JP2015526031A - スパニング木のルートの動的選択 - Google Patents

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Abstract

スパニングツリープロトコルにおいてルートの再選択を行うシステム、方法、装置および製品を開示している。この方法は、再生ネットワーク上で現ルートからルータにクエリメッセージを送信するステップ、現ルートとルータとの間に位置する少なくとも1つの中間デバイスから送信されたレスポンスを評価するステップ(少なくとも1つの中間デバイスは、現ルートからルータに送信されたクエリメッセージを中継すると共に、中間デバイスに関連するルートパスコストを示すレスポンスを現ルートへ返信する)、ルートパスコストを基に、再生ネットワークについて新規ルートを決定するステップ、新規ルートが現ルートと異なる場合に、現ルートと新規ルートとの間でブリッジプライオリティを交換するステップを含む。

Description

この開示は、ネットワーク化されたメディアの再生またはそれの幾つかの側面に関係する商品、システム製品、特色、サービスおよびその他のアイテムに関する。
技術の発展によって、音楽コンテンツへのアクセス性や、テレビコンテンツ、映画および双方向コンテンツなどのその他の種類の媒体へのアクセス性も良くなっている。例えば、ユーザは、オーディオコンテンツやビデオコンテンツにアクセスするための従来の手段に加えて、インターネットラジオステーション、音楽サービスおよび映画サービスなどのオンラインストアを通じて、インターネット上でオーディオコンテンツ、ビデオコンテンツまたはその両方にアクセスできる。ここで、オーディオコンテンツ、ビデオコンテンツまたはその両方の需要は、家の内外で高まり続けている。
本開示技術の特徴、態様および利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、および添付の図面を参照してより良く理解される。
本明細書に開示の方法および装置の実施形態が実施され得る例示的なシステムを示す図 内蔵アンプとスピーカを備える例示的なゾーンプレーヤを示す図 内蔵アンプを備えるとともに外部スピーカに接続された例示的なゾーンプレーヤを示す図 A/V受信機およびスピーカに接続された例示的なゾーンプレーヤを示す図 例示的なコントローラを示す図 例示的なゾーンプレーヤの内部機能ブロック図 例示的なコントローラの内部機能ブロック図 アドホック再生ネットワークを示す図 ゾーンプレーヤの内部機能ブロック図 他のゾーンプレーヤネットワークのブロック図と、ゾーンプレーヤネットワークがメッシュ型である場合の各スパニングツリープロトコルテーブルを示す図 スパニング木のルートの選択プロセスを示す図 スパニング木のルートの選択方法のフロー図 ルートが再選択されたスパニング木の構成で接続された複数のデバイスを含むネットワークを示す図 スパニング木のルートの選択方法のフロー図
さらに、図面は、例示的な実施形態を説明することを目的としているが、本開示は、図面に示した配置および手段に限定されるものではない。
I.概観
家族や、友達等における付き合いの場において、オーディオコンテンツの音量を上げて聞くことは、社会活動の1つである。オーディオコンテンツの例は、音楽、ラジオトーク、書籍、テレビからの音声、その他のオーディオ素材である。例えば、家庭で、パーティやその他の懇親会を開くとき、人々は、ボリュームを上げて音楽を流すこともある。そのような環境で、人々は、1つのリスニングゾーン(鑑賞区分)で、または複数のリスニングゾーンに分けて音楽を同時に流すこともある。この場合、リスニングゾーンに流れる音楽は同期状態にされ、オーディオエコー(反響音)やグリッチ(誤作動)を起こさせないことが望ましい。この様な傾向が更に強化される場合として、音源をチェックしたり、音楽トラックを再生キューに加えたり、トラックタイトルやトラックアーティスト等の音楽トラック関する情報について調べたりする場合や、再生キューでの次の音楽トラックが何であるかを調べたりする場合がある。
ボリュームを上げた状態でオーディオコンテンツを聞くことは、個人的な嗜好でもある。例えば、ある人は、朝の仕事の前や、夜の食事中や、またある時には家庭や、勤め先や、通勤、通学途中において、音楽を大きな音で聞くこともある。これらの個人的な利用の場合は、ヘッドフォンを使用するか、または、オーディオコンテンツを大きな音量で再生する場所を、単一ゾーンや単一領域に制限するかの選択枝がある。
本願では、システムおよび方法が、固有の有線、無線、または、有線および無線両方のオーディオソリューションを提供するために供給され、そのオーディオソリューションは、オーディオコンテンツを、単一視聴ゾーンで聞くこと、または、複数の視聴ゾーンで同時に同調(同期)して聞くことを可能とする。オーディオコンテンツは、音量を上げて聞いてもよいし、ヘッドフォンを使用して聞いてもよい。例えば、そのようなシステムは、ゾーンプレーヤ(またはプレーヤ)と称されるオーディオプレーヤを含んでもよく、プレーヤであるコントローラを含んでもよい。コントローラは、システムを制御するのに使用されてもよく、閲覧(ブラウズ)して、再生のためにオーディオコンテンツを選択する性能や、1つ以上の再生キューでオーディオコンテンツを編集する性能や、ゾーンプレーヤを1つ以上の視聴ゾーン等にグループ化したり、1つ以上の視聴ゾーン等までグループ化の解除を行ったりする性能を有してもよい。一面では、システムは、各コントローラが、システム全体の全制御を行う分散システムとして動作してもよく、各プレーヤは、同じ音源からオーディオコンテンツを流す性能を有してもよく、または、他のプレーヤとしての異なる音源からオーディオコンテンツを流す性能を有してもよい。
本明細書で開示しているシステム、方法、装置および製品により、音声の配信と再生を低遅延で行うことができる。本明細書で開示しているシステム、方法、装置および製品を好適に利用して、配信される映像と音声の間に認識できる程度の遅延が生じるのを抑制(または回避しつつ)ホームシアター環境で無線による音声再生を行うことが可能となる。さらに、本明細書で開示している実施形態は、無線通信リンクによるオーディオコンテンツの低遅延配信が必要となる(あるいは好ましい)システムにおいて有用である。
以下でさらに詳細に説明するように、本明細書で開示しているシステム、方法、装置および製品により、システム内に存在する複数のコンポーネント間での配信において遅延が低下した最適な(または改善された)メディア再生システムをユーザに提供できると共に、制御とコンテンツ再生における同期性と応答性を改善できる。
以下の説明では、システム、方法、装置および製品、特にコンポーネント、ハードウェア上で実行可能なファームウェアおよび/またはソフトウェアが開示されるが、こうしたシステム、方法、装置および/または製品は単に例示的に開示しているのであって、本発明を限定するものではない。
II.例示的な動作環境
同じ番号が同様のパーツについて言及する複数の図を参照すると、図1は、明細書で開示される1つ以上の実施形態が実施される例示的なシステム100を示す。
例として、システム100は、多数のゾーンで構成された家庭における環境を表している。家庭における環境は、1つのみのゾーンで構成されてもよい。家庭内の各ゾーンは、例えば、オフィス、浴室、寝室、キッチン、ダイニングルーム、ファミリールーム、ホームシアタールーム、ユーティリティルーム(小部屋)すなわちランドリールーム、パティオ(テラス)のような、互いに異なる部屋または空間毎に仕切るようにしてもよい。この場合、単一ゾーンは、必要であるならば、多数の部屋を有してもよい。1つ以上のゾーンプレーヤ102〜124は、家の各ゾーンで示されている。再生装置、マルチメディアユニット、スピーカ、プレーヤ等を称するゾーンプレーヤ102〜124は、音声、ビデオおよび映像音声出力のうちの少なくとも1つを備える。コントローラ130は、システム100を制御する。コントローラ130は、1つのゾーンに固定されてもよく、複数のゾーンを移動してもよい。システム100は、1つ以上のコントローラ130を有してもよい。例示的に示したシステム100は、家庭全体を1つのオーディオシステムとして表しているが、この明細書に記載された技術は、固有の場所への応用が可能であり、図1の家全体のオーディオシステムのような広いシステムに限られない。
A.例示的なゾーンプレーヤ
図2A、図2Bおよび図2Cは、例示のゾーンプレーヤを示す。図2A、図2B,図2Cのそれぞれに示されるゾーンプレーヤ200,202,204は、例えば、図1のゾーンプレーヤ102〜124のいずれか1つに対応できる。幾つかの実施形態では、音声は、1つのみのゾーンプレーヤを使用して再生されることができ、それは例えば、フルレンジプレーヤを使用して再生される。幾つかの実施形態では、音声は、二以上のゾーンプレーヤを使用して再生されることができ、それは例えば、複数のフルレンジプレーヤを組み合わせて使用することによって再生してもよく、またはフルレンジプレーヤと専門化されたプレーヤとを組み合わせて使用することによって再生してもよい。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ200〜204が音声の再生を超える処理性能を有しているという理由で、ゾーンプレーヤ200〜204が、「スマートスピーカ」と称される。音声再生の詳細については、後で記載する。
図2Aは、フルレンジ音声(全周波数帯域音声)を再生可能な音声生成装置208を有するゾーンプレーヤ200を示す。音声は、有線または無線データネットワークを介してゾーンプレーヤ200によって受けられ処理されたオーディオ信号によってもたらされる。音声生成装置208は、1つ以上の内蔵のアンプと、1つ以上のスピーカとを有する。内蔵アンプは、以下の図4で多くを記載される。スピーカまたは音響トランスデューサーは、例えば、任意のツイーター(高音域用スピーカ)、中音域のドライバ、低音域のドライバおよびサブウーファーを有する。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ200は、静的または動的にステレオ音響オーディオ、モノラル音響オーディオまたはそれら両方を、出力するように構成されてもよい。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ200は、フルレンジの音響のサブセットを再生するように構成される。そのような場合として、例えば、ゾーンプレーヤ200が、ステレオ音響オーディオ、モノラル音響オーディオおよびサラウンド音響オーディオのうちのどれか1つを出力するために他のプレーヤとグループ化される場合か、または、ゾーンプレーヤ200が受けたオーディオコンテンツがフルレンジよりも小さい場合が考えられる。
図2Bは、一組の分離スピーカ210に電力を供給する内蔵アンプを有するゾーンプレーヤ202を示す。分離スピーカは、例えば、任意のラウドスピーカを有してもよい。ゾーンプレーヤ202は、1つ、2つまたはそれ以上の分離ラウドスピーカに電力を供給するように構成してもよい。ゾーンプレーヤ202は、有線を介して分離スピーカ210にオーディオ信号(例えば、右側(ライト)および左側(レフト)チャネル音声、または、その配置に応じたそれ以上のチャネル)を伝達するように構成される。
図2Cは、内蔵アンプを有さないゾーンプレーヤ204を示す。ゾーンプレーヤ204は、内蔵アンプを有するオーディオ受信装置(または、音声/ビデオ受信装置)214にデータネットワークを介して受けたオーディオ信号を伝達する。
図1を再度参照して、幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ102〜124のうちの少なくとも1つ(すなわち、1つ、幾つか、または、全て)は、信号源であるソースから直接オーディオ信号を取りに行き受信できる。例えば、ゾーンプレーヤは、出力される音楽の再生リスト、またはオーディオアイテムのキュー(列)を含んでもよい(「再生キュー」とも称される)。キューにおける各アイテムは、ユニフォームリソース識別子(URI)を備えてもよく、または他の幾つかの識別子を備えてもよい。URIすなわち識別子は、ゾーンプレーヤを音源に向けることができる。ソースは、インターネット(例えば、クラウド)上に存在するかもしれず、データネットワーク128上の他のデバイスに局所的に存在するかもしれず、コントローラ130上に存在するかもしれず、ゾーンプレーヤそれ自身に記憶されているかもしれず、または、ゾーンプレーヤと直接やり取りしている音源でもよい。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤは、音声を再生してもよく、音声を再生のために他のゾーンプレーヤに送ってもよく、または、それら両方を行ってもよく、両方の場合、音声は、ゾーンプレーヤによって出力されると共に、1つ以上のゾーンプレーヤで同調される。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤは、第1オーディオコンテンツを出力する(または、全く出力しない)こともでき、または異なる第2オーディオコンテンツを再生するために他のゾーンプレーヤに送ることもできる。
例として、カリフォルニアのサンタバーバラのソノズ(法人)は、「PLAY:5」,「PLAY:3」,「CONECT:AMP」,「CONECYT」および「SUB」と称されるゾーンプレーヤを売り出している。過去の、現在の、または、将来の、他の更なるゾーンプレーヤは、追加または代替的に、この明細書で開示される実施形態のゾーンプレーヤを実践するのに使用されてもよい。ゾーンプレーヤは、図2A、図2Bおよび図2Cで例解された特定のゾーンプレーヤに限らず、または、ソノズの製品にも限らない。例えば、ゾーンプレーヤは、有線または無線のヘッドフォンを含んでいてもよい。または、他の例では、ゾーンプレーヤは、テレビのサウンドバーを有してもよい。また、他の例では、ゾーンプレーヤは、アップルのアイポッドやそれに類似のデバイスのためのドッキングステーションを含んでもよく、または、そのドッキングステーションを操作してもよい。
B.例示的なコントローラ
図3は、ドッキングステーション302上の例示的なワイヤレスコントローラ300を示す。この例では、コントローラ300は、図1Aのコントロールデバイス130に対応する。ドッキングステーション302は、それが存在しているのであれば、コントローラ300のバッテリーの充電に使用してもよい。幾つかの実施形態では、コントローラ300は、タッチスクリーン304を備え、そのタッチスクリーン304は、ユーザがタッチを介してコントローラを操作でき、それによって、オーディオアイテムのプレイリストを、検索および操作でき、1つ以上のゾーンプレーヤの動作を制御でき、また、システム配置100の全般的な制御を行うことができる。ある実施形態では、1つではなく任意の数のコントローラにより、システム構成100を制御するようにしてもよい。幾つかの実施形態では、システム構成100を制御するコントローラの数に制限がある場合がある。コントローラは、ワイヤレスコントローラ300のようにワイヤレスであってもよく、データネットワーク128にワイヤーで結び付けられてもよい。
幾つかの実施形態では、もし複数のコントローラが、システム100で使用されるとすれば、各コントローラは、共通のコンテンツを表示するように調和作業がなされ、コントローラの全ては、ある1つのコントローラでされた変化に追随して動的にアップデートされてもよい。例えば、調和作用は、コントローラが周期的に要請を発信し、1つ以上のゾーンプレーヤから直接または間接的に状態変数を受けるようにしてもよい。状態変数は、システム100の情報を表してもよく、例えば、現在のゾーングループの配置の情報や、1つ以上のゾーンで出力されるものの情報や、ボリュームレベルの情報や、他の情報を表してもよい。状態変数は、必要なときや、プログラムされる度毎に、ゾーンプレーヤ間のデータネットワーク128(およびコントローラ(必要に応じて))を介して伝達される。
加えて、iPhone(商標)や、iPad(商標)や、アンドロイド(商標)や、その他のスマートフォンやネットワーク用装置のような任意のネットワーク用ポータブルデバイス上で動作するアプリケーションを、コントローラ130で使用してもよい。ラップトップ、デスクトップパソコン(PC)またはMAC(マック)で動作するアプリケーションをコントローラ130で使用してもよい。そのようなコントローラは、データネットワーク128、ゾーンプレーヤ、ワイヤレスルーター、または、その他の幾つかの配置接続パスとして使用されているもの等からなるインタフェースを介してシステム100に接続されてもよい。例示的なコントローラは、カリフォルニア、サンタバーバラのソノズ(法人)が提供している「Controller200」、「SONOSCONTROL」、「IPHONE用ソノズコントローラ(商標)」、「iPad用ソノズコントローラ(商標)」,「アンドロイド用ソノズコントローラ(商標)」、「MacまたはPC用ソノズコントローラ(商標)」を含む。
C.例示的なデータ接続
図1のゾーンプレーヤ102〜124は、データネットワーク128のようなデータネットワークに直接または間接的に接続される。コントローラ130は、データネットワーク128または個別のゾーンプレーヤに直接または間接的に接続されてもよい。データネットワーク128は、図に八角形で表され、他の代表的な構成よりも際立っている。データネットワーク128は、1つの位置に示されているけれど、ネットワークは、システム100の周辺に分配されている。特に、データネットワーク128は、有線ネットワーク、無線ネットワークまたは両方の組合せであってもよい。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ102〜124のうちの1つ以上が、独自のメッシュ型ネットワークに基づいてデータネットワーク128へ無線で接続される。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ102〜124のうちの1つ以上が、非メッシュトポロジーを用いてデータネットワーク128へ無線で接続される。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ102〜124のうちの1つ以上が、イーサネット(登録商標)または同様の技術を用いてデータネットワーク128へ有線で接続される。データネットワーク128に接続した1つ以上のゾーンプレーヤ102〜124に加えて、データネットワーク128は、インターネットなどの広域ネットワークへのアクセスを可能とする。
ある実施形態では、任意のゾーンプレーヤ102〜124または他の接続デバイスをブロードバンドルータに接続することにより、データネットワーク128を生成してもよい。そのとき、他のゾーンプレーヤ102〜124を無線または有線でデータネットワーク128に追加してもよい。例えば、ゾーンプレーヤ自体のボタンを単に押すことで、ゾーンプレーヤ(例えば、任意のゾーンプレーヤ102〜124)を、システム100に追加してもよく、または、ゾーンプレーヤに他の機能を遂行させてもよい、こられのことが、データネットワーク128への接続を可能にする。ブロードバンドルータは例えば、インターネットサービスプロバイダ(ISP)に接続されてもよい。ブロードバンドルータは、他の用途(例えば、ウェブサーフィン)にも使用できるシステム構成100内の別のネットワークを形成するように使用されてもよい。データネットワーク128は、そのようにプログラムされる場合には、他の用途に使用されてもよい。例として、第2ネットワークが、サンタバーバラのソノズ(法人)によって発展させられたソノズネットプロトコルで実行されてもよい。ソノズネットは、安全で、AES暗号化された、ピアツーピアワイヤレスメッシュ型ネットワークである。代替的に、ある実施形態では、データネットワーク128は、例えば、世帯での他のアプリケーションのために使用される、伝統的な有線または無線ネットワークのようなネットワークである。
D.例示的なデータ接続
特定のゾーンは、1つ以上のゾーンプレーヤを包含してもよい。例えば、図1Aのファミリールームは、2つのゾーンプレーヤ106,108を包含し、キッチンは、1つのみのゾーンプレーヤ102を包含している。他の例では、ホームシアタールームは、付加的なゾーンプレーヤを包含し、その結果、5.1チャネルからの音声や、または、それより大きな音源(例えば、5.1またはそれより大きなオーディオチャンネルで暗号化された映画)からの音声を出力できる。幾つかの実施形態では、人は、部屋やスペースにゾーンプレーヤを配置でき、コントローラ130を通じて現存する新規ゾーンにゾーンプレーヤを割り当てることができる。ゾーンは、コントローラ130で処理することが所望されてプログラムされるのであれば、他のゾーンに接続されたり、取り除かれたり、特定の名前(例えば、「キッチン」)が付与されてもよい。また、幾つかの実施形態では、ゾーン配置を、コントローラ130や幾つかの他の機構を構成した後ですら、動的に変動させてもよい。
ある実施形態で、1つのゾーンが、ファミリールームにおける2つのゾーンプレーヤ106、108のような2つ以上のゾーンプレーヤを含む場合であれば、例えば、2つのゾーンプレーヤ106、108は、同期して同じ音源を再生するように構成されてもよく、あるいは、左右のチャネルにおいて2つの別々の音声を再生するペアであってもよい。換言すれば、音声のステレオ効果は、1つは左側の音声に対応しもう1つは右側の音声に対応する2つのゾーンプレーヤ106、108を通じて再現または増強できる。ある実施形態では、ペアになっているゾーンプレーヤ(結合ゾーンプレーヤ)が、同じゾーンまたは異なるゾーンで、他のゾーンプレーヤと同期して音声を再生してもよい。
幾つかの実施形態では、2つ以上のゾーンプレーヤが、単一の統合ゾーンプレーヤを形成するように音響的に統合されてもよい。(複数の別々のデバイスで構成されている)統合ゾーンプレーヤは、統合されていないゾーンプレーヤやペアになっているゾーンプレーヤとは異なるように音声を処理および再現するように構成されてもよく、これは、統合ゾーンプレーヤが音声を通過させる付加的なスピーカドライバを有することに起因する。統合ゾーンプレーヤはさらに、単一のゾーンプレーヤやさらに別の統合ゾーンプレーヤとペアになってもよい。統合再生デバイスにおける各再生デバイスは、例えば統合モードに設定されてもよい。
幾つかの実施形態では、例えば、所望の設定が完了するまで、ゾーンプレーヤのグループ化、統合およびペアリングを継続して行うことができる。グループ化、統合およびペアリングの動作は、好ましくは、スピーカ線を例えば個々のディスクリートスピーカに物理的に接続および再接続することで構築するのではなく、例えばコントローラ130を用いる等して制御インタフェースを通じて実施される。このように、本明細書に記載のある実施形態によれば、エンドユーザに音声再生を提供可能な、より柔軟で動的なプラットフォームを提供できる。
E.例示的な音源
幾つかの実施形態では、各ゾーンでは、他のゾーンと同じ音源に基づく出力がされてもよく、または、各ゾーンでは、異なる音源に基づく出力がされてもよい。例えば、誰かが、キッチンで食べ物を用意すると共に、ゾーンプレーヤ102でクラシック音楽を聴いている間に、誰かが、テラスでグリルすると共に、ゾーンプレーヤ124を通じてジャス音楽を聞いてもよい。また、誰かが、ゾーンプレーヤ110を介して、ゾーンプレーヤ124を介してテラスで出力されているのと同じジャス音楽をオフィスで聞いてもよい。幾つかの実施形態では、ジャス音楽は、ゾーンプレーヤ110,124で同調(同期)して出力される。複数のゾーン間で同調された再生は、誰かがゾーン間を移動している間に、途切れることがない(略途切れることがない)音声の視聴を提供する。また、ゾーンは、関係する全てのゾーンで音声を同調して出力する「パーティーモード」の状態にされることができる。
ゾーンプレーヤ102〜124によって再生されるオーディオコンテンツの供給ソースは多数ある。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤから流れる音楽が、アクセスされて、再生されるかもしれない。幾つかの実施形態では、コンピュータまたはネットワーク接続ストレージ(NAS)に保存された個人のライブラリにある音楽が、データネットワーク128を介してアクセスされて、再生される。幾つかの実施形態では、インターネットラジオステーション、番組、ポッドキャストは、データネットワーク128を介してアクセスできる。ユーザが音楽およびオーディオコンテンツをストリーム再生および/またはダウンロードできる音楽サービスまたはクラウドサービスには、データネットワーク128を介してアクセスできる。さらに、音楽は、例えば、ゾーンプレーヤへのラインイン接続を通じて、ターンテーブルまたはCDプレーヤなどの従来の供給ソースから得ることができる。オーディオコンテンツもまた、例えばアップル社の無線技術であるAIRPLAY(商標)のような、異なるプロトコルの使用でアクセスできる。1つ以上の供給ソースから受信されたオーディオコンテンツは、データネットワーク128および/またはコントローラ130を介してゾーンプレーヤ102〜124の間で共有されてもよい。本明細書では、上述したオーディオコンテンツのソースは、ネットワークベースのオーディオ情報ソースと称される。しかしながら、ネットワークベースのオーディオ情報ソースはそれに限定されない。
幾つかの実施形態では、例示的なホームシアターのゾーンプレーヤ116、118、120は、テレビ132などのオーディオ情報ソースに接続される。幾つかの例では、テレビ132は、ホームシアターのゾーンプレーヤ116,118,120の用の音源として用いられ、また、他の例では、テレビ132からのオーディオ情報が、オーディオシステム100内の任意のゾーンプレーヤ102〜124で共有可能である。
III.ゾーンプレーヤ
図4を参照すると、1つの例示的な実施形態に係るゾーンプレーヤ400の例示的なブロック図が示されている。ゾーンプレーヤ400は、ネットワークインタフェース402、プロセッサ408、メモリ410、オーディオ処理回路412、1つ以上のモジュール414、オーディオアンプ416、およびオーディオアンプ416に接続されたスピーカユニット418を含む。図2Aは、そのようなゾーンプレーヤの例示的な図である。他種のゾーンプレーヤは、スピーカユニット418(例えば、図2B)またはオーディオアンプ416(例えば、図2C)を含まなくてもよい。また、ゾーンプレーヤ400は、別のコンポーネントに統合されてもよい。例えば、ゾーンプレーヤ400は、屋内または屋外の使用のためのテレビ、照明またはそれ以外の幾つかの装置の一部を構成できる。
幾つかの実施形態では、ネットワークインタフェース402は、ゾーンプレーヤ400とネットワーク128上の他のデバイスとの間のデータフローを容易にする。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ400は、他のゾーンプレーヤまたはデータネットワーク128上の他の装置から音声を得ることに加えて、例えば、ワイドエリアネットワークやローカルネットワークのような音源での音声に直接的にアクセスしてもよい。幾つかの実施形態では、ネットワークインタフェース402は、各パケットのアドレス部分を扱うことができ、その結果、パケットは、正しい目的地に達成でき、ゾーンプレーヤ400は、パケットを受信できる。ある実施形態では、各パケットは、IP(インタフェースプロトコル)に基づくディスティネーションアドレスはもちろんIP(インタフェースプロトコル)に基づくソースアドレスを有する。
幾つかの実施形態では、ネットワークインタフェース402は、無線インタフェース404および有線インタフェース406のうちの1つまたはその両方を含んでもよい。無線インタフェース404は、RF(無線周波数)インタフェースとも称され、ゾーンプレーヤ400に対して、通信プロトコル(例えば、IEEE802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.15のうちの任意の無線規格)に従って他のデバイス(例えば、データネットワーク128に関連する他のゾーンプレーヤ、スピーカ、受信機およびコンポーネントなど)と無線通信するためのネットワークインタフェース機能を提供する。有線インタフェース406は、ゾーンプレーヤ400に対して、通信プロトコル(例えば、IEEE802.3)に応じて他のデバイスと有線で通信するためのネットワークインタフェース機能を提供する。無線インタフェース404は1つ以上のラジオを含んでもよい。ゾーンプレーヤ400は1つ以上のアンテナ420を含んでおり、これにより無線信号を受信して無線インタフェース404に提供し、さらにそれを伝達する。有線インタフェース406は、ゾーンプレーヤ400に対して、通信プロトコル(例えば、IEEE802.3)に従って他のデバイスと有線通信するためのネットワークインタフェース機能を提供する。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤは複数の無線インタフェース404を含む。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤは複数の有線インタフェース406を含む。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ400は、無線インタフェース404および有線インタフェース406の両方を含む。また、幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ400は、無線インタフェース404および有線インタフェース406のうちの一方のみを含む。
幾つかの実施形態では、プロセッサ408は、メモリ410に記憶された命令に従って入力データを処理するように構成されたクロック駆動の電子デバイスである。メモリ410は、プロセッサ408によって実行されることで特定のタスクを達成可能な1つ以上のソフトウェアモジュール414が搭載されたデータ記憶装置である。例示的な実施形態では、メモリ410は、プロセッサ408によって実行可能な命令を記憶した有形の機械可読媒体である。幾つかの実施形態では、タスクは、ゾーンプレーヤ400が別のゾーンプレーヤやネットワーク上のデバイスからオーディオデータを取得することであってもよい。幾つかの実施形態では、タスクは、ゾーンプレーヤ400が別のゾーンプレーヤやネットワーク(例えば、ユニフォームリソースロケータ(URL)やそれ以外の幾つかの識別子を使用する)上のデバイスにオーディオデータを送信することであってもよい。幾つかの実施形態では、タスクは、ゾーンプレーヤ400が音声の再生を1つ以上の付加的なゾーンプレーヤと同期させることであってもよい。幾つかの実施形態では、タスクは、ゾーンプレーヤ400を1つ以上のゾーンプレーヤとペアリングすることで、マルチチャネルオーディオ環境を作成することであってもよい。付加的または代替的なタスクは、1つ以上のソフトウェアモジュール414およびプロセッサ408を介して達成できる。
オーディオ処理回路412は、1つ以上のデジタル−アナログ変換器(DAC)、オーディオ前処理コンポーネント、オーディオ強化コンポーネントまたはデジタル信号プロセッサなどを含んでもよい。幾つかの実施形態では、オーディオ処理回路412は、プロセッサ408の一部であってもよい。幾つかの実施形態では、ネットワークインタフェース402を介して取得された音声は、オーディオ処理回路210によって処理される、および/または意図的に変更される。さらに、オーディオ処理回路412は、アナログオーディオ信号を生成してもよい。処理されたアナログオーディオ信号は、スピーカ418を通じた再生のためにオーディオアンプ416に提供される。また、オーディオ処理回路412は、アナログ信号またはデジタル信号を、ゾーンプレーヤ400から再生するための入力として、ネットワーク上の別のゾーンプレーヤに送信するための入力として、または再生および送信の両方を行うための入力として処理するための回路を含んでもよい。例示的な入力は、ラインイン接続(例えば、オートディテクティング3.5mmオーディオラインイン接続)を含む。
オーディオアンプ416は、1つ以上のスピーカ418を駆動するレベルまでオーディオ信号を増幅するデバイスである。1つ以上のスピーカ418には、個々の変換器(例えば、「ドライバ」)や1つ以上のドライバを内包する筐体を含んだ完全なスピーカシステムが含まれてもよい。特定のドライバは、例えば、サブウーファー(例えば低周波用)、ミッドレンジドライバ(例えば中周波用)、およびツイーター(例えば高周波用)であってもよい。筐体は、例えば、密封されまたは移植されていてもよい。各変換器(トランデューサ)は、自身のアンプによって駆動されてもよい。
商業的な例として、公知のPLAY:5は、内蔵アンプおよびスピーカを伴うゾーンプレーヤであり、例えば、インターネットやローカルネットワーク等のようなソースから直接音声を受けることができる。具体的には、PLAY:5は、2つのツイーター、2つのミッドレンジドライバおよび1つのウーファーを含む5アンプ5ドライバのスピーカシステムである。PLAY:5を経由してオーディオコンテンツを再生する場合、トラックの左側のオーディオデータが左側のツイーターおよび左側のミッドレンジドライバから送信され、トラックの右側のオーディオデータが右側のツイーターおよび右側のミッドレンジドライバから送信され、モノラル低音がサブウーファーから送信される。さらに、両方のミッドレンジドライバと両方のツイーターが、同じイコライゼーション(または実質的に同じイコライゼーション)を有する。すなわち、それらはともに、異なる音声チャネルから同じ周波数で送信される。PLAY:5からは、インターネットラジオステーションやオンライン音楽・ビデオサービスからのオーディオ、ダウンロードされた音楽、アナログオーディオ入力、テレビ、DVDなどを再生できる。
IV.コントローラ
図5を参照すると、図1の制御デバイス130に対応し得るコントローラ500のための例示的なボロックダイアグラムが示されている。コントローラ500は、システム内のマルチメディアアプリケーションの制御、自動化およびその他のことを促進するために使用できる。特に、コントローラ500は、ネットワーク上にて利用可能な複数の音源の中からの選択を容易にするとともに、無線または有線のネットワークインタフェース508を介した1つ以上のゾーンプレーヤ(例えば、図1のゾーンプレーヤ102〜124)の制御を可能にするように構成されてもよい。1つの例示的な実施形態によれば、無線通信は、業界標準に基づいている(例えば、赤外線、ラジオ、あるいは無線規格のIEEE802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.15など)。さらに、特定の音声がコントローラ500を介してアクセスされている、またはゾーンプレーヤを経由して再生されている場合、オーディオおよび/または音源に関連付けられている画像(例えば、アルバムアート)または他のデータが、あるゾーンプレーヤまたは他の電子機器から、表示のためにコントローラ500へ送信されてもよい。
コントローラ500には、画面502および入力インタフェース514が設けられており、これにより、ユーザはコントローラ500と交信し、多くのマルチメディアアイテムのプレイリストをナビゲートし、あるいは1つ以上のゾーンプレーヤの動作を制御できる。コントローラ500上の画面502は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)画面であってもよい。画面500は、マイクロコントローラ(例えば、プロセッサ)506によって制御されるスクリーンドライバ504と通信するとともに、指令を受ける。メモリ510は、1つ以上のアプリケーションモジュール512がロードされてもよい。そのアプリケーションモジュール512は、ユーザインタフェース514を介したユーザ入力の有無にかかわらず、特定のタスクを達成するようにマイクロコントローラ506によって実行可能である。幾つかの実施形態では、アプリケーションモジュール512は、選択された多くのゾーンプレーヤを1つのゾーングループにグループ化すること、およびオーディオ再生のために複数のゾーンプレーヤを同期することを促進するように構成されている。幾つかの実施形態では、アプリケーションモジュール512は、ゾーングループ内のゾーンプレーヤのオーディオ音声(例えば、音量)を制御するように構成されている。動作中において、マイクロコントローラ506がアプリケーションモジュール512の1つ以上を実行するときには、スクリーンドライバ504は、画面502を特定のユーザインタフェースにアプリケーションを表示するように駆動するための制御信号を生成する。
コントローラ500は、ゾーンプレーヤとの有線または無線通信を促進するネットワークインタフェース508を含む。幾つかの実施形態では、このような音量コントロールやオーディオ再生の同期化などのコマンドは、ネットワークインタフェース508を介して送信される。幾つかの実施形態では、保存されたゾーングループ設定は、ネットワークインタフェース508を介してゾーンプレーヤとコントローラとの間で通信される。コントローラ500は、図1に示す符号102〜124のような1つ以上のゾーンプレーヤを制御してもよい。特定のシステムに対して1つ以上のコントローラがあってもよい。各コントローラは、他のコントローラと共通の情報を共有してもよく、1つのゾーンプレーヤが、例えば状態変数のようなコンフィグレーションデータを記憶しているのであれば、その1つのゾーンプレーヤから共通の情報を引き出してもよい。また、コントローラは、ゾーンプレーヤに組み込まれてもよい。
なお、IPHONE(登録商標)やIPAD(登録商標)のような他のネットワーク対応デバイスや、他の任意のスマートフォンやネットワーク対応デバイス(例えば、PCやMAC(登録商標)などのネットワーク化されたコンピュータなど)を、特定の環境内におけるゾーンプレーヤと交信または制御するためのコントローラとして使用できる。幾つかの実施形態によれば、ソフトウェアアプリケーションまたはアップグレードを、本明細書に記載の機能を実行するためにネットワーク対応デバイス上にダウンロードしてもよい。
ある実施形態では、ユーザは、コントローラ500から少なくとも2つのゾーンプレーヤを含むと共に、結合ゾーンと称されるゾーングループを作成できる。ゾーングループ内のゾーンプレーヤを同期させて、ゾーングループ内のゾーンプレーヤの全てが、遅れや中断が聞こえない(または実質的に聞こえない)ような方法により同一の音源または同一の音源のリストを再生するように音声を再生させてもよい。同様に、幾つかの実施形態では、ユーザがコントローラ500からグループの音量を増大させると、グループの音量を増大させる信号またはデータがゾーンプレーヤのうちのいずれか1つに送信されて、グループ内の他のゾーンプレーヤの音量をともに増加させる。
ユーザは、コントローラ500を介して、「ゾーンのリンク」または「ゾーンの追加」のソフトボタンを作動させることによって、ゾーンプレーヤをゾーングループにグループ化でき、または、「ゾーンのリンク解除」または「ゾーンのドロップ」のボタンを作動させることによって、ゾーングループのグループ化の解除を行うことができる。例えば、オーディオ再生に関してゾーンプレーヤをともに「参加」させるための1つのメカニズムは、グループを形成するように多くのゾーンプレーヤをともにリンクすることである。多くのゾーンプレーヤをともにリンクするには、ユーザが手動でそれぞれのゾーンプレーヤや部屋を順にリンクするようにしてもよい。例えば、以下のゾーン:浴室、寝室、書斎、ダイニングルーム、ファミリールーム、玄関を含むマルチゾーンシステムの場合を想定する。
ある実施形態では、ユーザは例えば、単一のゾーンで開始してから手動でそのゾーンに各ゾーンをリンクすることによって、6つのゾーンプレーヤのうちの任意の数をリンクさせることができる。
ある実施形態では、(最初のゾーンのシーンを作成してから)ゾーンのシーンやテーマを作成するためのコマンドを使用することで、1セットのゾーンを動的に相互にリンクすることができる。例えば、「朝」のゾーンシーンコマンドは、1つのアクションで寝室、オフィスおよびキッチンのゾーンをともにリンクすることができる。この単一のコマンドを使用しない場合、ユーザは手動で個別に各ゾーンをリンクするだろう。単一のコマンドには、マウスクリック、マウスのダブルクリック、ボタン押し、ジェスチャーまたは他の幾つかのプログラムされたアクションが含まれてもよい。他の種類のゾーンシーンがプログラムされてもよい。
ある実施形態では、ゾーンシーンは、時間に基づいて始動される(例えば、目覚まし時計機能)。例えば、ゾーンシーンを午前8時に適用するように設定できる。システムは、適切なゾーンを自動的にリンクするとともに、再生する特定の曲を設定してから所定期間後に音楽を停止できる。任意の特定のゾーンが時間に基づいて「オン」または「オフ」の状態となるが、ゾーンシーンを用いることで、例えば、そのシーンにリンクされた全てのゾーンにおいて、特定の時および/または期間にて所定のオーディオ(例えば、お気に入りの歌や所定のプレイリスト)を再生できる。何らかの理由で、予定された音楽が再生されなかった場合には(例えば、空のプレイリスト、共有への接続なし、ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ(UPnP)なし、インターネットラジオステーションへのインターネット接続なし)、バックアップブザーが鳴るようにプログラムすることもできる。ブザーは、例えば、ゾーンプレーヤに記憶されたサウンドファイルを含んでもよい。
V.例示的なアドホックネットワーク
図6に関する特定の例を提示し、例示のため、再生ネットワークへの接続を提供し且つ容易にする特定のシステムと方法について説明する。図6は、3つのゾーンプレーヤ602,604,606とコントローラ608を示す。これらは、ネットワークの枝(アドホックネットワーク610とも称される)を構成する。このネットワーク610は、無線、有線、または有線と無線の組み合わせであってもよい。一般的に、アドホックネットワーク(または「スポンテニアスネットワーク」)は、ローカルエリアネットワークまたは他のスモールネットワークであり、そこを通過するいかなる信号に対してもアクセスポイントが1つもないネットワークである、デバイス602,604,606,608はすべて、設けられたアドホックネットワーク610により、例えば「ピアツーピア」スタイルで互いに通信可能である。さらに、デバイスはネットワーク610に組み込まれたり外されたりすることが自由に行われる。また、ネットワーク610は、ユーザにより手作業で再構成されることを必要とすることなく、ネットワーク610自身が自動的に再構成することができる。図6ではアドホックネットワークを示しているが、再生ネットワークは、アドホックネットワークと完全にまたは部分的に異なる種類のネットワークであってもよいことが理解される。
アドホックネットワーク610を用いていれば、デバイス602,604,606,608は1つ以上の音源を共有または交換でき、また、動的にグループ化されて同一または異なる音源を再生できる。例えば、デバイス602,604はグループ化されて同じ1曲を再生し、これと並行して、デバイス606は別の曲を再生する。言い換えると、デバイス602,604,606,608は、図6に示すように、音源を配信し、かつ/または音を再生するハウスホールドシステム(HOUSEHOLD)を構成する。ここで、ハウスホールドシステムとは、ネットワーク化された複数のデバイスの集合体をいい、協働してアプリケーションまたはサービスを提供するものをいう。ハウスホールドシステムの例は、ハウスホールドシステム610(またはハウスホールド識別子)で特定される。ただし、ハウスホールドシステムは、異なるエリア(または場所)で特定されてもよい。
ある実施形態では、ハウスホールド識別子(HHID)は、コンピュータで識別可能な短い文字列または識別子であって、HHIDが確実に固有のものであるようにするのを支援するものである。したがって、ネットワーク610は、固有のHHIDと固有の変数(またはパラメータ)とにより特定される。変数やパラメータの例として、チャネル(例えば各周波数帯)、SSID(ワイヤレスネットワークの名称としての英数字の配列)およびWEPキー(有線と同等のプライバシーまたは他のセキュリティキー)がある。ある実施形態では、SSIDはHHIDと同様に設定される。
ある実施形態では、各ハウスホールドシステムは2種類のネットワークノード、すなわちコントロールポイント(CP)とゾーンプレーヤ(ZP)を含む。コントロールポイントは、ネットワーク設定の全課程やシーケンスを制御し、必要となるネットワークパラメータ(例えばWEPキー)の自動生成を含む。また、一実施形態では、CPは、ハウスホールドシステムのユーザインタフェースをユーザに提供する。CPの機能は、例えば、CPアプリケーションモジュールとして作用するコンピュータにより、または、CPアプリケーションモジュールとして作用するハンドヘルドコントローラ(例えばコントローラ308)により提供できる。ゾーンプレーヤは、ネットワーク上に存在する他の任意のデバイスであってもよく、それは自動コンフィギュレーションプロセスに加わるように設けられたものである。本明細書において、「ZP」は、例えばコントローラ608または計算装置を含む。ある実施形態では、CPの機能とZPの機能の両方(またはそれぞれの機能の特定の部分)が単一のノードに集約される(例えば、ZPはCPを包含し、または逆にCPがZPを包含する)。
ある実施形態では、ハウスホールドシステムは、複数のCPと複数のZPが結合し既知の集合体を構成し、標準のネットワークプロトコル(例えば、有線イーサネットまたは無線イーサネットを利用したインターネット回線)を利用して通信する。一実施形態では、2種類のネットワーク/プロトコル、すなわちイーサネット802.3とワイヤレス802.11gが採用される。CPとZPとの間の相互接続には、ネットワークとプロトコルのいずれかが利用できる。ハウスホールドシステムのメンバとして存在するデバイスは、両種類のネットワークに同時に接続可能である。
両ネットワークが使用される環境では以下のことが想定される。すなわち、一方のシステムに存在する少なくとも1つのデバイスがブリッジデバイスとして両ネットワークに接続され、これにより複数の有線/無線ネットワーク間で、データ等の橋渡しサービスが提供される。図6では、ゾーンプレーヤ606は両ネットワークに接続されるように示されているが、これは例示的である。ネットワーク612への接続は、イーサネットおよび/または無線によりなされるものである一方、他のデバイス602,604,608への接続は、必要に応じて無線とイーサネットによりなされる。
ただし、幾つかの実施形態では、各ゾーンプレーヤ606,604,602は、クラウド(例えばインターネット)からメディアを検索する際に、ブリッジデバイスを介してインターネットにアクセスしてもよい。例えば、ゾーンプレーヤ602は、クラウド内にある特定のオーディオトラックへのアドレス指定を行うユニフォームリソースロケータ(URL)を記憶している。ゾーンプレーヤ602は、URLを用いて、クラウドからオーディオトラックを検索し、最終的には1つ以上のゾーンプレーヤによりその音声を再生する。
VI.例示的なスパニングツリープロトコル
幾つかの実施形態では、再生ネットワーク上の複数のデバイスが、スパニングツリープロトコルを介して通信可能である。スパニングツリープロトコル(STP)は、ブリッジングループを避けるためのネットワークを構築するネットワークプロトコルを指す。一般的に、1)ルートノードの指定、2)他のノードからルートノードまでのパスコストが最小となる経路(最小パスコスト経路)の決定、3)他の経路の無効化が、ブリッジングループを避けるために行われる。ブリッジングループは、ネットワーク上の複数のエンドポイント(またはノード)間に2つ以上の通信経路(例えばデータリンク層経路)が存在する状況をいう。STPは、例えばIEEE802.1Dで標準化されている。幾つかの実施形態では、STPは、接続されたスイッチおよび/または他のブリッジデバイスのメッシュ型ネットワーク内にスパニング木を形成すると共にスパニング木の一部でないリンクを無効にし、いずれか2つのネットワークノード間にアクティブパスを設ける。
イーサネットやトークンリングネットワークといったローカルエリアネットワーク(LAN)において、コンピュータおよび/または他のデバイスは、共有の通信経路を常時競合して用いる。データを同時に送信しようとするデバイスの数が多すぎると、ネットワーク全体のパフォーマンスに悪影響が出る可能性がある。こうしたことが起こる可能性を減らすため、ローカル再生ネットワークは、2つまたはそれ以上のネットワーク領域に分割される。各ネットワーク領域は、いずれか2つの領域を接続する(ブリッジと称される)デバイスを有する。各データメッセージは、指定された目的地(例えば再生デバイス)に送信される前にブリッジを通過する。ブリッジは、データメッセージが送り手のネットワーク領域と同一のネットワーク領域内にある目的地へ送信されたものなのか、それとも送り手のネットワーク領域とは異なるネットワーク領域へ送信されたものなのかを判定し、それに従ってデータメッセージを転送する。ブリッジは、再生デバイス、および/または、ネットワーク上に存在する他のデバイスであってもよい。
各ブリッジは、スパニングツリーアルゴリズムを用いて、情報の処理方法と送信方法を決定する。スパニングツリーアルゴリズムは、複数の経路が存在する場合には最も効率の良い経路を用いることにより、ブリッジングループを避けるように構築される。最良経路が上手く行かない場合、アルゴリズムは、ネットワークの再計算を行って準最良経路を見つける。
ブリッジ識別子(ID)が最も小さい(例えば最も低い)ブリッジは、スパニングツリープロトコルのルートブリッジとされる。各ブリッジには、設定可能なプライオリティナンバとメディアアクセス制御(MAC)アドレスとが存在するところ、ブリッジIDは、これらと1つの識別子とを結び付ける。複数のブリッジ間で最小パスコスト経路に差がない場合、ネットワークによるタイブレイクが行われるためのタイブレーカが構成され、どちらのブリッジをルートブリッジとするかが判定される。
スパニングツリープロトコルを用いることにより、ポイント間で最短経路が決定し、更にはゾーンプレーヤ間で低遅延音声データの不要なホップ数(中継の数)が減って(例えば0になって)、低遅延音声の配信が可能となる。スパニングツリープロトコルは、再生デバイス(例えばゾーンプレーヤ400)が接続されるポートおよび/またはデバイスの情報を含むスパニングツリープロトコルテーブル(例えばメモリ410に記憶されている)で構成されてもよい。ある実施形態では、再生デバイス(例えばゾーンプレーヤ)は、スパニングツリーアルゴリズムの実行を容易にするスパニングツリープロトコルコントローラを備える。
図7は、スパニングツリープロトコルコントローラを備えた例示的なゾーンプレーヤ700の機能ブロック図を示す。図7に示すゾーンプレーヤ700は、図1に示す例示的なゾーンプレーヤ102〜124のいずれかとして用いられる。幾つかの実施形態では、ゾーンプレーヤ700は、ホームシアター用ゾーンプレーヤ116,118,120のうちの1つとして用いられる。また、ゾーンプレーヤ700はサウンドバーを備えている。本明細書で用いる場合、「サウンドバー」は、1つの再生デバイスであって、映像用の音声を再現すると共に通常の音声を再現するように構成されたスピーカアレイを備えるものを指す。幾つかの例では、サウンドバーはサラウンドサウンドを再現する(または一部再現する)。
図7に示すゾーンプレーヤ700は、図4に示すゾーンプレーヤ400と同様に、ネットワークインタフェース402(無線インタフェース404と有線インタフェース406を有する)、プロセッサ408、メモリ410、音声処理回路412、モジュール414、オーディオアンプ416、スピーカ418、1つ以上のアンテナ420を備える。これらの機器については説明済みである。必要に応じて、機器の数は増えても減ってもよい。
さらに、図7に示すゾーンプレーヤ700は、制御インタフェース702とオーディオインタフェース704を備える。制御インタフェース702は、ネットワークインタフェース402を介して、制御情報(例えばコンフィグレーション情報)を送信および/または受信する。例えば、制御インタフェース702は、無線インタフェース404および/または有線インタフェース406を介して、1つ以上のゾーンプレーヤおよび/または他のゾーンプレーヤとの間で情報を通信する。幾つかの例で、制御インタフェース702は、他のゾーンプレーヤからの情報を受信する。制御インタフェース702は、追加的に(またはその代わりに)、インタフェース402を介して他のゾーンプレーヤに制御情報(チャネルプローブ、キープアライブプローブなど)を送信する。
図7に示すオーディオインタフェース704は、無線インタフェース404および/または有線インタフェース406を介して、オーディオ情報を送信および/または受信する。例えば、オーディオインタフェース704は、インターネット音源、ローカルネットワーク化された音源(例えばLANを介したコンピュータ)、および/または他のホームシアター機器(例えばテレビ、ケーブルボックス、光学メディアプレーヤ(DVD、ブルーレイディスクなどのプレーヤ)、デジタルメディアプレーヤ、ゲーム機、および/または他種の音源)からデジタルオーディオ信号を受信する。さらに、オーディオインタフェース704は、受信したオーディオ情報を1つ以上のゾーンプレーヤに送信する。例えば、RCA端子や光出力端子といったライン出力端子を介して、または2.4GHzインタフェースのようなインタフェース402を用いたメッシュ型ネットワークを介して標準のゾーンプレーヤに送信が行われ、かつ/または、スター型ネットワークを介して他のゾーンプレーヤに送信が行われる。幾つかの例で、オーディオインタフェース704は、制御インタフェース702から受信した制御情報に基づくオーディオ情報を送信する。
さらに、図7に示す第1の(primary)ゾーンプレーヤ700は、スパニングツリープロトコルを制御するスパニングツリープロトコルコントローラ706を備える。図7に示すゾーンプレーヤ700は、スパニングツリープロトコルを有利に利用して、メッシュ型ネットワーク内の他のゾーンプレーヤおよび/または他のデバイスと通信する。スパニングツリープロトコルを用いることにより、ポイント間で最短経路が決定し、更にはゾーンプレーヤ間で低遅延音声データの不要なホップ数が減って(例えば0になって)、低遅延音声の配信が可能となる。スパニングツリープロトコルは、例えばゾーンプレーヤ700が接続されるポートおよび/またはデバイスの情報を含むスパニングツリープロトコルテーブル(例えばメモリ410に記憶されている)で構成されてもよい。スパニングツリープロトコルコントローラ706は、ゾーンプレーヤが追加されたとき、かつ/またはゾーンプレーヤの構成が変化したときに、スパニングツリープロトコルテーブルを再構成する。例えば、スパニングツリープロトコルコントローラ706は、ゾーンプレーヤ700がサテライト型のゾーンプレーヤ(例えばメッシュ型ネットワーク化モードを介して接続された)との接続を切ると共に異なるネットワーク化モード(例えばスター型ネットワーク化モード)でサテライト型の同じゾーンプレーヤに再接続を行ったときに、スパニングツリープロトコルテーブルを変更する。
図8は、ゾーンプレーヤ802,804,806,808を備えたゾーンプレーヤネットワーク800のブロック図を示す。また、図8は、ゾーンプレーヤネットワークがメッシュ型である場合の、ゾーンプレーヤ802〜808の各スパニングツリープロトコルテーブル810,812,814,816を示す。図8に示すメッシュ型では、ゾーンプレーヤ802〜808のいずれかが、他のいずれかの(1つ以上の)ゾーンプレーヤ802〜808と一緒に、かつ/または共通ネットワークに接続された他のいずれかのゾーンプレーヤと一緒に、ゾーングループ内でグループ化される。
スパニングツリープロトコルテーブル810〜816は、各ゾーンプレーヤ802〜808のスパニングツリープロトコルを示す。ゾーンプレーヤネットワーク800において、ゾーンプレーヤ802(ZP1)は他のゾーンプレーヤ804〜808に対するルートノードとして構成されている。ただし、ゾーンプレーヤ802以外のゾーンプレーヤがネットワークのルートノードとされるゾーンプレーヤネットワークが存在してもよい。この場合、ゾーンプレーヤ802は、ゾーンプレーヤ804〜808を始点とする最小パスコスト経路が通るようなノードとされる。ゾーンプレーヤ804〜808は、それぞれのアドレスに基づくノードとされる。
ゾーンプレーヤ802のスパニングツリープロトコルテーブル810は、ゾーンプレーヤ802が用いるポートについてのフォワーディングテーブルを含む。あるゾーンプレーヤ(例えばゾーンプレーヤ808)が当初にネットワーク800に接続された場合、残りのゾーンプレーヤ802〜806のスパニングツリープロトコルコントローラ706は、それぞれエントリーを追加して新たなゾーンプレーヤ808への接続を反映させる。
メッシュ型ネットワークは、デバイスが他のデバイスからのプローブを(無線周波数(例えば2.4GHz)におけるチャネルを介して)認識した場合に、ランタイムにおいて生成される。(例えばネットワーク800に追加される)新規デバイスの存在が認識されると、ネットワーク上に存在する各デバイス(例えばゾーンプレーヤ802〜806)は、ブリッジ層内にそれぞれピアツーピアトンネルを設ける。ピアツーピアトンネルは、新規デバイス818(例えば、新規デバイスの媒体アクセス制御(MAC)アドレス)の特定、ポート(またはトンネル)820の種類(例えばピアツーピア、無線ピアツーピア)の特定、ポート(またはトンネル)822のフォワーディングステート(例えば、新規デバイスから送信されたパケットとの関係)の特定、および、リモートポートトンネル824のフォワーディングステート(例えば、スパニングツリープロトコルテーブルに関連するデバイスから受信したパケットと新規デバイスとの関係)の特定を行うものである。
ネットワーク800では、プローブが、期待されるゾーンプレーヤ802の識別情報(例えばUUID)を含むものであるかを知るために、当該プローブの検査が行われる。プローブがゾーンプレーヤ802から送信されたものでない場合、プローブは無視されてピアツーピアトンネルは生成されない。その結果、有線イーサネットのポートが、1つの無線ピアツーピアトンネルに橋渡しされ、ゾーンプレーヤ804〜808のうちの1つがゾーンプレーヤ802に接続される。サテライト型のゾーンプレーヤ804〜808がゾーンプレーヤ802からのプローブを受信しなかったことを理由にピアツーピアトンネルが設けられない場合であっても、ゾーンプレーヤネットワーク800は有線ポートを用いて成立させることができる。
ゾーンプレーヤネットワーク800を片方向(single-linked)メッシュ型ネットワークとして開始することにより(あるいは、ゾーンプレーヤの構成がメッシュ型からスター型もしくはサテライト型に変化する場合)、ネットワーク800の更なるトポロジ変更の回数が減る(例えば最少になる)可能性がある。ゾーンプレーヤネットワーク800がフルメッシュ型で開始し、さらに、第1のゾーンプレーヤ802が見いだされた後にゾーンプレーヤへの(ゾーンプレーヤ802以外への)ピアツーピアリンクが除去されると、使用される1つ以上のリンクが除去されて音声の再生が妨げられる可能性がある。さらに、フルメッシュ型で新規ゾーンプレーヤを起動すると、ゾーンプレーヤが起動する(例えば作動し、かつ/または、ネットワーク800に追加される)たびに、更なるトポロジ変更が必然的に生じる。幾つかの例ではネットワーク800が再構成されるところ、こうしたトポロジ変更により、ネットワークに対する大幅な性能の低下が生じる可能性がある。
スパニングツリープロトコルテーブル812〜816に示すように、ポートの幾つかは
スパニングツリープロトコルに従ってブロックされている。ブロックされたポートにより、ネットワーク内でのデータのループが低下する(例えば防止される)。
VII.スパニングツリープロトコルによるルート選択
ある実施形態では、ハウスホールドシステム(HH)ネットワークに追加される第1のゾーンプレーヤが、スパニング木のルートとして選択される。ルートとして追加される第1のゾーンプレーヤの指定は、当該第1のゾーンプレーヤの「ブリッジプライオリティ」を、ローカルネットワーク(例えばハウスホールドネットワーク)に追加される他のいずれのゾーンプレーヤのものよりも低くなるようにスタティックに構成することにより容易に行われる。ある実施形態では、ブリッジプライオリティが、ルート選択について比較の対象となる第1のパラメータ(例えば、ブリッジプライオリティの低い方が勝者である)であるので、ローカルネットワークに追加される第1のゾーンプレーヤが、スパニング木のルートとして常に確実に選択される。
例えばユーザがルートを別の場所に移動させた場合、ルート決定の副次的な影響が生じ、元の或る「ルート」ゾーンプレーヤはそのホームルータに対し離れた位置からマルチホップすることになる。ブリッジプライオリティがスタティックに構成されているので、より最適なスパニング木のルートが利用可能であっても、このゾーンプレーヤは依然としてそれ自身をスパニング木のルートとして選択する。これにより、フレームフォワーディングのための準最適経路(例えば図9に示すもの)が生じる。
ある実施形態では、スパニング木のルートを再選択して準最適ルートの選択を避ける方法が提供される。再選択のプロセスは、スパニング木の現ルートにより開始される。また、再選択のプロセスは、当該ネットワークについてデフォルトルータに最も近いゾーンプレーヤがスパニング木のルートであるという前提に基づいている。
ある実施形態では、指定されたターゲットにメッセージを到達させるために多くの中継が必要になることに鑑みて、ネットワークのスパニング木の好ましいルートまたは「最適ルート」が、デフォルトルータ(例えばハウスホールドシステムのデフォルトルータ)に最近傍のものである。例えば、現ルートからそのデフォルトルータへユニキャストフレームが送信された場合、他の或るゾーンプレーヤがこのフレームを受信するのは、現ルートがスパニング木の最適ルートになっていないときである。
ある実施形態では、1つより大きい数のブリッジが直接にデフォルトルータに接続されている場合、複数のブリッジのどれかスパニング木のルートとして選択できる。
再選択プロセスの場合、ローカルネットワーク(例えばハウスホールドシステム)内に存在する各ゾーンプレーヤは、そのデフォルトルータのMACアドレスについてフォワーディングエントリを有するものとみなされる。これにより、デフォルトルータのMACアドレスで特定されたユニキャストフレームをゾーンプレーヤが受信した場合に、当該ゾーンプレーヤが例えばゾーンプレーヤのフォワーディングポートのすべてにはユニキャストフレームを送信しない。
ある実施形態では、以下のゾーンプレーヤがルート選択に参加することになる。すなわち、第1に、デフォルトルータへの有効なフォワーディングエントリを有するルートゾーンプレーヤである。第2に、デフォルトルータへの有効なフォワーディングエントリとフォワーディングステートにおける少なくとも1つのレガシーポートとを有する中間ゾーンプレーヤである。中間ゾーンプレーヤは、例えばルートゾーンプレーヤからデフォルトルータへの経路上にある。現在スパニング木のルートとして機能しているゾーンプレーヤにより、ルート選択が開始される。どのゾーンプレーヤもルートとして機能しない場合、ユーザが手作業で構成したデバイスがトポロジのルートとなり、この場合ルート選択は行われない。
ある実施形態では、ルートパスコストの決定を伴うクエリベースのプロセスを用いて、ルートの選択が容易に行われる。スパニング木の現ルートは、ルートパスコストの分析を行って、特別なユニキャストの「ルートパスコストクエリ」フレーム(例えばrtPathCostQry)を、そのデフォルトルータに送信する。現在のルートが最適ルートである限り、他のゾーンプレーヤはこのフレームを受信せず、当該ゾーンプレーヤは、現ルートからのメッセージをルータに中継する。ハウスホールドシステム内の各ゾーンプレーヤがその特別なユニキャストフレームを受信するように設定されているとすると、各ゾーンプレーヤは、ゾーンプレーヤの「ルートパスコスト」を含む現ルートにレスポンスを返す。
スパニング木のルートブリッジへの「ルートパスコスト」が、接続されたゾーンプレーヤからルートまでの経路であって、全ゾーンプレーヤからルートまでの全経路においてコストが好ましい(または最適な)経路である。経路を往来するコストは、その経路上の領域のコストである。種々の技術は、複数のネットワーク領域について異なるデフォルトコストを有する。ある実施形態では、スパニングツリーの最適ルートは、例えば「ルートパスコスト」の値が最大となるゾーンプレーヤである。
図9は、ネットワーク900における準最適なスパニングツリーのルートの選択プロセスを示す。図9に示すように、ハウスホールドネットワーク900は、ルータ905、第1のゾーンプレーヤ910、第2のゾーンプレーヤ915および第3のゾーンプレーヤ920を備える。当該ネットワークのルートとして現在指定されている第1のゾーンプレーヤ910は、ルータ905と通信する(符号902で示す)と共に、メッセージフレーム904を第2のゾーンプレーヤ915に送信する。このメッセージフレーム904は、無線中継を1回行って第2のゾーンプレーヤ915に到達する。
図9に示すように、ユーザが第1のゾーンプレーヤ910を別の場所に移動させた場合、第1のゾーンプレーヤ910は違う経路に沿ってフレームを第2のゾーンプレーヤ915に送信する。つまり、ルータ905からのフレームは、2回のホップ906,908,912を行って、ルータ905から第3のゾーンプレーヤ920、第1のゾーンプレーヤ910、第2のゾーンプレーヤ915へと伝送される。パスコストが増加したことにより、第1のゾーンプレーヤ910はもはや最適ルートの選択を行わない。この例では、第3のゾーンプレーヤ920がより最適ルートを選択して、ルータ905と他のゾーンプレーヤ910,915との間で通信を行う。
図10は、スパニングツリーのルート選択方法1000のフロー図を示す。ブロック1005では、ネットワーク(例えばハウスホールドメッシュ型ネットワークまたはスター型ネットワーク)上の現ルートが、ユニキャストメッセージをネットワークのルータに送信する。ブロック1010では、ネットワーク上の他のゾーンプレーヤがユニキャストメッセージを受信したか否かが判定される。受信していない場合、現ルートは、再度ユニキャストメッセージを(例えば周期的に、または時間内の後半に)送信する。ルータでなく(またはルータの前に)他のゾーンプレーヤがユニキャストメッセージを受信した場合、次のブロック1015で、現ルートが、他のゾーンプレーヤからレスポンスを受信する。ブロック1020では、現ルートが、受信したレスポンスに基づいて、ネットワークのスパニングツリーの最適ルートを決定する。ブロック1025では、ルートが指定される。例えば、現ルートは、現在のネットワークのスパニングツリーについては他のゾーンプレーヤがより最適であると判定し、メッセージを送信して他のゾーンプレーヤを新規ルートとして指定する。
図11は、ルートが再選択されたスパニング木の構成で接続された複数のデバイスを含むネットワーク1100を示す図である。デフォルトルータ1105は、通信リンク1102,1104,1106を介して、複数のゾーンプレーヤ1110,1115,1120と通信する。当初はネットワークの現ルートとしてゾーンプレーヤ1120が指定される。ゾーンプレーヤ1120のルートパスコストのクエリは、ユニキャストメッセージフレームをデフォルトルータ1105に送信する。
ゾーンプレーヤ1115は、ゾーンプレーヤ1120からメッセージを受信すると、関連するコスト(例えばコスト150)を有するレスポンス1108を送信する。また、ゾーンプレーヤ1110は、ゾーンプレーヤ1115を介してメッセージを受信し、レスポンス1108よりも大きいコスト(例えばコスト300)を有するレスポンス1112を返す。このようにする理由は、ゾーンプレーヤ1110がルータ1105に近く、現ルート1120から遠いからである。
ゾーンプレーヤ1120は、レスポンス1108,1112を受信し、それらのコストを分析する(例えば300対150)。ルートパスコストの分析に基づいて、ゾーンプレーヤ1120により当該ルートがもはや最適ルートでないと判定されると、より高いコストを有するゾーンプレーヤ1110が、ネットワーク1100についての新規ルートとして指定される。
図12は、スパニングツリーのルートの選択方法1200のフロー図を示す。ブロック1205では、デバイスが、それ自身が現ルートであるか否かを判定する。例えば、ローカル再生ネットワーク上の再生デバイスが、それ自身のIPアドレスを得て、それがローカルネットワークにおけるスパニングツリーのルートであると判定する。デバイスは、例えばスパニングツリーのルートパスコストを調べることにより、そのデバイス自身がルートであるか否かを判定する。デバイスのルートパスコストが「0」である場合、当該デバイスがスパニングツリーのルートとなる。ブロック1210では、ルートが、ブリッジテーブルにおけるデフォルトルータのMACアドレスへのエントリ(期限切れでないもの)について、それ自身が有するか否かを判定する。その場合、ブロック1215では、ルートが、ユニキャストメッセージ(例えばパスコストクエリフレーム)をそのデフォルトルータに送信する。ある例では、ユニキャストフレームは、特別なイーサタイプを有しており、それ自身をルートパスコストのクエリフレームとして特定する。各再生デバイスは、このフレームを受信するように設定されている。一例では、このフレームは、デフォルトルータにより放棄される。
また、ブロック1220では、所定時間に設定されたタイマを開始する。所定時間は、中間デバイスからレスポンスが返信されるのをルートが期待する時間内の値に設定される。例えば、タイマは変数PATH_COST_QRY_TIMEOUT(3秒かそれ以上)に設定されてもよい。ルートがこの時間内にレスポンスを受信しない場合、ルートは、それ自身がスパニングツリーの最適ルートであるとみなす。
ブロック1225では、デバイスがメッセージを受信する。例えば、ルートとルータとの間に位置する中間ゾーンプレーヤが、当該メッセージを受信すると共に、例えばイーサタイプフィールドを用いて、特別なルートパスコストクエリ(rtPathCostQry)フレームを特定する。ブロック1230では、中間デバイスが、ブリッジテーブルにおけるMACディスティネーションアドレスへのフォワーディングエントリ(期限切れでないもの)について、それ自身が有するか否かを判定する。有しない場合、ブロック1235で、メッセージが破棄される。中間デバイスがメッセージへディスティネーションへのフォワーディングエントリを有する場合、ブロック1240で、デバイスがメッセージを転送する。例えば、中間ゾーンプレーヤは、スパニングツリーの規則に従って、標準のユニキャストフレームとしてフレームを転送する。ブロック1245では、デバイスは、関連するルートパスコストを有するルートに応答を返す。例えば、ゾーンプレーヤが(例えばアプリケーションプロセスを用いて)フレームを受信するように設定される共に、フォワーディングステートで少なくとも1つの有線/無線インタフェースを有する場合、ゾーンプレーヤはゾーンプレーヤの現「ルートパスコスト」にレスポンスを送信する。ただし、中間のゾーンプレーヤがルートパスコストクエリのMACディスティネーションアドレスへのフォワーディングエントリを有しない場合、ゾーンプレーヤはrtPathCostQryフレームを無効にする。
ブロック1250では、メッセージがルートからルータに送信される際に、デバイスによる受信プロセス(ブロック1225〜1245)が後続の中継で繰り返される。理想的な例では、既存のルートが最適ルートである場合、ネットワーク上に存在する他のいずれのゾーンプレーヤもrtPathCostQryフレームを受信しない。いずれかのゾーンプレーヤがゲートウェイフレームへのホップを受信した場合、スパニングツリーを最適化する余地がある。
ブロック1255では、ルートが、与えられた時間内にいずれかのレスポンスが受信されたか否かを判定する。レスポンスが受信されなかった場合、ブロック1260で、ルート指定は変わらないままである。ブロック1265では、ルートが中間デバイスからいずれかのレスポンスを受信した場合、新規ルートが判定される。新規ルートの決定は、例えば、中間ゾーンプレーヤから送信されたルートパスコストのレスポンスどうしを比較して行われる。
ブロック1270では、新規ルートデバイスに、当該デバイスがルートとして指定されたことが通知される(例えばブリッジプライオリティが交換される)。ネットワーク上の他のデバイスにも同様の内容が通知されてよい。ブロック1275では、ルートデバイスが、ネットワークトポロジの変化があったか否かを判定する。変化があった場合、プロセスはブロック1205から再スタートする。変化がない場合、デバイスはトポロジの変化を待ってルート選択を再評価する。ある実施形態では、ネットワークトポロジの変化があった後にルート選択を再評価する代わりに(またはそれに加えて)、ルートブリッジのパワーサイクルの後にルートを再選択してもよい。
ある実施形態では、トポロジ変更中に、1つより大きい数のブリッジが、それ自身がスパニングツリーのルートを有すると判定する。現ルートのゾーンプレーヤは、この時間内にルート選択が開始するのを妨げるように、最後のトポロジ変更通知を受け取った後の所定期間待機するように構成される。この時間内に新しいトポロジ変更通知が受信されない場合、ルートデバイスはルート選択プロセスを開始する。
ある実施形態では、スパニングツリープロトコルにおけるトポロジ変更通知(TCN)の伝達は低速で行われる。デバイスが一旦TCNを送信する必要があると判定すると、当該デバイスは、ルートのポートを通じて、指定されたブリッジにTCNを転送する。指定されたブリッジは、アクノレッジメント(ACK)を返信し、TCNをルートに転送する責任(responsibility)を有する。TCNのフレームを受信した後、ルートはトポロジ変更(TC)のフラッグを「Hello」フレームにセットする。その後に、TCは、ネットワーク内の他のブリッジにより転送される。Helloインターバルと、Helloフレームが必要とするホップ数に応じて、ブリッジがTCNフレームをルートに送信するまでの時間と、幾つかのブリッジ数のホップが通知を受信するまでの時間との間に大幅な遅延が存在する。したがって、ある実施形態では、TCNの設定時間は、以下の組み合わせで決定される。すなわち、1)TCNを生成するブリッジからルートブリッジまでTCNが伝送されるまでの時間(例えば1.5ms)、および、2)ネットワーク内の全ブリッジへルートのハローが伝送されるまでの時間(例えば最大7ホップとして)である。例えば、Helloインターバル時間は、Helloインターバルが2秒であるとして、7ホップ+1ホップで15秒である。ある実施形態では、ルートと中間ゾーンプレーヤとが確実にデフォルトルータへのフォワーディングエントリを有するように、ルートは、ルート選択プロセスを開始する前に、デフォルトルータのIPアドレスに対してアドレス解決プロトコル(ARP)リクエストを送信する。
図面においてある例が示されているが、図面に示された1つ以上のインタフェース、データ構造、要素、プロセスおよび/またはデバイスは、任意の方法で、組み合わせ、分割、再構成、省略、削除および/または実装されてよい。さらに、1つ以上のコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、および/または、これら(ハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェア)の任意の組み合わせにより実装できる。したがって、例えば本明細書で開示しているコンポーネントのいずれかは、1つ以上の回路、プログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、および/またはフィールドプログラマブルロジックデバイス(FPLD)などにより実装されてもよい。
この出願のいずれかの装置の請求項が純粋なソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装をカバーするように記載されている場合、本明細書において、例示的なコンポーネントのうち少なくとも1つが、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを記憶するメモリ、ブルーレイ、DVD、CDなどのコンピュータ読み出し可能な記録媒体を含むように明確に定義されている。さらに、本明細書で開示されているデバイスは、図面に示したものに加えて(または代わって)1つ以上の要素、プロセスおよび/またはデバイスを備えてもよく、かつ/または、図示した複数のエレメント、プロセスおよびデバイスのうちの1つより大きい数のものを備えてもよい。
VIII.結論
上記の通り、メディアコンテンツの配信において認識できる程度の遅延を低下させつつ(または回避しつつ)、ハウスホールドシステムおよび/または他の再生環境において無線による音声再生を可能とするシステムと方法が得られる。本明細書で説明している環境を利用してネットワークトポロジを変更することにより、有効かつ低遅延のメディアコンテンツ配信を継続して行うことができる。さらに、本明細書で説明している実施形態は、無線通信リンクによるメディアコンテンツの低遅延配信が必要となる(または好ましい)システムにおいて有用である。
ある実施形態により提供される方法は、再生ネットワーク上で現ルートデバイスとして指定された再生デバイスが、再生ネットワーク上のルータにクエリメッセージを送信するステップを含む。再生ネットワークは、スパニングツリープロトコルに従って組織されている。また、この方法は、現ルートデバイスが、その現ルートデバイスとルータとの間に位置する少なくとも1つの中間デバイスから送信されたレスポンスを評価するステップを含む。少なくとも1つの中間デバイスは、現ルートデバイスからルータに送信されたクエリメッセージを中継すると共に、中間デバイスに関連するルートパスコストを示すレスポンスを現ルートデバイスへ返信する。また、この方法は、現ルートデバイスが、ルートパスコストを示すレスポンスを基に、再生ネットワークについて新規ルートデバイスを決定するステップを含む。また、この方法は、新規ルートデバイスが現ルートデバイスと異なる場合に、現ルートデバイスと新規ルートデバイスとの間でブリッジプライオリティを現ルートデバイスにより交換するステップを含む。
ある実施形態により、プロセッサが実行する命令を有するコンピュータ読取可能な記録媒体が提供される。この命令がプロセッサにより実行されると、再生ネットワークにおいてスパニングツリーのルート選択方法が実施される。この方法は、再生ネットワーク上で現ルートデバイスとして指定された再生デバイスが、再生ネットワーク上のルータにクエリメッセージを送信するステップを含む。再生ネットワークは、スパニングツリープロトコルに従って組織されている。また、この方法は、現ルートデバイスが、その現ルートデバイスとルータとの間に位置する少なくとも1つの中間デバイスから送信されたレスポンスを評価するステップを含む。少なくとも1つの中間デバイスは、現ルートデバイスからルータに送信されたクエリメッセージを中継すると共に、中間デバイスに関連するルートパスコストを示すレスポンスを現ルートデバイスへ返信する。また、この方法は、現ルートデバイスが、ルートパスコストを示すレスポンスを基に、再生ネットワークについて新規ルートデバイスを決定するステップを含む。また、この方法は、新規ルートデバイスが現ルートデバイスと異なる場合に、現ルートデバイスと新規ルートデバイスとの間でブリッジプライオリティを現ルートデバイスにより交換するステップを含む。
ある実施形態により提供されるメディア再生デバイスは、ネットワーク接続を介してデータを送受信する通信インタフェースを備える。このデータは、再生用マルチメディアコンテンツを含む。また、このデバイスは、命令とデータを記憶するメモリを備える。この命令とデータは、ローカル再生ネットワークについてのルートとしてメディア再生デバイスの指定を行うものである。また、このデバイスはプロセッサを備える。このプロセッサは、ローカル再生ネットワーク上のルータにクエリメッセージを送信するように構成されている。ローカル再生ネットワークは、スパニングツリープロトコルに従って組織されている。また、プロセッサは、ルートとルータとの間に位置する少なくとも1つの中間デバイスから送信されたレスポンスを評価するように構成されている。少なくとも1つの中間デバイスは、ルートからルータに送信されたクエリメッセージを中継すると共に、中間デバイスに関連するルートパスコストを示すレスポンスをルートへ返信する。また、プロセッサは、ルートパスコストを示すレスポンスを基に、ローカル再生ネットワークについて新規ルートを決定するように構成されている。また、プロセッサは、新規ルートがルートと異なる場合に、メディア再生デバイスと、新規ルートに関連する中間デバイスとの間でブリッジプライオリティを交換するように構成されている。
記載が、多岐に亘る例示的なシステム、方法、装置および製造に関して行われ、その他の構成、ファームウェアおよび/またはハードウェア上で実行されるソフトウェアに関しても行われた。しかし、それらは、単に例示であって、制限を意味するものではない。例えば、これらのファームウェア、ハードウェアおよび/またはソフトウェアは、ハードウェア単独で実施でき、ソフトウェア単独で実施でき、ファームウェア単独で実施でき、ファームウェア、ハードウェアおよびソフトウェアのうちの二以上を組み合わせても実施できる。例示的なシステム、方法、装置および/または製造品が記載されているけれども、それらは、そのような、システム、方法、装置および/または製造品が実施される唯一の手法ではない。
加えて、示された、特定の特徴、構造、または、実施形態に関連して記載された構成は、一実施形態として発明に含まれる。この明細書の様々な場所でのフレーズは、そのフレーズが行われた実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態にも適用できる。また、明細書で記載された実施形態を、他の実施形態と結合されることができることは、当業者には、明白である。
明細書は、ネットワークに結合されたデータ処理装置の動作と直接または間接的に共通点がある、例示的な環境、システム、手続き、ステップ、論理ブロック、処理およびその他の象徴する記載を行った。これらのプロセスの記述および表現によって、当業者は本発明を効率的に実施できる。明細書は、開示の理解が得られるように説明した。しかし、当業者は、この発明のある実施形態が、特定の細部なしで実施できることを理解できる。他の事実として、実施例の側面をいたずらに曖昧(冗長)にすることを回避するため、周知の方法、手続き、成分および電気回路が、詳細に記載されていない。したがって、開示の範囲は、行われた実施形態の記載よりも添付の特許請求の範囲により規定される。
添付の特許請求の範囲のいずれかが、ソフトウェアおよびファームウェアのうちの少なくとも一方をカバーするとき、それらの少なくとも1つを記憶する、メモリ、DVD、CD、ブルーレイ等、または、ソフトウェアおよびファームウェアのうちの少なくとも1つの有体の媒体は、本発明の範疇に含まれる。

Claims (20)

  1. 再生ネットワーク上で現ルートデバイスとして指定された再生デバイスが、前記再生ネットワーク上のルータにクエリメッセージを送信するステップ、ここで前記再生ネットワークは、スパニングツリープロトコルに従って組織されたものである、
    前記現ルートデバイスが、該現ルートデバイスと前記ルータとの間に位置する少なくとも1つの中間デバイスから送信されたレスポンスを評価するステップ、ここで前記少なくとも1つの中間デバイスは、前記現ルートデバイスから前記ルータに送信された前記クエリメッセージを中継すると共に、前記中間デバイスに関連するルートパスコストを示すレスポンスを前記現ルートデバイスへ返信する、
    前記現ルートデバイスが、前記ルートパスコストを示すレスポンスを基に、前記再生ネットワークについて新規ルートデバイスを決定するステップ、
    前記現ルートデバイスが、前記新規ルートデバイスが前記現ルートデバイスと異なる場合に、該現ルートデバイスと前記新規ルートデバイスとの間でブリッジプライオリティを交換するステップを含む
    方法。
  2. さらに、ルートの再選択が前記再生ネットワークのトポロジ変更時に開始されるステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. さらに、ルートの再選択が前記現ルートデバイスの起動時に開始されるステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つの中間デバイスから送信されたレスポンスを評価するステップと、前記新規ルートデバイスを決定するステップとは、送信されたルートパスコストどうしを比較して、最も大きいルートパスコストの値に関連する中間デバイスを前記新規ルートデバイスとして選択するステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. レスポンスが受信されない場合、前記現ルートデバイスが、前記再生ネットワークのルートデバイスとして維持される、
    請求項1に記載の方法。
  6. さらに、前記現ルートデバイスが、レスポンスを受信するための時間にタイマをセットするステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  7. さらに、前記現ルートデバイスが、前記再生ネットワーク上のデバイスに、トポロジ変更通知を伝送するステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  8. プロセッサが実行する命令を有するコンピュータ読取可能な記録媒体であって、該命令が前記プロセッサにより実行されると、再生ネットワークにおいてスパニングツリーのルート選択方法が実施されるものであり、
    前記方法は、
    再生ネットワーク上で現ルートデバイスとして指定された再生デバイスが、前記再生ネットワーク上のルータにクエリメッセージを送信するステップ、ここで前記再生ネットワークは、スパニングツリープロトコルに従って組織されたものである、
    前記現ルートデバイスが、該現ルートデバイスと前記ルータとの間に位置する少なくとも1つの中間デバイスから送信されたレスポンスを評価するステップ、ここで前記少なくとも1つの中間デバイスは、前記現ルートデバイスから前記ルータに送信された前記クエリメッセージを中継すると共に、前記中間デバイスに関連するルートパスコストを示すレスポンスを前記現ルートデバイスへ返信する、
    前記現ルートデバイスが、前記ルートパスコストを示すレスポンスを基に、前記再生ネットワークについて新規ルートデバイスを決定するステップ、
    前記現ルートデバイスが、前記新規ルートデバイスが前記現ルートデバイスと異なる場合に、該現ルートデバイスと前記新規ルートデバイスとの間でブリッジプライオリティを交換するステップを含む
    コンピュータ読取可能な記録媒体。
  9. 前記方法は、さらに、ルートの再選択が前記再生ネットワークのトポロジ変更時に開始されるステップを含む、
    請求項8に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  10. 前記方法は、さらに、ルートの再選択が前記現ルートデバイスの起動時に開始されるステップを含む、
    請求項8に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  11. 前記少なくとも1つの中間デバイスから送信されたレスポンスを評価するステップと、前記新規ルートデバイスを決定するステップとは、送信されたルートパスコストどうしを比較して、最も大きいルートパスコストの値に関連する中間デバイスを前記新規ルートデバイスとして選択するステップを含む、
    請求項8に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  12. レスポンスが受信されない場合、前記現ルートデバイスが、前記再生ネットワークのルートデバイスとして維持される、
    請求項8に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  13. さらに、前記現ルートデバイスが、レスポンスを受信するための時間にタイマをセットするステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  14. メディア再生デバイスであって
    ネットワーク接続を介してデータを送受信する通信インタフェース、ここで前記データは再生用マルチメディアコンテンツを含むものである、
    命令とデータを記憶するメモリ、ここで前記命令とデータは、ローカル再生ネットワークについてのルートとして前記メディア再生デバイスの指定を行うものである、
    プロセッサ
    を備え、前記プロセッサは、
    前記ローカル再生ネットワーク上のルータにクエリメッセージを送信し、ここで前記ローカル再生ネットワークは、スパニングツリープロトコルに従って組織されたものである、
    前記ルートと前記ルータとの間に位置する少なくとも1つの中間デバイスから送信されたレスポンスを評価し、ここで前記少なくとも1つの中間デバイスは、前記ルートから前記ルータに送信された前記クエリメッセージを中継すると共に、前記中間デバイスに関連するルートパスコストを示すレスポンスを前記ルートへ返信する、
    前記ルートパスコストを示すレスポンスを基に、前記ローカル再生ネットワークについて新規ルートを決定し、
    前記新規ルートが前記ルートと異なる場合に、前記メディア再生デバイスと、前記新規ルートに関連する前記中間デバイスとの間でブリッジプライオリティを交換する、ように構成されている
    メディア再生デバイス。
  15. 前記プロセッサは、前記ローカル再生ネットワークのトポロジ変更時にルートの再選択を開始するように構成されている、
    請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記プロセッサは、前記メディア再生デバイスの起動時にルートの再選択を開始するように構成されている、
    請求項14に記載のデバイス。
  17. 前記プロセッサは、前記少なくとも1つの中間デバイスから送信されたレスポンスの評価と、前記新規ルートデバイスの決定において、送信されたルートパスコストどうしを比較して、最も大きいルートパスコストの値に関連する中間デバイスを前記新規ルートとして選択するように構成されている、
    請求項14に記載のデバイス。
  18. 前記プロセッサは、レスポンスが受信されない場合に前記メディア再生デバイスを前記ローカル再生ネットワークのルートとして維持するように構成されている、
    請求項14に記載のデバイス。
  19. 前記プロセッサは、レスポンスを受信するための時間にタイマをセットするように構成されている、
    請求項14に記載のデバイス。
  20. ゾーンプレーヤを備える、
    請求項14に記載のデバイス。
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