JP2003213704A - 土留め擁壁ブロックの構造 - Google Patents
土留め擁壁ブロックの構造Info
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Abstract
ックの構造を提供する。 【解決手段】 定形サイズのプレキャストコンクリート
製擁壁ブロックとして成型され、車両が通行することの
ある路面の路側に沿って順次配列されて土留め擁壁を構
成し、その上部に穿設された孔部に防護柵の支柱を装着
し、前記支柱に前記防護柵の長尺緩衝材を横架連結して
使用される土留め擁壁ブロックの構造において、プレキ
ャストコンクリートには、衝突強度対応用の主鉄筋を追
加して設け、かつ擁壁ブロック相互を連結する拘束金具
を設け、さらに補修網を設ける。
Description
キャストコンクリート製擁壁ブロックとして成型され、
車両が通行することのある路面の路側に沿って順次配列
されて土留め擁壁を構成し、その上部に穿設された孔部
に防護柵の支柱を一体的に装着し、前記支柱に前記防護
柵の長尺緩衝材を横架連結して使用される衝突強度対応
型の土留め擁壁ブロックの構造に関する。
ブロックが製造され販売されている。これは、路面の路
側に沿って配置され、全体で擁壁が構成されるようにな
っている。例えば、断面がL字形の擁壁ブロックは、
幅、高さ、並びに底部控え長さを規定して定形サイズで
製造され、路側に沿って配置され、前記底部に土砂を埋
め立てることにより、安定した擁壁構造が構成されてい
る。
ブロックは、土圧のみを考慮して製造されたもので、擁
壁底部を固定端とする片持梁を基本構造とするため、比
較的小形断面で軽量なプレキャスト擁壁では、車両対応
の防護柵を直接設置することができなかった。日本道路
協会が示す防護柵設置基準のB種規定によれば、60k
J以上の衝撃度に耐える防護柵強度が要求されている
が、現在これに対応する簡易なプレキャスト擁壁が見当
たらず、防護柵設置を必要とする場合は、まず土圧荷重
対応の土留擁壁を設置し、次いでその背後に防護柵支柱
設置用のコンクリートブロックを独立設置してこれに防
護柵を設置していた。
設置用のコンクリートブロックを設置すると、全体コス
トが高くなる。また通路を占有し通口領域を狭くしてし
まう等の問題点があった。さらに、このように別途設置
されるコンクリートブロックは、理論的な解析が省略さ
れることも多く、結果的には衝突荷重に耐えられず擁壁
を含む転倒の危険があった。
に合った車両対応用の防護柵を一体的に設置可能の土留
め擁壁ブロックの構造を構築することを目的とする。
部分的な破損を容易、迅速、経済的に補修できる擁壁ブ
ロックの構造とすることを目的とする。
することにより、衝突荷重が加わったとき、部分的破損
は生じても全体的な倒壊が生ずる恐れの無い擁壁構造と
することを目的とする。
本発明は、実車両を用いて多数の衝突実験を繰り返し行
った結果、特許請求の範囲に記載の通りの衝突強度対応
型の擁壁ブロックの構造を得た。本発明の擁壁ブロック
の構造は、定形サイズのプレキャストコンクリート製擁
壁ブロックとして成型され、車両が通行することのある
路面の路側に沿って順次配列されて土留め擁壁を構成
し、その上部に穿設された孔部に防護柵の支柱を一体的
に装着し、前記支柱に前記防護柵の長尺緩衝材を横架連
結して使用される衝突強度対応型の土留め擁壁ブロック
の構造において、前記プレキャストコンクリートには、
その上端位置から前記支柱の底部より深い位置にかけて
土圧対応の主鉄筋に加えて衝突強度対応用の主鉄筋を追
加して設け、各擁壁ブロック1の背面で前記衝突強度対
応用の主鉄筋の終端位置付近には、相隣り合う擁壁ブロ
ックに対し相互を連結して拘束する拘束金具を設け、前
記擁壁ブロックの前記衝突強度対応用の主鉄筋の内最外
側の主鉄筋の内又は及び外側には、コンクリートの破損
よる剥落に備えた補修網相当材を内蔵して設けたことを
特徴とする。補修網相当材とは、車両衝突の衝撃によっ
て万一生じた擁壁の部分剥離をモルタルで補修する際補
修モルタルの付着向上を図る補助材を意味し、表面加工
を施した鉄筋、金網、ラス網、グレモナロープ網等がこ
れに相当する。
その上端位置から少なくとも900mmの範囲に主鉄筋
を追加する。即ち防護柵が受ける車両の衝突荷重は主に
擁壁の孔部に装着された支柱付近に集中的に作用するこ
とから、従来の土圧対応鉄筋の外に、擁壁の両端に設け
る拘束金具間に並行して横方向主鉄筋を擁壁前面側に、
望ましくは擁壁前面の全てに配置して衝突荷重に対応さ
せることにより、防護柵設置基準に規定する「B種」防
護柵の設置が可能なプレキャスト擁壁ブロックが得られ
る。
壁ブロック間を拘束金具を介して剛結構造に拘束して擁
壁ブロックの転倒安定性が確保できる。支柱周辺に発生
するに表面剥落には、その発生予測範囲に補修網相当材
を予め設置して補修可能な条件を内蔵させて偶発的破損
の補修を許容することで従来のプレキャスト擁壁同等の
質量範囲内で、車両用防護柵設置基準に適合の車両用防
護柵の設置が可能なプレキャスト擁壁ブロックが得られ
る。
ック相互が剛結できる拘束金具を設けることで、従来の
擁壁底版を固定端とする片持梁形式の土留擁壁から、擁
壁底版部及び、隣接擁壁ブロックとの拘束結合によって
擁壁底版と擁壁両側の3方向に固定端を有する新たな構
造形式とした。また、衝突時の部分的表面剥落の事態に
備えて衝突実験によって確認された表面剥落が予想され
る支柱装着部分周辺部にモルタル付着性能補助材を予め
内蔵させることによって、万一の表面剥落を許容し、偶
発的な衝突荷重にも対応できる特徴を得た。
で、断面の過大化を排除でき、許溶性を確保できる。
トコンクリート製擁壁ブロックとして成型され、車両が
通行することのある路面の路側に沿って順次配列されて
土留め擁壁を構成し、その上部に穿設された孔部に防護
柵の支柱を一体的に装着し、前記支柱に前記防護柵の長
尺緩衝材を横架連結して使用される衝突強度対応型の土
留め擁壁ブロックの構造において、前記プレキャストコ
ンクリートには、その上端位置から前記支柱の底部より
深い位置にかけて土圧対応の主鉄筋に加えて衝突強度対
応用の主鉄筋を追加して設け、前記支柱を装着する孔部
の回りには、装着された支柱を把持し、前記支柱に加わ
る衝突荷重の応力負担を前記擁壁ブロックの背面側に伝
える支柱固定手段を設けたことを特徴とする。
ための孔部に支柱を把持するリング状の支柱把持金具
と、この金具を擁壁ブロックの内側で引止め固定するボ
ルト等の引止め金具とで構成することができる。引き止
め金具は、擁壁面の背面近傍寄りに主に土圧対応とし配
置される縦主鉄筋及び前記擁壁前面近傍に主に衝突荷重
対応として配置される横方向主鉄筋の中間に防護柵支柱
が装着される周辺位置のコンクリート中に埋設すること
もできる。
し、リング状金具及び引止めよう金具を後付け部品とし
て使用し、衝突荷重を擁壁ブロックの内側に与えるよう
にすることもできる。擁壁ブロックに設ける孔部には、
予め支柱を装着できる鋼管を埋設しておくこともでき
る。この場合、鋼管外周上端には回り止め用の突起物を
設け、内周面にはで上端3分の1位の深さまでクッショ
ン材を施しておく。
は鋼管に伝わる。鋼管は突起物によって回転抑止されて
いるので回転せず、回転によって支柱より緩衝材が離脱
する恐れが無い。
等による支柱固定手段を設けたので、衝突荷重を擁壁全
体、特に衝突荷重対応用の主鉄筋全体に与えることがで
き、擁壁ブロックが支柱の回りで外側に容易に破損して
しまうのを防止できる。
ストコンクリート製擁壁ブロックとして成型され、車両
が通行することのある路面の路側に沿って順次配列され
て土留め擁壁を構成し、その上部に穿設された孔部に防
護柵の支柱を一体的に装着し、前記支柱に前記防護柵の
長尺緩衝材を横架連結して使用される衝突強度対応型の
土留め擁壁ブロックの構造において、前記プレキャスト
コンクリートには、その上端位置から前記支柱の底部よ
り深い位置にかけて土圧対応の主鉄筋に加えて衝突強度
対応用の主鉄筋を追加して設け、各擁壁ブロックの背面
で前記衝突強度対応用の主鉄筋の終端位置付近には、相
隣り合う擁壁ブロックに対し相互を連結して拘束する拘
束金具を設け、前記拘束金具は、各擁壁ブロックの相対
する面に埋設されて各開口部分を介してボルト締結する
金具本体を有し、該金具本体には、相隣り合う擁壁ブロ
ック間に密着されて配置された平板状金具を各擁壁ブロ
ックに夫々ボルト締結可能のナット部材が固着されるこ
とを特徴とする。
する拘束金具に、相隣り合う擁壁ブロック間に密着され
て配置された平板金具を各擁壁ブロックに夫々ボルト締
結可能のナット部材が固着される。従って、平板状金具
を介しナット部材に対し擁壁内側からボルトを螺合する
ことにより、擁壁相互を平板部材を介して相互に固定す
ることができる。擁壁相互を擁壁内側で固定する手段は
これに限定されないが、本発明では、通常拘束金具に設
けたナット部材により、容易にボルト締結し全体を剛性
化できるのが1つの特徴である。
金具を介して擁壁相互を強固に固定することとした本発
明によれば、擁壁相互を相互に引止める形の拘束金具の
仕様に加え、曲げを拘束する形の補助を行い、擁壁ブロ
ック相互のずれを抑制し、剛性擁壁として全体強度を格
別向上することができる。
L字形のL型擁壁ブロックの連結構造を路面土砂を取除
いた形で内側から見て示す斜視図である。図2及び図3
は支柱装着部分の内部構造を示す一実施形態である。図
4及び図5は、他の実施形態を示す。図6及び図7は更
に他の実施形態を示す。図8及び図9は、支柱固定手段
の更に他の実施形態示す。図10〜図13は、拘束金具
の実施形態を示す。図14は、鉄筋配置の他の実施形態
を示す。以下、順次説明する。
に成型された複数の擁壁ブロック(1−1,1−2,1
−3)が、路側に沿って順次配列され、拘束金具2、2
Mによって連結される。擁壁ブロック1の下方には、適
宜土間コンクリートが敷設されている。L字形の擁壁ブ
ロック1は、擁壁部分を構成する起立部1Hと、この起
立部1Hの底部でそれと直交して路面方向に張り出され
た控え部1Bを有して成る。起立部1Hの高さHm、控
え部の長さBm、幅Lmは、例えば起立部1Hの高さH
mにおいて1.5m、2.5m、2.0m、3.0mの
如く、各種寸法が規定されている。拘束金具2Mは、起
立部1Hの内側で、上端より600〜900mmの深土
位置に設けられるもので、衝突強度対応用として、本発
明で特に設けられたものである。拘束金具2は、一般的
なブロック連結用のものである。
る幅広の形状部1Sが構成され、その中間部には、防護
柵3の支柱4を装着するための孔部5が設けられてい
る。前記形状部1Sには、孔部5の支持を確実に行うた
め、支柱4の装着寸法に合わせた深さの箱状の支持部1
Pが形成されている。防護柵3は、前記支柱4に長尺の
波状鉄板や木製緩衝材等の緩衝材WBを横架して成る。
土圧に対応して、図示しない鉄筋が配筋される。本発明
ではこれらの鉄筋に加えて起立部1Hの前面側に、上端
から下方に少なくとも900mm、望ましくは擁壁面の
全面に衝突荷重対応の横主鉄筋7Mを配置する。衝突荷
重は、擁壁の控え部1Bとメイン拘束金具2Mにより拘
束固定される。衝突荷重対応の主鉄筋追加量の実施例を
表1に示す。ここで表−1では、従来の土圧のみ考慮し
た擁壁ブロックの鉄筋量を100としたときに対し、衝
突荷重対応時の追加すべき主鉄筋量を重量%で示してあ
る。
には、補強をかねて、補修用の金網8が埋設されてい
る。埋設幅は、擁壁ブロック1の幅の全長に亘り、深さ
は900mm以下で孔部5の深さより幾分長く、主鉄筋
7Mの配筋領域と略一致させている。従って支柱4に過
大な衝突荷重が加わり、支持部1Pの外側部分が部分的
に破損したとき、この部分に直接モルタル塗りをするこ
とにより、容易、迅速、かつ確実に補修することができ
る。
1Sに設けた孔部5の内側には、擁壁ブロック1の内側
にかけて上下一対のボルト挿通孔9が設けられている。
また、内径が前記支柱4を挿通可能とし、外径が前記孔
部5の直径より小で孔部5内に挿入可能のリング状の金
具10と、この金具10に明けた1つの孔部に細径部を
挿入可能のテーパーナット11と、ボルト12及びワッ
シャ13とが夫々1対準備されている。これらボルト挿
通孔9と、各金具10,11,12,13により、第1
の支柱固定手段14が構成される。
の中にリング金具10を手で持って入れ、テーパーナッ
ト11をリング金具10の孔部を介してボルト挿通孔9
に挿通し、擁壁ブロック1の内側から、ワッシャ13を
介してボルト12を挿通し、テーパーナット11に対し
軽く螺合してセットできる。しかる後、支柱4をリング
金具10に挿入し、その後、ボルト12を締め付けるこ
とにより、支柱4を固定できる。
を擁壁ブロック1の背面(内側)で支持できる。従っ
て、衝突により、支柱4を外側に押し倒す力が加わった
とき、全荷重を擁壁ブロック1の内側で受け、ブロック
全体で荷重を受け止めることができる。支柱固定手段1
4が設けられない場合のように、擁壁ブロック1の外側
部分が容易に破損することが無い。
構造により、防護柵3を設置した衝突強度対応型の擁壁
ブロック1が構成される。本擁壁ブロック1の構造によ
れば、土砂6を埋め立て路面構成したとき、起立部1H
によって擁壁面が構成される。控え部1Bへの土砂6の
埋め立てにより、そのカウンタウェイト作用によって擁
壁面が容易に転倒するようなことは無い。土圧に対して
は、土圧対応用の鉄筋7により十分補強されている。
壁ブロック相互が連結され、単位擁壁ブロック1の倒壊
が抑制されている。さらに、起立部1Hの上端より90
0mmまでの深さ位置には衝突強度対応用の主鉄筋7M
が配筋され、その最外端には補修用の金網8が埋設され
ている。またさらに、支柱4を装着するための孔部5に
は、図2及び図3に詳細に示したように第1の支柱固定
手段14が設けられている。
ば、図示しない車両が防護柵3に基準の内容で衝突した
とき、防護柵を一定角度まで押し倒すことがあっても、
支柱4に加わる力によっては、単位擁壁ブロック1が倒
壊することは無く、全体受圧により、形状部1Sを含め
た擁壁ブロック1には何等損傷をもたらすことが無い。
一方、基準以上の衝突荷重が加わった場合、支柱4に加
わる過大な力によって擁壁ブロック1に何らかの損傷を
受けることは止むを得ない。しかるに、この場合、本発
明では、支柱4に面する外側部分の部分的な破損を容認
して、破損による剥落部分を金網8に対しモルタル塗り
することで、容易、迅速、確実な補修を行なうことがで
きる。
構成例を示す。本例では、図1のものに対し擁壁ブロッ
ク1の形状部1Sの形が異なるが、擁壁ブロック1の機
能としては図1のものと同様である。本例の支柱固定手
段15は、形状部1Sの上面で、支柱4を嵌入可能の支
柱固定金具16を備えて成る。固定金具16には、支柱
嵌入用の穴17と、2個のボルト固定用の穴18が設け
られている。一方、前記形状部1Sには、前記ボルト固
定用の穴18に対応し、ナットを備えたインサート金具
19が埋め込まれている。従って、固定金具16の支柱
嵌入用の穴17に支柱4を嵌入後、ボルト挿通用の穴1
8を介してボルト20を入れ、インサート金具19に螺
合することにより、支柱4を支柱固定金具16で固定で
きる。支柱4に加わる力を、ボルト18を介してコンク
リート中に埋設されたインサート金具19に与えること
ができる。インサート金具19は、形状部1Sの内側の
主鉄筋7に近接ないし接合して設けられている。従っ
て、支柱4に加わる力は、擁壁ブロック1の内側部分に
与えられることになる。その作用、効果については、図
2及び図3で示したものと同様である。
の構成を示す説明図である。本例の支柱固定手段21
は、既に示した第2の支柱固定手段15の支柱固定金具
16に代え、変形金具22を用いたものである。インサ
ート金具19の埋込み位置も異なる。変形金具22は、
支柱嵌入用の穴17を備えた平板部23と、平板部23
に対し略直交して折り曲げられ擁壁ブロック1の背面
(内側面)に当接する当接部24を備えて成り、当接部
24の略中央にはボルト20挿通用の穴25が設けられ
ている。擁壁ブロック1の形状部1Sの背面には、ボル
ト挿通用の穴25に対峙する位置にインサート金具19
が埋設されている。この場合、ボルト20に大きな力が
加わることはないので、埋込み式のインサート金具19
によらず、現場打ちのインサート金具によることもでき
る。
変形金具22の当接部24を、ボルト20を介して擁壁
ブロック1の背面側に固定できる。従って、支柱4に加
わる力を擁壁ブロック1の背面、即ち擁壁ブロック1の
全体で受けることができ、衝突強度対応用の主鉄筋7を
介して、衝突荷重を擁壁全体で受けることができる。
の構成を示す説明図である。本例の支柱固定手段26
は、特殊金具27を主体として構成される。特殊金具2
7は、孔部5の内部に位置されて支柱4を長い距離で受
ける筒28と、この筒の外側で長手方向に沿って溶接止
めされた平板状のアーム29と、このアーム29に直交
して溶接止めされ、擁壁ブロック1の背面側で上部に穿
設されたコンクリート凹部30の内面に当接される凹部
当接板31とを備えて成る。擁壁ブロック1の前記コン
クリート凹部30は、縦溝32を介して孔部5と連通さ
れる。凹部当接板31には、一対のボルト挿通用の長孔
33が設けられる。前記擁壁ブロック1の背面で、前記
長孔33に対応する位置には、一対のインサート金具1
9が埋設される。
いて、筒28の支柱嵌入用の穴17には支柱4が嵌入さ
れ、凹部当接板31はコンクリート凹部30に通されて
ボルト20でインサート金具に固定される。縦溝32に
よるコンクリートの強度低下分は、凹部当接板31を介
し、一対のボルト20の締結によって補われる。支柱4
に加わる擁壁ブロック1に対する外方向への力は、コン
クリート凹部30の受圧面で受け止められ、図示しない
衝突強度対応用の主鉄筋を介して擁壁ブロック1全体で
受け止められる。従って支柱4に加わる衝突荷重によっ
て、擁壁ブロック1の外側部分のみが容易に破損される
のを防止することができる。
2Mの改良を示している。図10に示すように、本例の
拘束金具部品34は、U字形の本体35を有し、その底
部にボルト締結用の穴36を有し、両端アーム部分にプ
レキャストコンクリート中への埋込み固定用の鉄筋37
を備え、かつアーム部38−1,38−2の一方38−
2の外側には、ねじ方向をU字面と直交させて1つのナ
ット部材39が溶接止めされている。一対の拘束金具部
品34は、後で図12及び図13で詳細に示すように、
一方のものを図10に示す通りに配置した場合、他方の
ものは、同一平面上で180°旋回させて穴36を相互
に対峙させる形で使用される。
一対に対応して使用される矩形の平板状連結金具42に
関する。厚みは9mm以上12mm程度の高強度のもの
が使用される。平板状連結金具42の対面位置には、前
記一対の拘束金具部品34の前記ナット部材39に対応
すべく、一対のボルト穴42Hが明けられている。ま
た、上面の中間位置には、ここからモルタル注入するた
め、幅5〜10cmにわたり正面から見て略V字形のモ
ルタル注入口42Vが設けられている。さらに、前記ナ
ット部材39が位置する方向には、前記モルタル中に埋
設されて相互を強固に保持させるための補強鉄筋42T
が、その両端を末広がりの形で外方(モルタル内面)に
突出するよう突設されている。
示した拘束金具部品34は、各擁壁ブロック1A,1B
に、U字形の底部を夫々対峙させ、U時開口面が夫々開
口された態様で、かつナット部材39のねじ穴方向が擁
壁内側面(擁壁背面)に直交する形で埋設される。従っ
て、この状態で穴36は同一方向に対峙開口しており、
両拘束金具部品34の夫々の開口部を介して締結ボルト
40及び締結ナット41で相互に締結できる。このと
き、ナット部材39のねじ面が擁壁ブロック1A,1B
の内側に臨んでいる。そこで、これらナット部材39に
対し、図11で示した平板状連結金具42を介し、連結
ボルト43を用いて相互の連結を行うことができる。そ
の後、モルタル注入口42Vからモルタル注入し、補強
鉄筋42Tを含めてモルタル中に埋設し、相互を強固に
固定保持する。
を用いての各擁壁ブロック1A,1Bの連結状況から明
らかなように、本例では、締結ボルト40による連結力
に加え、連結ボルト43による連結力が加勢する。連結
ボルト43による連結力は、擁壁ブロック1A,1B相
互の曲がりやずれ或いは反りを一切防止する。また、締
結ボルト40と協働して、全体を剛性化する。従って、
防壁棚3に衝突荷重が加わったとき、支柱4、主鉄筋7
Mを介して隣りの擁壁ブロックから伝わる力を確実に受
け止め、全体擁壁で荷重支持することが可能となり、丈
夫な擁壁構造とすることができる。
配置の実施形態を示す平面図及び正面図擁壁ブロックの
背面図である。図示のように、擁壁ブロック1の控え部
1B及び起立部1Hには、土圧対応用の鉄筋7が配筋さ
れる。加えて、本発明では、例えば擁壁ブロック1の上
端から900mmの深さにかけて支柱4の装着用の孔部
5より外方位置に衝突強度対応用の主鉄筋7Mが配筋さ
れる。主鉄筋7Mは、両端を内側に曲げた直線状鉄筋7
M−1と、支柱4又は孔部5を外方へ迂回した形の迂回
鉄筋7M−2とに分けられる。直線状鉄筋7M−1と迂
回鉄筋7M−2は交互に配筋される。主鉄筋7の両端位
置で擁壁ブロック1の背面側には図10〜図13で示し
た拘束金具2Mが配置される。
の配置において、支柱4及び孔部5を介して擁壁ブロッ
ク1に衝突荷重のような点荷重が加わると、控え部1B
の接触面と、擁壁ブロック1の両端固定端の3方向固定
梁構造をモデル化することができ、衝突荷重の耐圧構造
をフラットバー等による強制耐圧壁同様に計算により解
明することが可能となる。
鉄筋7M−1と迂回鉄筋7M−2に分け構成するので、
相互補強効果を保ち、比較的少ない量の鉄筋で大きな効
果をすることができる。また、拘束金具2Mを、主鉄筋
7Mの両端位置付近に設けたので、3方向固定梁構造を
確実に構成でき、耐久力の有る衝突強度対応型の土留め
擁壁構造に無すことができる。以上示した本発明の実施
の形態では、擁壁ブロックとして断面L字形の一例を示
したが、断面形状が異なっても本発明は同様に実施でき
る。また、断面がL字形で無くとも同様である。本発明
は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で適宜の設計的変更を行い適宜
変更して実施できる。
レキャストコンクリート製擁壁ブロックとして成型さ
れ、車両が通行することのある路面の路側に沿って順次
配列されて土留め擁壁を構成し、その上部に穿設された
孔部に防護柵の支柱を装着し、前記支柱に前記防護柵の
長尺緩衝材を横架連結して使用される衝突強度対応型の
土留め擁壁ブロックの構造において、前記プレキャスト
コンクリートには、その上端位置から前記支柱の底部よ
り深い位置にかけて土圧対応の主鉄筋に加えて衝突強度
対応用の主鉄筋を追加して設け、各擁壁ブロックの背面
で前記衝突強度対応用の主鉄筋の終端位置付近には、相
隣り合う擁壁ブロックに対し相互を連結し一体的にて拘
束する拘束金具を設け、前記擁壁ブロックの前記衝突強
度対応用の主鉄筋の内最外側の主鉄筋の内又は及び外側
には、コンクリートの破損による剥落備えた補修網を内
蔵して設けたことを特徴とする衝突強度対応型の土留め
擁壁ブロックの構造であるので、防壁棚を一体的に設置
できる擁壁ブロックを構築できる。防壁棚を一体的に設
置できるので、工期短縮し、コストダウンを図ることが
できる。衝突強度対応用の主鉄筋を設け、かつ拘束金具
によって各擁壁ブロックを連結するので、基準以上の衝
突荷重に対応できる。補修網を設けているので、過大な
衝突荷重によって部分的な剥落が生じても、容易、迅
速、確実な補修を行うことができる。
回りには、装着された支柱を把持し、前記支柱を外方に
引き倒す力が加わったとき前記支柱を前記擁壁ブロック
の内側内部又は及び内側端部に引き止め固定する支柱固
定手段を設けたので、支柱に加わる衝突荷重を擁壁背面
で全体的に受けることができ、擁壁外方で容易に破損す
るのを防止でき、丈夫な擁壁ブロックを構成できる。
相隣り合う擁壁ブロックに対し相互を連結して拘束する
拘束金具を設け、前記拘束金具は、各擁壁ブロックの相
対する面に埋設されて各開口部分を介してボルト締結す
る金具本体を有し、該金具本体には、相隣り合う擁壁ブ
ロック間に密着されて配置された平板状金具を各擁壁ブ
ロックに夫々ボルト締結可能のナット部材が固着される
ことを特徴とする擁壁ブロックの構造であるので、各擁
壁ブロックの連結拘束を確実として、支柱を介し1つの
擁壁ブロックで受ける力を、確実に全体に分散すること
ができ、殊更丈夫な荷重強度対応型の擁壁ブロックを構
築することができる。
いた形で内側から見て示す斜視図である。
を示す部分断面図である。
の部分平面拡大断面図である。
例を示す部分断面図である。
斜視図である。
他の例を示す部分断面図である。
図である。
図である。
斜視図である。
視図である。
対応して擁壁背面側に配置して使用される平板状連結金
具の斜視図である。
す平板状連結金具を擁壁ブロック相互の連結拘束に使用
した場合の擁壁内側から見た正面図である。
図である。
ある。
面)から見た正面図である。
ブロック 1H 起立部 1B 控え部 1S 形状部 1P 支柱支持部 2 拘束金具 2M 衝突対応拘束金具 3 防壁棚 4 支柱 5 緩衝材 6 土砂 7 主鉄筋 7M 衝突対応主鉄筋 7M−1 直線状鉄筋 7M−2 迂回鉄筋 8 補修網 9 ボルト挿通孔 10 リング金具 11 テッパーナット 12,20 ボルト 13 ワッシャ 14 第1の支柱固定手段 15 第2の支柱固定手段 16 支柱固定金具 17 支柱嵌入用の穴 18,25 ボルト挿通用の穴 19 インサート金具 21 第3の支柱固定手段 22 変形金具 23 平板部 24 当接部 26 第4の支柱固定手段 27 特殊金具 28 筒 29 アーム 30 コンクリート凹部 31 凹部当接板 32 縦溝 33 長孔 34 拘束金具部品 35 拘束金具部品の本体 36 ボルト締結用の穴 37 埋込み固定用の鉄筋 38−1,38−2 アーム部 39 ナット部材 40 締結ボルト 41 締結ナット 42 平板状連結金具 42H ボルト穴 42V モルタル注入口 42T 補強鉄筋 43 連結ボルト WB 緩衝材
Claims (3)
- 【請求項1】 定形サイズのプレキャストコンクリート
製擁壁ブロックとして成型され、車両が通行することの
ある路面の路側に沿って順次配列されて土留め擁壁を構
成し、その上部に穿設された孔部に防護柵の支柱を一体
的に装着し、前記支柱に前記防護柵の長尺緩衝材を横架
連結して使用される衝突強度対応型の土留め擁壁ブロッ
クの構造において、 前記プレキャストコンクリートには、その上端位置から
前記支柱の底部より深い位置にかけて土圧対応の主鉄筋
に加えて衝突強度対応用の主鉄筋を追加して設け、 各擁壁ブロックの背面で前記衝突強度対応用の主鉄筋の
終端位置付近には、相隣り合う擁壁ブロックに対し相互
を連結して拘束する拘束金具を設け、 前記擁壁ブロックの前記衝突強度対応用の主鉄筋の内最
外側の主鉄筋の内又は及び外側には、コンクリートの破
損による剥落に備えた補修網相当材を内蔵して設けたこ
とを特徴とする衝突強度対応型の土留め擁壁ブロックの
構造。 - 【請求項2】 定形サイズのプレキャストコンクリート
製擁壁ブロックとして成型され、車両が通行することの
ある路面の路側に沿って順次配列されて土留め擁壁を構
成し、その上部に穿設された孔部に防護柵の支柱を一体
的に装着し、前記支柱に前記防護柵の長尺緩衝材を横架
連結して使用される衝突強度対応型の土留め擁壁ブロッ
クの構造において、 前記プレキャストコンクリートには、その上端位置から
前記支柱の底部より深い位置にかけて土圧対応の主鉄筋
に加えて衝突強度対応用の主鉄筋を追加して設け、 前記支柱を装着する孔部の回りには、装着された支柱を
把持し、前記支柱に加わる衝突荷重の応力負担を前記擁
壁ブロックの背面側に伝える支柱固定手段を設けたこと
を特徴とする土留め擁壁ブロックの構造。 - 【請求項3】 定形サイズのプレキャストコンクリート
製擁壁ブロックとして成型され、車両が通行することの
ある路面の路側に沿って順次配列されて土留め擁壁を構
成し、その上部に穿設された孔部に防護柵の支柱を一体
的に装着し、前記支柱に前記防護柵の長尺緩衝材を横架
連結して使用される土留め衝突強度対応型の擁壁ブロッ
クの構造において、 前記プレキャストコンクリートには、その上端位置から
前記支柱の底部より深い位置にかけて土圧対応の主鉄筋
に加えて衝突強度対応用の主鉄筋を追加して設け、 各擁壁ブロックの背面で前記衝突強度対応用の主鉄筋の
終端位置付近には、相隣り合う擁壁ブロックに対し相互
を連結して拘束する拘束金具を設け、 前記拘束金具は、各擁壁ブロックの相対する面に埋設さ
れて各開口部分を介してボルト締結する金具本体を有
し、該金具本体には、相隣り合う擁壁ブロック間に密着
されて配置された平板状金具を各擁壁ブロックに夫々ボ
ルト締結可能のナット部材が固着されることを特徴とす
る衝突強度対応型の擁壁ブロックの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008984A JP3772116B2 (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 土留め擁壁ブロックの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP3772116B2 JP3772116B2 (ja) | 2006-05-10 |
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JP (1) | JP3772116B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007285083A (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-01 | Wako Concrete Kogyo Kk | コンクリート擁壁と防護柵と車輪誘導柵の複合施設 |
JP2011190679A (ja) * | 2011-06-03 | 2011-09-29 | Wako Concrete Kogyo Kk | コンクリート擁壁と防護柵と車輪誘導柵の複合施設 |
CN108716185A (zh) * | 2018-07-16 | 2018-10-30 | 广州市市政工程设计研究总院有限公司 | 一种顶板灌浆连接预制装配式钢筋混凝土侧边防撞护栏 |
-
2002
- 2002-01-17 JP JP2002008984A patent/JP3772116B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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