JP2003220402A - 四角線製造装置 - Google Patents
四角線製造装置Info
- Publication number
- JP2003220402A JP2003220402A JP2002013918A JP2002013918A JP2003220402A JP 2003220402 A JP2003220402 A JP 2003220402A JP 2002013918 A JP2002013918 A JP 2002013918A JP 2002013918 A JP2002013918 A JP 2002013918A JP 2003220402 A JP2003220402 A JP 2003220402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- position adjusting
- rollers
- square wire
- wedge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/16—Adjusting or positioning rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/08—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with differently-directed roll axes, e.g. for the so-called "universal" rolling process
- B21B13/10—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with differently-directed roll axes, e.g. for the so-called "universal" rolling process all axes being arranged in one plane
- B21B13/103—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with differently-directed roll axes, e.g. for the so-called "universal" rolling process all axes being arranged in one plane for rolling bars, rods or wire
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/16—Adjusting or positioning rolls
- B21B31/20—Adjusting or positioning rolls by moving rolls perpendicularly to roll axis
- B21B31/22—Adjusting or positioning rolls by moving rolls perpendicularly to roll axis mechanically, e.g. by thrust blocks, inserts for removal
- B21B31/30—Adjusting or positioning rolls by moving rolls perpendicularly to roll axis mechanically, e.g. by thrust blocks, inserts for removal by wedges or their equivalent
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/16—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling wire rods, bars, merchant bars, rounds wire or material of like small cross-section
- B21B1/166—Rolling wire into sections or flat ribbons
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B35/00—Drives for metal-rolling mills, e.g. hydraulic drives
- B21B35/06—Drives for metal-rolling mills, e.g. hydraulic drives for non-continuously-operating mills or for single stands
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイル等に使用される細い径の四角線を低コ
ストで形成する。また、四角線を形成するために構成す
る四角形のスリットを精度よく容易に構成することがで
きるようにする。 【解決手段】 四角形のスリット５を構成するように互
いに交差させて卍形状に配置した４個のローラ１〜４
と、この４個のローラ１〜４の配置位置を調整する位置
調整機構を備える。この位置調整機構には、楔形位置調
整機構を用いる。この楔形位置調整機構は、各ローラ１
〜４を軸線方向および左右方向に可変して、各ローラ１
〜４の配置位置を微細に調整できるように構成する。
ストで形成する。また、四角線を形成するために構成す
る四角形のスリットを精度よく容易に構成することがで
きるようにする。 【解決手段】 四角形のスリット５を構成するように互
いに交差させて卍形状に配置した４個のローラ１〜４
と、この４個のローラ１〜４の配置位置を調整する位置
調整機構を備える。この位置調整機構には、楔形位置調
整機構を用いる。この楔形位置調整機構は、各ローラ１
〜４を軸線方向および左右方向に可変して、各ローラ１
〜４の配置位置を微細に調整できるように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄型モータや薄型
トランス、あるいは高性能スピーカ用ボイスコイルとい
った電気機器、又は電子機器に使用される細い線径の四
角線を丸い導線から加工形成するための四角線製造装置
に関するものである。
トランス、あるいは高性能スピーカ用ボイスコイルとい
った電気機器、又は電子機器に使用される細い線径の四
角線を丸い導線から加工形成するための四角線製造装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】薄型モータやスピーカ用ボイスコイル等
において、従来の丸い導線（断面円形）をコイルに巻い
た場合は、導線間に隙間が空くと共に、導線の交差部分
が外側へ膨らみが生じ、電子部品として要求される小型
化や寸法精度に対について、問題となってきた。このよ
うに、コイルに巻く導線は、磁界中の導線に電流を流
し、発生する磁界との相互作用により、機械的振動や回
転を得るすべての電子部品において、特性の向上と小型
化が要求されている。
において、従来の丸い導線（断面円形）をコイルに巻い
た場合は、導線間に隙間が空くと共に、導線の交差部分
が外側へ膨らみが生じ、電子部品として要求される小型
化や寸法精度に対について、問題となってきた。このよ
うに、コイルに巻く導線は、磁界中の導線に電流を流
し、発生する磁界との相互作用により、機械的振動や回
転を得るすべての電子部品において、特性の向上と小型
化が要求されている。
【０００３】このような問題点を解消するために、細く
かつ長い四角線の製造が切望されていた。なお、本明細
書で「四角線」とは、「真四角線」をも含むものであ
る。
かつ長い四角線の製造が切望されていた。なお、本明細
書で「四角線」とは、「真四角線」をも含むものであ
る。
【０００４】従来の四角線の製造方法としては、例え
ば、圧延ローラで丸い線を断面長方形状に圧延する方法
や、四角形状の孔のダイスに丸い導線を通して圧縮させ
方法等が知られている。
ば、圧延ローラで丸い線を断面長方形状に圧延する方法
や、四角形状の孔のダイスに丸い導線を通して圧縮させ
方法等が知られている。
【０００５】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上述し
た従来の四角線の製造方法にあっては、四角線の角部に
必ずアール部分（湾曲面）が発生する。したがって、上
述した従来の方法によって得た四角線を用いてコイルを
巻いた場合は、相変わらず、導線間に隙間（丸い導線を
用いた場合よりは小さい）が生じていた。
た従来の四角線の製造方法にあっては、四角線の角部に
必ずアール部分（湾曲面）が発生する。したがって、上
述した従来の方法によって得た四角線を用いてコイルを
巻いた場合は、相変わらず、導線間に隙間（丸い導線を
用いた場合よりは小さい）が生じていた。
【０００６】また、圧延ローラを用いて、導線を圧延す
る方法では、角部のアール部分は必ず発生し、アール形
状も一定ではなく、さらに、線形の変形や線径の不均一
が生じやすいという問題点があった。
る方法では、角部のアール部分は必ず発生し、アール形
状も一定ではなく、さらに、線形の変形や線径の不均一
が生じやすいという問題点があった。
【０００７】また、一枚の薄板状の導電金属部材から四
角線を得ようとした場合には、母材である薄板材の長さ
に限界があり、丸い導線の長さには対抗できないという
問題点や、製造装置の複雑化、あるいはコスト高になる
という懸念があった。また、母材の長さが短いことで、
薄板材の交換作業が煩雑化し、自動巻線機等の連続自動
運転に支障をきたすという懸念があった。
角線を得ようとした場合には、母材である薄板材の長さ
に限界があり、丸い導線の長さには対抗できないという
問題点や、製造装置の複雑化、あるいはコスト高になる
という懸念があった。また、母材の長さが短いことで、
薄板材の交換作業が煩雑化し、自動巻線機等の連続自動
運転に支障をきたすという懸念があった。
【０００８】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、コイル等に使用され、断面形状が四角
形の導線を連続的に、かつ比較的簡単な構成で、精度よ
く、安価に製造することができる四角線製造装置を提供
しようとするものである。
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、コイル等に使用され、断面形状が四角
形の導線を連続的に、かつ比較的簡単な構成で、精度よ
く、安価に製造することができる四角線製造装置を提供
しようとするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の四角線製造装置においては、四角形のス
リットを構成するように互いに交差させて卍形状に配置
した４個のローラと、この４個のローラの配置位置を調
整する位置調整機構とを備えたものである。
めに、本発明の四角線製造装置においては、四角形のス
リットを構成するように互いに交差させて卍形状に配置
した４個のローラと、この４個のローラの配置位置を調
整する位置調整機構とを備えたものである。
【００１０】また、上記の位置調整機構は、楔形の固定
部と、この楔形の固定部へ常に圧接触しかつ楔形の固定
部と非対称に配置された楔形の可動部とで構成すると共
に、楔形の可動部をローラの軸受機構へ取り付けたもの
である。
部と、この楔形の固定部へ常に圧接触しかつ楔形の固定
部と非対称に配置された楔形の可動部とで構成すると共
に、楔形の可動部をローラの軸受機構へ取り付けたもの
である。
【００１１】さらに、上記の位置調整機構は、ローラの
配置位置を軸線方向へ可変して調整を行う第１の位置調
整機構と、ローラの配置位置を左右方向へ可変して調整
を行う第２の位置調整機構とで構成され、４個のローラ
の軸受機構へそれぞれ設けたものである。
配置位置を軸線方向へ可変して調整を行う第１の位置調
整機構と、ローラの配置位置を左右方向へ可変して調整
を行う第２の位置調整機構とで構成され、４個のローラ
の軸受機構へそれぞれ設けたものである。
【００１２】また、上記の位置調整機構は、４個のロー
ラの内、第１のローラの配置位置を調整固定する第１の
位置調整手段と、第２のローラの配置位置を軸線方向へ
可変して第１のローラとの間隔を調整すると共に左右方
向へ可変して四角線の形成サイズに調整して固定する第
２の位置調整手段と、第３のローラの配置位置を軸線方
向および左右方向へ可変して四角線の形成サイズに調整
する第３の位置調整手段と、第４のローラの配置位置を
軸線方向へ可変して四角線の形成サイズに調整すると共
に左右方向へ可変して第１のローラとの間隔を調整して
固定する第４の位置調整手段とを備えることが効果的で
ある。
ラの内、第１のローラの配置位置を調整固定する第１の
位置調整手段と、第２のローラの配置位置を軸線方向へ
可変して第１のローラとの間隔を調整すると共に左右方
向へ可変して四角線の形成サイズに調整して固定する第
２の位置調整手段と、第３のローラの配置位置を軸線方
向および左右方向へ可変して四角線の形成サイズに調整
する第３の位置調整手段と、第４のローラの配置位置を
軸線方向へ可変して四角線の形成サイズに調整すると共
に左右方向へ可変して第１のローラとの間隔を調整して
固定する第４の位置調整手段とを備えることが効果的で
ある。
【００１３】また、四角形のスリットを構成するように
互いに交差させて卍形状に配置した４個のローラと、こ
の4個のローラを個別に回転駆動するためのモータを含
む４組の回転伝達機構とを、上記スリットを中心とする
卍形状に配置することが好ましい。
互いに交差させて卍形状に配置した４個のローラと、こ
の4個のローラを個別に回転駆動するためのモータを含
む４組の回転伝達機構とを、上記スリットを中心とする
卍形状に配置することが好ましい。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例にも
とづき図面を参照して説明する。図１から図４は、本発
明に係わる四角線製造装置の一実施形態を示すものであ
る。この四角線製造装置は、図１に示すように、断面円
形の丸い導線（金属線）を四角形に圧縮形成して、四角
線（真四角線を含む）を得るように構成している。
とづき図面を参照して説明する。図１から図４は、本発
明に係わる四角線製造装置の一実施形態を示すものであ
る。この四角線製造装置は、図１に示すように、断面円
形の丸い導線（金属線）を四角形に圧縮形成して、四角
線（真四角線を含む）を得るように構成している。
【００１５】図１は、四角線製造装置の構成の主要部分
を示すもので、４個のローラ、すなわち、第１のローラ
１と、第２のローラ２と、第３のローラ３および第４の
ローラ４を備えている。この第１のローラ１〜第４のロ
ーラ４は、互いに交差させて卍形状に配置し、四角形の
スリット５を構成している。このように構成したスリッ
ト５へ丸い導線を高速で通過させることにより、圧縮形
成された四角線を得ることができるように構成してい
る。
を示すもので、４個のローラ、すなわち、第１のローラ
１と、第２のローラ２と、第３のローラ３および第４の
ローラ４を備えている。この第１のローラ１〜第４のロ
ーラ４は、互いに交差させて卍形状に配置し、四角形の
スリット５を構成している。このように構成したスリッ
ト５へ丸い導線を高速で通過させることにより、圧縮形
成された四角線を得ることができるように構成してい
る。
【００１６】この第１のローラ１〜第４のローラ４を高
速回転させる回転伝達機構は、各ローラ１〜４へ個別に
設けた合計４組の回転伝達機構で構成している。この４
組の回転伝達機構は、モータ６と、このモータ６の回転
を軸受機構７へ伝達するタイミングベルト８とで構成し
ている。各軸受機構７にはそれぞれ第１のローラ１〜第
４のローラ４が取り付けられている。
速回転させる回転伝達機構は、各ローラ１〜４へ個別に
設けた合計４組の回転伝達機構で構成している。この４
組の回転伝達機構は、モータ６と、このモータ６の回転
を軸受機構７へ伝達するタイミングベルト８とで構成し
ている。各軸受機構７にはそれぞれ第１のローラ１〜第
４のローラ４が取り付けられている。
【００１７】上記のように構成した４組の回転伝達機構
は、図１からも明らかなように、第１のローラ１〜第４
のローラ４によって構成されるスリット５を中心とし
て、卍形状に配置している。このように、４組の回転伝
達機構を卍形状に配置することによって、装置の設置ス
ペースを小さくすると共に、装置の操作性の向上を図る
ことができる。
は、図１からも明らかなように、第１のローラ１〜第４
のローラ４によって構成されるスリット５を中心とし
て、卍形状に配置している。このように、４組の回転伝
達機構を卍形状に配置することによって、装置の設置ス
ペースを小さくすると共に、装置の操作性の向上を図る
ことができる。
【００１８】さらに、本発明の四角線製造装置には、第
１のローラ１〜第４のローラ４の配置位置を個別に微調
整するための位置調整機構を備えている。以下図２およ
び図３に示す第３のローラ３に設けた位置調整機構を例
に挙げて説明する。
１のローラ１〜第４のローラ４の配置位置を個別に微調
整するための位置調整機構を備えている。以下図２およ
び図３に示す第３のローラ３に設けた位置調整機構を例
に挙げて説明する。
【００１９】この第３のローラ３に設けた位置調整機構
は、２組の位置調整機構で構成している。この２組の位
置調整機構は、第３のローラ３の配置位置を軸線方向へ
可変させて微調整を行う第１の位置調整機構９と、第３
のローラ３の配置位置を左右方向へ可変させて微調整を
行う第２の位置調整機構１０とで構成している。
は、２組の位置調整機構で構成している。この２組の位
置調整機構は、第３のローラ３の配置位置を軸線方向へ
可変させて微調整を行う第１の位置調整機構９と、第３
のローラ３の配置位置を左右方向へ可変させて微調整を
行う第２の位置調整機構１０とで構成している。
【００２０】上記の第１の位置調整機構９は、楔形位置
調整機構であって、楔形固定部１１と、この楔形固定部
１１と非対称（逆向き）に配置した楔形可動部１２とで
構成している。この楔形可動部１２は、軸受機構７に取
り付けられ、バネ１３の弾発力によって、常時、矢印Ａ
方向への力が加えられていて、楔形固定部１１へ圧接触
するように構成している。また、この楔形可動部１２
は、マイクロメータヘッド１４を回転操作することによ
り、バネ１３の弾発力に抗してスライドし、このスライ
ドに伴って第３のローラ３が軸線方向へ移動し、第３の
ローラ３の配置位置を可変して微調整するように構成し
ている。
調整機構であって、楔形固定部１１と、この楔形固定部
１１と非対称（逆向き）に配置した楔形可動部１２とで
構成している。この楔形可動部１２は、軸受機構７に取
り付けられ、バネ１３の弾発力によって、常時、矢印Ａ
方向への力が加えられていて、楔形固定部１１へ圧接触
するように構成している。また、この楔形可動部１２
は、マイクロメータヘッド１４を回転操作することによ
り、バネ１３の弾発力に抗してスライドし、このスライ
ドに伴って第３のローラ３が軸線方向へ移動し、第３の
ローラ３の配置位置を可変して微調整するように構成し
ている。
【００２１】また、第２の位置調整機構１０は、第１の
位置調整機構９と同様に構成された楔形位置調整機構で
あって、楔形固定部１５と、非対称に配置した楔形可動
部１６とで構成している。この楔形可動部１６は、軸受
機構７に取り付けられ、バネ１７の弾発力によって、常
時、矢印Ｂ方向への力が加えられていて、楔形固定部１
５へ圧接触するように構成している。また、この楔形可
動部１６は、マイクロメータヘッド１８を回転操作する
ことにより、バネ１７の弾発力に抗してスライドし、こ
のスライドに伴って第３のローラ３が左右方向へ移動
し、第３のローラ３の配置位置を可変して微調整するよ
うに構成している。なお、１９は楔押さえ板である。
位置調整機構９と同様に構成された楔形位置調整機構で
あって、楔形固定部１５と、非対称に配置した楔形可動
部１６とで構成している。この楔形可動部１６は、軸受
機構７に取り付けられ、バネ１７の弾発力によって、常
時、矢印Ｂ方向への力が加えられていて、楔形固定部１
５へ圧接触するように構成している。また、この楔形可
動部１６は、マイクロメータヘッド１８を回転操作する
ことにより、バネ１７の弾発力に抗してスライドし、こ
のスライドに伴って第３のローラ３が左右方向へ移動
し、第３のローラ３の配置位置を可変して微調整するよ
うに構成している。なお、１９は楔押さえ板である。
【００２２】次に、上記のように構成した第１の位置調
整機構９と、第２の位置調整機構１０とをそれぞれ備え
た第１のローラ１〜第４のローラ４の個々の配置位置調
整について、図４にもとづき説明する。なお、この図４
において、４個の第１のローラ１〜第４のローラ４は、
矢印Ｃ方向へそれぞれ高速回転し、スリット５から圧縮
形成された四角線が送出されるように構成している。
整機構９と、第２の位置調整機構１０とをそれぞれ備え
た第１のローラ１〜第４のローラ４の個々の配置位置調
整について、図４にもとづき説明する。なお、この図４
において、４個の第１のローラ１〜第４のローラ４は、
矢印Ｃ方向へそれぞれ高速回転し、スリット５から圧縮
形成された四角線が送出されるように構成している。
【００２３】まず、４個の第１のローラ１〜第４のロー
ラ４の内、第１のローラ１を調整して所定の位置へ固定
する。次に、第２のローラ２は、初期において、配置位
置を矢印Ｄで示す軸線方向へ可変して、第１のローラ１
との間隔（約５μｍ程度）の微調整を行う。さらに、こ
の第２のローラ２は、配置位置を矢印Ｆで示す左右方向
へ可変して、これから製造する予定の四角線の形成サイ
ズに調整を行い固定する。
ラ４の内、第１のローラ１を調整して所定の位置へ固定
する。次に、第２のローラ２は、初期において、配置位
置を矢印Ｄで示す軸線方向へ可変して、第１のローラ１
との間隔（約５μｍ程度）の微調整を行う。さらに、こ
の第２のローラ２は、配置位置を矢印Ｆで示す左右方向
へ可変して、これから製造する予定の四角線の形成サイ
ズに調整を行い固定する。
【００２４】また、第３のローラ３は、配置位置を矢印
Ｇで示す軸線方向、および矢印Ｈで示す左右方向へ可変
して、四角線の形成サイズにそれぞれ調整を行う。第４
のローラ４は、初期において、配置位置を矢印Ｊで示す
左右方向へ可変して、第１のローラ１との間隔（約５μ
ｍ程度）の微調整を行う。さらに、この第４のローラ４
は、配置位置を矢印Ｋで示す軸線方向へ可変して、四角
線の形成サイズに調整を行い固定する。
Ｇで示す軸線方向、および矢印Ｈで示す左右方向へ可変
して、四角線の形成サイズにそれぞれ調整を行う。第４
のローラ４は、初期において、配置位置を矢印Ｊで示す
左右方向へ可変して、第１のローラ１との間隔（約５μ
ｍ程度）の微調整を行う。さらに、この第４のローラ４
は、配置位置を矢印Ｋで示す軸線方向へ可変して、四角
線の形成サイズに調整を行い固定する。
【００２５】このように、第１のローラ１〜第４のロー
ラ４は、その配置位置を任意に微細に調整することがで
きるから、特に、小さい線径寸法の四角線を容易に精度
よく形成することができるとともに、形成サイズの変更
設定も極めて簡単な操作で行うことができ、種々の線径
寸法の四角線を生産することが可能となる。
ラ４は、その配置位置を任意に微細に調整することがで
きるから、特に、小さい線径寸法の四角線を容易に精度
よく形成することができるとともに、形成サイズの変更
設定も極めて簡単な操作で行うことができ、種々の線径
寸法の四角線を生産することが可能となる。
【００２６】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項１記載の発明によれば、丸い導線を
４個のローラで構成した四角形のスリットを通過させる
ことによって、長く連続した四角線を得ることができる
から、寸法精度のよい四角線を高速形成することが可能
となった。また、４個のローラは、その配置位置を任意
に調整することができ、特に、小さい線形寸法の四角線
を容易に精度よく形成することが可能となった。
ているので、請求項１記載の発明によれば、丸い導線を
４個のローラで構成した四角形のスリットを通過させる
ことによって、長く連続した四角線を得ることができる
から、寸法精度のよい四角線を高速形成することが可能
となった。また、４個のローラは、その配置位置を任意
に調整することができ、特に、小さい線形寸法の四角線
を容易に精度よく形成することが可能となった。
【００２７】さらに、請求項１記載の発明によれば、４
個のローラを用いた比較的簡単な構成の装置で、長く連
続した四角線を得ることができるから、装置のコストが
低減され、かつ製造途中で中断する回数が著しく減り、
生産性が向上し、四角線の製造コストが低減されると共
に、線長の長いコイルの形成が可能となった。また、４
個のローラは、磨耗しても、再研磨により使用すること
ができるため、極めて経済的であり、製造コストの低減
を図ることができる。
個のローラを用いた比較的簡単な構成の装置で、長く連
続した四角線を得ることができるから、装置のコストが
低減され、かつ製造途中で中断する回数が著しく減り、
生産性が向上し、四角線の製造コストが低減されると共
に、線長の長いコイルの形成が可能となった。また、４
個のローラは、磨耗しても、再研磨により使用すること
ができるため、極めて経済的であり、製造コストの低減
を図ることができる。
【００２８】また、請求項２記載の発明によれば、４個
のローラの配置位置を任意に微少量変化させることが可
能であり、四角線の形成精度の向上を図ることができ、
特に、線径寸法の小さい四角線を容易に精度よく得るこ
とができる。
のローラの配置位置を任意に微少量変化させることが可
能であり、四角線の形成精度の向上を図ることができ、
特に、線径寸法の小さい四角線を容易に精度よく得るこ
とができる。
【００２９】また、請求項３記載の発明によれば、４個
のローラの配置位置を軸線方向および左右方向へ可変し
て調整することができるから、４個のローラによって構
成された四角形のスリットの形状を容易に微調整するこ
とができ、丸い導線を圧縮するスリット構成精度を著し
く高めることが可能となり、寸法精度のよい極細サイズ
の四角線を連続して得ることができる。
のローラの配置位置を軸線方向および左右方向へ可変し
て調整することができるから、４個のローラによって構
成された四角形のスリットの形状を容易に微調整するこ
とができ、丸い導線を圧縮するスリット構成精度を著し
く高めることが可能となり、寸法精度のよい極細サイズ
の四角線を連続して得ることができる。
【００３０】さらに、請求項４記載の発明によれば、４
個のローラの配置位置の設定作業を迅速かつ容易に、効
率的に行うことができ、四角線の線径サイズが例えば、
１．５０角から０．０２角の極細線までの多彩な線形の
四角線を形成するための四角形のスリットを容易に構成
することができる。
個のローラの配置位置の設定作業を迅速かつ容易に、効
率的に行うことができ、四角線の線径サイズが例えば、
１．５０角から０．０２角の極細線までの多彩な線形の
四角線を形成するための四角形のスリットを容易に構成
することができる。
【００３１】また、請求項５記載の発明によれば、四角
線製造装置全体の構成を小型化することができるから、
省スペース化を図ることができ、製造コストの低減を図
ることができる。また、小型化を図ることが可能である
ため、４個のローラによって構成された四角形のスリッ
トのサイズを徐々に小さく構成した複数段のスリットを
設けて、丸い導線をその複数段のスリット通過させ、極
細の極めて寸法精度のよい四角線を得ることができる。
線製造装置全体の構成を小型化することができるから、
省スペース化を図ることができ、製造コストの低減を図
ることができる。また、小型化を図ることが可能である
ため、４個のローラによって構成された四角形のスリッ
トのサイズを徐々に小さく構成した複数段のスリットを
設けて、丸い導線をその複数段のスリット通過させ、極
細の極めて寸法精度のよい四角線を得ることができる。
【図１】本発明に係わる四角線製造装置の一実施形態を
示す概要構成配置平面図である。
示す概要構成配置平面図である。
【図２】本発明に係わる四角線製造装置に用いる位置調
整機構の一実施形態を示す構成要部側面図である。
整機構の一実施形態を示す構成要部側面図である。
【図３】図２の構成要部の平面図である。
【図４】本発明に係わる四角線製造装置に用いる４個の
ローラと位置調整機構との関係を示す動作説明図であ
る。
ローラと位置調整機構との関係を示す動作説明図であ
る。
１〜４ 第１のローラ〜第４のローラ
５ スリット
６ モータ
７ 軸受機構
８ タイミングベルト
９ 第１の位置調整機構
１０ 第２の位置調整機構
１１，１５ 楔形固定部
１２，１６ 楔形可動部
１３，１７ バネ
１４，１８ マイクロメータヘッド
１９ 楔押さえ板
Claims (5)
- 【請求項１】 四角形のスリットを構成するように互い
に交差させて卍形状に配置した４個のローラと、前記４
個のローラの配置位置を調整する位置調整機構とを備え
たことを特徴とする四角線製造装置。 - 【請求項２】 前記位置調整機構は、楔形の固定部と、
前記楔形の固定部へ常に圧接触しかつ前記楔形の固定部
と非対称に配置した楔形の可動部とで構成すると共に、
前記楔形の可動部を前記ローラの軸受機構へ取り付けた
ことを特徴とする請求項１記載の四角線製造装置。 - 【請求項３】 前記位置調整機構は、前記ローラの配置
位置を軸線方向へ可変して調整を行う第１の位置調整機
構と、前記ローラの配置位置を左右方向へ可変して調整
を行う第２の位置調整機構とで構成され、前記４個のロ
ーラの軸受機構へそれぞれ設けたことを特徴とする請求
項１又は２記載の四角線製造装置。 - 【請求項４】 前記位置調整機構は、前記４個のローラ
の内、第１のローラの配置位置を調整固定する第１の位
置調整手段と、第２のローラの配置位置を軸線方向へ可
変して前記第１のローラとの間隔を調整すると共に左右
方向へ可変して四角線の形成サイズに調整して固定する
第２位置調整の手段と、第３のローラの配置位置を軸線
方向および左右方向へ可変して四角線の形成サイズに調
整する第３の位置調整手段と、第４のローラの配置位置
を軸線方向へ可変して四角線の形成サイズに調整すると
共に左右方向へ可変して前記第１のローラとの間隔を調
整して固定する第4の位置調整手段とを備えたことを特
徴とする請求項１から３のうちいずれか一項記載の四角
線製造装置。 - 【請求項５】 四角形のスリットを構成するように互い
に交差させて卍形状に配置した４個のローラと、前記４
個のローラを個別に回転駆動させるためのモータを含む
４組の回転伝達機構とを、前記スリットを中心とする卍
形状に配置したことを特徴とする四角線製造装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002013918A JP2003220402A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 四角線製造装置 |
| US10/213,590 US20030136168A1 (en) | 2002-01-23 | 2002-08-07 | Square wire manufacturing machine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002013918A JP2003220402A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 四角線製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003220402A true JP2003220402A (ja) | 2003-08-05 |
Family
ID=19191836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002013918A Pending JP2003220402A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 四角線製造装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20030136168A1 (ja) |
| JP (1) | JP2003220402A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101410817B1 (ko) * | 2012-12-05 | 2014-07-01 | 함승호 | 만능 4롤 압연장치 및 이를 포함하는 이형 선재 제조시스템 |
| CN113522978A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-10-22 | 安阳豫德机械有限公司 | 一种门铰链型钢精轧设备的同步装置 |
| CN114273418A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-04-05 | 苏州厚发精线有限公司 | 适用于多种断面尺寸的多边形线材的辊轧装置 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7928626B2 (en) * | 2006-04-28 | 2011-04-19 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | Linear material and stator structure |
| CN103732333B (zh) * | 2011-06-22 | 2017-01-18 | A·D·奥尔森 | 柱形成方法和装置 |
| CN102418786B (zh) * | 2011-11-27 | 2014-06-25 | 中科恒达石墨股份有限公司 | 一种盘根整形装置 |
| CN102581001B (zh) * | 2012-02-01 | 2013-09-18 | 万运苍 | 一种四辊轧机胎具 |
| US9956603B2 (en) * | 2015-08-31 | 2018-05-01 | Korea Institute Of Machinery & Materials | Apparatus for processing surface of workpiece |
| CN110773586B (zh) * | 2019-12-04 | 2024-04-12 | 安徽工业大学 | 一种高线吐丝机托板位置在线智能精确调整装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1974566A (en) * | 1933-01-05 | 1934-09-25 | George K Garrett | Forging head |
| US4244204A (en) * | 1977-11-16 | 1981-01-13 | Vydrin Vladimir N | Mill stand |
-
2002
- 2002-01-23 JP JP2002013918A patent/JP2003220402A/ja active Pending
- 2002-08-07 US US10/213,590 patent/US20030136168A1/en not_active Abandoned
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101410817B1 (ko) * | 2012-12-05 | 2014-07-01 | 함승호 | 만능 4롤 압연장치 및 이를 포함하는 이형 선재 제조시스템 |
| CN113522978A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-10-22 | 安阳豫德机械有限公司 | 一种门铰链型钢精轧设备的同步装置 |
| CN113522978B (zh) * | 2021-07-30 | 2022-10-25 | 安阳豫德机械有限公司 | 一种门铰链型钢精轧设备的同步装置 |
| CN114273418A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-04-05 | 苏州厚发精线有限公司 | 适用于多种断面尺寸的多边形线材的辊轧装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20030136168A1 (en) | 2003-07-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6856049B2 (en) | Voice coil linear actuator, apparatus using the actuator, and method for manufacturing the actuator | |
| JP2003220402A (ja) | 四角線製造装置 | |
| JP5617365B2 (ja) | エッジワイズ巻きコイル製造装置 | |
| KR20000008382A (ko) | 리니어 모터용 고정자 코어 및 이를 이용한 고정자 제조방법 | |
| CN104765123A (zh) | 变焦镜头驱动装置和变焦镜头 | |
| JPWO2021033496A1 (ja) | ステータと回転電機、およびそれらの製造方法 | |
| JP2003009444A (ja) | ステーター用コア部材、ステーターコア捲き線部材、スペーサー、コイル製造方法、コイル製造装置、及び成形機 | |
| JPWO2011077830A1 (ja) | 積層コア、この積層コアを備えた電動機および積層コアの製造方法 | |
| JP3621676B2 (ja) | 電気コイルの巻線加工装置 | |
| JP2010074976A (ja) | Ｘｙ軸コアレスリニアモータ及びそれを用いたステージ装置 | |
| JP2013009593A (ja) | ステータ構造 | |
| JP2010233436A (ja) | モータ | |
| JP2013102040A (ja) | コイル製造装置およびコイルの製造方法 | |
| JPH0636960A (ja) | 渦巻コイル製造装置 | |
| JP3354462B2 (ja) | 巻線機 | |
| CN111033644B (zh) | 线材的制造方法、线材的制造装置、线材以及马达 | |
| JP2008030116A (ja) | 平角線の製造方法 | |
| JP2014116425A (ja) | コイル製造装置およびそれを用いたコイルの製造方法 | |
| JP5334504B2 (ja) | エッジワイズコイル製造装置 | |
| EP0768141B1 (en) | Punching machine | |
| JP2003332134A (ja) | コイル組品、コイル、コア部材、線材、線材の製造方法、線材の製造装置、変成器 | |
| WO2001076047A2 (en) | Variable reluctance motor | |
| JP5397279B2 (ja) | コアレスリニアモータ | |
| KR20100105150A (ko) | 스피커용 코일 성형장치 | |
| JP3793185B2 (ja) | 抵抗線の波型加工装置及びそれを用いた方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041105 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050203 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050308 |