JP2003217749A - エアバッグ用コネクタ - Google Patents

エアバッグ用コネクタ

Info

Publication number
JP2003217749A
JP2003217749A JP2002011849A JP2002011849A JP2003217749A JP 2003217749 A JP2003217749 A JP 2003217749A JP 2002011849 A JP2002011849 A JP 2002011849A JP 2002011849 A JP2002011849 A JP 2002011849A JP 2003217749 A JP2003217749 A JP 2003217749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminals
connector
housing body
pressure contact
absorbing element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002011849A
Other languages
English (en)
Inventor
Kei Yanagisawa
慶 柳澤
Hideto Nakamura
英人 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2002011849A priority Critical patent/JP2003217749A/ja
Publication of JP2003217749A publication Critical patent/JP2003217749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグ装置の誤作動を防止するエアバッ
グ用コネクタを提供する。 【解決手段】 信号電線W1を電線保持溝21に保持さ
せて端子4の圧接刃42Aに載置する。その後、カバー
3をハウジング本体2に押しつけて係合凹部32を係合
凸部23に係止させる。このとき、カバー3の押圧部3
4A,34B,34Cが信号電線W1を圧接刃42に押
しつけながらハウジング本体2に接近するのに伴って、
信号電線W1の被覆が切開され、基板部41及びバリス
タ5を介して信号電線W1間が短絡可能な状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ用コネ
クタに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、各種自動車には衝突時における搭
乗者の安全性を確保するためにエアバック装置が備えら
れており、このエアバック装置は、例えば、複数の電線
からなるワイヤハーネスを連ね、この先端に設けられた
コネクタを介して制御ユニットに接続されている。その
動作は、万一、自動車が物体に衝突すると、車体に備え
られたセンサが衝突を検知して制御ユニットからワイヤ
ハーネスを介してエアバック装置に内蔵されているイン
フレータに電圧信号が出力され、インフレータによって
多量のガスが発生されてエアバックが膨張するというも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来エ
アバッグ装置では、極めて稀ではあるが制御ユニットか
ら駆動信号が出力されていないのにインフレータが動作
してしまう可能性があった。
【0004】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、エアバック装置の誤作動を防止す
ることができるエアバッグ用コネクタを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らの研究によれ
ば、インフレータの誤作動の原因は信号電線を介してエ
アバッグ装置のインフレータにサージパルスが侵入する
ことにあると究明された。このサージパルスが発生する
原因としては、例えば信号電線の被覆に帯電した静電気
や周囲の電気機器から発せられる電磁波ノイズが考えら
れる。そこで、本発明のエアバッグ用コネクタはエアバ
ッグ装置に接続されている信号電線からエアバッグ装置
へ侵入するサージパルスを吸収すべく開発された。
【0006】本発明に係るエアバッグ用コネクタは、エ
アバッグ装置から導出されてその駆動信号を伝達する信
号電線群に装着させるものであって、前記各信号電線が
接続される複数の端子と、これらの端子間を接続するサ
ージ吸収素子と、これら各端子とこのサージ吸収素子と
を収容するハウジングとが備えられているところに特徴
を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記ハウジングは、前記各端子と前記サージ
吸収素子とを収容するハウジング本体と、このハウジン
グ本体に対して着脱可能なカバーとから構成され、この
カバーには、前記それぞれの信号電線を押圧可能な複数
の押圧部が設けられていると共に、前記各端子はハウジ
ング本体にカバーを装着するのに伴って前記複数の押圧
部により押圧される前記信号電線が圧接される圧接型端
子であるところに特徴を有する。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載のもの
において前記各圧接型端子は前記電線が圧接される複数
の圧接刃と、これらの圧接刃間をつなぐ基板部とからな
り、この各圧接型端子の前記基板部には前記サージ吸収
素子に設けられた接続部が溶接されて前記各圧接型端子
間を接続すると共に、前記圧接型端子の基板部と前記サ
ージ吸収素子とが前記ハウジング本体の成型時にハウジ
ング本体に埋め込まれているところに特徴を有する。
【0009】請求項4の発明は、請求項2に記載のもの
において、前記複数の端子には、前記サージ吸収素子か
ら延びるリード線を接続可能な接続部が設けられてお
り、前記複数の端子をハウジング本体内に収容した状態
で前記サージ吸収素子のリード線が前記接続部に接続さ
れているところに特徴を有する。
【0010】請求項5の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記複数の端子は、前記制御ユニット側の信
号電線に設けられた雌型端子が接続される第1の雄タブ
部と、この雄タブ部の反対側に設けられて前記エアバッ
グ装置側の前記信号電線に設けられた雌型端子が接続さ
れる第2の雄タブ部とを備えた中継型端子であるところ
に特徴を有する。
【0011】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>サージパル
スが信号電線に侵入すると信号電線間に設けられたサー
ジ吸収素子がそのサージパルスを吸収してエアバッグ装
置への侵入を阻止するから、エアバッグ装置の誤作動を
防止することが可能である。なお、信号電線に伝送され
る駆動信号はサージ吸収素子が動作するような高い電圧
ではないから、サージ吸収素子を設けても駆動信号によ
ってエアバッグ装置を正確に動作させることができる。
【0012】<請求項2の発明>圧接型端子としたこと
で、信号電線の途中に取付けることが可能となる。この
ことは、エアバッグ装置あるいはこのエアバッグ装置か
ら信号電線を介して連なるコネクタにサージ吸収素子を
組み込むというような新たな設計変更を必要としないた
め、低コストで耐サージ性を備えさせることができる。
また、カバーをハウジング本体に装着する際に信号電線
が押圧部によって押圧され、端子の圧接部に圧接される
から、信号電線のハウジング本体への取付けと、カバー
の装着が同時的に行なわれてコネクタの接続作業が簡便
となる。
【0013】<請求項3の発明>圧接型端子にサージ吸
収素子のリード線を接続する接続部を設け、この接続部
にサージ吸収素子のリード線を接続するようにしている
から、汎用のサージ吸収素子を用いることができ、低コ
スト化を図ることができる。
【0014】<請求項4の発明>圧接型端子の基板部と
この基板部に接続部が溶接されているサージ吸収素子と
をハウジング本体に埋め込んでいるから、圧接型端子同
士で位置ずれが生じることがないため圧接型端子の位置
ずれに伴うサージ吸収素子への応力が発生しない。これ
より、溶接部分の剥離による接触不良や、さらには、サ
ージ吸収素子の破損を防止することができる。
【0015】<請求項5の発明>中継型端子を備えたも
のとしているから、エアバッグ用コネクタを薄型にする
ことが可能となり、このコネクタの収納スペースに制約
がある場合であっても使用することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>本発明の第1実
施形態を図1ないし図5を参照して説明する。図示しな
いエアバッグ装置からは例えば3本の信号電線W1が導
出され、先端にコネクタC1が設けられている。一方、
エアバッグ装置を動作させる制御ユニットからは同じく
3本の信号電線W2が導出されており、コネクタC2が
設けられ、コネクタC1と接続されており、本発明に係
るエアバッグ用コネクタ1(以下、コネクタ1と称す
る)は2本の信号電線W1の途中に接続されている。こ
のコネクタ1は全体として箱状をなすと共に、ハウジン
グ本体2と、このハウジング本体2を覆うカバー3とか
らなり、2本の信号電線W1を上下から挟み込むように
収容している。尚、以下の説明において、前後方向につ
いては図1の矢印aの方向を前側とし、矢印bの方向を
下側とする。
【0017】ハウジング本体2は合成樹脂製であり、角
型をなすと共にその上面がほぼ全面に亘って開放され、
また、前後方向の中心線に関して対称な形状を有し、か
つ、左右方向の中心線に関して対称な形状を有してい
る。ハウジング本体2の前面及び後面には各信号電線W
1を保持するための2つの電線保持溝21が左右方向に
離れて設けられている。この電線保持溝21の上部には
テーパ状に形成された電線誘導部21Aが弾性変形可能
に設けられており、テーパの最小幅は信号電線W1の外
径よりも狭くなっている。この電線誘導部21Aの下に
はテーパの最小幅よりも幅広であって略U字状をなす電
線保持部21Bが形成されている。この電線保持部21
Bの下方には凸部22が形成され、また、左右両凸部2
2間の中心には上面が斜め下方向に裾広がりな斜面をな
す係合凸部23が形成されている。
【0018】ハウジング本体2の内部には、金属板のプ
レス加工によって基板部41の両側に一対の圧接刃42
を直立状態に形成した周知の形状の圧接型端子4,4
(以下、端子4,4と称する)が配されている。この圧
接刃42上部にはテーパ形状をなす電線誘導部42Aが
形成され、この電線誘導部42Aの下側にはスリット4
2Bが形成されている。夫々の端子4,4の基板部41
はチップ状をなすサージ吸収素子に相当するバリスタ5
の両端部に設けた接続部51が溶接されている(図2参
照)。これら端子4,4の基板部41及びバリスタ5は
圧接刃42が前後の電線保持溝21と対向するようにハ
ウジング本体2の底部にインサート成型によって埋め込
まれている。
【0019】一方、カバー3は合成樹脂製であり、下面
全体が開口した箱型をなす。このカバー3の前後面には
スリット31が左右に離れて2本形成されている。ま
た、図3に示すように、ハウジング本体2の係合凸部2
3に対応する部分には、それを係合してカバー3をハウ
ジング本体2に装着するための係合凹部32が形成され
ている。
【0020】また、カバー3の内上面33には下方向に
張り出した押圧部34A,34B,34Cが前後に並ん
で形成されている。この押圧部34Bの前後両側には,
両圧接刃42の前後方向の離隔幅と同一幅をもって隔て
られた凹部35,35が設けられ、ハウジング本体2に
被せた状態で圧接刃42の電線誘導部42Aが整合可能
とされている(図4参照)。
【0021】以下、本実施形態にかかるコネクタ1の取
付け手順について説明する。まず、エアバッグ装置から
導出されている3本の信号電線W1のうち、制御ユニッ
トからの駆動信号を伝送する2本の信号電線W1をこの
コネクタ1のハウジング本体2の電線誘導部21Aに押
しつけて電線保持部21Bに落としこむ。このハウジン
グ本体2とカバー3との前後方向を一致させてカバー3
をハウジング本体2に押さえ込み、カバー3の係合凹部
32をハウジング本体2の係合凸部23に係止させる。
これに伴って、信号電線W1が圧設刃42に押えつけら
れて信号電線W1の樹脂被覆が切開されると共に芯線が
剥き出しとなり、スリット42Bに嵌めこまれる(図5
参照)。これにより、2本の信号電線W1間をバリスタ
5が短絡した状態となる。
【0022】この構成によれば、サージパルスが信号電
線W1に侵入すると、信号電線W1間を短絡するバリス
タ5がそのサージパルスを吸収してエアバッグ装置への
侵入を阻止するから、エアバッグ装置の誤作動を防止す
ることができる。なお、制御ユニットからの駆動信号を
信号電線W1を介してエアバッグ装置に伝送するとき
は、駆動信号はバリスタ5が動作するような高い電圧で
はないから、バリスタ5には吸収されず、エアバッグ装
置を正確に動作させることができる。
【0023】また、上記実施形態では、端子4,4を圧
接型としたから、信号電線W1の途中に取付けることが
可能となる。このことは、エアバッグ装置あるいはこの
エアバッグ装置から信号電線W1を介して連なるコネク
タC1にバリスタ5を組み込むという新たな設計変更を
必要としないため、低コストでエアバッグ装置に耐サー
ジ性を備えさせることができる。また、カバー3には信
号電線W1を圧接刃42に押しつける押圧部34A、3
4B,34Cが設けられているから、カバー3をハウジ
ング本体2にとりつけると共に信号電線W1の圧接が行
なわれるため、より簡便にコネクタ1を取付けることが
できる。
【0024】また、端子4,4の基板部41とこの基板
部41に接続部51を溶接したバリスタ5とをハウジン
グ本体2にインサート成型して埋め込んでいるから、端
子4,4とバリスタ5とが固定状態となり、例えば、端
子4,4のねじれるような変位によってバリスタ5に応
力が発生することがなく、結果として、両者の溶接部分
の剥離による接触不良、さらには、バリスタ5の破損を
防止することができる。
【0025】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態に係るエアバッグ用コネクタ6(以下、コネクタ6
と称する)について図6ないし図11に基づいて説明
し、第1実施形態と同一の部分には同一符号を付して重
複する説明を省略する。図6に示すように、コネクタ6
は全体として角型をなしており、後述する圧接型端子
9,9及びバリスタ10を分離可能に収めたハウジング
本体7と、このハウジング本体7を覆うカバー8とから
構成されている。
【0026】ハウジング本体7に収められている一対の
圧接型端子9,9(端子9,9と称する)は基板部41
の端部をヘアピン状に湾屈させた接続部93が設けられ
ているところが第1実施形態の端子4,4と異なる(図
7参照)。また、セラミック製のバリスタ10は円盤状
をなしており、同方向に2本のリード線10Aを延出し
た周知の形状を有するものである(図8参照)。
【0027】ハウジング本体7の前後面の電線保持溝2
1間には前後方向に沿って2本の電線収容溝74が設け
られている。ハウジング本体7の中央からやや後ろ側に
は矩形状の端子収容部75が電線収容溝74と直交して
設けられており、ここに端子9,9がそれぞれの接続部
93,93を対向させた状態で収められている。一方、
ハウジング本体7の前部には円形状をなす素子収容部7
6にバリスタ10が端子9,9の接続部93,93にリ
ード線10Aを差し込んだ状態で収められ、抵抗溶接に
よって接続部93とリード線10Aが接続されている
(図9参照)。
【0028】カバー8には図10に示すように、内上面
83には下方向に張り出した押圧部84A,84B,8
4Cが前後に並んで設けられている。この押圧部84B
の前後両側にも圧接刃42,42の前後方向の離隔幅と
同一の幅をもって隔てられた凹部85,85が設けら
れ、ハウジング本体7に被せた状態で圧接刃42の電線
誘導部42Aが整合するようになっている。
【0029】このエアバッグ用コネクタ6の信号電線W
1への取付け手順は、第1実施形態のエアバッグ用コネ
クタ1と同様であり、カバー8をハウジング本体7に被
せると、押圧部84A,84B,84Cによって、信号
電線W1が圧接刃42のスリット42Bに嵌め込まれる
と共に、電線収容溝74に押し込まれる(図11参
照)。このように、本実施形態のコネクタ6は端子9,
9の接続部93,93にバリスタ10のリード線10A
を溶接によって接続するようにしているため、一般に広
く使用されているリード線10Aが設けられたバリスタ
10を用いることができ、もってエアバッグ用コネクタ
6の低コスト化を図ることが可能となる。
【0030】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態に係るエアバッグ用コネクタ20(以下、コネクタ
20と称する)について図12ないし図14を参照して
説明し、上記第1実施形態と同一の部分には同一の符号
を付して重複する説明を省略する。図示しないエアバッ
グ装置とコネクタC1との間に設けられた2本の信号電
線W1は途中で切断されており、夫々の信号電線W1の
先端部に設けられた圧着型の雌型端子30(以下、端子
30と称する)がコネクタ20に差し込まれるようにな
っている。
【0031】端子30は、信号電線W1に、その芯線に
圧着部30Aを圧着して取り付けられている。圧着部3
0A先端からは角型の筒部30Bが連なり、対向する上
下側面には撓み変形可能にランス30C,30Cが設け
られており、さらに、この上下側面の先端部分からは金
属片30D,30Dが先細りとなるように傾いて設けら
れている。
【0032】コネクタ20は全体として偏平な角型をな
しており、このコネクタ20の対向する2つの端面には
端子30が差し込まれる端子収容部20Aが各端面に2
個づつ、計4個設けられており、これら端子収容部20
Aは前後方向に平行な中心線に関して対称に、かつ左右
方向に平行な中心線に関して対称となる位置に配されて
いる。各端子収容部20Aの上下面には、ランス30C
を案内するための凹溝20B,20Bがその端子収容部
20Aの中央まで設けられており、端子収容部20A中
央から奥方に向かって凹溝20Bから連なるテーパ部2
0C,20Cが形成されている。このテーパ部20C,
20Cのさらに奥方にはランス30C,30Cを収める
ためのランス収容部20D,20Dが上下に設けられて
いる。ランス収容凹部20D,20Dの奥側から端子収
容部20Aの最奥部にかけて金属片30D,30Dのみ
が進入可能な幅狭部20Eが形成されている。
【0033】また、先端がテーパ形状をなす偏平棒状の
中継型端子50は対向する端子収容部20Aを隔てる仕
切壁20Fにインサート成型によってその中央部分が埋
め込まれており、仕切壁20Fから第1の雄タブ部50
Aと第2の雄タブ部50Bとが夫々のランス収容部20
Dまで連なっている。両中継型端子50,50はコネク
タ20の中央部に同じくインサート成型によって埋め込
まれている円柱状のバリスタ40に接続されている。
【0034】さて、信号電線W1にエアバッグ用コネク
タ20を取付けるにはエアバッグ装置及びコネクタC1
から連なる4個の端子30をコネクタ20の各端子収容
部20Aに挿入すればよい。このとき、金属片30D,
30Dが第1の雄タブ部50Aを挟みこみながら端子収
容部20Aに進入し、最奥部に到達すると同時に、ラン
ス30C,30Cがランス収容部20Dに到達して抜出
不能な状態になる。このように、コネクタ20は各信号
電線W1に装着した圧着型の雌型端子30を中継型端子
50に差し込むようにしているから、コネクタ20の薄
型化を図ることができ、特にコネクタの収容スペースに
制約があっても使用することが可能である。
【0035】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記第2実施形態では、端子9,9をハウジング
本体7に収めて、バリスタ10のリード線10Aを接続
部93,93に溶接するようにしていたが、例えば、両
者を予め溶接してからハウジング本体7に収容するよう
にしても良く、また、溶接にかえてリード線10Aを接
続部93,93に差し込んだ後、かしめて接続するよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るエアバッグ用コネクタの斜
視図
【図2】圧設型端子の斜視図
【図3】エアバッグ用コネクタのA−A線断面図
【図4】エアバッグ用コネクタのB−B線断面図
【図5】エアバッグ用コネクタの取付け状態におけるB
−B線断面図
【図6】第2実施形態に係るエアバッグ用コネクタの斜
視図
【図7】ハウジング本体及び端子の斜視図
【図8】ハウジング本体及びバリスタの斜視図
【図9】エアバッグ用コネクタのA−A線断面図
【図10】エアバッグ用コネクタのB−B線断面図
【図11】エアバッグ用コネクタの取付け状態における
C−C線断面図
【図12】第3実施形態に係るエアバッグ用コネクタの
側断面図
【図13】エアバッグ用コネクタの平断面図
【図14】エアバッグ用コネクタの取付け状態における
側断面図
【符号の説明】
1…エアバッグ用コネクタ 2…ハウジング本体 3…カバー 4…圧接型端子 5…バリスタ 21…電線保持溝 34A,34B,34C…押圧部 42…圧接刃 42A…電線誘導部 42B…スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D054 EE56 5E012 AA04 AA08 AA13 5E021 FA03 FB07 FB14 FB20 FC32 MA17 MA29 MA33 5E087 EE07 FF14 GG02 JJ01 MM05 PP08 RR29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグ装置から導出されてその駆動
    信号を伝達する信号電線群に装着させるものであって、 前記各信号電線が接続される複数の端子と、これらの端
    子間を接続するサージ吸収素子と、これら各端子とこの
    サージ吸収素子とを収容するハウジングとが備えられて
    いることを特徴とするエアバッグ用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングは、前記各端子と前記サ
    ージ吸収素子とを収容するハウジング本体と、このハウ
    ジング本体に対して着脱可能なカバーとから構成され、
    このカバーには、前記各信号電線を押圧可能な複数の押
    圧部が設けられていると共に、前記各端子はハウジング
    本体にカバーを装着するのに伴って前記複数の押圧部に
    より押圧される前記電線が圧接される圧接型端子である
    ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記各圧接型端子は前記電線が圧接され
    る複数の圧接刃と、これらの圧接刃間をつなぐ基板部と
    からなり、この各圧接型端子の前記基板部には前記サー
    ジ吸収素子に設けられた接続部が溶接されて前記各圧接
    型端子間を接続すると共に、前記圧接型端子の基板部と
    前記サージ吸収素子とが前記ハウジング本体の成型時に
    ハウジング本体に埋め込まれていることを特徴とする請
    求項2に記載のエアバッグ用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記複数の端子には、前記サージ吸収素
    子から延びるリード線を接続可能な接続部が設けられて
    おり、前記複数の端子をハウジング本体内に収容した状
    態で前記サージ吸収素子のリード線が前記接続部に接続
    されていることを特徴とする請求項2に記載のエアバッ
    グ用コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記複数の端子は、前記制御ユニット側
    の信号電線に設けられた雌型端子が接続される第1の雄
    タブ部と、この雄タブ部の反対側に設けられて前記エア
    バッグ装置側の前記信号電線に設けられた雌型端子が接
    続される第2の雄タブ部とを備えた中継型端子であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ用コネク
    タ。
JP2002011849A 2002-01-21 2002-01-21 エアバッグ用コネクタ Pending JP2003217749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002011849A JP2003217749A (ja) 2002-01-21 2002-01-21 エアバッグ用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002011849A JP2003217749A (ja) 2002-01-21 2002-01-21 エアバッグ用コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003217749A true JP2003217749A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27649228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002011849A Pending JP2003217749A (ja) 2002-01-21 2002-01-21 エアバッグ用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003217749A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006173104A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Amphenol Tuchel Electronics Gmbh 干渉に対する安全機構を有したピン及びソケットコネクタのための接点安全装置
DE102005004958A1 (de) * 2005-02-02 2006-08-10 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Störschutzvorrichtung für Leitungssätze
DE102005004921A1 (de) * 2005-02-02 2006-08-17 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Stecker mit Störschutzeinrichtung für Leitungssätze
WO2008154118A1 (en) * 2007-06-07 2008-12-18 Fci Electrical connector housing
JP2010251296A (ja) * 2009-03-25 2010-11-04 Yazaki Corp コネクタの製造方法、コネクタ及び照明装置
CN102270790A (zh) * 2010-06-03 2011-12-07 富葵精密组件(深圳)有限公司 电子元件装置及其安装方法
JP2013008457A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電子部品ユニット
CN104112915A (zh) * 2013-04-16 2014-10-22 日本压着端子制造株式会社 压接连接器及其所使用的壳体
JP2017508256A (ja) * 2014-03-13 2017-03-23 デーン+シェーネ ゲーエムベーハ+ツェオー.カーゲー 少なくとも1つのサージ保護ユニットを備えたサージ保護装置
JP2017227831A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 キヤノン株式会社 定着装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006173104A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Amphenol Tuchel Electronics Gmbh 干渉に対する安全機構を有したピン及びソケットコネクタのための接点安全装置
DE102005004958A1 (de) * 2005-02-02 2006-08-10 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Störschutzvorrichtung für Leitungssätze
DE102005004921A1 (de) * 2005-02-02 2006-08-17 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Stecker mit Störschutzeinrichtung für Leitungssätze
DE202005021652U1 (de) 2005-02-02 2009-02-19 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Störschutzvorrichtung für Leitungssätze
WO2008154118A1 (en) * 2007-06-07 2008-12-18 Fci Electrical connector housing
JP2010251296A (ja) * 2009-03-25 2010-11-04 Yazaki Corp コネクタの製造方法、コネクタ及び照明装置
CN102270790A (zh) * 2010-06-03 2011-12-07 富葵精密组件(深圳)有限公司 电子元件装置及其安装方法
JP2013008457A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電子部品ユニット
CN104112915A (zh) * 2013-04-16 2014-10-22 日本压着端子制造株式会社 压接连接器及其所使用的壳体
JP2014209410A (ja) * 2013-04-16 2014-11-06 日本圧着端子製造株式会社 圧接コネクタ及びこれに用いられるハウジング
JP2017508256A (ja) * 2014-03-13 2017-03-23 デーン+シェーネ ゲーエムベーハ+ツェオー.カーゲー 少なくとも1つのサージ保護ユニットを備えたサージ保護装置
JP2017227831A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 キヤノン株式会社 定着装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1598901B1 (en) Joint box for connecting electrical wires
US8342880B2 (en) Electrical connector with elastically held terminals
US8029319B2 (en) Shielded connector structure
US7753732B2 (en) Shield connector structure
US5683259A (en) Rotary connector
US10203228B2 (en) Crash sensor assembly
JP4155731B2 (ja) ワイヤハーネス用固定具
JP2003217749A (ja) エアバッグ用コネクタ
EP1611653A2 (en) Fuse cavity structure and electric connection box
JP6966510B2 (ja) コネクタ
JPH10208831A (ja) 短絡回路装置を有する電気コネクタ装置
US7034226B2 (en) Method of manufacturing connector for flat cable, connector for flat cable, and applying member for applying ultrasonic vibrations to be used for the same method
US6283794B1 (en) Connector for electrical fuse ignition device
JP2006250763A (ja) 温度センサ
JP3851613B2 (ja) フロントホルダ付きコネクタ
JP6492042B2 (ja) コネクタ
JP4104968B2 (ja) 電気信管点火装置用コネクタ
US6239375B1 (en) Terminal for connection by ultrasonic wave and a structure therefor
JP2001196115A (ja) フラットケーブルの保護構造
JP5364922B2 (ja) 車両ホーンスイッチ装置
JP6011460B2 (ja) 電子装置
JP2001145231A (ja) 縦型バスバーを有する電気接続箱
JP3497242B2 (ja) 電解コンデンサの実装構造
EP0795931B1 (en) Connector and cable assembly for ribbon cable with 90 outlet
US20230119180A1 (en) Connector