JP2003212262A - ポンプ付エアレス容器 - Google Patents
ポンプ付エアレス容器Info
- Publication number
- JP2003212262A JP2003212262A JP2002014068A JP2002014068A JP2003212262A JP 2003212262 A JP2003212262 A JP 2003212262A JP 2002014068 A JP2002014068 A JP 2002014068A JP 2002014068 A JP2002014068 A JP 2002014068A JP 2003212262 A JP2003212262 A JP 2003212262A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral surface
- container
- outer peripheral
- circumferential surface
- pump
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 摺動底蓋本体の周囲に、容器内周面に当接す
る環状の外周面部が形成された摺動底蓋を備えたポンプ
付エアレス容器において、容器内周面に対するシール性
を一層向上させる。 【解決手段】 環状の外周面部46が、摺動底蓋本体4
1の周囲から上側及び下側へ形成される上側外周面部及
47び下側外周面部48を有し、上側外周面部47の先
端部分47aは、上方へ向けて内径が大きくなるように
傾斜面状に形成されると共に、この傾斜面状先端部分に
おけるその先端縁よりも基端側寄りに、容器内周面19
に圧接する環状の突出部49が形成されている。上側外
周面部47における突出部49よりも基端側領域の外周
面は、基端側に向けて徐々に肉薄にするように外径を小
さくする傾斜面状に形成されている。下側外周面部48
の先端部にも容器内周面に圧接する環状の突出部49a
が形成されている。
る環状の外周面部が形成された摺動底蓋を備えたポンプ
付エアレス容器において、容器内周面に対するシール性
を一層向上させる。 【解決手段】 環状の外周面部46が、摺動底蓋本体4
1の周囲から上側及び下側へ形成される上側外周面部及
47び下側外周面部48を有し、上側外周面部47の先
端部分47aは、上方へ向けて内径が大きくなるように
傾斜面状に形成されると共に、この傾斜面状先端部分に
おけるその先端縁よりも基端側寄りに、容器内周面19
に圧接する環状の突出部49が形成されている。上側外
周面部47における突出部49よりも基端側領域の外周
面は、基端側に向けて徐々に肉薄にするように外径を小
さくする傾斜面状に形成されている。下側外周面部48
の先端部にも容器内周面に圧接する環状の突出部49a
が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の頭部に装着
されたポンプにより、吸引室より底部側の容器内から吸
引室に内容物を押下げ操作により吐出させ、また吸引に
連動して容器内の摺動底蓋が容器内のエアを排気するよ
うに吸引室に向けて摺動するようになったポンプ付エア
レス容器に関するものである。
されたポンプにより、吸引室より底部側の容器内から吸
引室に内容物を押下げ操作により吐出させ、また吸引に
連動して容器内の摺動底蓋が容器内のエアを排気するよ
うに吸引室に向けて摺動するようになったポンプ付エア
レス容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポンプの吸い上げ動作に連動して摺動す
る摺動底蓋は種々の形状のものが周知であるが、実開平
5−54362号公報により、摺動底蓋本体の周囲の上
側及び下側に、容器の内周面に圧接してシール状態で摺
動する上側外周面部及び下側外周面部が形成されたH形
の断面形状の摺動底蓋も周知である。これにより、僅か
にわん曲した上側外周面部及び下側外周面部の先端部で
容器内周面に圧接することにより、摺動時或いは温度変
動に対する変形もしくは傾倒を防止して、シール性を確
保している。また、この種の上側外周面部及び下側外周
面部に、図4に示すように、環状の突出部9を形成し
て、容器内周面9aに確実に圧接させる構造も周知とな
っている。
る摺動底蓋は種々の形状のものが周知であるが、実開平
5−54362号公報により、摺動底蓋本体の周囲の上
側及び下側に、容器の内周面に圧接してシール状態で摺
動する上側外周面部及び下側外周面部が形成されたH形
の断面形状の摺動底蓋も周知である。これにより、僅か
にわん曲した上側外周面部及び下側外周面部の先端部で
容器内周面に圧接することにより、摺動時或いは温度変
動に対する変形もしくは傾倒を防止して、シール性を確
保している。また、この種の上側外周面部及び下側外周
面部に、図4に示すように、環状の突出部9を形成し
て、容器内周面9aに確実に圧接させる構造も周知とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
摺動底蓋本体の周囲に、容器の内周面に圧接する上側外
周面部及び下側外周面部が形成された摺動底蓋を備えた
ポンプ付エアレス容器において、容器内周面に対するシ
ール性を一層向上させることを目的とする。
摺動底蓋本体の周囲に、容器の内周面に圧接する上側外
周面部及び下側外周面部が形成された摺動底蓋を備えた
ポンプ付エアレス容器において、容器内周面に対するシ
ール性を一層向上させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、容器の頭部に装着され
たポンプの押下げ操作により、容器内からポンプの吸引
室に吸引した内容物を外部に吐出させると共に、容器内
のエアを排気するように吸引に連動して上方へ摺動する
摺動底蓋を備え、その摺動底蓋本体の周囲に容器の内周
面に圧接してシール状態で摺動する環状の外周面部が形
成されているポンプ付エアレス容器において、環状の外
周面部が、摺動底蓋本体の周囲から上側及び下側へ形成
される上側外周面部及び下側外周面部を有し、上側外周
面部の先端部分は、上方へ向けて内径が大きくなるよう
に傾斜面状に形成されると共に、この傾斜面状先端部分
におけるその先端縁よりも基端側寄りに、容器内周面に
圧接する環状の突出部が形成され、上側外周面部におけ
る突出部よりも基端側領域の外周面は、基端側に向けて
徐々に肉薄にするように外径を小さくする傾斜面状に形
成され、下側外周面部の先端部にも容器内周面に圧接す
る環状の突出部が形成されたことを特徴とする。
成するために、請求項1により、容器の頭部に装着され
たポンプの押下げ操作により、容器内からポンプの吸引
室に吸引した内容物を外部に吐出させると共に、容器内
のエアを排気するように吸引に連動して上方へ摺動する
摺動底蓋を備え、その摺動底蓋本体の周囲に容器の内周
面に圧接してシール状態で摺動する環状の外周面部が形
成されているポンプ付エアレス容器において、環状の外
周面部が、摺動底蓋本体の周囲から上側及び下側へ形成
される上側外周面部及び下側外周面部を有し、上側外周
面部の先端部分は、上方へ向けて内径が大きくなるよう
に傾斜面状に形成されると共に、この傾斜面状先端部分
におけるその先端縁よりも基端側寄りに、容器内周面に
圧接する環状の突出部が形成され、上側外周面部におけ
る突出部よりも基端側領域の外周面は、基端側に向けて
徐々に肉薄にするように外径を小さくする傾斜面状に形
成され、下側外周面部の先端部にも容器内周面に圧接す
る環状の突出部が形成されたことを特徴とする。
【0005】上側外周面部及び下側外周面部の互に上下
に離間した突出部が、容器内周面に圧接することにより
傾倒が抑制される。上側外周面部の先方へ向けて内径が
大きくなる傾斜面状先端部分により、先方からの荷重に
より容器内周面に向けて開拡する力が作用する。上側外
周面部は、突出部よりも基端側が肉薄になることによ
り、先端部分の圧接状態での径方向の十分な可撓性が得
られ、また突出部は先端縁よりも基端側寄りに変位して
いることにより、特に摺動時に変形し易い先端縁の変形
の影響を回避できる。
に離間した突出部が、容器内周面に圧接することにより
傾倒が抑制される。上側外周面部の先方へ向けて内径が
大きくなる傾斜面状先端部分により、先方からの荷重に
より容器内周面に向けて開拡する力が作用する。上側外
周面部は、突出部よりも基端側が肉薄になることによ
り、先端部分の圧接状態での径方向の十分な可撓性が得
られ、また突出部は先端縁よりも基端側寄りに変位して
いることにより、特に摺動時に変形し易い先端縁の変形
の影響を回避できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を基に本発明の実施
の形態の一例によるポンプ付エアレス容器を説明する。
このポンプ付エアレス容器は、図1に示すように、クリ
ーム状或いは液状の内容物が充填された容器10の頭頂
部にポンプ20がねじ込まれ、その縦方向流路21aを
備えたピストン21に、上向きの噴射口31を備え、外
周に環状の操作部32を有するスパウト状ノズル30が
嵌合されて構成されている。容器10の底部には通気孔
12を有する固定底蓋11が取付けられている。その内
側には、内容物のポンプ20側への吸い上げに連動して
容器内のエアを排気させるように、容器10の内周面1
9に沿って上方へ摺動する摺動底蓋40が装着されてい
る。
の形態の一例によるポンプ付エアレス容器を説明する。
このポンプ付エアレス容器は、図1に示すように、クリ
ーム状或いは液状の内容物が充填された容器10の頭頂
部にポンプ20がねじ込まれ、その縦方向流路21aを
備えたピストン21に、上向きの噴射口31を備え、外
周に環状の操作部32を有するスパウト状ノズル30が
嵌合されて構成されている。容器10の底部には通気孔
12を有する固定底蓋11が取付けられている。その内
側には、内容物のポンプ20側への吸い上げに連動して
容器内のエアを排気させるように、容器10の内周面1
9に沿って上方へ摺動する摺動底蓋40が装着されてい
る。
【0007】図2はポンプ20の構成及び動作を説明す
るもので、同図Aは使用開始前の状態を示す。ノズル3
0によりピストン21がコイルばね24を圧縮させて押
下げ操作されると、ストップラバー23が撓むと共に環
状の弁22に対して相対的にピストン21が下方へ変位
することにより弁口25が開放され、吸引室26が大気
に解放され(同図B参照)、さらに押すと弁22も下限
位置に下降して弁口25が閉鎖する(同図C参照)。次
いで、ピストン21の押下げを解除するとコイルばね2
4によりピストン21が弁口25を閉鎖して上方へ駆動
され、追従して弁22も同図Aの状態に復帰する過程
で、吸引室26が負圧になってボール27の開放により
内容物が吸引される。
るもので、同図Aは使用開始前の状態を示す。ノズル3
0によりピストン21がコイルばね24を圧縮させて押
下げ操作されると、ストップラバー23が撓むと共に環
状の弁22に対して相対的にピストン21が下方へ変位
することにより弁口25が開放され、吸引室26が大気
に解放され(同図B参照)、さらに押すと弁22も下限
位置に下降して弁口25が閉鎖する(同図C参照)。次
いで、ピストン21の押下げを解除するとコイルばね2
4によりピストン21が弁口25を閉鎖して上方へ駆動
され、追従して弁22も同図Aの状態に復帰する過程
で、吸引室26が負圧になってボール27の開放により
内容物が吸引される。
【0008】以後、ピストン21の押下げ操作ごとに、
吸引室26に吸引された内容物が押出しにより同図Bの
過程で弁口25から吐出され、さらに押下げられて弁口
25を閉じて通常位置に復帰する過程で、次の吸引室2
6への内容物の吸引が行われる。弁口25から内容物が
吐出されると、ノズル30の噴射口31から噴射され
る。このようなポンプの構造は周知であり、その外にも
種々の構造が周知となっている。また、吸引室26へ内
容物が吸引されるのに連動して、容器10内の負圧発生
により摺動底蓋40は上方へ摺動する。
吸引室26に吸引された内容物が押出しにより同図Bの
過程で弁口25から吐出され、さらに押下げられて弁口
25を閉じて通常位置に復帰する過程で、次の吸引室2
6への内容物の吸引が行われる。弁口25から内容物が
吐出されると、ノズル30の噴射口31から噴射され
る。このようなポンプの構造は周知であり、その外にも
種々の構造が周知となっている。また、吸引室26へ内
容物が吸引されるのに連動して、容器10内の負圧発生
により摺動底蓋40は上方へ摺動する。
【0009】この摺動底蓋は、内筒状周壁部42及び外
筒状周壁部43を底板41に設けて下方へ開口したカッ
プ状の摺動底蓋本体41に、外筒状周壁部43の先端外
周に外周面部46の高さ方向の途中部分を合成樹脂で一
体に形成して接続されている。したがって、この外周面
部は、外筒状周壁部43の先端外周の接続部43aに基
端部がそれぞれ接続された上側外周面部47及び下側外
周面部48で構成されている。内筒状周壁部42と外筒
状周壁部43及び下側外周面部48の基端領域は、リブ
面45により四方で互に連結されている(図3B参
照)。
筒状周壁部43を底板41に設けて下方へ開口したカッ
プ状の摺動底蓋本体41に、外筒状周壁部43の先端外
周に外周面部46の高さ方向の途中部分を合成樹脂で一
体に形成して接続されている。したがって、この外周面
部は、外筒状周壁部43の先端外周の接続部43aに基
端部がそれぞれ接続された上側外周面部47及び下側外
周面部48で構成されている。内筒状周壁部42と外筒
状周壁部43及び下側外周面部48の基端領域は、リブ
面45により四方で互に連結されている(図3B参
照)。
【0010】図3Aに拡大して示すように、下側外周面
部48の内周面は、接続部43aに接続する基端部から
同一内径で下降して、先端部分48aで先方へ向けて内
径が大きくなるように傾斜面状に形成されている。上側
外周面部47は、外筒状周壁部43に隙間43bを置い
て下側外周面部48に対して相対的に肉薄に形成され、
内周面は、接続部43aに接続する基端部から同一内径
で上昇して、先端部分47aで先方へ向けて内径が大き
くなるように傾斜面状に形成されている。
部48の内周面は、接続部43aに接続する基端部から
同一内径で下降して、先端部分48aで先方へ向けて内
径が大きくなるように傾斜面状に形成されている。上側
外周面部47は、外筒状周壁部43に隙間43bを置い
て下側外周面部48に対して相対的に肉薄に形成され、
内周面は、接続部43aに接続する基端部から同一内径
で上昇して、先端部分47aで先方へ向けて内径が大き
くなるように傾斜面状に形成されている。
【0011】傾斜面状先端部分48aの外周面は、先方
へ向けて外径が大きくなるように、傾斜すると共に、そ
の先端縁よりも基端寄りの領域に容器内周面19に圧接
する環状の突出部49aが形成されている。一方、傾斜
面状先端部分47aの外周面にも、その先端縁よりも基
端寄りの領域に内周面19に圧接する環状の突出部49
が形成されると共に、この突出部よりも基端側領域は基
端側へ向けて外径が小さくなって徐々に肉薄にするよう
に傾斜面状に形成されている。
へ向けて外径が大きくなるように、傾斜すると共に、そ
の先端縁よりも基端寄りの領域に容器内周面19に圧接
する環状の突出部49aが形成されている。一方、傾斜
面状先端部分47aの外周面にも、その先端縁よりも基
端寄りの領域に内周面19に圧接する環状の突出部49
が形成されると共に、この突出部よりも基端側領域は基
端側へ向けて外径が小さくなって徐々に肉薄にするよう
に傾斜面状に形成されている。
【0012】このように構成された摺動底蓋40の摺動
動作は次の通りである。摺動底蓋40は、傾斜面状先端
部分47a、48aを僅かに内側へ撓ませて容器10へ
装着される。ピストン21が押下げ操作されるごとに、
吸引室26に内容物がボール27の開放により吸引さ
れ、その際容器内部が負圧になることにより連動して摺
動底蓋40が上方へ外周面部46で摺動する。その際、
上側外周面部47の突出部49の容器内周面19への圧
接によりシール性が確保され、容器10内はエアが常時
混入しないように排気される。
動作は次の通りである。摺動底蓋40は、傾斜面状先端
部分47a、48aを僅かに内側へ撓ませて容器10へ
装着される。ピストン21が押下げ操作されるごとに、
吸引室26に内容物がボール27の開放により吸引さ
れ、その際容器内部が負圧になることにより連動して摺
動底蓋40が上方へ外周面部46で摺動する。その際、
上側外周面部47の突出部49の容器内周面19への圧
接によりシール性が確保され、容器10内はエアが常時
混入しないように排気される。
【0013】摺動底蓋40は、内筒状周壁部42と外筒
状周壁部43の二重筒構造並びにその間のリブ面45に
より、上側外周面部47及び下側外周面部48の径方向
の摺動時の変形が抑制され、また突出部49、49aが
上下に離間して容器内周面19に圧接することにより、
摺動摩擦を大きくすることなく傾倒も抑制される。シー
ル性が確保されると共に経時的な変形も抑制される。
状周壁部43の二重筒構造並びにその間のリブ面45に
より、上側外周面部47及び下側外周面部48の径方向
の摺動時の変形が抑制され、また突出部49、49aが
上下に離間して容器内周面19に圧接することにより、
摺動摩擦を大きくすることなく傾倒も抑制される。シー
ル性が確保されると共に経時的な変形も抑制される。
【0014】また、先方へ向けて徐々に肉薄になる傾斜
面状先端部分47a、48aにより可撓性が得られ、一
層確実に摺動摩擦を大きくせずに容器内周面19に当接
してシール性が確保される。その際、さらに先端部分4
7aは、摺動時にその傾斜面状傾斜面が内容物により荷
重されて、外方へ向かう開拡力でシール作用を確実にす
る。突出部49、49aが傾斜面状先端部47a、48
aの先端縁よりも基部側へ後退していることにより、こ
れらの先端縁の摺動動作時或いは経時的な変形の影響を
回避できる。上側外周面部47は、基端部に向けて徐々
に肉薄になることにより、径方向の可撓性を保持して突
出部49が確実に圧接することができる。
面状先端部分47a、48aにより可撓性が得られ、一
層確実に摺動摩擦を大きくせずに容器内周面19に当接
してシール性が確保される。その際、さらに先端部分4
7aは、摺動時にその傾斜面状傾斜面が内容物により荷
重されて、外方へ向かう開拡力でシール作用を確実にす
る。突出部49、49aが傾斜面状先端部47a、48
aの先端縁よりも基部側へ後退していることにより、こ
れらの先端縁の摺動動作時或いは経時的な変形の影響を
回避できる。上側外周面部47は、基端部に向けて徐々
に肉薄になることにより、径方向の可撓性を保持して突
出部49が確実に圧接することができる。
【0015】このような構造により、上側外周面部47
及び下側外周面部48は温度変化或いはこれに起因する
容器内圧の変化、特に温度上昇に伴う内圧増大によって
も変形しにくくなり、環状突出部49の変形或いは内方
への変位も確実に抑制される。
及び下側外周面部48は温度変化或いはこれに起因する
容器内圧の変化、特に温度上昇に伴う内圧増大によって
も変形しにくくなり、環状突出部49の変形或いは内方
への変位も確実に抑制される。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上側外周面部
の環状突出部の摺動動作及び温度変動に起因したり、或
いは経時的な変形が抑制されることにより、クリーム状
に限らず液体状の内容物が充填されたポンプ付エアレス
容器の摺動底蓋のシール性が向上する。その際、請求項
2の発明によれば、摺動底蓋本体の変形も確実に抑制さ
れ、シール性が一層向上する。
の環状突出部の摺動動作及び温度変動に起因したり、或
いは経時的な変形が抑制されることにより、クリーム状
に限らず液体状の内容物が充填されたポンプ付エアレス
容器の摺動底蓋のシール性が向上する。その際、請求項
2の発明によれば、摺動底蓋本体の変形も確実に抑制さ
れ、シール性が一層向上する。
【図1】本発明の実施の形態によるポンプ付エアレス容
器の縦割り半分の平面図、残り半分の断面図である。
器の縦割り半分の平面図、残り半分の断面図である。
【図2】同ポンプ付エアレス容器のポンプの動作を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図3】同ポンプ付エアレス容器の摺動底蓋を示すもの
で、同図Aは要部断面図、同図Bは底面図である。
で、同図Aは要部断面図、同図Bは底面図である。
【図4】従来の摺動底蓋の要部断面図である。
【符号の説明】
10 容器
19 容器内周面
40 摺動底蓋
41 摺動底蓋本体
46 摺動底蓋の外周面部
47 上側外周面部
47a 上側外周面部の先端部分
48 下側外周面部
48a 下側外周面部の先端部分
49、49a 環状の突出部
フロントページの続き
(72)発明者 矢崎 智
東京都千代田区神田佐久間町2丁目7番地
株式会社三谷バルブ内
Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AA24 AB01 BA02
CA01 CB02 CC03 DA01 DB12
DC03 FA09 FB01 GA04 GB04
HA03 HB09 HC03 HD01 KB01
LB02 LB07 LC01 LD22 LE11
Claims (2)
- 【請求項1】 容器の頭部に装着されたポンプの押下げ
操作により、容器内からポンプの吸引室に吸引した内容
物を外部に吐出させると共に、容器内のエアを排気する
ように吸引に連動して上方へ摺動する摺動底蓋を備え、
その摺動底蓋本体の周囲に容器の内周面に圧接してシー
ル状態で摺動する環状の外周面部が形成されているポン
プ付エアレス容器において、 環状の外周面部が、摺動底蓋本体の周囲から上側及び下
側へ形成される上側外周面部及び下側外周面部を有し、 前記上側外周面部の先端部分は、上方へ向けて内径が大
きくなるように傾斜面状に形成されると共に、この傾斜
面状先端部分におけるその先端縁よりも基端側寄りに、
容器内周面に圧接する環状の突出部が形成され、 前記上側外周面部における前記突出部よりも基端側領域
の外周面は、基端側に向けて徐々に肉薄にするように外
径を小さくする傾斜面状に形成され、 前記下側外周面部の先端部にも前記容器内周面に圧接す
る環状の突出部が形成されたことを特徴とするポンプ付
エアレス容器。 - 【請求項2】 摺動底蓋本体が、下方へ開口した内筒状
及び外筒状の二重の周壁部を有するカップ状に形成され
ると共に、外筒状の前記周壁部の先端縁に、上側外周面
部及び下側外周面部の基端部がそれぞれ一体化されてい
ることを特徴とする請求項1記載のポンプ付エアレス容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002014068A JP2003212262A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | ポンプ付エアレス容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002014068A JP2003212262A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | ポンプ付エアレス容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003212262A true JP2003212262A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27650855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002014068A Pending JP2003212262A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | ポンプ付エアレス容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003212262A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007123193A1 (ja) | 2006-04-21 | 2007-11-01 | Toko Yakuhin Kogyo Kabushiki Kaisha | スプレー用ゲルタイプ皮膚・粘膜付着型製剤およびそれを用いた投与システム |
US8136703B2 (en) | 2006-04-21 | 2012-03-20 | Toko Yakuhin Kogyo Kabushiki Kaisha | Fluid container and airless fluid dispensing system |
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2002
- 2002-01-23 JP JP2002014068A patent/JP2003212262A/ja active Pending
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