JP2003221981A - 開口部装置 - Google Patents

開口部装置

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JP2003221981A
JP2003221981A JP2002021047A JP2002021047A JP2003221981A JP 2003221981 A JP2003221981 A JP 2003221981A JP 2002021047 A JP2002021047 A JP 2002021047A JP 2002021047 A JP2002021047 A JP 2002021047A JP 2003221981 A JP2003221981 A JP 2003221981A
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Japan
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water
door
frame
upper frame
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Application number
JP2002021047A
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English (en)
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Takashi Fukuyama
孝 福山
Keisuke Okada
圭輔 岡田
Yasuhiro Otsuka
保弘 大塚
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Tostem Corp
Original Assignee
Tostem Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチとの干渉を回避しつつ扉体と上枠との
隙間の正面側を十分に止水し、扉体上部の止水性の向上
を図る。 【解決手段】 上枠2a、下枠2bおよび左右の縦枠2
c,2dからなる枠体2内に中折れ式の折畳み可能な扉
体3を開閉自在に設け、前記上枠2aと下枠2bの対向
部にはガイドレール4,5が設けられ、前記扉体3の四
隅には前記ガイドレール4,5に支持される支持体2
0,21が設けられ、前記扉体3の略中央上部には前記
ガイドレール4に係合して扉体3を閉鎖位置に固定する
ラッチ67が設けられ、該ラッチ67との干渉を回避し
つつ前記扉体3と前記上枠2aとの間の浴室側の隙間6
3を塞ぐために、上枠2aに上側止水片64aを、且つ
扉体3に下側止水片64bをそれぞれ設け、扉体3の閉
鎖時に両止水片64a,64bの先端同士が前記隙間6
3の位置で重なるように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、浴室等の開口部装
置に係り、特に扉体上部の止水性の向上を図った開口部
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、浴室等に使用されている開口部
装置としては、上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠
体内に中折れ式の折畳み可能な扉体を開閉自在に設けて
なる中折れドアが知られている。前記上枠と下枠の対向
部にはガイドレールが設けられ、前記扉体の四隅には前
記ガイドレールに支持される支持体が設けられている。 【0003】特に、浴室に使用される中折れドアにおい
ては、浴室側から脱衣室側に水が漏れ出ないようにする
ために、また、バリアフリータイプの場合、浴室側から
脱衣室側へ水が漏れ易いことから、種々の止水対策が施
されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記中
折れドアにおいては、扉体と上枠との間を封止ないし塞
ぐために、上枠に形成された戸当り部に扉体の背面側上
部との間を塞ぐ背面側上部止水片部が設けられているだ
けであった。このため、扉体と上枠との隙間が浴室側
(正面側)に開口されていることから、上方へ飛び散っ
たシャワー水等の水が扉体と上枠との隙間に入る恐れが
あり、この隙間に水が入ると、その水が扉体3の内部に
入り込んで脱衣室側に浸入する恐れがあり、止水性が損
なわれる恐れがあった。 【0005】この問題を解決する対策として、扉体と上
枠との隙間の浴室側に正面側上部止水片部を設けること
が考えられるが、扉体の略中央上部には前記ガイドレー
ルに係合して扉体を閉鎖位置に固定するためのラッチが
設けられているため、前記正面側上部止水片部を上枠の
浴室側に下向きに設けると、扉体の開閉時にラッチが正
面側上部止水片部と干渉し、扉体の開閉性が損なわれる
という問題がある。逆に、前記正面側上部止水片部を扉
体の閉鎖時に上枠の正面部に当接するように扉体の上部
に上向きに設けると、上枠の正面部を流下した水滴や水
が正面側止水片部と当接面との間に浸透して扉体の内部
に入り込む可能性がある。 【0006】本発明は、前記事情を考慮してなされたも
ので、ラッチとの干渉を回避しつつ扉体と上枠との隙間
の正面側を十分に止水することができ、扉体上部の止水
性の向上が図れる開口部装置を提供することを目的とす
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の中折れドアは、
上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体内に中折れ式
の折畳み可能な扉体を開閉自在に設け、前記上枠と下枠
の対向部にはガイドレールが設けられ、前記扉体の四隅
には前記ガイドレールに支持される支持体が設けられ、
前記扉体の略中央上部には前記ガイドレールに係合して
扉体を閉鎖位置に固定するラッチが設けられ、該ラッチ
との干渉を回避しつつ前記扉体と前記上枠との間の浴室
側の隙間を塞ぐために、上枠に上側止水片を、且つドア
体に下側止水片をそれぞれ設け、扉体の閉鎖時に両止水
片の先端同士が前記隙間の位置で重なるように設けられ
ていることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。図1は本発明を浴室用中折れ
ドアに適用した実施の形態を示す浴室側正面図、図3は
同中折れドアの縦断面図、図4は同中折れドアの横断面
図である。 【0009】これらの図に示すように、中折れドア1
は、上枠2a、下枠2bおよび左右の縦枠2c,2dか
らなる方形枠状の枠体2と、この枠体2内に開閉自在に
設けられた中折れ式の折畳み可能な扉体3を備えてい
る。前記枠体2は浴室と脱衣室を連通する開口に設け設
けられる。前記枠体2を構成する上枠2a、下枠2bお
よび左右の縦枠2c,2dは、例えばアルミニウム合金
の押出形材からなっている。 【0010】前記上枠2aと下枠2bの対向面(対向
部)には長手方向に沿ってガイドレール4,5がそれぞ
れ1条ずつ設けられ、前記扉体3の四隅には前記ガイド
レール4,5に支持されて扉体3の吊元および戸先を回
動自在に支持する支持体20,21がそれぞれ設けられ
ている。前記下枠2bの上面は、浴室の床6および脱衣
室の床7と略同じ高さとされ、通行の障害とならないバ
リアフリーとなっている。浴室の床6は、防水パンから
なり、この防水パンの一側部(周縁の立上り部を切除し
た部分)に前記下枠2bが取付部材8を介して取付けら
れている。なお、下枠2bに排水樋等の排水手段は設け
られていない。このため、下枠2bの構造が簡素化され
ている反面、浴室側から脱衣室側に水が漏れ易いので、
特に止水構造が後述するように強化されている。 【0011】前記扉体3は、左右一対の障子3a、3b
と、両障子3,3bを隣り合わせで回動自在に連結する
中折れ用のヒンジ部材9とから主に構成されている。各
障子3a,3bは、上框10a、下框10bおよび左右
の縦框10c,10dからなる方形の框体10と、この
框体10内に中桟10eを介して上下に装着された例え
ば不透明ガラス、樹脂製パネル等からなる遮蔽体11と
から主に構成されている。図示例では、一方(戸先側)
の障子3aにおける中桟10eの浴室側に把手10が設
けられている。前記上框10a、下框10b、左右の縦
框10c,10dおよび中桟10eは、例えばアルミニ
ウム合金の押出形材からなっている。 【0012】前記扉体3は、図4に示すように、幅方向
略中央の背面側に中折れ用のヒンジ部材9を有してい
る。扉体3を構成する両障子3a,3bの隣接する縦框
(中央框ともいう)10c,10cは、対向する側方が
開口しており、両開口内に跨ってヒンジ部材9が配置さ
れている。前記縦框10cにおける浴室側の正面部13
の先端は背面側に接近するように曲面状に形成され、脱
衣室側の背面部14の先端には正面側に断面略U字状に
折り返された係止部15が形成されている。 【0013】前記ヒンジ部材9は、例えばアルミニウム
合金の押出形材からなり、両縦框10c,10cの背面
部14,14の係止部15,15を回動自在に係止する
ための断面L字状の一対の係止受部16,16と、中折
れ時に拡開する両縦枠10c,10cの正面部13,1
3先端部間を背面側から覆う断面略円弧状のカバー部1
7とを一体的に有している。また、前記両係止受部1
6,16間には左右の障子3a,3bの係止部15,1
5の回動をガイドするための上下方向に連続した例えば
硬質樹脂製のガイド部材18が設けられ、前記カバー部
17の正面側略中央部には扉体3の閉鎖時に両縦枠10
c,10cの正面部13,13先端部間に挟まれて先端
部間をシールするための上下方向に連続した正面側の中
央止水部材19が設けられている。 【0014】この中央止水部材19は、弾性を有する軟
質樹脂またはゴム系材料からなっている。前記中央框で
ある両縦框10c,10cの上端部と下端部とには、そ
れぞれ各端部を覆う合成樹脂製の端部キャップ22,2
3が装着されている。 【0015】前記両縦枠2c、2dの内側下部には扉体
3の側部との間を塞ぐための所定高さ例えば10cmの
下側部止水部材(コーナー止水ピースともいう)24が
設けられ、この下側部止水部材24に扉体3の側部を閉
鎖時に押し付けるべく扉体3の吊元および戸先の回動中
心が偏心して設けられている。 【0016】具体的には、扉体3の吊元側および戸先側
の縦框10d,10dはホロー(中空)構造とされ、そ
の外側部の正面側(浴室側)コーナー部10xおよび背
面側(脱衣室側)コーナー部10yは下側部止水部材2
4との摩擦抵抗を低減すべくそれぞれ曲面状に形成され
ている。そして、前記縦枠2c,2dの上端部に上部支
持体20が装着され、縦枠2c,2dの下端部に下部支
持体21が装着されている。なお、上部支持体20と下
部支持体21は、それぞれ吊元側のものと戸先側のもの
とがあるが、吊元側のものと戸先側のものとは左右対称
で略同じ構造であるため、吊元側のものについて説明す
る。 【0017】図5は吊元側の上部支持体を示す図で、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視図、
(c)は(b)のB−B矢視断面図である。図5に示す
ように、上部支持体20は、吊元側の縦枠2cの上端部
に嵌合装着されるケース25と、このケース25に回動
自在に設けられた本体26とから主に構成されている。
前記ケース25の下部には筒状の軸受部27が扉体3の
中心線Lより浴室側(正面側)に所定の偏心量Gで偏心
して形成されされている。 【0018】前記本体26の上部には上部のガイドレー
ル4に摺動自在に係合するガイド溝28が形成されてい
ると共に、そのガイドレール4に沿って走行するための
車輪29が軸支されている。また、前記本体26の下部
にはその中心より浴室側に所定の偏心量Gで偏心された
回動軸30が形成され、この回動軸30が前記ケース2
5の軸受部27に回動自在に嵌合されている。これによ
り、扉体3の吊元側側部を閉鎖時に下側部止水部材24
に押し付けるべく扉体3の回動中心Pが扉体3の中心線
Lよりも浴室側に所定の偏心量Gだけ偏心して設けられ
ている。 【0019】前記回動軸30の先端は軸受部から突出し
ており、その突出端には本体26の所定範囲の上下移動
を許容する抜け止め用のストッパー部31が形成されて
いる。また、前記軸受部27には、本体26を上方へ付
勢するバネ32が設けられている。上部のガイドレール
4に対するガイド溝28の係合もしくは離脱を行うべく
本体26を上下移動操作するために、前記回動軸30に
は環状の操作溝33が形成され、軸受部27には操作窓
34が形成されている。また、縦框10dには前記操作
窓34から操作溝33に係合して本体26の上下移動操
作を行うための操作部材35が設けられている。なお、
吊元側の上部支持体20は、ガイドレール4上を勝手に
移動しないように吊元側に保持するために、ガイドレー
ル4の端部に設けた切欠部4aに係止されるストッパー
ピン36が設けられているが、戸先側の上部支持体には
設けられていない。 【0020】図6は吊元側の下部支持体を示す図で、
(a)は平面図、(b)は(a)のC−C矢視図、
(c)は(b)のD−D矢視断面図である。図6に示す
ように、下部支持体21は、吊元側の縦枠2cの下端部
に嵌合装着されるケース37と、このケース37に回動
自在に設けられた本体38とから主に構成されている。
前記ケース37の上部には筒状の軸受部39が扉体3の
中心線Lより浴室側に所定の偏心量Gで偏心して形成さ
れされている。前記本体38の下部には下部のガイドレ
ール5に摺動自在に係合するガイド溝40が形成されて
いると共に、そのガイドレール5に沿って走行するため
の車輪41が軸支されている。 【0021】また、前記本体38の上部にはその中心よ
り浴室側に所定の偏心量Gで偏心された回動軸42が形
成され、この回動軸42が前記ケース37の軸受部39
に回動自在に嵌合されている。これにより、扉体3の吊
元側側部を閉鎖時に下側部止水部材24に押し付けるべ
く扉体3の回動中心Pが扉体3の中心線Lよりも浴室側
に所定の偏心量Gだけ偏心して設けられている。前記回
動軸42の先端は軸受部39から突出しており、その突
出端には本体38の所定範囲の上下移動を許容する抜け
止め用のストッパー部43が形成されている。また、前
記軸受部39には、本体38を下方へ付勢するバネ44
が設けられている。 【0022】前記縦枠2c,2dの内側面(対向面)に
は閉鎖時の扉体3の背面側に位置する戸当りフィン45
が設けられ、縦枠2c,2dの正面側端部と戸当りフィ
ン45の正面側端部とには扉体3との間を二重に封止な
いし止水するための第1の側部止水片部(正面側側部止
水片部ともいう)46と第2の側部止水片部(背面側側
部止水片部ともいう)47を取付けるための第1の取付
溝48と第2の取付溝49とが形成されている。前記下
側部止水部材24は、図6の(a)ないし図7に示すよ
うに、縦枠2cの内側面における正面側端部と戸当りフ
ィン45との間に収まるブロック状に形成され、この下
側部止水部材24には前記第1の取付溝48および第2
の取付溝49に係合する第1の係合部51および第2の
係合部52が形成されていると共に、扉体3の曲面状の
コーナー部10x,10yを含む側部に面接触する曲面
状の接触面53が形成されている。前記第1および第2
の側部止水片部46,47ならびに下側部止水部材24
は、弾性を有する軟質樹脂からなっている。 【0023】前記第1の取付溝48および第2の取付溝
49には、前記下側部止水片部24の位置する部分を除
いて第1の側部止水片部46および第2の側部止水片部
47が取付けられている。また、前記下側部止水片部2
4の上端部には、縦枠2cの内側面や扉体3の側部に付
いて流下する水滴や水等を浴室側に導くために浴室側に
傾斜した傾斜面54が形成されている。下側部止水部材
24と第2の側部止水片部47との間には隙間は設けら
れていないが、下側部止水部材24と第1の側部止水片
部46との間には傾斜面54を流下する水滴や水を浴室
側に排水するための隙間55が設けられている。 【0024】前記扉体3の下部には、下枠2b上面との
間を二重に封止ないし止水するための第1の下部止水片
部(正面側下部止水片部ともいう)56と第2の下部止
水片部(背面側下部止水片部ともいう)57が設けられ
ている。この場合、第1の下部止水片部56および第2
の下部止水片部57を扉体3の下部に取付けるために、
図6の(b)ないし図8に示すように、扉体3の下部を
構成する下框10b、下部支持体21のケース37およ
び下部端部キャップ23の下部には、第1の取付溝58
および第2の取付溝59が形成されている。 【0025】そして、特に前記第2の下部止水片部57
は、図8ないし図9に示すように、止水性の強化ないし
向上を図るために、扉体3の下部の背面側に略全長に渡
って連続して設けられている。これは、扉体3が背面側
を支点に中折れするため、扉体3の下部の背面側に略全
長に渡って連続した長尺の第2の下部止水片部57を設
けることができるからである。第2の下部止水片部57
は扉体3の中折れに追従して略中間で屈曲することがで
きる。扉体3の正面側は中折れ時に拡開するため、第1
の下部止水片部56は左右の障子3a,3b毎に分割さ
れている。なお、第1の下部止水片部56および第2の
下部止水片部57が水圧で脱衣室側に押されて捲れるの
を防止して止水性の更なる向上を図るために、下枠2b
の上面には、扉体3の閉鎖時に第1の下部止水片部56
の背面側が当接する第1の突条部60と、第2の下部止
水片部57の背面側が当接する断面逆L字状の第2の突
条部61とが設けられていることが好ましい。 【0026】図2にも示すように、前記上枠2aの下面
には閉鎖時の扉体3の背面側に位置する戸当り部62が
設けられ、閉鎖時の扉体3と上枠2aの間の隙間63を
二重に封止ないし止水するために、前記隙間63の正面
側には第1の上部止水片部(正面側上部止水片部ともい
う)64が設けられ、前記戸当り部62の正面側には第
2の上部止水片部(背面側上部止水片部ともいう)65
が設けられている。前記第2の上部止水片部65は、前
記戸当り部62の正面側に長手方向に沿って設けられた
取付溝66に取付けられ、閉鎖時の扉体3の上部背面部
に当接するようになっている。前記第1および第2の上
部止水片部64,65は、弾性を有する軟質樹脂からな
っている。 【0027】ところで、前記扉体3の略中央上部には、
図2ないし図10に示すように、前記ガイドレール4に
係合して扉体3を閉鎖位置に固定するためのラッチ67
が設けられている。このラッチ67は、基部側が上框1
0aにネジ止めされたケース68内に所定の範囲で上下
移動自在に設けられていると共にケース68内に設けた
バネ69によってラッチ67の上端部が上框10aの上
端より上方へ突出するように付勢されている。ラッチ6
7の上端部には扉体3の閉鎖時に上部のガイドレール4
を乗り越えて(潜り抜けて)ガイドレール4に係止(係
合)される山形状の係止部(係合部)70が設けられて
いる。 【0028】前記第1の上部止水片部64は、上方へ飛
び散ったシャワー水等の水が扉体3の内部に入り込んで
脱衣室側に浸入するのを防止する。しかしながら、前記
第1の上部止水片部64は、扉体3の開閉時に前記ラッ
チ67と干渉する恐れがある。これを回避するため、第
1の上部止水片部64は上下に分割されている。すなわ
ち、第1の上側止水片64は、上側止水片64aと下側
止水片64bとから構成され、前記隙間63の位置例え
ば略中間位置で先端同士が重なるように上側止水片64
aが上枠2aの下面に設けられ、下側止水片64bが扉
体3の上部に設けられている。換言すれば、上枠2aと
扉体3の対向部に、上下に分割された上側止水片64a
と下側止水片64bを扉体3の閉鎖時に先端同士が前記
隙間63の略中間で重なるように設けている。 【0029】上側止水片64aは、上枠2aの正面側下
面に長手方向に沿って設けられた取付溝71にその全長
に渡って連続して取付けられている。下側止水片64b
は、扉体3の正面側上部、具体的には上框10a、上部
支持体20のケース25および上部端部キャップ22の
それぞれの正面側上端部に設けられた取付溝72に左右
の障子毎に分割して取付けられている。上側止水片64
aは下向きに取付けられ、下側止水片64bは扉体の閉
鎖時に先端部が上側止水片64aの正面側に当接するよ
うに上向き(好ましくは背面側斜め上方に向くよう)に
取付けられている。 【0030】なお、図3において、73は扉体3の下框
10bの上側に設けられた換気用のガラリ部である。浴
室側から扉体3に跳ね上がった水がガラリ部73へ浸入
するのを防止するために、下框10bの正面側には水返
し部74が設けられている。 【0031】以上の構成からなる中折れドア1によれ
ば、上枠2a、下枠2bおよび左右の縦枠2c,2dか
らなる枠体2内に中折れ式の折畳み可能な扉体3を開閉
自在に設け、前記上枠2aと下枠2bの対向部にはガイ
ドレール4,5が設けられ、前記扉体3の四隅には前記
ガイドレール4,5に支持されて扉体3の吊元および戸
先を回動自在に支持する支持体20,21が設けられ、
前記扉体3の略中央上部には前記ガイドレール4に係合
して扉体3を閉鎖位置に固定するラッチ67が設けら
れ、該ラッチ67との干渉を回避しつつ前記扉体3と前
記上枠2aとの間の浴室側の隙間63を塞ぐために、上
枠2aに上側止水片64aを、扉体3に下側止水片64
bをそれぞれ設け、扉体3の閉鎖時に両止水片64a,
64bの先端同士が前記隙間63の位置好ましくは略中
間位置で重なるように設けられているため、ラッチ67
との干渉を回避しつつ扉体3と前記上枠2aとの間の浴
室側の隙間63(ないし隙間63の浴室側)を止水する
ことができ、シャワー水等の水が扉体3の上部から内部
に入り込んで脱衣室側に浸入するのを防止することがで
き、扉体上部の止水性の向上が図れる。 【0032】前記上側止水片64aが上枠2aの下面に
設けられているため、上枠2aの正面部を流下する水滴
やシャワー水等の水は上枠2aの正面部下端から落下す
ることになり、上側止水片64aの正面側を伝わって上
側止水片64aと下側止水片64bとの間に浸透し難
い。ラッチ67は扉体3の開閉時に上側止水片64aと
若干干渉するが、上側止水片64aの垂れ下がり量が隙
間63の略半分と少ないため、ラッチとの干渉量も少な
く、従って、扉体3の開閉性の向上および上側止水片6
4aの耐久性の向上が図れる。 【0033】また、前記扉体3は略中央の背面側に中折
れ用のヒンジ部材9を有し、前記扉体3と前記下枠2b
との間を塞ぐために扉体3の下部の背面側に略全長に渡
って連続した背面側下部止水片部57が設けられている
ため、扉体3の左右の障子3a,3b毎に分割された従
来の下部止水片部と異なり、継目が無いことから継目か
ら水が浸入するという問題が解消され、扉体3と下枠2
bとの隙間を十分に止水することができ、下部の止水性
の向上が図れる。 【0034】更に、前記両縦枠2c,2dの内側下部に
は扉体3の側部との間を塞ぐための所定高さの下側部止
水部材24が設けられ、該下側部止水部材24に扉体3
の側部を閉鎖時に押し付けるべく扉体3の吊元および戸
先の回動中心Pが偏心して設けられているため、例えば
満水の浴槽に入浴して湯水が溢れ、浴室側から扉体3に
向って多量の水が勢いよく流れた場合でも、その水圧に
十分に耐えることができて確実に止水することができ、
下側部の止水性の向上が図れる。また、前記下側部止水
部材24の上端部には浴室側に傾斜した傾斜面54を形
成しているため、下側部止水部材24の上端部に流下し
た水を浴室側へ円滑に排水することができる。 【0035】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、本発明は、浴室用の
ドアに限定されず、例えばシャワー室用のドア等の水が
かかる各種のドアにも適用可能である。 【0036】 【発明の効果】以上要するに本発明の中折れドアによれ
ば、上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体内に中折
れ式の折畳み可能な扉体を開閉自在に設け、前記上枠と
下枠の対向部にはガイドレールが設けられ、前記扉体の
四隅には前記ガイドレールに支持される支持体が設けら
れ、前記扉体の略中央上部には前記ガイドレールに係合
して扉体を閉鎖位置に固定するラッチが設けられ、該ラ
ッチとの干渉を回避しつつ前記扉体と前記上枠との間の
浴室側の隙間を塞ぐために、上枠に上側止水片を、且つ
ドア体に下側止水片をそれぞれ設け、扉体の閉鎖時に両
止水片の先端同士が前記隙間の位置で重なるように設け
られているため、ラッチとの干渉を回避しつつ扉体と上
枠との隙間の正面側を十分に止水することができ、扉体
上部の止水性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を浴室用中折れドアに適用した実施の形
態を示す浴室側正面図である。 【図2】同中折れドアのラッチ部分を示す縦断面図であ
る。 【図3】同中折れドアの縦断面図である。 【図4】同中折れドアの横断面図である。 【図5】吊元側の上部支持体を示す図で、(a)は平面
図、(b)は(a)のA−A矢視図、(c)は(b)の
B−B矢視断面図である。 【図6】吊元側の下部支持体を示す図で、(a)は平面
図、(b)は(a)のC−C矢視図、(c)は(b)の
D−D矢視断面図である。 【図7】下側部止水部材を示す斜視図である。 【図8】下部端部キャップおよび背面側下部止水片部を
示す斜視図である。 【図9】下部止水片部を示す扉体の部分的背面図であ
る。 【図10】上部止水片部を示す扉体の部分的正面図であ
る。 【符号の説明】 1 中折れドア(開口部装置) 2 枠体 2a 上枠 2b 下枠 2c,2d 縦枠 3 扉体 4,5 ガイドレール 20,21 支持体 63 隙間 64a 上側止水片 64b 下側止水片 67 ラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 保弘 東京都江東区大島2丁目1番1号 トステ ム株式会社内 Fターム(参考) 2E015 AA04 BA05 CA13 DA02 FA01 2E036 RA03 RA07 RB01 RC03

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠
    体内に中折れ式の折畳み可能な扉体を開閉自在に設け、
    前記上枠と下枠の対向部にはガイドレールが設けられ、
    前記扉体の四隅には前記ガイドレールに支持される支持
    体が設けられ、前記扉体の略中央上部には前記ガイドレ
    ールに係合して扉体を閉鎖位置に固定するラッチが設け
    られ、該ラッチとの干渉を回避しつつ前記扉体と前記上
    枠との間の浴室側の隙間を塞ぐために、上枠に上側止水
    片を、且つドア体に下側止水片をそれぞれ設け、扉体の
    閉鎖時に両止水片の先端同士が前記隙間の位置で重なる
    ように設けられていることを特徴とする開口部装置。
JP2002021047A 2002-01-30 2002-01-30 開口部装置 Pending JP2003221981A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015214828A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 三協立山株式会社

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