JP2003213965A - 防塵雨水幕用支柱 - Google Patents
防塵雨水幕用支柱Info
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- JP2003213965A JP2003213965A JP2002008450A JP2002008450A JP2003213965A JP 2003213965 A JP2003213965 A JP 2003213965A JP 2002008450 A JP2002008450 A JP 2002008450A JP 2002008450 A JP2002008450 A JP 2002008450A JP 2003213965 A JP2003213965 A JP 2003213965A
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- curtain
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Abstract
(57)【要約】
【課題】不使用時には小型化することができ、設置及び
撤去の際の搬送が容易で広い保管場所を必要としない防
塵雨水幕用支柱を提供する。 【解決手段】防塵雨水幕用支柱1は、伸縮機構40によ
って伸縮操作可能な支持柱10が、揺動機構50によっ
て水平から鉛直に揺動操作可能として支持架台20に支
持され、搬送・収納時には支持柱10が短縮した収納状
態とされ、使用時には設置位置で揺動機構50によって
支持柱10を鉛直状態に起立させた後、伸縮機構40に
よって伸長させて、その先端に配索された幕支持ワイヤ
ロープ3によって防塵雨水幕をカーテン状に支持するよ
うに構成されている。
撤去の際の搬送が容易で広い保管場所を必要としない防
塵雨水幕用支柱を提供する。 【解決手段】防塵雨水幕用支柱1は、伸縮機構40によ
って伸縮操作可能な支持柱10が、揺動機構50によっ
て水平から鉛直に揺動操作可能として支持架台20に支
持され、搬送・収納時には支持柱10が短縮した収納状
態とされ、使用時には設置位置で揺動機構50によって
支持柱10を鉛直状態に起立させた後、伸縮機構40に
よって伸長させて、その先端に配索された幕支持ワイヤ
ロープ3によって防塵雨水幕をカーテン状に支持するよ
うに構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幕部材を支持する
支柱、例えば、野原や広場等の屋外や、造船所,塗装工
場,鉱物工場等における水洗,塗装,表面処理時等に水
煙,塗料,粉塵の飛散を防止するために用いられる防塵
雨水幕を支持する防塵雨水幕用支柱に関する。
支柱、例えば、野原や広場等の屋外や、造船所,塗装工
場,鉱物工場等における水洗,塗装,表面処理時等に水
煙,塗料,粉塵の飛散を防止するために用いられる防塵
雨水幕を支持する防塵雨水幕用支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、野原や広場等の屋外、造船所,
塗装工場,鉱物工場等において、水洗,塗装,表面処理
を行う際には、水煙,塗料,粉塵の飛散を防止するため
に防塵雨水幕が用いられる。
塗装工場,鉱物工場等において、水洗,塗装,表面処理
を行う際には、水煙,塗料,粉塵の飛散を防止するため
に防塵雨水幕が用いられる。
【0003】このような防塵雨水幕の設置構成として、
所定間隔で立設された所定高さの一対の支持柱の先端間
に張設された支持索によってブルーシート等の防塵雨水
幕をいわゆるカーテンのように支持するものがある。こ
の構成では、設置場所の変更は、フォークリフト等によ
って支持柱を搬送することによって行われる。また、支
持柱の替わりに車載クレーンの展伸アームを用いるもの
もある。
所定間隔で立設された所定高さの一対の支持柱の先端間
に張設された支持索によってブルーシート等の防塵雨水
幕をいわゆるカーテンのように支持するものがある。こ
の構成では、設置場所の変更は、フォークリフト等によ
って支持柱を搬送することによって行われる。また、支
持柱の替わりに車載クレーンの展伸アームを用いるもの
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のごとき支持柱を用いた防塵雨水幕の設置構成では、
不使用時に支持柱を保管するために広い場所を必要とす
ると共に、支持柱の搬送が面倒であるという問題があっ
た。
来のごとき支持柱を用いた防塵雨水幕の設置構成では、
不使用時に支持柱を保管するために広い場所を必要とす
ると共に、支持柱の搬送が面倒であるという問題があっ
た。
【0005】また、支持柱の替わりに車載クレーンの展
伸アームを用いるものでは、設置場所がクレーン車の通
行可能場所に限定され、更に、騒音問題が生ずる虞もあ
る。
伸アームを用いるものでは、設置場所がクレーン車の通
行可能場所に限定され、更に、騒音問題が生ずる虞もあ
る。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであって、不使用時には小型化することがで
き、設置及び撤去の際の搬送が容易で広い保管場所を必
要としない防塵雨水幕用支柱を提供することを目的とす
る。
れたものであって、不使用時には小型化することがで
き、設置及び撤去の際の搬送が容易で広い保管場所を必
要としない防塵雨水幕用支柱を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明に係る防塵雨水幕用支柱は、複数段に伸縮可能な支持
柱部材が、支持架台部材によって例えば鉛直な作用状態
から略水平な収納状態まで揺動可能に支持されると共
に、前記支持柱部材を伸縮駆動する伸長駆動手段と、前
記支持柱部材を揺動駆動する揺動駆動手段とを備え、搬
送・収納時には前記支持柱部材が短縮した収納状態とさ
れ、使用時には前記揺動駆動手段によって前記支持柱部
材を例えば鉛直に揺動させた後、前記伸長駆動手段によ
って伸長させて防塵雨水幕を支持するように構成されて
いることを特徴とする。
明に係る防塵雨水幕用支柱は、複数段に伸縮可能な支持
柱部材が、支持架台部材によって例えば鉛直な作用状態
から略水平な収納状態まで揺動可能に支持されると共
に、前記支持柱部材を伸縮駆動する伸長駆動手段と、前
記支持柱部材を揺動駆動する揺動駆動手段とを備え、搬
送・収納時には前記支持柱部材が短縮した収納状態とさ
れ、使用時には前記揺動駆動手段によって前記支持柱部
材を例えば鉛直に揺動させた後、前記伸長駆動手段によ
って伸長させて防塵雨水幕を支持するように構成されて
いることを特徴とする。
【0008】また、上記支持柱部材は、基筒部材の内部
に小断面の伸縮柱部材が摺動可能に嵌挿されて構成され
ていることを特徴とし、その伸長駆動手段は、例えば一
端が前記基筒部材の先端部に結合された駆動索部材が、
前記伸縮柱部材の底端部に枢着された駆動滑車部材と、
前記伸縮柱部材の先端部に枢着された反転滑車部材に掛
け回されて、他端が前記基筒部材の外面に装着された手
動ウインチに巻き取られるように構成されていることを
特徴とする。
に小断面の伸縮柱部材が摺動可能に嵌挿されて構成され
ていることを特徴とし、その伸長駆動手段は、例えば一
端が前記基筒部材の先端部に結合された駆動索部材が、
前記伸縮柱部材の底端部に枢着された駆動滑車部材と、
前記伸縮柱部材の先端部に枢着された反転滑車部材に掛
け回されて、他端が前記基筒部材の外面に装着された手
動ウインチに巻き取られるように構成されていることを
特徴とする。
【0009】更に、上記揺動駆動手段は、前記基筒部材
と上記支持架台部材への枢着部に設けられた手動操作さ
れるウォーム減速機であることを特徴とする。
と上記支持架台部材への枢着部に設けられた手動操作さ
れるウォーム減速機であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【0011】図1は、本発明に係る防塵雨水幕用支柱の
一構成例である防塵雨水幕用支柱1を用いて防塵雨水幕
2を設置した状態を示し、図2は防塵雨水幕用支柱1の
一部破断正面図,図3はその側面図,図4は頂部の平面
図である。
一構成例である防塵雨水幕用支柱1を用いて防塵雨水幕
2を設置した状態を示し、図2は防塵雨水幕用支柱1の
一部破断正面図,図3はその側面図,図4は頂部の平面
図である。
【0012】図示防塵雨水幕用支柱1は、伸縮可能な支
持柱部材としての支持柱10が支持架台部材としての支
持架台20によって揺動可能に支持されると共に、ワイ
ヤ張設機構30を備えて構成されており、図1に示すよ
うに、防塵雨水膜2の設置部位の両側に対向して配設さ
れて支持柱10を鉛直状態で所定長さに伸長させ、それ
らの上端の間に張設された幕支持ワイヤロープ3によっ
て防塵雨水幕2をカーテン状に支持するものである。
持柱部材としての支持柱10が支持架台部材としての支
持架台20によって揺動可能に支持されると共に、ワイ
ヤ張設機構30を備えて構成されており、図1に示すよ
うに、防塵雨水膜2の設置部位の両側に対向して配設さ
れて支持柱10を鉛直状態で所定長さに伸長させ、それ
らの上端の間に張設された幕支持ワイヤロープ3によっ
て防塵雨水幕2をカーテン状に支持するものである。
【0013】支持架台20は、基板21の上面に略三角
形状の二枚の支持板22が左右に所定間隔で立設されて
形成され、それぞれの頂部に設けられた軸受23によっ
て両支持板22の間に位置する支持柱10を前後方向の
水平軸(以後これを揺動基軸と称す)回りに揺動可能に
支持している。尚、図中24はカウンターウェイトであ
る。
形状の二枚の支持板22が左右に所定間隔で立設されて
形成され、それぞれの頂部に設けられた軸受23によっ
て両支持板22の間に位置する支持柱10を前後方向の
水平軸(以後これを揺動基軸と称す)回りに揺動可能に
支持している。尚、図中24はカウンターウェイトであ
る。
【0014】支持柱10は、所定断面の角パイプによっ
て形成された所定長さの基筒部材としての基筒11の内
部にそれより一回り小さい断面の角パイプによる伸縮柱
部材としての中間内筒12が摺動移動可能に挿置される
と共に、この中間内筒12の内部に更に一回り小さい断
面の角パイプによる伸縮柱部材としての内筒13が摺動
移動可能に挿置されて三段に伸縮可能となっており、基
筒11の側面に突設された支持軸14で支持架台20の
軸受23によって支持されている。
て形成された所定長さの基筒部材としての基筒11の内
部にそれより一回り小さい断面の角パイプによる伸縮柱
部材としての中間内筒12が摺動移動可能に挿置される
と共に、この中間内筒12の内部に更に一回り小さい断
面の角パイプによる伸縮柱部材としての内筒13が摺動
移動可能に挿置されて三段に伸縮可能となっており、基
筒11の側面に突設された支持軸14で支持架台20の
軸受23によって支持されている。
【0015】基筒11は、その底端部が底板11Aによ
って閉塞され、また、先端部には、図2中右側に第二ワ
イヤシーブ33がその回転軸を揺動基軸と平行としてア
ーム11Bを介して設けられると共に、図2中左側であ
る幕張側に伸縮ワイヤシーブ46がその回転軸を揺動基
軸と平行としてアーム11Cを介して設けられている。
尚、これら第二ワイヤシーブ33と伸縮ワイヤシーブ4
6は、前後方向に所定量ずらして配設されている。
って閉塞され、また、先端部には、図2中右側に第二ワ
イヤシーブ33がその回転軸を揺動基軸と平行としてア
ーム11Bを介して設けられると共に、図2中左側であ
る幕張側に伸縮ワイヤシーブ46がその回転軸を揺動基
軸と平行としてアーム11Cを介して設けられている。
尚、これら第二ワイヤシーブ33と伸縮ワイヤシーブ4
6は、前後方向に所定量ずらして配設されている。
【0016】中間内筒12は、図2のA−A断面図であ
る図5(A)に示すように、その各外面にそれぞれ軸方
向に延設されたスライドバー12Aが、基筒11の内面
のそれぞれ対応する位置に配設された滑り軸受11Dに
当接して、基筒11内に摺動可能に挿入されている。そ
の摺動移動は、伸長側では外面に固定されたストッパー
突起12Bが基筒11の内面に装着されたストッパー金
具11Sに当接することで規制され、収納側(縮端側)
は基筒11の底板11Aに当接して規制されるようにな
っている。
る図5(A)に示すように、その各外面にそれぞれ軸方
向に延設されたスライドバー12Aが、基筒11の内面
のそれぞれ対応する位置に配設された滑り軸受11Dに
当接して、基筒11内に摺動可能に挿入されている。そ
の摺動移動は、伸長側では外面に固定されたストッパー
突起12Bが基筒11の内面に装着されたストッパー金
具11Sに当接することで規制され、収納側(縮端側)
は基筒11の底板11Aに当接して規制されるようにな
っている。
【0017】また、内筒13は、図5(A)の部分拡大
図である(B)に示すように、その外周三面にそれぞれ
軸方向に延設されたスライドバー13Aが、中間内筒1
2の内面のそれぞれ対応する位置に配設された滑り軸受
12Cに当接すると共に、内筒13のスライドバー13
Aが配設されない面と隣接する二面にそれぞれ軸方向に
延設されたレール13Bが、中間内筒12の対応する位
置に配設されたガイドローラー12Dに当接し、中間内
筒12内に摺動移動可能に挿入配設されている。その摺
動移動は、伸長側は外面に固定されたストッパー突起1
3Cが中間内筒12の内面に装着されたストッパー金具
12Sに当接することで規制され、収納側(縮端側)は
基筒11の底板11Aに当接して規制されるようになっ
ている。
図である(B)に示すように、その外周三面にそれぞれ
軸方向に延設されたスライドバー13Aが、中間内筒1
2の内面のそれぞれ対応する位置に配設された滑り軸受
12Cに当接すると共に、内筒13のスライドバー13
Aが配設されない面と隣接する二面にそれぞれ軸方向に
延設されたレール13Bが、中間内筒12の対応する位
置に配設されたガイドローラー12Dに当接し、中間内
筒12内に摺動移動可能に挿入配設されている。その摺
動移動は、伸長側は外面に固定されたストッパー突起1
3Cが中間内筒12の内面に装着されたストッパー金具
12Sに当接することで規制され、収納側(縮端側)は
基筒11の底板11Aに当接して規制されるようになっ
ている。
【0018】内筒13の先端には、図4に示すように、
アーム15,16が中心線を挟んで前後にずれて左右に
突設されており、両アーム15,16にシーブ(二次反
転シーブ45,ワイヤシーブ32)がそれぞれ回転軸を
揺動基軸と平行として回転自在に装着されている。二次
反転シーブ45は前述の基筒11に装着された伸縮ワイ
ヤシーブ46と同一平面に、ワイヤシーブ32は第二ワ
イヤシーブ33と同一平面にそれぞ設定されている。
アーム15,16が中心線を挟んで前後にずれて左右に
突設されており、両アーム15,16にシーブ(二次反
転シーブ45,ワイヤシーブ32)がそれぞれ回転軸を
揺動基軸と平行として回転自在に装着されている。二次
反転シーブ45は前述の基筒11に装着された伸縮ワイ
ヤシーブ46と同一平面に、ワイヤシーブ32は第二ワ
イヤシーブ33と同一平面にそれぞ設定されている。
【0019】支持柱10の伸縮駆動は、図7に概念的に
示す伸長駆動手段としての伸縮機構40によって行われ
るようになっている。
示す伸長駆動手段としての伸縮機構40によって行われ
るようになっている。
【0020】伸縮機構40は、一端が基筒11の先端部
近傍の内面に結合された駆動索部材としての駆動ワイヤ
41が、中間内筒12の底端部近傍の幕張側外面に配設
された駆動滑車部材としての一次駆動シーブ42,中間
内筒12の先端部近傍の幕張側外面に配設された反転滑
車部材としての一次反転シーブ43,内筒13の底部近
傍の幕張側外面に配設された駆動滑車部材としての二次
駆動シーブ44,内筒13の先端部に配設された反転滑
車部材としての二次反転シーブ45及び基筒11の先端
部に設けられた伸縮ワイヤシーブ46に掛け回されて、
他端側が基筒11の幕張側外面に回転軸を揺動基軸と水
平として配設された手動ウインチ47に巻き取られるよ
うに構成されている。これにより、手動ウインチ47に
よって駆動ワイヤ41を巻き取ることで、中間内筒12
が基筒11から、内筒13が中間内筒12からそれぞれ
伸長駆動され、また、手動ウインチ47から駆動ワイヤ
41を繰り出すことによって、中間内筒12が基筒11
に、内筒13が中間内筒12にそれぞれ収納されるよう
になっているものである。
近傍の内面に結合された駆動索部材としての駆動ワイヤ
41が、中間内筒12の底端部近傍の幕張側外面に配設
された駆動滑車部材としての一次駆動シーブ42,中間
内筒12の先端部近傍の幕張側外面に配設された反転滑
車部材としての一次反転シーブ43,内筒13の底部近
傍の幕張側外面に配設された駆動滑車部材としての二次
駆動シーブ44,内筒13の先端部に配設された反転滑
車部材としての二次反転シーブ45及び基筒11の先端
部に設けられた伸縮ワイヤシーブ46に掛け回されて、
他端側が基筒11の幕張側外面に回転軸を揺動基軸と水
平として配設された手動ウインチ47に巻き取られるよ
うに構成されている。これにより、手動ウインチ47に
よって駆動ワイヤ41を巻き取ることで、中間内筒12
が基筒11から、内筒13が中間内筒12からそれぞれ
伸長駆動され、また、手動ウインチ47から駆動ワイヤ
41を繰り出すことによって、中間内筒12が基筒11
に、内筒13が中間内筒12にそれぞれ収納されるよう
になっているものである。
【0021】ここで、一次駆動シーブ42と二次駆動シ
ーブ44は図2のX部拡大図である図6に示すようにそ
れぞれその回転面を装着面と平行として(即ち回転軸を
装着面と直交させて)設けられ、一方、一次反転シーブ
43と二次反転シーブ45はそれぞれ回転面が装着面と
直交するようにその回転軸を揺動基軸と平行として設け
られており、これにより、一次駆動シーブ42と二次駆
動シーブ44を小さな間隔内に配設し得ると共に、一次
反転シーブ43の径は一次駆動シーブ42と二次駆動シ
ーブ44の配設間隔に設定すれば良く、極めて合理的な
配索構造と成し得るものである。
ーブ44は図2のX部拡大図である図6に示すようにそ
れぞれその回転面を装着面と平行として(即ち回転軸を
装着面と直交させて)設けられ、一方、一次反転シーブ
43と二次反転シーブ45はそれぞれ回転面が装着面と
直交するようにその回転軸を揺動基軸と平行として設け
られており、これにより、一次駆動シーブ42と二次駆
動シーブ44を小さな間隔内に配設し得ると共に、一次
反転シーブ43の径は一次駆動シーブ42と二次駆動シ
ーブ44の配設間隔に設定すれば良く、極めて合理的な
配索構造と成し得るものである。
【0022】支持柱10の揺動基軸回りの揺動操作は、
揺動駆動手段としての揺動機構50によって行われるよ
うになっている。
揺動駆動手段としての揺動機構50によって行われるよ
うになっている。
【0023】揺動機構50は、一方の支持板22の側面
に突設されたブラケット22Aに支持されたウォームと
ウォームホイールとから成る減速機51の出力軸(ウォ
ームホイール)に、基筒11の回転軸11Aがチェーン
カップリング52を介して接続され、減速機51の入力
軸(ウォーム)をハンドル51Aを介して手動回転操作
することで、図8に示すように支持柱10を鉛直から水
平まで図中時計回りに90度(また、水平から鉛直まで
逆に90度)揺動駆動し得るようになっている。支持柱
10の鉛直側の揺動規制は、支持架台20の基板21の
上面に設置されたストッパー23に基筒11の底端板1
1Aの側縁が当接することで行われ、支持柱10の水平
側の揺動規制は、当該支持柱10の側面に突設されたク
ランプ金具17(図3に示す)が図示しない固定部に当
接することで行われるようになっている。また、支持柱
10は水平状態でクランプ金具17が固定部に結合され
て揺動不能に固定されるようになっている。
に突設されたブラケット22Aに支持されたウォームと
ウォームホイールとから成る減速機51の出力軸(ウォ
ームホイール)に、基筒11の回転軸11Aがチェーン
カップリング52を介して接続され、減速機51の入力
軸(ウォーム)をハンドル51Aを介して手動回転操作
することで、図8に示すように支持柱10を鉛直から水
平まで図中時計回りに90度(また、水平から鉛直まで
逆に90度)揺動駆動し得るようになっている。支持柱
10の鉛直側の揺動規制は、支持架台20の基板21の
上面に設置されたストッパー23に基筒11の底端板1
1Aの側縁が当接することで行われ、支持柱10の水平
側の揺動規制は、当該支持柱10の側面に突設されたク
ランプ金具17(図3に示す)が図示しない固定部に当
接することで行われるようになっている。また、支持柱
10は水平状態でクランプ金具17が固定部に結合され
て揺動不能に固定されるようになっている。
【0024】ワイヤ張設機構30は、支持架台20の図
2中右側端部にその回転軸を支持柱10の揺動基軸と平
行として配設された手動ウインチ31に、内筒13の先
端に配設された第一ワイヤシーブ32と第二ワイヤシー
ブ33に掛け回された幕支持ワイヤロープ3を巻き取る
ように構成されている。
2中右側端部にその回転軸を支持柱10の揺動基軸と平
行として配設された手動ウインチ31に、内筒13の先
端に配設された第一ワイヤシーブ32と第二ワイヤシー
ブ33に掛け回された幕支持ワイヤロープ3を巻き取る
ように構成されている。
【0025】上記のごとく構成された防塵雨水幕用支柱
1は、図9(A)に示すように最短に縮短した支持柱1
0を水平状態としてコンパクトな状態で保管すると共
に、フォークリフト等の搬送手段によって設置場所に移
動し、揺動機構50によって(B)に示すように支持柱
10を鉛直に揺動させた後、伸縮機構40によって
(C)に示すように所定高さまで伸長させて、幕支持ワ
イヤロープ3をワイヤ張設機構30の手動ウインチ31
に結合して張力を付与し、この幕支持ワイヤロープ3に
防塵雨水幕2を係合させて図1に示すように設置するこ
とができる。作業終了後は、上記と逆にして支持柱10
を縮短させて水平状態としたコンパクトな状態で搬送・
保管することができるものである。
1は、図9(A)に示すように最短に縮短した支持柱1
0を水平状態としてコンパクトな状態で保管すると共
に、フォークリフト等の搬送手段によって設置場所に移
動し、揺動機構50によって(B)に示すように支持柱
10を鉛直に揺動させた後、伸縮機構40によって
(C)に示すように所定高さまで伸長させて、幕支持ワ
イヤロープ3をワイヤ張設機構30の手動ウインチ31
に結合して張力を付与し、この幕支持ワイヤロープ3に
防塵雨水幕2を係合させて図1に示すように設置するこ
とができる。作業終了後は、上記と逆にして支持柱10
を縮短させて水平状態としたコンパクトな状態で搬送・
保管することができるものである。
【0026】尚、本願発明は、上記構成例に限定される
ものではなく、特に、ワイヤ張設機構30,伸縮機構4
0及び揺動機構50等の構成は適宜変更可能なものであ
る。また、支持柱は断面形状が角形でなければならない
ものではなく、円形であっても良いものである。
ものではなく、特に、ワイヤ張設機構30,伸縮機構4
0及び揺動機構50等の構成は適宜変更可能なものであ
る。また、支持柱は断面形状が角形でなければならない
ものではなく、円形であっても良いものである。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本願発明に係る防塵
雨水幕用支柱によれば、複数段に伸縮可能な支持柱部材
が、支持架台部材によって例えば鉛直な作用状態から略
水平な収納状態まで揺動可能に支持されると共に、支持
柱部材を伸縮駆動する伸長駆動手段と、支持柱部材を揺
動駆動する揺動駆動手段とを備え、搬送・収納時には支
持柱部材が短縮した収納状態とされ、使用時には揺動駆
動手段によって支持柱部材を例えば鉛直に揺動させた
後、伸長駆動手段によって伸長させて防塵雨水幕を支持
するように構成されていることにより、縮短した支持柱
を水平状態としてコンパクトな状態で保管すると共に、
フォークリフト等の搬送手段によって設置場所に移動し
て支持柱を揺動させた後、所定高さまで伸長させて防塵
雨水幕を支持して設置することができる。即ち、不使用
時には小型化することができ、設置及び撤去の際の搬送
が容易で広い保管場所を必要とすることもないものであ
る。
雨水幕用支柱によれば、複数段に伸縮可能な支持柱部材
が、支持架台部材によって例えば鉛直な作用状態から略
水平な収納状態まで揺動可能に支持されると共に、支持
柱部材を伸縮駆動する伸長駆動手段と、支持柱部材を揺
動駆動する揺動駆動手段とを備え、搬送・収納時には支
持柱部材が短縮した収納状態とされ、使用時には揺動駆
動手段によって支持柱部材を例えば鉛直に揺動させた
後、伸長駆動手段によって伸長させて防塵雨水幕を支持
するように構成されていることにより、縮短した支持柱
を水平状態としてコンパクトな状態で保管すると共に、
フォークリフト等の搬送手段によって設置場所に移動し
て支持柱を揺動させた後、所定高さまで伸長させて防塵
雨水幕を支持して設置することができる。即ち、不使用
時には小型化することができ、設置及び撤去の際の搬送
が容易で広い保管場所を必要とすることもないものであ
る。
【0028】また、上記支持柱部材は、基筒部材の内部
に小断面の伸縮柱部材が摺動可能に嵌挿されて構成され
ていることにより、極めてコンパクトに収縮できる。
に小断面の伸縮柱部材が摺動可能に嵌挿されて構成され
ていることにより、極めてコンパクトに収縮できる。
【0029】また、上記伸長駆動手段は、一端が基筒部
材の先端部に結合された駆動索部材が、伸縮柱部材の底
端部に枢着された駆動滑車部材と、伸縮柱部材の先端部
に枢着された反転滑車部材に掛け回されて、他端が基筒
部材の外面に装着された手動ウインチに巻き取られるよ
うに構成されていることにより、支持柱部材の伸縮を簡
単で小型軽量な構成で実現できると共に、駆動源を必要
とすることなく支持柱部材を伸縮させることができる。
材の先端部に結合された駆動索部材が、伸縮柱部材の底
端部に枢着された駆動滑車部材と、伸縮柱部材の先端部
に枢着された反転滑車部材に掛け回されて、他端が基筒
部材の外面に装着された手動ウインチに巻き取られるよ
うに構成されていることにより、支持柱部材の伸縮を簡
単で小型軽量な構成で実現できると共に、駆動源を必要
とすることなく支持柱部材を伸縮させることができる。
【0030】更に、上記揺動駆動手段は、基筒部材と支
持架台部材への枢着部に設けられた手動操作されるウォ
ーム減速機であることにより、簡単で小型軽量に構成で
き、支持柱部材の自重による勝手な揺動を防ぐことがで
きると共に、駆動源を必要とすることなく支持柱部材を
揺動させることができるものである。
持架台部材への枢着部に設けられた手動操作されるウォ
ーム減速機であることにより、簡単で小型軽量に構成で
き、支持柱部材の自重による勝手な揺動を防ぐことがで
きると共に、駆動源を必要とすることなく支持柱部材を
揺動させることができるものである。
【図1】本発明に係る防塵雨水幕用支柱の一構成例であ
る防塵雨水幕用支柱を用いて防塵雨水幕を設置した状態
を示す図である。
る防塵雨水幕用支柱を用いて防塵雨水幕を設置した状態
を示す図である。
【図2】防塵雨水幕用支柱の一部破断面正面図である。
【図3】防塵雨水幕用支柱の側面図である。
【図4】防塵雨水幕用支柱の頂部の平面図である。
【図5】(A)は図2のA−A断面図,(B)はその部
分拡大図である。
分拡大図である。
【図6】図2のX部拡大図である。
【図7】伸縮機構の概念図である。
【図8】支持柱の揺動作用説明図である。
【図9】防塵雨水幕用支柱の作用説明図であり、(A)
は保管・搬送時、(B)は支持柱揺動鉛直時、(C)は
支持柱伸長時を示す。
は保管・搬送時、(B)は支持柱揺動鉛直時、(C)は
支持柱伸長時を示す。
1 防塵雨水幕用支柱
2 防塵雨水幕
10 支持柱(支持柱部材)
11 基筒(基筒部材)
12 中間内筒(伸縮柱部材)
13 内筒(伸縮柱部材)
20 支持架台(支持架台部材)
30 ワイヤ張設機構
31 手動ウインチ
40 伸縮機構(伸長駆動手段)
41 駆動ワイヤ(駆動索部材)
42 一次駆動シーブ(駆動滑車部材)
43 一次反転シーブ(反転滑車部材)
44 二次駆動シーブ(駆動滑車部材)
45 二次反転シーブ(反転滑車部材)
50 揺動機構(揺動駆動手段)
51 減速機(ウォーム減速機)
Claims (5)
- 【請求項1】複数段に伸縮可能な支持柱部材が、支持架
台部材によって揺動可能に支持されると共に、前記支持
柱部材を伸縮駆動する伸長駆動手段と、前記支持柱部材
を揺動駆動する揺動駆動手段とを備え、搬送・収納時に
は前記支持柱部材が短縮した収納状態とされ、使用時に
は前記揺動駆動手段によって前記支持柱部材を揺動させ
た後、前記伸長駆動手段によって伸長させて防塵雨水幕
を支持するように構成されていることを特徴とする防塵
雨水幕用支柱。 - 【請求項2】複数段に伸縮可能な支持柱部材が、支持架
台部材によって、鉛直な作用状態から略水平な収納状態
まで揺動可能として支持されると共に、前記支持柱部材
を伸縮駆動する伸長駆動手段と、前記支持柱部材を揺動
駆動する揺動駆動手段とを備え、搬送・収納時には前記
支持柱部材が短縮した収納状態とされ、使用時には設置
位置で前記揺動駆動手段によって前記支持柱部材を鉛直
状態に起立させた後、前記伸長駆動手段によって伸長さ
せて防塵雨水幕を支持するように構成されていることを
特徴とする防塵雨水幕用支柱。 - 【請求項3】上記支持柱部材は、基筒部材の内部に小断
面の伸縮柱部材が摺動可能に嵌挿されて構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の防塵雨水幕用
支柱。 - 【請求項4】上記伸長駆動手段は、一端が前記基筒部材
の先端部に結合された駆動索部材が、前記伸縮柱部材の
底端部に枢着された駆動滑車部材と、前記伸縮柱部材の
先端部に枢着された反転滑車部材に掛け回されて、他端
が前記基筒部材の外面に装着された手動ウインチに巻き
取られるように構成されていることを特徴とする請求項
3に記載の防塵雨水幕用支柱。 - 【請求項5】上記揺動駆動手段は、前記基筒部材と上記
支持架台部材への枢着部に設けられた手動操作されるウ
ォーム減速機であることを特徴とする請求項1,2,3
又は4に記載の防塵雨水幕用支柱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008450A JP2003213965A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 防塵雨水幕用支柱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008450A JP2003213965A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 防塵雨水幕用支柱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003213965A true JP2003213965A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27646704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002008450A Pending JP2003213965A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 防塵雨水幕用支柱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003213965A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105178682A (zh) * | 2015-09-10 | 2015-12-23 | 安徽华电工程咨询设计有限公司 | 双回路单侧开断电缆引下直线塔 |
CN109339554A (zh) * | 2018-10-15 | 2019-02-15 | 合肥鸿坤通信工程有限公司 | 一种自立式通信机架及通信设备 |
CN109484060A (zh) * | 2018-12-06 | 2019-03-19 | 吴灶弟 | 一种新式的健康型教学用多功能黑板 |
CN112246815A (zh) * | 2020-09-21 | 2021-01-22 | 北京东地岩土工程有限公司 | 一种应用于基坑开挖施工的防尘天幕 |
-
2002
- 2002-01-17 JP JP2002008450A patent/JP2003213965A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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