JP2003210315A - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
- Publication number
- JP2003210315A JP2003210315A JP2002014918A JP2002014918A JP2003210315A JP 2003210315 A JP2003210315 A JP 2003210315A JP 2002014918 A JP2002014918 A JP 2002014918A JP 2002014918 A JP2002014918 A JP 2002014918A JP 2003210315 A JP2003210315 A JP 2003210315A
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- Japan
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- induction heating
- heating coil
- shield ring
- rice cooker
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 炊飯時に外部への電界強度の漏れを減少させ
る炊飯器とする。 【解決手段】 内釜2を底部から加熱する底部誘導加熱
コイル6と、内釜2を側面部から加熱する側面部誘導加
熱コイル7を有する炊飯器において、側面部誘導加熱コ
イル7の外周側近傍に、アルミニウムで構成されたシー
ルドリング8を設け、さらにその外側に全周にわたって
リング状に構成されるステンレス製のステンレスボディ
9を設けた構成となし、側面部誘導加熱コイル7に通電
した時にこの側面部誘導加熱コイル7から漏れる磁束を
コイル近傍にあるシールドリング8で吸収させ、さらに
その外側にあるステンレスボディ9により、シールドリ
ング8で吸収しきれない磁束を吸収し、漏洩電解強度を
少なくする炊飯器とする。
る炊飯器とする。 【解決手段】 内釜2を底部から加熱する底部誘導加熱
コイル6と、内釜2を側面部から加熱する側面部誘導加
熱コイル7を有する炊飯器において、側面部誘導加熱コ
イル7の外周側近傍に、アルミニウムで構成されたシー
ルドリング8を設け、さらにその外側に全周にわたって
リング状に構成されるステンレス製のステンレスボディ
9を設けた構成となし、側面部誘導加熱コイル7に通電
した時にこの側面部誘導加熱コイル7から漏れる磁束を
コイル近傍にあるシールドリング8で吸収させ、さらに
その外側にあるステンレスボディ9により、シールドリ
ング8で吸収しきれない磁束を吸収し、漏洩電解強度を
少なくする炊飯器とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱式の炊飯
器に関するもので、誘導加熱コイルから発生する磁束の
漏洩電解強度を減少させるものである。
器に関するもので、誘導加熱コイルから発生する磁束の
漏洩電解強度を減少させるものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の炊飯器を図2により説明
する。
する。
【0003】図2において、1は本体で、この本体1内
に着脱自在に内釜2が収納され、上部開口部を蓋3で覆
っている。4は内容器であり、底部に内釜2の底面に接
触して内釜2の温度を検出する温度検知部5が設けられ
ている。
に着脱自在に内釜2が収納され、上部開口部を蓋3で覆
っている。4は内容器であり、底部に内釜2の底面に接
触して内釜2の温度を検出する温度検知部5が設けられ
ている。
【0004】また、内容器4の底部外面には保持板6a
で保持された底部誘導加熱コイル6が設けられ、側面部
外周には側面部誘導加熱コイル7が設けられているもの
である。尚、図示しないが保持板6aの下側にはフェラ
イトが貼り付けられているものである。
で保持された底部誘導加熱コイル6が設けられ、側面部
外周には側面部誘導加熱コイル7が設けられているもの
である。尚、図示しないが保持板6aの下側にはフェラ
イトが貼り付けられているものである。
【0005】10はアルミニウムよりなるシールド板で
あり、12は本体1の外郭を構成するプラスチック製の
ボディである。
あり、12は本体1の外郭を構成するプラスチック製の
ボディである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の炊飯器で
は、外郭部品がプラスチックで構成されているため、炊
飯時に側面部誘導加熱コイル7に通電され、この側面部
誘導加熱コイル7から発生する磁束により本体1外部へ
の漏洩電界強度が高くなってしまう(電磁波が漏れる)
という問題があった。また、前記側面部誘導加熱コイル
7の出力を大きくすると、より大きな電磁波が漏れ出る
という問題があった。
は、外郭部品がプラスチックで構成されているため、炊
飯時に側面部誘導加熱コイル7に通電され、この側面部
誘導加熱コイル7から発生する磁束により本体1外部へ
の漏洩電界強度が高くなってしまう(電磁波が漏れる)
という問題があった。また、前記側面部誘導加熱コイル
7の出力を大きくすると、より大きな電磁波が漏れ出る
という問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、側面部誘導加熱コイルの外側近傍にアルミ
ニウム製のシールドリングを設け、さらにその外側にス
テンレス製のステンレスボディを設けたものである。
に本発明は、側面部誘導加熱コイルの外側近傍にアルミ
ニウム製のシールドリングを設け、さらにその外側にス
テンレス製のステンレスボディを設けたものである。
【0008】本発明はこのような構成としたことによ
り、本体外部に磁束による電磁波が漏れ出ることがなく
なるものである。
り、本体外部に磁束による電磁波が漏れ出ることがなく
なるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、本体と、本体に着脱自
在に収納する内釜と、本体の上面開口部を覆う蓋と、前
記内釜を底部から加熱する底部誘導加熱コイルと、内釜
を側面部から加熱する側面部誘導加熱コイルを有する炊
飯器において、側面部誘導加熱コイルの外周側近傍に、
アルミニウムで構成されたシールドリングを設け、さら
にその外側に全周にわたってリング状に構成されるステ
ンレス製のステンレスボディを設けた構成となし、側面
部誘導加熱コイルに通電した時にこの側面部誘導加熱コ
イルから漏れる磁束をコイル近傍にあるシールドリング
で吸収させ、さらにその外側にあるステンレスボディに
より、シールドリングで吸収しきれない磁束を吸収し、
漏洩電解強度を少なくする炊飯器としたものである。
在に収納する内釜と、本体の上面開口部を覆う蓋と、前
記内釜を底部から加熱する底部誘導加熱コイルと、内釜
を側面部から加熱する側面部誘導加熱コイルを有する炊
飯器において、側面部誘導加熱コイルの外周側近傍に、
アルミニウムで構成されたシールドリングを設け、さら
にその外側に全周にわたってリング状に構成されるステ
ンレス製のステンレスボディを設けた構成となし、側面
部誘導加熱コイルに通電した時にこの側面部誘導加熱コ
イルから漏れる磁束をコイル近傍にあるシールドリング
で吸収させ、さらにその外側にあるステンレスボディに
より、シールドリングで吸収しきれない磁束を吸収し、
漏洩電解強度を少なくする炊飯器としたものである。
【0010】また、シールドリングよりも、外側にある
ステンレスボディの方の幅を広く形成したものである。
ステンレスボディの方の幅を広く形成したものである。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す炊飯器の側
面断面図である。
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す炊飯器の側
面断面図である。
【0012】図において、1は本体で、この本体1内に
着脱自在に内釜2が収納され、本体1と内釜2の上部開
口部を蓋3で覆っている。4は内容器でありプラスチッ
クで形成され、底部に内釜2の底面に接触して内釜2の
温度を検出する温度検知部5が設けられている。
着脱自在に内釜2が収納され、本体1と内釜2の上部開
口部を蓋3で覆っている。4は内容器でありプラスチッ
クで形成され、底部に内釜2の底面に接触して内釜2の
温度を検出する温度検知部5が設けられている。
【0013】また、内容器4の底部外面には保持板6a
で保持された主加熱部である底部誘導加熱コイル6が設
けられ、内容器4の側面部外周には副加熱部である側面
部誘導加熱コイル7が設けられている。尚、図示しない
が保持板6aの下側にはフェライトが貼り付けられてい
るものである。
で保持された主加熱部である底部誘導加熱コイル6が設
けられ、内容器4の側面部外周には副加熱部である側面
部誘導加熱コイル7が設けられている。尚、図示しない
が保持板6aの下側にはフェライトが貼り付けられてい
るものである。
【0014】8はアルミニウムで構成されたシールドリ
ングであり、側面部誘導加熱コイル7の外周側近傍に設
けてある。さらにシールドリング8の外周側に、全周に
わたってリング状に構成されたステンレス製のステンレ
スボディ9が設けられている。また、ステンレスボディ
9はシールドリング8よりも幅が広く形成されているも
のである。
ングであり、側面部誘導加熱コイル7の外周側近傍に設
けてある。さらにシールドリング8の外周側に、全周に
わたってリング状に構成されたステンレス製のステンレ
スボディ9が設けられている。また、ステンレスボディ
9はシールドリング8よりも幅が広く形成されているも
のである。
【0015】10はアルミニウムよりなるシールド板で
あり、11は本体1の外郭の一部をなすプラスチック製
の底板である。すなわち、本実施例では本体1の外郭部
は、プラスチック製よりなる上枠部とステンレスボディ
9と底板11とで構成されているものである。
あり、11は本体1の外郭の一部をなすプラスチック製
の底板である。すなわち、本実施例では本体1の外郭部
は、プラスチック製よりなる上枠部とステンレスボディ
9と底板11とで構成されているものである。
【0016】次に、以上のような構成からなる炊飯器の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0017】炊飯器の運転を始めると底部誘導加熱コイ
ル6と側面部誘導加熱コイル7に大きな電流が流れ、こ
れらの誘導加熱コイル6、7の周りに均等に磁界が発生
し磁束が流れる。その磁束の大半は外面を磁性体として
クラッド鋼板で形成する内釜2を発熱させ炊飯する。
ル6と側面部誘導加熱コイル7に大きな電流が流れ、こ
れらの誘導加熱コイル6、7の周りに均等に磁界が発生
し磁束が流れる。その磁束の大半は外面を磁性体として
クラッド鋼板で形成する内釜2を発熱させ炊飯する。
【0018】この時、内釜2の発熱で消費した以外の磁
束は本体1の外部に影響を及ぼすので、この外側近傍に
シールドリング8を設定することにより側面部誘導加熱
コイル7から漏れる磁束をシールドリング8で吸収させ
る。さらにその外側にあるステンレスボディ9により、
シールドリング8で吸収しきれない磁束を吸収するもの
である。
束は本体1の外部に影響を及ぼすので、この外側近傍に
シールドリング8を設定することにより側面部誘導加熱
コイル7から漏れる磁束をシールドリング8で吸収させ
る。さらにその外側にあるステンレスボディ9により、
シールドリング8で吸収しきれない磁束を吸収するもの
である。
【0019】これにより、本体1から外部に出る漏洩電
解強度を減少させることが出来るものである。
解強度を減少させることが出来るものである。
【0020】
【発明の効果】以上、本発明はアルミニウムで構成され
るシールドリングとその外側にあるステンレス製のステ
ンレスボディを設けることにより、誘導加熱コイルの誘
導加熱により本体外に放射される電磁波をシールドリン
グとステンレスボディで防ぐことが出来、誘導加熱コイ
ルからの漏洩電解強度を減少させることが出来るもので
ある。
るシールドリングとその外側にあるステンレス製のステ
ンレスボディを設けることにより、誘導加熱コイルの誘
導加熱により本体外に放射される電磁波をシールドリン
グとステンレスボディで防ぐことが出来、誘導加熱コイ
ルからの漏洩電解強度を減少させることが出来るもので
ある。
【0021】従って、炊飯器の近傍にある電気機器類に
悪影響を及ぼすこともなくなり、使用者が安心して使え
る炊飯器を提供できるものである。
悪影響を及ぼすこともなくなり、使用者が安心して使え
る炊飯器を提供できるものである。
【図1】本発明の一実施例を示す炊飯器の概略全体断面
図である。
図である。
【図2】従来例の炊飯器を示す概略全体断面図である。
1:本体
2:内釜
3:蓋
4:内容器
5:温度検知部
6:底部誘導加熱コイル
7:側面部誘導加熱コイル
8:シールドリング
9:ステンレスボディ
10:シールド板
11:底板
Claims (2)
- 【請求項1】 本体(1)と、本体(1)に着脱自在に
収納する内釜(2)と、本体(1)の上面開口部を覆う
蓋(3)と、前記内釜(2)を底部から加熱する底部誘導
加熱コイル(6)と、内釜(2)を側面部から加熱する側
面部誘導加熱コイル(7)を有する炊飯器において、側
面部誘導加熱コイル(7)の外周側近傍に、アルミニウ
ムで構成されたシールドリング(8)を設け、さらにそ
の外側に全周にわたってリング状に構成されるステンレ
ス製のステンレスボディ(9)を設けた構成となし、側
面部誘導加熱コイル(7)に通電した時にこの側面部誘
導加熱コイル(7)から漏れる磁束をコイル近傍にある
シールドリング(8)で吸収させ、さらにその外側にあ
るステンレスボディ(9)により、シールドリング
(8)で吸収しきれない磁束を吸収し、漏洩電解強度を
少なくすることを特徴とする炊飯器。 - 【請求項2】 シールドリング(8)の幅よりも、ステ
ンレスボディ(9)の幅の方を広く形成したことを特徴
とする請求項1記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002014918A JP2003210315A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002014918A JP2003210315A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003210315A true JP2003210315A (ja) | 2003-07-29 |
Family
ID=27651461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002014918A Pending JP2003210315A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003210315A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009026470A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Zojirushi Corp | 誘導加熱調理器 |
-
2002
- 2002-01-24 JP JP2002014918A patent/JP2003210315A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009026470A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Zojirushi Corp | 誘導加熱調理器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040708 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040924 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041019 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050322 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |