JP2003209025A - 積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法

Info

Publication number
JP2003209025A
JP2003209025A JP2002006113A JP2002006113A JP2003209025A JP 2003209025 A JP2003209025 A JP 2003209025A JP 2002006113 A JP2002006113 A JP 2002006113A JP 2002006113 A JP2002006113 A JP 2002006113A JP 2003209025 A JP2003209025 A JP 2003209025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
green sheet
paste
ceramic green
internal electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002006113A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Okuyama
晋吾 奥山
Hiroyoshi Takashima
浩嘉 高島
Ken Hashimoto
憲 橋本
Shinichi Yukikawa
進一 幸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2002006113A priority Critical patent/JP2003209025A/ja
Priority to US10/318,264 priority patent/US20030111158A1/en
Publication of JP2003209025A publication Critical patent/JP2003209025A/ja
Priority to US10/925,447 priority patent/US7503993B2/en
Priority to US11/611,552 priority patent/US7547370B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンホールなどの欠陥が生じ難く、表面平滑
性に優れかつ厚みばらつきが少ないセラミックグリーン
シートを高速で得ることができ、さらに該セラミックグ
リーンシート上に内部電極及び段差解消用セラミックペ
ーストを高精度に形成することができる工程を備えた積
層セラミック電子部品の製造方法を提供する。 【解決手段】 支持フィルム2上にダイコーター装置4
を用いてセラミックスラリーを塗布し、乾燥炉9で乾燥
し、セラミックグリーンシートを形成する工程と、該セ
ラミックグリーンシート上に第1,第2のグラビア印刷
装置を用いて、導電ペースト及びセラミックペーストを
それぞれグラビア印刷して、内部電極と、内部電極が形
成されていない領域に段差解消用セラミックペーストを
印刷する各工程を備える、積層セラミック電子部品の製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば積層セラミ
ックコンデンサのような積層セラミック電子部品の製造
方法に関し、より詳細には、複数の内部電極がセラミッ
ク層を介して積層されているセラミック焼結体を有し、
該内部電極が形成されている部分と形成されていない部
分との段差を解消する方法が改良された積層セラミック
電子部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】積層セラミックコンデンサなどの積層セ
ラミック電子部品の製造に際しては、内部電極が印刷さ
れたセラミックグリーンシートが複数枚積層される。ま
た、内部電極が印刷されたセラミックグリーンシートが
複数枚積層され、上下に無地のセラミックグリーンシー
トが積層されて積層体が構成されている。この積層体が
厚み方向に加圧された後、焼成され、セラミック焼結体
が得られる。
【0003】ところで、上記積層体を加圧した場合、内
部電極同士が重なり合っている部分と重なり合っていな
い部分とで厚みが異なるため、両者の間に段差が生じる
という問題があった。
【0004】特開平8−250370号公報には、上記
のような段差を解消し得る積層セラミックコンデンサの
製造方法が開示されている。この先行技術に記載の製造
方法では、まず、支持フィルム上において、グラビア印
刷法によりセラミックスラリーが印刷されて、誘電体セ
ラミックグリーンシートが成形される。次に、上記のよ
うにして得られたセラミックグリーンシート上にグラビ
ア印刷により導電ペーストを付与し、内部電極が印刷さ
れる。しかる後、内部電極が印刷されていない領域に、
段差解消用セラミックスラリーが同じくグラビア印刷に
より付与され、しかる後内部電極及び段差解消用セラミ
ックペーストが乾燥される。これらの工程を少なくとも
1回繰り返すことにより、支持フィルム上に内部電極及
び段差解消用セラミックパターンが印刷された複合シー
トが少なくとも2層積層された構造が得られる。このよ
うにして得られた複合シートを複数枚積層し、厚み方向
に加圧するこことにより積層体が得られ、該積層体を焼
成することにより、セラミック焼結体が得られている。
【0005】上記先行技術では、セラミックグリーンシ
ートの表面において内部電極が印刷されていない領域に
上記段差解消用セラミックパターンが印刷されるため、
内部電極同士が重なり合っている部分と、重なり合って
いない部分との段差が解消されるとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】積層セラミックコンデ
ンサでは、小型化及び大容量化がさらに進んできてお
り、そのため内部電極積層数の増大及び使用するセラミ
ックグリーンシートの厚みの低減が図られている。セラ
ミックグリーンシートの厚みは、3μm以下と薄くされ
ており、場合によっては2μm以下の非常に薄い厚みと
されている。
【0007】このような厚みの薄いセラミックグリーン
シートでは、ピンホールが生じたり、平滑性が低下する
恐れがある。また、内部電極積層数が増大するにつれ
て、内部電極同士が重なり合っている部分とそうでない
部分との間の上記段差の影響が大きくなる。
【0008】従って、得られたセラミック焼結体におい
て上記段差に基づく外観不良が生じたり、加圧及び焼結
に際して段差の両側の部分の密度差により構造欠陥やデ
ラミネーションなどが生じるという問題があった。
【0009】特開平8−250370号公報に記載の先
行技術では、上記のように段差解消用セラミックパター
ンを印刷することにより段差の解消が図られている。し
かしながら、上記先行技術に記載の方法では、セラミッ
クグリーンシートの成形がグラビア印刷法により行われ
ている。グラビア印刷では、図7に示すように外周面に
複数の印刷部が周方向に設けられたグラビアロール10
1が用いられる。グラビアロール101の外周面に形成
された1つの印刷部は、図8(a)に示すように、多数
のセル102により構成されている。
【0010】上記先行技術に記載の方法では、図7に示
す長尺状の支持フィルム103が図示の矢印方向に搬送
され、グラビアロール101とグラビアロール101に
支持フィルムを圧着するロール104とを用いて、印刷
が行われる。例えば、セラミックグリーンシートを印刷
する場合には、上記各印刷図形の多数のセル102に、
図8(a)に示すように、セラミックスラリー105が
付与され、支持フィルムの一方主面に転写される。この
場合、転写直後には、図8(b)に示すように、セラミ
ックスラリー105はセル102の形状に応じた形状と
されて分散されている。経時により隣接するセラミック
ペースト105同士が衝突し、図8(c)に示すよう
に、レベリングが進行し、平坦なセラミックグリーンシ
ート106が得られる。
【0011】しかしながら、上記のように、グラビア印
刷法では、多数のセル102内から支持フィルム103
にセラミックスラリーが転写され、レベリングによりセ
ラミックグリーンシートが成形されるものであるため、
レベリングに必要な時間だけ、セラミックグリーンシー
ト106の成形に時間を要するという問題があった。従
って、特に積層数を増大させる場合には、セラミックグ
リーンシートの成形に長時間を要し、コストが高くつく
という問題があった。
【0012】また、複数のセルからセラミックスラリー
が転写され、しかる後経時によりレベリングが進行する
が、得られたセラミックグリーンシートの表面に凹凸が
生じがちであり、平滑性が十分でないことがあった。ま
た、セラミックグリーンシートの膜厚ばらつきも大きく
ならざるを得なかった。加えて、セラミックグリーンシ
ートの厚みを薄くした場合には、ピンホールが生じ易い
という問題もあった。従って、前記先行技術に記載の方
法では、セラミックグリーンシートの薄層化に対応する
ことは非常に困難であった。
【0013】加えて、内部電極を形成した後に、続いて
段差解消用のセラミックパターンがグラビア印刷法によ
り形成され、しかる後内部電極及びセラミックパターン
が一括して乾燥されていた。従って、内部電極とセラミ
ックパターンとの間に滲みが生じ易く、内部電極の印刷
精度を高めることが困難であった。特に、内部電極が印
刷された後、セラミックパターンを印刷するに先だち内
部電極の周辺に滲みが生じがちであった。そのため、最
終的に得られた積層コンデンサにおける静電容量のばら
つきが大きくならざるを得なかった。
【0014】また、上記先行技術に記載の方法では、セ
ラミックグリーンシートを成形した後に、内部電極形成
用導電ペーストや上記セラミックパターン形成用セラミ
ックペースト中に含まれている溶剤に、セラミックグリ
ーンシートが長時間さらされる。従って、溶剤によりセ
ラミックグリーンシートが侵され、得られた積層コンデ
ンサにおいて短絡や絶縁不良などが生じがちであった。
【0015】本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消し、セラミックグリーンシートの薄層化を進めた
場合であっても、セラミックグリーンシートにおけるピ
ンホールが生じ難く、かつ表面平滑性に優れたセラミッ
クグリーンシートを速やかにかつ安価に成形することが
でき、さらに内部電極形成精度に優れており、所望とす
る特性を確実に得ることができ、所望でない短絡や絶縁
不良が生じ難い、高品質の積層セラミック電子部品を得
ることを可能とする製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の広い局面によれ
ば、支持フィルム上にダイコーターを用いてセラミック
スラリーを付与する工程により、セラミックグリーンシ
ートを成形する工程と、前記セラミックグリーンシート
の上面にグラビア印刷により導電ペーストを付与するこ
とにより内部電極を形成する工程と、前記セラミックグ
リーンシートの上面において前記内部電極が形成される
領域以外の領域に、グラビア印刷により段差解消用のセ
ラミックペーストを印刷する工程と、前記内部電極及び
段差解消用セラミックペーストが付与された複数枚のセ
ラミックグリーンシートと、前記内部電極及び段差解消
用セラミックペーストが印刷されていない少なくとも1
枚のセラミックグリーンシートとを積層して積層体を得
る工程と、前記積層体を焼成して焼結体を得る工程と、
前記焼結体の外表面にいずれかの平坦な内部電極に電気
的に接続される複数の外部電極を形成する工程とを備え
る、積層セラミック電子部品の製造方法が提供される。
【0017】本発明のある特定の局面では、上記内部電
極を形成する工程に続いて、連続的に、前記内部電極が
半乾燥または乾燥される。なお、内部電極は導電ペース
トの付与により形成されるが、この導電ペーストは、完
全に乾燥される必要は必ずしもなく、上記のように半乾
燥であってもよい。ここで半乾燥とは、溶剤が完全に除
去されてはいないが、印刷された内部電極形状が保たれ
得る状態、すなわち内部電極の滲み等が生じない程度に
溶剤が乾燥されている状態をいうものとする。このよう
に内部電極形成後に、内部電極を半乾燥または乾燥する
ことにより、内部電極の滲みが生じ難いため、内部電極
の精度をより一層高めることができる。
【0018】なお、本発明に係る製造方法では、上記内
部電極を形成する工程と、段差解消用セラミックペース
トを印刷する工程はどちらが先に行われてもよい。ま
た、本発明の他の特定の局面では、上記段差解消用セラ
ミックペーストを印刷する工程に引き続き、該セラミッ
クペーストを乾燥する工程が備えられ、それによって直
ちに巻回することが可能となる。
【0019】本発明の別の特定の局面では、上記支持フ
ィルムとして長尺状の支持フィルムが用いられ、該長尺
状の支持フィルムがその長さ方向に搬送されている間
に、上記セラミックグリーンシートが成形される。従っ
て、ダイコーターを用いて、高速で長尺状のセラミック
グリーンシートを得ることができる。
【0020】本発明の他の特定の局面では、上記長尺状
のセラミックグリーンシートを得た後に、長尺状のセラ
ミックグリーンシートが長さ方向に搬送されている間
に、内部電極形成工程及び段差解消用セラミックペース
ト付与工程が連続的に行われる。これらの2つの工程が
連続的に行われることにより、積層セラミック電子部品
の生産性を高めることができる。
【0021】本発明のある特定の局面では、内部電極形
成工程の後に、段差解消用セラミックペーストを印刷す
る工程が行われる。また、本発明の別の特定の局面で
は、段差解消用セラミックペーストが印刷された後に、
内部電極を形成する工程が行われる。
【0022】本発明のさらに別の特定の局面では、上記
セラミックグリーンシート及びセラミックペーストが誘
電体セラミックスを主体とし、上記積層セラミックス電
子部品として積層セラミックコンデンサが得られる。本
発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法は、積層
セラミックコンデンサの製造に好適に用いられるが、積
層セラミックコンデンサ以外の他の積層型セラミック電
子部品の製造にも用いることができる。積層セラミック
コンデンサ以外の他の積層型セラミック電子部品として
は、積層インダクタ、積層ノイズフィルタ、積層サーミ
スタ、積層バリスタ、積層LCフィルタ、高周波モジュ
ールセラミック多層基板などが挙げられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の具体的な実施例を説明することにより本発明を明らか
にする。
【0024】図1(a)及び(b)は、本発明の一実施
例に係る積層セラミック電子部品の製造方法に用いられ
る装置の概略構成図であり、(a)はセラミックグリー
ンシートを成形するための装置を、(b)は、内部電極
及びセラミックペーストをグラビア印刷する装置の構成
を示す。本実施例では、積層セラミック電子部品とし
て、積層セラミックコンデンサが製造される。
【0025】まず、図1(a)に示すように、供給リー
ル1から長尺状の支持フィルム2がローラー3を介して
ダイコーター装置4に供給される。支持フィルム2とし
ては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PE
N)などの適宜の合成樹脂からなるフィルタが用いられ
る。
【0026】ダイコーター装置4は、塗工ヘッド4aと
ロール4b,4cとを有する。塗工ヘッド4aには、ポ
ンプ5を介してセラミックスラリーが収納されたタンク
6が連結されている。ポンプ5により、セラミックスラ
リーが塗工ヘッド4aに供給され、塗工ヘッド4aの先
端から支持フィルム2の一方主面にセラミックスラリー
が付与される。
【0027】支持フィルム2は供給ロール1から、図1
(a)の巻き取りリール7に向けて搬送される。塗工ヘ
ッド4aから吐き出され、かつ所定の厚みに付与された
セラミックスラリーは、支持フィルム2に支持されたま
ま、ロール8を経由して乾燥炉9に供給される。乾燥炉
9において、セラミックスラリーが乾燥され、セラミッ
クグリーンシートとなる。
【0028】すなわち、図2(a)に示すように、支持
フィルム2上にセラミックグリーンシート10が成形さ
れる。このようにして乾燥されたセラミックグリーンシ
ート10が支持フィルム2に支持されたままロール1
1,12を介して巻き取りリール7に巻き取られる。
【0029】本実施例では、上記ダイコーター装置4を
用いてセラミックスラリーが支持フィルム2に付与され
るが、ダイコーター装置4では、他のセラミックスラリ
ー塗布装置、例えばグラビアロール、ドクターブレード
またはリバースロールコーターなどを用いた場合に比べ
て、10μm以下の厚みのセラミックグリーンシートを
高精度に形成することができる。特に、2μm以下の厚
みのセラミックグリーンシート10を形成する場合であ
っても、得られたセラミックグリーンシート10の厚み
ばらつきを10%以下とすることができ、ピンホールや
表面に生じる筋などの欠陥を発生させることなくセラミ
ックグリーンシート10を得ることができる。
【0030】また、表面粗さを0.2μm以下とするこ
とができる。さらに、ダイコーター装置4を用いた場
合、50m/分以上の速度でセラミックスラリーを塗布
することができる。
【0031】従って、本実施例では、厚みの薄いセラミ
ックグリーンシート10を、高速で、かつピンホールな
どの欠陥を生じさせることなく、形成することができ
る。また、上記のように厚みばらつきが少なく表面平滑
性に優れたセラミックグリーンシートを得ることができ
る。
【0032】上記セラミックスラリーとしては、特に限
定されず、チタン酸バリウム系セラミックスなどの積層
セラミックコンデンサに用いられる適宜の誘電体セラミ
ックスを主体とし、これに溶剤及びバインダ樹脂等を含
むものが用いられる。
【0033】次に、上記のようにして支持フィルム2上
にセラミックグリーンシート10が形成された複合シー
トが巻き取りリール7から送り出され、図1(b)に示
すグラビア印刷装置に供給される。
【0034】図1(b)に示すように、支持フィルムの
一方主面に上記セラミックグリーンシートが積層された
複合シート14が、セラミックグリーンシート10が設
けられている面が下面となるように第1のグラビア印刷
装置21に供給される。グラビア印刷装置21では、ロ
ール22,23を介して複合シート14が長さ方向に搬
送され、グラビアロール24と圧接ロール25との間に
供給される。グラビアロール24は、その下方部分が導
電ペースト26に浸漬されている。グラビアロール24
は、図示の矢印方向に回転させられる。また、グラビア
ロール24の外周面には、形成される内部電極パターン
に応じた複数の印刷部が周方向に分散されている。
【0035】なお、27は余分な導電ペーストを掻き取
るためのブレードを示す。グラビアロール24と圧接ロ
ール25との間を通過することにより、上記複合シート
14のセラミックグリーンシート10が形成されている
面上に、グラビアロール24に設けられた印刷図形に応
じた形状に導電ペーストが付与され、図2(b)に示す
内部電極28が形成される。
【0036】しかる後、複数シート14は、ローラー2
9を介して、乾燥装置30に搬送され、乾燥装置30内
において、内部電極28が半乾燥または乾燥される。乾
燥装置30は、適宜のヒーターを有し、加熱により導電
ペースト中に含まれている溶剤を除去する。この場合、
内部電極28から完全に溶剤が除去される必要は必ずし
もなく、内部電極28の周囲における滲みが生じ難くな
る程度に乾燥が行われればよい。すなわち、内部電極2
8は半乾燥された状態で乾燥装置30から送り出されて
もよい。
【0037】次に、内部電極28が形成された上記複合
シートが、ローラー31〜33を経由して、第2のグラ
ビア印刷装置34に供給される。グラビア印刷装置34
は、グラビアロール35と圧接ロール36とを有する。
ここでは、上記内部電極27が形成されている領域を除
いた領域にセラミックペーストを付与するための印刷部
がグラビアロール35の外周面に設けられている。
【0038】すなわち、段差解消用のセラミックペース
トを印刷するように、グラビアロール35の外周面に複
数の印刷部が構成されている。グラビアロール35は、
その下方部分がセラミックペースト37に浸漬されてい
る。なお、38は余分なセラミックペーストを掻き取る
ためのブレードである。グラビアロール35と圧接ロー
ル36との間に上記複合シートを通過させることによ
り、セラミックペーストが上記複合シートのセラミック
グリーンシート内の一方主面上において、内部電極28
が形成されている領域を除いて印刷される(図2
(c))。すなわち、内部電極28の周囲に段差解消用
のセラミックペースト層48が形成される。しかる後、
ローラー39を介して第2の乾燥装置40に供給され、
乾燥装置40において、上記セラミックペースト層48
が乾燥される。ここで、内部電極28が半乾燥状態の場
合には、乾燥装置40において、内部電極28もまた乾
燥される。このようにして、図2(c)に示されている
複合シート41が第2の乾燥装置40からローラー42
を介して送り出される。
【0039】第2の乾燥装置40は、第1の乾燥装置3
0と同様に構成され得る。もっとも、乾燥装置40にお
ける加熱は、上記セラミックペースト層48を乾燥し得
るように行われる。上記のようにして、図2(c)に示
す複合シート41が得られるが、複合シート41を複数
枚積層することにより、積層体が得られる。なお、図3
に示すように、上記積層に際しては、まず、積層ステー
ジ43上に、無地のセラミックグリーンシート44を積
層する。このセラミックグリーンシート44は、前述し
た巻き取りリール7からセラミックグリーンシート支持
フィルム2に支持されたまま繰り出し、支持フィルム2
上のセラミックグリーンシートを所定の形状、例えば矩
形形状に切断し、積層ステージ43上に転写することに
より形成され得る。もっとも、無地のセラミックグリー
ンシート44は、積層ステージ43上において直接セラ
ミックペーストを印刷することにより形成されてもよい
し、複数枚の無地のセラミックグリーンシート44より
構成してもよい。
【0040】次に、図2(c)に示した複合シート41
を、上記所定の形状に打ち抜き、上記セラミックグリー
ンシート44上に転写法により転写し、支持フィルム2
を剥離する。この場合の複合シート41の打ち抜きは、
例えば矩形形状を有するように複合シート41を打ち抜
くことにより行われる。支持フィルム2については、打
ち抜かれずともよい。すなわちハーフカットされた支持
フィルム2に支持されたまま打ち抜かれた複合シート4
1を転写してもよく、あるいは、支持フィルムごと複合
シート41を上記所定の形状に打ち抜いたものを用い、
転写により複合シート41を積層してもよい。
【0041】上記複合シート41の転写・積層を複数回
繰り返すことにより、積層体46が得られる。このよう
にして、図3に示すマザーの積層体46が得られる。な
お、上記実施例では、支持フィルム2上に複合シート4
1が形成され、該支持フィルム2上に形成された複合シ
ート41が複数回転写されたが、図4に示すように、支
持フィルム2上に複数層の複合シート41を形成しても
よい。すなわち、支持フィルム2上に予め複数層の複合
シート41を転写(複合シート41側を圧着して支持フ
ィルム2を剥離する)により積層し、このようにして得
られた積層体を積層ステージ42上に転写してもよい。
また、複合シート14を図1(a)に示すダイコーター
装置と、図1(b)に示す第1,第2のグラビア印刷装
置を交互に複数回経由させることにより、支持フィルム
2上に、予め複数層の複合シート41を積層し、このよ
うにして得られた積層体を積層ステージ43上に転写し
てもよい。これらの場合には、支持フィルム2の片面
に、複数層の複合シート41が積層されているため、積
層ステージ43上への転写回数を少なくすることができ
る。
【0042】上記のようにして得られたマザーの積層体
46を、厚み方向に加圧し、かつ個々のセラミックコン
デンサ単位の積層体を得るように切断する。この場合、
内部電極間には段差解消用セラミックペースト層が形成
されているので、内部電極28同士が重なっている部分
とそうでない部分とで段差が生じ難い。
【0043】しかる後、上記のようにして得られた個々
の積層セラミックコンデンサ単位の積層体を焼成するこ
とにより、図5に示すセラミック焼結体51が得られ
る。セラミック焼結体51の両端面に、第1,第2の外
部電極を形成することにより、図6に示す積層セラミッ
クコンデンサ52が得られる。積層セラミックコンデン
サ52では、セラミック焼結体51内に、上記内部電極
28が切断されることにより形成された複数の内部電極
28Aがセラミック層を介して積層されている。また、
いずれかの内部電極に接続されるように、外部電極5
2,53が形成されている。
【0044】本実施例の製造方法では、上記のようにダ
イコーター装置4を用いて、セラミックグリーンシート
10が形成されている。従って、セラミックグリーンシ
ートの生産性を高めることができる。また、上記のよう
に厚みばらつきが少なく、欠陥が少なく、さらに表面平
滑性に優れたセラミックグリーンシート10を得ること
ができる。加えて、第1,第2のグラビア印刷装置を用
いて内部電極及び段差解消用セラミックペーストの印刷
が連続的に行われる。よって、上記積層に用いられる複
合シート41を能率良く得ることができ、積層コンデン
サ52の生産性を高めることができるとともに、積層コ
ンデンサ52の特性のばらつきの低減を図ることができ
る。
【0045】また、上記実施例では、内部電極28の乾
燥条件と、段差解消用セラミックペーストの乾燥条件を
個別に設定し得るので、内部電極28や段差解消用セラ
ミックペーストの過乾燥や乾燥不足が確実に防止され
る。すなわち、従来例のように、一度に内部電極及び段
差解消用セラミックペーストを乾燥させる場合には、い
ずれかにおいて過乾燥や乾燥不足が生じる恐れがあるの
に対し、本実施例では、このような過乾燥や乾燥不足を
防止することができる。
【0046】なお、上記実施例では、内部電極28を形
成し、一旦乾燥した後に、段差解消用セラミックペース
トの印刷が行われているので、内部電極を構成するため
の導電ペースト中の溶剤によりセラミックグリーンシー
トが受ける影響を小さくすることができる。また、セラ
ミックペースト印刷に際し、内部電極が損傷を受け難く
なり、内部電極及びセラミックペーストのいずれをも高
精度に形成することができる。
【0047】また、例えば、グラビアロールの凸部(段
差解消用セラミックペーストが供給される凹部以外の部
分)が内部電極を押圧しても、内部電極が剥がれたり損
傷しない程度に乾燥させておくことなどにより、内部電
極の乾燥条件を好適化することで、段差解消用セラミッ
クペーストの印刷時に、グラビアロールの凸部が内部電
極を押圧することにより内部電極を平坦化することがで
きる。
【0048】さらに、内部電極の乾燥後に段差解消用セ
ラミックペーストが印刷されるので、段差解消用セラミ
ックペーストの印刷ずれを解消するために、内部電極パ
ターンの周縁部に段差解消用セラミックペーストを重ね
て印刷する場合には、内部電極パターンの周縁部が平坦
化するので、内部電極と段差解消用セラミックペースト
との境界における平坦性がより一層向上する。
【0049】もっとも、本発明においては、上記段差解
消用セラミックペーストの印刷及び乾燥を行った後に、
内部電極を印刷・乾燥してもよく、その場合において
も、同様に、セラミックグリーンシートの溶剤による影
響を軽減することができるとともに、内部電極及びセラ
ミックペーストを高精度に印刷することができる。
【0050】また、上記のようにダイコーター装置4に
よりセラミックグリーンシートの膜厚が均一とされるた
め、グラビア印刷に際してのシートのテンションの変動
を小さくすることができ、それによって内部電極と段差
解消用セラミックペーストとの位置決めを高精度に行う
ことができる。また、セラミックグリーンシート10の
表面が平滑であるため、グラビア印刷法により内部電極
27及び段差解消用セラミックペーストを平滑なセラミ
ックグリーンシート上に高精度に形成することができ
る。従って、内部電極及び段差解消用セラミックペース
トの外形精度及び表面平滑性も高められる。
【0051】本実施例では、上記のようにダイコーター
装置4を用いてセラミックグリーンシートの成形が行わ
れるため、2μm以下の非常に薄いセラミックグリーン
シートであっても、高精度にかつピンホールなどの欠陥
を生じさせることなく得ることができる。従って、積層
数の大きな大容量の積層セラミックコンデンサを容易に
かつ安定に得ることができる。
【0052】また、本実施例では、ダイコーター装置4
によるセラミックグリーンシート10の成形後に、セラ
ミックグリーンシート10が支持フィルム2に支持され
た状態で巻き取りリール7に巻き取られる。従ってダイ
コーター装置4における高速成形と、速度が遅いグラビ
ア印刷工程との速度のアンバランスを解消することがで
きる。すなわち、ダイコーター装置4によりセラミック
グリーンシートを成形した後、直ちに連続的にグラビア
印刷を行った場合には、後段のグラビア印刷の速度が遅
いため、両工程のバランスをとることが困難であるのに
対し、本実施例では、一旦巻き取りリール7にセラミッ
クグリーンシート10が支持フィルム2に支持された状
態で巻き取られるため、このような速度のアンバランス
を解消することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る積層セラミック電子部品の
製造方法によれば、支持フィルム上においてまずダイコ
ーター装置を用いてセラミックグリーンシートが形成さ
れる。従来のグラビア印刷を用いたセラミックグリーン
シートの成形方法では、セラミックグリーンシートを成
形する速度が遅く、かつ2μm以下のような薄いセラミ
ックグリーンシートを得ようとした場合、ピンホールが
生じたり、表面に凹凸が生じたり恐れがあったのに対
し、本発明では、ダイコーター装置を用いて、セラミッ
クグリーンシートの成形が行われるため、セラミックグ
リーンシートを短時間で成形することができる。また、
厚みが薄いセラミックグリーンシートであっても、ピン
ホールなどの構造欠陥が生じ難い。また、セラミックグ
リーンシートの表面の平滑性も高められ、加えて厚みば
らつきも飛躍的に低減される。
【0054】よって、本発明では、セラミックグリーン
シートの成形速度を高めることができるため、セラミッ
クグリーンシートのコストを、ひいては積層セラミック
電子部品のコストを低減することができる。
【0055】加えて、平滑性に優れ、かつ厚みばらつき
の少ないセラミックグリーンシートが得られるので、次
にグラビア印刷法により内部電極及び段差解消用セラミ
ックペーストの印刷を行った場合、上に形成される内部
電極及びセラミックペーストも高精度に形成され得る。
【0056】特に、内部電極形成用の導電ペーストや段
差解消用セラミックペーストをグラビア印刷により印刷
した場合、転写後のレベリング性を高めるため、並びに
転写時の濡れ性を高めるために、これらのペーストとし
ては、比較的低粘度のものが用いられ易いが、低粘度の
ペーストは滲みが生じ易い。この滲みは、ペーストが付
与されるセラミックグリーンシートの表面粗さが大きい
ほど生じ易い。本発明では、上記のようにセラミックグ
リーンシートの表面平滑性が高められているので、低粘
度のペーストを用いた場合であっても、上記滲みが生じ
難い。従って、この点によっても、内部電極及び段差解
消用セラミックペーストの外形精度を高めることができ
る。
【0057】加えて、内部電極及び段差解消用セラミッ
クペーストをそれぞれグラビア印刷で順次印刷する場合
には、すなわち二色塗りを行う場合には、支持フィルム
のテンションのばらつきや蛇行の抑制が必要であり、か
つ厚みばらつきの小さいセラミックグリーンシートを用
意しなければならない。また、長尺状のセラミックグリ
ーンシートの長さ方向の厚みばらつきが生じると、第1
のグラビア印刷装置と、第2のグラビア印刷装置との間
のパスラインにおけるセラミックグリーンシートの長さ
が変動し、長さ方向の位置決めが悪化する。また、幅方
向にセラミックグリーンシートの厚みがばらついている
と、蛇行が生じ、幅方向のグラビア印刷に際しての位置
決め精度が悪化する。
【0058】従って、セラミックグリーンシートの成形
もグラビア印刷で行われる従来法では、長さ方向のセラ
ミックグリーンシートの厚みが例えば1μm変動する
と、パスライン長が約13μmも変動し、長さ方向の位
置決め精度が悪化し、かつ幅方向においては、例えば、
シートの厚みが片側が反対側に比べて厚い場合には、薄
い方向にシートが蛇行し、幅方向の位置決め精度が悪化
する。
【0059】これに対して、本発明では、上記のように
ダイコーターにより厚みばらつきの少ないセラミックグ
リーンシートが得られるため、2度のグラビア印刷によ
る内部電極及び段差解消用セラミックペーストの印刷に
際し、長さ方向及び幅方向のいずれにおいても、印刷精
度が効果的に高められる。
【0060】よって、本発明によれば、ダイコーターを
用いたセラミックグリーンシートの成形と、グラビア印
刷を用いた内部電極及び段差解消用セラミックペースト
の印刷とを組み合わせることにより、高い生産性でもっ
て、セラミックグリーンシート及び該セラミックグリー
ンシート上に形成された内部電極及び段差解消用セラミ
ックペーストの外形精度や位置決め精度を効果的に高め
ることができ、ひいては特性ばらつきが少ない積層セラ
ミック電子部品を安定に得ることが可能となる。
【0061】さらに、本発明の特筆すべき点は、内部電
極形成後に、連続的に内部電極を乾燥または半乾燥させ
る工程を備えている点である。これにより、内部電極を
形成するための導電ペースト中の溶剤によりセラミック
グリーンシートのシートアタックを防止して内部電極の
損傷を低減すると共に、段差解消用グラビアロールによ
る内部電極の平坦化も可能とするため、内部電極及び段
差解消用セラミックペーストを高精度に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は、本発明の一実施例で用いら
れる製造装置の概略を示し、(a)はダイコーター装置
によりセラミックグリーンシートを成形する装置を示
し、(b)は第1,第2のグラビア印刷装置により内部
電極及び段差解消用セラミックペーストを印刷する装置
を示す概略構成図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の一実施例の各工程
で得られる構造を示し、(a)は支持フィルム上にセラ
ミックグリーンシートが形成された状態を、(b)はセ
ラミックグリーンシート上に内部電極が印刷された状態
を、(c)は段差解消用セラミックペーストが印刷され
た状態を示す各断面図。
【図3】積層ステージ上で転写により積層されたマザー
の積層体を示す表面断面図。
【図4】支持フィルム上に複数枚の複合シートが積層・
形成された構造を示す断面図。
【図5】個々の積層コンデンサ単位のセラミック焼結体
を示す正面断面図。
【図6】本発明の一実施例で得られた積層セラミックコ
ンデンサを示す正面断面図。
【図7】従来の積層セラミック電子部品の製造方法にお
いてセラミックペーストをグラビア印刷する工程を示す
概略構成図。
【図8】(a)〜(c)は、従来法においてグラビアロ
ールから支持フィルム上にセラミックペーストが印刷さ
れる工程を示す各部分切欠拡大断面図。
【符号の説明】
2…支持フィルム 4…ダイコーター装置 4a…塗工ヘッド 4b,4c…ローラー 7…巻き取りリール 9…乾燥装置 10…セラミックグリーンシート 14…複合シート 21…第1のグラビア印刷装置 24…グラビアロール 25…圧接ロール 26…導電ペースト 28…内部電極 28A…内部電極 30…第1の乾燥装置 34…第2のグラビア印刷装置 35…グラビアロール 36…圧接ロール 37…セラミックペースト 40…第2の乾燥装置 43…積層ステージ 46…積層体 51…セラミック焼結体 52…積層セラミックコンデンサ 53,54…外部電極
フロントページの続き (72)発明者 橋本 憲 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 幸川 進一 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5E082 BC38 EE04 EE35 FG06 FG26 FG46 FG54 GG10 JJ03 LL01 LL02 MM24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持フィルム上にダイコーターを用いて
    セラミックスラリーを付与する工程により、セラミック
    グリーンシートを成形する工程と、 前記セラミックグリーンシートの上面にグラビア印刷に
    より導電ペーストを付与することにより内部電極を形成
    する工程と、 前記セラミックグリーンシートの上面において前記内部
    電極が形成される領域以外の領域に、グラビア印刷によ
    り段差解消用のセラミックペーストを印刷する工程と、 前記内部電極及び段差解消用セラミックペーストが付与
    された複数枚のセラミックグリーンシートと、前記内部
    電極及び段差解消用セラミックペーストが印刷されてい
    ない少なくとも1枚のセラミックグリーンシートとを積
    層して積層体を得る工程と、 前記積層体を焼成して焼結体を得る工程と、 前記焼結体の外表面にいずれかの内部電極に電気的に接
    続される複数の外部電極を形成する工程とを備える、積
    層セラミック電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記内部電極形成後に、連続的に前記内
    部電極を半乾燥または乾燥させる工程をさらに備える、
    請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記段差解消用セラミックペーストの印
    刷後に、直ちに前記段差解消用セラミックペーストを乾
    燥する工程をさらに備える、請求項1または2に記載の
    積層セラミック電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記支持フィルムとして長尺状の支持フ
    ィルムが用いられ、該支持フィルムが長さ方向に搬送さ
    れている間に、前記セラミックグリーンシートの成形が
    行われる、請求項1に記載の積層セラミック電子部品の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記長尺状支持フィルム上に成形された
    前記セラミックグリーンシートが長さ方向に搬送されて
    いる内に、前記内部電極の形成及び段差解消用セラミッ
    クペーストの付与が連続的に行われる、請求項4に記載
    の積層セラミック電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記内部電極形成後に前記段差解消用セ
    ラミックペースト付与工程が行われる、請求項1〜5の
    いずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記段差解消用セラミックペーストを付
    与する工程の後に、前記内部電極を形成する工程が行わ
    れる、請求項1〜5のいずれかに記載の積層セラミック
    電子部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記セラミックグリーンシート及びセラ
    ミックペーストが誘電体セラミックスを主体とし、前記
    積層セラミック電子部品として積層セラミックコンデン
    サが得られる請求項1〜7のいずれかに記載の積層セラ
    ミック電子部品の製造方法。
JP2002006113A 2001-12-14 2002-01-15 積層セラミック電子部品の製造方法 Pending JP2003209025A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002006113A JP2003209025A (ja) 2002-01-15 2002-01-15 積層セラミック電子部品の製造方法
US10/318,264 US20030111158A1 (en) 2001-12-14 2002-12-13 Method for manufacturing multilayer ceramic electronic element
US10/925,447 US7503993B2 (en) 2001-12-14 2004-08-25 Method for manufacturing multilayer ceramic electronic element
US11/611,552 US7547370B2 (en) 2001-12-14 2006-12-15 Method for manufacturing multilayer ceramic electronic element

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002006113A JP2003209025A (ja) 2002-01-15 2002-01-15 積層セラミック電子部品の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006287678A Division JP2007049193A (ja) 2006-10-23 2006-10-23 積層セラミック電子部品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003209025A true JP2003209025A (ja) 2003-07-25

Family

ID=27644973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002006113A Pending JP2003209025A (ja) 2001-12-14 2002-01-15 積層セラミック電子部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003209025A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150046727A (ko) * 2013-10-22 2015-04-30 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 그라비어 인쇄판 및 그 제조방법, 그라비어 인쇄기, 및 적층 세라믹 전자부품의 제조방법
KR20150046728A (ko) * 2013-10-22 2015-04-30 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 그라비어 인쇄판 및 그 제조방법, 그라비어 인쇄기, 및 적층 세라믹 전자부품의 제조방법
CN113053659A (zh) * 2019-12-27 2021-06-29 株式会社村田制作所 层叠陶瓷电容器
CN113053660A (zh) * 2019-12-27 2021-06-29 株式会社村田制作所 层叠陶瓷电容器
KR20210084285A (ko) 2019-12-27 2021-07-07 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
KR20210084296A (ko) 2019-12-27 2021-07-07 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
KR20210084284A (ko) 2019-12-27 2021-07-07 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
KR20210084299A (ko) 2019-12-27 2021-07-07 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
KR20220061842A (ko) 2020-11-06 2022-05-13 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서의 제조 방법
US11626250B2 (en) 2019-09-30 2023-04-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method for manufacturing multilayer ceramic electronic component, and multilayer ceramic electronic component

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150046727A (ko) * 2013-10-22 2015-04-30 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 그라비어 인쇄판 및 그 제조방법, 그라비어 인쇄기, 및 적층 세라믹 전자부품의 제조방법
KR20150046728A (ko) * 2013-10-22 2015-04-30 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 그라비어 인쇄판 및 그 제조방법, 그라비어 인쇄기, 및 적층 세라믹 전자부품의 제조방법
US9230743B2 (en) 2013-10-22 2016-01-05 Murata Manufacturing Co., Ltd. Gravure printing plate and manufacturing method thereof, gravure printing machine, and manufacturing method for laminated ceramic electronic component
US9340005B2 (en) 2013-10-22 2016-05-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. Gravure printing plate and manufacturing method thereof, gravure printing machine, and manufacturing method for laminated ceramic electronic component
KR101632588B1 (ko) * 2013-10-22 2016-06-22 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 그라비어 인쇄판 및 그 제조방법, 그라비어 인쇄기, 및 적층 세라믹 전자부품의 제조방법
KR101659824B1 (ko) * 2013-10-22 2016-09-26 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 그라비어 인쇄판 및 그 제조방법, 그라비어 인쇄기, 및 적층 세라믹 전자부품의 제조방법
US11626250B2 (en) 2019-09-30 2023-04-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method for manufacturing multilayer ceramic electronic component, and multilayer ceramic electronic component
KR20210084284A (ko) 2019-12-27 2021-07-07 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
US11367573B2 (en) 2019-12-27 2022-06-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor
KR20210084285A (ko) 2019-12-27 2021-07-07 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
KR20210084286A (ko) 2019-12-27 2021-07-07 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
KR20210084296A (ko) 2019-12-27 2021-07-07 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
CN113053660A (zh) * 2019-12-27 2021-06-29 株式会社村田制作所 层叠陶瓷电容器
KR20210084299A (ko) 2019-12-27 2021-07-07 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
US11322307B2 (en) 2019-12-27 2022-05-03 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor
CN113053659A (zh) * 2019-12-27 2021-06-29 株式会社村田制作所 层叠陶瓷电容器
KR20210084298A (ko) 2019-12-27 2021-07-07 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
US11373810B2 (en) 2019-12-27 2022-06-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor
CN113053660B (zh) * 2019-12-27 2022-07-12 株式会社村田制作所 层叠陶瓷电容器
CN113053659B (zh) * 2019-12-27 2022-07-12 株式会社村田制作所 层叠陶瓷电容器
US11450484B2 (en) 2019-12-27 2022-09-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor
US11508524B2 (en) 2019-12-27 2022-11-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor
US11600446B2 (en) 2019-12-27 2023-03-07 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor
KR20220061842A (ko) 2020-11-06 2022-05-13 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서의 제조 방법
US11721490B2 (en) 2020-11-06 2023-08-08 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of manufacturing multilayer ceramic capacitor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7547370B2 (en) Method for manufacturing multilayer ceramic electronic element
KR100500007B1 (ko) 적층 세라믹 전자부품의 제조방법
JP3082549B2 (ja) 支持フィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法
JP2003209025A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP2022181176A (ja) 積層型電子部品及びその製造方法
JP3757630B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
CA2639524A1 (en) Capacitor method of fabrication
JP2007049193A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP2002141245A (ja) セラミック電子部品の製造方法および装置
JP2001176751A (ja) 積層電子部品の製造方法
US7338854B2 (en) Method for manufacturing multilayer ceramic capacitor
JP2007258566A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JPH03108307A (ja) セラミック電子部品の製造方法
JP3166693B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP4055910B2 (ja) セラミック電子部品の製造方法
JP3902106B2 (ja) セラミック電子部品の製造方法
JP2003217968A (ja) 積層電子部品の製造方法
JP3827081B2 (ja) セラミック電子部品の製造方法
JP2002270459A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP3166694B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JPS6358363B2 (ja)
JP2004221100A (ja) 積層型セラミック電子部品の製造方法
JP3882607B2 (ja) 積層電子部品の製造方法
JP3885962B2 (ja) セラミック電子部品の製造方法
JP3988875B2 (ja) セラミック電子部品の製造方法、及び、セラミック電子部品の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060113

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060324

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060822

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Effective date: 20061023

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20061204

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070112