JP2003213717A - 油圧ショベルの作業装置 - Google Patents

油圧ショベルの作業装置

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JP2003213717A JP2002010239A JP2002010239A JP2003213717A JP 2003213717 A JP2003213717 A JP 2003213717A JP 2002010239 A JP2002010239 A JP 2002010239A JP 2002010239 A JP2002010239 A JP 2002010239A JP 2003213717 A JP2003213717 A JP 2003213717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削作業時等にアームの下板を掘削物から保
護することができ、アームの下板に摩耗、損傷が生じる
のを防止できるようにする。 【解決手段】 アーム13の下板13Bには補強板24
を固着して設けると共に、この補強板24の表面には
左,右に離間して前,後方向に延びる複数の保護材25
を固着して設ける。また、補強板24には各保護材25
間に位置してねじ座26を固着して設ける。そして、ね
じ座26にはボルト29を用いて遮蔽板27の基端側を
着脱可能に取付ける。また、遮蔽板27の先端側27B
はアーム13のバケット取付部13Eを覆うように延ば
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土砂等の掘削作業
に好適に用いられる油圧ショベルの作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた
上部旋回体と、該上部旋回体の前側に設けられた作業装
置とによって構成されている。
【0003】また、作業装置は、油圧ショベルの車体を
構成する上部旋回体に設けられブームシリンダにより俯
仰動されるブームと、該ブームの先端側に設けられアー
ムシリンダにより回動されるアームと、該アームの先端
側に設けられバケットシリンダにより回動されるバケッ
トとにより構成されている。
【0004】ここで、アームは上板、下板および左,右
の側板によって箱型状に形成され、その先端側にはバケ
ット取付部が設けられている。そして、バケット取付部
にはバケットのブラケットが連結ピンを用いて回動可能
に連結されている。
【0005】また、バケットによって掘削した土砂等の
掘削物からアームを保護するため、アームの下板に下板
補強板を重ね合わせるように固着して設けると共に、該
下板補強板には左,右に離間して前,後方向に延びる複
数本の角材からなる保護材を固着して設けた油圧ショベ
ルが知られている(例えば、特開2001−27137
1号公報等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルは、掘削作業を行なうときに
は、バケットをアームの下板側へと折畳むように回動
(クラウド動作)させることによって掘削物をバケット
内に保持する。このため、岩石、砕石等をバケットで掘
削し、これら岩石等がバケットに山積みとなって積まれ
た場合には、以下のような問題が生じる。
【0007】即ち、作業装置の操作時、上部旋回体の旋
回操作時またはバケットクラウド急操作時に生じる振
動、衝撃等によりバケット内の岩石がアームの下板補強
板、保護材にぶつかり、これら下板補強板、保護材が早
期に摩耗、損傷するという問題がある。また、アームと
バケットとのピン結合部等に細かな土砂が侵入すること
により、このピン結合部に設けられた連結ピンの摩耗を
引き起こすという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、掘削作業時等にアーム
の下板を掘削物から保護することができ、アームの下板
が早期に摩耗、損傷するのを防止できるようにした油圧
ショベルの作業装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による油圧ショベルの作業装置は、油圧
ショベルの車体に設けられブームシリンダにより俯仰動
されるブームと、該ブームの先端側に設けられアームシ
リンダにより回動されるアームと、該アームの先端側に
設けられバケットシリンダにより回動されるバケットと
からなり、前記アームは上板、下板、左側板および右側
板によって箱型状に形成し、該アームの先端側には前記
バケットのブラケットが連結ピンを用いて連結されるバ
ケット取付部を設ける構成としている。
【0010】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記アームの下板にはねじ座を設け、前記アー
ムの下板側には、当該下板を前記バケットにより掘削さ
れる掘削物から遮蔽するため基端側が該ねじ座に固定さ
れ先端側が自由端となって前記アームのバケット取付部
を覆うように延びる遮蔽板を設ける構成としたことにあ
る。
【0011】このように構成したことにより、アームの
下板にはねじ座を介して遮蔽板が固定して取付けられ、
この遮蔽板はねじ座からアームのバケット取付部までを
覆うことができるから、バケット取付部を含めたアーム
の下板を、バケットからこぼれ落ちた掘削物から遮断す
ることができ、アームの下板が掘削物と接触して摩耗、
損傷するのを防止することができる。また、遮蔽板が摩
耗、損傷したときには、ねじ座に取付けられたボルトを
取外すことにより遮蔽板を容易に交換することができ
る。
【0012】また、請求項2の発明は、アームの下板に
は、前記アームをバケットによって掘削された掘削物か
ら保護するため左,右に離間して前,後方向に延びる複
数の保護材を設け、前記ねじ座は各保護材間に配置する
構成としている。このように構成したことにより、アー
ムの下板を保護材により掘削物から保護することができ
る。また、ねじ座を各保護材間に収容でき、ねじ座につ
いても掘削物から保護することができる。
【0013】また、請求項3の発明は、遮蔽板は可撓性
を有する1枚の板材を用いて形成している。このように
構成したことにより、遮蔽板をバケット側まで延設した
場合でも、バケットの回動時には遮蔽板がバケットに押
動されて撓み変形できるから、遮蔽板はバケットの回動
動作を妨げることなく、アームの下板からバケットの基
端側までの広い範囲を覆うことができる。
【0014】さらに、請求項4の発明は、前記遮蔽板は
ボルトを用いてねじ座に取付け、遮蔽板とボルトとの間
にはねじ座との間で遮蔽板を挟持する押え板を設け、該
押え板には前記ボルトの頭部を収容する収容穴を設けて
いる。このように構成したことにより、ボルトの頭部を
押え板に設けられた収容穴に収容し、該ボルトの頭部を
掘削物から保護することができるから、遮蔽板をアーム
の下板のねじ座に確実に取付けておくことができる。
【0015】さらに、請求項5の発明は、ねじ座と遮蔽
板との間にはアームに対する遮蔽板の位置を調整する位
置調整具を設ける構成としている。このように構成した
ことにより、アームに対する遮蔽板の位置を位置調整具
を用いて適宜に変更することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
油圧ショベルの作業装置を図1ないし図9の添付図面に
従って詳細に説明する。まず、図1ないし図7は本発明
の第1の実施の形態を示している。
【0017】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、こ
れら下部走行体1と上部旋回体2とによって油圧ショベ
ルの車体が構成されている。ここで、上部旋回体2の旋
回フレーム3上にはキャブ4、建屋カバー5、カウンタ
ウエイト6等が設けられている。また、旋回フレーム3
の前部側には後述の作業装置11が俯仰動可能に取付け
られている。
【0018】11は上部旋回体2の前部側に俯仰動可能
に設けられた作業装置で、該作業装置11は、基端側が
旋回フレーム3の前部側に俯仰動可能に設けられたブー
ム12と、該ブーム12の先端側に回動可能に設けられ
たアーム13と、該アーム13の先端側に回動可能に設
けられたバックホウ式のバケット14と、アーム13と
後述するバケットシリンダ19との間に設けられた第1
のバケットリンク15と、該第1のバケットリンク15
とバケット14との間に設けられた第2のバケットリン
ク16と、旋回フレーム3とブーム12との間に設けら
れたブームシリンダ17と、ブーム12とアーム13と
の間に設けられたアームシリンダ18と、アーム13と
バケットリンク15,16との間に設けられたバケット
シリンダ19とによって構成されている。
【0019】ここで、アーム13は、上板13A、下板
13B、左側板13Cおよび右側板13Dによって断面
略四角形の細長い箱形状に形成されている。また、アー
ム13の先端側には円筒状のボス部となるバケット取付
部13Eが設けられている。
【0020】また、バケット14は複数の鋼板等により
形成され、凹状に湾曲して形成された底板14Aと、該
底板14Aの左,右両側に固着された側板14B,14
Bと、底板14Aの基端側に間隔をもって立設された
左,右のブラケット14C,14Cとによって構成され
ている。そして、バケット14の各ブラケット14Cは
連結ピン20を介してアーム13のバケット取付部13
Eにピン結合されている。
【0021】また、バケットリンク15,16のうち第
1のバケットリンク15は、その一端側がバケットシリ
ンダ19のチューブ19Aから伸縮するロッド19Bの
先端側に連結ピン21を用いて連結され、他端側が他の
連結ピン22を用いてアーム13に連結されている。ま
た、第2のバケットリンク16は、一端側が連結ピン2
1に連結され、他端側が連結ピン23によってバケット
14のブラケット14Cに連結されている。
【0022】24はアーム13の下板13Bに設けられ
た補強板で、該補強板24は、例えば鋼板材等を用いて
形成され、アーム13の下板13Bに沿って前,後方向
に伸長している。そして、補強板24は、アーム13の
下板13Bに重ね合わさるように溶接によって固着して
取付けられている。
【0023】25,25,…は補強板24の表面に左,
右方向に並んで固着された複数本の保護材で、該保護材
25は、四角柱状の角鋼材により構成されている。そし
て、保護材25は、補強板24に溶接することにより、
左,右方向に均等な間隔をもって前,後方向(アーム1
3の長さ方向)に伸長し、アーム13の下板13Bをバ
ケット14の掘削物から保護するものである。
【0024】26,26,…は各保護材25間に位置し
て補強板24に固着して設けられた複数個のねじ座で、
該ねじ座26は、補強板24に溶接によって取付けられ
ている。ここで、図5に示すように、ねじ座26の表面
26Aは、保護材25の表面25Aとほぼ同一平面(面
一)をなして配置されている。
【0025】27はアーム13の下板13B側に位置し
てねじ座26に着脱可能に設けられた遮蔽板で、該遮蔽
板27は、例えばゴム材、樹脂材等の可撓性材料を用い
て略四角形状をなす1枚の平板体として形成され、その
基端側27Aは、後述のボルト29によりねじ座26に
固定されている。
【0026】そして、遮蔽板27は先端側27Bが自由
端となってアーム13のバケット取付部13Eを覆うよ
うに延び、バケット14の底板14Aに撓んだ状態で当
接している。また、遮蔽板27はアーム13の下板13
Bよりも左,右方向に一定寸法だけ張出し、バケット1
4をアーム13に連結する連結ピン20、バケットリン
ク15をアーム13に連結する連結ピン22を覆うよう
になっている。このように、遮蔽板27は、補強板2
4、保護材25および連結ピン20、22をバケット1
4からこぼれ落ちる掘削物から遮蔽する構成となってい
る。
【0027】28はねじ座26との間で遮蔽板27を挟
持する押え板で、該押え板28は、長方形状の鋼板等に
より構成されている。そして、押え板28とねじ座26
との間で遮蔽板27の基端側27Aを挟み、押え板28
からねじ座26に頭部29Aを有するボルト29を螺入
することにより、遮蔽板27がねじ座26に固定されて
いる。
【0028】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、この油圧ショベルは、上部旋
回体2を旋回すると共にブーム12、アーム13等を回
動してバケット14を所望の掘削場所に移動させ、該バ
ケット14を回動することにより土砂等を掘削する。
【0029】ところで、上述の掘削作業時には、バケッ
ト14に岩石、砕石等の掘削物が山積みされるので、こ
の状態で急激にバケット14の回動操作、上部旋回体2
の旋回操作等を行なうと、このときの振動、衝撃等によ
って掘削物がバケット14からこぼれ落ち、アーム13
の先端側に向けて落下する。
【0030】そこで、本実施の形態では、アーム13の
下板13Bに固着した補強板24には、各保護材25間
にそれぞれ位置してねじ座26を設け、該ねじ座26に
は遮蔽板27の基端側27Aを固定して取付け、遮蔽板
27の先端側27Bをアーム13の先端側に位置するバ
ケット取付部13Eまで延設する構成としている。
【0031】このため、掘削物がアーム13の先端側に
向けて落下したとしても、遮蔽板27により掘削物が補
強板24、各保護材25と直接衝突する事態を回避で
き、これら補強板24、各保護材25が早期に摩耗、損
傷するのを防止することができる共に、アーム13の下
板13Bをこれら補強板24、保護材25および遮蔽板
27により掘削物から保護することができる。
【0032】また、遮蔽板27をアーム13の下板13
Bよりも左,右方向に一定寸法だけ張出させ、遮蔽板2
7によって連結ピン20,22を下側から覆う構成とし
たので、例えば細かな土砂等がアーム13の先端側に向
けて落下したとしても、この土砂等が連結ピン20,2
2等に付着するのを遮蔽板27によって防止できる。こ
のため、連結ピン20,22が早期に摩耗、損傷する不
具合を防止することができ、これら連結ピン20,22
によりバケット14を円滑に回動することができる。
【0033】また、ねじ座26の表面26Aを保護材2
5の表面25Aとほぼ面一となるように配置したので、
遮蔽板27を保護材25の表面25Aに隙間なく当接さ
せることができ、アーム13に向けて落下した掘削物が
遮蔽板27と保護材25の表面25Aとの間からねじ座
26に侵入するのを防止でき、ねじ座26が掘削物によ
って摩耗、損傷するのを防止することができる。
【0034】さらに、遮蔽板27をねじ座26にボルト
29を用いて着脱可能に取付ける構成としたので、例え
遮蔽板27が掘削物により摩耗、損傷したとしても、ボ
ルト29により遮蔽板27を容易に交換することができ
る。
【0035】さらに、遮蔽板27をゴム材等の可撓性材
料を用いて形成したので、遮蔽板27の先端側27Bを
バケット14の底板14Aに対し撓み変形させた状態で
当接させることができ、遮蔽板27によってバケット1
4の底板14Aを部分的に安定して覆うことができ、バ
ケット14の耐久性、寿命を高めることができる。
【0036】次に、図8は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態の特徴は、ねじ座との間で遮蔽板を
挟持する押え板に、ボルトの頭部を収容する収容穴を設
ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、
前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0037】31は本実施の形態に用いる押え板で、該
押え板31は第1の実施の形態で述べた押え板28とほ
ぼ同様に、遮蔽板27とボルト29との間に設けられ、
ボルト29の締付け力により遮蔽板27をねじ座26と
の間で挟持している。ここで、押え板31は第1の実施
の形態による押え板28よりも厚肉に形成されている。
そして、この押え板31にはボルト29の頭部29Aを
収容する収容穴31Aが形成されている。
【0038】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。特に、本実施の形態では、押え板
31にはボルト29の頭部29Aを収容する収容穴31
Aを設ける構成としたので、収容穴31Aによりボルト
29の頭部29Aを掘削物から保護することができ、ボ
ルト29の摩耗、損傷を防止できるので、該ボルト29
を用いて遮蔽板27をねじ座26に確実に取付けておく
ことができる。
【0039】次に、図9は本発明の第3の実施の形態を
示し、本実施の形態の特徴は、ねじ座と遮蔽板との間に
はアームに対する遮蔽板の位置を調整する位置調整具を
設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態で
は、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
【0040】41はねじ座26と遮蔽板27との間に設
けられた位置調整具としての位置調整ブラケットで、該
位置調整ブラケット41は、断面略コ字状の板材を用い
て形成されている。
【0041】ここで、この位置調整ブラケット41は、
ボルト42等によってねじ座26に固定して取付けられ
た上板部41Aと、この上板部41Aから略L字状に屈
曲して延びた屈曲板部41Bと、該屈曲板部41Bから
略L字状に屈曲して上板部41Aと平行に延びた下板部
41Cとによって構成されている。そして、この位置調
整ブラケット41の下板部41Cにはボルト43、ナッ
ト44等を用いて遮蔽板27の基端側27Aが固定して
取付けられている。
【0042】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。特に、本実施の形態では、遮蔽板
27を位置調整ブラケット41を用いてねじ座26に取
付ける構成としたので、位置調整ブラケット41の屈曲
板部41Bの長さを変えることにより、アーム13に対
する遮蔽板27の高さ寸法H(図9参照)を適宜に調整
することができる。また、位置調整ブラケット41の下
板部41Cに対する遮蔽板27の取付位置を変えること
により遮蔽板27をアーム13に対して例えば前,後方
向に適宜に位置調整することができる。
【0043】なお、本実施の形態では、ねじ座26の表
面26Aを保護材25の表面25Aとほぼ面一をなして
配置する構成とした場合を例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限ることなく、例えばねじ座の下面を保護材
25の表面25Aよりも低い位置に配置する構成として
もよい。この場合でも遮蔽板27を保護材25の表面2
5Aに当接させることができ、掘削物が遮蔽板27と保
護材25との間からねじ座側に侵入する不具合を防止す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、アームの下板にはねじ座を設け、アームの下板側
には、基端側が該ねじ座に固定され先端側が自由端とな
ってアームのバケット取付部を覆うように延びる遮蔽板
を設ける構成としたから、アームの下板をバケット取付
部を含めてバケットにより掘削される掘削物から遮断す
ることができ、アームの下板が掘削物と接触して摩耗、
損傷するのを防止することができ、アームの耐久性、寿
命等を高めることができる。また、例え遮蔽板が摩耗、
損傷したとしても、ねじ座に取付けられるボルトを取外
すことにより遮蔽板を容易に交換することができ、遮蔽
板の交換作業を容易に行なうことができる。
【0045】また、請求項2の発明は、ねじ座をアーム
の下板に設けた各保護材間に配置する構成としたので、
ねじ座を各保護材間に収容でき、ねじ座を掘削物から保
護することができ、ねじ座の耐久性、寿命等を高めるこ
とができる。
【0046】また、請求項3の発明は、遮蔽板は可撓性
を有する1枚の板材を用いて形成したので、遮蔽板をバ
ケット側まで延設した場合でも、バケットの回動時には
遮蔽板がバケットに押動されて撓み変形できるから、遮
蔽板はバケットの回動動作を妨げることなく、アームの
下板からバケットの基端側までの広い範囲を覆うことが
でき、遮蔽板によりバケットの耐久性、寿命等も高める
ことができる。
【0047】さらに、請求項4の発明は、押え板にはボ
ルトの頭部を収容する収容穴を設ける構成としたので、
収容穴によりボルトの頭部を掘削物から保護することが
でき、ボルトの摩耗、損傷を抑え、遮蔽板をねじ座に確
実に取付けておくことができる。
【0048】さらに、請求項5の発明は、ねじ座と遮蔽
板との間にはアームに対する遮蔽板の位置を調整する位
置調整具を設ける構成としたので、アームに対する遮蔽
板の位置を位置調整具を用いて適宜に変更することがで
き、遮蔽板をアームに対し適切な位置に配置することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベル
の作業装置を示す正面図である。
【図2】アーム、補強板、保護材およびねじ座を遮蔽板
を取外した状態で図1中の矢示II−II方向からみた要部
拡大図である。
【図3】バケット、アームおよび遮蔽板を図1中の矢示
III−III方向からみた要部拡大図である。
【図4】遮蔽板を取外した状態で示す図3と同様の要部
拡大図である。
【図5】アーム、補強板、保護材および遮蔽板等を図3
中の矢示V−V方向からみた断面図である。
【図6】アーム、補強板、保護材および遮蔽板等を図3
中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】図1中のアーム、バケット、遮蔽板等を拡大し
て示す一部破断の要部拡大図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態によるアーム、補強
板、保護材および遮蔽板等を示す図5と同様の断面図で
ある。
【図9】本発明の第3の実施の形態によるアーム、補強
板、保護材および遮蔽板等を示す図6と同様の断面図で
ある。
【符号の説明】
11 作業装置 12 ブーム 13 アーム 13A 上板 13B 下板 13C 左側板 13D 右側板 13E バケット取付部 14 バケット 20,21,22,23 連結ピン 24 補強板 25 保護材 26 ねじ座 27 遮蔽板 27A 基端側 27B 先端側 28,31 押え板 29 ボルト 29A 頭部 31A 収容穴 41 位置調整ブラケット(位置調整具)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ショベルの車体に設けられブームシ
    リンダにより俯仰動されるブームと、該ブームの先端側
    に設けられアームシリンダにより回動されるアームと、
    該アームの先端側に設けられバケットシリンダにより回
    動されるバケットとからなり、前記アームは上板、下
    板、左側板および右側板によって箱型状に形成し、該ア
    ームの先端側には前記バケットのブラケットが連結ピン
    を用いて連結されるバケット取付部を設けてなる油圧シ
    ョベルの作業装置において、 前記アームの下板にはねじ座を設け、前記アームの下板
    側には、当該下板を前記バケットにより掘削される掘削
    物から遮蔽するため基端側が該ねじ座に固定され先端側
    が自由端となって前記アームのバケット取付部を覆うよ
    うに延びる遮蔽板を設ける構成としたことを特徴とする
    油圧ショベルの作業装置。
  2. 【請求項2】 前記アームの下板には、前記アームをバ
    ケットによって掘削された掘削物から保護するため左,
    右に離間して前,後方向に延びる複数の保護材を設け、
    前記ねじ座は各保護材間に配置してなる請求項1に記載
    の油圧ショベルの作業装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽板は可撓性を有する1枚の板材
    を用いて形成してなる請求項1または2に記載の油圧シ
    ョベルの作業装置。
  4. 【請求項4】 前記遮蔽板はボルトを用いてねじ座に取
    付け、遮蔽板とボルトとの間にはねじ座との間で遮蔽板
    を挟持する押え板を設け、該押え板には前記ボルトの頭
    部を収容する収容穴を設けてなる請求項1,2または3
    に記載の油圧ショベルの作業装置。
  5. 【請求項5】 前記ねじ座と遮蔽板との間にはアームに
    対する遮蔽板の位置を調整する位置調整具を設けてなる
    請求項1,2,3または4に記載の油圧ショベルの作業
    装置。
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