速機として、図1〜2に
略示する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研
究され、一部で実施されている。このトロイダル型無段
変速機は、例えば実開昭62−71465号公報に開示
されている様に、入力軸1と同心に入力側ディスク2を
支持し、この入力軸1と同心に配置された出力軸3の端
部に出力側ディスク4を固定している。トロイダル型無
段変速機を納めたケーシング5(後述する図4参照)の
内側には、上記入力軸1並びに出力軸3に対し捻れの位
置にある枢軸6、6を中心として揺動するトラニオン
7、7を設けている。
【0003】これら各トラニオン7、7は、長さ方向
(図1〜2の表裏方向)両端面に上記枢軸6、6を、各
トラニオン7、7毎に互いに同心に、各トラニオン7、
7毎に1対ずつ設けている。これら各枢軸6、6の中心
軸は、上記各ディスク2、4の中心軸と交差する事はな
いが、これら各ディスク2、4の中心軸の方向に対し直
角若しくはほぼ直角方向である、捩れの位置に存在す
る。又、上記各トラニオン7、7の中心部には変位軸
8、8の基半部を支持し、上記枢軸6、6を中心として
各トラニオン7、7を揺動させる事により、上記各変位
軸8、8の傾斜角度の調節を自在としている。各トラニ
オン7、7に支持された変位軸8、8の先半部周囲に
は、それぞれパワーローラ9、9を回転自在に支持して
いる。そして、これら各パワーローラ9、9を、上記入
力側、出力側両ディスク2、4の内側面2a、4a同士
の間に挟持している。
【0004】上記入力側、出力側両ディスク2、4の互
いに対向する内側面2a、4aは、それぞれ断面が、上
記枢軸6を中心とする円弧若しくはこの様な円弧に近い
曲線を回転させて得られる、断面円弧状の凹面をなして
いる。そして、球状凸面に形成された各パワーローラ
9、9の周面9a、9aを、上記内側面2a、4aに当
接させている。又、上記入力軸1と入力側ディスク2と
の間には、ローディングカム装置10を設け、このロー
ディングカム装置10によって上記入力側ディスク2
を、出力側ディスク4に向け弾性的に押圧しつつ、回転
駆動自在としている。
【0005】上述の様に構成されるトロイダル型無段変
速機の使用時、入力軸1の回転に伴って上記ローディン
グカム装置10が上記入力側ディスク2を、上記複数の
パワーローラ9、9に押圧しつつ回転させる。そして、
この入力側ディスク2の回転が、上記複数のパワーロー
ラ9、9を介して出力側ディスク4に伝達され、この出
力側ディスク4に固定の出力軸3が回転する。
【0006】入力軸1と出力軸3との回転速度を変える
場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で減速を行なう
場合には、枢軸6、6を中心として前記各トラニオン
7、7を揺動させ、上記各パワーローラ9、9の周面9
a、9aが図1に示す様に、入力側ディスク2の内側面
2aの中心寄り部分と出力側ディスク4の内側面4aの
外周寄り部分とにそれぞれ当接する様に、前記各変位軸
8、8を傾斜させる。反対に、増速を行なう場合には、
上記各トラニオン7、7を揺動させ、上記各パワーロー
ラ9、9の周面9a、9aが図2に示す様に、入力側デ
ィスク2の内側面2aの外周寄り部分と出力側ディスク
4の内側面4aの中心寄り部分とに、それぞれ当接する
様に、上記各変位軸8、8を傾斜させる。これら各変位
軸8、8の傾斜角度を図1と図2との中間にすれば、入
力軸1と出力軸3との間で、中間の変速比を得られる。
【0007】更に、図3〜4は、実願昭63−6929
3号(実開平1−173552号)のマイクロフィルム
に記載された、より具体化されたトロイダル型無段変速
機を示している。入力側ディスク2と出力側ディスク4
とは円管状の入力軸11の周囲に、それぞれ回転自在に
支持している。又、この入力軸11の端部と上記入力側
ディスク2との間に、ローディングカム装置10を設け
ている。一方、上記出力側ディスク4には、出力歯車1
2を結合し、これら出力側ディスク4と出力歯車12と
が同期して回転する様にしている。
【0008】1対のトラニオン7、7の長さ方向(図3
の表裏方向、図4の左右方向)両端部に互いに同心に設
けた枢軸6、6は、支持部材である1対の支持板13、
13に、揺動並びに軸方向(図3の表裏方向、図4の左
右方向)の変位自在に支持している。そして、上記各ト
ラニオン7、7の中間部に、変位軸8、8の基半部を支
持している。これら各変位軸8、8は、基半部と先半部
とを互いに偏心させている。そして、このうちの基半部
を上記各トラニオン7、7の中間部に回転自在に支持
し、それぞれの先半部にパワーローラ9、9を、ラジア
ルニードル軸受等の転がり軸受を介して、回転自在に支
持している。
【0009】尚、上記1対の変位軸8、8は、上記入力
軸11に対して180度反対側位置に設けている。又、
これら各変位軸8、8の基半部と先半部とが偏心してい
る方向は、上記入力側、出力側両ディスク2、4の回転
方向に関して同方向(図4で左右逆方向)としている。
又、偏心方向は、上記入力軸11の配設方向に対してほ
ぼ直交する方向としている。従って上記各パワーローラ
9、9は、上記入力軸11の配設方向に関して若干の変
位自在に支持される。
【0010】又、上記各パワーローラ9、9の外側面と
上記各トラニオン7、7の中間部内側面との間には、こ
れら各パワーローラ9、9の外側面の側から順に、スラ
スト玉軸受14、14とスラストニードル軸受15、1
5とを設けている。このうちのスラスト玉軸受14、1
4は、上記各パワーローラ9、9に加わるスラスト方向
の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ9、9の回
転を許容するもので、特許請求の範囲に記載したスラス
ト転がり軸受に対応するものである。又、上記各スラス
トニードル軸受15、15は、上記各パワーローラ9、
9から上記各スラスト玉軸受14、14を構成する外輪
16、16に加わるスラスト荷重を支承しつつ、上記各
変位軸8、8の先半部及び上記外輪16、16が、これ
ら各変位軸8、8の基半部を中心として揺動する事を許
容する。更に、上記各トラニオン7、7は、油圧式のア
クチュエータ17、17により、前記各枢軸6、6の軸
方向の変位自在としている。
【0011】上述の様に構成されるトロイダル型無段変
速機の場合、入力軸11の回転はローディングカム装置
10を介して入力側ディスク2に伝えられる。そして、
この入力側ディスク2の回転が、1対のパワーローラ
9、9を介して出力側ディスク4に伝えられ、更にこの
出力側ディスク4の回転が、出力歯車12より取り出さ
れる。
【0012】入力軸11と出力歯車12との間の回転速
度比を変える場合には、上記各アクチュエータ17、1
7により上記1対のトラニオン7、7を、それぞれ逆方
向に、例えば、図4の下側のパワーローラ9を同図の右
側に、同図の上側のパワーローラ9を同図の左側に、そ
れぞれ変位させる。この結果、これら各パワーローラ
9、9の周面9a、9aと上記入力側ディスク2及び出
力側ディスク4の内側面2a、4aとの当接部に作用す
る、接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の
向きの変化に伴って上記各トラニオン7、7が、支持板
13、13に枢支された枢軸6、6を中心として、互い
に逆方向に揺動する。この結果、前述の図1〜2に示し
た様に、上記各パワーローラ9、9の周面9a、9aと
上記各内側面2a、4aとの当接位置が変化し、上記入
力軸11と出力歯車12との間の回転速度比が変化す
る。
【0013】トロイダル型無段変速機による動力伝達時
には、構成各部の弾性変形に基づいて、上記各パワーロ
ーラ9、9が上記入力軸11の軸方向に変位する。そし
て、これら各パワーローラ9、9を支持した前記各変位
軸8、8が、それぞれの基半部を中心として僅かに回動
する。この回動の結果、上記各スラスト玉軸受14、1
4の外輪16、16の外側面と上記各トラニオン7、7
の内側面とが相対変位する。これら外側面と内側面との
間には、前記各スラストニードル軸受15、15が存在
する為、この相対変位に要する力は小さい。
【0014】上述の様に構成され作用するトロイダル型
無段変速機により大きな動力(高トルク)を伝達する際
には、上記入力側、出力側両ディスク2、4及び上記各
パワーローラ9、9に、大きな曲げ応力や剪断応力が繰
り返し加わる。この様に繰り返し加わる大きな応力によ
っても上記各部材2、4、9に亀裂等の損傷が発生せ
ず、トロイダル型無段変速機全体としての耐久性を確保
する為には、上記各部材2、4、9個々の耐久性を向上
させる事が重要になる。これら各部材2、4、9の耐久
性を向上させる為の従来技術として、特開平7−715
55号公報、同7−286649号公報、特開2001
−82566号公報に記載されたものがある。
【0015】このうちの特開平7−71555号公報に
記載された従来技術の第1例は、入力側、出力側各ディ
スク又はパワーローラに、浸炭処理或は浸炭窒化処理を
施し、当該部材表面に、有効厚さが2〜4mmの硬化層を
形成する事により、当該部材の耐疲労割れ寿命の向上を
図ったものである。又、特開平7−286649号公報
に記載された従来技術の第2例は、先ず、入力側、出力
側各ディスク又はパワーローラに、浸炭処理或は浸炭窒
化処理、並びに、焼き入れ及び焼き戻しを順次行なう熱
処理を施す。その後、当該部材にショットピーニング加
工を施した後、この部材に所定研削代分の研削仕上を施
す。上記従来技術の第2例の場合には、これら一連の処
理により、上記部材に、剥離、破損、疲労割れ等の損傷
が発生する事を防止するとしている。又、特開2001
−82566号公報に記載された従来技術の第3例は、
入力側、出力側各ディスク又はパワーローラを、炭素量
が0.3〜0.5重量%の中炭素鋼により構成し、これ
に浸炭処理或は浸炭窒化処理を施す事により、当該部材
の耐久性の向上を図るとしている。更に、「NASA
Technical note NASA ATND−8362」に
は、入力側、出力側各ディスク及びパワーローラを構成
する為の材料として、AISI52100を使用する事
が記載されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した各公報に記載
された、従来技術の第1〜3例は、何れも、長時間の浸
炭処理或は浸炭窒化処理を施している為、これら浸炭処
理或は浸炭窒化処理の為の熱処理に要するコストが嵩
み、トロイダル型無段変速機の全体としての製造コスト
が嵩む原因となる。これに対して、「NASA Techni
cal note NASA ATND−8362」に記載され
ている様に、AISI52100を使用する場合には、
製造コストの低減を図れる反面、耐久性の確保が難しく
なる。即ち、この場合には、当該部材の疲れ寿命の確保
が難しく、入力側、出力側各ディスクの内側面と各パワ
ーローラの周面との接触部が、当該接触部に生じる高い
接触応力や、スピン、滑りの影響で高温になる結果、当
該部材に短時間で剥離が発生する可能性が生じる。本発
明は、この様な事情に鑑みて、優れた耐久性(長寿命)
を有するトロイダル型無段変速機を低コストで実現すべ
く発明したものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のトロイダル型無
段変速機は、前述の図1〜4に示した従来から知られて
いるトロイダル型無段変速機と同様に、第一ディスク及
び第二ディスクと、複数のトラニオンと、変位軸と、パ
ワーローラと、スラスト転がり軸受とを備える。このう
ちの第一ディスク及び第二ディスクは、それぞれが断面
円弧形の凹面である互いの内側面同士を対向させた状態
で、互いに同心に、且つ互いに独立した回転自在に支持
されている。又、上記各トラニオンは、上記両ディスク
の中心軸に対し捻れの位置にある状態でそれぞれの両端
部に設けられた枢軸を中心として揺動する。又、上記変
位軸は、上記各トラニオンの中間部に、これら各トラニ
オンの内側面から突出する状態で支持されている。又、
上記パワーローラは、上記各トラニオンの内側面側に配
置され、且つ、上記両ディスク同士の間に挟持された状
態で、上記各変位軸の周囲に回転自在に支持されたもの
で、その周面を球状凸面としている。更に、上記スラス
ト転がり軸受は、上記各パワーローラの外側面と上記各
トラニオンの内側面との間に設けられている。そして、
上記各スラスト転がり軸受は、上記各パワーローラの外
側面に形成された内輪軌道と、上記各トラニオンの内側
面に支持された外輪の内側面に形成された外輪軌道との
間に、複数個の転動体を設けて成るものである。
【0018】特に、本発明のトロイダル型無段変速機に
於いては、何れも、上記各スラスト転がり軸受を構成す
る上記パワーローラと上記外輪とのうちの少なくとも一
方の部材であってその軸方向片面に軌道面を有する軌道
輪が、0.90〜1.20重量%のCと、0.3〜2.
0重量%のSiと、0.30〜1.5重量%のMnと、0.
030重量%以下のPと、0.030重量%以下のS
と、1.0〜2.0重量%のCrと、0.05〜0.50
重量%のTiと、0.03重量%以下のNとを含有し、残
部をFeと不可避不純物とした鋼製である。又、請求項1
に記載したトロイダル型無段変速機の場合には、表面並
びに内部に、平均粒径が5〜100nmであるTi炭化物及
びTi炭窒化物を分散させており、上記軌道面の硬度が、
焼き入れ及び焼き戻しを順次行なう熱処理によりHRC
59以上とされている。一方、請求項2に記載したトロ
イダル型無段変速機の場合には、平均粒径が5〜100
nmであるTi炭化物及びTi炭窒化物を分散させた鋼製であ
り、上記軌道面の硬度が、浸炭窒化処理と焼き入れ及び
焼き戻しとを順次行なう熱処理によりHRC59以上と
されている。
【0019】
【作用】上述の様に構成する本発明のトロイダル型無段
変速機によれば、運転時に大きな応力を繰り返し受ける
為に耐久性確保が難しい、パワーローラと外輪との一方
又は双方の耐摩耗性及び疲労特性を向上させて、トロイ
ダル型無段変速機全体としての耐久性向上を図れる。し
かも、前述した従来技術の第1〜3例に比べ、熱処理に
要する時間及びエネルギを低減して、熱処理に要するコ
ストを低減し、トロイダル型無段変速機全体としての低
コスト化を図れる。尚、本発明のトロイダル型無段変速
機で、上記パワーローラと上記外輪とのうちの少なくと
も一方の部材であってその軸方向片面に軌道面を有する
軌道輪を構成する鋼材の組成を上述の様に規制した理由
は、次の通りである。
【0020】先ず、Cは、焼き入れ、焼き戻し後の硬度
を確保し、転がり疲れ寿命に関する特性を向上させる為
に添加する。この様な目的で添加するCの添加量が0.
90重量%未満の場合には、十分な効果を得られない。
これに対して、1.20重量%を超えて添加すると、巨
大炭化物が発生し、逆に、転がり疲れ寿命に関する特性
を劣化させてしまう。この為、Cの添加量を0.90〜
1.20重量%の範囲に限定した。
【0021】次に、Siは、製鋼時に脱酸剤として作用す
る事に加えて、得られた鋼材の焼き入れ性の確保、又、
高温時の軟化抵抗性を得る為に添加する。この様な目的
で添加するSiの添加量が0.3重量%未満の場合には、
十分な効果を得られない。これに対して、2.0重量%
を超えて添加すると、冷間加工性が低下して、良質の軌
道輪を得る為に要するコストが嵩む。この為、Siの添加
量を0.3〜2.0重量%の範囲に限定した。
【0022】次に、Mnは、焼き入れ性を向上させると共
に、転がり疲れ寿命を向上させる為に添加する。この様
な目的で添加するMnの添加量が0.3重量%未満では十
分な効果を得られない。これに対して、1.5重量%を
超えて添加すると、被削性(削り易さ)が著しく低下
し、軌道輪の表面性状を所望の状態とする為の加工が面
倒になる。この為、Mnの添加量を0.30〜1.5重量
%の範囲に限定した。
【0023】次に、P及びSは、強度低下の原因となる
為、添加量を極力抑える必要がある(可及的に0%に近
い事が好ましい)。何れの元素に関しても、0.030
重量%を越えて添加すると、強度低下が無視できなくな
る。この為、P及びSの添加量を、0.030重量%以
下とした。次に、Crは、鋼の焼き入れ性を向上させ、疲
労強度、靭性等を向上させる為に添加する。この様な効
果は、Crを1.0〜2.0重量%の範囲で添加した場合
に十分得られる。
【0024】次に、Tiは、鋼中にTi炭化物(TiC)、Ti
炭窒化物(TiCN)の形で微細分散して耐摩耗性の向上
を図ると共に、結晶粒の粗大化を抑制する為に添加す
る。この様なTiの添加量が0.05重量%未満の場合に
は十分な効果を得られない。これに対して、0.50重
量%を超えて添加すると、逆にTi炭化物やTi炭窒化物が
粗大化して、十分な効果を示さなくなるだけでなく、剥
離の起点となる介在物になってしまう。この為、Tiの添
加量を、0.05〜0.50重量%の範囲に限定した。
【0025】次に、Nは、Ti及びCと結合してTi炭窒化
物を生成し、微細分散して耐摩耗性の向上を図ると共
に、結晶粒の粗大化を抑制する為に添加する。但し、
0.03重量%を越えて添加すると、粗大なTi炭窒化物
が析出する様になる。この為、Nの含有量は0.03重
量%以下とした。尚、上記効果を得る為にNは、0.0
15重量%以上添加する事が好ましい。
【0026】上述の様な組成を有する鋼材により、トロ
イダル型無段変速機を構成するパワーローラと外輪との
うちの少なくとも一方である軌道輪を造り、この軌道輪
に優れた耐摩耗性及び疲労特性を持たせる為には、上記
組成を有する鋼材を、次の条件で加工して、上記軌道輪
を造る。
【0027】即ち、上述した成分範囲に溶製した鋼を、
1100〜1200℃の温度範囲に加熱して圧延し、鋼
片若しくは鋼材を得る。更に、この鋼材に、900〜1
200℃の温度範囲で圧延若しくは鍛造加工を施す事に
より、上記軌道輪を構成する為の素材を得る。そして、
この素材に、焼き入れ及び焼き戻しを順次施すか、或は
浸炭窒化処理と焼き入れと焼き戻しとを順次施す。これ
ら一連の処理を施す事により、平均粒径が5〜100nm
である、Ti炭化物及びTi炭窒化物を微細分散させた、鋼
製の素材を得られる。そこで、この素材に所定の軌道面
を仕上げる等の研削加工を施す事により、上記軌道輪を
得る。この様にして得られた軌道輪は、優れた耐摩耗性
並びに疲労特性を有し、これを組み込んだトロイダル型
無段変速機の耐久性を十分に確保できる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の特徴は、例えば図3〜4
に示す様なハーフトロイダル型のトロイダル型無段変速
機を構成するパワーローラ9をトラニオン7の内側面に
回転自在に支持する為のスラスト転がり軸受であるスラ
スト玉軸受14を構成する、上記パワーローラ9と外輪
16とのうちの少なくとも一方(好ましくは双方)の材
料を工夫する点にある。即ち、上記各部材9、16を構
成する鋼材の組成を工夫する事により、上記スラスト玉
軸受14を含む上記トロイダル型無段変速機の耐久性向
上を、コスト上昇を抑えつつ実現する点にある。図面に
現れるトロイダル型無段変速機の具体的構造に就いて
は、上記図3〜4に示した構造の他、従来から広く知ら
れている各種ハーフトロイダル型のトロイダル型無段変
速機が、何れも対象となる。
【0029】例えば、上記図3〜4に示したトロイダル
型無段変速機に本発明を適用する場合には、上記パワー
ローラ9と外輪16とのうちの少なくとも一方(好まし
くは双方)を、0.90〜1.20重量%のCと、0.
3〜2.0重量%のSiと、0.30〜1.5重量%のMn
と、 0.030重量%以下のPと、0.030重量%
以下のSと、1.0〜2.0重量%のCrと、0.05〜
0.50重量%のTiと、0.03重量%以下のNとを含
有し、残部をFeと不可避不純物とした鋼材により造る。
【0030】そして、この鋼材の表面並びに内部に、平
均粒径が5〜100nmであるTi炭化物及びTi炭窒化物を
分散させると共に、上記パワーローラ9の外側面に形成
した内輪軌道18と上記外輪16の内側面に形成した外
輪軌道19とのうちの少なくとも一方(好ましくは双
方)の軌道面の硬度を、焼き入れ及び焼き戻しを順次行
なう熱処理により、HRC59以上とする。或は、上記
鋼材を、平均粒径が5〜100nmであるTi炭化物及びTi
炭窒化物を分散させた鋼製とし、上記軌道面の硬度を、
浸炭窒化処理と焼き入れ及び焼き戻しとを順次行なう熱
処理により、HRC59以上とする。尚、上記鋼材に、
浸炭窒化処理後、焼き入れ処理及び焼き戻し処理を施せ
ば、異物混入潤滑下での寿命特性を向上させる事ができ
る。即ち、トロイダル型無段変速機内に潤滑及び動力伝
達の為に封入したトラクションオイル中に、金属の摩耗
粉等の異物が混入した状態でも、上記内輪軌道18や外
輪軌道19に、圧痕等の損傷が生じにくくして、より優
れた耐久性を得られる。
【0031】
【実施例】上述の様な組成並びに表面硬度を有する鋼材
を使用する事により、トロイダル型無段変速機を構成す
るパワーローラ9と外輪16とのうちの少なくとも一方
の耐久性向上を図れる事を確認する為に、本発明者が行
なった実験に就いて説明する。先ず、例えば図3〜4に
示す様なトロイダル型無段変速機に組み込むパワーロー
ラ9及び外輪16を構成する為の材料として、次の表1
に示す様な組成を有する22種類の鋼材を、100kgの
真空溶解炉内で溶製調製した。
【0032】
【表1】
【0033】この様にして調製した鋼材を、900〜1
200℃の温度範囲で鍛造加工を施すか(パワーローラ
9の場合)、或は1100〜1200℃の温度範囲で鍛
伸して(外輪16の場合)、前記パワーローラ9或は外
輪16よりも少し大きな素材を得た。次いで、この素材
に旋削加工を施して、これらパワーローラ9或は外輪1
6にほぼ一致する形状を有する第二素材とした。次い
で、この第二素材に、次のに示す2種類の熱処理の
うちの何れかの熱処理を施した。最後に、上記パワーロ
ーラ9外側面の内輪軌道18或は上記外輪16の内側面
の外輪軌道19を研摩する仕上加工を施して、トロイダ
ル型無段変速機に組み込むべき、上記パワーローラ9及
び外輪16とした。
【0034】熱処理 図5に示す様に、温度が840〜860℃のRxガス雰囲
気中で、0.5〜1.0時間熱処理(ずぶ焼き)した
後、オイルクエンチ(焼き入れ)を行ない、次に、温度
が160〜180℃の大気中で2時間加熱した後、冷却
する(焼き戻す)。 熱処理 図6に示す様に、温度が840〜860℃のRxガス、エ
ンリッチガス及びアンモニアガス雰囲気中で3〜5時間
熱処理(浸炭窒化)した後、オイルクエンチ(焼き入
れ)を行ない、次に、温度が160〜180℃の大気中
で2時間加熱した後、冷却する(焼き戻す)。
【0035】又、比較例12として、次の表2に示す様
な組成を有する浸炭鋼に、次述する熱処理を施した。
そして、熱処理後に仕上加工を施して、パワーローラ9
及び外輪16とした。
【表2】 尚、上記熱処理は、図7に示す様に、先ず、温度が9
30〜950℃のRxガス、エンリッチガス及びアンモニ
アガス雰囲気中で20〜30時間熱処理(浸炭窒化処
理)した後、放冷を行なう。次に、温度が840〜86
0℃のRxガス雰囲気で0.5〜1時間熱処理した後、オ
イルクエンチを行ない、更に、温度が160〜180℃
の大気中で2時間加熱した後、冷却する(焼き戻す)。
この様な熱処理により得られる比較例12は、優れた耐
久性を有する反面、熱処理に要するコストが嵩むもので
ある。
【0036】一方、前記パワーローラ9を挟持する、入
力側、出力側各ディスク2、4(図3)は、表2で示す
組成の浸炭鋼に、図7に示す様な熱処理を施して作製
した。又、パワーローラ9を構成する鋼材の組成と、当
該パワーローラ9を挟持する入力側、出力側各ディスク
2、4を構成する鋼材の組成とは、互いに同じとした。
【0037】この様にして得られた供試体(パワーロー
ラ9、外輪16、入力側、出力側各ディスク2、4)を
用いてトロイダル型無段変速機の変速機構部分(バリエ
ータ)を組み立てた。組立後、この変速機構部分を試験
装置に組み込み、次に示す試験条件及び試験条件
で、耐久試験を行なった。試験条件では、異物(ステ
ンレス粉)を潤滑油(トラクションオイル)中に混入、
拡散させた状態で試験を行なった。又、耐久試験は、パ
ワーローラ9の外側面に形成した内輪軌道18に剥離が
発生するまで行なった。各耐久試験は、同種の資料に就
いて5個ずつ(n=5)行ない、得られた結果をワイブ
ル確率用紙上で整理し、90%残存寿命値(L10値)を
求めた。得られた試験結果を表3に示す。 試験条件 入力軸の回転数 : 4000min-1 入力トルク : 370Nm 使用潤滑油 : トラクションオイル 油温 : 100℃ 試験条件 入力軸の回転数 : 4000min-1 入力トルク : 300Nm 使用潤滑油 : トラクションオイル 油温 : 100℃ 異物 : 大きさ(平均粒径) 74〜147μm 平均硬さ HV500 量 0.005g/L
【0038】
【表3】
【0039】前述した様な耐久試験の結果を表したこの
表3から明らかな通り、本発明の様な組成並びに性状を
有する鋼材により造られたパワーローラ9は、比較例1
2に示した従来のパワーローラ9と同等の寿命特性を有
する。しかも、前述した図5〜6と図7とを比較すれば
明らかな通り、上記比較例12を得る為に必要とした、
長時間の浸炭窒化処理を省略する事ができて、熱処理コ
ストの低減を図れる。尚、鋼種15、17を使用した比
較例4、6は、熱処理コストを低く抑えられて、しかも
耐久性は十分であるが、加工が面倒で、この面からコス
トが嵩む。又、上述の様に、熱処理コストを低減してト
ロイダル型無段変速機全体としてのコスト低減を図れる
事は、本発明をパワーローラ9のみ若しくは外輪16の
みに関して実施した場合でも同様である。要は、何れも
厳しい条件下で使用されるパワーローラ9と外輪16と
のうちで、より厳しい条件下で使用される部材に就いて
本発明を適用する。勿論、上記パワーローラ9と外輪1
6との双方に本発明を適用する事が好ましい。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、優れた耐久性を有するトロイダル型無段変
速機を低コストで実現して、トロイダル型無段変速機の
普及に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となるトロイダル型無段変速機の
基本的構成を、最大減速時の状態で示す側面図。
【図2】同じく最大増速時の状態で示す側面図。
【図3】従来の具体的構造の1例を示す断面図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】熱処理を示す工程図。
【図6】熱処理を示す工程図。
【図7】熱処理を示す工程図。
【符号の説明】
1 入力軸 2 入力側ディスク 2a 内側面 3 出力軸 4 出力側ディスク 4a 内側面 5 ケーシング 6 枢軸 7 トラニオン 8 変位軸 9 パワーローラ 9a 周面 10 ローディングカム装置 11 入力軸 12 出力歯車 13 支持板 14 スラスト玉軸受 15 スラストニードル軸受 16 外輪 17 アクチュエータ 18 内輪軌道 19 外輪軌道
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 33/62 F16C 33/62

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが断面円弧形の凹面である互い
    の内側面同士を対向させた状態で、互いに同心に、且つ
    互いに独立した回転自在に支持された第一ディスク及び
    第二ディスクと、これら両ディスクの中心軸に対し捻れ
    の位置にある状態でそれぞれの両端部に設けられた枢軸
    を中心として揺動する複数のトラニオンと、これら各ト
    ラニオンの中間部に、これら各トラニオンの内側面から
    突出する状態で支持された変位軸と、これら各トラニオ
    ンの内側面側に配置され且つ上記両ディスク同士の間に
    挟持された状態で、上記各変位軸の周囲に回転自在に支
    持された、その周面を球状凸面としたパワーローラと、
    これら各パワーローラの外側面と上記各トラニオンの内
    側面との間に設けられたスラスト転がり軸受とを備え、
    これら各スラスト転がり軸受は、上記各パワーローラの
    外側面に形成された内輪軌道と上記各トラニオンの内側
    面に支持された外輪の内側面に形成された外輪軌道との
    間に複数個の転動体を設けて成るものであるトロイダル
    型無段変速機に於いて、上記各スラスト転がり軸受を構
    成する上記パワーローラと上記外輪とのうちの少なくと
    も一方の部材であってその軸方向片面に軌道面を有する
    軌道輪が、0.90〜1.20重量%のCと、0.3〜
    2.0重量%のSiと、0.30〜1.5重量%のMnと、
    0.030重量%以下のPと、0.030重量%以下
    のSと、1.0〜2.0重量%のCrと、0.05〜0.
    50重量%のTiと、0.03重量%以下のNとを含有
    し、残部をFeと不可避不純物とし、表面並びに内部に、
    平均粒径が5〜100nmであるTi炭化物及びTi炭窒化物
    を分散させた鋼製であり、上記軌道面の硬度が、焼き入
    れ及び焼き戻しを順次行なう熱処理によりHRC59以
    上とされている事を特徴とするトロイダル型無段変速
    機。
  2. 【請求項2】 それぞれが断面円弧形の凹面である互い
    の内側面同士を対向させた状態で、互いに同心に、且つ
    互いに独立した回転自在に支持された第一ディスク及び
    第二ディスクと、これら両ディスクの中心軸に対し捻れ
    の位置にある状態でそれぞれの両端部に設けられた枢軸
    を中心として揺動する複数のトラニオンと、これら各ト
    ラニオンの中間部に、これら各トラニオンの内側面から
    突出する状態で支持された変位軸と、これら各トラニオ
    ンの内側面側に配置され且つ上記両ディスク同士の間に
    挟持された状態で、上記各変位軸の周囲に回転自在に支
    持された、その周面を球状凸面としたパワーローラと、
    これら各パワーローラの外側面と上記各トラニオンの内
    側面との間に設けられたスラスト転がり軸受とを備え、
    これら各スラスト転がり軸受は、上記各パワーローラの
    外側面に形成された内輪軌道と上記各トラニオンの内側
    面に支持された外輪の内側面に形成された外輪軌道との
    間に複数個の転動体を設けて成るものであるトロイダル
    型無段変速機に於いて、上記各スラスト転がり軸受を構
    成する上記パワーローラと上記外輪とのうちの少なくと
    も一方の部材であってその軸方向片面に軌道面を有する
    軌道輪が、0.90〜1.20重量%のCと、0.3〜
    2.0重量%のSiと、0.30〜1.5重量%のMnと、
    0.030重量%以下のPと、0.030重量%以下
    のSと、1.0〜2.0重量%のCrと、0.05〜0.
    50重量%のTiと、0.03重量%以下のNとを含有
    し、残部をFeと不可避不純物とし、平均粒径が5〜10
    0nmであるTi炭化物及びTi炭窒化物を分散させた鋼製で
    あり、上記軌道面の硬度が、浸炭窒化処理と焼き入れ及
    び焼き戻しとを順次行なう熱処理によりHRC59以上
    とされている事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111176212A (zh) * 2019-12-25 2020-05-19 武汉恒精电热设备有限公司 二维位移跟踪机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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