JP2003220125A - 倒立型揮散装置 - Google Patents

倒立型揮散装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体製剤中の有効成分を十分量且つ安定的に
揮散させることができる倒立型揮散装置を提供する。 【解決手段】 下方に吸液材を有するとともにその吸液
材の少なくとも一部が容器外部に露呈しており且つ有効
成分を含有する液体製剤が内部に収納された密閉容器
と、前記吸液材を介して前記液体製剤が供給される揮散
用担体とを備えた揮散装置であって、面積を32mm2
とし、厚さを5mmとしたとき前記揮散用担体の50分
後の吸液量が7.5g以上とする。また、前記揮散用担
体の密度を0.15〜0.25g/cm3とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内等の空間に、
液体製剤に含まれた、芳香剤や消臭剤等の有効成分を、
安定的且つ均一に十分量揮散及び拡散させることができ
る揮散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】揮散用担体を設けた揮散装置としては、
液体製剤の収納された容器の下方に揮散用担体を備え
た、いわゆる倒立型揮散装置が検討されている。このよ
うな倒立型揮散装置においては、密閉容器の下方に吸液
材を具備し、該吸液材を介して揮散用担体に芳香成分等
の有効成分を含む液体製剤を供給して含浸させ、有効成
分を揮散させるように構成されたものが検討されてい
る。ところが、上記のような倒立型揮散装置は、芳香、
消臭等の有効成分を室内等の空間に十分にいきわたらせ
る、所定の効果を安定的に持続させることが求めらてお
り、この点においては改善の余地があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、その目的は、液体製剤中の有
効成分を十分量且つ安定的に揮散させることができる倒
立型揮散装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明者らによる鋭意検討の結果、吸液材を用いて揮
散用担体へ液体製剤を供給した場合、揮散用担体の密度
により、吸収される液量(吸液量)に差が生じ、その結
果として、揮散用担体の密度が高すぎると、吸液材から
供給される液体製剤は揮散用担体の隅々に迅速にいきわ
たらず、また密度が低すぎると、液体製剤は揮散用担体
に十分量がいきわたらず、揮散用担体での液体製剤の拡
散性が悪くなり、有効成分の十分な揮散性能が得られな
いことがわかった。
【0005】そこで本発明者らは、下方に吸液材を有す
るとともにその吸液材の少なくとも一部が容器外部に露
呈しており且つ有効成分を含有する液体製剤が内部に収
納された密閉容器と、前記吸液材を介して前記液体製剤
が供給される揮散用担体とを備え、前記揮散用担体が多
孔性材料からなり、面積を32mm2とし、厚さを5m
mとしたとき前記揮散用担体の50分後の吸液量が7.
5g以上であることを特徴とする倒立型揮散装置によっ
て上記課題を解決できることを見出した。上記構成の揮
散装置によれば前記揮散用担体が多孔性材料からなり、
面積を32mm2とし、厚さを5mmとしたとき前記揮
散用担体の50分後の吸液量が7.5g以上とすること
で、十分量の液体製剤が揮散用担体に保持され、その結
果、液体製剤中の有効成分を十分量かつ安定的に揮散さ
せることができる。
【0006】上記の構成において、前記揮散用担体の密
度が0.15〜0.25g/cm3であることが好まし
い。上記構成の揮散装置によれば、揮散用担体の密度を
0.15〜0.25g/cm3とすることで、十分量の
液体製剤が揮散用担体に保持され、その結果、液体製剤
中の有効成分を十分量かつ安定的に揮散させることがで
きる。
【0007】また、本発明者らは、下方に吸液材を有す
るとともにその吸液材の少なくとも一部が容器外部に露
呈しており且つ有効成分を含有する液体製剤が内部に収
納された密閉容器と、前記吸液材を介して前記液体製剤
が供給される揮散用担体とを備え、前記吸液材と前記揮
散用担体とが面接触していることを特徴とする倒立型揮
散装置によって、上記課題を解決できることを見出し
た。上記揮散装置によれば、吸液材と揮散用担体が面接
触することで吸液材を介して揮散用担体に供給される液
体製剤の量がほぼ一定となる。吸液材と揮散用担体が面
接触する構成とすれば、点接触又は線接触する構成に比
して吸液材を介して揮散用担体に供給される液体製剤の
量を常に多くすることができる。従って、この揮散装置
によれば、液体製剤中の有効成分を十分量かつ安定的に
揮散させることができる。
【0008】本発明の揮散用担体は、その材質として、
液体製剤を保持でき且つ液体製剤の有効成分を揮散させ
ることができるものであればいずれのものでも使用で
き、具体的には、樹脂、パルプ等の有機材料やガラス等
の無機材料の多孔性材料を用いることができる。揮散用
担体の材質として、パルプや不織布を用いることが好ま
しい。また、揮散用担体が複数の材質からなっていても
よい。例えば揮散用担体は、パルプを主原料としバイン
ダーで接着させたものであって、表面の強度、保形性の
ために表裏面にティッシュ状のパルプ材、不織布などを
張った構成とすることが好ましい。また、揮散用担体に
予め所定量の液体製剤を保持させておくことで、使用開
始時に開封と同時に、保持された液体製剤の有効成分が
揮散する効果を得られるようにしてもよい。揮散用担体
の厚みは2〜12mmとすることが好ましく、5〜10
mmとすることがより好ましい。揮散用担体の形状は、
例えば、縦を60〜100mm、横を60〜100mm
とする正方形または長方形、またはそれに見合った面積
の楕円形のもの、円形のもの、多角形のもの等を挙げる
ことができる。揮散用担体は板状とした場合には、その
片面の表面積を50〜65cm2とすることが好まし
く、55〜65cm2とすることがより好ましい。
【0009】吸液材の材質としては、無機材料、有機材
料のいずれでも用いることができる。好ましくは樹脂で
あり、具体的にはポリエチレンテレフタレート(以下、
PETともいう)、アクリル樹脂(以下、PAともい
う)、ポリプロピレン、ポリエチレンの1種あるいは2
種以上を挙げることができる。
【0010】そして、吸液材としては、気液の交換がで
きる特性を有するものがよい。ここで、気液の交換がで
きる特性を有する吸液材とは、容器内の液体製剤等の液
体が吸液材内部に浸透し容器外部に排出されるととも
に、容器外部から空気等の気体が吸液材内部に浸透し容
器内部で吸液材外部に排出できる特性を有する吸液材の
ことを意味する。
【0011】気液の交換ができる特性を有する吸液材と
しては、多孔性材料であることが好ましく、例えば、P
ET又はPAを用いた多孔性材料であることが好まし
い。また、気液の交換ができる特性を有する吸液材の空
隙率、断面の大きさ等は、容器内部の液体製剤の量、液
体製剤の粘度等の諸条件により適宜設定することが好ま
しい。気液の交換ができる特性を有する吸液材を用いる
場合は、通常気孔率20%以上を有することが好まし
く、より好ましくは気孔率20〜80%、更に好ましく
は30〜80%である。
【0012】揮散用担体には、揮散用担体の本体の一部
を折り曲げることで、本体から所定の交差角度を保つよ
うに立ち上げられた立ち上げ部位を形成してもよい。ま
たは、別体の立ち上げ部位を本体の所定箇所に接続して
もよい。立ち上げ部位は、本体から上方に立ち上がって
いてもよいし、下方に立ち上がっていてもよい。立ち上
げ部位を設けることで、揮散用担体の、揮散に供する表
面積(揮散表面積)が増加するが、揮散表面積は、揮散
用担体の全表面積の、60〜90%とするのが好まし
い。十分量の有効成分を揮散用担体にまんべんなく迅速
にいきわたらせるために、立ち上げ部位の、本体表面か
らの高さは、1〜10cmとするのが好ましく、2〜5
cmとするのがより好ましい。このような立ち上げ部位
を備えた揮散用担体は、立ち上げ部位の裏面も揮散表面
として作用するため、立ち上げ部位を有しない揮散用担
体で同等の揮散表面を得ようとした場合に比べて、コン
パクトになる。
【0013】本発明に用いることができる液体製剤とし
ては、有効成分として芳香成分及び/又は消臭成分等を
含むものが挙げられる。芳香成分としては、例えば、ハ
ッカ油、ペパーミント油、スペアミント油、イグサ、ヒ
ノキ、シトロネラ、シトラール、シトロネラール、レモ
ン、レモングラス、オレンジ、ユーカリ、ラベンダー等
の精油成分及びそれらから得られる芳香成分を挙げるこ
とができる。消臭成分としては、例えば、メタクリル酸
ラウリル、メチル化サイクロデキストリン、植物抽出エ
キス(例えば、ツバキ、バラ、キク、マツ、スギ、オオ
バコ等から得られるエキス)、植物精油(例えば、茶抽
出物、カテキン、植物ポリフェノール、リナロール、メ
ントール、ボルネオール)、界面活性剤等が挙げられ
る。
【0014】液体製剤中における芳香成分及び消臭成分
の合計量は、製剤全重量に対して、一般的に0.5〜1
0重量%、好ましくは1〜5重量%である。液体製剤
は、その他の添加剤として、硬化油、グリセリン又はそ
の誘導体、脂肪酸又はその誘導体、アルコール、多価ア
ルコール又はこれらの誘導体、界面活性剤(例えば、ア
ルキル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テルなど)、タール色素、ベンガラ等の色素、防腐剤等
の保存剤などを含有することもできる。これらその他の
添加剤の製剤中での含有量は、一般的に10重量%以下
である。液体製剤は、更にキレート剤、粘度調整剤、比
重調整剤、紫外線防止剤、酸化防止剤等を含んでいても
よい。本発明における液体製剤は、上記各成分を、水、
アルコール、有機溶媒等を用いて適宜調整することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1は、本発明にかかる揮散
用担体を設けた倒立型揮散装置の一例を示す全体斜視図
である。図2は、図1の倒立型揮散装置の断面図であ
る。図1に示す倒立型揮散装置(以下、揮散装置)10
は、内部に有効成分を含有する液体製剤2を収納した密
閉容器1と、底壁に周壁を立設して概略構成された外容
器6とを備えている。外容器6は、密閉容器1の下側を
支持している。
【0016】密閉容器1の下方には開口部が設けられ、
栓4によって塞がれている。栓4の中央部に設けた貫通
孔には柱状の吸液材3が装着されている。吸液材3は、
密閉容器1から下方に露呈している。吸液材3の下側
(密閉容器1から露呈した側)の先端面は平坦面となる
ように形成されている。外容器6の底壁上には、揮散用
担体5が配設されている。図2に示すように、吸液材3
の先端面と揮散用担体5の平坦な上面とが面接触するよ
うに構成されている。外容器6の周壁には、複数の揮散
用開口7が周方向に間隔をあけて設けられている。
【0017】本実施形態において、吸液材3と揮散用担
体5とが面接触している構成としたので、吸液材3を介
して揮散用担体5に供給される液体製剤2の量を、吸液
材3と揮散用担体5とが点接触又は線接触する構成に比
して、常に多くすることができる。従って、揮散装置1
0によれば、液体製剤2中の有効成分を十分量かつ安定
的に揮散させることを実現することができる。
【0018】上記のように、吸液材3と揮散用担体5と
が面接触するように、外容器6によって密閉容器1を支
持する位置を設定した構成とすることが好ましい。例え
ば、揮散装置10は、吸液材3と揮散用担体5とが面接
触する位置になるように、密閉容器1又は吸液材3を保
持する保持部を備えていることが好ましい。ここで、保
持部とは、例えば、吸液材3と揮散用担体5との相対位
置を保持するため、外容器6の天面(周壁の上部から水
平に延びる面)に密閉容器1の円周長に合わせて設けら
れた開口である。開口には複数の支持部材を設け、この
支持部材によって密閉容器を固定するなどの構成として
もよい。
【0019】密閉容器1に蓄えられた液体製剤2は、吸
液材3に吸収され、重力によって吸液材の下側先端部に
移動する。吸液材3の下側先端部から液体製剤が揮散用
担体5に浸透するようになっている。揮散用担体5から
揮散した液体製剤の芳香成分が、外容器6に設けられた
揮散用開口7から外部に拡散される。揮散用担体5に
は、密閉容器1から吸液材3を介して定量的に液体製剤
が供給される。
【0020】上記のような構成の揮散装置10に設けら
れる揮散用担体5は、多孔性材料からなり、面積を32
mm2とし、厚さを5mmとしたとき(つまり、体積を
160mm2)前記揮散用担体の50分後の吸液量が
7.5g以上であるように構成されている。また、揮散
装置10は、揮散用担体5の密度が0.15〜0.25
g/cm3の範囲になるように構成されている。このよ
うな構成の揮散用担体5によれば、吸液材に含まれてい
る液体製剤が揮散用担体全体に迅速に拡散・保持され、
液体製剤に含まれる有効成分の拡散性能を優れたものと
する。
【0021】
【実施例】図1に示したような揮散装置に用いられる揮
散用担体について、その密度の違いによる液体製剤の保
持量(吸液量)の変化を、下記のような試験方法で確か
めた。容積220mlのガラス製容器に下記の芳香消臭
液を200ml入れ、この容器の開口部分をゴム栓で塞
ぐ。ゴム栓には、吸液材として機能する柱状の芯が貫通
している。本試験において、芯の材質はポリエチレンテ
レフタレート(PEТ)である。
【0022】芳香消臭液(液体製剤)の処方 (成分) (量) エタノール 10.0g アニオン系界面活性剤 3.0g ノニオン系界面活性剤 7.0g レモン香料 8.0g 黄色4号 0.1g 精製水 適量 (合計) 200.0ml
【0023】揮散用担体としては、密度が0.13g/
cm3のもの(以下、サンプル1とする。)、0.2g
/cm3のもの(以下、サンプル2とする。)、0.2
8g/cm3のもの(以下、サンプル3とする。)を用
いた。本試験で用いる揮散用担体は、いずれも主として
パルプ材からなるもので、楕円板形状を有し、その上面
は長径78mm、短径54mmで、面積が32mm2
あり、厚さは5mmである。これら揮散用担体に上記容
器から吸液材を介して液体製剤を供給し、サンプル1、
サンプル2、サンプル3におけるそれぞれの時間経過に
伴う保持量(吸液量(g))を求めた。本試験の結果を
下記の表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】上記の試験から、サンプル2が最も吸液量
が多く倒立型揮散装置における揮散用担体として優れて
いることがわかった。一方で、最も低い密度を有するサ
ンプル1と、最も高い密度を有するサンプル3は、サン
プル2に比べて吸液量が少ないことがわかった。この試
験の結果から、揮散用担体として、面積及び厚さに対す
る吸液量、または、その密度が重要であることがわかっ
た。
【0026】次に、吸液材である芯としてポリアクリル
(PA)芯を用いて上記と同様な試験を行った。揮散用
担体としてサンプル2を用い、上面の面積を60cm2
とした。本試験において、60分毎の揮散用担体の吸液
量(g)を調べた。その結果を表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】表2に示したように、この試験の結果によ
れば、芯の材質をPAとした場合でも、面積を32mm
2とし、厚さを5mmとしたとき(つまり、体積を16
0mm2)前記揮散用担体の50分後の吸液量が7.5
g以上とすれば、吸液量が大きくなり、芯から効率よく
液体製剤を保持することができることがわかった。ま
た、揮散用担体は、その密度を0.2g/cm3(0.
15〜0.25g/cm3の範囲内)とすれば、揮散用
担体の面積を大きくすることによって、吸液量が大きく
なり、芯から効率よく液体製剤を保持することができる
ことがわかった。
【0029】なお、本発明は、前述した実施例に限定さ
れるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、図3に示すように、吸液材3の上端部にガス吸
着剤(例えば、活性炭、ゼオライト等である。)が封入
されたガス透過性容器8が嵌着されている構成とするこ
とができる。こうすれば、密閉容器1内の内圧を調整す
ることができる。このため、揮散装置10を陳列、保管
する際に液漏れが生じることを防止することができる。
なお、図3に示すように、密閉容器1の上部にへこみ1
aを設けてもよい。こうすれば、包装、保管及び充填時
に揮散装置の起立性を向上させることができる。
【0030】例えば、図4に示すように、揮散用担体の
吸液材と面接触する面を液拡散シート9で覆う構成とす
ることができる。こうすれば、液体製剤が液拡散シート
9によって揮散用担体5に均一に拡散され、また、液体
製剤が短時間に広い面積に拡がるので香立ち速度が向上
する。
【0031】例えば、揮散用担体は、楕円形状以外の、
例えば、円形状、多角形状、花びら、星、動植物をかた
どった形状や、その他の物品の形状に成形してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液体製剤中の有効成分を十分量且つ安定的に揮散させる
ことができる倒立型揮散装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる揮散用担体を設けた倒立型揮散
装置の一例を示す全体斜視図である。
【図2】図1の倒立型揮散装置を示す概略断面図であ
る。
【図3】本発明にかかる倒立型揮散装置の変形例を示す
部分拡大図である。
【図4】本発明にかかる倒立型揮散装置の変形例を示す
部分拡大図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 液体製剤 3 吸液材(芯) 4 栓 5 揮散用担体 6 外容器 7 揮散用開口 8 ガス透過性容器 9 液拡散シート 10 揮散装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に吸液材を有するとともにその吸液
    材の少なくとも一部が容器外部に露呈しており且つ有効
    成分を含有する液体製剤が内部に収納された密閉容器
    と、前記吸液材を介して前記液体製剤が供給される揮散
    用担体とを備え、前記揮散用担体が多孔性材料からな
    り、面積を32mm2とし、厚さを5mmとしたとき前
    記揮散用担体の50分後の吸液量が7.5g以上である
    ことを特徴とする倒立型揮散装置。
  2. 【請求項2】 下方に吸液材を有するとともにその吸液
    材の少なくとも一部が容器外部に露呈しており且つ有効
    成分を含有する液体製剤が内部に収納された密閉容器
    と、前記吸液材を介して前記液体製剤が供給される揮散
    用担体とを備え、前記吸液材と前記揮散用担体とが面接
    触していることを特徴とする倒立型揮散装置。
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