JP2003210715A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003210715A
JP2003210715A JP2003033922A JP2003033922A JP2003210715A JP 2003210715 A JP2003210715 A JP 2003210715A JP 2003033922 A JP2003033922 A JP 2003033922A JP 2003033922 A JP2003033922 A JP 2003033922A JP 2003210715 A JP2003210715 A JP 2003210715A
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JP2003033922A
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English (en)
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Norihiko Harada
紀彦 原田
Ryota Yanagisawa
亮太 柳沢
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球自体の動きを複雑にして興趣の向上を
図る。 【解決手段】 最上部中央に形成された入口22a,2
2bから入球した遊技球を、左右に配置された遊技球通
路30a,30bを介して下部のステージ40に誘導
し、ステージ40の最下部中央にの出口誘導部44を介
して出口70から排出する。ステージ40の曲面スロー
プ部42a,42bに、遊技球が下方に落ちないようガ
ード壁46a,46bが設け、その出口誘導部44に至
る部位に遊技球を出口70側の端部から所定距離以上遠
ざかりながら出口誘導部44に導く通路導入部48a,
48bを設ける。この通路導入部48a,48bによ
り、遊技球は奥の方から出口誘導部44を移動して出口
70から出ていくようになる。この結果、遊技者に遊技
球の動きを楽しませることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、パチン
コ機の遊技盤の略中央に配置され図柄変動表示器の枠体
の一部として設けられたステージを備えるものが提案さ
れている。この遊技機では、図柄変動表示器による図柄
の変動表示を遊技者が十分楽しめると共に遊技球による
遊技が楽しめるよう、遊技球をステージに誘導し、ステ
ージの中央に設けられた導出口から排出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た遊技機では、ステージに導入された遊技球は単にステ
ージから排出されるだけだから、遊技球自体の動きはあ
る程度一定のものとなり、遊技球自体の動きに対する楽
しみが少ないものとなっていた。
【0004】本発明の遊技機は、遊技球自体の動きを複
雑にして興趣の向上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の遊技機は、上述の目的を達成するために以下の手
段を採った。
【0006】手段1.本発明の遊技機は、導入された遊
技球が転動する視認可能な少なくとも1つのステージを
備える遊技機であって、前記ステージは、最下部に配置
され遊技球を前面側に誘導する最下部誘導部と、該最下
部誘導部の前面側に配置され該最下部誘導部により前面
側に誘導された遊技球を下方に導出する導出部と、前記
最下部誘導部に少なくとも左右の一方から遊技球を前記
導出部から所定距離以上後方の位置に誘導する後方誘導
部と、が形成されてなることを要旨とする。
【0007】この本発明の遊技機では、遊技球は、ステ
ージ上で後方誘導部により最下部誘導部に少なくとも左
右の一方から遊技球を下方に導出する導出部から所定距
離以上後方の位置に誘導する。このため、遊技球は、所
定距離以上に亘って最下部誘導部を後方から前面側に移
動して導出部から導出されることになる。この結果、遊
技者にこうしたステージ上での遊技球の動きを楽しませ
ることができる。即ち、遊技球自体の動きを複雑にする
ことにより、興趣の向上を図ることができるのである。
【0008】手段2.手段1記載の遊技機であって、前
記後方誘導部は、前面側からの遊技球の下方への導出を
防止するガード部が形成されてなる遊技機。こうすれ
ば、前面側からの遊技球の下方への導出を防止すること
ができるから、遊技者にステージでの遊技球の動きを楽
しませることができる。
【0009】手段3.手段2記載の遊技機であって、前
記後方誘導部は、前記最下部誘導部の近傍のガード部の
後方側に突起部が形成されてなる遊技機。こうすれば、
突起部により最下部誘導部に誘導される遊技球を最下部
誘導部の後方に誘導することができる。
【0010】手段4.手段3記載の遊技機であって、前
記突起部は、後方に頂角を有する略三角形状に形成され
てなる遊技機。こうすれば、簡易な構成で最下部誘導部
ぶ誘導される遊技球を最下部誘導部の後方に誘導するこ
とができる。
【0011】手段5.手段1ないし4いずれか記載の遊
技機であって、前記後方誘導部は、なめらかな曲面をも
って形成されてなる遊技機。こうすれば、遊技球はなめ
らかな曲面によって最下部誘導部に導かれるから、遊技
者に遊技球のなめらかな動きを楽しませることができ
る。
【0012】手段6.手段1ないし5いずれか記載の遊
技機であって、前記最下部誘導部は、後方から前方に至
る少なくとも1つの通路が形成されてなる遊技機。こう
すれば、最下部誘導部に形成された少なくとも1つの通
路により遊技球を導出部に誘導することができる。
【0013】手段7.手段1ないし5いずれか記載の遊
技機であって、前記最下部誘導部は、後方から前方に至
る複数の通路が形成されてなる遊技機。こうすれば、最
下部誘導部に形成された複数の通路のいずれかにより遊
技球を導出部に誘導することができる。
【0014】手段8.手段1ないし5いずれか記載の遊
技機であって、前記最下部誘導部は、奇数個の通路が形
成されてなる遊技機。こうすれば、中央の通路を形成す
ることができるから、遊技球の導出部への移動を中央の
通路やその両側の通路などにより行なうことができる。
【0015】手段9.手段8記載の遊技機であって、前
記奇数個の通路のうち中央の通路は、他の通路に比して
大きな傾斜となるよう形成されてなる遊技機。こうすれ
ば、中央の通路による遊技球の導出部への移動スピード
を他の通路によるスピードより速くすることができ、遊
技球の直進性をよくすることができる。
【0016】手段10.手段9記載の遊技機であって、
前記中央の通路は、前記導出部に近い部位の方が該導出
部から遠い部位より大きな傾斜となるよう形成されてな
る遊技機。こうすれば、遊技球の通路における速度を導
出部に近い部位で大きくすることができ、遊技球の直進
性を高めることができる。
【0017】手段11.手段8ないし10いずれか記載
の遊技機であって、前記奇数個の通路のうちの中央の通
路は、他の通路に比して幅が狭く形成されてなる遊技
機。こうすれば、中央の通路による遊技球の導出部への
移動の確率を他の通路より小さくすることができる。
【0018】手段12.手段8ないし11いずれか記載
の遊技機であって、前記奇数個の通路のうちの中央の通
路は、前記導出部側のステージ側の端面では前記遊技球
が通路の左右方向に略移動不能となるよう形成されてな
る遊技機。こうすれば、中央の通路における遊技球の導
出部への方向性を高くすることができる。
【0019】手段13.手段1ないし12いずれか記載
の遊技機であって、前記後方誘導部は、前記最下部誘導
部の左右から対称に遊技球を該最下部誘導部に誘導する
よう形成されてなる遊技機。こうすれば、遊技者に後方
誘導部における遊技球の左右対称に基づく動きを楽しま
せることができる。
【0020】手段14.手段13記載の遊技機であっ
て、少なくとも一箇所に設けられた入口から前記後方誘
導部に遊技球を誘導する少なくとも一つの遊技球通路を
備える遊技機。こうすれば、入口に遊技球が入球するこ
とにより、遊技者にステージにおける遊技球の動きを楽
しませることができる。
【0021】手段15.手段14記載の遊技機であっ
て、前記遊技球通路は、前記後方誘導部に導かれた遊技
球が前記最下部誘導部の全体を一旦通過する速度となる
よう構成されてなる遊技機。こうすれば、後方誘導部に
導かれた遊技球は最下部誘導部を一旦通過して戻るよう
動作するから、遊技者に遊技球の動作をより楽しませる
ことができる。
【0022】手段16.手段15記載の遊技機であっ
て、前記遊技球通路は、クランク状に形成されてなる遊
技機。遊技球がクランク状の通路を通過することによ
り、遊技球の後方誘導部に導かれる際の速度を最下部誘
導部の全体を一旦通過する速度に調節することができ
る。
【0023】手段17.手段14ないし16いずれか記
載の遊技機であって、前記遊技球通路は、遊技盤面の前
面側から組み付け可能に構成されてなる遊技機。こうす
れば、遊技球通路の組み付け性を高くすることができ
る。
【0024】手段18.手段1ないし17いずれか記載
の遊技機であって、前記ステージの前記導出部から導出
された遊技球を受け止め可能な少なくとも1つの下段ス
テージを備える遊技機。こうすれば、遊技者に2段以上
のステージにおける遊技球の動きを楽しませることがで
きる。
【0025】手段19.手段18記載の遊技機であっ
て、前記ステージは、下段ステージより奥に配置されて
なる遊技機。こうすれば、遊技球は、奥のステージから
手前の下段ステージに移動するから、こうした奥行きの
ある遊技球の動作を遊技者に楽しませることができる。
【0026】手段20.手段18または19記載の遊技
機であって、前記下段ステージは、最下部に配置され遊
技球を前面側に誘導する下段最下部誘導部と、該下段最
下部誘導部の前面側に配置され該下段最下部誘導部によ
り前面側に誘導された遊技球を下方に導出する下段導出
部と、前記下段最下部誘導部に少なくとも左右の一方か
ら遊技球を前記下段導出部に誘導する下段後方誘導部
と、が形成されてなる遊技機。こうすれば、遊技者に下
段ステージにおける遊技球の動きを更に楽しませること
ができる。
【0027】手段21.手段20記載の遊技機であっ
て、前記下段最下部誘導部は、前記最下部誘導部に略整
合する位置に形成されてなる遊技機。こうすれば、ステ
ージにおける導出部からの遊技球を直線的に下段導出部
に導くことができる。
【0028】手段22.手段21記載の遊技機であっ
て、前記下段最下部誘導部は、略水平となるよう形成さ
れてなる遊技機。こうすれば、ステージにおける導出部
からの遊技球をより直線的に下段導出部に導くことがで
きる。
【0029】手段23.手段21または22記載の遊技
機であって、前記下段最下部誘導部は、凹部となるよう
形成されてなる遊技機。こうすれば、下段ステージにお
ける遊技球の下段導出部への方向性をよくすることがで
きる。
【0030】手段24.手段18ないし23いずれか記
載の遊技機であって、前記下段後方誘導部は、遊技球を
なめらかな曲面をもって前記下段最下部誘導部に導くよ
う形成されてなる遊技機。こうすれば、遊技球はなめら
かな曲面によって下段最下部誘導部に導かれるから、遊
技者に遊技球のなめらかな動きを楽しませることができ
る。
【0031】手段25.手段18ないし24いずれか記
載の遊技機であって、前記下段後方誘導部は、前面側か
らの遊技球の下方への導出を防止する下段ガード部が形
成されてなる遊技機。こうすれば、下段ステージにおけ
る前面側からの遊技球の下方への導出を防止することが
できるから、遊技者に下段ステージでの遊技球の動きを
楽しませることができる。
【0032】手段26.手段25記載の遊技機であっ
て、前記下段後方誘導部は、前記下段最下部誘導部の近
傍の下段ガード部の後方側に突起部が形成されてなる遊
技機。こうすれば、突起部により下段最下部誘導部に誘
導される遊技球を下段最下部誘導部の後方に誘導するこ
とができる。
【0033】手段27.手段26記載の遊技機であっ
て、前記突起部は、後方に頂角を有する略三角形状に形
成されてなる遊技機。こうすれば、簡易な構成で下段最
下部誘導部に誘導される遊技球を下段最下部誘導部の後
方に誘導することができる。
【0034】手段28.手段18ないし27いずれか記
載の遊技機であって、前記ステージ以外から前記下段ス
テージに遊技球を導入可能な遊技球導入機構を備える遊
技機。こうすれば、下段ステージに直接遊技球を導入す
ることができるから、遊技者に下段ステージにおける遊
技球の動きを楽しませることができる。
【0035】手段29.手段28記載の遊技機であっ
て、前記遊技球導入機構は、遊技球を衝突に伴う反射動
作で前記下段ステージに導入可能な遊技盤に設置された
少なくとも一本の釘である遊技機。こすれば、少なくと
も一本の釘により遊技球を下段ステージに導入すること
ができる。
【0036】手段30.手段28または29記載の遊技
機であって、前記遊技球導入機構は、前記下段ステージ
の前面側から遊技球を導入可能な機構である遊技機。こ
うすれば、遊技球を前面側から下段ステージに導入する
ことができるから、遊技者にこうした下段ステージへの
遊技球の導入や下段ステージにおける遊技球の動きを楽
しませることができる。
【0037】手段31.手段1ないし30いずれか記載
の遊技機であって、前記ステージの上方配置され画像を
表示可能な画像表示手段を備える遊技機。こうすれば、
遊技者は画像表示手段による画像を楽しむことができる
と共にステージにおける遊技球の動きを楽しむことがで
きる。
【0038】手段32.手段1ないし31いずれか記載
の遊技機であって、前記導出部の下方に略整合するよう
入賞口または入賞ゲートが配置されてなる遊技機。こう
すれば、遊技者に導出部からの遊技球の入賞口への入賞
や入賞ゲートへの通過を期待させることができ、より興
趣の向上を図ることができる。
【0039】手段33.本発明の遊技球誘導器は、手段
1ないし27いずれか記載の少なくとも1つのステージ
を備えること、即ち、基本的には、導入された遊技球が
転動する視認可能な少なくとも1つのステージであっ
て、最下部に配置され遊技球を前面側に誘導する最下部
誘導部と、該最下部誘導部の前面側に配置され該最下部
誘導部により前面側に誘導された遊技球を下方に導出す
る導出部と、前記最下部誘導部に少なくとも左右の一方
から遊技球を前記導出部から所定距離以上後方の位置に
誘導する後方誘導部と、が形成されてなる少なくとも1
つのステージを備えることを要旨とする。
【0040】この本発明の遊技球誘導器では、本発明の
遊技機が備える上述の手段1ないし27いずれか記載の
少なくとも1つのステージを備えるから、このステージ
を備えることにより奏する効果、即ち、遊技者にステー
ジにおける遊技球の動きを楽しませることができる効果
を奏することをができる。
【0041】手段34.手段33記載の遊技球誘導器で
あって、中央に略矩形形状に貫通した中央開口部が形成
されてなる遊技球誘導器。こうすれば、中央開口部に種
々の機器を取り付けることができる。
【0042】手段35.手段34記載の遊技球誘導器で
あって、前記中央開口部は、画像表示器の表示領域の少
なくとも一部を視認する開口部である遊技球誘導器。こ
うすれば、遊技者に中央開口部から画像表示器の表示領
域の少なくとも一部を見せることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は本発明の一実施例である遊
技球誘導器20が組み込まれた遊技機としてのパチンコ
機10の一例を正面から見た正面図であり、図2は実施
例の遊技球誘導器20の外観を示す斜視図である。実施
例の遊技球誘導器20は、図1に示すように、始動口1
4や大入賞口16の上方におけるパチンコ機10のほぼ
中央に取り付けられ、始動口14への入賞を始動条件と
して図柄を変動表示する表示装置12の枠体として構成
されている。
【0044】実施例の遊技球誘導器20は、図2に示す
ように、最上部中央に左右対称に形成された入口22
a,22bから入球した遊技球を、左右に配置され遊技
盤の前面側に取り付けられた左右対称の遊技球通路30
a,30b,下部に配置されたステージ40を介して最
下部中央に幅広に配置された出口70に誘導する。
【0045】図3は、遊技球誘導器20の左側に配置さ
れた遊技球通路30aの断面を示す断面図である。遊技
球通路30aは、図示するように、遊技球を視認可能に
入口22aから円弧を描いて下る上部通路を形成する上
部通路部32aと、この上部通路部32aに連通すると
共に下方に向けてクランク状の通路を形成するクランク
通路部34aと、このクランク通路部34aと連通する
と共にステージ40への連絡口38aを有する連絡部3
6aとから構成されており、入口22aに入球した遊技
球を、上部通路部32aによりクランク通路部34aに
導き、このクランク通路部34aで速度を調節して連絡
部36aの連絡口38aからステージ40に誘導する。
右側の遊技球通路30bも左側の遊技球通路30aと同
様に、上部通路部32b,クランク通路部34b,連絡
部36bにより構成されており、入口22bに入球した
遊技球を、上部通路部32bによりクランク通路部34
bに導き、このクランク通路部34bで速度を調節して
連絡部36bの連絡口38bからステージ40に誘導す
る。これらの上部通路部32a,32bやクランク通路
部34a,34b,連絡部36a,36bは、ユニット
化されており、遊技球誘導器20の前面側、即ち遊技盤
面の前面側から組み付けできるように構成されている。
この結果、上部通路部32a,32bやクランク通路部
34a,34b,連絡部36a,36bの組み付け性を
高くすることができる。なお、クランク通路部34a,
34bにおける速度の調節については後述する。
【0046】図4は、ステージ40の外観を拡大して示
す拡大外観図である。ステージ40は、図示するよう
に、遊技球通路30a,30bの連絡部36a,36b
から誘導された遊技球を左右から下部中央になめらかな
曲面をもって導く曲面スロープ部42a,42bと、こ
の曲面スロープ部42a,42bからの遊技球を若干の
傾斜をもって出口70に誘導する最下部中央に凹状に略
水平に形成された出口誘導部44とから構成されてい
る。ステージ40の曲面スロープ部42a,42bに
は、遊技球が下方に落ちないようガード壁46a,46
bが設けられており、ガード壁46a,46bの出口誘
導部44に至る部位には、遊技球が出口誘導部44の出
口70側の端部から所定距離以上遠ざかりながら出口誘
導部44に導かれるようにする通路導入部48a,48
bが設けられている。このように通路導入部48a,4
8bを設けることにより、曲面スロープ部42a,42
bを移動してきた遊技球を出口誘導部44の出口70側
の端部から遠ざかる方向で出口誘導部44へ導くと共に
奥の方から出口誘導部44を通って出口70に導くよう
にすることができる。即ち、遊技球を出口誘導部44の
奥の方から移動させるようにすることができるのであ
る。なお、実施例では、ガード壁46a,46bに沿っ
て移動してきた遊技球をなめらかに奥の方に向かわせる
よう、出口誘導部44をガード壁46a,46bから奥
に向かう辺を有する略三角形状に形成した。
【0047】図2に示すように、ステージ40は、遊技
球通路30a,30bの上部通路部32a,32bより
奥まった位置に配置されており、図1に示す釘18a,
18bなどに衝突して反射した遊技球が前面側からステ
ージ40に導入されるようになっている。なお、遊技球
がどのようにステージ40に導入されるか否かについて
は、遊技球の釘18a,18bへの衝突速度と衝突角度
とによって定まる。
【0048】次に、こうして構成された実施例の遊技球
誘導器20における遊技球の動作について説明する。入
口22a,22bに入球した遊技球は、遊技球通路30
a,30bの上部通路部32a,32bを通ってクラン
ク通路部34a,34bにより速度の調節を受けて連絡
部36a,36bの連絡口38a,38bからステージ
40の曲面スロープ部42a,42bに導かれる。クラ
ンク通路部34a,34bは、連絡口38a,38bか
らステージ40の曲面スロープ部42a,42bに導か
れた遊技球が曲面スロープ部42a,42bを通って出
口誘導部44を一旦通過して反対側の曲面スロープ部4
2b,42aに至る速度となるよう調節されている。遊
技球は、上部通路部32aからクランク通路部34a,
34bへ至る際の壁面への衝突やクランク通路部34
a,34bのクランクによる壁面への衝突,クランク通
路部34a,34bから連絡部36a,36bへ至る際
の壁面への衝突によって運動エネルギが奪われてその速
度が調節されるから、クランク通路部34a,34bの
クランクを調節することにより連絡口38a,38bか
らステージ40に導かれるときに遊技球の速度が上述の
速度となるようにすることができる。即ち、実施例で
は、クランク通路部34a,34bをこのように調節し
ているのである。
【0049】こうして遊技球通路30a,30bの連絡
口38a,38bからステージ40の曲面スロープ部4
2a,42bに導かれた遊技球は、上述したように、曲
面スロープ部42a,42bを通って出口誘導部44を
一旦通過して反対側の曲面スロープ部42b,42aに
至る。このとき、遊技球は、ガード壁46a,46bの
出口誘導部44に至る端部に設けられた通路導入部48
a,48bにより奥の方に押されるから、出口誘導部4
4の奥の方を通って反対側の曲面スロープ部42b,4
2aに至る。反対側の曲面スロープ部42b,42aに
至った遊技球は、反転して出口誘導部44に戻ってく
る。このときもガード壁46a,46bの出口誘導部4
4に至る端部に設けられた通路導入部48a,48bに
より奥の方に押されるから、出口誘導部44の奥の方に
移動するようになる。したがって、遊技球は、出口誘導
部44を奥の方から出口70側に移動することになる。
遊技球が出口誘導部44を出口70側へ移動するときに
は、遊技球は、曲面スロープ部42a,42bから移動
してきた移動速度と出口誘導部44の前面側へ傾斜によ
る移動速度の和(ベクトル和)の速度により移動するか
ら、単に直線的に移動するだけでなく、複雑な動きをと
って出口70から出ていく。
【0050】また、実施例のパチンコ機10では、前述
したように、釘18a,18bなどに衝突して反射した
遊技球が遊技球誘導器20のステージ40に導入される
場合が生じる。遊技球がステージ40に導入された場合
には、導入される遊技球の速度にもよるが、遊技球は、
上述したように、曲面スロープ部42a,42bに導か
れて出口誘導部44を一旦通過してあるいは通過せずに
出口誘導部44を奥の方から移動して出口70から出て
いく。このときも、遊技球は、ガード壁46a,46b
の出口誘導部44に至る端部に設けられた通路導入部4
8a,48bにより奥の方に押されるから、出口誘導部
44を奥の方から出口70側に移動することになる。
【0051】実施例のパチンコ機10は、図1に示すよ
うに、遊技球誘導器20の出口70の中央下方に表示装
置12における図柄の変動表示を開始するための始動口
14や大入賞口16が取り付けられている。したがっ
て、実施例の遊技球誘導器20の出口70のどの位置か
らどの方向で遊技球が出てくるかによって始動口14に
入賞しやすくなるか否かが定まると共に大入賞口16へ
の入賞が定まる。実施例の遊技球誘導器20では、曲面
スロープ部42a,42bからの遊技球が通路導入部4
8a,48bに押されて奥の方から出口誘導部44を出
口70に向かって移動するから、始動口14への入賞や
大入賞口16への入賞に対して遊技者にドキドキ感を与
えるようになる。すなわち、通路導入部48a,48b
により遊技球に複雑な動きや勿体ぶった動きを与えるこ
とことにより、遊技者の興味を一層そそり、興趣の向上
を図っているのである。
【0052】以上説明した実施例の遊技球誘導器20に
よれば、通路導入部48a,48bにより遊技球を出口
誘導部44の奥の方に押しやることことにより、遊技球
に複雑な動きを与え、遊技者に期待を持たせるように移
動させることができる。これにより、遊技者の興味をそ
そり、興趣の向上を図ることができる。
【0053】また、実施例の遊技球誘導器20によれ
ば、ステージ40に導かれた遊技球が出口誘導部44を
一旦通過し、その後、反転して出口誘導部44に導かれ
るよう構成することによって、即ち、遊技球を遊技者に
期待を持たせるように移動させることによって、遊技者
の興味をそそり、興趣の向上を図ることができる。
【0054】さらに、実施例の遊技球誘導器20によれ
ば、釘18a,18bなどによって遊技球をステージ4
0に導入可能としたことにより、ステージ40における
遊技球の動きを遊技者に楽しませることができる。
【0055】あるいは、実施例のパチンコ機10によれ
ば、遊技球誘導器20の出口70の下方に始動口14や
大入賞口16を配置することにより、遊技球を遊技球誘
導器20によって始動口14や大入賞口16へ誘導する
ことができる。この結果、遊技者に対する遊技球の始動
口14への入賞や大入賞口16への入賞の期待を高くす
ることができ、より興趣の向上を図ることができる。
【0056】実施例の遊技球誘導器20では、なめらか
な曲面でもってステージ40の曲面スロープ部42a,
42bを形成したが、直線的な平面をもってステージ4
0の曲面スロープ部42a,42bに相当する部を形成
するものとしてもよい。
【0057】実施例の遊技球誘導器20では、遊技球通
路30a,30bにクランク形状のクランク通路部34
a,34bを設けて連絡口38a,38bからステージ
40に導かれる遊技球の速度を調節したが、直線形状の
通路に速度調節用の突起などを設けて連絡口38a,3
8bからステージ40に導かれる遊技球の速度を調節す
るものとしてもよい。
【0058】実施例の遊技球誘導器20では、最上部中
央に左右対称に遊技球の入口22a,22bを設けた
が、最上部中央に一つの遊技球の入口を設けるものとし
てもよく、左右の側部の何れかの位置に左右対称に或い
は左右非対称に1つ以上の遊技球の入口を設けるものと
してもよい。即ち、遊技球誘導器20のいずれの箇所に
遊技球の入口を設けるものとしてもよい。実施例の遊技
球誘導器20では、ステージ40の最下部に凹状に略水
平に出口誘導部44を形成したが、凹状に形成しないも
のとしてもよく、水平に形成しないものとしてもかまわ
ない。
【0059】実施例の遊技球誘導器20では、ステージ
40にガード壁46a,46bを設けるものとしたが、
遊技球が下方に落ちないようにガードすればよいから、
ガード柵やガードレールのように壁としなくてもよい。
また、曲面スロープ部42a,42bの全体にガード壁
を設ける必要はなく、その一部にガード壁を設けるもの
としてもよい。あるいは、ガード壁の一部から遊技球が
下方に落下可能な落下部を設けるものとしてもよい。
【0060】実施例のパチンコ機10では、入口22
a,22bと遊技球通路30a,30bとステージ40
と出口70とからなる遊技球誘導器20を備えるものと
したが、入口22a,22bや遊技球通路30a,30
bを備えない機構、即ちステージ40と出口70とから
構成されるステージ機構を備えるものとしてもよい。こ
の場合、ステージ機構は、パチンコ機10の遊技盤の中
央に配置してもよいし中央以外の如何なる部位に配置す
るものとしても差し支えない。また、ステージ機構は、
ステージ40の出口誘導部44を中心として所定範囲だ
け左右対称に形成されていてもよく、或いは、左右非対
称に形成されるものとしても構わない。
【0061】次に本発明の第2実施例の遊技球誘導器1
20について説明する。図5は、第2実施例の遊技球誘
導器120の外観を示す斜視図である。第2実施例の遊
技球誘導器120を備えるパチンコ機110は、遊技球
誘導器20を遊技球誘導器120に変えた点を除いて第
1実施例の遊技球誘導器20を備えるパチンコ機10と
同一の構成をしている。したがって、第2実施例のパチ
ンコ機110の構成のうち第1実施例のパチンコ機10
と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【0062】第2実施例の遊技球誘導器120は、図示
するように、前後および上下の2段のステージ140,
160とを備える点を除いて第1実施例の遊技球誘導器
20を略同一の構成をしている。即ち、第2実施例の遊
技球誘導器120は、最上部中央に左右対称に形成され
た入口122a,122bから入球した遊技球を、左右
に配置され遊技盤の前面側に取り付けられた左右対称の
遊技球通路130a,130b,下部の奥に配置された
上段ステージ140,下部の前面側に配置された下段ス
テージ160を介して最下部中央に幅広に配置された出
口170に誘導するのである。左右対称の遊技球通路1
30a,130bは、第1実施例の遊技球誘導器20の
遊技球通路30a,30bと同一の上部通路部132
a,132bとクランク通路部134a,134bと連
絡部136a,136bとから構成されている。
【0063】図6は、上段ステージ140と下段ステー
ジ160の外観を拡大して示す拡大外観図である。上段
ステージ140は、図示するように、遊技球通路130
a,130bの連絡部136a,136bから誘導され
た遊技球を左右から下部中央になめらかな曲面をもって
導く曲面スロープ部142a,142bと、この曲面ス
ロープ部142a,142bからの遊技球を若干の傾斜
をもって下段ステージ160側に誘導可能な円弧をもっ
て左右対称に形成されたサイド通路部144a,144
bと、中央最下部に配置され遊技球を直線的に下段ステ
ージ160側に誘導する中央通路部146とから構成さ
れている。中央通路部146は、緩やかな傾斜の奥通路
部147と奥通路部147より急な傾斜で奥通路部14
7からの遊技球を下段ステージ160側に導く前通路部
148とから構成されており、前通路部148は、下段
ステージ160の端面では遊技球が左右方向にほとんど
移動不能となるよう両サイドが遊技球に略当接するよう
形成されている。このように中央通路部146をするこ
とにより、遊技球を直線的に下段ステージ160側に誘
導することができる。
【0064】上段ステージ140の曲面スロープ部14
2a,142bには、遊技球が下段ステージ160側に
落ちないようガード壁150a,150bが設けられて
おり、ガード壁150a,150bのサイド通路部14
4a,144bに至る部位には、第1実施例の通路導入
部48a,48bと同様に、遊技球が下段ステージ16
0の端面から所定距離以上遠ざかりながらサイド通路部
144a,144bに導かれるようにする略三角形状の
通路導入部152a,152bが設けられている。この
ように通路導入部152a,152bを設けることによ
り、曲面スロープ部142a,142bを移動してきた
遊技球を下段ステージ160から遠ざかる方向でサイド
通路部144a,144bや中央通路部146へ導くと
共に奥の方からサイド通路部144a,144bや中央
通路部146を通って下段ステージ160に導くように
することができる。即ち、遊技球をサイド通路部144
a,144bや中央通路部146を奥の方から十分に移
動させるようにすることができるのである。
【0065】下段ステージ160は、上段ステージ14
0の曲面スロープ部142a,142bと略平行に配置
された曲面スロープ部162a,162bと、サイド通
路部144a,144bおよび中央通路部146に整合
する最下部の位置に凹状に略水平に形成されサイド通路
部144a,144bや中央通路部46からの遊技球を
出口170に誘導する出口誘導部164とから構成され
ており、サイド通路部144a,144bと中央通路部
146の下段ステージ160における端面には若干の段
差が設けらるよう形成されている。下段ステージ160
の曲面スロープ部162a,162bにも上段ステージ
140の曲面スロープ部142a,142bと同様に、
遊技球が下段ステージ160から前面に落ちないようガ
ード壁169a,169bが設けられている。図2に示
すように、下段ステージ160は、遊技球通路130
a,130bの上部通路部132a,132bより奥ま
った位置に配置されており、図1に示す釘18a,18
bなどに衝突して反射した遊技球が前面側から下段ステ
ージ160に導入されるようになっている。なお、釘1
8a,18bなどに衝突して反射した遊技球の反射速度
が大きいときには、遊技球は、下段ステージ160を飛
び越えて上段ステージ140に導入される場合もある。
【0066】次に、こうして構成された第2実施例の遊
技球誘導器120における遊技球の動作について説明す
る。入口122a,122bに入球した遊技球は、遊技
球通路130a,130bの上部通路部132a,13
2bを通ってクランク通路部134a,134bにより
速度の調節を受けて連絡部136a,136bの連絡口
138a,138bから上段ステージ140の曲面スロ
ープ部142a,142bに導かれる。クランク通路部
134a,134bは、連絡口138a,138bから
上段ステージ140の曲面スロープ部142a,142
bに導かれた遊技球が曲面スロープ部142a,142
bを通ってサイド通路部144a,144bおよび中央
通路部146の全体を一旦通過して反対側の曲面スロー
プ部142b,142aに至る速度となるよう調節され
ている。このように調節できるのは、第1実施例で説明
した。
【0067】こうして遊技球通路130a,130bの
連絡口138a,138bから上段ステージ140の曲
面スロープ部142a,142bに導かれた遊技球は、
上述したように、曲面スロープ部142a,142bを
通ってサイド通路部144a,144bおよび中央通路
部146の全体を一旦通過して反対側の曲面スロープ部
142b,142aに至る。このとき、遊技球は、ガー
ド壁150a,150bの下端に設けられた通路導入部
152a,152bにより奥の方に押されるから、サイ
ド通路部144a,144bや中央通路部146の奥の
方を通って反対側の曲面スロープ部142b,142a
に至る。反対側の曲面スロープ部142b,142aに
至った遊技球は、反転してサイド通路部144a,14
4bおよび中央通路部146のいずれかの通路に移動す
る。このときもガード壁150a,150bの下端に設
けられた通路導入部152a,152bにより奥の方に
押されるから、サイド通路部144a,144bおよび
中央通路部146の奥の方でいずれかの通路に移動する
ようになる。したがって、遊技球は、サイド通路部14
4a,144bおよび中央通路部146のいずれかの通
路を奥の方から下段ステージ160側に移動する。遊技
球がサイド通路部144a,144bを移動するときに
は、サイド通路部144a,144bが遊技球より大き
な曲率の円弧をもって形成されていることから、遊技球
は、曲面スロープ部142a,142bから移動してき
た移動速度とサイド通路部144a,144bの傾斜に
よる移動速度の和(ベクトル和)の速度により移動する
から、奥から手前に向かって直線的に移動することがで
きず、下段ステージ160の出口誘導部164を斜めに
移動して出口170から出ていく。遊技球が中央通路部
146を移動するときには、遊技球は、奥通路部147
から前通路部148にかけて奥から手前に向かう移動速
度を早め、前通路部148の下段ステージ160側端面
で図6中左右方向に移動不能に両サイドでガードされて
奥から手前に向けて直線的に移動するように方向付けら
れ、下段ステージ160の出口誘導部164の中央を奥
から手前に向けて直線的に移動して出口170から出て
いく。
【0068】第2実施例のパチンコ機110でも、前述
したように、釘18a,18bなどに衝突して反射した
遊技球が遊技球誘導器120の下段ステージ160や上
段ステージ140に導入される場合が生じる。遊技球が
上段ステージ140に導入された場合には、導入される
遊技球の速度にもよるが、遊技球は、上述したように、
曲面スロープ部142a,142bに導かれてサイド通
路部144a,144bおよび中央通路部146を一旦
通過してあるいは通過せずにサイド通路部144a,1
44bおよび中央通路部146のいずれかの通路を奥の
方から下段ステージ160側に移動し、下段ステージ1
60の出口誘導部164を介して出口170から出てい
く。遊技球が下段ステージ160に導入された場合に
は、遊技球は、曲面スロープ部162a,162bに導
かれて出口誘導部164を介して出口170から出てい
く。
【0069】第2実施例のパチンコ機110でも、図1
に示すように、遊技球誘導器120の出口170の中央
下方に表示装置112における図柄の変動表示を開始す
るための始動口14や大入賞口16が取り付けられてい
る。したがって、第2実施例の遊技球誘導器120の出
口170のどの位置からどの方向で遊技球が出てくるか
によって始動口14に入賞しやすくなるか否かが定まる
と共に大入賞口16への入賞が定まる。第2実施例の遊
技球誘導器120では、遊技球が上段ステージ140の
中央通路部146を通って誘導される場合には、遊技球
は下段ステージ160の出口誘導部164の中央を奥か
ら手前に向かって直線的に移動するから始動口14に入
賞しやすくなり、遊技球がサイド通路部144a,14
4bを通って誘導される場合には、遊技球は下段ステー
ジ160の出口誘導部164を斜めに移動するから始動
口14に入賞し難くなる。このため、遊技者は、遊技球
が上段ステージ140におけるサイド通路部144a,
144bおよび中央通路部146のいずれの通路に導か
れるかに興味が向くようになる。第2実施例の遊技球誘
導器120では、こうした遊技者の興味を一層そそるた
めに、遊技球が上段ステージ140でサイド通路部14
4a,144bおよび中央通路部146の全体を一旦通
過し、反転していずれかの通路に導かれるようにしてい
るのである。また、第2実施例の遊技球誘導器120で
は、遊技球を大入賞口16の上方の出口170に誘導し
て、大入賞口16が開状態のときの遊技球の大入賞口1
6への入賞をしやすくすることにより、遊技者の興味を
一層そそっている。
【0070】以上説明した第2実施例の遊技球誘導器1
20によれば、通路導入部152a,152bにより遊
技球をサイド通路部144a,144bおよび中央通路
部146の奥の方に押しやることことにより、遊技球に
複雑な動きを与え、遊技者に期待を持たせるように移動
させることができる。これにより、遊技者の興味をそそ
り、興趣の向上を図ることができる。
【0071】また、第2実施例の遊技球誘導器120に
よれば、上段ステージ140に導かれた遊技球がサイド
通路部144a,144bおよび中央通路部146の全
体を一旦通過し、その後、反転していずれかの通路に導
かれるよう構成することによって、即ち、遊技球を遊技
者に期待を持たせるように移動させることによって、遊
技者の興味をそそり、興趣の向上を図ることができる。
【0072】さらに、第2実施例の遊技球誘導器120
によれば、釘18a,18bなどにより遊技球を下段ス
テージ160や上段ステージ140に導入することによ
り、上段ステージ140における遊技球の動きや下段ス
テージ160における遊技球の動きを遊技者に楽しませ
ることができる。この結果、興趣の向上を図ることがで
きる。
【0073】あるいは、第2実施例のパチンコ機110
によれば、遊技球誘導器120の出口170の下方に始
動口14や大入賞口16を配置することにより、遊技球
を遊技球誘導器20によって始動口14や大入賞口16
へ誘導することができる。この結果、遊技者に対する遊
技球の始動口14への入賞や大入賞口16への入賞の期
待を高くすることができ、より興趣の向上を図ることが
できる。
【0074】第2実施例の遊技球誘導器120では、中
央通路部146を緩やかな傾斜の奥通路部147と急な
傾斜の前通路部148とにより構成したが、3つ以上の
傾斜の通路部により構成するものとしてもよいし、単一
の傾斜の通路部により構成するものとしても差し支えな
い。
【0075】第2実施例の遊技球誘導器120では、上
段ステージ140の中央にサイド通路部144a,14
4bおよび中央通路部146の3本の通路を形成した
が、5本以上の奇数の通路を形成するものとしてもよ
い。また、第2実施例の遊技球誘導器120では、なめ
らかな曲面でもって上段ステージ140の曲面スロープ
部142a,142bを形成したが、直線的な平面をも
って上段ステージ140の曲面スロープ部142a,1
42bに相当する部を形成するものとしてもよい。
【0076】第2実施例の遊技球誘導器120では、遊
技球通路130a,130bにクランク形状のクランク
通路部134a,134bを設けて連絡口138a,1
38bから上段ステージ140に導かれる遊技球の速度
を調節したが、直線形状の通路に速度調節用の突起など
を設けて連絡口138a,138bから上段ステージ1
40に導かれる遊技球の速度を調節するものとしてもよ
い。
【0077】第2実施例の遊技球誘導器120では、最
上部中央に左右対称に遊技球の入口122a,122b
を設けたが、最上部中央に一つの遊技球の入口を設ける
ものとしてもよく、左右の側部の何れかの位置に左右対
称に或いは左右非対称に1つ以上の遊技球の入口を設け
るものとしてもよい。即ち、遊技球誘導器120のいず
れの箇所に遊技球の入口を設けるものとしてもよい。第
2実施例の遊技球誘導器120では、下段ステージ16
0のサイド通路部144a,144bおよび中央通路部
146に整合する最下部に凹状に略水平に出口誘導部1
64を形成したが、凹状に形成しないものとしてもよ
く、水平に形成しないものとしてもかまわない。
【0078】第2実施例の遊技球誘導器120では、上
段ステージ140や下段ステージ160にガード壁15
0a,150bやガード壁169a,169bを設ける
ものとしたが、遊技球が下段ステージ160や下方に落
ちないようにガードすればよいから、ガード柵やガード
レールのように壁としなくてもよい。
【0079】第2実施例の遊技球誘導器120では、上
段ステージ140のガード壁150a,150bには通
路導入部152a,152bを設け、下段ステージ16
0のガード壁169a,169bには通路導入部を設け
ないものとしたが、下段ステージ160のガード壁16
9a,169bにも通路導入部を設けるものとしてもよ
い。
【0080】第2実施例のパチンコ機110では、入口
122a,122bと遊技球通路130a,130bと
上段ステージ140と下段ステージ160と出口170
とからなる遊技球誘導器120を備えるものとしたが、
入口122a,122bや遊技球通路130a,130
bを備えない機構、即ち上段ステージ140と下段ステ
ージ160と出口170とから構成されるステージ機構
を備えるものとしてもよい。この場合、ステージ機構
は、パチンコ機110の遊技盤の中央に配置してもよい
し中央以外の如何なる部位に配置するものとしても差し
支えない。また、ステージ機構は、上段ステージ140
の中央通路部146を中心として所定範囲だけ左右対称
に形成されていてもよく、或いは、左右非対称に形成さ
れるものとしても構わない。
【0081】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である遊技球誘導器20が
組み込まれた遊技機としてのパチンコ機10の一例を正
面から見た正面図である。
【図2】 実施例の遊技球誘導器20の外観を示す斜視
図である。
【図3】 遊技球誘導器20の左側に配置された遊技球
通路30aの断面を示す断面図である。
【図4】 ステージ40の外観を拡大して示す拡大外観
図である。
【図5】 第2実施例の遊技球誘導器120の外観を示
す斜視図である。
【図6】 第2実施例の上段ステージ140と下段ステ
ージ160の外観を拡大して示す拡大外観図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機、12 表示装置、14 始動口、1
6 大入賞口、18a,18b 釘、20 遊技球誘導
器、22a,22b 入口、30a,30b遊技球通
路、32a,32b 上部通路部、34a,34b ク
ランク通路部、36a,36b 連絡部、38a,38
b 連絡口、40 ステージ、42a,42b 曲面ス
ロープ部、44 出口誘導部、50a,50b ガード
壁、52a,52b 通路導入部、70 出口、110
パチンコ機、120 遊技球誘導器、122a,12
2b 入口、130a,130b 遊技球通路、132
a,132b 上部通路部、134a,134b クラ
ンク通路部、136a,136b 連絡部、138a,
138b 連絡口、140 上段ステージ、142a,
142b 曲面スロープ部、144a,144b サイ
ド通路部、146中央通路部、147 奥通路部、14
8 前通路部、150a,150b ガード壁、152
a,152b 通路導入部、160 下段ステージ、1
62a,162b 曲面スロープ部、164 出口誘導
部、169a,169b ガード壁、170 出口。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導入された遊技球が転動する視認可能な
    少なくとも1つのステージを備える遊技機であって、 前記ステージは、最下部に配置され遊技球を前面側に誘
    導する最下部誘導部と、該最下部誘導部の前面側に配置
    され該最下部誘導部により前面側に誘導された遊技球を
    下方に導出する導出部と、前記最下部誘導部に少なくと
    も左右の一方から遊技球を前記導出部から所定距離以上
    後方の位置に誘導する後方誘導部と、が形成されてなる
    遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技機であって、 前記後方誘導部は、前面側からの遊技球の下方への導出
    を防止するガード部が形成されてなる遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の遊技機であって、 前記後方誘導部は、前記最下部誘導部の近傍のガード部
    の後方側に突起部が形成されてなる遊技機。
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