JP2003216871A - 商品管理装置、サーバ、商品管理システム、商品管理方法、商品管理プログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

商品管理装置、サーバ、商品管理システム、商品管理方法、商品管理プログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体

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JP2003216871A
JP2003216871A JP2002015714A JP2002015714A JP2003216871A JP 2003216871 A JP2003216871 A JP 2003216871A JP 2002015714 A JP2002015714 A JP 2002015714A JP 2002015714 A JP2002015714 A JP 2002015714A JP 2003216871 A JP2003216871 A JP 2003216871A
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JP
Japan
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product
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book
data
information
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JP2002015714A
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Yasuaki Tachiiri
靖朗 立入
Hideaki Tanaka
秀明 田中
Tomoo Mitsutomi
智雄 光冨
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子化された商品の貸出または購入の際にネ
ットワークへの負荷を軽減させる。 【解決手段】 書籍のデータは、暗号化された状態で、
図書館データ部8aに記憶されている。ユーザから、キ
ーボード16および/またはマウス17を利用して当該
書籍の貸し出しを希望する操作がなされると、当該書籍
が貸出可能な状態にあれば、サーバ3から書籍管理装置
1へ、当該書籍のデータを復号化するためのキーが送信
される。これにより、当該書籍のデータは、復号化され
て、書斎データ部8bに記憶される。また、書籍管理装
置1では、電子化された商品だけでなく、実物の商品に
ついても、貸出が可能な状態であるか否か等の情報が管
理されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品管理装置、サ
ーバ、商品管理システム、商品管理方法、商品管理プロ
グラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に
関し、特に、利用者と商品の提供者がネットワークを介
して接続された端末を使用する場合の電子化された商品
の利用(貸出または購入)に関する商品管理装置、サー
バ、商品管理システム、商品管理方法、商品管理プログ
ラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の発達とインタ
ーネット利用の広い普及により、画像や音楽などデジタ
ル著作物の流通が盛んに行なわれている。
【0003】利用者と商品の提供者がネットワークを介
して接続された端末を使用する場合、従来では、ネット
ワークを介して、商品(書籍や音楽)に相当するデータ
(商品データ)が、提供者から利用者へ送信されてい
た。例えば、インターネットを介して電子書籍を購入す
る場合、購入希望者はパソコン等の装置からWWW(WorldW
ide Web)ブラウザを用いて電子書籍の提供者が運営する
サーバに対し、購入希望の意思を伝えるデータを送信す
る。そして、データを受信したサーバは、購入希望者に
対し購入代金の受け取りと引き換えに、インターネット
を介して電子書籍を購入希望者のパソコン等の装置に送
信する。購入希望者は電子書籍を受信し、パソコンの画
面などに電子書籍の文章を表示させて、電子書籍を購読
することができる。
【0004】なお、上記従来の流通方法では、購入する
ことが前提とされており、従来のレンタルCD(compac
t disk)やレンタルビデオのように、著作物を短期間の
み利用したいという要望にこたえることができない。ま
た、従来の図書館をコンピュータ等で仮想的に実現した
電子図書館では、提供者が持つデジタル著作物のライセ
ンス分のみ同時に閲覧できるようにすることが必要とさ
れるが、こうした要望にもこたえることができない。
【0005】上記のような問題に対して、特開2001
−167150公報では、以下の方法を提案している。
電子出版物再生端末(以下、再生端末と呼ぶ)が電子出
版物レンタルサーバ(以下、レンタルサーバと呼ぶ)に
接続し、レンタル申し込みを行なうと、レンタルサーバ
はレンタル申し込みされた電子書籍がレンタル可能であ
るか否かを判定し、レンタル可能である場合は、レンタ
ル用IDで暗号化された電子書籍と、レンタル用IDを
送信する。なお、該電子書籍が既に再生端末上に存在す
るときは、レンタル用IDのみ送信する。そして、レン
タルサーバ内のデータベースに電子書籍の名称、レンタ
ル用ID、レンタル開始時刻情報等を格納する。再生端
末では、受信したレンタル用IDを用いて暗号化された
電子書籍を復号化し、閲覧する。閲覧の後、該電子書籍
のレンタルを終了する時には、対応するレンタル用ID
をレンタルサーバに送信する。これにより、再生端末で
は該レンタルIDが消去されるため、それ以上の再生が
できなくなる。レンタルサーバは、該レンタル用IDを
受信した時刻情報等と、レンタルサーバ内のデータベー
スとからレンタル料金を算出する。また、レンタル用I
Dにレンタル期限を付加して送信することにより、期限
が来ればレンタル用IDを消去して期限以降の再生を不
可能にすることもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報で提案されている方法では、レンタルサーバ側で電子
出版物をレンタル用IDに合わせて暗号化する必要があ
るため、過去に読んだことのない電子出版物がレンタル
される際には、常に、レンタルサーバから再生端末へ大
量のデータを送信する必要があり、ネットワークへの負
荷と通信時間の双方で問題を生じる可能性が高かった。
【0007】つまり、従来では、ネットワークを介し
て、電子化された商品を利用(貸出または購入)しよう
とすると、ネットワークに大きな負荷がかかったり、ネ
ットワークに比較的長い時間通信している必要があっ
た。特に、ネットワークに大きな負荷がかかることは、
ネットワークを利用する者が急増した今日では、重要な
問題である。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、電子化された商品が利用(貸出
または購入)される際のネットワークへの負荷を軽減さ
せることのできる、商品管理装置、サーバ、商品管理シ
ステム、商品管理方法、商品管理プログラム、および、
そのプログラムを記録した記録媒体を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面に従っ
た商品管理装置は、入力手段と、商品データを利用不可
能な状態で記憶する第一の商品データ記憶手段と、前記
入力手段に対してなされた、商品データを利用するため
の操作に基づいて、前記第一の商品データ記憶手段に記
憶された利用不可能な状態の商品データを利用可能な状
態にするための処理を行なう利用可能処理手段と、前記
利用可能処理手段により利用可能な状態にされた商品デ
ータを記憶する第二の商品データ記憶手段とを含むこと
を特徴とする。
【0010】本発明のある局面に従うと、貸出や購入の
対象となる電子化された商品(商品データ)は、商品管
理装置において、利用不可能な状態でも、利用可能な状
態でも、記憶されることになる。
【0011】これにより、商品管理装置の利用者が、商
品データの貸出や購入を希望したとき、商品管理装置
に、ネットワークを通じて商品データをダウンロードさ
せなくとも、当該商品データを利用可能な状態にする処
理を実行させればよいことになる。つまり、利用者が電
子化された商品を利用する際の、ネットワークへの負荷
を軽減させることができる。
【0012】また、本発明の商品管理装置は、前記第二
の商品データ記憶手段に記憶された商品データを、所定
の条件が成立した際に、利用不可能な状態とするための
処理を行なう利用不可能処理手段をさらに含むことが好
ましい。
【0013】これにより、商品管理装置が、利用者に、
商品データを、期限付きで利用させる場合、つまり、貸
し出しを行なう場合において、返却の処理まで行なうこ
とができる。
【0014】また、本発明の商品管理装置は、商品デー
タに関する情報と、当該商品データと内容の等しい実物
の商品に関する情報とを、同一の形式で記憶する情報記
憶手段に接続可能であり、前記情報記憶手段の記憶され
る前記情報とは、前記商品データおよび前記実物の商品
の、利用された履歴および利用可能な状態であるか否か
の情報を含むことが好ましい。
【0015】これにより、商品管理装置において、商品
データと、それに対応した実物の商品とを、同様に管理
できる。したがって、たとえば、ある利用者が、ある商
品について、商品データと実物の商品とを重複して利用
する際にその旨を利用者に報知する等の処置を取ること
ができる。
【0016】また、本発明の商品管理装置では、前記入
力手段は、前記商品データおよび前記実物の商品の評価
を入力可能であり、前記商品データおよび前記実物の商
品が、利用可能な状態から利用不可能な状態にされる
際、当該商品データおよび当該実物の商品について前記
入力手段で入力された評価を、前記商品データおよび前
記実物の商品の提供者に送信する、評価送信手段をさら
に含むことが好ましい。
【0017】これにより、商品(商品データおよび実物
の商品)の提供者に、当該商品の評価が提供され、これ
に基づいて、商品管理装置の利用者に当該評価を提供す
ることもできる。
【0018】また、本発明の商品管理装置は、前記情報
記憶手段に記憶された、前記商品データおよび前記実物
の商品に関する情報を表示する商品情報表示手段をさら
に含み、前記利用可能処理手段は、前記入力手段におい
て、前記商品情報表示手段の表示内容に関連した操作が
行なわれることにより、利用不可能な状態にある商品デ
ータを利用可能な状態にするための処理を行なうことが
好ましい。
【0019】これにより、利用者は、商品データまたは
実物の商品についての情報の表示に基づいた処理を行な
えば、商品データまたは実物の商品を利用できる。つま
り、商品の利用のための操作が容易になる。
【0020】また、本発明の商品管理装置は、前記第二
の商品データ記憶手段に記憶された商品データを、所定
の条件が成立した際に、利用不可能な状態とするための
処理を行なう利用不可能処理手段をさらに含み、前記利
用不可能処理手段は、前記入力手段において、前記商品
情報表示手段の表示内容に関連した操作が行なわれるこ
とにより、利用可能な状態にある商品データを利用不可
能な状態にするための処理を行なうことが好ましい。
【0021】これにより、利用者の、商品の返却のため
操作が容易になる。また、本発明の商品管理装置では、
前記商品状態表示手段は、利用可能な状態にある商品デ
ータおよび実物の商品についての情報、ならびに、利用
不可能な前記商品データおよび実物の商品についての情
報の少なくとも一方において、商品データについての情
報と実物の商品についての情報を異なった態様で表示さ
せることが好ましい。
【0022】これにより、商品データおよび実物の商品
の利用において利便性が向上する。これにより、利用者
が利用した商品データおよび実物の商品の履歴を記憶す
る利用履歴記憶手段と、利用者が利用した商品データお
よび実物の商品の評価を記憶する評価記憶手段と、利用
者が利用するための操作を行なった商品データおよび実
物の商品の履歴を記憶する要求履歴記憶手段と、前記利
用履歴記憶手段、前記評価記憶手段、または、前記要求
履歴記憶手段の記憶内容に基づいて、前記利用者の商品
データおよび実物の商品についての嗜好データを作成し
記憶する嗜好記憶手段とをさらに含み、前記商品状態表
示手段は、前記嗜好データに対応する商品データおよび
実物の商品の情報を、利用を推奨する商品データおよび
実物の商品として、その他の商品データおよび実物の情
報と異なる態様で表示することが好ましい。
【0023】これにより、利用者に利用を推奨する商品
データまたは実物の商品の情報が報知されるため、利用
者が好みの商品データまたは実物の商品を発見しやすく
なり、かつ、利用者の商品データまたは実物の商品の利
用を促進できる。また、利用者の嗜好等個人的な情報を
ネットワークを介さずに管理することができるため、利
用者のプライバシーを保護しやすくなる。
【0024】また、本発明の商品管理装置は、前記入力
手段に対して、商品データまたは実物の商品を利用する
ための操作がなされた場合であって、操作に対応した商
品データまたは実物の商品が前記管理手段において利用
不可能であるとされている場合に、当該商品データまた
は実物の商品の利用の予約を受付ける予約受付手段をさ
らに含むことが好ましい。
【0025】これにより、商品データまたは実物の商品
の利用を希望する時点で利用できない場合でも、予約が
受付けられることにより、再度、利用を希望するための
操作が実行される必要がない。
【0026】また、本発明の商品管理装置は、前記予約
受付手段に予約を受付けられた商品データまたは実物の
商品が利用可能な状態となった場合に、その旨を報知す
る利用可能報知手段をさらに含むことが好ましい。
【0027】これにより、利用者は、商品データまたは
実物の商品の利用を希望する時点で利用できない場合で
あって、当該商品データまたは実物の商品の予約が受付
けられた場合、当該商品データまたは実物の商品が利用
可能となった際、早期に、その旨を知ることができる。
【0028】また、本発明の商品管理装置は、前記入力
手段に対して、商品データまたは実物の商品を利用する
ための操作がなされた場合であって、操作に対応した商
品データまたは実物の商品が利用不可能である場合に、
当該商品データまたは実物の商品の提供者に対して当該
商品データまたは実物の商品が利用不可能とされている
旨を報知する、利用不可能報知手段をさらに含むことが
好ましい。
【0029】これにより、商品データまたは実物の商品
の提供者は、それらを利用可能とするための方策を講じ
ることができる。
【0030】また、本発明の商品管理装置では、前記利
用不可能な状態にある商品データは、暗号化されること
により利用不可能な状態とされており、前記利用可能処
理手段は、前記暗号化された商品データを復号化できる
鍵を受信することにより、前記商品データを利用可能な
状態とするための処理を実行することが好ましい。
【0031】これにより、商品データの不正利用を防ぐ
ことができる。また、本発明の商品管理装置では、前記
鍵は、前記暗号化された商品データを一定期間復号化す
るための鍵であることが好ましい。
【0032】これにより、商品データの不正利用を防ぐ
ことができるとともに、商品管理装置において利用者に
商品データを貸し出す場合、返却の作業が不要となる。
【0033】また、本発明の商品管理装置では、前記鍵
は、前記暗号化された商品データを永久に復号化するた
めの鍵であることが好ましい。
【0034】これにより、商品データの不正利用を防ぐ
ことができるとともに、鍵を入手するだけで、商品デー
タを再入手することなく永久に利用できる。
【0035】本発明の他の局面に従ったサーバは、上記
した本発明のある局面に従った商品管理装置に、ネット
ワークを介して接続されるサーバであって、前記商品管
理装置に、前記利用可能処理手段が前記商品データを利
用可能な状態にするために必要な情報を送信することを
特徴とする。
【0036】これにより、商品データではなく、利用可
能処理手段が商品データを利用可能な状態にするために
必要な情報をのみが、サーバから商品管理装置に送信さ
れることにより、商品管理装置の利用者への商品データ
の貸出または販売が可能となる。つまり、当該貸出また
は販売の際の、ネットワークへの負荷を軽減できる。
【0037】また、本発明のサーバは、商品データに関
する情報と、当該商品データと内容の等しい実物の商品
に関する情報とを、同一の形式で記憶する情報記憶手段
を含むことが好ましい。
【0038】これにより、商品管理装置において、商品
データと、それに対応した実物の商品とを、同様に管理
できる。
【0039】本発明のさらに他の局面に従った商品管理
システムは、上記した本発明のある局面に従った商品管
理装置と、前記商品管理装置に、ネットワークを介して
接続され、前記利用可能処理手段が前記商品データを利
用可能な状態にするために必要な情報を送信する、サー
バとを含むことを特徴とする。
【0040】これにより、商品管理システムにおいて、
商品管理装置の利用者への電子データの貸出または販売
が行なわれる場合、商品データではなく当該商品データ
を利用可能な状態にするために必要な情報が、ネットワ
ークを介して送信されるため、当該貸出または販売が行
なわれる際のネットワークへの負荷を軽減できる。
【0041】本発明の別の局面に従った商品管理方法
は、上記した本発明のある局面に従った商品管理装置を
制御する方法であって、前記入力手段に対してなされ
た、商品データを利用するための操作に基づいて、前記
第一の商品データ記憶手段に記憶された利用不可能な状
態の商品データを利用可能な状態にするための処理を実
行するステップを含むことを特徴とする。
【0042】これにより、商品管理装置の利用者が、商
品データの貸出や購入を希望したとき、商品管理装置
に、ネットワークを通じて商品データをダウンロードさ
せなくとも、当該商品データを利用可能な状態にする処
理を実行させればよいことになる。つまり、商品管理装
置の利用者が電子化された商品を利用する際の、ネット
ワークへの負荷を軽減させることができる。
【0043】また、本発明の商品管理方法は、前記第二
の商品データ記憶手段に記憶された商品データを、所定
の条件が成立した際に、利用不可能にするための処理を
実行するステップをさらに含むことが好ましい。
【0044】これにより、商品管理装置において商品デ
ータが貸し出される際、当該商品データの返却のための
処理が不要となる。
【0045】本発明のさらに別の局面に従った商品管理
プログラムは、コンピュータに、上記した本発明のある
局面に従った商品管理装置の制御する処理を実行させる
商品管理プログラムであって、前記入力手段に対してな
された、商品データを利用するための操作に基づいて、
前記第一の商品データ記憶手段に記憶された利用不可能
な状態の商品データを利用可能な状態にするための処理
を実行するステップを実行させることを特徴とする。
【0046】これにより、商品管理装置の利用者が、商
品データの貸出や購入を希望したとき、商品管理装置
に、ネットワークを通じて商品データをダウンロードさ
せなくとも、当該商品データを利用可能な状態にする処
理を実行させればよいことになる。つまり、商品管理装
置の利用者が電子化された商品を利用する際の、ネット
ワークへの負荷を軽減させることができる。
【0047】また、本発明の商品管理プログラムは、コ
ンピュータに、前記第二の商品データ記憶手段に記憶さ
れた商品データを、所定の条件が成立した際に、利用不
可能にするための処理を実行するステップをさらに実行
させることが好ましい。
【0048】これにより、商品管理装置において商品デ
ータが貸し出される際、当該商品データの返却のための
処理が不要となる。
【0049】本発明に従った商品管理プログラムを記録
した記録媒体は、上記した本発明のさらに別の局面に従
った商品管理プログラムを記録することを特徴とする。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0051】以下、本発明の商品管理装置の、商品とし
て書籍が取扱われる場合の一実施の形態である書籍管理
装置について、具体例を用いて説明する。
【0052】図1は、本実施の形態の書籍管理装置の概
略構成を示すブロック図である。図1に示すように、書
籍管理装置1は記録媒体の一例としてのCD−ROM
(compact disk read only memory)などのメディア4
により配布された電子情報を入力するメディアI/F部
5と、インターネット2などの通信媒体を用いて配布さ
れた電子情報を入力する通信部6とを備えている。ま
た、書籍管理装置1は、メディアI/F部5または通信
部6を介して入力された電子情報を記憶部8へ記憶させ
て登録する登録部7と、登録された電子情報を管理する
記憶部8とを備えている。記憶部8には、貸出用の暗号
化されている電子情報を記憶させる図書館データ部8a
と、現在利用可能な一時的あるいは永久に復号化された
電子情報を記憶させる書斎データ部8bと、ユーザがこ
れまでに借りた書籍とこれまでに入力した評価とこれま
でに入力した貸出希望を履歴として記憶する履歴データ
部8dと、履歴データに基づいてユーザの嗜好をまとめ
ることにより嗜好データとして記憶する嗜好データ部8
cと、他のユーザが書籍に対して入力した評価をまとめ
て評価データとして記憶する評価データ部8eとが備え
られている。
【0053】図書館データ部8aに記憶されている電子
情報は、暗号化されているため、書籍管理装置1内に存
在するが、ユーザはそのままでは当該電子情報の機能を
利用できない。すなわち、ユーザの操作する書籍管理装
置1では、当該電子情報として存在する書籍の提供者の
仮想図書館が存在する状態となっている。また、書斎デ
ータ部8bに記憶されている書籍の電子情報は、ユーザ
が自由に利用することができるため、ユーザ所有の仮想
本棚として機能する。そして、ユーザは、書籍の提供者
に対し貸出手続きを行なうことにより、図書館データ部
8aに記憶されている情報を書斎データ部8bに移動ま
たは複写して、その電子情報を復号化することにより、
書籍を閲覧することが可能となる。
【0054】また、書籍管理装置1は、図書館データ部
8a、書斎データ部8b、嗜好データ部8c、履歴デー
タ部8d、評価データ部8eのそれぞれに記憶されてい
る電子情報を表示部9に表示させる表示制御部10を備
えている。表示部9は、LCD(liquid crystal displ
ay)等のモニタによって構成される。
【0055】また、書籍管理装置1は、図書館データ部
8a、書斎データ部8b、嗜好データ部8c、履歴デー
タ部8d、評価データ部8eのそれぞれに記憶されてい
る電子情報を検索する検索部11を備えている。
【0056】また、書籍管理装置1は、書籍を利用する
ための貸出手続きにおいて使用される貸出部12と、書
籍を返却するための返却手続きにおいて使用される返却
部23とを備えている。
【0057】また、書籍管理装置1は、履歴データ部8
dに記憶されている履歴に基づいてユーザの嗜好を抽出
する嗜好抽出部13と、嗜好抽出部13により抽出さ
れ、嗜好データ部8cに記憶された嗜好データまたは評
価データ部8eに記憶された評価データに基づいてユー
ザに新たな書籍を提示する提示部14とを備えている。
【0058】また、書籍管理装置1は、希望する商品が
全て貸出中の際、商品提供者に対し行なう商品貸出予約
において使用される予約部25を備えている。
【0059】また、書籍管理装置1は、上記の登録部
7、表示制御部10、提示部14、予約部25、貸出部
12、返却部23、嗜好抽出部13、および、検索部1
1を制御するためのUI(User Interface)制御部1
5、ならびに、UI制御部15にユーザの意思を伝達す
るためのユーザ情報入力手段としてのキーボード16お
よびマウス17を備えている。上記の手段は、それぞ
れ、コンピュータとしての書籍管理装置1内のROM
(read only memory)などの記憶手段に組み込まれたプ
ログラムの実行によりその機能を発揮する。
【0060】次に、図2(A)および図2(B)を参照
して、本実施の形態の書籍管理装置1の電子的商品の貸
出および返却のためのGUI(Graphical User Interfa
ce)について説明する。なお、図2(A)中の太線の矢
印は、後述するアイコンの移動態様を模式的に示すもの
である。
【0061】図2(A)に示すように、本実施の形態の
書籍管理装置1の表示部9の表示画面90内には、図書
館ウィンドウ18と書斎ウィンドウ20とが表示され
る。図書館ウィンドウ18では貸出用の書籍が管理さ
れ、書斎ウィンドウ20では、貸出手続きが行なわれる
ことにより当該書籍管理装置1において利用可能となっ
た書籍が管理される。なお、書籍の貸出手続きのための
操作の一例としては、たとえば、図書館ウィンドウ18
内にある電子書籍に対応するアイコン19を書斎ウィン
ドウ20にドラッグ/アンド/ドロップ(アイコンを移
動または複写させる操作)することが挙げられる。な
お、貸出手続きにおいてなされる処理の詳細について
は、後述する。
【0062】貸出手続きが行なわれると、貸し出された
書籍に対応するアイコン21が書斎ウィンドウ20に表
示され、これにより、アイコン19に対応する書籍を記
憶している図書館データ部8aから書斎データ部8b
へ、当該書籍に関するデータが移動または複写される。
移動または複写後の書籍に関するデータは、アイコン2
1と関連付けられる。
【0063】また、書籍管理装置1では、貸出手続きの
行なわれた書籍を返却する操作も可能である。返却する
操作とは、たとえば、書斎ウィンドウ20内にあるアイ
コン24(返却する書籍に対応するアイコン)を図書館
ウィンドウ18にドラッグ/アンド/ドロップすること
が挙げられる。
【0064】このとき、返却された書籍に対応するアイ
コン24は、書斎ウィンドウ20から消え、当該書籍
(アイコン24に対応した書籍)に関するデータは、書
斎データ部8bから図書館データ部8aへ移動するか、
または、書斎データ部8bから削除される。
【0065】図書館ウィンドウ18内にあるアイコン1
9の表示領域上にポインタを移動してマウス17をダブ
ルクリックすると、アイコン19が電子書籍に対応すれ
ば、図2(B)に示すように、表示画面90に電子書籍
専用ビューア22が表示され、アイコン19に対応する
書籍を試読できる状態になる。ただし、この場合には、
当該書籍の一部の試読を行なうことは可能であるが、全
文を閲覧することはできないように設定されている。書
籍が実際の紙の書籍(以下実本と呼ぶ)であれば後述す
る書誌情報32が表示される。
【0066】図書館ウィンドウ18で管理される電子書
籍が試読しかできないのは、後述する書籍の貸出手続き
で得られるキーがないと当該電子書籍のページの全ては
読むことができないように設定されているためである。
なお、このキーは、その電子書籍とその電子書籍専用ビ
ューア22において固有のものである。また、貸出した
電子書籍およびキーを他の書籍管理装置の書斎ウィンド
ウにコピーすることは可能であるが、当該他の装置の書
斎ウィンドウの電子書籍専用ビューアでは、全てのペー
ジを読むことができないように設定されている。これに
より、アイコン19に対応する電子書籍の版権を守るこ
とができる。
【0067】また、書斎ウィンドウ20内にあるアイコ
ン21の表示領域上にポインタを移動してマウス17を
ダブルクリックすると、アイコン21が電子書籍に対応
すれば、図2(B)に示すように、表示画面90に書籍
専用ビューア22が表示され、アイコン21に対応する
書籍を閲覧できる状態になる。書斎ウィンドウ20で管
理される電子書籍を閲覧することができるのは、書籍貸
出手続きでキーを得ており、全てのページを読むことが
できるためである。なお、電子書籍専用ビューア22
は、図書館ウィンドウ18および/または書斎ウィンド
ウ20と同時に表示されてもよい。また、アイコン19
が実本に対応すれば、画面90には、後述する書誌情報
32が表示される。
【0068】また、書籍貸出手続きで得られるキーには
貸出期限情報が含まれており、貸出期限を過ぎた書籍に
対しては、上述の返却操作を行なわなくても自動的に返
却手続きが行なわれ、返却された書籍に対応するアイコ
ンは書斎ウィンドウ20内から消える。
【0069】図3は、図書館ウィンドウ18および書斎
ウィンドウ20で管理される書籍情報30の、表示部9
における表示形態を示す図である。各書籍情報30は電
子的商品である電子書籍ファイル31と書誌情報ファイ
ル32とのペアで構成される。ただし、商品であり書籍
が電子的商品ではなく実本の場合、電子データでの電子
書籍は記録情報としては存在していないため、書誌情報
ファイル32のみが表示される。書誌情報32には、サ
ムネイル画像33、背表紙画像34、タイトル、著者
名、書籍概要などの表示が含まれている。
【0070】図4は、図書館ウィンドウ18の表示形態
の構造概念を説明するための図である。図書館ウィンド
ウ18には複数の図書館X、Y・・・が存在し、各図書
館内には、書籍の属する分野を示すジャンルが複数存在
する。また、ジャンル以外にユーザへのおすすめ書籍の
みをまとめて表示することが出来る領域が存在する。
【0071】ユーザへのおすすめ書籍は、図1の評価デ
ータ部8eに保存された評価データを用い、他のユーザ
から高い評価を受けた書籍を検索部11で検索すること
により、選出される。また、図1の嗜好データ部8cに
保存された嗜好データを用いて、ユーザの嗜好に合った
書籍を検索部11で検索し、ユーザへのおすすめ書籍と
して表示することもできる。さらに、この領域に表示さ
れるおすすめ書籍を、書籍管理装置1の起動時にポップ
アップウィンドウを用いる等、独立した表示画面で表示
し、ユーザにより強く提示することも可能である。
【0072】また、図書館ウィンドウ18には、ジャン
ル、おすすめ以外に新着書籍、すなわち書籍の提供者か
ら新たに送信されてきた書籍のみをまとめて表示するこ
とが出来る領域が存在する。
【0073】図5は、図書館ウィンドウ18の実際の表
示形態の一例を示す図である。図書館ウィンドウ18
は、図書館名表示領域41、書籍表示領域42、書籍操
作領域43などから構成される。図書館名表示領域41
には、現在参照している図書館の名前が表示される。ま
た、前述したように、本実施の形態では、図書館ウィン
ドウ18を、複数の図書館に対応させて表示させること
が可能であるので、図書館名表示領域41に他の図書館
名を入力する等により、他の図書館への切り替えも行な
うことができる。
【0074】書籍表示領域42には、図書館名表示領域
41に表示された図書館に存在する、ジャンル(ジャン
ル1〜N、新着、おすすめ、または、全体)ごとに、図
3を用いて説明した書籍の名称等の書籍情報30が表示
される。書籍表示領域42には、実本の書籍の情報も、
電子的書籍と同様に、ジャンル別に表示される。書籍表
示領域42には、ジャンルごとにタブが設定され、メイ
ンで表示させるタブを切り替えることにより、書籍情報
30を表示させるジャンルの切替えが可能である。な
お、図5には、タブとして、ジャンル1〜N、新着、お
すすめ、全体が表示されているが、全体のタブが選択さ
れると、ジャンル1〜N、新着、および、おすすめの、
全ジャンルの書籍の内容が表示される。なお、「おすす
め」タブが選択されると、おすすめ書籍が表示され、
「新着」タブが選択されると、新着図書が表示される。
【0075】また、表示制御部10は、書籍表示領域4
2に表示されている書籍の名称上にマウス17の操作に
よるカーソル(矢印等)が一定時間置かれると、図3を
用いて説明した、その書籍の書誌情報32が表示される
機能を有している。表示される情報は、タイトル、著
者、出版社、書籍概要などである。
【0076】さらに、書籍表示領域42に表示されてい
る書籍の名称をダブルクリックすると、当該名称に対応
する書籍が電子書籍である場合、電子書籍専用ビューア
22が起動し、当該電子書籍を試読することができる。
一方、当該名称に対応する書籍が実本である場合、当該
実本の書誌情報32のみが表示される。表示される情報
は前述の書籍の名称上にマウス17の操作によるカーソ
ルを一定時間置いた場合に表示されるものと同様で、タ
イトル、著者名、出版社、書籍概要などである。
【0077】さらに、書籍表示領域42に表示されてい
る書籍の名称を右クリックし、「評価をみる」メニュー
を選択すると、その書籍に対する他のユーザの評価が表
示される。表示される評価は評価データ部8eに記録さ
れている情報であるが、この情報はメディアI/F部
5、通信部6を通して適宜入力される。
【0078】書籍操作領域43では、書籍表示領域42
に表示される情報に対して、書籍の著者名、タイトル
名、出版日などの項目による並べ替え操作、書籍の検索
操作などを行なうことができる。そして、書籍表示領域
42に、並べ替え結果や検索結果が表示される。
【0079】また、書籍操作領域43では、書籍の貸出
希望を行なうことも出来る。書籍操作領域43に、書籍
の著者名、タイトル名、出版社名、ISBN(Internationa
l Standard Book Number)コード等、書籍を同定するた
めの情報が入力されると、まず、上述した書籍の検索が
行なわれる。検索の結果、該当する書籍についての情報
が書籍管理装置1内に存在すれば、書籍表示領域42に
その書籍に関する情報が表示され、該当する書籍が書籍
管理装置1内になければその書籍を同定するための情報
を、リクエストとして、サーバ3(図1参照)へ送信す
る。
【0080】サーバ3で受信されたリクエストは、書籍
の提供者が新規に書籍管理装置1に提供する書籍を選択
する際の参考とされ、当該リクエストされた書籍が、リ
クエストを送信してきた書籍管理装置1に新規に提供さ
れる際には、リクエストしたユーザにメール等の手段で
知らされる。知らされたユーザは後述する貸出手続きに
より、リクエストした書籍を利用することができる。
【0081】図6は、図書館ウィンドウ18の書籍表示
領域42における電子書籍の表示形態の第1の例を示す
図である。書籍表示領域42には、本棚51が表示され
ている。そして、本棚51には、書籍のページの厚み表
示を付与したサムネイル画像33が表示されている。な
お、ここでのサムネイル表示は、ページの厚みを表示し
ないようにすることも可能である。本棚51のサイズ、
段数、3次元/2次元表示切替などは、ユーザが自由に
変更できる。
【0082】図7は、図書館ウィンドウ18の書籍表示
領域42における電子書籍の表示形態の第2の例を示し
た図である。図6を用いて示した第1の例と同様に、ま
ず、書籍表示領域42には、本棚51が表示されてい
る。そして、その本棚51には、電子書籍の背表紙画像
34が表示されている。図6を用いて示したサムネイル
画像表示と同様に、本例の表示に対しても、本棚51の
サイズ、段数、3次元/2次元表示切替なども、ユーザ
が自由に変更できる。
【0083】図8は、図書館ウィンドウ18の書籍表示
領域42における電子書籍の表示形態の第3の例を示し
た図である。この例では、書籍表示領域42に電子書籍
のサムネイル画像33やタイトル、著者名などの書誌情
報32が詳細表示される。
【0084】図9は、図書館ウィンドウ18の書籍表示
領域42における電子書籍の表示形態の第4の例を示し
た図である。この例では、書籍表示領域42に電子書籍
がリスト表示される。表示される項目は、タイトル、著
者名、出版社名、ISBN、出版日、ページ数、書籍概
要、貸出日、返却予定日、評価の点数などである。ま
た、各項目のクリックによる並べ替えが可能である。
【0085】図10は、書斎ウィンドウ20の構成を示
す図である。書斎ウィンドウ20には、書籍表示領域6
1および書籍操作領域62が含まれる。書籍表示領域6
1には、利用可能な書籍が表示される。ここで表示の対
象となる書籍には、電子書籍のみならず実本も含まれ
る。図書館ウィンドウ18の書籍表示領域42と同様
に、書籍の表示は、上述したサムネイル表示、背表紙表
示、詳細表示またはリスト表示など(図6〜図9参照)
の表示切替を行なうことができる。
【0086】また、書籍操作領域62では、図書館ウィ
ンドウ18の書籍操作領域43と同様に、書籍について
の情報を、項目(著者名、タイトル名、出版日、貸出
日、返却予定日等)によって並べ替える操作、書籍の検
索、および、ユーザの所有する書籍の登録等ができる。
【0087】書籍操作領域62においてユーザの所有す
る書籍を登録できること(ユーザ所有書籍情報登録機
能)により、ユーザが既に所有している電子書籍あるい
は実本の情報も仮想本棚に登録することができる。その
ため、ユーザ所有の書籍と、仮想本棚で貸出手続きをし
た書籍とを一緒に管理することが可能である。これによ
り、書籍貸出時に既に読んだことのある書籍を再度貸出
しようとする際に、その書籍を既に所有または利用した
ことがある旨をユーザに知らせ、重複貸出を防ぐことが
できる。
【0088】次に、図11および図12を参照して、電
子書籍の貸出手続きについてなされる処理および書籍を
貸出するための手順を説明する。図11は、電子書籍の
貸出手続きの処理の流れを説明するためのフローチャー
トである。図12は、電子書籍貸出手続きの処理の流れ
を示す機能ブロック図であり、サーバ3と、クライアン
ト側の装置のブロック図が記載されている。
【0089】まず、図2に示した画面において、ユーザ
が、貸出を希望する電子書籍に対応するアイコンを図書
館ウィンドウ18から書斎ウィンドウ20にドラッグ/
アンド/ドロップする。これにより、貸出手続きが開始
される。
【0090】貸出手続きが開始されると、電子書籍の貸
出を希望するユーザとして、クライアント側の書籍管理
装置1は、電子書籍の提供者の電子書籍提供用のサーバ
3へ、貸出要求として利用する電子書籍の書籍IDと電
子書籍専用ビューア22のビューアIDを送信する(ス
テップS1)。書籍IDは、図書館ウィンドウ18に登
録されている貸出用電子書籍の書籍情報30の書誌情報
32から得られる。
【0091】次に、サーバ3は、貸出情報記憶部91内
の記憶情報を参照し、書籍IDに対応する電子書籍が貸
出可能であるか判断する(ステップS2)。貸出中等の
理由で貸出不可能であれば、サーバ3は、予約情報記憶
部92に書籍ID、ビューアID等の予約情報が記憶さ
れ、貸出手続きを終了する(ステップS3)。
【0092】一方、貸出可能であれば、サーバ3と書籍
管理装置1との間で、課金処理などの貸出処理を適宜行
なう(ステップS4)。そして、サーバ3内にある貸出
情報記憶部91に、書籍ID、ビューアID、貸出時
刻、貸出期間等の貸出情報が記憶される(ステップS
5)。そして、図書館データ部8aに記憶されている貸
出前の暗号化された電子書籍を復号化するためのキーフ
ァイルである電子書籍キーファイル35を作成する(ス
テップS6)。そして、ユーザにそのキーファイル35
を書籍管理装置1へダウンロードさせ(ステップS
7)、貸出手続きを終了する。
【0093】貸出手続き終了後、貸出された電子書籍の
書籍情報30は書斎ウィンドウ20において管理され
る。
【0094】なお、電子書籍を一時的に利用するのでは
なく、永久に利用したい場合は、ステップS6において
作成されるキーファイルの貸出期限を無期限にすること
により、貸出でなく購入することが可能である。その
際、ステップS5において貸出情報記憶部91に貸出情
報を記憶する必要はない。
【0095】以下に、図13および図14を参照して、
実本の貸出手続きを説明する。図13は、実本の貸出手
続きの処理の流れを説明するためのフローチャートであ
る。図14は、実本の貸出手続きの処理の流れを示す機
能ブロック図である。
【0096】まず、ユーザが、貸出する書籍に対応する
アイコンを、図書館ウィンドウ18から書斎ウィンドウ
20へドラッグ/アンド/ドロップすることにより、貸
出手続きが開始される。
【0097】貸出手続きが開始されると、実本の貸出を
希望するユーザとして、クライアント側の書籍管理装置
1は、実本の提供者のサーバ3へ、貸出要求として利用
する実本の書籍IDを送信する(ステップS11)。書
籍IDは、貸出を希望する実本の書籍情報30の書誌情
報32から得られる。
【0098】次に、サーバ3は、貸出情報記憶部91を
参照し、書籍IDに対応する実本が貸出可能であるか判
断する(ステップS12)。もし貸出中等の理由で貸出
不可能であれば、サーバ3は、予約情報記憶部92に書
籍ID、ユーザID等の予約情報を記憶し、貸出手続き
が終了する(ステップS13)。なお、貸出情報記憶部
91には、電子書籍と実本についての貸出中等の情報
は、同一形式で記憶されている。
【0099】一方、サーバ3が、ステップS12で貸出
可能であると判断すれば、サーバ3と書籍管理装置1と
の間で、課金処理などの貸出処理が行なわれる(ステッ
プS14)。次に、サーバ3は、貸出情報記憶部91
に、書籍ID、貸出時刻、貸出期間等の貸出情報を記憶
する(ステップS15)。そして、サーバ3は、ユーザ
に、実本の貸し出しの受注を受けたことを確認するため
の受注確認メールを送信する(ステップS16)。次
に、サーバ3は、実本の発送手続きを行なうとともに、
ユーザに実本を発送したことを告げるための発送確認の
メールを送信し(ステップS17)、貸出手続きを終了
する。
【0100】貸出手続き終了後、貸出された書籍の書籍
情報30は書斎ウィンドウ20において管理される。な
お、実本は後日、配達業者等を介してユーザに届けられ
る。
【0101】なお、書籍を一時的に利用するのではな
く、永久に利用したい場合は、ステップS15において
貸出情報記憶部91に貸出情報を記録しないことで貸出
期限を無期限にし、貸出でなく購入することが可能であ
る。
【0102】次に、図15を参照して、電子書籍の返却
手続きを説明する。図15は、電子書籍返却手続きの処
理の流れを説明するためのフローチャートである。
【0103】まず、ユーザが、返却する書籍に対応する
アイコンを書斎ウィンドウ20から図書館ウィンドウ1
8へドラッグ/アンド/ドロップすることにより、返却
手続きが開始される。
【0104】返却手続きが開始されると、評価入力ウィ
ンドウ71が開き、返却する書籍の評価を入力すること
ができる(ステップS21)。
【0105】図16に、評価入力ウィンドウ71の概要
を示す。評価点数入力項目72は、返却する書籍の評価
を数値で入力するための欄である。評価点数入力項目7
2は1つだけでなく、「読みやすさ」「満足度」等複数
の入力項目に対応するよう設けてもよい。また、感想入
力項目73は、返却する書籍の感想を自由に入力するた
めの欄である。ユーザが、上記の項目に評価に関する情
報を入力した後、評価送信ボタン74を押して評価をサ
ーバ3へ送信することにより、評価入力ウィンドウ71
が閉じ、返却手続きが続行される。また、ユーザは、評
価を入力せずに返却したい場合は、評価非送信ボタン7
5を押すことにより、評価を送信せずに評価入力ウィン
ドウ71を閉じ、返却手続きを続行することができる。
さらに、評価は読書中に前もって書いておき、返却時に
はそれを呼びだして送信するだけでもよい。入力された
評価は履歴データ部8dに記録される。
【0106】次に、電子書籍の返却を希望するユーザと
して、クライアント側の書籍管理装置1から電子書籍の
提供者の電子書籍提供用のサーバ3へ、返却要求とし
て、返却する電子書籍の書籍IDおよび電子書籍専用ビ
ューア22のビューアID、ならびに、ユーザより入力
された評価からなる返却情報が送信される(ステップS
22)。送信された評価は、サーバ3によって評価情報
記憶部93に記録され、他のユーザが書籍を選ぶ際の参
考情報として利用される。
【0107】次に、サーバ3は、貸出情報記憶部91内
にある、書籍IDとビューアIDに対応する貸出情報を
削除する(ステップS23)。次に、クライアント側の
キーファイルが削除される(ステップS24)。この時
点で、返却手続きにかかる電子書籍は読むことができな
くなる。
【0108】次に、サーバ3は、予約情報記憶部92を
参照し、返却された電子書籍を予約希望しているユーザ
が存在するか判断する(ステップS25)。予約希望し
ているユーザがいれば、当該ユーザへ、貸出可能になっ
たことを通知して(ステップS26)返却手続きが終了
する。一方、予約希望しているユーザがいなければ、そ
のまま、返却手続きを終了する。
【0109】なお、ステップS26では、商品管理装置
1が、起動時等に、サーバ3から貸出可能になったこと
を通知する情報を受信した後、ユーザに知らせてもよい
し、電子メール等の通信部で直接サーバ3からユーザに
知らせてもよい。知らされたユーザは、前述した貸出手
続きで電子書籍を利用することができる。貸出手続きは
通知を受信した商品管理装置1が自動で行なってもよい
し、ユーザが手動で行なってもよい。返却手続き終了
後、返却された電子書籍の書籍情報30は書斎ウィンド
ウから消去される。
【0110】また、貸出期限が過ぎた書籍は自動的に返
却手続きが行なわれる。その際、ステップS23、ステ
ップS24、ステップS25、ステップS26はクライ
アントとサーバ3が通信することなく自動的に実行する
ことができる。そのため、ユーザが返却手続きを忘れて
いても予約した他のユーザに迷惑がかかることがない。
【0111】次に、図17を参照して、実本の返却手続
きを説明する。図17は、実本返却手続きの処理の流れ
を説明するためのフローチャートである。
【0112】まず、ユーザが、返却する書籍に対応する
アイコンを書斎ウィンドウ20から図書館ウィンドウ1
8へドラッグ/アンド/ドロップすることにより、返却
手続きが開始される。返却手続きが開始されると、評価
入力ウィンドウ71(図16参照)が表示され、返却す
る書籍の評価を入力することができる(ステップS3
1)。ここでは、読書中に前もって書いておいた評価を
呼びだして入力してもよいし、評価を入力しなくてもよ
い。入力された評価は、履歴データ部8dに記録され
る。
【0113】次に、書籍の返却を希望するユーザとし
て、クライアント側の書籍管理装置1から書籍の提供者
の書籍提供用のサーバ3へ、返却要求として返却する書
籍の書籍IDと先ほど入力した評価からなる返却情報を
送信する(ステップS32)。送信された評価は、サー
バ3によって評価情報記憶部93に記録され、他のユー
ザが書籍を選ぶ際の参考情報として利用される。次に、
サーバ3は、貸出情報記憶部91を参照し、書籍IDに
対応する貸出情報を削除する(ステップS33)。
【0114】次に、サーバ3は、予約情報記憶部92を
参照し、返却された書籍を予約希望しているユーザが存
在するか判断する(ステップS34)。予約希望してい
るユーザがいれば、当該ユーザへ、貸出可能になったこ
とを通知して(ステップS35)返却手続きが終了す
る。一方、予約希望しているユーザがいなければ、その
まま、返却手続きを終了する。
【0115】なお、ステップS35では、商品管理装置
1が、起動時等に、サーバ3から貸出可能になったこと
を通知する情報を受信した後、ユーザに知らせてもよい
し、電子メール等の通信部で直接サーバ3からユーザに
知らせてもよい。知らされたユーザは、前述した貸出手
続きで書籍を利用することができる。貸出手続きは通知
を受信した商品管理装置1が自動で行なってもよいし、
ユーザが手動で行なってもよい。返却手続き終了後、返
却された書籍の書籍情報30は書斎ウィンドウから消去
される。なお、実本は後日、配達業者等を介して回収さ
れる。
【0116】また、貸出期限が過ぎた書籍は自動的に返
却手続きが行なわれる。その際、ステップS33、ステ
ップS34、ステップS35は、クライアントとサーバ
3が通信することなく自動的に実行することができる。
そのため、ユーザが返却手続きを忘れていても予約した
他のユーザに迷惑がかかることがない。
【0117】以上説明した本実施の形態において、上述
した書籍管理装置1とサーバ3とにより本発明の商品管
理システムが構成されている。
【0118】また、本実施の形態においては、商品管理
システムにおいて取扱われる商品として、書籍管理装置
1において取扱さわれる書籍を例示したが、本発明はこ
れに限定されず、商品の情報を電子データとして管理す
ることができる商品であれば、音楽情報、画像情報等、
他のものであってもよい。
【0119】今回開示された実施の形態は全ての点で例
示であって制限的なものではないと考えるべきである。
本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲に
よって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲
内での全ての変更が含まれることが意図される。
【0120】
【発明の効果】本発明の商品管理装置、サーバ、商品管
理システム、商品管理方法、商品管理プログラム、およ
び、そのプログラムを記録した記録媒体によれば、商品
管理装置が、商品の提供者により提供される貸出用また
は販売用の商品データを利用する際、商品データを外部
装置との通信を要することなく入手することができる。
【0121】なお、商品管理装置では、商品データは、
利用不可能な状態でも記憶されており、このような商品
データは、利用可能処理手段に処理が行なわれなけれ
ば、利用不可能である。このため、商品管理装置に記憶
されるすべての商品データが無条件で利用されるもので
はないため、商品管理装置は、商品データの商業的な利
用に対応できるものとなっている。
【0122】また、貸出用または販売用の商品データを
商品利用者の商品管理装置の側で管理することができ
る。また、商品利用者の履歴や嗜好に関するデータを商
品利用者の商品管理装置の側で管理することができる。
また、商品データについての情報を、当該商品データに
対応する実物の商品についての情報とともに管理でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である書籍管理装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の書籍管理装置における、電子的商品の
貸出および返却のためのGUIを説明するための図であ
る。
【図3】 図2の図書館ウィンドウおよび書斎ウィンド
ウで書籍情報の表示形態を示す図である。
【図4】 図2の図書館ウィンドウの概要を説明するた
めの図である。
【図5】 図2の図書館ウィンドウの構成を説明するた
めの図である。
【図6】 図5の図書館ウィンドウの書籍表示領域にお
ける書籍表示の第1の例を示す図である。
【図7】 図5の図書館ウィンドウの書籍表示領域にお
ける書籍表示の第2の例を示す図である。
【図8】 図5の図書館ウィンドウの書籍表示領域にお
ける書籍表示の第3の例を示す図である。
【図9】 図5の図書館ウィンドウの書籍表示領域にお
ける書籍表示の第4の例を示す図である。
【図10】 図2の書斎ウィンドウの構成を示す図であ
る。
【図11】 図1の書籍管理装置を用いた、電子書籍貸
出手続きの処理の流れを説明するためのフローチャート
である。
【図12】 図1の書籍管理装置を用いた、電子書籍貸
出手続きの処理の流れを示す機能ブロック図である。
【図13】 図1の書籍管理装置を用いた、実本の貸出
手続きの処理の流れを説明するためのフローチャートで
ある。
【図14】 図1の書籍管理装置を用いた、実本の貸出
手続きの処理の流れを示す機能ブロック図である。
【図15】 図1の書籍管理装置を用いた、電子書籍返
却手続きの処理の流れを説明するためのフローチャート
である。
【図16】 図15の電子書籍返却手続きの処理におい
て表示される評価入力ウィンドウの概要を示す図であ
る。
【図17】 実本の返却手続きの処理の流れを説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 書籍管理装置、2 インターネット、3 サーバ、
4 メディア、5 メディアI/F部、6 通信部、7
登録部、8 記憶部、8a 図書館データ部、8b
書斎データ部、8c 嗜好データ部、8d 履歴データ
部、8e 評価データ部、9 モニタ、10 表示制御
部、11 検索部、12 貸出部、13嗜好抽出部、1
4 提示部、15 UI制御部、16 キーボード、1
7 マウス、18 図書館ウィンドウ、19,21,2
4 アイコン、20 書斎ウィンドウ、22 電子書籍
専用ビューア、23 返却部、25 予約部、30 書
籍情報、31 電子書籍ファイル、32 書誌情報ファ
イル、33 サムネイル画像、34 背表紙画像、35
キーファイル、51 本棚、71 評価入力ウィンド
ウ、91 貸出情報記憶部、92 予約情報記憶部、9
3 評価情報記憶部。
フロントページの続き (72)発明者 光冨 智雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND20 PQ02 PQ22 PR03 PR08

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段と、 商品データを利用不可能な状態で記憶する第一の商品デ
    ータ記憶手段と、 前記入力手段に対してなされた、商品データを利用する
    ための操作に基づいて、前記第一の商品データ記憶手段
    に記憶された利用不可能な状態の商品データを利用可能
    な状態にするための処理を行なう利用可能処理手段と、 前記利用可能処理手段により利用可能な状態にされた商
    品データを記憶する第二の商品データ記憶手段とを含
    む、商品管理装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の商品データ記憶手段に記憶さ
    れた商品データを、所定の条件が成立した際に、利用不
    可能な状態とするための処理を行なう利用不可能処理手
    段をさらに含む、請求項1に記載の商品管理装置。
  3. 【請求項3】 商品データに関する情報と、当該商品デ
    ータと内容の等しい実物の商品に関する情報とを、同一
    の形式で記憶する情報記憶手段に接続可能であり、 前記情報記憶手段の記憶される前記情報とは、前記商品
    データおよび前記実物の商品の、利用された履歴および
    利用可能な状態であるか否かの情報を含む、請求項2に
    記載の商品管理装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段は、前記商品データおよび
    前記実物の商品の評価を入力可能であり、 前記商品データおよび前記実物の商品が、利用可能な状
    態から利用不可能な状態にされる際、当該商品データお
    よび当該実物の商品について前記入力手段で入力された
    評価を、前記商品データおよび前記実物の商品の提供者
    に送信する、評価送信手段をさらに含む、請求項3に記
    載の商品管理装置。
  5. 【請求項5】 前記情報記憶手段に記憶された、前記商
    品データおよび前記実物の商品に関する情報を表示する
    商品情報表示手段をさらに含み、 前記利用可能処理手段は、前記入力手段において、前記
    商品情報表示手段の表示内容に関連した操作が行なわれ
    ることにより、利用不可能な状態にある商品データを利
    用可能な状態にするための処理を行なう、請求項3また
    は請求項4に記載の商品管理装置。
  6. 【請求項6】 前記第二の商品データ記憶手段に記憶さ
    れた商品データを、所定の条件が成立した際に、利用不
    可能な状態とするための処理を行なう利用不可能処理手
    段をさらに含み、 前記利用不可能処理手段は、前記入力手段において、前
    記商品情報表示手段の表示内容に関連した操作が行なわ
    れることにより、利用不可能な状態にある商品データを
    利用可能な状態にするための処理を行なう、請求項5に
    記載の商品管理装置。
  7. 【請求項7】 前記商品状態表示手段は、利用可能な状
    態にある商品データおよび実物の商品についての情報、
    ならびに、利用不可能な前記商品データおよび実物の商
    品についての情報の少なくとも一方において、商品デー
    タについての情報と実物の商品についての情報を異なっ
    た態様で表示させる、請求項5または請求項6に記載の
    商品管理装置。
  8. 【請求項8】 利用者が利用した商品データおよび実物
    の商品の履歴を記憶する利用履歴記憶手段と、 利用者が利用した商品データおよび実物の商品の評価を
    記憶する評価記憶手段と、 利用者が利用するための操作を行なった商品データおよ
    び実物の商品の履歴を記憶する要求履歴記憶手段と、 前記利用履歴記憶手段、前記評価記憶手段、または、前
    記要求履歴記憶手段の記憶内容に基づいて、前記利用者
    の商品データおよび実物の商品についての嗜好データを
    作成し記憶する嗜好記憶手段とをさらに含み、 前記商品状態表示手段は、前記嗜好データに対応する商
    品データおよび実物の商品の情報を、利用を推奨する商
    品データおよび実物の商品として、その他の商品データ
    および実物の情報と異なる態様で表示する、請求項5〜
    請求項7のいずれかに記載の商品管理装置。
  9. 【請求項9】 前記入力手段に対して、商品データまた
    は実物の商品を利用するための操作がなされた場合であ
    って、操作に対応した商品データまたは実物の商品が前
    記管理手段において利用不可能であるとされている場合
    に、当該商品データまたは実物の商品の利用の予約を受
    付ける予約受付手段をさらに含む、請求項1〜請求項8
    のいずれかに記載の商品管理装置。
  10. 【請求項10】 前記予約受付手段に予約を受付けられ
    た商品データまたは実物の商品が利用可能な状態となっ
    た場合に、その旨を報知する利用可能報知手段をさらに
    含む、請求項9に記載の商品管理装置。
  11. 【請求項11】 前記入力手段に対して、商品データま
    たは実物の商品を利用するための操作がなされた場合で
    あって、操作に対応した商品データまたは実物の商品が
    利用不可能である場合に、当該商品データまたは実物の
    商品の提供者に対して当該商品データまたは実物の商品
    が利用不可能とされている旨を報知する、利用不可能報
    知手段をさらに含む、請求項1〜請求項8のいずれかに
    記載の商品管理装置。
  12. 【請求項12】 前記利用不可能な状態にある商品デー
    タは、暗号化されることにより利用不可能な状態とされ
    ており、 前記利用可能処理手段は、前記暗号化された商品データ
    を復号化できる鍵を受信することにより、前記商品デー
    タを利用可能な状態とするための処理を実行する、請求
    項1〜請求項11のいずれかに記載の商品管理装置。
  13. 【請求項13】 前記鍵は、前記暗号化された商品デー
    タを一定期間復号化するための鍵である、請求項12に
    記載の商品管理装置。
  14. 【請求項14】 前記鍵は、前記暗号化された商品デー
    タを永久に復号化するための鍵である、請求項12に記
    載の商品管理装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜請求項14のいずれかに記
    載の商品管理装置に、ネットワークを介して接続される
    サーバであって、 前記商品管理装置に、前記利用可能処理手段が前記商品
    データを利用可能な状態にするために必要な情報を送信
    する、サーバ。
  16. 【請求項16】 商品データに関する情報と、当該商品
    データと内容の等しい実物の商品に関する情報とを、同
    一の形式で記憶する情報記憶手段を含む、請求項15に
    記載のサーバ。
  17. 【請求項17】 請求項1〜請求項14のいずれかに記
    載の商品管理装置と、 前記商品管理装置に、ネットワークを介して接続され、
    前記利用可能処理手段が前記商品データを利用可能な状
    態にするために必要な情報を送信する、サーバとを含
    む、商品管理システム。
  18. 【請求項18】 請求項1〜請求項14のいずれかに記
    載の商品管理装置を制御する方法であって、 前記入力手段に対してなされた、商品データを利用する
    ための操作に基づいて、前記第一の商品データ記憶手段
    に記憶された利用不可能な状態の商品データを利用可能
    な状態にするための処理を実行するステップを含む、商
    品管理方法。
  19. 【請求項19】 前記第二の商品データ記憶手段に記憶
    された商品データを、所定の条件が成立した際に、利用
    不可能にするための処理を実行するステップをさらに含
    む、請求項18に記載の商品管理方法。
  20. 【請求項20】 コンピュータに、請求項1〜請求項1
    4のいずれかに記載の商品管理装置の制御する処理を実
    行させる商品管理プログラムであって、 前記入力手段に対してなされた、商品データを利用する
    ための操作に基づいて、前記第一の商品データ記憶手段
    に記憶された利用不可能な状態の商品データを利用可能
    な状態にするための処理を実行するステップを実行させ
    る、商品管理プログラム。
  21. 【請求項21】 コンピュータに、前記第二の商品デー
    タ記憶手段に記憶された商品データを、所定の条件が成
    立した際に、利用不可能にするための処理を実行するス
    テップをさらに実行させる、請求項20に記載の商品管
    理プログラム。
  22. 【請求項22】 請求項20または請求項21に記載の
    商品管理プログラムを記録した記録媒体。
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