JP2003221130A - 収納ケース、記録装置、プログラム、および記録システム - Google Patents

収納ケース、記録装置、プログラム、および記録システム

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JP2003221130A
JP2003221130A JP2002023459A JP2002023459A JP2003221130A JP 2003221130 A JP2003221130 A JP 2003221130A JP 2002023459 A JP2002023459 A JP 2002023459A JP 2002023459 A JP2002023459 A JP 2002023459A JP 2003221130 A JP2003221130 A JP 2003221130A
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storage case
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media pack
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JP2002023459A
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English (en)
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Tadashi Hanabusa
端 花房
Junichi Yoshikawa
淳一 吉川
Kiichiro Takahashi
喜一郎 高橋
Tetsuhiro Ohashi
哲洋 大橋
Masahiro Taniguro
昌宏 谷黒
Katsuyuki Yokoi
克幸 横井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する記録メディアの種類や大きさなどの
情報を容易に認識および登録可能にし、交換時や保管時
に汚れや変質を生じないようにする。 【解決手段】 記録メディア24を収納可能なメディア
パック21に、IDマーク(自動読み取り用情報)28
とID記号(ユーザー処理用情報)29が印刷されてい
る。IDマーク28とID記号29は、同一内容(収納
されている記録メディア24の紙種とサイズ)を表して
いる。このメディアパック21をプリンタに装着する
と、認識手段によりIDマーク28が自動的に読み取ら
れて記録メディア24の種類が判別され、それに応じた
最適な記録装置駆動方法が選択されて、最適な記録が行
われる。また、記録メディア24の種類の判別が自動化
できないプリンタに装着された場合にも、ユーザーがI
D記号29をそのまま入力することにより、記録メディ
ア24の種類の登録が容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の記録メデ
ィア(記録用紙等)等を収納可能であり記録装置に着脱
可能な収納ケースと、その収納ケースを装着可能な記録
装置と、この記録装置のコンピュータまたはこの記録装
置に接続されたホストコンピュータを作動させるプログ
ラムと、これらを含む記録システムとに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラープリンタに、銀塩写真並の
美しさや高品位を有する記録を行うことが求められてき
ている。それを達成するためには、インクジェット方式
の場合には吐出インク粒子を小さくかつ正確に噴射させ
ることに加えて、記録用紙等の記録メディアを改良する
ことも必要である。そこで、銀塩写真調画質を表現する
ために、あるいは、ユーザーの好みに合う画質を得るた
めに、表面状態が超光沢調や光沢調やマット調(つや消
し)等である記録メディアを開発して、ユーザーが任意
に選択できるようになってきている。一般的に、表面状
態の異なる記録メディアにおいては発色状態が異なるこ
とが多く、そのため、色画像処理やインク打ち込み量を
記録メディアの種類ごとに変えて最適化する必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したように記録メ
ディアの種類に応じて記録条件を最適化することは、通
常は記録装置(プリンタ)に接続されているホストコン
ピュータに格納されているソフトウェアであるプリンタ
ドライバの処理により行われる。その際に、どのような
種類の記録メディアを使用するかはユーザーによる選択
事項であるため、ユーザーは、印刷を行う前に、プリン
タまたはホストコンピュータ等の表示画面を参照しなが
ら、記録しようとする記録メディアの種類をプリンタド
ライバに登録するための入力操作を行う必要がある。ま
た、記録メディアの大きさは、通常の銀塩写真のサービ
スサイズである「L版」やその2倍である「2L版」や
「はがき版」など、用途に応じて様々であり、この大き
さも、前記したプリンタドライバに登録するためにユー
ザーが入力操作する必要がある。このように、記録メデ
ィアの種類や大きさを、表示画面を参照しながらプリン
タドライバに登録するための入力操作を行うことは、慣
れないユーザーにとっては難しい作業である。
【0004】近年、プリンタをホストコンピュータに接
続せずに、例えば、プリンタとデジタルカメラを直接接
続したり、メモリーカードをプリンタに直接挿入したり
して写真をプリントするニーズが高まっているため、ホ
ストコンピュータに接続しなくても使える、内蔵のコン
ピュータにプリンタドライバが格納されているプリンタ
が増えている。このような装置においては、ユーザー
は、プリンタ本体やデジタルカメラの表示画面を参照し
ながら様々な操作を行うが、コストや携帯性の観点か
ら、プリンタにもデジタルカメラにも小さい表示画面し
か存在しないことが多く、前記したような記録メディア
を登録するための入力等の操作が一層やりづらい場合が
多い。
【0005】通常、記録メディアをプリンタにセットす
る際には、むき出し(裸)の記録メディアをユーザーが
直接手で持って必要枚数を補充する操作が必要である。
むき出しの記録メディアを記録前に手で持つことで、光
沢面に指紋が着いたりして記録品位に悪影響を及ぼすこ
とがある。また、例えば普通紙と写真調記録用メディア
などを用途に応じて適宜使い分ける場合などには、記録
メディアを取り替える際に、未使用の記録メディアをプ
リンタから取り出してしまっておくことがあるが、むき
出しのままで記録メディアを保存しておくと、ホコリや
外光の影響を受けて汚れたり変質してしまうおそれがあ
るので、逐一収納袋等に戻して保管する必要がある。し
たがって、記録メディアの収納袋は常に保存しておく必
要があり、記録メディアの交換の度に、収納袋への出し
入れが必要であり、作業が面倒である。
【0006】そこで本発明の目的は、使用する記録メデ
ィアの種類や大きさなどの情報を容易に認識および登録
でき、また汚れや変質を引き起こすことなく簡単に記録
メディアの交換および保管が可能な収納ケース、記録装
置、プログラム、および記録システムを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の収納ケースは、
収納されている中身に関する種類情報が設けられてお
り、種類情報は、ユーザー処理用情報と自動読み取り用
情報を含むことを特徴とする。このユーザー処理用情報
と前記自動読み取り用情報は、同じ内容の種類情報を異
なる表示形態で表したものである。ユーザー処理用情報
は、ユーザーが入力装置から入力可能な記号により表示
されていることが好ましい。自動読み取り用情報は、記
録装置の認識手段により自動的に読み取り可能であるこ
とが好ましい。
【0008】収納されている中身は記録メディアであっ
てもよい。その場合、収納ケースは記録装置に装着可能
であり、種類情報は、少なくとも記録メディアのサイズ
および種類の情報を含む。
【0009】このような構成によると、種類情報を読み
取って、収納されている記録メディアに応じた最適な記
録を行えるようになる。しかも、記録方法の最適化が極
めて容易に行え、しかも設定ミスが防げる。
【0010】収納されている中身はインクであってもよ
く、その場合、収納ケースは記録装置に装着可能であ
る。
【0011】本発明の記録装置は、前記したいずれかの
構成の収納ケースを装着可能であり、収納ケースの装着
時に種類情報を自動的に読み取り可能な認識手段を有す
ることを特徴とする。
【0012】この記録装置は、ユーザーがユーザー処理
用情報を入力可能な入力装置を有していてもよい。
【0013】また、この記録装置は、収納ケースに収納
された状態の複数枚の記録メディアと、収納ケースに収
納されていない状態の複数枚の記録メディアとを、選択
的に装填可能な給紙手段を有し、認識手段は、収納ケー
スが給紙手段に装填されているときには、収納ケースに
設けられている種類情報を自動的に読み取り、収納ケー
スに収納されていない状態の複数枚の記録メディアが給
紙手段に装填されているときには、収納ケースが存在し
ないことを認識することが好ましい。
【0014】本発明のプログラムは、前記したいずれか
の構成の記録装置に内蔵されたコンピュータに格納さ
れ、コンピュータを、収納ケースに設けられている種類
情報を読み取るように認識手段を駆動し、その読み取り
結果から収納ケースに収納されている中身を判別し、判
別した中身に応じた駆動方法で記録装置を駆動するよう
に機能させることを特徴とする。
【0015】本発明の記録紙システムは、前記したプロ
グラムが格納されたコンピュータを内蔵する、前記した
いずれかの構成の記録装置と、記録装置に着脱可能な、
前記したいずれかの構成の収納ケースとを含むことを特
徴とする。
【0016】また、本発明の他のプログラムは、前記し
たいずれかの構成の記録装置に接続されたホストコンピ
ュータに格納され、ホストコンピュータを、収納ケース
に設けられている種類情報を読み取るように認識手段を
駆動し、その読み取り結果から収納ケースに収納されて
いる中身を判別し、判別した中身に応じた駆動方法で記
録装置を駆動するように機能させることを特徴とする。
【0017】本発明の他の記録システムは、前記したプ
ログラムが格納されたホストコンピュータと、ホストコ
ンピュータに接続されて制御される、前記したいずれか
の構成の記録装置と、記録装置に着脱可能な、前記した
いずれかの構成の収納ケースとを含むことを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して具体的に説明する。
【0019】<第1の実施形態> [記録装置の全体構成]本発明を採用したインクジェッ
トプリンタ(記録装置)100の全体斜視図を図1に示
す。このプリンタ100は、基本的に、記録用紙等の記
録メディア24を供給する給紙部3と、給紙部3から供
給された記録メディア24に画像や文字や記号等の記録
を行う記録部2と、記録部2により記録された記録メデ
ィア24を排出する排紙部4と、記録メディア24を給
紙部3から記録部2を経て排紙部4まで搬送する搬送手
段とからなる。
【0020】給紙部3は、記録メディア24を積載する
給紙トレイ8と、この給紙トレイ8上の記録メディア2
4を1枚ずつ分離して給紙する給紙手段7とを含む。図
2に示すように、この給紙手段7は、給紙ローラ40と
それに対向する分離ローラ44とを有している。分離ロ
ーラ44は、所定の摩擦負荷トルク値を有しており、そ
の値以上の外力が加わると回転するが、それ未満のトル
クでは回転しない。この分離ローラ44は、複数枚の記
録メディア24(図8参照)が給紙ローラ40と分離ロ
ーラ44の接点部(ニップ部)に突入してきた場合に、
1枚ずつに分離して通過させる機能を担っている。ま
た、図示しないが、複数枚の記録メディア24がニップ
部に給紙された際に、分離ローラ44により分離されて
残った記録メディア24を元の位置(例えば後述するメ
ディアパック21内)に戻す、レバーや爪部材からなる
戻し機構(図示せず)も設けられている。このような分
離機構と戻し機構は、メディアパック21を用いない従
来技術においても設けられていた公知の手段を用いれば
よく、分離機構は前記した分離ローラ44に限られず別
の手段を用いてもよい。また、給紙手段7には、回転軸
42aの周りを揺動可能な圧板42が設けられている。
圧板42には、サイドガイド43が、適度の保持摩擦力
を持って幅方向に移動可能に固定されている。ユーザー
が、記録メディア24や後述するメディアパック21の
大きさに合わせてサイドガイド43の幅方向の位置を調
節し、記録メディア24やメディアパック21をサイド
ガイド43や給紙基準壁51に突き当てて装填すること
により、記録メディア24が記録部2に直角に進入する
姿勢を保持でき、斜行が防止できる。
【0021】記録部2は、インクジェット方式の記録ヘ
ッド(記録手段)411と、この記録ヘッド411を搭
載するキャリア1と、キャリア1を往復操作させるため
のキャリアモータ(図示せず)およびキャリアベルト6
とを含む。排紙部4は、排出ローラ12と、排出ローラ
12により送り出された記録済みの記録メディア24を
保持する排紙トレイ(図示せず)とを含む。ただし、排
紙トレイが存在しない場合や、排紙トレイが着脱自在で
ある場合もある。搬送手段は、給紙部3から供給された
記録メディア24を挟持する搬送ローラ10およびピン
チローラ11と、この記録メディア24を矢印9の方向
に搬送するLFモータ(図示せず)とを含む。
【0022】[記録動作]次に、このプリンタ100に
よる記録動作について簡単に説明する。まず、給紙トレ
イ8に積載された記録メディア24が、給紙手段7によ
って、1枚ずつ分離されて記録部2に給紙されていく。
給紙された記録メディア24は、搬送ローラ10とピン
チローラ11に挟持され、LFモータ(図示せず)によ
って矢印9の方向に所定量ずつ間欠的に搬送される。そ
して、キャリアモータ(図示せず)によりキャリアベル
ト6を介して駆動されて、キャリア1が搬送ローラ10
に沿って往復し、キャリア1上の記録ヘッド411から
適宜のタイミングでインクを吐出することによって記録
メディア24に記録を行う。LFモータによる記録メデ
ィア24の所定量ずつの搬送と、キャリアモータおよび
キャリアベルト6によるキャリア1の往復移動と、記録
ヘッド411によるインク吐出とが、適宜のタイミング
で行われることにより、記録メディア24への所望の記
録が行われる。こうして記録が完了した記録メディア2
4は、排出ローラ12により排紙トレイに排出される。
【0023】[制御系統]本実施形態では、前記したプ
リンタ100がホストコンピュータ400に接続され、
様々な動作はホストコンピュータ400に制御されてい
る。その制御系統について、図3のブロック図を参照し
て説明する。
【0024】図3に示すように、プリンタ100にホス
トコンピュータ400が接続されている。ホストコンピ
ュータ400には、プリンタ100を駆動するプログラ
ムであるプリンタドライバが格納されている。プリンタ
100には画像処理部402aを含むCPU(制御部)
402が内蔵されており、このCPU402には、イン
ターフェース412を介してホストコンピュータ400
とのデータのやりとりを行う受信バッファ401と、様
々なデータ等を格納するメモリ部403と、メカ部(キ
ャリアモータやLFモータ等を含む機械部分の総称)4
05を駆動するメカコントロール部404と、センサ/
SW部(後述する認識手段(種類判別センサ)50を含
む各種センサやスイッチ(SW)の総称)407からの
信号を伝達するセンサ/SWコントロール部406と、
表示素子部(図示しない表示パネル群のLEDや液晶表
示素子等の総称)409を制御する表示素子コントロー
ル部408と、記録ヘッド411とのデータのやりとり
を行う記録ヘッドコントロール部410とが接続されて
いる。なお、後述するが、センサ/SW部407の認識
手段(種類判別センサ)50は、記録メディア24の種
類情報を読み取るものである。ホストコンピュータ40
0は、プリンタドライバが格納されているとともに、入
力装置413と表示装置414を有している。
【0025】ホストコンピュータ400から、記録すべ
き文字や画像や記号等のデータ(簡略化のため以下「画
像データ」という)が、プリンタ100の受信バッファ
401に入力されると、この画像データは、CPU40
2の管理の下でメモリ部403に転送され、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)に一時的に記憶される。画像処
理部402aが、この画像データの処理を行い、各色間
の境界や空白を検知して、記録データを生成する。そし
て、CPU402がこの記録データに基づき、メカコン
トロール部404を介してメカ部405を作動させると
ともに、記録ヘッドコントロール部410を介して記録
ヘッド411を作動させ、前記したような記録動作が行
われる。また、CPU402は、表示素子コントロール
部408を介して表示素子部409を作動させて、動作
状態などの様々な情報を表示してユーザーに知らせる。
一方、記録ヘッドコントロール部410が、記録ヘッド
411の状態を示す温度情報等を検知しCPU402に
伝えるとともに、センサ/SWコントロール部406
が、センサ/SW部407からの信号をCPU402へ
送る。そして、正しくデータが転送されているか否かを
確認するデータや、プリンタ100の動作状態を知らせ
るデータ等が、CPU402から受信バッファ401お
よびインターフェース412を介してホストコンピュー
タ400に返送される。
【0026】[収納ケース(メディアパック)]次に、
本発明の主たる特徴の一つである、前記したプリンタ1
00に着脱可能な収納ケースの構成について説明する。
本実施形態の収納ケースは、複数枚の記録用紙等の記録
メディア24を収納するものであり、メディアパック2
1と呼ばれる。図4はこのメディアパック21を上方か
ら見た外観斜視図であり、図5はこれを下方から眺めた
斜視図である。
【0027】メディアパック(収納ケース)21は、中
空の外ケース22を本体とし、この外ケース22の一側
部が開口部30となっている。開口部30は、外ケース
22内に収納されている記録メディア24を取り出すた
めの給紙ローラ40の位置に合わせて極力小さく形成し
てある。すなわち、開口部30は、給紙ローラ40の当
接する位置を除く部分から埃や外光が進入することをで
きるだけ防ぐために、被覆部が大きくなるように形成さ
れている。開口部30の両端には、せき止め爪27が外
ケース22の一部として設けてあり、せき止め爪27の
上方両端はメディア24が通過できる隙間部26となっ
ている。また、外ケース22内部には可動板23が配設
されており、可動板23には突起部31が形成してあ
る。記録メディア24は、この可動板23上に収納され
る。
【0028】また、図6(a)にはメディアパック21
の上面図が示されており、図6(b)には内部の記録メ
ディア24の残量が多い場合のA−A線断面図、図6
(c)には内部の記録メディア24の残量が1枚の場合
のA−A線断面図がそれぞれ示されている。
【0029】外ケース22や可動板23は、厚紙あるい
はプラスチック板で構成することが好適であり、シート
を折り曲げて形成し、低コストで製造することができ
る。その場合、図6(b),(c)に示すように、可動
板23は記録メディア24が積載される位置からメディ
アパック21の後部をまわって記録メディア24の上方
に至り、さらのその端部で折り返されて、折り返し曲げ
部32が形成されている。折り返し曲げ部32は弾性力
を有しており、曲げ角度が大きくなる(開く)方向に付
勢力を生じている。これによって、記録メディア24の
残量に応じて折り返し曲げ部32の角度が変化し、記録
メディア24を常に下方に付勢するようになっているの
で、せき止め爪27の上方の隙間部26に記録メディア
24が位置することを妨げている。従って、プリンタ1
00の給紙トレイ8から使いかけのメディアパック21
を取り外した場合などにも、メディアパック21から記
録メディア24がバラバラと飛び出ることが無いように
なっている。ただし、可動板23はこの形状に限るもの
ではなく他の形状でも構成可能である。
【0030】[収納ケースの種類情報]図4,5に示す
ように、このメディアパック21の外ケース22の外側
面には、内部に収納されている記録メディア24の種
類、例えば光沢紙、超光沢紙、マット紙等の紙種と、L
版、2L版、はがき版等の大きさとに関する情報を、予
め定められた規則に則ってコード化したIDマーク28
が印刷されている。ここでは黒・白・黒・白の順に並べ
られた4ビットのIDマーク28が例示してある。この
IDマーク28は、後述するプリンタ100に設けられ
た認識手段(種類判別センサ)50にて読み取られる自
動読み取り用情報である。一方、内部に収納されている
記録メディア24の紙種と大きさに関する情報を別の規
則に則って記号化したID記号29も、外ケース22の
上面に大きく目立つように印刷されている。このID記
号29は、IDマーク28と同じ内容を表しているが、
ユーザーが視認で容易に理解できるとともに、キーボー
ドやタッチパネル等の入力装置413から容易に入力で
きるように、文字や数字や簡単な図形等で表されている
ユーザー処理用情報である。内部に収納されている記録
メディア24の紙種や大きさに応じて、メディアパック
21毎にIDマーク28およびID記号29が印刷され
ている。IDマーク28とID記号29は1対1で対応
しており、全く同じ記録メディア24を収納しているメ
ディアパック21には全く同じIDマーク28およびI
D記号29が印刷されており、当然のことながら、同一
のメディアパック21に付与されているIDマーク28
とID記号29とは同じ内容を示している。IDマーク
28およびID記号29の作用等については後述する。
【0031】[メディアパックからの給紙]次に、この
メディアパック21の、前記したプリンタ100の給紙
手段7への装着について、図7〜12を参照して説明す
る。
【0032】図7,8に示すように、前記した給紙手段
7(図2参照)にメディアパック21が装着されると、
メディアパック21は給紙ローラ40と対向する。この
時点では、圧板42は、図2に示すのと同様な待機状態
であり、記録メディア24を付勢しておらず、記録メデ
ィア24と給紙ローラ40は当接していない。重力によ
って、メディアパック21全体が圧板42上に載ってお
り、記録メディア24は重力によりメディアパック21
内部の下方に位置している。従って、記録メディア24
は上方の隙間部26からは離れて位置しているので、記
録メディア24はメディアパック21から飛び出すこと
なく安定して収まっている。この状態で、ユーザーはメ
ディアパック21を装着したり、取り外したりすること
が容易にできる。なお、図8には、メディアパック21
内に記録メディア24が満載の状態が示されている。
【0033】給紙手段7が作動し始めると、図9〜12
に示すように、給紙手段7の圧板42は、図示しない駆
動機構により、給紙軸41(図7参照)に平行な回転軸
42aを中心として揺動して、記録メディア24の先端
部を、給紙ローラ40に適正圧力で圧接するように付勢
する。圧板42の揺動により、記録メディア24は重力
に抗して下方の突起部31から上方に向けて移動し、こ
れにより初めて記録メディア24がメディアパック21
の上部の隙間部26に位置してメディアパック21の外
に脱出可能になる。この作動は、給紙ローラ40と隙間
部26が上方に位置して、突起部31が下方に位置する
配置により、重力を利用して可能になっている。そし
て、給紙ローラ40は、メディアパック21内部の記録
メディア24の最上位の1枚の紙面に直接圧接し、厚板
42の揺動に同期して、図示しない駆動機構により回転
する給紙軸41と一体になって回転し始める。圧板42
による記録メディア24と給紙ローラ40との圧接力
と、給紙ローラ40の回転とにより、最上位の記録メデ
ィア24は前進力が付与され、前記した分離ローラ44
により一枚ずつ分離されて、隙間部26を通過して矢印
25(図4参照)の方向に進行し記録部2へと給送され
ていく。複数枚の記録メディア24が隙間部26を通過
してニップ部に送られた場合には、分離ローラ44によ
り1枚のみ分離して給紙した後に、前記した戻し機構
(図示せず)により、残りの記録メディア24はメディ
アパック21内に戻される。すなわち、従来の給紙手段
の基本構成である分離機構および戻し機構をそのまま使
って、本発明のメディアパック21からの給紙を実現し
ている。
【0034】図9〜12には、給紙動作が開始して、圧
板42が揺動して記録メディア24を所定の圧力で給紙
ローラ40に当接させている状態が示されている。圧板
42が突起31に力を伝達し、可動板23を介して記録
メディア24を押し上げて、給紙ローラ40に突き当た
らせる構成である。可動板23はヒンジ部47にて自由
に曲がるようになっており、内部の記録メディア24の
量に応じてその曲がり角度が変動する。図9,10に
は、記録メディア24が大量に残留している状態、図1
1,12には、記録メディア24が1枚のみ残留してい
る状態が示されている。後者の場合、記録メディア24
の総厚が小さいので、圧板42の揺動量が大きく、それ
に追従して可動板23の曲げ角度も大きくなっている。
【0035】なお、本実施形態では、メディアパック2
1内部の記録メディア24に当接する給紙ローラ40
は、摩擦係数の高いゴム等の弾性材からなり、略半月状
に形成されている。また、図7にも示すように、給紙軸
41の複数箇所に、円形のメディアパック浮き防止リブ
46が形成されている。これは、給紙軸41に一体的に
形成してあり給紙ローラ40と一緒に回転する。このメ
ディアパック浮き防止リブ46は、半径が給紙ローラ4
0の長径の半分よりも若干小さく、その差は、メディア
パック21の外ケース22の板厚より0.5mm程度大
きいものである。すなわち、外ケース22の板厚が0.
5mmとすると、メディアパック浮き防止リブ46の半
径は、給紙ローラ40の長径の半分よりも1mm程度大
きいのが好適である。メディアパック浮き防止リブ46
は、メディアパック21の外ケース22と当接し、可動
板23が上昇した時に、メディアパック21全体が上昇
することを妨げて、記録メディア24の最上位の1枚が
隙間部26に位置するように機能する。メディアパック
浮き防止リブ46が前記した半径に形成されることによ
って、記録メディア24は給紙ローラ40に適正圧力で
押圧される。図9〜12から明らかなように、以上の動
作は、記録メディア24の残留数が変動しても同じであ
る。
【0036】図11,12に示すようにメディアパック
21内に記録メディア24が1枚のみ残留している場合
にも、圧板42がこの最後の1枚の記録メディア24を
給紙ローラ40に圧接させるだけの圧力を発生させる必
要があるので、突起部31の突出量は、メディアパック
21の厚さとほぼ同じか、若干大きい。なお、突起部3
1の突出量は、それ以上大きくても機能上の問題はない
が、メディアパック21自体が無駄に大きくなり取り扱
いにくくなるので、前記した寸法であることが好まし
い。
【0037】また、図7に示す例では、メディアパック
浮き防止リブ46は、幅方向に3か所設けられている。
記録メディア24の大きさ(例えば、前記したL版や2
L版やはがき版等)に応じて様々な幅のメディアパック
21が用いられるため、それぞれのメディアパック21
の端部に概ね対応する位置に、メディアパック浮き防止
リブ46を任意に設けることが好ましい。多様な大きさ
のメディアパック21に広く適応させるために、メディ
アパック浮き防止リブ46を、前記した3か所に限らず
数多く設けることが可能である。メディアパック浮き防
止リブ46は、樹脂成形で給紙軸41と一体に形成でき
るので、コストはほとんど増加することなく形成でき
る。メディアパック浮き防止リブ46は摩擦係数の小さ
い材料で形成されているため、その外周部がメディアパ
ック21の外ケース22に対して当接しても、支障なく
回転可能である。
【0038】[メディアパックの自動読み取り用情報
(IDマーク)]次に、給紙手段7によりメディアパッ
ク21の種類を判別する方法について説明する。前記の
通りメディアパック21を給紙手段7に挿入した状態に
おいて、図4,5に示すIDマーク28に対向する位置
に、認識手段である種類判別センサ50(図1参照)が
配置されている。この種類判別センサ50は、4ビット
のIDマーク28に合わせて4つの光学式反射型センサ
50aで構成されており、ある周期ごと(例えば1秒間
に1回)に読み取りを行うことで、メディアパック21
の装着の有無とその種類を判別できる。例えば、前記し
た黒・白・黒・白のIDマーク28を有するメディアパ
ック21が装着されたら、これを認識して、それが意味
する情報、例えば光沢紙、超光沢紙、マット紙等の紙種
と、L版、2L版、はがき版等の大きさとに関する情報
を知ることができる。この情報を、このプリンタ100
を制御するホストコンピュータ400に伝達してプリン
タドライバに登録することにより、装着されたメディア
パック21の記録メディア24の種類に適応した画像処
理方法や記録方法を自動的に選択できる。
【0039】なお、種類判別センサ50として光学式反
射型センサ50aを4つ使用する例を示したが、1つの
光学式反射型センサ50aをスキャンさせて4ビットの
IDマーク28を読み取るように構成することもでき
る。また、IDマーク28のビット数も、4ビットに限
らず増減することができる。また、認識手段50とし
て、光学式反射型センサ50aの代わりに、磁気セン
サ、電波式センサ等を用いる様々な構成を採用すること
も可能である。
【0040】さらに、メディアパック21に、自動読み
取り用情報として記録メディア24の情報を記憶した不
揮発性メモリ(ROM)等の記憶媒体を取り付け、認識
手段として、プリンタ100に記憶媒体と電気的に接続
する接続手段を設け、記憶媒体に記憶されている情報を
自動的に取り込む構成も可能である。
【0041】[メディアパックのユーザー処理用情報
(ID記号)]次に、メディアパック21に形成されて
いる、IDマーク28と同様に記録メディア24の種類
情報を示すID記号29について説明する。
【0042】本発明のメディアパック21は消耗品であ
り、上位機種から下位機種まで含めたあらゆるプリンタ
に汎用的に使用可能であることが望ましい。このメディ
アパック21による給紙が可能な上位機種のプリンタ
(第1のプリンタ)には、前記した種類判別センサ(認
識手段)50が設けられている。そしてこのプリンタの
給紙手段にメディアパック21を装着すると、種類判別
センサ50が周期的な読み取りを行う際にIDマーク2
8を検知し、それによってメディアパック21の装着を
認識するとともに、IDマーク28の内容を読み取っ
て、その情報をホストコンピュータ400に送る。ホス
トコンピュータ400に格納されているプリンタ駆動用
のプログラムであるプリンタドライバにより、IDマー
ク28の情報に従って記録メディア24の紙種や大きさ
を認識し、それに応じたプリンタ駆動方法を選択する。
その際、ホストコンピュータ400の表示装置414
(図3参照)にはプリンタドライバの画面(図13参
照)が表示されており、その中の枠70に、記録メディ
ア24の種類を示す記号を表示する。本実施形態では、
メディアパック21に印刷されているID記号29(例
えば「3A」)が枠内に表示される。ユーザーは、メデ
ィアパック21に印刷されているのと同じID記号29
を画面上で確認することにより、適切なプリンタ駆動方
法が選択されていることを知ることができる。このよう
に、前記した種類判別センサ50を有する上位機種のプ
リンタでは、メディアパック21の装着の有無と、その
メディアパック21内の記録メディア24の種類の両方
を、自動的に判別することができる。
【0043】これに対し、図示しないが、中位機種のプ
リンタ(第2のプリンタ)においては、低コスト化等の
ために、不動の光学式反射型センサ50aを1つのみ有
する構成とすることが考えられる。この中位機種のプリ
ンタでは、光学式反射型センサ50aの周期的な読み取
りによりメディアパック21の装着の有無は検知でき
る。しかし、光学式反射型センサ50aが1つしか存在
せず、またスキャンしないため、4ビットのIDマーク
28の内容(記録メディアの種類)を読み取ることはで
きない。従って、ホストコンピュータ400においてプ
リンタ100の駆動方法は選択されておらず、図13に
示す画面の枠70内は空欄になっている。そこで、ユー
ザーはメディアパック21の外ケース22に印刷してあ
る「3A」というID記号29を目視で読み取って、ホ
ストコンピュータ400のキーボードまたはタッチパネ
ル等の入力装置413(図3参照)から、この「3A」
というID記号29を入力する。これにより、プリンタ
ドライバに記録メディア24の紙種と大きさが登録さ
れ、それに応じたプリンタ駆動方法が選択される。な
お、従来の方法では、記録メディア24の「大きさ」と
「種類」のプリンタドライバに登録するために少なくと
も2つの入力作業が必要があるのに対して、本実施形態
では、予め決まった規則に則って付与されたID記号2
9(例えば「3A」)を利用することにより1つの入力
作業で済み、なおかつ簡単に記号化してあるので、装着
した記録メディア24の種類や大きさを調べて入力する
より格段に操作が簡単であり、間違えも生じにくい。ま
た、登録したID記号29が画面の枠70内に表示され
ることにより、ユーザーが容易に確認できる。さらに、
光学式反射型センサ50aがメディアパック21の装着
を検知した後、ID記号29の入力をユーザーに促すシ
ーケンスを行うと、より操作ミスを無くせる。なお、光
学式反射型センサ50aの代わりに、磁気センサ、電波
式センサ等の様々な種類の認識手段を採用することも可
能である。
【0044】下位機種のプリンタ(第3のプリンタ)で
は、さらなる低コスト化のために、種類判別センサ50
を全く有さず、メディアパック21の装着の有無も、記
録メディア24の種類も全く検知しない構成とすること
も考えられる。この下位機種のプリンタでは、ホストコ
ンピュータ400においてプリンタの駆動方法は自動的
には選択されず、図13に示す画面の枠70内は空欄に
なっているので、前記したのと同様に、ユーザーがメデ
ィアパック21のID記号29(「3A」)を目視で読
み取って、ホストコンピュータ400の入力装置413
から入力する。これにより、プリンタドライバに記録メ
ディア24の紙種と大きさが登録され、それに応じたプ
リンタ駆動方法が選択される。これによると、自動化は
不可能であるものの、中位機種のプリンタと同様に、1
つの入力作業で記録メディア24の紙種と大きさが登録
でき、登録したID記号29が画面の枠70内に表示さ
れて容易に確認できるという利点がある。
【0045】このように、ID記号29は、ユーザーが
目視で簡単に認識でき、キーボードやタッチパネル等の
入力装置413から容易に入力できるように、数字や文
字や簡単な図形の組み合わせからなる。また、メディア
パック21を装着した状態でユーザーに見易い位置に大
きく表示されている。
【0046】なお、これら3種類のプリンタは、種類判
別センサ50のみ相違した構成であり、その他の構成
は、メディアパック21からの給紙および記録が可能な
前記した構成を含んでいるとよい。
【0047】[メディアパック使用時と非使用時の調
整]このプリンタ100において、メディアパック21
に収納されていないむき出しの記録メディア24を用い
ることも可能である。図14には、給紙手段7に記録メ
ディア24が複数枚装填されている状態が示されてい
る。給紙動作を開始すると、圧板42は図14に示す待
機状態から、回転軸42aの周りを時計回りに揺動し
て、記録メディア24が給紙ローラ40に圧接する。そ
して、前記した分離機構および戻し機構により、記録メ
ディア24は1枚ずつ給紙される。以降の記録動作等
は、前記したメディアパック21を用いる場合と全く同
じである。ただし、給紙位置に差が生じるので、その点
について以下に説明する。
【0048】給紙手段7の一側部には、給紙基準壁51
が設けられている(図1参照)。メディアパック21に
収納されていないむき出しの記録メディア24を給紙す
る場合には、基準壁51に記録メディア24を突き当て
て給紙すれば、位置ずれは生じない。しかし、図15に
示すように、メディアパック21を給紙基準壁51に当
接させて装着してメディアパック21内の記録メディア
24を給紙すると、メディアパック21の外ケース22
の板厚52だけ、給紙基準壁51から横方向にずれてし
まう。従って、横方向の給紙位置がメディアパック21
の使用時とメディアパック21の非使用時とで違ってく
る。そこで、メディアパック21の装着の有無を、前記
したように、種類判別センサ50によって、またはプリ
ンタドライバにID記号を登録して枠70内に表示させ
ることによって判別して、メディアパック21の装着時
のみに、このずれ量(板厚52)だけ記録位置を横方向
にシフトして記録するように設定する。
【0049】[記録制御方法]以上説明した構成を利用
して記録制御を行う方法について図16を参照して説明
する。具体的には、前記したように、メディアパック2
1に印刷された種類情報をプリンタ100の認識手段
(種類判別センサ)50により読み取って、ホストコン
ピュータ400に格納されたプリンタドライバによりプ
リンタ100の駆動方法を自動的に最適化する方法であ
る。なお、以下の説明では、前記した上位機種のプリン
タ(第1のプリンタ)を用いる例を示している。
【0050】まず、ホストコンピュータ400に格納さ
れているプリンタドライバにより、記録メディア24の
情報の取得命令がプリンタ100に送られる(ステップ
S1)。そして、プリンタ100の認識手段50が、メ
ディアパック21の種類情報(IDマーク28)の読み
取り動作を行う(ステップS2)。ここで、まずメディ
アパック21が装着されているかどうかを確認し、装着
されている場合には種類情報を読み込む。装着されてい
ない場合には、表示素子部409等により、メディアパ
ック21が装着されていないことをユーザーに教える。
プリンタ100はホストコンピュータ400から取得命
令を受ける度にメディアパック21の種類情報の読み込
みを行っても良いし、メディアパック21が新たに装着
されたことが判明した場合にのみ、種類情報の読み込み
を行い、そのままメモリ部403等に記憶しておいても
良い。
【0051】次に、プリンタ100はメディアパック2
1より取得した種類情報をホストコンピュータ400に
送信し(ステップS3)、ホストコンピュータ400は
種類情報を取得し(ステップS4)、記録メディア24
の判別を行う(ステップS5)。メディアパック21の
種類情報(IDマーク28およびID記号29)には、
記録メディア24の紙種とサイズが示されており、記録
メディア24の種類(例えば「L版の光沢紙」とか「は
がき版の半光沢紙」などといった種別)が判別される。
記録メディア24がメディア1という種類であれば、プ
リンタドライバにおいてメディア1用の画像処理方法を
設定し(ステップS6)、メディア2であればメディア
2用の画像処理方法を設定し(ステップS7)、メディ
ア3であればメディア3用の画像処理方法を設定する
(ステップS8)。そして、ホストコンピュータ400
からプリンタ100に、設定した画像処理方法を伝える
ためのデータ送信を行う(ステップS9)。そして、こ
の画像処理方法に基づいて生成された記録データに従っ
て、プリンタ100は記録動作を実行する(ステップS
10)。
【0052】なお、画像処理を実行することにより生成
された記録データに、記録メディア24の情報を、例え
ばヘッダ情報として付随することにより、記録メディア
24の種類に応じて例えば記録モード、給紙制御、駆動
制御等を設定するためのその他の制御(例えば、後述す
る図21〜24と同様な制御)も行うことが可能であ
る。その場合、プリンタ100は記録を行う度にメディ
アパック21にアクセスして記録メディア24の情報を
取得する必要が無くなり、プリンタ100の制御負荷を
軽減できる。
【0053】このように、本発明によれば、記録メディ
ア24に応じて、それぞれに対応して画像処理方法等が
設定できる。本制御方法によれば、ユーザーが、手作業
で、搭載した記録メディア24に応じて、記録メディア
24の種類やその記録メディア24に適切な画像処理方
法をわざわざ設定する必要が無く、メディアパック21
をプリンタ100に装着するだけで、メディアパック2
1に収納されている記録メディア24に最適な画像処理
方法を自動的に設定することができる。つまり、ユーザ
ーがわざわざ入力操作等の作業を行わなくても、それぞ
れの記録メディア24の特性に合った最適な記録を行う
ことができ、また、記録メディア24の情報を利用し
て、その記録メディア24に応じたプリンタ100の制
御も同時に行うことができる。これにより、ユーザーの
使い勝手が非常に良好になる。
【0054】図16に示す例では、記録メディア24の
種類に応じて画像処理方法を選択しているが、画像処理
方法に代えて、記録に必要なその他の設定を同様な方法
で選択するようにすることも可能である。また、画像デ
ータを処理して記録データを生成する画像処理部402
aは、図3に示す構成ではプリンタ100のCPU40
2内に設けられているが、図17に示すようにホストコ
ンピュータ400内に設けてもよい。その場合、図16
のステップS9では、ホストコンピュータ400内の画
像処理部402aが、設定された画像処理方法に基づい
て記録データを生成した後、その記録データをプリンタ
100に送信する。そして、ステップS10において、
この記録データに従ってプリンタ100は記録動作を実
行する。
【0055】以上の説明は3種類の記録メディア24を
用いるものであるが、何種類の記録メディア24であっ
ても同様の効果がある。対応する記録メディア24の種
類の数だけ、判別する選択フローがあれば良い。また、
メディアパック21の記録メディア24が1種類で、メ
ディアパック21を用いずに記録メディア24を給紙し
て記録を行う場合と、メディアパック21に収納した状
態から記録を行う場合とを判別するだけでも効果的であ
る。
【0056】<第2の実施形態>次に、第2の実施形態
について図18,19を参照して説明する。第1の実施
形態との相違点は主に給紙手段63とメディアパック6
2の構成にあり、その他の、第1の実施形態と同様な構
成や記録制御方法等については説明を省略する。
【0057】本実施形態の給紙手段63には、突出部材
60a、60bが圧板60から突出して設けられている
とともに、操作レバー61が配置されている。突出部材
60a,60bと操作レバー61は、図示しない伝達機
構によって接続されている。操作レバー61を操作によ
り、突出部材60a,60bは、図18に示すよう圧板
60から突出した状態と、圧板60と同じ面まで引き込
まれた状態の2つの状態をとり得る。その他の構成は前
記した第1の実施形態の給紙手段7と同じである。ま
た、図19に示す本実施形態のメディアパック62は、
突起部31を有しておらず、それ以外の構成は、第1の
実施形態のメディアパック21と同じである。
【0058】本実施形態では、可動板23に圧板60の
突出部材60a、60bを当接させる。具体的には、メ
ディアパック62を挿入するときには、ユーザーは、操
作レバー61を操作して突出部材60a、60bを突出
した状態にする。一方、メディアパック62を用いずむ
き出しの記録メディア24を直接装填するときには、ユ
ーザーは、操作レバー61を逆に操作して突出部材60
a,60bを引込めた状態にする。このようにすること
で、前記した第1の実施形態と同じ機能を果たすことが
できる。
【0059】図示しないが、本実施形態のプリンタ10
0において、種類判別センサ50によって、またはプリ
ンタドライバにID記号29を登録して枠70内に表示
させることによってメディアパック62の装着を検知し
た場合には、給紙手段63の内部の駆動機構(図示せ
ず)によって突出部材60a、60bを自動的に動作さ
せることも可能である。その場合には操作レバー61を
削除して構わない。また、その場合、突出部材60a,
60bの突出量を可変にし、記録メディア24の残量に
応じて制御することもできる。これによって、メディア
パック62の記録メディア24の収納枚数を増加させる
ことも可能である。給紙手段63に挿入できる記録メデ
ィア24やメディアパック62の総厚には限界があり、
メディアパック62装着時の総厚の限界から、(給紙手
段63の収容厚さの限界値)>(残存する記録メディア
24の総厚)+(突出部材60a,60bの突出量)で
ある必要がある。メディアパック62内の記録メディア
24の残量が多いとき(初期)には、可動板23を押し
込む量は小さくてよいので突出部材60a,60bの突
出量は小さくし、記録メディア24が少なくなったとき
には突出量を大きくすることによって、収容厚さの限界
値が同じであれば、突出部材60a,60bの突出量を
ごく小さくすることにより、初期の記録メディア24の
総厚を大きくすることができるので、記録メディア24
の収納枚数を増加させることができる。突出部材60
a,60bは、2つに限定されず、中央に1つ設けた構
成でも、3つ以上に増やした構成であってもよい。
【0060】<第3の実施形態>次に、第3の実施形態
について図20〜24を参照して説明する。
【0061】本実施形態の記録装置の基本的な構成は第
1の実施形態とほぼ同じであるが、以下の点で相違す
る。第1の実施形態では、プリンタ100に接続された
ホストコンピュータ400に、プリンタ100を駆動さ
せるソフトウェアであるプリンタドライバが格納され、
記録メディア24の種類の判別などはホストコンピュー
タ400において行われる。しかし、本実施形態では、
プリンタ100自体にプリンタドライバが格納されてお
り、プリンタ100の内部で、後述する記録メディア2
4の種類の判別やプリンタの駆動方法の選択等が行わ
れ、必ずしもホストコンピュータ400が接続される必
要はない。そして、図20に示すように、画像データを
供給するデジタルカメラやメモリーカードなどの画像デ
ータ供給手段415が接続されている。また、必要に応
じて、第1の実施形態の入力装置413に相当する入力
装置が、プリンタ100に設けられてもよい。そして、
第1の実施形態の表示装置414の機能(例えば図13
に示す画面の表示など)は、プリンタ100に設けられ
ている表示素子部409が代行してもよい。
【0062】次に、本実施形態の記録制御方法について
図21を参照して説明する。メディアパック21が給紙
手段7に装着されると、まず認識手段50がメディアパ
ック21の種類情報(IDマーク28)の読み取りを行
う(ステップS11)。そして、IDマーク28の意味
する記録メディア24の情報を取得する(ステップS1
2)。メディアパック21のIDマーク28およびID
記号29には、記録メディア24の紙種とサイズが示さ
れている。そして、記録メディア24の種類を判別する
(ステップS13)。記録メディア24がメディア1と
いう種類であればメディア1用の記録モードを設定し
(ステップS14)、メディア2であればメディア2用
の記録モードを設定し(ステップS15)、メディア3
であればメディア3用の記録モードを設定する(ステッ
プS16)。
【0063】また、同様の方法で、記録メディア24の
種類に応じて、給紙方法を自動的に設定することもでき
る。図22に示すように、記録メディア24の種類を判
別した後(ステップS13)、記録メディア24がメデ
ィア1であればメディア1用の給紙制御を設定し(ステ
ップS14’)、メディア2であればメディア2用の給
紙制御を設定し(ステップS15’)、メディア3であ
ればメディア3用の給紙制御を設定する(ステップS1
6’)。
【0064】さらに、同様な方法で、記録メディア24
の種類に応じて、駆動方法を自動的に設定することもで
きる。図23に示すように、記録メディア24の種類を
判別した後(ステップS13)、記録メディア24がメ
ディア1であればメディア1用の駆動制御を設定し(ス
テップS14”)、メディア2であればメディア2用の
駆動制御を設定し(ステップS15”)、メディア3で
あればメディア3用の駆動制御を設定する(ステップS
16”)。
【0065】また、本実施形態において、記録メディア
24の種類に応じて記録モードを自動設定する制御方法
の変形例について説明する。
【0066】一般的に求められるプリンタ100のスペ
ック(例えば印字速度と画像品位)は、ユーザーの用途
により異なる場合がある。例えば、ビジネスユースで記
録速度を極力高速化したい場合と、家庭である程度の画
質を要求する場合と、プロユースで最高画質を要求する
場合などがある。本例では、高速記録と高画質記録の2
つの記録モードを選択可能に構成している。
【0067】図24に示すように、本例では、メディア
パック21が給紙手段7に装着されると、まず認識手段
50がメディアパック21の種類情報(IDマーク2
8)の読み取りを行う(ステップS11)。そして、I
Dマーク28の意味する記録メディア24の情報を取得
する(ステップS12)。本例のメディアパック21の
IDマーク28およびID記号29には、記録メディア
24の紙種とサイズが示されている。そして、記録メデ
ィア24の種類を判別する(ステップS13)。記録メ
ディア24がメディア1という種類であれば記録モード
の判別をする(ステップS17)。本例では、高速記録
と高画質記録のいずれの記録モードで記録を行うのか
を、ユーザーが予め設定しておき、プリンタ100に記
憶させておく。高速記録が記憶されていればメディア1
用の高速記録モードを設定し(ステップS18)、高画
質記録が記憶されていればメディア1用の高画質記録モ
ードを設定する(ステップS19)。
【0068】記録メディア24の種類を判別して(ステ
ップS13)、記録メディア24がメディア2であれ
ば、前記と同様に記録モードの判別を行い(ステップS
20)、高速記録が記憶されていればメディア2用の高
速記録モードを設定し(ステップS21)、高画質記録
が記憶されていればメディア2用の高画質記録モード設
定をする(ステップS22)。
【0069】このように、本発明によれば、第1の実施
形態と同様に、メディアパック21をプリンタ100に
装着するだけで、メディアパック21に収納されている
記録メディア24に最適な記録モード、給紙制御、駆動
制御等を自動的に設定することができ、それぞれの記録
メディア24の特性に合った最適な記録を行うことがで
き、また、記録メディア24の情報を利用して、その記
録メディア24に応じたプリンタ100の制御も同時に
行うことができる。また、従来は、プリンタ100をホ
ストコンピュータに接続せずに、デジタルカメラやメモ
リーカードと直接接続して記録を行う場合には、表示画
面の小ささなどから、記録メディアの種類を登録するた
めの作業が非常に煩雑であった。しかし、本実施形態に
よると、この非常に煩雑な作業が不要になるので、この
ような構成において極めて効果的である。さらに、ホス
トコンピュータを必要とせず、プリンタ100単体でこ
のような制御が可能なので、構成の簡略化や低コスト化
に寄与する。
【0070】以上の説明は2〜3種類の記録メディア2
4を用いるものであるが、何種類の記録メディア24で
あっても同様の効果があり、記録メディア24の種類の
数だけ、判別する選択フローがあれば良い。また、メデ
ィアパック21の記録メディア24が1種類で、メディ
アパック21を用いずに記録メディア24を給紙して記
録を行う場合と、メディアパック21に収納した状態か
ら記録を行う場合とを判別するだけでも効果的である。
【0071】以上の全ての説明において、記録装置とし
てインクジェットプリンタを用いているが、本発明は、
その他のあらゆる方式の記録方式のプリンタにも適用す
ることができ、また、プリンタに限られず、記録メディ
アに記録を行うあらゆる記録装置に広く適用可能であ
る。
【0072】本発明は、プリンタ100を駆動させるソ
フトウェアであるプリンタドライバが、プリンタ100
に接続されたホストコンピュータ400に格納されてい
る場合にも、プリンタ100に内蔵されているコンピュ
ータに格納されている場合にも適用できる。さらに、プ
リンタドライバの一部がホストコンピュータ400に格
納され、他の部分がプリンタ100に内蔵されたコンピ
ュータに格納されていても構わない。この場合、前記し
た各処理は、ホストコンピュータ400と、プリンタ1
00に内蔵されたコンピュータとで、適宜分担して行え
ばよい。
【0073】メディアパック21に設ける種類情報は、
記録メディア24の種類を表すために、紙種と大きさの
みならず、初期枚数等の他の情報も含んでいてもよい。
【0074】詳述しないが、インクジェット方式の記録
装置において、記録ヘッドへ供給するインクの収納を、
本発明の収納ケースを用いて行うことも可能である。そ
の場合、収納ケースに設けられる種類情報は、インクの
色、特性、初期のインク量などとする。
【0075】
【発明の効果】本発明によると、収納ケースに、収納さ
れている中身に関する種類情報が設けられているため、
この種類情報を読み取ることにより、中身に応じた制御
が可能である。例えば、収納されている中身が記録メデ
ィアである場合には、種類情報には記録メディアの種類
や大きさが含まれる。そしてこの収納ケースが記録装置
に装着されると、種類情報が読み取られて記録メディア
の種類が判別されるので、その種類に応じた動作が行わ
れる。
【0076】種類情報が、認識手段により自動的に読み
取り可能な自動読み取り用情報を含んでいると、中身の
種類の判別とそれに対応した駆動方法の設定等が自動的
に行える。したがって、煩雑な操作が不要で、ユーザー
に手間をかけることなく、最適な駆動が行える。
【0077】また、種類情報が、ユーザーに容易に視認
可能であるとともに入力装置から容易に入力できる簡単
な記号等からなるユーザー処理用情報を含んでいると、
ユーザーが容易に中身を確認できる。また、その場合、
中身の種類の判別とそれに対応した駆動方法の設定等が
完全自動化されない場合でも、ユーザーの設定作業が従
来よりも極めて容易になる。
【0078】これによって、高品質紙と普通紙などの異
なる種類の記録メディアを用いて記録を行う場合にも、
その記録メディアに応じた最適な記録を実現することが
容易にでき、設定ミスが生じにくい。そして、記録メデ
ィアを収納ケースに収納したまま、記録装置への着脱が
できるため、ユーザーが直接手で触れることがなく清浄
に保たれるとともに、保管に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の全体斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置の給紙手段の断面図であ
る。
【図3】本発明の記録システムのブロック図である。
【図4】本発明の収納ケースの、上方から見た外観斜視
図である。
【図5】本発明の収納ケースの、下方から見た外観斜視
図である。
【図6】(a)は図5に示す収納ケースの平面図、
(b)は記録メディアの残量が多いときの、(a)のA
−A線断面図、(c)は記録メディアの残量が少ないと
きの、(a)のA−A線断面図である。
【図7】図1に示す記録装置の給紙手段に収納ケースを
装着した状態の斜視図である。
【図8】図1に示す記録装置の給紙手段に収納ケースを
装着した状態の断面図である。
【図9】図1に示す記録装置の給紙手段に、多数の記録
メディアを収納した収納ケースを装着して給紙可能な状
態の断面図である。
【図10】図9の要部拡大図である。
【図11】図1に示す記録装置の給紙手段に、少数の記
録メディアを収納した収納ケースを装着して給紙可能な
状態の断面図である。
【図12】図11の要部拡大図である。
【図13】本発明の記録システムの、記録メディアの種
類情報を入力または表示するための画面である。
【図14】図1に示す記録装置の給紙手段に、むき出し
の記録メディアを装填した状態の断面図である。
【図15】図1に示す記録装置の給紙手段に収納ケース
を装着したときの給紙位置のずれを示す説明図である。
【図16】本発明の第1の実施形態の記録制御方法を示
すフローチャートである。
【図17】本発明の記録システムの変形例を示すブロッ
ク図である。
【図18】本発明の第2の実施形態の記録装置の斜視図
である。
【図19】(a)は図18に示す記録装置に装着される
収納ケースの斜視図、(b)はその断面図である。
【図20】本発明の第3の実施形態の記録システムを示
すブロック図である。
【図21】本発明の第3の実施形態の記録制御方法を示
すフローチャートである。
【図22】本発明の第3の実施形態の記録制御方法を示
すフローチャートである。
【図23】本発明の第3の実施形態の記録制御方法を示
すフローチャートである。
【図24】本発明の第3の実施形態の記録制御方法の変
形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キャリア 2 記録部 3 給紙部 4 排紙部 6 キャリアベルト 7 給紙手段 8 給紙トレイ 9 矢印 10 搬送ローラ 11 ピンチローラ 12 排出ローラ 21 メディアパック(収納ケース) 22 外ケース 23 可動板 24 記録メディア 25 矢印 26 隙間部 27 せき止め爪 28 IDマーク(自動読み取り用情報) 29 ID記号(ユーザー処理用情報) 30 開口部 31 突起部 32 折り返し曲げ部 40 給紙ローラ 41 給紙軸 42 圧板 42a 回転軸 43 サイドガイド 44 分離ローラ 45 記録メディア 46 メディアパック浮き防止リブ 47 ヒンジ部 50 種類判別センサ(認識手段) 51 給紙基準壁 52 板厚 60 圧板 60a,60b 突出部材 61 操作レバー 62 メディアパック(収納ケース) 63 給紙手段 70 枠 100 プリンタ(記録装置) 400 ホストコンピュータ 401 受信バッファ 402 CPU(制御部) 402a 画像処理部 403 メモリ部 404 メカコントロール部 405 メカ部 406 センサ/SWコントロール部 407 センサ/SW部 408 表示素子コントロール部 409 表示素子部 410 記録ヘッドコントロール部 411 記録ヘッド(記録手段) 412 インターフェース 413 入力装置 414 表示装置 415 画像データ供給手段
フロントページの続き (72)発明者 高橋 喜一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大橋 哲洋 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 谷黒 昌宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 横井 克幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ05 HH03 HJ03 HK07 HN02 HN08 HN17 3F343 FA02 FB01 FC30 GA02 GB01 GC01 GD01 HB06 HC28 JA01 KB02 MA04 MA10 MA22 MA26 MA27 MA51 MB07 MC30

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納されている中身に関する種類情報が
    設けられており、前記種類情報は、ユーザー処理用情報
    と自動読み取り用情報を含む収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記ユーザー処理用情報と前記自動読み
    取り用情報は、同じ内容の種類情報を異なる表示形態で
    表したものである、請求項1に記載の収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記ユーザー処理用情報は、ユーザーが
    入力装置から入力可能な記号により表示されている、請
    求項1または2に記載の収納ケース。
  4. 【請求項4】 前記自動読み取り用情報は、記録装置の
    認識手段により自動的に読み取り可能である、請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の収納ケース。
  5. 【請求項5】 前記収納されている中身は記録メディア
    である、記録装置に装着可能な、請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の収納ケース。
  6. 【請求項6】 前記種類情報は、少なくとも記録メディ
    アのサイズおよび種類の情報を含む、請求項5に記載の
    収納ケース。
  7. 【請求項7】 前記収納されている中身はインクであ
    る、記録装置に装着可能な、請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の収納ケース。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の収
    納ケースを装着可能であり、前記収納ケースの装着時に
    前記種類情報を自動的に読み取り可能な認識手段を有す
    る記録装置。
  9. 【請求項9】 ユーザーが前記ユーザー処理用情報を入
    力可能な入力装置を有する、請求項8に記載の記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記収納ケースに収納された状態の複
    数枚の記録メディアと、前記収納ケースに収納されてい
    ない状態の複数枚の記録メディアとを、選択的に装填可
    能な給紙手段を有し、 前記認識手段は、前記収納ケースが前記給紙手段に装填
    されているときには、前記収納ケースに設けられている
    前記種類情報を自動的に読み取り、前記収納ケースに収
    納されていない状態の複数枚の記録メディアが前記給紙
    手段に装填されているときには、前記収納ケースが存在
    しないことを認識する、請求項8または9に記載の記録
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれか1項に記載
    の記録装置に内蔵されたコンピュータに格納され、 前記コンピュータを、前記収納ケースに設けられている
    前記種類情報を読み取るように前記認識手段を駆動し、
    その読み取り結果から前記収納ケースに収納されている
    中身を判別し、判別した中身に応じた駆動方法で前記記
    録装置を駆動するように機能させるプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のプログラムが格納
    された前記コンピュータを内蔵する、請求項8〜10の
    いずれか1項に記載の記録装置と、前記記録装置に着脱
    可能な、請求項1〜7のいずれか1項に記載の収納ケー
    スとを含む記録システム。
  13. 【請求項13】 請求項8〜10のいずれか1項に記載
    の記録装置に接続されたホストコンピュータに格納さ
    れ、 前記ホストコンピュータを、前記収納ケースに設けられ
    ている前記種類情報を読み取るように前記認識手段を駆
    動し、その読み取り結果から前記収納ケースに収納され
    ている中身を判別し、判別した中身に応じた駆動方法で
    前記記録装置を駆動するように機能させるプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のプログラムが格納
    された前記ホストコンピュータと、前記ホストコンピュ
    ータに接続されて制御される、請求項8〜10のいずれ
    か1項に記載の記録装置と、前記記録装置に着脱可能
    な、請求項1〜7のいずれか1項に記載の収納ケースと
    を含む記録システム。
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