JP2003217804A - 管状ヒータ及びその製造方法 - Google Patents

管状ヒータ及びその製造方法

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JP2003217804A
JP2003217804A JP2002015638A JP2002015638A JP2003217804A JP 2003217804 A JP2003217804 A JP 2003217804A JP 2002015638 A JP2002015638 A JP 2002015638A JP 2002015638 A JP2002015638 A JP 2002015638A JP 2003217804 A JP2003217804 A JP 2003217804A
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Koichiro Oka
紘一郎 岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い伝熱効率を保持しつつ長寿命化が可能
で、かつ製造コストが低減できる管状ヒータ(シーズヒ
ータ)及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 金属製の素管の内部にMgO粉末等の絶
縁材を介してニクロム線等の発熱線3を封入した後に、
素管の外周を連続ダイス成形法等により機械的に順次加
圧して波形部を有する波形管1を形成するとともに絶縁
材を圧密する。これを加熱炉等で加熱して絶縁材2を焼
結して管状ヒータ(シーズヒータ)とする。波形部がフ
ィンとして機能するため高い伝熱効率が得られるととも
に、従来のフィンシーズヒータのようなロウ付けや溶接
等を不要とすることから、加熱・冷却の繰り返しによる
損傷が防止されて長寿命化し、かつ製造コストも低減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種気体、液体及
び固体を加熱するための管状ヒータ及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、管状ヒータとしては所謂シーズ
ヒータと呼ばれるものが知られている。このヒータは最
も汎用されている発熱体で、金属製の管(メタルシー
ス)に絶縁材としてマグネシア(MgO)等を高密度に
充填し、メタルシースの中央に発熱線を固定したもので
ある。絶縁材がメタルシース内で緻密に充填されている
ため熱伝導率が高く、発熱線とメタルシースの温度差が
小さく高寿命であり、また発熱線がメタルシースで保護
されているため耐震性に優れ、さまざまな形状に曲げ加
工ができる等の多くの利点を有しており広範囲に使用さ
れている。
【0003】さらに、図6に示すように、シーズヒータ
にフィンを螺旋状に巻き付け、ヒータと緊密一体化した
所謂フィンシーズヒータも商品化されている。このヒー
タは、より迅速な熱交換を可能とすることから、乾燥
機、ダクトヒータ、エアコンなど各種暖房機器の送風加
熱用ヒータなどとして広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
ようなフィンシーズヒータは、一般に先ず通常のフィン
のないシーズヒータを製作後、メタルシース51の外周
に金属性のフィン52を巻き付け、メタルシース51と
フィン52とをロウ付けや溶接等により接合して製造さ
れる。
【0005】そのためフィンシーズヒータは、実際の使
用時における加熱・冷却の繰り返しによりメタルシース
51とフィン52との接合部が損傷しやすく、伝熱効率
の低下や寿命が短くなるなどの問題がある。また、フィ
ンのない通常のシーズヒータに比べて、熟練を要するロ
ウ付けや溶接等の作業が余分に必要とされるため、格段
に製造コストが高くなる問題がある。
【0006】そこで本発明は、高い伝熱効率を保持しつ
つ長寿命化が可能で、かつ製造コストが低減できるシー
ズヒータ(管状ヒータ)およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、金属
製の波形管の内部に絶縁材を介して発熱線を封入してな
ることを特徴とする管状ヒータである。
【0008】請求項2の発明は、内部に絶縁材を介して
発熱線を封入した金属製の直管の外周面に、金属製の波
形管を嵌合してなることを特徴とする管状ヒータであ
る。
【0009】請求項3の発明は、前記波形管の波形部が
螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項1又は
2に記載の管状ヒータである。
【0010】請求項4の発明は、前記波形管の波形部が
環状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2
に記載の管状ヒータである。
【0011】請求項5の発明は、螺旋状波形管の波形部
外周の谷部に沿って発熱線を巻き付けて固定したことを
特徴とする管状ヒータである。
【0012】請求項6の発明は、金属製の波形管の内部
に絶縁材を介して発熱線を封入してなる管状ヒータの製
造方法であって、素管の内部に絶縁材を介して発熱線を
封入した後に、該素管の外周を機械的に順次加圧して波
形部を形成することを特徴とする管状ヒータの製造方法
である。
【0013】(作用)本発明の管状ヒータは、金属製の
波形管の内部に絶縁材を介して発熱線を封入してなるも
のであることから、発熱線の発熱時の熱が効率よく速や
かに波形管の谷部から山部先端へと伝導することにより
伝熱効率が高まるとともに、ロウ付け部や溶接部等が存
在しないため損傷が少なく、長寿命化が可能となる。ま
た、フィンを後で巻き付けてロウ付けや溶接等で接合す
る代わりに波形管を用いるので、従来のフィンシーズヒ
ータに比べ格段に製造コストが低減される。
【0014】あるいは、本発明の管状ヒータが、内部に
絶縁材を介して発熱線を封入した金属製の直管の外周面
に、金属製の波形管を嵌合してなるものであってもよ
い。ともに金属製の直管と波形管とが緊密に接触してい
るので、直管から波形管の波形谷部を経由して波形山部
先端へと伝導することにより上記と同様伝熱効率が高ま
るとともに、ロウ付け部や溶接部が存在しないため損傷
が少なく長寿命化が可能となる。また、波形管を直管に
嵌め込むだけでよいので、ロウ付けや溶接作業等が不要
となり製造コストが低減される。
【0015】波形管の波形部の形状は、螺旋状であって
も環状であってもよい。いずれの形状でも伝熱効率を高
める効果、損傷を低減する効果、製造コスト低減効果と
も得られるからである。
【0016】あるいは、本発明の管状ヒータが、螺旋状
波形管の波形部外周の谷部に発熱線を巻き付けて固定し
たものであってもよい。波形管内部に流体を流通させる
ことにより、螺旋状の波形部内面で流体が乱流化される
とともに表面積の大きい波形部を介して伝熱されるため
効率的に流体が加熱される。また、上記と同様、ロウ付
け部や溶接部が存在しないため、波形管の損傷が低減さ
れる。さらに、螺旋状の波形部外周の谷部に沿って発熱
線を巻き付けて固定することにより、発熱線を容易かつ
確実に波形管に固定できるので、製造コストの著しい上
昇が防止できる。
【0017】金属製の波形管の内部に絶縁材を介して発
熱線を封入してなる本発明の管状ヒータを製造する方法
として、素管の内部に絶縁材を介して発熱線を封入した
後に、素管の外周を機械的に順次加圧して波形部を形成
する方法を用いることが推奨される。この製造方法によ
り、波形部を形成しつつ、加圧により絶縁材を圧縮して
その充填密度を上昇させることができ、さらに伝熱効率
を高めることが可能となる。なお、従来のフィンシーズ
ヒータを製造するには、素管の内部に絶縁材を介して発
熱線を封入した後に、絶縁材の充填密度を高めるためロ
ールミル等により減径加工を行ってフィンのないシーズ
ヒータを製作し、その後にさらにフィンを取り付ける工
程を必要とした。これに対し、本発明の管状ヒータの製
造方法によれば、減径加工の代わりに波形部を形成する
工程を設けるだけでよく、フィンをロウ付けや溶接等で
取り付ける工程を省略できるため、製造コストが大幅に
低減できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】〔第一実施形態〕本発明の第一実施形態に
係る管状ヒータは、例えば図1に示すように、軸方向断
面(縦断面)が波形(すなわち蛇腹状)であるステンレ
ス鋼製などの金属製の波形管(メタルシース)1の内部
にMgO焼結体などの絶縁材2を介して(すなわち電気
的に絶縁されて)螺旋状にコイリングされたニクロム線
などの発熱線3が封入されて構成される。そして、発熱
線3の両端末にはピン状の端子(ターミナルピン)4が
取り付けられ、波形管1の両端の開口部がガラスなどの
封口材5で封口されている。
【0020】金属製の波形管(メタルシース)1の材質
は、ステンレス鋼に限られず、銅、鉄、耐熱鋼、チタ
ン、アルミニウム、耐熱合金等などから用途、使用条件
等に合わせて適宜選択することが好ましい。
【0021】また発熱線3の材質は、ニクロムに限られ
ず、ステンレス鋼、インコロイ、インコネルなどから用
途、使用条件等に合わせて適宜選択することが好まし
い。
【0022】また封口材5の材質は、ガラスに限られ
ず、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などから用途、使用
条件等に合わせて適宜選択することが好ましい。、
【0023】絶縁材2は、高温でも絶縁抵抗が高く、熱
伝導が良いマグネシアが推奨されるが、これに限られる
ものではなく、用途、使用条件(特に使用温度)等に応
じてその他のセラミックス、シリコンゴムなどを用いる
ことができる。
【0024】このような管状ヒータを製造する工程につ
いて説明する。
【0025】[工程1]先ず金属製の素管内中心部に、
螺旋状にコイリングされ、ピン状の端子(ターミナルピ
ン)4を接続した発熱線3を挿入したのち、発熱線3の
周りにマグネシア粉末などの絶縁材2を充填する。
【0026】[工程2]次に、素管の外周を例えば図2
に示すような公知の連続ダイス成形法により機械的に順
次加圧して波形部を成形する。すなわち、図2に示すよ
うに、ベアリング14を介装させたダイスホルダ12に
取り付けた波付けダイス13の中に素管11を通し、素
管11の中心とダイス13の中心を偏心させて支持す
る。そして、ダイス13を素管11の中心の回りに回転
させながらダイス13の突起13aを素管11に食い込
ませ連続的に螺旋溝(波形部)を形成する。
【0027】[工程3]螺旋溝(波形部)を形成した管
11を加熱炉等内に挿入し所定温度で所定時間加熱して
管11内部の絶縁材を焼結させる。
【0028】[工程4]次いで、ガラス等の封口材で管
11の両端を封口する。
【0029】[工程5]最後に、所定の口元処理を施し
て製品である管状ヒータとする。
【0030】ここに従来のフィンシーズヒータの製造工
程は、上記本発明の第一実施形態に係る管状ヒータの製
造工程と比較すると、上記工程1、3、4および5は本
発明と共通であるが、工程2において、波形部の形成に
代えて、ロールミル等を用いて減径加工を行う点と、工
程4と工程5との間に管の外周面にフィンを巻き付けて
ロウ付けや溶接等で固定する工程4’が余分に必要であ
る点で異なる。工程2における波形部の形成と減径加工
とはほぼ同等の手間を要する作業であることから、本発
明の方が、高コストのロウ付けや溶接等の熟練作業を含
む工程4’を不要とできる分大幅に製造コストを低減で
きる。
【0031】なお工程2において、連続ダイス成形法に
代えて、図3に示すような公知のロール成形法を用いて
もよい。すなわち図3(a)、(b)に示すように、図
示しない成形ヘッドに円周状に取り付けた複数の成形ロ
ーラ22を、成形ヘッドの中心の孔を通る素管21の周
囲に遊星状に配置し、成形ヘッドとともに高速で素管2
1の周囲を回転させながら素管21の軸心に向かって進
行させ、所定の深さに素管21をへこませてV字形の溝
23をつくる。必要によりこのV字形溝23の加工中に
溝23の前部と後部とで素管21を掴んで軸方向に圧縮
して溝をU字状としてもよい。以上の操作を素管21の
長手方向に順次繰り返すことにより平行波付け(環状波
形部の形成)を行うことができる。
【0032】〔第二実施形態〕本発明の第二実施形態に
係る管状ヒータは、例えば図4に示すように、ステンレ
ス鋼などの金属製である直管30の外周面に、縦断面が
波形であるステンレス鋼などの金属製の波形管31が嵌
合され、直管30の内部にMgO粉末などの絶縁材32
を介して(すなわち電気的に絶縁されて)螺旋状にコイ
リングされたニクロム線などの発熱線33が封入されて
構成される。そして、発熱線33の両端末にはピン状の
端子34が取り付けられ、直管30の両端の開口部がガ
ラスなどの封口材35で封口されている。
【0033】金属製の直管30および波形管31の材質
は、ステンレス鋼に限られず、銅、鉄、耐熱鋼、チタ
ン、耐熱合金等などから用途、使用条件等に合わせて適
宜選択することが好ましい。なお、直管30と波形管3
1の材質は、加熱・冷却時における熱膨張量・収縮量の
差による熱応力や熱歪みの発生を防止するため、同じ材
質とすることが好ましい。
【0034】また発熱線33の材質は、ニクロムに限ら
れず、ステンレス鋼、インコロイ、インコネルなどから
用途、使用条件等に合わせて適宜選択することが好まし
い。
【0035】また封口材35の材質は、ガラスに限られ
ず、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などから用途、使用
条件等に合わせて適宜選択することが好ましい。
【0036】絶縁材32は、高温でも絶縁抵抗が高く、
熱伝導が良いマグネシア(MgO)が推奨されるが、こ
れに限られるものではなく、用途、使用条件等に合わせ
てその他のセラミックス、シリコンゴムなどを用いるこ
とができる。
【0037】このような管状ヒータを製造する工程につ
いて説明する。
【0038】[工程1]先ず金属製の直管30内中心部
に、螺旋状にコイリングされ、ピン状の端子(ターミナ
ルピン)34を接続した発熱線33を挿入したのち、発
熱線33の周りにマグネシア粉末などの絶縁材32を充
填する。
【0039】[工程2]次に、直管30の外周をロール
ミル等により機械的に加圧して減径加工する。
【0040】[工程3]減径加工した直管30の外周面
に、予め波形部を形成した波形管31を勘合させる。
【0041】[工程4]嵌合後の直管30と波形管31
とからなる複合管を加熱炉等内に挿入し所定温度で所定
時間加熱して直管30内部の絶縁材を焼結させる。
【0042】[工程5]次いで、ガラス等の封口材で直
管30の両端を封口する。
【0043】[工程6]最後に、所定の口元処理を施し
て製品である管状ヒータとする。
【0044】ここに従来のフィンシーズヒータの製造工
程は、上記本発明の第二実施形態に係る管状ヒータの製
造工程と比較すると、上記工程1、2、4、5および6
は本発明と共通であるが、工程3において、直管に波形
管を勘合させることに代えて、直管にフィンを巻き付け
てロウ付けや溶接等して固定する点が異なる。本発明の
方が別途波形管を必要とするものの、高コストのロウ付
けや溶接等の作業を波形管の嵌め合わせという簡単な作
業に代替できるため、格段に製造コストを低減できる。
【0045】なお、工程3で用いる波形管31は、同様
の作用効果が奏されるので螺旋状であっても環状であっ
てもよい。また、波形管31の製造方法は特に限定され
るものではなく、スクリューチューブ法、液圧成形法、
ロール成形法、連続ダイス成形法などから用途、使用条
件等に応じて適宜選択することができる。
【0046】〔第三実施形態〕本発明の第三実施形態に
係る管状ヒータは、例えば図5に示すように、シリコン
ゴム製やステンレス鋼製などの螺旋状波形管41の波形
部46の谷部46aに沿ってニクロム線などの発熱線4
3が巻き付けられ、少なくとも谷部46a全体がシリコ
ンゴム等の絶縁材(被覆材)42で充填されて構成され
ている(図5(a)参照)。これにより、発熱線43を
谷部45aに確実に固定しつつ絶縁不良の発生等を防止
するとともに、使用環境による発熱線の酸化や腐食をも
防止することができる。谷部46aだけでなく山部46
bをも含めて波形部46全体をシリコンゴム等で一体的
に被覆することがさらに好ましい(図5(b)参照)。
波形部46全体を一体的に被覆することにより、波形部
46の山部46bからの放熱を抑制でき、さらに、ステ
ンレス鋼など金属製の波形管41を用いた場合に使用環
境によるその酸化や腐食を防止できるからである。な
お、同一材料の絶縁材(被覆材)42のみで波形部46
全体を覆うことに代えて、谷部46a全体の充填を第一
の絶縁材(被覆材)42a(例えばシリコンゴム)で行
い、その第一の絶縁材(被覆材)42aと波形部46全
体とを異なる材料である第二の絶縁材(被覆材)42b
(例えばナイロン樹脂)で一体的に覆うようにしてもよ
い(図5(c)参照)。
【0047】波形管41の材質は、シリコンゴムやステ
ンレス鋼に限られず、フッ素樹脂などの絶縁材料、およ
び銅、鉄、耐熱鋼、チタン、アルミニウム、耐熱合金等
など金属製等の導電性材料から用途、使用条件等に合わ
せて適宜選択できる。なお、波形管41に絶縁材料を用
いる場合には発熱線との絶縁が容易であり問題ないが、
導電性材料を用いる場合には発熱線との絶縁に注意が必
要である。すなわち導電性材料を用いる場合には、波形
管41と発熱線43との絶縁を完全かつ容易に実現する
ため、例えば裸の発熱線の代わりに細径のシーズヒータ
を巻き付ける方法等を採用することが好ましい。
【0048】発熱線43の材質は、ニクロムに限られ
ず、ステンレス鋼、インコロイ、インコネルなどから用
途、使用条件等に合わせて適宜選択することが好まし
い。
【0049】絶縁材(被覆材)42は、前述のシリコン
ゴムやナイロン樹脂に限られるものではなく、用途、使
用条件等に合わせてフッ素樹脂、マグネシア、その他の
セラミックスなどを用いることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明の管状ヒータを用いることによ
り、波形部がフィンとして作用するため、高い伝熱効率
を保持できる。さらに、ロウ付けや溶接等を不要とする
ことから加熱・冷却の繰り返しによっても損傷が少なく
長寿命化が可能で、かつコストが大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る管状ヒータを示す
縦断面図である。
【図2】本発明の実施に係る管状ヒータの製造方法(連
続ダイス成形法)を説明する縦断面図である。
【図3】本発明の実施に係る管状ヒータの製造方法(ロ
ール成形法)を説明する、(a)は横断面図、(b)は
縦断面図である。
【図4】本発明の第二実施形態に係る管状ヒータを示す
縦断面図である。
【図5】本発明の第三実施形態に係る管状ヒータを示す
縦断面図である。
【図6】従来のフィンシーズヒータを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1、31、41…波形管(メタルシース) 2、32…絶縁材 3、33、43…発熱線 4、34…端子(ターミナルピン) 5、35…封口材 11…素管(波形部を形成した管) 12…ダイスホルダ 13…ダイス 14…ベアリング 21…素管 30…直管 42…絶縁材(被覆材) 42a…第一の絶縁材(被覆材) 42b…第二の絶縁材(被覆材) 46…波形部 46a…谷部 46b…山部 51…メタルシース 52…フィン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の波形管の内部に絶縁材を介して
    発熱線を封入してなることを特徴とする管状ヒータ。
  2. 【請求項2】 内部に絶縁材を介して発熱線を封入した
    金属製の直管の外周面に、金属製の波形管を嵌合してな
    ることを特徴とする管状ヒータ。
  3. 【請求項3】 前記波形管の波形部が螺旋状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の管状ヒ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記波形管の波形部が環状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の管状ヒー
    タ。
  5. 【請求項5】 螺旋状波形管の波形部外周の谷部に沿っ
    て発熱線を巻き付けて固定したことを特徴とする管状ヒ
    ータ。
  6. 【請求項6】 金属製の波形管の内部に絶縁材を介して
    発熱線を封入してなる管状ヒータの製造方法であって、
    素管の内部に絶縁材を介して発熱線を封入した後に、該
    素管の外周を機械的に順次加圧して波形部を形成するこ
    とを特徴とする管状ヒータの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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