JP2003214656A - 除湿機とその動作方法 - Google Patents
除湿機とその動作方法Info
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Abstract
面倒や困惑なしに省エネ運転ができ、場合により空気清
浄機として使用できるようにする。 【解決手段】 ファン3により室内空気4を吸湿部材1
に通して室内に戻し室内を除湿しながら、室内空気4を
ヒータ2を経て吸湿部材1に通して吸湿部材1の乾燥再
生を図る除湿機において、省エネ除湿モードの選択に応
じて、通常除湿モードの選択に応じる場合に比べ、ファ
ン3およびヒータ2の少なくとも一方の働きを低下させ
るようにして、上記目的を達成する。
Description
くは、ファンにより室内空気を吸湿部材に通して室内に
戻し室内を除湿しながら、室内空気をヒータを経て吸湿
部材に通して吸湿部材の乾燥再生を図るようにした除湿
機とその動作方法に関するものである。
126540号公報で知られている。このものは、低湿
度でも除湿能力があることを活かしながら、その時々の
湿度に応じた除湿能力を調節するのに、吸湿部材を再生
させるヒータのワット数を制御するのに併せ、吸湿部材
に室内空気を通して除湿し、また室内空気をヒータを経
て吸湿部材に通して吸湿部材の乾燥再生を図るファンの
風量、回転数と、除湿部材の回転数とを制御するように
している。
いに応じた無駄のない除湿にて、快適な環境作りがきめ
細かく行える。同時に、快適な湿度環境にするためのヒ
ータのW数の選択に併せ、少なくともファンの回転数を
適正に対応させることにより、除湿の過不足、特に、無
駄が生じないようにするので、省資源、省エネルギーの
一助になっている。
のは、快適湿度を保つ上での無駄を無くすだけであるの
で、今日叫ばれている省エネルギーの要求には対応でき
ない。そこで、湿度選定をユーザーが行なえるようにす
ることは考えられる。しかし、体感する湿度による快適
度は人によってまちまちである上、図15に例示するよ
うに体感する快適な湿度は温度によって違う。また、設
定した湿度の値とそれによって除湿された環境との関係
は不明瞭である。従って、実際は大雑把な湿度設定を行
なって運転を開始し、実際に体感する快、不快の度合に
よって細かく調節していくことになるので、除湿機の使
用が面倒である。しかも、体感度合に個人差があるので
場合によっては困惑することも想定される。
ち、これが選択されることで、面倒や困惑なしに省エネ
運転ができる除湿機とその動作方法を提供することにあ
り、場合により空気清浄機として使用できるようにす
る。
するために、本発明の除湿機は、繰り返し移動する吸湿
部材と、この吸湿部材を定位置にて加熱することにより
再生するための通電量に比例して発熱するヒータと、室
内空気を吸湿部材に通した後に室内に戻して室内の除湿
を行ない、かつ、室内空気をヒータを経て吸湿部材に通
して吸湿部材の乾燥再生を行なうファンと、通常除湿モ
ードと、通常除湿モード時よりも除湿能力を低下させる
省エネ除湿モードとを備えたことを1つの特徴とする。
移動することにより、ファンにより室内から通され室内
に戻される空気中の湿気を吸湿し除去することにより室
内を除湿することと、ファンによりヒータを経て通され
る加熱空気によって吸湿した湿気を除去して乾燥再生さ
れることとを繰り返し、湿気の飽和なしに連続した除湿
を行うが、通常除湿モードと、省エネ除湿モードとが選
択でき、省エネ除湿モードを選択するだけで通常除湿モ
ード時よりも除湿能力が設定に応じ低下した既定の省エ
ネ運転が行なわれるので、面倒がないし既定のモードで
あることによる納得から人によって体感する快、不快の
違いがあっても困惑がなく、気軽に省エネ運転ができ利
用されやすい。また、除湿能力を下げた分だけ吸湿部材
の吸湿、再生の繰り返しによる疲労や劣化を抑えられ寿
命が延びるので省資源にもなる。
る吸湿部材と、この吸湿部材を定位置にて加熱すること
により再生するための通電量に比例して発熱するヒータ
と、室内空気を吸湿部材に通した後に室内に戻して室内
の除湿を行ない、かつ、室内空気をヒータを経て吸湿部
材に通して吸湿部材の乾燥再生を行なうファンと、通常
除湿モードと、省エネ除湿モードと、省エネ除湿モード
時は、通常除湿モード時に比べ、ファンの単位時間当た
りの風量を少なくする制御手段とを備えたことを別の特
徴とする。
移動することにより、ファンにより室内から通され室内
に戻される空気中の湿気を吸湿し除去することにより室
内を除湿することと、ファンによりヒータを経て通され
る加熱空気によって吸湿した湿気を除去して乾燥再生さ
れることとを繰り返し、湿気の飽和なしに連続した除湿
を行うが、通常除湿モードと、省エネ除湿モードとが選
択でき、省エネ除湿モードを選択するだけで制御手段が
通常除湿モード時に比べファンの単位時間当たりの風量
を少なくするので、通常除湿モード時よりもファンの風
量が少なくなる分消費電力が低下して省エネを達成する
ことができ、面倒がないし既定のものであることによる
納得から人によって体感する快、不快の違いがあっても
困惑がなく、気軽に省エネ運転ができ利用されやすい。
また、吸湿部材の吸湿、再生の繰り返しによる疲労や劣
化も抑えられるので寿命が延び省資源にもなる。
る吸湿部材と、この吸湿部材を定位置にて加熱すること
により再生するための通電量に比例して発熱するヒータ
と、室内空気を吸湿部材に通した後に室内に戻して室内
の除湿を行ない、かつ、室内空気をヒータを経て吸湿部
材に通して吸湿部材の乾燥再生を行なうファンと、通常
除湿モードと、省エネ除湿モードと、省エネ除湿モード
時は、通常除湿モード時に比べ、ヒータの発熱量を少な
くする制御手段とを備えたことを他の特徴とするもので
ある。
移動することにより、ファンにより室内から通され室内
に戻される空気中の湿気を吸湿し除去することにより室
内を除湿することと、ファンによりヒータを経て通され
る加熱空気によって吸湿した湿気を除去して乾燥再生さ
れることとを繰り返し、湿気の飽和なしに連続した除湿
を行うが、通常除湿モードと、省エネ除湿モードとが選
択でき、省エネ除湿モードを選択するだけで制御手段が
通常除湿モード時に比べヒータの発熱量を少なくするの
で、通常除湿モード時よりもヒータの発熱量が少なくな
る分消費電力が低下して省エネを達成することができ、
面倒がないし既定のものであることによる納得から人に
よって体感する快、不快の違いがあっても困惑がなく、
気軽に省エネ運転ができ利用されやすい。また、吸湿部
材の熱による疲労や劣化も抑えられるので寿命が延び省
資源にもなる。
る吸湿部材と、この吸湿部材を定位置にて加熱すること
により再生するための通電量に比例して発熱するヒータ
と、室内空気を吸湿部材に通した後に室内に戻して室内
の除湿を行ない、かつ、室内空気をヒータを経て吸湿部
材に通して吸湿部材の乾燥再生を行なうファンと、通常
除湿モードと、省エネ除湿モードと、省エネ除湿モード
時は、通常除湿モード時に比べ、ファンの単位時間当た
りの風量を少なくし、かつ、ヒータの発熱量を少なくす
る制御手段とを備えたことを今1つの特徴とするもので
ある。
移動することにより、ファンにより室内から通され室内
に戻される空気中の湿気を吸湿し除去することにより室
内を除湿することと、ファンによりヒータを経て通され
る加熱空気によって吸湿した湿気を除去して乾燥再生さ
れることとを繰り返し、湿気の飽和なしに連続した除湿
を行うが、通常除湿モードと、省エネ除湿モードとが選
択でき、省エネ除湿モードを選択するだけで制御手段が
通常除湿モード時に比べ、ファンの風量およびヒータの
発熱量を少なくするので、通常除湿モード時よりもファ
ンの風量およびヒータの発熱量が少なくなる分消費電力
が低下して省エネを達成することができ、面倒がないし
既定のものであることによる納得から人によって体感す
る快、不快の違いがあっても困惑がなく、気軽に省エネ
運転ができ利用されやすい。また、ファンの風量とヒー
タの発熱量のバランスが崩れないので、吸湿部材の過剰
な吸湿や過剰な加熱が避けられ無駄が生じないし、吸湿
部材の吸湿、加熱による疲労や劣化も抑えられるので寿
命が延び省資源にもなる。
る吸湿部材と、この吸湿部材を定位置にて加熱すること
により再生するための通電量に比例して発熱するヒータ
と、室内空気を吸湿部材に通した後に室内に戻して室内
の除湿を行ない、かつ、室内空気をヒータを経て吸湿部
材に通して吸湿部材の乾燥再生を行なうファンと、通常
除湿モードと、省エネ除湿モードと、省エネ除湿モード
時は、通常除湿モード時に比べ、ファンの単位時間当た
りの風量を少なくし、ヒータの発熱量を少なくし、吸湿
部材の移動速度を遅くする制御手段とを備えたことをさ
らに1つの特徴とするものである。
移動することにより、ファンにより室内から通され室内
に戻される空気中の湿気を吸湿し除去することにより室
内を除湿することと、ファンによりヒータを経て通され
る加熱空気によって吸湿した湿気を除去して乾燥再生さ
れることとを繰り返し、湿気の飽和なしに連続した除湿
を行うが、通常除湿モードと、省エネ除湿モードとが選
択でき、省エネ除湿モードを選択するだけで制御手段が
通常除湿モード時に比べ、ファンの風量およびヒータの
発熱量を少なくし、かつ、吸湿部材の移動速度を遅くす
るので、通常除湿モード時よりもファンの風量およびヒ
ータの発熱量が少なく、吸湿部材の移動が遅くなる分消
費電力が低下して省エネを達成することができ、面倒が
ないし既定のものであることによる納得から人によって
体感する快、不快の違いがあっても困惑がなく、気軽に
省エネ運転ができ利用されやすい。また、ファンの風量
とヒータの発熱量および吸湿部材の単位時間当たりの吸
湿量のバランスが崩れないので、吸湿部材の過剰な吸湿
や過剰な加熱が避けられ無駄が生じないし、吸湿部材の
吸湿、加熱による疲労や劣化も抑えられるので寿命が延
び省資源にもなる。
移動する吸湿部材と、この吸湿部材を定位置にて加熱す
ることにより再生するための通電量に比例して発熱する
ヒータと、室内空気を吸湿部材に通した後に室内に戻し
て室内の除湿を行ない、かつ、室内空気をヒータを経て
吸湿部材に通して吸湿部材の乾燥再生を行なうファン
と、取り入れた室内空気を室内に戻す過程で浄化するフ
ィルタと、通常除湿モードと、省エネ除湿モードと、空
気清浄モードと、省エネ除湿モード時は、ファンの単位
時間当たりの風量、ヒータの発熱量、および吸湿部材の
移動速度の少なくとも1つを通常除湿モード時に比べ低
下させ、空気清浄モード時は、ファンのみを駆動する制
御手段とを備えたことをさらに別の特徴とするものであ
る。
移動することにより、ファンにより室内から通され室内
に戻される空気中の湿気を吸湿し除去することにより室
内を除湿することと、ファンによりヒータを経て通され
る加熱空気によって吸湿した湿気を除去して乾燥再生さ
れることとを繰り返し、湿気の飽和なしに連続した除湿
を行うが、通常除湿モードと、省エネ除湿モードと、さ
らに空気清浄モードとが選択でき、空気清浄モードは通
常の除湿機を活かしフィルタを設けるだけで、運転時に
室内空気を浄化することができるし、空気清浄モードを
選択すれば制御手段がファンのみ働かせるので、ヒータ
の発熱および吸湿部材の移動なく空気清浄機として機能
するので、除湿機に空気清浄機能を単に付加する場合に
比べ不要な除湿を行なわなくてよくなり省エネ効果が高
い。また、省エネ除湿モードを選択するだけで制御手段
が通常除湿モード時に比べ、ファンの単位時間当たりの
風量、ヒータの発熱量、および吸湿部材の移動速度の少
なくとも1つを低下させるので、通常除湿モード時より
もそれらが低下した分消費電力が低下して省エネを達成
することができ、面倒がないし既定のモードであること
による納得から人によって体感する快、不快の違いがあ
っても困惑がなく、気軽に省エネ運転ができ利用されや
すい。
ータの通電対象数を減らして少なくする。これにより、
複数のヒータへの通電の切替えだけで対応することがで
き、制御が簡単でコスト低減に寄与する。
と、ファンの風量に係わるモード選択とを、個々に選択
する個別の選択手段を備えている。これにより、省エネ
除湿モードがヒータの発熱量を少なくした運転で行なう
のか、ファンの風量を少なくした運転で行なうのか、あ
るいはヒータの発熱量およびファンの送風量双方を少な
くして運転するのかが選択でき、ユーザーの省エネ意識
にあった運転が選択できる。
と、ファンの風量に係わるモード選択とに共用する1つ
の選択手段を備えていると、ヒータの発熱量による省エ
ネ除湿と、ファンの風量による省エネ除湿とを1つの操
作手段により切替え選択することができる。
空気を吸湿部材に通して室内に戻し室内を除湿しなが
ら、室内空気をヒータを経て吸湿部材に通して吸湿部材
の乾燥再生を図る除湿機において、省エネ除湿モードの
選択に応じて、通常除湿モードの選択に応じる場合に比
べ、ファンおよびヒータの少なくとも一方の働きを低下
させる動作方法によって、手軽に選択され運転される省
エネ除湿モードが得られる。
気を吸湿部材に通して室内に戻し室内を除湿しながら、
室内空気をヒータを経て吸湿部材に通して吸湿部材の乾
燥再生を図る除湿機に、前記吸湿部材による吸湿に供し
て室内に戻す過程の空気を浄化するフィルタを備え、通
常除湿モードと、省エネ除湿モードとの選択に応じて、
ファンおよびヒータを働かせるとともに、省エネ除湿モ
ードの選択時に通常除湿モードの選択時に比べ、ファン
およびヒータの少なくとも一方の働きを低下させ、空気
清浄モードとの選択に応じてファンのみを働かせるよう
にする動作方法によって、通常の除湿機にフィルタを設
けるだけで、簡単に選択し運転できる通常除湿および省
エネ除湿モードを持った便利な除湿機の機能に加え、さ
らに、空気の浄化が除湿機能による無駄なく図れる空気
清浄機としての機能が得られる。
下の詳細な説明および図面の記載によって明らかにな
る。本発明の各特徴はそれ単独で、あるいは可能な限り
種々な組合せで複合して採用することができる。
つき、幾つかの例とともに詳細に説明し、本発明の理解
に供する。以下の説明は、本発明の具体例を示すもので
あり、特許請求の範囲の記載内容を限定するものではな
い。
うに繰り返し移動する吸湿部材1と、この吸湿部材1を
定位置にて加熱することにより再生するための通電量に
比例した発熱をする例えばニクロム線などよりなるヒー
タ2と、室内空気4を吸湿部材1に通した後に室内に戻
して除湿を行ない、かつ、室内空気4をヒータ2を経て
吸湿部材1に通して吸湿部材1の乾燥再生を行なうファ
ン3と、通常除湿モードと、通常除湿モード時よりも除
湿能力を低下させる省エネ除湿モードとを備えている。
これら通常除湿および省エネ除湿の運転モードは除湿機
の運転を制御する図3に示すような制御手段5の制御モ
ードとして備えられ、例えば図3に示す操作部6からの
選択操作に応じたモードの除湿を行なう。
を用い、円盤型にして図2に矢印aで示すように回転さ
せることで繰り返し移動し、図1に示すように異なった
位置にて、矢印4aで示す室内空気4を通しての除湿
と、矢印4bで示すヒータ2により加熱された温風や熱
風を通しての乾燥再生とに繰り返し供することができ
る。しかし、これに限られることは無く、原理的にはベ
ルトタイプや円筒タイプでの周回移動を利用することが
できるし、場合によっては往復移動も利用することがで
き、除湿位置と再生位置とは適宜設定すればよい。もっ
とも、矢印4bで示す乾燥再生経路では、凝縮器35を
配してヒータ2、吸湿部材1を通過した温風中の湿気を
凝縮して分離し、ドレンタンク36に回収して貯留する
か、ドレンパイプによって排水するかする。ドレンパイ
プによる排水は弁37の手動または自動での開閉によっ
て適時に行なってもよい。制御手段5はマイクロコンピ
ュータの内部機能を用いているが、それ以外の機器でも
よい。
繰り返し移動することにより、ファン3により室内から
通され室内に戻される室内空気4中の湿気を吸湿し除去
することにより室内を除湿することと、ファン3により
ヒータ2を経て通される加熱空気によって吸湿した湿気
を除去して乾燥再生されることとを繰り返し、湿気の飽
和なしに連続した除湿を行うことができる。
ドとが操作部6にて選択でき、省エネ除湿モードを選択
するだけで通常除湿モード時よりも除湿能力が設定に応
じ低下した既定の省エネ運転が行なわれるので、面倒が
ないし既定のものであることによる納得から人によって
体感する快、不快の違いがあっても困惑がなく、気軽に
省エネ運転ができ利用されやすい。また、除湿能力を下
げた分だけ吸湿部材の吸湿、再生の繰り返しによる疲労
や劣化を抑えられ寿命が延びるので省資源にもなる。
間当たりの風量を少なくして省エネ除湿モードを実現す
ると、通常除湿モード時よりもファン3の風量が少なく
なる分消費電力が低下して省エネを達成することがで
き、面倒がないし既定のモードであることによる納得か
ら人によって体感する快、不快の違いがあっても困惑が
なく、気軽に省エネ運転ができ利用されやすい。また、
吸湿部材の吸湿、再生の繰り返しによる疲労や劣化も抑
えられるので寿命が延び省資源にもなる。
ータ2の発熱量を少なくして省エネ除湿モードを実現す
ると、通常除湿モード時よりもヒータ2の発熱量が少な
くなる分消費電力が低下して省エネを達成することがで
き、面倒がないし既定のものであることによる納得から
人によって体感する快、不快の違いがあっても困惑がな
く、気軽に省エネ運転ができ利用されやすい。また、吸
湿部材の熱による疲労や劣化も抑えられるので寿命が延
び省資源にもなる。
3に示す例はヒータ2を2つのヒータ2a、2bで構成
し、制御手段5は、通常除湿モードではヒータ2a、2
bの双方に通電して発熱させるのに対し、省エネ除湿モ
ードでは一方の例えばヒータ2bのみに通電して総発熱
量が例えば半減するようにする。このように、省エネ除
湿モード時、通常除湿モード時に比べ複数のヒータ2
a、2bにおける通電対象数を減らして発熱量を少なく
する制御では、複数のヒータへの通電の切替えだけで省
エネ除湿モードに対応することができ、制御が簡単でコ
スト低減に寄与する。
の発熱量は同一でなくてよく、この場合どちらの発熱量
が多くてもよい。通常除湿モードと省エネ除湿モードと
の除湿能力の設定比率による。もっともヒータ2を構成
するヒータの組み合わせ数は自由に設定できるし、除湿
段数も複数設定できてよい。またヒータ2の発熱量は1
つのヒータによって通電量や通電電圧の制御によって行
なえる。また、インバータ制御によって行なってもよ
い。インバータ制御は連続ないしは他段階除湿に好適で
あり、省エネ除湿モードは所定の除湿段階を設定してお
き対応すればよく、これによって必要に応じた多段階な
除湿ができる上、既定の省エネ除湿が実現する。
の風量およびヒータ2の発熱量双方を少なくすることに
より省エネ除湿モードを実現することができ、このよう
にすると、通常除湿モード時よりもファン3の風量およ
びヒータ2の発熱量が少なくなる分消費電力がより低下
して省エネを達成することができ、面倒がないし既定の
ものであることによる納得から人によって体感する快、
不快の違いがあっても困惑がなく、気軽に省エネ運転が
でき利用されやすい。また、ファン3の風量とヒータ2
の発熱量のバランスが崩れないので、吸湿部材1の過剰
な吸湿や過剰な加熱が避けられ無駄が生じないし、吸湿
部材1の吸湿、加熱による疲労や劣化も抑えられるので
寿命が延び省資源にもなる。
に示すように、ヒータ2の発熱量に比例し、また、ファ
ン3の風量に比例する。図4ではそれらヒータ2の発熱
量およびファン3の風量の双方と除湿能力との比例関係
を示し、ヒータ2の発熱量はヒータ2aの1本と、ヒー
タ2a、2bの2本との違い、ファン3の風量は「弱」
「中」「強」の3段階の違いについて例示している。除
湿能力Lは単位時間当たりの吸湿量を示している。
熱量との一方を選択して除湿能力を低減した省エネ除湿
を実現してもよく、この場合、ヒータ2の発熱量に係わ
る省エネモード選択と、ファン3の風量に係わる省エネ
モード選択とを、個々に選択する個別の選択手段、例え
ば図3に示すようなヒータ省エネ選択のキー、ファン省
エネ選択のキーをそれぞれ選択手段21、22として備
えたものとすることができる。これにより、選択手段2
1の操作で省エネ除湿モードがヒータ2の発熱量を少な
くした運転で行なうか、選択手段22の操作でファン3
の風量を少なくした運転で行なうか、あるいは選択手段
21、22双方の操作でヒータ2の発熱量およびファン
3の送風量双方を少なくして運転して行なうかが選択で
き、ユーザーの省エネ意識にあった運転が選択できる。
選択手段21、22の操作は異時でも同時でもモード設
定できるようにするのが好適であるが、操作手段21、
22を図示しない共通のキーに設けて1つのキー操作で
同時に選択操作できるようにしてもよい。
係わるモード選択と、ファン3の風量に係わるモード選
択とに共用する1つの選択手段を備えていると、ヒータ
2の発熱量による省エネ除湿と、ファン3の風量による
省エネ除湿とを1つの操作手段により切替え選択するこ
とができる。さらに、この1つの操作手段をヒータ2お
よびファン3の双方による省エネ除湿モードの選択にも
共用することができるし、通常除湿モードの選択、運転
停止などにも共用することができる。このように1つの
操作手段を複数の選択に共用するのに現在設定モードか
らの操作回数などによって制御手段5が選択対象を判定
しロータリ方式に自動設定すればよい。
モード時に比べ、ファン3の単位時間当たりの風量を少
なくし、ヒータ2の発熱量を少なくし、吸湿部材1の移
動速度を遅くするようにして実現することもできる。こ
れにより、通常除湿モード時よりもファン3の風量およ
びヒータ2の発熱量が少なく、吸湿部材1の移動が遅く
なる分消費電力が低下して省エネを達成することがで
き、面倒がないし既定のモードであることによる納得か
ら人によって体感する快、不快の違いがあっても困惑が
なく、気軽に省エネ運転ができ利用されやすい。また、
ファン3の風量とヒータ2の発熱量および吸湿部材1の
単位時間当たりの吸湿量のバランスが崩れないので、吸
湿部材1の過剰な吸湿や過剰な加熱が避けられ無駄が生
じないし、吸湿部材1の吸湿、加熱による疲労や劣化も
抑えられるので寿命が延び省資源にもなる。
湿モードにおいても、適当な目標となる設定湿度W1、
W2をそれぞれ設定し、それを保つように制御すること
が望ましい。また、湿度による快、不快は温度に大きく
左右される。そこで、通常除湿モードでは特に、温度に
よって目標湿度を調節して快適湿度を保つように制御す
るのが好適である。これに対応するのに、制御手段5に
は図3に示すように湿度センサ7からの現在湿度W、温
度センサ9からの現在温度Tとの情報を入力し、制御手
段5が予め設定したプログラムに従ってその時々のモー
ドに応じた目標湿度を設定し、それを保つように選択モ
ードを自動制御することができる。また、設定モードや
現在の運転状態などは表示部10にて外部に表示するこ
とで、使用されやすくなる。なお、制御手段5は必要に
応じて計時を行なう内部機能としてのタイマ8を備えて
いる。
うに、繰り返し移動する吸湿部材1と、この吸湿部材1
を定位置にて加熱することにより再生するための通電量
に比例して発熱するヒータ2と、室内空気4を吸湿部材
1に通した後に室内に戻して室内の除湿を行ない、か
つ、室内空気4をヒータ2を経て吸湿部材1に通して吸
湿部材1の乾燥再生を行なうファン3と、取り入れた室
内空気4を室内に戻す過程で浄化するフィルタ11と、
通常除湿モードと、省エネ除湿モードと、空気清浄モー
ドと、省エネ除湿モード時は、ファン3の単位時間当た
りの風量、ヒータ2の発熱量、および吸湿部材1の移動
速度の少なくとも1つを通常除湿モード時に比べ低下さ
せ、空気清浄モード時は、ファン3のみを駆動する制御
手段5とを備えている。
ることにより、ファン3により室内から通され室内に戻
される室内空気4中の湿気を吸湿し除去することにより
室内を除湿することと、ファン3によりヒータ2を経て
通される加熱空気によって吸湿した湿気を除去して乾燥
再生されることとを繰り返し、湿気の飽和なしに連続し
た除湿を行うのに、通常除湿モードと、省エネ除湿モー
ドと、さらに空気清浄モードとが選択でき、空気清浄モ
ードは通常の除湿機を活かしフィルタ11を設けるだけ
で、運転時に室内空気4を浄化することができるし、空
気清浄モードを選択すれば制御手段5がファン3のみ働
かせるので、ヒータ2の発熱および吸湿部材1の移動な
く空気清浄機として機能するので、除湿機に空気清浄機
能を単に付加する場合に比べ不要な除湿を行なわなくて
よくなり省エネ効果が高い。また、省エネ除湿モードを
選択するだけで制御手段5が通常除湿モード時に比べ、
ファン3の単位時間当たりの風量、ヒータ2の発熱量、
および吸湿部材1の移動速度の少なくとも1つを低下さ
せるので、通常除湿モード時よりもそれらが低下した分
消費電力が低下して省エネを達成することができ、面倒
がないし既定のモードであることによる納得から人によ
って体感する快、不快の違いがあっても困惑がなく、気
軽に省エネ運転ができ利用されやすい。
省エネ除湿モードをヒータ2の発熱量と、ファン3の風
量とのいずれかまたは双方によって選択的に行い、さら
に、ヒータ2を「切る」による空気清浄モードも選択で
き、しかも、通常除湿モードとして予め設定した標準除
湿モードを実行するおまかせオートモード、省エネ除湿
モード、衣類乾燥モードを自動的に遂行することを選択
できるようにしている。
示するような操作部6を設けている。ファン3の風量に
よる通常除湿モードとして「標準」と「強」とを設け、
省エネ除湿モードとして「静音」を設け、静音に対応す
る風量を「弱」、標準に対応する風量を「中」、強に対
応する風量を「強」として設定し、これら3段階の風量
を風量切替キー31によってロータリ式に切替え選択で
きるようにしている。また、ヒータ2の発熱量による通
常除湿モードとしての「高」と、省エネ除湿モードとし
ての「低」とを設け、「切」を含めて除湿切替キー32
によってロータリ式に切替え選択できるようにしてい
る。さらに、自動運転によるおまかせオート、省エネ、
衣類乾燥の各モードについては自動運転キー33によっ
て選択するとともに、選択するモードを切り替えられる
ようにしている。なお、操作部6には風量切替キー31
に対応して強の表示ランプ31a、標準の表示ランプ3
1b、静音の表示ランプ31c、除湿切替キー32に対
応して高の表示ランプ32a、低の表示ランプ32b、
自動運転キー33に対応しておまかせオート表示ランプ
33a、省エネ表示ランプ33b、衣類乾燥表示ランプ
33cを設けて、どのモードが選択され運転しているの
かを表示できる表示部10としてある。なお、操作部6
には運転、運転停止を選択するキー34が設けられてい
る。
による通常除湿モードと省エネ除湿モードとの具体的な
制御例について、図6に示すフローチャートに基づき説
明する。運転の開始に伴い除湿切替キー32によって除
湿能力が「高」「低」「切」のいずれが設定されたかを
判別し、その選択に応じてヒータ2が2本オン、1本オ
ン、2本オフのいずれかを実行し、続いて、ファン3の
風量の設定が「強」「中」「弱」のいずれが設定された
かを判別し、風量をそれに応じて設定する。ここに、ヒ
ータ2の設定が「高」であると、ヒータ2による通常除
湿モードとなり、「低」であるとファン3の風量の設定
如何に関わらず省エネモードとなる。また、「切」では
ファン3の送風のみとなるので空気清浄の単独モードと
なる。除湿が「低」のモード設定で風量切替が「強」か
ら「中」「弱」と設定される順にファン3による省エネ
除湿モードの省エネ度が高まる。
ると吸湿部材1の乾燥再生度が高く、いずれか1本が通
電されると吸湿部材1の乾燥再生度が低い。従って、ヒ
ータ1本の通電時に風量が「強」に設定されていても空
気清浄が主とした除湿モードとなり、「中」「弱」と変
化するほど除湿よりも空気清浄度合いが高くなる。これ
に対し、ヒータ2本の通電時では風量が「弱」であると
除湿が主としたモードとなり、「中」「強」と変化する
ほど除湿度が高くなるが、フィルタ11による空気清浄
度も高まるので除湿+空気清浄の併用モードとなる。こ
の関係を図7に示している。
グラムによって、所定時間毎に現在湿度に応じた風量設
定によって自動除湿を行なう自動除湿モードの1つとし
ての「おまかせモード」の具体的な制御例である。図に
示すように、先ず現在湿度Wの取り込みを行い、現在湿
度Wが、例えば65%以上であるときは風量を「強」に
設定し、62%以上65%未満であるときは風量を
「中」に設定し、60%以上62%未満であるときは風
量を「弱」に設定して除湿動作を行い、60%未満であ
るときは快適と判定して「停止」として除湿動作を行な
わないようにすることを、所定時間t分、例えば10分
経過毎に繰り返す。
量を複数に設定すると、湿度が高いほど早期に低減しな
がら、低い湿度にはそれに見合う少ない風量を設定して
無駄が生じないようにすることができ、それには風量の
段数は多いほどよいが、人を快、不快を対象にした除湿
では体感できる湿度差程度をステップにすると無駄が生
じず省エネに好適である。また、所定時間10分も体感
できる湿度差が生じる程度の時間間隔に設定するのが無
駄が無く省エネに好適である。
は「停止」であるとき、除湿動作のスタート直後かを判
定し、そうであると、所定時間、例えば30分経過する
まで「弱」での運転を行なった後、上記通常制御に戻
る。
じて除湿を開始したのに、現在湿度が低いために即「停
止」になったり、「弱」が設定されても直ぐに「停止」
に変化して、ユーザーが体感できる程度の湿度の改善が
なされないような不都合を解消することができる。
初期設定され、または操作部6からユーザー設定された
設定湿度W1と現在湿度Wとの差に応じた風量設定によ
って自動除湿を行なう「自動除湿モード」の具体的な制
御例である。図9、図10に示すように、先ず設定湿度
W1と現在湿度Wとの差を演算し、差が、例えば15%
以上であるときは風量を「強」に設定し、5%以上15
%未満であるときは風量を「中」に設定し、5%未満で
あるときは風量を「弱」に設定して除湿動作を行い、0
%未満であるときは快適と判定して「停止」とし除湿動
作を行なわないようにすることを、所定時間t分、例え
ば15分経過毎に繰り返す。
の差によって風量を複数に設定すると、湿度差が大きい
ほど早期に設定湿度に近づけながら、差が小さいときに
はそれに見合う少ない風量を設定して無駄が生じないよ
うにすることができ、それには風量の段数は多いほどよ
いが、人を快、不快を対象にした除湿では体感できる湿
度差程度をステップにすると無駄が生じず省エネに好適
である。また、所定時間15分も体感できる湿度差が生
じる程度の時間間隔に設定するのが無駄が無く省エネに
好適である。
止」であるとき、除湿動作のスタート直後かを判定し、
そうであると、所定時間、例えば30分経過するまで
「弱」での運転を行なった後、上記通常制御に戻るよう
にすることができる。
である「省エネモード」を、初期設定された目標湿度W
2を図11、図12に示すように55%に抑えるのと同
時に、風量を「中」以下に抑えて、所定時間が経過する
都度現在湿度Wが目標湿度W2未満であるときだけ除湿
を行なう場合の具体的な制御例である。図11、図12
に示すように、先ず風量を「中」に設定して所定時間、
例えば1時間除湿を行ない、ユーザーが必要と感じて除
湿運転を開始したことを満足させることができる。
うか判定し、未満であると「快適」と判断して「停止」
とし除湿動作を行なわず、未満でないときだけ風量を
「弱」に落した省エネモードで、風量「中」による1時
間の除湿状態を所定時間t分、例えば15分無駄なく継
続させる。
度Wを取り込んで、次の除湿の有無判定のための設定湿
度W1との差を演算し、この演算結果に基づき次の除湿
を行なうかどうか判定し、対応することを繰り返す。
「低湿」「高湿」の違いは温度も関係し、個人差はある
ものの平均的な例を示すと図15(a)〜(c)に示す
ような違いがある。そこで、制御手段5は湿度センサ7
および温度センサ9によって検出する現在湿度Wおよび
温度Tから、図3に示す表示部10などにて現在の除湿
状態を外部に表示することができる。もっとも、体感湿
度やそれによる快適度合に個人差があるので、「快適」
「低湿」「高湿」を判定する閾値をユーザーが操作部6
などで自由に設定できるようにすることもできる。
での具体的な制御例を示している。図に示すように、風
量を「強」に設定して高い強制乾燥能力にて除湿をスタ
ートし、所定時間、例えば5時間経過したときに風量を
「中」に設定して所定時間、例えば1時間無駄の無い除
湿動作にて最終的な乾燥を行って停止し、待機するよう
にしてある。
した後、現在湿度Wの取り込みを行い、これが、乾燥終
了に対応するように初期設定や操作部6からのユーザー
設定により予め設定された設定湿度まで低下しているか
によって乾燥が終了したかどうかを判定し、達している
か下回っていなければ風量「中」での除湿を継続し、達
したか下回ったときに動作を停止するようにしている。
従って、図13に示す例の場合よりも確実に乾燥し終え
ることができる。
内空気4を吸湿部材1に通して室内に戻し室内を除湿し
ながら、室内空気4をヒータ2を経て吸湿部材1に通し
て吸湿部材1の乾燥再生を図る除湿機において、省エネ
除湿モードの選択に応じて、通常除湿モードの選択に応
じる場合に比べ、ファン3およびヒータ2の少なくとも
一方の働きを低下させる動作方法によって、手軽に選択
され運転される省エネ除湿モードが得られる。
空気4を吸湿部材1に通して室内に戻し室内を除湿しな
がら、室内空気4をヒータ2を経て吸湿部材1に通して
吸湿部材1の乾燥再生を図る除湿機に、前記吸湿部材1
による吸湿に供して室内に戻す過程の室内空気4を浄化
するフィルタ11を備え、通常除湿モードと、省エネ除
湿モードとの選択に応じて、ファン3およびヒータ2を
働かせるとともに、省エネ除湿モードの選択時に通常除
湿モードの選択時に比べ、ファン3およびヒータ2の少
なくとも一方の働きを低下させ、空気清浄モードとの選
択に応じてファン3のみを働かせるようにする動作方法
によって、通常の除湿機にフィルタ11を設けるだけ
で、簡単に選択し運転できる通常除湿および省エネ除湿
モードを持った便利な除湿機の機能に加え、さらに、空
気の浄化が除湿機能による無駄なく図れる空気清浄機と
しての機能が得られる。
動作方法によれば、吸湿部材が繰り返し移動することに
より、ファンにより室内から通され室内に戻される空気
中の湿気を吸湿し除去することにより室内を除湿するこ
とと、ファンによりヒータを経て通される加熱空気によ
って吸湿した湿気を除去して乾燥再生されることとを繰
り返し、湿気の飽和なしに連続した除湿を行うが、通常
除湿モードと、省エネ除湿モードとが選択でき、省エネ
除湿モードを選択するだけで通常除湿モード時よりも除
湿能力が設定に応じ低下した既定の省エネ運転が行なわ
れるので、面倒がないし既定のモードであることによる
納得から人によって体感する快、不快の違いがあっても
困惑がなく、気軽に省エネ運転ができ利用されやすい。
また、除湿能力を下げた分だけ吸湿部材の吸湿、再生の
繰り返しによる疲労や劣化を抑えられ寿命が延びるので
省資源にもなる。
部材が繰り返し移動することにより、ファンにより室内
から通され室内に戻される空気中の湿気を吸湿し除去す
ることにより室内を除湿することと、ファンによりヒー
タを経て通される加熱空気によって吸湿した湿気を除去
して乾燥再生されることとを繰り返し、湿気の飽和なし
に連続した除湿を行うが、通常除湿モードと、省エネ除
湿モードとが選択でき、省エネ除湿モードを選択するだ
けで制御手段が通常除湿モード時に比べファンの単位時
間当たりの風量を少なくするので、通常除湿モード時よ
りもファンの風量が少なくなる分消費電力が低下して省
エネを達成することができ、面倒がないし既定のもので
あることによる納得から人によって体感する快、不快の
違いがあっても困惑がなく、気軽に省エネ運転ができ利
用されやすい。また、吸湿部材の吸湿、再生の繰り返し
による疲労や劣化も抑えられるので寿命が延び省資源に
もなる。
部材が繰り返し移動することにより、ファンにより室内
から通され室内に戻される空気中の湿気を吸湿し除去す
ることにより室内を除湿することと、ファンによりヒー
タを経て通される加熱空気によって吸湿した湿気を除去
して乾燥再生されることとを繰り返し、湿気の飽和なし
に連続した除湿を行うが、通常除湿モードと、省エネ除
湿モードとが選択でき、省エネ除湿モードを選択するだ
けで制御手段が通常除湿モード時に比べヒータの発熱量
を少なくするので、通常除湿モード時よりもヒータの発
熱量が少なくなる分消費電力が低下して省エネを達成す
ることができ、面倒がないし既定のものであることによ
る納得から人によって体感する快、不快の違いがあって
も困惑がなく、気軽に省エネ運転ができ利用されやす
い。また、吸湿部材の熱による疲労や劣化も抑えられる
ので寿命が延び省資源にもなる。
吸湿部材が繰り返し移動することにより、ファンにより
室内から通され室内に戻される空気中の湿気を吸湿し除
去することにより室内を除湿することと、ファンにより
ヒータを経て通される加熱空気によって吸湿した湿気を
除去して乾燥再生されることとを繰り返し、湿気の飽和
なしに連続した除湿を行うが、通常除湿モードと、省エ
ネ除湿モードとが選択でき、省エネ除湿モードを選択す
るだけで制御手段が通常除湿モード時に比べ、ファンの
風量およびヒータの発熱量を少なくするので、通常除湿
モード時よりもファンの風量およびヒータの発熱量が少
なくなる分消費電力が低下して省エネを達成することが
でき、面倒がないし既定のものであることによる納得か
ら人によって体感する快、不快の違いがあっても困惑が
なく、気軽に省エネ運転ができ利用されやすい。また、
ファンの風量とヒータの発熱量のバランスが崩れないの
で、吸湿部材の過剰な吸湿や過剰な加熱が避けられ無駄
が生じないし、吸湿部材の吸湿、加熱による疲労や劣化
も抑えられるので寿命が延び省資源にもなる。
ば、吸湿部材が繰り返し移動することにより、ファンに
より室内から通され室内に戻される空気中の湿気を吸湿
し除去することにより室内を除湿することと、ファンに
よりヒータを経て通される加熱空気によって吸湿した湿
気を除去して乾燥再生されることとを繰り返し、湿気の
飽和なしに連続した除湿を行うが、通常除湿モードと、
省エネ除湿モードとが選択でき、省エネ除湿モードを選
択するだけで制御手段が通常除湿モード時に比べ、ファ
ンの風量およびヒータの発熱量を少なくし、かつ、吸湿
部材の移動速度を遅くするので、通常除湿モード時より
もファンの風量およびヒータの発熱量が少なく、吸湿部
材の移動が遅くなる分消費電力が低下して省エネを達成
することができ、面倒がないし既定のものであることに
よる納得から人によって体感する快、不快の違いがあっ
ても困惑がなく、気軽に省エネ運転ができ利用されやす
い。また、ファンの風量とヒータの発熱量および吸湿部
材の単位時間当たりの吸湿量のバランスが崩れないの
で、吸湿部材の過剰な吸湿や過剰な加熱が避けられ無駄
が生じないし、吸湿部材の吸湿、加熱による疲労や劣化
も抑えられるので寿命が延び省資源にもなる。
の動作方法によれば、吸湿部材が繰り返し移動すること
により、ファンにより室内から通され室内に戻される空
気中の湿気を吸湿し除去することにより室内を除湿する
ことと、ファンによりヒータを経て通される加熱空気に
よって吸湿した湿気を除去して乾燥再生されることとを
繰り返し、湿気の飽和なしに連続した除湿を行うが、通
常除湿モードと、省エネ除湿モードと、さらに空気清浄
モードとが選択でき、空気清浄モードは通常の除湿機を
活かしフィルタを設けるだけで、運転時に室内空気を浄
化することができるし、空気清浄モードを選択すれば制
御手段がファンのみ働かせるので、ヒータの発熱および
吸湿部材の移動なく空気清浄機として機能するので、除
湿機に空気清浄機能を単に付加する場合に比べ不要な除
湿を行なわなくてよくなり省エネ効果が高い。また、省
エネ除湿モードを選択するだけで制御手段が通常除湿モ
ード時に比べ、ファンの単位時間当たりの風量、ヒータ
の発熱量、および吸湿部材の移動速度の少なくとも1つ
を低下させるので、通常除湿モード時よりもそれらが低
下した分消費電力が低下して省エネを達成することがで
き、面倒がないし既定のモードであることによる納得か
ら人によって体感する快、不快の違いがあっても困惑が
なく、気軽に省エネ運転ができ利用されやすい。
ータの通電対象数を減らして少なくする。これにより、
複数のヒータへの通電の切替えだけで対応することがで
き、制御が簡単でコスト低減に寄与する。
と、ファンの風量に係わるモード選択とを、個々に選択
する個別の選択手段を備えている。これにより、省エネ
除湿モードがヒータの発熱量を少なくした運転で行なう
のか、ファンの風量を少なくした運転で行なうのか、あ
るいはヒータの発熱量およびファンの送風量双方を少な
くして運転するのかが選択でき、ユーザーの省エネ意識
にあった運転が選択できる。
と、ファンの風量に係わるモード選択とに共用する1つ
の選択手段を備えていると、ヒータの発熱量による省エ
ネ除湿と、ファンの風量による省エネ除湿とを1つの操
作手段により切替え選択することができる。
示す側面図である。
る。
ァンの風量と除湿能力との関係を示すグラフである。
す平面図である。
御手段とによる動作制御例を示すフローチャートであ
る。
ドを表形式に示す説明図である。
しての「おまかせモード」の具体的な制御例を示すフロ
ーチャートである。
つとして、設定湿度と現在湿度との差に応じた風量設定
によって自動除湿を行なう具体的な制御例を示すフロー
チャートである。
して示すデータ図である。
例を示すフローチャートである。
にして示すデータ図である。
の除湿モードの制御例を示すフローチャートである。
除湿モードの制御例を示すフローチャートである。
快の度合が異なることを、3つの温度帯(a)(b)
(c)にて一例を示すデータ図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 繰り返し移動する吸湿部材と、この吸湿
部材を定位置にて加熱することにより再生するための通
電量に比例して発熱するヒータと、室内空気を吸湿部材
に通した後に室内に戻して室内の除湿を行ない、かつ、
室内空気をヒータを経て吸湿部材に通して吸湿部材の乾
燥再生を行なうファンと、通常除湿モードと、通常除湿
モード時よりも除湿能力を低下させる省エネ除湿モード
とを備えたことを特徴とする除湿機。 - 【請求項2】 繰り返し移動する吸湿部材と、この吸湿
部材を定位置にて加熱することにより再生するための通
電量に比例して発熱するヒータと、室内空気を吸湿部材
に通した後に室内に戻して室内の除湿を行ない、かつ、
室内空気をヒータを経て吸湿部材に通して吸湿部材の乾
燥再生を行なうファンと、通常除湿モードと、省エネ除
湿モードと、省エネ除湿モード時は、通常除湿モード時
に比べ、ファンの単位時間当たりの風量を少なくする制
御手段とを備えたことを特徴とする除湿機。 - 【請求項3】 繰り返し移動する吸湿部材と、この吸湿
部材を定位置にて加熱することにより再生するための通
電量に比例して発熱するヒータと、室内空気を吸湿部材
に通した後に室内に戻して室内の除湿を行ない、かつ、
室内空気をヒータを経て吸湿部材に通して吸湿部材の乾
燥再生を行なうファンと、通常除湿モードと、省エネ除
湿モードと、省エネ除湿モード時は、通常除湿モード時
に比べ、ヒータの発熱量を少なくする制御手段とを備え
たことを特徴とする除湿機。 - 【請求項4】 繰り返し移動する吸湿部材と、この吸湿
部材を定位置にて加熱することにより再生するための通
電量に比例して発熱するヒータと、室内空気を吸湿部材
に通した後に室内に戻して室内の除湿を行ない、かつ、
室内空気をヒータを経て吸湿部材に通して吸湿部材の乾
燥再生を行なうファンと、通常除湿モードと、省エネ除
湿モードと、省エネ除湿モード時は、通常除湿モード時
に比べ、ファンの単位時間当たりの風量を少なくし、か
つ、ヒータの発熱量を少なくする制御手段とを備えたこ
とを特徴とする除湿機。 - 【請求項5】 繰り返し移動する吸湿部材と、この吸湿
部材を定位置にて加熱することにより再生するための通
電量に比例して発熱するヒータと、室内空気を吸湿部材
に通した後に室内に戻して室内の除湿を行ない、かつ、
室内空気をヒータを経て吸湿部材に通して吸湿部材の乾
燥再生を行なうファンと、通常除湿モードと、省エネ除
湿モードと、省エネ除湿モード時は、通常除湿モード時
に比べ、ファンの単位時間当たりの風量を少なくし、ヒ
ータの発熱量を少なくし、吸湿部材の移動速度を遅くす
る制御手段とを備えたことを特徴とする除湿機。 - 【請求項6】 繰り返し移動する吸湿部材と、この吸湿
部材を定位置にて加熱することにより再生するための通
電量に比例して発熱するヒータと、室内空気を吸湿部材
に通した後に室内に戻して室内の除湿を行ない、かつ、
室内空気をヒータを経て吸湿部材に通して吸湿部材の乾
燥再生を行なうファンと、取り入れた室内空気を室内に
戻す過程で浄化するフィルタと、通常除湿モードと、省
エネ除湿モードと、空気清浄モードと、省エネ除湿モー
ド時は、ファンの単位時間当たりの風量、ヒータの発熱
量、および吸湿部材の移動速度の少なくとも1つを通常
除湿モード時に比べ低下させ、空気清浄モード時は、フ
ァンのみを駆動する制御手段とを備えたことを特徴とす
る除湿機。 - 【請求項7】 繰り返し移動する吸湿部材と、この吸湿
部材を定位置にて加熱することにより再生するための通
電量に比例して発熱するヒータと、室内空気を吸湿部材
に通した後に室内に戻して室内の除湿を行ない、かつ、
室内空気をヒータを経て吸湿部材に通して吸湿部材の乾
燥再生を行なうファンと、取り入れた室内空気を室内に
戻す過程で浄化するフィルタと、通常除湿モードと、省
エネ除湿モードと、空気清浄モードと、省エネ除湿モー
ド時は、ファンの単位時間当たりの風量、ヒータの発熱
量、および吸湿部材の移動速度の少なくとも1つを通常
除湿モード時に比べ低下させ、空気清浄モード時は、フ
ァンのみを駆動する制御手段とを備えたことを特徴とす
る除湿機。 - 【請求項8】 ヒータの発熱量は、複数のヒータの通電
対象数を減らして少なくする請求項3〜7のいずれか1
項に記載の除湿機。 - 【請求項9】 ヒータの発熱量に係わるモード選択と、
ファンの風量に係わるモード選択とを、個々に選択する
個別の選択手段を備えている請求項4、6〜8のいずれ
か1項に記載の除湿機。 - 【請求項10】 ヒータの発熱量に係わるモード選択
と、ファンの風量に係わるモード選択とに共用する1つ
の選択手段を備えている請求項4、6〜8のいずれか1
項に記載の除湿機。 - 【請求項11】 ファンにより室内空気を吸湿部材に通
して室内に戻し室内を除湿しながら、室内空気をヒータ
を経て吸湿部材に通して吸湿部材の乾燥再生を図る除湿
機において、省エネ除湿モードの選択に応じて、通常除
湿モードの選択に応じる場合に比べ、ファンおよびヒー
タの少なくとも一方の働きを低下させることを特徴とす
る除湿機の動作方法。 - 【請求項12】 ファンにより室内空気を吸湿部材に通
して室内に戻し室内を除湿しながら、室内空気をヒータ
を経て吸湿部材に通して吸湿部材の乾燥再生を図る除湿
機に、前記吸湿部材による吸湿に供して室内に戻す過程
の空気を浄化するフィルタを備え、通常除湿モードと、
省エネ除湿モードとの選択に応じて、ファンおよびヒー
タを働かせるとともに、省エネ除湿モードの選択時に通
常除湿モードの選択時に比べ、ファンおよびヒータの少
なくとも一方の働きを低下させ、空気清浄モードとの選
択に応じてファンのみを働かせることを特徴とする除湿
機の動作方法。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
JP2002014509A JP3633560B2 (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 除湿機 |
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