JP2003211408A - 電動ステープラ - Google Patents
電動ステープラInfo
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- JP2003211408A JP2003211408A JP2002010643A JP2002010643A JP2003211408A JP 2003211408 A JP2003211408 A JP 2003211408A JP 2002010643 A JP2002010643 A JP 2002010643A JP 2002010643 A JP2002010643 A JP 2002010643A JP 2003211408 A JP2003211408 A JP 2003211408A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動ステープラのクリンチ動作の安定化を図
る。 【解決手段】 溝形断面のクリンチャホルダ34にクリン
チャを取付けてクリンチャの前後両面をカバーし、クリ
ンチャホルダをクリンチャ部へ前後移動自在に取付け
る。クリンチャホルダのドライバ対向面に、前後両縁部
からクリンチャホルダ内の奥へ向かって傾斜するガイド
面38を形成する。ドライバにより打ち出されたステープ
ルSの位置が前または後にずれた場合は、ステープルの
先端がガイド面に当たってクリンチャホルダが前または
後へ移動し、ステープルに対してクリンチャが自動的に
芯合わせされる。
る。 【解決手段】 溝形断面のクリンチャホルダ34にクリン
チャを取付けてクリンチャの前後両面をカバーし、クリ
ンチャホルダをクリンチャ部へ前後移動自在に取付け
る。クリンチャホルダのドライバ対向面に、前後両縁部
からクリンチャホルダ内の奥へ向かって傾斜するガイド
面38を形成する。ドライバにより打ち出されたステープ
ルSの位置が前または後にずれた場合は、ステープルの
先端がガイド面に当たってクリンチャホルダが前または
後へ移動し、ステープルに対してクリンチャが自動的に
芯合わせされる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動ステープラ
に関するものであり、特に、クリンチ動作の安定化を図
った電動ステープラに関するものである。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】クリンチャ部とドライ
バ部を対向させて配置し、クリンチャ部とドライバ部と
により紙を挟み、ドライバにより射出されたステープル
の脚部を可動式のクリンチャにより折り曲げる電動ステ
ープラが知られている。此の種の電動ステープラは、ク
リンチャ部とドライバ部が分離されているので、ドライ
バとクリンチャの位置を正確に一致させるために部品加
工及び組立てに高い精度が要求される。また、ドライバ
により打ち出されたステープルの位置が前または後にず
れると、クリンチャがステープルを正常にクリンチする
ことができずクリンチ不良となることがある。 【0003】そこで、クリンチャに対するステープルの
相対的な位置ずれが発生したとしても確実にクリンチで
きるようにして、クリンチ動作を安定化するために解決
すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記
課題を解決することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、可動形クリンチャ
を備えたクリンチャ部とドライバを備えたドライバ部を
対向させて配置し、クリンチャ部とドライバ部の一方を
移動してクリンチャ部とドライバ部とにより紙を挟持
し、ドライバ部のドライバにより射出されたステープル
の脚部をクリンチャにより折曲げる電動ステープラにお
いて、クリンチャの前後両面をカバーするクリンチャホ
ルダにクリンチャを取付け、クリンチャホルダをクリン
チャ部へ前後移動自在に取付けるとともに、クリンチャ
ホルダのドライバ対向面に前後両縁部からクリンチャホ
ルダ内の奥へ向かって傾斜するガイド面を形成し、ステ
ープルの先端がガイド面を押したときにクリンチャホル
ダの前後位置が自動調整されて、ステープルに対してク
リンチャが芯合わせされる自動調芯機構を構成したこと
を特徴とする電動ステープラを提供するものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図1は電動ステープラの正面図、
図2は側面断面図、図3は図2の上半部の拡大図である。
図1において1はフレーム、2はフレーム1の上下中間部に
架設した用紙テーブルであり、クリンチャ部3が用紙テ
ーブル2の上方に配置され、ドライバ部4が用紙テーブル
2の下方に配置されていて、それぞれフレーム1の天井面
と内底面に設けたリニアガイド5に係合している。 【0006】フレーム1の左端部にステープラ移動用の
モータ6が配置されており、減速ギヤ7を介して垂直駆動
軸8を駆動する。垂直駆動軸8の上下両端部にギヤプーリ
9が取付けられていて、上部のギヤプーリ9とフレーム1
の右端上部に配置した従動ギヤプーリ10とに掛け回した
タイミングベルト11の両端は、クリンチャ部3を支持す
るスライドベース12に留め付けられている。同様に、垂
直駆動軸8の下部のギヤプーリ9とフレーム1の右端下部
に配置した従動ギヤプーリ10とに掛け回したタイミング
ベルト11の両端はドライバ部4を支持するスライドベー
ス12に留め付けられていて、クリンチャ部3とドライバ
部4とを同期して走行させるステープラ移動機構を構成
している。 【0007】次に、クリンチャ部3の構成を説明する。
図3に示すように、クリンチャ駆動モータ13はクリンチ
ャフレーム14の後部に上向きに配置され、中間歯車15を
介して最終段の歯車16を回転駆動する。平歯形の歯車16
はクリンチャフレーム14に固定した歯車ホルダ17にて上
下両面を支えられていて、中心に形成したネジ穴へネジ
軸18がねじ込まれている。 【0008】図4はクリンチャ部3の昇降式クリンチ機構
部を背面側(図3において右)から見た分解図であり、
前後のカバーフレーム19, 20と上サポートフレーム21と
によりクリンチ機構部の筐体を構成しており、筐体の下
部にクリンチャユニット22が内蔵されている。前後のカ
バーフレーム19, 20の上半部には縦長の角穴23, 24が形
成されており、歯車16は背面側カバーフレーム20の角穴
24を通じて図3に示す中間ギヤ15に噛合い、歯車16を上
方から見て反時計方向へ回転すると、図4において歯車1
6と歯車ホルダ17を除くクリンチ機構部が下降し、これ
とは逆に歯車16を時計方向へ回転するとクリンチ機構部
が上昇する。 【0009】ネジ軸18は上部の大径ネジ部18aと下部の
小径ネジ部18bとからなる段付オネジであって、小径ネ
ジ部18bはクリンチャプッシャ25に形成したネジ穴へネ
ジ込まれている。中央のネジ軸18の左右には固定ネジ軸
26が垂直に配置されていて、固定ネジ軸26の下端部に前
後へ向けて取付けた水平軸部26aにストッパーホルダ27
を取付け、ストッパーホルダ27にストッパープレート28
を左右回動自在に取付けてある。ストッパーホルダ27は
固定ネジ軸26の水平軸部26aへ上下スライド自在に取付
けられており、固定ネジ軸26に装着した圧縮コイルバネ
29により下方へ押下げられている。 【0010】ストッパープレート28の下面は山形となっ
ていて、クリンチャユニット22の上面に載っているサポ
ートプレート22aに当接している。クリンチャプッシャ2
5が上昇した初期状態においては、クリンチャプッシャ2
5が左右のストッパープレート28の上部側面に当たって
外側へ押し広げ、二つのストッパープレート28は下部が
内側へ回動して相互に接近した状態となっている。詳細
な動作説明は後述するが、クリンチャプッシャ25が下降
するとクリンチャプッシャ25がストッパープレート28の
下部内側面に接して左右のストッパープレート28を外側
へ押し広げ、ストッパープレート28に押されてストッパ
ーホルダ27が圧縮コイルバネ29を圧縮して上昇すると同
時にストッパープレート28がサポートプレート22aとク
リンチャユニット22を下へ押さえつける。サポートプレ
ート22aとクリンチャユニット22は面接触しており、加
圧されたクリンチャユニット22は前後にずれることが無
く確実に固定される。 【0011】クリンチャプッシャ25が初期位置へ上昇し
てストッパープレート28への拡開圧力が解除されると、
圧縮コイルバネ29のバネ力によりストッパーホルダ27が
下がり、これにより左右のストッパープレート28の下部
が閉じて初期状態に戻る。クリンチャユニット22内の左
右のクリンチャ30はそれぞれ支持軸31の外側に配置した
板バネ32により上方向へ付勢されていて、クリンチャプ
ッシャ25が下降して左右のクリンチャ30を押し下げるこ
とにより、クリンチャ30がステープルの脚部を平坦に折
り曲げる。そして、クリンチャプッシャ25が上昇すると
板バネ32のバネ力によりクリンチャ30の先端部が上昇し
て初期位置へ戻る。 【0012】クリンチャユニット22は、左右の支持軸31
をカバーフレーム19, 20の穴33へ挿通して支持され、支
持軸31の直径は穴33の内径よりも小さく、また、クリン
チャユニット22の前後方向の幅がカバーフレーム19, 20
の内部間隔よりも狭いので、クリンチャユニット22はそ
の左右がそれぞれ独自に前後へ微動することができる。 【0013】図5はクリンチャユニット22の構成を示
し、34はU形にプレス加工された溝形のクリンチャホル
ダ、35は角形のスペーサである。左右一対のクリンチャ
30とスペーサ35は、それぞれ、クリンチャホルダ34の左
右一対の穴36へ挿通する支持軸31に取付けられる。クリ
ンチャ30の先端部には上方へ突出する山形の凸部が形成
されていて、凸部はクリンチャホルダ34の中央天井部に
形成した穴37を通じて上方へ突出し、前述したクリンチ
ャプッシャ25の下面に対向する。クリンチャ30とスペー
サ35は、右と左とで互い違いに重ねられて一方のクリン
チャの先端部前面と他方のクリンチャの先端部背面とが
接する状態に組付けられる。 【0014】クリンチャホルダ34とスペーサ35の下端に
は、前縁部または後縁部からクリンチャホルダ34内部へ
向かって上昇傾斜したガイド面38が形成されており、図
6に示すようにガイド面38はステープルSの脚部の貫通位
置に対応させて配置されている。前述したようにクリン
チャユニット22は前後のカバーフレーム19, 20内で前後
へ微動できるので、ステープルSの脚部の位置が前後へ
多少ずれたとしても、脚部の先端がガイド面38に当たる
ことによりクリンチャユニット22が前または後へ移動さ
れ、ステープルSの脚部先端がクリンチャホルダ34とス
ペーサ35との間に進入して正確にクリンチャ30の下面へ
当接する。このようにクリンチャユニット22には自動調
芯機構が備えられていて、これによりステープルの打ち
込み位置のずれによるクリンチ不良の虞を解消してい
る。また、ステープルSの両脚部はそれぞれクリンチ完
了までクリンチャホルダ34とスペーサ35との間に保持さ
れてスペーサ35により両脚部が隔てられているので、両
脚部は平行にクリンチされ、両脚部が重なって交差して
しまう虞もない。 【0015】図4に示すように、背面側カバーフレーム2
0の下部にはクリンチ機構部の接地を検出するためのス
ライダ39及びスライダカバー40が取付けられている。図
7に示すように、スライダ39は上部と左側面に爪41, 42
を設け、垂直面中央に上下に長い長穴43と上下左右四箇
所にガイド穴44が形成されており、図4に示すように背
面側カバーフレーム20の穴へ上端の爪41を挿入し、スラ
イダカバー取付ネジ45をスライダ39のガイド穴44へ通し
て背面側カバーフレーム20へ締結することにより、スラ
イダカバー40が固定されてスライダ39は上下スライド自
在な状態で保持される。尚、スライダ39が下降した初期
位置にあるときは、図7に示すようにスライダ39の上端
の爪41がクリンチャプッシャ25とストッパープレート28
の間に入っていて、この状態ではクリンチャプッシャ25
が下降してストッパープレート28の下部を拡開すること
はできず、クリンチャプッシャ25は下降不能な状態とな
っている。クリンチャプッシャ25の下端から後方(図に
おいて手前)へ向けて延びる爪46は、スライダ39及びス
ライダカバー40の長穴43を通じて後方へ突出する。 【0016】図4に示すように、スライダカバー40の左
上部にはクリンチャユニット22の接地を検出するための
接地センサ47が設けられており、長穴43の横にはクリン
チ完了を検出するためのクリンチセンサ48が取付けられ
ている。クリンチ機構部が下降してスライダ39が接地
し、スライダ39がカバーフレーム19, 20に対して相対的
に上昇すると、スライダ39の左側面の爪42が接地センサ
47のアクチュエータを押して制御回路(図示せず)に接
地検出信号が入力される。その後のクリンチ動作におい
てクリンチャプッシャ25が下降してクリンチを完了した
ときは、クリンチャプッシャ25の爪46がクリンチセンサ
48のアクチュエータを押して制御回路にクリンチ完了信
号が入力される。また、クリンチ機構部が上昇して初期
位置へ戻ると、図2に示すクリンチャフレーム14に固定
した初期位置検出センサ49がクリンチ機構部に押されて
オンし、このオン信号により制御回路がクリンチャ駆動
モータ13を停止する。 【0017】次にドライバ部4について説明する。図2に
示すように、ドライバ部4は、ドライバ駆動モータ(図
示せず)によって駆動される一本の軸50に、ドライバカ
ム51とフォーミングカム52とステープル送りカム53を取
付け、フォーミングカム52によりフォーミングプレート
(図に表れていないがドライバ54の左右両側(紙面に向
かって前後)に配置されている)とアンビル55とを昇降
駆動し、ドライバカム51により薄板状のドライバ54を昇
降駆動し、ステープル送りカム53がステープル送りカム
フォロワ56を介してリンクレバー57を回動する。ステー
プルカートリッジ71の上部には送り爪72を取付けたスラ
イダ73が内蔵されており、スライダ73に取付けた左右方
向へ延びるアーム74へドライバ部4のリンクレバー57が
係合してアーム74及びスライダ73を前後に往復駆動し、
送り爪72によりステープルカートリッジ71内のステープ
ルシートを前方(図において左)へ送る。 【0018】ドライバカム51とフォーミングカム52とス
テープル送りカム53の1サイクルの動作タイミングは、
先ずステープル送りカムフォロワ56が初期位置である上
昇位置から下降することにより、ステープルカートリッ
ジ71の送り爪72が前進してステープル送りを行い、次に
フォーミングプレートが上昇して直線ステープルをフォ
ーミングし、続いてドライバ54とアンビル55が一体に上
昇するように設定されている。アンビル55は上昇時に上
死点の直前でアンビルガイド58の突起59に乗り上げてド
ライバ54の経路から前方へ退避し、ドライバ54がさらに
上昇してステープルの打込みを完了する。 【0019】ステープル送りカム53とステープル送りカ
ムフォロワ56の下にはそれぞれマイクロスイッチ形の射
出検出センサ60と初期位置検出センサ61が配置されてい
る。ステープル送りカム53の下の射出検出センサ60は、
ステープル送りカム53を介してドライバ54が上死点に達
したことを検出する。ステープル送りカムフォロワ56の
下の初期位置検出センサ61は、ステープル送りカムフォ
ロワ56が上死点(初期位置)に戻ることにより、ドライ
バ54が下死点(初期位置)に達したことを検出する。 【0020】次に、図8乃至図12にしたがってクリンチ
ャ部3の動作工程を説明する。図8及び図11(a)は初期状
態を示し、この状態から電動ステープラへ起動信号が入
力されると、ドライバ駆動モータ(図示せず)とクリン
チャ駆動モータ13が起動する。ドライバ部4において
は、図2に示すステープル送りカム53によりステープル
カートリッジ71の直線ステープルシートが前方へ送ら
れ、ステープル送り動作より僅かに送れてフォーミング
プレートが上昇を開始して先頭のステープルを門形にフ
ォーミングする。クリンチャ部3においては、クリンチ
ャ駆動モータ13が回転して図8及び図11(a)に示す歯車16
を上方から見て反時計方向へ正転駆動し、クリンチ機構
部全体が下降する。そして、スライダ39が用紙テーブル
上の紙Pの表面に接地してクリンチ機構部に対して相対
的に上昇すると、図4に示したスライダ39の左側面の爪4
2が接地センサ47のアクチュエータを押して制御回路に
接地検出信号が入力され、制御回路がクリンチャ駆動モ
ータ13を停止し、図9及び図11(b)に示すようにクリンチ
ャユニット22により紙を押さえた状態で静止する。 【0021】続いて、下方のドライバ部4のドライバ54
によりステープルが射出され、図12(a)に示すように紙P
を下方から貫通したステープルSの左右の脚部は、クリ
ンチャ30の下面に当たって内側へ折り曲がる。ドライバ
54による打込み完了の時点で、図2に示すドライバ部4の
射出検出センサ60の出力信号が制御回路に入力され、制
御回路はドライバ駆動モータを停止すると同時にクリン
チャ駆動モータ13を起動して歯車16を正転駆動する。 【0022】このとき、クリンチ機構部は用紙テーブル
上の紙Pに接しているので下降することができないが、
図7に示したスライダ39の上端の爪41がクリンチャプッ
シャ25とストッパープレート28との間に入っている初期
状態とは異なり、スライダ39が上昇して爪41がクリンチ
ャプッシャ25とストッパープレート28との間から出てい
て、クリンチャプッシャ25の下降規制が解除されている
ので、歯車16とネジ軸18は回転を規制されずロックして
一体に回転する。これにより、ネジ軸18の小径部18bに
噛合っているクリンチャプッシャ25は、ネジ軸18の送り
作用により下降を開始してクリンチャ30を押し下げ、ス
テープルSの両脚部を平坦に折り曲げる。 【0023】図10及び図12(b)に示すように、クリンチ
ャプッシャ25が下端位置に達してクリンチを完了する
と、クリンチャプッシャ25の背面の爪46が、図4に示す
クリンチセンサ48のアクチュエータを押して制御回路に
クリンチ完了信号が入力され、これにより制御回路はド
ライバ駆動モータを正転駆動し、クリンチャ駆動モータ
13を逆転駆動する。クリンチャ部3においては歯車16が
逆転することにより、クリンチャプッシャ25がネジ軸18
の小径部18bに沿って引上げられるとともにクリンチ機
構部全体が引上げられて上方初期位置へ達し、これを図
2に示すクリンチャ部3の初期位置センサ49が検出してク
リンチャ駆動モータ13を停止する。また、ドライバ部4
においては、図2に示すカムの軸50が初期位置から1回転
してステープル送りカムフォロワ56が上死点(初期位
置)に戻ることにより、初期位置検出センサ61から初期
位置復帰信号が出力され、制御回路がドライバ駆動モー
タを停止して1サイクルの動作を完了する。 【0024】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動ステ
ープラは、ドライバにより打ち出されたステープルの位
置が前または後にずれたときに、ステープルによりクリ
ンチャホルダの前後位置が自動調整されてステープルと
クリンチャが芯合わせされるので、クリンチャに対する
ステープルの相対的な位置ずれが発生しても安定且つ確
実にクリンチでき、クリンチ不良の防止に効果を奏す
る。
に関するものであり、特に、クリンチ動作の安定化を図
った電動ステープラに関するものである。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】クリンチャ部とドライ
バ部を対向させて配置し、クリンチャ部とドライバ部と
により紙を挟み、ドライバにより射出されたステープル
の脚部を可動式のクリンチャにより折り曲げる電動ステ
ープラが知られている。此の種の電動ステープラは、ク
リンチャ部とドライバ部が分離されているので、ドライ
バとクリンチャの位置を正確に一致させるために部品加
工及び組立てに高い精度が要求される。また、ドライバ
により打ち出されたステープルの位置が前または後にず
れると、クリンチャがステープルを正常にクリンチする
ことができずクリンチ不良となることがある。 【0003】そこで、クリンチャに対するステープルの
相対的な位置ずれが発生したとしても確実にクリンチで
きるようにして、クリンチ動作を安定化するために解決
すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記
課題を解決することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、可動形クリンチャ
を備えたクリンチャ部とドライバを備えたドライバ部を
対向させて配置し、クリンチャ部とドライバ部の一方を
移動してクリンチャ部とドライバ部とにより紙を挟持
し、ドライバ部のドライバにより射出されたステープル
の脚部をクリンチャにより折曲げる電動ステープラにお
いて、クリンチャの前後両面をカバーするクリンチャホ
ルダにクリンチャを取付け、クリンチャホルダをクリン
チャ部へ前後移動自在に取付けるとともに、クリンチャ
ホルダのドライバ対向面に前後両縁部からクリンチャホ
ルダ内の奥へ向かって傾斜するガイド面を形成し、ステ
ープルの先端がガイド面を押したときにクリンチャホル
ダの前後位置が自動調整されて、ステープルに対してク
リンチャが芯合わせされる自動調芯機構を構成したこと
を特徴とする電動ステープラを提供するものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図1は電動ステープラの正面図、
図2は側面断面図、図3は図2の上半部の拡大図である。
図1において1はフレーム、2はフレーム1の上下中間部に
架設した用紙テーブルであり、クリンチャ部3が用紙テ
ーブル2の上方に配置され、ドライバ部4が用紙テーブル
2の下方に配置されていて、それぞれフレーム1の天井面
と内底面に設けたリニアガイド5に係合している。 【0006】フレーム1の左端部にステープラ移動用の
モータ6が配置されており、減速ギヤ7を介して垂直駆動
軸8を駆動する。垂直駆動軸8の上下両端部にギヤプーリ
9が取付けられていて、上部のギヤプーリ9とフレーム1
の右端上部に配置した従動ギヤプーリ10とに掛け回した
タイミングベルト11の両端は、クリンチャ部3を支持す
るスライドベース12に留め付けられている。同様に、垂
直駆動軸8の下部のギヤプーリ9とフレーム1の右端下部
に配置した従動ギヤプーリ10とに掛け回したタイミング
ベルト11の両端はドライバ部4を支持するスライドベー
ス12に留め付けられていて、クリンチャ部3とドライバ
部4とを同期して走行させるステープラ移動機構を構成
している。 【0007】次に、クリンチャ部3の構成を説明する。
図3に示すように、クリンチャ駆動モータ13はクリンチ
ャフレーム14の後部に上向きに配置され、中間歯車15を
介して最終段の歯車16を回転駆動する。平歯形の歯車16
はクリンチャフレーム14に固定した歯車ホルダ17にて上
下両面を支えられていて、中心に形成したネジ穴へネジ
軸18がねじ込まれている。 【0008】図4はクリンチャ部3の昇降式クリンチ機構
部を背面側(図3において右)から見た分解図であり、
前後のカバーフレーム19, 20と上サポートフレーム21と
によりクリンチ機構部の筐体を構成しており、筐体の下
部にクリンチャユニット22が内蔵されている。前後のカ
バーフレーム19, 20の上半部には縦長の角穴23, 24が形
成されており、歯車16は背面側カバーフレーム20の角穴
24を通じて図3に示す中間ギヤ15に噛合い、歯車16を上
方から見て反時計方向へ回転すると、図4において歯車1
6と歯車ホルダ17を除くクリンチ機構部が下降し、これ
とは逆に歯車16を時計方向へ回転するとクリンチ機構部
が上昇する。 【0009】ネジ軸18は上部の大径ネジ部18aと下部の
小径ネジ部18bとからなる段付オネジであって、小径ネ
ジ部18bはクリンチャプッシャ25に形成したネジ穴へネ
ジ込まれている。中央のネジ軸18の左右には固定ネジ軸
26が垂直に配置されていて、固定ネジ軸26の下端部に前
後へ向けて取付けた水平軸部26aにストッパーホルダ27
を取付け、ストッパーホルダ27にストッパープレート28
を左右回動自在に取付けてある。ストッパーホルダ27は
固定ネジ軸26の水平軸部26aへ上下スライド自在に取付
けられており、固定ネジ軸26に装着した圧縮コイルバネ
29により下方へ押下げられている。 【0010】ストッパープレート28の下面は山形となっ
ていて、クリンチャユニット22の上面に載っているサポ
ートプレート22aに当接している。クリンチャプッシャ2
5が上昇した初期状態においては、クリンチャプッシャ2
5が左右のストッパープレート28の上部側面に当たって
外側へ押し広げ、二つのストッパープレート28は下部が
内側へ回動して相互に接近した状態となっている。詳細
な動作説明は後述するが、クリンチャプッシャ25が下降
するとクリンチャプッシャ25がストッパープレート28の
下部内側面に接して左右のストッパープレート28を外側
へ押し広げ、ストッパープレート28に押されてストッパ
ーホルダ27が圧縮コイルバネ29を圧縮して上昇すると同
時にストッパープレート28がサポートプレート22aとク
リンチャユニット22を下へ押さえつける。サポートプレ
ート22aとクリンチャユニット22は面接触しており、加
圧されたクリンチャユニット22は前後にずれることが無
く確実に固定される。 【0011】クリンチャプッシャ25が初期位置へ上昇し
てストッパープレート28への拡開圧力が解除されると、
圧縮コイルバネ29のバネ力によりストッパーホルダ27が
下がり、これにより左右のストッパープレート28の下部
が閉じて初期状態に戻る。クリンチャユニット22内の左
右のクリンチャ30はそれぞれ支持軸31の外側に配置した
板バネ32により上方向へ付勢されていて、クリンチャプ
ッシャ25が下降して左右のクリンチャ30を押し下げるこ
とにより、クリンチャ30がステープルの脚部を平坦に折
り曲げる。そして、クリンチャプッシャ25が上昇すると
板バネ32のバネ力によりクリンチャ30の先端部が上昇し
て初期位置へ戻る。 【0012】クリンチャユニット22は、左右の支持軸31
をカバーフレーム19, 20の穴33へ挿通して支持され、支
持軸31の直径は穴33の内径よりも小さく、また、クリン
チャユニット22の前後方向の幅がカバーフレーム19, 20
の内部間隔よりも狭いので、クリンチャユニット22はそ
の左右がそれぞれ独自に前後へ微動することができる。 【0013】図5はクリンチャユニット22の構成を示
し、34はU形にプレス加工された溝形のクリンチャホル
ダ、35は角形のスペーサである。左右一対のクリンチャ
30とスペーサ35は、それぞれ、クリンチャホルダ34の左
右一対の穴36へ挿通する支持軸31に取付けられる。クリ
ンチャ30の先端部には上方へ突出する山形の凸部が形成
されていて、凸部はクリンチャホルダ34の中央天井部に
形成した穴37を通じて上方へ突出し、前述したクリンチ
ャプッシャ25の下面に対向する。クリンチャ30とスペー
サ35は、右と左とで互い違いに重ねられて一方のクリン
チャの先端部前面と他方のクリンチャの先端部背面とが
接する状態に組付けられる。 【0014】クリンチャホルダ34とスペーサ35の下端に
は、前縁部または後縁部からクリンチャホルダ34内部へ
向かって上昇傾斜したガイド面38が形成されており、図
6に示すようにガイド面38はステープルSの脚部の貫通位
置に対応させて配置されている。前述したようにクリン
チャユニット22は前後のカバーフレーム19, 20内で前後
へ微動できるので、ステープルSの脚部の位置が前後へ
多少ずれたとしても、脚部の先端がガイド面38に当たる
ことによりクリンチャユニット22が前または後へ移動さ
れ、ステープルSの脚部先端がクリンチャホルダ34とス
ペーサ35との間に進入して正確にクリンチャ30の下面へ
当接する。このようにクリンチャユニット22には自動調
芯機構が備えられていて、これによりステープルの打ち
込み位置のずれによるクリンチ不良の虞を解消してい
る。また、ステープルSの両脚部はそれぞれクリンチ完
了までクリンチャホルダ34とスペーサ35との間に保持さ
れてスペーサ35により両脚部が隔てられているので、両
脚部は平行にクリンチされ、両脚部が重なって交差して
しまう虞もない。 【0015】図4に示すように、背面側カバーフレーム2
0の下部にはクリンチ機構部の接地を検出するためのス
ライダ39及びスライダカバー40が取付けられている。図
7に示すように、スライダ39は上部と左側面に爪41, 42
を設け、垂直面中央に上下に長い長穴43と上下左右四箇
所にガイド穴44が形成されており、図4に示すように背
面側カバーフレーム20の穴へ上端の爪41を挿入し、スラ
イダカバー取付ネジ45をスライダ39のガイド穴44へ通し
て背面側カバーフレーム20へ締結することにより、スラ
イダカバー40が固定されてスライダ39は上下スライド自
在な状態で保持される。尚、スライダ39が下降した初期
位置にあるときは、図7に示すようにスライダ39の上端
の爪41がクリンチャプッシャ25とストッパープレート28
の間に入っていて、この状態ではクリンチャプッシャ25
が下降してストッパープレート28の下部を拡開すること
はできず、クリンチャプッシャ25は下降不能な状態とな
っている。クリンチャプッシャ25の下端から後方(図に
おいて手前)へ向けて延びる爪46は、スライダ39及びス
ライダカバー40の長穴43を通じて後方へ突出する。 【0016】図4に示すように、スライダカバー40の左
上部にはクリンチャユニット22の接地を検出するための
接地センサ47が設けられており、長穴43の横にはクリン
チ完了を検出するためのクリンチセンサ48が取付けられ
ている。クリンチ機構部が下降してスライダ39が接地
し、スライダ39がカバーフレーム19, 20に対して相対的
に上昇すると、スライダ39の左側面の爪42が接地センサ
47のアクチュエータを押して制御回路(図示せず)に接
地検出信号が入力される。その後のクリンチ動作におい
てクリンチャプッシャ25が下降してクリンチを完了した
ときは、クリンチャプッシャ25の爪46がクリンチセンサ
48のアクチュエータを押して制御回路にクリンチ完了信
号が入力される。また、クリンチ機構部が上昇して初期
位置へ戻ると、図2に示すクリンチャフレーム14に固定
した初期位置検出センサ49がクリンチ機構部に押されて
オンし、このオン信号により制御回路がクリンチャ駆動
モータ13を停止する。 【0017】次にドライバ部4について説明する。図2に
示すように、ドライバ部4は、ドライバ駆動モータ(図
示せず)によって駆動される一本の軸50に、ドライバカ
ム51とフォーミングカム52とステープル送りカム53を取
付け、フォーミングカム52によりフォーミングプレート
(図に表れていないがドライバ54の左右両側(紙面に向
かって前後)に配置されている)とアンビル55とを昇降
駆動し、ドライバカム51により薄板状のドライバ54を昇
降駆動し、ステープル送りカム53がステープル送りカム
フォロワ56を介してリンクレバー57を回動する。ステー
プルカートリッジ71の上部には送り爪72を取付けたスラ
イダ73が内蔵されており、スライダ73に取付けた左右方
向へ延びるアーム74へドライバ部4のリンクレバー57が
係合してアーム74及びスライダ73を前後に往復駆動し、
送り爪72によりステープルカートリッジ71内のステープ
ルシートを前方(図において左)へ送る。 【0018】ドライバカム51とフォーミングカム52とス
テープル送りカム53の1サイクルの動作タイミングは、
先ずステープル送りカムフォロワ56が初期位置である上
昇位置から下降することにより、ステープルカートリッ
ジ71の送り爪72が前進してステープル送りを行い、次に
フォーミングプレートが上昇して直線ステープルをフォ
ーミングし、続いてドライバ54とアンビル55が一体に上
昇するように設定されている。アンビル55は上昇時に上
死点の直前でアンビルガイド58の突起59に乗り上げてド
ライバ54の経路から前方へ退避し、ドライバ54がさらに
上昇してステープルの打込みを完了する。 【0019】ステープル送りカム53とステープル送りカ
ムフォロワ56の下にはそれぞれマイクロスイッチ形の射
出検出センサ60と初期位置検出センサ61が配置されてい
る。ステープル送りカム53の下の射出検出センサ60は、
ステープル送りカム53を介してドライバ54が上死点に達
したことを検出する。ステープル送りカムフォロワ56の
下の初期位置検出センサ61は、ステープル送りカムフォ
ロワ56が上死点(初期位置)に戻ることにより、ドライ
バ54が下死点(初期位置)に達したことを検出する。 【0020】次に、図8乃至図12にしたがってクリンチ
ャ部3の動作工程を説明する。図8及び図11(a)は初期状
態を示し、この状態から電動ステープラへ起動信号が入
力されると、ドライバ駆動モータ(図示せず)とクリン
チャ駆動モータ13が起動する。ドライバ部4において
は、図2に示すステープル送りカム53によりステープル
カートリッジ71の直線ステープルシートが前方へ送ら
れ、ステープル送り動作より僅かに送れてフォーミング
プレートが上昇を開始して先頭のステープルを門形にフ
ォーミングする。クリンチャ部3においては、クリンチ
ャ駆動モータ13が回転して図8及び図11(a)に示す歯車16
を上方から見て反時計方向へ正転駆動し、クリンチ機構
部全体が下降する。そして、スライダ39が用紙テーブル
上の紙Pの表面に接地してクリンチ機構部に対して相対
的に上昇すると、図4に示したスライダ39の左側面の爪4
2が接地センサ47のアクチュエータを押して制御回路に
接地検出信号が入力され、制御回路がクリンチャ駆動モ
ータ13を停止し、図9及び図11(b)に示すようにクリンチ
ャユニット22により紙を押さえた状態で静止する。 【0021】続いて、下方のドライバ部4のドライバ54
によりステープルが射出され、図12(a)に示すように紙P
を下方から貫通したステープルSの左右の脚部は、クリ
ンチャ30の下面に当たって内側へ折り曲がる。ドライバ
54による打込み完了の時点で、図2に示すドライバ部4の
射出検出センサ60の出力信号が制御回路に入力され、制
御回路はドライバ駆動モータを停止すると同時にクリン
チャ駆動モータ13を起動して歯車16を正転駆動する。 【0022】このとき、クリンチ機構部は用紙テーブル
上の紙Pに接しているので下降することができないが、
図7に示したスライダ39の上端の爪41がクリンチャプッ
シャ25とストッパープレート28との間に入っている初期
状態とは異なり、スライダ39が上昇して爪41がクリンチ
ャプッシャ25とストッパープレート28との間から出てい
て、クリンチャプッシャ25の下降規制が解除されている
ので、歯車16とネジ軸18は回転を規制されずロックして
一体に回転する。これにより、ネジ軸18の小径部18bに
噛合っているクリンチャプッシャ25は、ネジ軸18の送り
作用により下降を開始してクリンチャ30を押し下げ、ス
テープルSの両脚部を平坦に折り曲げる。 【0023】図10及び図12(b)に示すように、クリンチ
ャプッシャ25が下端位置に達してクリンチを完了する
と、クリンチャプッシャ25の背面の爪46が、図4に示す
クリンチセンサ48のアクチュエータを押して制御回路に
クリンチ完了信号が入力され、これにより制御回路はド
ライバ駆動モータを正転駆動し、クリンチャ駆動モータ
13を逆転駆動する。クリンチャ部3においては歯車16が
逆転することにより、クリンチャプッシャ25がネジ軸18
の小径部18bに沿って引上げられるとともにクリンチ機
構部全体が引上げられて上方初期位置へ達し、これを図
2に示すクリンチャ部3の初期位置センサ49が検出してク
リンチャ駆動モータ13を停止する。また、ドライバ部4
においては、図2に示すカムの軸50が初期位置から1回転
してステープル送りカムフォロワ56が上死点(初期位
置)に戻ることにより、初期位置検出センサ61から初期
位置復帰信号が出力され、制御回路がドライバ駆動モー
タを停止して1サイクルの動作を完了する。 【0024】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動ステ
ープラは、ドライバにより打ち出されたステープルの位
置が前または後にずれたときに、ステープルによりクリ
ンチャホルダの前後位置が自動調整されてステープルと
クリンチャが芯合わせされるので、クリンチャに対する
ステープルの相対的な位置ずれが発生しても安定且つ確
実にクリンチでき、クリンチ不良の防止に効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動ステープラの正面図。
【図2】電動ステープラの側面断面図。
【図3】クリンチャ部の側面断面図。
【図4】クリンチ機構部の分解斜視図。
【図5】クリンチャユニットの組立図。
【図6】クリンチャユニットの斜視図。
【図7】ネジ軸及びクリンチャプッシャの斜視図。
【図8】クリンチ機構部の初期状態を示す斜視図。
【図9】クリンチ機構部の紙押さえ状態を示す斜視図。
【図10】クリンチ機構部のクリンチ完了状態を示す斜
視図。 【図11】クリンチ機構部の動作工程を示し、(a)は初
期状態の解説図、(b)は紙押さえ状態を示す斜視図。 【図12】クリンチ機構部の動作工程を示し、(a)はス
テープル打込み時の状態を示す解説図、(b)はクリンチ
完了状態を示す斜視図。 【符号の説明】 1 フレーム 2 用紙テーブル 3 クリンチャ部 4 ドライバ部 13 クリンチャ駆動モータ 14 クリンチャフレーム 15 歯車 17 歯車ホルダ 18 ネジ軸 19 前カバーフレーム 20 後カバーフレーム 21 上サポートフレーム 22 クリンチャユニット 22a サポートプレート 25 クリンチャプッシャ 30 クリンチャ 31 支持軸 32 板バネ 34 クリンチャホルダ 35 スペーサ 38 ガイド面
視図。 【図11】クリンチ機構部の動作工程を示し、(a)は初
期状態の解説図、(b)は紙押さえ状態を示す斜視図。 【図12】クリンチ機構部の動作工程を示し、(a)はス
テープル打込み時の状態を示す解説図、(b)はクリンチ
完了状態を示す斜視図。 【符号の説明】 1 フレーム 2 用紙テーブル 3 クリンチャ部 4 ドライバ部 13 クリンチャ駆動モータ 14 クリンチャフレーム 15 歯車 17 歯車ホルダ 18 ネジ軸 19 前カバーフレーム 20 後カバーフレーム 21 上サポートフレーム 22 クリンチャユニット 22a サポートプレート 25 クリンチャプッシャ 30 クリンチャ 31 支持軸 32 板バネ 34 クリンチャホルダ 35 スペーサ 38 ガイド面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年1月22日(2002.1.2
2) 【手続補正1】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図1 【補正方法】変更 【補正内容】 【図1】
【手続補正書】 【提出日】平成14年1月22日(2002.1.2
2) 【手続補正1】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図1 【補正方法】変更 【補正内容】 【図1】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 可動形クリンチャを備えたクリンチャ部
とドライバを備えたドライバ部を対向させて配置し、ク
リンチャ部とドライバ部の一方を移動してクリンチャ部
とドライバ部とにより紙を挟持し、ドライバ部のドライ
バにより射出されたステープルの脚部をクリンチャによ
り折曲げる電動ステープラにおいて、クリンチャの前後
両面をカバーするクリンチャホルダにクリンチャを取付
け、クリンチャホルダをクリンチャ部へ前後移動自在に
取付けるとともに、クリンチャホルダのドライバ対向面
に前後両縁部からクリンチャホルダ内の奥へ向かって傾
斜するガイド面を形成し、ステープルの先端がガイド面
を押したときにクリンチャホルダの前後位置が自動調整
されて、ステープルに対してクリンチャが芯合わせされ
る自動調芯機構を構成したことを特徴とする電動ステー
プラ。
Priority Applications (28)
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-01-18 JP JP2002010643A patent/JP2003211408A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006116638A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Max Co Ltd | 電動ステープラのクリンチ装置 |
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