JP2002330152A - 障害時/増設時におけるスパニングツリー制御装置及び方法 - Google Patents

障害時/増設時におけるスパニングツリー制御装置及び方法

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JP2002330152A
JP2002330152A JP2001132578A JP2001132578A JP2002330152A JP 2002330152 A JP2002330152 A JP 2002330152A JP 2001132578 A JP2001132578 A JP 2001132578A JP 2001132578 A JP2001132578 A JP 2001132578A JP 2002330152 A JP2002330152 A JP 2002330152A
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spanning tree
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Masataka Yamada
正隆 山田
Yuji Kuwabara
勇二 桑原
Takumi Iwatsuki
匠 岩月
Takashi Mochizuki
崇志 望月
Makoto Watanabe
渡辺  誠
Hiroomi Shinba
洋臣 榛葉
Toshihiro Ikeda
俊弘 池田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4641Virtual LANs, VLANs, e.g. virtual private networks [VPN]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LANのセグメント間を接続する方法及び機
器に関し、特にスパニングツリープロトコルを用いた機
器の増設時/障害発生時に、ネットワークの再構成が生
じずにネットワーク動作を維持し得る方法及び装置を提
供する。 【解決手段】 スパニングツリープロトコルによるネッ
トワーク内へ装置を増設し又は前記ネットワーク内でそ
の動作を再開させる方法であって、前記増設又は動作再
開時に、前記装置を受信のみを行なう状態に移行させる
こと、前記受信のみを行なう状態において前記ネットワ
ーク内の情報を収集すること、前記収集した情報によ
り、既存ネットワークトポロジを変更させない自装置の
優先度を計算すること、前記計算した優先度を自装置に
設定してから送受信可能状態に移行させること、から成
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLANのセグメント
間を接続する機器に関し、特にルータ、ブリッジ、スイ
ッチングHUB等のLANのセグメント間を接続する機
器における増設時/障害発生時のネットワーク構築処理
の方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LANのセグメント間を接続する機器で
何らかの障害が発生した場合、相互に接続されたネット
ワーク間の通信が不能となる。このような重大な問題を
解消するため、通常はネットワーク上に複数の経路を設
定して経路選択に冗長性をもたせることで、一方の機器
がダウンしても他の経路に接続された別の機器で対応で
きるように構成されている。
【0003】この場合、ネットワーク経路がループ状の
構成となるため、ブロードキャストフレームを送信する
とブロードキャストストームと呼ばれるフレームの無限
増殖が引き起こされ、最悪の場合にはネットワークをダ
ウンさせてしまうという問題があった。この問題を防ぎ
ながら、信頼性の向上効果を実現する手段として「スパ
ニングツリー(Spanning Tree)プロトコル」がある。
【0004】スパニングツリープロトコルはIEEE8
02.1D(ルーチング方式:スパニングツリー標準)
の勧告上で定義された標準プロトコルであり、「物理的
なネットワークがループを形成していても、論理的には
ループを形成しないようにネットワークを再構築」する
技術である。これに準拠した装置であれば、複数ブリッ
ジの各隣接するブリッジ間でBPDU (Bridge Protoco
l Data Unit)メッセージを交換し合うことにより、ネッ
トワーク上の論理的なループの発生が防止され、通信経
路の障害発生時等にもループのない迂回ルートをダイナ
ミックに設定することが可能となる。
【0005】図1は、スパニングツリープロトコルによ
って構築した物理ネットワークの一例を示している。ま
た、図2は、図1の論理ネットワークを示している。図
1において、ブリッジ(BR−1)13はルートブリッ
ジであって、他の全てのブリッジ(BR−2〜6)10
〜12、14及び15と相互に接続され、各ブリッジ1
0〜15は隣接するLAN間を相互に接続する。
【0006】ここで、LAN(B)配下の端末21から
LAN(C)配下の端末22に宛てたフレームを送信す
る場合を考える。この場合の物理的な経路としては、端
末21→LAN(B)→BR−3→LAN(A)→BR
−2→LAN(C)→端末22の実線で示す第1のルー
トと、それとは別に端末21→LAN(B)→BR−4
→LAN(D)→BR−1→LAN(C)→端末22の
点線で示す第2のルートとが存在する。
【0007】この場合、前記各ブリッジ(BR−1〜
4)10〜13間を相互に結ぶループ経路が存在する
が、スパニングツリープロトコルの実行によってブリッ
ジ(BR−4)12の一つのポートがブロッキングポー
ト(BL)に設定され、その結果そのポートの通信が遮
断されて前記ループが消滅する。すなわち、端末21と
端末22との間の有効な通信経路は第1のルートのみと
なる。
【0008】図2は、スパニングツリープロトコルの実
行後における上記ネットワークの論理的な接続構成を示
しており、ルートブリッジ13を幹としたツリー状のネ
ットワークが構築される。ここでは、上述のブリッジ1
2に加えてブリッジ14の一つのポートもブロッキング
ポートに設定されており、ブリッジ14及び15の間の
ループが遮断さる。
【0009】図3は、BPDUメッセージフォーマット
を示したものである。図3に示すように、BPDUメッ
セージはイーサネット(登録商標)フレーム信号(IE
EE802.3)として転送され、ヘッダ部分のDA
(6;6バイトを示す、以下同様)は、ブリッジグルー
プアドレス(Bridge Group Address)として定められた
特別のマルチキャストアドレスの値“01−80−C2
−00−00−00”が固定的に使用される。また、S
A(6)にはブリッジ自身の送信元MACアドレスが設
定される。さらに、DSAP(1)及びSSAP(1)
にはSTPとして定められた値(01000010)が
使用される。
【0010】データフィールドのBPDUメッセージに
は、スパニングツリープロトコルを用いてネットワーク
を再構築するためのコンフィグレーションBPDU(Con
figuration BPDU) メッセージとネットワークトポロジ
の変化を通知するトポロジ変化通知BPDU (Topology
Change Notification BPDU) メッセージの2つのタイ
プが使用される。これらは、BPDUメッセージタイプ
(前者は“0”、後者は“128(10進)”)によっ
て区別される。
【0011】コンフィグレーションBPDUメッセージ
は、トポロジの作成時や隣接ブリッジへ定期的にハロー
(hello)パケットを送信する時、又はルートブリッジ1
3が他のブリッジ10〜12、14及び15にトポロジ
変化を通知する時などに使用される。一方、トポロジ変
化通知BPDUメッセージは、ルートブリッジ以外のブ
リッジがトポロジ変化を検出した際に使用される。トポ
ロジ変化の検出時には、これをルートポート(RO)へ
送信し、それを受信したブリッジもそのルートポートに
転送を繰り返すことで、最終的にルートブリッジ13が
トポロジ変化を検出する。
【0012】TC (Topology Change) フラグ (1bi
t)は、トポロジ変更が発生したことを通知するフラグ
であり、ルートポート(RO)から受信したBPDUメ
ッセージ内のこのフラグが“1”の場合、受信側のブリ
ッジは通常使用している長キャッシュタイマを使用せず
に転送遅延時間を使用する。転送遅延時間(2)は、ト
ポロジ変更が生じた場合に、封鎖状態から転送状態に遷
移するまでの時間を示すもので、ルートブリッジ13か
ら他のブリッジ10〜12、14及び15に通知され
る。
【0013】TCA (Topology Change Acknowledge)
フラグ(1bit)は、前記トポロジ変化通知BPDU
メッセージに対する応答として使用する。またルートポ
ート(RO)から受信したBPDUメッセージ内のこの
フラグが“1”の場合、このBPDUメッセージを受け
取った下位(子)のブリッジはトポロジの変化を上位
(親)に知らせる必要が無いことを示す。この時は親の
ブリッジがトポロジの変化をルートブリッジ13へ伝え
る。
【0014】ルートID(8)は、上位2オクテットの
優先度と下位オクテットのIDからなり、BPDUメッ
セージを送出するブリッジが自身をルートブリッジだと
認識しているブリッジ13のブリッジIDである。ルー
トパスコスト(4)は、ルートブリッジからのBPDU
送出メッセージが受信ポートに至るまでのパスコストの
合算値である。ブリッジID(8)は、2オクテットの
設定された優先度とBPDUを送信する各ブリッジの6
オクテットのIDからなる。また、ポートID(2)
は、各ブリッジのBPDU送出ポートのポートIDであ
り、1オクテットの優先度と、そのブリッジに割り当て
られたポート番号からなる。
【0015】メッセージエイジ(2)は、ハロー (hell
o) パケットをルートブリッジ13が定期的に送信する
時には“0”に設定され、ルートブリッジ13からBP
DUメッセージを受け取った他のブリッジ11,12,
14及び15が次のブリッジ10に転送する時にも
“0”のまま送信される。一方、上位からハローパケッ
トを受け取っていないのに自発的に各ブリッジがBPD
Uメッセージを送信する時には、ルートブリッジ13か
ら最新のBPDUメッセージを受けた後の経過時間を設
定する。
【0016】最大エイジ(2)は、前記メッセージエイ
ジのタイムアウト値を示すもので、ルートブリッジ13
から他のブリッジ10〜12、14及び15に通知され
る。ハロー (Hello) 間隔(2)は、ルートブリッジ1
3がBPDUメッセージを送信する間隔で、上記と同様
にルートブリッジから他のブリッジに通知される。
【0017】図4は、スパニングツリーの状態遷移図を
示したものである。図4において、先ずブリッジ管理の
初期化等により、スパンニングツリープロトコルが動作
していない停止状態 (disable) からポートが使用可能
な動作可能状態 (Enabled)に遷移し(1)、その初期に
おいて転送停止状態 (Blocking) となる。次に、スパン
ニングツリープロトコルのアルゴリズムによって前記ポ
ートがルートポートや代表ポートとして選択されると送
受信停止状態 (Listening)に遷移する(3)。
【0018】前記送受信停止状態では、前記ルートポー
トや代表ポートを通じてネットワークの情報を収集し、
所定時間経過後 (Bridge-forward-delay timer) にトポ
ロジ学習中状態 (Learning)に遷移する(5)。この学
習によって自ブリッジに関するトポロジ上の位置付けを
確認し、それに必要な設定を行ってから、前記と同じ所
定時間経過後 (Bridge-forward-delay timer) に転送許
可状態 (Forwarding)へ遷移する(5)。これによりブ
リッジとしての動作を開始する。
【0019】また、上記転送停止状態、送受信停止状
態、及び転送許可状態において、スパンニングツリープ
ロトコルのアルゴリズムによりルートポートや代表ポー
ト以外のポート、すなわちブロッキングポートとして選
択されると各状態から転送停止状態に遷移し(4)、さ
らに管理上や障害等の理由によっては停止状態 (disabl
e)へ遷移する(2)。このようなシーケンスに従って、
各装置が互いに隣接する装置間でネットワーク内におけ
る自装置の位置付け及びポート状態を把握し、結果的に
論理的なツリー構造のネットワークを構成することにな
る。なお、上記状態遷移はブリッジ内の各ポート毎に実
行される。
【0020】図5には、スパンニングツリープロトコル
によって構築されたネットワークの一例を示している。
図5に示すように、このツリー構造のネットワークは、
ネットワーク管理者が各装置単位に設定したブリッジ優
先度 (Bridge-Priority)や各装置のポート単位に設定し
たポート優先度 (Port-Priority) 等によって決定され
る。
【0021】初期状態では各ブリッジが自分自身をルー
トブリッジと仮定し、図3で示したルートID(ブリッ
ジ優先度)、自身のブリッジID(ブリッジ優先度)、
ポートID(ポート優先度)、及びルートパスコスト=
0を設定したコンフィギュレーションBPDUメッセー
ジを図4の停止状態 (Disable) 以外の全てのポートか
ら隣接する他のブリッジの対向ポートへ送信する。この
後、転送停止状態 (Blocking)から送受信停止状態 (Lis
tening)へ移行する。以降のトポロジ学習中状態 (Learn
ing)を経て、これらの設定値がネットワーク内で最も小
さい値を有する装置がルートブリッジ31となり、他の
各装置32〜35はルートブリッジ21の配下に位置付
けられる。
【0022】これを具体的に説明すると、隣接するブリ
ッジ間でルートID、ブリッジID、ポートID、ルー
トパスコスト等の情報をコンフィギュレーションBPD
Uメッセージで交換し合う。コンフィギュレーションB
PDUメッセージを受信した各ブリッジは、自分の送信
した内容と比較してどちらが“最適”かを判断し、必要
な情報の更新処理等を行なって最終的に指定ネットワー
ク内において最も小さいルートID(42)を有するブ
リッジ31をルートブリッジと決定する。
【0023】次に、各ブリッジからルートブリッジまで
の距離を計算する。これは、隣接ブリッジから送信され
るBPDUメッセージ内のパスコストにより決定され、
各ブリッジにおける全てのポートのうちルートブリッジ
31までのパスコストが最も小さい値のポートがルート
ポート(RO)として一つ選ばれる。なお、ルートブリ
ッジ31にルートポート(RO)はない。
【0024】また、スパニングツリーに含まれるポート
であってルートポート(RO)以外の全てのポートを代
表ポート(代)として選定する。代表ポートは、ルート
ブリッジ31からのBPDUメセージを配下のブリッジ
に転送するポートである。一方、ルートポートや代表ポ
ート以外のスパニングツリーに含まれないポートはブロ
ッキングポート(BL)に設定され(図4の4)、そこを
経由する全てのフレーム転送は遮断される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述したスパニングツ
リープロトコルによれば、ネットワーク内におけるツリ
ー構造決定中の間は各装置が図4の状態遷移図に従って
動作することになっており、データの送受信が開始され
る転送許可状態 (Forwarding)へ移行するのにディレイ
タイマ(Bridge-forward-delay timer;IEEE80
2.1Dの規約上では4〜30秒と定義されている)×
2の時間中はネットワーク間の通信が停止される。
【0026】つまり、スパニングツリープロトコルを実
装したブリッジドネットワークにおいて、ネットワーク
間の通信経路を複数用意して耐障害性を高めたとして
も、ネットワークトポロジを再構成する期間は通信が途
絶えるという問題点が残る。以下に、ネットワーク構成
変更に伴う代表的な2つの事例を示す。
【0027】図6及び7には、ブリッジ障害の発生又は
ブリッジの撤去によるネットワーク再構成の一例を示し
ている。図6の(a)には、ネットワーク−Aとネット
ワーク−Bとの間をブリッジ43及び44で相互接続す
る最も簡単な冗長接続の例を示している。ここでは、ス
パニングツリープロトコルの実行により、ブリッジ43
はルートブリッジに、そしてブリッジ44はその下位ブ
リッジになっている。その結果、ブリッジ44の1つの
ポートはルートポート(RO)に、そしてもう1つのポ
ートはブリッジ間のループを遮断するためにブロッキン
グポート(BL)になっている。
【0028】ルートブリッジ43の各ポートからは下位
ブリッジ44へ所定周期でハローパケットが送出され、
下位ブリッジ44はこのハローパケットを受信すること
でネットワーク構成に変化がないことを確認する。図6
の(b)には、ルートブリッジ43の障害又は撤去によ
って、スパニングツリープロトコルによるネットワーク
の再構成によって下位ブリッジ44がルートブリッジに
切り替わった場合を示している。
【0029】図7には、図6の(a)から図6の(b)
へネットワークが再構成される際に実行されるスパニン
グツリープロトコルの例を示している。図7において、
図6の(a)では転送許可状態 (Forwarding)のルート
ブリッジ43から同じく転送許可状態の下位ブリッジ4
4に対してハロー (Hello) パケットがハロー間隔 (Hel
lo-time; 図3) 毎に送信される。
【0030】ここで、図6の(b)に示すルートブリッ
ジ43の障害発生又は撤去によって、下位ブリッジ44
によるハローパケットの受信間隔が最大エイジ (Max Ag
e-Time) を経過すると、下位ブリッジ44はネットワー
ク構成が変化したと判断して転送停止状態 (Blocking)
へ移行し、次に送受信停止状態 (Listening)へ移行して
ネットワーク情報の収集を行なう。さらに、トポロジ学
習中状態 (Learning)を経て本例では自身をルートブリ
ッジと判断し、自身の全てのポートを代表ポートに設定
する。その後、転送許可状態 (Forwarding)へ移行して
ハローパケットの送信を開始する。
【0031】図8及び9には、ブリッジ障害からの復旧
又はブリッジの増設によるネットワーク再構成のもう1
つの例を示している。図8の(a)はブリッジの復旧又
は増設以前の状態を、そして図8の(b)にはブリッジ
の復旧又は増設後の状態をそれぞれ示している。ネット
ワークは図6と同様である。
【0032】図9には、図8の(a)から図8の(b)
へネットワークが再構成される際に実行されるスパニン
グツリープロトコルの例を示している。図9では、障害
復旧又は増設によりネットワークに新に追加されたブリ
ッジ43(図8の(b))は、最初に自分をルートブリ
ッジと仮定してコンフィギュレーションBPDUメッセ
ージをネットワーク上に送信する。
【0033】これによりルートブリッジ44はネットワ
ーク構成が変化したと判断して転送停止状態 (Blockin
g)を経て送受信停止状態 (Listening)へ移行し、ネット
ワーク情報の収集を行なう。さらに、トポロジ学習中状
態 (Learning) を経て本例ではブリッジ43がルートブ
リッジに、そしてブリッジ44がその下位ブリッジとな
る。その後、両ブリッジとも転送許可状態 (Forwardin
g)へ移行し、新たなルートブリッジ43がハローパケッ
トの送信を開始する。
【0034】上記2つの例から明らかなように、いずれ
の場合にもディレイタイマ(Bridge-forward-delay time
r)×2の時間中はネットワーク間の通信が停止される。
このように、IEEE802.1Dで規定されたスパニ
ングツリープロトコルを実装した機器でネットワークを
構成した場合、ネットワーク内に新たにブリッジ等の機
器を増設してネットワークを拡張する時、既に設置され
ているブリッジ等のネットワーク装置を移動する時、ネ
ットワークを構成するブリッジ等の障害発生時、又は障
害復旧時、等のネットワーク構成が変化する際に必ずス
パニングツリープロトコルによるトポロジ変化動作が働
くために一定時間ネットワーク間の通信が停止してしま
うという問題があった。
【0035】そこで本発明の目的は、上記各問題点に鑑
み、ネットワーク内での装置の増設時や障害復旧時に、
ネットワークのツリー構造(トポロジ)を変化させない
スパニングツリー制御装置及びその方法を提供すること
にある。これにより、障害時/増設時毎にネットワーク
全体の通信が一定時間停止してしまうことが防止され
る。
【0036】また本発明の目的は、ネットワーク内での
装置の増設や障害復旧の際に、現行のネットワークトポ
ロジを変化させずにユーザデータのみを転送可能とした
スパニングツリー制御装置及びその方法を提供すること
にある。これにより、ネットワークの再コンフィグレー
ションによる一定時間のネットワーク全体の通信停止さ
せることなく現行ネットワーク動作を維持することが可
能となる。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、スパニ
ングツリープロトコルによるネットワーク内への増設時
又は前記ネットワーク内での動作再開時に、受信のみを
行なう状態に移行させる手段と、前記受信のみを行なう
状態において収集した前記ネットワーク内の情報によ
り、既存ネットワークトポロジを変更させない自装置の
優先度を計算する手段と、前記計算した優先度を自装置
に設定してから送受信可能状態に移行させる手段と、を
有するスパニングツリー制御装置が提供される。
【0038】また本発明によれば、複数のスパニングツ
リープロトコルによるネットワーク間を結合する装置増
設時又はその装置の動作再開時に、受信のみを行なう状
態に移行させる手段と、前記受信のみを行なう状態にお
いて収集した前記複数ネットワーク内の情報のうち各ネ
ットワークのルート識別情報により各ネットワークをグ
ループ化する手段と、前記グループ化された各ネットワ
ークの既存ネットワークトポロジを変更させない優先度
の全てを満足する自装置の優先度を計算する手段と、前
記計算した優先度を自装置に設定してから送受信可能状
態に移行させる手段と、を有するスパニングツリー制御
装置が提供される。前記装置は、各ネットワーク間にま
たがるスパニングツリープロトコル制御メッセージの転
送を禁止し、それ以外のユーザデータの転送を可能とす
る手段をも有する。
【0039】
【発明の実施の形態】図10は、本発明によるスパニン
グツリー制御装置の状態遷移図である。図11は、図1
0の動作フロー図である。図10において、本発明によ
る機能を備えた装置が再開や増設によってネットワーク
に追加されると、ブリッジ管理の初期化等によりスパン
ニングツリープロトコルが動作していない停止状態 (di
sable) から本発明によるポートの使用が可能な動作可
能状態 (Enabled+)に遷移する(51)。なお、ネット
ワークに新たな機器が追加されない再開や増設以外のと
きは、従来と同じスパンニングツリープロトコルの動作
可能状態 (Enabled)に遷移する(1)。この従来の動作
可能状態 (Enabled)については更に説明しない(図4の
説明参照)。
【0040】本発明による動作可能状態 (Enabled+)で
は、初期化により各ポートが活性化されると転送停止状
態 (Blocking+)から送受信停止状態 (Listening+)に
遷移し(53)、ここで所定時間(T1)の間、各ポー
トからBPDUメッセージの受信のみを行い、自装置か
らはBPDUメッセージを送信しない。なお、前記時間
(T1)はユーザが指定できる(S101〜103)。
【0041】この状態で複数のポートから同じ1つのル
ートIDが設定されたコンフィギュレーションBPDU
メッセージを受信すると、自装置は単一のネットワーク
内の装置であると認識する(具体的には、後述の図12
及び13参照)。これにより、受信したBPDUメッセ
ージ内の全てのブリッジID (Bridge-ID)よりも大きな
値を自装置のブリッジIDに設定し、さらに受信したB
PDUメッセージを全て比較して最も優先度の高い(ブ
リッジIDが最も小さい)BPDUメッセージを受信し
たポートをルートポート(RO)に設定する。
【0042】その後、トポロジ学習中状態 (Learning
+)に遷移する(55)が、残りのポートはブロッキン
グポート(BL)として転送停止状態 (Blocking+)へ
戻す(9)。前記転送停止状態ではBPDUメッセージ
の送信を行わないため、それらのポートに接続された隣
接装置の状態は変化しない(S104〜106)。
【0043】一方、いずれのポートからも自装置のブリ
ッジIDより大きいブリッジIDを持ったBPDUメッ
セージを受信しない場合、すなわち自装置の内部ブリッ
ジIDがもともと一番大きい場合には自装置を既存のネ
ットワークに追加してもそのトポロジを変化させないた
め、従来の送受信停止状態 (Listening)に遷移し
(3)、IEEE802.1Dで規定されたスパニング
ツリープロトコルに従って動作する(S104〜10
9)。
【0044】トポロジ学習中状態 (Learning+)の各ポ
ートは、所定時間(T2)の経過後に転送許可状態 (Fo
rwarding+) へ遷移する(55)。また、隣接装置から
コンフィギュレーションBPDUメッセージを受信して
いないポートも代表ポート(代)として転送許可状態
(Forwarding+) へ遷移する(55)。なお、前記ポー
トでトポロジ変化通知BPDUメッセージを受信した場
合には、ネットワーク側のトポロジ変化に対応するため
に従来の転送停止状態 (Blocking)に遷移する(4)。
以降は、IEEE802.1Dで規定されたスパニング
ツリープロトコルに従って動作する(S107)。
【0045】また、複数のポートから異なるルートID
が設定されたコンフィギュレーションBPDUメッセー
ジを受信すると、自装置は複数のネットワークを接続す
る位置にいると認識する(具体的には、後述の図14〜
16参照)。この場合、受信したBPDUメッセージ内
のルートID毎にポートをグルーピングし、それぞれの
グループで受信したブリッジIDよりも大きな値を自装
置のブリッジIDとして設定する。
【0046】そして、各グループ内の受信したブリッジ
IDで優先度の最も高い(ブリッジIDが最も低い)B
PDUメッセージを受信したポートを指定時間(T1)
後にトポロジ学習中状態 (Learning+)に遷移させる
(55)。残りのポートは、各ネットワークにおけるル
ープ防止のためにブロッキングポート(BL)として転
送停止状態 (Blocking+)に遷移される(54)。トポ
ロジ学習中状態 (Learning+)の各ポートは、それぞれ
のネットワークのルートポート(RO)として指定時間
(T2)後に転送許可状態 (Forwarding+) へ遷移する
(55)(以上、S105及び110)。
【0047】この転送許可状態 (Forwarding+)では、
自グループ内のユーザデータやBPDUメッセージの転
送が可能である。しかしながら、他グループから受信し
たものはユーザデータのみが自グループ内に中継転送で
き、他グループから受信したBPDUメッセージは他の
ネットワークで発生したトポロジ変化が自ネットワーク
内に及ぶのを防止するために転送しない。この結果、複
数グループ間ではトポロジを変化させずに通信が可能と
なる。
【0048】図12及び13は、本発明によるスパニン
グツリー制御装置をルートが一つの単一ネットワークに
追加する一実施例を示したものである。図12におい
て、装置101及び102によってLAN1,2,3が
接続されている。ここで、装置101のポート201及
び202、そして装置102のポート203及び204
の状態は転送許可状態 (Forwarding)であり、装置10
1の優先度 (Bridge-ID)は「10」、装置102の優先
度 (Bridge-ID)は「100」に設定されている。従っ
て、ルートブリッジは装置101(太線枠で示す、以降
の図において同じ)である。
【0049】次に、本発明による装置103を図13に
示す構成でネットワークに接続する。この場合、装置1
03のポート205及び206は装置の追加により送受
信停止状態 (Listening+)に遷移し(51及び53)、
またポート205で受信するコンフィギュレーションB
PDUメッセージのルートIDの優先度は「10」及び
ブリッジIDの優先度は「100」であり、ポート20
6で受信するコンフィギュレーションBPDUメッセー
ジのルートIDの優先度は「10」及びブリッジIDの
優先度は「10」である。
【0050】装置103は、ポート205及び206か
ら受信したコンフィギュレーションBPDUメッセージ
のルートIDを比較し、それらが一致することを確認す
ると、自装置が単一のスパニングツリープロトコルエン
ティティに属していると判断する。その結果、自装置1
03に予め設定されている優先度を一番低い値(ブリッ
ジIDとしては一番大きな値)である「101」に設定
する。
【0051】次に、ポート205及び206から受信し
たブリッジIDを比較して、一番大きな値のブリッジI
Dを受信したポート205をループ防止のために転送停
止状態 (Blocking+)に遷移させる。一方、ポート20
6は、指定時間(T1)が経過した後にトポロジ学習中
状態 (Learning+)に遷移し、さらに指定時間(T2)
経過後に転送許可状態 (Forwarding+)に遷移する。こ
のように、他の装置101と装置102との間の通信を
停止させることなく、すなわちネットワークの既存のト
ポロジを変化させることなく、本発明による装置103
をネットワークに追加することが可能となる。
【0052】なお、上記の状態で安定しているネットワ
ークを、ネットワークの設計者が意図した構成に復帰さ
せるには、例えばトラフィックが低い深夜等に転送許可
状態(Forwarding+)にある装置103のポート205及
び206を従来の転送停止状態 (Blocking)に遷移さ
せ、さらに自装置のブリッジIDを予め設定された値に
変更して全てのポートにコンフィギュレーションBPD
Uメッセージを送信させる。
【0053】これにより、装置101及び装置102の
全ポートは転送停止状態 (Blocking)に遷移し、IEE
E802.1Dに従ったルートブリッジの決定プロセス
が始動する。本動作は、例えば予め用意されるコマンド
をネットワーク管理者が発行することによって開始され
る。
【0054】上述の実施例では、装置103のポート2
06を送受信停止状態 (Listening+)からトポロジ学習
中状態 (Learning+)に遷移させているが、この他にも
前記比較によって内部ブリッジIDを設定した後は、従
来の送受信停止状態 (Listening)や直接トポロジ学習中
状態 (Learning)に遷移させてもよい。この場合には、
既に既存のネットワークトポロジを変化させないように
ブリッジIDが設定されているからである。また、所定
の遷移状態ではコンフィギュレーションBPDUメッセ
ージの送信を禁止して他の装置にスパニングツリーエン
ティティと認識させないようにすることによっても本機
能は実現可能である。
【0055】図14〜16は、本発明によるスパニング
ツリー制御装置を複数のルートからなる複数ネットワー
クに追加する一実施例を示したものである。図14で
は、装置104及び105によってLAN1及び2が相
互に接続されている。この時、装置105のポート21
1及び装置104のポート210及び209は転送許可
状態 (Forwarding)であり、装置105の優先度は「1
0」、装置104の優先度は「100」に設定されてい
る。従って、このネットワークのルートブリッジは装置
105である。
【0056】図15では、装置102及び103によっ
てLAN3、4及び5が相互に接続されている。装置1
02のポート203及び204、装置103のポート2
05及び206は転送許可状態 (Forwarding)であり、
装置102の優先度は「20」、そして装置103の優
先度は「200」に設定されている。従って、このネッ
トワークのルートブリッジは装置102である。
【0057】図16は、図14及び15を本発明による
スパニングツリー制御装置101を追加することで相互
に接続したネットワークの例である。ここで、装置10
1のポート201、202、207及び208は送受信
停止状態 (Listening+)に遷移する(51及び53)。
【0058】このとき、図14のネットワーク側につい
ては、ポート207で受信するコンフィギュレーション
BPDUメッセージのルートIDの優先度は「10」及
びブリッジIDの優先度は「10」であり、ポート20
8で受信するコンフィギュレーションBPDUメッセー
ジのルートIDの優先度は「10」及びブリッジIDの
優先度は「100」である。
【0059】また、図15のネットワーク側について
は、装置101のポート201で受信するコンフィギュ
レーションBPDUメッセージのルートIDの優先度は
「20」及びブリッジIDの優先度は「20」であり、
また、ポート202で受信するコンフィギュレーション
BPDUメッセージのルートIDの優先度は「20」及
びブリッジIDの優先度は「200」である。
【0060】これより、装置101は、各ポートから受
信したコンフィギュレーションBPDUメッセージのル
ートIDを比較し、異なることを確認すると自装置が複
数のスパニングツリープロトコルエンティティに属して
いると判断し、本例ではルートIDの優先度が「20」
の各ポート201及び202と、ルートIDの優先度が
「10」の各ポート207と208とをそれぞれグルー
プ1及びグループ2にグルーピングし、自装置101に
予め設定されているプライオリティを一番低い値(ブリ
ッジIDとしては、一番大きな値)である「201」に
設定する。
【0061】次に、グループ1のポート201と202
から受信したブリッジIDを比較し、一番大きい値のブ
リッジID「200」を受信したポートである202を
転送停止状態 (Blocking+)に遷移させる。一方、ポー
ト201は指定時間(T1)が経過した後にトポロジ学
習中状態 (Learning+)に遷移し、さらに指定時間(T
2)経過後に転送許可状態 (Forwarding+)に遷移す
る。
【0062】同様に、グループ2のポート207と20
8から受信したブリッジIDを比較し、一番大きな値の
ブリッジID「100」を受信したポートである208
を転送停止状態 (Blocking+)に遷移させる。一方、ポ
ート207は指定時間(T1)が経過した後にトポロジ
学習中状態 (Learning+)に遷移し、さらに指定時間
(T2)経過後に転送許可状態 (Forwarding+)に遷移
する。
【0063】このように、本例では本発明によるスパニ
ングツリー制御装置101が各ネットワーク内の最下位
装置として動作することで、他の装置の通信を停止する
ことなくネットワークトポロジを新たに構築することが
可能となる。また、この状態で各グループの転送許可状
態 (Forwarding+)のポートである201又は207で
受信したユーザデータを他グループの転送許可状態 に
あるポート207又は201に転送することで、2つ以
上のネットワーク間をポート201及び207を通じて
相互に通信することが可能となる。
【0064】この場合のポート201及び207は、単
なるブリッジポートとして機能する。ただし、ネットワ
ーク間にまたがるトポロジ変化を防止するために、転送
許可状態 (Forwarding+)のポート201及び207
は、一方のネットワークから受信したコンフィギュレー
ションBPDUメッセージを他のネットワークへ転送し
ない。
【0065】本例においても上記の状態で安定している
ネットワークを、ネットワークの設計者が意図した構成
に復帰させるには、例えばトラフィックが低い深夜等に
転送許可状態 (Forwarding+)にある装置101のポー
ト201及び207を従来の転送停止状態 (Blocking)
に遷移させた後、グルーピングを解除する。次に、自装
置のブリッジIDを予め設定された値に変更して全ての
ポートにコンフィギュレーションBPDUメッセージを
送信させる。
【0066】これにより、他の装置の全ポートは転送停
止状態 (Blocking)に遷移してIEEE802.1Dに
従ったルートブリッジの決定プロセスが始動する。その
結果、2つのネットワークは統合されてスパニングツリ
ープロトコルにもとづく単一ネットワークに再構成され
る。本動作は、例えば予め用意されるコマンドをネット
ワーク管理者が発行することによって開始される。
【0067】他には、前述した単一ネットワークの場合
と同様に、本発明による装置101に既存のネットワー
クトポロジを変化させないようにブリッジIDが設定さ
れている限り、従来と同様の状態遷移を用いることもで
き、また所定の遷移状態ではコンフィギュレーションB
PDUメッセージの送信を禁止して他の装置にスパニン
グツリーエンティティと認識させないようにすることに
よっても本機能は実現可能である。
【0068】図17は、本発明によるスパニングツリー
制御装置60の一構成例を示した図である。図17にお
いて、スパニングツリー制御部63は、図10及び11
で示した本発明によるスパニングツリープロトコルの制
御を行なう。コマンド設定受付部61は、増設後/障害
復旧動作後、すなわち本発明によりネットワークトポロ
ジとしてはそれ以前と同じ状態で動作中に、例えば「I
EEE802.1Dに準じたネットワークトポロジに変
更せよ」等のコマンドを受け付ける。この指示は、装置
上のパネルを使ったマニュアルによる設定やメットワー
クを介した遠隔通信等により行なわれる。
【0069】コマンド設定受付部61は、前記コマンド
を受信した旨をスパニングツリー制御部63に通知す
る。これにより、スパニングツリー制御部61は、内部
の制御情報を全て初期化し、また装置内の各ポートの状
態を全てIEEE802.1Dにおける転送停止状態
(Blocking)に遷移させる(図10の4)。以降は、IE
EE802.1Dに従って動作することが可能となる
(図10の1)。
【0070】またタイマ制御部62は、指定時間までカ
ウントする機能(又は時計機能を使用した指定時刻通知
機能)を具備しており、指定時間に達するとスパニング
ツリー制御部63にその旨を通知する。この場合は、ス
パニングツリー制御装置60が自立的にスパニングツリ
ー制御部63で制御情報の初期化及び装置内ポートの転
送停止状態 (Blocking)への遷移(図10の4)を実行
し、以降はIEEE802.1Dに従って動作すること
が可能となる(図10の1)。一例として、このタイマ
制御部62をネットワークのトラフィック監視機能に置
き換えることで、一定時間トラフィックが無い時刻の確
認後にネットワークトポロジを再構成させることも可能
である。
【0071】図18及び19は、本発明によるスパニン
グツリー制御装置60の別の構成例を示した図である。
本例はルートブリッジ等の上位装置を対象としており、
図18の障害管理部64が例えばケーブル障害等により
現在の通信を継続することが出来ないと判断した時に、
スパニングツリー制御部63にその旨を通知する(S2
01)。
【0072】スパニングツリー制御部63は、それによ
りメッセージエイジ (Message-age-Timer) の値をIE
EE802.1D上で定義されている最低値の6秒に設
定したBPDUメッセージを全てのポートに対して送信
する(S202〜205)。但し、IEEE802.1
D上でホールドタイマ (Hold-Timer)の値の1秒が規定
されている場合にはその時間経過後に送信される(S2
02〜204)。
【0073】この送信は、LANスイッチ部66が各物
理ポート(PHY)71を対象にLANカード70を制
御することによって実行される。以降は、前記BPDU
メッセージを受け取った全ての装置の最大エイジが6秒
に設定され、隣接装置による自装置の障害検出が必ず最
低時間の6秒で短時間に検出可能になる。
【0074】図20及び21は、本発明によるスパニン
グツリー制御装置60のもう一つ構成例を示した図であ
る。図20において、新に追加された再開制御部65
は、自装置内部で冗長構成された#0系装置607と#
1系装置608との間を強制的に切り替えて再開処理を
実行する。また、系間通信制御部67は系間での情報共
有機能を実行し、セレクタ72はLANカード上で#0
系又は#1系の切り替えを行なう。
【0075】図21に示すように、本発明によるスパニ
ングツリー制御部63は、障害管理部64から自装置内
部の論理障害等が通知されると(S301)、IEEE
802.1D上で規定されるホールドタイマ (Hold-Tim
er)値の経過を確認した後(S302〜304)、最大
エイジ (Bridge-Max-Age) を最大値(40秒)に設定し
たコンフィギュレーションBPDUメッセージを隣接す
る下位装置に向けて各代表ポートから送信する。同時
に、系間通信制御部67に対して逆系との内部情報共有
を指示し、また再開制御部65に対して系の切り替えを
指示する(S305及び306)。
【0076】これにより、再開制御部65は直ちに系の
切り替え処理を開始し、新たに運用を開始する系は系間
通信制御部67から与えられた内部情報を用いてこれま
での動作を継続する。また、障害が発生した系は初期化
されて動作を停止するか、又は前記初期化により回復し
た場合には運用系としての動作を継続する(S30
7)。
【0077】一方、コンフィギュレーションBPDUメ
ッセージを受信した下位隣接装置は、指定された最大エ
イジ(40秒)の間は、系切替中の装置である上位装置
からのコンフィギュレーションBPDUメッセージの受
信がなく、その転送処理ができなくい場合でも最大エイ
ジがタイムアウトするまではトポロジ変化処理を開始し
ない。従って、この間に上位装置が系切替えによって障
害復旧すればスパニングツリープロトコルによるネット
ワークの再構築が発生しないことになり、ネットワーク
全体を一時期停止させることなくそのまま通信が継続さ
れる。
【0078】(付記1)スパニングツリープロトコルに
よるネットワーク内への増設時又は前記ネットワーク内
での動作再開時に、受信のみを行なう状態に移行させる
手段と、前記受信のみを行なう状態において収集した前
記ネットワーク内の情報により、既存ネットワークトポ
ロジを変更させない自装置の優先度を計算する手段と、
前記計算した優先度を自装置に設定してから送受信可能
状態に移行させる手段と、を有することを特徴とするス
パニングツリー制御装置。 (付記2)複数のスパニングツリープロトコルによるネ
ットワーク間を結合する装置増設時又はその装置の動作
再開時に、受信のみを行なう状態に移行させる手段と、
前記受信のみを行なう状態において収集した前記複数ネ
ットワーク内の情報のうち各ネットワークのルート識別
情報により各ネットワークをグループ化する手段と、前
記グループ化された各ネットワークの既存ネットワーク
トポロジを変更させない優先度の全てを満足する自装置
の優先度を計算する手段と、前記計算した優先度を自装
置に設定してから送受信可能状態に移行させる手段と、
を有することを特徴とするスパニングツリー制御装置。 (付記3)さらに、各ネットワーク間にまたがるスパニ
ングツリープロトコル制御メッセージの転送を禁止し、
それ以外のユーザデータの転送を可能とする手段、を有
する付記2記載の装置。 (付記4)さらに、通信障害の検出時、ネットワーク通
信不可時間を短縮する指示データを含んだネットワーク
トポロジの変化を促すスパニングツリープロトコル制御
メッセージを作成する手段を有し、その作成されたメッ
セージを隣接する装置に向けて送信する、付記1〜3の
いずれか一つに記載の装置。 (付記5)さらに、自装置の障害検出時、障害検出タイ
マ時間を延長する指示データを含むスパニングツリープ
ロトコル制御メッセージを作成する手段を有し、その作
成されたメッセージを隣接する下位の装置に向けて送信
する、付記1〜3のいずれか一つに記載の装置。 (付記6)さらに、複数の動作系と、前記延長された障
害検出タイマ時間内に自装置内部の正常な動作系に切り
替える手段と、を有する、付記5記載の装置。 (付記7)さらに、外部からのIEEE802.1Dに
よるスパニングツリープロトコル制御の指示を受け付け
る受付手段と、その受け付けにより、IEEE802.
1Dによるスパニングツリープロトル制御を開始する制
御手段と、を有する、付記1〜6のいずれか一つに記載
の装置。 (付記8)前記IEEE802.1Dによるスパニング
ツリープロトコル制御の指示には指定された優先度の情
報が含まれ、前記制御手段は前記指定された優先度を自
装置の優先度に設定した後、IEEE802.1Dによ
るスパニングツリープロトコル制御を開始する、付記7
記載の装置。 (付記9)スパニングツリープロトコルによるネットワ
ーク内へ装置を増設し又は前記ネットワーク内でその動
作を再開させる方法であって、前記増設又は動作再開時
に、前記装置を受信のみを行なう状態に移行させるこ
と、前記受信のみを行なう状態において前記ネットワー
ク内の情報を収集すること、前記収集した情報により、
既存ネットワークトポロジを変更させない自装置の優先
度を計算すること、前記計算した優先度を自装置に設定
してから送受信可能状態に移行させること、から成るこ
とを特徴とする単一ネットワークにおけるスパニングツ
リー制御方法。 (付記10)複数のスパニングツリープロトコルによる
ネットワーク間を結合する装置を増設し又はその装置の
動作を再開する方法であって、前記増設又は動作再開時
に、前記装置を受信のみを行なう状態に移行させるこ
と、前記受信のみを行なう状態において前記複数ネット
ワーク内の各ネットワーク情報を収集すること、前記収
集した各ネットワーク情報のルート識別情報によって各
ネットワークをグループ化すること、前記グループ化さ
れた各ネットワークの既存ネットワークトポロジを変更
させない優先度の全てを満足する自装置の優先度を計算
すること、前記計算した優先度を自装置に設定してから
送受信可能状態に移行させること、から成ることを特徴
とする複数ネットワークにおけるスパニングツリー制御
方法。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
パニングツリープロトコルを実装した装置をネットワー
ク内に増設時/障害発生時/障害復旧時において、スパ
ニングツリープロトコルによるトポロジを変えないよう
に動作させることが可能となる。このため、ネットワー
ク運用中に機器の増設や保守作業が可能となり、利便
性、および可用性に優れ、ネットワークの可用性が顕著
に向上する。
【0080】また、本発明によれば、上記ネットワーク
を、自動または手動によって夜間などのユーザデータが
流れていない時間帯に装置の信頼性やネットワーク内の
機器の位置から決定したツリー構造に戻すことが可能で
ある。これにより、最も信頼性のある機器をルートブリ
ッジとするネットワークを容易に再構成することができ
る。
【0081】さらに本発明によれば、装置障害や電源断
などによる通信を継続することが出来ない状態を検出し
たときには、ネットワーク全体の通信停止時間を出来る
限り短縮することが可能となる。また、機器内部の処理
における論理矛盾障害などにより通信を継続することが
出来ない状態を検出したときには、隣接装置が障害を検
出しないように動作させることでネットワーク全体の通
信をそのまま継続させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパニングツリープロトコルによって構築した
物理ネットワークの一例を示した図である。
【図2】図1の論理ネットワークを示した図である。
【図3】BPDUメッセージフォーマットを示した図で
ある。
【図4】スパニングツリーの状態遷移図を示した図であ
る。
【図5】スパンニングツリープロトコルによって構築さ
れたネットワークの一例を示した図である。
【図6】ブリッジ障害の発生又はブリッジの撤去による
ネットワーク再構成の一例を示した図である。
【図7】図6のスパンニングツリープロトコルにる制御
シーケンス例を示した図である。
【図8】ブリッジ障害からの復旧又はブリッジの増設に
よるネットワーク再構成の一例を示した図である。
【図9】図8のスパンニングツリープロトコルにる制御
シーケンス例を示した図である。
【図10】本発明によるスパニングツリー制御装置の状
態遷移図である。
【図11】図10の動作フロー図である。
【図12】本発明によるスパニングツリー制御装置を単
一ネットワークに追加する例(1)を示した図である。
【図13】本発明によるスパニングツリー制御装置を単
一ネットワークに追加する例(2)を示した図である。
【図14】本発明によるスパニングツリー制御装置を複
数ネットワークに追加する例(1)を示した図である。
【図15】本発明によるスパニングツリー制御装置を複
数ネットワークに追加する例(2)を示した図である。
【図16】本発明によるスパニングツリー制御装置を複
数ネットワークに追加する例(3)を示した図である。
【図17】本発明によるスパニングツリー制御装置の構
成例(1)を示した図である。
【図18】本発明によるスパニングツリー制御装置の構
成例(2)を示した図である。
【図19】図18の動作フロー図である。
【図20】本発明によるスパニングツリー制御装置の構
成例(3)を示した図である。
【図21】図20の動作フロー図である。
【符号の説明】
21、22、41、42…端末 10〜15、31〜35、43、44、101〜105
…ブリッジ 60…スパニングツリー制御装置 61…コマンド設定受付部 62…タイマ制御部 63…スパニングツリー制御部 64…障害管理部 65…再開制御部 66…LANスイッチ 67…系間通信制御部 70…LANカード 71…LANコネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩月 匠 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 (72)発明者 望月 崇志 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 (72)発明者 渡辺 誠 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 (72)発明者 榛葉 洋臣 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 (72)発明者 池田 俊弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA06 CB01 CB08 DA02 DA05 DA16 DB17 DB19 EA07 EC01 EC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパニングツリープロトコルによるネッ
    トワーク内への増設時又は前記ネットワーク内での動作
    再開時に、受信のみを行なう状態に移行させる手段と、 前記受信のみを行なう状態において収集した前記ネット
    ワーク内の情報により、既存ネットワークトポロジを変
    更させない自装置の優先度を計算する手段と、 前記計算した優先度を自装置に設定してから送受信可能
    状態に移行させる手段と、を有することを特徴とするス
    パニングツリー制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のスパニングツリープロトコルによ
    るネットワーク間を結合する装置増設時又はその装置の
    動作再開時に、受信のみを行なう状態に移行させる手段
    と、 前記受信のみを行なう状態において収集した前記複数ネ
    ットワーク内の情報のうち各ネットワークのルート識別
    情報により各ネットワークをグループ化する手段と、 前記グループ化された各ネットワークの既存ネットワー
    クトポロジを変更させない優先度の全てを満足する自装
    置の優先度を計算する手段と、 前記計算した優先度を自装置に設定してから送受信可能
    状態に移行させる手段と、を有することを特徴とするス
    パニングツリー制御装置。
  3. 【請求項3】 さらに、各ネットワーク間にまたがるス
    パニングツリープロトコル制御メッセージの転送を禁止
    し、それ以外のユーザデータの転送を可能とする手段、
    を有する請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 スパニングツリープロトコルによるネッ
    トワーク内へ装置を増設し又は前記ネットワーク内でそ
    の動作を再開させる方法であって、 前記増設又は動作再開時に、前記装置を受信のみを行な
    う状態に移行させること、 前記受信のみを行なう状態において前記ネットワーク内
    の情報を収集すること、 前記収集した情報により、既存ネットワークトポロジを
    変更させない自装置の優先度を計算すること、 前記計算した優先度を自装置に設定してから送受信可能
    状態に移行させること、 から成ることを特徴とする単一ネットワークにおけるス
    パニングツリー制御方法。
  5. 【請求項5】 複数のスパニングツリープロトコルによ
    るネットワーク間を結合する装置を増設し又はその装置
    の動作を再開する方法であって、 前記増設又は動作再開時に、前記装置を受信のみを行な
    う状態に移行させること、 前記受信のみを行なう状態において前記複数ネットワー
    ク内の各ネットワーク情報を収集すること、 前記収集した各ネットワーク情報のルート識別情報によ
    って各ネットワークをグループ化すること、 前記グループ化された各ネットワークの既存ネットワー
    クトポロジを変更させない優先度の全てを満足する自装
    置の優先度を計算すること、 前記計算した優先度を自装置に設定してから送受信可能
    状態に移行させること、 から成ることを特徴とする複数ネットワークにおけるス
    パニングツリー制御方法。
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