JP2003213724A - 油圧ショベルの排風ダクト - Google Patents

油圧ショベルの排風ダクト

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JP2003213724A
JP2003213724A JP2002018153A JP2002018153A JP2003213724A JP 2003213724 A JP2003213724 A JP 2003213724A JP 2002018153 A JP2002018153 A JP 2002018153A JP 2002018153 A JP2002018153 A JP 2002018153A JP 2003213724 A JP2003213724 A JP 2003213724A
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JP
Japan
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duct
radiator grill
hydraulic excavator
attached
exhaust duct
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JP2002018153A
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English (en)
Inventor
Toru Yamakawa
徹 山川
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Kato Heavy Industries Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排風ダクトが作業の邪魔にならないようにす
る。 【解決手段】 油圧ショベルのラジエータグリル8の外
側に設けられ、ラジエータグリル8から排気を上方に導
くようなダクト9であって、布などの柔軟なシートで作
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンカバーのラ
ジエータグリルからの熱風を直接横に出さずに、上方に
排出するようにした油圧ショベルの排風ダクトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4(A)は油圧ショベルの側面図、図
4(B)は背面図である。図において、1はクローラ式
走行装置、2は旋回台軸受、3は旋回フレームである。
4はブーム、5はアーム、6はバケット、7は運転室で
ある。8はラジエータグリルである。なお、本図はいわ
ゆる超小旋回型の油圧ショベルを示している。油圧ショ
ベルの駆動には、通常、水冷式のディ−ゼルエンジンを
使用する。従来、エンジン水冷のためのラジエータの冷
却には外気を吸入する方式が多かった。しかし、この方
式だとエンジンルームが高温になり、特に図に示すよう
に、運転室が密閉されている場合には、運転室の住環境
が悪化してしまう。このようなことから、中、大型の油
圧ショベルは、ラジエータを通った熱風を外部に放出す
る吹き出し方式のものが多くなっている。図5はかかる
吹き出し方式のエンジン冷却方式のラジエータ部分の断
面図である。図において、10はディ−ゼルエンジン
で、11はファン、12はラジエータ、13はエンジン
カバー、14はエンジンルームである。エンジンルーム
14内の空気はファン11によって、ラジエータ12に
送られる。ラジエータ12を冷却し、熱風となった空気
15はラジエータグリル8を通って横方向に外部へ流出
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような吹き出し方
式のエンジン冷却方式の油圧ショベルにより、路肩で作
業する場合に、油圧ショベルから排出される100℃程
度の熱風により、植込みや生垣を枯らしてしまう恐れが
ある。熱風を上方に吹き出すように上向きのダクトを取
り付ければよいが、大量の熱風を排気抵抗が少ない状態
で上方に排出するためにはダクトは大型になり、機体の
旋回半径から飛び出すことになる。ダクトが鉄や硬質の
樹脂製であると外部と干渉し、相手または機体を破損し
てしまう。また、硬質のダクトはボルト締めとなり、着
脱性が悪く、ダクトの格納スペースも必要になるので、
一度付けると付けっぱなしになる。
【0004】本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑み
案出したもので、ダクトを布製にし、かつ、ホック止め
にすることにより、たとえば、ダクトが干渉物にぶつか
っても、ダクトが容易に変形して相手側や本機の破損を
防ぐことができ、かつ、着脱性に優れた油圧ショベルの
排風ダクトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の油圧ショベルの排風ダクトは、油圧ショベ
ルのラジエータグリルの外側に設けられ、ラジエータグ
リルから排気を上方に導くようなダクトであって、布な
どの柔軟なシートで作られたものである。
【0006】上記ラジエータグリルの両側と下側にフラ
ットバー製のブラケットが取り付けられており、ダクト
の両側および下側に沿って帯状部材が取り付けられてお
り、各帯状部材を各ブラケットに巻き付け、オス・メス
のホックにより、ブラケットにダクトを着脱可能に取り
付けるのが好ましい。
【0007】上記ラジエータグリルの両側のブラケット
の上端からわずかに下方には孔が明けられており、ダク
トの両側の帯状部材の上端に設けたオス・メスのホック
を該孔に挿入して止めて、ダクトがブラケットからずり
落ちないようにするのが好ましい。
【0008】ダクト上端の中央部には、先端にオス・メ
スのホックを有する帯が取り付けられており、該帯の先
端をラジエータグリルの上端に巻き付けて、ダクト中央
部がラジエータグリルからあまり離れないように規制す
るのが好ましい。
【0009】次に本発明の作用を説明する。油圧ショベ
ルのラジエータグリルの外側に下方が閉じ、上方が開い
た布製の排風ダクトを取り付けたので、ラジエータグリ
ルからの横方向の排気はダクト内で上方向に向きを変え
られ、排出される。ダクトは布製なので、機体の旋回半
径から飛び出していて外部の障害物と干渉しても容易に
変形し、相手または機体を破損することはない。
【0010】排風ダクトを取り付けるブラケットはフラ
ットバー製で、機体にへばり付くように取り付けられて
おり、このブラケットが機体の旋回半径から飛び出すこ
とはない。排風ダクトはこのブラケットにホックで取り
付けられているので、着脱が容易である。取り外したダ
クトは折りたためるので、収納に場所をとらない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の油圧ショ
ベルの排風ダクトを取り付けた状態を示す断面図、図2
は同じく斜視図、図3は油圧ショベルの排風ダクトの詳
細図であり、図3(A)はホック止め部分の詳細図、図
3(B)はダクトの側面図、(C)はダクトの平面図、
(D)はダクトの正面図である。
【0012】これらの図において、図4、図5と共通の
部分については同一の符号を使用しており、重複した説
明は省略する。排風ダクトはテント布を図3に示すよう
に、縫い合わせて製作される。すなわち、一辺が垂直線
で、他辺がJ字状の2枚の側面布9aと長方形の正面布
9bとを縫い合わせ部9iで縫い合わせて袋状に形成す
る。側面布9aは垂直線側が延長されていて、横方向の
帯状部材9cが形成され、正面布9bは下方面に延長さ
れていて、下方向の帯状部材9dが形成されている。こ
れらの布の端部は、折り返して縫い合わせた折り返し部
9hが形成されている。正面布9bの上端中央部には帯
9eが取り付けられている。9fはオスホック、9gは
メスホックである。
【0013】図2に示すように、ラジエータグリル8の
両側と下側にフラットバー製のブラケット16が取り付
けられている。ラジエータグリル8の両側のブラケット
16aは上端がボルト17によりエンジンカバー13に
固定されており、ラジエータグリル8の下側のブラケッ
ト16bの両端と両側のブラケット16aの下端とはボ
ルト17により共締めでエンジンカバー13に固定され
ている。図2、図3(A)に示すように、帯状部材9
c、9dを、ブラケット16に巻き付け、オス・メスの
ホック9f、9gにより固定して、排風ダクト9をエン
ジンカバー13に着脱可能に取り付ける。ダクト9の上
端の中央部に取り付けた帯9eの先端をラジエータグリ
ル8の上端のバー8aに巻き付けてオス・メスのホック
9f、9gにより固定し、ダクト9の中央部がラジエー
タグリル8からあまり離れないようにする。ラジエータ
グリル8の両側のブラケット16aの上端からわずかに
下方には図示しない孔が明いており、その孔に図2に示
すように、帯状部材9cの上端に設けたオス・メスのホ
ック9jを挿入して止めてダクト9がブラケット16か
らずり落ちないようにしている。
【0014】次に本実施形態の作用を説明する。図1に
示すように、油圧ショベルのラジエータグリル8の外側
に下方が閉じ、上方が開いた布製の排風ダクト9を取り
付けたので、ラジエータグリル8からの横方向の排気1
5はダクト9内で上方向に向きを変えられて排出され
る。排風ダクト9は布製なので、機体の旋回半径から飛
び出していて外部の障害物と干渉しても容易に変形し、
相手または機体を破損することはない。
【0015】排風ダクト9を取り付けるブラケット16
はフラットバー製で、機体にへばり付くように取り付け
られており、このブラケット16が機体の旋回半径から
飛び出すことはない。排風ダクト9はこのブラケット1
6にオス・メスのホック9f、9gで取り付けられてい
るので、着脱が容易である。取り外した排風ダクト9は
折りたためるので、収納に場所をとらない。
【0016】本発明は以上述べた実施形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
更が可能である。たとえば、排風ダクト9の材質は布で
なく、120℃以上の耐熱性があればプラスチックシー
トでもよい。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の油圧ショベ
ルの排風ダクトは、柔軟なシートでできていて、ラジエ
ータグリルの高温の排気を上方に導くので、植込みや生
垣を枯らすことがなく、機体が旋回したときに外部の障
害物と干渉しても、相手や機体に損傷を与える恐れがな
く、折りたためるので、取り外したときの収納が容易で
あるなどの優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排風ダクトを取り付けた状態を示す断
面図である。
【図2】本発明の排風ダクトを取り付けた状態を示す斜
視図である。
【図3】排風ダクトの詳細図で、(A)はホック部分の
詳細図、(B)はダクトの側面図、(C)はダクトの平
面図、(D)はダクトの正面図である。
【図4】図4(A)は油圧ショベルの側面図、図4
(B)は背面図である。
【図5】エンジンのラジエータ部分の断面図である。
【符号の説明】
8 ラジエータグリル 9 排風ダクト 9c、9d 帯状部材 9e 帯 9f オスホック 9f メスホック 16 ブラケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ショベルのラジエータグリルの外側
    に設けられ、ラジエータグリルから排気を上方に導くよ
    うなダクトであって、布などの柔軟なシートで作られた
    ことを特徴とする油圧ショベルの排風ダクト。
  2. 【請求項2】 上記ラジエータグリルの両側と下側にフ
    ラットバー製のブラケットが取り付けられており、ダク
    トの両側および下側に沿って帯状部材が取り付けられて
    おり、各帯状部材を各ブラケットに巻き付け、オス・メ
    スのホックにより、ブラケットにダクトを着脱可能に取
    り付けた請求項1記載の油圧ショベルの排風ダクト。
  3. 【請求項3】 上記ラジエータグリルの両側のブラケッ
    トの上端からわずかに下方には孔が明けられており、ダ
    クトの両側の帯状部材の上端に設けたオス・メスのホッ
    クを該孔に挿入して止めて、ダクトがブラケットからず
    り落ちないようにしている請求項1または請求項2記載
    の油圧ショベルの排風ダクト。
  4. 【請求項4】 ダクト上端の中央部には、先端にオス・
    メスのホックを有する帯が取り付けられており、該帯の
    先端をラジエータグリルの上端に巻き付けて、ダクト中
    央部がラジエータグリルからあまり離れないように規制
    している請求項1ないし請求項3記載の油圧ショベルの
    排風ダクト。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013628A1 (ja) * 2004-08-04 2006-02-09 Yanmar Co., Ltd. 旋回式作業機械
WO2022138125A1 (ja) 2020-12-22 2022-06-30 ヤンマーホールディングス株式会社 建設機械

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