JP2001036833A - 情報処理装置および情報処理方法、並びに媒体 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、並びに媒体

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JP2001036833A
JP2001036833A JP11201257A JP20125799A JP2001036833A JP 2001036833 A JP2001036833 A JP 2001036833A JP 11201257 A JP11201257 A JP 11201257A JP 20125799 A JP20125799 A JP 20125799A JP 2001036833 A JP2001036833 A JP 2001036833A
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broadcast
broadcast program
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terrestrial
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JP11201257A
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Isao Yamada
勲 山田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに、商品に関する詳細な情報を、効率
的に提供する。 【解決手段】 地上波放送局1では、従来の同様にして
CM番組が制作され、地上波放送が行われている。CS
放送局2では、地上波放送による本放送番組の補完放送
番組と、その補完放送番組の内容を明示的に表すシンボ
ル画面が作成され、補完放送番組とともに放送される。
一方、IRD5では、地上波放送局1およびCS放送局
2からの信号が受信され、モニタ6に出力される。これ
により、モニタ6においては、本放送番組、および補完
放送番組のシンボル画面の両方が表示される。シンボル
画面には、「カタログをプリントアウトしますか?」の
文字が表示されており、ユーザが、このシンボル画面を
選択すると、補完放送番組としての印刷データが、プリ
ンタ31に出力され、これにより、プリンタ31では、
CMで宣伝、広告されている商品のカタログが印刷され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び情報処理方法、並びに媒体に関し、例えば、ユーザに
対して、所望の商品等に関する詳細な情報を、効率的に
提供することができるようにする情報処理装置および情
報処理方法、並びに媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年においては、地上波によるテレビジ
ョン放送に加え、衛星(放送衛星、通信衛星)やCAT
V(Cable Television)網等によるテレビジョン放送が普
及し、多チャンネル化が進行している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テレビジョ
ン放送では、ドラマや、ニュース、スポーツ、広告等の
様々なカテゴリの番組が放送されているが、例えば、ユ
ーザが、広告の番組(いわゆるコマーシャル)を視聴し
て、その商品の詳細を知りたいと思った場合には、その
詳細が掲載された新聞や雑誌、あるいは、その商品のカ
タログ等を、別途入手する必要があり、面倒であった。
【0004】さらに、この場合、ユーザは、商品の詳細
を即座に知り得ないため、時間が経つにつれて、広告の
番組を見た直後における購買意欲が低下することがあっ
た。従って、商品の広告主は、比較的コストのかかるテ
レビジョン放送による広告の効果を十分に享受できない
ことがあった。
【0005】また、商品のカタログは、必要となる部数
を予測して印刷されるため、余って無駄になったり、あ
るいは必要なときに不足して、広告、宣伝の機会を逸す
ることがあった。
【0006】そこで、商品のカタログ等を、ダイレクト
メール等によってユーザに送付する方法があるが、この
場合、ダイレクトメールは、商品に興味のあるユーザだ
けに届くとは限らず、広告、宣伝の方法として、効率的
であるとはいえなかった。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、例えば、ユーザに対して、所望の商品等
に関する詳細な情報を、効率的に提供すること等ができ
るようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、関連情報を受信する受信手段と、関連情報の印刷ま
たはダウンロードを指示するための指示画面を表示させ
る表示制御手段と、指示画面が操作された場合に、指示
画面に対応する関連情報を印刷またはダウンロードする
ための処理を実行する処理手段とを含むことを特徴とす
る。
【0009】表示制御手段には、指示画面を、番組と同
時に表示させるようにすることができる。
【0010】関連情報が印刷された印刷物、または関連
情報が記憶された記憶媒体は、物と引き替え可能なもの
とすることができる。
【0011】受信手段には、関連情報とともに送信され
てくる指示画面のデータも受信させることができ、この
場合、表示制御手段には、受信手段で受信された指示画
面を表示させるようにすることができる。
【0012】本発明の情報処理方法は、関連情報を受信
する受信ステップと、関連情報の印刷またはダウンロー
ドを指示するための指示画面を表示させる表示制御ステ
ップと、指示画面が操作された場合に、指示画面に対応
する関連情報を印刷またはダウンロードするための処理
を実行する処理ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】本発明の媒体がコンピュータに実行させる
プログラムは、関連情報を受信する受信ステップと、関
連情報の印刷またはダウンロードを指示するための指示
画面を表示させる表示制御ステップと、指示画面が操作
された場合に、指示画面に対応する関連情報を印刷また
はダウンロードするための処理を実行する処理ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0014】本発明の情報処理装置および情報処理方
法、並びに媒体においては、関連情報が受信され、関連
情報の印刷またはダウンロードを指示するための指示画
面が表示される。そして、指示画面が操作された場合
に、指示画面に対応する関連情報を印刷またはダウンロ
ードするための処理が実行される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した放送シ
ステムの一実施の形態の構成例を示している。
【0016】地上波放送局1では、従来の同様にして番
組が制作され、地上波による放送(地上波放送)が行わ
れている。
【0017】一方、CS(Communication Satellite)放
送局2では、地上波放送による番組を本放送番組とし
て、その本放送番組を補完するための補完放送番組が制
作され、CSディジタル放送による補完放送が行われて
いる。
【0018】即ち、地上波放送局1からCS放送局2に
は、本放送による本放送番組の編成情報や、各種の素材
データが提供され、CS放送局2では、これらのデータ
等を用いて、補完放送番組のオーサリングが行われる。
さらに、CS放送局2では、その補完放送番組の放送に
必要な伝送帯域が割り当てられ、衛星回線を介して送信
される。
【0019】ここで、CS放送局2では、例えば、次の
ような補完放送番組が制作される。
【0020】即ち、例えば、商品やサービスの広告、宣
伝のための番組(いわゆるコマーシャル等)を補完する
補完放送番組としては、その商品の詳細な情報や、キャ
ンペーンに関する情報、プロモーションビデオ、本放送
番組に出演しているタレントの氏名、使用されている曲
の曲名、商品のカタログやサンプルを取り寄せるための
データ(発注データ)、販売店やショールームの地図等
を用いた番組が制作される。
【0021】また、例えば、ドラマ番組を補完する補完
放送番組としては、そのドラマに登場する人物の関係を
表した図や、前回までのあらすじを説明するためのテキ
ストあるいはシーン、出演タレントの氏名その他の出演
タレントに関係する情報、番組で使用されている曲の曲
名、ドラマに関係する商品(原作の書籍や、サウンドト
ラック盤、ドラマが収録されたビデオテープ等)の宣伝
ビデオ等を用いた番組が制作される。
【0022】さらに、例えば、スポーツ番組を補完する
補完放送番組としては、例えば、放送中の試合のハイラ
イト映像、選手あるいはチームの成績、他の競技場ある
いは同一会場における他種目の映像、経過、結果、マラ
ソンや駅伝における後続ランナの映像、監督やコーチそ
の他の特定選手のクローズアップ映像等を用いた番組が
制作される。
【0023】その他、例えば、これから本放送(ここで
は、地上波放送)によって放送される番組を宣伝するテ
キストや映像、本放送番組で紹介した店の地図、料理の
レシピ、懸賞の応募方法を説明した映像等を用いて、補
完放送番組が制作される。
【0024】CS放送局2では、さらに、補完放送番組
の内容を明示的に表すシンボル画面(補完放送番組の内
容を象徴するような画像(静止画、動画)(画像に付随
する音声も含む)やテキスト等からなる画面)も作成さ
れ、補完放送番組とともに放送される。
【0025】ここで、補完放送番組が、例えば、商品の
詳細を説明するものである場合には、その商品について
のロゴやアイコン等が表示された画面などが、そのシン
ボル画面として作成される。なお、シンボル画面は、静
止画であっても良いし、動画であっても良い。
【0026】地上波放送局1による本放送の放送波、ま
たはCS放送局2による補完放送の放送波は、ユーザ側
に設置されたアンテナ3または4でそれぞれ受信され、
地上波/CSハイブリッドIRD(Integrated Receiver
and Decoder)(以下、適宜、単に、IRDという)5
に供給される。
【0027】IRD5では、アンテナ3および4からの
信号が受信され、モニタ6に出力される。これにより、
モニタ6においては、ユーザが、地上波放送か、または
衛星放送かを切り替えるような操作を行わなくても、本
放送番組と、補完放送番組のシンボル画面の両方が表示
される。
【0028】即ち、モニタ6においては、例えば、その
左上の比較的広い範囲に、地上波による本放送番組が表
示され、かつ、その右端や下端に、衛星放送(ここで
は、CS放送)によるシンボル画面が表示される。
【0029】従って、ユーザは、シンボル画面を見るこ
とにより、補完放送が行われていることを認識すること
ができる。
【0030】ここで、図1の実施の形態では、モニタ6
の右端および下端に、5つのシンボル画面が表示されて
いる。
【0031】また、シンボル画面と本放送番組とは、上
述したように、モニタ6の画面を分割して同時に表示す
ることも可能であるが、本放送番組を、モニタ6の全体
に表示し、シンボル画面を、本放送番組に重畳して表示
するようにすることも可能である。
【0032】さらに、ここでは、シンボル画面と本放送
番組とを、同一のモニタ6に表示するようにしている
が、シンボル画面と本放送番組とは、異なるモニタに表
示するようにすることも可能である。即ち、例えば、本
放送番組は、モニタ6に出力して表示させ、シンボル画
面は、パーソナルコンピュータに出力して、それに付属
するモニタに表示させることが可能である。
【0033】モニタ6には、さらに、シンボル画面を囲
むような形状のカーソルが表示されるようになってお
り、このカーソルは、リモートコマンダ(以下、適宜、
リモコンという)7を操作することで、他のシンボル画
面の位置に移動することができるようになっている。
【0034】そして、カーソルが、あるシンボル画面の
位置に移動され、そのシンボル画面を選択するように、
リモコン7が操作されると、そのシンボル画面に対応す
る補完放送番組が表示される。
【0035】あるいは、また、カーソルは、シンボル画
面を巡回するように周期的に移動し、カーソルが、ある
シンボル画面に位置しているときに、そのシンボル画面
を選択するように、リモコン7が操作されると、そのシ
ンボル画面に対応する補完放送番組が表示される。
【0036】即ち、あるシンボル画面が選択されると、
モニタ6では、例えば、そのシンボル画面に対応する補
完放送番組が、地上波による本放送番組に替えて表示さ
れる。さらに、モニタ6では、例えば、選択されたシン
ボル画面が表示されていた位置に、地上波による本放送
番組が、その画面が縮小されて表示される。
【0037】この状態において、ユーザが、本放送番組
の縮小画面が表示された位置にカーソルを移動し、それ
を選択するように、リモコン7を操作すると、モニタ6
では、本放送が、いま表示されている補完放送番組に替
えて表示され、本放送番組の縮小画面が表示されていた
位置に、いま表示されていた補完放送番組のシンボル画
面が表示される。即ち、この場合、モニタ6の表示状態
は、元の状態に戻ることになる。
【0038】なお、モニタ6に、あるシンボル画面に対
応する補完放送番組が表示されている状態において、他
のシンボル画面が選択された場合にも、上述の場合と同
様の表示の切り替えが行われる。
【0039】従って、ユーザは、補完放送がCS放送に
よって行われていることや、その放送が行われているチ
ャンネル(周波数帯域)等を知らなくても、モニタ6に
表示されたシンボル画面を選択することにより、インタ
ーネットにおいて提供されているホームページを閲覧し
ていくのと同様の感覚で(リンクが張られている部分を
クリックするような感覚で)、容易に、補完放送番組を
視聴することができる。さらに、補完放送番組の視聴後
においては、容易に、最初に視聴していた本放送番組を
視聴することができる。
【0040】また、シンボル画面は、対応する補完放送
番組の内容を明示的に表すものであるから、ユーザは、
シンボル画面を見ることにより、補完放送番組の内容を
ある程度予測して、その選択を行うことができる。
【0041】以上から、例えば、商品の宣伝、広告番組
(以下、適宜、CM(コマーシャル)という)を本放送
番組として放送し、かつ、その商品の詳細を紹介する番
組を補完放送番組として、そのシンボル画面とともに放
送することにより、ユーザは、即座に、そのCMの商品
に関する詳細な情報を入手することができる。
【0042】即ち、ユーザは、本放送番組としてのCM
を見て、そのCMの商品に興味を持った場合には、シン
ボル画面を見ることにより、その商品について補完放送
番組が存在することを、直感的に認識することができ
る。そして、ユーザが、そのシンボル画面を選択した場
合には、上述したようにして、対応する補完放送番組と
しての、商品に関する詳細な情報を紹介する番組が表示
され、これにより、ユーザは、容易に、CMの商品に関
する詳細な情報を入手することができる。従って、従来
においては、ユーザは、いわば一方通行で放送されてく
る本放送番組としてのCMを見るだけであったが、補完
放送が行われる場合においては、いわばインタラクティ
ブに、商品に関する詳細な情報を入手することができ
る。
【0043】なお、ここでは、本放送が行われている地
上波とは別の伝送路である衛星回線を利用して、補完放
送を行っているので、地上波放送局1は、特に設備を変
更せずに放送を行うことができる。従って、地上波放送
局1の事業者は、CD放送局2の事業者に、補完放送番
組を作成するための情報を提供するだけで、IRD5を
有するユーザに対して、補完放送番組によるサービス
を、低コストで提供することが可能となる。また、IR
D5を有しない、従来の受信装置を有するユーザに対し
ては、今まで通りに、地上波番組を提供することができ
る。
【0044】さらに、衛星回線の伝送帯域は広帯域であ
るから、補完放送番組としては、画像(静止画、動画の
両方を含む)や音声等の比較的データ量の多いデータを
用いることができる。
【0045】また、補完放送は、例えば、文字放送のよ
うに、本放送としてのテレビジョン放送信号のブランキ
ング期間や、地上波の空いている周波数帯域等を利用し
て行うことも可能である。但し、この場合、補完放送に
利用可能な周波数帯域が狭いため、画像や音声による補
完放送は困難となる。
【0046】また、補完放送番組としては、上述したよ
うに、商品のカタログやサンプルを取り寄せるためのデ
ータを放送することが可能であるが、このような補完放
送番組に対応するシンボル画面が選択された場合には、
IRD5は、そのデータに基づき、所定の伝送路として
の、例えば、公衆網8を介して、カタログやサンプルを
提供する商品の広告主のサーバ9にアクセスし、商品の
カタログやサンプルを要求する。
【0047】即ち、IRD5は、カタログやサンプルを
送付すべきユーザの住所や氏名とともに、補完放送番組
としてのカタログやサンプルを取り寄せるためのデータ
から認識される、そのカタログ等を取り寄せる対象とな
る商品を識別するための情報を、サーバ9に送信する。
サーバ9では、IRD5からの情報が記憶され、この記
憶された情報に基づき、ユーザに対して、カタログやサ
ンプルを送付するための処理が行われる。これにより、
ユーザには、後日、要求した商品のカタログやサンプル
が届けられることになる。
【0048】さらに、補完放送番組としては、本放送番
組に対する意見(例えば、本放送番組がCMであれば、
そのCMに対する好感度等)や、出演タレントの好み等
を調査するためのアンケートをとるのに用いるデータを
放送することも可能である。この場合、その補完放送番
組としては、例えば、アンケートをとる項目が表示され
る。そして、ユーザが、リモコン7を操作することで、
アンケートの各項目に対する入力が行われた場合には、
その入力された事項は、例えば、公衆網8を介して、サ
ーバ9や、地上波放送局1、あるいはCS放送局2に送
信される。
【0049】ここで、IRD5がサーバ9に対してカタ
ログ等を要求するときや、アンケートに対して入力され
た事項を送信するときに用いる伝送路は、有線であって
も良いし、無線であっても良い。また、ここでは、公衆
網8を用いることとしたが、専用線を用いることも可能
である。さらに、カタログの要求等に用いる伝送路は、
例えば、CS放送局2がCSディジタル放送によるPP
V(Pay Per View)サービスを提供しており、そのための
電話回線がIRD5に接続されているときには、その電
話回線を利用して行うこともできる。また、サーバ9に
対してカタログ等を要求するときに送信するユーザの住
所や氏名は、その要求時に、ユーザに入力してもらうよ
うにすることができるが、この場合、カタログ等の要求
を行う度に、ユーザは、氏名等を入力しなければならず
面倒である。そこで、ユーザの氏名等は、IRD5が内
蔵するメモリ(図示せず)に記憶させておき、カタログ
等の要求を行うときは、そのメモリに記憶された情報を
送信するようにすることが可能である。あるいは、ユー
ザが、衛星放送や、CATV、インターネットプロバイ
ダ等に加入しており、ユーザの氏名や住所等が、IRD
5に固有のID(Identification)等と対応付けられて、
それらの事業者のデータベース等に登録されている場合
には、IRD5のIDを送信し、そのIDに基づいて、
データベースから、ユーザの氏名や住所等を検索するよ
うにすることも可能である。
【0050】また、図1では、本放送番組と同時に、補
完放送番組のシンボル画面を表示するようにしたが、シ
ンボル画面は、例えば、リモコン7が、シンボル画面を
表示するように操作されたときのみ表示するようにする
ことも可能である。但し、この場合、本放送番組の視聴
が開始されたときに、シンボル画面が表示されず、従っ
て、ユーザが、補完放送番組が放送されているのかどう
かを認識することができないことがある。そこで、シン
ボル画面の表示のオン/オフを可能とする場合には、補
完放送番組の有無を、本放送番組とともに表示するよう
にすることが可能である。なお、補完放送番組の有無に
関する情報は、例えば、地上波による文字放送によって
提供するようにすることが可能である。
【0051】また、例えば、本放送番組が、商品のCM
であり、補完放送番組が、その商品の詳細を紹介する番
組である場合には、広告主(スポンサ)からすれば、補
完放送番組のシンボル画面は、常に、本放送番組と同時
に表示されるのが望ましい。そこで、シンボル画面は、
必ず、本放送番組と同時に表示されるようにすることも
可能である。さらに、商品の宣伝、広告に関する補完放
送番組のシンボル画面を選択し、その補完放送番組を視
聴した場合には、CS放送局2によるCSディジタル放
送の視聴料を低料位金にするなどの仕組みを導入して、
商品の宣伝、広告に関する補完放送番組の視聴を促進す
るようにすることも可能である。
【0052】また、補完放送番組については、通常のC
Sディジタル放送による番組と同様に、それのみ選局し
て視聴することができるようにすることも可能である
が、シンボル画面が選択された場合にのみ視聴すること
ができるようにすることも可能である。
【0053】さらに、補完放送番組は、上述のように、
シンボル画面が選択された場合に、即座に表示する他、
例えば、IRD5の内蔵するメモリ(図示せず)に出力
して記憶させておき、ユーザが、後で視聴することがで
きるようにすることも可能である。
【0054】また、補完放送番組は、本放送番組に関連
した番組である必要はない。即ち、補完放送番組は、本
放送のチャンネルとは異なるチャンネルで放送されてい
る番組であっても良いし、他のチャンネルでこれから放
送される番組の予告番組等であっても良い。さらに、補
完放送番組が、これから放送される番組の予告である場
合には、その補完放送番組には、例えば、VTR(Video
Tape Recorder)等の録画予約を行うための制御データ
を含めることができる。この場合、その補完放送番組が
選択された場合には、制御データをVTRに出力し、こ
れにより、これから放送される番組の録画予約を行うよ
うにすることができる。
【0055】次に、図2を参照して、地上波放送局1、
CS放送局2およびIRD5における処理についてさら
に説明する。
【0056】地上波放送局1では、従来の同様にして番
組が制作され、地上波による放送(地上波放送)が行わ
れる。この地上波は、アンテナ3で受信され、IRD5
に供給される。ここで、図2の実施の形態では、画像V
−0および音声A−0からなる本放送番組が、本放送に
よって放送されている。
【0057】また、地上波放送局1は、CS放送局2に
対して、本放送番組の編成情報や、各種の素材データを
提供しており、CS放送局2では、これらのデータ等を
用いて、補完放送番組のオーサリングが行われる。即
ち、地上波放送局1からのデータは、セレクタ/コント
ローラ11を介して、サーバ12やビデオ記録再生装置
13に供給されて一時記憶される。そして、オーサリン
グシステム/エンコーダ14において、サーバ12やビ
デオ記録再生装置13に記憶されたデータが、セレクタ
/コントローラ11を介して読み出され、補完放送番組
のオーサリングが行われる。さらに、オーサリングシス
テム/エンコーダ14では、各補完放送番組のシンボル
画面や、その他の必要なデータが作成され、補完放送の
ためのデータが生成される。なお、地上波放送局1から
提供される素材データが、例えば、いわゆる生放送番組
等の、現在放送されている番組のデータや、リアルタイ
ムで送信すべきデータ(例えば、いわゆる裏番組のデー
タや、スポーツ中継における複数台のビデオカメラから
の画像データ等)である場合には、そのデータは、セレ
クタ/コントローラ11を介して、直接、オーサリング
システム/エンコーダ14に供給され、そのオーサリン
グ等が行われる。
【0058】ここで、図2の実施の形態では、補完放送
のためのデータは、補完放送番組#1のシンボル画面を
構成する画像(シンボル画像)S−1、補完放送番組#
2のシンボル画面を構成する画像S−2、補完放送番組
#3のシンボル画面を構成する画像S−3、・・・、コ
ントロールデータ、アクセス制限フラグ、地域別地上波
チャンネル情報、補完放送番組#1を構成する画像(補
完放送画像)V−1、音声(補完放送音声)A−1、お
よびその他のデータ(サーバ9にアクセスするための電
話番号やテキスト情報など)D−1、補完放送番組#2
を構成する画像V−2、音声A−2、およびその他のデ
ータD−2、補完放送番組#3を構成する画像V−3、
音声A−3、およびその他のデータD−3、・・・から
構成されている。
【0059】なお、コントロールデータおよびアクセス
制限フラグは、いずれも、IRD5におけるシンボル画
面および補完放送番組の表示(出力)を制御するために
用いられる。
【0060】即ち、補完放送番組のシンボル画面は、地
上波の複数のチャンネルの本放送番組と同時に表示する
ことが可能である。具体的には、地上波のあるチャンネ
ルAの本放送番組と同時に表示されるシンボル画面は、
地上波の他のチャンネルBの本放送番組と同時に表示す
ることが可能である。しかしながら、チャンネルAとB
の本放送番組のスポンサが異なる場合には、チャンネル
Aのスポンサに関係する補完放送番組のシンボル画面
は、チャンネルBの本放送番組と同時に表示させるべき
ではないし、チャンネルBのスポンサに関係する補完放
送番組のシンボル画面も、チャンネルAの本放送番組と
同時に表示させるべきではない。IRD5では、このよ
うな表示制御(シンボル画面および補完放送番組のフィ
ルタリング)が、コントロールデータに基づいて行われ
るようになっている。
【0061】なお、コントロールデータには、その他、
例えば、補完放送番組のシンボル画面を、どのチャンネ
ルの地上波放送番組と同時に表示すべきかに関する情報
等も含まれている。従って、ある補完放送番組およびそ
のシンボル画面は、複数のチャンネルの本放送に共通に
用いることが可能であり、この場合、本放送のチャンネ
ルごとに、補完放送番組およびシンボル画面を制作、放
送する場合に比較して、周波数帯域を効率的に使用し、
放送事業に要するコストを改善することが可能となる。
【0062】また、コントロールデータには、必要に応
じて、地上波放送を行っている、いわゆるキー局と同一
系列の地方の放送局に関する情報を含めることができ
る。即ち、キー局のチャンネルと、地方の放送局のチャ
ンネルとは一般に異なるため、IRD5において、その
対応関係が必要となることがあり、コントロールデータ
には、そのようなキー局と地方の放送局との対応関係を
含めることができる。この場合、IRD5では、その対
応関係を参照することで、あるキー局による番組が選択
されたときに、そのキー局と同一系列の、ユーザの居住
地域を放送エリアとする地方の放送局による番組を自動
的に選択して表示することが可能となる。
【0063】ここで、ユーザの居住地域においてIRD
5が受信可能な地上波放送のチャンネルは、ユーザが手
動で設定する他、自動的に設定するようにすることも可
能である。即ち、例えば、ユーザの電話番号や、住所、
郵便番号等と、IRD5のIDとが、所定のセンタ局に
登録されている場合には、IRD5において、そのID
から、ユーザの居住地域を検索し、その居住地域で受信
可能な地上波放送のチャンネルを設定するようにするこ
とが可能である。
【0064】一方、補完放送番組の中には、親が子供に
見せたくないものがある場合がある。また、逆に、スポ
ンサからすれば、例えば、特定の地域に住むユーザのみ
や、小学生がいる世帯にのみ見てもらいたいものがある
場合がある。アクセス制限フラグは、IRD5におい
て、そのような視聴制御(シンボル画面および補完放送
番組のフィルタリング)を行う場合に用いられる。な
お、CS放送局2において、IRD5に固有のIDや、
IRD5を有するユーザの世帯に関する情報を把握して
いる場合には、アクセス制限フラグは、そのような情報
を用いて構成することが可能である。
【0065】オーサリングシステム/エンコーダ14
は、補完放送のためのデータを生成すると、必要に応じ
て、そのスクランブルを行い、送出装置15に供給す
る。送出装置15では、オーサリングシステム/エンコ
ーダ14からのデータに対して、それを放送するのに必
要な周波数帯域(伝送レート)が割り当てられる。
【0066】即ち、例えば、7時から9時までの間は、
地上波のチャンネルAの補完放送を、CSディジタル放
送のチャンネルaで行い、9時から10時までは、地上
波のチャンネルBの補完放送を、CSディジタル放送の
チャンネルaで行うといったスケジューリングがされて
いる場合には、送出装置15は、そのようなスケジュー
ルにしたがって、周波数帯域割り当てを行う。
【0067】また、急に、地上波放送局1から補完放送
の依頼があり、補完放送するデータが増加した場合に
は、送出装置15は、例えば、CSディジタル放送のチ
ャンネルaの他、チャンネルbの周波数帯域も確保し
て、一時的に、補完放送を行うための周波数帯域を増加
させるようになっている。
【0068】従って、地上波放送局1の放送事業者は、
補完放送を行うにあたって、その補完放送のための周波
数帯域を恒久的に確保しておく必要がなく、CS放送局
2の放送事業者に依頼すれば良いので、例えば、自局の
一部の放送番組についてだけ補完放送を行う場合であっ
ても、その補完放送を、比較的低コストで行うことがで
きる。
【0069】また、補完放送を行うための周波数帯域
は、上述のように可変に割り当てることが可能であるた
め、例えば、視聴率の高い本放送番組について、多くの
周波数帯域を割り当てて補完放送を行うことにより、本
放送番組のエンタテイメント性の向上や、その本放送番
組で広告や宣伝を行うことの価値を高めることが可能と
なる。
【0070】送出装置15は、上述のように、オーサリ
ングシステム/エンコーダ14からのデータに対して、
それを放送するのに必要な周波数帯域を割り当て、必要
に応じて、コントロールデータやアクセス制限フラグを
設定し、そのデータを、電波として送出する。この電波
は、通信衛星16を介して、ユーザ側のアンテナ4で受
信され、IRD5に供給される。
【0071】IRD5は、衛星チューナ21、地上波チ
ューナ22、デコーダ23、画面分割/表示コントロー
ラ(以下、適宜、コントローラという)24、画像/音
声出力端子(以下、適宜、出力端子という)25等から
構成されており、アンテナ3または4で受信された信号
は、衛星チューナ21または地上波チューナ22にそれ
ぞれ供給される。
【0072】衛星チューナ21では、補完放送番組のデ
ータが受信され、デコーダ23に供給される。デコーダ
23では、衛星チューナ21からの補完放送番組のデー
タがデコードされる。即ち、デコーダ23は、補完放送
番組のデータが、MPEG(Moving Picture Expert Grou
p),XML(eXtensible Markup Language),MHEG(Multimed
ia Hypermedia Experts Group)等のデータとなっている
場合には、そのデコードを行う。さらに、デコーダ23
は、補完放送番組のデータにスクランブルがかけられて
いる場合には、そのデスクランブルを行い、コントロー
ラ24に供給する。
【0073】一方、地上波チューナ22では、地上波番
組のデータが受信され、コントローラ24に供給され
る。
【0074】コントローラ24は、地上波チューナ22
からの地上波番組と、衛星チューナ21からの補完放送
番組のシンボル画面とから、モニタ6に表示させる画面
の画像を生成し、出力端子25からモニタ6に供給す
る。
【0075】これにより、モニタ6には、例えば、図3
に示すような画面が表示される。
【0076】即ち、ユーザがリモコン7を操作して、本
放送としての地上波番組を選局すると、モニタ6では、
図3(A)に示すように、その左上の比較的広い範囲
に、地上波による本放送番組が表示され、かつ、その右
端や下端に、補完放送番組のシンボル画面が表示され
る。
【0077】ここで、図3(A)においては、地上波放
送番組のスポンサ#1乃至#4それぞれの商品等を紹介
する補完放送番組のシンボル画面、地上波のチャンネル
AまたはBそれぞれの番組の予告に関する補完放送番組
のシンボル画面、地上波のチャンネルCまたはDにおい
て放送されている番組に関するシンボル画面(あるい
は、地上波のチャンネルCまたはDにおいて放送されて
いる番組の縮小画面)、モニタ6に、いま表示されてい
る地上波放送番組のロゴが表示されたシンボル画面が表
示されている。
【0078】図3(A)の状態において、ユーザがリモ
コン7を操作し、例えば、スポンサ#3の商品を紹介す
る補完放送番組のシンボル画面を選択すると、そのシン
ボル画面は、図3(B)および図3(C)に示すよう
に、徐々に拡大しながら、地上波放送番組が表示されて
いる位置に移動し、さらに、図3(D)に示すように、
そのシンボル画面に替えて、そのシンボル画面に対応す
る補完放送番組が表示される。また、地上波放送番組
は、徐々に縮小しながら、そのロゴが表示されたシンボ
ル画面の位置に移動されて表示される。
【0079】ここで、図3(D)では、選択されたシン
ボル画面に対応する補完放送番組として、スポンサ#3
の商品の詳細を紹介する画像(映像)やテキスト、さら
には、その商品のカタログを請求するための画面等が表
示されるようになっている。
【0080】図3(D)の状態において、ユーザがリモ
コン7を操作し、例えば、図3(E)に示すように、地
上波放送番組の縮小画面を選択すると、図3(A)に示
したように、元の状態に戻る。
【0081】また、図3(A)の状態において、例え
ば、地上波放送番組のロゴが表示されたシンボル画面が
選択されると、図3(F)に示すように、その地上波番
組に関連する関連情報(出演者の氏名等)が、地上波放
送番組に替えて表示される。さらに、図3(A)の状態
において、例えば、地上波のチャンネルCにおいて放送
されている番組に関する補完放送番組のシンボル画面が
選択されると、図3(G)に示すように、地上波のチャ
ンネルCにおいて放送されている番組が、地上波放送番
組に替えて表示される。また、図3(A)の状態におい
て、例えば、地上波のチャンネルAの番組の予告に関す
る補完放送番組のシンボル画面が選択されると、図3
(H)に示すように、地上波のチャンネルAの番組の詳
細情報や、その番組が開始されたときに、モニタ6の表
示を、その番組に切り替えるように設定するための予約
画面等が、地上波放送番組に替えて表示される。
【0082】次に、図4は、本発明を適用した放送シス
テムの他の実施の形態の構成例を示している。なお、図
中、図1における場合と対応する部分については、同一
の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略
する。
【0083】図4の実施の形態では、地上波放送局1
は、図1における場合と同様に、広告主(スポンサ)の
商品等のCMを、地上波放送番組として放送する。一
方、CS放送局2は、そのCMについての補完放送番組
として、その商品のカタログや、アンケート用紙、サン
プル引換券といった印刷物を印刷可能なデータ(印刷デ
ータ)を放送する。
【0084】ここで、地上波放送局1が主導で、広告主
の商品の宣伝、広告を行う場合には、地上波放送局1
が、広告主から広告料を徴収し、その一部を、CS放送
局2に支払うようにすることができる。また、地上波放
送局1とCS放送局2とが、いわば対等な立場で、独立
に、広告主の商品の宣伝、広告を行う場合には、地上波
放送局1とCS放送局2とは、広告主から、それぞれ独
立に広告料を徴収するようにすることができる。
【0085】地上波放送局1による地上波放送番組と、
CS放送局2による補完放送番組およびそのシンボル画
面は、上述した場合と同様に放送され、IRD5で受信
される。
【0086】そして、モニタ6では、地上波放送番組
が、シンボル画面とともに表示される。
【0087】即ち、ここでは、地上波放送番組としての
CMに重畳して、例えば、「カタログをプリントアウト
しますか?」の文字が表示されたシンボル画面が表示さ
れる。
【0088】図4の実施の形態では、IRD5に、プリ
ンタ31が接続されており、ユーザが、リモコン7を操
作して、シンボル画面を選択すると、補完放送番組とし
ての印刷データが、プリンタ31に出力される。これに
より、プリンタ31においては、その印刷データにした
がって印刷が行われ、CMで宣伝、広告されている商品
のカタログや、その商品についてのアンケート用紙、サ
ンプル引換券等が印刷される。
【0089】従って、ユーザは、興味をもった商品のカ
タログ等を、即座に入手することができる。
【0090】また、広告主からすれば、ユーザが商品に
興味をもってから、即座に、商品の詳細を知らせること
ができ、地上波放送による広告、宣伝の効果を、より高
めることができる。
【0091】さらに、ダイレクトメール等によってユー
ザにカタログを送付する場合に比較して、真に、商品に
興味のあるユーザに対してだけ、カタログを提供するこ
とができ、その意味で、効率的な、商品の広告、宣伝を
行うことができる。
【0092】さらに、広告主は、商品のカタログを、必
要となる部数を予測して印刷する必要がなくなる。その
結果、カタログの在庫をとっておいたり、郵送したりと
いった手間を省くことができ、また、これらに、今まで
要していたコストを、商品の値引き等によって、ユーザ
に還元することができる。
【0093】さらに、広告主は、CS放送局2によって
放送される補完放送番組としての印刷データを変更する
だけで、カタログの記載内容のアップデートを容易に行
うことができる。
【0094】なお、プリンタ31の購入費や、そのイン
ク代、紙代等は、広告主が負担するようにすることで、
上述のようなサービスの利用を促進することができる。
【0095】また、広告主は、例えば、コンビニエンス
ストア等の比較的多数存在する店舗と物流提携を結び、
その店舗において、プリンタ31で印刷したサンプル引
換券とサンプル(試供品)とを交換してもらうようにす
ることで、商品物流のための経費と手間を削減すること
ができる。
【0096】さらに、プリンタ31で印刷したアンケー
ト用紙に必要事項を記入してもらい、店舗等で回収する
ようにすることで、広告主は、カタログやサンプルを請
求したユーザ本人を特定することが可能となる。ここ
で、アンケートは、例えば、モニタ6上でとることも可
能であるが、この場合、ユーザは、リモコン7を操作し
て、必要事項を入力しなければならず、アンケート用紙
に必要事項を記入する場合に比較して面倒である。さら
に、この場合、リモコン7を操作することで入力された
事項は、公衆網8を介して、広告主に送信等しなければ
ならず、ユーザに、通信費を負担させることになる。こ
れに対して、アンケート用紙による場合には、そのよう
な不都合はない。
【0097】なお、印刷データは、カタログ等を印刷す
るためのものの他、例えば、交通チケット(切符)や、
興行チケット等を印刷するためのものであっても良い。
【0098】また、補完放送番組としては、印刷データ
の他、例えば、メモリカード等の所定の記憶媒体にダウ
ンロード可能なデータを放送するようにしても良い。こ
の場合、ユーザが、そのデータが記録された記憶媒体を
店舗に持っていくと、サンプルの提供を受けることがで
きるようにすることができる。
【0099】次に、上述した一連の処理は、ハードウェ
アにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行う
こともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う
場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、
コンピュータ等にインストールされる。
【0100】そこで、図5を参照して、上述した一連の
処理を実行するプログラムをコンピュータにインストー
ルし、コンピュータによって実行可能な状態とするため
に用いられる媒体について説明する。
【0101】プログラムは、図5(A)に示すように、
コンピュータ101に内蔵されている記録媒体としての
ハードディスク102や半導体メモリ103に予めイン
ストールした状態でユーザに提供することができる。
【0102】あるいはまた、プログラムは、図5(B)
に示すように、フロッピーディスク111、CD-ROM(Com
pact Disc Read Only Memory)112,MO(Magneto opti
cal)ディスク113,DVD(Digital Versatile Disc)1
14、磁気ディスク115、半導体メモリ116などの
記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納し、パッケー
ジソフトウエアとして提供することができる。
【0103】さらに、プログラムは、図5(C)に示す
ように、ダウンロードサイト121から、ディジタル衛
星放送用の人工衛星122を介して、コンピュータ10
1に無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、イ
ンターネットといったネットワーク131を介して、コ
ンピュータ123に有線で転送し、コンピュータ101
において、内蔵するハードディスク102などに格納さ
せるようにすることができる。
【0104】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0105】また、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、必ずしもフロ
ーチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理
する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理
(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)
も含むものである。
【0106】次に、図6は、図5のコンピュータ101
の構成例を示している。
【0107】コンピュータ101は、図6に示すよう
に、CPU(Central Processing Unit)142を内蔵してい
る。CPU142には、バス141を介して、入出力イン
タフェース145が接続されており、CPU142は、入
出力インタフェース145を介して、ユーザによって、
キーボードやマウス等で構成される入力部147が操作
されることにより指令が入力されると、それにしたがっ
て、図5(A)の半導体メモリ103に対応するROM(Re
ad Only Memory)143に格納されているプログラムを
実行する。あるいは、また、CPU142は、ハードディ
スク102に格納されているプログラム、衛星122若
しくはネットワーク131から転送され、通信部148
で受信されてハードディスク102にインストールされ
たプログラム、またはドライブ149に装着されたフロ
ッピディスク111、CD-ROM112、MOディスク11
3、DVD114、若しくは磁気ディスク115から読み
出されてハードディスク102にインストールされたプ
ログラムを、RAM(Random Access Memory)144にロー
ドして実行する。そして、CPU142は、その処理結果
を、例えば、入出力インタフェース145を介して、LC
D(Liquid CryStal Display)等で構成される表示部14
6に、必要に応じて出力する。
【0108】なお、本実施の形態では、本放送または補
完放送を、それぞれ地上波または衛星回線によって行う
ようにしているが、本放送および補完放送は、同一の伝
送路によって行うことが可能である。また、本放送およ
び補完放送の伝送方式も特に限定されるものではなく、
従って、本放送および補完放送は、ディジタル回線とア
ナログ回線のいずれも用いて行っても良く、また、衛星
による場合には、その衛星は、通信衛星であっても、放
送衛星であっても良い。さらに、本放送および補完放送
は、その他、例えば、インターネットや、CATV網、
ラジオ放送あるいはテレビ放送が行われている周波数帯
域等を利用して行うようにすることも可能である。
【0109】また、本実施の形態では、補完放送番組に
ついてのみシンボル画面を設けるようにしたが、本放送
番組についても、シンボル画面を設けるようにし、本放
送や補完放送といった区別をなくすようにすることも可
能である。この場合、すべての番組は、シンボル画面を
選択することにより表示等されることになる。
【0110】さらに、本実施の形態では、本放送および
補完放送を、IRDで受信するようにしたが、本放送お
よび補完放送を受信する受信装置としては、その他、例
えば、セットトップボックスや、テレビ受像機、チュー
ナ内蔵ビデオテープレコーダ、チューナボードが内蔵さ
れたコンピュータ等を用いることが可能である。そし
て、これらに、従来のテレビジョン受像機を接続するだ
けで、本放送および補完放送を視聴することができる。
なお、本放送および補完放送を受信する受信装置は、例
えば、従来のディジタル衛星放送用のチューナに、安価
な地上波の受信機能を付加し、必要な処理を行うプログ
ラムをインストールすることにより実現可能であり、高
価なPC(Personal Computer)ボードや専用のテレビ受
像機を必要としないため、ユーザに対して、低価格で提
供することができる。
【0111】
【発明の効果】本発明の情報処理装置および情報処理方
法、並びに媒体によれば、関連情報が受信され、関連情
報の印刷またはダウンロードを指示するための指示画面
が表示される。そして、指示画面が操作された場合に、
指示画面に対応する関連情報を印刷またはダウンロード
するための処理が実行される。従って、例えば、所望の
商品等に関する詳細な情報を、効率的に提供すること等
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した放送システムの一実施の形態
の構成例を示す図である。
【図2】図1の放送システムの処理を説明するための図
である。
【図3】モニタ6の画面表示例を示す図である。
【図4】本発明を適用した放送システムの他の実施の形
態の構成例を示す図である。
【図5】本発明を適用した媒体を説明するための図であ
る。
【図6】図5のコンピュータ101の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 地上波放送局, 2 CS放送局, 3,4 アン
テナ, 5 地上波/CSハイブリッドIRD, 6
モニタ, 7 リモートコマンダ, 8 公衆網, 9
サーバ, 11 セレクタ/コントローラ, 12
サーバ, 13ビデオ記録再生装置, 14 オーサリ
ングシステム/エンコーダ, 15送出装置, 16
通信衛星, 21 衛星チューナ, 22 地上波チュ
ーナ, 23 デコーダ, 24 画面分割/表示コン
トローラ, 25 画像/音声出力端子, 31 プリ
ンタ, 101 コンピュータ, 102 ハードディ
スク, 103 半導体メモリ, 111 フロッピー
ディスク, 112CD-ROM, 113 MOディスク,
114 DVD, 115 磁気ディスク,116 半導
体メモリ, 121 ダウンロードサイト, 122
衛星, 131 ネットワーク, 141 バス, 1
42 CPU, 143 ROM, 144 RAM, 145
入出力インタフェース, 146 表示部, 147
入力部, 148 通信部, 149 ドライブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04L 13/00 307Z 7/08 H04N 7/08 Z 7/081 Fターム(参考) 5C025 CA06 CA11 CB10 DA01 DA04 DA05 5C063 AB01 AB03 AC01 AC05 CA23 DA02 EB03 EB38 EB40 5K034 AA17 BB07 CC03 DD02 EE03 FF01 FF14 FF19 FF20 HH02 HH26 JJ03 NN04 5K061 BB10 DD11 FF00 FF01 FF11 GG09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン放送として放送されてくる
    番組に関連する関連情報を受信して処理する情報処理装
    置であって、 前記関連情報を受信する受信手段と、 前記関連情報の印刷またはダウンロードを指示するため
    の指示画面を表示させる表示制御手段と、 前記指示画面が操作された場合に、指示画面に対応する
    前記関連情報を印刷またはダウンロードするための処理
    を実行する処理手段とを含むことを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記指示画面を、
    前記番組と同時に表示させることを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記関連情報が印刷された印刷物、また
    は前記関連情報が記憶された記憶媒体は、物と引き替え
    可能なものであることを特徴とする請求項1に記載の情
    報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、前記関連情報とともに
    送信されてくる前記指示画面のデータも受信し、 前記表示制御手段は、前記受信手段で受信された前記指
    示画面を表示させることを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  5. 【請求項5】 テレビジョン放送として放送されてくる
    番組に関連する関連情報を受信して処理する情報処理方
    法であって、 前記関連情報を受信する受信ステップと、 前記関連情報の印刷またはダウンロードを指示するため
    の指示画面を表示させる表示制御ステップと、 前記指示画面が操作された場合に、指示画面に対応する
    前記関連情報を印刷またはダウンロードするための処理
    を実行する処理ステップとを含むことを特徴とする情報
    処理方法。
  6. 【請求項6】 テレビジョン放送として放送されてくる
    番組に関連する関連情報を受信して処理するプログラム
    を、コンピュータに実行させる媒体であって、 前記関連情報を受信する受信ステップと、 前記関連情報の印刷またはダウンロードを指示するため
    の指示画面を表示させる表示制御ステップと、 前記指示画面が操作された場合に、指示画面に対応する
    前記関連情報を印刷またはダウンロードするための処理
    を実行する処理ステップとを含むことを特徴とするプロ
    グラムを、前記コンピュータに実行させる媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003084222A1 (fr) * 2002-04-02 2003-10-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif et procede de commande d'impression

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