JP2003218458A - 半導体発光装置 - Google Patents

半導体発光装置

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JP2003218458A
JP2003218458A JP2002014463A JP2002014463A JP2003218458A JP 2003218458 A JP2003218458 A JP 2003218458A JP 2002014463 A JP2002014463 A JP 2002014463A JP 2002014463 A JP2002014463 A JP 2002014463A JP 2003218458 A JP2003218458 A JP 2003218458A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自励発振特性を有し、光ディスクなどからの
戻り光に対して安定な動作をする低雑音の半導体レーザ
を提供する。 【解決手段】 本発明の半導体発光装置は、発光層と可
飽和吸収層とが基板上に形成された窒化物半導体発光装
置であって、可飽和吸収層の井戸層の厚さdが、0.5
nm≦d≦4nmであることを特徴とする。この厚さd
は、0.5nm≦d≦3nmであることが好ましい。ま
た、可飽和吸収層の光の閉じ込め係数Γは、0.001
≦Γ≦0.016であることが好ましく、0.001≦
Γ≦0.012であればより好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体発光装置に
関する。特に、自励発振を伴う低雑音の窒化物半導体レ
ーザの発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】次世代の光ディスクシステムに使用する
ピックアップ用の光源には、高記録密度の実現のため、
より集光径を小さくすることが可能な短波長光源が用い
られる。しかし、コスト削減のため、光ディスクシステ
ムにおけるレンズや光ディスクなどに、安価なプラスチ
ック系の材質を用いると、プラスチック系の材質の吸収
波長が390nm程度以下であるため、光ディスクシス
テム用の光源には発振波長が400nm前後のものが望
ましい。また、更なる短波長化は材質の検討が必要にな
り、量産には不向きとなる。このような短波長光源には
半導体レーザが用いられ、代表的な材質は窒化ガリウム
化合物半導体レーザである。
【0003】窒化物半導体レーザを、光ディスクシステ
ムなどに用いる際に問題となるのは、戻り光による雑音
であり、かかる雑音を減少させるため、たとえば自励発
振特性を備えた構造が用いられる。自励発振は、半導体
レーザに注入されたキャリアによって反転分布が生じて
いる利得領域と可飽和吸収層とのキャリア、光子の相互
作用によって生じ、様々な物性値を適切に合わせること
により初めて発生する。可飽和吸収層に要求される主な
特性は、実質的なバンドギャップが活性層(利得領域)
と同じか、あるいは狭いこと、キャリア寿命が活性層よ
り短くおよそ1.5ns以下であること、可飽和吸収す
ることなどである。可飽和吸収するとは、光の吸収量が
多くなると吸収係数が減少する特性をいう。
【0004】一般に半導体レーザには長寿命特性が必要
であり、具体的には動作光出力において10000時間
以上、室温での連続発振が求められている。窒化物半導
体レーザの発振閾値は近年非常に低くなっており、閾値
電流密度で4KA/m2を下まわっている。しかしなが
ら可飽和吸収層を設けると閾値利得レベルが上昇するた
めに、閾値電流密度が上がってしまい、自励発振特性は
得られるものの寿命が短くなりやすい。
【0005】このような自励発振を伴う光ディスク用の
窒化物半導体レーザは、特開平9−191160号公報
に紹介されている(図13)。同公報によれば、InG
aNを材質とした可飽和吸収層をpガイド層に設けるこ
とにより、安定で低雑音の半導体レーザを得ることがで
きるとしている。この半導体レーザの構造は、基板側よ
り、N電極199、n型SiC基板200、n型AlN
層201、n型AlGaNクラッド層202、n型Ga
N光ガイド層203、InGaN量子井戸活性層20
4、p型GaN光ガイド層205、p型AlGaNクラ
ッド層206、p型GaNコンタクト層207、P電極
209である(図13)。p型GaN光ガイド層205
にはInGaN可飽和吸収層208が設けられ、可飽和
吸収層208の厚さは5nmである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の可飽和
吸収層を含む窒化物半導体レーザは、可飽和吸収層のみ
を除いた構造に比べて閾値電流の上昇が大きくなるとい
う問題があった。また、可飽和吸収層を用いた自励発振
構造は、GaAs系の半導体レーザでは既知であるが、
窒化物半導体レーザで同様の現象を発生させるのには更
なる検討が必要であり、窒化物半導体レーザは、GaA
s系半導体のレーザと比べて透明キャリア密度が高いた
めに、閉じ込め係数が大きくなると閾値電流密度を決め
ている閾値利得レベルが高くなるという問題があった。
【0007】本発明は、光ディスクなどからの戻り光に
対して安定な動作をする低雑音の半導体レーザを提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体発光装置
は、発光する活性層と可飽和吸収層とが基板上に形成さ
れた窒化物半導体発光装置であって、可飽和吸収層の井
戸層の厚さdが、0.5nm≦d≦4nmであることを
特徴とする。
【0009】この厚さdは、0.5nm≦d≦3nmで
あることが好ましい。可飽和吸収層の光の閉じ込め係数
Γは、0.001≦Γ≦0.016であることが好まし
く、0.001≦Γ≦0.012であることがより好ま
しい。
【0010】発光する活性層と可飽和吸収層との距離l
1は、10nm≦l1≦75nmが好ましい。
【0011】可飽和吸収層は、単一量子井戸からなるも
のであっても、多重量子井戸からなるものであっても好
ましい。
【0012】この可飽和吸収層は、InGaNからなる
ものが好ましい。また、活性層と可飽和吸収層の間に
は、バンドギャップがGaNより大きいキャリアブロッ
ク層が設けられていることが好ましく、キャリアブロッ
ク層の材質としては、InAlGaN、AlGaNまた
はInAlNが好ましい。キャリアブロック層を設ける
ことで注入キャリアが可飽和吸収層に流入して可飽和吸
収層が飽和状態になるのを防ぐことができる。
【0013】ここでいう活性層と可飽和吸収層との距離
1は、活性層の可飽和吸収層側の最端から、可飽和吸
収層の活性層側の最端までの距離であって、活性層とは
井戸層の発光波長に直接関寄する層全体を示し、通常、
多重量子井戸構造においては井戸層とバリア層を含む。
また、その最端は井戸層であったりバリア層であったり
する。可飽和吸収層とは、可飽和吸収層の吸収波長に直
接関寄する層全体を示し、井戸層とバリア層を含む場合
があり、その最端は井戸層であったり、バリア層であっ
たりする。一方、光の閉じ込め係数Γは、半導体レーザ
を構成する層構造とリッジ構造からモード計算される値
のことであって、計算方法自体は広く知られているもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の窒化物半導体発光装置に
おいては、可飽和吸収層の井戸層の厚さdは、0.5n
m≦d≦4nmであり、0.5nm≦d≦3nmが好ま
しい。図3に井戸層の厚さdと発振閾値との関係、井戸
層の厚さdと寿命との関係を示す。dを4nm以下とす
ることにより、発振閾値の上昇を防止し、寿命を100
00時間以上に保つことができるようになる。寿命が1
0000時間未満では応用に適さない。図4は、後述す
る実施の形態1の層構造における、可飽和吸収層の井戸
層の厚さdと閉じ込め係数の計算結果との関係を表す。
さらに、井戸層の厚さdが3nm<d≦4nmの範囲に
おいては、光ディスクシステムの光源として用いた場合
に光ディスクに悪影響が生じる場合がある。具体的に
は、光ディスク表面が損傷したり、記録されている情報
が消失してしまうことがある。自励発振により発生する
パルス列のパルス幅が狭くなるために単パルスあたりの
ピーク出力が強まったことが原因ではないかと推測され
る。可飽和吸収層のキャリア寿命が一定の範囲内で長く
なると、このような効果が生じることがあると考えられ
る。そのため、0.5nm≦d≦3nmが好ましい。実
施形態1の層構造における、井戸層の厚さdと自励発振
との関係を図2に示す。図2から明らかなとおり、自励
発振は、0.5nm≦d≦5nmにおいて確認できる
が、3nmでは自励発振の観測される光出力の範囲が広
いのに対して、井戸層の厚さdが薄くても厚くても光出
力の範囲が狭くなってしまう。たとえば、井戸層の厚さ
dが0.5nm未満になると範囲が非常に狭くなり、光
ディスクシステムへの応用が困難になったり、定格の光
出力で自励発振特性が要求される場合に歩留まりが低く
なってしまう。また、プロセス上、厚さ0.5nmの可
飽和吸収層を成長させることは難しく、十分な量子効果
が得られない可能性がある。これらの現象は、可飽和吸
収層の線形傾斜利得、キャリア寿命、閉じ込め係数が密
接に関係して成り立っているものであって、たとえば、
井戸幅が狭くなると、量子効果によって線形傾斜利得が
大きくなり、また、自励発振状況から推定すると、キャ
リア寿命も短くなっているものと思われる。通常の動作
状況にある半導体レーザのキャリア寿命は、ピエゾ効果
などが加わり、時間分解PL測定では求められない。そ
のため、活性層のキャリア寿命はステップ応答における
発振遅れにより調べ、可飽和吸収層においては自励発振
状況から推定することができる。
【0015】可飽和吸収層が多重量子井戸構造を有する
場合は、一つの井戸層の厚さをd、井戸層の厚さの合計
をdtotalとすると、0.5nm≦dであり、dtotal
4nmであることが必要である。dが0.5nmより薄
いと、プロセス上の理由から量子効果が得られにくく、
totalが4nmより厚いと寿命が10000時間未満
となり、応用に適さない。
【0016】可飽和吸収層の光の閉じ込め係数Γは、
0.001≦Γ≦0.016であることが好ましく、
0.001≦Γ≦0.012がより好ましい。光の閉じ
込め係数Γが0.001未満では発振閾値の上昇は抑え
られるが、自励発振は観測されない。発振モードの感じ
る総吸収量が小さいためと思われる。一方、光の閉じ込
め係数Γが0.016より大きいと、発振閾値がいちじ
るしく上昇するため寿命が10000時間未満となり、
応用に適さない。
【0017】可飽和吸収層が多重量子井戸構造を有する
場合は、井戸層の光の閉じ込め係数の合計をΓtotal
すると、0.001≦Γtotal≦0.016であることが
好ましく、0.001≦Γtotal≦0.012がより好ま
しい。光の閉じ込め係数Γto talが0.001未満では
発振閾値の上昇は抑えられるが、自励発振は観測されな
い。発振モードの感じる総吸収量が小さいためと思われ
る。一方、光の閉じ込め係数Γtotalが0.016より
大きいと、発振閾値がいちじるしく上昇するため寿命が
10000時間未満となり、応用に適さない。
【0018】発光する活性層と可飽和吸収層との距離l
1は、10nm≦l1≦75nmが好ましい。l1が10
nmより短いと、電極より注入されたキャリアが可飽和
吸収層で再結合する確率が高く、自励発振が得られな
い。一方、l1が75nmより長いと、発振モードの感
じる総吸収量が小さくなり、自励発振が得られない。ま
た、活性層と可飽和吸収層との間にキャリアブロック層
があると、注入されたキャリアが可飽和吸収層に流入す
るのを防止できるので好ましい。
【0019】図5は、活性層と可飽和吸収層との距離l
1と井戸層の厚さdを変化させた場合の自励発振の有無
を示す。図中の〇は自励発振した素子を示し、×は自励
発振しないか、自励発振しても光出力の変化ですぐに停
止してしまい応用に適さなかった素子を示す。図5の結
果から明らかなとおり、○は、 d≧0.5nm l1≧10nm l1≦−14.257+120.72×d−74.26
9×d2+21.684×d3−2.3491×d4 で表される範囲の中にあって、かつ、図3で検討したよ
うに、d≦4.0nmの条件を加えた範囲の中に包含さ
れており、自励発振を生じさせ、応用に適する素子とす
るためには、かかる式で表される範囲内にあることが好
ましい。
【0020】キャリアブロック層とは、一般に活性層よ
りP電極側にある場合にはエレクトロンを移動しにくく
する層をいい、N電極側にある場合にはホールを移動し
にくくする層をいう。窒化物半導体の場合、活性層上部
(P電極側)にキャリアブロック層が設けられているた
め、エレクトロンのオーバーフローが防止できる。その
ため極端な場合、キャリアブロック層の直上に可飽和吸
収層を設けても注入されたエレクトロンとホールが可飽
和吸収層で再結合することはほとんどない。n層内に可
飽和吸収層を設ける場合には、活性層と可飽和吸収層の
間にバンドギャップが大きいキャリアブロック層を設け
ると、注入されたホールが可飽和吸収層に流れこむこと
が防止できるので有効である。キャリアブロック層のバ
ンドギャップは、窒化物半導体においてエレクトロンな
どのオーバーフローを確実に防止するため、GaNのバ
ンドギャップより大きいことが好ましく、具体的には、
InAlGaN、AlGaNまたはInAlNが好まし
い。
【0021】可飽和吸収層は、井戸層の厚さが0.5n
m以上である条件のもとで、dtota lを薄くできるため
に、発振閾値の上昇を抑えられ、寿命10000時間を
達成しやすい点で、単一量子井戸からなるものが好まし
い。一方、多重量子井戸からなるものは、dtotalを厚
くする条件のもとでも一つの井戸層の厚さを薄くできる
ので、可飽和吸収しやすい点で好ましい。
【0022】この可飽和吸収層は、本明細書で検討した
ように、InGaNからなるものが好ましく、AlIn
GaN、InGaNAs、InGaNP、GaNAsや
GaNPであっても、同様の効果が期待される。
【0023】実施の形態1 図1に、実施の形態1で製造した窒化物半導体レーザ
を、ストライプ方向に直交する面で切断したときの断面
図を示す。この窒化物半導体レーザの構造は、基板側か
ら、N電極10、n−GaN基板11、n−GaN層1
2、n−InGaNクラック防止層13、n−AlGa
Nクラッド層14、n−GaNガイド層15、n−In
GaN活性層16、p−AlGaNキャリアブロック層
17、InGaN可飽和吸収層18、p−GaNガイド
層19、p−AlGaNクラッド層20、p−GaNコ
ンタクト層21、絶縁膜22、P電極23である。この
窒化物半導体レーザは、リッジ構造を有し、屈折率導波
路をもつ半導体レーザであり、InGaN可飽和吸収層
18は単一量子井戸(以下、SQWという。)からな
る。
【0024】この窒化物半導体レーザの製造方法を説明
する。なお、本明細書中で記載するエピタキシャル成長
法とは、基板上に結晶膜を形成する方法をいい、VPE
(気相エピタキシャル)法、CVD(化学気相デポジシ
ョン)法、MOVPE(有機金属気相エピタキシャル)
法、MOCVD(有機金属化学気相デポジション)法、
Halide−VPE(ハロゲン化学気相エピタキシャ
ル)法、MBE(分子線エピタキシャル)法、MOMB
E(有機金属分子線エピタキシャル)法、GSMBE
(ガス原料分子線エピタキシャル)法、CBE(化学ビ
ームエピタキシャル)法を含む。
【0025】まず、500μm程度の厚さを有するGa
N単結晶基板上に数μm間隔で10nm〜50nm程度
の段差を設け、新たに厚さ4μm程度のGaN層をエピ
タキシャル成長によって積層した。このような工程は基
板の持つ貫通転移などの履歴を取り除くためのものであ
り、段差状のGaN単結晶膜からの横方向の選択成長に
よるものと考えられる。得られたGaN基板11は欠陥
密度の高い領域と非常に少ない領域が周期的に繰り返す
構造となっており、以下のレーザ構造は欠陥密度の少な
い領域に製作した。
【0026】つぎに、各窒化ガリウム半導体層をGaN
基板11上にエピタキシャル成長により形成した。すな
わち、MOCVD装置にGaN基板11をセットし、V
族原料のNH3とIII族原料のTMGaを用いて、5
50℃の成長温度で低温GaNバッファ層を厚さ25n
m形成した。つぎに、1075℃の成長温度でSiH 4
を原料に加え、n−GaN層12(Si不純物濃度1×
1018/cm3)を厚さ3μm形成した。つづいて、成長
温度を700℃から800℃程度に下げ、III族原料
のTMInの供給を行ない、n−In0.07Ga0.93Nク
ラック防止層13を50nm形成した。再び基板温度を
1075℃に上げ、TMAlのIII族原料を用いて、
厚さ0.95μmのn−Al0.1Ga0.9Nクラッド層1
4(Si不純物濃度1×1018/cm3)を形成し、つづ
いてn−GaNガイド層15を厚さ0.1μm形成し
た。
【0027】その後、基板温度を730℃に下げ、3周
期の厚さ4nmのIn0.15Ga0.85N井戸層と厚さ6n
mのIn0.05Ga0.95Nバリア層より構成される発光層
(多重量子井戸構造)16をバリア層/井戸層/バリア
層/井戸層/バリア層/井戸層/バリア層の順序で形成
した。バリア層と井戸層、または井戸層とバリア層との
間に1秒以上180秒以内の成長中断を行ってもよいこ
ととした。このことにより各層の平坦性が向上し発光半
値幅が減少した。また、発光層は、始めのバリア層およ
び終わりのバリア層の一方または両方を省略してもよ
い。
【0028】つぎに、基板温度を再び1050℃まで昇
温して、厚さ18nmのp−Al0. 3Ga0.7Nバリア層
17を形成した。p型不純物としてMgを5×1019
cm 3〜2×1020/cm3添加した。
【0029】つぎに基板温度を710℃に下げて、In
0.18Ga0.82NのSQWからなる可飽和吸収層18を形
成した。p型不純物としてMgを5×1016/cm3
2×1020/cm3添加した。また可飽和吸収層18の
厚さは吸収特性を考慮して1.5nmとした。ウェハの
フォトルミネッセンスPL測定より活性層からのPL発
光ピーク波長と可飽和吸収層18からのPL発光ピーク
波長との差が−0.15eV〜+0.02eV以内とな
るようにして、これらの実質的なバンドギャップがほぼ
等しくなるように調整した。可飽和吸収特性を備えた層
を積層後、1秒以上180秒以内の中断を行ってもよい
こととした。
【0030】つづいて基板温度を再び1050℃まで昇
温しながら、厚さ0.1μmのp−GaNガイド層1
9、厚さ0.5μmのp−Al0.1Ga0.9Nクラッド層
20、厚さ0.1μmのp−GaNコンタクト層21を
形成した。p型不純物としてMgを5×1019/cm3
〜2×1020/cm3添加した。
【0031】上記のように各層を構成する元素およびド
ープ元素の各原料として、TMGa、TMAl、TMI
n、NH3、Cp2Mg、SiH4を用いた。
【0032】p−GaNコンタクト層21形成後、ドラ
イエッチングによりリッジ構造を形成し、Ta25から
なる絶縁膜22の上面にP電極23(Pd/Mo/Au
製)を形成した。その後、GaN基板の裏面側から研磨
(またはエッチング)により基板の一部を除去し、ウェ
ハの厚さを150μm程度まで薄く調整した。これは、
後の工程でウェハを分割し個々のレーザチップにするの
を容易にするためである。特にレーザ端面ミラーも分割
時に形成する場合には80〜150μm程度に薄く調整
することが望ましい。本実施の形態においては研削機及
び研磨機を用いてウェハの厚さを120μmに調整し
た。ウェハの裏面は研磨機により磨かれていたため平ら
であった。
【0033】研磨後、GaN基板11の裏面に薄い金属
膜を真空蒸着し、N電極10を形成した。N電極10
は、Hf/Al/W/Auからなる層構造を有していた。
ただし、イオンプレーティング法やスパッタ法などの他
の手法を用いることもできる。P電極およびN電極の特
性向上のため、金属膜形成後、500℃でアニールを行
ない、良好なオーミック電極を得た。
【0034】このようにして得られた半導体素子の表面
にダイヤモンドポイントでスクライブラインを入れ、ウ
ェハに適宜、力を加えて、スクライブラインに沿ってウ
ェハを分割した。スクライブラインは裏面から入れても
よい。他の手法としてはワイヤソーもしくは薄板ブレー
ドを用いて傷入れまたは切断を行うダイシング法、エキ
シマレーザなどのレーザ光の照射加熱とその後の急冷に
より、照射部にクラックを生じさせ、これをスクライブ
ラインとするレーザスクライビング法、高エネルギー密
度のレーザ光を照射し、この部分を蒸発させてから溝入
れ加工を行うレーザアブレーション法などを用いても同
様にチップの分割が可能である。
【0035】つぎにダイボンディング法により、レーザ
チップをヒートシンク上にマウントし、半導体レーザ装
置を得た。チップはN電極側を接合面にするジャンクシ
ョンアップで強固に接着した。ここでいうヒートシンク
はステムなどのことである。
【0036】以上の結果を整理すると、得られた窒化物
半導体レーザは、d=1.5nm、Γ=0.005(図
4より)、l1=18nmであった。
【0037】つぎに、窒化物半導体レーザの諸特性を調
べた。窒化物半導体レーザの共振器長は500μm、ス
トライブ幅2μmとした。室温25℃において閾値40
mAで連続発振させると、発振波長は405±5nmで
あった。またFFP(ファーフィールドパターン)はリ
ップルなどが無く、レンズなどで集光する際に問題はな
かった。つぎに、光出力を5mWに固定し(APC駆
動)、高速の受光素子と電気オシロスコープを用いて光
波形を観測したところ、自励発振していることがわかっ
た。また同じ条件で室温にて寿命を評価したところ、1
0000時間以上連続発振した。なお、自励発振の有無
は電気スペアナや光オシロスコープなどでも観測は可能
である。
【0038】自励発振周波数を観測したところ光出力5
mWにおいて、2.5GHzであった。このように速い
振動が維持されるためには、可飽和吸収層のキャリア寿
命は短く、少なくとも1ns以下と推測された。
【0039】つぎに本発明の課題である光ディスクなど
の光学情報記録装置用の光源に用いた場合の戻り光によ
る雑音特性を調べた。光ディスクシステムに搭載すると
きの雑音は自動ノイズ測定器(図6)を用いて擬似的に
測定し、相対強度雑音(RIN:Relative I
ntensity Noise)で評価した。自動ノイ
ズ測定器は、図6に示すように、基台301、基台30
1に設置された窒化物半導体レーザ302、コリメート
レンズ303、分岐素子304、対物レンズ305、戻
り光量を調整するNDフィルター306、光検出器30
7、反射鏡308などから構成される。まず光出力を5
mWとし、雰囲気温度25℃、戻り光0.01%〜10
%の時の雑音を調べたところ、RINmax<-130
[dB/Hz]であることがわかり、光情報記録装置の応
用に適していることがわかった。
【0040】また、実際に窒化物半導体レーザを光ディ
スクなどの光学情報記録装置の光源として用いたとこ
ろ、エラーなどがなく、光ディスクなどに書き込まれた
データの読み込みや書き込みを行なうことができた。
【0041】また、本実施の形態では、単一量子井戸の
可飽和吸収層を用いたが、井戸層の上下または一方にバ
リア層を設けて井戸層のバンドギャップを調整すること
もできる。たとえば、InGaNであって、活性層の発
振波長に対して吸収のないようなInの混晶比とするこ
とができる。
【0042】本実施の形態では、Ta25からなる絶縁
膜を用いたリッジ導波路構造を採用したが、絶縁膜の材
質は特に制限されるものではなく、Al23なども用い
ることができる。また、図7のような埋めこみリッジ構
造であったり、図8のようなブロック構造であっても、
活性層と可飽和吸収層の関係はほとんど変化しない。実
際はモード形状が若干異なるために閉じ込め係数に差異
が生じるが、前述の関係を大きく変えるほどではない。
これらの埋めこみ材は発振波長において吸収があっても
よく、ロスガイド構造であっても本発明の効果はかわら
ない。ロスガイド構造においては、図1に記載の絶縁膜
にSiO、Ta25、Siなどを用いることができる。
【0043】図7に示す埋めこみリッジ構造は、基板側
から、N電極70、n−GaN基板71、n−GaN層
72、n−InGaNクラック防止層73、n−AlG
aNクラッド層74、n−GaNガイド層75、n−I
nGaN活性層76、p−AlGaNキャリアブロック
層77、InGaN可飽和吸収層78、p−GaNガイ
ド層79、p−AlGaNクラッド層80、p−AlG
aNクラッド層81、p−GaNコンタクト層82、n
−AlGaN埋めこみ層83、P電極84である。
【0044】図8に示すブロック構造は、基板側から、
N電極90、n−GaN基板91、n−GaN層92、
n−InGaNクラック防止層93、n−AlGaNク
ラッド層94、n−GaNガイド層95、n−InGa
N活性層96、p−AlGaNキャリアブロック層9
7、p−GaNガイド層98、InGaN可飽和吸収層
99、p−GaNガイド層100、n−GaNブロック
層101、p−AlGaNクラッド層102、p−Ga
Nコンタクト層103、P電極104である。
【0045】また、図9のようにレーザ端面(前面や後
面)にHRなどのコーティングがされている場合も同様
である。図9においては、窒化物半導体レーザ120
は、リッジ構造121を採用しており、前面コーティン
グ122および後面コーテング123が施されている。
前面コーテング122は、たとえば半導体レーザ120
側から順にSiO2/TiO2/SiO2からなる50%
程度のHR(高反射膜)コートとすることもでき、半導
体レーザ120側から順にTiO2/Al23/SiO2
やAl23/SiO2からなる低反射膜コートなどとす
ることもできる。一方、後面コーテング123は、たと
えば半導体レーザ120側から(SiO2/TiO2)の
3〜4ペア/SiO2といったようなHRコートなどと
することができる。
【0046】実施の形態2 図10に、実施の形態2で製造した窒化物半導体レーザ
を、ストライプ方向に直交する面で切断したときの断面
図を示す。実施の形態1との相違点は、InGaN可飽
和吸収層として多重量子井戸(以下、MQWという。)
を用いたことである。この窒化物半導体レーザの構造
は、基板側から、N電極30、n−GaN基板31、n
−GaN層32、n−InGaNクラック防止層33、
n−AlGaNクラッド層34、n−GaNガイド層3
5、n−InGaN活性層36、p−AlGaNキャリ
アブロック層37、p−GaNガイド層38、InGa
N可飽和吸収層39、p−GaNガイド層40、p−A
lGaNクラッド層41、p−GaNコンタクト層4
2、絶縁膜43、P電極44である。
【0047】図10に示すように実施の形態2は、リッ
ジ導波路構造を有する半導体レーザである。
【0048】図11は、可飽和吸収層39の構成(MQ
W)を示しており、InGaN井戸層110、GaNバ
リア層111を交互に積層した構造である。InGaN
井戸層110の厚さは1nmとし、GaNバリア層11
1の厚さは2nmとした。また、井戸層数は3とした。
【0049】得られた窒化物半導体レーザは、可飽和吸
収層の一つの井戸層の厚さがd=1.0nmであり、井
戸層の厚さの合計がdtotal=1.0×3=3.0nm
であった。また、Γtotal=0.010(図4より)、
1=18nmであった。
【0050】多重量子井戸の過飽和吸収層は、井戸層か
ら始まり井戸層で終わっても、その前後の一方または両
方にバリア層を設けることもできる。
【0051】得られた窒化物半導体レーザの諸特性を調
べた。窒化物半導体レーザの共振器長は600μm、ス
トライプ幅1.5μmとした。室温25℃において閾値
33mAで連続発振し、発振波長405±5nmであっ
た。またFFPはリップルなどが無く、レンズなどで集
光する際に問題はなかった。
【0052】実施の形態3 図12に、実施の形態3で製造した窒化物半導体レーザ
を、ストライプ方向に直交する面で切断したときの断面
図を示す。実施の形態1との相違点は、可飽和吸収層を
n−GaNガイド層内に設けていることである。この窒
化物半導体レーザの構造は、基板側より、N電極50、
n−GaN基板51、n−GaN層52、n−InGa
Nクラック防止層53、n−AlGaNクラッド層5
4、n−GaNガイド層55、InGaN可飽和吸収層
56、n−AlGaNキャリアブロック層57、n−I
nGaN活性層58、p−AlGaNキャリアブロック
層59、p−GaNガイド層60、p−AlGaNクラ
ッド層61、p−GaNコンタクト層62、絶縁膜6
3、P電極64である。
【0053】半導体レーザの製造方法は、実施の形態1
に準じた。n−GaN層52を積層した後、基板温度を
710℃に下げて、In0.18Ga0.82NのSQWからな
る可飽和吸収層56を形成した。n型不純物としては、
Siを5×1016/cm3〜2×1020/cm3添加し
た。また可飽和吸収層56の厚さdは、吸収特性を考慮
して1.0nmとした。ウェハのフォトルミネッセンス
PL測定より活性層からのPL発光ピーク波長と可飽和
吸収層からのPL発光ピーク波長との差が−0.15e
V〜+0.02eV以内となるようにして、これらの実
質的なバンドギャップがほぼ等しくなるように調整し
た。このような可飽和吸収特性を備えた層を積層後、1
秒以上180秒以内の成長中断を行ってもよいこととし
た。
【0054】つづいて、基板温度を再び1075℃に昇
温しながらn−Al0.2Ga0.8Nキャリアブロック層5
7を厚さ10nm形成した。
【0055】以上の結果を整理すると、得られた窒化物
半導体レーザは、d=1.0nm、Γ=0.0035
(図4より)、l1=10nmであった。
【0056】窒化物半導体レーザの諸特性を調べた。窒
化物半導体レーザの共振器長は500μm、ストライプ
幅2μmとした。室温25℃において閾値38mAで連
続発振し、発振波長405±5nmであった。またFF
P(ファーフィールドパターン)はリップルなどが無
く、レンズなどで集光する際に問題はなかった。つぎ
に、光出力を5mWに固定し(APC駆動)、高速の受
光素子と電気オシロスコープを用いて光波形を観測した
ところ自励発振していることがわかった。また同条件で
室温にて寿命試験を実施したところ、10000時間以
上連続発振していた。
【0057】つぎに、実施の形態1と同様に、可飽和吸
収層56の位置を変更して自励発振特性を調べたとこ
ろ、可飽和吸収層に求められる特性は実施の形態1と同
様であった。
【0058】n層に設けられたn−AlGaNキャリア
ブロック層57は、AlInGaNやInAlNであっ
てもよく、隣接する層よりもバンドギャップが大きけれ
ばよいことがわかった。
【0059】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、光ディスクなどからの
戻り光に対して安定な動作をする低雑音の窒化物半導体
レーザ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザの
構造を示す図である。
【図2】 可飽和吸収層における井戸層の厚さと自励発
振との関係を表す図である。
【図3】 可飽和吸収層における井戸層の厚さと発振閾
値との関係、および井戸層の厚さと寿命との関係を表す
図である。
【図4】 可飽和吸収層における井戸層の厚さと閉じ込
め係数との関係を表す図である。
【図5】 活性層と可飽和吸収層の距離l1と、可飽和
吸収層における井戸層の厚さdを変えたときの自励発振
の有無を表す図である。
【図6】 自動ノイズ測定器の構成を表す模式図であ
る。
【図7】 埋めこみリッジ構造を有する半導体レーザの
構成を示す模式図である。
【図8】 ブロック構造を有する半導体レーザの構成を
示す模式図である。
【図9】 端面コーティングをした半導体レーザを示す
図である。
【図10】 本発明の実施の形態2に係る半導体レーザ
の構造を示す図である。
【図11】 MQW構造を有する可飽和吸収層の構成を
示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態3に係る半導体レーザ
の構造を示す図である。
【図13】 従来型の半導体レーザの構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 N電極、11 n−GaN基板、12 n−Ga
N層、13 n−InGaNクラック防止層、14 n
−AlGaNクラッド層、15 n−GaNガイド層、
16 n−InGaN活性層、17 p−AlGaNキ
ャリアブロック層、18 InGaN可飽和吸収層、1
9 p−GaNガイド層、20 p−AlGaNクラッ
ド層、21 p−GaNコンタクト層、22 絶縁膜、
23 P電極、110 InGaN井戸層、111 G
aNバリア層、120 窒化物半導体レーザ、121
リッジ構造、122 前面コーティング、123 後面
コーテング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F073 AA07 AA13 AA45 AA47 AA51 AA55 AA71 AA74 AA83 AA89 BA06 CA07 CB02 CB07 CB10 CB20 DA04 DA05 DA06 DA07 DA16 DA34 DA35 EA07 EA27 HA02 HA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光層と可飽和吸収層とが基板上に形成
    された窒化物半導体発光装置において、前記可飽和吸収
    層の井戸層の厚さdは、0.5nm≦d≦4nmである
    ことを特徴とする半導体発光装置。
  2. 【請求項2】 前記可飽和吸収層の井戸層の厚さdは、
    0.5nm≦d≦3nmであることを特徴とする請求項
    1記載の半導体発光装置。
  3. 【請求項3】 前記可飽和吸収層の光の閉じ込め係数Γ
    は、0.001≦Γ≦0.016であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体発光装置。
  4. 【請求項4】 前記可飽和吸収層の光の閉じ込め係数Γ
    は、0.001≦Γ≦0.012であることを特徴とす
    る請求項3記載の半導体発光装置。
  5. 【請求項5】 発光する活性層と前記可飽和吸収層との
    距離l1は、10nm≦l1≦75nmであることを特徴
    とする請求項1または3記載の半導体発光装置。
  6. 【請求項6】 前記可飽和吸収層は、単一量子井戸から
    なることを特徴とする請求項1、3または5のいずれか
    に記載の半導体発光装置。
  7. 【請求項7】 前記可飽和吸収層は、多重量子井戸から
    なることを特徴とする請求項1、3または5のいずれか
    に記載の半導体発光装置。
  8. 【請求項8】 前記可飽和吸収層は、InGaNからな
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の半
    導体発光装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の半導体
    発光装置において、前記活性層と前記可飽和吸収層の間
    にバンドギャップがGaNよりも大きいキャリアブロッ
    ク層が設けられていることを特徴とする半導体発光装
    置。
  10. 【請求項10】 前記キャリアブロック層は、InAl
    GaN、AlGaNまたはInAlNからなることを特
    徴とする請求項9記載の半導体発光装置。
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US7606278B2 (en) 2006-05-02 2009-10-20 Sony Corporation Semiconductor laser, method of manufacturing semiconductor device, optical pickup, and optical disk apparatus
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