JP2003214814A - 干渉測定方法、干渉測定装置、及び投影光学系の製造方法、投影光学系、並びに投影露光装置 - Google Patents

干渉測定方法、干渉測定装置、及び投影光学系の製造方法、投影光学系、並びに投影露光装置

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JP2003214814A
JP2003214814A JP2002017251A JP2002017251A JP2003214814A JP 2003214814 A JP2003214814 A JP 2003214814A JP 2002017251 A JP2002017251 A JP 2002017251A JP 2002017251 A JP2002017251 A JP 2002017251A JP 2003214814 A JP2003214814 A JP 2003214814A
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Yuichi Takigawa
雄一 瀧川
Hideki Komatsuda
秀基 小松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回折光学素子を使用した干渉測定の測定精度
を高める。 【解決手段】 回折光学素子を含むヌル素子を使用した
干渉測定方法において、干渉縞の検出を、測定光束のう
ち前記回折光学素子の一部の領域を通過する光束を制限
した状態、及び制限しない状態の双方で行い、前記検出
した各干渉縞に基づいて、誤差の回避された前記特性デ
ータを取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ、ミラーの
非球面の測定など、回折光学素子を含んだヌル素子が使
用される干渉測定方法、及び干渉測定装置に関する。ま
た、本発明は、その干渉測定方法が適用される投影光学
系の製造方法、その投影光学系により製造された投影光
学系、及びその投影光学系が適用された投影露光装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】被検面の形状を干渉計で測定するときに
は、その被検面の各位置の凹凸を的確に反映した干渉縞
を観察するために、干渉計から出射される測定光束をそ
の被検面にほぼ垂直に同位相で入射させる必要がある。
【0003】一般に、形状測定用の干渉計から出射され
る測定光束は平行光束であるので、被検面の設計形状が
平面であるときには、その平行光束をそのまま被検面に
入射させればよい。一方、被検面の設計形状が球面や非
球面(回転対称な非球面)であるときには、ヌル素子等
を用いて平行光束を曲面であるその被検面にほぼ垂直で
同位相で入射するような最適な波面(球面状の波面や非
球面状の波面)に変換することになる。
【0004】このヌル素子としては、例えば、ゾーンプ
レートなどの回折光学素子からなるもの、また、回折光
学素子と屈折レンズとが組み合わされたものなどがあ
る。因みに、非球面計測用フィゾー型干渉計においてこ
のヌル素子は、参照面を有するフィゾー部材と被検面と
の間に配置される。なお、球面計測用フィゾー型干渉計
の場合は、波面変換部、フィゾー部材、被検物に順に配
置するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回折光学素
子は、所望の波面をその回折面の各位置にて発生する各
回折光によって生成するものであるが、そのために必要
な回折光(以下、「信号光線」という。)以外にも、余
分な回折光(これは一般に2次以降の高次の回折光であ
る。)を生成している。
【0006】その余分な回折光は、強度も小さく、ま
た、信号光線とは別方向に進行するので、測定結果に影
響しないとされていたが、信号光線に重畳して測定結果
に影響する光線(以下、「ノイズ光線」という。)にも
なり得ることが分かった。この場合、測定精度は低下す
る。なお、被検面の設計形状が球面であるときには、そ
の形状測定に回折光学素子を使用しない干渉測定(球面
フィゾーを使用する干渉測定など)を適用することもで
きる。しかし、被検面の設計形状が非球面であるときに
は、その非球面量が小さい場合を除きそのような干渉測
定を適用することができないので、回折光学素子を使用
せざるを得ない。よって、上記問題は深刻である。
【0007】本発明は、以上の問題に鑑みてなされたも
ので、回折光学素子を使用した干渉測定の測定精度を高
めることのできる干渉測定方法を提供することを目的と
する。また、本発明は、その干渉測定方法を行うのに適
した干渉測定装置を提供することを目的とする。また、
本発明は、その干渉測定方法を利用することによって、
高性能な投影光学系を製造することのできる投影光学系
の製造方法、高性能な投影光学系、及び高性能な投影露
光装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の干渉測
定方法は、光源から出射された測定光束を、回折光学素
子を含むヌル素子により最適な波面形状に変換して被検
物に入射させると共に、その被検物を経由した後にその
回折光学素子に戻る光束を参照光束と干渉させ、その干
渉により生起する干渉縞を前記被検物の特性データとし
て検出する干渉測定方法において、前記干渉縞の検出
を、前記測定光束のうち前記回折光学素子の一部の領域
を通過する光束を制限した状態、及び制限しない状態の
双方で行う干渉縞検出手順と、前記検出した各干渉縞に
基づいて、誤差が回避された前記特性データを取得する
演算手順とを有することを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の干渉測定方法は、請求項
1に記載の干渉測定方法において、前記干渉縞検出手順
は、互いに異なる複数の領域のそれぞれについて行われ
ることを特徴とする。請求項3に記載の干渉測定方法
は、請求項1又は請求項2に記載の干渉測定方法におい
て、前記領域は、輪帯状又は円状の領域であるか、若し
くは、輪帯又は円の周方向の一部に相当する扇状の領域
であることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の干渉測定方法は、請求項
1〜請求項3の何れか一項に記載の干渉測定方法におい
て、前記光線の制限は、楔平面ガラス基板上に光線の制
限領域を形成したマスク部に、そのマスク部とは別の楔
平面ガラス基板である偏角調整部を組み合わせてなるマ
スクを、前記測定光束に挿入することにより行われ、か
つ前記挿入時における前記干渉縞の検出に当たっては、
前記偏角調整部の光軸周りの回転角度を調整することに
より、前記挿入による前記測定光束の偏角が抑えられる
ことを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の干渉測定装置は、光源か
ら出射された測定光束を被検物に入射させると共に、そ
の被検物を経由した後に戻る光束を参照光束と干渉させ
る干渉光学系と、前記干渉により生起する干渉縞を前記
被検物の特性データとして検出する検出器とを備えた干
渉測定装置において、回折光学素子を含むヌル素子を、
前記測定光束中に挿入した状態で支持するヌル素子支持
手段と、前記回折光学素子の一部の領域を通過する光束
を制限するマスクを、前記測定光束に対し挿脱可能に支
持するマスク支持手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の投影光学系の製造方法
は、投影光学系内の少なくとも何れかの光学面又は何れ
かの光学素子の特性を請求項1〜請求項4の何れか一項
に記載の干渉測定方法により測定する手順を含むことを
特徴とする。請求項7に記載の投影光学系は、請求項6
に記載の投影光学系の製造方法により製造されたことを
特徴とする。
【0013】請求項8に記載の投影露光装置は、請求項
7に記載の投影光学系を備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0015】[第1実施形態]図1、図2、図3、図4
を参照して本発明の第1実施形態について説明する。図
1は、本実施形態の干渉測定で使用される干渉測定装置
10の構成を示す図である。
【0016】なお、本発明は、被検物の透過波面の測
定、被検物の被検面の測定の何れにも同様に適用できる
が、以下では、後者について説明する。干渉測定装置1
0には、干渉計9の他、測定に必要な各光学素子(被検
物6、ZP5など)をそれぞれ支持する不図示の支持手
段が備えられる。干渉計9には、光源ユニット1、コリ
メータレンズ2、偏光ビームスプリッタ(以下、「PB
S」と称す。)3、1/4波長板4、ビームエキスパン
ダ7、二次元画像検出器8などが備えられる。
【0017】被検物6は、干渉計9の測定光束(平行光
束である。)Lが出射される側に、その被検面6a(こ
れは、設計形状が非球面である面とする。)をその干渉
計9の側に向けて配置される。また、被検物6と干渉計
9との間には、ヌル素子であるゾーンプレート(以下、
「ZP」と称す。)5が挿入される(ZP5が請求項の
回折光学素子に対応する。)。
【0018】ここで、ZP5の回折面5aの回折パター
ンは、被検面6aの設計形状に応じて設計されている。
図2に示すように、干渉計9からZP5へ入射する測定
光束Lは、回折面5aにおいて回折され、そのうち所定
次数の回折光(以下、透過1次回折光とする。)からな
る光束は、所定の位置に配置された被検面6aに対しほ
ぼ垂直かつほぼ同位相で入射する非球面波となる。この
光束を成す各光線は、被検面6aに対する入射時の経路
と射出時の経路とがほぼ同じとなる。そして、それら各
光線は、回折面5aにおいて再び回折され、平行光束と
なって干渉計9へ戻る。
【0019】このように、被検面6aに対しほぼ垂直か
つほぼ同位相で入射し、その入射時とほぼ同じ経路を辿
って干渉計9に戻る光線からなる光束が、被検面6aの
形状情報を含んだ「被検光束LM」となる。
【0020】なお、本発明は、トワイマングリーン型、
フィゾー型など何れのタイプの干渉測定にも適用できる
が、以下では、後者であるとして説明する。フィゾー型
干渉測定の参照面(フィゾー面)は、被検物6に入射す
る測定光束Lの光路中に配置されるが、本実施形態の干
渉測定装置10では、ヌル素子として挿入されたZP5
の回折面5aを、参照面として使用することができる
(以下、ZP5を参照面として使用することとす
る。)。
【0021】この場合、ZP5の回折面5aにおける反
射0次回折光からなる光束が、「参照光束LR」とな
る。すなわち、干渉測定装置10における光の伝搬経路
は、以下のとおりである。図1に示す光源ユニット1を
射出した光(直線偏光されている。)は、コリメータレ
ンズ2で平行光束となり、PBS3に入射する。ここ
で、この平行光束の偏光方向は、PBS3において被検
物6の方向へ偏向されるよう選択されている。
【0022】被検物6の方向へ進行した平行光束は、1
/4波長板4で偏光方向を45度回転させられてZP5
へ入射する(測定光束L)。ZP5に入射した測定光束
Lの一部は、回折面5aにおいて干渉計9へ戻る参照光
束LRとなり、他の一部は、回折面5aにおいて被検光
束LMとなって被検物6の方向へ進み、被検物6で反射
し、ZP5を通り、1/4波長板4で偏光方向をさらに
45度回転させられてPBS3へ入射する。
【0023】被検光束LMは、1/4波長板4を二度通
過することでその偏光方向を90°回転させられるの
で、PBS3を透過する。PBS3を透過した被検光束
LMは、ビームエキスパンダ7を介して二次元画像検出
器8へ入射する。一方、参照光束LRについても、被検
光束LMと同様に、往復で1/4波長板4を二度通過し
ているので、PBS3を経由した後、ビームエキスパン
ダ7を介して二次元画像検出器8へ入射する。
【0024】この二次元画像検出器8の撮像面8a上に
は、被検光束LMと参照光束LRとによる干渉縞が形成
される。この二次元画像検出器8の各画素出力の二次元
分布である干渉縞のパターンは、参照光束LRの波面を
基準とした被検光束LMの波面の形状、すなわち、被検
面6aの形状を示す。次に、上述した従来の問題(ノイ
ズ光線)の発生する現象を、図3(a)(b)を用いて
説明する。
【0025】ここでは、干渉計9からZP5に入射する
測定光束Lのうち、回折面5aの或る位置r’に入射す
る光線Lr’について考える。この光線Lr’により発
生する反射0次回折光は、参照光束LRを成す光線LR
r’(信号光線である。)となり、この光線Lr’によ
り発生する透過+1次回折光が、被検光束LMを成す光
線LMr’(信号光線である。)となる。
【0026】ここで、光線Lr’は、これらの信号光線
LMr’、LRr’以外の光、例えば、高次(2次以
降)の透過回折光をも発生させている。例えば、図3
(a)において点線で示すような角度で射出する光線L
Nr’である。この光線LNr’は、被検面6aへ入射
すると、その入射角度は被検面6aに対し垂直とはなら
ないので、その被検面6aにて反射した後、入射時とは
異なる経路を辿ってZP5の方向へ戻り、回折面5a上
の別の位置rへ入射する。
【0027】そして、その入射時の角度が或る条件を満
たす場合に、その光線LNr’は、光軸と平行な光線と
なって干渉計9の方向へ進む(図3(a)点線参照)。
一方、この位置rにおいては、図示省略したが、位置
r’における上記各光線と同様に、測定光束Lのうちそ
の位置rに入射した光線Lrが、被検光束LM及び参照
光束LRとなるべき信号光線LMr、LRrを生成して
いる。
【0028】上記光線LNr’は、このような信号光線
LMr、LRrが干渉計9の方向へ戻るときと同じに進
行するので、その信号光線LMr、LRrに重畳し、最
終的には図1の二次元画像検出器8へ入射して測定結果
に影響する。
【0029】すなわち、この光線LNr’が、「ノイズ
光線」となるのである(以上、ノイズ光線の発生する現
象)。なお、干渉測定装置10内の各光学系は、光軸の
周りに回転対称な形状をしているので、回折面5a上で
位置r’と同じ径位置からは、それぞれ上記ノイズ光線
LNr’と同様のノイズ光線が射出している。
【0030】また、干渉測定装置10内の各光学系は、
径方向に連続的な形状をしているので、回折面5a上で
位置r’の周囲からも、それぞれ上記ノイズ光線LN
r’と同様のノイズ光線が射出している。つまり、ノイ
ズ光線LNr’を生成するような位置r’は、図3
(b)に示すように光軸を中心とする輪帯状の領域E
r’に分布し、回折面5a上でこのノイズ光線が重畳さ
れる位置rも光軸を中心とする輪帯状の領域Erに分布
する。
【0031】これらの領域Er’、Erが如何なる配置
となるかについては、被検面6a及びZP5のデータに
基づく光線追跡(少なくとも回折面5aの径方向の各位
置を通過する各光線についての追跡)によって予め求め
ることができる。また、各領域で発生するノイズ光線が
無視できる程度であるか否かについても、光線追跡で予
め求めることができる。
【0032】なお、光線Lr’が光線Lrに対してノイ
ズ光線LNr’を重畳させるときには、光線Lrも光線
Lr’に対しノイズ光線LNrを重畳させていることが
多い。つまり、多くの系では、回折面5a上の2つの領
域が互いにノイズ光線を重畳させ合う。以下、図3
(a)(b)に示すように、光軸を基準とした半径位置
r’の近辺における輪帯状の領域Er’を通過する光線
Lr’と、光軸を基準とした半径位置rの近辺における
輪帯状の領域Erを通過する光線Lrとが、互いにノイ
ズ光線を重畳させ合う場合の干渉測定について説明す
る。
【0033】図3(c)は、本実施形態の干渉測定を説
明する図である。本実施形態では、図3(c)に示すよ
うに、領域Er’を通過する光線Lr’を制限(遮光又
は減光である。遮光が好ましいが、ノイズ光線LNr’
の強度を十分に小さく制限できるのであれば、減光でも
よい。)するマスクMr’が用意されると共に、領域E
rを通過する光線Lrを制限するマスクMrがそれぞれ
用意される。
【0034】また、マスクMr’は光線Lrについては
何ら制限することがなく、また、マスクMrは光線L
r’については何ら制限することがないとする。ところ
で、干渉測定装置10におけるこれらマスクMr’、M
rの挿入箇所は、効率的かつ確実に所望の光線を制限す
るために、図1に示すように、平行光束中(例えば干渉
計9とZP5との間の測定光束L中)とすることが好ま
しい。
【0035】この場合、マスクMr’の光の制限領域の
形状(マスクパターン)は、回折面5aの領域Er’と
ほぼ同じ形状となり、マスクMrのマスクパターンは、
回折面5aの領域Erとほぼ同じ形状となる。なお、マ
スクMr’、Mrのマスクパターンは、マスク挿入時の
アライメントを容易にするために、領域Er’、領域E
rよりも大きめにすることが好ましい。
【0036】そして、本実施形態の干渉測定では、以上
のマスクMr’、Mrを個別に挿入したそれぞれの状態
において、二次元画像検出器8の出力する干渉縞データ
Dr’、Drが不図示のコンピュータや制御回路などの
演算装置に取り込まれる(図4参照)。ここで、図4
(a)に示すようにマスクMr’が挿入されているとき
に取得された干渉縞データDr’においては、領域E
r’に対応する部分のデータは欠落しているが、領域E
rに対応する部分のデータのノイズ光線LNr’による
誤差は回避される。
【0037】一方、マスクMrが挿入されているときに
取得された干渉縞データDrにおいては、領域Erに対
応する部分のデータは欠落しているが、領域Er’に対
応する部分のデータのノイズ光線LNrによる誤差は回
避される。したがって、図4(b)に示すように、これ
ら干渉縞データDr’と干渉縞データDrとを演算装置
において合成すれば、ノイズ光線LNr’、LNrによ
る誤差の回避された、被検面6aの全域についての干渉
縞データDを取得することができる。
【0038】なお、その合成の演算には、周知の波面合
成の技術を適用することが好ましい。すなわち、仮に同
じ被検物について得られる干渉縞データであったとして
も、異なる時点で得られる干渉縞データは、干渉測定装
置10内の光学系の配置関係や環境の変動などによって
互いの値がずれている可能性があるので、2つの干渉縞
データを単に繋ぎ合わせるだけでは、数値に段差や傾き
の生じる可能性がある。波面合成の技術では、2つの干
渉縞データDr’と干渉縞データDrとを、互いに重複
する領域(オーバーラップ領域、ここでは、領域Er、
Er’以外の領域)のデータを基準として補正した上で
繋ぎ合わせるので、そのような段差や傾きは解消され
る。
【0039】なお、上記説明では、マスクMr’、Mr
のマスクパターンは、アライメントを容易にするために
領域Er’、領域Erよりも若干大きめにすることが好
ましいとしたが、波面合成の際には、このようにオーバ
ーラップ領域のデータを要するので、マスクMr、M
r’のマスクパターンは、マスクMr、Mr’の何れに
よっても制限されない領域が十分に確保される程度に大
きくとられることが好ましい。
【0040】[第2実施形態]図1、図5、図6を参照
して本発明の第2実施形態について説明する。なお、こ
こでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明す
る。図5は、本実施形態の干渉測定を説明する図であ
る。
【0041】上記第1実施形態では、互いに異なる半径
位置r、r’を通過する光線Lr’、Lrが互いにノイ
ズ光線を重畳させ合う場合について説明したが、本実施
形態では、図5(a)に示すように、同じ半径位置rの
2つの位置rθ’、rθ(これらは互いに光軸基準の対
象位置である。)を通過する光線Lrθ’、Lrθが互
いにノイズ光線LNrθ’、LNrθを重畳させ合う場
合の干渉測定について説明する。
【0042】因みに、このようなノイズ光線LNrθ’
(LNrθ)は、回折面5aの位置rθ’(rθ)に入
射した光線Lrθ’(Lrθ)のうち、高次(2次以
降)の透過回折光であって、被検面6aの頂点6a0に
入射してから回折面5aに戻る光線である。なお、干渉
測定装置10(図1参照)内の各光学系は光軸の回りに
回転対称かつ連続的な形状をしているので、図5(b)
に示すように、互いにノイズ光線を重畳させ合う位置r
θi’、rθiは、何れも光軸を中心とする輪帯状の領
域Erに分布する。
【0043】この場合、仮にマスクのマスクパターンを
図3(c)に示すようなもの(輪帯状)とすると、ノイ
ズ光線の原因となっている光線と、その影響を受ける光
線との双方を同時に制限してしまうので、本実施形態で
は、図5(c)に示すように、領域Erの周方向の一部
(例えば半分の領域Erπ’)のみを制限するもの(符
号Mrπ’)、及び領域Erの他の一部(例えば半分の
領域Erπ)のみを制限するもの(符号Mrπ)のそれ
ぞれを用意する(以下、簡単のため半分とする。)。
【0044】なお、これら2種類のマスクMrπ’、M
rπについては、マスクパターンが同形状なので、それ
ぞれ用意せずに、一方のみを用意してそれを光軸の回り
に回転させて使用するとよい。そして、本実施形態の干
渉測定においても、以上のマスクMrπ’、Mrπを挿
入したそれぞれの状態において、二次元画像検出器8の
出力する干渉縞データDr’、Drが不図示のコンピュ
ータや制御回路などの演算装置に取り込まれる。これら
干渉縞データDr’と干渉縞データDrとを第1実施形
態と同様に合成すれば、ノイズ光線による誤差の回避さ
れた、被検面6aの全域についての干渉縞データDを取
得することができる。
【0045】なお、本実施形態において、マスクのマス
クパターンは、図5(b)に示すような輪帯の一部であ
るものに限られず、領域Erの周方向の一部を制限する
のであれば、図6(a)や(b)に示すような円の一部
であるものとしてもよい(但し、図6(b)に示すもの
を使用した場合、オーバーラップ領域のデータが取得さ
れないので、前記した数値の段差や傾きの解消は、波面
合成以外の方法を要す。)。
【0046】[マスク]上記各実施形態の説明では、マ
スクのマスクパターンについてのみ言及し、その構成に
ついては言及しなかったが、次に説明するような構成の
マスクが使用されることが、測定精度を向上させる上で
好ましい。図7は、各実施形態に好適なマスクを説明す
る図である。
【0047】なお、図7では、第1実施形態におけるマ
スクMr’、Mrを示している((a)が前者、(b)
が後者である。)。また、以下に説明するマスクM
r’、Mr及び第1実施形態についての説明は、他のマ
スク及び他の実施形態についても同様に当てはまる。先
ず、マスクMr’のマスクパターンMrb’は、楔平面
ガラス基板Mra’上に形成される。使用時、マスクM
r’は、マスクパターンMrb’の形成面がZP5(図
1参照)に対向する状態で測定光束Lに挿入される。
【0048】ここで、平行平面ガラスではなく楔平面ガ
ラスとするのは、マスクパターンMrb’の形成されて
いない側の面における測定光束Lの反射光が、迷光とな
って二次元画像検出器8へ入射することを避けるためで
ある。
【0049】しかしながら、楔平面ガラス基板Mra’
は、その挿入により測定光束Lに偏角を生じさせるとい
う難点がある。そこで、マスクMr’には、その楔平面
ガラス基板Mra’に加えてさらに別の楔平面ガラス基
板Mrc’が備えられる。楔平面ガラス基板Mrc’
は、楔平面ガラス基板Mra’に隣接して配置され、そ
の楔角度は、楔平面ガラス基板Mra’とほぼ同じであ
る。
【0050】しかも、マスクMr’における楔平面ガラ
ス基板Mrc’は、光軸の周りに回転可能であり、その
回転によって、測定光束Lの偏角を微調整し、その偏角
を十分な精度で0にすることができる。なぜなら、楔平
面ガラス基板Mra’の楔角度をθ、楔平面ガラス基板
Mrc’の楔角度を(θ+Δθ1)としたとき、両ガラ
ス基板を様々な回転角度で組み合わせれば、(Δθ1)
<δ<(2θ+Δθ1)の範囲で任意の偏角を設定でき
るからである。
【0051】すなわち、このマスクMr’によれば、迷
光と偏角とが共に抑えられる。なお、楔平面ガラス基板
Mrc’は、楔平面ガラス基板Mra’と共に測定光束
Lに挿入されるので、楔平面ガラス基板Mra’と光軸
を一致させた状態でユニット化されていることが好まし
い。また、このようなマスクMr’と同様に構成された
マスクMr(図7(b)参照)についても、同様にして
迷光と偏角とを共に抑えることができる。
【0052】なお、楔平面ガラス基板Mraの楔角度を
(θ+Δθ2)、楔平面ガラス基板Mrcの楔角度を
(θ+Δθ3)としたとき、両ガラス基板を様々な回転
角度で組み合わせれば、(Δθ3−Δθ2)<δ<(2
θ+Δθ3+Δθ2)の範囲で任意の偏角を設定でき
る。すなわち、これらのマスクMr’、Mrを使用すれ
ば、両者を個別に挿入したときにおけるZP5への光線
の伝搬経路を同じにすることができる。
【0053】よって、各マスクMr’、Mrを使用して
取得した干渉縞データの合成(図4参照)は誤差無く行
われ、第1実施形態の測定精度は向上する。なお、上記
各実施形態において、測定光束L、ZP5、被検物6か
らなる系に対する重力方向が図1の上から下向きである
ときには、マスクを空中に浮かせることができない以
上、これらマスクMr’、Mrのようにマスクパターン
をガラス基板上にしなければならないが、重力方向が図
1の下から上向きであるときには、マスクパターンと同
じに形成された遮光板(減光板)をZP5の回折面5a
とは反対側の面の上に載置できるので、マスクパターン
をガラス基板上に形成する必要が無い。因みに、一般の
干渉測定装置では、重力方向は図1の上から下向きであ
る。
【0054】[上記各実施形態の補足]なお、上記各実
施形態では、ノイズ光線を発生させる領域が2種類であ
り、しかも互いにノイズ光線を重畳させている場合につ
いてしか説明しなかったが、その他の場合(或る領域が
他の或る領域にノイズ光線を重畳させるだけの場合や、
複数組みの領域がそれぞれ互いにノイズ光線を重畳させ
る場合)にも、少なくとも、ノイズ光線の原因となる光
線を制限した状態、及び制限しない状態の双方で干渉縞
データが取得されれば、ノイズ光線による誤差の回避さ
れた、被検面6aの全域についての干渉縞データを取得
することができる。
【0055】使用すべきマスクのマスクパターンについ
ては、複数種類の領域を同時に制限するものなど、ノイ
ズ光線の原因となる各領域を効率よく制限するものを選
択して、干渉縞データの取得回数を抑えることが好まし
い。また、上記各実施形態では、ヌル素子がZP5のみ
からなる場合について説明したが、図8に示すように、
ヌル素子がZP25及びレンズ25’からなる場合にも
同様にしてノイズ光線が発生する可能性があるので、本
発明を適用することができる。相違するのは、余分な光
線が、被検面6aにおける反射だけでなく、レンズ2
5’の屈折面(例えば符号25a’で示す面)における
反射によっても、ノイズ光線(図8中符号LNr’)と
なり得る点である(なお、これについては、上記光線追
跡においてレンズ25’のデータを考慮すれば、調べる
ことができる。)。
【0056】なお、このようなヌル素子は、レンズ2
5’を使用する分だけZP25に付与すべき光学的パワ
ーを小さくすることができるのでそのZP25の製造
(回折パターンの形成)が容易となるが、ZP25にお
ける回折角度が小さくなるので上記したノイズ光線が発
生し易い。よって、このようなヌル素子を使用する干渉
測定に上記各実施形態を適用する利点は、大きい。
【0057】また、上記各実施形態では、面(被検面6
a)を測定する場合について説明したが、レンズなどの
被検物を透過してできる光束の波面(透過波面)を測定
する場合にも、回折光学素子を使用するのであれば、本
発明を適用できる。また、図1に示した干渉測定装置1
0を、上記各実施形態の干渉測定を効率よく行うために
構成してもよい。
【0058】例えば、上記第1実施形態で使用する干渉
測定装置10としては、2種類のマスクMr、Mr’を
支持すると共にそれらを個別に測定光束Lに挿入する機
構を備えたり、その機構の一部又は全部を制御回路やコ
ンピュータに駆動させてもよい。また、1つのマスクを
光軸の回りに回転させて使用する際には(第2実施形態
など)、測定光束Lに挿入されたマスクを回転させる機
構を干渉測定装置10に備えてもよい。
【0059】また、予め複数種のマスクを用意すること
で、様々な被検物6の干渉測定に柔軟に適応できるよう
干渉測定装置10を構成してもよい。また、干渉測定装
置10に複数種のマスクを予め用意した上で、被検物6
の設計形状に応じてマスクを自動的に選択するよう制御
回路やコンピュータなどの演算装置を構成してもよい。
【0060】さらに、干渉測定装置10内の各機構を制
御回路やコンピュータなどの演算装置に駆動させると共
に、二次元画像検出器8が取得した干渉縞データをその
演算装置に合成させて干渉測定の全自動化を図ってもよ
い。 [第3実施形態]図9は、本実施形態に係る投影露光装
置の概略構成図である。
【0061】この投影露光装置に搭載された投影光学系
Lを構成する少なくとも1つの光学素子は、その製造
時、その面形状及び/又はその透過波面が、上記各実施
形態に係る何れかの干渉測定によって測定されている。
そして、投影光学系Lの少なくとも何れかの面は、その
測定結果に応じて加工及び/又は調整されたとする。上
記各実施形態によれば、測定が高精度で行われるので、
前記加工(及び/又は調整)の方法がたとえ従来と同じ
であったとしても、投影レンズは高精度に製造される。
【0062】なお、投影露光装置は、少なくともウェハ
ステージ108と、光を供給するための光源部101
と、投影光学系Lとを含む。ここで、ウェハステージ1
08は、感光剤を塗布した基板(ウェハ)Wを表面10
8a上に置くことができる。また、ステージ制御系10
7は、ウェハステージ108の位置を制御する。投影光
学系Lは、上述のように上記各実施形態に係る干渉測定
装置を用いて製造された高精度投影レンズである。また
投影光学系Lは、レチクル(マスク)Rが配置された物
体面P1と、ウェハWの表面に一致させた像面P2との
間に配置される。さらに投影光学系Lは、スキャンタイ
プの投影露光装置に応用されるアライメント光学系を有
する。さらに照明光学系102は、レチクルRとウェハ
Wとの間の相対位置を調節するためのアライメント光学
系103を含む。レチクルRは、該レチクルRのパター
ンのイメージをウェハW上に投影するためのものであ
り、ウェハステージ108の表面108aに対して平行
移動が可能であるレチクルステージ105上に配置され
る。そしてレチクル交換系104は、レチクルステージ
105上にセットされたレチクルRを交換し運搬する。
またレチクル交換系104は、ウェハステージ108の
表面108aに対し、レチクルステージ105を平行移
動させるためのステージドライバー(不図示)を含む。
また、主制御部109は位置合わせから露光までの一連
の処理に関する制御を行う。
【0063】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によると、
回折光学素子を使用した干渉測定の測定精度を高めるこ
とができる。また、本発明によると、そのような干渉測
定方法を行うのに適した干渉測定装置が実現する。
【0064】また、本発明によると、その干渉測定方法
を利用することによって、高性能な投影光学系を製造す
ることのできる投影光学系の製造方法、高性能な投影光
学系、及び高性能な投影露光装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態の干渉測定で使用される干
渉測定装置10の構成を示す図である。
【図2】図2は、ZP5の近傍の光線の様子を模式的に
示す図である。
【図3】図3(a)、(b)は、ノイズ光線の発生する
現象を説明する図である。図3(c)は、第1実施形態
の干渉測定を説明する図である。
【図4】図4は、第1実施形態の干渉測定を説明する図
である。
【図5】図5は、第2実施形態の干渉測定を説明する図
である。
【図6】図6は、第2実施形態の干渉測定の別の例を説
明する図である。
【図7】図7は、各実施形態に好適なマスクを説明する
図である。
【図8】図8は、ヌル素子の別の例を説明する図であ
る。
【図9】図9は、第3実施形態の投影露光装置の概略構
成図である。
【符号の説明】
1 光源ユニット 2 コリメータレンズ 3 PBS(偏光ビームスプリッタ) 4 1/4波長板 5,25 ZP(ゾーンプレート) 5a,25a 回折面 6 被検物 6a 被検面 7 ビームエキスパンダ 8 二次元画像検出器 9 干渉計 10 干渉測定装置 25’ レンズ Mr,Mr’,Mrπ’,Mrπ マスク Mra’,Mra,Mrc’,Mrc 楔平面ガラス基
板 Mrb’,Mrb マスクパターン L 測定光束 LM 被検光束 LR 参照光束 101 光源部 102 照明光学系 103 アライメント光学系 104 レチクル交換系 105 レチクルステージ 107 ステージ制御系 108 ウェハステージ 109 主制御部 L 投影光学系 W ウェハ R レチクル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F064 AA09 BB04 BB05 CC01 DD01 DD08 EE05 GG00 GG23 GG38 GG44 GG47 GG49 HH03 HH08 2H049 AA50 AA51 AA55 5F046 BA03 CB03 CB12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された測定光束を、回折光
    学素子を含むヌル素子により最適な波面形状に変換して
    被検物に入射させると共に、その被検物を経由した後に
    その回折光学素子に戻る光束を参照光束と干渉させ、そ
    の干渉により生起する干渉縞を前記被検物の特性データ
    として検出する干渉測定方法において、 前記干渉縞の検出を、前記測定光束のうち前記回折光学
    素子の一部の領域を通過する光束を制限した状態、及び
    制限しない状態の双方で行う干渉縞検出手順と、 前記検出した各干渉縞に基づいて、誤差が回避された前
    記特性データを取得する演算手順とを有することを特徴
    とする干渉測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の干渉測定方法におい
    て、 前記干渉縞検出手順は、 互いに異なる複数の領域のそれぞれについて行われるこ
    とを特徴とする干渉測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の干渉測定
    方法において、 前記領域は、輪帯状又は円状の領域である、若しくは、
    輪帯又は円の周方向の一部に相当する扇状の領域である
    ことを特徴とする干渉測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載
    の干渉測定方法において、 前記光線の制限は、 楔平面ガラス基板上に光線の制限領域を形成したマスク
    部に、そのマスク部とは別の楔平面ガラス基板である偏
    角調整部を組み合わせてなるマスクを、前記測定光束に
    挿入することにより行われ、かつ前記挿入時における前
    記干渉縞の検出に当たっては、 前記偏角調整部の光軸周りの回転角度を調整することに
    より、前記挿入による前記測定光束の偏角が抑えられる
    ことを特徴とする干渉測定方法。
  5. 【請求項5】 光源から出射された測定光束を被検物に
    入射させると共に、その被検物を経由した後に戻る光束
    を参照光束と干渉させる干渉光学系と、前記干渉により
    生起する干渉縞を前記被検物の特性データとして検出す
    る検出器とを備えた干渉測定装置において、 回折光学素子を含むヌル素子を、前記測定光束中に挿入
    した状態で支持するヌル素子支持手段と、 前記回折光学素子の一部の領域を通過する光束を制限す
    るマスクを、前記測定光束に対し挿脱可能に支持するマ
    スク支持手段とを備えたことを特徴とする干渉測定装
    置。
  6. 【請求項6】 投影光学系内の少なくとも何れかの光学
    面又は何れかの光学素子の特性を請求項1〜請求項4の
    何れか一項に記載の干渉測定方法により測定する手順を
    含むことを特徴とする投影光学系の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の投影光学系の製造方法
    により製造されたことを特徴とする投影光学系。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の投影光学系を備えたこ
    とを特徴とする投影露光装置。
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