JP2003212712A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2003212712A
JP2003212712A JP2002312042A JP2002312042A JP2003212712A JP 2003212712 A JP2003212712 A JP 2003212712A JP 2002312042 A JP2002312042 A JP 2002312042A JP 2002312042 A JP2002312042 A JP 2002312042A JP 2003212712 A JP2003212712 A JP 2003212712A
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cosmetic
acid ester
oleic acid
polyoxyalkylene
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Chiho Motonaga
千穂 元永
Satoru Tanaka
覚 田中
Kayoko Kobayashi
香与子 小林
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Kose Corp
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リン脂質を必須とし、さらにソルビタンオレイ
ン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンオレイン
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトールオレイン
酸エステル、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポ
リオキシアルキレン・アルキル共変性シリコーン、有機
変性粘土鉱物、及び有機紫外線吸収剤から選ばれる一種
又は二種以上を含有することにより起因する化粧料の基
剤臭のマスキングに優れた化粧料を提供する。 【解決手段】次の成分(a)〜(c); (a)リン脂質を必須とし、ソルビタンオレイン酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタンオレイン酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビトールオレイン酸エステ
ル、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリオキシ
アルキレン・アルキル共変性シリコーン、有機変性粘土
鉱物、及び有機紫外線吸収剤から選ばれる一種又は二種
以上 (b)オレンジフラワーの水性成分 (c)ローズの水性成分 を含有する化粧料であり、更には成分(d)として、ラ
ベンダーの水性成分又は油性成分を含有する化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリン脂質を含有する
化粧料に関し、更に詳細には特定の植物から得られる水
性成分を少なくとも二種以上含有することにより、化粧
料の原料に起因する基剤臭を低減(マスキング)するこ
とに優れた化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の化粧料には、原料自体の
におい(基剤臭)をマスキングする目的と、香り自体を
楽しむ目的で香料を配合してきた。しかし、近年では、
消費者の嗜好が、香りの強いものから、次第に微香性や
無香性へと変化し、香料無配合の化粧料の需要が高まっ
てきている。一方で、より保湿力の高い化粧料が求めら
れる傾向も強まってきている。従来から、化粧料には様
々な保湿成分が用いられているが、中でもリン脂質は優
れた保湿効果を有することが知られている。しかし、従
来のリン脂質を含有する化粧料は、その原料に起因する
基剤臭があるために、微香性や香料を無配合にすること
が困難であった。さらに、リン脂質を含有する化粧料に
おいて、ソルビタンオレイン酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタンオレイン酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビトールオレイン酸エステル、ポリオキシアル
キレン変性シリコーン、ポリオキシアルキレン・アルキ
ル共変性シリコーン、有機変性粘土鉱物、及び有機紫外
線吸収剤を含有する場合は、これら原料の基剤臭が相乗
的に高まり、微香性や香料を無配合にすることがきわめ
て困難であった。原料に関しては、脱臭化処理やにおい
の原因となる不純物を除去する等の手段があるものの、
全ての原料を脱臭することは困難であり、また、原料に
よっては、熱や酸化等による劣化により経時的ににおい
(劣化臭)を生じるものもある。そのため、マスキング
に効果のある成分をスクリーニングしたり、調合研究し
ていた。一例として、特定の植物から圧搾又は抽出した
マスキング剤が提案されている(例えば、特許文献1参
照。)。
【0003】
【特許文献1】特開平6−158096号公報
【0004】しかしながら、従来から知られているマス
キング剤においては、その効果が不十分なものであり、
満足し得るものではなかった。また、それ自体が特異的
な香りを有しているものが多く、基剤臭をある程度低減
できたとしても、結果的に同じ香調の化粧料しか得られ
ないという制約があった。一方、香料の配合量を減らし
て微香性にすると、化粧料に必要な基剤の配合量も減ら
さなければならず、保湿効果が満足に得られない等の問
題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、リン脂質を必
須成分とし、さらにソルビタンオレイン酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビトールオレイン酸エステル、ポリオキ
シアルキレン変性シリコーン、ポリオキシアルキレン・
アルキル共変性シリコーン、有機変性粘土鉱物及び有機
紫外線吸収剤とを含有する化粧料の基剤臭がマスキング
された化粧料の開発が求められていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の植物から得ら
れる水性成分を少なくとも二種以上含有することによ
り、該化粧料の基剤臭をマスキングすることに優れた化
粧料を得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち本発明は、次の成分(a)〜
(c); (a)リン脂質を必須とし、ソルビタンオレイン酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビトールオレイン酸エステル、
ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリオキシアル
キレン・アルキル共変性シリコーン、有機変性粘土鉱
物、及び有機紫外線吸収剤から選ばれる一種又は二種以
上 (b)オレンジフラワーの水性成分 (c)ローズの水性成分 を含有する化粧料であり、更には成分(d)として、ラ
ベンダーの水性成分又は油性成分を含有する化粧料を提
供するものである。以下、詳述する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(a)の
リン脂質は、化粧品種別許可基準記載の成分名(以下、
単に「成分名」で示す)で、例えば、大豆リン脂質、水
素添加大豆リン脂質、水素添加大豆リゾリン脂質、卵黄
レシチン、卵黄リゾフォスファチジルコリン、水素添加
卵黄レシチン等が挙げられ、これらの一種又は二種以上
を用いることができる。
【0009】本発明の化粧料における成分(a)のリン
脂質の含有量は、特に限定されるものではないが、0.
1質量%(以下、単に「%」で示す)以上であれば本発
明の効果が有効に発現し、さらに0.3%以上であれ
ば、本発明の効果はより顕著に発現する。
【0010】本発明で用いられる成分(a)のソルビタ
ンオレイン酸エステルは、例えば成分名で、モノオレイ
ン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン等が挙げ
られ、これらの一種又は二種以上を用いることができ
る。
【0011】本発明で用いられる成分(a)のポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、例えば成分名
で、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モ
ノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(6E.
O.)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン
(20E.O.)、トリオレイン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.)等が挙げられ、これらの一
種又は二種以上を用いることができる。
【0012】本発明で用いられる成分(a)のポリオキ
シエチレンソルビトールオレイン酸エステルは、例えば
成分名で、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビ
ット、ペンタオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット
等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いること
ができる。
【0013】本発明の化粧料における成分(a)のソル
ビタンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール
オレイン酸エステルの含有量は、特に限定されるもので
はないが、0.1%以上であれば、本発明の効果が有効
に発現し、さらに0.3%以上であれば、本発明の効果
はより顕著に発現する。
【0014】本発明で用いられる成分(a)のポリオキ
シアルキレン変性シリコーンは、例えば成分名で、ポリ
オキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ま
た、それらの部分架橋物(INCI Name:Dim
ethicone Copolyol Crosspo
lymer)等が挙げられ、これらの一種又は二種以上
を用いることができる。
【0015】本発明で用いられる成分(a)のポリオキ
シアルキレン・アルキル共変性シリコーンは、例えば成
分名で、ポリオキシエチレンメチルシロキサン・ポリオ
キシプロピレンオレイルメチルシロキサン・ジメチルシ
ロキサン共重合体、メチルポリシロキサン・セチルメチ
ルポリシロキサン・ポリ(オキシエチレン・オキシプロ
ピレン)メチルポリシロキサン共重合体等が挙げられ、
これらの一種又は二種以上を用いることができる。
【0016】本発明の化粧料における成分(a)のポリ
オキシアルキレン変性シリコーン、ポリオキシアルキレ
ン・アルキル共変性シリコーンの含有量は、特に限定さ
れるものではないが、0.5%以上であれば、本発明の
効果が有効に発現し、さらに1%以上であれば、本発明
の効果はより顕著に発現する。
【0017】本発明で用いられる成分(a)の有機変性
粘土鉱物は、例えば成分名で、ベンジルジメチルステア
リルアンモニウムヘクトライト、ジメチルジステアリル
アンモニウムヘクトライト、ジメチルジステアリルアン
モニウムベントナイト等が挙げられ、これらの一種又は
二種以上を用いることができる。
【0018】本発明の化粧料における成分(a)の有機
変性粘土鉱物の含有量は、特に限定されるものではない
が、0.5%以上であれば本発明の効果が有効に発現
し、さらに1%以上であれば、本発明の効果はより顕著
に発現する。
【0019】本発明で用いられる成分(a)の有機紫外
線吸収剤は、例えば成分名で、ジイソプロピルケイ皮酸
メチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジ
パラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリ
セリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル・ジイソプ
ロピルケイ皮酸エステル混合物等が挙げられ、これらの
一種又は二種以上を用いることができる。
【0020】本発明の化粧料における成分(a)の有機
紫外線吸収剤の含有量は、特に限定されるものではない
が、1%以上であれば本発明の効果が有効に発現し、さ
らに2%以上であれば、本発明の効果はより顕著に発現
する。
【0021】本発明で用いられる成分(b)のオレンジ
フラワーの水性成分は、ミカン科シトラス属諸植物の食
用に供する花を水蒸気蒸留することによって得られる成
分である。このようなオレンジフラワーの水性成分は、
例えば市販品として、Citrussinensis Osbeck(Rutacea
e)を水蒸気蒸留して得たオレンジフラワー水(香栄興業
社製)等が挙げられる。
【0022】本発明で用いられる成分(c)のローズの
水性成分は、バラ科バラ属に属する植物の花を水蒸気蒸
留することによって得られる成分である。このようなロ
ーズの水性成分は、市販品として、ローズ水(イワキ社
製)、ローズ水(香栄興業社製)、ローズCLフォルテ
(DRAGOCO社製)等が挙げられる。
【0023】本発明で用いられる成分(d)のラベンダ
ーの水性成分及び油性成分は、シソ科 Lavandula 属に
属する植物から得られるものであり、その水性成分は花
を水蒸気蒸留して得られる成分であり、油性成分は花よ
り水蒸気蒸留及び/又は溶剤抽出によって得られる精油
である。このようなラベンダーの水性成分及び油性成分
は、市販品として、ラベンダー水(丸善製薬社製)、ラ
ベンダー水(香栄興業社製)、ラベンダーCLフォルテ
(DRAGOCO社製)、ラベンダー油(小林香料社
製)等が挙げられる。
【0024】成分(b)〜(d)の水性成分又は油性成
分の含有量は、特に限定されないが、水性成分である場
合には、0.1〜95%が好ましく、より好ましくは
0.5〜90%である。油性成分である場合は、0.0
01〜10%(が好ましく、より好ましくは0.01〜
5%である。この範囲であれば、本発明の効果がより顕
著に発現する。
【0025】本発明の化粧料には、上記成分の他に、本
発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や医薬部
外品の製剤に用いられる成分、すなわち、水(精製水、
温泉水、深層水等)、油剤、界面活性剤、金属セッケ
ン、油性ゲル化剤、粉体、アルコール類、水溶性高分
子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線防御剤、抗菌剤、香料、
消臭剤、塩類、pH調節剤、清涼剤、動物・微生物由来
抽出物、植物抽出物、美白剤、血行促進剤、収斂剤、抗
脂漏剤、抗炎症剤、活性酸素消去剤、抗酸化剤、角質溶
解剤、保湿剤、酵素等を含有することができる。
【0026】また、本発明の化粧料の例としては、化粧
水、美容液、乳液、クリーム、オイル、パック、クレン
ジング、マッサージ料等の基礎化粧料、白粉、口紅、マ
スカラ、アイライナー、下地料等のメーキャップ化粧
料、ヘアクリーム、リンス、ヘアトリートメント、ヘア
スプレー、ヘアトニック、整髪料、育毛・養毛料等の頭
髪化粧料、日焼け止め化粧料、シャンプー、ボディーソ
ープ等の洗浄剤組成物等とすることができ、その剤型に
ついても特に制限はなく、固形状、ペースト状、ムース
状、ジェル状、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散
系、多層状とすることができる。また、本発明の化粧料
は、香料を配合した化粧料又は、香料を配合しない無香
料化粧料のいずれでも良い。
【0027】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるもので
はない。
【0028】実施例1〜6及び比較例1〜6:水中油乳
化型ファンデーション 表1及び表2に示す組成並びに以下に示す製造方法に従
って水中油乳化型ファンデーションを製造した。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】(注1)香栄興業社製 (注2)イワキ株式会社製 (注3)丸善製薬社製
【0032】(製造方法) A:成分1〜10を混合溶解する。 B:成分11〜18を混合する。 C:AにBを加えて、水中油乳化型ファンデーションを
得た。
【0033】(判定方法) マスキング効果 専門評価パネル20名により、各試料の基剤臭のマスキ
ング効果について評価し、下記基準で判定した。
【0034】[判定基準] ◎:16名以上が良好と評価 ○:11〜15名が良好と評価 △:5〜10名が良好と評価 ×:4名以下が良好と評価
【0035】上記表1及び表2の結果から明らかなよう
に、本発明品の実施例1〜6の水中油乳化型ファンデー
ションは、比較例1〜6の水中油乳化型ファンデーショ
ンと比較して、優れたマスキング効果をもつ水中油乳化
型ファンデーションであった。
【0036】 実施例7:油中水乳化型リキッドファンデーション (成分) (%) 1.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 2.ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 5.0 3.2―エチルヘキサン酸セチル 10 4.パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5 5.着色顔料 10 6.デカメチルシクロペンタシロキサン 10 7.有機変性ベントナイト 2 8.水素添加大豆リン脂質 0.5 9.精製水 残量 10.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 11.食塩 0.2 12.1,3−ブチレングリコール 5 13.オレンジフラワー水(注1) 2 14.ローズ水(注2) 1 15.ラベンダー水(注3) 1 (注1)香栄興業社製 (注2)イワキ株式会社製 (注3)丸善製薬社製
【0037】(製造方法) A:成分1〜8を均一混合する。 B:成分9〜15を均一に混合する。 C:AにBを添加して乳化し、油中水乳化型リキッドフ
ァンデーションを得た。 実施例7は、香料を用いなくても基剤臭を全く感じさせ
ない油中水乳化型リキッドファンデーションであった。
【0038】 実施例8:油性ファンデーション (成分) (%) 1.マイクロクリスタリンワックス 5 2.2−エチルヘキサン酸セチル 残量 3.トリウンデシル酸グリセリド 5 4.セレシンワックス 5 5.セスキオレイン酸ソルビタン 1 6.水素添加大豆リン脂質 0.5 7.タルク 15 8.マイカ 10 9.ベンガラ 0.2 10.黒酸化鉄 0.1 11.黄酸化鉄 2 12.防腐剤 0.2 13.パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5 14.オレンジフラワー水(注1) 0.1 15.ローズ水(注2) 0.1 (注1)香栄興業社製 (注2)イワキ株式会社製
【0039】(製造方法) A:成分1〜6を均一に加熱溶解し、成分7〜15を加
え、均一に混合する。 B:Aを皿に溶融充填し、冷却して製品とする。 実施例8は、基剤臭を全く感じさせない点において優れ
た油性ファンデーションであった。
【0040】 実施例9:乳液 (成分) (%) 1.モノステアリン酸ソルビタン 0.5 2.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.) 0.5 ソルビタン 3.親油型モノステアリン酸グリセリン 0.2 4.ステアリン酸 0.5 5.セタノール 0.5 6.スクワラン 3 7.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2 8.メチルポリシロキサン 1 9.水素添加大豆リン脂質 0.1 10.パラオキシ安息香酸メチル 0.1 11.カルボキシビニルポリマー 0.2 12.水酸化ナトリウム 0.05 13.グリセリン 5 14.1,3−ブチレングリコール 7 15.精製水 残量 16.エタノール 5 17.オレンジフラワー水(注1) 0.1 18.ローズ水(注2) 1 19.ラベンダー水(注3) 1 (注1)香栄興業社製 (注2)イワキ株式会社製 (注3)丸善製薬社製
【0041】(製造方法) A:成分10〜16を70℃にて混合する。 B:成分1〜9を70℃にて混合する。 C:AにBを徐注入して乳化する。 D:Cを冷却後、成分17〜19を加え、均一に混合し
て乳液を得た。 実施例9は、基剤臭を感じさせない乳液であった。
【0042】 実施例8:日焼け止めローション (成分) (%) 1.ステアリン酸 2 2.ベヘニルアルコール 2 3.親油型モノステアリン酸グリセリン 1 4.セスキオレイン酸ソルビタン 1 5.水素添加大豆リン脂質 0.5 6.ラベンダー油(注1) 0.01 7.オクチルメトキシシンナメート 5 8.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 9.香料 0.05 10.シリコーン処理微粒子酸化チタン 10 11.シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 10 12.トリメチルシロキシケイ酸 0.5 13.カルボキシビニルポリマー 0.2 14.水酸化ナトリウム 0.05 15.グリセリン 5 16.1,3−ブチレングリコール 7 17.エタノール 10 18.精製水 残量 19.ローズ水(注2) 3 20.オレンジフラワー水(注3) 10 (注1)小林香料社製 (注2)イワキ株式会社製 (注3)香栄興業社製
【0043】(製造方法) A:成分1〜9を70℃にて均一混合する。 B:Aに10〜12を分散混合する。 C:成分13〜20を均一混合し、70℃で保つ。 D:CにBを混合して乳化する。室温まで冷却して日焼
け止めローションを得た。 実施例10は、基剤臭を全く感じさせない日焼け止めロ
ーションであった。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の化粧料
は、特定の植物から得られる水性成分を少なくとも二種
以上含有することによって、リン脂質を必須成分として
含有し、ソルビタンオレイン酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタンオレイン酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビトールオレイン酸エステル、ポリオキシアル
キレン変性シリコーン、ポリオキシアルキレン・アルキ
ル共変性シリコーン、有機変性粘土鉱物、及び紫外線吸
収剤から選ばれる一種又は二種以上とを含有することに
より起因する基剤臭をマスキングすることを可能とした
ものである。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB032 AB212 AB232 AB242 AB332 AB432 AB441 AB442 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC242 AC262 AC342 AC352 AC422 AC441 AC442 AC482 AC542 AC912 AD092 AD152 AD161 AD162 AD172 AD571 AD572 BB07 BB13 BB23 BB41 BB46 CC01 CC02 CC05 CC12 CC19 DD23 DD27 DD31 DD33 EE17 FF05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(c); (a)リン脂質 (b)オレンジフラワーの水性成分 (c)ローズの水性成分 を含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(a)が(i)及び(ii) (i)リン脂質 (ii)ソルビタンオレイン酸エステル、ポリオキシエ
    チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
    ソルビトールオレイン酸エステル、ポリオキシアルキレ
    ン変性シリコーン、ポリオキシアルキレン・アルキル共
    変性シリコーン、有機変性粘土鉱物、及び有機紫外線吸
    収剤から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴と
    する請求項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 更に成分(d)として、ラベンダーの水
    性成分又は油性成分を含有することを特徴とする請求項
    1又は2記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 化粧料が、ファンデーションであること
    を特徴とする請求項1から3の何れかの項記載の化粧
    料。
  5. 【請求項5】 該化粧料の原料に起因する基剤臭がマス
    キングされたことを特徴とする請求項1から4の何れか
    の項記載の化粧料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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