JP2003219615A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2003219615A
JP2003219615A JP2002012399A JP2002012399A JP2003219615A JP 2003219615 A JP2003219615 A JP 2003219615A JP 2002012399 A JP2002012399 A JP 2002012399A JP 2002012399 A JP2002012399 A JP 2002012399A JP 2003219615 A JP2003219615 A JP 2003219615A
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JP
Japan
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core
weight
rotor
motor
output shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002012399A
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English (en)
Inventor
Atsuko Koyama
敦子 小山
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Canon Inc
Canon Precision Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Precision Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】重りが剥離しにくいため長期間にわたってバラ
ンスの劣化を防止することができる回転子を有するモー
タを提供する。 【構成】複数のティース部からなるコアを備えた回転子
を有するモータにおいて、コアの最外周部近傍に回転子
の出力軸方向に向かって伸びる凹部を設け、凹部に重り
部材を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機などのメカ駆
動等に使用される小型DCコアードモータに関するもの
であり、特にコアード回転子のバランス調整を精度良く
行うための構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に従来例のコアを有する小型DCコ
アードモータの回転子の構造を示す。11は珪素鋼板を
積層して構成したコアであり、12はコイル巻線、13
は逆起電圧によってモータ内に過度の電流が流れてしま
うのを防ぐためのバリスタ、14は整流子、15は回転
子の回転軸、17はコアのティース部、18は後述する
重りである。
【0003】回転子は回転軸15を中心に完全に対称な
形状であることが望ましいが、厳密にはわずかなバラツ
キが生じてしまう。そのため回転子のアンバランスによ
って不均一な遠心力が作用してしまい、振動や騒音を引
き起こすことがあった。
【0004】これを解決するための手段として、巻線1
2またはコア11の表面部に重り18を固着させ、回転
子全体のバランスを調整する方法がある。この重り18
として使用している材料は比重の重い2液性の接着剤で
あり、硬化させる前は粘土のようにやわらかく剥がれや
すいが、回転子全体のバランスを調整した後に熱を加え
ることで硬化して剥がれにくくなり、固着させることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成で
は、重りとして使用している2液性の接着剤によってバ
ランスを調整した後に熱を加えるため、固定強度が弱く
回転による遠心力で重りが移動し、あるいは剥離して飛
散してしまうという状況が生じる可能性があった。
【0006】また、高精度なバランス調整を要求した場
合に、重りの量が少ないと固着力が強くはなく剥離しや
すくなってしまう。あるいは熱硬化した後においてもバ
ランスの精度が劣化するおそれもある。
【0007】反対に、重り18の固定強度を強めようと
してバランス調整を行いながら熱を加えてしまうと、一
旦重りを固定してしまうと取り除くことは難しいため、
微妙なバランスの調整が困難になり、バランス調整の作
業に要する時間も長くなってしまう。
【0008】したがって、本発明の目的は、重りが剥離
しにくいため長期間にわたってバランスの劣化を防止す
ることができる回転子を有するモータを提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、複数のティース部
からなるコアを備えた回転子を有するモータにおいて、
該コアの最外周部近傍に回転子の出力軸方向に向かって
伸びる凹部を設け、該凹部に重り部材を挿入できること
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1から図3に本発明の実施の形
態を示す。図1は実施の形態にかかる小型DCコアード
モータの回転子を示したものである。1は珪素鋼板を積
層して構成したコアであり、2はコイル巻線、3は逆起
電圧によってモータ内に過度の電流が流れてしまうのを
防ぐためのバリスタ、4は整流子、5は回転子の回転
軸、6は後述するガイド穴、7はコアのティース部、8
は重りである。
【0011】図2は図1のコアのティース部7を拡大し
た図であり、図4に従来例のモータのコアのティース部
を拡大したものを示す。コア7にコイル巻線2を巻き回
しても、コアの最外周部近傍はコイル巻線2によって隠
れることはなく表面に露出する。
【0012】図2に示したものは図4と異なり、コアの
最外周部近傍に回転軸5の軸方向にむかって円筒状のガ
イド穴6aが形成されている。このガイド穴6aは回転
軸5を中心として同一円周上に設けられており、それぞ
れのティース部7で同一形状となるようにし、さらには
各ティース部7においても出力軸5から径方向に伸びる
線を中心として対称形状となるように設ける。つまり出
力軸5を中心として対称となるようにガイド穴6aが配
置されている。このガイド穴6aはバランス調整の精度
や重り8の塗布量にあわせて大きさや数を変えることが
望ましく、ガイド穴6aの深さは遠心力に対して重りの
剥離強度を十分に得ることができる深さであればよい。
【0013】ガイド穴の形状は円筒状でなくてもよい。
図3に別の形状のガイド穴を設けたコアティース7を拡
大した図を示す。図3ではコアティース7の外周に沿っ
た細長い溝状のガイド穴6bを設けてある。このガイド
穴6bもそれぞれのティース部7で同一形状となるよう
にし、出力軸5を中心として対称となるように配置され
ている。
【0014】このようにコアにガイド穴を設け、その中
に重りを入れる構成にすることで、回転子が回転する際
の遠心力によって重りが剥離することを防ぐことがで
き、バランス調整をした後で熱硬化をさせても重りの固
着強度を十分に確保することができる。また、重りがガ
イド穴の内部に固着されるため回転子の回転によって重
りが飛散することがなく、重りの重量が変化しない。よ
って高精度なバランス調整を行うことが可能となる。
【0015】さらに、ガイド穴に重りとしての接着剤を
挿入する構成であるため、従来用いていた2液性熱硬化
型接着剤に加えて、今までは流れてしまい使用すること
が難しかった粘性の低い嫌気性接着剤や紫外線硬化型接
着剤を硬化させて重りとして使用することが可能とな
る。
【0016】ガイド穴の形状は上記したものに限られる
わけではない。図2のガイド穴6a、図3のガイド穴6
bはともにコアの出力軸5の軸方向の端面に設けられて
いるが、重りが遠心力によって剥離しない深さを確保で
きればコアの外周面から斜めに伸びたガイド穴であって
もよく、重りが遠心力によって剥離しないのであれば他
の形状であっても構わない。
【0017】
【発明の効果】以上のように、コアに重りを挿入するガ
イド穴を設けることで、一度のバランス調整に回転ムラ
の少ない回転子を構成することができるようになる。ま
た、重りが剥離しにくいため長期間にわたってバランス
の劣化を防止することができる回転子を有するモータを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態におけるモータの回
転子の斜視図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態におけるコアとガイ
ド穴を示した拡大図である。
【図3】図3は本発明の別の実施の形態におけるコアと
ガイド穴を示した拡大図である。
【図4】図4は従来例のモータの回転子におけるコアの
拡大図である。
【図5】図5は従来のモータの回転子の斜視図である。
【符号の説明】
1,11 コア 2,12 コイル巻線 3,13 バリスタ 4,14 整流子 5,15 回転軸 6,6a,6b ガイド穴 7,17 コアのティース部 8,18 重り

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のティース部からなるコアを備えた
    回転子を有するモータにおいて、該コアの最外周部近傍
    に回転子の出力軸方向に向かって伸びる凹部を設け、該
    凹部に重り部材を挿入できることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 該凹部は該コアの出力軸方向の端面に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載のモー
    タ。
  3. 【請求項3】 該凹部は該出力軸を中心として対称に設
    けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    モータ。
  4. 【請求項4】 該凹部は該出力軸を中心として同一円周
    上に設けられていることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載のモータ。
  5. 【請求項5】 該凹部は該コアに巻き回されるコイルに
    よって覆われない位置に設けられていることを特徴とす
    る請求項1から4のいずれかに記載のモータ。
  6. 【請求項6】 該重り部材の材料として加熱によって硬
    化する接着剤を用いることを特徴とする請求項1から5
    のいずれかに記載のモータ。
JP2002012399A 2002-01-22 2002-01-22 モータ Pending JP2003219615A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005168077A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電動機
KR20160057766A (ko) * 2014-11-14 2016-05-24 현대자동차주식회사 계자권선형 구동모터의 회전자

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005168077A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電動機
KR20160057766A (ko) * 2014-11-14 2016-05-24 현대자동차주식회사 계자권선형 구동모터의 회전자
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