JP2003218176A - プローブ装置 - Google Patents

プローブ装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成の大幅な変更を必要とすることな
く、使用されるプローブカードに関する個々の情報を、
プローブ装置側で自動的に取得することができ、プロー
ブカードの種類、機差、使用履歴等に応じて適切な取り
扱いを行うことのできるプローブ装置を提供する。 【解決手段】 プローブカード4には、カード側無線通
信機構47が貼着されている。プローブ装置の筐体2内
には、上記カード側無線通信機構47と無線通信して、
各プローブカード4に関する情報を読取り、また、必要
に応じて使用履歴に関する情報を書き換えるための無線
通信機構25が設けられている。この無線通信機構25
によってカード側無線通信機構47から読み取られた情
報は、プローブ装置の全体の動作を制御するための制御
部26に送られ、また、カード側無線通信機構47の情
報を書き換えるための情報は、制御部26から無線通信
機構25に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被測定基板に形成された半導体素子に、プローブカード
に設けられたプローブ針を接触させて電気的な検査を行
うプローブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、半導体装置の製造分
野においては、一枚の半導体ウエハ上に形成された多数
の半導体素子について、これらを切断する前に夫々の電
気的特性を測定してその良否を検査すること等が行われ
ており、このような検査には、プローブ装置が使用され
ている。
【0003】すなわち、上記プローブ装置には、半導体
ウエハを保持するウエハ載置台が設けられており、この
ウエハ載置台上方に、プローブカードを着脱自在に保持
可能とされた取付治具が設けられている。なお、この取
付治具インサートリング等と称されている。
【0004】上記プローブカードには、半導体素子の電
極パッドに対応して多数のプローブ針が設けられてお
り、このプローブカードと半導体ウエハとを相対的に移
動、一般的には、ウエハ載置台側をX−Y−Z方向に移
動させることによって、プローブ針と半導体素子の電極
パッドとを順次接触させ、プローブ針に電気的に接続さ
れたテスターによって、各半導体素子の電気的特性の良
否を検査するようになっている。
【0005】また、上述したとおり、プローブカード
は、取付治具に対して着脱自在となっており、測定する
半導体ウエハ(半導体素子)の種類によって、このプロ
ーブカードを交換することにより、一台のプローブ装置
で、複数種の半導体ウエハの検査を行うことができるよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、プロ
ーブ装置においては、検査を行う半導体ウエハの種類に
よって、その上に形成された半導体素子の電極パッドの
数、配置パターン、配列ピッチ等が相違するため、この
電極パッドに対応してプローブ針が設けられたプローブ
カードに交換し、検査を行う必要がある。
【0007】しかしながら、近年においては、半導体装
置の製造分野においても、多品種少量生産とされる傾向
にあり、実際の工場内においては、一台のプローブ装置
で100種類以上のプローブカードを使用するような場
合もある。このような場合、予め使用するプローブカー
ドを、プローブ装置に登録しておくこととなるが、オペ
レータは、使用するプローブカードを、100種類以上
の中から選択して設定する必要があるため、かかる設定
に時間を要するとともに、誤って異なる品種を設定して
しまう可能性があるという問題があった。
【0008】また、プローブカードには、全く同一の仕
様のものであっても、針先位置、針先の滑り量(オーバ
ードライブを加えたときに針先が水平方向に移動する
量)等に多少のばらつき(機差)があり、さらに、これ
らが周囲の温度によっても変化するが、従来において
は、かかる針先位置の相違に対応することができないと
いう問題もあった。
【0009】さらに、プローブカードにおいては、所定
タッチダウン回数(オーバードライブをかける回数)毎
に、針先クリーニングを行う等のメンテナンスを行う必
要があるが、例えば、かかるタッチダウン回数が所定回
数に達する以前に使いかけのプローブカードをプローブ
装置から取り外してしまったような場合、それまでのタ
ッチダウン回数が不明になってしまうため、使用履歴に
応じて適切なタイミングで針先クリーニング等のメンテ
ナンスを行うことができないという問題もあった。
【0010】さらにまた、上記のような問題を解決する
ために、プローブカード側に個々のプローブカードにつ
いての情報を記憶しておくメモリーを設けることも提案
されているが、元々、プローブカードは、テスターとは
電気的に接続されるものの、プローブ装置とは電気的に
接続されておらず、かかる電気的接続を得るための接点
等は具備していない。このため、かかる構成を採用する
ためには、新たにプローブカードとプローブ装置とを電
気的に接続するための接続機構を設けなければならず、
装置構成の大幅な変更が必要になるという問題があっ
た。
【0011】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、装置構成の大幅な変更を必要とすること
なく、使用されるプローブカードに関する個々の情報
を、プローブ装置側で自動的に取得することができ、プ
ローブカードの種類、機差、使用履歴等に応じて適切な
取り扱いを行うことのできるプローブ装置を提供しよう
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、被測定基板に形成された半導体
素子の電極パッドに対応して複数のプローブ針が設けら
れたプローブカードを所定の取付治具に着脱自在に保持
可能とされ、前記プローブカードと前記被処理基板を相
対的に移動させ、前記電極パッドに、前記プローブ針を
順次接触させて前記半導体素子の電気的検査を行うプロ
ーブ装置において、前記プローブカードに当該プローブ
カードに関する情報を記憶する記憶手段を具備した第1
の無線通信手段を設けるとともに、装置内の所定の通信
領域に前記プローブカードが位置した時に前記第1の無
線通信手段と無線通信を行う第2の無線通信手段を設
け、前記記憶手段に記憶された前記プローブカードに関
する情報を読取り可能としたことを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のプロー
ブ装置において、前記第1の無線通信手段の前記記憶手
段に記憶された前記プローブカードに関する情報のうち
の一部を、前記第2の無線通信手段から書き換え可能と
したことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
プローブ装置において、前記プローブカードを搬送して
当該プローブカードを前記取付治具に取り付け及び取り
外すカード自動交換手段を具備し、当該自動交換手段に
よる前記プローブカードの搬送途中において、前記第1
の無線通信手段と前記第2の無線通信手段とが無線通信
を行うよう構成したことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
プローブ装置において、前記取付治具に前記プローブカ
ードが取り付けられた位置において、前記第1の無線通
信手段と前記第2の無線通信手段とが無線通信を行うよ
う構成したことを特徴とする。
【0016】請求項5の発明は、請求項1〜4いずれか
1項記載のプローブ装置において、前記第1の無線通信
手段が、前記第2の無線通信手段から電磁誘導により電
力を得るように構成したことを特徴とする。
【0017】請求項6の発明は、請求項1〜5いずれか
1項記載のプローブ装置において、前記第1の無線通信
手段が、前記プローブカードに貼着されていることを特
徴とする。
【0018】請求項7の発明は、請求項1〜6いずれか
1項記載のプローブ装置において、前記憶手段に記憶さ
れた前記プローブカードに関する情報は、カード種類に
関する情報、前記プローブ針の針先位置に関する情報、
前記プローブ針の針先滑り量に関する情報、前記プロー
ブ針の針立て高さに関する情報、熱変位による補正量に
関する情報、使用履歴に関する情報、のうちの少なくと
もいずれか一つを含むことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を、実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施形態のプローブ装
置の外観構成を示すものであり、同図に示すように、プ
ローブ装置は、その外装体である筐体2を具備してい
る。
【0021】上記筐体2の上面には、プローブカード4
を保持するための取付治具を構成するインサートリング
21が設けられている。
【0022】また、筐体2の中には、半導体ウエハWが
載置されるウエハ載置台、半導体ウエハを収容したウエ
ハカセット、これらのウエハ載置台とウエハカセットと
の間で半導体ウエハWを搬送するための搬送機構等が収
納されている。
【0023】さらに、本実施形態においては、プローブ
カード4をインサートリング21と筐体2の外部との間
で搬送するためのトレー3を備えている。このトレー3
は、使用時には図1(a)に示すように水平な状態で、
筐体2内と外部との間で水平に回動しかつ昇降できるよ
う構成されており、また、不使用時には図1(b)に示
すように、縦に倒れて筐体2の正面側と平行な状態とさ
れるように構成されている。
【0024】筐体2の正面側には、縦に倒れている不使
用時のトレー3及びトレー3の搬入口22を覆うように
カバー23が設けられている。このカバー23は、図示
しないガイド機構により上下にガイドされると共に、上
下するときに上部23aが手前側に倒れてトレー3と干
渉しないように構成されている。
【0025】なお、図1中、符号24は、プローブ装置
を操作するための画面を表示するためのディスプレイ装
置を示している。
【0026】次に、プローブカード4を保持するための
取付治具を構成するインサートリング21の構造につい
て説明する。インサートリング21は、図2に示すよう
に、筐体2に取り付けられた支持リング81を備えてお
り、この支持リング81の外側には、昇降リング82が
設けられている。昇降リング82は支持リング81下端
部の上に位置しているOリング83との間に気密な空間
84が形成されるように、断面コ字状に構成され、空間
84内の気圧を調整することによって支持リング81に
対して昇降できるようになっている。
【0027】昇降リング82の下部側には、昇降リング
82と係合しながら回転機構85により水平面に沿って
回転可能な回転リング86が設けられており、この回転
リング86には、内側方向に突出する突片部87が形成
されている。この突片部87は、周方向に沿って、所定
間隔を設け、複数配置されている。一方、プローブカー
ド4の周縁部に固定されたカードホルダー43の外周縁
には、上記突片部87に対応して、複数の突片部45が
設けられている。
【0028】そして、突片部87の間から、突片部45
が入り込み、回転リング86が上昇、回転することによ
って突片部45と突片部87が係合し、プローブカード
4がインサートリング21に保持されるようになってい
る。
【0029】上記インサートリング21に取り付けられ
たプローブカード4の下方には、X,Y,Z,θ(Z軸
まわり)方向に移動自在なウエハ載置台9が設けられて
おり、このウエハ載置台9によって半導体ウエハWを移
動させ、半導体ウエハWに形成された半導体素子の電極
パッドと、プローブカード4のプローブ針41とを接触
させ、電気的な導通を得て、図示しないテスターによ
り、各半導体素子の電気的特性の測定を行うようになっ
ている。
【0030】以上のように、プローブカード4は、カー
ドホルダー43が取り付けられた状態で、トレー3上に
載置され、トレー3によって搬送されて、インサートリ
ング21に、着脱自在に保持されるようになっている。
そして、検査を行う半導体ウエハWの種類(半導体素子
の種類)によって、これに対応したプローブカード4に
交換し、一台のプローブ装置で多品種の半導体ウエハW
に対応できるようになっている。
【0031】また、本実施形態では、図3(a)に示す
ように、上記プローブカード4を構成するプリント配線
基板42の上側の空き領域に、カード側無線通信機構4
7が設けられている。このカード側無線通信機構47
は、無線通信可能なICカードから構成されており、プ
リント配線基板42上に貼着されることによって固定さ
れている。
【0032】なお、カード側無線通信機構47として
は、例えば図4に示すように、メモリーを備えたICチ
ップ47aと、ループ型アンテナ47bとが埋設された
周知のICカードを使用することができ、外部から電磁
誘導により電力を供給する無電池型のものを使用するこ
とが好ましい。そして、このカード側無線通信機構47
のメモリーに、各プローブカード4に関する情報、つま
り、カード種類に関する情報(品種情報)、針先位置に
関する情報、針先滑り量に関する情報、針立て高さに関
する情報、熱変位による補正量に関する情報、使用履歴
に関する情報等が記憶されている。
【0033】なお、図3において、(a)はプローブカ
ード4の上側面の構成を示すもので、(b)は縦断面構
成を示すものである。同図に示されたプローブカード4
では、プリント配線基板42の周縁部には、図3には図
示されていないカードホルダー43との固定に使用され
るネジ穴42aが形成されており、その内側部であっ
て、プリント配線基板42の上面には、テスターのテス
トヘッドとの電気的接続を行うためのコンタクトリング
のポゴピンと当接されるコンタクト部42cが形成され
ている。
【0034】一方、図3(b)に示すように、プローブ
針41は、プリント配線基板42の下側中央部付近に設
けられており、プリント配線基板42の中央部には、プ
ローブ針41の針先を上側から観察可能とする開口42
bが形成されている。
【0035】そして、コンタクト部42cとプローブ針
41との電気的な接続は、プリント配線基板42の上側
に形成された配線部42d、プリント配線基板42の上
側と下側とを電気的に接続するスルーホール42e、プ
リント配線基板42の下側に形成された配線部42fに
よって行われるよう構成されている。したがって、配線
部42fの形成部位に対応するプリント配線基板42の
上側部分は空き領域となっており、ここにカード側無線
通信機構47が設けられている。
【0036】なお、図3(a)には、プローブ針41、
コンタクト部42c、配線部42d、スルーホール42
e等の構成を1つのみ示してあるが、これらの構成は、
プリント配線基板42上を埋め尽すように、所定間隔を
設けて放射状に多数設けられており、図中に示した点線
は、かかる態様を示すものである。
【0037】一方、図5に示すように、プローブ装置の
筐体2内には、上記カード側無線通信機構47と無線通
信して、上記した各プローブカード4に関する情報を読
取り、また、必要に応じて使用履歴に関する情報を書き
換えるための無線通信機構25が設けられている。そし
て、この無線通信機構25によってカード側無線通信機
構47から読み取られた情報は、プローブ装置の全体の
動作を制御するための制御部26に送られ、また、カー
ド側無線通信機構47の情報を書き換えるための情報
は、制御部26から無線通信機構25に送られるように
なっている。
【0038】なお、無線通信機構25は、カード側無線
通信機構47が、近接した所定の通信領域に位置した時
のみ無線通信可能とされており、カード側無線通信機構
47が無電池型の場合は、無線通信機構25側から電磁
誘導によって、カード側無線通信機構47に電力を供給
する。
【0039】本実施形態では、上記無線通信機構25
は、前述したトレー3によるプローブカード4の搬送経
路の途中に設けられており、トレー3によるプローブカ
ード4の搬送途中において、カード側無線通信機構47
と無線通信を行うようになっている。
【0040】すなわち、図6、図7に示すように、無線
通信機構25は、図1(a)に図示したトレー3の搬入
口22近傍に設けられている。
【0041】そして、プローブカード4の交換を行う際
に、プローブカード4を取り外す際には、まず、図6
(a)に示すようにトレー3を水平な状態とし、次に図
6(b)に示すようにトレー3を回転軸61の回りに回
転させてインサートリング21に固定されたプローブカ
ード4の下方に位置させて、インサートリング21から
取り外したプローブカード4を載置し、この後、図6
(c)に示すようにトレー3を、先程とは逆方向に回転
させて引き出してくる。
【0042】この際、プローブカード4が、無線通信機
構25の下方を通過した際に、無線通信機構25とカー
ド側無線通信機構47とによる無線通信を行う。上記の
ように、それまで使用していたプローブカード4を取り
外す場合には、カード側無線通信機構47のメモリーに
記憶されていたタッチダウン回数を、今回行ったタッチ
ダウン回数分加算した新たなタッチダウン回数に書き換
える等の使用履歴情報の更新を行う。
【0043】この後、図7(a)に示すように、トレー
3上の取り外されたプローブカード4を、次に使用する
プローブカード4に載せ換え、図7(b)、図7(c)
に示すように、トレー3を回転させてプローブカード4
をインサートリング21の下方に搬送して、インサート
リング21に取り付ける。
【0044】この際も、プローブカード4が、無線通信
機構25の下方を通過した際に、無線通信機構25とカ
ード側無線通信機構47とによる無線通信を行う。上記
のように、新たに使用するプローブカード4を取り付け
る場合には、カード側無線通信機構47のメモリーに記
憶されているカード種類に関する情報(品種情報)、針
先位置に関する情報、針先滑り量に関する情報、針立て
高さに関する情報、熱変位による補正量に関する情報、
使用履歴に関する情報等を読み取り、これらの情報を、
制御部26に送る。
【0045】図8は、上記構成のプローブ装置の一連の
動作の流れを示すフローチャートであり、上述したとお
り、新たなプローブカード4を取り付けて検査を実行す
る際には、まず、プローブカード4の搬送途中において
無線通信機構25とカード側無線通信機構47とによる
無線通信を行い(101)、カード側無線通信機構47
のメモリーに記憶されている情報(カードデータ)を読
み取る(102)。
【0046】そして、制御部26は、読み取ったカード
データの中のカード種類に関する情報(品種情報)に基
づいて、制御部26に予め登録されている品種情報を検
索する(103)。
【0047】この時、該当するものがあれば(10
4)、登録されている品種に関するデータとともに、読
み取ったカードデータの中のカードの個別データ(例え
ば、前述した針先位置に関する情報、針先滑り量に関す
る情報、熱変位による補正量に関する情報)を制御パラ
メータとして設定し(105)、プローブカード4の取
付け(106)、及び半導体素子の検査を行う(10
7)。一方、制御部26に品種情報が登録されていない
場合は(104)、動作を中断する。
【0048】そして、半導体素子の検査が終了し、プロ
ーブカード4を交換する際には、まず、プローブカード
4の取り外しを実行し(108)、トレー3によるプロ
ーブカード4の搬送途中で、カード側無線通信機構47
のメモリーに、無線通信によりデータ(例えば、タッチ
ダウン回数等の使用履歴に関する情報)の書き込みを行
う(109)。
【0049】以上のように、本実施形態では、無線通信
機構25とカード側無線通信機構47とによる無線通信
によって、プローブカード4の品種情報等をプローブ装
置側で得られるようになっている。
【0050】したがって、新たな電気的接点等を設ける
などの装置構成の大幅な変更を必要とすることなく、例
えば、プローブカード4においてはカード側無線通信機
構47を貼着するという簡単な変更のみで、プローブ装
置側で上記のような情報を自動的に取得することができ
るようになる。
【0051】また、本実施形態では、プローブカード4
を取り付ける際の搬送途中で無線通信機構25とカード
側無線通信機構47とによる無線通信を行うので、例え
ば、プローブ装置に登録されていない誤った品種のプロ
ーブカード4が取り付けられるような事態が発生するこ
とを未然に防止できるとともに、カード品種に合った取
り付け作業工程を実施することができ、誤った取り付け
作業工程を実施することによってプローブカード4を破
損してしまうようなことを防止することができる。
【0052】例えば、前述した針立て高さは、品種によ
って、例えば3.1mm、8.3mm、12mm等と異
なっているが、プローブカード4を取り付けてカメラに
よりプローブ針41の針先を撮像する際には、上記の針
立て高さであることを前提として、カメラを針先近傍に
近付ける。このため、例えば針立て高さが12mmのも
のに対して、3.1mmのものと誤認したような場合、
カメラとプローブ針41とが干渉して、プローブカード
4を破損させるような事態が生じる危険性があるが、本
実施形態では、このような危険性を回避することができ
る。
【0053】なお、このような針立て高さの情報につい
ては、品種情報とは独立に、針立て高さ情報として、カ
ード側無線通信機構47に記憶させておけば、例えば、
設計変更等によって、ある品種の針立て高さを変更した
ような場合においても、確実に上記のような危険性を回
避することができる。
【0054】また、カード側無線通信機構47に、例え
ば、針先位置に関する情報、針先滑り量に関する情報、
熱変位による補正量に関する情報等の個々のプローブカ
ード4に特有な個別の情報を記録しておくことによっ
て、アライメントを迅速に行えるとともに、プローブ針
41を確実に半導体素子の電極パッドに接触させて良好
な検査を行うことができる。
【0055】さらに、カード側無線通信機構47にタッ
チダウン回数等の使用履歴に関する情報を記憶させてお
き、使用する度にかかる使用履歴に関する情報を更新す
ることによって、常に適切なタイミングで針先クリーニ
ング(針先研磨)等のメンテナンスを実行することがで
き、効率良く、かつ、常に良好な針先状態で検査を行う
ことができる。
【0056】なお、上記実施形態では、プローブカード
4の搬送途中で無線通信機構25とカード側無線通信機
構47とによる無線通信を行うよう構成したが、例え
ば、プローブカード4の搬送機構を具備していないプロ
ーブ装置等では、プローブカード4をプローブ装置(イ
ンサートリング21)に取り付けた状態で、無線通信を
行うよう構成しても良い。
【0057】また、カード側無線通信機構47は、プロ
ーブカード4に貼着するものに限らず、直接プローブカ
ード4にカード側無線通信機構47を形成したり、他の
方法で固定しても良いことは勿論である。
【0058】さらに、上記実施形態では、プローブカー
ド4の一つの空き領域に一つのカード側無線通信機構4
7を設けたが、例えば、空き領域が多い場合は、一枚の
プローブカード4に複数のカード側無線通信機構47を
設けても良く、また、空き領域が少ない場合は、一枚の
プローブカード4の複数箇所に分散させて一つのカード
側無線通信機構47を設けるようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
装置構成の大幅な変更を必要とすることなく、使用され
るプローブカードに関する個々の情報を、プローブ装置
側で自動的に取得することができ、プローブカードの種
類、機差、使用履歴等に応じて適切な取り扱いを行うこ
とのできるプローブ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプローブ装置の一実施形態の全体構成
を示す図。
【図2】図1のプローブ装置の要部概略構成を示す図。
【図3】図1のプローブ装置の要部概略構成を示す図。
【図4】図1のプローブ装置の要部概略構成を示す図。
【図5】図1のプローブ装置の要部概略構成を示す図。
【図6】図1のプローブ装置のプローブカードの搬送状
態を説明するための図。
【図7】図1のプローブ装置のプローブカードの搬送状
態を説明するための図。
【図8】図1のプローブ装置の動作を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
2……筐体、3……トレー、4……プローブカード、2
5……無線通信機構、26……制御部、47……カード
側無線通信機構。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定基板に形成された半導体素子の電
    極パッドに対応して複数のプローブ針が設けられたプロ
    ーブカードを所定の取付治具に着脱自在に保持可能とさ
    れ、前記プローブカードと前記被処理基板を相対的に移
    動させ、前記電極パッドに、前記プローブ針を順次接触
    させて前記半導体素子の電気的検査を行うプローブ装置
    において、 前記プローブカードに当該プローブカードに関する情報
    を記憶する記憶手段を具備した第1の無線通信手段を設
    けるとともに、 装置内の所定の通信領域に前記プローブカードが位置し
    た時に前記第1の無線通信手段と無線通信を行う第2の
    無線通信手段を設け、前記記憶手段に記憶された前記プ
    ローブカードに関する情報を読取り可能としたことを特
    徴とするプローブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプローブ装置において、 前記第1の無線通信手段の前記記憶手段に記憶された前
    記プローブカードに関する情報のうちの一部を、前記第
    2の無線通信手段から書き換え可能としたことを特徴と
    するプローブ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のプローブ装置にお
    いて、 前記プローブカードを搬送して当該プローブカードを前
    記取付治具に取り付け及び取り外すカード自動交換手段
    を具備し、当該自動交換手段による前記プローブカード
    の搬送途中において、前記第1の無線通信手段と前記第
    2の無線通信手段とが無線通信を行うよう構成したこと
    を特徴とするプローブ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のプローブ装置にお
    いて、 前記取付治具に前記プローブカードが取り付けられた位
    置において、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線
    通信手段とが無線通信を行うよう構成したことを特徴と
    するプローブ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項記載のプロー
    ブ装置において、 前記第1の無線通信手段が、前記第2の無線通信手段か
    ら電磁誘導により電力を得るように構成したことを特徴
    とするプローブ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか1項記載のプロー
    ブ装置において、 前記第1の無線通信手段が、前記プローブカードに貼着
    されていることを特徴とするプローブ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか1項記載のプロー
    ブ装置において、 前記憶手段に記憶された前記プローブカードに関する情
    報は、カード種類に関する情報、前記プローブ針の針先
    位置に関する情報、前記プローブ針の針先滑り量に関す
    る情報、前記プローブ針の針立て高さに関する情報、熱
    変位による補正量に関する情報、使用履歴に関する情
    報、のうちの少なくともいずれか一つを含むことを特徴
    とするプローブ装置。
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