JP2003212201A - 定量供給装置、及び該定量供給装置を用いた計数装置 - Google Patents

定量供給装置、及び該定量供給装置を用いた計数装置

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JP2003212201A
JP2003212201A JP2002013786A JP2002013786A JP2003212201A JP 2003212201 A JP2003212201 A JP 2003212201A JP 2002013786 A JP2002013786 A JP 2002013786A JP 2002013786 A JP2002013786 A JP 2002013786A JP 2003212201 A JP2003212201 A JP 2003212201A
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Akira Ishizuka
章 石塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被供給物を一錠ずつ正確に供給しつつ、装置
の小型化を図れる定量供給装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 定量供給装置1は、所定個数の被供給物
kを保持し得る第1保持孔51と、第1保持孔51の下
方に存して第1保持孔51に連通する、一個の被供給物
kを保持し得る第2保持孔52と、を有するスライド部
材5を、駆動手段Bによりスライドさせて、第1及び第
2保持孔51,52が排出口3の上方に到来すると共に
切出板6が第1保持孔51と第2保持孔52との間に存
する位置と、第1及び第2保持孔51,52が排出口3
の上方から退避すると共に切出板6が第1保持孔51と
第2保持孔52との間から退避した位置と、に交互に移
動させて、貯留室2の投下口21から落下する被供給物
kを一個ずつ分離して、排出口3から排出して外部に供
給するよう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被供給物を一個ず
つ正確に供給しつつ装置の小型化を図れる定量供給装
置、及び該定量供給装置を用いた計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、錠剤等の数量を計数する場合、直
線状のフィーダで配列された錠剤に振動を与えながら搬
送し、搬送端に設けられた検出器で錠剤を検出して計数
する方式があるが、このような直列フィーダ方式では錠
剤の搬送経路が長くなるため、錠剤が汚れやすく、また
振動に伴う錠剤の重なりにより誤計数が発生することが
多かった。
【0003】このため、計数して包装した場合でも、目
視確認可能な包装形態では目視による確認が、また、目
視不能な包装形態では手探りで確認する等の作業が必要
とされていた。そこで、順次供給される錠剤を所定個数
ずつ確実に分離して計数することにより、正確な計数を
可能とすべく、分離フィーダ方式を用いることが行われ
ている。
【0004】従来の分離フィーダ方式の計数装置として
は、図6に示すように、円筒形の貯留室hの底板h1上
に設けられた回転分離フィーダfで、貯留室hの底板h
1に設けられた排出口h2から所定個数ずつ錠剤kを落
下させ、排出口h2の下方に設けられた検出器sで落下
する錠剤kを検出して、錠剤kの数量を計数するものが
ある。
【0005】ここで、回転分離フィーダfは、ホッパh
の底板h1に回転自在に配設された下部回転円盤部fa
と、下部回転円盤部faの周縁部に所定ピッチで穿設さ
れた下部保持孔fa1と、下部回転円盤部faの上方に
下部回転円盤部faに所定間隔離間して配設され、下部
回転円盤部faに同心して一体に回転する、上部が略円
錐状に形成された上部回転円盤部fbと、上部回転円盤
部fbの周縁部に下部回転円盤部faの下部保持孔fa
1に対応して穿設された上部保持孔fb1と、下部回転
円盤部faと上部回転円盤部fbとの間に存し排出口h
2の上方に設けられた遮蔽板tと、を備えるものであ
る。
【0006】そして、この回転分離フィーダfは、ホッ
パh内に投入された錠剤kが上部回転円盤部fbの傾斜
面を移動して、上部回転円盤部fbの上部保持孔fb1
内に落下する。この場合、上部保持孔fb1内に落下し
た錠剤kは、下部保持孔fa1内まで落下し、上部保持
孔fb1には新たな錠剤kが落下して、両保持孔fa
1,fb1に錠剤kが保持された状態となる。そして、
上部回転円盤部fbと下部回転円盤部faとは一体に回
転しており、上部保持孔fb1及び下部保持孔fa1が
排出口h2の上方に位置した際に、下部保持孔fa1内
の錠剤kが排出口h2から落下する。
【0007】この場合、上部保持孔fb1内の錠剤k
は、遮蔽板tにより下部保持孔fa1への落下が規制さ
れており、上部回転円盤部fbの回転に伴い上部保持孔
fb1が遮蔽板t上から退避すると、落下規制が解かれ
た錠剤kが下部保持孔fa1に落下し、上部保持孔fb
1には新たに錠剤kが保持される。このような動作を各
保持孔fa1,fb1毎に繰り返すことにより、回転分
離フィーダfから錠剤kが順次落下される。このように
して、錠剤kが一錠ずつ分離した状態で検出器sに供給
されるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
分離フィーダ方式の定量供給装置を用いた計数装置は、
一対の回転円盤部fa,fbを回転させて、回転円盤部
fa,fbの周縁部の保持孔fa1,fb1に保持され
た錠剤kを、排出口h2から順次落下させるため、錠剤
kを保持した状態の保持孔fa1,fb1の回動動作に
要するスペースが大きくなり、その分装置が大型化する
ものであった。
【0009】また、ストリップ包装では、複数の錠剤を
一つのパッケージに整列包装することもあり、この場合
には、複数の供給装置を用いて各供給装置から錠剤を一
錠ずつパッケージ内に投入することにより複数の錠剤を
パッケージ内に充填して包装作業の高速化を図ることが
行われる。しかし、従来の供給装置では、各供給装置の
サイズが大きいため、複数の供給装置を並べると装置全
体として大型化してしまい、装置の設置スペースを確保
するのが容易でなく、錠剤包装の高速化を図るのが困難
な場合もあった。
【0010】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であって、被供給物を一錠ずつ正確に供給しつつ、装置
の小型化を図れる定量供給装置を提供することを目的と
するものである。また、本発明は、被計数物を正確に計
数して外部に供給しつつ、装置の小型化を図れる計数装
置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明の定量供給装置は、貯留室の投下口から落下する
被供給物を、定量切出機構により一個ずつ分離して、前
記投下口の下方に設けられた排出口から一個ずつ排出し
て外部に供給する定量供給装置であって、前記定量切出
機構は、前記投下口と前記排出口との間に、水平方向に
スライド可能に設けられたスライド部材と、前記スライ
ド部材のスライド経路上における前記投下口と前記排出
口とに対向する位置に設けられた切出板と、前記スライ
ド部材をスライドさせる駆動手段と、を備え、前記スラ
イド部材は、所定個数の前記被供給物を整列状態で保持
し得る第1保持孔と、前記第1保持孔の下方に存して前
記第1保持孔に連通し、前記切出板で仕切られて一個の
前記被供給物を保持し得る第2保持孔とを有し、前記駆
動手段により前記スライド部材をスライドさせて、前記
第1及び第2保持孔が前記排出口の上方に到来すると共
に前記切出板が前記第1保持孔と前記第2保持孔との間
に配置される位置と、前記第1及び第2保持孔が前記排
出口の上方から退避すると共に前記切出板が前記第1保
持孔と前記第2保持孔との間から退避した位置と、に交
互に移動させるように構成した。
【0012】この定量供給装置は、貯留室に貯留された
被供給物を、定量切出機構により貯留室の投下口から自
重で落下する被供給物を第1及び第2保持孔と切出板と
で一個ずつ分離して、投下口の下方に設けられた排出口
から一個ずつ排出して外部に供給するものである。
【0013】この場合、前記定量切出機構は、駆動手段
によりスライド部材をスライドさせて、前記第1及び第
2保持孔が前記排出口の上方に到来すると共に前記切出
板が前記第1保持孔と前記第2保持孔との間に配置され
る切出位置と、前記第1及び第2保持孔が前記排出口の
上方から退避すると共に前記切出板が前記第1保持孔と
前記第2保持孔との間から退避した充填位置と、に交互
に移動させるようになっている。
【0014】スライド部材が充填位置に位置する場合に
は、第1保持孔内の被供給物の内の一個が第2保持孔に
落下して、排出口の周縁部により第2保持孔からの落下
を規制され、第2保持孔に保持される。そして、貯留室
の投下口から被供給物が落下して、所定個数の被供給物
が第1保持孔に保持される。また、スライド部材が切出
位置に位置する場合には、第2保持孔内の一個の被供給
物が第2保持孔から排出口に落下して外部に供給され、
第1保持孔内の被供給物が第1保持孔に保持された状態
を保つ。このような動作を繰り返すことにより、定量供
給装置は、被供給物を排出口から一個ずつ間歇的に排出
し、外部に供給するようになっている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
錠剤計数装置について図面を参照して説明する。図1は
本発明の一実施形態に係る錠剤計数装置の機構及びシス
テムブロック図である。
【0016】この錠剤計数装置は、被係数物である錠剤
kを、定量供給装置1を用いて一錠ずつ落下させると共
に、錠剤kの落下経路の近傍に設けられた錠剤通過検出
センサ82で検出して計数するものである。
【0017】定量供給装置1は、錠剤kを一錠ずつ外部
に供給するためのものであり、図1に示すように、フレ
ームf上部に固定された、錠剤kを貯留するための貯留
室2と、貯留室2の下方に設けられた、貯留室2に貯留
された錠剤kを一錠ずつ分離して落下させるための定量
切出機構Aと、定量切出機構Aの下方に存してフレーム
fの下部に固定された、定量切出機構Aで一錠ずつ分離
された錠剤kが排出される排出口3と、を備える。
【0018】貯留室2は、図2及び図3に示すように、
上側から下側にかけて徐々に縮径する四角筒状を呈し、
その下端開口部が、貯留室2から錠剤kを排出するため
の投下口21となっている。貯留室2の後壁は、貯留室
2の上縁部から下部にかけて貯留室2の前壁に向けて緩
やかに下降傾斜して形成され、貯留室2の上端開口部2
5から貯留室2内に投入された錠剤kを投下口21まで
案内する案内斜面23となっている。
【0019】定量切出機構Aは、貯留室2の投下口21
から排出される錠剤kを一錠ずつ分離して排出口3に落
下させるためのものであり、投下口21と排出口3との
間に、貯留室2の幅方向に沿って水平にスライドし得る
よう設けられたスライド部材5と、スライド部材5をス
ライドさせるスライド機構Bと、スライド部材5に形成
された第1及び第2保持孔51,52と、スライド部材
5のスライド経路上に設けられた切出板6と、を備え
る。
【0020】スライド部材5は、四角ブロック体の上部
を斜めに切り欠いた形状の後部ブロック5Aの前面に、
後部ブロック5Aの切り欠き面の下端縁部よりも高さの
低い四角ブロック体から成る前部ブロック5Bを、後部
ブロック5Aの切欠面の下端縁部から下方に所定間隔離
間した位置に後部ブロック5Aの上面が位置するように
取り付けた形状を呈しており、前部ブロック5Bの前面
にその幅方向に延設された切出溝54と、後部ブロック
5Aの後面にその高さ方向に延設された摺動長穴55と
を備える。
【0021】スライド部材5の上部に形成された切欠面
は、後部ブロック5Aの後側から前側にかけて、貯留室
2の案内斜面23とほぼ同様の傾斜角度で下降傾斜して
おり、貯留室2の投下口21から排出された錠剤kが移
動する供給斜面56となっている。
【0022】供給斜面56は、その幅方向中央部に、供
給斜面56の長さ方向に延設された仕切板56Aを有
し、この仕切板56Aを挟んで幅方向に二錠の錠剤kが
並んで移動し得るよう構成されている。切出溝54は、
前部ブロック5Bの前面の下部に、前部ブロック5Bの
幅方向の一側から他側にかけてを横断するように形成さ
れ、前部ブロック5Bの奥行きとほぼ同様の深さで、か
つ、切出板6の厚みよりもやや幅広に形成されている。
摺動長穴55は、後記するスライド機構Bの駆動伝達軸
72の径とほぼ同様の幅で、かつ、ロータリソレノイド
71の回転軸71Aの回転動作に伴う後部ブロック5A
の高さ方向に沿った駆動伝達軸72の移動経路と同様の
長さに形成されている。
【0023】スライド部材5に設けられた第1保持孔5
1は、前部ブロック5Bの上面から切出溝54の上側内
側面にかけて、前部ブロック5Bの高さ方向に沿って穿
設されており、図5に示すように、側面が上下方向を向
いた四錠の錠剤kをその長さ方向に一列に整列した状態
で保持し得るよう構成されている。また、第2保持孔5
2は、切出溝54の下側内側面から前部ブロック5Bの
下面にかけて、前部ブロック5Bの高さ方向に沿って穿
設されて、その上端開口部が第1保持孔51の下端開口
部に対向して開口しており、図5に示すように、一錠の
錠剤kを側面が上下方向を向いた状態で保持し得るよう
構成されている。
【0024】切出板6は、スライド部材5の第1及び第
2保持孔51,52の幅とほぼ同様の幅に形成され、そ
の先端部がスライド部材5の切出溝54内に位置するよ
うフレームfに固定されており、図5に示すように、ス
ライド部材5のスライド動作に応じて、図5(a),
(b),及び(d)に示すように、第1保持孔51の下
端開口部と第2保持孔52の上端開口部との間に位置
し、また、図5(c)に示すように、第1保持孔51の
下端開口部と第2保持孔52の上端開口部との間から退
避するようになっている。
【0025】このスライド部材5をスライドさせるスラ
イド機構Bは、図2に示すように、ロータリソレノイド
71と、ロータリソレノイド71の回転軸71Aの先端
に固定された駆動伝達軸72と、回転軸71Aの側面か
ら回転軸71Aの側方に向けて突出した検出板73と、
スライド部材5のスライド動作を案内するためのガイド
部74と、前記したスライド部材5の摺動長穴55と、
から成る。
【0026】駆動伝達軸72は、ロータリソレノイド7
1の回転軸71Aの先端面における、回転軸71Aの中
心軸線に対して偏心した位置から、回転軸71Aの軸方
向に沿って突出して形成されており、図4(a)〜
(d)に順に示すように、前記したスライド部材5の摺
動長穴55に挿入されて、ロータリソレノイド71の駆
動でロータリソレノイド71の回転軸71Aが回転する
と、この回転に従って摺動長穴55の長さ方向に沿って
摺動し得るようになっている。
【0027】検出板73は、ロータリソレノイド71の
回転軸71Aの回転動作に従って回転軸71Aの周りを
周回動作し、後記する回転数検出センサ81で検出され
るようになっている。
【0028】ガイド部74は、スライド部材5の幅方向
に延設されてフレームfに固定されたガイドレール74
Aと、スライド部材5の後面に固定されたスライダ74
Bとを備え、図4(a)〜(d)に順に示すように、ス
ライド部材5のスライド動作に応じてスライダ74Bが
ガイドレール74A上をスライドして、スライド部材5
のスライド動作をガイドするようになっている。
【0029】このような構成のスライド機構Bは、ロー
タリソレノイド71の駆動により回転軸71Aが回転
し、この回転により回転軸71Aの先端に設けられた駆
動伝達軸72が、図4(a)〜(d)に示すように、回
転軸71Aの軸線を中心にして図4中矢印YA方向に回
動する。そして、この回動動作に従って、図4(a)〜
図4(d)に順に示すように、駆動伝達軸72が、スラ
イド部材5の摺動長穴55内を上下方向に摺動して、ス
ライド部材5をスライドさせるようになっている。この
場合、スライド部材5の後面に設けられたスライダ74
Bが、図4(a)〜図4(d)に順に示すように、フレ
ームfに固定されたガイドレール74A上をスライドす
ることにより、スライド部材5が水平方向にスライドす
るようガイドされるようになっている。
【0030】このような構成の定量切出機構Aは、スラ
イド機構Bによりスライド部材5が図5中矢印YB方向
と矢印YC方向とにスライド動作して、第2保持孔52
に保持された錠剤kを排出口3に落下させるための図5
(c)に示す切出位置と、第1保持孔51に保持された
錠剤kを第2保持孔52に充填するための図5(a),
(b),及び(d)に示す充填位置とに交互に移動させ
るようになっている。
【0031】切出位置では、図5(c)に示すように、
スライド部材5の第2保持孔52が排出口3の上方から
退避して、第2保持孔52の下端開口部が排出口3の上
方に近接して位置しており、第2保持孔52に保持され
た一錠の錠剤kが第2保持孔52の下端開口部から排出
口3に落下する。また、スライド部材5の第1保持孔5
1の下端開口部の下方に切出板6が近接して位置し、第
1保持孔51の下端開口部からの錠剤kの落下が規制さ
れて、第1保持孔51内に四錠の錠剤kが保持される。
【0032】一方、充填位置では、図5(a),
(b),及び(d)に示すように、スライド部材5の第
1保持孔51の下端開口部が切出板6の上方から退避し
て、切出板6による第1保持孔51からの錠剤kの落下
規制が解かれ、第1保持孔51と第2保持孔52とが連
通した状態となり、第1保持孔51内の四錠の錠剤kの
うちの一錠が第1保持孔51の下端開口部から第2保持
孔52に落下する。この場合、第2保持孔52は、排出
口3の上方から退避して、排出口3の周縁部の上方に近
接して位置し、排出口3の周縁部により第2保持孔52
からの錠剤kの落下が規制されるようになっている。
【0033】また、図1中、81はロータリソレノイド
71の回転軸71Aの回転数を検出する回転数検出セン
サ、82は錠剤kを検出する錠剤通過計数センサ、83
はロータリソレノイドの駆動を制御する駆動制御部、8
4は計数検出部、85は計数部である。
【0034】回転数検出センサ81は、ロータリソレノ
イド71の駆動に伴う検出板73の周回軌道の近傍に設
けられ、ロータリソレノイド71の駆動により回転軸7
1Aの周りを周回動作する検出板73を検出するように
なっている。錠剤通過計数センサ82は、排出口3から
落下する錠剤kの落下経路の近傍に配設され、排出口3
から落下する錠剤kを検出するようになっている。駆動
制御部83は、計数部85からの信号を受けてロータリ
ソレノイド71の駆動を制御するようになっている。
【0035】計数検出部84は、錠剤通過計数センサ8
2での検出結果に基づき錠剤kの個数を計数するように
なっている。また、計数検出部84は、駆動制御部83
の信号、及び回転数検出センサ81での検出結果を処理
するようになっている。
【0036】計数部85は、図示しない充填体に充填さ
れる錠剤kの最終個数(例えば100個)と、最終個数
よりも少ないファースト個数(例えば96個)とが設定
されるようになっている。そして、計数検出部84で計
数された錠剤kの個数がファースト個数以内であれば、
駆動制御部83にロータリソレノイド71を高速駆動さ
せ、計数検出部84で計数された錠剤kの個数がファー
スト個数を超えると、駆動制御部83にロータリソレノ
イド71を低速駆動させる。また、計数部85は、計数
検出部84で計数された錠剤kの個数が最終個数に達す
ると、駆動制御部83にロータリソレノイド71の駆動
を停止させると共に計数検出部84での計数値をクリア
するようになっている。
【0037】次に、この錠剤計数装置を用いて、被計数
物である錠剤kの数量を計数する場合の動作を説明す
る。まず、貯留室2の上端開口部25から、貯留室2内
に錠剤kを投入する。貯留室2内に投入された錠剤k
は、自重により貯留室2の案内斜面23上を投下口21
に向けて移動し、スライド部材5の供給斜面56に侵入
する。供給斜面56に進入した錠剤kは、仕切板56A
により供給斜面56の幅方向に二列に並んだ状態とな
り、供給斜面56の下端縁部から、その側面を上下方向
に向けて、スライド部材5の前部ブロック5Bの上面に
落下した後、第1保持孔51に落下する。
【0038】この場合、スライド部材5は、スライド機
構Bにより、図5中矢印YB方向及び矢印YC方向にス
ライドして、図5(c)に示す切出位置と図5(a),
(b),及び(d)に示す充填位置とに交互に位置する
ようになっている。そして、スライド部材5が、図5
(a)に示すように、充填位置に位置する場合には、第
1保持孔51に落下した錠剤kは、第1保持孔51の下
端開口部から第2保持孔52に落下して、排出口3の周
縁部により、第2保持孔52の下端開口部からの落下を
規制される。これにより、図5(b)に示すように、四
錠の錠剤kが第1保持孔51に保持され、一錠の錠剤k
が第2保持孔52に保持される。
【0039】この状態から、スライド機構Bによりスラ
イド部材5が、図5中矢印YB方向にスライドして、図
5(c)に示す切出位置に位置すると、排出口3の周縁
部による第2保持孔52からの錠剤kの落下規制が解か
れ、第2保持孔52に保持された一錠の錠剤kが第2保
持孔52から落下して、排出口3から排出されて外部に
供給される。一方、第1保持孔51と第2保持孔52と
の間には切出板6が存し、この切出板6により、第1保
持孔51の下端開口部からの錠剤kの落下が規制され
て、第1保持孔51に四錠の錠剤kが保持された状態を
保つ。
【0040】この状態から、スライド部材5が、図5中
矢印YC方向にスライドして、図5(d)に示すよう
に、再度充填位置に位置すると、切出板6による第1保
持孔51からの錠剤kの落下規制が解かれ、第1保持孔
51内の四錠の錠剤kの内の一錠が、第1保持孔51か
ら第2保持孔52に落下する。第2保持孔52に落下し
た錠剤kは排出口3の周縁部により第2保持孔52の下
端開口部からの落下を規制され、これにより、四錠の錠
剤kが第1保持孔51に保持され、一錠の錠剤kが第2
保持孔52に保持される。
【0041】この状態から、スライド部材5が、図5中
矢印YB方向にスライドして、図5(c)に示すよう
に、再度切出位置に位置すると、第2保持孔52内の一
錠の錠剤kが排出口3の周縁部による落下規制を解かれ
て第2保持孔52から落下し、排出口3から外部に供給
される。一方、第1保持孔51内の四錠の錠剤kは、切
出板6により落下を規制されて、第1保持孔51に保持
された状態を保つ。このような動作を繰り返すことによ
り、錠剤kが排出口3から一錠ずつ間歇的に外部に供給
される。
【0042】このようにして定量供給装置の排出口3か
ら落下する錠剤kは、その落下経路の近傍に設けられた
錠剤通過計数センサ82により検出され、計数された
後、図示せぬホッパ及び投入機構を経て充填機構に落下
し、充填体内に集積されるようになっている。ここで、
このような錠剤kの排出動作を行っている最中、ロータ
リソレノイド71の回転軸71Aに設けられた検出板7
3が回転数検出センサ81で検出され、その検出結果が
計数検出部84に入力されて処理され、また、計数検出
部84での計数結果が計数部85に入力されて処理され
る。
【0043】計数部85は、計数検出部84で計数され
た錠剤kの個数がファースト個数(例えば、96個)内
であれば、駆動制御部83にロータリソレイド71を高
速駆動させ、計数検出部84で計数された錠剤の個数が
ファースト個数に達すると、駆動制御部83にロータリ
ソレイドを低速駆動させる。そして、計数検出部84で
計数された個数が最終個数(例えば、100個)に達す
ると、駆動制御部83にロータリソレイド71の駆動を
停止させ、計数検出部84の計数値をクリアする。
【0044】このように、この錠剤計数装置によれば、
第1及び第2保持孔51,52が排出口3の上方に到来
すると共に切出板6が第1保持孔51と第2保持孔52
との間に存する切出位置と、第1及び第2保持孔51,
52が排出口3の上方から退避すると共に切出板6が第
1保持孔51と第2保持孔52との間から退避した充填
位置とに交互に移動するよう、スライド部材5をスライ
ドさせて、錠剤kの供給を行うため、錠剤kを保持した
状態の第1及び第2保持孔51,52の移動距離を最小
限に抑えられ、その分装置を小型化できる。従って、ス
トリップ包装等において、複数の錠剤を一つのパッケー
ジに整列包装する場合にも、狭いスペースに多数の装置
を設置でき、装置の設置場所等の制限をそれほど考慮せ
ずに包装作業の高速化を図ることができる。また、錠剤
kを定量切出機構Aにより一錠ずつ分離して、排出口3
から排出するので、錠剤kを一錠ずつ正確に外部に供給
でき、包装後に目視や手探りによる包装状態の確認をす
る手間を省くことができる。
【0045】なお、本発明の定量供給装置は、前記実施
の形態の定量供給装置1に限定されず、本発明の要旨を
逸脱しない限り適宜変更して差し支えない。例えば、前
記実施の形態では、一のスライド部材5に第1保持孔5
1と第2保持孔52とを設ける構成とした。しかしなが
ら、上下方向に対向して配設された2つのスライド部材
にそれぞれ上下方向を貫通する貫通孔を設けて、これら
貫通孔を第1保持孔と第2保持孔としてもよい。また、
前記実施の形態では、第1保持孔51で四錠の錠剤kを
保持し得るよう構成し、第2保持孔52で一錠の錠剤k
を保持し得るよう構成したが、第1保持孔51では少な
くとも一錠の錠剤kを保持し得るであれば、その数量は
任意であり、適宜変更して差し支えない。
【0046】前記実施の形態では、スライド機構Bによ
るスライド部材5のスライド経路の一端を切出位置とす
ると共に他端を充填位置とした。しかしながら、スライ
ド部材5がスライド経路の両端に位置した際に、第1及
び第2保持孔51,52が排出口3の上方から退避する
と共に切出板6が排出口3の上方から退避した充填位置
とすると共に、スライド部材5のスライド経路の中央部
に位置した際に、第1及び第2保持孔51,52が排出
口3の上方に存すると共に切出板6が排出口3の上方に
存する切出位置とする構成としてもよい。
【0047】前記実施の形態では、ロータリソレノイド
71の回転軸71Aの先端面に回転軸71Aの中心軸線
から偏心した位置に駆動伝達軸72を設け、ロータリソ
レノイド71の駆動により、駆動伝達軸72をスライド
部材5の摺動長穴55内で摺動させることにより、スラ
イド部材5をスライドさせる構成とした。しかし、第1
及び第2保持孔51,52が排出口3の上方に存すると
共に切出板6が第1保持孔51と第2保持孔52との間
に存する切出位置と、第1及び第2保持孔51,52が
排出口3の上方から退避すると共に切出板6が第1保持
孔51と第2保持孔52との間から退避した充填位置と
に交互に位置するよう、スライド部材5をスライドさせ
ることができるのであれば、スライド部材5をスライド
させる機構は任意であり、適宜変更して差し支えない。
【0048】前記実施の形態では、本発明に係る計数装
置を用いて錠剤kの数量を計数する場合について説明し
たが、被計数物は錠剤kに限定されず、カプセル等の他
の小物品の計数にも本発明に係る計数装置は好適に用い
ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の定量供
給装置によれば、第1及び第2保持孔が排出口の上方に
到来すると共に切出板が第1保持孔と第2保持孔との間
に存する切出位置と、第1及び第2保持孔が排出口の上
方から退避すると共に切出板が第1保持孔と第2保持孔
との間から退避した充填位置とに交互に位置するよう、
スライド部材をスライドさせて、被供給物の供給を行う
ことにより、被供給物を保持した状態の第1及び第2保
持孔の移動距離を最小限に抑えられ、その分装置を小型
化できる。また、被供給物を定量切出機構により一個ず
つ分離して、排出口から排出するので、被供給物を一個
ずつ正確に外部に供給でき、包装後に目視や手探りによ
る包装状態の確認をする手間を省くことができる。
【0050】また、本発明の計数装置によれば、前記定
量供給装置により検出器に被計数物を供給するよう構成
したものであるため、小さな装置で多量の被計数物を正
確に計数できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る錠剤計数装置の機構及
びシステムブロック図である。
【図2】同錠剤計数装置を構成する定量供給装置を示す
側面図である。
【図3】同定量供給装置の断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、それぞれ同定量供給装置を
構成するスライド機構の動作を説明する図である。
【図5】(a)〜(d)は、それぞれ同定量供給装置に
よる錠剤の供給動作を説明する図である。
【図6】従来の計数装置に用いられる定量供給装置を説
明する概略図である。
【符号の説明】 2 貯留室 23 案内斜面 21 投下口 3 排出口 5 スライド部材 51 第1保持孔 52 第2保持孔 6 切出板 k 錠剤(被供給物、被計数物) 82 錠剤通過計数センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯留室の投下口から落下する被供給物
    を、定量切出機構により一個ずつ分離して、前記投下口
    の下方に設けられた排出口から排出して外部に供給する
    定量供給装置であって、 前記定量切出機構は、前記投下口と前記排出口との間
    に、水平方向にスライド可能に設けられたスライド部材
    と、前記スライド部材のスライド経路上における前記投
    下口と前記排出口とに対向する位置に設けられた切出板
    と、前記スライド部材をスライドさせる駆動手段と、を
    備え、 前記スライド部材は、所定個数の前記被供給物を整列状
    態で保持し得る第1保持孔と、前記第1保持孔の下方に
    存して前記第1保持孔に連通し、前記切出板で仕切られ
    て一個の前記被供給物を保持し得る第2保持孔とを有
    し、 前記駆動手段により前記スライド部材をスライドさせ
    て、前記第1及び第2保持孔が前記排出口の上方に到来
    すると共に前記切出板が前記第1保持孔と前記第2保持
    孔との間に配置される位置と、前記第1及び第2保持孔
    が前記排出口上方から退避すると共に前記切出板が前記
    第1保持孔と前記第2保持孔との間から退避した位置
    と、に交互に移動させるように構成したことを特徴とす
    る定量供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の定量供給装置の排出口
    から一個ずつ排出される被計数物を、前記排出口の下方
    に設けられた検出器で検出して、該被計数物を計数する
    ことを特徴とする計数装置。
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