JP2003218234A - キャパシタとその製造方法および半導体装置とその製造方法 - Google Patents
キャパシタとその製造方法および半導体装置とその製造方法Info
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Abstract
線寄生容量の増加の問題を回避するために、高誘電体材
料の適用やHSG技術の適用を図り、DRAMのセルキ
ャパシタは微細化に対抗して必要容量を確保する。 【解決手段】 基体上の第2絶縁膜27に形成された凹
部28内に下部電極31と誘電体膜32と上部電極33
とを積層してなるキャパシタ10において、前記凹部2
8は前記基体上に形成される複数のセル11のうち隣接
する二つのセル11a、11bにまたがって形成されて
いて、前記下部電極31は前記凹部28内の隣接する二
つのセル11a、11bのそれぞれに対応しかつ前記凹
部28内で対向するように二つの下部電極31a、31
bに分離されているものである。
Description
製造方法および半導体装置とその製造方法に関し、詳し
くはキャパシタとその製造方法および半導体装置とその
製造方法に関する。
は、減少するキャパシタ面積に対応してDRAMに必要
なキャパシタ容量を確保するため、下部電極のキャパシ
タ絶縁膜側表面の粗面化やキャパシタ絶縁膜への高誘電
体材料の適用が進んでいる。130nm世代から凹型電
極内部をキャパシタ有効面積として使用する、いわゆる
凹型シリンダ(Concave type)電極において、金属下部電
極にTa2 O5 やSTO〔SrTiO3 、チタン酸スト
ロンチウム〕、BST〔(Ba,Sr)TiO3 、チタ
ン酸バリウム・ストロンチウム〕等の高誘電体材料を組
み合わせることが適用され始めている。
確保するための電極間スペースが物理量として縮小化す
ることが困難となり、また電極抵抗の問題から金属電極
膜厚の薄膜化にも限界があるため、凹型電極の内部空間
はデバイスシュリンク(デバイス縮小)率以上に縮小さ
れると予想される。
よるビット線寄生容量の増加の問題を回避するために、
DRAMのセルキャパシタは微細化に対抗して必要容量
を確保する必要がある。
微細化と上述の容量確保技術には不整合が生じている。
すなわち粗面化技術や高誘電体材料の適用は、ある程度
の膜厚を必要とするので微細化された電極にそれらが適
用できないという問題である。
成される誘電体膜は、リーク電流抑制の観点から、例え
ばTa2 O5 、STO等の誘電体膜では15nm〜20
nm程度の膜厚が必要であり、BSTの場合では30n
m程度の膜厚が必要となる。このように、リークを抑制
するのに必要な厚さの誘電体膜を被覆した場合には、図
6に示すように、凹型の下部電極631の内部は、誘電
体膜632によってほとんどが埋め込まれる。その結
果、上部電極633の埋め込み不良が発生する。また、
誘電体膜632の実効面積が低下して、所望の容量を得
ることが困難になる。
ain)技術による粗面化では容量増大を狙うために、直
径が20nm〜60nm程度の複数の半球形状に表面を
形成した電極を用いる必要がある。しかしながら、図7
に示すように、HSG技術によって凹型の下部電極73
1の内面にHSG735を形成して粗面化した場合に
は、下部電極731の内部がHSG735によって埋め
込まれる。その結果、誘電体膜の成膜が困難になり、さ
らに上部電極に埋め込み不良が発生し、誘電体膜の実行
面積が低下して、所望の容量を得ることが困難になる。
電極内壁を電極面積として使用するにも関わらず、電極
間分離スペースと電極膜厚を確保すると、粗面化や高誘
電体材料の必要膜厚が確保できないという、下部電極内
部の空間不足の問題が100nm世代以降で顕著になる
と予想される。このため、キャパシタの必要容量を確保
するための新技術が適用できなくなるという事態が発生
する。
までのようにキャパシタの高さを高くすれば解決できる
という単純な問題ではなく、物理量の縮小限界に由来す
る平面方向の微細化の限界である。そこで、3次元化し
た電極の膜厚方向を平面方向で使用している今の電極の
構造的な問題を解決する必要がる。
決するためになされたキャパシタとその製造方法および
半導体装置とその製造方法である。
形成された凹部内に下部電極と誘電体膜と上部電極とを
積層してなるキャパシタにおいて、前記凹部は前記基体
上に形成される複数のセルのうち隣接する二つのセルに
またがって形成されていて、前記下部電極は前記凹部内
の隣接する二つのセルのそれぞれに対応しかつ前記凹部
内で対向するように二つに分離されているものである。
つのセルにまたがって形成された凹部内面に、隣接する
二つのセルのそれぞれに対応しかつ凹部内で対向するよ
うに二つに分離されている下部電極が形成されているこ
とから、従来の1セルに1キャパシタを形成するキャパ
シタ構造におけるラインアンドスペースの1ピッチ分が
そのままスペースになるので、スペースが3倍以上にな
って2世代程度前の空間と等価になり、膜厚方向の課題
をほぼ平面型電極を扱う次元にまで戻る。したがって、
上記発明が解決しようとする課題が解決される。このた
め、金属下部電極にTa2 O5 やSTO〔SrTi
O3 、チタン酸ストロンチウム〕、BST〔(Ba,S
r)TiO3 、チタン酸バリウム・ストロンチウム〕等
の高誘電体材料を組み合わせる技術や、HSG技術の適
用が可能になる。
数のセルが形成される基体上に絶縁膜を被覆する工程
と、前記絶縁膜に前記セルのうち隣接する二つのセルを
一組として、複数組の隣接する二つのセルにまたがって
凹部を形成する工程と、前記凹部内面を含む前記絶縁膜
上に下部電極材料膜を形成する工程と、前記絶縁膜上の
前記下部電極材料膜を除去して前記凹部内のみに前記下
部電極材料膜を残す工程と、前記凹部内の下部電極を各
セルごとに分離する工程と、前記各下部電極を被覆する
誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体膜を被覆する上
部電極を形成する工程とを備えている。
上を被覆する絶縁膜に、基体上に形成される複数のセル
のうち隣接する二つのセルを一組として、隣接する二つ
のセルにまたがりかつ隣接する複数組にわたって凹部を
形成し、各セルごとに凹部内面の下部電極材料膜を分離
して下部電極を形成することから、キャパシタ有効面積
となる電極部分が対向するように形成される。このた
め、従来の1セルに1キャパシタを形成するキャパシタ
構造におけるラインアンドスペースの1ピッチ分がその
ままスペースになるので、スペースが3倍以上になって
2世代程度前の空間と等価になり、膜厚方向の課題をほ
ぼ平面型電極を扱う次元にまで戻る。したがって、上記
発明が解決しようとする課題が解決される。このため、
金属下部電極にTa2 O5 やSTO〔SrTiO3 、チ
タン酸ストロンチウム〕、BST〔(Ba,Sr)Ti
O3 、チタン酸バリウム・ストロンチウム〕等の高誘電
体材料を組み合わせる技術や、HSG技術の適用が可能
になる。
接する二つのセル上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶
縁膜に前記隣接する二つのセルにまたがる凹部を形成す
る工程と、前記凹部内面を含む前記絶縁膜上に下部電極
材料膜を形成する工程と、前記絶縁膜上の前記下部電極
材料膜を除去して前記凹部内のみに前記下部電極材料膜
を残す工程と、前記凹部内の下部電極を各セルごとに分
離する工程と、前記各下部電極を被覆する誘電体膜を形
成する工程と、前記誘電体膜を被覆する上部電極を形成
する工程とを備えている。
する二つのセル上を被覆する絶縁膜に、隣接する二つの
セルにまたがる凹部を形成し、凹部内面の下部電極材料
膜を分離して下部電極を形成することから、キャパシタ
有効面積となる電極部分が対向するように形成される。
このため、従来の1セルに1キャパシタを形成するキャ
パシタ構造におけるラインアンドスペースの1ピッチ分
がそのままスペースになるので、スペースが3倍以上に
なって2世代程度前の空間と等価になり、膜厚方向の課
題をほぼ平面型電極を扱う次元にまで戻る。したがっ
て、上記発明が解決しようとする課題が解決される。こ
のため、金属下部電極にTa2 O5 やSTO〔SrTi
O3 、チタン酸ストロンチウム〕、BST〔(Ba,S
r)TiO 3 、チタン酸バリウム・ストロンチウム〕等
の高誘電体材料を組み合わせる技術や、HSG技術の適
用が可能になる。
形成された凹部内に下部電極と誘電体膜と上部電極とを
積層してなるキャパシタを有するダイナミックランダム
アクセスメモリを備えた半導体装置において、前記凹部
は前記基体上に形成される複数のセルのうち隣接する二
つのセルにまたがって形成されていて、前記下部電極は
前記凹部内の隣接する二つのセルのそれぞれに対応しか
つ前記凹部内で対向するように二つに分離されているも
のである。
シタと同様なる作用、効果が得られる。
数のセルが形成される基体上に絶縁膜を形成する工程
と、前記絶縁膜に前記セルのうち隣接する二つのセルを
一組として、複数組の隣接する二つのセルにまたがって
凹部を形成する工程と、前記凹部内面を含む前記絶縁膜
上に下部電極材料膜を形成する工程と、前記絶縁膜上の
前記下部電極材料膜を除去して前記凹部内のみに前記下
部電極材料膜を残す工程と、前記凹部内の下部電極を各
セルごとに分離する工程と、前記各下部電極を被覆する
誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体膜を被覆する上
部電極を形成する工程とによりダイナミックランダムア
クセスメモリのキャパシタを形成する。
本発明のキャパシタの第1製造方法と同様なる作用、効
果が得られる。
接する二つのセル上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶
縁膜に前記隣接する二つのセルにまたがる凹部を形成す
る工程と、前記凹部内面を含む前記絶縁膜上に下部電極
材料膜を形成する工程と、前記絶縁膜上の前記下部電極
材料膜を除去して前記凹部内のみに前記下部電極材料膜
を残す工程と、前記凹部内の下部電極を各セルごとに分
離する工程と、前記各下部電極を被覆する誘電体膜を形
成する工程と、前記誘電体膜を被覆する上部電極を形成
する工程とによりダイナミックランダムアクセスメモリ
のキャパシタを形成する。
本発明のキャパシタの第2製造方法と同様なる作用、効
果が得られる。
の形態を、図1の概略構成断面図によって説明する。図
1では、ダイナミックランダムアクセスメモリ(以下D
RAMという)のキャパシタを示す。なお、図面では、
第1絶縁膜下に形成されるDRAMメモリセル形成に必
要な、所定の素子分離、ワード線、ビット線等の下地構
造、セルプレート取り出し電極や配線等の図示は省略し
た。
ジスタ等(図示せず)が形成された基体(図示せず)上
に第1絶縁膜21が、例えば酸化シリコン膜で形成され
ている。この第1絶縁膜21は、一般に知られている誘
電率が例えば3以下の無機系低誘電率膜もしくは有機系
低誘電率膜で形成されていてもよい。上記第1絶縁膜2
1上には、ストッパ絶縁膜22が例えば窒化シリコン膜
で形成されている。このストッパ絶縁膜22から上記第
1絶縁膜21には、各セルに対応して、トランジスタの
拡散層に接続される記憶ノードコンタクト25が形成さ
れている。図面では、隣接する二つのセル(例えば第1
セル11(11a)と第2セル11(11b))の記憶
ノードコンタクト25a、25bを一組として、二組の
記憶ノードコンタクトが形成されている。もちろん、記
憶ノードコンタクト25(25a)、25(25b)
は、基体上に形成されるセル数に応じて複数組形成され
る。
膜27が、例えば酸化シリコン膜で形成されている。こ
の第2絶縁膜27も上記第1絶縁膜21と同様なる膜で
形成することが可能である。また上記第2絶縁膜27は
キャパシタの高さを決定する膜であるため、必要とされ
るキャパシタの高さが確保される膜厚に形成されてい
る。
ャパシタが形成される凹部28が、形成されている。こ
の凹部28の底部には隣接する二つのセルを一組として
上記記憶ノードコンタクト25a、25bが露出されて
いる。すなわち、隣接する二つのセルにまたがって凹部
28が形成されている。
る各記憶ノードコンタクト25a、25bに接続する下
部電極31(31a)、31(31b)が形成されてい
る。この下部電極31a、31bは、凹部28の側壁お
よび底部において、下部電極により凹部28内に露出さ
れた記憶ノードコンタクト25a、25bが接続されな
いように分離されている。さらに、上記凹部28内に
は、上記下部電極31a、31bを被覆する誘電体膜3
2が形成されている。この誘電体膜32には、例えばT
a2 O5 やSTO〔SrTiO3 、チタン酸ストロンチ
ウム〕、BST〔(Ba,Sr)TiO3 、チタン酸バ
リウム・ストロンチウム〕等の高誘電体材料膜を用いる
ことができる。さらに誘電体膜32上には上部電極33
が形成されている。この上部電極33には、ドープトポ
リシリコンを用いることができる。また、金属材料膜も
しくは導電性を有する金属化合物膜を用いることができ
る。
縁膜21がエッチングストッパとしての機能を有する膜
であれば、上記ストッパ絶縁膜22は形成される必要は
ない。
に隣接する二つのセルにまたがって形成された凹部28
内面にキャパシタ有効面積となる下部電極31a、31
bが対向するように形成されていることから、従来の1
セルに1キャパシタを形成するキャパシタ構造における
ラインアンドスペースの1ピッチ分がそのままスペース
になるので、スペースが3倍以上になって2世代程度前
の空間と等価になり、膜厚方向の課題をほぼ平面型電極
を扱う次元にまで戻る。したがって、上記発明が解決し
ようとする課題が解決される。このため、下部電極31
a、31bに、Ta2 O5 やSTO〔SrTiO3 、チ
タン酸ストロンチウム〕、BST〔(Ba,Sr)Ti
O3 、チタン酸バリウム・ストロンチウム〕等の高誘電
体材料からなる誘電体膜32を組み合わせる技術や、H
SG技術の適用が可能になる。
に係る第1実施の形態の一例を、図2の製造工程断面図
によって説明する。図2では、一例として、DRAMの
キャパシタの製造工程を示す。なお、図面では、第1絶
縁膜下に形成されるDRAMメモリセル形成に必要な、
所定の素子分離、ワード線、ビット線等の下地構造、セ
ルプレート取り出し電極や配線等の図示は省略した。
ルトランジスタ(図示せず)を形成した後、そのセルト
ランジスタを覆う第1絶縁膜21を形成する。さらに第
1絶縁膜21上にストッパ絶縁膜22を形成する。その
後、通常の製造方法によって、ストッパ絶縁膜22から
第1絶縁膜21にかけて記憶ノードコンタクト25を形
成する。この記憶ノードコンタクト25は各セル11ご
とに、例えば図2の(2)に示すレイアウト図のよう
に、X軸およびY軸方向に、等間隔に設けられている。
なお、上記記憶ノードコンタクト25はポリシリコンプ
ラグ等を使用して形成される。その際、MIM構造のキ
ャパシタを形成する場合は、上記記憶ノードコンタクト
25上面部分をチタンシリサイド化する等の処理を行な
っておく。なお、(1)図は(2)図のA−A’線断面
を表している。
支持材料となる第2絶縁膜27を、電極の高さに相当す
る所望の膜厚だけ形成する。この第2絶縁膜27の膜厚
は、略キャパシタの高さとなるので、形成されるキャパ
シタの大きさと必要容量に応じて決定する。
ように、第2絶縁膜27上にマスク51を例えばレジス
トで形成し、通常のリソグラフィー技術によりこのマス
ク51に開口パターン52を形成する。そしてこのマス
ク51を用いて、第2絶縁膜27をエッチング加工する
ことにより、底部において図面Y方向に隣接する二つの
セルの記憶ノードコンタクト25(25a)、25(2
5b)の組がX方向に複数組露出する凹部28を形成す
る。その後マスク51を除去する。続いて、上記凹部2
8の内面を全面被覆するように、例えばルテニウム(R
u)などの金属膜からなる下部電極材料膜41を、例え
ば20nm程度の厚さに形成する。
膜27上の下部電極材料膜41を除去することで凹部2
8内面のみに下部電極材料膜41残す。その方法は、例
えば、レジスト塗布して表面を平坦化した後、化学的機
械研磨(以下、CMPという)、エッチバック等の方法
によって実現できる。
よび(5)のレイアウト図に示すように、上記凹部28
の内面に形成された下部電極材料膜41が記憶ノードコ
ンタクト25(25a)、25(25b)と別個に接続
するように、すなわち凹部28の底部に接続される記憶
ノードコンタクト25a、25bが下部電極材料膜41
によって接続されないように、凹部25内の下部電極材
料膜41を分離するマスクパターン53を形成する。こ
こでは、図面Y方向に隣接する凹部28にまたがって下
部電極材料膜41を被覆し、かつ凹部28内では分離さ
れるようにマスクパターン53を形成する。そしてこの
マスクパターン53を用いて、下部電極材料膜41をエ
ッチング加工する。なお、レイアウト図では下部電極材
料41の図示は省略した。なお、(4)図は(5)図の
B−B’線断面を表している。
部28内において、記憶ノードコンタクト25(25
a)に接続する下部電極31(31a)と記憶ノードコ
ンタクト25(25b)に接続する下部電極31(31
b)とが形成される。
電極31a、31bを覆うように高誘電体膜32を形成
した後、Ruのような金属膜もしくはTiNのような金
属化合物膜を堆積して上部電極33を形成する。
ば、上記基体上を被覆する第2絶縁膜27に、基体上に
形成される複数のセルのうち隣接する二つのセルを一組
として、隣接する二つのセルにまたがりかつ隣接する複
数組にわたって凹部28を形成し、各セルごとに凹部2
8内面の下部電極材料膜41を分離して下部電極31
a、31bを形成することから、キャパシタ有効面積と
なる下部電極31a、31bが対向するように形成され
る。このため、従来の1セルに1キャパシタを形成する
キャパシタ構造におけるラインアンドスペースの1ピッ
チ分がそのままスペースになるので、スペースが3倍以
上になって2世代程度前の空間と等価になり、膜厚方向
の課題をほぼ平面型電極を扱う次元にまで戻る。したが
って、上記発明が解決しようとする課題が解決される。
ット線ピッチが160nmのメモリセルでは、下部電極
31a、31b間の距離を40nm確保したとして、2
メモリセル分のビット線ピッチから凹部28内底部の下
部電極31a、31b間距離と両側に隣接する凹部28
に形成された下部電極31a、31b間の距離とを引い
て求める凹部28の幅は、160×2−40−2×20
=240nmとなるので、凹部28内面に誘電体膜32
として高誘電体のBSTを30nmの膜厚で被覆して
も、凹部28内には十分に上部電極33を埋め込む空間
的余裕が確保される。一方、従来構造の場合には、1メ
モリセル分のビット線ピッチから開口部内の下部電極間
距離と両側に隣接する開口部に形成された下部電極間距
離とを引いて求める開口部幅は、160−40−2×2
0=80nmなので、製造ばらつきやアスペクト比を考
えると30nmの膜厚を有する誘電体膜の適用は困難で
ある。
に係る第2実施の形態を、図3の製造工程断面図によっ
て説明する。図3では、一例として、DRAMのキャパ
シタの製造工程を示す。なお、図面では、第1絶縁膜下
に形成されるDRAMメモリセル形成に必要な、所定の
素子分離、ワード線、ビット線等の下地構造、セルプレ
ート取り出し電極や配線等の図示は省略した。
たのと同様に加工を行い、図3の(1)に示すように、
DRAMのセルトランジスタ(図示せず)等を覆う第1
絶縁膜21上にストッパ絶縁膜22を形成し、ストッパ
絶縁膜22から第1絶縁膜21にかけて記憶ノードコン
タクト22(22a、22b)を形成する。次いで、上
記ストッパ絶縁膜22上に電極支持材料となる第2絶縁
膜27を電極の高さに相当する所望の膜厚だけ形成し、
この第2絶縁膜27に、底部において図面Y方向に隣接
する二つのセルの記憶ノードコンタクト25(25
a)、25(25b)の組がX方向に複数組露出する凹
部28を形成する。続いて、上記凹部28の内面が全面
被覆される下部電極材料膜41を形成する。さらに第2
絶縁膜27上の下部電極材料膜41を除去して、凹部2
8内面のみに下部電極材料膜41を残す。
凹部28内面にサイドウォール形成膜を成膜した後、異
方性エッチングによりサイドウォール形成膜をエッチバ
ックして、凹部28の側壁にサイドウォールスペーサ4
3を形成する。
ように、二つのセル11a、11bの記憶ノードコンタ
クト25(25a)、25(25b)の組上を覆うもの
でY方向に配設されるラインアンドスペースパターンか
らなるマスク55を形成する。その後、このマスク55
を用いたエッチングにより、下部電極材料膜41〔図3
の(1)参照〕が記憶ノードコンタクト25a、25b
と別個に接続するように、すなわち凹部28の底部に接
続される記憶ノードコンタクト25a、25bが下部電
極材料膜41によって接続されないように、凹部28側
面に露出している下部電極材料膜41を除去する。
部28内において、記憶ノードコンタクト25(25
a)に接続する下部電極31(31a)と記憶ノードコ
ンタクト25(25b)に接続する下部電極31(31
b)とが形成される。次いで図3の(4)に示すよう
に、下部電極31a、31bを覆うように高誘電体膜3
2を形成した後、Ruのような金属膜もしくはTiNの
ような金属化合物膜を堆積して上部電極33を形成す
る。
加工のエッチング時に、第1実施の形態で説明した第2
絶縁膜27上の下部電極材料膜41を除去する工程を兼
ねることによって、さらに工程数を減少させることも可
能である。
隣接する二つのセル上を被覆する第2絶縁膜27に、隣
接する二つのセルにまたがる凹部28を形成し、凹部2
8内面の下部電極材料膜41を分離して下部電極31
a、31bを形成することから、キャパシタ有効面積と
なる電極部分が対向するように形成される。このため、
従来の1セルに1キャパシタを形成するキャパシタ構造
におけるラインアンドスペースの1ピッチ分がそのまま
スペースになるので、スペースが3倍以上になって2世
代程度前の空間と等価になり、膜厚方向の課題をほぼ平
面型電極を扱う次元にまで戻る。したがって、上記発明
が解決しようとする課題が解決される。このため、金属
下部電極にTa2 O5 やSTO〔SrTiO3 、チタン
酸ストロンチウム〕、BST〔(Ba,Sr)Ti
O3 、チタン酸バリウム・ストロンチウム〕等の高誘電
体材料を組み合わせる技術や、HSG技術の適用が可能
になる。
は、マスク55をラインパターンで形成するため、前記
第1製造方法で説明した下部電極材料膜41の分離方法
で用いたマスクパターン53のように、最小ルールを含
むドット形状のマスクを形成する必要がないため、凹部
28段差上での加工精度が向上される。また、マスク5
5を用いた下部電極材料膜41の加工において、第1実
施の形態のように凹部28の底部における実効膜厚と凹
部28側面における実効膜厚(開口部深さ方向の膜厚)
とが異なる下部電極材料41を同時に加工する必要がな
いので、この点からも加工精度が向上される。
に係る第3実施の形態を、図4の製造工程断面図によっ
て説明する。図4では、前記第1実施の形態の製造方法
において、下部電極表面を粗面化する方法を適用した一
例を示す。なお、図面では、第1絶縁膜下に形成される
DRAMメモリセル形成に必要な、所定の素子分離、ワ
ード線、ビット線等の下地構造、セルプレート取り出し
電極や配線等の図示は省略した。
たのと同様に加工を行い、図4の(1)に示すように、
DRAMのセルトランジスタ(図示せず)を覆う第1絶
縁膜21上にストッパ絶縁膜22を形成し、ストッパ絶
縁膜22から第1絶縁膜21にかけて記憶ノードコンタ
クト25を形成する。次いで、上記ストッパ絶縁膜22
上に電極支持材料となる第2絶縁膜27を電極の高さに
相当する所望の膜厚だけ形成し、この第2絶縁膜27
に、底部において図面Y方向に隣接する二つのセルの記
憶ノードコンタクト25(25a)、25(25b)の
組がX方向に複数組露出する凹部28を形成する。続い
て、上記凹部28の内面が全面被覆される下部電極材料
膜41〔前記図2(1)参照〕〕を、例えば低濃度リン
ドーリンドープ非晶質シリコンを50nm程度の厚さに
堆積して形成する。さらに第2絶縁膜27上の下部電極
材料膜41を除去して、凹部27内面のみに下部電極材
料膜41を残す。
第2実施の形態で説明した方法を用いて、凹部28内に
おいて、下部電極材料膜41を分離して、記憶ノードコ
ンタクト25aに接続する下部電極31(31a)と記
憶ノードコンタクト25bに接続する下部電極31(3
1b)とを形成する。
ば通常の方法で、上記低濃度リンドーリンドープ非晶質
シリコンからなる下部電極材31表面にHSG35を形
成するHSG化を行った後、下部電極31(31a)、
31(31b)を覆うように、Ta2 O5 /Si3 N4
のような誘電体膜32を形成する。さらに、Ruのよう
な金属膜もしくはTiNのような金属化合物膜を堆積し
て上部電極33を形成する。いわゆるMIS(Metal In
sulator Semiconductor)構造を形成する。
面を金属膜で被覆し、次いで上記誘電体膜32および上
記上部電極33を形成することにより、上記MIM(Me
talInsulator Metal)構造のキャパシタを形成すること
も可能である。さらに第2絶縁膜27に、CVD法によ
り形成したエッチングレートの異なる積層膜を採用する
ことも可能である。またさらに、反応性イオンエッチン
グ(RIE)加工の側壁あれを利用して凹凸を生じさせ
る等の過去に提案されている種々の方法によって下部電
極31表面を粗面化することが可能となる。
のエッチング時に、第1実施の形態で説明した第2絶縁
膜27上の下部電極材料膜41を除去する工程を兼ねる
ことによって、さらに工程数を減少させることも可能で
ある。
第2実施の形態と同様に、隣接する二つのセル上を被覆
する第2絶縁膜27に、隣接する二つのセルにまたがる
凹部28を形成し、凹部28内面の下部電極材料膜41
をサイドウォール43とマスク55とを用いてエッチン
グ分離し、下部電極31a、31bを形成することか
ら、キャパシタ10の有効面積となる下部電極31a、
31bが対向するように形成される。このため、従来の
1セルに1キャパシタを形成するキャパシタ構造におけ
るラインアンドスペースの1ピッチ分がそのままスペー
スになるので、スペースが3倍以上になって2世代程度
前の空間と等価になり、膜厚方向の課題をほぼ平面型電
極を扱う次元にまで戻る。したがって、上記発明が解決
しようとする課題が解決される。このため、下部電極3
1にTa2 O5 やSTO〔SrTiO3 、チタン酸スト
ロンチウム〕、BST〔(Ba,Sr)TiO3 、チタ
ン酸バリウム・ストロンチウム〕等の高誘電体材料を組
み合わせる技術や、HSG技術の適用が可能になる。
は、マスク55をラインパターンで形成するため、前記
第1製造方法で説明した下部電極材料膜41の分離方法
で用いたマスクパターン53のように、最小ルールを含
むドット形状のマスクを形成する必要がないため、凹部
28段差上での加工精度が向上される。また、マスク5
5を用いた下部電極材料膜41の加工において、第1実
施の形態のように凹部28の底部における実効膜厚と凹
部28側面における実効膜厚(開口部深さ方向の膜厚)
とが異なる下部電極材料41を同時に加工する必要がな
いので、この点からも加工精度が向上される。
に係る実施の形態を、図5の製造工程断面図によって説
明する。なお、図面では、第1絶縁膜下に形成されるD
RAMメモリセル形成に必要な、所定の素子分離、ワー
ド線、ビット線等の下地構造、セルプレート取り出し電
極や配線等の図示は省略した。
に、図5の(1)に示すように、DRAMのセルトラン
ジスタ(図示せず)を形成した後、そのセルトランジス
タを覆う第1絶縁膜21を形成する。さらに第1絶縁膜
21上にストッパ絶縁膜22を形成する。その後、通常
の製造方法によって、ストッパ絶縁膜22から第1絶縁
膜21にかけて記憶ノードコンタクト25を形成する。
例えば図5の(2)のレイアウト図に示すように、この
記憶ノードコンタクト25は各セル11ごとに、X軸お
よびY軸方向に、等間隔に設けられている。なお、上記
記憶ノードコンタクト25はポリシリコンプラグ等を使
用して形成される。その際、MIM構造のキャパシタを
形成する場合は、上記記憶ノードコンタクト25上面部
分をチタンシリサイド化する等の処理を行なっておく。
ストッパ絶縁膜22上に電極支持材料となる第2絶縁膜
27を、電極の高さに相当する所望の膜厚だけ形成す
る。この第2絶縁膜27の膜厚は、略キャパシタの高さ
となるので、形成されるキャパシタの大きさと必要容量
に応じて決定する。
示すように、マスク57を例えばレジストで形成し、リ
ソグラフィー技術によってマスク57に開口パターン5
8を形成する。このマスク57を用いて第2絶縁膜27
をエッチング加工することにより、底部において図面Y
方向に隣接する二つのセル11(11a)、11(11
b)の記憶ノードコンタクト25(25a)、25(2
5b)の組が露出する凹部28を、それぞれの記憶ノー
ドコンタクト25a、25bの組に対して形成する。そ
の後、マスク57を除去する。
示すように、上記各凹部28の内面を全面被覆するよう
に、例えばルテニウム(Ru)などの金属膜からなる下
部電極材料膜41を、例えば20nm程度の厚さに形成
する。
様に、第2絶縁膜27上の下部電極材料膜41を除去す
ることで凹部28内面のみに下部電極材料膜41残す。
その方法は、例えば、レジスト塗布して表面を平坦化し
た後、化学的機械研磨(以下、CMPという)、エッチ
バック等の方法によって実現できる。
すように、上記凹部28の内面に形成された下部電極材
料膜41が記憶ノードコンタクト25a、25bと別個
に接続するように、すなわち凹部28の底部に接続され
る記憶ノードコンタクト25a、25bが下部電極材料
膜41によって接続されないように、凹部28内の下部
電極材料膜41を分離するマスク59を、例えばX方向
の記憶ノードコンタクト25およびこの記憶ノードコン
タクト側の凹部28側壁の下部電極材料膜41を覆うよ
うに、ライン状に形成する。そしてこのマスク59を用
いて、下部電極材料膜41をエッチング加工する。
示すように、凹部28内において、記憶ノードコンタク
ト25aに接続する下部電極31aと記憶ノードコンタ
クト25bに接続する下部電極31bとが形成される。
下部電極31a、31bを覆うように高誘電体膜32を
形成した後、Ruのような金属膜もしくはTiNのよう
な金属化合物膜を堆積して上部電極33を形成する。こ
のようにしてキャパシタ10が完成する。
の効果が得られるとともに、第1の発明の製造方法によ
り形成されるキャパシタ10より下部電極31の面積を
増加させることが可能になるので、容量を大きくするこ
とが可能になる。
記第1の発明の第2実施の形態によるサイドウォールを
マスクに用いる方法を組み合わせることも可能であり、
また第3実施の形態で説明したHSG技術を組み合わせ
ることも可能である。
製造方法は、DRAMのキャパシタおおびその製造方法
に適用することができる。すなわち、2ビット単位でキ
ャパシタを形成することにより、本発明のキャパシタの
構成および製造方法は実現できる。
量を増加させるための電極粗面化や高誘電体材料技術の
平面的な限界要因を取り除いたため、セル動作に必要な
容量を適当なキャパシタ高さで実現する事が可能であ
る。また微細セルへの従来技術での適用は誘電体膜が薄
膜である事が必須であるため、シリコン窒化膜などしか
使用できなかったが、本発明のキャパシタおよびその製
造方法では高誘電体膜の適用が可能になる。また、本発
明ではMIM構造キャパシタにも形成できるため、Ther
mal Budgetの低い混載DRAMなどへの適用も可能とな
る。
(記憶ノード電極)の形成に基本的に2回のマスクパタ
ーンを使用するため、電極の投影形状を矩形にする事が
可能である。従来のマスクでは矩形の角が丸くなること
により楕円形に近くなるが、微細化につれて、その問題
が顕著となるので、投影面積の観点でも効果がある。
タによれば、絶縁膜に隣接する二つのセルにまたがって
形成された凹部内面に、隣接する二つのセルのそれぞれ
に対応しかつ凹部内で対向するように二つに分離されて
いる下部電極が形成されているので、従来の1セルに1
キャパシタを形成するキャパシタ構造におけるラインア
ンドスペースの1ピッチ分がそのままスペースになる。
このため、スペースが3倍以上になって2世代程度前の
空間と等価となり、膜厚方向の課題をほぼ平面型電極を
扱う次元にまで戻すことができる。したがって、金属下
部電極にTa2 O 5 やSTO〔SrTiO3 、チタン酸
ストロンチウム〕、BST〔(Ba,Sr)TiO3 、
チタン酸バリウム・ストロンチウム〕等の高誘電体材料
を組み合わせる技術や、HSG技術の適用が可能にな
る。よって、DRAMのセルキャパシタは微細化に対抗
して必要容量を確保することができるので、DRAMの
データ保持特性の向上や微細化によるビット線寄生容量
の低減が図れ、微細化、高性能化が可能になる。
基体上を被覆する絶縁膜に、基体上に形成される複数の
セルのうち隣接する二つのセルを一組として、隣接する
二つのセルにまたがりかつ隣接する複数組にわたって凹
部を形成し、各セルごとに凹部内面の下部電極材料膜を
分離して下部電極を形成するので、キャパシタ有効面積
となる電極部分が対向するように形成できる。このた
め、従来の1セルに1キャパシタを形成するキャパシタ
構造におけるラインアンドスペースの1ピッチ分がその
ままスペースとすることができるので、スペースが3倍
以上になって2世代程度前の空間と等価になり、膜厚方
向の課題をほぼ平面型電極を扱う次元にまで戻すことが
できる。したがって、金属下部電極にTa2 O5 やST
O〔SrTiO3 、チタン酸ストロンチウム〕、BST
〔(Ba,Sr)TiO3 、チタン酸バリウム・ストロ
ンチウム〕等の高誘電体材料を組み合わせる技術や、H
SG技術の適用が可能になる。よって、DRAMのセル
キャパシタは微細化に対抗して必要容量を確保すること
ができるので、DRAMのデータ保持特性の向上や微細
化によるビット線寄生容量の低減が図れ、微細化、高性
能化が可能になる。
ャパシタと同様な効果が得られる。
本発明のキャパシタの製造方法と同様な効果が得られ
る。
概略構成断面図である。
実施の形態を示す製造工程断面図である。
実施の形態を示す製造工程断面図である。
実施の形態を示す製造工程断面図である。
の形態を示す製造工程断面図である。
1,31a,31b…下部電極、32…誘電体膜、33
…上部電極
Claims (12)
- 【請求項1】 基体上の絶縁膜に形成された凹部内に下
部電極と誘電体膜と上部電極とを積層してなるキャパシ
タにおいて、 前記凹部は前記基体上に形成される複数のセルのうち隣
接する二つのセルにまたがって形成されていて、 前記下部電極は前記凹部内の隣接する二つのセルのそれ
ぞれに対応しかつ前記凹部内で対向するように二つに分
離されていることを特徴とするキャパシタ。 - 【請求項2】 前記下部電極表面が粗面化されているこ
とを特徴とする請求項1記載のキャパシタ。 - 【請求項3】 前記下部電極を構成する少なくとも1層
が金属膜もしくは導電性を有する金属化合物膜からなる
ことを特徴とする請求項1記載のキャパシタ。 - 【請求項4】 複数のセルが形成される基体上に絶縁膜
を被覆する工程と、 前記絶縁膜に前記セルのうち隣接する二つのセルを一組
として、複数組の隣接する二つのセルにまたがって凹部
を形成する工程と、 前記凹部内面を含む前記絶縁膜上に下部電極材料膜を形
成する工程と、 前記絶縁膜上の前記下部電極材料膜を除去して前記凹部
内のみに前記下部電極材料膜を残す工程と、 前記凹部内の下部電極を各セルごとに分離する工程と、 前記各下部電極を被覆する誘電体膜を形成する工程と、 前記誘電体膜を被覆する上部電極を形成する工程とを備
えたことを特徴とするキャパシタの製造方法。 - 【請求項5】 前記凹部内の下部電極を各セルごとに分
離する工程において前記凹部底部における前記下部電極
材料膜を分離する工程は、 前記凹部の側壁にサイドウォールを形成する工程と、 前記サイドウォールをマスクにして、前記凹部底部にお
ける前記下部電極材料膜を除去して、前記凹部の底部に
おける前記隣接する二つのセル間の下部電極材料膜を分
離する工程と、 前記サイドウォールを除去する工程とからなることを特
徴とする請求項4記載のキャパシタの製造方法。 - 【請求項6】 隣接する二つのセルが形成される基体上
に絶縁膜を被覆する工程と、 前記絶縁膜に前記隣接する二つのセルにまたがる凹部を
形成する工程と、 前記凹部内面を含む前記絶縁膜上に下部電極材料膜を形
成する工程と、 前記絶縁膜上の前記下部電極材料膜を除去して前記凹部
内のみに前記下部電極材料膜を残す工程と、 前記凹部内の下部電極を各セルごとに分離する工程と、 前記各下部電極を被覆する誘電体膜を形成する工程と、 前記誘電体膜を被覆する上部電極を形成する工程とを備
えたことを特徴とするキャパシタの製造方法。 - 【請求項7】 基体上の絶縁膜に形成された凹部内に下
部電極と誘電体膜と上部電極とを積層してなるキャパシ
タを有するダイナミックランダムアクセスメモリを備え
た半導体装置において、 前記凹部は前記基体上に形成される複数のセルのうち隣
接する二つのセルにまたがって形成されていて、 前記下部電極は前記凹部内の隣接する二つのセルのそれ
ぞれに対応しかつ前記凹部内で対向するように二つに分
離されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項8】 前記キャパシタ有効面積となる電極表面
が粗面化されたことを特徴とする請求項7記載の半導体
装置。 - 【請求項9】 前記凹部内面側に形成される前記キャパ
シタの下部電極の少なくとも1層に金属膜を用いたこと
を特徴とする請求項7記載の半導体装置。 - 【請求項10】 複数のセルが形成される基体上に絶縁
膜を被覆する工程と、 前記絶縁膜に前記セルのうち隣接する二つのセルを一組
として、複数組の隣接する二つのセルにまたがって凹部
を形成する工程と、 前記凹部内面を含む前記絶縁膜上に下部電極材料膜を形
成する工程と、 前記絶縁膜上の前記下部電極材料膜を除去して前記凹部
内のみに前記下部電極材料膜を残す工程と、 前記凹部内の下部電極を各セルごとに分離する工程と、 前記各下部電極を被覆する誘電体膜を形成する工程と、 前記誘電体膜を被覆する上部電極を形成する工程とによ
りダイナミックランダムアクセスメモリのキャパシタを
形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記凹部内の下部電極を各セルごとに
分離する工程において前記凹部底部における前記下部電
極材料膜を分離する工程は、 前記凹部の側壁にサイドウォールを形成する工程と、 前記サイドウォールをマスクにして、前記凹部底部にお
ける前記下部電極材料膜を除去して、前記凹部の底部に
おける前記隣接する二つのセル間の下部電極材料膜を分
離する工程と、 前記サイドウォールを除去する工程とからなることを特
徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 隣接する二つのセルが形成される基体
上に絶縁膜を被覆する工程と、 前記絶縁膜に前記隣接する二つのセルにまたがる凹部を
形成する工程と、 前記凹部内面を含む前記絶縁膜上に下部電極材料膜を形
成する工程と、 前記絶縁膜上の前記下部電極材料膜を除去して前記凹部
内のみに前記下部電極材料膜を残す工程と、 前記凹部内の下部電極を各セルごとに分離する工程と、 前記各下部電極を被覆する誘電体膜を形成する工程と、 前記誘電体膜を被覆する上部電極を形成する工程とによ
りダイナミックランダムアクセスメモリのキャパシタを
形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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JP2002012576A JP4023163B2 (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | キャパシタとその製造方法および半導体装置とその製造方法 |
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