JP2003218112A - 金属積層膜の形成方法及び半導体装置 - Google Patents

金属積層膜の形成方法及び半導体装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属膜における不特定のピンホールや断線箇
所を金属膜自体で修復することのできる半導体装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】 基板上に積層され、ピンホール又は断線
を含み、かつ第1金属層と該第1金属層上に配置する陽
極酸化可能な金属からなる第2金属層とによって構成さ
れる金属積層膜を陽極酸化することにより、第2金属層
を膨張させてピンホール又は断線を第2金属で塞ぐとと
もに、第2金属層の表面に陽極酸化膜を形成することか
らなる金属積層膜の形成方法により、上記の課題を解決
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属積層膜の形成
方法及びこの方法により形成される金属積層膜を配線及
び/又は電極として含んでなる半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
アモルファスTFT液晶では、基板上には、画素トラン
ジスタのみが形成されていたが、ポリシリコンTFT液
晶では、基板上には画素やドライバ機能だけでなく、さ
まざまな周辺回路を同一基板上に搭載することが要求さ
れている。また、半導体装置の高性能化を進めるにあた
っては、周辺回路の占める面積を小さく抑える必要があ
ることから、微細化と配線の多層化を行う必要がある。
【0003】しかし、この微細化によって様々な問題が
生じてくる。例えば、配線幅が狭い場合、配線層の成膜
時やフォトリソグラフィ時に発生する小さなパーティク
ルにより配線にピンホールができたり、断線したりする
ことがある。このピンホールは配線の抵抗を局所的に上
げることから半導体装置の信頼性を低下させ、また断線
は配線としての機能を失わせることから致命的欠陥とな
る。その結果、半導体装置の製造歩留まりを下げてしま
う。
【0004】これらの問題に対して、特開平2−394
57号公報では、断線を修復する技術が開示されてい
る。この技術は、修正用配線を基板上に設けておき、こ
の配線をレーザ照射により溶融させて配線の欠陥部分を
接続して修復するというものである。また、特開平11
−260819号公報では、上層配線形成時に下層配線
の欠陥を修復する技術が開示されている。
【0005】しかし、前者の技術では、予め修正用配線
を形成しておかなければならず、修正用配線に用いられ
る材料にも限定があり、しかも欠陥箇所も予め特定して
おかなくてはならない。また、レーザ照射により周辺の
絶縁膜や配線にダメージを与える可能性がある。後者の
技術では、上層配線を形成する場合に限定されてしま
い、また、欠陥部にスポット露光するため、前者の技術
と同様に欠陥箇所を予め特定しておかなくてはならな
い。したがって、これらの方法では、不特定の箇所にあ
る欠陥をその配線自体で修復することはできない。ま
た、その他の断線対策として、冗長構造の配線を形成す
るなどの方法があるが、このような方法は集積度の向上
とは相反するため採用するのは望ましくない。
【0006】一方、配線の多層化は微細化とともに進め
られるため、高アスペクト比のヴィアホールを金属で埋
める技術が要求される。従来、LSIの配線形成では、
ヴィアホールを金属で埋め込むためにW−CVDによる
Wプラグがよく用いられている。しかし、WプラグはA
lに比べて抵抗が高いうえに、配線形成に要する工程数
が増えるという問題がある。したがって、配線をAlの
みで形成するのが望ましいが、Alを通常のスパッタで
形成するとカバレッジが悪く、ヴィアホールを完全に埋
めることができない。そのため、リフローや高温スパッ
タによってAlを埋め込む技術が採用されている。
【0007】Alのリフローは、通常の低温スパッタで
Alを成膜した後、450〜550℃の熱処理を加える
ことでヴィアホール内にAlを埋め込む方法である。ま
た、高温スパッタは、リフローと同様に450〜550
℃の基板温度でAlのスパッタを行う方法で、低温スパ
ッタ+リフロー処理を合わせて一回の処理で行うもので
ある。このように、ヴィアホールにAlを埋め込む従来
の技術は、いずれも450℃以上の温度が必要となり、
一般のガラス基板を用いる場合は、基板が収縮、変形す
る可能性がある。従って、これらの技術を採用する場合
は、耐熱性の低い安価なガラス基板を使用することがで
きず、特殊なアニールを施した高価なガラス基板を用い
なければならないという制約がある。また、このような
Al埋め込み技術をポリシリコンTFTに採用する場
合、多層配線はTFTを作製した上層に形成することに
なるから、450℃以上の熱処理はポリシリコン中の水
素を脱離させ、その特性を劣化させる要因にもなってい
る。
【0008】本発明は上記解決に鑑みなされたものであ
り、金属膜中における不特定のピンホールや断線箇所を
金属膜自体で修復することのできる、あるいはヴィアホ
ールへの金属の埋め込みを低温で行うことのできる金属
膜の形成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基板上
に積層され、ピンホール又は断線を含み、かつ第1金属
層と該第1金属層上に配置する陽極酸化可能な金属から
なる第2金属層とによって構成される金属積層膜を陽極
酸化することにより、第2金属層を膨張させてピンホー
ル又は断線を第2金属で塞ぐとともに、第2金属層の表
面に陽極酸化膜を形成することからなる金属積層膜の形
成方法が提供される。
【0010】また、本発明によれば、ヴィアホールを備
える層間絶縁膜上に積層され、第1金属層と該第1金属
層上に配置する陽極酸化可能な金属からなる第2金属層
とによって構成される金属積層膜を陽極酸化することに
より、第2金属層を膨張させてヴィアホールを第2金属
で埋め込むとともに、第2金属層の表面に陽極酸化膜を
形成することからなる金属積層膜の形成方法が提供され
る。また、本発明によれば、上記の方法により形成され
る金属積層膜を配線及び/又は電極として含んでなる半
導体装置が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の金属積層膜の形成方法に
用いられる基板としては、特に限定されず、例えば、ガ
ラス、石英等の無機材料からなる基板や、ポリエステ
ル、ポリアクリル、ポリエポキシ、ポリエチレン、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、ポリサルホンなどのプラ
スチックからなる基板を挙げることができる。なお、基
板上には、TFTやその他のトランジスタ、これらを含
む回路等が単独又は組み合わせられて形成されていても
よく、さらに、電極、配線、SiO2等の絶縁膜等がそ
れぞれ単独で又は積層して形成されていてもよい。
【0012】また、本発明の金属積層膜の形成方法を、
半導体装置の配線や電極等を形成するために用いる場合
には、基板は、上記のほか、シリコン、ゲルマニウム等
の元素半導体基板、GaAs、InGaAs等の化合物
半導体等からなる基板、SOI基板又は多層SOI基板
等の種々の基板を用いることができる。また、これらの
基板は、その表面にトランジスタ、キャパシタ等の半導
体素子や回路、配線層、素子分離領域、絶縁膜等が組み
合わせられて形成されていてもよい。とくに、基板上
に、素子、回路及び/又は絶縁膜が形成されていること
が好ましく、絶縁膜には、ヴィアホールが形成されてい
てもよい。
【0013】本発明の方法に用いられる第1金属層とし
ては、陽極酸化されにくい金属材料からなる金属層が挙
げられ、そのような金属材料としては、35℃程度以下
の低温で後述の第2金属層を移動させることのできるも
のであれば特に限定されず、例えばチタンや、TiN、
TiSi2等のチタン合金が挙げられる。なかでも本発
明の効果が顕著に現れることから、チタンを用いるのが
好ましい。第1金属層の膜厚は特に限定されないが、通
常50〜200nm程度に調整される。第1金属層は、
公知の手法、例えばスパッタ法、蒸着法等により成膜す
ることができる。
【0014】本発明の方法に用いられる第2金属層とし
ては、陽極酸化可能な金属材料からなる金属層が挙げら
れ、そのような金属材料としては、例えばアルミニウム
や、AlCu、AlSi等のアルミニウム合金、Ta、
Cr等が挙げられる。なかでも本発明の効果が顕著に現
れることからアルミニウム、アルミニウム合金を用いる
のが好ましい。第2金属層の膜厚は、金属層中に発生す
るであろうピンホールや断線及び層間絶縁膜に形成され
るヴィアホールの数や大きさにより適宜調整されるが、
これらを十分に塞ぎ埋め込むことができることが必要で
あり、200nm程度以上が好ましく、300〜800
nm程度であるのがさらに好ましい。第2金属層は、公
知の手法、例えばスパッタ法、蒸着法等により成膜する
ことができる。
【0015】本発明の方法で形成される陽極酸化膜は、
第2金属層を陽極酸化することにより得られるものであ
り、Al23等が挙げられる。陽極酸化膜の膜厚は、1
0〜150nm程度が適当である。本発明の方法におい
て、陽極酸化の条件は、第1及び第2金属層の材料や膜
厚、ピンホールや断線やヴィアホールの数及び大きさに
よって適宜選択でき、特に限定されない。また、湿式陽
極酸化又は乾式陽極酸化のいずれでもよい。湿式陽極酸
化を行うときは、例えば、化成液として3%の酒石酸ア
ンモニウム水溶液とエチレングリコールとを1:9の割
合で混合したものを用い、化成温度を5〜35℃程度、
化成電圧を10〜100V程度、初期電流密度を0.1
〜1.0mA/cm2程度に調整することにより行うこ
とができる。
【0016】このような条件で陽極酸化を行うことによ
り、第2金属層の第2金属が膨張する。これにより、第
2金属が第1金属層上を移動して、金属積層膜の欠陥部
分(ピンホール又は断線)を塞ぎ、埋め込む。なお、こ
のような低温での陽極酸化により、第2金属が第1金属
層上を移動するメカニズムは明らかではないが、第2金
属中に酸素が取り込まれて第2金属中に圧力が加わるこ
とが理由と考えられる。また、陽極酸化が始まったと
き、第2金属層には陽極酸化膜が形成されるが、下地の
第1金属層には陽極酸化膜が形成されないため、電流が
金属層の側面に集中し、エレクトロマイグレーションが
起こることが理由と考えられる。以下、本発明の金属積
層膜の形成方法及び半導体装置を実施例によりさらに詳
しく説明するが、これにより本発明は限定されない。
【0017】実施例1 本発明の実施例を図1に基づいて説明する。図1(c)
は、ガラス基板1上に金属積層膜(第1金属層2及び第
2金属層3)及び陽極酸化膜6が積層されている様子を
示している。第1金属層2はチタンからなり、100n
m程度の膜厚を有する。第2金属層3はアルミニウムか
らなり、500nm程度の膜厚を有する。陽極酸化膜6
はAl23からなり、50nm程度の膜厚を有する。も
ともと金属積層膜には欠陥部分(ピンホール又は断線)
があったが、この欠陥部分は膨張した第2金属により塞
がれている。以下、本発明の金属積層膜の形成方法を図
1(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0018】まず、ガラス基板1上に、第1金属層2と
してのチタン膜(100nm程度)と、第2金属層3と
してのアルミニウム膜(500nm程度)とを連続して
スパッタにより成膜する。なお、各金属層の膜厚は、要
求される抵抗値によって適宜調節される。例えば、アル
ミニウムの比抵抗を3μΩ・cm、線幅3μm、膜厚5
00nm、長さ1cmとすると、配線抵抗は200Ωと
なる。要求される抵抗は、寄生容量によって大きく異な
るので、一概には言えないが、抵抗をもっと下げる必要
がある場合には、膜厚を厚くする方法と線幅を広げる方
法がある。
【0019】次に、フォトリソグラフィとドライエッチ
ングにより、不要な部分の第1及び第2金属層を除去
し、2層構造の金属積層膜を形成する。このとき、金属
層の成膜前又は成膜中に生じるパーティクルによって金
属積層膜にピンホールが発生することがある。また、フ
ォトリソグラフィ中に生じるパーティクルのために、ド
ライエッチング工程により、金属積層膜の必要な部分が
エッチングされてしまい、ピンホールや断線が発生する
ことがある。
【0020】図1(a)は、金属積層膜にピンホール4
及び断線5が発生した状況を示した基板の平面図であ
る。ピンホール4のAA’線での断面図、断線5のB
B’線での断面図はそれぞれ図1(b)のようになって
いる。この状態で金属積層膜を次の条件で陽極酸化す
る。化成液として3%の酒石酸アンモニウム水溶液とエ
チレングリコールとを1:9の割合で混合したものを用
い、化成温度を10℃、化成電圧を40V、初期電流密
度を0.1mA/cm2とし、一定電圧になってから3
0分で化成処理を終了する。
【0021】これにより、第2金属層3の表面に絶縁性
のよいバリア型の陽極酸化膜6(50nm)が形成され
る。この陽極酸化では、溶液中へのアルミニウム溶出が
ほとんどなく、アルミニウム中に酸素が取り込まれる結
果、陽極酸化された部分の体積は約1.4倍に増加す
る。また、上記の陽極酸化により、第2金属層3のアル
ミニウムの一部が、アルミニウムのなかった領域(ピン
ホール又は断線部分)に両側から移動し、埋め込まれ、
配線を接続する現象が見られる。このとき、下地の第1
金属層2のチタン膜に変化は見られないことから、第2
金属層3のアルミニウムは、第1金属層2上を移動した
ことがわかる。陽極酸化を行った後の金属積層膜の状態
を図1(c)に示す。
【0022】このように、ピンホールや断線部分には、
陽極酸化によりアルミニウムが埋め込まれ、金属積層膜
が修復される。次に、陽極酸化膜6上に絶縁膜(膜厚5
00nm)を形成する。なお、陽極酸化膜6はそのまま
絶縁膜の一部として用いることができるので、2層の絶
縁膜が形成されることとなる。その結果、絶縁膜のピン
ホール防止にも役立つので有利である。
【0023】比較例1 ガラス基板上に第1金属層を形成しなかった以外は、実
施例1と同様にして金属膜を形成する。図3に示される
ように、この場合、陽極酸化を行うことにより、アルミ
ニウムからなる金属層3の表面及び側面に陽極酸化膜6
が形成される。アルミニウムは陽極酸化により基板上を
移動せず、ピンホールや断線部分をアルミニウムで埋め
込むことができない。
【0024】比較例2 第1金属層2として、陽極酸化を行うことで絶縁層が形
成される金属材料を用いた以外は、実施例1と同様にし
て金属積層膜を形成する。図4に示されるように、この
場合、陽極酸化を行うことにより、第1金属層2の側面
に絶縁層6’が形成される。この絶縁層6’ができた時
点で第2金属層3のアルミニウムの移動が止まってしま
い、ピンホールや断線部分をアルミニウムで埋め込むこ
とができない。
【0025】実施例2 本発明のもう一つの金属積層膜の形成工程を図2(a)
〜(c)を用いて説明する。まず、図2(a)に示され
るように、ガラス基板上に、下部金属配線7としてのア
ルミニウム合金(膜厚500nm)を形成し、下部金属
配線7上に層間絶縁膜8としてのSiO2膜(膜厚80
0nm)をプラズマCVD法により形成する。
【0026】次に、層間絶縁膜8に、下部金属配線7と
後述する金属積層膜を接続するための直径1μmのヴィ
アホール9をドライエッチングにより形成する。次に、
第1金属層10としてのチタン膜(100nm)及び第
2金属層11としてのアルミニウム膜(500nm)を
スパッタにより順次成膜し、金属積層膜を形成する。成
膜後の状態は、図2(b)に示すとおりであり、ヴィア
ホール9側面における金属層の膜厚は非常に薄くなって
いる。
【0027】次に、この状態で金属積層膜を陽極酸化す
る。ここでの陽極酸化は、全面に金属積層膜がある状態
で行なわれ、金属積層膜のパターン化後に行う実施例1
とは異なる。なお、陽極酸化の条件は次の条件で行う。
化成液として3%の酒石酸アンモニウム水溶液とエチレ
ングリコールとを1:9の割合で混合したものを用い、
化成温度を10℃、化成電圧を10〜100V、初期電
流密度を0.1mA/cm2とし、一定電圧になってか
ら30分で化成処理を終了する。
【0028】これにより、第2金属層11の表面に絶縁
性のよいバリア型の陽極酸化膜12(膜厚60nm)が
形成される。また、第2金属層11のアルミニウムの一
部がヴィアホール部分に両側から移動し、ヴィアホール
が埋め込まれる。このとき、下地の第1金属層10に変
化は見られない。陽極酸化を行った後の金属積層膜の状
態を図1(c)に示す。次に、フォトリソグラフィとド
ライエッチングにより金属積層膜をパターン化する。こ
の際、陽極酸化膜12をそのまま残してパターニングす
ることもできるし、ウェットエッチング等で陽極酸化膜
12を除去した後、金属層をパターニングすることもで
きる。また、ヴィアホール9のアスぺクト比が大きく、
ヴィアホール9での段差が大きくなる場合は、図2
(c)の状態から一旦エッチバックを行って平坦化して
から、再度金属層の成膜を行うこともできる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、特性の構成の金属膜を
半導体装置の配線及び/又は電極として形成することに
より、金属層中の特定されていないピンホールや断線箇
所を金属層自体の金属材料で埋め込むことによって修復
することができる。この金属積層膜の形成方法を用い
て、半導体装置の金属配線や電極を形成することによ
り、半導体装置の生産歩留まりを向上させることができ
る。また、本発明の金属積層膜の形成方法によれば、従
来は高温のリフロー処理が必要であったヴィアホールの
埋め込みを低温で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により形成される金属積層膜の構
造を示す平面図及び金属積層膜の欠陥部分を修復する工
程を示す概略断面図である。
【図2】本発明の方法により形成される金属積層膜の構
造を示す図、及びヴィアホールに金属を埋め込む工程を
示す概略断面図である。
【図3】第1金属層が形成されない場合の金属積層膜の
構造を示す比較断面図である。
【図4】第1金属層が陽極酸化可能な材料からなる場合
の金属積層膜の構造を示す比較断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2、10 第1金属層 3、11 第2金属層 4 配線中の欠陥(ピンホール) 5 配線中の欠陥(断線) 6、12 陽極酸化膜 6’絶縁層 7 下部金属配線 8 層間絶縁膜 9 ヴィアホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/786 H01L 21/88 Z 29/78 612C 612A Fターム(参考) 2H092 GA11 GA31 JB71 JB73 JB74 JB75 MA24 MA46 MA47 NA13 NA15 4M104 AA09 BB14 BB25 BB30 DD89 EE05 EE16 FF13 FF22 5F033 GG04 HH08 HH09 HH17 HH18 HH21 HH27 HH33 JJ08 JJ09 JJ18 KK07 MM05 NN06 PP15 QQ09 QQ11 QQ37 QQ89 RR03 RR04 SS15 SS26 VV15 XX36 5F110 AA17 AA27 BB02 DD01 DD02 DD03 DD05 DD13 DD17 EE37 HM19 NN02 NN04 NN23 NN35 QQ30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に積層され、ピンホール又は断線
    を含み、かつ第1金属層と該第1金属層上に配置する陽
    極酸化可能な金属からなる第2金属層とによって構成さ
    れる金属積層膜を陽極酸化することにより、第2金属層
    を膨張させてピンホール又は断線を第2金属で塞ぐとと
    もに、第2金属層の表面に陽極酸化膜を形成することか
    らなる金属積層膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 ヴィアホールを備える層間絶縁膜上に積
    層され、第1金属層と該第1金属層上に配置する陽極酸
    化可能な金属からなる第2金属層とによって構成される
    金属積層膜を陽極酸化することにより、第2金属層を膨
    張させてヴィアホールを第2金属で埋め込むとともに、
    第2金属層の表面に陽極酸化膜を形成することからなる
    金属積層膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 第1金属層がチタン又はチタン合金から
    なる請求項1又は2に記載の金属積層膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 第2金属層がアルミニウム又はアルミニ
    ウム合金からなる請求項1〜3のいずれかに記載の金属
    積層膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 金属積層膜が半導体装置の配線又は電極
    である請求項1〜4のいずれかに記載の金属積層膜の形
    成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の方法に
    より形成される金属積層膜を配線及び/又は電極として
    含んでなる半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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