JP2003209822A - 有料tv番組サービス方法およびサービスシステム - Google Patents

有料tv番組サービス方法およびサービスシステム

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JP2003209822A JP2002005306A JP2002005306A JP2003209822A JP 2003209822 A JP2003209822 A JP 2003209822A JP 2002005306 A JP2002005306 A JP 2002005306A JP 2002005306 A JP2002005306 A JP 2002005306A JP 2003209822 A JP2003209822 A JP 2003209822A
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Junichi Nanba
淳一 難波
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嘉文 浅野
Yuji Ogura
裕治 小倉
Keisuke Handa
啓介 半田
Yasuo Yamada
康雄 山田
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】有料放送の視聴料金を、視聴者が主体的に選択
したCMの視聴に応じて割引く広告割引型有料TV視聴
システムを提供することを課題とする。 【解決手段】蓄積型データ放送を利用し、放送局は、割
引額が定められた複数の広告番組と複数の有料番組を放
送し、視聴者の受信機に内蔵された記憶装置に記憶させ
た後、視聴者が再生視聴する有料番組を選択する時に、
有料番組と同時に視聴する広告番組を選択して、視聴者
が、この広告番組と有料番組とを連続して視聴すると、
有料番組の視聴料金から視聴した広告番組に応じた割引
額が差し引かれて視聴者に課金されることを特徴とする
有料TV番組サービス方法により上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送を行
う放送事業者が、番組単位の有料放送サービスを行なう
場合等において、予め用意された広告を視聴者が選択し
て有料番組と合わせて視聴する場合には、有料放送の料
金を割引いて提供することが可能なデジタル放送番組の
提供方法に関する。
【0002】
【従来技術】視聴者が見たい番組だけを視聴できる放送
サービスとしていわゆるペイ・パー・ビュー(以下PP
V)と呼ばれる番組単位の有料放送サービスがある。我
国では、CSデジタル放送にてサービスされている。P
PVサービスを受けるためには、番組視聴中は、専用の
CS放送受信機を電話回線に接続して、放送局のサービ
スセンターと必要な情報を交換する必要がある。
【0003】また、データ放送を伴うデジタル放送サー
ビスとしては、BSデジタル放送が2000年よりサー
ビスを開始した。BSデジタル放送の有料放送局では、
一部の番組のPPVによる提供も行なっている。デジタ
ル放送に付随したデータ放送は、TV放送に様々な機能
を付加できるため、その有効な利用方法が模索されてい
る。尚、2002年より蓄積型データ放送サービスを行
うCSデジタル放送が開始されることが予定されてい
る。蓄積型データ放送とは、放送番組をデジタルデータ
として蓄積できるデジタル放送受信機を前提とした放送
サービスであって、放送番組を受信機に蓄積した上で、
後で都合のよい時に必要な番組だけを選択して再生視聴
できるような番組を提供する放送サービスである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】TV放送におけるコマ
ーシャル(以下CM)というものは、視聴者にとっては
やっかいものであると同時に必要なものであった。すな
わち視聴者は全く関心のない商品・サービスのCMを我
慢してやり過ごす代わりに、無料でそのTV番組を視聴
できたのである。一方、PPVに代表される有料TVサ
ービスでは、CMを見る必要がない代わりに視聴料金を
視聴者が支払う必要がある。従って、コンテンツそのも
のの魅力やCMがないことのメリットよりも番組が無料
で視聴できることを重視する視聴者には有料TVサービ
スの訴求力が弱いという問題点があった。
【0005】本発明はこのような問題点を考慮してなさ
れたものであり、視聴者にとって関心のある商品・サー
ビスのCMを見ることは、一般に番組視聴の障害とはな
らないことに注目して、有料放送の視聴料金を、視聴者
が主体的に選択したCMの視聴に応じて割引く仕組みの
有料TV番組サービス方法およびシステムを提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための第
1の発明は、蓄積型データ放送を利用した有料TV番組
サービス方法であって、その第1の態様は、放送局は、
割引額が定められた複数の広告番組と複数の有料番組を
放送し、視聴者の受信機に内蔵された記憶装置に記憶さ
せた後、視聴者が再生視聴する有料番組を選択する時
に、有料番組と同時に視聴する広告番組を選択して、視
聴者が、この広告番組と有料番組とを連続して視聴する
と、有料番組の視聴料金から視聴した広告番組に応じた
割引額が差し引かれて視聴者に課金されることを特徴と
することを要旨とする。
【0007】視聴者は、広告番組を幾つか選択して視聴
すれば有料番組をより安く視聴できるというメリットが
ある。
【0008】また、第1の発明のより好ましい態様は、
第1の態様の有料TV番組サービス方法において、広告
番組は、ある有料番組を選択した時だけ選択できるもの
と、選択する有料番組にかかわらず選択できるものの2
通りあることを特徴とするものである。このようなTV
番組サービス方法は、特定の有料番組だけに広告を載せ
たい場合と、そうでない場合との自由な選択が可能なの
で、広告主の選択肢が広がる。
【0009】課題を解決するための第2の発明は、視聴
料金が定められている有料番組と割引額が定められてい
る広告番組を放送するデジタル放送局と、放送局から送
信される番組データを蓄積する記憶装置と、ネットワー
クインターフェース装置と、番組データに含まれるスク
リプトを解釈してデータ放送画面を生成する中央演算プ
ロセサを備えたデジタル放送受信機と、この受信機とネ
ットワークにより接続されるセンターサーバーと、から
構成される有料TV番組サービスシステムであって、そ
の第1の態様は、前記デジタル放送受信機は、視聴者
に、前記ハードディスク装置に蓄積された有料番組の中
から再生視聴する番組を、幾つかの広告番組とともに選
択させ、選択結果を得る蓄積番組選択手段と、この選択
結果から、広告番組と有料番組とを連続して再生し、有
料番組の視聴料金から視聴した広告番組に応じた割引額
が差し引かれた額を視聴者に課金する選択番組再生スク
リプトを生成し、これを起動させる選択番組再生手段
と、前記デジタル放送受信機の内蔵記憶装置、または前
記デジタル放送受信機に挿入されたICカード、に一時
記録された課金記録に視聴者の識別情報を付加して課金
記録要求メッセージを作成し、これを、一定時間間隔
で、または、再生番組再生後にその都度、ネットワーク
を通じて前記センターサーバーに送信する課金記録送信
手段とを備え、前記センターサーバーは、契約視聴者の
課金情報を記録管理する課金データベースを管理する割
引課金集計手段を備えており、デジタル放送受信機から
送り付けられた課金記録要求メッセージを受付けて前記
課金データベースを更新するものとして構成されている
ことを特徴とすることを要旨とする。
【0010】デジタル放送のデータ放送番組記述言語と
しては、既にサービスが開始したBSデジタル放送の
他、東経110度CS放送、地上波デジタル放送のいず
れもXMLをベースとしたBML(Broadcast Markup L
anguage)が用いられることが予定されている。BML
は、XML(eXtensible Markup Language)を基本にデ
ータ放送用途に専用化した記述言語である。データ放送
画面上で動的な動作を表現可能とするために、ECMAScri
ptという手続き記述言語で、処理手順を記述させること
ができる。ECMAScriptは、JavaScript(登録商標)をベー
スとしたオブジェクト指向スクリプト言語である。ま
た、文書内の各オブジェクトを動的に操作するためにDO
M Level1 I/Fを備えている。DOM(Document Object Mod
el)は、HTML文書や、XML文書の内容構造を動的に操作
するために規定された文書構造のモデルである。
【0011】さらに、上記ECMAScriptには、放送サービ
スに必要な種々の機能を実現するための関数群が追加さ
れている。これらの関数群には、受信機内蔵の小容量不
揮発記憶領域を読み書きする関数、番組間(BML文書
間)でパラメータを受け渡す機能を提供する関数が含ま
れる。従って放送番組データの中に、ECMAScriptで記述
した手順(これをスクリプトと呼ぶ)を記述することに
より、受信機内で様々な処理を実行させることが可能で
ある。
【0012】第2の発明の第1の態様の有料TV番組サ
ービスシステムにおいて、蓄積番組選択手段、選択番組
再生手段は、前記デジタル放送受信機に固定的に備えら
れた部品あるいはソフトウエアプログラム等である必要
はなく、蓄積番組選択手段、選択番組再生手段として動
作するスクリプトを含んだ特別な放送番組として、放送
されるものであってもよい。第2の発明の第2の態様
は、この特別な放送番組を用いるものであって、この特
別な放送番組は、放送される度に必ず前記デジタル放送
受信機の記憶装置に蓄積され、視聴者のリモコン操作等
によりすぐに再生が始まる状態になっていればよい。再
生が始まれば、その中に含まれるスクリプトが前記デジ
タル放送受信機のCPUに解釈され、蓄積番組選択手
段、選択番組再生手段として機能するわけである。
【0013】また、前記特別な放送番組は、蓄積番組選
択手段、選択番組再生手段として機能するだけでなく課
金記録送信手段として機能するスクリプト部分を含んで
いてもよい。これは第2の発明の第3の態様である。
【0014】第2の発明の第4の態様の有料TV番組サ
ービスシステムは、前記デジタル放送局が放送する番組
が、広告番組であるか有料番組であるかの種別、広告番
組である場合の割引額または有料番組である場合の視聴
料金額は、BMLのタグによって番組データに含めて記
述することことを特徴とするものである。
【0015】第2の発明の第5の態様の有料TV番組サ
ービスシステムは、第4の態様の有料TV番組サービス
システムにおいて、広告番組を、ある有料番組を選択し
た時だけ選択できるものと、選択する有料番組にかかわ
らず選択できるものの2通り定義し、この区別と、有料
番組と有料番組に依存する広告番組との対応付けを、や
はりBMLのタグによって番組データに含めて記述する
ことを特徴とするものである。
【0016】第2の発明の第6の態様の有料TV番組サ
ービスシステムは、第2の発明の第1の態様または第2
の態様または第3の態様の有料TV番組サービスシステ
ムにおいて、前記選択番組再生手段は、視聴者が視聴し
た有料番組の識別情報、およびその時同時に視聴された
広告番組の識別情報をデジタル放送受信機の記憶装置に
記録し、前記課金記録送信手段は、前記課金記録要求メ
ッセージの中に、視聴者が視聴した有料番組の識別情
報、およびその時同時に視聴された広告番組の識別情報
のリストを含めて前記センターサーバーに送信するもの
であって、前記センターサーバーは、有料番組視聴時に
同時に選択された広告番組の記録を蓄積した広告選択記
録データベースを備えており、前記センターサーバーの
割引課金集計手段は、課金記録要求メッセージを受付け
ると、視聴者の課金記録に従って課金データベースを更
新するとともに、視聴した有料番組の識別情報と同時に
選択した広告番組の識別情報の組合わせにより、前記広
告選択記録データベースを更新することを特徴とする有
料TV番組サービスシステムである。
【0017】視聴者毎の課金情報を集計記録するだけで
なく、広告番組の実績集計を行なうことで、広告主に対
する広告費用の請求方法を視聴実績に応じて請求するこ
とが可能となるなど従来にないビジネス方法が可能とな
る。
【0018】第2の発明の第7の態様の有料TV番組サ
ービスシステムは、第2の発明の第6の態様の有料TV
番組サービスシステムにおいて、前記センターサーバー
は、前記広告選択記録データベースの記録内容から、有
料番組に対して、同時視聴されやすい広告番組の傾向を
分析する広告相関解析手段を備えることを特徴とするも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明の一実
施形態として衛星を用いたデジタル放送を利用した有料
TV番組サービスシステム1(以下サービスシステム
1)を以下に説明してゆく。図2は、サービスシステム
1の全体構成を説明する図である。10は放送局であ
る。放送信号は放送アンテナ19から中継衛星6に向か
って送られる。中継衛星6は常に上空の固定された方位
に位置する静止衛星である。中継衛星6は放送信号を、
視聴者宅の受信アンテナ29に向けてふりそそぐ。20
は受信機である。視聴者は受信機20のケーブルをテレ
ビモニタ(図示せず)に接続して受信した番組を再生す
る。視聴者は、リモコン27を操作して望みの番組を選
択して楽しむことができる。また、受信機20は、ハー
ドディスク28を備えており、視聴者は、番組データを
一旦ハードディスク28に記録して、後で記録した番組
データを再生して視聴することができる。
【0020】また視聴者は、データ放送受信・再生中
に、リモコン操作を行うことにより受信機20に内蔵さ
れているネットワークインターフェースであるモデムに
よりネットワーク7を通じて放送局10が管理するセン
ター30の管理サーバー31と情報のやり取りを行うこ
とができる。このネットワーク7を通じて、例えば、デ
ータ放送を伴う番組において番組に連動した資料情報の
検索や視聴者からの資料請求あるいはアンケート回答を
伝える通信路として使用する。管理サーバー31は課金
データベース38、広告選択記録データベース39を管
理する。
【0021】受信機20は、ハードディスク28の他
に、内蔵するCPUがBMLで記述された放送番組デー
タを解釈して実行する際必要なデータの一時記憶場所と
して、または、表示画面データの構成のために使用する
記憶領域として用いる揮発性メモリを内蔵する。また、
小容量の不揮発メモリも内蔵する。
【0022】受信機20は、ICカードリーダライタを
備えることにより、視聴者の課金情報の一時記憶場所と
して、ハードディスク28あるいは小容量の不揮発メモ
リではなく、ICカードを挿入した場合に、そのICカ
ードの不揮発メモリに課金に関わる情報を記録するよう
な構成をとることもできる。
【0023】30は、放送局10が設置する管理センタ
ー30である。管理センター30には管理サーバー31
が設置され、ネットワーク7を通じて、受信機20から
送られてくる様々なリクエストメッセージを処理する。
具体的には、受信機20からの課金記録更新リクエスト
等である。管理サーバー31は、割引課金集計手段3
2、広告相関解析手段33を備える。割引課金集計手段
32は、登録視聴者毎の課金情報を記録管理する課金デ
ータベース38、および、放送番組コンテンツ毎に、同
時に視聴された広告番組の組合わせを記録蓄積した広告
選択記録データベース39を視聴者の視聴実績により更
新する。広告相関解析手段33は、広告選択記録データ
ベース39に蓄積されたデータを分析するアプリケーシ
ョンソフトウエアである。
【0024】受信機20は、また、蓄積番組選択手段2
4、選択番組再生手段25、課金記録送信手段26を備
えている。蓄積番組選択手段24は、受信機20のハー
ドディスク28に蓄積された有料番組および広告番組を
選択するユーザーインターフェースを提供する。選択番
組再生手段25は、選択された有料番組および広告番組
のセットから、それらを1本の映像ストリームとして再
生するBMLファイルであるスクリプトデータを生成す
る。課金記録送信手段26は、選択した有料番組および
広告番組を再生した結果記録された課金データをあるタ
イミングで管理サーバー31に転送する。
【0025】図3は、サービスシステム1の利用形態
を、視聴者の側から説明するものである。以下サービス
システム1の利用形態を説明する。尚、これ以後の説明
では、受信機20はICカードリーダライタを備え、視
聴者(契約受信者)の識別情報を記録させたICカード
を挿入して使用するものとして説明する。
【0026】まず、視聴者は、受信機20を予め予約設
定することによって、放送される番組データをハードデ
ィスク28に蓄積する(S1)。これはビデオデッキを
録画設定するのと同じように、例えば毎日見る夜の定時
ニュースは、毎日記録するように設定し、毎週見るドラ
マは、毎週決まった曜日時間に記録するよう設定し、ス
ポーツイベントのような不定期の特別番組は、その都度
受信機20の予約設定を行うことにより、該当する番組
データがハードディスク28に記録される。
【0027】視聴者は、受信機20をONすると、リモ
コン操作により、現在放送中の番組をそのまま視聴する
か、ハードディスク28に記録された番組を再生するか
を選択する。後者の場合には、蓄積番組選択手段24が
起動され、番組選択メニューがTV画面上に表示され
る。このメニュー画面で、視聴者は蓄積された番組とC
Mの選択を行う(S2)。図1は、その時表示される番
組選択メニュー画面100である。101は、本線映像
表示領域である。102は、ハードディスク28に記録
されている番組を選択するボタンである。番組のタイト
ル名がボタンに表示されている。103は、視聴者が選
択可能なCMを選択するボタンである。104も同じく
視聴者が選択可能なCMを選択するボタンである。10
3と104の違いは、後者は、102で選択した番組に
よって入れ替わるCMであるのに対し、前者は、102
で選択する番組に関わりなく選択できるCMであること
である。104のCMは番組のスポンサーCMに相当す
る。実際には、103、104のボタンには、登録商標
や商品名等が表示される。
【0028】視聴者は、102から一つの番組を選択
し、103または104から幾つかのCMを選択して、
最後に選択終了ボタン105を選択する。すると、蓄積
番組選択手段24は終了し、代わって起動される選択番
組再生手段25は、選択された有料番組を視聴可能とす
るため、有料番組の番組識別コード等を受信機20に挿
入されたICカードの不揮発メモリ領域に記録させた
後、受信機20のスクランブル解除機能を有効にする
(S3)。次に、選択番組と選択した広告番組を1本の
映像ストリームとして再生できるように再生制御スクリ
プトを作成し、この再生制御スクリプトを起動する。す
ると蓄積された番組の再生が始まる(S4)。
【0029】PPV番組の視聴記録は、上記のように番
組再生前にICカードの不揮発メモリに記録される。一
方、広告番組を視聴したことによる割引額は、先の再生
制御スクリプトに挿入されているスクリプト行の実行に
より、広告番組を視聴した直後にICカードの不揮発メ
モリ領域のある番地に記憶されている割引金額の値に加
算される(S5)。受信機20側から1日1回など一定
時間間隔で、課金記録送信手段26の働きによりサービ
スセンター30へネットワーク7を通じて、前記視聴し
たPPV番組の番組識別コードとその時点で集積された
割引額記録データを送出する(S6)ことで管理サーバ
ー31側で最終的な課金処理が行なわれる。
【0030】以上が、サービスシステム1の利用形態で
ある。以下、蓄積された有料番組と広告番組の選択に関
してさらに詳しく説明する。
【0031】図4は、視聴者の選択に基づいて再生制御
スクリプトが再現する1本の映像ストリームを模式的に
表現したものである。図4は、視聴者が、共通CMとし
て3本、番組連動CMとして2本を選択したと想定した
場合の例である。視聴者は、60分のコンテンツ本編を
見る前に、共通CMを3本(45秒)、連動CMを2本
(60秒)、合計105秒間CMを見ることとなる。そ
の結果、視聴料金は200円に対して、視聴したCMの
合計額により割引金額は60円となり、両者の差額14
0円が実際の請求金額となるわけである。
【0032】次に、受信機20に備えられる蓄積番組選
択手段24および選択番組再生手段25の働きを図5お
よび図6のフローチャートにより説明する。蓄積番組選
択手段24は、視聴者がリモコン27の操作で、蓄積番
組の再生を選択した時に起動される。まず、ハードディ
スク28にどのような番組が記録蓄積されているかを調
べる(S10)。その結果に基づいて、蓄積番組のタイ
トルをタイトルボタン群102に設定し、その時点でハ
ードディスク28に記録されている共通CMのタイトル
(商品名等)を共通CMボタン群103に設定する。こ
のようにして番組選択構成メニュー画面100を構成
し、TVモニタに表示する(S11)。初期状態では、
連動CMのボタン群104はまだ存在しない(選択でき
ない)状態である。
【0033】番組選択構成メニュー画面100表示後、
受信機20は、リモコンの入力イベント待ちの状態とな
る。利用者が、番組選択構成メニュー画面100上で、
共通CMボタン104のどれか、または、蓄積番組ボタ
ン102のどれかを選択すると、その結果、選択したボ
タンと関連付けられている共通CMコンテンツまたは蓄
積番組が、受信機20内の一時記憶バッファ領域に記録
される(S16、S17)。蓄積番組が選択された場合
は、さらに、選択された番組に連動するCMのタイトル
が連動CMのボタン群104に表示される(S18)。
利用者は、選択した蓄積番組に関連したCMコンテンツ
を選択することができるようになる。連動CMコンテン
ツが選択された場合も、受信機20内の一時記憶バッフ
ァ領域に記録される(S16)。
【0034】利用者が、選択終了ボタン105を選択し
て設定終了を指示すると、一時記憶バッファ領域の内容
が退避され(S20)、蓄積番組選択手段24に代わっ
て、選択番組再生手段25が起動する(S22)。選択
番組再生手段25は、まず、退避された選択内容に基づ
いて、選択された有料番組を視聴可能とするため、有料
番組の番組識別コード等を受信機20に挿入されたIC
カードの不揮発メモリ領域に記録させた後、受信機20
のスクランブル解除機能を有効にする(S30)。次
に、選択された内容に基づいてBMLで記述された再生
制御スクリプトを生成する(S32)。この再生制御ス
クリプトには選択された広告番組を再生する命令、その
直後に、その広告番組に設定された割引料金に応じて割
引金額を加算する命令、選択された有料番組を再生する
命令を含む。そして再生制御スクリプトを実行する(S
34)。
【0035】実施形態の別な態様としては、上記蓄積番
組選択手段24および選択番組再生手段25は、受信機
20に備えられたソフトウエアプログラムのような固定
的な手段ではなく、放送局10から定期的に放送され、
受信機20に蓄積されるデータ放送番組の一つとして実
現することも可能である。すなわち、番組選択メニュー
画面100を表示し、図5および図6のフローチャート
で示した動作を実行する一連の命令をスクリプトとして
記述したBML形式の放送番組(以下メニュー番組)を
受信機20に内蔵されたCPUが解釈実行することで蓄
積番組選択手段24および選択番組再生手段25として
の機能を実現してもよい。この場合、メニュー番組は、
名前が固定されていて、放送局10から放送され、受信
機20に取込まれるたびに最新のデータ内容に更新(上
書き)され、リモコンの蓄積番組再生の操作により起動
されるものとする。
【0036】このような方式の利点は、共通CM番組の
更新タイミングとメニュー番組の更新タイミングを同期
させることにより、共通CMボタン群103のタイトル
とリンク先を、メニュー番組のデータの中に最初から記
述しておくことができるので、ステップS10におい
て、どのような共通CM番組があるかを検索する手間が
省けることである。また、メニュー番組の体裁(メニュ
ーボタンの配置や背景など)をその都度変化をつけるこ
とができるので、放送局側の工夫次第で、季節感や娯楽
性を向上させたユーザーインターフェースを提供できる
ことである。
【0037】受信機20のハードディスク28に蓄積さ
れる番組のデータ形式について補足する。図7は、番組
データの形式を概念的に説明する図であり、番組データ
形式の一例を示す。図7では、有料番組200、有料番
組200に連動したCM番組201、共通CM番組20
2の番組データを示している。各番組データは、BML
で記述されるため、タグを定義することにより番組デー
タの属性情報を記述する。例えば<番組属性>タグを定義
することにより、その番組の属性を記述する部分と、<
番組内容>タグにより、番組そのものの表示および動的
な動作を記述する部分とから構成されるものとして表現
する。図7では、<番組属性>タグで記述するものとして
番組の<タイトル>、一般コンテンツか、共通CMか番組
連動CMかの<種類>の区別、視聴<料金>などを記述でき
ることを例示している。<種類>が一般コンテンツの場合
は、<連動CM>のタグにより、そのコンテンツに連動す
るCM番組を記述する。
【0038】また、<番組内容>部分には、スクリプトの
記述によりデータ放送画面上での表示レイアウトや、動
的な動作が記述される。したがって、MPEG2形式の動画
データの再生実行、動画再生後の視聴料金(割引料金)
の加算処理等の動作記述が含まれる。
【0039】蓄積番組選択手段24は、これらのタグを
手がかりに、蓄積番組を調べてメニュー画面100を構
成する(S11)。また、選択番組再生手段25は、視
聴者の選択結果に基づき、選択されたコンテンツを把握
し、各コンテンツの料金タグを調べて、再生制御スクリ
プトを生成する(S32)。このようにして生成される
再生制御スクリプトの例を図8に示す。図8は、選択結
果のリストから、それに対応して生成される再生制御ス
クリプトを概念的に表している。play()、charge()は、
それぞれ、引数で与えられた動画データを再生する、与
えられた値を料金としてあるいは割引額として加算する
関数を表す。
【0040】受信機20に備えられている課金記録送信
手段26は、一定時間間隔で、不揮発メモリ領域に記録
されている割引金額に視聴者の識別情報および視聴した
有料番組および広告番組の識別情報を付加した課金記録
要求メッセージを作成し、管理サーバー31に転送す
る。割引課金集計手段32は、課金記録要求メッセージ
を受取り、視聴者の識別情報、割引金額を読取り、課金
データベース38に記録されている当該視聴者の課金レ
コードの内容を更新する。この結果視聴者の課金情報
に、この回の割引額が反映される。
【0041】また、割引課金集計手段32は、同時に視
聴された有料番組と広告番組の記録を広告選択記録デー
タベース39に記録する。広告選択記録データベース3
9は、番組毎に、同時に視聴されたCM番組が記録され
ており、その記録は選択した視聴者の属性と関係付けて
記録管理されたデータベースである。
【0042】広告相関解析手段33は、一般番組と、同
時に視聴されるCM番組と、選択した視聴者の属性との
関連性を解析するアプリケーションプログラムである。
予め、放送番組の属性、広告番組の属性、を番組毎に番
組マスター(図示せず)として登録してあり、また、視
聴者の属性(性別、年代、居住地等)を契約者マスター
(図示せず)から取出し、広告選択記録データベース3
9に蓄積されたデータについて、視聴者の属性毎に、放
送番組の属性、同時に選択された広告番組の属性の相関
を、統計処理計算する。統計処理は周知の統計計算手法
を用いればよい。その結果を、コンテンツ属性(有料番
組の属性)と広告属性および視聴者属性の相関性テーブ
ルとして作成する。尚、番組マスター、契約者マスター
とも管理サーバー31が管理するデータベースの一部で
ある。
【0043】上記相関性テーブルに基づき、ある番組を
選択した視聴者が比較的好んで選択するCMの傾向を把
握することができる。これは、放送局20がコンテンツ
に連動したCMを選択する際に活用できる。
【0044】以上、広告割引型の有料TV番組サービス
システム1を詳細に説明した。これまでのシステム1の
説明では、蓄積番組選択手段24、選択番組再生手段2
5および課金記録送信手段26をすべて、ソフトウエア
プログラム等で実現し受信機20に固定的に備える場合
と、メニュー番組に含まれ、蓄積番組選択手段24と選
択番組再生手段25の動作を行う一連の命令記述したス
クリプトとして実現する二つの態様が可能であることを
説明した。これ意外に、メニュー番組が、上記3つの手
段全てを実行するスクリプトを含む形態も可能である。
ただし、その場合は、選択番組再生処理が終了するタイ
ミングでその都度課金記録要求メッセージを作成し送信
する動作となる。
【0045】また、有料番組および広告番組選択後に管
理サーバー31にアクセスするようにして、管理サーバ
ー31の側で、選択番組再生手段25が作成する再生制
御スクリプトを作成し、この再生制御スクリプトを受信
機20に返信するような実現形態も可能である。
【0046】以上説明したサービスシステム1の構成に
おいては、広告相関解析手段33はオプション的な構成
要素であり、省略してもよい。以下、サービスシステム
1の効果について整理する。
【0047】視聴者のメリットとしては、1)CM番組
を視聴することで、視聴料を安くしてPPV番組を楽し
むことができること。2)CM番組は視聴者が用意され
た範囲内ではあるが主体的に選択できる。したがって自
分の全く興味のないCMを避けることが可能である、と
いうことが挙げられる。
【0048】広告主にとってのメリットは、1)広告選
択記録データベース39の記録を参照することにより、
自社が提供した広告が確実に視聴されたというデータを
得ることができること、2)広告相関解析手段33の解
析結果を活かすことにより、PPV番組に適した広告を
打つことができること、等が挙げられる。ただし、2)
の効果は、広告相関解析手段33を含む構成の時のみで
ある。
【0049】放送事業者にとってのメリットは、1)広
告が実際に視聴された実績データに基づいて広告料設定
を行うような広告枠の募集が可能であることから、新規
クライアントの開拓が期待できること、2)広告相関解
析手段33の解析結果を活かすことにより、効果的な広
告媒体として顧客にアピールできること、等が挙げられ
る。ただし、2)の効果は、広告相関解析手段33を含
む構成の時のみである。
【0050】尚、本発明は、BSデジタル放送、CSデ
ジタル放送および2003年にスタートが予定されてい
る地上波デジタル放送においても適用可能である。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る有料TV番組サービスシステムは、有料TV番組を
より安く視聴者に提供するだけではなく、放送事業者、
広告主にとっても様々なメリットをもたらすという顕著
な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 番組選択メニュー画面100である。
【図2】 サービスシステム1の構成要素を説明する図
である。
【図3】 サービスシステム1の利用形態を、視聴者の
立場から説明する流れ図である。
【図4】 再生制御スクリプトが再現する1本の映像ス
トリームを模式的に表現したものである。
【図5】 蓄積番組選択手段24の働きを説明するフロ
ーチャートである。
【図6】 選択番組再生手段25の働きを説明するフロ
ーチャートである。
【図7】 番組データの形式を概念的に説明する図であ
る。
【図8】 選択結果にしたがって生成される再生制御ス
クリプトの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 システム 6 中継衛星 20 デジタル放送受信機 24 蓄積番組選択手段 25 選択番組再生手段 26 課金記録送信手段 27 リモコン 28 ハードディスク装置 29 受信アンテナ 30 管理センター 31 管理サーバー 32 割引課金集計手段 33 広告相関解析手段 38 課金データベース 39 広告選択記録データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 難波 淳一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 浅野 嘉文 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 小倉 裕治 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 半田 啓介 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 山田 康雄 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AA20 DD04 5C064 BA01 BB01 BC04 BC25 BD04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積型データ放送を利用した有料TV番
    組サービス方法であって、放送局は、割引額が定められ
    た複数の広告番組と複数の有料番組を放送し、視聴者の
    受信機に内蔵された記憶装置に記憶させた後、視聴者が
    再生視聴する有料番組を選択する時に、有料番組と同時
    に視聴する広告番組を選択して、視聴者が、この広告番
    組と有料番組とを連続して視聴すると、有料番組の視聴
    料金から視聴した広告番組に応じた割引額が差し引かれ
    て視聴者に課金されることを特徴とする有料TV番組サ
    ービス方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の有料TV番組サービス
    方法において、広告番組は、ある有料番組を選択した時
    だけ選択できるものと、選択する有料番組にかかわらず
    選択できるものの2通りあることを特徴とする有料TV
    番組サービス方法。
  3. 【請求項3】 視聴料金が定められている有料番組と割
    引額が定められている広告番組を放送するデジタル放送
    局と、放送局から送信される番組データを蓄積する記憶
    装置と、ネットワークインターフェース装置と、番組デ
    ータに含まれるスクリプトを解釈してデータ放送画面を
    生成する中央演算プロセサを備えたデジタル放送受信機
    と、この受信機とネットワークにより接続されるセンタ
    ーサーバーと、から構成される有料TV番組サービスシ
    ステムであって、前記デジタル放送受信機は、視聴者
    に、前記ハードディスク装置に蓄積された有料番組の中
    から再生視聴する番組を、幾つかの広告番組とともに選
    択させ、選択結果を得る蓄積番組選択手段と、この選択
    結果から、広告番組と有料番組とを連続して再生し、有
    料番組の視聴料金から視聴した広告番組に応じた割引額
    が差し引かれた額を視聴者に課金する選択番組再生スク
    リプトを生成し、これを起動させる選択番組再生手段
    と、前記デジタル放送受信機の内蔵記憶装置、または前
    記デジタル放送受信機に挿入されたICカード、に一時
    記録された課金記録に視聴者の識別情報を付加して課金
    記録要求メッセージを作成し、これを、一定時間間隔
    で、または、再生番組再生後にその都度、ネットワーク
    を通じて前記センターサーバーに送信する課金記録送信
    手段とを備え、前記センターサーバーは、契約視聴者の
    課金情報を記録管理する課金データベースを管理する割
    引課金集計手段を備えており、デジタル放送受信機から
    送り付けられた課金記録要求メッセージを受付けて前記
    課金データベースを更新するものとして構成されている
    ことを特徴とする有料TV番組サービスシステム。
  4. 【請求項4】 視聴料金が定められている有料番組と割
    引額が定められている広告番組を放送するデジタル放送
    局と、放送局から送信される番組データを蓄積する記憶
    装置と、ネットワークインターフェース装置と、番組デ
    ータに含まれるスクリプトを解釈してデータ放送画面を
    生成する中央演算プロセサを備えたデジタル放送受信機
    と、この受信機とネットワークにより接続されるセンタ
    ーサーバーと、から構成される有料TV番組サービスシ
    ステムであって、前記デジタル放送受信機は、視聴者
    に、前記ハードディスク装置に蓄積された有料番組の中
    から再生視聴する番組を、幾つかの広告番組とともに選
    択させ、選択結果を得る蓄積番組選択手段および、この
    選択結果から、広告番組と有料番組とを連続して再生
    し、有料番組の視聴料金から視聴した広告番組に応じた
    割引額が差し引かれた額を視聴者に課金する選択番組再
    生スクリプトを生成し、これを起動させる選択番組再生
    手段、として動作するスクリプトを含んだ特別な番組を
    受信し、常にこの特別な番組を再生可能な状態としてい
    るものであって、さらに、前記デジタル放送受信機の内
    蔵記憶装置、または前記デジタル放送受信機に挿入され
    たICカード、に一時記録された課金記録に視聴者の識
    別情報を付加して課金記録要求メッセージを作成し、こ
    れを、一定時間間隔で、または、再生番組再生後にその
    都度、ネットワークを通じて前記センターサーバーに送
    信する課金記録送信手段とを備え、前記センターサーバ
    ーは、契約視聴者の課金情報を記録管理する課金データ
    ベースを管理する割引課金集計手段を備えており、デジ
    タル放送受信機から送り付けられた課金記録要求メッセ
    ージを受付けて前記課金データベースを更新するものと
    して構成されていることを特徴とする有料TV番組サー
    ビスシステム。
  5. 【請求項5】 視聴料金が定められている有料番組と割
    引額が定められている広告番組を放送するデジタル放送
    局と、放送局から送信される番組データを蓄積する記憶
    装置と、ネットワークインターフェース装置と、番組デ
    ータに含まれるスクリプトを解釈してデータ放送画面を
    生成する中央演算プロセサを備えたデジタル放送受信機
    と、この受信機とネットワークにより接続されるセンタ
    ーサーバーと、から構成される有料TV番組サービスシ
    ステムであって、前記デジタル放送受信機は、視聴者
    に、前記ハードディスク装置に蓄積された有料番組の中
    から再生視聴する番組を、幾つかの広告番組とともに選
    択させ、選択結果を得る蓄積番組選択手段、および、こ
    の選択結果から、広告番組と有料番組とを連続して再生
    し、有料番組の視聴料金から視聴した広告番組に応じた
    割引額が差し引かれた額を視聴者に課金する選択番組再
    生スクリプトを生成し、これを起動させる選択番組再生
    手段、および、前記デジタル放送受信機の内蔵記憶装
    置、または前記デジタル放送受信機に挿入されたICカ
    ード、に一時記録された課金記録に視聴者の識別情報を
    付加して課金記録要求メッセージを作成し、これを、再
    生番組再生中または再生直後にネットワークを通じて前
    記センターサーバーに送信する課金記録送信手段、とし
    て動作するスクリプトを含んだ特別な番組を受信し、常
    にこの特別な番組を再生可能な状態としているものであ
    って、前記センターサーバーは、契約視聴者の課金情報
    を記録管理する課金データベースを管理する割引課金集
    計手段を備えており、デジタル放送受信機から送り付け
    られた課金記録要求メッセージを受付けて前記課金デー
    タベースを更新するものとして構成されていることを特
    徴とする有料TV番組サービスシステム。
  6. 【請求項6】 前記デジタル放送局が放送する番組が、
    広告番組であるか有料番組であるかの種別、広告番組で
    ある場合の割引額または有料番組である場合の視聴料金
    額を、BMLのタグによって番組データに含めて記述す
    ることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに
    記載の有料TV番組サービスシステム。
  7. 【請求項7】 広告番組は、ある有料番組を選択した時
    だけ選択できるものと、選択する有料番組にかかわらず
    選択できるものの2通りあり、この区別と、有料番組と
    有料番組に依存する広告番組との対応付けを、BMLの
    タグによって番組データに含めて記述することを特徴と
    する請求項6に記載の有料TV番組サービスシステム。
  8. 【請求項8】 請求項3から請求項5のいずれかに記載
    の有料TV番組サービスシステムにおいて、前記選択番
    組再生手段は、視聴者が視聴した有料番組の識別情報、
    およびその時同時に視聴された広告番組の識別情報をデ
    ジタル放送受信機の記憶装置に記録し、前記課金記録送
    信手段は、前記課金記録要求メッセージの中に、視聴者
    が視聴した有料番組の識別情報、およびその時同時に視
    聴された広告番組の識別情報のリストを含めて前記セン
    ターサーバーに送信するものであって、前記センターサ
    ーバーは、有料番組視聴時に同時に選択された広告番組
    の記録を蓄積した広告選択記録データベースを備えてお
    り、前記センターサーバーの割引課金集計手段は、課金
    記録要求メッセージを受付けると、視聴者の課金記録に
    従って課金データベースを更新するとともに、視聴した
    有料番組の識別情報と同時に選択した広告番組の識別情
    報の組合わせにより、前記広告選択記録データベースを
    更新するよう構成されることを特徴とする有料TV番組
    サービスシステム。
  9. 【請求項9】 前記センターサーバーは、前記広告選択
    記録データベースの記録内容から、有料番組に対して、
    同時視聴されやすい広告番組の傾向を分析する広告相関
    解析手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の有
    料TV番組サービスシステム。
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