JP2003214721A - ケミカルヒートポンプ装置およびその運転方法 - Google Patents

ケミカルヒートポンプ装置およびその運転方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】運転制御が容易で、また化学反応物質の化学反
応による発熱で化学反応に必要な気体を発生させて、反
応熱運転工程では熱供給手段を必要としないケミカルヒ
ートポンプ装置を提供する。 【解決手段】気体との化学反応により発熱する化学反応
物質10を密閉した反応容器12に収容し、反応容器1
2に化学反応物質10を加熱する熱供給手段30と化学
反応物質10の熱で加熱される加熱管32を設け、気体
およびその液体18を貯蔵容器20に貯蔵し、貯蔵容器
20に液体18の熱を外部に取り出す熱回収手段36と
液体18に放熱する放熱管34を設け、反応容器12と
貯蔵容器20を第1の開閉弁38を介して連通し、加熱
管32と放熱管34を第2の開閉弁42を介して循環ル
ープを形成するように連通し、循環ループを形成する連
通管内に熱輸送媒体を封入して構成する。蓄熱運転工程
と放熱運転工程と反応熱運転工程とに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学反応による発
熱によって、化学反応に必要な気体を発生させるケミカ
ルヒートポンプ装置およびその運転方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のケミカルヒートポンプ装
置の構造の一例を示す図である。図5において、従来の
ケミカルヒートポンプ装置は、気体との化学反応により
発熱する化学反応物質10が、密閉された反応容器12
内に収容される。化学反応物質10の一例としては、酸
化マグネシウムであり、紛状体が上方が開口された容器
に充填されて反応容器12内に収容される。そして、反
応容器12内には、化学反応物質10を加熱する第1の
熱供給手段14と化学反応物質10の熱を外部に取り出
す第1の熱回収手段16が設けられる。また、気体を発
生する液体18が貯蔵容器20内に貯蔵され、この貯蔵
容器20内に液体18を加熱する第2の熱供給手段22
と液体18の熱を外部に取り出す第2の熱回収手段24
が設けられる。液体18の一例としては、水であり、気
体は水蒸気である。そして、反応容器12と貯蔵容器2
0のそれぞれの上端部が、開閉弁26を介装した連通管
28で連通される。
【0003】かかる構成において、第2の熱供給手段2
2により液体18を加熱して気体を発生させ、開閉弁2
6を開成して連通させることで、気体が反応容器12内
に導かれて化学反応物質10と化学反応して発熱する。
この化学反応物質10の発熱を第1の熱回収手段16で
外部に取りだして適宜に利用する。また、第1の熱供給
手段14で化学反応物質10を加熱すると、化学反応物
質10から気体が発生し、この気体が貯蔵容器20に導
かれて液体18に液化する凝縮熱で貯蔵容器20内の液
体18が加熱される。この液体18の熱を第2の熱回収
手段24で外部に取り出して適宜に利用する。そこで、
従来のケミカルヒートポンプ装置にあっては、化学反応
物質10と気体を化学反応させて発熱させた熱を利用す
る反応熱運転工程と、化学反応物質10から気体を発生
させてその気体が液体18に液化する凝縮熱を利用する
蓄熱運転工程が交互に繰り返される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来のケミ
カルヒートポンプ装置にあっては、反応熱運転工程では
反応容器12の第1の熱回収手段16から熱が取り出さ
れ、また蓄熱運転工程では貯蔵容器20の第2の熱回収
手段24から熱が取り出され、しかも第1と第2の熱回
収手段16,24で得られる熱量が相違する。そこで、
熱を利用する側へ所望の温度条件の範囲の熱を出力する
ように運転制御することが難しい。また、蓄熱運転工程
および反応熱運転工程のいずれにあっても、熱供給手段
を必要としていた。
【0005】本発明は、運転制御が容易であり、また化
学反応物質の化学反応による発熱で、化学反応に必要な
気体を発生させて反応熱運転工程では熱供給手段を必要
としないケミカルヒートポンプ装置を提供することを目
的とする。また、その運転方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のケミカルヒートポンプ装置は、気体との
化学反応により発熱する化学反応物質を密閉した反応容
器に収容し、前記反応容器に前記化学反応物質を加熱す
る熱供給手段と前記化学反応物質の熱で加熱される加熱
管を設け、前記気体およびその液体を貯蔵容器に貯蔵
し、前記貯蔵容器に前記液体の熱を外部に取り出す熱回
収手段と前記液体に放熱する放熱管を設け、前記反応容
器と前記貯蔵容器を第1の開閉弁を介して連通し、前記
加熱管と前記放熱管を第2の開閉弁を介して循環ループ
を形成するように連通し、前記循環ループを形成する連
通管内に熱輸送媒体を封入して構成されている。
【0007】そして、前記貯蔵容器を第3の開閉弁を介
して真空発生手段に連通して構成しても良い。
【0008】さらに、前記化学反応物質の温度を検出す
る第1の温度検出手段と、前記循環ループで、前記加熱
管から前記放熱管に流れる前記熱輸送媒体の温度を検出
する第2の温度検出手段を設け、前記第1と第2の温度
検出手段の検出温度に応じて前記第1と第2の開閉弁を
制御手段で開閉制御するように構成しても良い。
【0009】そしてさらに、前記化学反応物質の温度を
検出する第1の温度検出手段と、前記熱回収手段に封入
された第2の熱輸送媒体の温度を検出する第3の温度検
出手段を設け、前記第1と第3の温度検出手段の検出温
度に応じて前記第1と第2の開閉弁を制御手段で開閉制
御するように構成しても良い。
【0010】また、本発明のケミカルヒートポンプ装置
の運転方法は、気体との化学反応により発熱する化学反
応物質を密閉した反応容器に収容し、前記化学反応物質
を熱供給手段で加熱し、発生する前記気体を貯蔵容器内
に導いて前記気体がその液体に液化する凝縮熱で前記貯
蔵容器内に貯蔵される前記液体を加熱し、前記液体から
熱回収手段で熱を取り出す蓄熱運転工程と、前記化学反
応物質の熱で加熱される加熱管と前記液体に放熱する放
熱管とを連通管で連通させる循環ループに封入された熱
輸送媒体によって、前記化学反応物質の熱で前記液体を
加熱し、前記液体から前記熱回収手段で熱を取り出す放
熱運転工程と、前記貯蔵容器内で発生する前記気体を前
記反応容器内に導いて前記化学反応物質を化学反応させ
て発熱させるとともに、前記熱輸送媒体によって、前記
化学反応物質の熱で前記液体を加熱し、前記液体から前
記熱回収手段で熱を取り出す反応熱運転工程と、に制御
する。
【0011】そして、前記貯蔵容器に真空発生手段を連
通し、前記蓄熱運転工程に先立ち、前記真空発生手段を
運転して前記貯蔵容器内の圧力を大気圧以下としても良
い。
【0012】さらに、前記蓄熱運転工程の後に、前記放
熱運転工程と前記反応熱運転工程とを交互に繰り返して
制御しても良い。
【0013】そしてさらに、前記蓄熱運転工程におい
て、前記化学反応物質の温度を第1の温度検出手段で検
出し、その検出温度が第1の設定値に上昇すると、前記
熱供給手段による加熱を停止し、前記反応容器と前記貯
蔵容器との連通を遮断するとともに前記加熱管と前記放
熱管の前記循環ループを連通させて前記蓄熱運転工程か
ら前記放熱運転工程に切り換え、前記放熱運転工程にお
いて、前記循環ループに封入された前記熱輸送媒体の温
度を第2の温度検出手段で検出し、その検出温度が下限
設定値まで低下すると、前記反応容器と前記貯蔵容器を
連通させて前記放熱運転工程から前記反応熱運転に切り
換え、前記反応熱運転工程において、前記第2の温度検
出手段の検出温度が上限設定値まで上昇すると、前記反
応熱運転工程から前記放熱運転工程に切り換えるように
制御しても良い。
【0014】そしてまた、前記蓄熱運転工程において、
前記化学反応物質の温度を第1の温度検出手段で検出
し、その検出温度が第1の設定値に上昇すると、前記熱
供給手段による加熱を停止し、前記反応容器と前記貯蔵
容器との連通を遮断するとともに前記加熱管と前記放熱
管の前記循環ループを連通させて前記蓄熱運転工程から
前記放熱運転工程に切り換え、前記放熱運転工程におい
て、前記熱回収手段に封入される第2の熱輸送媒体の温
度を第3の温度検出手段で検出し、その検出温度が第2
の下限設定値まで低下すると、前記反応容器と前記貯蔵
容器を連通させて前記放熱運転工程から前記反応熱運転
に切り換え、前記反応熱運転工程において、前記第3の
温度検出手段の検出温度が第2の上限設定値まで上昇す
ると前記反応熱運転工程から前記放熱運転工程に切り換
えるように制御しても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図3を参照して説明する。図1は、本発明のケミ
カルヒートポンプ装置の第1実施例で蓄熱運転工程を示
す構造図である。図2は、放熱運転工程を示す構造図で
ある。図3は、反応熱運転工程を示す構造図である。図
1ないし図3において、図5に示す部材と同じまたは均
等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略す
る。
【0016】図1において、反応容器12内に収容され
た化学反応物質10を加熱する、図5の第1の熱供給手
段14と同様な、熱供給手段30が設けられ、また図5
の第1の熱回収手段16に代えて、化学反応物質10の
熱で加熱される加熱管32が設けられる。また、貯蔵容
器20内に貯蔵された液体18に放熱してこれを加熱す
る、図5の第2の熱供給手段22に代えて、放熱管34
が設けられ、また図5の第2の熱回収手段24と同様
な、熱回収手段36が設けられる。
【0017】そして、反応容器12と貯蔵容器20のそ
れぞれの上端部が、図5と同様に、第1の開閉弁38を
介装した連通管40で連通される。さらに、加熱管32
の上端と放熱管34の上端が第2の開閉弁42を介装し
た連通管44で連通されるとともに、加熱管32の下端
と放熱管34の下端が連通管46で連通され、加熱管3
2と放熱管34を含んで連通管44、46で循環ループ
が形成される。しかも、加熱管32と放熱管36と連通
管44,46内には、水と水蒸気などの第1の熱輸送媒
体が封入される。
【0018】また、熱回収手段36には、熱利用設備4
8と循環ポンプ50が連通管で連通されて適宜に熱利用
循環ループが形成される。この熱利用循環ループを形成
する熱回収手段36と熱利用設備48およびこれらを連
通する連通管内には、水や水蒸気などの第2の熱輸送媒
体が封入される。
【0019】そして、反応容器12に収容される化学反
応物質10の温度を検出する第1の温度検出手段52が
設けられる。また、加熱管32から放熱管34に対流に
より流入しようとする第1の熱輸送媒体の温度を検出す
る第2の温度検出手段54が設けられる。さらに、熱回
収手段36内に封入される第2の熱輸送媒体の温度を検
出する第3の温度検出手段56が設けられる。そして、
第1〜第3の温度検出手段52,54,56の検出温度
がそれぞれ制御手段58に与えられる。この制御手段5
8により、第1と第2の開閉弁38,42の開閉制御が
なされるとともに、熱供給手段30の制御がなされる。
【0020】かかる構成の第1実施例において、第1の
運転方法を説明する。まず、反応容器12内の化学反応
物質10が気体と完全に化学反応した状態にあるものと
する。化学反応物質10が酸化マグネシウムMg0であ
るならば、気体としての水蒸気HOと化学反応がなさ
れた水酸化マグネシウムMg(0H)に転化した状態
である。制御手段58は、図1のごとく、第1の開閉弁
38を開成して反応容器12と貯蔵容器20を連通さ
せ、第2の開閉弁42を閉成して循環ループを遮断さ
せ、さらに熱供給手段30により化学反応物質10を加
熱する。すると、化学反応物質10から気体が発生し、
この気体が圧力の低い貯蔵容器20内に導かれ、さらに
凝縮して液体18に液化されるが、この際の凝縮熱によ
り液体18が加熱される。そして、温度上昇した液体1
8により熱回収手段36に封入された第2の熱輸送媒体
が加熱され、この加熱された第2の熱輸送媒体が循環ポ
ンプ50で循環されて外部に熱が取り出されて熱利用設
備48に与えられ、蓄熱運転工程が行われる。そして、
化学反応物質10が酸化マグネシウムの場合であれば、
その温度が第1の設定値、例えば約400°C、となっ
たことを第1の温度検出手段52で検出すると、化学反
応物質10からほぼ気体が発生しつくした状態の酸化マ
グネシウムに転化されており、熱供給手段30による加
熱を停止し、蓄熱運転工程を終了する。
【0021】続いて、制御手段58は、図2のごとく、
第1の開閉弁38を閉成して遮断するとともに、第2の
開閉弁42を開成して循環ループを連通させる。する
と、蓄熱運転工程で高温とされた化学反応物質10の熱
により、加熱管32内に封入される第1の熱輸送媒体が
加熱され、これが対流により放熱管34に循環されて貯
蔵容器20内の液体18を加熱する。そこで、この液体
18の熱を熱回収手段36により外部に取り出して熱利
用設備48で利用する放熱運転工程が行われる。そし
て、第1の熱輸送媒体の温度が、一例として120°C
の、下限設定値まで低下すると、放熱運転工程を終了す
る。
【0022】そして、制御手段58は、図3のごとく、
第2の開閉弁42は開成したままで第1の開閉弁38も
開成させる。第1の開閉弁38が開成されて貯蔵容器2
0と反応容器12が連通されると、貯蔵容器20内で発
生した気体が反応容器12に導かれ、化学反応物質10
と化学反応して発熱する。この化学反応による熱で、化
学反応物質10は再び温度が上昇し、循環ループ内の第
1の熱輸送媒体が加熱されて、これにより貯蔵容器20
内の液体18が加熱され、熱回収手段36により熱が外
部に取り出される反応熱運転工程が行われる。そして、
第1の熱輸送媒体の温度が、一例として150°Cの、
上限設定値まで上昇すると、制御手段58は、再び第1
の開閉弁38を遮断して、反応熱運転工程を終了して、
再び図2の放熱運転工程に切り換える。
【0023】この放熱運転工程と反応熱運転工程が交互
に繰り返され、反応熱運転工程で第1の熱輸送媒体の温
度が所定の上限設定値にまで上昇しなくなると、一連の
工程を終了する。この反応熱運転工程で、第1の熱輸送
媒体の温度が上限設定値まで上昇しなくなる状態では、
化学反応物質10は気体とほぼ完全に化学反応を行った
状態であり、例えば水酸化マグネシウムに転化されてい
る。
【0024】上記構成の第1実施例では、蓄熱運転工程
と放熱運転工程および反応熱運転工程のいずれの場合で
も貯蔵容器20に設けた熱回収手段36から外部に熱が
取り出される。しかも、放熱運転工程と反応熱運転工程
を交互に切り換えることで、外部に取り出す熱を容易に
制御することができる。そして、反応熱運転工程におい
て、気体を発生させるための液体18の加熱を化学反応
物質10の化学反応による発熱を利用しており、液体1
8を加熱するための熱供給手段を必要としない。なお、
この反応熱運転工程で、例えば40°Cの1モルの水H
Oを蒸発させて水蒸気とする熱エネルギーよりも、1
モルの酸化マグネシウムMgOが1モルの水蒸気H
と化学反応して発熱する熱エネルギーが大きい。そこ
で、この熱エネルギーの差により液体18が温度上昇さ
れて外部に熱の取り出しがなし得る。
【0025】次に、第1実施例の構造において、第2の
運転方法を説明する。まず、蓄熱運転工程は、前記第1
の運転方法と同様である。そして、放熱運転工程と反応
熱運転工程の切り換え制御が異なる。すなわち、化学反
応物質10が所定の第1の設定値まで上昇して蓄熱運転
工程から放熱運転工程に切り換えられた後に、熱回収手
段36内に封入された第2の熱輸送媒体の温度が、一例
として50°Cの、第2の下限設定値まで低下すると、
放熱運転工程から反応熱運転工程に切り換えられる。そ
して、再び第2の熱輸送媒体の温度が、一例として60
°Cの、第2上限設定値まで上昇すると再び放熱運転工
程に切り換えられる。もって、第2の熱輸送媒体が第2
の上限設定値まで上昇しなくなるまで、放熱運転工程と
反応熱運転工程が交互に繰り返される。
【0026】この第2の運転方法にあっては、熱利用設
備48に熱を取り出す第2の熱輸送媒体の温度によっ
て、放熱運転工程と反応熱運転工程を交互に切り換える
ので、熱利用設備48で所望する温度範囲で容易に熱の
取り出しが可能である。
【0027】上記第1および第2の運転方法において、
蓄熱運転工程後直後に、熱利用設備48で熱を必要とし
ないならば、第1と第2の開閉弁38,42をともに遮
断するとともに、反応容器12と貯蔵容器20の熱が放
射されないように適宜に構成すれば良い。そして、熱利
用設備48で熱需要が生じた時点で、第1と第2の開閉
弁38,42を適宜に制御して放熱運転工程と反応熱運
転工程を繰り返して行わせれば良い。そこで、深夜電力
を利用して蓄熱運転工程をなし、熱需要のある日中に放
熱運転工程と反応熱運転工程を繰り返して熱を取り出す
ようにすることもできる。
【0028】さらに、本発明の第2実施例を図4を参照
して説明する。図4は、本発明のケミカルヒートポンプ
装置の第2実施例の構造図である。図4において、図1
と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する
説明を省略する。
【0029】図4に示す第2実施例の構造で、図1に示
す第1実施例の構造と相違するところは、貯蔵容器20
が第3の開閉弁60を介して真空発生手段62に連通さ
れ、この第3の開閉弁60と真空発生手段62が制御手
段58によって制御されることにある。この第2実施例
の構造における運転方法は、蓄熱運転工程に先だち、第
3の開閉弁60を開成するとともに真空発生手段62を
駆動させて、貯蔵容器20内を大気圧以下に減圧する。
その後、第3の開閉弁60を遮断するとともに真空発生
手段62を停止させて、第1実施例の運転方法と同様に
蓄熱運転工程を開始して一連の工程を行わせれば良い。
【0030】貯蔵容器20内が減圧されることにより、
液体18が気化するのに必要な熱エネルギーを小さくで
き、反応熱運転工程において、少ない熱エネルギーで気
体を発生させることができ、それだけ化学反応による発
熱で液体18の温度を効率的に上昇させることができ
る。
【0031】ところで、上記実施例において、酸化マグ
ネシウムを化学反応物質10の一例とし、水蒸気をこれ
と反応する気体として説明したが、化学反応物質10お
よびこれに対する気体は上記実施例に限られず、別の物
質の組み合わせであっても良い。例えば、アルカリ土類
金属酸化物に対して水蒸気または低級アルコールの蒸
気、アルカリ土類金属塩化物に対して水蒸気またはアン
モニアまたは有機系蒸気、金属アンモニア錯塩に対して
アンモニア、ゼオライトまたは活性炭に対して水蒸気ま
たはアンモニアなどの組み合わせも可能である。
【0032】なお、上記第1および第2実施例では、い
ずれも第2と第3の温度検出手段54,56が設けられ
ているが、上述の第1の運転方法では第3の温度検出手
段56の検出温度が運転制御に用いられておらず、第3
の温度検出手段56が設けられなくても良いことは勿論
である。また、第2の運転方法では第2の温度検出手段
54の検出温度が運転制御に用いられておらず、第2の
温度検出手段58が設けられなくても良いことは勿論で
ある。
【0033】そして、蓄熱運転工程で化学反応物質10
の加熱を停止させる第1の設定値は、化学反応物質10
に応じて適宜に設定することは勿論である。また、第1
の熱輸送媒体の上限設定値と下限設定値、および第2の
熱輸送媒体の第2の上限設定値と第2の下限設定値は媒
体や熱利用設備48に応じて適宜に設定することは勿論
である。
【0034】また、上記実施例では、加熱管32と放熱
管34を含む循環ループ内に封入された第1の熱輸送媒
体は対流により循環するように構成したが、ポンプによ
って強制的に循環させても良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明のケミカルヒ
ートポンプ装置は構成され、またその運転方法が制御さ
れるので、以下のごとき格別な作用効果を奏する。
【0036】請求項1記載のケミカルヒートポンプ装置
にあっては、化学反応物質が化学反応した発熱により液
体を加熱して、化学反応に必要な気体を発生させること
ができる。そして、1つの熱回収手段によって熱を外部
に取り出すことができる。
【0037】請求項2記載のケミカルヒートポンプ装置
にあっては、貯蔵容器内を真空発生手段で減圧させるこ
とができ、より少ない熱エネルギーで液体から気体を発
生させることができ、効率的な熱の取り出しがなし得
る。
【0038】請求項3記載のケミカルヒートポンプ装置
にあっては、化学反応物質の温度を検出する第1の温度
検出手段と、加熱管と放熱管を含む循環ループ内に封入
された第1の熱輸送媒体の温度を検出する第2の温度検
出手段を設けたので、化学反応物質の温度に応じて熱供
給手段による加熱を停止でき、また第1の熱輸送媒体の
温度に応じて放熱運転工程と反応熱運転工程を適宜に切
り換えることができる。
【0039】請求項4記載のケミカルヒートポンプ装置
にあっては、化学反応物質の温度を検出する第1の温度
検出手段と、熱回収手段に封入された第2の熱輸送媒体
の温度を検出する第3の温度検出手段を設けたので、化
学反応物質の温度に応じて熱供給手段による加熱を停止
でき、また熱利用設備の所望する温度範囲となるように
放熱運転工程と反応熱運転工程を切り換えることができ
る。
【0040】請求項5記載のケミカルヒートポンプ装置
にあっては、酸化マグネシウムと水蒸気を化学反応させ
るので、安全かつ安価な化学反応物質でケミカルヒート
ポンプ装置を構成できる。
【0041】請求項6記載のケミカルヒートポンプ装置
の運転方法にあっては、蓄熱運転工程と放熱運転工程お
よび反応熱運転工程とからなり、従来例では用いられな
い放熱運転工程を設けることで、化学反応物質の熱で液
体を加熱して次の反応熱運転工程に必要な気体の発生と
その気体を反応容器に確実に導くことができる。もっ
て、安定した熱の外部への取り出しがなし得る。
【0042】請求項7記載のケミカルヒートポンプ装置
の運転方法にあっては、貯蔵容器内を蓄熱運転工程に先
だって減圧するので、反応熱運転工程での気体の発生が
効率的である。
【0043】請求項8記載のケミカルヒートポンプ装置
の運転方法にあっては、放熱運転工程と反応熱運転工程
を交互に繰り返すことで、小さな変動範囲の温度で熱を
取り出すことが可能である。
【0044】請求項9記載のケミカルヒートポンプ装置
の運転方法にあっては、化学反応を過度に熱しすぎずに
蓄熱運転工程を終了でき、また化学反応物質の熱で加熱
される循環ループ内の熱輸送媒体の温度に応じて放熱運
転工程と反応熱運転工程を交互に切り換えるので、化学
反応物質の化学反応による熱に応じて制御がなされる。
【0045】請求項10記載のケミカルヒートポンプ装
置の運転方法にあっては、熱回収手段で外部に取り出さ
れる熱の温度により放熱運転工程と反応熱運転工程を交
互に切り換えるので、熱利用設備の所望範囲内で安定し
た温度で熱を取り出すことができる。
【0046】請求項11記載のケミカルヒートポンプ装
置の運転方法にあっては、化学反応物質を酸化マグネシ
ウムとして、第1の設定値を略400°Cに設定したの
で、第1の設定値まで温度上昇した状態では、水酸化マ
グネシウムがほぼ完全に酸化マグネシウムに転化され
る。そして、略400°Cまで加熱して酸化マグネシウ
ムに転化させることで、水蒸気との発熱反応活性が高
く、それだけ効率的に熱を外部に取り出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケミカルヒートポンプ装置の第1実施
例で蓄熱運転工程を示す構造図である。
【図2】放熱運転工程を示す構造図である。
【図3】反応熱運転工程を示す構造図である。
【図4】本発明のケミカルヒートポンプ装置の第2実施
例の構造図である。
【図5】従来のケミカルヒートポンプ装置の構造の一例
を示す図である。
【符号の説明】
10 化学反応物質 12 反応容器 18 液体 20 貯蔵容器 30 熱供給手段 32 加熱管 34 放熱管 36 熱回収手段 38 第1の開閉弁 40,44,46 連通管 42 第2の開閉弁 48 熱利用設備 50 循環ポンプ 52 第1の温度検出手段 54 第2の温度検出手段 56 第3の温度検出手段 58 制御手段 60 第3の開閉弁 62 真空発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 秀之 静岡県三島市三好町3番27号 株式会社電 業社機械製作所三島事業所内 (72)発明者 佐藤 洋司 静岡県三島市三好町3番27号 株式会社電 業社機械製作所三島事業所内 Fターム(参考) 3L093 NN03 PP01 QQ01 QQ05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体との化学反応により発熱する化学反
    応物質を密閉した反応容器に収容し、前記反応容器に前
    記化学反応物質を加熱する熱供給手段と前記化学反応物
    質の熱で加熱される加熱管を設け、前記気体およびその
    液体を貯蔵容器に貯蔵し、前記貯蔵容器に前記液体の熱
    を外部に取り出す熱回収手段と前記液体に放熱する放熱
    管を設け、前記反応容器と前記貯蔵容器を第1の開閉弁
    を介して連通し、前記加熱管と前記放熱管を第2の開閉
    弁を介して循環ループを形成するように連通し、前記循
    環ループを形成する連通管内に熱輸送媒体を封入して構
    成したことを特徴とするケミカルヒートポンプ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のケミカルヒートポンプに
    おいて、前記貯蔵容器を第3の開閉弁を介して真空発生
    手段に連通して構成したことを特徴とするケミカルヒー
    トポンプ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のケミカルヒート
    ポンプ装置において、前記化学反応物質の温度を検出す
    る第1の温度検出手段と、前記循環ループで前記加熱管
    から前記放熱管に流れる前記熱輸送媒体の温度を検出す
    る第2の温度検出手段を設け、前記第1と第2の温度検
    出手段の検出温度に応じて前記第1と第2の開閉弁を制
    御手段で開閉制御するように構成したことを特徴とする
    ケミカルヒートポンプ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のケミカルヒート
    ポンプ装置において、前記化学反応物質の温度を検出す
    る第1の温度検出手段と、前記熱回収手段に封入された
    第2の熱輸送媒体の温度を検出する第3の温度検出手段
    を設け、前記第1と第3の温度検出手段の検出温度に応
    じて前記第1と第2の開閉弁を制御手段で開閉制御する
    ように構成したことを特徴とするケミカルヒートポンプ
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のケミカルヒートポンプ装
    置において、前記化学反応物質が酸化マグネシウムであ
    り、前記気体が水蒸気であることを特徴とするケミカル
    ヒートポンプ装置。
  6. 【請求項6】 気体との化学反応により発熱する化学反
    応物質を密閉した反応容器に収容し、前記化学反応物質
    を熱供給手段で加熱し、発生する前記気体を貯蔵容器内
    に導いて前記気体がその液体に液化する凝縮熱で前記貯
    蔵容器内に貯蔵される前記液体を加熱し、前記液体から
    熱回収手段で熱を取り出す蓄熱運転工程と、前記化学反
    応物質の熱で加熱される加熱管と前記液体に放熱する放
    熱管とを連通管で連通される循環ループに封入された熱
    輸送媒体によって、前記化学反応物質の熱で前記液体を
    加熱し、前記液体から前記熱回収手段で熱を取り出す放
    熱運転工程と、前記貯蔵容器内で発生する前記気体を前
    記反応容器内に導いて前記化学反応物質を化学反応させ
    て発熱させるとともに、前記熱輸送媒体によって、前記
    化学反応物質の熱で前記液体を加熱し、前記液体から前
    記熱回収手段で熱を取り出す反応熱運転工程と、に制御
    することを特徴としたケミカルヒートポンプの運転方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のケミカルヒートポンプの
    運転方法において、前記貯蔵容器に真空発生手段を連通
    し、前記蓄熱運転工程に先立ち、前記真空発生手段を運
    転して前記貯蔵容器内の圧力を大気圧以下にすることを
    特徴としたケミカルヒートポンプの運転方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載のケミカルヒート
    ポンプの運転方法において、前記蓄熱運転工程の後に、
    前記放熱運転工程と前記反応熱運転工程とを交互に繰り
    返して制御することを特徴としたケミカルヒートポンプ
    の運転方法。
  9. 【請求項9】 請求項6または7記載のケミカルヒート
    ポンプの運転方法において、前記蓄熱運転工程におい
    て、前記化学反応物質の温度を第1の温度検出手段で検
    出し、その検出温度が第1の設定値に上昇すると、前記
    熱供給手段による加熱を停止し、前記反応容器と前記貯
    蔵容器との連通を遮断するとともに前記加熱管と前記放
    熱管の前記循環ループを連通させて前記蓄熱運転工程か
    ら前記放熱運転工程に切り換え、前記放熱運転工程にお
    いて、前記循環ループに封入された前記熱輸送媒体の温
    度を第2の温度検出手段で検出し、その検出温度が下限
    設定値まで低下すると、前記反応容器と前記貯蔵容器を
    連通させて前記放熱運転工程から前記反応熱運転に切り
    換え、前記反応熱運転工程において、前記第2の温度検
    出手段の検出温度が上限設定値まで上昇すると、前記反
    応熱運転工程から前記放熱運転工程に切り換えて制御す
    ること特徴としたケミカルヒートポンプの運転方法。
  10. 【請求項10】 請求項6または7記載のケミカルヒー
    トポンプの運転方法において、前記蓄熱運転工程におい
    て、前記化学反応物質の温度を第1の温度検出手段で検
    出し、その検出温度が第1の設定値に上昇すると、前記
    熱供給手段による加熱を停止し、前記反応容器と前記貯
    蔵容器との連通を遮断するとともに前記加熱管と前記放
    熱管の前記循環ループを連通させて前記蓄熱運転工程か
    ら前記放熱運転工程に切り換え、前記放熱運転工程にお
    いて、前記熱回収手段に封入される第2の熱輸送媒体の
    温度を第3の温度検出手段で検出し、その検出温度が第
    2の下限設定値まで低下すると、前記反応容器と前記貯
    蔵容器を連通させて前記放熱運転工程から前記反応熱運
    転に切り換え、前記反応熱運転工程において、前記第3
    の温度検出手段の検出温度が第2の上限設定値まで上昇
    すると前記反応熱運転工程から前記放熱運転工程に切り
    換えて制御することを特徴としたケミカルヒートポンプ
    の運転方法。
  11. 【請求項11】 請求項9または10記載のケミカルヒ
    ートポンプの運転方法において、前記化学反応物質が酸
    化マグネシウムであり、前記気体が水蒸気であり、前記
    第1の設定値を略400℃に設定することを特徴とした
    ケミカルヒートポンプの運転方法。
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WO2012108288A1 (ja) * 2011-02-07 2012-08-16 株式会社豊田中央研究所 蓄熱装置
JP2012172900A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Toyota Central R&D Labs Inc 熱輸送装置
JP2013113565A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Toyota Central R&D Labs Inc ケミカルヒートポンプ
JP2013113552A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Toyota Central R&D Labs Inc 化学蓄熱装置
JP2014177619A (ja) * 2013-02-18 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 反応材及びケミカルヒートポンプ

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