JP2003218894A - ネットワークシステムおよびネットワーク構成方法 - Google Patents

ネットワークシステムおよびネットワーク構成方法

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JP2003218894A JP2002013393A JP2002013393A JP2003218894A JP 2003218894 A JP2003218894 A JP 2003218894A JP 2002013393 A JP2002013393 A JP 2002013393A JP 2002013393 A JP2002013393 A JP 2002013393A JP 2003218894 A JP2003218894 A JP 2003218894A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リング伝送路における送信フレームのループ
を防止可能なネットワークシステムを得ること。 【解決手段】 本発明のネットワークシステムは、マス
タ装置として動作するネットワーク構成装置と、スレー
ブ装置として動作する複数のネットワーク構成装置と、
をリング状に接続する構成とし、マスタ装置がリングイ
ンタフェース部から定期的に管理フレームを送信し、ス
レーブ装置が当該管理フレームを中継することによって
リング伝送路上を個別に周回させ、前記マスタ装置が、
一方のリングインタフェース部から送信した管理フレー
ムを他方のリングインタフェース部で受信した時点で、
リング伝送路が正常であることを認識し、いずれか一方
のリングインタフェース部を閉塞状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク構成
装置をリング状に接続し、隣接するネットワーク構成装
置間で双方向通信を行うネットワークシステムに関する
ものであり、特に、正常時および障害発生時にそれぞれ
経路を切り替えることによって、最適なリング伝送路を
構成するネットワークシステムおよびネットワーク構成
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のネットワークシステムにつ
いて説明する。たとえば、冗長な構成をとる従来のネッ
トワークシステムでは、同一の送信フレームが受信端末
に複数到着することや、永久にネットワーク内を巡回す
るフレームが存在すること、がないように、通信経路を
一意に決定することによって、ループを回避していた。
たとえば、ローカルエリアネットワークにおけるブリッ
ジネットワークでは、IEEE802.1Dで規定され
ているスパニングツリープロトコルを用いる。
【0003】スパニングツリープロトコルでは、ブリッ
ジを相互に接続した任意のトポロジの中で論理的なツリ
ーを構成し、そのツリーに沿ってデータを転送すること
でループを回避している。また、BPDU(Bridge Pro
tocol Data Unit)を定期的に送信することによって、
ネットワーク障害によって生じたトポロジの変化に応じ
て、論理的なツリー形態を動的に変更する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来のネットワークシステムにおいて動的にツリーを変
更する場合の経路の切り替えは、考えうる最も長いタイ
ムアウト時間で装置間の同期を取るため、経路の切り替
えに時間がかかる、という問題があった。また、ブリッ
ジネットワークの直径が大きくなると、切り替え時間が
さらに増大する、という問題もあった。
【0005】一方、IEEE802.1wでは、この問
題を解決するため、経路の切り替え時間を短縮する方式
が示されている。しかしながら、この方式では、ネット
ワークの末端である場合や、ポートを閉塞している装置
に接続された伝送路での障害の場合など、一定の条件下
でしか切り替え時間を短縮できない。そのため、ブリッ
ジがリング状に接続されているネットワークにIEEE
802.1wを適用しても、切り替え時間は短縮できな
い、という問題があった。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、リング伝送路における送信フレームのループを防
ぐとともに、障害発生時の経路の切り替え時間を短縮可
能なネットワークシステムおよびネットワーク構成方法
を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるネットワークシ
ステムにあっては、マスタ装置として動作するネットワ
ーク構成装置と、スレーブ装置として動作する複数のネ
ットワーク構成装置と、をリング状(リング伝送路)に
接続する構成とし、マスタ装置がリング伝送路を構成す
るために必要な2つのリングインタフェース部から定期
的に管理フレームを送信し、スレーブ装置が当該管理フ
レームを中継することによってリング伝送路上を個別に
周回させ、前記マスタ装置が、一方のリングインタフェ
ース部から送信した管理フレームを他方のリングインタ
フェース部で受信した時点で、リング伝送路が正常であ
ることを認識し、いずれか一方のリングインタフェース
部の一部を閉塞して、その後に受信する管理フレーム以
外のフレームを廃棄することを特徴とする。
【0008】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、リング伝送路上の障害により通信を行えな
くなった両端のスレーブ装置が、障害発生側のリングイ
ンタフェース部を閉塞してその後に受信する全てのフレ
ームを廃棄し、同時に、他方のリングインタフェース部
で受信する管理フレームを折り返して送信し、前記マス
タ装置が、折り返し管理フレームを受信した時点で、リ
ング伝送路上に障害が発生したことを認識し、前記一部
閉塞を解除してその後に受信する全てのフレームを中継
することを特徴とする。
【0009】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、リング伝送路上で障害の回復を検出した前
記各スレーブ装置が、前記閉塞の一部を解除してその後
に受信する管理フレームを中継し、さらに、管理フレー
ムの折り返しを中止し、前記マスタ装置が、前記管理フ
レームの周回によりリング伝送路が正常であることを認
識した時点で、いずれか一方のリングインタフェース部
の一部を閉塞してその後に受信する管理フレームを中継
し(管理フレーム以外のフレームを廃棄する)、さら
に、閉塞解除を有効とした管理フレームを送信し、前記
各スレーブ装置が、受信した閉塞解除有効管理フレーム
に基づいて残りの閉塞を解除してその後に受信する全て
のフレームを中継することを特徴とする。
【0010】つぎの発明にかかるネットワークシステム
において、前記各ネットワーク構成装置は、受信したデ
ータフレームの送信元アドレスと当該データフレームを
受信したリングインタフェース部との対応関係を学習
し、学習済みのアドレス宛ての受信データフレームを当
該アドレスに対応したリングインタフェース部に中継
し、前記学習した情報を、一定時間が経過した段階で消
去することを特徴とする。
【0011】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、前記学習した情報に基づいて確立された通
信路上で障害の発生を検出した両端のスレーブ装置が、
障害発生側のリングインタフェース部を閉塞してその後
に受信する全てのフレームを廃棄し、同時に、他方のリ
ングインタフェース部で受信する管理フレームを折り返
して送信し、前記マスタ装置が、折り返し管理フレーム
を受信した時点で、通信路上に障害が発生したことを認
識し、前記一部閉塞を解除してその後に受信する全ての
フレームを中継し、この状態で、全ての装置が、学習し
たアドレス情報を消去し、その後、新たなアドレス情報
の学習を開始することを特徴とする。
【0012】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、リング伝送路上の障害により通信を行えな
くなった両端のスレーブ装置が、障害発生側のリングイ
ンタフェース部の一部を閉塞してその後に受信する送信
方向の管理フレームを中継し(受信方向の管理フレーム
および管理フレーム以外のフレームを廃棄する)、同時
に、他方のリングインタフェース部で受信する管理フレ
ームを折り返して送信し、前記マスタ装置が、折り返し
管理フレームを受信した時点で、リング伝送路上に障害
が発生したことを認識し、前記一部閉塞を解除してその
後に受信する全てのフレームを中継し、さらに、閉塞解
除を無効にした管理フレームを送信し、前記各スレーブ
装置が、受信した閉塞解除無効管理フレームに基づいて
障害発生側のリングインタフェース部の一部を閉塞して
その後に受信する管理フレームを中継する(管理フレー
ム以外のフレームを廃棄する)ことを特徴とする。
【0013】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、リング伝送路上の片方向の障害により管理
フレームを受信できなくなったスレーブ装置が、障害発
生側のリングインタフェース部の一部(受信方向の管理
フレームおよび管理フレーム以外のフレーム)を閉塞し
てその後に受信する送信方向の管理フレームを中継し、
同時に、他方のリングインタフェース部で受信する管理
フレームを折り返して送信し、その後、障害発生地点の
もう一方のスレーブ装置が、障害発生側のリングインタ
フェース部の一部(受信方向の管理フレームおよび管理
フレーム以外のフレーム)を閉塞してその後に受信する
送信方向の管理フレームを中継し、同時に、他方のリン
グインタフェース部で受信する管理フレームを折り返し
て送信し、前記マスタ装置が、折り返し管理フレームを
受信した時点で、リング伝送路上に障害が発生したこと
を認識し、前記一部閉塞を解除してその後に受信する全
てのフレームを中継し、さらに、閉塞解除を無効にした
管理フレームを送信し、前記各スレーブ装置が、受信し
た閉塞解除無効管理フレームに基づいて障害発生側のリ
ングインタフェース部の一部を閉塞してその後に受信す
る管理フレームを中継する(管理フレーム以外のフレー
ムを廃棄する)ことを特徴とする。
【0014】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、前記マスタ装置が、前記管理フレームの周
回によりリング伝送路が正常であることを認識した時点
で、いずれか一方のリングインタフェース部の一部を閉
塞してその後に受信する管理フレームを中継し(管理フ
レーム以外のフレームを廃棄する)、さらに、閉塞解除
を有効とした管理フレームを送信し、前記各スレーブ装
置が、受信した閉塞解除有効管理フレームに基づいて閉
塞を解除してその後に受信する全てのフレームを中継
し、さらに、管理フレームの折り返しを中止することを
特徴とする。
【0015】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、最も優先度の高いネットワーク構成装置が
マスタ装置として選択されることを特徴とする。
【0016】つぎの発明にかかるネットワークシステム
にあっては、スレーブ装置が一定時間にわたって管理フ
レームを受信しない場合、マスタ装置として動作を開始
することを特徴とする。
【0017】つぎの発明にかかるネットワーク構成方法
にあっては、マスタ装置がリング伝送路を構成するため
に必要な2つのリングインタフェース部から定期的に管
理フレームを送信し、スレーブ装置が当該管理フレーム
を中継することによってリング伝送路上を個別に周回さ
せ、前記マスタ装置が、一方のリングインタフェース部
から送信した管理フレームを他方のリングインタフェー
ス部で受信した時点で、リング伝送路が正常であること
を認識し、いずれか一方のリングインタフェース部の一
部を閉塞して、その後に受信する管理フレーム以外のフ
レームを廃棄することを特徴とする。
【0018】つぎの発明にかかるネットワーク構成方法
にあっては、リング伝送路上の障害により通信を行えな
くなった両端のスレーブ装置が、障害発生側のリングイ
ンタフェース部を閉塞してその後に受信する全てのフレ
ームを廃棄し、同時に、他方のリングインタフェース部
で受信する管理フレームを折り返して送信し、前記マス
タ装置が、折り返し管理フレームを受信した時点で、リ
ング伝送路上に障害が発生したことを認識し、前記一部
閉塞を解除してその後に受信する全てのフレームを中継
することを特徴とする。
【0019】つぎの発明にかかるネットワーク構成方法
にあっては、リング伝送路上で障害の回復を検出した前
記各スレーブ装置が、前記閉塞の一部を解除してその後
に受信する管理フレームを中継し、さらに、管理フレー
ムの折り返しを中止し、前記マスタ装置が、前記管理フ
レームの周回によりリング伝送路が正常であることを認
識した時点で、いずれか一方のリングインタフェース部
の一部を閉塞してその後に受信する管理フレームを中継
し(管理フレーム以外のフレームを廃棄する)、さら
に、閉塞解除を有効とした管理フレームを送信し、前記
各スレーブ装置が、受信した閉塞解除有効管理フレーム
に基づいて残りの閉塞を解除してその後に受信する全て
のフレームを中継することを特徴とする。
【0020】つぎの発明にかかるネットワーク構成方法
において、前記各ネットワーク構成装置は、受信したデ
ータフレームの送信元アドレスと当該データフレームを
受信したリングインタフェース部との対応関係を学習
し、学習済みのアドレス宛ての受信データフレームを当
該アドレスに対応したリングインタフェース部に中継
し、前記学習した情報を、一定時間が経過した段階で消
去することを特徴とする。
【0021】つぎの発明にかかるネットワーク構成方法
にあっては、前記学習した情報に基づいて確立された通
信路上で障害の発生を検出した両端のスレーブ装置が、
障害発生側のリングインタフェース部を閉塞してその後
に受信する全てのフレームを廃棄し、同時に、他方のリ
ングインタフェース部で受信する管理フレームを折り返
して送信し、前記マスタ装置が、折り返し管理フレーム
を受信した時点で、通信路上に障害が発生したことを認
識し、前記一部閉塞を解除してその後に受信する全ての
フレームを中継し、この状態で、全ての装置が、学習し
たアドレス情報を消去し、その後、新たなアドレス情報
の学習を開始することを特徴とする。
【0022】つぎの発明にかかるネットワーク構成方法
にあっては、リング伝送路上の障害により通信を行えな
くなった両端のスレーブ装置が、障害発生側のリングイ
ンタフェース部の一部を閉塞してその後に受信する送信
方向の管理フレームを中継し(受信方向の管理フレーム
および管理フレーム以外のフレームを廃棄する)、同時
に、他方のリングインタフェース部で受信する管理フレ
ームを折り返して送信し、前記マスタ装置が、折り返し
管理フレームを受信した時点で、リング伝送路上に障害
が発生したことを認識し、前記一部閉塞を解除してその
後に受信する全てのフレームを中継し、さらに、閉塞解
除を無効にした管理フレームを送信し、前記各スレーブ
装置が、受信した閉塞解除無効管理フレームに基づいて
障害発生側のリングインタフェース部の一部を閉塞して
その後に受信する管理フレームを中継する(管理フレー
ム以外のフレームを廃棄する)ことを特徴とする。
【0023】つぎの発明にかかるネットワーク構成方法
にあっては、リング伝送路上の片方向の障害により管理
フレームを受信できなくなったスレーブ装置が、障害発
生側のリングインタフェース部の一部(受信方向の管理
フレームおよび管理フレーム以外のフレーム)を閉塞し
てその後に受信する送信方向の管理フレームを中継し、
同時に、他方のリングインタフェース部で受信する管理
フレームを折り返して送信し、その後、障害発生地点の
もう一方のスレーブ装置が、障害発生側のリングインタ
フェース部の一部(受信方向の管理フレームおよび管理
フレーム以外のフレーム)を閉塞してその後に受信する
送信方向の管理フレームを中継し、同時に、他方のリン
グインタフェース部で受信する管理フレームを折り返し
て送信し、前記マスタ装置が、折り返し管理フレームを
受信した時点で、リング伝送路上に障害が発生したこと
を認識し、前記一部閉塞を解除してその後に受信する全
てのフレームを中継し、さらに、閉塞解除を無効にした
管理フレームを送信し、前記各スレーブ装置が、受信し
た閉塞解除無効管理フレームに基づいて障害発生側のリ
ングインタフェース部の一部を閉塞してその後に受信す
る管理フレームを中継する(管理フレーム以外のフレー
ムを廃棄する)ことを特徴とする。
【0024】つぎの発明にかかるネットワーク構成方法
にあっては、前記マスタ装置が、前記管理フレームの周
回によりリング伝送路が正常であることを認識した時点
で、いずれか一方のリングインタフェース部の一部を閉
塞してその後に受信する管理フレームを中継し(管理フ
レーム以外のフレームを廃棄する)、さらに、閉塞解除
を有効とした管理フレームを送信し、前記各スレーブ装
置が、受信した閉塞解除有効管理フレームに基づいて閉
塞を解除してその後に受信する全てのフレームを中継
し、さらに、管理フレームの折り返しを中止することを
特徴とする。
【0025】つぎの発明にかかるネットワーク構成方法
にあっては、最も優先度の高いネットワーク構成装置が
マスタ装置として選択されることを特徴とする。
【0026】つぎの発明にかかるネットワーク構成方法
にあっては、スレーブ装置が一定時間にわたって管理フ
レームを受信しない場合、マスタ装置として動作を開始
することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるネットワ
ークシステムおよびネットワーク構成方法の実施の形態
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形
態によりこの発明が限定されるものではない。
【0028】実施の形態1.図1は、本発明にかかるネ
ットワークシステムを構成するネットワーク構成装置の
内部構成を示す図である。図1において、1はネットワ
ーク構成装置であり、11,12はリングインタフェー
ス部であり、13,14はインタフェース毎の状態遷移
を管理するインタフェース状態管理部であり、15は装
置状態管理部であり、16はスイッチであり、17,1
8,19,20は支線インタフェース部であり、21,
22は障害状態通知経路であり、23,24は管理フレ
ーム中継路であり、25,26はネットワーク構成装置
間を接続し、双方向通信を行えるリング伝送路であり、
27,28,29,30は支線伝送路である。
【0029】また、図2は、リングインタフェース部1
1の内部構成を示す図である。なお、リングインタフェ
ース部12の内部構成については、リングインタフェー
ス部11と同様である。図2において、41はリング伝
送路を終端する物理層処理部であり、42は管理フレー
ムとそれ以外のフレームの多重分離を行う管理フレーム
多重分離部である。
【0030】図2において、物理層処理部41では、リ
ング伝送路25のリンク状態を監視し、リンク断を検出
した場合、その旨を、障害状態通知経路21を経由して
装置状態管理部15に通知する。管理フレーム多重分離
部42では、物理層処理部41にて受信したフレームを
管理フレームと管理フレーム以外に分離し、管理フレー
ムを、管理フレーム中継路23を経由して装置状態管理
部15に中継する。一方、管理フレーム以外のフレーム
についてはスイッチ16に中継する。また、逆方向の動
作では、装置状態管理部15から送られてくる管理フレ
ームとスイッチ16から送られてくる管理フレーム以外
のフレームとを多重化し、その結果を、物理層処理部4
1を経由してリング伝送路25に送出する。
【0031】まず、障害が発生していない状況における
ネットワーク構成装置の動作を説明する。図3は、上記
ネットワーク構成装置におけるリングインタフェース部
(11,12)の状態遷移図である。図3において、1
01はマスタ装置として動作する場合の状態遷移図であ
り、102はスレーブ装置として動作する場合の状態遷
移図であり、111はマスタ装置のディセーブル状態を
表し、112はマスタ装置の閉塞状態を表し、113は
マスタ装置の中継状態を表し、114はスレーブ装置の
ディセーブル状態を表し、115はスレーブ装置の閉塞
状態を表し、116はスレーブ装置の中継状態を表し、
121は初期状態への遷移を表し、122は伝送路正常
化による閉塞状態への遷移を表し、123は伝送路障害
によるディセーブル状態への遷移を表し、124は折り
返し管理メッセージ受信または両インタフェース閉塞に
よる中継状態への遷移を表し、125は自装置の送信し
た管理メッセージ受信による閉塞状態への遷移を表し、
126は伝送路正常化による閉塞状態への遷移を表し、
127は伝送路障害によるディセーブル状態への遷移を
表し、128は閉塞解除指示フラグ有効管理メッセージ
受信による中継状態への遷移を表し、129はマスタ装
置とスレーブ装置との間の遷移を表す。
【0032】障害が発生していない場合、マスタ装置と
して動作するネットワーク構成装置1は、自装置のリン
グインタフェース部の一方(たとえば、リングインタフ
ェース部11)を中継状態113とし、もう一方(たと
えば、リングインタフェース部12)を閉塞状態112
とする。具体的にいうと、インタフェース状態管理部1
3が、リングインタフェース部11に対して中継状態1
13となるように指示し、リングインタフェース部11
内部の管理フレーム多重分離部42が、管理フレームと
管理フレーム以外のフレームの中継を行う。一方、イン
タフェース状態管理部14では、リングインタフェース
部12に対して閉塞状態112となるように指示し、リ
ングインタフェース部12内部の管理フレーム多重分離
部42が、管理フレームのみを中継する。
【0033】また、マスタ装置の装置状態管理部15で
は、定期的に、管理フレームを双方のリングインタフェ
ース部(11,12)を介してリング伝送路(25,2
6)に送信する。図4は、定期的に送信する管理フレー
ムの構成を示す図であり、201は管理フレームを示す
管理フレームヘッダであり、202はマスタ装置を表す
マスタIDであり、203はマスタ装置が管理フレーム
を送信したリングインタフェース部を表す送信インタフ
ェース番号であり、204は閉塞解除指示フラグであ
る。
【0034】一方、スレーブ装置として動作するネット
ワーク構成装置1は、リングインタフェース部(11,
12)から管理フレームを受信すると、当該管理フレー
ムを装置状態管理部15経由で他方のリングインタフェ
ース部(12,11)へ中継する。具体的にいうと、リ
ングインタフェース部11で受信した管理フレームは、
管理フレーム中継路23を経由して装置状態管理部15
に中継され、装置状態管理部15で精査された後、管理
フレーム中継路24経由でリングインタフェース部12
に中継される。その後、この管理フレームは、リング伝
送路を構成するスレーブ装置を順に中継され、マスタ装
置へ到着する。
【0035】管理フレームを受信したマスタ装置では、
送信インタフェース番号203を精査し、送信したリン
グインタフェース部と異なるリングインタフェース部で
受信したことを確認できた時点で、リング伝送路が正常
であることを認識する。
【0036】また、外部の端末が送信したユーザデータ
フレームを支線インタフェース部(27〜30)で受信
したネットワーク構成装置1(マスタ装置,スレーブ装
置)は、スイッチ16を経由して他の支線インタフェー
スやリングインタフェース部へ、当該ユーザデータフレ
ームを中継する。このとき、中継状態(113,11
6)のリングインタフェース部では当該フレームをリン
グ伝送路に送出するが、閉塞状態(112,115)の
リングインタフェース部では当該フレームを廃棄する。
【0037】図5は、ネットワークシステムの全体構成
の一例を示す図である。図5において、301はマスタ
装置(ネットワーク構成装置1)であり、302,30
3,304,305,306はスレーブ装置(ネットワ
ーク構成装置1)であり、307,308,309,3
10は端末であり、311は端末307から出力された
フレームの経路であり、312は端末308から出力さ
れたフレームの経路である。
【0038】図5に示すように、マスタ装置301に接
続された端末307が出力したフレームは、経路311
を経由して端末308に到着し、スレーブ装置305に
接続された端末308が出力したフレームは、経路31
2を経由して端末307に到着する。
【0039】このように、本実施の形態においては、マ
スタ装置の一方のリングインタフェース部を閉塞状態と
し(他方は中継状態)、その他のスレーブ装置のリング
インタフェース部をすべて中継状態としているため、ユ
ーザデータフレームのループを防止でき、かつすべての
端末間の接続性を確保できる。
【0040】また、ネットワーク構成装置1では、フレ
ームを中継する場合に、受信フレームの送信元アドレス
と当該フレームを受信したリングインタフェース部との
関係を学習し、学習済みのアドレス宛のフレームを受け
取った場合、当該アドレスに対応するリングインタフェ
ース部に中継する。一例としては、ラーニングブリッジ
が挙げられる。このような処理を行う場合、上記図5に
示すような端末307と端末308との間の通信は、マ
スタ装置301,スレーブ装置305が、それぞれに接
続された端末のアドレスを学習し、学習した情報に従っ
てフレームの中継を行うため、通信は図6に示すような
経路313および経路314で行われる。
【0041】そして、学習した情報を一定時間が経過し
た段階で消去することにより、リソースの消費、および
接続変更時に誤ったインタフェースに中継し続けるこ
と、を回避する。
【0042】つぎに、リング伝送路上で障害が発生した
場合におけるネットワーク構成装置の動作を説明する。
図7は、障害発生時のネットワークシステムの全体構成
を示す図であり、321は障害発生地点である。ここで
は、説明の便宜上、スレーブ装置303とスレーブ装置
304との間で障害が発生した場合について説明する。
【0043】たとえば、リング伝送路上でケーブル断な
どの障害が発生した場合(障害発生地点321)、障害
発生地点321の両端のネットワーク構成装置(スレー
ブ装置303,304)が伝送路障害を検出する。上記
(図2参照)で説明したように、リングインタフェース
部(11または12)の物理層処理部41で伝送路障害
を検出すると、リングインタフェース部では、その旨を
装置状態管理部15に対して通知する。そして、装置状
態管理部15では、上記リングインタフェース部に対応
するインタフェース状態管理部(13または14)に対
して、当該リングインタフェース部をディセーブル状態
114に遷移させるように指示する。
【0044】インタフェース状態管理部(13または1
4)から指示を受けたリングインタフェース部(11ま
たは12)では、状態を中継状態116からディセーブ
ル状態114に遷移させる。なお、ディセーブル状態1
14のときは、当該リングインタフェース部で送受信す
るすべての管理フレームおよびユーザデータフレームを
廃棄する。
【0045】また、障害を検出したスレーブ装置の装置
状態管理部15では、リングインタフェース部の一方を
ディセーブル状態とした場合、もう一方のリングインタ
フェース部で受信した管理フレームを折り返し送信す
る。
【0046】具体的にいうと、インタフェース状態管理
部14がリングインタフェース部12をディセーブル状
態としているとき、リングインタフェース部11で受信
した管理フレームは、管理フレーム中継路23を経由し
て装置状態管理部15に中継され、装置状態管理部15
にて精査された後、再び管理フレーム中継路23経由で
リングインタフェース部11に送信させる。
【0047】そして、他のスレーブ装置(スレーブ装置
302,305,306)は、この折り返し管理フレー
ムをマスタ装置301に到着するまで中継する。
【0048】一方、マスタ装置301では、受け取った
管理フレーム中の送信インタフェース番号203を精査
し、自身が送信したリングインタフェース部と同一のリ
ングインタフェース部で受信したことを確認できた段階
で、折り返し管理フレームが到着したことを認識する。
すなわち、リング伝送路上で障害が発生したことを認識
する。
【0049】この段階で、マスタ装置301は、閉塞状
態112であった一方のリングインタフェース部の状態
を中継状態113に遷移させる。図8は、地点321で
障害が発生した場合におけるユーザデータフレームの経
路を示す図であり、322は端末307から送信される
フレームの経路であり、323は端末308から送信さ
れるフレームの経路である。
【0050】このように、本実施の形態においては、リ
ング伝送路上で障害が発生した場合であっても、マスタ
装置が障害を検出した段階で両方のリングインタフェー
ス部を中継状態とすることによって、すべての端末間の
接続性を確保することができる。また、障害の発生を検
出したネットワーク接続装置からの折り返し管理フレー
ムの受信により、経路の切り替え処理を行うため、経路
の切り替えを迅速に行うことができる。
【0051】また、ネットワーク構成装置1では、受信
フレームの送信元アドレスと当該フレームを受信したリ
ングインタフェース部との関係を学習する場合、リング
伝送路上で伝送路障害が発生し、マスタ装置がインタフ
ェース状態を変更すると、端末間の通信が行えなくなる
場合がある。
【0052】図9は、アドレス学習を行うネットワーク
構成装置で構成されたネットワークの一部に障害が発生
した場合の、障害発生直後の端末間の通信経路を示す図
であり、324は端末307から端末308へ送信した
フレームの経路であり、325は端末308から端末3
07へ送信したフレームの経路である。
【0053】一方、図10は、アドレス学習を行うネッ
トワーク構成装置で構成されたネットワークの一部に障
害が発生した後、通信の復旧した端末間の通信経路を示
す図であり、326は端末307から端末308へ送信
したフレームの経路であり、327は端末308から端
末307へ送信したフレームの経路である。
【0054】マスタ装置301では、上記と同様の手順
で折り返し管理フレームを受け取り、伝送路上に障害が
発生したことを認識し、インタフェース状態を変更する
場合、リングインタフェース部(11,12)で学習し
たアドレス情報を消去し、一定期間内に、アドレス学習
情報消去指示フラグを有効にして管理フレームを送信す
る。図11は、アドレス学習情報消去指示フラグを含む
管理フレームのフォーマットを示す図であり、205は
アドレス学習情報消去指示フラグである。
【0055】一方、スレーブ装置では、アドレス学習情
報消去指示フラグを有効とした管理フレームを受信する
と、リングインタフェース部(11,12)で学習した
アドレス情報を消去する。アドレス情報が消去される
と、マスタ装置は、上記と同様の手順で閉塞状態を解除
して全フレームを中継する。すなわち、フレームは、上
記図8に示すようにリング伝送路上を中継されるように
なる。その後、各装置は、アドレス学習情報消去指示フ
ラグが有効となった管理フレームを送受信しなくなった
段階で新たなアドレス情報の学習を開始し、最終的に、
図10に示すような新たな経路326および経路327
で通信を行う。
【0056】このように、本実施の形態においては、受
信フレームの送信元アドレスと当該フレームを受信した
リングインタフェース部との関係を学習し、この状態
で、リング伝送路上の障害によってマスタ装置がインタ
フェース状態を変更した場合であっても、上記の手順
で、迅速に経路を変更できる。
【0057】つぎに、障害が回復した場合におけるネッ
トワーク構成装置の動作を説明する。図12は、障害回
復時のネットワークシステムの全体構成を示す図であ
り、328,329はマスタ装置301から送信された
管理フレームの経路である。ここでは、説明の便宜上、
スレーブ装置303とスレーブ装置304との間の障害
が回復した場合について説明する。
【0058】リング伝送路の障害回復を検出した両端の
スレーブ装置(303,304)では、ディセーブル状
態114のリングインタフェース部の状態を閉塞状態1
15に遷移させる。具体的にいうと、たとえば、リング
インタフェース部11がディセーブル状態114の場
合、リングインタフェース部11の物理層処理部41で
は、伝送路障害の回復を検出すると、その旨を、障害状
態通知経路21を経由して装置状態管理部15に対して
通知する。そして、装置状態管理部15では、リングイ
ンタフェース部11に対応するインタフェース状態管理
部13に対して、リングインタフェース部11を閉塞状
態115に遷移させるように指示する。
【0059】インタフェース状態管理部13から指示を
受けたリングインタフェース部11では、ディセーブル
状態114から閉塞状態115に遷移し、管理フレーム
多重分離部42が、管理フレームのみを中継する。
【0060】また、他方のリングインタフェース部12
では、管理フレームの折り返しを中止し、閉塞状態11
5のリングインタフェース部11へ管理フレームの中継
を開始する。なお、障害が回復したリング伝送路の他端
のスレーブ装置でも同様の動作を行う。
【0061】このとき、閉塞状態115のときには管理
フレームの中継が行われるため、マスタ装置301で
は、リング伝送路上を一周して戻ってきた管理フレーム
を受信することによって、リング伝送路が正常に回復し
たことを認識する。そして、リング伝送路の正常回復を
検出すると、マスタ装置301では、一方のリングイン
タフェース部(11または12)の状態を、中継状態1
13から閉塞状態112に遷移させる。また、以降は、
閉塞解除指示フラグ204を有効にした管理フレームを
双方のリングインタフェース部から送信する。
【0062】また、スレーブ装置(303,304)で
は、閉塞解除指示フラグが有効となっている管理フレー
ムを受信すると、閉塞状態115のリングインタフェー
ス部(11または12)を中継状態116に遷移させ
る。具体的にいうと、たとえば、リングインタフェース
部11が閉塞状態115の場合、管理フレームは、管理
フレーム多重分離部42から装置状態管理部15に中継
され、装置状態管理部15では、管理フレームの閉塞解
除指示フラグ204が有効となっていることを確認し、
インタフェース状態管理部13に対して、リングインタ
フェース部11を中継状態116に遷移するように指示
する。
【0063】インタフェース状態管理部13から指示を
受けたリングインタフェース部11では、中継状態11
6に遷移し、管理フレーム多重分離部42が、すべての
フレームを中継する。
【0064】このように、本実施の形態においては、障
害が回復した場合に、その両端のスレーブ装置のディセ
ーブル状態を閉塞状態に遷移させ、マスタ装置が伝送路
の障害回復を確認した段階で一方のインタフェース状態
を閉塞状態とし、その後、障害が回復した両端のスレー
ブ装置の閉塞状態を中継状態に遷移させることとした。
これにより、リング伝送路上の少なくとも1箇所には、
閉塞状態またはディセーブル状態のリングインタフェー
ス部が存在することとなるため、フレームのループを防
止することができる。
【0065】なお、本実施の形態のネットワーク構成装
置は、管理フレームがリング伝送路を一周するために十
分な時間を計測可能なタイマを設け、ディセーブル状態
に遷移した場合にタイマを起動し、タイマが満了するま
では障害回復を検出しても閉塞状態に遷移させない。こ
れにより、装置間の状態不一致を回避することができ
る。
【0066】また、本実施の形態では、伝送路の障害
を、リンク断で検出することとしてもよいし、隣接のネ
ットワーク構成装置間で相互に状態確認フレームの送信
を行い、伝送路の健全性を確認することとしてもよい。
【0067】また、本実施の形態では、図13に示す管
理フレームフォーマットのように、管理フレーム中に折
り返しフラグ206を設け、マスタ装置で管理フレーム
を送信する場合に、折り返しフラグ206を無効とし、
スレーブ装置で管理フレームを折り返す場合に、折り返
しフラグ206を有効としてもよい。この場合、マスタ
装置が、受信した管理フレームの折り返しフラグ206
を精査し、折り返し管理フレームか否かを判断する。
【0068】つぎに、マスタ装置として動作するネット
ワーク構成装置を決定する手順について説明する。図1
4は、マスタ装置として動作するネットワーク構成装置
とスレーブ装置として動作するネットワーク構成装置を
決定する処理を示すフローチャートである。
【0069】まず、起動後、ネットワーク構成装置は、
マスタ装置として動作する(ステップS1、図3,遷移
121)。なお、起動時におけるリングインタフェース
部の状態は、ディセーブル状態とし、伝送路の障害がな
ければ、閉塞状態に遷移する。また、両方のリングイン
タフェース部が閉塞状態であれば、一方を中継状態に遷
移する(図3,遷移124)。
【0070】その後、マスタ装置は、マスタIDを自装
置の識別子とした管理フレームを定期的にリングインタ
フェース部から送信する(ステップS2)。ここで、マ
スタ装置は、管理フレームを監視し(ステップS3,N
o)、管理フレームを受信した場合(ステップS3,Y
es)、管理フレーム内のマスタIDと自装置の識別子
とを比較する(ステップS4)。たとえば、自装置の識
別子の優先度よりもマスタIDの優先度の方が高い場合
(S4,MYID<FR_MID)、管理フレームの定
期送信を停止し(ステップS11)、スレーブ装置に遷
移する(ステップS5、図3,遷移129)。一方、自
装置の識別子の優先度よりもマスタIDの優先度の方が
低い場合(S4,MYID≧FR_MID)、受信した
管理フレームを無視する。
【0071】一方、スレーブ装置に遷移したネットワー
ク構成装置は、受信した管理フレーム内のマスタIDを
保持し(ステップS6)、タイマを初期値0にする(ス
テップS7)。そして、タイマが満了した場合(ステッ
プS8,Yes)、マスタ装置に遷移する(図3,遷移
129)。また、タイマが満了していない場合(ステッ
プS8,No)、スレーブ装置は、管理フレームを監視
し(ステップS9)、管理フレームを受信すると、自装
置の保持するマスタ装置識別子と管理フレーム内のマス
タIDとを比較する(ステップS10)。
【0072】たとえば、比較結果が同一であれば(ステ
ップS10,FR_MID=P_MID)、タイマを0
に初期化する。また、管理フレーム内のマスタIDの優
先度の方が高い場合(ステップS10,FR_MID>
P_MID)、保持するマスタ装置識別子を更新する。
また、管理フレーム内のマスタIDの優先度の方が低い
場合(ステップS10,FR_MID<P_MID)、
受信した管理フレームを無視する。
【0073】このように、本実施の形態においては、最
も優先度の高いネットワーク構成装置がマスタ装置とし
て選択されるため、管理者がマスタ装置を設定すること
なく、リング伝送路上には唯一のマスタ装置が存在する
ことになり、矛盾なく動作することが可能となる。
【0074】また、本実施の形態においては、スレーブ
装置が一定時間にわたって管理フレームを受信しなけれ
ば、マスタ装置に遷移するため、マスタ装置が故障等で
存在しなくなった場合であっても、容易に新たなマスタ
装置を選出できる。
【0075】実施の形態2.図15は、本発明にかかる
ネットワークシステムを構成するネットワーク構成装置
の内部構成を示す図である。図15において、1aは実
施の形態2のネットワーク構成装置であり、11a,1
2aはリングインタフェース部であり、15aは装置状
態管理部である。なお、前述の実施の形態1と同様の構
成については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0076】また、図16は、リングインタフェース部
11aの内部構成を示す図である。なお、リングインタ
フェース部12aの内部構成については、リングインタ
フェース部11aと同様である。図16において、41
aはリング伝送路を終端する物理層処理部である。
【0077】まず、障害が発生していない状況における
ネットワーク構成装置の動作を説明する。図17は、上
記ネットワーク構成装置のリングインタフェース部(1
1a,12a)における状態遷移図である。図17にお
いて、401はマスタ装置として動作する場合の状態遷
移図であり、402はスレーブ装置として動作する場合
の状態遷移図であり、411はマスタ装置の第二閉塞状
態を表し、412はマスタ装置の中継状態を表し、41
3はスレーブ装置の第二閉塞状態を表し、414はスレ
ーブ装置の第一閉塞状態を表し、415はスレーブ装置
の中継状態を表し、421は初期状態への遷移を表し、
422は折り返し管理メッセージ受信および両インタフ
ェース閉塞による中継状態への遷移を表し、423は自
装置の送信した管理メッセージ受信による閉塞状態への
遷移を表し、424は閉塞解除指示フラグ無効管理メッ
セージ受信による第二閉塞状態への遷移を表し、425
はタイマ満了および閉塞通知フラグ有効管理メッセージ
受信による第一閉塞状態への遷移を表し、426は閉塞
解除指示フラグ有効管理メッセージ受信による中継状態
への遷移を表し、427はマスタ装置とスレーブ装置と
の間の遷移を表す。
【0078】障害が発生していない場合、マスタ装置と
して動作するネットワーク構成装置1aは、自身のリン
グインタフェース部の一方(たとえば、リングインタフ
ェース部11a)を中継状態412とし、もう一方(た
とえば、リングインタフェース部12a)を第二閉塞状
態411とする。具体的にいうと、インタフェース状態
管理部13が、リングインタフェース部11aに対して
中継状態412となるように指示し、リングインタフェ
ース部11a内部の管理フレーム多重分離部42が、管
理フレームと管理フレーム以外のフレームの中継を行
う。一方、インタフェース状態管理部14が、リングイ
ンタフェース部12aに対して第二閉塞状態411とな
るように指示し、リングインタフェース部12a内部の
管理フレーム多重分離部42が、管理フレームを送信方
向,受信方向でそれぞれ中継する。
【0079】また、マスタ装置の装置状態管理部15a
では、定期的に、管理フレームを双方のリングインタフ
ェース部(11a,12a)から送信する。マスタ装置
は、リングインタフェース部の少なくとも1つを第二閉
塞状態411としている間、閉塞解除指示フラグ204
を有効とした管理フレームを送信する。図18は、管理
フレームのフォーマットを示す図であり、207は閉塞
通知フラグである。
【0080】一方、スレーブ装置として動作するネット
ワーク構成装置1aは、リングインタフェース部(たと
えば、リングインタフェース部11a)から管理フレー
ムを受信すると、当該管理フレームを装置状態管理部1
5a経由で他方のリングインタフェース部(たとえば、
リングインタフェース部12a)へ中継する。具体的に
いうと、たとえば、リングインタフェース部11aで受
信した管理フレームは、管理フレーム中継路23を経由
して装置状態管理部15aに中継され、装置状態管理部
15aにて精査された後、管理フレーム中継路24経由
でリングインタフェース部12aに中継される。
【0081】マスタ装置出力の管理フレームは、スレー
ブ装置を順に中継され、マスタ装置へ到着する。管理フ
レームを受信したマスタ装置では、送信インタフェース
番号203を精査し、送信したリングインタフェース部
11aと異なるリングインタフェース部12aで受信し
たことを確認できた段階で、リング伝送路が正常である
ことを認識する。
【0082】また、外部の端末(27〜30)から送信
されたユーザデータフレームを支線伝送路(27〜3
0)経由で受信したネットワーク構成装置1aは、当該
フレームを、スイッチ16を経由して他の支線インタフ
ェースやリングインタフェース部へ中継する。中継状態
(412,415)のリングインタフェース部では、当
該フレームをリング伝送路に送出するが、第二閉塞状態
(411,413)のリングインタフェース部では、当
該フレームを廃棄する。
【0083】前述の図5に示すように、マスタ装置30
1に接続された端末307が出力したフレームは、経路
311を経由して端末308に到着し、スレーブ装置3
05に接続された端末308が出力したフレームは、経
路312を経由して端末307に到着する。
【0084】このように、本実施の形態においては、マ
スタ装置の一方のリングインタフェース部を第二閉塞状
態とし、その他のリング伝送路上のすべてのリングイン
タフェース部を中継状態としたため、ユーザデータフレ
ームのループを防止でき、かつすべての端末間の接続性
を確保できる。
【0085】つぎに、リング伝送路上で障害が発生した
場合におけるネットワーク構成装置の動作を説明する。
図19は、障害発生時のネットワークシステムの全体構
成を示す図であり、501,502はスレーブ装置であ
る。ここでは、説明の便宜上、スレーブ装置501とス
レーブ装置502との間で障害が発生した場合について
説明する。
【0086】たとえば、リング伝送路上でケーブル断な
どの障害が発生した場合(障害発生地点321)、その
地点に接続するスレーブ装置(501,502)のリン
グインタフェース部(11a,12a)は、管理フレー
ムを送受信できなくなる。各スレーブ装置(501,5
02)では、リングインタフェース部単位に管理フレー
ムの受信間隔を監視し、最後の管理フレーム受信から一
定時間が経過してもつぎの管理フレームを受信しない場
合、中継状態415から第一閉塞状態414に遷移させ
る。なお、第一閉塞状態414では、ユーザデータフレ
ームの中継は行わず、管理フレームについては、送信は
行うが、受信は行わない。
【0087】また、各スレーブ装置(501,502)
では、たとえば、リングインタフェース部11aが第一
閉塞状態414になった場合、リングインタフェース部
12aで受信した管理フレームを折り返して送信すると
ともに、第一閉塞状態414のリングインタフェース部
11aに閉塞通知フラグ207を有効にした管理フレー
ムを中継する。
【0088】また、各スレーブ装置(501,502)
では、たとえば、リングインタフェース部11aを第一
閉塞状態414としているときに、リングインタフェー
ス部12aがリングインタフェース部11a方向に閉塞
解除指示フラグ204を無効とした管理フレームを送信
した場合、リングインタフェース部11aを第二閉塞状
態413に遷移する。
【0089】また、各スレーブ装置(501,502)
では、たとえば、リングインタフェース部11aを第二
閉塞状態413とした場合、第一閉塞状態414の場合
と同様に、リングインタフェース部12aで受信した管
理フレームを折り返して送信するとともに、第二閉塞状
態413のリングインタフェース部11aに閉塞通知フ
ラグ207を有効にした管理フレームを中継する。
【0090】図20は、リング伝送路上に障害が発生し
た場合の上記ネットワーク構成装置1aの動作を説明す
るための図である。たとえば、スレーブ装置501とス
レーブ装置502を接続するリング伝送路上で障害が発
生した場合、スレーブ装置501では、リングインタフ
ェース部12aで管理フレームを受信しなくなるため、
直前の管理フレームを受信してから一定時間経過後、リ
ングインタフェース部12aを第一閉塞状態414に遷
移させる。
【0091】一方、スレーブ装置501のインタフェー
ス状態管理部14がリングインタフェース部12aを第
1閉塞状態414としているとき、リングインタフェー
ス部11aでは、受信した管理フレームを管理フレーム
中継路23経由で装置状態管理部15aに中継する。装
置状態管理部15aでは、受け取った管理フレームを精
査した後、管理フレーム内の閉塞通知フラグ207を有
効とし、その管理フレームを管理フレーム中継路24経
由でリングインタフェース部12aに中継する。このと
き、リングインタフェース部12aは、第一閉塞状態4
14となっているため、受け取った管理フレームをリン
グ伝送路上に送信する。ただし、装置間のリング伝送路
が障害中のため、その管理フレームがスレーブ装置50
2に到着することはない。
【0092】また、スレーブ装置501の装置状態管理
部15aでは、上記受け取った管理フレームを管理フレ
ーム中継路23経由でリングインタフェース部11aに
折り返して送信する。
【0093】同様に、スレーブ装置502においても、
インタフェース状態管理部13の指示でリングインタフ
ェース部11aを第一閉塞状態414とする。そして、
リングインタフェース部12a側から管理フレームを受
け取った装置状態管理部15aでは、リングインタフェ
ース部12a側に、折り返し管理フレームを送信し、リ
ングインタフェース部11a側に、閉塞通知フラグ20
7を有効にした管理フレームを送信する。ただし、装置
間のリング伝送路が障害中のため、管理フレームがスレ
ーブ装置501に到着することはない。
【0094】また、上記以外の他のスレーブ装置(30
2,305,306)では、受け取った折り返し管理フ
レームをマスタ装置301まで中継する。マスタ装置3
01では、受け取った管理フレームの送信インタフェー
ス番号203を精査し、送信したリングインタフェース
部と同一のリングインタフェース部で受信したことが確
認できた段階で、折り返し管理フレームの到着を認識す
る。
【0095】そして、マスタ装置301では、閉塞解除
指示フラグ204が有効である折り返し管理フレームを
受信すると、第二閉塞状態411であるいずれか一方の
リングインタフェース部の状態を中継状態412に遷移
させる。
【0096】また、マスタ装置301では、双方のリン
グインタフェース部が中継状態412であった場合、管
理フレームを、閉塞解除指示フラグ204を無効にして
送信する。スレーブ装置501では、リングインタフェ
ース部11aで受け取った管理フレームを、管理フレー
ム中継路23経由で装置状態管理部15aに中継する。
装置状態管理部15aでは、リングインタフェース部1
1aから閉塞解除指示フラグ204が無効の管理フレー
ムを受け取った場合、第一閉塞状態414のリングイン
タフェース部12aを第二閉塞状態413に遷移させ
る。なお、第二閉塞状態413では、ユーザデータフレ
ームの中継は行われず、管理フレームについては送受信
方向ともに中継する。
【0097】図21は、ネットワーク構成装置間の管理
フレームの流れを示すシーケンス図である。ここでは、
説明の便宜上、マスタ装置301とスレーブ装置501
を用いて管理フレームの流れを説明する。なお、図21
では、スレーブ装置501のリングインタフェース部1
2aで受信した管理フレームをリングインタフェース部
11aへ中継する処理を省略している。
【0098】マスタ装置301では、リングインタフェ
ース部11aおよび12aから定期的に閉塞解除指示フ
ラグ204を有効とした管理フレームを送信する(ステ
ップS21)。そして、スレーブ装置501のリングイ
ンタフェース部11a側の地点321で障害が発生し、
最後の管理フレーム受信からT(1)時間経過後、スレ
ーブ装置501のリングインタフェース部11aは、第
一閉塞状態414となる。その後、スレーブ装置501
のリングインタフェース部12aで受信した閉塞解除指
示フラグ204を有効とした管理フレームは、折り返さ
れ(ステップS22)、マスタ装置301のリングイン
タフェース部11aに到着する(ステップS22)。
【0099】マスタ装置301は、閉塞解除指示フラグ
204を有効とした折り返し管理フレームの受信によ
り、自身のリングインタフェース部11aの状態を中継
状態412に遷移させる。そして、その後は、閉塞解除
指示フラグ204を無効とした管理フレームを送信する
(ステップS23)。一方、スレーブ装置501のリン
グインタフェース部12aは、ステップS23によって
送信された管理フレームの閉塞解除指示フラグ204が
無効となっているため、リングインタフェース部11a
を第二閉塞状態413に遷移させる。
【0100】なお、スレーブ装置501のリングインタ
フェース部11aが第一閉塞状態414から第二閉塞状
態413に遷移する前に、リングインタフェース部12
aでは、閉塞解除指示フラグ204が有効の管理フレー
ムを受信するが(ステップS22)、このとき、スレー
ブ装置501のリングインタフェース11aがその管理
フレームによって中継状態となることはない。
【0101】このように、本実施の形態においては、ス
レーブ装置のリングインタフェース部を第二閉塞状態と
し、マスタ装置の両方のリングインタフェース部を中継
状態とするので、ユーザデータフレームの経路として、
すべての端末間の接続性が確保できる。また、障害発生
検出箇所に接続されたスレーブ装置からの管理フレーム
の折り返しにより、マスタ装置が経路の切り替えを行う
ため、経路の切り替えを迅速に行うことができる。
【0102】つぎに、障害が回復した場合におけるネッ
トワーク構成装置の動作を説明する。図22は、障害回
復時のネットワークシステムの全体構成を示す図であ
り、331,332はマスタ装置301から送信された
管理フレームの経路である。ここでは、説明の便宜上、
スレーブ装置501とスレーブ装置502との間におけ
る障害が回復した場合について説明する。
【0103】スレーブ装置501と502の間で発生し
ていた障害が回復すると、マスタ装置301の送信する
管理フレームは、スレーブ装置501および502へ到
着するようになる。たとえば、スレーブ装置502で
は、管理フレームを受信したリングインタフェース部1
1aが第二閉塞状態413であれば、その管理フレーム
をもう一方のリングインタフェース部12aに中継し、
リングインタフェース部12aでは、その管理フレーム
をマスタ装置301に送信する。同様に、逆方向の管理
フレームもリング伝送路を周回してマスタ装置301に
到着する。
【0104】マスタ装置301では、経路331と経路
332の双方から管理フレームを受信することによっ
て、リング伝送路の障害回復を認識し、自身のリングイ
ンタフェース部の一方を第二閉塞状態411に遷移させ
る。そして、その後に送信する管理フレームの閉塞解除
指示フラグ204を有効とする。
【0105】一方、スレーブ装置501および502で
は、一方のリングインタフェース部が第二閉塞状態41
3のときに、他方のリングインタフェース部から閉塞解
除指示フラグ204を有効とした管理フレームを受信す
ると、第二閉塞状態413のリングインタフェース部を
中継状態415に遷移させる。また、リングインタフェ
ース部による管理フレームの折り返しを中止するととも
に、管理フレームの中継時に閉塞通知フラグ207を無
効に設定する。
【0106】図23は、ネットワーク構成装置間の管理
フレームの流れを示すシーケンス図である。ここでは、
説明の便宜上、マスタ装置301とスレーブ装置501
を用いて管理フレームの流れを説明する。
【0107】たとえば、スレーブ装置501では、リン
グインタフェース部11aにて管理フレームを受信した
後(ステップS31)に障害が発生した場合、この管理
フレームを受信した時点から一定時間T(1)経過後
に、リングインタフェース部11aを第一閉塞状態41
4とする。その後、スレーブ装置501のリングインタ
フェース部12aに到着する管理フレームは折り返され
(ステップS32)、マスタ装置301に到着する(ス
テップS32)。このとき、マスタ装置301は、リン
グインタフェース部11aを中継状態412に遷移さ
せ、その後に送信する管理フレームの閉塞解除指示フラ
グ204を無効とする(ステップS33)。
【0108】閉塞解除指示フラグ204を無効とした管
理フレームを受信したスレーブ装置501では、リング
インタフェース部11aを第二閉塞状態413に遷移さ
せる。
【0109】その後、スレーブ装置501では、障害回
復時点以降、リングインタフェース11aが管理フレー
ムを受信するようになるので(ステップS34)、その
管理フレームを、自身のリングインタフェース部12a
へ中継し、マスタ装置301に向けて送信する(ステッ
プS35)。同様に、逆方向の管理フレームもリング伝
送路を一周してマスタ装置301に到着しているため
(ステップS36、S37)、マスタ装置301は、自
身のリングインタフェース部11aを第二閉塞状態41
1に遷移させ、その後に送信する管理フレームの閉塞解
除指示フラグ204を有効とする(ステップS38)。
【0110】スレーブ装置501は、閉塞解除指示フラ
グ204を有効とした管理フレームを受信すると、自身
のリングインタフェース部11aを中継状態415に遷
移させる。
【0111】このように、本実施の形態においては、マ
スタ装置が、リング伝送路の回復を確認できた段階で一
方のリングインタフェース部のインタフェース状態を中
継状態から第二閉塞状態に遷移させ、その後、スレーブ
装置が、第二閉塞状態となっているリングインタフェー
ス部を中継状態へ遷移させることとした。これにより、
リング伝送路上の少なくとも一箇所には、第一閉塞状態
または第二閉塞状態のリングインタフェースが存在する
こととなるため、ユーザデータフレームのループを防止
することができる。
【0112】つぎに、リング伝送路の片方向に障害が発
生した場合におけるネットワーク構成装置の動作を説明
する。図24は、伝送路片方向障害発生時のネットワー
クシステムの全体構成を示す図であり、503,504
は障害発生地点の両端のスレーブ装置であり、333は
障害発生地点であり、334,335はマスタ装置30
1から送信された管理フレームの経路である。
【0113】ここでは、マスタ装置301が、管理フレ
ームを、2つのリングインタフェース部から経路33
4,335経由で定期的に送信する。たとえば、地点3
33で伝送路の損傷などの障害が発生し、スレーブ装置
503からスレーブ装置504への通信が行えなくなっ
た場合、スレーブ装置504では、リング伝送路に接続
するリングインタフェース部で管理フレームを受信でき
なくなる。ただし、スレーブ装置504からスレーブ装
置503への通信は、正常に行えるため、この方向の管
理フレームはリング伝送路を一周してマスタ装置301
に到着する。
【0114】また、スレーブ装置503では、スレーブ
装置504側から閉塞通知フラグ207を有効とした管
理フレームを受信した場合、受信したリングインタフェ
ース部を第一閉塞状態414とし、管理フレームの閉塞
通知フラグ207を無効にしてもう一方のリングインタ
フェース部に中継する。さらに、スレーブ装置503で
は、第一閉塞状態414としたリングインタフェース部
の他方のリングインタフェース部で受信した管理フレー
ムを折り返して送信するとともに、第一閉塞状態414
のリングインタフェース部に対して閉塞通知フラグ20
7を有効にして中継する。また、第一閉塞状態414の
リングインタフェース部の、他方のリングインタフェー
ス部で受信した管理フレームの閉塞解除指示フラグ20
4が無効であれば、第一閉塞状態414のリングインタ
フェース部を第二閉塞状態413に遷移させる。
【0115】図25は、伝送路片方向障害発生地点の両
側に位置するネットワーク構成装置の構成を示す図であ
る。図25において、343,344は折り返し管理フ
レームの経路であり、351はスレーブ装置504から
スレーブ装置503方向への伝送路であり、352はス
レーブ装置503からスレーブ装置504方向への伝送
路である。
【0116】地点333で障害が発生すると、スレーブ
装置504では、リングインタフェース部12aから管
理フレームを受信できなくなるため、当該リングインタ
フェース部12aを第一閉塞状態414に遷移させる。
また、経路335経由でスレーブ装置504のリングイ
ンタフェース部11aで受信した管理フレームは、管理
フレーム中継路23を経由して装置状態管理部15aに
中継される。
【0117】スレーブ装置504の装置状態管理部15
aでは、受け取った管理フレームを精査した後、リング
インタフェース部12aが第一閉塞状態414となって
いるので、閉塞通知フラグ207を有効にした管理フレ
ームを、管理フレーム中継路24経由でリングインタフ
ェース部12aに中継する。リングインタフェース部1
2aでは、第一閉塞状態414となっているため、受け
取った管理フレームを伝送路351に送信する。
【0118】なお、スレーブ装置504のリングインタ
フェース部12aが第二閉塞状態413となるのは、ス
レーブ装置504のリングインタフェース部11aから
閉塞解除指示フラグ204を無効とした管理フレームを
受信した後である。また、スレーブ装置504の装置状
態管理部15aでは、受け取った管理フレームを管理フ
レーム中継路23経由でリングインタフェース部11a
に折り返して送信し、リングインタフェース部11aが
経路343経由で折り返し管理フレームを送信する。
【0119】一方、スレーブ装置503では、リングイ
ンタフェース部11aで閉塞通知フラグ207を有効と
した管理フレームを受信すると、当該リングインタフェ
ース部11aを第一閉塞状態414に遷移させる。ま
た、受け取った管理フレームの閉塞通知フラグ207を
無効にして、当該管理フレームをリングインタフェース
部12aから送信する。
【0120】また、経路334経由でスレーブ装置50
3のリングインタフェース部12aで受信した管理フレ
ームは、管理フレーム中継路24を経由して装置状態管
理部15aに中継される。スレーブ装置503の装置状
態管理部15aでは、受け取った管理フレームを精査し
た後、リングインタフェース部11aが第一閉塞状態4
14となっているので、閉塞通知フラグ207を有効と
した管理フレームを、管理フレーム中継路23経由でリ
ングインタフェース部11aに中継する。リングインタ
フェース部11aは、第一閉塞状態414となっている
ため、受け取った管理フレームを伝送路352に送信す
る。ただし、伝送路352は障害中なので、当該管理フ
レームがスレーブ装置504に到着することはない。
【0121】また、スレーブ装置503の装置状態管理
部15aでは、受け取った管理フレームを管理フレーム
中継路24経由でリングインタフェース部12aに折り
返して送信し、リングインタフェース部12aが経路3
44経由で折り返し管理フレームを送信する。
【0122】なお、他のスレーブ装置(302,30
5,306)では、受け取った折り返し管理フレームを
マスタ装置301まで中継する。また、他のスレーブ装
置では、折り返し管理フレーム以外の管理フレームも中
継するため、マスタ装置301には、図26に示すよう
に、経路344経由の折り返し管理フレームと、経路3
35経由の管理フレームと、経路343経由の折り返し
管理フレームが到着する。
【0123】マスタ装置301では、管理フレームを受
信すると、管理フレーム中の送信インタフェース番号2
03を精査し、送信したリングインタフェース部と同一
のリングインタフェース部で受信したことを確認できた
段階で、折り返し管理フレームが到着したことを認識す
る。
【0124】また、マスタ装置301では、折り返し管
理フレームを受信すると、第二閉塞状態411であった
一方のリングインタフェース部の状態を中継状態412
に遷移させる。そして、その後に送信する管理フレーム
は、閉塞解除指示フラグ204を無効にして送信する。
【0125】このように、本実施の形態においては、ユ
ーザデータフレームの経路が先に説明した図8と同様に
なるため、すなわち、マスタ装置301の両方のリング
インタフェース部を中継状態412とすることによっ
て、すべての端末間の接続性を確保できる。また、障害
の発生した片方向の伝送路については、その両端のリン
グインタフェース部を第一閉塞状態414または第二閉
塞状態413としたため、ユーザデータフレームのルー
プを防止できる。なお、リング伝送路の片方向障害回復
時の動作については、両方向障害回復時と同様の動作と
なる。
【0126】また、本実施の形態では、リング伝送路の
片方向に障害が発生した場合であっても、障害発生地点
の両端で障害状態を検出するため、容易に経路を切り替
えることができる。また、物理レイヤ等からの障害情報
を必要としないため、より容易に経路を切り替えること
ができる。
【0127】なお、本実施の形態においては、折り返し
管理フレームの検出のために、前述の実施の形態1と同
様に、管理フレーム中に折り返しフラグ206を設ける
こととしてもよい(図27のフレームフォーマット参
照)。また、アドレス学習を行い、マスタ装置の状態遷
移時に、管理フレームに挿入したアドレス学習情報消去
指示フラグ205でスレーブ装置のアドレス学習情報を
消去することとしてもよい(図28のフレームフォーマ
ット参照)。また、これらを組み合わせてもよい。これ
により、マスタ装置がインタフェース状態を変更した場
合であっても、アドレス情報が消去されるまで待つこと
なく、迅速に経路を変更することができる。
【0128】また、マスタ装置の選出方法については、
前述の実施の形態1と同様である。これにより、最も優
先度の高いネットワーク構成装置がマスタ装置として選
択されるため、管理者がマスタ装置を選択することな
く、リング伝送路上には、常に唯一のマスタ装置が存在
することになる。
【0129】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、マスタ装置の一方のリングインタフェース部を閉塞
状態(管理フレーム以外のフレームを廃棄する)とし、
その他のスレーブ装置のリングインタフェース部をすべ
て中継状態としているため、ユーザデータフレームのル
ープを防止でき、かつすべての端末間の接続性を確保可
能なネットワークシステムを得ることができる、という
効果を奏する。
【0130】つぎの発明によれば、リング伝送路上で障
害が発生した場合であっても、マスタ装置が障害を検出
した段階で両方のリングインタフェース部を中継状態と
することによって、すべての端末間の接続性を確保可能
なネットワークシステムを得ることができる、という効
果を奏する。また、障害の発生を検出したネットワーク
接続装置からの折り返し管理フレームの受信により、経
路の切り替え処理を行うため、経路の切り替えを迅速に
行うことが可能なネットワークシステムを得ることがで
きる、という効果を奏する。
【0131】つぎの発明によれば、障害が回復した場合
に、その両端のスレーブ装置のディセーブル状態(全て
のフレームを廃棄する)を閉塞状態(管理フレーム以外
のフレームを廃棄する)に遷移させ、マスタ装置が伝送
路の障害回復を確認した段階で一方のインタフェース状
態を閉塞状態とし、その後、障害が回復した両端のスレ
ーブ装置の閉塞状態を中継状態に遷移させることとし
た。これにより、リング伝送路上の少なくとも1箇所に
は、閉塞状態またはディセーブル状態のリングインタフ
ェース部が存在することとなるため、常にフレームのル
ープを防止することが可能なネットワークシステムを得
ることができる、という効果を奏する。
【0132】つぎの発明によれば、学習した情報を一定
時間が経過した段階で消去する構成とした。これによ
り、リソースの消費、および接続変更時に誤ったインタ
フェースに中継し続けること、を回避することが可能な
ネットワークシステムを得ることができる、という効果
を奏する。
【0133】つぎの発明によれば、リング伝送路上の障
害によってマスタ装置がインタフェース状態を変更した
場合であっても、迅速に経路を変更可能なネットワーク
システムを得ることができる、という効果を奏する。
【0134】つぎの発明によれば、スレーブ装置のリン
グインタフェース部を第二閉塞状態(管理フレーム以外
のフレームを廃棄する)とし、マスタ装置の両方のリン
グインタフェース部を中継状態とするので、ユーザデー
タフレームの経路として、すべての端末間の接続性が確
保可能なネットワークシステムを得ることができる、と
いう効果を奏する。また、障害発生検出箇所に接続され
たスレーブ装置からの管理フレームの折り返しによりマ
スタ装置が経路の切り替えを行うため、経路の切り替え
を迅速に行うことが可能なネットワークシステムを得る
ことができる、という効果を奏する。
【0135】つぎの発明によれば、マスタ装置の両方の
リングインタフェース部を中継状態とすることによっ
て、すべての端末間の接続性を確保可能なネットワーク
システムを得ることができる、という効果を奏する。ま
た、障害の発生した片方向の伝送路については、その両
端のリングインタフェース部を第一閉塞状態(受信方向
の管理フレームおよび管理フレーム以外のフレームを廃
棄する)または第二閉塞状態(管理フレーム以外のフレ
ームを廃棄する)としたため、ユーザデータフレームの
ループを防止可能なネットワークシステムを得ることが
できる、という効果を奏する。
【0136】つぎの発明によれば、マスタ装置が、リン
グ伝送路の回復を確認できた段階で一方のリングインタ
フェース部のインタフェース状態を中継状態から第二閉
塞状態に遷移させ、その後、スレーブ装置が、第二閉塞
状態となっているリングインタフェース部を中継状態へ
遷移させることとした。これにより、リング伝送路上の
少なくとも一箇所には、第一閉塞状態または第二閉塞状
態のリングインタフェースが存在することとなるため、
ユーザデータフレームのループを防止することが可能な
ネットワークシステムを得ることができる、という効果
を奏する。
【0137】つぎの発明によれば、最も優先度の高いネ
ットワーク構成装置がマスタ装置として選択されるた
め、管理者がマスタ装置を設定することなく、リング伝
送路上に常に1つのマスタ装置を存在させることが可能
なネットワークシステムを得ることができる、という効
果を奏する。
【0138】つぎの発明によれば、スレーブ装置が一定
時間にわたって管理フレームを受信しなければ、マスタ
装置に遷移するため、マスタ装置が故障等で存在しなく
なった場合であっても、容易に新たなマスタ装置を選出
することが可能なネットワークシステムを得ることがで
きる、という効果を奏する。
【0139】つぎの発明によれば、マスタ装置の一方の
リングインタフェース部を閉塞状態(管理フレーム以外
のフレームを廃棄する)とし、その他のスレーブ装置の
リングインタフェース部をすべて中継状態としているた
め、ユーザデータフレームのループを防止でき、かつす
べての端末間の接続性を確保できる、という効果を奏す
る。
【0140】つぎの発明によれば、リング伝送路上で障
害が発生した場合であっても、マスタ装置が障害を検出
した段階で両方のリングインタフェース部を中継状態と
することによって、すべての端末間の接続性を確保する
ことができる、という効果を奏する。また、障害の発生
を検出したネットワーク接続装置からの折り返し管理フ
レームの受信により、経路の切り替え処理を行うため、
経路の切り替えを迅速に行うことができる、という効果
を奏する。
【0141】つぎの発明によれば、障害が回復した場合
に、その両端のスレーブ装置のディセーブル状態(全て
のフレームを廃棄する)を閉塞状態(管理フレーム以外
のフレームを廃棄する)に遷移させ、マスタ装置が伝送
路の障害回復を確認した段階で一方のインタフェース状
態を閉塞状態とし、その後、障害が回復した両端のスレ
ーブ装置の閉塞状態を中継状態に遷移させることとし
た。これにより、リング伝送路上の少なくとも1箇所に
は、閉塞状態またはディセーブル状態のリングインタフ
ェース部が存在することとなるため、フレームのループ
を防止することができる、という効果を奏する。
【0142】つぎの発明によれば、学習した情報を一定
時間が経過した段階で消去することにより、リソースの
消費、および接続変更時に誤ったインタフェースに中継
し続けること、を回避することができる、という効果を
奏する。
【0143】つぎの発明によれば、リング伝送路上の障
害によってマスタ装置がインタフェース状態を変更した
場合であっても、迅速に経路を変更できる、という効果
を奏する。
【0144】つぎの発明によれば、スレーブ装置のリン
グインタフェース部を第二閉塞状態(管理フレーム以外
のフレームを廃棄する)とし、マスタ装置の両方のリン
グインタフェース部を中継状態とするので、ユーザデー
タフレームの経路として、すべての端末間の接続性が確
保できる、という効果を奏する。また、障害発生検出箇
所に接続されたスレーブ装置からの管理フレームの折り
返しによりマスタ装置が経路の切り替えを行うため、経
路の切り替えを迅速に行うことができる、という効果を
奏する。
【0145】つぎの発明によれば、マスタ装置の両方の
リングインタフェース部を中継状態とすることによっ
て、すべての端末間の接続性を確保できる。また、障害
の発生した片方向の伝送路については、その両端のリン
グインタフェース部を第一閉塞状態(受信方向の管理フ
レームおよび管理フレーム以外のフレームを廃棄する)
または第二閉塞状態(管理フレーム以外のフレームを廃
棄する)としたため、ユーザデータフレームのループを
防止できる、という効果を奏する。
【0146】つぎの発明によれば、マスタ装置が、リン
グ伝送路の回復を確認できた段階で一方のリングインタ
フェース部のインタフェース状態を中継状態から第二閉
塞状態に遷移させ、その後、スレーブ装置が、第二閉塞
状態となっているリングインタフェース部を中継状態へ
遷移させることとした。これにより、リング伝送路上の
少なくとも一箇所には、第一閉塞状態または第二閉塞状
態のリングインタフェースが存在することとなるため、
ユーザデータフレームのループを防止することができ
る、という効果を奏する。
【0147】つぎの発明によれば、最も優先度の高いネ
ットワーク構成装置がマスタ装置として選択されるた
め、管理者がマスタ装置を設定することなく、リング伝
送路上に常に1つのマスタ装置を存在させることができ
る、という効果を奏する。
【0148】つぎの発明によれば、スレーブ装置が一定
時間にわたって管理フレームを受信しなければ、マスタ
装置に遷移するため、マスタ装置が故障等で存在しなく
なった場合であっても、容易に新たなマスタ装置を選出
できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるネットワークシステムを構成
する実施の形態1のネットワーク構成装置の内部構成を
示す図である。
【図2】 実施の形態1のリングインタフェース部の内
部構成を示す図である。
【図3】 リングインタフェース部の状態遷移図であ
る。
【図4】 管理フレームの構成を示す図である。
【図5】 ネットワークシステムの全体構成の一例を示
す図である。
【図6】 ネットワークシステムの全体構成の一例を示
す図である。
【図7】 障害発生時のネットワークシステムの全体構
成を示す図である。
【図8】 障害が発生した場合におけるユーザデータフ
レームの経路を示す図である。
【図9】 アドレス学習を行うネットワーク構成装置で
構成されたネットワークの一部に障害が発生した場合
の、障害発生直後の端末間の通信経路を示す図である。
【図10】 アドレス学習を行うネットワーク構成装置
で構成されたネットワークの一部に障害が発生した後、
通信の復旧した端末間の通信経路を示す図である。
【図11】 管理フレームのフォーマットを示す図であ
る。
【図12】 障害回復時のネットワークシステムの全体
構成を示す図である。
【図13】 管理フレームのフォーマットを示す図であ
る。
【図14】 マスタ装置として動作するネットワーク構
成装置とスレーブ装置として動作するネットワーク構成
装置を決定する処理を示すフローチャートである。
【図15】 本発明にかかるネットワークシステムを構
成する実施の形態2のネットワーク構成装置の内部構成
を示す図である。
【図16】 実施の形態2のリングインタフェース部の
内部構成を示す図である。
【図17】 リングインタフェース部における状態遷移
図である。
【図18】 管理フレームのフォーマットを示す図であ
る。
【図19】 障害発生時のネットワークシステムの全体
構成を示す図である。
【図20】 リング伝送路上に障害が発生した場合のネ
ットワーク構成装置の動作を説明するための図である。
【図21】 ネットワーク構成装置間の管理フレームの
流れを示すシーケンス図である。
【図22】 障害回復時のネットワークシステムの全体
構成を示す図である。
【図23】 ネットワーク構成装置間の管理フレームの
流れを示すシーケンス図である。
【図24】 伝送路片方向障害発生時のネットワークシ
ステムの全体構成を示す図である。
【図25】 伝送路片方向障害発生地点の両側に位置す
るネットワーク構成装置の構成を示す図である。
【図26】 伝送路片方向障害発生時のネットワークシ
ステムの全体構成を示す図である。
【図27】 管理フレームのフォーマットを示す図であ
る。
【図28】 管理フレームのフォーマットを示す図であ
る。
【符号の説明】
1,1a ネットワーク構成装置、11,12,11
a,12a リングインタフェース部、13,14 イ
ンタフェース状態管理部、15,15a 装置状態管理
部、16 スイッチ、17,18,19,20 支線イ
ンタフェース部、21,22 障害状態通知経路、2
3,24 管理フレーム中継路、25,26リング伝送
路、27,28,29,30 支線伝送路、41,41
a 物理層処理部、42 管理フレーム多重分離部、1
11,114 ディセーブル状態、112,115 閉
塞状態、113,116 中継状態、201 管理フレ
ームヘッダ、202 マスタID、203 送信インタ
フェース番号、204 閉塞解除指示フラグ、205
アドレス学習情報消去指示フラグ、206 折り返しフ
ラグ、207 閉塞通知フラグ、301 マスタ装置、
302,303,304,305,306 スレーブ装
置、307,308,309,310 端末、411,
413 第二閉塞状態、412,415 中継状態、4
14 第一閉塞状態、501,502,503,504
スレーブ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根角 康隆 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 鹿間 敏弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K031 AA07 AA08 DA02 DA14 EA07 EB06 EC02 EC05

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ装置として動作するネットワーク
    構成装置と、スレーブ装置として動作する複数のネット
    ワーク構成装置と、をリング状(リング伝送路)に接続
    したネットワークシステムにおいて、 マスタ装置がリング伝送路を構成するために必要な2つ
    のリングインタフェース部から定期的に管理フレームを
    送信し、スレーブ装置が当該管理フレームを中継するこ
    とによってリング伝送路上を個別に周回させ、 前記マスタ装置が、一方のリングインタフェース部から
    送信した管理フレームを他方のリングインタフェース部
    で受信した時点で、リング伝送路が正常であることを認
    識し、いずれか一方のリングインタフェース部の一部を
    閉塞して、その後に受信する管理フレーム以外のフレー
    ムを廃棄することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 リング伝送路上の障害により通信を行え
    なくなった両端のスレーブ装置が、障害発生側のリング
    インタフェース部を閉塞してその後に受信する全てのフ
    レームを廃棄し、同時に、他方のリングインタフェース
    部で受信する管理フレームを折り返して送信し、 前記マスタ装置が、折り返し管理フレームを受信した時
    点で、リング伝送路上に障害が発生したことを認識し、
    前記一部閉塞を解除してその後に受信する全てのフレー
    ムを中継することを特徴とする請求項1に記載のネット
    ワークシステム。
  3. 【請求項3】 リング伝送路上で障害の回復を検出した
    前記各スレーブ装置が、前記閉塞の一部を解除してその
    後に受信する管理フレームを中継し、さらに、管理フレ
    ームの折り返しを中止し、 前記マスタ装置が、前記管理フレームの周回によりリン
    グ伝送路が正常であることを認識した時点で、いずれか
    一方のリングインタフェース部の一部を閉塞してその後
    に受信する管理フレームを中継し(管理フレーム以外の
    フレームを廃棄する)、さらに、閉塞解除を有効とした
    管理フレームを送信し、 前記各スレーブ装置が、受信した閉塞解除有効管理フレ
    ームに基づいて残りの閉塞を解除してその後に受信する
    全てのフレームを中継することを特徴とする請求項2に
    記載のネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記各ネットワーク構成装置は、受信し
    たデータフレームの送信元アドレスと当該データフレー
    ムを受信したリングインタフェース部との対応関係を学
    習し、学習済みのアドレス宛ての受信データフレームを
    当該アドレスに対応したリングインタフェース部に中継
    し、 前記学習した情報を、一定時間が経過した段階で消去す
    ることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記学習した情報に基づいて確立された
    通信路上で障害の発生を検出した両端のスレーブ装置
    が、障害発生側のリングインタフェース部を閉塞してそ
    の後に受信する全てのフレームを廃棄し、同時に、他方
    のリングインタフェース部で受信する管理フレームを折
    り返して送信し、 前記マスタ装置が、折り返し管理フレームを受信した時
    点で、通信路上に障害が発生したことを認識し、前記一
    部閉塞を解除してその後に受信する全てのフレームを中
    継し、 この状態で、全ての装置が、学習したアドレス情報を消
    去し、その後、新たなアドレス情報の学習を開始するこ
    とを特徴とする請求項4に記載のネットワークシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 リング伝送路上の障害により通信を行え
    なくなった両端のスレーブ装置が、障害発生側のリング
    インタフェース部の一部を閉塞してその後に受信する送
    信方向の管理フレームを中継し(受信方向の管理フレー
    ムおよび管理フレーム以外のフレームを廃棄する)、同
    時に、他方のリングインタフェース部で受信する管理フ
    レームを折り返して送信し、 前記マスタ装置が、折り返し管理フレームを受信した時
    点で、リング伝送路上に障害が発生したことを認識し、
    前記一部閉塞を解除してその後に受信する全てのフレー
    ムを中継し、さらに、閉塞解除を無効にした管理フレー
    ムを送信し、 前記各スレーブ装置が、受信した閉塞解除無効管理フレ
    ームに基づいて障害発生側のリングインタフェース部の
    一部を閉塞してその後に受信する管理フレームを中継す
    る(管理フレーム以外のフレームを廃棄する)ことを特
    徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 リング伝送路上の片方向の障害により管
    理フレームを受信できなくなったスレーブ装置が、障害
    発生側のリングインタフェース部の一部(受信方向の管
    理フレームおよび管理フレーム以外のフレーム)を閉塞
    してその後に受信する送信方向の管理フレームを中継
    し、同時に、他方のリングインタフェース部で受信する
    管理フレームを折り返して送信し、 その後、障害発生地点のもう一方のスレーブ装置が、障
    害発生側のリングインタフェース部の一部(受信方向の
    管理フレームおよび管理フレーム以外のフレーム)を閉
    塞してその後に受信する送信方向の管理フレームを中継
    し、同時に、他方のリングインタフェース部で受信する
    管理フレームを折り返して送信し、 前記マスタ装置が、折り返し管理フレームを受信した時
    点で、リング伝送路上に障害が発生したことを認識し、
    前記一部閉塞を解除してその後に受信する全てのフレー
    ムを中継し、さらに、閉塞解除を無効にした管理フレー
    ムを送信し、 前記各スレーブ装置が、受信した閉塞解除無効管理フレ
    ームに基づいて障害発生側のリングインタフェース部の
    一部を閉塞してその後に受信する管理フレームを中継す
    る(管理フレーム以外のフレームを廃棄する)ことを特
    徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 前記マスタ装置が、前記管理フレームの
    周回によりリング伝送路が正常であることを認識した時
    点で、いずれか一方のリングインタフェース部の一部を
    閉塞してその後に受信する管理フレームを中継し(管理
    フレーム以外のフレームを廃棄する)、さらに、閉塞解
    除を有効とした管理フレームを送信し、 前記各スレーブ装置が、受信した閉塞解除有効管理フレ
    ームに基づいて閉塞を解除してその後に受信する全ての
    フレームを中継し、さらに、管理フレームの折り返しを
    中止することを特徴とする請求項6または7に記載のネ
    ットワークシステム。
  9. 【請求項9】 最も優先度の高いネットワーク構成装置
    がマスタ装置として選択されることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか一つに記載のネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 スレーブ装置が一定時間にわたって管
    理フレームを受信しない場合、マスタ装置として動作を
    開始することを特徴とする請求項9に記載のネットワー
    クシステム。
  11. 【請求項11】 マスタ装置として動作するネットワー
    ク構成装置とスレーブ装置として動作する複数のネット
    ワーク構成装置で構成されるリング伝送路上で、最適な
    伝送経路を形成するネットワーク構成方法において、 マスタ装置がリング伝送路を構成するために必要な2つ
    のリングインタフェース部から定期的に管理フレームを
    送信し、スレーブ装置が当該管理フレームを中継するこ
    とによってリング伝送路上を個別に周回させ、 前記マスタ装置が、一方のリングインタフェース部から
    送信した管理フレームを他方のリングインタフェース部
    で受信した時点で、リング伝送路が正常であることを認
    識し、いずれか一方のリングインタフェース部の一部を
    閉塞して、その後に受信する管理フレーム以外のフレー
    ムを廃棄することを特徴とするネットワーク構成方法。
  12. 【請求項12】 リング伝送路上の障害により通信を行
    えなくなった両端のスレーブ装置が、障害発生側のリン
    グインタフェース部を閉塞してその後に受信する全ての
    フレームを廃棄し、同時に、他方のリングインタフェー
    ス部で受信する管理フレームを折り返して送信し、 前記マスタ装置が、折り返し管理フレームを受信した時
    点で、リング伝送路上に障害が発生したことを認識し、
    前記一部閉塞を解除してその後に受信する全てのフレー
    ムを中継することを特徴とする請求項11に記載のネッ
    トワーク構成方法。
  13. 【請求項13】 リング伝送路上で障害の回復を検出し
    た前記各スレーブ装置が、前記閉塞の一部を解除してそ
    の後に受信する管理フレームを中継し、さらに、管理フ
    レームの折り返しを中止し、 前記マスタ装置が、前記管理フレームの周回によりリン
    グ伝送路が正常であることを認識した時点で、いずれか
    一方のリングインタフェース部の一部を閉塞してその後
    に受信する管理フレームを中継し(管理フレーム以外の
    フレームを廃棄する)、さらに、閉塞解除を有効とした
    管理フレームを送信し、 前記各スレーブ装置が、受信した閉塞解除有効管理フレ
    ームに基づいて残りの閉塞を解除してその後に受信する
    全てのフレームを中継することを特徴とする請求項12
    に記載のネットワーク構成方法。
  14. 【請求項14】 前記各ネットワーク構成装置は、受信
    したデータフレームの送信元アドレスと当該データフレ
    ームを受信したリングインタフェース部との対応関係を
    学習し、学習済みのアドレス宛ての受信データフレーム
    を当該アドレスに対応したリングインタフェース部に中
    継し、 前記学習した情報を、一定時間が経過した段階で消去す
    ることを特徴とする請求項11に記載のネットワーク構
    成方法。
  15. 【請求項15】 前記学習した情報に基づいて確立され
    た通信路上で障害の発生を検出した両端のスレーブ装置
    が、障害発生側のリングインタフェース部を閉塞してそ
    の後に受信する全てのフレームを廃棄し、同時に、他方
    のリングインタフェース部で受信する管理フレームを折
    り返して送信し、 前記マスタ装置が、折り返し管理フレームを受信した時
    点で、通信路上に障害が発生したことを認識し、前記一
    部閉塞を解除してその後に受信する全てのフレームを中
    継し、 この状態で、全ての装置が、学習したアドレス情報を消
    去し、その後、新たなアドレス情報の学習を開始するこ
    とを特徴とする請求項14に記載のネットワーク構成方
    法。
  16. 【請求項16】 リング伝送路上の障害により通信を行
    えなくなった両端のスレーブ装置が、障害発生側のリン
    グインタフェース部の一部を閉塞してその後に受信する
    送信方向の管理フレームを中継し(受信方向の管理フレ
    ームおよび管理フレーム以外のフレームを廃棄する)、
    同時に、他方のリングインタフェース部で受信する管理
    フレームを折り返して送信し、 前記マスタ装置が、折り返し管理フレームを受信した時
    点で、リング伝送路上に障害が発生したことを認識し、
    前記一部閉塞を解除してその後に受信する全てのフレー
    ムを中継し、さらに、閉塞解除を無効にした管理フレー
    ムを送信し、 前記各スレーブ装置が、受信した閉塞解除無効管理フレ
    ームに基づいて障害発生側のリングインタフェース部の
    一部を閉塞してその後に受信する管理フレームを中継す
    る(管理フレーム以外のフレームを廃棄する)ことを特
    徴とする請求項11に記載のネットワーク構成方法。
  17. 【請求項17】 リング伝送路上の片方向の障害により
    管理フレームを受信できなくなったスレーブ装置が、障
    害発生側のリングインタフェース部の一部(受信方向の
    管理フレームおよび管理フレーム以外のフレーム)を閉
    塞してその後に受信する送信方向の管理フレームを中継
    し、同時に、他方のリングインタフェース部で受信する
    管理フレームを折り返して送信し、 その後、障害発生地点のもう一方のスレーブ装置が、障
    害発生側のリングインタフェース部の一部(受信方向の
    管理フレームおよび管理フレーム以外のフレーム)を閉
    塞してその後に受信する送信方向の管理フレームを中継
    し、同時に、他方のリングインタフェース部で受信する
    管理フレームを折り返して送信し、 前記マスタ装置が、折り返し管理フレームを受信した時
    点で、リング伝送路上に障害が発生したことを認識し、
    前記一部閉塞を解除してその後に受信する全てのフレー
    ムを中継し、さらに、閉塞解除を無効にした管理フレー
    ムを送信し、 前記各スレーブ装置が、受信した閉塞解除無効管理フレ
    ームに基づいて障害発生側のリングインタフェース部の
    一部を閉塞してその後に受信する管理フレームを中継す
    る(管理フレーム以外のフレームを廃棄する)ことを特
    徴とする請求項11に記載のネットワーク構成方法。
  18. 【請求項18】 前記マスタ装置が、前記管理フレーム
    の周回によりリング伝送路が正常であることを認識した
    時点で、いずれか一方のリングインタフェース部の一部
    を閉塞してその後に受信する管理フレームを中継し(管
    理フレーム以外のフレームを廃棄する)、さらに、閉塞
    解除を有効とした管理フレームを送信し、 前記各スレーブ装置が、受信した閉塞解除有効管理フレ
    ームに基づいて閉塞を解除してその後に受信する全ての
    フレームを中継し、さらに、管理フレームの折り返しを
    中止することを特徴とする請求項16または17に記載
    のネットワーク構成方法。
  19. 【請求項19】 最も優先度の高いネットワーク構成装
    置がマスタ装置として選択されることを特徴とする請求
    項11〜18のいずれか一つに記載のネットワーク構成
    方法。
  20. 【請求項20】 スレーブ装置が一定時間にわたって管
    理フレームを受信しない場合、マスタ装置として動作を
    開始することを特徴とする請求項19に記載のネットワ
    ーク構成方法。
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