JP2003219750A - 散歩ひもの連結具 - Google Patents

散歩ひもの連結具

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JP2003219750A JP2003095117A JP2003095117A JP2003219750A JP 2003219750 A JP2003219750 A JP 2003219750A JP 2003095117 A JP2003095117 A JP 2003095117A JP 2003095117 A JP2003095117 A JP 2003095117A JP 2003219750 A JP2003219750 A JP 2003219750A
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Noriaki Kishie
徳明 岸江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 犬の首輪にあるリングに簡単に連結でき、し
かも構造が簡単で安価な散歩ひもの連結具を提供する。 【解決手段】 連結具1は、散歩ひもに対して回転自在
に取り付けられた軸部2と、軸部2に一体化されていて
リング10を掛けるための鉤部3と、軸部2に対してス
ライド可能に内蔵されたうえスプリングにて一部を突出
させることにより鉤部先端3aに接触するスライドピン
4とを有する。スライドピン4の側面に、スライドピン
4を軸部2寄りにスライドさせて突出部分4aと鉤部先
端3aとの接触を解くために指で操作する操作突起5が
設けられている。スライドピン4の突出部分4aに外側
からリング10が押し当てられたとき、上記操作突起5
を指で操作しなくともスライドピン4が軸部2寄りにス
ライドして突出部分4aと鉤部先端3aとの接触が解け
るように、スライドピン4の先端に傾斜面4aを形成し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】請求項に係る発明は、犬など
の首輪やハーネス(胴輪)に、散歩用のひもを連結する
ための散歩ひもの連結具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、犬などの散歩ひもの片端には連
結具が付いていて、首輪やハーネスに付属するリングに
対し、その連結具を用いて散歩ひもを簡単に付け外しで
きるようになっている。
【0003】その一例として、図5に、後記する特許文
献1に記載された連結具を示す。連結具1’は、その軸
部2’において、散歩ひもの側に取り付けられた連結リ
ング7’にピン8’を介して回転自在に設けられてい
る。軸部2’には、円弧状の鉤部3’が一体に形成され
ている。また、軸部2’に挿入されたスライドピン4’
が、軸部2’内のスプリングコイル(図示せず)の力で
鉤部先端3a’に押し付けられている。
【0004】スライドピン4’の側面には、指を掛ける
ための操作突起が設けられているのが一般であり、軸部
2’には、その操作突起をスライドさせるときのガイド
溝(図示せず)が設けられている。
【0005】この連結具1’を首輪9’に連結するとき
は、連結具1’の操作突起に指を掛け、スプリングコイ
ルの力に抗してスライドさせると、スライドピン4’が
鉤部先端3’から離れて隙間ができる。操作突起の位置
を維持している間に、首輪9’に備えられたリング1
0’を隙間から通して鉤部3’に掛ける。リング10’
を鉤部3’に掛けたら、指を操作突起から離す。すると
スライドピン4’がスプリングコイルによって鉤部先端
3’に押し付けられるので、リング10’が鉤部3’か
ら外れないようになる。また、連結具1’を首輪9’か
ら外すときも同様にして、操作突起をスライドさせてい
る間にリング10’をスライドピン4’と鉤部先端3’
との隙間から外し出す。
【0006】
【特許文献1】 特開2001−78612号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】連結具は一般的には小
型でつかみにくく、指で突起部をスライドさせている間
はとくに不安定になりやすい。したがって、しつけがで
きていない犬や動き回る子犬などに散歩ひもをつなぐ場
合、スライドピンをスライドさせようと突起部に掛けて
いる指がはずみで外れたり、連結具が手から離れてしま
うことがある。
【0008】また、毛足の長い犬につけた首輪は毛に隠
れてしまいがちで、連結しようとするリングや鉤部がよ
く見えず、手探りで散歩ひもをつなぐこともある。
【0009】一方、ハーネスのなかには、左右の肩から
回したベルトを背中側で合わせるタイプのものがある。
この場合、ハーネス側に付属するリングは左右に1個ず
つあるので、1つの連結具に2個のリングを掛ける必要
がある。ところが、1個目のリングを鉤に掛けたあと、
2個目のリングを掛けるためにスライドピンをスライド
させている間に、犬が動き回ったりすると、先に掛けた
リングが外れてしまうことがある。
【0010】このように、散歩ひもの連結具に首輪のリ
ングを掛けることは容易でない場合があった。以上の点
を考慮して、請求項に係る発明は、首輪のリングに簡単
に連結でき、しかも構造が簡単で安価であるという散歩
ひもの連結具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した散歩
ひもの連結具は、散歩ひもに連結される軸部と、軸部に
一体化されていてリング(首輪やハーネスに付属してい
る連結用のリング)を掛けるための鉤部(C字状などに
曲がった部分)と、軸部に対してスライド可能に内蔵さ
れたうえスプリングにて一部を突出させることにより鉤
部先端に接触するスライドピンとを有し、スライドピン
の側面に、スライドピンを軸部寄りにスライドさせて上
記の突出部分と鉤部先端との接触を解くため指で操作す
る操作突起が設けられている散歩ひもの連結具であっ
て、スライドピンの突出部分に外側(軸部と鉤部とスラ
イドピンとで形成される輪の外側)からリングが押し当
てられたとき、上記の操作突起を指で操作しなくともス
ライドピンが軸部寄りにスライドして突出部分と鉤部先
端との接触が解けるように構成されていることを特徴と
する。
【0012】このように構成された散歩ひもの連結具
は、リングを鉤部に掛けるとき、スライドピンの操作突
起に指を掛ける必要がない。スライドピンの突出部分に
外側からリングを押し当てると、スライドピンが軸部寄
りにスライドして突出部分と鉤部先端との接触が解けて
隙間ができ、リングをその隙間から滑らせるように押し
込むことによってリングを鉤部に掛けられるからであ
る。操作突起に指を掛ける必要がないので、軸部や鉤部
をしっかり持つことができる。これにより、犬が激しく
動き回っても連結具が手から離れることがないので、リ
ングをスライドピンの突出部分に外側から確実に押し当
ててスライドピンを軸部寄りにスライドさせることがで
きる。
【0013】掛けたリングが内側からスライドピンに当
たることがあっても、内側からではスライドピンはスラ
イドしない。そのため、散歩の途中でリングが勝手に外
れてしまうことはない。掛けたリングを鉤部から外すと
きは、従来と同様に、操作突起に指を掛けてスライドピ
ンを軸部寄りにスライドさせ、スライドピンの突出部分
と鉤部先端との接触を解いたのち、生じた隙間からリン
グを抜く。
【0014】請求項2に記載の散歩ひもの連結具は、ス
ライドピンの突出部分における端面に、外側に近いほど
軸部に近づく向きの傾斜面が形成されていて、その傾斜
面と鉤部先端との間に、外側に近いほど広いくさび状の
隙間が設けられていることを特徴とする。
【0015】このような連結具は、スライドピンの突出
部分の傾斜面にリングを外側から押し当てると、傾斜面
に加えられた力の一部がスライドピンを軸部寄りに押し
込む方向に働くので、スライドピンの突出部分が軸部寄
りにスライドして鉤部先端から離れ始める。さらにリン
グを傾斜面に押し当てながら鉤部先端との隙間を滑らせ
ていくと、隙間が広がってついにはリングが隙間を通過
し、リングを鉤部に掛けることができる。すなわち、ス
ライドピンの突出部分に傾斜面を設けるという非常に簡
単な構成で、請求項1の発明について述べた効果を得る
ことができる。当然のことながら、このように簡単な構
成の連結具は、製造が容易でコストも低くてすむ。
【0016】請求項3に記載の散歩ひもの連結具は、ス
ライドピンにおける上記の操作突起が、上記突出部分の
端面にまで滑らかに連続して形成されていることを特徴
とする。
【0017】このような散歩ひもの連結具は、リングを
操作突起に直接当てて軸部寄りに押すと、スライドピン
が軸部寄りにスライドしてその突出部分が鉤部先端から
離れる。操作突起はスライドピンの突出部分の端面に滑
らかにつながっているので、リングを押し当てながらス
ライドピンの内側に向かって滑らせれば、そのまま鉤部
にリングを掛けることができる。操作突起は、スライド
ピンの側面から外側に突出しているので、手元がよく見
えない状態でも手探りで操作突起の位置がわかり、確実
にリングを押し当てることができる。なお、この連結具
において、スライドピンの突出部分の端面は、請求項2
に記載のように傾斜面としてもよい。
【0018】請求項4に記載の散歩ひもの連結具は、ス
ライドピンをはさむ位置に一対の鉤部が形成されてい
て、スライドピンの突出部分の端面が、外側からリング
が押し当てられ得るように上記一対の鉤部の間に露出し
ていることを特徴とする。
【0019】このような散歩ひもの連結具では、リング
をスライドピンの突出部分の端面に押し当ててスライド
ピンを軸部に押し込むことができるので、それによって
スライドピンの突出部分と鉤部先端との間に隙間をつく
り、その隙間からリングを鉤部に掛けることができる。
【0020】スライドピンの突出部分の端面を、中央が
尖った山型に形成してもよい。この場合、2個のリング
を重ね合わせた状態でその端面に押し当てるなら、スラ
イドピンの突出部分の両側にできる鉤部先端との間の隙
間をリングが通過し、そのとき傾斜面に沿ってリングが
両側の鉤部内に分かれて入る。つまり、2個のリングを
両側の鉤部に1個ずつ同時に掛けることができる。
【0021】また、鉤部がスライドピンの両側に配置さ
れているので、リングを掛けるときに鉤部(一対のうち
の一方または両方)を握り込むことも可能であり、鉤部
がより持ちやすくて好ましい。
【0022】請求項5に記載した散歩ひもの連結具は、
請求項4の連結具においてとくに、スライドピンの突出
部分に、上記のスプリングで押されることにより一対の
鉤部先端に当たるストッパー(側方への突起または段差
を有するもの)が形成されていることを特徴とする。
【0023】請求項4の連結具のようにスライドピンの
突出部分の端面が鉤部の間に露出している場合、何の工
夫もされないと、スライドピンが当該鉤部の間から大き
く外へ出て軸部から抜け出てしまう恐れがある。請求項
5の連結具では、スライドピンの突出部分に上記のとお
りストッパーを形成してそのような不都合が生じないよ
うにしている。このようにすれば、構成が簡単であるう
え、スプリングの力でスライドピンと鉤部との間の接触
力を十分に強く確保する(もってリングが鉤部から外れ
てしまうことを確実に防止する)ことができ、好まし
い。
【0024】
【発明の実施の形態】発明の実施についての形態を図1
〜図4に示す。各図において共通する部分には同一の符
号を記し、説明のくり返しを省略する。
【0025】図1(a)は、散歩ひもの連結具1の側面
図、同(b)はその平面図、同(c)はその使用方法に
関する説明図である。連結具1は、軸部2と鉤部3とを
一体に設け、軸部2に開けた孔2a内にスライドピン4
をスライド可能に挿入している。スライドピン4は、孔
2aに内蔵したスプリングコイル2bによって軸部2か
ら突出する向きに押され、鉤部先端3aにその突出部分
の先端面が接触するようになっている。
【0026】スライドピン4の突出した側の端部には、
軸部2と鉤部3とスライドピン4とでつくる輪の外側を
向いた傾斜面4a(外側ほど軸部2に近づく面)を形成
し、鉤部先端3a(この外側にも傾斜面部分を設けてい
る)との間に、外側ほど広くなっているくさび状の隙間
を設けている。すなわち、鉤部先端3aとスライドピン
4の傾斜面4aとは通常、輪の内側寄りの部分において
のみ、スプリングコイルの力により接触している。
【0027】スライドピン4の外側の側面には、人が指
を掛けて操作するための操作突起5を一体に形成してい
る。操作突起5の一端部には、スライドピン4の突出部
分の先端面にかけて滑らかに連続する面5fを形成して
もいる。一方、軸部2には、操作突起5を外側に出すた
めに孔2aとつながるガイド溝6を長手方向に設けてい
る。スプリングコイル2bの力に抗する向きにガイド溝
6に沿って指で操作突起5に力を加えると、スライドピ
ン4は孔2a内を軸部2寄りにスライドし、鉤部先端3
aとスライドピン4の先端面とが離れて、輪の内外に通
じる隙間が生じる。なお、軸部2は、散歩ひも(図示せ
ず)が取り付けられている連結用リング7に、頭付きピ
ン8を介して回転可能に取り付けられている。
【0028】このような構成による連結具1は、首輪と
連結するとき、図1(c)に示すように、首輪9に取り
付けられたリング10を鉤部先端3aとスライドピン4
の傾斜面4aとの間のくさび状の隙間に外側から押し込
むだけでよい。リング10が押し当てられて面5fや傾
斜面4aに力が加わると、その力の一部はスライドピン
4を軸部2側に押す方向にはたらき、スライドピン4が
孔2aに沿ってスライドするからである。
【0029】すなわち、操作突起5を指でスライドさせ
なくても、鉤部先端3aと傾斜面4aとの間が広がっ
て、リング10を鉤部3に掛けることができる。操作突
起5に指を掛けなくてすめば、連結具1をしっかり持つ
ことができるので、犬が激しく動き回っても連結具1が
手から離れたりせず、容易に首輪に連結することができ
る。また、操作突起5を見当にして(つまり、リング1
0を操作突起5の一部に沿わせることにより)リング1
0を傾斜面4aに押し当てることができるので、毛足が
長くて首輪の見えにくい犬に散歩ひもをつなぐことも容
易である。
【0030】リング10と傾斜面4aとの摩擦を小さく
するため、傾斜面4aに、外側から内側にかけて延びた
畝状の突起を形成するのもよい。スライドピン4と軸部
2の孔2aとの摩擦についても、自己潤滑性のある筒状
のブッシュを孔2aに内装することにより、小さくする
ことが考えられる。その場合、当然のことながら、当該
ブッシュにも、軸部2のガイド溝6と同様の切り込みを
設けるものとする。
【0031】つづく図2(a)は他の実施形態としての
連結具11の側面図、同(b)はその平面図である。連
結具11は、操作突起15の指掛け部15aに一体に、
軸部2から遠ざかるとともに輪の外側へも広がる向きの
延長部15bを備えている。また、鉤部13の先端13
aに、輪の外側寄りの部分ほど軸部2から離れる向きの
傾斜面を設ける一方、スライドピン14の突出した側の
端部にも鉤部先端13aとほぼ平行な傾斜面14aを設
けている。そして操作突起15の先端縁15fは、傾斜
面14aに滑らかにつながるように形成している。
【0032】連結具11にリング10(図1を参照)を
掛けるときは、鉤部13と指掛け部15aの延長部15
bとの間から、操作突起15にリング10を押し当て
て、孔2a内のスプリングコイルの力に逆らう向きに操
作突起15をスライドさせる。その結果、スライドピン
14が軸部2の孔2aに押し込まれて、鉤部先端13a
とスライドピン14の傾斜面14aとの間に隙間ができ
るので、リング10を操作突起15から傾斜面14aへ
と滑らせたうえ鉤部13に掛けることができる。
【0033】スライドピン14の傾斜面14aが内側を
向いている(輪の内側寄りの部分ほど軸部2に近くなっ
ている)ので、延長部15b側から先端縁15f等にリ
ング10を押し当てたのち、傾斜面14aを滑らせる等
してそのリング10をスムーズに輪の内側に押し入れる
ことができる。なお、リング10を操作突起15に近づ
けたときに犬が激しく動いても、延長部15bがあるた
めにリング10が外側に大きく外れてしまうことがな
く、したがってリング10を傾斜面14aに誘導しやす
い。
【0034】操作突起については、図3に示す連結具2
1の操作突起25のように、指掛け部25aに凹型の湾
曲部25bを形成してもよい。この湾曲部25bに親指
を掛けて握り込むように連結具21を持てば、連結具2
1を確実に保持できるので、リング10を外すとき等の
操作性がよい。
【0035】図4(a)・(b)は、連結具についての
別の実施形態を示す平面図である。連結具31は、一対
の鉤部33を軸部32の両側に固定し、その鉤部先端3
3aを対向させて、それら二つの鉤部先端33aによ
り、軸部32の孔2a内のスプリングコイルの力で突出
しているスライドピン34を挟むように配置している。
【0036】スライドピン34の突出した側の端部は、
中央が尖っている山型の傾斜面34aに形成している。
また、スライドピン34が軸部32の孔32aから抜け
落ちることがないよう、傾斜面34aに近い位置でスラ
イドピン34の両側面に、鉤部先端33aに引っかかる
側部突出型の(つまり側面に突起を設けてなる)ストッ
パー34bを形成している。したがって通常は、スライ
ドピン34のストッパー34bと鉤部先端33aとが、
スプリングコイルの力を受けて接触している。
【0037】スライドピン34の側面(図では紙面の手
前側)に操作突起35を設けるとともに、操作突起35
をスライド可能にするためのガイド溝36を軸部32に
開けている。操作突起35をスプリングコイルの力に逆
らってスライドさせると、スライドピン34が軸部32
の孔32a内にスライドし、接触していたスライドピン
34の傾斜面34aと鉤部先端33aとが離される。
【0038】犬の両肩から背中に回すタイプのハーネス
には、左右に1個ずつリングが付いているものがある。
連結具31では、このような2個のリングを、つぎのよ
うにして一度に掛けることも可能である。図4(b)の
ように、ハーネス19に付いている2個のリング20を
重ね合わせ、スライドピン34の先端の傾斜面34aに
押し当てたうえ、軸部32に向けて力を加える。すると
スライドピン34が軸部32の孔32aに押し込まれ
て、スライドピン34の傾斜面34aと鉤部先端33a
との間に隙間ができる。リング20の厚みが鉤部先端3
3aを通過すると、リング20が傾斜面34aに沿って
両側に滑り、2個のリング20が一度に左右の鉤部33
に掛かる。このようにすれば、リングを2個掛けるとき
でも手間は一度ですみ、簡単に首輪に散歩ひもをつなぐ
ことができる。
【0039】図1〜図4のいずれの連結具においても、
鉤部に掛かったリングが散歩中などにスライドピンに当
たっても、スライドピンはスライドしないので、リング
が勝手に外れてしまうことはない。リングを外すとき
は、指を掛けて操作突起をスライドさせることにより、
スライドピンの傾斜面と鉤部先端との間に、リングが通
る隙間をつくる。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載した散歩ひもの連結具
は、首輪やハーネスのリングを掛けるとき、リングをス
ライドピンの突出部分に押し当てるだけで鉤部に掛ける
ことができるので、動き回る犬や毛足の長い犬の首輪に
も容易に散歩ひもを連結できる。そのとき、操作突起を
操作する必要がないのでしっかりと連結具を持つことが
できる、という利点もある。スライドピンの突出部分
は、内側から押されてもスライドしないので、散歩中に
勝手にリングが外れる心配がない。
【0041】請求項2に記載した散歩ひもの連結具によ
れば、スライドピンの突出部分を傾斜面に形成するとい
う非常に簡単な構成により、請求項1の発明について記
載した効果が得られる。したがって、容易に首輪に連結
できる散歩ひもの連結具を安価に提供できる。請求項3
に記載した散歩ひもの連結具は、リングを掛けるとき操
作突起がガイドのような作用をするので、リングを鉤部
に掛けやすい。
【0042】請求項4に記載した散歩ひもの連結具は、
鉤部に2個のリングを掛けやすく、一度の手間で鉤部に
掛けることも難しくない。請求項5の連結具なら、簡単
な構成ながら、スライドピンが鉤部の間から抜け出てし
まう不都合が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、発明の実施についての一形態で
ある散歩ひもの連結具1の側面図で、同(b)はその平
面図、また同(c)は、散歩ひもの連結具1にリング1
0を掛ける過程を説明する図である。
【図2】図2(a)は、別の実施の形態である散歩ひも
の連結具11の側面図であり、同(b)は、その平面図
である。
【図3】図3(a)は、さらに別の実施の形態である散
歩ひもの連結具21の側面図であり、同(b)は、その
平面図である。
【図4】図4(a)は、さらに別の実施の形態である散
歩ひもの連結具31の平面図であり、同(b)は、散歩
ひもの連結具31に2個のリング20を掛ける過程を説
明する図である。
【図5】従来の散歩ひもの連結具1’等を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1・11・21・31 散歩ひもの連結具 2・32 軸部 3・13・33 鉤部 4・14・34 スライドピン 5・15・25・35 操作突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散歩ひもに連結される軸部と、軸部に一
    体化されていてリングを掛けるための鉤部と、軸部に対
    してスライド可能に内蔵されたうえスプリングにて一部
    を突出させることにより鉤部先端に接触するスライドピ
    ンとを有し、スライドピンの側面に、スライドピンを軸
    部寄りにスライドさせて上記の突出部分と鉤部先端との
    接触を解くため指で操作する操作突起が設けられている
    散歩ひもの連結具であって、 スライドピンの突出部分に外側からリングが押し当てら
    れたとき、上記の操作突起を指で操作しなくともスライ
    ドピンが軸部寄りにスライドして突出部分と鉤部先端と
    の接触が解けるように構成されていることを特徴とする
    散歩ひもの連結具。
  2. 【請求項2】 スライドピンの突出部分における端面
    に、外側に近いほど軸部に近づく向きの傾斜面が形成さ
    れていて、その傾斜面と鉤部先端との間に、外側に近い
    ほど広いくさび状の隙間が設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載の散歩ひもの連結具。
  3. 【請求項3】 スライドピンにおける上記の操作突起
    が、上記突出部分の端面にまで滑らかにつながって形成
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    散歩ひもの連結具。
  4. 【請求項4】 スライドピンをはさむ位置に一対の鉤部
    が形成されていて、スライドピンの突出部分の端面が、
    外側からリングが押し当てられ得るように上記一対の鉤
    部の間に露出していることを特徴とする請求項1に記載
    の散歩ひもの連結具。
  5. 【請求項5】 スライドピンの突出部分に、上記のスプ
    リングで押されることにより一対の鉤部先端に当たるス
    トッパーが形成されていることを特徴とする請求項4に
    記載の散歩ひもの連結具。
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