JP2003219135A - 画像形成システム、画像制御装置、画像入力装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成システム、画像制御装置、画像入力装置および画像形成方法

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JP2003219135A
JP2003219135A JP2002015688A JP2002015688A JP2003219135A JP 2003219135 A JP2003219135 A JP 2003219135A JP 2002015688 A JP2002015688 A JP 2002015688A JP 2002015688 A JP2002015688 A JP 2002015688A JP 2003219135 A JP2003219135 A JP 2003219135A
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Satoshi Kaneko
敏 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成能力の異なる画像出力装置の選択が
可能になり、かつユーザが設定する際に、複数のプリン
タの能力を鑑みることなく容易に機能を設定することが
できる画像形成システム、画像制御装置、画像入力装置
および画像形成方法を提供する。 【解決手段】 複数の画像出力装置300、400、5
00、600の画像形成能力を把握する画像形成能力把
握手段2001と、該画像形成能力把握手段2001に
より把握された画像出力装置300、400、500、
600の画像形成能力に応じて、送信画像の送信手段を
制御する送信画像制御手段2001と、を有する事を特
徴とした画像形成システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像制御装置を介
して伝送媒体によって画像入力装置と複数の画像出力装
置が接続された重連と呼ばれる画像形成システムに関す
るものであり、特に相手先の画像出力装置に応じて送信
画像を制御する画像形成システム、画像制御装置、画像
入力装置および画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像制御装置を介して伝送媒
体によって画像入力装置と複数の画像出力装置が接続さ
れた画像形成システムが考えられており、特に重連と呼
ばれる単独の画像入力装置(スキャナ等)と複数の画像
出力装置(プリンタ等)が伝送媒体によって接続された
画像形成システムが知られている。
【0003】ただし、この重連と呼ばれる画像形成シス
テムは、個々の画像出力装置(プリンタ等)の能力に合
わせて使用されていた。
【0004】例えば、高解像度でたくさんのページにわ
たる画像を複数部数、複数の画像出力装置(プリンタ
等)から出力しようとすること等は、個々の画像出力装
置(プリンタ等)が原稿画像を出力できる能力よりも高
い画像形成能力をもつ場合に行われていた。
【0005】このようにすることで、該画像出力装置
(プリンタ等)には、原稿画像の出力を実現可能な画像
受信能力が十分あることになり、複数のプリンタへの送
信画像の送信手段については、メモリ不足等を気にする
ことなく原稿画像分の送信画像を送信することができ
た。
【0006】また、カラーの画像を複数の画像出力装置
(プリンタ等)から出力しようとすること等は、個々の
画像出力装置(プリンタ等)が同一の画像形成能力、こ
の場合同一のカラー画像形成能力をもつ場合に行われて
いた。
【0007】このようにすることで、複数のプリンタヘ
の送信画像の作成についても、個々のプリンタの実現可
能な画像形成能力が等しいので、送信画像として同一の
画像を作成することができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年
は、通常の業務ネットワーク環境で、重連と呼ばれる画
像形成システムを自由に使用したいという要望があっ
た。
【0009】通常の業務ネットワークでは、そのネット
ワーク環境に合わせて、接続されている複数の画像出力
装置(プリンタ等)が各々異なる画像形成能力を持つ場
合が多い。
【0010】このようなとき、従来の重連と呼ばれる画
像形成システムでは、送信画像を原稿画像分のみしか送
信しないため、相手先の画像出力装置によっては、例え
ば途中でメモリが足りなくなったり、またはカラー画像
を形成できなかったりして、所望の画像を出力できない
ことがあるという問題点があった。
【0011】もしくは、十分メモリがあり画像形成能力
の高い画像出力装置(プリンタ等)や、同一の画像形成
能力を持つ画像出力装置(プリンタ等)のみを、出力装
置として選択可能にするために、ユーザが画像出力装置
(プリンタ等)を設定する際に、複数のプリンタの画像
形成能力を鑑みなければならないという煩雑さがあっ
た。
【0012】本発明は、以上のような問題点に鑑みて為
されたもので、その目的とする処は、複数の画像出力装
置の選択を考慮した、重連時の送信画像の送信手段の切
り替え制御を自動的に行うことで、画像形成能力の異な
る画像出力装置の選択が可能になり、かつユーザが設定
する際に、複数のプリンタの能力を鑑みることなく容易
に機能を設定することができる画像形成システム、画像
制御装置、画像入力装置および画像形成方法を提供する
ことにある。
【0013】また、複数の画像出力装置の選択を考慮し
た、重連時の送信画像の作成等の送信画像制御を自動的
に行うことで、画像形成能力の異なる画像出力装置の選
択が可能になり、かつユーザが設定する際に、複数のプ
リンタの機能を鑑みることなく容易に機能を設定するこ
とができる画像形成システム、画像制御装置、画像入力
装置および画像形成方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、下記の各項(1)〜(23)のいずれかに示す画
像形成システム、画像制御装置、画像入力装置、画像形
成方法のいずれかを提供することにより、前記目的を達
成しようとするものである。
【0015】(1)画像制御装置を介して伝送媒体によ
って画像入力装置と複数の画像出力装置が接続されてお
り、前記画像制御装置が送信画像を接続された画像出力
装置それぞれに送信することによって、画像形成を行う
画像形成システムにおいて、前記複数の画像出力装置の
画像形成能力を把握する画像形成能力把握手段と、該画
像形成能力把握手段により把握された画像出力装置の画
像形成能力に応じて、前記送信画像の送信手段を制御す
る送信画像制御手段と、を有する事を特徴とした画像形
成システム。
【0016】(2)前記送信画像制御手段は、前記送信
画像を、画像形成を行う順番で送信する第一の画像送信
手段と、原稿画像分の送信を行う第二の画像送信手段と
を有し、選択された画像出力装置のメモリ容量に応じて
第一の画像送信手段と第二の画像送信手段とを切り替え
ることを特徴とする前記(1)項記載の画像形成システ
ム。
【0017】(3)前記送信画像制御手段は、前記送信
画像を、画像形成を行う順番で送信する第一の画像送信
手段と、原稿画像分の送信を行う第二の画像送信手段と
を有し、選択された画像出力装置のシート後処理装置に
応じて第一の画像送信手段と第二の画像送信手段とを切
り替えることを特徴とする前記(1)項記載の画像形成
システム。
【0018】(4)画像制御装置を介して伝送媒体によ
って画像入力装置と複数の画像出力装置が接続されてお
り、前記画像制御装置が送信画像を接続された画像出力
装置それそれに送信することによって、画像形成を行う
画像形成システムにおいて、複数の画像出力装置の画像
形成能力を把握する画像形成能力把握手段と、該画像形
成能力把握手段により把握された画像出力装置の画像形
成能力に応じて、前記送信画像を作成する送信画像制御
手段と、を有する事を特徴とした画像形成システム。
【0019】(5)前記送信画像制御手段は、選択され
た画像出力装置に応じて、画像の解像度を制御して送信
画像を作成することを特徴とする前記(4)項記載の画
像形成システム。
【0020】(6)前記送信画像制御手段は、選択され
た画像出力装置に応じて、画像フォーマットを制御して
送信画像を作成することを特徴とする前記(4)項記載
の画像形成システム。
【0021】(7)前記送信画像制御手段は、選択され
た画像出力装置に応じて、白黒画像かカラー画像かを制
御して送信画像を作成することを特徴とする前記(4)
項記載の画像形成システム。
【0022】(8)前記送信画像制御手段は、選択され
た画像出力装置に応じて行う送信画像の作成を、原稿画
像の読み込み時に行うことを特徴とする前記(4)項記
載の画像形成システム。
【0023】(9)前記送信画像制御手段は、画像入力
装置に画像の読み込みを複数回行わせることで、複数の
送信画像を作成することを特徴とする前記(8)項記載
の画像形成システム。
【0024】(10)前記送信画像制御手段は、画像入
力装置に一旦原稿画像を最大能力で読み込ませ、画像出
力装置ごとの能力に応じて、その読み込ませた画像に解
像度変換、カラー白黒変換、画像フォーマット変換等の
画像処理を施して、送信画像を作成することを特徴とす
る前記(4)項記載の画像形成システム。
【0025】(11)伝送媒体によって画像入力装置
と、複数の画像出力装置と接続されており、接続された
画像出力装置それぞれに対して送信画像を送信し、画像
形成を行うように制御を行う画像制御装置において、前
記複数の画像出力装置の画像形成能力を把握する画像形
成能力把握手段と、該画像形成能力把握手段により把握
された画像出力装置の画像形成能力に応じて、前記送信
画像の送信手段を制御する送信画像制御手段と、を有す
る事を特徴とした画像制御装置。
【0026】(12)前記送信画像制御手段は、前記送
信画像を、画像形成を行う順番で送信する第一の画像送
信手段と、原稿画像分の送信を行う第二の画像送信手段
とを有し、選択された画像出力装置のメモリ容量に応じ
て第一の画像送信手段と第二の画像送信手段とを切り替
えることを特徴とする前記(11)項記載の画像制御装
置。
【0027】(13)前記送信画像制御手段は、前記送
信画像を、画像形成を行う順番で送信する第一の画像送
信手段と、原稿画像分の送信を行う第二の画像送信手段
とを有し、選択された画像出力装置のシート後処理装置
に応じて第一の画像送信手段と第二の画像送信手段とを
切り替えることを特徴とする前記(11)項記載の画像
制御装置。
【0028】(14)伝送媒体によって画像入力装置
と、複数の画像出力装置と接続されており、接続された
画像出力装置それぞれに対して送信画像を送信し、画像
形成を行うように制御を行う画像制御装置において、複
数の画像出力装置の画像形成能力を把握する画像形成能
力把握手段と、該画像形成能力把握手段により把握され
た画像出力装置の画像形成能力に応じて、前記送信画像
を作成する送信画像制御手段と、を有する事を特徴とし
た画像制御装置。
【0029】(15)前記送信画像制御手段は、選択さ
れた画像出力装置に応じて、画像の解像度を制御して送
信画像を作成することを特徴とする前記(14)項記載
の画像制御装置。
【0030】(16)前記送信画像制御手段は、選択さ
れた画像出力装置に応じて、画像フォーマットを制御し
て送信画像を作成することを特徴とする前記(14)項
記載の画像制御装置。
【0031】(17)前記送信画像制御手段は、選択さ
れた画像出力装置に応じて、白黒画像かカラー画像かを
制御して送信画像を作成することを特徴とする前記(1
4)項記載の画像制御装置。
【0032】(18)前記送信画像制御手段は、選択さ
れた画像出力装置に応じて行う送信画像の作成を、原稿
画像の読み込み時に行うことを特徴とする前記(14)
項記載の画像制御装置。
【0033】(19)前記送信画像制御手段は、画像入
力装置に画像の読み込みを複数回行わせることで、複数
の送信画像を作成することを特徴とする前記(18)項
記載の画像制御装置。
【0034】(20)前記送信画像制御手段は、画像入
力装置に一旦原稿画像を最大能力で読み込ませ、画像出
力装置ごとの能力に応じて、その読み込ませた画像に解
像度変換、カラー白黒変換、画像フォーマット変換等の
画像処理を施して、送信画像を作成することを特徴とす
る前記(14)項記載の画像制御装置。
【0035】(21)前記(11)項ないし(20)項
のいずれかに記載の画像制御装置を備えたことを特徴と
する画像入力装置。
【0036】(22)画像入力装置によって画像を読み
取り、画像制御装置によって送信画像を作成し、前記画
像制御装置によって送信画像を複数の画像出力装置に送
信し、画像出力装置によって画像形成を行う画像形成方
法において、前記画像制御装置が備える画像形成能力把
握手段によって前記複数の画像出力装置の画像形成能力
を把握し、前記画像制御装置が備える送信画像制御手段
によって、把握された前記複数の画像出力装置の画像形
成能力に応じて、送信画像の送信方法を制御することを
特徴とした画像形成方法。
【0037】(23)画像入力装置によって画像を読み
取り、画像制御装置によって送信画像を作成し、前記画
像制御装置によって送信画像を複数の画像出力装置に送
信し、画像出力装置によって画像形成を行う画像形成方
法において、前記画像制御装置が備える画像形成能力把
握手段によって前記複数の画像出力装置の画像形成能力
を把握し、前記画像制御装置が備える送信画像制御手段
によって、把握された前記複数の画像出力装置の画像形
成能力に応じて、送信画像を作成することを特徴とした
画像形成方法。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、複数の実施例を用いて発明
の実施の形態を説明する。
【0039】まず、実施例の前に、一般的な画像形成シ
ステムについて図1〜図11を用いて説明する。
【0040】図1は、画像形成システムの一例を示す全
体構成図である。
【0041】100は、画像入力装置である白黒原稿読
み取り可能の白黒スキャナ、200は、画像入力装置で
あるカラー原稿読み取り可能のカラースキャナである。
【0042】300は、画像出力装置である低速・低解
像度・少メモリ容量の低速白黒プリンタ、400は、画
像出力装置である中速・中解像度・大メモリ容量の中速
白黒プリンタ、500は、画像出力装置である高速・高
解像度・大メモリ容量の両面印刷可能の高速白黒プリン
タ、600は、画像出力装置であるカラープリンタであ
る。
【0043】700は、複数部のソート出力時に一枚の
画像を順次出力、すなわち、1枚目の原稿画像に対して
複数部数を出力し、それをN枚目の原稿まで繰り返して
ソート可能なソータ、800は、複数部数のソート出力
時に1、2、・・・、N枚目の原稿画像を1枚ずつ処理
していき、それを複数部数循環させるフィニッシャ、8
50は、オフラインでプリント用紙の後処理が可能なオ
フラインフィニッシャである。
【0044】900は、個人ユーザ向けのパーソナルコ
ンピュータ、950は、大容量ストレージを有するサー
バコンピュータである。
【0045】1000は、公知のネットワーク構築の伝
送媒体であるイーサネット(R)等のLAN、1100
は、白黒スキャナ100と低速白黒プリンタ300を接
続する白黒専用ビデオバス、1200は、カラースキャ
ナ200とカラープリンタ600を接続するカラー専用
ビデオバス、2000は、画像読み取り制御と画像転送
制御を行う画像制御装置であるイメージコントローラで
ある。
【0046】本画像形成システムは、白黒スキャナ10
0、カラースキャナ200、低速白黒プリンタ300、
中速白黒プリンタ400、高速白黒プリンタ500、カ
ラープリンタ600、ソータ700、フィニッシャ80
0、オフラインフィニッシャ850、パーソナルコンピ
ュータ900、サーバコンピュータ950、LAN10
00、白黒専用ビデオバス1100、カラー専用ビデオ
バス1200、イメージコントローラ2000とで構成
されている。
【0047】画像入力装置である白黒スキャナ100及
びカラースキャナ200には、画像制御装置であるイメ
ージコントローラ2000が図示しない専用バスにより
接続されている。
【0048】なお、イメージコントローラ2000とス
キャナとを一体に構成し、画像制御装置を備えた画像入
力装置としてもよい。
【0049】また、画像出力装置である低速白黒プリン
タ300、中速白黒プリンタ400、高速白黒プリンタ
500、カラープリンタ600には、プリント用紙の後
処理がオンラインで可能なオンラインフィニッシャがそ
れぞれ接続されているが、本発明には直接関係しないの
で詳細な説明はしない。
【0050】以後、画像入力装置である白黒スキャナ1
00と、画像制御装置であるイメージコントローラ20
00と、画像出力装置である低速白黒プリンタ300と
を例にとり、機器の詳細を説明する。
【0051】(画像制御装置(イメージコントロー
ラ))次に、画像制御装置であるイメージコントローラ
2000の構成図を図2に示す。
【0052】2001は、画像形成能力把握手段であり
送信画像制御手段であるCPU、2002はRAM、2
003はROM、2004はHDD、2005はイメー
ジバスI/F、2006は操作部I/F、2007はシ
ステムバス、2008は画像バス、2010はNetwork
I/F、2012は操作部、2020はデバイスI/
F、2030は画像回転処理部、2040は画像圧縮処
理部、2050はMODEM、2051はWAN等の公衆回
線、2060はラスタイメージプロセッサ(RIP)、
2080はスキャナ画像処理部、2090はプリンタ画
像処理部である。
【0053】イメージコントローラ2000は、画像入
力装置である白黒スキャナ100や画像出力装置である
低速白黒プリンタ300等と接続し、一方ではLAN1
000や、WAN等の公衆回線2051と接続すること
で、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコント
ローラである。
【0054】また、画像情報やデバイス情報の入出力
は、サーバコンピュータ950等を介して行われること
もある。
【0055】CPU2001は、システム全体を制御す
るコントローラである。
【0056】RAM2002は、CPU2001が動作
するためのシステムワークメモリであり、画像データを
一時記憶するための画像メモリでもある。
【0057】ROM2003は、ブートROMであり、
システムのブートプログラムが格納されている。
【0058】HDD2004は、ハードディスクドライ
ブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。
【0059】操作部I/F2006は、操作部(UI)
2012とのインタフェース部で、操作部2012に表
示する画像データを操作部2012に対して出力する。
【0060】また、操作部2012から本システム使用
者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をす
る。
【0061】NetworkI/F2010は、LAN100
0等に接続し、情報の入出力を行う。
【0062】Modem2050は、公衆回線2051等に
接続し、情報の入出力を行う。
【0063】以上のデバイスがシステムバス2007上
に配置される。
【0064】イメージバスI/F2005は、システム
バス2007と画像データを高速で転送する画像バス2
008とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジ
である。
【0065】画像バス2008は、PCIバスなどの高
速バスで構成される。
【0066】ラスタイメージプロセッサ(RIP)20
60は、PDLコードをビットマップイメージに展開す
る。
【0067】デバイスI/F2020は、画像入出力装
置である白黒スキャナ100や低速白黒プリンタ300
とイメージコントローラ2000を接続し、画像データ
の同期系/非同期系の変換を行う。
【0068】スキャナ画像処理部2080は、入力画像
データに対し補正、加工、編集を行う。
【0069】プリンタ画像処理部は、プリント出力画像
データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行
う。
【0070】画像回転処理部2030は画像データの回
転を行う。
【0071】画像圧縮処理部2040は、多値画像デー
タはJPEG、2値画像画像データはJBIG、MM
R、MHの圧縮伸張処理を行う。
【0072】画像バス2008上には以上のデバイスが
配置される。
【0073】また、HDD2004には、ネットワーク
(LAN1000等)に接続されているノードに関する
画像出力速度、設置位置などの情報がアドレス毎に保存
されている。
【0074】(画像入力装置(スキャナ))次に、画像
入力装置である白黒スキャナ100を図3に示す。
【0075】2072は原稿フィーダ、2073はトレ
イである。
【0076】画像入力装置である白黒スキャナ100
は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセン
サ(図示せず)を走査することで、ラスタイメージデー
タとして電気信号に変換する。
【0077】原稿となる紙が、原稿フィーダ2072の
トレイ2073にセットされ、装置使用者が操作部20
12から読み取り起動指示することにより、イメージコ
ントローラ2000のCPU2001が白黒スキャナ1
00に指示を与える。
【0078】そして、原稿フィーダ2072は原稿とな
る紙を1枚ずつフィードし、原稿となる紙の画像の読み
取り動作が行われる。
【0079】(画像出力装置(プリンタ等))次に、画
像出力装置である低速白黒プリンタ300を図4に示
す。
【0080】2101、2102、2103、2104
は用紙カセット、2111は排紙トレイである。
【0081】画像出力装置である低速白黒プリンタ30
0は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する
部分である。
【0082】プリンタの方式には、感光体ドラムや感光
体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイから
インクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジ
ェット方式等があるが、どの方式でも構わない。
【0083】プリント動作の起動は、イメージコントロ
ーラ2000のCPU2001からの指示によって開始
される。
【0084】低速白黒プリンタ300は、異なる用紙サ
イズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給
紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、2
102、2103、2104がある。
【0085】また、排紙トレイ2111は印字し終わっ
た用紙を受けるためのものである。
【0086】(スキャナ画像処理部)次に、スキャナ画
像処理部2080の構成を図5に示す。
【0087】2081は画像バスI/Fコントローラ、
2082はフィルタ処理部、2083は編集部、208
4は変倍処理部、2085はテーブル、2086は2値
化処理部である。
【0088】画像バスI/Fコントローラ2081は、
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働きと、スキャナ画像処理部2080内の
各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。
【0089】フィルタ処理部2082は、空間フィルタ
でコンボリューション演算を行う。
【0090】編集部2083は、例えば入力画像データ
からマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉
領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポ
ジ反転等の画像加工処理を行う。
【0091】変倍処理部2084は、読み取り画像の解
像度を変える場合にラスタイメージの主走査方向につい
て補間演算を行い拡大、縮小を行う。
【0092】副走査方向の変倍については、画像読み取
りラインセンサ(図示せず)を走査する速度を変えるこ
とで行う。
【0093】テーブル2085は、読み取った輝度デー
タである画像データを濃度データに変換するために、テ
ーブル変換を行う。
【0094】2値化処理部2086は、多値のグレース
ケール画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理に
よって2値化する。
【0095】処理が終了した画像データは、再び画像バ
スコントローラ2081を介して、画像バス2008上
に転送される。
【0096】(プリンタ画像処理部)次に、プリンタ画
像処理部2090の構成を図6に示す。
【0097】2091は画像バスI/Fコントローラ、
2092は解像度変換部、2093はスムージング処理
部である。
【0098】画像バスI/Fコントローラ2091は、
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働きと、スキャナ画像処理部2090内の
各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。
【0099】解像度変換部2092は、NetworkI/F
2010あるいは公衆回線2051から来た画像データ
を、低速白黒プリンタ300の解像度に変換するための
解像度変換を行う。
【0100】スムージング処理部2093は、解像度変
換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に
現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
【0101】(画像圧縮処理部)次に、画像圧縮処理部
2040の構成を図7に示す。
【0102】2041は画像バスI/Fコントローラ、
2042は入力バッファ、2043は画像圧縮部、20
44はRAM、2045は出力バッファである。
【0103】画像バスI/Fコントローラ2041は、
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働き、入力バッファ2042・出力バッフ
ァ2045とのデータのやりとりを行うためのタイミン
グ制御及び、画像圧縮部2043に対するモード設定な
どの制御を行う。
【0104】以下に画像圧縮処理部2040の処理手順
を示す。
【0105】画像バス2008を介して、CPU200
1によって画像バスI/Fコントローラ2041に画像
圧縮制御のための設定が行われる。
【0106】この設定により画像バスI/Fコントロー
ラ2041は、画像圧縮部2043に対して画像圧縮に
必要な設定(例えばMMR圧縮・JBIG伸長等の)を
行う。
【0107】必要な設定を行った後に、再度CPU20
01から画像バスI/Fコントローラ2041に対して
画像データ転送の許可が出される。
【0108】この許可に従い、画像バスI/Fコントロ
ーラ2041は、RAM2002もしくは画像バス20
08上の各デバイスから画像データの転送を開始する。
【0109】受け取った画像データは、入力バッファ2
042に一時格納され、画像圧縮部2043の画像デー
タ要求に応じて一定のスピードで画像を転送する。
【0110】この際、入力バッファ2042は、画像バ
スI/Fコントローラ2041と、画像圧縮部2043
との両者の間で、画像データを転送できるかどうかを判
断し、画像バス2008からの画像データの読み込み及
び、画像圧縮部2043への画像の書き込みが不可能で
ある場合は、データの転送を行わないような制御を行う
(以後このような制御をハンドシェークと呼称する)。
【0111】画像圧縮部2043は、受け取った画像デ
ータを、一旦RAM2044に格納する。
【0112】これは、画像圧縮を行う際には行う画像圧
縮処理の種類によって、数ライン分のデータを要するた
めであり、最初の1ライン分の圧縮を行うためには数ラ
イン分の画像データを用意してからでないと画像圧縮が
行えないためである。
【0113】画像圧縮を施された画像データは、直ちに
出力バッファ2045に送られる。
【0114】出力バッファ2045では、画像バスI/
Fコントローラ2041及び画像圧縮部2043とのハ
ンドシェークを行い、画像データを画像バスI/Fコン
トローラ2041に転送する。
【0115】画像バスI/Fコントローラ2041で
は、転送された圧縮(もしくは伸長)された画像データ
をRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバ
イスに転送する。
【0116】こうした一連の処理は、CPU2001か
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わるまで)、もしくはこの画像圧縮部2043から停
止要求が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)
繰り返される。
【0117】(画像回転処理部)次に、画像回転処理部
2030の構成を図8に示す。
【0118】2031は画像バスI/Fコントローラ、
2032は画像回転部、2033はRAMである。
【0119】画像バスI/Fコントローラ2031は、
画像バス2008と接続し、そのバスシーケンスを制御
する働き、画像回転部2032にモード等を設定する制
御及び、画像回転部2032に画像データを転送するた
めのタイミング制御を行う。
【0120】以下に画像回転処理部の処理手順を示す。
【0121】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転
制御のための設定が行われる。
【0122】この設定により、画像バスI/Fコントロ
ーラ2031は、画像回転部2032に対して画像回転
に必要な設定(例えば画像サイズや回転方向・角度等)
を行う。
【0123】必要な設定を行った後に、再度CPU20
01から画像バスI/Fコントローラ2031に対して
画像データ転送の許可が出される。
【0124】この許可に従い、画像バスI/Fコントロ
ーラ2031は、RAM2002もしくは画像バス20
08上の各デバイスから画像データの転送を開始する。
【0125】なお、ここでは32bitをそのサイズと
し、回転を行う画像サイズを32×32(bit)と
し、又、画像バス2008上に画像データを転送させる
際に32bitを単位とする画像転送を行うものとする
(扱う画像は2値を想定する)。
【0126】上述のように、32×32(bit)の画
像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う
必要があり、かつ不連続なアドレスから画像データを転
送する必要がある(図9参照)。
【0127】不連続アドレッシングにより転送された画
像データは、読み出し時に所望の角度に回転されている
ように、RAM2033に書き込まれる。
【0128】例えば、90度反時計方向回転であれば、
最初に転送された32bitの画像データを、図10の
ようにY方向に書き込んでいく。
【0129】読み出し時にX方向に読み出すことで、画
像が回転される。
【0130】32×32(bit)の画像回転(RAM
2033への書き込み)が完了した後、画像回転部20
32は、RAM2033から上述した読み出し方法で画
像データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ20
31に画像を転送する。
【0131】回転処理された画像データを受け取った画
像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシ
ングをもって、RAM2002もしくは画像バス200
8上の各デバイスにデータを転送する。
【0132】こうした一連の処理は、CPU2001か
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わるまで)繰り返される。
【0133】(デバイスI/F)次に、デバイスI/F
2020の構成を図11に示す。
【0134】2021は画像バスI/Fコントローラ、
2022はスキャンバッファ、2023はシリアルパラ
レル・パラレルシリアル変換部、2024はパラレルシ
リアル・シリアルパラレル変換部、2025はプリント
バッファである。
【0135】画像バスI/Fコントローラ2021は、
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働きと、デバイスI/F2020内の各デ
バイスの制御及びタイミングを発生させる。
【0136】また、外部の白黒スキャナ100及び低速
白黒プリンタ300への制御信号を発生させる。
【0137】スキャンバッファ2022は、白黒スキャ
ナ100から送られてくる画像データを一時保存し、画
像バス2008に同期させて画像データを出力する。
【0138】シリアルパラレル・パラレルシリアル変換
部2023は、スキャンバッファ2022に保存された
画像データを順番に並べて、あるいは分解して、画像バ
ス2008に転送できる画像データのデータ幅に変換す
る。
【0139】パラレルシリアル・シリアルパラレル変換
部2024は、画像バス2008から転送された画像デ
ータを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッ
ファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換
する。
【0140】プリントバッファ2025は、画像バス2
008から送られてくる画像データを一時保存し、低速
白黒プリンタ300に同期させて画像データを出力す
る。
【0141】画像スキャン時の処理手順を以下に示す。
【0142】まず、白黒スキャナ100から送られてく
る画像データを、白黒スキャナ100から送られてくる
タイミング信号に同期させて、スキャンバッファ202
2に保存する。
【0143】そして、画像バス2008がPCIバスの
場合には、スキャンバッファ2022内に画像データが
32ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出
しで32ビット分、スキャンバッファ2022からシリ
アルパラレル・パラレルシリアル変換部2023に送
り、32ビットの画像データに変換し、画像バスI/F
コントローラ2021を通して画像バス2008上に転
送する。
【0144】また、画像バス2008がIEEE139
4の場合には、スキャンバッファ2022内の画像デー
タを先入れ先出しで、スキャンバッファ2022からシ
リアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023に送
り、シリアル画像データに変換し、画像バスI/Fコン
トローラ2021を通して画像バス2008上に転送す
る。
【0145】次に、画像プリント時の処理手順を以下に
示す。
【0146】画像バス2008がPCIバスの場合に
は、画像バス2008から送られてくる32ビットの画
像データを画像バスI/Fコントローラ2021で受け
取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部20
24に送り、低速白黒プリンタ300の入力データビッ
ト数の画像データに分解し、プリントバッファ2025
に保存する。
【0147】また、画像バス2008がIEEE139
4の場合には、画像バス2008からおくられてくるシ
リアル画像データを画像バスI/Fコントローラ202
1で受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変
換部2024に送り、低速白黒プリンタ300の入力デ
ータビット数の画像データに変換し、プリントバッファ
2025に保存する。
【0148】そして、低速白黒プリンタ300から送ら
れてくるタイミング信号に同期させて、プリントバッフ
ァ2025内の画像データを先入れ先出しで、低速白黒
プリンタ300に送る。
【0149】以上、一般的な画像形成システムの説明
を、画像入力装置である白黒スキャナ100と、画像制
御装置であるイメージコントローラ2000と、画像出
力装置である低速白黒プリンタ300とを例にとり行っ
たが、他のスキャナ、プリンタ等を用いても同様の画像
形成システムを構成することができる。
【0150】(第1の実施例)次に、第1の実施例につ
いて説明する。
【0151】(画像送信制御処理)図12(a)、
(b)を用いて、画像出力装置に応じて送信手段を制御
する処理について説明する。
【0152】特に、ここでは、画像出力装置のメモリ容
量、及びシート後処理装置に応じて送信手段を変更する
場合について説明する。
【0153】まず、図12(a)を用いて、送信手段の
変更について説明する。
【0154】システム使用者が操作部2012等によ
り、スキャナ等の画像入力装置とプリンタ等の画像出力
装置と設定部数とを選択して画像の出力を指示すると、
操作部I/F2006等を介してその指示を受け取った
CPU2001は、選択された画像入力装置に原稿画像
を読み込ませる(STEP1)。
【0155】その後STEP2で送信先の画像出力装置
のメモリ容量に全ての原稿画像が入るか否かを判断し
(この判断は、CPU2001が、選択されている個々
の画像出力装置に対して画像形成能力をLAN1000
等を介して返信するよう命令を発し、その返信の内容で
ある画像形成能力と原稿画像のデータ量とを、CPU2
001が比較することにより行う)、NOの場合には、
STEP3に進む。
【0156】STEP3では、送信先の画像出力装置の
シート後処理装置が原稿画像束を循環する必要がないソ
ータ700等か否かを判断する(この判断は、CPU2
001が、選択されている個々の画像出力装置に対し
て、どのようなシート後処理装置を備えるかをLAN1
000等を介して返信するよう命令を発し、その返信の
内容をCPU2001が確認することにより行う)。
【0157】NOの場合、すなわち循環する必要がある
場合には、STEP4に進み、第一の画像送信手段であ
る「1枚ごとの送信サブルーチン」を呼び出す。
【0158】STEP2またはSTEP3の判断でYE
Sの場合には、原稿画像分のメモリ容量が送信先の画像
出力装置にあるので、STEP5に進み、原稿画像分の
送信を行う第二の画像送信手段により、例えば原稿画像
ごとに画像の送信を行う。
【0159】画像を受信した画像出力装置では複数部数
の出力を行うことになる。
【0160】次に、図12(b)を用いて、「1枚ごと
の送信サブルーチン」の説明を行う。
【0161】CPU2001が、STEP6でiという
変数をユーザの設定部数に初期化し、STEP7でNと
いう変数を1に初期化する。
【0162】その後、STEP8でN枚目の原稿画像を
画像出力装置に送信し、STEP9でNの変数の値を1
プラスする。
【0163】STEP10では、原稿画像が1循環した
か否かを判断し、NOの場合にはSTEP8に戻る。
【0164】YESの場合には、次の部を送信するため
に、変数iを1マイナスする(STEP11)。
【0165】STEP12では、変数iが0以下になっ
たか否かを判断し、NOの場合にはSTEP7に戻る。
【0166】一方、YESの場合にはリターンする。
【0167】このようにして、全ての複数部分の画像を
一枚ごとに画像形成を行う順番で送信してソート出力を
実現するのである。
【0168】画像を受信した画像出力装置は、受信した
画像を一枚ずつ出力していけば良い。
【0169】このように、画像出力装置で行っていた複
数部数やソート出力の処理を、送信側のイメージコント
ローラ2000で行うようにするわけである。
【0170】また、本実施例は、メモリ容量やシート後
処理装置に応じて送信手段を切り替える制御、特にソー
ト出力の制御について説明したが、同様の方法でグルー
プ出力にも容易に適用可能なことは明白である。
【0171】すなわち、各原稿画像を指定部数分ずつま
とめて出力するグループ出力のときには、原稿枚数が全
てメモリ容量に入らない場合、メモリの空きを待って、
メモリの空いている分の送信を行うことになる。そし
て、メモリが出力されることで空いたら、その分の画像
の送信を行うことになる。
【0172】また、本実施例では、一旦原稿画像を読み
込んだ後に出力装置のメモリ容量やシート後処理装置に
応じて送信手段を切り替える制御について説明したが、
原稿画像を読み取りながら、同様にメモリフルが起きた
とき、あるいは、シート後処理装置の能力に応じて送信
手段を切り替えることも可能である。
【0173】(第2の実施例)次に、第2の実施例につ
いて説明する。
【0174】(送信画像制御処理)図13を用いて、画
像出力装置の能力に応じて送信画像を作成する処理につ
いて説明する。
【0175】特に、ここでは、画像出力装置の能力に応
じてその能力回数分、原稿の画像を読み取る場合につい
て説明する。
【0176】まず、システム使用者が操作部2012等
により、スキャナ等の画像入力装置とプリンタ等の画像
出力装置と設定部数とを選択して画像の出力を指示する
と、操作部I/F2006等を介してその指示を受け取
ったCPU2001は、送信先の画像出力装置にカラー
のものがあるか否かの判断を行う(STEP1)。
【0177】この判断は、CPU2001が、選択され
ている個々の画像出力装置に対してLAN1000等を
介して画像形成能力を返答するよう命令を発し、その返
答の内容である画像形成能力をCPU2001が確認す
ることにより行われる。
【0178】STEP1の判断でYESの場合には、S
TEP7に進み、イメージコントローラ2000は、カ
ラーの画像出力装置に送信するために、選択された画像
入力装置に、カラー画像として原稿の画像の読み込みを
行わせる。
【0179】NOの場合には、STEP2に進み、送信
先の画像出力装置に高解像度のものがあるかどうかの判
断を行う。
【0180】この判断は、すでにSTEP1で受け取っ
ている画像出力装置からの返答の内容である画像形成能
力を、CPU2001が確認することにより行われる。
【0181】STEP2の判断でYESの場合には、S
TEP6に進み、イメージコントローラ2000は、高
解像度の画像出力装置の解像度に合わせて、選択された
画像入力装置に原稿の画像の読み込みを行わせる。
【0182】これもNOの場合には、STEP3に進
み、送信先の画像出力装置に中解像度のものがあるかど
うかの判断を行う。
【0183】この判断は、すでにSTEP1で受け取っ
ている画像出力装置からの返答の内容である画像形成能
力を、CPU2001が確認することにより行われる。
【0184】STEP3の判断でYESの場合には、S
TEP5に進み、イメージコントローラ2000は、中
解像度の画像出力装置の解像度に合わせて、選択された
画像入力装置に原稿の画像の読み込みを行わせる。
【0185】STEP3の判断でNOの場合には、ST
EP4に進み、イメージコントローラ2000は、低解
像度の画像出力装置に解像度を合わせて、選択された画
像入力装置に低解像度で原稿の画像の読みこみを行わせ
る。
【0186】そして、STEP4〜STEP7のいずれ
かで原稿の画像の読み込みを終えると、STEP8に進
む。
【0187】その後、STEP8でCPU2001は、
選択された画像出力装置の能力分の読み取りを行ったか
否かを判断し、NOの場合にはSTEP1に戻り、残っ
ている画像出力装置の能力分の読み取りを行う。
【0188】STEP8の判断でYESの場合には、S
TEP9に進み、イメージコントローラ2000は、各
々の画像出力装置に応じた解像度、及び色の画像を、各
々の画像出力装置にLAN1000等を介して送信す
る。
【0189】また、本実施例は解像度、色が画像出力装
置ごとに異なる場合について説明したが、同様の方法で
TIFF、JPEG等の画像フォーマットが異なる場合
にも容易に適用可能なことは明白である。
【0190】また、本実施例では、画像出力装置の能力
ごとに読み込みを行う場合について説明したが、解像度
変換、カラー白黒変換、画像フォーマット変換等の画像
処理部を搭載し、一旦カラー高解像度で読み込んだ後
に、画像出力装置ごとの能力に応じて、解像度変換、カ
ラー白黒変換、画像フォーマット変換等の画像処理を施
して、画像出力装置ごとに送信画像を作成することも可
能である。
【0191】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の画像出力装置の選択を考慮した、重連時の送信画
像の送信手段の切り替え制御を自動的に行うことで、画
像形成能力の異なる画像出力装置の選択が可能になり、
かつユーザが設定する際に、複数のプリンタの能力を鑑
みることなく容易に機能を設定することができる画像形
成システム、画像制御装置、画像入力装置および画像形
成方法を提供することができる。
【0192】さらに、複数の画像出力装置の選択を考慮
した、重連時の送信画像の作成等の送信画像制御を自動
的に行うことで、画像形成能力の異なる画像出力装置の
選択が可能になり、かつユーザが設定する際に、複数の
プリンタの能力を鑑みることなく容易に機能を設定する
ことができる画像形成システム、画像制御装置、画像入
力装置および画像形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成システムの一例を示す全体構成図
【図2】 画像制御装置のブロック図
【図3】 画像入力装置の外観図
【図4】 画像出力装置の外観図
【図5】 画像入力装置(スキャナ)の画像処理ブロッ
ク図
【図6】 画像出力装置(プリンタ等)の画像処理ブロ
ック図
【図7】 画像圧縮処理部のブロック図
【図8】 画像回転処理部のブロック図
【図9】 画像回転の説明図その1
【図10】 画像回転の説明図その2
【図11】 デバイスI/Fのブロック図
【図12】 第1の実施例フローチャート
【図13】 第2の実施例フローチャート
【符号の説明】
100 白黒スキャナ 200 カラースキャナ 300 低速白黒プリンタ 400 中速白黒プリンタ 500 高速白黒プリンタ 600 カラープリンタ 700 ソータ 800 フィニッシャ 900 サーバコンピュータ 1000 LAN 2000 イメージコントローラ 2001 CPU

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像制御装置を介して伝送媒体によって
    画像入力装置と複数の画像出力装置が接続されており、
    前記画像制御装置が送信画像を接続された画像出力装置
    それぞれに送信することによって、画像形成を行う画像
    形成システムにおいて、前記複数の画像出力装置の画像
    形成能力を把握する画像形成能力把握手段と、該画像形
    成能力把握手段により把握された画像出力装置の画像形
    成能力に応じて、前記送信画像の送信手段を制御する送
    信画像制御手段と、を有する事を特徴とした画像形成シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記送信画像制御手段は、前記送信画像
    を、画像形成を行う順番で送信する第一の画像送信手段
    と、原稿画像分の送信を行う第二の画像送信手段とを有
    し、選択された画像出力装置のメモリ容量に応じて第一
    の画像送信手段と第二の画像送信手段とを切り替えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記送信画像制御手段は、前記送信画像
    を、画像形成を行う順番で送信する第一の画像送信手段
    と、原稿画像分の送信を行う第二の画像送信手段とを有
    し、選択された画像出力装置のシート後処理装置に応じ
    て第一の画像送信手段と第二の画像送信手段とを切り替
    えることを特徴とする請求項1記載の画像形成システ
    ム。
  4. 【請求項4】 画像制御装置を介して伝送媒体によって
    画像入力装置と複数の画像出力装置が接続されており、
    前記画像制御装置が送信画像を接続された画像出力装置
    それそれに送信することによって、画像形成を行う画像
    形成システムにおいて、複数の画像出力装置の画像形成
    能力を把握する画像形成能力把握手段と、該画像形成能
    力把握手段により把握された画像出力装置の画像形成能
    力に応じて、前記送信画像を作成する送信画像制御手段
    と、を有する事を特徴とした画像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記送信画像制御手段は、選択された画
    像出力装置に応じて、画像の解像度を制御して送信画像
    を作成することを特徴とする請求項4記載の画像形成シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記送信画像制御手段は、選択された画
    像出力装置に応じて、画像フォーマットを制御して送信
    画像を作成することを特徴とする請求項4記載の画像形
    成システム。
  7. 【請求項7】 前記送信画像制御手段は、選択された画
    像出力装置に応じて、白黒画像かカラー画像かを制御し
    て送信画像を作成することを特徴とする請求項4記載の
    画像形成システム。
  8. 【請求項8】 前記送信画像制御手段は、選択された画
    像出力装置に応じて行う送信画像の作成を、原稿画像の
    読み込み時に行うことを特徴とする請求項4記載の画像
    形成システム。
  9. 【請求項9】 前記送信画像制御手段は、画像入力装置
    に画像の読み込みを複数回行わせることで、複数の送信
    画像を作成することを特徴とする請求項8記載の画像形
    成システム。
  10. 【請求項10】 前記送信画像制御手段は、画像入力装
    置に一旦原稿画像を最大能力で読み込ませ、画像出力装
    置ごとの能力に応じて、その読み込ませた画像に解像度
    変換、カラー白黒変換、画像フォーマット変換等の画像
    処理を施して、送信画像を作成することを特徴とする請
    求項4記載の画像形成システム。
  11. 【請求項11】 伝送媒体によって画像入力装置と、複
    数の画像出力装置と接続されており、接続された画像出
    力装置それぞれに対して送信画像を送信し、画像形成を
    行うように制御を行う画像制御装置において、前記複数
    の画像出力装置の画像形成能力を把握する画像形成能力
    把握手段と、該画像形成能力把握手段により把握された
    画像出力装置の画像形成能力に応じて、前記送信画像の
    送信手段を制御する送信画像制御手段と、を有する事を
    特徴とした画像制御装置。
  12. 【請求項12】 前記送信画像制御手段は、前記送信画
    像を、画像形成を行う順番で送信する第一の画像送信手
    段と、原稿画像分の送信を行う第二の画像送信手段とを
    有し、選択された画像出力装置のメモリ容量に応じて第
    一の画像送信手段と第二の画像送信手段とを切り替える
    ことを特徴とする請求項11記載の画像制御装置。
  13. 【請求項13】 前記送信画像制御手段は、前記送信画
    像を、画像形成を行う順番で送信する第一の画像送信手
    段と、原稿画像分の送信を行う第二の画像送信手段とを
    有し、選択された画像出力装置のシート後処理装置に応
    じて第一の画像送信手段と第二の画像送信手段とを切り
    替えることを特徴とする請求項11記載の画像制御装
    置。
  14. 【請求項14】 伝送媒体によって画像入力装置と、複
    数の画像出力装置と接続されており、接続された画像出
    力装置それぞれに対して送信画像を送信し、画像形成を
    行うように制御を行う画像制御装置において、複数の画
    像出力装置の画像形成能力を把握する画像形成能力把握
    手段と、該画像形成能力把握手段により把握された画像
    出力装置の画像形成能力に応じて、前記送信画像を作成
    する送信画像制御手段と、を有する事を特徴とした画像
    制御装置。
  15. 【請求項15】 前記送信画像制御手段は、選択された
    画像出力装置に応じて、画像の解像度を制御して送信画
    像を作成することを特徴とする請求項14記載の画像制
    御装置。
  16. 【請求項16】 前記送信画像制御手段は、選択された
    画像出力装置に応じて、画像フォーマットを制御して送
    信画像を作成することを特徴とする請求項14記載の画
    像制御装置。
  17. 【請求項17】 前記送信画像制御手段は、選択された
    画像出力装置に応じて、白黒画像かカラー画像かを制御
    して送信画像を作成することを特徴とする請求項14記
    載の画像制御装置。
  18. 【請求項18】 前記送信画像制御手段は、選択された
    画像出力装置に応じて行う送信画像の作成を、原稿画像
    の読み込み時に行うことを特徴とする請求項14記載の
    画像制御装置。
  19. 【請求項19】 前記送信画像制御手段は、画像入力装
    置に画像の読み込みを複数回行わせることで、複数の送
    信画像を作成することを特徴とする請求項18記載の画
    像制御装置。
  20. 【請求項20】 前記送信画像制御手段は、画像入力装
    置に一旦原稿画像を最大能力で読み込ませ、画像出力装
    置ごとの能力に応じて、その読み込ませた画像に解像度
    変換、カラー白黒変換、画像フォーマット変換等の画像
    処理を施して、送信画像を作成することを特徴とする請
    求項14記載の画像制御装置。
  21. 【請求項21】 請求項11ないし20のいずれかに記
    載の画像制御装置を備えたことを特徴とする画像入力装
    置。
  22. 【請求項22】 画像入力装置によって画像を読み取
    り、画像制御装置によって送信画像を作成し、前記画像
    制御装置によって送信画像を複数の画像出力装置に送信
    し、画像出力装置によって画像形成を行う画像形成方法
    において、前記画像制御装置が備える画像形成能力把握
    手段によって前記複数の画像出力装置の画像形成能力を
    把握し、前記画像制御装置が備える送信画像制御手段に
    よって、把握された前記複数の画像出力装置の画像形成
    能力に応じて、送信画像の送信方法を制御することを特
    徴とした画像形成方法。
  23. 【請求項23】 画像入力装置によって画像を読み取
    り、画像制御装置によって送信画像を作成し、前記画像
    制御装置によって送信画像を複数の画像出力装置に送信
    し、画像出力装置によって画像形成を行う画像形成方法
    において、前記画像制御装置が備える画像形成能力把握
    手段によって前記複数の画像出力装置の画像形成能力を
    把握し、前記画像制御装置が備える送信画像制御手段に
    よって、把握された前記複数の画像出力装置の画像形成
    能力に応じて、送信画像を作成することを特徴とした画
    像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006323501A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Canon Inc 情報処理装置及びデバイス選択方法

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